JP2014214500A - Reinforcing tool and building - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は補強具および建築物に関する。 The present invention relates to a reinforcing tool and a building.
構造及び取り付けが簡単であって、木造建築物やリフォーム工事にも容易に適応可能である建築物用補強金物、およびこの補強金物を用いた補強構造が知られている。この補強金物を用いた補強構造によれば、耐力壁に開口部を作成することができ、デザイン性にも優れる。 2. Description of the Related Art There is known a reinforcing metal for a building that is simple in structure and mounting and can be easily adapted to a wooden building or a renovation work, and a reinforcing structure using the reinforcing metal. According to the reinforcing structure using the reinforcing hardware, an opening can be created in the bearing wall, and the design is excellent.
補強金物を用いた壁に水平力が作用すると、補強金物には引張力や圧縮力が生じる。特に補強金物が引張すると、補強金具と柱との接合部に大きなモーメントが加わる。このため、柱が耐えきれなくなり破損する場合がある。柱が破損してしまうと、耐力が大きく落ちるという問題がある。
1つの側面では、本発明は、開口部を備える耐力壁の耐力を高めることを目的とする。
When a horizontal force acts on the wall using the reinforcement hardware, a tensile force or a compression force is generated in the reinforcement hardware. In particular, when the reinforcing hardware is pulled, a large moment is applied to the joint between the reinforcing metal fitting and the column. For this reason, the pillar may be unbearable and may be damaged. If the pillar is damaged, there is a problem that the yield strength is greatly reduced.
In one aspect, the present invention is directed to increasing the proof stress of a load bearing wall having an opening.
上記目的を達成するために、開示の補強具が提供される。この補強具は、矩形の開口部を形成する一対の柱の歪みに対する強度を補強する補強具であり、一対の柱の歪みを応力により支持する第1の形態と、応力が一定以上の場合に、当該補強具に接触する他部材に応力を逃がすことにより一対の柱を支持する第2の形態と、を有している。 In order to achieve the above object, a disclosed reinforcing tool is provided. This reinforcing tool is a reinforcing tool that reinforces the strength against the distortion of a pair of columns that form a rectangular opening. When the stress is a certain level or more, the first form that supports the distortion of the pair of columns with the stress. And a second form that supports the pair of pillars by releasing stress to the other member that contacts the reinforcing tool.
1態様では、開口部を備える耐力壁の耐力を高めることができる。 In one aspect, the proof stress of a load bearing wall provided with an opening can be increased.
以下、実施の形態の補強具および建築物を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施の形態の補強具の分解斜視図である。
Hereinafter, the reinforcing tool and building of an embodiment are explained in detail with reference to drawings.
FIG. 1 is an exploded perspective view of a reinforcing tool according to an embodiment.
図1に示すように、補強具1は、一対のブラケット2、2と、取付軸4と、棒状体5とを備えている。補強具1の構成材料は、例えばステンレス綱等の金属や、樹脂等が挙げられる。
ブラケット2は、略コ形をなしており、柱10などの取付面に取付具(他部材)Bを介して固定されている。取付具Bは例えばビスである。
取付軸4は、各ブラケット2に内歯式プッシュナット3を介して回動可能に固定されている。
As shown in FIG. 1, the
The
The
棒状体5は、取付軸4の軸方向に直交して貫通形成されたねじ孔4aに両端の逆ねじによる雄ねじ部5a,5aがねじ込まれて両ブラケット2間に張設されている。
The rod-
各ブラケット2は、所定の厚みの鋼板をプレス成形により略コ字形に形成したものである。各ブラケット2は、両側板2Aに意匠外観を施すために、その角部には大小のR面形状をなしている。また、各ブラケット2の背板2Bには、上記取付部Bを挿通するための複数の取付孔2aが形成されている。また、各ブラケット2の両側板2Aには、取付軸4を回転可能に挿通するための大径孔2bが形成されている。
Each
取付軸4が装着される軸心の最短位置から上下方向(または前後方向)に延長された背板2Bの延長部2B1には、取付具Bの取付孔2aが形成されている。延長部2B1は、背板2Bの取付軸4が装着された側板2A,2Aの位置から最短の位置の上下方向(または前後方向)の一方に延長した形状とされている。
延長部2B1は、取付軸4の装着部の上下(または前後)両方向に略同一長さに形成されていても良い。
A
The extension 2B1 may be formed to have substantially the same length in both the upper and lower (or front and rear) directions of the mounting portion of the
取付軸4は、取付孔2aの内径にほぼ等しい外径の大径丸鋼をブラケット2の幅よりやや大きめに切断加工したものである。取付軸4の両側端外周には、プッシュナット3の嵌め付け用の溝4bがネジ切られている。ブラケット2の側面突出端において、プッシュナット3を溝4bに圧ばめすることにより、取付軸4は、抜止めされつつブラケット2に回転可能に支持される。
The
棒状体5は快削性ステンレスなどの細径の丸鋼棒から構成されるものである。棒状体5の両側には逆ねじによる雄ねじ部5aが設けられている。雄ねじ部5a、5aはそれぞれ互いに逆ピッチとなっており、これら雄ねじ部5a、5aに応じて取付軸4のねじ孔4aも逆ピッチのねじ孔形状となっている。棒状体5と取付軸4とは、棒状体5の回転方向に応じて両取付軸4に対して締め緩め可能に螺合するようになっている。
棒状体5は、両端雄ねじ部5aを除き、角棒または平板状の板棒により形成されていても良い。
図2は、補強具を柱間に取付けた状態を示す正面図およびA−A線での断面図である。
図2(a)は、一対の補強具1の組を一対の躯体軸組における柱10の対向面上下に交叉して取付けた場合を示している。
The rod-
The rod-
FIG. 2: is the front view which shows the state which attached the reinforcement tool between pillars, and sectional drawing in the AA line.
