JP2014213704A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転変動分のトルクを除きつつ、精度良くクラッチトルク容量特性を推定することで、エンジン始動時間の短縮化を図ること。
【解決手段】駆動系に、エンジン1とモータジェネレータ2の間に介装される第1クラッチ4を有し、エンジン1を始動するとき、モータジェネレータ2をスターターモータとし、クラッチ締結制御によりエンジン1をクランキングする。このハイブリッド車両の制御装置において、CL1ストローク量に対する伝達トルクの関係をあらわすCL1トルク−ストローク特性を推定するCL1トルク容量特性推定制御系30を設ける。CL1トルク容量特性推定制御系30は、モータジェネレータ2のモータ上限トルクをエンジン1が回らない範囲に制限しながら、モータ回転数制御を行い、第1クラッチCL1を動作させた時のCL1ストローク信号と、モータトルク及びモータ角加速度と、に基づき、CL1トルク−ストローク特性を推定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、駆動系にエンジンとクラッチとモータをシリーズで有するハイブリッド車両の制御装置に関する。
従来、エンジンとモータの間に第1クラッチを介装し、モータと駆動輪の間に第2クラッチを介装した駆動系を備える。このハイブリッド車において、第2クラッチを開放したアイドルストップ状態で、一定のトルクによりモータを回転させ、第1クラッチを開放から締結へ操作し、このときのモータ回転変動を見て、クラッチ油圧指令を学習するクラッチ制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−113971号公報
しかしながら、従来のハイブリッド車のクラッチ制御装置にあっては、クラッチ油圧指令を学習する際、モータトルクを一定にするため、駆動系のフリクショントルクによっては、モータ回転数が上昇し過ぎたり、モータ回転数が上昇しなかったり、モータ回転数が安定しなかったりする。この結果、第1クラッチトルク容量特性の推定精度が低くなってしまい、エンジンを始動するとき、推定バラツキを吸収する十分な余裕代を持たせたクラッチ締結制御となり、始動開始から始動終了までに要するエンジン始動時間が長くなってしまう、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、回転変動分のトルクを除きつつ、精度良くクラッチトルク容量特性を推定することで、エンジン始動時間の短縮化を図ることができるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のハイブリッド車両の制御装置は、駆動系に、エンジンと、モータと、前記エンジンと前記モータの間に介装されるクラッチと、を有する。前記エンジンを始動するとき、前記モータをスターターモータとし、クラッチ締結制御により前記エンジンをクランキングする。
このハイブリッド車両の制御装置において、前記クラッチ締結制御を行う際に用い、クラッチ動作相当量に対する伝達トルクの関係をあらわすクラッチトルク容量特性を推定するクラッチトルク容量特性推定手段を設ける。
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、前記モータのモータ上限トルクを前記エンジンが回らない範囲に制限しながら、前記モータの回転数制御を行い、前記クラッチを動作させた時のクラッチ動作状態信号と、前記モータのモータトルク及びモータ角加速度と、に基づき、クラッチトルク容量特性を推定する。
よって、クラッチトルク容量特性を推定する際、モータのモータ上限トルクをエンジンが回らない範囲に制限しながら、モータの回転数制御が行われる。そして、クラッチを動作させた時のクラッチ動作状態信号と、モータのモータトルク及びモータ角加速度と、に基づき、クラッチトルク容量特性が推定される。
すなわち、モータのモータ上限トルクをエンジンが回らない範囲に制限することで、エンジンフリクションの影響が除かれる。そして、駆動系のフリクショントルクの変動にかかわらず、モータの回転数を目標回転数に一致させる回転数制御が行われる。このため、モータ回転数が一定回転数に収束したことを確認すると、クラッチ動作状態信号とモータトルク(=クラッチトルク容量)の関係から、回転変動分のトルクを除きつつ、精度良くクラッチトルク容量特性が推定される。このように、精度良くクラッチトルク容量特性が推定されると、エンジンを始動するとき、推定バラツキを吸収するクラッチ動作状態の余裕代を小さく抑えたクラッチ締結制御が可能となり、始動開始から始動終了までに要するエンジン始動時間が短くなる。
この結果、回転変動分のトルクを除きつつ、精度良くクラッチトルク容量特性を推定することで、エンジン始動時間の短縮化を図ることができる。
実施例1の制御装置が適用されたハイブリッド車両のパワートレイン系を示すパワートレイン系構成図である。 実施例1の制御装置が適用されたハイブリッド車両の制御システムを示す制御システム構成図である。 実施例1の制御システムに有する第1クラッチトルク容量特性推定制御系による制御構成の一例を示すブロック構成図である。 実施例1の統合コントローラにて実行される第1クラッチトルク容量特性推定制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の統合コントローラにて実行される第1クラッチトルク容量特性推定制御処理の演算構成の一例を示すブロック構成図である。 RレンジからPレンジへのレンジ位置変更時、CL1ゼロトルク点学習を実施する際のシフトレンジ・CL1ゼロトルク点学習許可フラグ・車両状態モード・CL1ゼロトルク点学習実施フラグ・CL1ゼロトルク点学習制御モード・モータ制御モード・CL1ストローク・トルク・回転数の各特性を示すタイムチャートである。 CL1ゼロトルク点学習制御モードでのCL1基準トルク点学習状態管理を示す状態遷移図である。 目標入力回転数の演算において学習が中止された場合の学習実施フラグ・クラッチ1ストローク・モータ回転数の各特性を示すタイムチャートである。 比較例の課題を示す概略説明図である。 CL1開放→締結動作時のCL1トルク−ストローク特性の推定作用を説明するためのクラッチ動作状態(ストローク)・モータ上限トルク・モータトルク・モータ回転数の各特性を示すタイムチャートである。 CL1締結→開放動作時のCL1トルク−ストローク特性の推定作用を説明するためのクラッチ動作状態(ストローク)・モータ上限トルク・モータトルク・モータ回転数の各特性を示すタイムチャートである。 実ストロークの位相合わせを説明するためのHCMハード/ソフトによる制御構成を示す制御ブロック図である。 CL1開放→締結動作とCL1締結→開放動作においてクラッチトルク容量をゼロとする補正を説明する推定外乱トルク特性を示す説明図である。 1回の試行で1点求める時/1回の試行で複数点求める時#1/1回の試行で複数点求める時#2のそれぞれでのクラッチ動作速度決定を説明するクラッチ動作状態(ストローク)を示すタイムチャートである。
