JP2014212499A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像に特殊効果が付加されていたとしても、適切なピーキング表示をすることが可能な撮像装置を提供すること。【解決手段】ピーク画像処理部220は、撮像素子204による撮像によって取得されたRAWデータを処理してピーク画像データを生成する。画像処理部218は、撮像素子204による撮像によって取得されたRAWデータを処理して背景画像データを生成する。合成部222は、ピーク画像データと背景画像データとを合成して合成画像データを生成する。表示部226は、合成画像データに基づく画像を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、ピーキング表示モードを有する撮像装置に関する。
従来、被写体のフォーカス状態を画像上で容易に確認するための技術として、画像内におけるフォーカス位置の候補となるコントラストのピーク部分を強調して表示する、所謂ピーキング表示が知られている。ここで、ピーク部分を強調して表示するだけでは、ダイナミックレンジの狭い表示部においてフォーカスが合っている被写体のピーク部分とフォーカスが合っていない被写体のピーク部分との区別がつかない場合がある。このため、特許文献1は、画像信号の振幅を小さくしてからピーク部分を強調するようにしている。
特開2010−050592号公報
特許文献1の技術は、画像信号の振幅を小さくしてからピーク部分を強調するようにしている。ここで、近年、画像を意図的にぼかしたり、階調を著しく変化させたりすることで画像に特殊効果を付加する技術が知られている。このような特殊効果が付加されている画像の場合、単に画像信号の振幅を小さくしても、ピーク部分が特殊効果の影響を受けて正しく表示ができなかったり、階調の境界をピーク部分と誤検出してしまったりする可能性がある。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので、画像に特殊効果が付加されていたとしても、適切なピーキング表示をすることが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の一態様の撮像装置は、被写体を撮像してRAWデータを取得する撮像部と、前記RAWデータからピーク部分を抽出してピーク画像データを生成するピーク画像生成部と、前記RAWデータを画像処理して背景画像データを生成する背景画像生成部と、前記ピーク画像データと前記背景画像データとを合成して合成画像データを生成する合成部と、前記合成画像データに基づく画像を表示する表示部と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、画像に特殊効果が付加されていたとしても、適切なピーキング表示をすることが可能な撮像装置を提供することができる。
本発明の各実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 デジタルカメラのメイン動作を示すフローチャートである。 画像処理について示すフローチャートである。 基本画像処理について示すフローチャートである。 輝度変更処理において用いられる輝度変更特性曲線の例を示す図である。 特殊画像処理について示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるピーク処理について示すフローチャートである。 図8(a)は被写体距離とピーク抽出の周波数帯域との関係を示した図であり、図8(b)はF値とピーク抽出の周波数帯域との関係を示した図である。 ピーク画像データに対するローパスフィルタ処理に用いるローパスフィルタのフィルタ係数の例を示す図である。 ピーク画像データに対する輝度変更処理に用いられる輝度変更特性曲線の例を示す図である。 背景画像データに対するローパスフィルタ処理に用いるローパスフィルタのフィルタ係数の例を示す図である。 背景画像データに対する輝度変更処理に用いられる輝度変更特性曲線の例を示す図である。 第2の実施形態におけるピーク処理について示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるピーク処理について示すフローチャートである。 背景画像データにシェーディング効果が付加されている場合のピーク変更処理について説明するための図である。 背景画像データにぼかしが付加されている場合のピーク変更処理について説明するための図である。 背景画像データにホワイトエッジ処理が施されている場合のピーク変更処理について説明するための図である。 背景画像データにミラー反転処理が施されている場合のピーク変更処理について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の各実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。図1に示すデジタルカメラ1は、レンズ交換式のデジタルカメラである。しかしながら、必ずしもレンズ交換式のデジタルカメラである必要はなく、レンズ一体式のデジタルカメラであってもよい。また、撮像機能付き携帯電話機や撮像機能付き携帯端末等であっても本実施形態の技術が適用され得る。
図1に示すデジタルカメラ1は、交換式レンズ100と、カメラ本体200とを有している。交換式レンズ100は、カメラ本体200に対して着脱自在に構成されている。カメラ本体200に交換式レンズ100が装着された場合に、交換式レンズ100は、カメラ本体200と通信自在に接続される。これにより、交換式レンズ100は、カメラ本体200の制御に従って動作可能な状態となる。
交換式レンズ100は、レンズ102と、絞り104と、ドライバ106と、マイクロコンピュータ108と、Flashメモリ110と、フォーカスリング112とを有している。
レンズ102は、図示しない被写体からの光束をカメラ本体200内の撮像素子204に集光するための光学系である。このレンズ102は、フォーカスレンズ及びズームレンズ等の複数のレンズを有している。
絞り104は、開閉自在に構成され、レンズ102を介して入射した光束の量を調整する。ドライバ106は、モータ等を有している。このドライバ106は、マイクロコンピュータ108の制御に従って、レンズ102内のフォーカスレンズやズームレンズをその光軸方向に駆動させたり、絞り104を開閉駆動させたりする。
マイクロコンピュータ108は、交換式レンズ100がカメラ本体200に装着された際にインターフェイス(I/F)114を介してカメラ本体200内のマイクロコンピュータ234と通信自在に接続される。このマイクロコンピュータ108は、マイクロコンピュータ234からの制御に従ってドライバ106を駆動させる。また、マイクロコンピュータ108は、Flashメモリ110に記憶されている交換式レンズ100のレンズ情報等を、I/F114を介してマイクロコンピュータ234に通信する。
Flashメモリ110は、レンズ102の収差情報等のレンズ情報や交換式レンズ100の動作を実行するために必要なプログラム等を記憶している。
フォーカスリング112は、ユーザがフォーカスレンズのマニュアル操作をするための操作部材である。フォーカスリング112は、回転操作されるように、交換式レンズ100の本体に形成されている。フォーカスリング112は、ユーザによって回転されることにより、回転量の信号をマイクロコンピュータ234に入力する。
カメラ本体200は、メカシャッタ202と、撮像素子204と、アナログ処理部206と、アナログ/デジタル(A/D)変換部208と、バス210と、SDRAM212と、AE処理部214と、AF処理部216と、画像処理部218と、ピーク画像処理部220と、合成部222と、表示ドライバ224と、表示部226と、画像圧縮伸張部228と、メモリインターフェイス(I/F)230と、記録媒体232と、マイクロコンピュータ234と、操作部236と、Flashメモリ238とを有している。
メカシャッタ202は、撮像素子204の光電変換面を遮光状態又は露出状態とするように移動自在に構成されている。このメカシャッタ202を移動させることにより、撮像素子204の露出時間が調整される。
撮像素子204は、レンズ102を介して集光された被写体からの光束が結像される光電変換面を有している。光電変換面は、複数の画素が2次元状に配置されて構成されている。また、光電変換面の光入射側には、カラーフィルタが設けられている。このような撮像素子204は、光電変換面に結像された光束に対応した像(被写体像)を、その光量に応じた電気信号(以下、画像信号という)に変換して出力する。
