JP2014212478A - 光伝送装置、光伝送システム、及び伝送方法 - Google Patents

光伝送装置、光伝送システム、及び伝送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014212478A
JP2014212478A JP2013088385A JP2013088385A JP2014212478A JP 2014212478 A JP2014212478 A JP 2014212478A JP 2013088385 A JP2013088385 A JP 2013088385A JP 2013088385 A JP2013088385 A JP 2013088385A JP 2014212478 A JP2014212478 A JP 2014212478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical transmission
transmission device
optical
error correction
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013088385A
Other languages
English (en)
Inventor
謙人 飯澤
Kento Iizawa
謙人 飯澤
耕治 鷹取
Koji Takatori
耕治 鷹取
山本 信行
Nobuyuki Yamamoto
信行 山本
匡史 鎌倉
Tadashi Kamakura
匡史 鎌倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2013088385A priority Critical patent/JP2014212478A/ja
Publication of JP2014212478A publication Critical patent/JP2014212478A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】ベストエフォート型サービスにおいてデータ遅延又はデータ廃棄の発生を防止できる光伝送装置を提供することを目的とする。【解決手段】端末から送信されたデータを光信号に変換して伝送する光伝送装置であって、第1インタフェースと、第2インタフェースと、データを一時的に格納するバッファ部と、光増幅部と、を有し、第2インタフェースから送信するデータは誤り訂正符号挿入領域を含み、バッファ部に格納されたデータの容量が所定の閾値以上である場合、光増幅部に光信号の出力パワーを増加させ、対向する光伝送装置で誤り訂正処理の実行を停止させるための誤り訂正処理停止指示を、対向する光伝送装置に送信し、誤り訂正符号挿入領域にバッファ部に格納されたデータを挿入して対向する光伝送装置に送信することを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、データを光信号に変換して、対向する光伝送装置に伝送する光伝送装置に関する。
現在、通信キャリアのネットワーク網では、異なるネットワーク網が混在している。具体的には、固定電話及び専用線サービス等のレガシー系サービスを中心に提供するためのSONET/SDH(Synchronous Optical NETwork/Synchronous Digital Hierarchy)網と、インターネット及びイーサネット(登録商標、以下略)の専用線等のIP(Internet Protocol)系サービスを提供するためのIP網とが混在している。SONET/SDH網及びIP網はそれぞれ独立しており、個別の保守運用管理が必要となる。レガシー系サービス及びIP系サービスを同一網上で効率的に収容することによって、保守運用管理を効率化する要求がある。
このような要求に応えるための技術として、近年、通信サービスのトラフィックの主流であるパケットベースで通信するパケットトランスポート技術が効率性及び価格等の面から注目されている。
パケットトランスポート技術としては、例えば、IETF(Internet Engineering Task Force) RFC5654及びRFC5860等で、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching−Transport Profile)が検討されている。ここで、MPLS−TPは、マルチプロトコルに対応し、複数のネットワークレイヤを扱うことができる技術である。MPLS−TPは、ラベルという短い宛先情報をパケットに付加して高速に転送する技術で、通常のルーティングのようにIPアドレスを参照せず、ラベルを参照してパケットを転送するため、パケットの高速な転送が可能となる。
MPLS−TP技術では、転送されるラベルが付与されたパケットのルートを一本のパスのように扱うことができる。MPLS−TP技術を採用したネットワークでは、ネットワーク制御装置が、ネットワークを構成する各ノードのラベルテーブルを制御することによって、IPネットワークに明示的なルートを提供でき、特定のルートにパケットが集約することを防止できる。これによって、MPLS−TP技術を採用したネットワークは、ノード間のリンクの使用効率を向上させることができる。