以下、本発明のハイブリッド車両の制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
実施例1におけるハイブリッド車両の制御装置の構成を、「パワートレイン系構成」、「制御システム構成」、「第1クラッチトルク容量特性推定制御の詳細構成」に分けて説明する。
[パワートレイン系構成]
図1はハイブリッド車両のパワートレイン系を示す。以下、図1に基づき、パワートレイン系構成を説明する。
前記ハイブリッド車両のパワートレイン系は、図1に示すように、エンジン1と、モータジェネレータ2と、自動変速機3と、第1クラッチ4(クラッチ)と、第2クラッチ5と、ディファレンシャルギア6と、タイヤ7,7(駆動輪)と、を備えている。このパワートレイン系は、エンジン1の下流位置に、モータジェネレータ2と第1クラッチ4と第2クラッチ5を備えた、所謂、1モータ・2クラッチの構成である。
前記エンジン1は、その出力軸とモータジェネレータ2(略称「MG」)の入力軸とが、トルク容量可変の第1クラッチ4(略称「CL1」)を介して連結される。
前記モータジェネレータ2は、その出力軸と自動変速機3(略称「AT」)の入力軸とが連結される。
前記自動変速機3は、複数段の変速段を有する有段変速機であり、その出力軸にディファレンシャルギア6を介してタイヤ7、7が連結される。この自動変速機3は、車速VSPとアクセル開度APOに応じて変速段を自動選択する自動変速、又は、ドライバー選択により変速段を選択するマニュアル変速を行う。
前記第2クラッチ4(略称「CL2」)は、自動変速機3のシフト状態に応じて異なる変速機内の動力伝達を担っているトルク容量可変のクラッチ・ブレーキによる締結要素のうち、1つを用いている。これにより自動変速機3は、第1クラッチ4を介して入力されるエンジン1の動力と、モータジェネレータ2から入力される動力を合成してタイヤ7、7へ出力する。
前記第1クラッチ4として、比例ソレノイドで油流量および油圧を連続的に制御できるノーマルクローズの乾式単板クラッチを用いている。また、第2クラッチ5として、比例ソレノイドで油流量および油圧を連続的に制御できる湿式多板クラッチを用いている。このパワートレイン系には、第1クラッチ4(CL1)の接続状態に応じて2つの運転モードがある。第1クラッチ4(CL1)の切断状態では、モータジェネレータ2の動力のみで走行する「EVモード」であり、第1クラッチ4(CL1)の接続状態では、エンジン1とモータジェネレータ2の動力で走行する「HEVモード」である。
前記パワートレイン系には、エンジン1の回転数を検出するエンジン回転数センサ10と、モータジェネレータ2の回転数を検出するMG回転数センサ11と、自動変速機3の入力回転数を検出するAT入力回転数センサ12と、自動変速機3の出力軸回転数を検出するAT出力回転数センサ13と、が設けられる。
[制御システム構成]
図2はハイブリッド車両の制御システムを示す。以下、図2に基づいて、制御システム構成を説明する。
前記制御システムは、図2に示すように、統合コントローラ20と、エンジンコントローラ21と、モータコントローラ22と、インバータ8と、バッテリ9と、ソレノイドバルブ14と、ソレノイドバルブ15と、SOCセンサ16と、アクセル開度センサ17と、第1クラッチストロークセンサ23と、を備えている。
前記統合コントローラ20は、パワートレイン系構成要素の動作点を統合制御する。この統合コントローラ20では、アクセル開度APOとバッテリ充電状態SOCと、車速VSP(自動変速機出力軸回転数に比例)と、に応じて、運転者が望む駆動トルクを実現できる運転モードを選択する。そして、モータコントローラ22に目標MGトルクもしくは目標MG回転数を指令し、エンジンコントローラ21に目標エンジントルクを指令し、ソレノイドバルブ14、15に駆動信号を指令する。
前記エンジンコントローラ21は、エンジン1を制御し、モータコントローラ22は、モータジェネレータ2を制御し、インバータ8は、モータジェネレータ2を駆動し、バッテリ9は、電気エネルギーを蓄える。ソレノイドバルブ14は、第1クラッチ4の油圧を制御し、ソレノイドバルブ15は、第2クラッチ5の油圧を制御する。アクセル開度センサ17は、アクセル開度(APO)を検出し、SOCセンサ16は、バッテリ9の充電状態を検出する。第1クラッチストロークセンサ23は、第1クラッチ4(CL1)の締結/開放ストローク量を検出する。
前記統合コントローラ20で行われるエンジン始動制御処理を説明する。エンジン始動処理は、EVモードの状態でエンジン始動線をアクセル開度APOが越えた時点で、HEVモードへのモード遷移要求が出され、この要求にしたがって第2クラッチCL2を半クラッチ状態でスリップさせるように第2クラッチCL2のトルク容量を制御する。そして、第2クラッチCL2がスリップ開始したと判断した後に第1クラッチCL1の締結を開始してエンジン回転を上昇させる。そして、エンジン回転が初爆可能な回転数に達成したら、エンジン1を作動させてMG回転数とエンジン回転数が近くなったところで第1クラッチCL1を完全に締結し、その後、第2クラッチCL2をロックアップさせてHEVモードに遷移させる。
[第1クラッチトルク容量特性推定制御の詳細構成]
図3は第1クラッチトルク容量特性推定制御系による制御構成の一例を示し、図4は第1クラッチトルク容量特性推定制御処理の流れを示し、図5は第1クラッチトルク容量特性推定制御処理の演算構成の一例を示す。以下、図3〜図8に基づいて、第1クラッチトルク容量特性推定制御の詳細構成を説明する。