ここで、撮像素子204は、CCD方式やCMOS方式等の種々の構成の撮像素子が知られている。また、カラーフィルタの色配列もベイヤ配列等の種々の配列が知られている。また、撮像素子204は、複数の色情報を取得するためのセンサが積層された形式のセンサでもよく、上述のカラーフィルターを有していないセンサでもよい。本実施形態は、撮像素子204の構成が特定の構成に限定されるものではなく、種々の構成の撮像素子を用いることが可能である。また、撮像素子204は、露出時間を電子的に制御する電子シャッタ機能を有していてもよい。以下の説明においては撮像素子204が電子シャッタ機能を有しているものとする。
アナログ処理部206は、撮像素子204により得られた画像信号に対してCDS(相関二重サンプリング)処理やAGC(自動利得制御)処理等のアナログ処理を施す。A/D変換部208は、アナログ処理部206においてアナログ処理された画像信号をデジタル信号(以下、RAWデータという)に変換する。ここで、RAWデータとは、画像処理部218における画像処理が施される前の「生の」画像データである。
ここで、アナログ処理部206やA/D変換部208は、撮像素子204上に実装されていてもよい。
以上の撮像素子204、アナログ処理部206、A/D変換部208が撮像部として機能する。
バス210は、カメラ本体200の内部で発生した各種のデータを転送するための転送路である。
SDRAM212は、カメラ本体200内部で発生した各種のデータを一時的に記憶するための記憶部である。このSDRAM212は、画像処理部218やピーク画像処理部220における画像処理の際のバッファメモリとしても使用される。
AE処理部214は、画像データ(例えばRAWデータ)を用いて被写体輝度を算出する。ここで、AE処理部214は、測光センサ等の専用のセンサからのデータを用いて被写体輝度を算出してもよい。AF処理部216は、画像データ(例えばRAWデータ)から高周波成分の信号を取り出し、取り出した高周波成分の信号を積算してAF評価値を取得する。ここで、本実施形態では所謂コントラストAFによるAFを用いているが、専用のセンサ等を用いた所謂位相差AFによるAFを用いてもよい。
画像処理部218は、RAWデータに対する各種の画像処理を行って画像データを生成する。ここで、画像処理部218で行われる画像処理は、画像データの仕上がりを所定のものとするための画像処理である。ここでの仕上がりとは、表示の際の見た目や作風等のことを言う。また、画像処理部218は、背景画像生成部としての機能も有している。後で詳しく説明するピーキング表示モードにおいては、画像処理部218によって生成された画像データがピーク画像データと合成される。以降、ピーキング表示モードにおいては、画像処理部218により生成される画像データを背景画像データと言うことにする。ただし、ピーキング表示モード以外で生成される画像データと背景画像データとはデータ上の違いはない。
本実施形態における画像処理部218は、基本画像処理部2181と、特殊画像処理部2182とを有している。
基本画像処理部2181は、画像の表示や記録のために必要な基本的な画像処理を画像データに対して施す。この基本的な画像処理には、例えば、オプティカルブラック(OB)減算処理、ホワイトバランス(WB)補正処理、同時化処理、色再現処理、輝度変更処理、エッジ強調処理、ノイズ低減処理が含まれる。オプティカルブラック減算処理は、RAWデータの暗電流成分(オプティカルブラック)を減算して除去する処理である。ホワイトバランス補正処理は、RAWデータの各色成分を所定のゲイン量で増幅することにより、画像の色バランスを補正する処理である。同時化処理は、ベイヤ配列等のカラーフィルターの配列パターンに対応して撮像素子204を介して出力されるRAWデータ等の、1つの画素が1つの色成分に対応している画像データを、1つの画素が複数の色成分に対応しているRGBデータに変換する処理である。色再現処理は、画像の色再現を適切なものとするための各種の処理である。この処理としては、例えばカラーマトリクス演算処理がある。このカラーマトリクス演算処理は、RGBデータに対して、例えばホワイトバランスモードに応じたカラーマトリクス係数を乗じる処理である。この他、色再現処理として彩度・色相の補正も行う。輝度変更処理は、RGBデータをYCbCr(輝度・色差)データに変換し、Yデータの輝度特性を、表示や記録に適するように変更する処理である。輝度変更処理として、RGBデータの輝度特性を変更するようにしてもよい。エッジ強調処理は、画像データ(RGBデータ又はYCbCrデータ)からバンドパスフィルタ等を用いて抽出したエッジ信号にエッジ強調係数を乗じ、この結果をもとの画像データに加算することによって、画像データにおけるエッジ(輪郭)成分を強調する処理である。ノイズ低減処理は、コアリング処理等により、画像データ(RGBデータ又はYCbCrデータ)におけるノイズ成分を除去する処理である。
特殊画像処理部2182は、画像データ(RGBデータ又はYCbCrデータ)に対して特殊な視覚効果を与えるための特殊画像処理を施す。この特殊画像処理の詳細については後で説明する。
ピーク画像生成部としてのピーク画像処理部220は、ピーキング表示モードの際に、画像データ(例えばRAWデータ)からピーク画像データを生成する。ピーク画像データは、画像データにおけるフォーカス位置の候補であるコントラストのピーク部分を抽出して得られるものである。
ピーク画像処理部220は、ピーク抽出部2201と、ピーク補正部2202とを有している。ピーク抽出部2201は、画像データ(例えばRAWデータ)から、バンドパスフィルタ等を用いてピーク信号を抽出する。なお、バンドバスフィルタを用いてピーク信号を抽出した場合、抽出されるピーク信号は主にエッジ部分の信号となる。ここで、前述したように、基本画像処理部2181におけるエッジ強調処理においてもエッジ信号を抽出している。したがって、ピーク抽出部2201は、基本画像処理部2181に設けられたエッジ強調処理を行うための回路(エッジ強調処理部)で代用され得る。ピーク補正部2202は、ピーク抽出部2201で抽出されたピーク信号の輝度特性を変更する。前述したように、基本画像処理部2181における輝度変更処理においても輝度特性を変更している。したがって、ピーク補正部2202は、基本画像処理部2181に設けられた輝度変更処理を行うための回路(輝度変更処理部)で代用され得る。
合成部222は、ピーキング表示のときに、画像処理部218で得られた背景画像データとピーク画像処理部220で得られたピーク画像データとを合成して合成画像データを生成する。合成部222は、背景画像補正部2221と、画像合成部2222とを有している。背景画像補正部2221は、背景画像データに合成されるピーク画像データの部分を際立たせるように、背景画像データを補正する画像処理を施す。この画像処理は、例えばローパスフィルタ処理及び輝度変更処理、彩度変更処理が含まれる。背景画像補正部2221は、背景画像データに施されている画像処理の内容に応じて適切な補正処理を選択する。画像合成部2222は、背景画像データとピーク画像データとを合成して合成画像データを生成する。
表示ドライバ224は、画像処理部218で得られた背景画像データ或いは画像圧縮伸張部228で伸張して得られる画像データ又は合成部で得られた合成画像データを、表示部226の表示サイズに応じてリサイズし、リサイズした画像データを映像信号に変換して表示部226に出力する。表示部226は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)である。この表示部226は、表示ドライバ224から入力された映像信号に基づく画像を表示する。
画像圧縮伸張部228は、画像の記録時においては、画像処理部218における画像処理によって得られた画像データに対してJPEG形式やTIFF形式等の静止画圧縮処理又はMPEG形式やH.264形式等の動画圧縮処理を施す。また、画像圧縮伸張部228は、画像の再生時においては、圧縮処理が施された画像データに対して伸張処理を施す。
メモリI/F230は、マイクロコンピュータ234等が記録媒体232にアクセスするためのインターフェイスである。記録媒体232は、例えばカメラ本体200に着脱自在になされたメモリカードである。この記録媒体232は、画像ファイル等を記録する。画像ファイルは、画像圧縮伸張部228によって圧縮された画像データに、ヘッダ情報を付加したファイルである。記録媒体232は、カメラ本体200に固定されていてもよい(着脱できなくてもよい)。
マイクロコンピュータ234は、メカシャッタ202、撮像素子204、表示ドライバ224といったカメラ本体200の各部の動作を統括的に制御する。また、マイクロコンピュータ234は、AE処理部214で演算された被写体輝度を用いてAE処理を行ったり、AF処理部216で演算されたAF評価値を用いてAF処理を行ったりもする。また、マイクロコンピュータ234は、フォーカス位置取得部としての機能も有し、AF評価値を評価することによって、画像データにおけるフォーカス位置を取得する。さらに、マイクロコンピュータ234は、交換式レンズ100の装着時には、交換式レンズ100の動作も制御する。