また、MPLS−TP技術では、ネットワークの信頼性及び耐障害性を従来のレガシー系サービスと同じレベルにまで高めるために、ITU−T Y.1710、Y.1711で、OAM(Operation Administration and Maintenance)機能と呼ばれる保守管理機能が標準化されている。このOAM機能により、MPLS−TP技術を採用したネットワークは、通信キャリアが要求する保守運用性を有することが可能となる。
パケットトランスポート技術を採用するネットワークを構成する伝送装置のクライアント側インタフェースは、イーサネット又はSONET/SDH等の様々な信号種別に対応し、ライン側インタフェースは、ITU(International Telecommunication Union)が勧告しているOTN(Optical Transport Network)規格に対応している。
OTN規格では、制御情報としてのオーバーヘッドバイトがクライアント信号に付加されたOTNフレームが伝送される。OTNフレームは、クライアント信号が収容されるペイロードに加え、OPU(Optical channel Payload Unit)オーバーヘッド、及びODU(Optical channel Data Unit)オーバーヘッドを含む。オーバーヘッドバイトは、伝送品質及びクライアント信号の状態等を光伝送装置間で通知するために使用される。また、OTN規格では、伝送レートが異なる複数種類のクライアント信号を収容できるように、複数種類のOTNフレームが定義されている。例えば、OTU(Optical channel Transport Unit)1というフレームは、約2.5Gbpsまでの伝送レートのクライアント信号を収容でき、OTU3というフレームは、約40Gbpsまでの伝送レートのクライアント信号を収容でき、OTU4というフレームは、約100Gbpsまでの伝送レートのクライアント信号を収容できる。
さらに、OTNフレームは、ネットワークの長距離化に対応するため、FEC領域を含む。ここで、FEC処理とは、送信すべきデータに対し、送信側でデータ訂正に必要な誤り訂正符号をFEC領域に挿入し、受信側で誤り訂正符号に基づいて受信データの誤りを検出し、誤りが検出された場合にデータを訂正する処理である。一般に、伝搬距離が長くなるにつれ伝送路の伝搬損失等の影響によって伝搬中のデータ誤りが発生しやすくなるので、FEC機能と呼ばれるエラー訂正機能が有効となる。このエラー訂正機能によって、データ誤りが発生しても、送信側がデータを再送信することなく、受信側がデータを訂正できるので、データの再送信を防止し、高速化が可能となる。現在汎用的に使用されているFECは数種類存在し、ITU−T(International Telecommunication UnionTelecommunication Standardization Sector) G.709で標準化されるRS[255,239]符号(Reed−Solomon)を用いたGFEC(Generic FEC)、及びITU−T G.975.1で標準化されるEFEC(Enhanced FEC)が代表的である(例えば、非特許文献1、2参照)。EFECの中には、BCH[3860,3824]符号及びRS[1023,1007]符号等の様々な誤り訂正符号を用いることで、複数種類のFECを実現できる。
EFECは、従来のGFECよりエラー訂正能力に優れており、伝送容量の増大に伴って増加するビット誤り率を低減できる。従来のGFECでは、ビット誤り率10−5程度までエラー訂正が可能であるのに対して、EFECでは、連設符号化により、ビット誤り率10−3程度までエラー訂正が可能である。ここで、ビット誤り率とは、伝送中のデータにおいて10万ビットのデータあたりに発生する誤りのビット数をパーセントで表したものである。GFEC及びEFECでの訂正可能範囲における訂正後のビット誤り率は、一般的にファイバチャネル等の高速信号で要求される10−12以下となる。
現在、通信事業者が提供するサービスには、帯域保証型サービス及びベストエフォート型サービスがある。帯域保証型サービスは、専用線接続サービスに用いられ、通信速度及びサービスの品質が保証されているサービスである。一方、ベストエフォート型サービスは、現在主流となっているサービスであり、安価であるが通信速度及びサービスの品質が保証されないサービスである。ベストエフォート型サービスでは、ネットワークが混雑している場合、データ遅延又はデータ廃棄が発生する可能性がある。
ITU−T Recomendation G.709、2012年2月 ITU−T Recomendation G.975.1、2004年2月
現在主流となっているベストエフォート型サービスでは、ネットワークの利用状況によって、データ遅延又はデータ廃棄が発生する可能性がある。近年、スマートフォンの普及等によって、データトラフィックは爆発的に増加しており、ベストエフォート型サービスでのデータ遅延又はデータ廃棄の発生が顕著になっている。