前記制御システムには、第1クラッチCL1を締結制御する際に用いるCL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性)を推定する制御構成として、第1クラッチトルク容量特性推定制御系30を有する。この第1クラッチトルク容量特性推定制御系30は、図3に示すように、CL1ストローク量検出手段(a)、CL1油圧制御手段(b)と、モータ回転数検出手段(c)と、CL1ストローク量制御手段(d)と、モータ回転数制御手段(e)と、モータ上限トルク決定手段(f)と、CL1トルク−ストローク特性推定手段(g)と、CL1トルク−ストローク特性学習手段(h)と、CL1トルク−ストローク特性記憶手段(i)と、モータトルク制御手段(j)と、を備えている。ここで、CL1ストローク量検出手段(a)に相当するのが第1クラッチストロークセンサ23であり、モータ回転数検出手段(c)に相当するのがMG回転数センサ11であり、他の手段(b),(d)〜(j)は、統合コントローラ20に有する。
前記統合コントローラ20にて実行される第1クラッチトルク容量特性推定制御処理の流れを示す図4の各ステップを、図5の演算構成と関連させながら説明する。
ステップS01では、各コントローラからデータを受信し、次のステップS02では、センサ値を読み込み、後の演算に必要な情報を取り込む。このステップS02は、図5のブロックB01のアクセル開度検出手段、ブロックB02の車速検出手段、ブロックB03のシステム状態検出手段、ブロックB04のクラッチスリップ回転数検出手段、ブロックB05の出力軸回転数検出手段、に相当する。
ステップS03では、ステップS02でのセンサ値読み込みに続き、車速VSP、アクセル開度APO、ブレーキ制動力などに応じて目標駆動トルクを演算し、ステップS04へ進む。このステップS03は、図5のブロックB06の目標駆動トルク演算手段に相当する。
ステップS04では、ステップS03での目標駆動トルクの演算に続き、目標駆動トルク、バッテリSOC、アクセル開度APO、車速VSP、路面勾配、等の車両状態に応じて、目標走行モードを演算し、ステップS05へ進む。このステップS04は、図5のブロックB07の目標走行モード演算手段に相当する。
ステップS05では、ステップS04での目標走行モード演算に続き、CL1基準トルク点学習の実施判定(実施許可、実施不許可)を行い、ステップS06へ進む。このステップS05は、図5のブロックB07のCL1基準トルク点学習実施判定手段に相当する。
ここで、CL1ストロークセンサ23やCL1油圧系に異常が無いことを確認し、かつ、第2クラッチCL2の開放を確認し、CL1基準トルク点学習の実施を許可する。なお、第2クラッチCL2が確実に開放できていることを確認する手法として、実施例1では、セレクトレンジの選択位置が、停車状態で第1クラッチCL1と第2クラッチCL2を開放するPレンジ位置であるとき、CL1基準トルク点学習の実施を許可するようにした(図6参照)。
ステップS06では、ステップS05でのCL1基準トルク点学習の実施判定に続き、基準トルク点学習の状態管理を行い、ステップS07へ進む。このステップS06は、図5のブロックB07のCL1基準トルク点学習状態管理手段に相当する。
この状態管理とは、図7の状態遷移図に示すように、通常状態#、CL2油圧抜け待ち#、CL1スリップ待ち#、MG回転数安定待ち#、ストローク移動#、ゼロトルク点検出#、強制学習#、異常終了#、即中止#、実施終了#の状態を、状態遷移条件にしたがって管理することをいう。
ステップS07では、ステップS06での基準トルク点学習状態管理に続き、モータ制御モードを選択し、ステップS08へ進む。このステップS07は、図5のブロックB07のMG制御モード選択手段に相当する。
このステップS07では、ステップS06で管理している車両状態に応じて、図6に示すように、CL1スリップ待ち#からMG回転数安定待ち#へ移行する時刻t3にて、モータジェネレータMGをトルク制御から回転数制御へと切り替える。
ステップS08では、ステップS07でのモータ制御モード選択演算に続き、ステップS07で管理しているモータ回転数制御時の目標入力回転数を演算し、ステップS09へ進む。このステップS08は、図5のブロックB08の目標入力回転数演算手段に相当する。
ここでは、
(1)基準トルク点検出動作中の際は、エンジン共振帯以下の回転数で第1クラッチCL1をスリップさせる(図6のモータ目標回転数)。
(2)基準トルク点検出動作キャンセル時の動作において、第1クラッチCL1がスリップしている場合は、モータジェネレータMGの回転数制御でCL1スリップを収束させる。このときは、図8に示すように、出力回転数相当(ゼロ)の入力回転数にするよう回転数制御を継続させて徐々にCL1スリップを収束させる。
すなわち、後述するCL1基準トルク点の学習が中止された場合(セレクト操作により第2クラッチCL2の開放状態をキャンセルされた場合など)は、イナーシャショックが出ないように、モータトルクでモータ回転数を引き下げる。その際は、回転数制御を使って、オーバーシュート無く、第2クラッチCL2のスリップ量が0になるように制御する。
ステップS09では、ステップS08での目標入力回転数演算に続き、目標入力回転数で管理しているモータトルク制御時の目標モータトルクを演算し、ステップS10へ進む。このステップS09は、図5のブロックB09の目標入力トルク演算手段に相当する。
このステップS09において、基準トルク点検出時には、第1クラッチCL1をスリップさせるために、目標駆動トルクに対して、図6の時刻t2〜t3のCL1スリップイントルク特性に示すように、徐々に入力トルクを上乗せする。この結果、CL1スリップが確認できた時刻t3の後、回転数制御へ移行する。
ステップS10では、ステップS09での目標入力トルク演算に続き、ステップS07で管理しているモータ制御モードが回転数制御において、ステップS06で管理しているCL1基準トルク点学習状態に応じて、モータ上限トルクを切り替え、ステップS11へ進む。このステップS10は、図5のブロックB10のモータ上限トルク演算手段に相当する。
具体的には、図6に示すように、CL1スリップ後、MG回転数が安定するのを待っているMG回転数安定待ち#から、第1クラッチCL1を締結し始めるストローク移動#へと切り替わる時刻t4にて、モータ上限トルクTULIMを、例えば、TULIT1からTULIT2(<TULIT1)へと切り替える。