操作部236は、ユーザによって操作される各種の操作部材である。本実施形態における操作部236は、操作部材として、例えば、レリーズボタンと、動画ボタンと、メニューボタンと、再生ボタンと、ピーキング表示切替ボタンと、電源ボタンとを有している。
レリーズボタンは、ファースト(1st)レリーズスイッチとセカンド(2nd)レリーズスイッチの2段スイッチを有している。レリーズボタンが半押しされて、ファーストレリーズスイッチがオンされた場合に、マイクロコンピュータ234は、AE処理やAF処理等の撮影準備処理を実行する。また、レリーズボタンが全押しされて、セカンドレリーズスイッチがオンされた場合に、マイクロコンピュータ234は、静止画記録処理を実行する。
動画ボタンは、マイクロコンピュータ234に対して動画撮影の実行を指示する。動画ボタンが押された場合、マイクロコンピュータ234は、動画記録処理を実行する。また、動画記録処理の実行中に動画ボタンが押された場合、マイクロコンピュータ234は、動画記録処理を終了する。
メニューボタンは、メニュー画面の表示を指示するための操作部である。メニュー画面上において、ユーザは、カメラ本体200の各種の設定を変更することが可能である。本実施形態においては、ユーザは、例えばメニュー画面上において、特殊画像処理モードを設定する。この特殊画像処理モードにより、特殊画像処理部2182で施される特殊画像処理の内容が設定される。
再生ボタンは、マイクロコンピュータ234に対して静止画ファイル又は動画ファイルの再生を指示するための操作部である。電源ボタンは、カメラ本体200の電源のオン又はオフを指示するための操作部である。
ピーキング表示切替ボタンは、ピーキング表示モードのオンとオフの切り替えを指示するための操作部である。このピーキング表示切替ボタンは、ピーキング表示指示部の一例として機能する。
ここで、前述したレリーズボタン、動画ボタン、メニューボタン、再生ボタン、ピーキング表示切替ボタンと同等の機能をタッチパネルによって実現するようにしてもよい。すなわち、ボタン等の物理的な操作部材がなくともよい。
Flashメモリ238は、例えばホワイトバランス補正用のホワイトバランスゲイン、カラーマトリクス演算用のカラーマトリクス係数、輝度特性変更用の各種の関数といった画像処理部218の動作に必要なパラメータ等の、カメラ本体200の動作に必要な各種のパラメータを記憶している。また、Flashメモリ238は、マイクロコンピュータ234が実行する種々のプログラムも記憶している。
以下、前述したデジタルカメラの動作について説明する。図2は、本実施形態に係るデジタルカメラのメイン動作を示すフローチャートである。図2の動作は、例えば図1に示すデジタルカメラ1の電源がオンされた場合に行われる。
電源オン後において、マイクロコンピュータ234は、初期化処理を行う(ステップS101)。初期化処理において、マイクロコンピュータ234は、自身が有するレジスタに設定されている記録中フラグをOffにする等の処理を行う。記録中フラグは、動画記録中であるか否かを示すフラグである。記録中フラグがOffになっている間は、動画記録中でないことを示す。一方、記録中フラグがOnになっている間は、動画記録中であることを示す。
次に、マイクロコンピュータ234は、ユーザによって操作部236の再生ボタンが押されたか否かを判定する(ステップS102)。ステップS102において、再生ボタンが押されたと判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、再生処理を実行する(ステップS103)。
再生処理において、マイクロコンピュータ234は、ユーザによる画像ファイル(静止画像ファイル又は動画像ファイル)の選択を待つ。そして、画像ファイルが選択された場合に、マイクロコンピュータ234は、選択された画像ファイルを画像圧縮伸張部228によりデコードする。そして、マイクロコンピュータ234は、デコードにより得られた画像データを表示ドライバ224に入力する。表示ドライバ224は、入力された画像データを映像信号に変換し、この映像信号に対応した画像を表示部226に表示させる。その後、ユーザによって再生終了の指示がなされた場合、例えば再生ボタンが再び押された場合に、マイクロコンピュータ234は、再生処理を終了させる。
ステップS102において再生ボタンが押されていないと判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、カメラ設定をするか否かを判定する(ステップS104)。例えば、ユーザによって操作部236のメニューボタンが押された場合に、マイクロコンピュータ234は、カメラ設定をすると判定する。
ステップS104において、カメラ設定をすると判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、表示ドライバ224を制御して表示部226にメニュー画面を表示させた後、カメラ設定処理を実行する(ステップS105)。
カメラ設定処理において、マイクロコンピュータ234は、ユーザからのカメラ設定の変更の指示を待つ。そして、何らかのカメラ設定の変更の指示がなされた場合に、マイクロコンピュータ234は、その指示に従ってカメラ設定を変更する。このカメラ設定処理においては、例えば静止画撮影時や動画撮影時の画像の記録形式の設定、ホワイトバランス(WB)モード等の画像の仕上がりに関する設定が変更される。また、カメラ設定処理において、特殊画像処理を実行するか否か、及び特殊画像処理を実行する際の特殊画像処理モードを設定することが可能である。
ステップS104において、カメラ設定をしないと判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、ユーザによって操作部236の動画ボタンが押されたか否かを判定する(ステップS106)。ステップS106において、動画ボタンが押されたと判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、記録中フラグを反転させる(ステップS107)。すなわち、マイクロコンピュータ234は、記録中フラグがOffの場合にはOnに、Onの場合にはOffにする。その後、マイクロコンピュータ234は、現在、動画記録中であるか否か、すなわち記録中フラグがOnであるか否かを判定する(ステップS108)。
ステップS108において、記録中フラグがOnであると判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、動画ファイルを生成し、動画像データを記録できるように準備する(ステップS109)。また、ステップS108において、記録中フラグがOnでないと判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、動画ファイルを閉じる(ステップS110)。
ステップS106において動画ボタンが押されていないと判定した場合、ステップS109において動画ファイルを生成した後、ステップS110において動画ファイルを閉じた後、マイクロコンピュータ234は、現在、動画記録中であるか否か、すなわち記録中フラグがOnであるか否かを再び判定する(ステップS111)。
ステップS111において、記録中フラグがOffであると判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、ユーザによって操作部236のレリーズボタンが半押しされてレリーズボタンの状態がOff状態から1stレリーズスイッチのOn状態に遷移したか否かを判定する(ステップS112)。
ステップS112において、レリーズボタンの状態が1stレリーズスイッチのOn状態に遷移したと判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、AE処理及びAF処理を行う(ステップS113)。
AE処理において、マイクロコンピュータ234は、AE処理部214によって被写体輝度を算出させる。その後、マイクロコンピュータ234は、AE処理部214によって算出された被写体輝度に応じて静止画撮影の実行時におけるISO感度、F値(絞り値)、シャッタ速を決定する。ここで、周知の顔検出技術等を用いた場合、検出された顔の輝度が適正となるようにISO感度、F値、シャッタ速を決定するようにしてもよい。
AF処理において、マイクロコンピュータ234は、AF処理部216によってAF評価値を取得させる。そして、マイクロコンピュータ234は、AF処理部216で取得されたAF評価値により、コントラストを評価しつつ、レンズ102のフォーカスレンズを微少量ずつ駆動させるようにマイクロコンピュータ108に指示する。その後、マイクロコンピュータ234は、コントラストが最大となった時点でフォーカスレンズの駆動を停止させるようにマイクロコンピュータ108に指示する。このようなAF処理は、所謂コントラスト方式のAF処理である。AF処理として位相差AF処理を用いるようにしてもよい。ここで、周知の顔検出技術等を用いた場合、検出された顔にフォーカスが合うようにしてもよい。