FIG. 2A shows a case where a pair of a pair of reinforcing
下部横架材11は、柱10を立設するための土台を構成する。上部横架材12は、柱の上部に架設されるけた、または胴差しなどの横架材からなる軸組構造である。
The lower
上下のブラケット2を互いに相手側の柱10に位置すべく取付けることにより、各棒状体5は、柱10間の高さ方向のほぼ中心位置でX形に交叉して配置される。
なお、仕上げ材の上から補強具1を柱10に留付けるようにしてもよい。
By attaching the upper and
In addition, you may make it fix the
なお、特に図2(b)に示すように、左右一対の補強具1の各取付軸4のねじ孔4aは、取付軸4の軸方向中心より左右にずらして形成されている。これによって左右のブラケット2の取付位置が柱10の柱心など同一位置に取付けられていても、棒状体5の交叉位置が互いに干渉することなくX字形に交叉する。この状態で、各棒状体5の両端を取付軸4に螺合し、締付け方向に回転させることにより、各棒状体5は、所要のテンションが導入された状態で柱10間に張設され、柱10間に耐震補強構造となるX字形の筋交いが形成される。
In particular, as shown in FIG. 2 (b), the
補強具1を柱10に取り付けるときには、その一方のブラケット2の延長部2B1に形成された取付孔2aが、棒状体5によって覆われることのないように、棒状体5を傾斜方向に回動させた状態で、取付具Bを柱10にねじ込み固定させる。この状態で、他方のブラケット2を対向する柱10の方向に回動させて、柱10の取付面に沿わせるようにして接合させ、取付具Bによりブラケット2を取付固定させる。その後、棒状体5を正逆方向に回動させて、両ブラケット2、2が、柱10、10の対向面に圧接するようにして、棒状体5に緊張力を付与させるようにすれば良い。
When the reinforcing
両ブラケット2、2は、補強具1が柱10、10間に上下斜め方向に取り付けられるときには、取付具Bの挿入固定が容易となるように、ブラケット2の延長部2B1が、取付軸4、4の外側方向に向くようにして取り付けるようにしている。
次に、以上の補強具1を用いた各種構造例について説明する。
図3は、補強具を筋交いとして建築物に取り付けた状態の変形例を説明する正面図である。
Both
Next, various structural examples using the above-described reinforcing
FIG. 3 is a front view for explaining a modification in a state where the reinforcing tool is attached to the building as a brace.
まず、図3(a)は、各補強具1の柱10に対する取付範囲を示す図である。柱10の土台11から横架材12に至る全高をHとすると、上下のブラケット2の間隔は、例えば全高Hの70%の範囲として固定し、各棒状体5をX形に交叉した状態に各柱10間に張設する。これにより、X字形筋交いによる耐震補強構造が完成する。各補強具1の柱10に対する取付範囲は、上記全高Hの範囲と略等か、やや短い範囲としてもよい。
First, FIG. 3A is a diagram showing the attachment range of each reinforcing
なお図3(a)では、柱10間に間柱14が立設されているとともに、柱10間の下部位置および上部位置はそれぞれに横設された窓台15およびまぐさ16で仕切られた開口部17が形成されている。この開口部17には窓枠サッシ18などの建具が取付けられている。窓枠サッシ18は、図示のごとく柱10の間口寸法が小さい場合には、はめ殺し式か、回転外開き式、上げ下げ式、あるいはこれらの組合せたサッシを用いることが可能である。
In FIG. 3 (a), an
以上の構造において、軸組作業後は、窓枠サッシ18の部分を残して内外装壁部により覆われることになり、窓枠サッシ18により構成される窓面には棒状体5がX形に交叉した形で露出することになる。棒状体5は細径であるため、窓面を通じた見通しを十分確保でき、かつステンレスなどから構成されているため、従来にはない新奇な意匠的外観を創成することができる。
In the above structure, after the shaft assembly work, the
次に図3(b)は、例えば建築物の新築または改築工事などにおいて、日当りを確保するため、柱10間の大部分に開口部を形成するとともに、耐震補強も合わせて行った場合を示す図である。
Next, FIG. 3 (b) shows a case where, for example, in the new construction or renovation of a building, an opening is formed in a large portion between the
図3(b)に示すハッチング部分は内外装壁面で覆われた箇所を示す。図3(c)、図3(d)においても同様である。図3(b)において、柱10間の土台となる下部横架材11と、まぐさ16で仕切られた部分には開口部19が形成され、この間に一対の補強具1を配置し、開口部19の内側で棒状体5をX字形に交叉させている。
The hatched portion shown in FIG. 3B shows a portion covered with the inner and outer wall surfaces. The same applies to FIGS. 3C and 3D. In FIG. 3 (b), an
ここで、ブラケット2の幅は、柱10の側面の幅より狭い。従って、例えば柱10における建築物の内側に補強具1を配置した場合でも、柱10の側面の補強具1が設定されていない箇所(柱10の外側)に窓枠サッシを配置することができる。前述したように柱10間の間口幅が狭い場合には、はめ殺し式か、回転外開き式、上げ下げ式、あるいはこれらの組合せたサッシを用いることが可能である。
Here, the width of the