ステップS11では、ステップS10でのモータ上限トルク演算に続き、目標クラッチ2トルク容量(=第2クラッチCL2の目標トルク容量)を演算し、ステップS12へ進む。このステップS11は、図5のブロックB11の目標クラッチ2トルク演算手段に相当する。
この第2クラッチCL2の目標トルク容量演算において、シフトレンジが駆動レンジ(D,Rレンジなど)では、第2クラッチCL2の目標トルク容量として、ドライバーの目標駆動トルクを実現できる値を演算し、駆動レンジ以外(P,Nレンジなど)では第2クラッチCL2を開放する。
ステップS12では、ステップS11での目標クラッチ2トルク容量演算に続き、ステップS06で管理しているCL1基準トルク点学習状態管理に応じて、目標クラッチ1ストローク量(第1クラッチCL1の目標ストローク量)を演算し、ステップS13へ進む。このステップS12は、図5のブロックB12の目標クラッチ1ストローク量演算手段に相当する。
この第1クラッチCL1の目標ストローク量演算において、ハードのばらつきを考慮し、図6の時刻t1〜時刻t4までは一旦開放側へ動かし、時刻t4以降、エンジン始動時と同様に第1クラッチCL1を開放から締結(時刻t6)させるように動かす。
ステップS13では、ステップS12での目標クラッチ1ストローク量演算に続き、第1クラッチCL1の基準トルク点(=CL1基準トルク点)を検出する。このステップS13は、図5のブロックB13のクラッチ1基準トルク点検出手段に相当する。
第1クラッチCL1の基準トルク点検出は、モータトルク指令及びモータ角加速度(モータ回転数の微分値)から推定した実トルクを用いてモータ軸周りの外乱トルクを算出する。この値を、
1)第1クラッチCL1締結前は、外乱トルク=フリクショントルクとして算出し、基準トルク検出のしきい値とする。
2)第1クラッチCL1の締結時は、外乱トルク=フリクショントルク+CL1トルク容量なので、1)のトルクを超えた分が所定値を越えた瞬間を基準トルク点到達とする。
そして、基準トルク点到達時点での、上記外乱トルクと検出の位相を合わせた第1クラッチCL1のストローク量を、基準トルク点ストローク量として検出する。この基準トルク点は、エンジン1が回転しない範囲での第1クラッチCL1のストロークに応じて検出できるため、基準トルク点検出により、第1クラッチCL1のストローク−トルク特性を推定することができる。
ステップS14では、ステップS13でのCL1基準トルク点検出に続き、ステップS13で検出した基準トルク点でのストローク量を学習し、ステップS15へ進む。このステップS14は、図5のブロックB14のクラッチ1基準トルク点学習手段に相当する。
・基準トルク点ストローク量の学習値の初期値は、設計上バラツキ最大値とする。また、学習値の更新は、更新する方向が締結側か開放側かで、更新係数を切り替えている。これは、EV走行中の第1クラッチCL1の目標ストローク量を、この学習値に基づいて決めるため、締結側への学習を確実に行い、開放側への学習は安全のために早目に戻すようにしているためである。
・上述のように、学習初期値を最も開放側の値に設定するため、所定時間内に学習値を検出できない場合が考えられる。その場合は、検出動作中の最後の第1クラッチストローク量を基準トルク点ストローク量として、学習値の更新を行う。
ステップS15では、ステップS14でのCL1基準トルク点学習に続き、各コントローラへデータを送信し、モータジェネレータMGのトルク/回転数制御や第2クラッチCL2のトルク容量制御を行い、エンドへ進む。このステップS15は、図5のブロックB15のモータトルク/回転数制御手段やブロックB16の目標クラッチ2トルク容量制御手段に相当する。
次に、作用を説明する。
実施例1のハイブリッド車両の制御装置における作用を、「CL1トルク容量特性の推定作用」、「CL1動作状態の測定作用」、「CL1トルク容量ゼロの油圧量認識作用」、「クラッチ動作速度の決定作用」に分けて説明する。
[CL1トルク容量特性の推定作用]
まず、図9の上部に示すように、エンジン、クラッチ、モータ、変速機がシリーズで配置されている駆動系を持つハイブリッド車両とする。この駆動システムにおいて、アイドルストップ中に、クラッチ2(CL2)を開放した状態で、モータトルクを一定でモータを回転させた状態で、クラッチ1(CL1)を開放から締結へ操作し回転変動を見て、クラッチ油圧指令を学習するものを比較例とする。
この比較例の場合、一定のモータトルクでは、固体バラつき(フリクション等)の影響により、図9の(1),(2),(3)のモータ回転数特性に示すように、
(1) モータ回転数が上昇し過ぎる場合は、第1クラッチCL1の接続時におけるイナーシャショックが大きく運転者へ違和感を与える。
(2) モータ回転数が上昇しない場合は、第1クラッチCL1のトルク容量が不明となり、クラッチ油圧指令を学習できない。
(3) モータ回転数が安定しない場合は、クラッチトルク容量による回転変動かフリクションによる回転変動かが切り分けできないため、クラッチトルク容量を検出する際、回転変動分のトルクが含まれることになり、検出精度が低くなる。
という問題がある。
これに対し、実施例1では、図4に示すフローチャートにしたがって、基準トルク点の検出及び基準トルク点でのストローク量学習を実行し、CL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性)が推定される。すなわち、モータジェネレータMGのモータ上限トルクをエンジン1が回らない範囲に制限しながら、モータジェネレータMGの回転数制御を行う。そして、第1クラッチCL1を動作させた時のCL1ストローク信号(クラッチ動作状態信号の一例)と、モータジェネレータMGのモータトルク及びモータ角加速度と、に基づき、CL1トルク−ストローク特性を推定する構成を採用した。
すなわち、モータジェネレータMGのモータ上限トルクをエンジン1が回らない範囲に制限することで、エンジンフリクションの影響が除かれる。そして、駆動系のフリクショントルクの変動にかかわらず、モータジェネレータMGの回転数を目標回転数に一致させる回転数制御が行われる。このため、モータ回転数が一定回転数に収束した状態でのCL1ストローク信号とモータトルク(=CL1トルク容量)の関係から、回転変動分のトルクを除きつつ、精度良くCL1トルク−ストローク特性が推定される。