AE処理及びAF処理の後、マイクロコンピュータ234は、デジタルカメラ1の電源がオフされたか否かを判定する(ステップS114)。ステップS114において、デジタルカメラ1の電源がオフされていないと判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、ステップS102以後の処理を実行する。一方、ステップS114において、デジタルカメラの電源がオフされたと判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、図2の処理を終了させる。
また、ステップS112において、レリーズボタンの状態が1stレリーズスイッチのOn状態に遷移していないと判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、ユーザによって操作部236のレリーズボタンが全押しされてレリーズボタンの状態が2ndレリーズスイッチのOn状態となっているか否かを判定する(ステップS115)。
ステップS115において、レリーズボタンの状態が2ndレリーズスイッチのOn状態である場合に、マイクロコンピュータ234は、メカシャッタ202を用いた撮影処理を実行する(ステップS116)。このために、マイクロコンピュータ234は、AE処理において決定されるISO感度に応じてアナログ処理部206におけるゲイン制御量(増幅率)を設定するとともに、AE処理において決定されるF値をマイクロコンピュータ108に送信する。その後、マイクロコンピュータ234は、マイクロコンピュータ108の制御による絞り104の駆動と同期して、AE処理において決定した露出時間に応じてメカシャッタ202を動作させて撮像素子204の露出値を制御する。このような撮影処理により、RAWデータがSDRAM212に記憶される。
メカシャッタ202を用いた撮影処理を実行した後、マイクロコンピュータ234は、撮影処理によってSDRAM212に記憶されたRAWデータに対する画像処理を、画像処理部218に実行させる(ステップS117)。この画像処理の詳細については後で説明する。
画像処理の後、マイクロコンピュータ234は、画像処理の結果としてSDRAM212に記憶された画像データを、設定されている静止画記録形式で静止画ファイルとして記録する処理を行う(ステップS118)。この際、マイクロコンピュータ234は、SDRAM212に記憶された画像データを画像圧縮伸張部228に入力して静止画圧縮処理を実行するように画像圧縮伸張部228に指示する。この指示を受けて画像圧縮伸張部228は、予め設定された記録モードに対応するように静止画圧縮処理を行い、圧縮された画像データをSDRAM212に記憶させる。その後、マイクロコンピュータ234は、画像圧縮伸張部228により圧縮された画像データをSDRAM212から読み出し、読み出した画像データから静止画ファイルを作成し、作成した静止画ファイルを記録媒体232に記録する。
ステップS115においてレリーズボタンの状態が2ndレリーズスイッチのOn状態でないと判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、AE処理を実行する(ステップS119)。このAE処理は、動画撮影又はライブビュー表示のための処理である。AE処理の後、マイクロコンピュータ234は、電子シャッタを用いた撮影処理を実行する(ステップS120)。この撮影処理において、マイクロコンピュータ234は、AE処理によって決定した露出時間に応じて撮像素子204の電子シャッタ機能を動作させて撮像素子204の露出値を制御する。このような撮影処理により、RAWデータがSDRAM212に記憶される。
電子シャッタを用いた撮影処理を実行した後、マイクロコンピュータ234は、撮影処理によってSDRAM212に記憶されたRAWデータに対する画像処理を、画像処理部218に実行させる(ステップS121)。この画像処理の詳細については後で説明する。
画像処理の後、マイクロコンピュータ234は、現在、動画記録中であるか否か、すなわち記録中フラグがOnであるか否かを判定する(ステップS122)。ステップS122において、記録中フラグがOnであると判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、ステップS123の処理をスキップする。
ステップS122において、記録中フラグがOnであると判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、画像処理の結果としてSDRAM212に記憶された画像データを、設定されている動画記録形式で動画ファイルとして記録する処理を行う(ステップS123)。この際、マイクロコンピュータ234は、SDRAM212に記憶された動画像データを画像圧縮伸張部228に入力して動画圧縮処理を実行するように画像圧縮伸張部228に指示する。この指示を受けて画像圧縮伸張部228は、予め設定された記録モードに対応するように動画圧縮処理を行い、圧縮された動画像データをSDRAM212に記憶させる。その後、マイクロコンピュータ234は、画像圧縮伸張部228により圧縮された動画像データをSDRAM212から読み出し、読み出した動画像データを動画ファイルに追記する。また、動画像データの記録が終了した場合には、動画ファイルのヘッダ情報部にフレーム数等の情報を記録する。なお、後で詳しく説明するピーク処理においては、ピーク画像データと背景画像データとに対する画像処理が施され、その結果が表示される。このようなピーク画像データと背景画像データは動画ファイルとともに記録する必要はない。
ステップS122において記録中フラグがOffであると判定した場合又はステップS123の後、マイクロコンピュータ234は、ピーキング表示の指示がされたか否かを判定する(ステップS124)。例えば、ピーキング表示指示部の一例としてのピーキング表示切替ボタンが押される毎にピーキング表示のオンとオフとが切り替えられる。この他、ピーキング表示指示部の別の例としてのフォーカスリング112が操作されたときにピーキングの指示がされたと判定するようにしてもよい。ステップS124において、ピーキング表示の指示がされていないと判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、ステップS125の処理をスキップする。
ステップS124において、ピーキング表示の指示がされていると判定した場合に、マイクロコンピュータ234は、ピーク処理を実行する(ステップS125)。ピーク処理については後で詳しく説明する。
ステップS124においてピーキング表示の指示されていないと判定した場合又はステップS125の後、マイクロコンピュータ234は、ライブビュー表示を行う(ステップS126)。その後にマイクロコンピュータ234は、処理をステップS114に移行させる。ライブビュー表示において、マイクロコンピュータ234は、画像処理の結果としてSDRAM212に記憶された画像データ又はピーク処理の結果としてSDRAM212に記憶された合成画像データを表示ドライバ224に入力する。これを受けて表示ドライバ224は、入力された画像データ又は合成画像データを映像信号に変換して表示部226に出力する。表示部226は、この映像信号に基づいて画像を表示する。このようなライブビュー表示により、ユーザは、表示部226を用いて構図の確認等を行うことができる。ここで、本実施形態において、ライブビュー表示がなされている間にフォーカスリング112が操作された場合、マイクロコンピュータ108は、フォーカスリング112の操作量に応じてドライバ106を制御してフォーカスレンズを駆動させる。
図3は、画像処理について示すフローチャートである。画像処理が開始されると、基本画像処理部2181は、SDRAM212に記憶されているRAWデータに対して基本画像処理を施す(ステップS201)。その後、特殊画像処理部2182は、基本画像処理の結果としてSDRAM212に記憶されている画像データ(YCbCrデータ)に対して特殊画像処理を施す(ステップS202)。これにより、画像処理が終了される。以下、基本画像処理と特殊画像処理とを詳しく説明する。
図4は、基本画像処理について示すフローチャートである。基本画像処理の開始後、基本画像処理部2181は、OB減算処理を行う(ステップS301)。OB減算処理において、基本画像処理部2181は、入力されたRAWデータからオプティカルブラック(OB)値を減算することでRAWデータにおける暗電流成分を除去する。
OB減算の後、基本画像処理部2181は、WB補正処理を行う(ステップS302)。WB補正処理において、基本画像処理部2181は、OB減算処理が施されたRAWデータに対して、予めユーザが設定したWBモードに応じたWBゲインを乗じることで画像としての色バランスを補正する。