次に、図3(c)は、建築物の新築または改築工事などにおいて、日当りを確保するため、柱10間の上部に横架されたまぐさ16上に天窓部となる開口部20を形成するとともに、耐震補強も合わせて行った場合を示す図である。柱10間のまぐさ16の下部には間柱14が立設されているとともに、各柱10には、一対の補強具1が配置されている。図3(c)は、補強具1が備える棒状体5をX字形に交叉させた状態で両柱10間に張設し、この部分を内外装壁面で覆っている場合を示している。
Next, FIG. 3 (c) shows that an
さらに、図3(d)は、前記図3(c)とは逆に、柱10間の下部に横架された窓台15の下部と土台11の間に、地窓部となる開口部21を形成するとともに、耐震補強も合わせて行った場合を示す図である。図3(d)は、柱10間の窓台15の上部には間柱14が立設されている。また、窓台15の上部において各柱10には、一対の補強具1が配置されている。図3(d)は、補強具1が備える棒状体5をX字形に交叉させた状態で両柱10間に張設し、この部分を内外装壁面で覆っている場合を示している。
Further, in FIG. 3 (d), contrary to FIG. 3 (c), an opening
なお、開口部を形成するパターンは、図3(a)〜図3(d)のものに限定されない。例えば、柱10と下部横架材11と上部横架材12とにより囲まれた領域の全面に開口部を設けることもできる。
また、図3(b)に示す開口部19を、上部横架材12と、まぐさ16で仕切られた部分に設けることもできる。
また、耐力壁の強度を増す点においては、間柱14を設けるのが好ましいが、間柱14を省略することもできる。
In addition, the pattern which forms an opening part is not limited to the thing of Fig.3 (a)-FIG.3 (d). For example, it is possible to provide an opening on the entire surface surrounded by the
Moreover, the opening
Further, in order to increase the strength of the bearing wall, it is preferable to provide the
また、開口部の数を2つ以上とすることもできる。例えば、図3(c)と図3(d)に示す開口部の位置を組み合わせ、上部および下部に2つの開口部を形成することもできる。
図4は、補強具の各種用途を説明する正面図である。
Also, the number of openings can be two or more. For example, the positions of the openings shown in FIGS. 3C and 3D can be combined to form two openings at the top and bottom.
FIG. 4 is a front view for explaining various uses of the reinforcing tool.
図4(a)は、補強具1を、縦方向又は横方向に設けて、突っ張り棒とした例を示す。補強具1は、リフォームなどの目的に応じて、縦方向に1本又は複数本、横方向に1本又は複数本、或いは、縦横方向に設けるようにしても良い。
Fig.4 (a) shows the example which provided the
補強具1を、縦方向又は横方向に設ける場合には、棒状体5の端部とブラケット2の内壁面との間の間隔が長くなるように、ブラケット2の高さを高く形成すれば良い。
When the reinforcing
図4(b)は、本発明の建築物の補強構造を、梁−梁間、或いは、土台−土台間の直角交叉部に適応させて、上記補強具1を火打ち材として機能させるようにした例を示す。
さらに、図4(c)に示すように、補強具1を、庇40(又は棚)の吊り材として用いることもできる。
図5は、引戸サッシュ近傍における窓枠の縦框に補強具を固定した状態を示す部分斜視図である。
FIG. 4B shows an example in which the reinforcing
Furthermore, as shown in FIG.4 (c), the
FIG. 5 is a partial perspective view showing a state in which the reinforcing tool is fixed to the vertical frame of the window frame in the vicinity of the sliding door sash.
図5において、軸組構造に取付けられる横框30aおよび縦框30bによって構成される窓枠30の外側部には、窓枠サッシ31が組付けられている。この窓枠サッシ31には、内側に窓ガラス32を固定した引戸サッシュ33が横移動可能に取付けられている。
In FIG. 5, the
窓枠30の内側部には十分な幅がある。これに対して、補強具1のブラケット2の幅Wは小さいため、窓枠30の縦框30bに補強具1を取付可能である。具体的には、一対の補強具1を縦框の両側に固定し、棒状体5をその中央でX字形に交叉した状態で張設することができる。本実施の形態では建築物の軸組などの躯体や、躯体に対する内外装を変更することなく、耐震補強を施すことができるので、既存建築物の耐震施工を簡易にできる。
There is a sufficient width on the inner side of the
また、縦框30b内でのブラケット2の取付位置は、図示のものに限定されず、例えば、ブラケット2の端部が窓枠サッシ31に接するように取り付けてもよい。また、ブラケット2の端部が縦框30bの手前側の端部に一致するように取り付けてもよい。
図6は、補強具を柱に取り付けた状態を示す断面図である。
Further, the mounting position of the
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a state in which the reinforcing tool is attached to the column.