このように、精度良くCL1トルク−ストローク特性が推定されると、エンジン1を始動するとき、推定バラツキを吸収するクラッチ動作状態の余裕代を小さく抑えたクラッチ締結制御が可能となり、始動開始から始動終了までに要するエンジン始動時間が短くなる。なお、CL1トルク−ストローク特性の推定は、アイドルストップ、或いは、Pレンジ(図6参照)で実施するため、第2クラッチCL2のトルク影響も排除される。
実施例1では、第1クラッチCL1の開放中に、モータトルクとモータ回転数より推定した外乱推定トルクをフリクショントルクとみなす。そして、第1クラッチCL1を締結又は開放動作中にモータトルクとモータ回転数より推定した外乱推定トルクから、フリクショントルクを差し引いて、クラッチトルク容量を推定する構成を採用した。
すなわち、第1クラッチ開放→締結動作時には、図10に示すように、時刻t0から時刻t1までのクラッチ開放区間は、そのときのモータトルクがフリクションとみなす区間とされる。そして、時刻t1から時刻t5までのクラッチ開放→締結動作区間のうち、時刻t1からモータ回転数がゼロになる時刻t4までの区間を、フリクション+クラッチトルク容量とみなす区間とされる。そして、時刻t5以降がクラッチ締結区間であり、時刻t6からはモータジェネレータMGがトルク制御に切り替えられる。
一方、第1クラッチ開放→締結動作時には、図11に示すように、時刻t7から時刻t9のうち、時刻t7〜時刻t8まではトルク制御によるクラッチ締結区間であり、時刻t8〜時刻t9までは回転数制御によるクラッチ締結区間である。そして、時刻t9から時刻t12までのクラッチ締結→開放動作区間のうち、モータ回転数が立ちあがる時刻t10からモータ回転数が目標回転数になる時刻t12までの区間を、フリクション+クラッチトルク容量とみなす区間とされる。そして、第1クラッチが開放状態の時刻t12以降がフリクションとみなす区間とされる。なお、図10及び図11に示すタイムチャートにおいて、モータジェネレータMGは、シフトレンジ等で駆動輪とは直結していない切り離し状態とされている。
このように、モータジェネレータMGを回転数制御すること、及び、第1クラッチCL1の動作に合わせて外乱トルクを推定する、言い換えると、フリクショントルクとクラッチトルク容量を分離して検出する。よって、第1クラッチCL1の伝達トルクがゼロのときに作用しているフリクショントルクによるトルク誤検出影響が排除され、精度良くCL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性)を推定することができる。
[CL1動作状態の測定作用]
実施例1では、外乱推定トルクの検出応答性に応じたフィルタ41を介して、第1クラッチCL1のストローク量(クラッチ動作状態の一例)を測定する。そして、その測定されたCL1ストローク量と、CL1トルク容量推定値とから、CL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性の一例)を推定する構成を採用した。
すなわち、図12の一点鎖線枠に示すように、第1クラッチCL1の締結又は開放動作中にモータトルクとモータ回転数より推定される外乱推定トルク(=外乱推定値)の外乱推定トルク検出部40は、イナーシャなどの影響により検出応答性に応答遅れが生じる。そこで、図12の二重線枠に示すように、HCM(統合コントローラ20)ハードとソフトにわたって、外乱推定トルクの検出応答性、つまり、応答遅れに合わせたフィルタ41を設定する。このフィルタ41を、第1クラッチストロークセンサ23により検出される実ストロークを通すことで、外乱推定トルクと位相合わせした実ストローク(位相合わせ後)を得るようにしている。
このように、第1クラッチCL1の実ストロークと外乱推定トルクの位相合わせを行うことにより、実ストロークと外乱推定トルクの位相ずれによる誤検出分が排除され、精度良くCL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性)を推定することができる。
[CL1トルク容量ゼロの油圧量認識作用]
実施例1では、CL1締結動作中に、推定したCL1トルク容量が所定値を超えたストローク量から動作速度に応じた値を開放側に補正した値を、CL1トルク容量をゼロとするCL1基準トルク点に設定する構成を採用した。
すなわち、図13の(1)クラッチ開放→締結動作のタイムチャートに示すように、CL1基準トルク点を設定する際、締結動作速度に応じて補正することで、第1クラッチCL1の開放状態と、第1クラッチCL1のゼロ点であるCL1基準トルク点が切り分けられる。
実施例1では、CL1開放動作中に、推定したCL1トルク容量が所定値を超えたストローク量から動作速度に応じた値を締結側に補正した値を、CL1トルク容量をゼロとするCL1基準トルク点に設定する構成を採用した。
すなわち、図13の(2)クラッチ締結→開放動作のタイムチャートに示すように、CL1基準トルク点を設定する際、開放動作速度に応じて補正することで、第1クラッチCL1の開放状態と、第1クラッチCL1のゼロ点であるCL1基準トルク点が切り分けられる。
実施例1では、CL1締結動作中に、推定したCL1トルク容量が所定値を超えた時の第1のストローク量と、CL1開放動作中に、推定したCL1トルク容量が所定値を超えた時の第2のストローク量を記憶し、第1のストローク量と第2のストローク量の中間値を、CL1トルク容量をゼロとするCL1基準トルク点に設定する構成を採用した。
すなわち、CL1基準トルク点を設定する際、締結動作速度と開放動作速度に応じて補正することで、第1クラッチCL1の開放状態と、第1クラッチCL1のゼロ点であるCL1基準トルク点が切り分けられる。
よって、CL1基準トルク点の設定構成として上記3パターンの何れを採用しても、動作速度に応じた補正により、第1クラッチCL1の開放状態とCL1基準トルク点が切り分けられることで、精度良くCL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性)を推定することができる。
[クラッチ動作速度の決定作用]
実施例1では、クラッチ動作速度を、1回の試行で求める特性データ数に応じて、一定または段階的に決める構成を採用した。