WB補正処理の後、基本画像処理部2181は、RAWデータの形式がベイヤ形式の場合には、同時化処理を行う(ステップS303)。同時化処理において、基本画像処理部2181は、WB補正がなされたRAWデータを、補間処理を用いて同時化する。これにより、1画素がRGBのうちの1つの色成分を有しているRAWデータを1画素がRGB3つの色成分を有するRGBデータに変換する。
同時化処理の後、基本画像処理部2181は、色再現処理を行う(ステップS304)。色再現処理において、基本画像処理部2181は、設定されているWBモードに応じたカラーマトリクス係数をRGBデータの各画素に乗じることでRGBデータの色変換をする。さらに、基本画像処理部2181は、色変換したRGBデータの色相及び彩度が適切なものとなるように色を補正することにより、画像の色再現を調整する。
色再現処理の後、基本画像処理部2181は、輝度変更処理を行う(ステップS305)。輝度変更処理において、基本画像処理部2181は、色再現処理がされたRGBデータをガンマ変換し、さらにガンマ変換したRGBデータをYCbCr(輝度・色差)データに変換した後、さらにYデータをガンマ変換する。ここで、輝度変更処理の際には、特殊画像処理の設定に応じて異なるガンマ変換をする。図5は、輝度変更処理において用いられる輝度変更特性曲線の例を示す図である。
図5の関数Aは、RGBデータの輝度変更処理に用いる関数の例であり、表示部226の表示特性やコントラスト等を変更するための関数である。関数Aを用いてRGBデータの特性を変更することにより、適切なコントラストで画像を表示部226に表示させることが可能である。
関数Bは、特定の特殊効果を付加しない通常の輝度変更処理に用いる関数の例である。関数Bは、Yデータに対して使用されるものである。すなわち、関数Aを用いてRGBデータの輝度特性が変更され、輝度特性が変更された後のRGBデータがYCbCrデータに変換された後、関数Bを用いてさらにYデータの特性が変更される。関数BによってYデータの特性を変換した場合、得られるYデータの特性は、関数Aを用いて輝度変更処理を行った結果の線形変換の特性になる。
関数Cは、関数Bに対して高輝度側を持ち上げ、低輝度側を下げるようにした特性の関数である。関数Cも、Yデータに対して使用されるものである。すなわち、関数Aを用いてRGBデータの輝度特性が変更され、輝度特性が変更された後のRGBデータをYCbCrデータに変換された後、関数Cを用いてさらにYデータの特性が変更される。関数CによってYデータの特性を変換した場合、画像のコントラストが強調される。このような関数Cは、例えばトイカメラで撮影したような視覚効果を付加する特殊効果処理モードやポップ調の視覚効果を付加する特殊効果処理モードの際に用いられる。関数Cは、RGBデータに対して用いることができるように係数が変更されてもよい。
関数Dは、関数Bに対して全体的な輝度を持ち上げるようにした特性の関数である。関数Dも、Yデータに対して使用されるものである。すなわち、関数Aを用いてRGBデータの輝度特性が変更され、輝度特性が変更された後のRGBデータがYCbCrデータに変換された後、関数Dを用いてさらにYデータの特性が変更される。関数DによってYデータの特性を変換した場合、コントラストが抑えられ、かつ明るめの画像が得られる。このような関数Dは、例えばファンタジー調の視覚効果を付加する特殊効果処理モードの際に用いられる。関数Dは、RGBデータに対して用いることができるように係数が変更されてもよい。
輝度変更処理の後、基本画像処理部2181は、エッジ強調処理を行う(ステップS306)。エッジ強調処理において、基本画像処理部2181は、輝度変更処理後のYデータに対し、バンドパスフィルタ処理を施してエッジ信号を抽出し、抽出したエッジ信号にエッジ強調量に応じた係数を乗じる。そして、基本画像処理部2181は、係数を乗じたエッジ成分をもとのYデータに加算することで画像のエッジ成分を強調する。
エッジ強調処理の後、基本画像処理部2181は、ノイズ低減(NR)処理を行う(ステップS307)。その後に基本画像処理部2181は、図4の処理を終了させる。ノイズ低減処理において、基本画像処理部2181は、エッジ強調処理がされたYデータを周波数分解し、周波数に応じてコアリング処理等を施して画像におけるノイズ成分を低減させる。Cbデータ及びCrデータに対してノイズ成分を低減させてもよい。ノイズ低減処理後のデータは、記録形式がTIFF形式の場合には所定のマトリクス演算を行って再度RGB形式に変換する。
図6は、特殊画像処理について示すフローチャートである。特殊画像処理の開始後、特殊画像処理部2182は、シェーディング効果を付加するか否かを判定する(ステップS401)。ステップS401において、シェーディング効果を付加しないと判定した場合に、特殊画像処理部2182は、ステップS402の処理をスキップする。
ステップS401において、シェーディング効果を付加すると判定した場合に、特殊画像処理部2182は、Yデータにシェーディング効果を付加する(ステップS402)。この処理において、特殊画像処理部2182は、例えばYデータの中心位置からの距離に応じて徐々にゲインの値が小さくなるようなゲインマップを生成し、各画素のYデータに、その画素に応じたゲインを乗じる。ここで、ゲインは、最大値が1である。
続いて、特殊画像処理部2182は、ソフトフォーカス効果を付加するか否かを判定する(ステップS403)。ステップS403において、ソフトフォーカス効果を付加しないと判定した場合に、特殊画像処理部2182は、ステップS404の処理をスキップする。
ステップS403において、ソフトフォーカス効果を付加すると判定した場合に、特殊画像処理部2182は、YCbCrデータにソフトフォーカス効果を付加する(ステップS404)。この処理において、特殊画像処理部2182は、YCbCrデータにローパスフィルタ処理を施すことでYCbCrデータにぼかしを付加し、ぼかし後のYCbCrデータとぼかし前のYCbCrデータとを所定の割合(例えば、ぼかし後:ぼかし前=2:3)で合成する。
続いて、特殊画像処理部2182は、ノイズ効果を重畳するか否かを判定する(ステップS405)。ステップS405において、ノイズ効果を重畳しないと判定した場合に、特殊画像処理部2182は、ステップS406の処理をスキップする。
ステップS405において、ノイズ効果を重畳すると判定した場合に、特殊画像処理部2182は、YCbCrデータにノイズ効果を重畳する(ステップS406)。この処理において、特殊画像処理部2182は、ノイズデータをYCbCrデータに重畳する。ここで、ノイズデータは、予めFlashメモリ238に記憶させておいた固定パターンのノイズデータを用いるようにしてもよいし、ノイズ効果を重畳する処理を行う毎に擬似乱数発生器等を用いて発生させるようにしてもよい。
続いて、特殊画像処理部2182は、ぼかし処理をするか否かを判定する(ステップS407)。ステップS407において、ぼかし処理しないと判定した場合に、特殊画像処理部2182は、ステップS408の処理をスキップする。
ステップS407において、ぼかし処理をすると判定した場合に、特殊画像処理部2182は、YCbCrデータに対してぼかし処理を施す(ステップS408)。この処理において、特殊画像処理部2182は、例えば被写体位置(AF位置等でもよい)を中心にして上下方向又は左右方向に徐々に高周波成分が低減されるようにぼかし処理に用いるローパスフィルタの値を設定してぼかし処理を施す。中心からの距離に応じて徐々にぼかすようにしてもよい。
続いて、特殊画像処理部2182は、クロスフィルタ処理をするか否かを判定する(ステップS409)。ステップS409において、クロスフィルタ処理をしないと判定した場合に、特殊画像処理部2182は、ステップS410の処理をスキップする。
ステップS409において、クロスフィルタ処理をすると判定した場合に、特殊画像処理部2182は、Yデータに対してクロスフィルタ処理を施す(ステップS410)。この処理において、特殊画像処理部2182は、画像データ(Yデータ)中の輝点(高輝度画素)を検索する。続いて、特殊画像処理部2182は、Yデータの検索した輝点を中心に輝線を描画する。
続いて、特殊画像処理部2182は、ホワイトエッジ処理をするか否かを判定する(ステップS411)。ステップS411において、ホワイトエッジ処理をしないと判定した場合に、特殊画像処理部2182は、ステップS412の処理をスキップする。
ステップS411において、ホワイトエッジ処理をすると判定した場合に、特殊画像処理部2182は、YCbCrデータに対してホワイトエッジ処理を施す(ステップS412)。この処理において、特殊画像処理部2182は、例えばYCbCrデータの中心位置からの距離に応じて徐々に白(例えばY=255、Cb=Cr=0(無彩色))の割合が大きくなるような変換特性に従って各画素のYCbCrデータを変換する。