本発明は、上記の点を鑑みなされたもので、ベストエフォート型サービスにおいてデータ遅延又はデータ廃棄の発生を防止できる光伝送装置を提供することを目的とする。
本発明の代表的な一例を示せば、端末から送信されたデータを光信号に変換して伝送する光伝送装置であって、前記端末からデータを受信する第1インタフェースと、前記第1インタフェースが受信したデータを光信号に変換して、対向する光伝送装置に送信する第2インタフェースと、前記第2インタフェースから送信するデータを一時的に格納するバッファ部と、前記変換された光信号の出力パワーを可変する光増幅部と、を有し、前記第2インタフェースから送信するデータは、前記対向する光伝送装置で実行される誤り訂正処理で用いられる誤り訂正符号が挿入される誤り訂正符号挿入領域を含み、前記バッファ部に格納されたデータの容量が所定の閾値以上である場合において、前記バッファ部に格納されたデータの容量が所定の閾値より小さい場合より前記光増幅部に前記光信号の出力パワーを増加させ、前記対向する光伝送装置で前記誤り訂正処理の実行を停止させるための誤り訂正処理停止通知を、前記対向する光伝送装置に送信し、前記誤り訂正符号挿入領域に前記バッファ部に格納されたデータを挿入して、前記第2インタフェースから前記データを前記対向する光伝送装置に送信することを特徴とする。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡潔に説明すれば、下記の通りである。すなわち、ベストエフォート型サービスにおいてデータ遅延又はデータ廃棄の発生を防止できる光伝送装置を提供できる。
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例の光伝送システムのネットワーク構成図である。 本発明の実施例の光伝送装置の構成の説明図である。 本発明の実施例のライン側インタフェースカードの構成の説明図である。 本発明の実施例のOTN処理部の構成の説明図である。 本発明の実施例の送信側のライン側インタフェースカードから受信側のライン側インタフェースカードに信号が送信される場合の処理の説明図である。 本発明の実施例の送信側のライン側インタフェースカードのバッファ部に格納された信号の容量が閾値以上になった場合の光伝送システムにおける処理のシーケンス図である。 本発明の実施例の送信側のライン側インタフェースカードのバッファ部に格納された信号の容量が閾値以上になった場合の送信側のライン側インタフェースカードの処理のフローチャートである。 本発明の実施例の受信側のライン側インタフェースカードがFEC処理を実行している間にOTN信号を受信した場合の処理のフローチャートである。 本発明の実施例のOTNフレームのフレーム構成の説明図である。 本発明の送信側のライン側インタフェースカードのバッファ部に格納された信号の容量が閾値未満となった場合の光伝送システムにおける処理のシーケンス図である。 本発明の実施例の送信側のライン側インタフェースカードのバッファ部に格納された信号の容量が閾値未満になった場合の送信側のライン側インタフェースの処理のフローチャートである。 本発明の実施例の受信側のライン側インタフェースカードがFEC処理の実行を停止している間にOTN信号を受信した場合の処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施例について、図1〜図12を参照しながら詳細に説明する。なお、実質的に同一な箇所には同じ符号を付与し、説明を繰り返さないこととする。
図1は、本発明の実施例の光伝送システムのネットワーク構成図である。
光伝送システムは、ユーザ装置(端末)100A〜100D、及び光伝送装置200A〜200Dを有する。ユーザ装置100A〜100Dを総称する場合には、ユーザ装置100と記載し、光伝送装置200A〜200Dを総称する場合には、光伝送装置200と記載する。ユーザ装置100は、光伝送装置200に接続され、SONET/SDH信号及びイーサネット信号等のクライアント信号を光伝送装置200に送信する。
光伝送装置200Aと光伝送装置200Bとは伝送路(光ファイバ)300Aを介して相互に接続され、光伝送装置200Aと光伝送装置200Cとは伝送路300Bを介して相互に接続され、光伝送装置200Bと光伝送装置200Dとは伝送路300Cを介して相互に接続され、光伝送装置200Cと光伝送装置200Dとは伝送路300Dを介して相互に接続されることによって、リング状のネットワーク1000が構成される。なお、伝送路300A〜300Dを総称する場合には、伝送路300と記載する。
光伝送装置200は、ユーザ装置100から送信されたクライアント信号をMPLS信号にカプセル化し、OTN信号に変換した後、さらに光信号に変換して対向する光伝送装置200に送信する。光伝送装置200間で送受信される信号をOTN信号という。光伝送装置200は、OTN信号を受信した場合、受信したOTN信号をMPLS信号に変換し、さらにMPLS信号をSONET/SDH信号又はイーサネット信号等のクライアント信号にデカプセル化し、ユーザ装置100に送信する。