すなわち、1回の試行で1点を求める時は、図14の上部に示すように、クラッチ動作速度を一定速度に決めるのが良い。
一方、1回の試行で複数点を求める時は、図14の中部に示すように、クラッチ動作速度を変化速度と一定速度を交互に繰り返すように段階的に決める。或いは、図14の下部に示すように、クラッチ動作速度のうち、開始域と終了域で急変化速度とし、中間域で緩変化速度とする段階勾配的に決める。このとき、ゼロトルク点付近(中間域)において、変化速度を遅くするのが良い。
このように、検出に使える時間に合わせてクラッチ動作速度を決めることで、効率的にCL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性)を取得することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のハイブリッド車両の制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 駆動系に、エンジン1と、モータ(モータジェネレータ2)と、前記エンジン1と前記モータ(モータジェネレータ2)の間に介装されるクラッチ(第1クラッチ4)と、を有し、
前記エンジン1を始動するとき、前記モータ(モータジェネレータ2)をスターターモータとし、クラッチ締結制御により前記エンジン1をクランキングするハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチ締結制御を行う際に用い、クラッチ動作相当量(CL1ストローク量)に対する伝達トルクの関係をあらわすクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定するクラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)を設け、
前記クラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)は、前記モータ(モータジェネレータ2)のモータ上限トルクを前記エンジン1が回らない範囲に制限しながら、前記モータ(モータジェネレータ2)の回転数制御を行い、前記クラッチ(第1クラッチCL1)を動作させた時のクラッチ動作状態信号(CL1ストローク信号)と、前記モータ(モータジェネレータ2)のモータトルク及びモータ角加速度と、に基づき、クラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定する(図3)。
このため、回転変動分のトルクを除きつつ、精度良くクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定することで、エンジン始動時間の短縮化を図ることができる。
(2) 前記クラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)は、前記クラッチ(第1クラッチCL1)の開放中に、モータトルクとモータ回転数より推定した外乱推定トルクをフリクショントルクとみなし、前記クラッチ(第1クラッチCL1)を締結又は開放動作中にモータトルクとモータ回転数より推定した外乱推定トルクから、前記フリクショントルクを差し引いて、クラッチトルク容量(CL1トルク容量)を推定する(図10,図11)。
このため、(1)の効果に加え、フリクショントルクによるトルク誤検出影響を排除することにより、精度良くクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定することができる。
(3) 前記クラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)は、外乱推定トルクの検出応答性に応じたフィルタ41を介して、前記クラッチ(第1クラッチCL1)のクラッチ動作状態(CL1ストローク状態)を測定し、その測定された動作状態と、クラッチトルク容量推定値とから、クラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定する(図12)。
このため、(2)の効果に加え、実ストロークと外乱推定トルクの位相ずれによる誤検出分を排除することにより、精度良くCL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性)を推定することができる。
(4) 前記クラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)は、クラッチ締結動作中(CL1締結動作中)に、推定したクラッチトルク容量(CL1トルク容量)が所定値を超えたクラッチ動作相当量(CL1ストローク量)から、クラッチ動作速度に応じた値を開放側に補正した値を、クラッチトルク容量(CL1トルク容量)をゼロとするクラッチ基準トルク点(CL1基準トルク点)に設定する(図13)。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、締結動作速度に応じた補正により、第1クラッチCL1の開放状態とクラッチ基準トルク点(CL1基準トルク点)が切り分けられることで、精度良くクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定することができる。
(5) 前記クラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)は、クラッチ開放動作中(CL1開放動作中)に、推定したクラッチトルク容量(CL1トルク容量)が所定値を超えたクラッチ動作相当量(CL1ストローク量)から、クラッチ動作速度に応じた値を締結側に補正した値を、クラッチトルク容量(CL1トルク容量)をゼロとするクラッチ基準トルク点(CL1基準トルク点)に設定する(図13)。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、開放動作速度に応じた補正により、第1クラッチCL1の開放状態とクラッチ基準トルク点(CL1基準トルク点)が切り分けられることで、精度良くクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定することができる。