柱10には、柱10間の内側に石膏ボードや化粧シートを貼着したものもある。例えば図6(b)に示すように、柱10間の内側に石膏ボード22を設けたものにブラケット2を取り付ける場合、石膏ボード22の厚み分だけ取付具Bの長さを長く設定しておく。これにより、ブラケット2を安全に取り付けることができる。図6(a)に示すように、柱10の外面に直接ブラケット2を取り付けることができることは勿論である。
図7は、棒状体の他の実施形態を示す部分斜視図である。
図7は、棒状体5に張力をあたえるための工夫例を示している。
Some
FIG. 7 is a partial perspective view showing another embodiment of the rod-shaped body.
FIG. 7 shows an example of a device for giving tension to the rod-
まず、図7(a)は、円筒状の棒状体5の任意の外周部両側に、角形若しくは平坦な係合部5bを形成した例を示している。この係合部5bにレンチなどの締付け工具Lのを挟み込んで廻すことにより、強い力で締め緩めすることができる。なお、棒状体5の雄ねじ部5aを除く一部または全体を四角形または六角形などの角形にすることもできることは勿論である。
First, FIG. 7A shows an example in which square or flat engaging portions 5b are formed on both sides of an arbitrary outer peripheral portion of the cylindrical rod-
また図7(b)では、棒状体5を2分割して、その分割された端部にそれぞれ逆ねじからなる雄ねじ部5cが形成されている。それぞれの雄ねじ部5cに適合したピッチの雌ねじ部を両側に形成した筒型のターンバックル具TBにより棒状体5同士を締め緩め可能に連結することにより、締め緩め時における調整量の増加を行っている。
Moreover, in FIG.7 (b), the rod-shaped
図7(b)ではターンバックル具TBの外周を円筒形としているが、一部平坦化しておくことにより締め付け工具Lによる強い締め緩めによって張設することが可能である。
いずれにおいてもこれら工夫箇所は、操作箇所が棒状体5同士のX字形に交叉する位置を避けて設けることにより、締め緩め操作性に与える影響を防止できる。
In FIG. 7B, the outer periphery of the turnbuckle tool TB is cylindrical, but it can be tensioned by strong tightening and loosening with the tightening tool L by partially flattening.
In any case, these devised portions can be prevented from affecting the tightening / loosening operability by avoiding the position where the operation portion crosses the X-shape of the rod-
なお、本実施の形態では、補強具1の棒状体5をX字形に掛渡すことによって柱など縦設材間相互の引張り強度材としての筋交いを形成したが、斜めに一本だけ掛渡すだけでも、筋交いとして機能する。また、上述したように、縦設材間に平行に掛渡したり、横架材間に平行に掛渡すこともでき、横または縦の突っ張棒として機能させることもできる。また、上述したように、火打ち材として、或いは、吊り材として用いることもできる。
次に、補強具1を取り付けた建築物に水平力が加わるときの補強具1の作用を説明する。
図8〜図10は、補強具を取り付けた建築物に水平力が加わるときの補強具の作用を説明する図である。
In addition, in this Embodiment, the bracing as a tensile strength material between vertical members, such as a column, was formed by hanging the rod-shaped
Next, the effect | action of the
FIGS. 8-10 is a figure explaining the effect | action of a reinforcement tool when a horizontal force is added to the building which attached the reinforcement tool.
耐力壁50は、柱10、10と下部横架材11と上部横架材12と補強具1とを備える。この耐力壁50に左右からの水平力(加力)が加わった場合、補強具1ではブラケット2がモーメント(回転力)を負担する構造をなす。このため、柱10にかかるモーメントを軽減させることができる。この結果、開口部17、19、20、21と併用しても柱10の損傷を軽減させることができる。以下、具体的に説明する。
The bearing
図8に示すように、耐力壁50に左側からの水平力が加わった場合、耐力壁50は反力により、柱10と補強具1との接合部付近にモーメントP1が生じる。少しの加力が耐力壁50に加わった場合には、補強具1の棒状体5がある程度伸張する。それ以上の加力がかからない場合、棒状体5が伸縮し、元に戻る。このように、耐力壁50によれば、柱10、10の歪みを応力により支持することで耐力壁50の変形を抑制する。
As shown in FIG. 8, when a horizontal force from the left side is applied to the bearing
図9は、小変形時の耐力壁50を示している。
モーメントP1が増大してモーメントP2(モーメントが所定量以上)になった場合、取付具Bが変形する(曲がる)ことでブラケット2が柱10との接合部から下方にスリップする。これにより、取付具Bに応力を逃がし、柱10にかかるモーメントが増大することを抑制する。図8〜図10では取付具Bとして釘を例示している。この釘は、焼き入れをしないのが好ましい。これにより、焼き入れをした場合に比べ変形しやすくなるため、他の箇所に応力がかかることを抑制し、柱10や他の箇所が折れてしまうことを抑制することができる。
FIG. 9 shows the bearing
When the moment P1 increases and becomes the moment P2 (the moment is equal to or greater than a predetermined amount), the
図10は、大変形時の耐力壁50を示している。
モーメントP2が増大してモーメントP3(モーメントが所定量以上)になった場合、取付具Bがさらに変形することでブラケット2が柱10との接合部からさらに下方にスリップする。また、棒状体5も水平力に伴い変形する。また、図10中点線で囲ったブラケット2に対向するブラケット2と柱10との接合部Qにおいても、取付具Bが変形し、ブラケット2が柱10との接合部Qから上方にスリップする。これにより、柱10や他の箇所が折れてしまうことを抑制することができる。
FIG. 10 shows the load-