なお、ユーザ装置100及び光伝送装置200の数は図1に限定されず、光伝送装置200間の接続もリング型に限定されない。
図2は、本発明の実施例の光伝送装置200の構成の説明図である。
光伝送装置200は、クライアント側インタフェースカード(第1インタフェース)210A〜210C、スイッチカード220、及びライン側インタフェースカード(第2インタフェース)230A〜230Cを有する。クライアント側インタフェースカード210A〜210Cを総称する場合には、クライアント側インタフェースカード210と記載し、ライン側インタフェースカード230A〜230Cを総称する場合には、ライン側インタフェースカード230と記載する。
クライアント側インタフェースカード210は、イーサネット又はSONET/SDHを用いてユーザ装置100に接続されるインタフェースである。ライン側インタフェースカード230は、MPLSを用いて対向する光伝送装置200Bに接続されるインタフェースとして機能する。スイッチカード220は、クライアント側インタフェースカード210がクライアント信号を受信した場合、受信したクライアント信号の転送先となるライン側インタフェースカード230を決定し、ライン側インタフェースカード230がOTN信号を受信した場合、受信したOTN信号の転送先となるクライアント側インタフェースカード210を決定する。換言すれば、スイッチカード220は、光伝送装置200内において信号経路の切替えを制御する。
クライアント側インタフェースカード210がユーザ装置100からクライアント信号を受信した場合の処理について説明する。クライアント側インタフェースカード210は、受信したクライアント信号を多重化してスイッチカード220に出力する。スイッチカード220は、クライアント側インタフェースカード210から出力された信号の転送先となるライン側インタフェースカード230を決定し、決定したライン側インタフェースカード230に信号を出力する。ライン側インタフェースカード230は、スイッチカード220から出力された信号をMPLS信号にカプセル化し、OTN信号に変換した後、光信号に変換して、対向する光伝送装置200に出力する。換言すれば、ライン側インタフェースカード230は、多重化された高速信号であるMPLS信号をOTN信号に変換して、対向する光伝送装置200まで長距離伝送する。
図3は、本発明の実施例のライン側インタフェースカード230の構成の説明図である。
ライン側インタフェースカード230は、スイッチインタフェース部231、MPLS処理部232、OTN処理部235、光モジュール236、光増幅部237、及び制御部238を有する。
スイッチインタフェース部231は、スイッチカード220に接続されるインタフェースである。MPLS処理部232は、送受信するMPLS信号を監視し、保守運用管理のためのOAMフレームを信号に挿入し、OAMフレームを終端する。具体的には、MPLS処理部232は、送信部233及び受信部234を有する。送信部233は、対向する光伝送装置200に送信する信号をMPLS信号にカプセル化する。受信部234は、対向する光伝送装置200から受信したMPLS信号をデカプセル化する。
OTN処理部235は、対向する光伝送装置200に送信するMPLS信号をOTN信号にマッピングし、対向する光伝送装置200から受信したOTN信号をデマッピングする。また、OTN処理部235は、対向する光伝送装置200から受信したOTN信号のオーバーヘッド処理を実行する。また、OTN処理部235は、対向する光伝送装置200に送信するOTN信号のFEC領域に誤り訂正符号(エラー訂正ビットともいう)を挿入する。さらに、OTN処理部235は、対向する光伝送装置200から受信したOTN信号のFEC領域に挿入された誤り訂正符号を利用し、OTN信号にエラーがあるかを検出し、エラーが検出された場合にはOTN信号を訂正するFEC処理を実行する。
光モジュール236は、光信号から電気信号に、又は電気信号から光信号に変換する変換処理を実行する。具体的には、光モジュール236は、対向する光伝送装置200に送信する電気信号のOTN信号を光信号に変換し、対向する光伝送装置200から受信した光信号のOTN信号を電気信号に変換する。
光増幅部237は、対向する光伝送装置200に送信する光信号の出力パワーを可変する。光増幅部237は、例えば、EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)等である。
制御部238は、スイッチインタフェース部231、MPLS処理部232、OTN処理部235、光モジュール236、及び光増幅部237に各種指示を出力し、これらから各種情報が入力さて、これらを制御する。制御部238は、ライン側インタフェースカード230に必ずしも搭載されなくてもよく、光伝送装置200に搭載されていればよい。
図4は、本発明の実施例のOTN処理部235の構成の説明図である。