(6) 前記クラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)は、クラッチ締結動作中(CL1締結動作中)に、推定したクラッチトルク容量(CL1トルク容量)が所定値を超えた時の第1の動作相当量(第1のストローク量)と、クラッチ開放動作中(CL1開放動作中)に、推定したクラッチトルク容量が所定値を超えた時の第2の動作相当量(第2のストローク量)を記憶し、第1の動作相当量(第1のストローク量)と第2の動作相当量(第2のストローク量)の中間値を、クラッチトルク容量(CL1トルク容量)をゼロとするクラッチ基準トルク点(CL1基準トルク点)に設定する(図13)。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、締結動作速度と開放動作速度に応じた補正により、第1クラッチCL1の開放状態とクラッチ基準トルク点(CL1基準トルク点)が切り分けられることで、精度良くクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定することができる。
(7) 前記クラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)は、前記クラッチ動作速度を、外乱推定トルクの検出応答性に応じて決める(図3)。
このため、(3)〜(6)の効果に加え、フィルタ41の検出特性と動作速度を合わせることで、検出ばらつきを抑制できると共に、イナーシャトルクでエンジン1を回さないように制限する効果も奏することができる。
(8) 前記クラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)は、前記クラッチ動作速度を、1回の試行で求める特性データ数に応じて、一定または段階的に決める(図14)。
このため、(1)〜(6)の効果に加え、検出に使える時間に合わせてクラッチ動作速度を決めることで、効率的にCL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性)を取得することができる。
(9) 前記クラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)は、外乱推定トルクの検出応答性に応じて決めたクラッチ動作速度によりクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定すると、推定後に記憶したクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を用いて、EV走行中のクラッチ動作状態を決める(図3)。
このため、(7)の効果に加え、エンジン始動時間の無駄時間を短縮しつつ、引き摺りトルクを防止することができる。
(10) 前記クラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)は、推定したクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を、学習値として記憶する(図3)。
このため、(1)〜(9)の効果に加え、個体バラツキを抑制することができる。
(11) 前記クラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)は、推定したクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)と、記憶されているクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)と、を比較し、両特性の差異に応じて、更新係数を切り替え、クラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)の学習制御を行う(図3)。
このため、(10)の効果に加え、初期状態のバラツキによらず、安定して個体バラツキを抑制することができる。
以上、本発明のハイブリッド車両の制御装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、第1クラッチCL1の開放状態から締結させながら基準トルク点を検出する実施例を詳細に示したが、同様の手法で第1クラッチCL1を締結状態から開放させながら基準トルク点を検出することも可能である。また、実施例1では、ストロークセンサ電圧値で学習を実施しているが、ストローク量に換算した後に学習しても良い。
実施例1では、クラッチ動作相当量として、第1クラッチCL1のストローク量であるCL1ストローク量を用いる例を示した。しかし、クラッチ動作相当量としては、クラッチ油圧を用いても良いし、また、クラッチアクチュエータの動作量を用いても良い。
実施例1では、クラッチ(第1クラッチCL1)として、油圧を加えることで開放するノーマルクローズのクラッチの例を示した。しかし、クラッチ(第1クラッチCL1)としては、油圧を加えることで締結するノーマルオープンのクラッチを用いても良い。また、クラッチタイプとしても、湿式と乾式、多板と単板などのタイプは問わない。
実施例1では、第1クラッチ4として、自動変速機3に変速締結要素として設けられ、各変速段で締結されるクラッチを流用する例を示した。しかし、第2クラッチとしては、モータと自動変速機の間に独立に設けた専用クラッチを用いる例としても良いし、また、自動変速機と駆動輪の間に独立に設けた専用クラッチを用いる例としても良い。
実施例1では、自動変速機3として、有段変速機の例を示した。しかし、自動変速機としては、有段変速機の代わりに、ベルト式無段変速機などの無段階に変速比を制御する無段変速機を用いても良い。
実施例1では、エンジンとモータジェネレータとの間に第1クラッチが介装された1モータ・2クラッチのパワートレイン系を持つ後輪駆動のハイブリッド車両に対し適用した例を示した。しかし、1モータ・2クラッチのパワートレイン系を持つ前輪駆動のハイブリッド車両に対しても勿論適用することができる。さらに、エンジンとクラッチとモータジェネレータがシリーズで連結されている駆動系を備えたものであれば、実施例1以外のパワートレイン系を持つハイブリッド車両に対しても適用することができる。
1 エンジン
2 モータジェネレータ(モータ)
3 自動変速機
4 第1クラッチ(クラッチ)
5 第2クラッチ
6 ディファレンシャルギア