When the moment P2 increases and becomes the moment P3 (the moment is equal to or greater than a predetermined amount), the bracket B further slips from the joint portion with the
このように、少しの加力が耐力壁50に加わった場合には、棒状体5がある程度伸張することで、耐力壁50の変形を止める。しかし、加力がある程度以上になると、取付具Bを変形させることでブラケット2をスリップさせて柱10にかかるモーメントが増大することを抑制する。さらに加力が大きくなると、取付具Bの変形に加え、さらに棒状体5が変形することで、ブラケット2を大きくスリップさせて柱10にかかるモーメントが増大することを抑制し、柱10等の損傷を抑制する。
In this way, when a small amount of applied force is applied to the
図11は、比較例を示す図である。
図11(a)は、補強具の代わりに筋交い60を用いた耐力壁70の変形時の様子を示している。
筋交い60を用いた耐力壁70に左側からの水平力が加わった場合、耐力壁70は反力により、柱10と筋交い60との接合部付近に回転力Aが生じるため、柱10に大きなモーメントが発生する。水平力が大きくなるとモーメントは増大するが、このモーメントのほぼ全てが柱10にかかることになる。この結果、柱10が損傷する可能性が増大する。また、左加力時は、引張筋交いとなるので、対角線が伸びる方向にある。このため、接合部が抜けないように専用の金物等を用いた場合、さらに柱10が損傷する可能性が増大する。
FIG. 11 is a diagram illustrating a comparative example.
FIG. 11A shows a state when the bearing wall 70 is deformed using the brace 60 instead of the reinforcing tool.
When a horizontal force from the left side is applied to the load bearing wall 70 using the brace 60, a rotational force A is generated in the vicinity of the joint between the
図11(b)は、補強具の代わりに面材80を用いた耐力壁90の変形時の様子を示している。面材80を用いた耐力壁90に左側からの水平力が加わった場合、耐力壁90は反力により、柱10と面材80との接合部付近に回転力Aが生じるため、柱10に大きなモーメントが発生する。水平力が大きくなるとモーメントは増大するが、このモーメントのほぼ全てが柱10にかかることになる。この結果、柱10が損傷する可能性が増大する。
FIG. 11B shows a state when the
これに対し、前述したように、補強具1を用いた耐力壁50によれば、取付具Bおよび棒状体5が変形することで、柱10に大きなモーメントが発生することを抑制し、柱10等の損傷を抑制する。
On the other hand, as described above, according to the bearing
ところで、柱10の歪みを応力により支持する時期(モーメントがモーメントP2より小さいとき)と、取付具Bの変形により柱10の歪みを支持する時期(モーメントがモーメントP2以上のとき)は、ブラケット2を柱10に取り付ける際の取付具Bの数や配置パターンを変えることにより設計者が任意に決定することができる。
また、取付具Bとしては、図1に示す取付ねじの他にも、ボルト、N釘、CN釘、ラグスクリューボルト、コーチスクリューボルト等が挙げられる。
By the way, when the strain of the
In addition to the mounting screws shown in FIG. 1, examples of the mounting tool B include bolts, N nails, CN nails, lag screw bolts, and coach screw bolts.
取付ねじの径の大きさは、一例として4.5mm〜6.3mmである。ボルトの径の大きさは、一例として10mm〜22mmである。N釘、CN釘の径の大きさは、一例として1.5mm〜6.65mmである。ラグスクリューボルトの径の大きさは、一例として18mm〜25mmである。コーチスクリューボルトの径の大きさは、一例として6mm、9mm、12mmである。 An example of the diameter of the mounting screw is 4.5 mm to 6.3 mm. The magnitude | size of the diameter of a volt | bolt is 10-22 mm as an example. As an example, the diameters of the N nails and CN nails are 1.5 mm to 6.65 mm. As an example, the diameter of the lag screw bolt is 18 mm to 25 mm. As an example, the diameter of the coach screw bolt is 6 mm, 9 mm, or 12 mm.
取付ねじの長さは、一例として30mm〜100mmである。ボルトの長さ、一例として120mm〜210mmである。N釘、CN釘の径の大きさは、一例として40mm〜100mmである。ラグスクリューボルトの径の大きさは、一例として50mm〜100mmである。コーチスクリューボルトの径の大きさは、一例として30m〜100mmmである。 The length of the mounting screw is 30 mm to 100 mm as an example. The length of the bolt, for example, 120 mm to 210 mm. As an example, the diameter of the N nail and the CN nail is 40 mm to 100 mm. The diameter of the lag screw bolt is 50 mm to 100 mm as an example. As an example, the diameter of the coach screw bolt is 30 to 100 mm.
図12は、取付具の配置パターンを説明する図である。
図12(a)は、取付具がビス、釘またはコーチスクリューボルトのいずれかである場合の取付具の配置パターンを説明する図である。ビス、釘またはコーチスクリューボルトを用いてブラケット2を柱10に取り付ける場合は、図12(a)に示すように、ブラケット2の中心部付近に、一方が他方に対してやや斜めになるように4つの取付孔2aを空ける。また、ブラケット2の下部に一方が他方に対してやや斜めになるように2つの取付孔2aを空ける。そして、ボルトまたはラグスクリューボルトのいずれかを空けた取付孔2aに挿通することでブラケット2を柱10に取り付ける。
FIG. 12 is a diagram for explaining an arrangement pattern of fixtures.
