JP2014213704A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駆動系に、エンジン1とモータジェネレータ2の間に介装される第1クラッチ4を有し、エンジン1を始動するとき、モータジェネレータ2をスターターモータとし、クラッチ締結制御によりエンジン1をクランキングする。このハイブリッド車両の制御装置において、CL1ストローク量に対する伝達トルクの関係をあらわすCL1トルク−ストローク特性を推定するCL1トルク容量特性推定制御系30を設ける。CL1トルク容量特性推定制御系30は、モータジェネレータ2のモータ上限トルクをエンジン1が回らない範囲に制限しながら、モータ回転数制御を行い、第1クラッチCL1を動作させた時のCL1ストローク信号と、モータトルク及びモータ角加速度と、に基づき、CL1トルク−ストローク特性を推定する。
【選択図】図3
Description
このハイブリッド車両の制御装置において、前記クラッチ締結制御を行う際に用い、クラッチ動作相当量に対する伝達トルクの関係をあらわすクラッチトルク容量特性を推定するクラッチトルク容量特性推定手段を設ける。
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、前記モータのモータ上限トルクを前記エンジンが回らない範囲に制限しながら、前記モータの回転数制御を行い、前記クラッチを動作させた時のクラッチ動作状態信号と、前記モータのモータトルク及びモータ角加速度と、に基づき、クラッチトルク容量特性を推定する。
すなわち、モータのモータ上限トルクをエンジンが回らない範囲に制限することで、エンジンフリクションの影響が除かれる。そして、駆動系のフリクショントルクの変動にかかわらず、モータの回転数を目標回転数に一致させる回転数制御が行われる。このため、モータ回転数が一定回転数に収束したことを確認すると、クラッチ動作状態信号とモータトルク(=クラッチトルク容量)の関係から、回転変動分のトルクを除きつつ、精度良くクラッチトルク容量特性が推定される。このように、精度良くクラッチトルク容量特性が推定されると、エンジンを始動するとき、推定バラツキを吸収するクラッチ動作状態の余裕代を小さく抑えたクラッチ締結制御が可能となり、始動開始から始動終了までに要するエンジン始動時間が短くなる。
この結果、回転変動分のトルクを除きつつ、精度良くクラッチトルク容量特性を推定することで、エンジン始動時間の短縮化を図ることができる。
実施例1におけるハイブリッド車両の制御装置の構成を、「パワートレイン系構成」、「制御システム構成」、「第1クラッチトルク容量特性推定制御の詳細構成」に分けて説明する。
図1はハイブリッド車両のパワートレイン系を示す。以下、図1に基づき、パワートレイン系構成を説明する。
図2はハイブリッド車両の制御システムを示す。以下、図2に基づいて、制御システム構成を説明する。
図3は第1クラッチトルク容量特性推定制御系による制御構成の一例を示し、図4は第1クラッチトルク容量特性推定制御処理の流れを示し、図5は第1クラッチトルク容量特性推定制御処理の演算構成の一例を示す。以下、図3〜図8に基づいて、第1クラッチトルク容量特性推定制御の詳細構成を説明する。
ここで、CL1ストロークセンサ23やCL1油圧系に異常が無いことを確認し、かつ、第2クラッチCL2の開放を確認し、CL1基準トルク点学習の実施を許可する。なお、第2クラッチCL2が確実に開放できていることを確認する手法として、実施例1では、セレクトレンジの選択位置が、停車状態で第1クラッチCL1と第2クラッチCL2を開放するPレンジ位置であるとき、CL1基準トルク点学習の実施を許可するようにした(図6参照)。
この状態管理とは、図7の状態遷移図に示すように、通常状態#、CL2油圧抜け待ち#、CL1スリップ待ち#、MG回転数安定待ち#、ストローク移動#、ゼロトルク点検出#、強制学習#、異常終了#、即中止#、実施終了#の状態を、状態遷移条件にしたがって管理することをいう。
このステップS07では、ステップS06で管理している車両状態に応じて、図6に示すように、CL1スリップ待ち#からMG回転数安定待ち#へ移行する時刻t3にて、モータジェネレータMGをトルク制御から回転数制御へと切り替える。
ここでは、
(1)基準トルク点検出動作中の際は、エンジン共振帯以下の回転数で第1クラッチCL1をスリップさせる(図6のモータ目標回転数)。
(2)基準トルク点検出動作キャンセル時の動作において、第1クラッチCL1がスリップしている場合は、モータジェネレータMGの回転数制御でCL1スリップを収束させる。このときは、図8に示すように、出力回転数相当(ゼロ)の入力回転数にするよう回転数制御を継続させて徐々にCL1スリップを収束させる。
すなわち、後述するCL1基準トルク点の学習が中止された場合(セレクト操作により第2クラッチCL2の開放状態をキャンセルされた場合など)は、イナーシャショックが出ないように、モータトルクでモータ回転数を引き下げる。その際は、回転数制御を使って、オーバーシュート無く、第2クラッチCL2のスリップ量が0になるように制御する。
このステップS09において、基準トルク点検出時には、第1クラッチCL1をスリップさせるために、目標駆動トルクに対して、図6の時刻t2〜t3のCL1スリップイントルク特性に示すように、徐々に入力トルクを上乗せする。この結果、CL1スリップが確認できた時刻t3の後、回転数制御へ移行する。