続いて、特殊画像処理部2182は、パートカラー処理をするか否かを判定する(ステップS413)。ステップS413において、パートカラー処理をしないと判定した場合に、特殊画像処理部2182は、ステップS414の処理をスキップする。
ステップS413において、パートカラー処理をすると判定した場合に、特殊画像処理部2182は、YCbCrデータに対してパートカラー処理を施す(ステップS414)。この処理において、特殊画像処理部2182は、予め定めた色を残し、それ以外の色が無彩色となるように色のゲインマップを作成する。ゲインマップを生成した後、特殊画像処理部2182は、Cbデータ及びCrデータ(無彩色は0になるように生成されている)の各画素にゲインを乗じる。
続いて、特殊画像処理部2182は、ミラー反転処理をするか否かを判定する(ステップS415)。ステップS415において、ミラー反転処理をしないと判定した場合に、特殊画像処理部2182は、ステップS416の処理をスキップして図6の処理を終了させる。
ステップS415において、ミラー反転処理をすると判定した場合に、特殊画像処理部2182は、YCbCrデータに対してミラー反転処理を施す(ステップS416)。この処理において、特殊画像処理部2182は、YCbCrデータの上半分を上下反転して下半分に合成する。その後、特殊画像処理部2182は、図6の処理を終了させる。ここで、ミラー反転処理において、YCbCrデータの左半分を左右反転して右半分に合成するようにしてもよい。
図7は、第1の実施形態におけるピーク処理について示すフローチャートである。図7において、ピーク画像処理部220のピーク抽出部2201は、RAWデータからピーク信号を抽出する(ステップS501)。具体的には、ピーク抽出部2201は、RAWデータに対してバンドパスフィルタ処理を施してコントラストの信号を抽出する。ここで、バンドパスフィルタで抽出する信号の帯域は、被写体距離及びF値等の各種の条件に応じて変化させることが望ましい。
図8(a)は、被写体距離とピーク抽出の周波数帯域との関係を示した図である。また、図8(b)は、F値とピーク抽出の周波数帯域との関係を示した図である。ここで、図8(a)及び図8(b)は、何れも、横軸が画像(RAWデータ)の周波数の値を示し、縦軸が抽出されたピーク信号の周波数応答(画素値)を示している。
被写体距離が遠い場合、細かい被写体に対してフォーカスが合うので、ピーク信号が抽出され易い。この場合、単純にピーキング表示をすると多くのピーク線が表示されることになる。したがって、ユーザは、目的の被写体のフォーカス状態を識別しにくい。このため、被写体距離が遠い場合のピーキング表示の際には、図8(a)の実線で示すように、ピーク抽出の周波数帯域を高周波側に設定することで抽出されるピーク線の数を制限する。一方、被写体距離が近い場合には、細かい被写体にはフォーカスが合いにくくなって抽出されるピーク線の数が減少する。したがって、被写体距離が近い場合のピーキング表示の際には、図8(a)の破線で示すように、ピーク抽出の周波数帯域を被写体距離が遠い場合よりも相対的に低周波側に設定する。このように、被写体距離が近いほどにピーク抽出の周波数帯域を低周波側に変更することにより、ピーキング表示をしたときのピーク線の見えを被写体距離によらずに一定にすることが可能である。
なお、被写体距離は、レンズ102の状態(位置)をI/F114を経由して通信により取得することで取得できる。専用のセンサを設け、被写体距離を得るようにしてもよい。
また、F値が大きい(絞り104が絞られている)場合には、被写界深度が深くなってフォーカスが合い易くなる。この場合も被写体距離が遠い場合と同様、単純にピーキング表示をすると多くのピーク線が表示されることになる。したがって、F値が大きい場合のピーキング表示の際には、図8(b)の実線で示すように、ピーク信号の抽出周波数帯域を高周波側にする。一方、F値が小さい(絞り104が開けられている)場合のピーキング表示の際には、図8(b)の破線で示すように、ピーク抽出の周波数帯域をF値が大きい場合よりも相対的に低周波側に設定する。このように、F値が小さいほどにピーク抽出の周波数帯域を低周波側に変更することにより、ピーキング表示をしたときのピーク線の見えを被写体距離によらずに一定にすることが可能である。
なお、絞り104の状態をI/F114を経由して通信により取得することで、F値は取得可能である。
図8(a)は被写体距離に応じてピーク抽出の周波数帯域を変える例を示し、図8(b)はF値に応じてピーク抽出の周波数帯域を変える例を示している。これら以外に、焦点距離(ズーム位置)に応じてピーク抽出の周波数帯域を変えるようにしてもよい。この場合、焦点距離が長くなるほどにピーク抽出の周波数帯域を低周波側に変更することにより、ピーキング表示をしたときのピーク線の見えを一定にすることが可能である。
ピーク抽出の後、ピーク補正部2202は、ピーク信号を抽出して得られるピーク画像データに対してコアリング処理を行う(ステップS502)。具体的には、ピーク補正部2202は、ピーク画像データにおける小振幅成分(画素値がある一定範囲内のもの)を所定値(例えば0)にクリップする。
コアリング処理の後、ピーク補正部2202は、コアリング処理したピーク信号にゲインを乗じることでピーク画像データを増幅する(ステップS503)。ここで、ゲインは、例えば予めFrashメモリ238に記憶された固定のゲインである。
ゲインを乗算した後、ピーク補正部2202は、ピーキング表示が違和感なく行われるよう、ピーク画像データの一部の成分をクリップする(ステップS504)。バンドパスフィルタ処理で抽出されるピーク信号には、正の成分と負の成分とが含まれる。正の成分が高輝度成分に対応し、負の成分が低輝度成分に対応する。したがって、明るいピーク線(例えば白)を表示させる場合には、ピーク画像データの負の成分を0にクリップする。逆に、暗いピーク線(例えば黒)を表示させる場合には、ピーク画像データの正の成分を0にクリップする。明るいピーク線を表示させるか否かは、例えば被写体の明るさに応じて決める。すなわち、被写体が暗い場合には明るいピーク線を表示させ、被写体が明るい場合には暗いピーク線を表示させる。
なお、ステップS504でクリップせず、後述のステップS506における輝度変更処理で正の成分または負の成分をクリップするようにしてもよい。また、明るいピーク線を表示させるか暗いピーク線を表示させるかを、ステップS105のカメラ設定において設定できるようにしてもよい。
信号クリップの後、ピーク補正部2202は、ピーク画像データに対してローパスフィルタ処理を施す(ステップS505)。図9は、ピーク画像データに対するローパスフィルタ処理に用いるローパスフィルタのフィルタ係数の例を示す図である。なお、ローパスフィルタ処理後の実際の出力は、注目画素を中心とする5×5画素のピーク画像データの各画素に対して図9の係数を乗じたものを合計し、この合計したものを図9の係数の総和で除したものである。図9に示す特性を有するフィルタを用いてピーク画像データを処理した場合、ピーク部分が平均化されることによって広がりを持つ。ここで、図9で示したフィルタ係数の値は一例であって適宜変更してよい。また、必ずしも5×5のフィルタとする必要はない。
ピーク画像データに対するローパスフィルタ処理の後、ピーク補正部2202は、ピーク画像データに対して輝度変更処理を施す(ステップS506)。図10は、ピーク画像データに対する輝度変更処理に用いられる輝度変更特性曲線の例を示す図である。図10に示すように、明るいピーク線を表示させる場合にはピーク画像データの正の成分のコントラストを強調する特性の輝度変更特性曲線(図10の実線)を用いて輝度変更処理を施す。一方、暗いピーク線を表示させる場合にはピーク画像データの負の成分のコントラストを強調する特性の輝度変更特性曲線(図10の破線)を用いて輝度変更処理を施す。このように本実施形態では、ローパスフィルタ処理によってぼかしたピーク画像データに対し、コントラストを強調する輝度変更処理を施す。このような処理を施した場合、ピーキング表示の際に太く鮮明なピーク線を表示させることが可能である。このため、ユーザは、ピーク線のフォーカス状態を識別し易い。ここで、図10で示した例では、輝度変更処理によってピーク画像データは、各画素が0以上1.0以下のゲイン値を持つ画像データに変換される。輝度変更特性曲線の上限値と下限値とは図10で示した例に限るものではない。
続いて、ピーク補正部2202は、AFがされているか否かを判定する(ステップS507)。ステップS507において、AFがされていないと判定した場合に、ピーク補正部2202は、ステップS508の処理をスキップする。ステップS507において、AFがされていると判定した場合に、ピーク補正部2202は、ピーク画像データにおけるフォーカス位置(AF評価値のピークが検出された位置)周辺以外の画素に0を乗じる(ステップS508)。このような処理により、ピーク抽出処理で抽出されたピーク部分の中から、フォーカス位置に対応したピーク部分が抽出されるようにマスクすることが可能である。