FIG. 12A is a diagram for explaining an arrangement pattern of fixtures when the fixture is any one of a screw, a nail, and a coach screw bolt. When the
図12(b)は、取付具がビス、釘またはコーチスクリューボルトのいずれかとボルトまたはラグスクリューボルトのいずれかの組み合わせである場合の取付具の配置パターンを説明する図である。 FIG. 12B is a diagram for explaining an arrangement pattern of fixtures when the fixture is a combination of any of a screw, a nail or a coach screw bolt and any of a bolt or a lag screw bolt.
取付具がビス、釘またはコーチスクリューボルトのいずれかとボルトまたはラグスクリューボルトのいずれかの組み合わせである場合は、図12(b)に示すようにブラケット2の中央部に取付孔2cを空ける。そして、ボルトまたはラグスクリューボルトのいずれかを空けた取付孔2cに挿通することでブラケット2を柱10に取り付ける。また、ブラケット2の下部に一方が他方に対してやや斜めになるように2つの取付孔2aを空け、ビス、釘またはコーチスクリューボルトのいずれかを空けた取付孔2aに挿通することでブラケット2を柱10に取り付ける。
ところで、取付具の配置パターンは、図12に示すパターンに限定されない。
When the mounting tool is a combination of any one of a screw, a nail or a coach screw bolt and either a bolt or a lag screw bolt, a mounting hole 2c is opened at the center of the
By the way, the arrangement pattern of the fixture is not limited to the pattern shown in FIG.
図13、図14および図15は、取付具の配置パターンを説明する図である。
図13(a)〜図13(i)に示す背板2Bは、それぞれ取付具がビス、釘またはコーチスクリューボルトのいずれかである場合の取付具の配置パターンを示している。
図13(a)に示す背板2Bは、図12(a)に示す背板2Bと同じ配置パターンが設けられたものである。
図13(b)に示す背板2Bは、背板2Bの中央に長手方向に沿って一定間隔に4つの取付孔2aが設けられている。
図13(c)に示す背板2Bは、背板2Bの長手方向に沿ってジグザグに取付孔2aが設けられている。
13, FIG. 14 and FIG. 15 are diagrams for explaining the arrangement pattern of the fixtures.
The back plate 2B shown in FIGS. 13 (a) to 13 (i) shows the arrangement pattern of the fixtures when the fixtures are either screws, nails or coach screw bolts.
The back plate 2B shown in FIG. 13 (a) is provided with the same arrangement pattern as the back plate 2B shown in FIG. 12 (a).
A back plate 2B shown in FIG. 13B is provided with four mounting
The back plate 2B shown in FIG. 13C is provided with
図13(d)に示す背板2Bは、背板2Bの上部に一方が他方に対してやや斜めになるように2つの取付孔2aが設けられている。そして、中央部やや下に1つの取付孔2aが設けられ、下部に1つの取付孔2aが設けられている。
図13(e)に示す背板2Bは、背板2Bの長手方向に沿って弧を描くように取付孔2aが設けられている。
The back plate 2B shown in FIG. 13D is provided with two mounting
The back plate 2B shown in FIG. 13 (e) is provided with a mounting
図13(f)に示す背板2Bは、背板2Bの中央部に平行に2つの取付孔2aが設けられている。そして、上部の右よりに1つの取付孔2aが設けられ、下部の中央に1つの取付孔2aが設けられている。
The back plate 2B shown in FIG. 13 (f) is provided with two mounting
図13(g)に示す背板2Bは、背板2Bの中央部に平行に2つの取付孔2aが設けられている。そして、上部および下部の中央にそれぞれ1つの取付孔2aが設けられている。
A back plate 2B shown in FIG. 13 (g) is provided with two mounting
図13(h)に示す背板2Bは、背板2Bの上部に平行に2つの取付孔2aが設けられている。そして、中央部やや下に1つの取付孔2aが設けられ、下部に1つの取付孔2aが設けられている。
図13(i)に示す背板2Bは、背板2Bの長手方向に沿って弧を描くように取付孔2aが設けられている。
A back plate 2B shown in FIG. 13 (h) is provided with two mounting
The back plate 2B shown in FIG. 13 (i) is provided with a mounting
図14(a)〜図14(g)に示す背板2Bは、それぞれ取付具がボルトまたはラグスクリューボルトのいずれかである場合の取付具の配置パターンを示している。
図14(a)に示す背板2Bは、背板2Bの中央部と下部に1つずつ取付孔2cが設けられている。
図14(b)に示す背板2Bは、背板2Bの上部と下部に1つずつ取付孔2cが設けられている。
図14(c)に示す背板2Bは、背板2Bの上部の左よりに1つの取付孔2cが設けられ、下部の右よりに1つの取付孔2cが設けられている。
The back plate 2B shown in FIGS. 14 (a) to 14 (g) shows the arrangement pattern of the fixtures when the fixtures are either bolts or lag screw bolts.