具体的には、図6に示すように、CL1スリップ後、MG回転数が安定するのを待っているMG回転数安定待ち#から、第1クラッチCL1を締結し始めるストローク移動#へと切り替わる時刻t4にて、モータ上限トルクTULIMを、例えば、TULIT1からTULIT2(<TULIT1)へと切り替える。
この第2クラッチCL2の目標トルク容量演算において、シフトレンジが駆動レンジ(D,Rレンジなど)では、第2クラッチCL2の目標トルク容量として、ドライバーの目標駆動トルクを実現できる値を演算し、駆動レンジ以外(P,Nレンジなど)では第2クラッチCL2を開放する。
この第1クラッチCL1の目標ストローク量演算において、ハードのばらつきを考慮し、図6の時刻t1〜時刻t4までは一旦開放側へ動かし、時刻t4以降、エンジン始動時と同様に第1クラッチCL1を開放から締結(時刻t6)させるように動かす。
第1クラッチCL1の基準トルク点検出は、モータトルク指令及びモータ角加速度(モータ回転数の微分値)から推定した実トルクを用いてモータ軸周りの外乱トルクを算出する。この値を、
1)第1クラッチCL1締結前は、外乱トルク=フリクショントルクとして算出し、基準トルク検出のしきい値とする。
2)第1クラッチCL1の締結時は、外乱トルク=フリクショントルク+CL1トルク容量なので、1)のトルクを超えた分が所定値を越えた瞬間を基準トルク点到達とする。
そして、基準トルク点到達時点での、上記外乱トルクと検出の位相を合わせた第1クラッチCL1のストローク量を、基準トルク点ストローク量として検出する。この基準トルク点は、エンジン1が回転しない範囲での第1クラッチCL1のストロークに応じて検出できるため、基準トルク点検出により、第1クラッチCL1のストローク−トルク特性を推定することができる。
・基準トルク点ストローク量の学習値の初期値は、設計上バラツキ最大値とする。また、学習値の更新は、更新する方向が締結側か開放側かで、更新係数を切り替えている。これは、EV走行中の第1クラッチCL1の目標ストローク量を、この学習値に基づいて決めるため、締結側への学習を確実に行い、開放側への学習は安全のために早目に戻すようにしているためである。
・上述のように、学習初期値を最も開放側の値に設定するため、所定時間内に学習値を検出できない場合が考えられる。その場合は、検出動作中の最後の第1クラッチストローク量を基準トルク点ストローク量として、学習値の更新を行う。
実施例1のハイブリッド車両の制御装置における作用を、「CL1トルク容量特性の推定作用」、「CL1動作状態の測定作用」、「CL1トルク容量ゼロの油圧量認識作用」、「クラッチ動作速度の決定作用」に分けて説明する。
まず、図9の上部に示すように、エンジン、クラッチ、モータ、変速機がシリーズで配置されている駆動系を持つハイブリッド車両とする。この駆動システムにおいて、アイドルストップ中に、クラッチ2(CL2)を開放した状態で、モータトルクを一定でモータを回転させた状態で、クラッチ1(CL1)を開放から締結へ操作し回転変動を見て、クラッチ油圧指令を学習するものを比較例とする。
(1) モータ回転数が上昇し過ぎる場合は、第1クラッチCL1の接続時におけるイナーシャショックが大きく運転者へ違和感を与える。
(2) モータ回転数が上昇しない場合は、第1クラッチCL1のトルク容量が不明となり、クラッチ油圧指令を学習できない。
(3) モータ回転数が安定しない場合は、クラッチトルク容量による回転変動かフリクションによる回転変動かが切り分けできないため、クラッチトルク容量を検出する際、回転変動分のトルクが含まれることになり、検出精度が低くなる。
という問題がある。
実施例1では、外乱推定トルクの検出応答性に応じたフィルタ41を介して、第1クラッチCL1のストローク量(クラッチ動作状態の一例)を測定する。そして、その測定されたCL1ストローク量と、CL1トルク容量推定値とから、CL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性の一例)を推定する構成を採用した。
実施例1では、CL1締結動作中に、推定したCL1トルク容量が所定値を超えたストローク量から動作速度に応じた値を開放側に補正した値を、CL1トルク容量をゼロとするCL1基準トルク点に設定する構成を採用した。
すなわち、図13の(1)クラッチ開放→締結動作のタイムチャートに示すように、CL1基準トルク点を設定する際、締結動作速度に応じて補正することで、第1クラッチCL1の開放状態と、第1クラッチCL1のゼロ点であるCL1基準トルク点が切り分けられる。
すなわち、図13の(2)クラッチ締結→開放動作のタイムチャートに示すように、CL1基準トルク点を設定する際、開放動作速度に応じて補正することで、第1クラッチCL1の開放状態と、第1クラッチCL1のゼロ点であるCL1基準トルク点が切り分けられる。
すなわち、CL1基準トルク点を設定する際、締結動作速度と開放動作速度に応じて補正することで、第1クラッチCL1の開放状態と、第1クラッチCL1のゼロ点であるCL1基準トルク点が切り分けられる。
実施例1では、クラッチ動作速度を、1回の試行で求める特性データ数に応じて、一定または段階的に決める構成を採用した。
すなわち、1回の試行で1点を求める時は、図14の上部に示すように、クラッチ動作速度を一定速度に決めるのが良い。