ステップS508までの処理により、ピーク画像データに対する処理が終了する。続いて、合成部222の背景画像補正部2221は、背景画像データに対してローパスフィルタ処理を施す(ステップS509)。ここで、背景画像データは、少なくとも基本画像処理が施された画像データである。特殊画像処理は、施されていなくてもよいし、施されていてもよい。また、図11は、背景画像データに対するローパスフィルタ処理に用いるローパスフィルタのフィルタ係数の例を示す図である。図11に示す特性を有するフィルタを用いて背景画像データを処理することにより、ピーク画像データに対して背景画像データをぼかす。ここで、図9で示したフィルタ係数の値は一例であって適宜変更してよい。また、必ずしも5×5のフィルタとする必要はない。ただし、背景画像データに対するローパスフィルタ処理のほうがピーク画像データに対するローパスフィルタ処理よりもぼかしの程度が大きくなるようにフィルタの係数を設定することが望ましい。
背景画像データに対するローパスフィルタ処理の後、背景画像補正部2221は、背景画像データに対して輝度変更処理を施す(ステップS510)。図12は、背景画像データに対する輝度変更処理に用いられる輝度変更特性曲線の例を示す図である。ステップS510の輝度変更処理では、ピーク画像データとの明暗差が際立つように背景画像データの輝度特性を変更する。すなわち、図12に示すように、明るいピーク線を表示させる場合には、出力輝度を抑えた輝度変更特性曲線を用いて背景画像データに対する輝度特性変更処理を行うことにより、背景画像データを全体的に暗くする。一方、暗いピーク線を表示させる場合には、出力輝度を持ち上げた輝度変更特性曲線を用いて背景画像データに対する輝度特性変更処理を行うことにより、背景画像データを全体的に明るくする。なお、図12で示した輝度変更特性曲線は、一例である。例えば背景画像データを入力データによらずに一律に明るく又は暗くするようにしてもよい。
ピーク画像データに対する輝度特性変更処理と背景画像データに対する輝度特性変更処理の後、合成部222の画像合成部2222は、ピーク画像データと背景画像データとを合成して合成画像データを生成する(ステップS511)。画像合成部2222は、例えばピーク画像データと背景画像データとを重み付け加算することによって合成を行う。このとき、ピーク画像データのゲイン値が1.0に近いほどにピーク線がはっきりと見えるように合成する。この一例として、白いピーク線を表示させる場合には以下の(式1)に従って合成し、黒いピーク線を表示させる場合には以下の(式2)に従って合成する。(式1)及び(式2)で示す演算は、画像データの成分毎に行う。例えば背景画像データがYCbCrデータの場合には、Yデータと、Cbデータと、Crデータのそれぞれについて(式1)又は(式2)の演算を行う。また、(式1)の白の値は、表示したときに白に見える画素値である。例えば、YCbCrデータの場合の白の値は、Y=255、Cb=Cr=0である。また、RGBデータの場合の白の値は、R=G=B=255である。また、(式2)の黒の値は、表示したときに黒に見える画素値である。例えば、YCbCrデータの場合の黒の値は、Y=0、Cb=Cr=0である。また、RGBデータの場合の白の値は、R=G=B=0である。
背景画像データの画素値×(1.0−ピーク画像データのゲイン値)+白の画素値×ピーク画像データのゲイン値 (式1)
背景画像データの画素値×(1.0−ピーク画像データのゲイン値)+黒の画素値×ピーク画像データのゲイン値 (式2)
(式1)又は(式2)で示す演算を行うことにより、ローパスフィルタ処理によってぼかされた背景画像データのピーク部分に太い鮮明なピーク線が合成された合成画像データが生成される。
以上説明したように、本実施形態では、RAWデータから抽出されるピーク信号を用いてピーク処理を行うようにしている。すなわち、本実施形態では、ピーク画像データと背景画像データとを分離してそれぞれに対して個別の画像処理を施すようにしている。背景画像データは、図5の関数Cや関数Dを用いた輝度変更処理や各種の特殊効果処理が施されている可能性がある。このような特殊な処理がされているとピーク部分の抽出が困難になる。一方でRAWデータはこれらの処理が施される前の画像データである。このようなRAWデータからピーク画像データを生成することにより、本実施形態では、背景画像データに対して行われた画像処理の内容や画像処理の際に用いられた画像処理パラメータに依存することのない、安定したピーキング表示が可能である。
また、本実施形態では、ピーク画像データは、ローパスフィルタ処理の後でコントラストを強調する輝度変更処理が行われる。その一方で、背景画像データは、背景画像においてエッジ部分がピーク画像と混同しにくくなるようにローパスフィルタ処理が行われ、ピーク画像データとの明暗差をより強調する輝度変更処理が行われる。これにより、ピーキング表示の際に背景画像に対してピーク線を鮮明に表示させることができる。これにより、ユーザは、ピーク線のフォーカス状態を識別し易い。
ここで、本実施形態では、ピーク画像データに対してローパスフィルタ処理を施すことでピーク画像データをぼかしている。ローパスフィルタ処理の代わりにノイズ低減処理を用いてピーク画像データをぼかしてもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、ピーク線をより際立たせるようにさらに背景画像データの色調を変更する処理を行う点が第1の実施形態と異なっている。第2の実施形態は、ピーク線に色を付ける場合に特に好適である。
図13は、第2の実施形態におけるピーク処理について示すフローチャートである。ここで、図13は、基本的な処理の流れは図7と同様である。したがって、図13の詳細な説明は省略する。具体的には、図13のステップS601〜S609は、図7のS501〜S509と同様であるので詳細な説明を省略する。
背景画像データに対するローパスフィルタ処理の後、背景画像補正部2221は、背景画像データに対して彩度変更処理を施す(ステップS610)。彩度変更処理は、ピーク線の色が際立つように背景画像データの彩度を変更する処理である。例えば、高彩度色のピーク線を合成する場合には、背景画像データの彩度を低下させる。彩度を低下させるための手法としては、例えば色差データ(Cbデータ及びCrデータ)に一律の係数0.5を乗じる手法が挙げられる。この係数は、0以上1未満の間で適宜変更してよい。
彩度変更処理の後、背景画像補正部2221は、背景画像データに対して輝度変更処理を施す(ステップS611)。輝度変更処理は、図13のステップS510と同様でよい。
輝度変更処理の後、背景画像補正部2221は、ピーク画像データと背景画像データとを合成して合成画像データを生成する(ステップS612)。合成処理は、基本的には図13のステップS511と同様である。ただし、合成は、(式1)の「白の画素値」を、合成しようとするピーク線の色の画素値に置き換えて行う。例えば、ピーク線の色を赤とする場合、(式1)の「白の画素値」であるR=G=B=255に代えて、R=255、G=B=0とする。
以上説明したように、本実施形態では、ピーク画像データの色が際立つように背景画像データの彩度を変更するようにしている。これにより、ピーク線に色がついていても、ユーザは、ピーク線の色と背景の色とを混同することがない。これにより、ユーザは、ピーク線のフォーカス状態を識別し易い。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。第3の実施形態は、背景画像データに付加された特殊効果に応じたピーク部分の変更処理を行う点が第1及び第2の実施形態と異なっている。
図14は、第3の実施形態におけるピーク処理について示すフローチャートである。ここで、図14は、基本的な処理の流れは図7と同様である。したがって、図14の詳細な説明は省略する。具体的には、図14のステップS711〜S716、S719〜721は、図7のS501〜S506、S509〜S511と同様であるので詳細な説明を省略する。
ピーク画像データに対する輝度変更処理の後、ピーク補正部2202は、背景画像データに特殊効果が付加されているか否かを判定する(ステップS717)。ステップS717において、背景画像データに特殊効果が付加されていないと判定した場合に、ピーク補正部2202は、ステップS718の処理をスキップする。ステップS717において、背景画像データに特殊効果が付加されていると判定した場合に、ピーク補正部2202は、特殊効果に応じたピーク画像データの変更処理を行う(ステップS718)。この処理においては、特殊効果による画像変化の影響が小さい位置にピーク画像データが合成されるようにピーク画像データを変更する。