The back plate 2B shown in FIG. 14 (a) is provided with one mounting hole 2c at the center and the bottom of the back plate 2B.
The back plate 2B shown in FIG. 14 (b) is provided with one mounting hole 2c at the top and bottom of the back plate 2B.
In the back plate 2B shown in FIG. 14C, one attachment hole 2c is provided from the upper left of the back plate 2B, and one attachment hole 2c is provided from the lower right.
図14(d)に示す背板2Bは、背板2Bの上部に一方が他方に対してやや斜めになるように2つの取付孔2cが設けられている。そして、下部に1つの取付孔2cが設けられている。
図14(e)に示す背板2Bは、背板2Bの上部および中央部の右よりに1つずつ取付孔2cが設けられ、下部の中央に1つの取付孔2cが設けられている。
The back plate 2B shown in FIG. 14D is provided with two mounting holes 2c in the upper part of the back plate 2B so that one is slightly inclined with respect to the other. One mounting hole 2c is provided in the lower part.
In the back plate 2B shown in FIG. 14 (e), one mounting hole 2c is provided from the upper part of the back plate 2B and the right of the center part, and one mounting hole 2c is provided at the center of the lower part.
図14(f)に示す背板2Bは、背板2Bの上部の左よりに1つの取付孔2cが設けられ、中央部の右よりに1つの取付孔2cが設けられ、下部の中央に1つの取付孔2cが設けられている。
図14(g)に示す背板2Bは、背板2Bの中央に長手方向に沿って一定間隔に3つの取付孔2cが設けられている。
The back plate 2B shown in FIG. 14 (f) is provided with one attachment hole 2c from the left of the upper part of the back plate 2B, one attachment hole 2c from the right of the central part, and 1 at the center of the lower part. Two mounting holes 2c are provided.
A back plate 2B shown in FIG. 14G is provided with three mounting holes 2c at regular intervals along the longitudinal direction in the center of the back plate 2B.
図15(a)〜図15(i)に示す背板2Bは、それぞれ取付具がビス、釘またはコーチスクリューボルトのいずれかとボルトまたはラグスクリューボルトのいずれかの組み合わせである場合の取付具の配置パターンを示している。 The back plate 2B shown in FIG. 15 (a) to FIG. 15 (i) is an arrangement of fixtures when the fixture is a combination of either a screw, a nail or a coach screw bolt and a bolt or a lag screw bolt. The pattern is shown.
図15(a)に示す背板2Bは、背板2Bの中央部に1つの取付孔2cが設けられている。そして、下部に一方が他方に対してやや斜めになるように2つの取付孔2aが設けられている。
図15(b)に示す背板2Bは、背板2Bの上部に取付孔2aが設けられている。そして、下部に取付孔2aが設けられている。
A back plate 2B shown in FIG. 15A is provided with one mounting hole 2c at the center of the back plate 2B. And two
A back plate 2B shown in FIG. 15B is provided with a mounting
図15(c)に示す背板2Bは、背板2Bの中央部よりやや上部に1つの取付孔2cが設けられている。また、下部にはやや間隔を空けて斜めに2つの取付孔2aが設けられている。
図15(d)に示す背板2Bは、上部に斜めに2つの取付孔2aが設けられている。また、下部の中央には1つの取付孔2cが設けられている。
図15(e)に示す背板2Bは、背板2Bの右側に沿って2つの取付孔2aが設けられている。また、下部の中央には1つの取付孔2cが設けられている。
図15(f)に示す背板2Bは、背板2Bの中央部に平行に2つの取付孔2aが設けられている。また、下部の中央には1つの取付孔2cが設けられている。
A back plate 2B shown in FIG. 15C is provided with one attachment hole 2c slightly above the center of the back plate 2B. In addition, two
The back plate 2B shown in FIG. 15D is provided with two mounting
The back plate 2B shown in FIG. 15 (e) is provided with two mounting
The back plate 2B shown in FIG. 15 (f) is provided with two mounting
図15(g)に示す背板2Bは、背板2Bの上部および下部の中央にそれぞれ取付孔2aが設けられている。また、中央部の中央には1つの取付孔2cが設けられている。
図15(h)に示す背板2Bは、背板2Bの上部の中央に1つの取付孔2cが設けられている。また、下部に平行に2つの取付孔2aが設けられている。
A back plate 2B shown in FIG. 15 (g) is provided with
A back plate 2B shown in FIG. 15 (h) is provided with one mounting hole 2c in the center of the upper portion of the back plate 2B. In addition, two
図15(i)に示す背板2Bは、背板2Bの中央部やや左寄りに1つの取付孔2cが設けられている。また、下部には斜めに2つの取付孔2aが設けられている。
ところで、補強具1と面材を併用することもできる。
図16は、補強具と面材との組み合わせを示す図である。
The back plate 2B shown in FIG. 15 (i) is provided with one mounting hole 2c slightly to the left of the center of the back plate 2B. Further, two
By the way, the reinforcing
FIG. 16 is a diagram illustrating a combination of a reinforcing tool and a face material.