一方、1回の試行で複数点を求める時は、図14の中部に示すように、クラッチ動作速度を変化速度と一定速度を交互に繰り返すように段階的に決める。或いは、図14の下部に示すように、クラッチ動作速度のうち、開始域と終了域で急変化速度とし、中間域で緩変化速度とする段階勾配的に決める。このとき、ゼロトルク点付近(中間域)において、変化速度を遅くするのが良い。
このように、検出に使える時間に合わせてクラッチ動作速度を決めることで、効率的にCL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性)を取得することができる。
実施例1のハイブリッド車両の制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
前記エンジン1を始動するとき、前記モータ(モータジェネレータ2)をスターターモータとし、クラッチ締結制御により前記エンジン1をクランキングするハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチ締結制御を行う際に用い、クラッチ動作相当量(CL1ストローク量)に対する伝達トルクの関係をあらわすクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定するクラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)を設け、
前記クラッチトルク容量特性推定手段(CL1トルク容量特性推定制御系30)は、前記モータ(モータジェネレータ2)のモータ上限トルクを前記エンジン1が回らない範囲に制限しながら、前記モータ(モータジェネレータ2)の回転数制御を行い、前記クラッチ(第1クラッチCL1)を動作させた時のクラッチ動作状態信号(CL1ストローク信号)と、前記モータ(モータジェネレータ2)のモータトルク及びモータ角加速度と、に基づき、クラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定する(図3)。
このため、回転変動分のトルクを除きつつ、精度良くクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定することで、エンジン始動時間の短縮化を図ることができる。
このため、(1)の効果に加え、フリクショントルクによるトルク誤検出影響を排除することにより、精度良くクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定することができる。
このため、(2)の効果に加え、実ストロークと外乱推定トルクの位相ずれによる誤検出分を排除することにより、精度良くCL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性)を推定することができる。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、締結動作速度に応じた補正により、第1クラッチCL1の開放状態とクラッチ基準トルク点(CL1基準トルク点)が切り分けられることで、精度良くクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定することができる。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、開放動作速度に応じた補正により、第1クラッチCL1の開放状態とクラッチ基準トルク点(CL1基準トルク点)が切り分けられることで、精度良くクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定することができる。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、締結動作速度と開放動作速度に応じた補正により、第1クラッチCL1の開放状態とクラッチ基準トルク点(CL1基準トルク点)が切り分けられることで、精度良くクラッチトルク容量特性(CL1トルク−ストローク特性)を推定することができる。
このため、(3)〜(6)の効果に加え、フィルタ41の検出特性と動作速度を合わせることで、検出ばらつきを抑制できると共に、イナーシャトルクでエンジン1を回さないように制限する効果も奏することができる。
このため、(1)〜(6)の効果に加え、検出に使える時間に合わせてクラッチ動作速度を決めることで、効率的にCL1トルク−ストローク特性(クラッチトルク容量特性)を取得することができる。
このため、(7)の効果に加え、エンジン始動時間の無駄時間を短縮しつつ、引き摺りトルクを防止することができる。
このため、(1)〜(9)の効果に加え、個体バラツキを抑制することができる。
このため、(10)の効果に加え、初期状態のバラツキによらず、安定して個体バラツキを抑制することができる。
2 モータジェネレータ(モータ)
3 自動変速機
4 第1クラッチ(クラッチ)
5 第2クラッチ
6 ディファレンシャルギア
7 タイヤ(駆動輪)
8 インバータ
9 バッテリ
10 エンジン回転センサ
11 MG回転センサ
12 AT入力回転センサ
13 AT出力回転センサ
14、15 ソレノイドバルブ
16 SOCセンサ
17 アクセル開度センサ
20 統合コントローラ
21 エンジンコントローラ
22 モータコントローラ
23 CL1ストロークセンサ
30 CL1トルク容量特性推定制御系(クラッチトルク容量特性推定手段)
41 フィルタ
Claims (11)
- 駆動系に、エンジンと、モータと、前記エンジンと前記モータの間に介装されるクラッチと、を有し、