例えば、特殊効果としてシェーディング効果が付加されている背景画像データは、図15(a)に示すように、中央部が明るく周辺部が暗い画像データである。シェーディング効果が付加されて暗くなった部分はフォーカスの状態が分かりにくい。したがって、図15(b)に示すように、シェーディング効果が付加されていない部分にピーク画像データが合成されるようにピーク画像データを変更する。ここで、図15(b)では、特殊効果が付加されていないピーク部分がPで示され、特殊効果が付加されているピーク部分がP’で示されている。図15(b)に示すようにピーク部分Pにピーク線を合成すれば、ユーザはフォーカスの状態が分かり易い。ここで、シェーディング効果が付加されている部分P’には必ずしもピーク画像データを合成する必要はない。シェーディング効果が付加されている部分P’にピーク画像データを合成する場合には、シェーディング効果が付加されていない部分Pに合成するピーク画像データとの見分けがつくように、例えば色を変更してから合成することが望ましい。
また、図16(a)に示すように特殊効果としてぼかしが付加されている背景画像データは、ぼかしが付加されている部分にピーク線を表示させてもあまり意味がない。したがって、図16(b)に示すように、ぼかしが付加されていない部分Pにピーク画像データが合成されるようにピーク画像データを変更する。ぼかしが付加されている部分には必ずしもピーク画像データを合成する必要はない。ぼかしが付加されている部分にピーク画像データを合成する場合には、ぼかしが付加されていない部分に合成するピーク画像データとの見分けがつくように、例えば色を変更してから合成することが望ましい。
また、特殊効果としてホワイトエッジ処理が施されている背景画像データは、図17(a)に示すように、中央部が暗く周辺部が明るい画像データである。ホワイトエッジ処理が施されている場合には、図17(b)に示すように、中央部の弱いホワイトエッジ処理が施されている部分Pにピーク線が合成されるようにピーク画像データを変更する。強いホワイトエッジ処理が施されている部分P’には必ずしもピーク画像データを合成する必要はない。強いホワイトエッジ処理が施されている部分P’にピーク画像データを合成する場合には、弱いホワイトエッジ処理が施されている部分Pに合成するピーク画像データとの見分けがつくように、例えば色を変更してから合成することが望ましい。
また、特殊効果としてミラー反転処理が施されている背景画像データは、図18(a)に示すように、上下対称(又は左右対称)の画像データである。実際の被写体は、上半分(又は左半分)の部分である。したがって、図18(b)に示すように、上半分にのみピーク画像データを合成する。
以上の図15から図18で示したピーク変更処理は一例である。特殊効果の影響を受けないようにピーク線を表示させることができるのであれば、ピーク変更処理の内容は適宜変更できる。
以上説明したように、本実施形態では、特殊効果の内容に応じてピーク画像データの変更処理を行っている。これにより、特殊効果で見えなくなってしまったり、フォーカスを合わせる必要がない部分が明確になり、ユーザは無駄なフォーカス合わせをする必要がない。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。また、前述の各動作フローチャートの説明において、便宜上「まず」、「次に」等を用いて動作を説明しているが、この順で動作を実施することが必須であることを意味するものではない。
また、上述した実施形態における撮像装置による各処理の手法、すなわち、各フローチャートに示す処理は、何れもマイクロコンピュータ234に実行させることができるプログラムとして記憶させておくこともできる。この他、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶装置の記憶媒体に格納して配布することができる。そして、マイクロコンピュータ234は、この外部記憶装置の記憶媒体に記憶されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行することができる。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
1…デジタルカメラ、100…交換式レンズ、102…レンズ、104…絞り、106…ドライバ、108…マイクロコンピュータ、110…Flashメモリ、112…フォーカスリング、114…インターフェイス(I/F)、200…カメラ本体、202…メカシャッタ、204…撮像素子、206…アナログ処理部、208…アナログ/デジタル(A/D)変換部、210…バス、212…SDRAM、214…AE処理部、216…AF処理部、218…画像処理部、220…ピーク画像処理部、222…合成部、224…表示ドライバ、226…表示部、228…画像圧縮伸張部、230…メモリインターフェイス(I/F)、232…記録媒体、234…マイクロコンピュータ、236…操作部、238…Flashメモリ、2181…基本画像処理部、2182…特殊画像処理部、2201…ピーク抽出部、2202…ピーク補正部、2221…背景画像補正部、2222…画像合成部

Claims (11)

  1. 被写体を撮像してRAWデータを取得する撮像部と、
    前記RAWデータからピーク部分を抽出してピーク画像データを生成するピーク画像生成部と、
    前記RAWデータを画像処理して背景画像データを生成する背景画像生成部と、
    前記ピーク画像データと前記背景画像データとを合成して合成画像データを生成する合成部と、
    前記合成画像データに基づく画像を表示する表示部と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記合成部は、合成される前記ピーク画像データを合成される背景画像データに対して際立たせるように前記背景画像データを補正する背景画像補正部を含み、
    前記背景画像補正部で補正された背景画像データと前記ピーク画像データとを合成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記背景画像補正部は、前記背景画像データの補正として、合成される前記背景画像データの階調を変更する処理、色調を変更する処理、ローパスフィルタ処理の少なくとも何れか1つを行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記背景画像生成部は、前記背景画像データに対して特殊効果を付加する特殊効果処理部を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記合成部は、前記背景画像データのうちで付加された特殊効果による画像変化の小さい領域に対して前記ピーク画像データを合成することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 撮影時のフォーカス位置を取得するフォーカス位置取得部をさらに具備し、
    前記ピーク画像生成部は、前記ピーク部分で抽出したピーク部分の中からフォーカス位置取得部で取得されたフォーカス位置に応じてさらにピーク部分を抽出することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記ピーク画像生成部は、前記フォーカス位置に応じて抽出されたピーク部分以外のピーク部分をマスクすることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記ピーク画像生成部は、フォーカス位置が近距離であるほど、前記RAWデータにおけるより低い周波数帯域の信号を前記ピーク部分として抽出することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記ピーク画像生成部は、絞りが開放されているほど、前記RAWデータにおけるより低い周波数帯域の信号を前記ピーク部分として抽出することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記表示部に前記合成画像データに基づく画像を表示させるかどうかを指示するためのピーキング表示指示部と、
    表示させると指示された場合に前記表示部に前記合成画像データに基づく画像を表示させ、表示させないと指示された場合に前記表示部に前記背景画像データに基づく画像を表示させるように制御する制御部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の撮像装置。
  11. 動画の撮影を指示する動画撮影指示部と、
    前記動画の撮影が指示されたときに、前記背景画像データを動画像データとして記録する記録部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の撮像装置。
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