7 タイヤ(駆動輪)
8 インバータ
9 バッテリ
10 エンジン回転センサ
11 MG回転センサ
12 AT入力回転センサ
13 AT出力回転センサ
14、15 ソレノイドバルブ
16 SOCセンサ
17 アクセル開度センサ
20 統合コントローラ
21 エンジンコントローラ
22 モータコントローラ
23 CL1ストロークセンサ
30 CL1トルク容量特性推定制御系(クラッチトルク容量特性推定手段)
41 フィルタ

Claims (11)

  1. 駆動系に、エンジンと、モータと、前記エンジンと前記モータの間に介装されるクラッチと、を有し、
    前記エンジンを始動するとき、前記モータをスターターモータとし、クラッチ締結制御により前記エンジンをクランキングするハイブリッド車両の制御装置において、
    前記クラッチ締結制御を行う際に用い、クラッチ動作相当量に対する伝達トルクの関係をあらわすクラッチトルク容量特性を推定するクラッチトルク容量特性推定手段を設け、
    前記クラッチトルク容量特性推定手段は、前記モータのモータ上限トルクを前記エンジンが回らない範囲に制限しながら、前記モータの回転数制御を行い、前記クラッチを動作させた時のクラッチ動作状態信号と、前記モータのモータトルク及びモータ角加速度と、に基づき、クラッチトルク容量特性を推定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記クラッチトルク容量特性推定手段は、前記クラッチの開放中に、モータトルクとモータ回転数より推定した外乱推定トルクをフリクショントルクとみなし、前記クラッチを締結又は開放動作中にモータトルクとモータ回転数より推定した外乱推定トルクから、前記フリクショントルクを差し引いて、クラッチトルク容量を推定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  3. 請求項2に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記クラッチトルク容量特性推定手段は、外乱推定トルクの検出応答性に応じたフィルタを介して、前記クラッチのクラッチ動作状態を測定し、その測定された動作状態と、クラッチトルク容量推定値とから、クラッチトルク容量特性を推定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記クラッチトルク容量特性推定手段は、クラッチ締結動作中に、推定したクラッチトルク容量が所定値を超えたクラッチ動作相当量から、クラッチ動作速度に応じた値を開放側に補正した値を、クラッチトルク容量をゼロとするクラッチ基準トルク点に設定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  5. 請求項1から3までの何れか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記クラッチトルク容量特性推定手段は、クラッチ開放動作中に、推定したクラッチトルク容量が所定値を超えたクラッチ動作相当量から、クラッチ動作速度に応じた値を締結側に補正した値を、クラッチトルク容量をゼロとするクラッチ基準トルク点に設定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  6. 請求項1から3までの何れか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記クラッチトルク容量特性推定手段は、クラッチ締結動作中に、推定したクラッチトルク容量が所定値を超えた時の第1の動作相当量と、クラッチ開放動作中に、推定したクラッチトルク容量が所定値を超えた時の第2の動作相当量を記憶し、第1の動作相当量と第2の動作相当量の中間値を、クラッチトルク容量をゼロとするクラッチ基準トルク点に設定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  7. 請求項3から6までの何れか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記クラッチトルク容量特性推定手段は、前記クラッチ動作速度を、外乱推定トルクの検出応答性に応じて決める
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  8. 請求項1から6までの何れか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記クラッチトルク容量特性推定手段は、前記クラッチ動作速度を、1回の試行で求める特性データ数に応じて、一定または段階的に決める
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  9. 請求項7に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記クラッチトルク容量特性推定手段は、外乱推定トルクの検出応答性に応じて決めたクラッチ動作速度によりクラッチトルク容量特性を推定すると、推定後に記憶したクラッチトルク容量特性を用いて、EV走行中のクラッチ動作状態を決める
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  10. 請求項1から9までの何れか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記クラッチトルク容量特性推定手段は、推定したクラッチトルク容量特性を、学習値として記憶する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  11. 請求項10に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記クラッチトルク容量特性推定手段は、推定したクラッチトルク容量特性と、記憶されているクラッチトルク容量特性と、を比較し、両特性の差異に応じて、更新係数を切り替え、クラッチトルク容量特性の学習制御を行う
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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