前記エンジンを始動するとき、前記モータをスターターモータとし、クラッチ締結制御により前記エンジンをクランキングするハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチ締結制御を行う際に用い、クラッチ動作相当量に対する伝達トルクの関係をあらわすクラッチトルク容量特性を推定するクラッチトルク容量特性推定手段を設け、
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、前記モータのモータ上限トルクを前記エンジンが回らない範囲に制限しながら、前記モータの回転数制御を行い、前記クラッチを動作させた時のクラッチ動作状態信号と、前記モータのモータトルク及びモータ角加速度と、に基づき、クラッチトルク容量特性を推定する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、前記クラッチの開放中に、モータトルクとモータ回転数より推定した外乱推定トルクをフリクショントルクとみなし、前記クラッチを締結又は開放動作中にモータトルクとモータ回転数より推定した外乱推定トルクから、前記フリクショントルクを差し引いて、クラッチトルク容量を推定する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項2に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、外乱推定トルクの検出応答性に応じたフィルタを介して、前記クラッチのクラッチ動作状態を測定し、その測定された動作状態と、クラッチトルク容量推定値とから、クラッチトルク容量特性を推定する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1から3までの何れか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、クラッチ締結動作中に、推定したクラッチトルク容量が所定値を超えたクラッチ動作相当量から、クラッチ動作速度に応じた値を開放側に補正した値を、クラッチトルク容量をゼロとするクラッチ基準トルク点に設定する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1から3までの何れか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、クラッチ開放動作中に、推定したクラッチトルク容量が所定値を超えたクラッチ動作相当量から、クラッチ動作速度に応じた値を締結側に補正した値を、クラッチトルク容量をゼロとするクラッチ基準トルク点に設定する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1から3までの何れか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、クラッチ締結動作中に、推定したクラッチトルク容量が所定値を超えた時の第1の動作相当量と、クラッチ開放動作中に、推定したクラッチトルク容量が所定値を超えた時の第2の動作相当量を記憶し、第1の動作相当量と第2の動作相当量の中間値を、クラッチトルク容量をゼロとするクラッチ基準トルク点に設定する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項3から6までの何れか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、前記クラッチ動作速度を、外乱推定トルクの検出応答性に応じて決める
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1から6までの何れか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、前記クラッチ動作速度を、1回の試行で求める特性データ数に応じて、一定または段階的に決める
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項7に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、外乱推定トルクの検出応答性に応じて決めたクラッチ動作速度によりクラッチトルク容量特性を推定すると、推定後に記憶したクラッチトルク容量特性を用いて、EV走行中のクラッチ動作状態を決める
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1から9までの何れか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、推定したクラッチトルク容量特性を、学習値として記憶する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項10に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記クラッチトルク容量特性推定手段は、推定したクラッチトルク容量特性と、記憶されているクラッチトルク容量特性と、を比較し、両特性の差異に応じて、更新係数を切り替え、クラッチトルク容量特性の学習制御を行う
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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