図16(a)は、外壁側から見た面材耐力壁110を示す図であり、図16(b)は、図16(a)のB−B線での断面図である。面材耐力壁110には補強具1を覆うように面材100が設けられている。このように補強具1を面材100と組み合わせることにより、面材のみを利用した耐力壁に比べ、耐力壁の耐力を容易に増加させることができる。
ところで、図8〜図10では取付具Bとして釘を例示したが以下、取付具Bとしてボルトを用いた場合の補強具1の作用を説明する。
図17〜図19は、補強具を取り付けた建築物に水平力が加わるときの補強具の作用を説明する図である。図8〜図10と同様の箇所には同じ符号を付す。
図17に示す耐力壁120は、座金CおよびナットDを用いてブラケット2に挿通した取付具Bを柱10に固定させている。
図18は、小変形時の耐力壁120を示している。
図8〜図10に示すように、取付具Bとして釘等の径が細いものを用いた耐力壁50は、釘を変形させることによって、靱性をかせぎ耐力を保つ。
FIG. 16A is a view showing the face material bearing wall 110 viewed from the outer wall side, and FIG. 16B is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. A
By the way, although the nail was illustrated as the fixture B in FIGS. 8-10, the effect | action of the
FIGS. 17-19 is a figure explaining the effect | action of a reinforcement tool when a horizontal force is added to the building which attached the reinforcement tool. Parts similar to those in FIGS. 8 to 10 are denoted by the same reference numerals.
The bearing wall 120 shown in FIG. 17 fixes the fixture B inserted through the
FIG. 18 shows the load-bearing wall 120 during small deformation.
As shown in FIGS. 8 to 10, the
これに対し、図18に示す耐力壁120のように、ボルト等の径が太い取付具Bを用いた場合は、接合する部材そのものの靱性で耐力を保つことができる。すなわち、図18に示すように、モーメントP1が増大してモーメントP2になった場合、取付具Bが柱10にめり込み始める。これにより、ブラケット2が柱10との接合部から下方にスリップする。これにより、取付具Bに応力を逃がし、柱10にかかるモーメントが増大することを抑制する。
On the other hand, when a fixture B having a large diameter such as a bolt is used as in the load bearing wall 120 shown in FIG. 18, the strength can be maintained by the toughness of the member itself to be joined. That is, as shown in FIG. 18, when the moment P <b> 1 increases to become the moment P <b> 2, the fixture B starts to sink into the
図19は、大変形時の耐力壁120を示している。
モーメントP2が増大してモーメントP3になった場合、取付具Bが柱10にさらにめり込むのに加え、座金Cが柱10にめり込み始める。これにより、ブラケット2が柱10との接合部からさらに下方にスリップする。また、棒状体5も水平力に伴い変形する。
FIG. 19 shows the load-bearing wall 120 during large deformation.
When the moment P2 increases to become the moment P3, in addition to the fitting B further sinking into the
以上説明したように、図17〜図19に示す耐力壁120の場合のように、ボルト等の径が太い取付具Bを用いた場合は、接合する部材そのものの靱性で耐力を保つことができる。また座金が木材にめり込むことによっても耐力を保つことができる。 As described above, when the fitting B having a large diameter such as a bolt is used as in the case of the load bearing wall 120 shown in FIGS. 17 to 19, the strength can be maintained by the toughness of the member itself to be joined. . The strength can also be maintained by the washer sinking into the wood.
以上、本発明の補強具および建築物を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。 As mentioned above, although the reinforcement tool and building of this invention were demonstrated based on embodiment of illustration, this invention is not limited to this, The structure of each part is arbitrary structures which have the same function. Can be substituted. Moreover, other arbitrary structures and processes may be added to the present invention.
1 補強具
2 ブラケット
2A 側板
2B 背板
2B1 延長部
2a 取付孔
2b 大径孔
3 プッシュナット
4 取付軸
4a ねじ孔
5 棒状体
5a(5c)雄ねじ部、
5b 切欠き部
10 柱
11 下部横架材(土台)
12 上部横架材
14 間柱
15 窓台
16 まぐさ
17,19,20,21 開口部
18,31 窓枠サッシ
30 窓枠
30a 横框
30b 縦框
32 窓ガラス
33 引戸サッシ
60 筋交い
50,70,90、120 耐力壁
80,100 面材
110 面材耐力壁
B 取付具
L 工具
P1,P2,P3 モーメント
Q 接合部
TB ターンバックル具
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF
Claims (10)
前記一対の柱の歪みを応力により支持する第1の形態と、
応力が一定以上の場合に、当該補強具に接触する他部材に応力を逃がすことにより前記一対の柱を支持する第2の形態と、
を有することを特徴とする補強具。 In a reinforcing tool that reinforces the strength against distortion of a pair of columns forming a rectangular opening,
A first form for supporting strain of the pair of columns by stress;
A second form for supporting the pair of pillars by releasing stress to another member that contacts the reinforcing tool when the stress is equal to or greater than a certain value;
Reinforcing tool characterized by having.
前記補強具は、
開口部を形成する一対の柱の歪みを応力により支持する第1の形態と、
前記応力が一定以上の場合に、当該補強具に接触する他部材に応力を逃がすことにより前記柱を支持する第2の形態と、
を有することを特徴とする建築物。 In a building with a reinforcing tool that reinforces a rectangular opening,
The reinforcing tool is
A first form for supporting the strain of a pair of columns forming the opening by stress;
When the stress is equal to or greater than a certain value, a second form for supporting the column by releasing the stress to another member that contacts the reinforcing tool;
Building characterized by having.
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