OTN処理部235は、バッファ部241、バッファ部監視制御部242、主信号処理部243、オーバーヘッド処理部244、及びFEC処理部245を有する。
バッファ部241は、ライン側インタフェースカード230が出力する信号を一時的に格納する記憶領域である。バッファ部監視制御部242は、バッファ部241に格納されている信号の容量を監視し、当該容量が予め設定された閾値より大きい場合、その旨を制御部238に通知する。
主信号処理部243は、MPLS信号をOTN信号にマッピングし、OTN信号をMPLS信号にデマッピングする。オーバーヘッド処理部244は、対向する光伝送装置200から受信したOTNフレームのオーバーヘッドを解析する。FEC処理部245は、対向する光伝送装置200に送信するOTN信号のFEC領域に誤り訂正符号を挿入する。また、FEC処理部245は、対向する光伝送装置200から受信したOTN信号のFEC領域に挿入された誤り訂正符号を参照し、当該OTN信号にエラーがあるか否かを検出し、エラーが検出された場合には、当該OTN信号を訂正する。
図5は、本発明の実施例のライン側インタフェースカード230Aからライン側インタフェースカード230Bに信号が送信される場合の処理の説明図である。
二つのライン側インタフェースカード230A及び230Bは、伝送路300を介して接続される。
ライン側インタフェースカード230Aが有するスイッチインタフェース部231にスイッチカード220から信号が入力されると、当該スイッチインタフェース部231は、入力された信号をMPLS処理部232Aの送信部234Aに出力する。
MPLS処理部232Aの送信部234Aにスイッチインタフェース部231から信号が入力されると、当該送信部234Aは、入力された信号をMPLS信号にカプセル化し、OTN処理部235Aに出力する。
OTN処理部235AにMPLS処理部232Aから信号が入力されると、OTN処理部235Aは、入力された信号をOTN信号にマッピングし、OTN信号のFEC領域に誤り訂正符号を挿入する。そして、OTN処理部235Aは、当該OTN信号を光モジュール236Aに出力する。
光モジュール236AにOTN処理部235AからOTN信号が入力されると、光モジュール236Aは、入力されたOTN信号を光信号に変換して、光増幅部237Aに出力する。
光増幅部237Aに光モジュール236Aから光信号が入力されると、光増幅部237Aは、入力された光信号の出力パワーを増加(増幅)して、伝送路300に出力する。
ライン側インタフェースカード230Bの光モジュール236Bに光信号が入力されると、光モジュール236Bは、入力された光信号のOTN信号を電気信号に変換し、OTN処理部235Bに出力する。
OTN処理部235Bは、入力された電気信号のOTN信号のオーバーヘッドを解析し、OTN信号のFEC領域に挿入された誤り訂正符号を利用して、入力されたOTN信号にエラーがあるか否かを検出し、エラーがある場合には、誤り訂正符号を利用して当該OTN信号を訂正する。また、OTN処理部235Bは、入力されたOTN信号をデマッピングしMPLS信号に変換する。そして、OTN処理部235Bは、変換したMPLS信号をMPLS処理部232Bの受信部234Bに出力する。
受信部234BにMPLS信号が入力されると、受信部234Bは、入力されたMPLS信号をデカプセル化して、クライアント信号に変換し、スイッチインタフェース部231Bに出力する。
スイッチインタフェース部231Bにクライアント信号が入力されると、スイッチインタフェース部231Bは、入力されたクライアント信号をスイッチカード220に出力する。
図6は、本発明の実施例の送信側のライン側インタフェースカード230Aのバッファ部241に格納された信号の容量が閾値以上になった場合の光伝送システムにおける処理のシーケンス図である。
送信側のOTN処理部235Aが有するバッファ部監視制御部242は、OTN処理部235Aのバッファ部241に格納された信号の容量が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する。そして、バッファ部監視制御部242は、バッファ部241に格納された信号の容量が閾値以上であると判定した場合(601)、その旨を示す閾値超過通知を制御部238に出力する(602)。例えば、閾値は、伝送路300に伝送可能な最大容量の90%に設定される。
制御部238Aにバッファ部監視制御部242から閾値超過通知が入力された場合、制御部238Aは、光増幅部237Aの光信号の出力パワーを増幅させる指示である出力パワー増幅指示を光増幅部237Aに出力する(603)。
光増幅部237Aに制御部238Aから出力パワー増幅指示が入力された場合、光増幅部237Aは、伝送路300に出力する光信号の出力パワーを通常時より増幅する(604)。そして、光増幅部237Aは、光信号の出力パワーの値を含む出力パワー情報を制御部238Aに出力する(605)。光増幅部237Aは、出力パワー情報を制御部238Aからの図示しない出力パワー情報取得要求が入力された場合に出力してもよいし、所定時間毎に出力パワー情報を制御部238Aに出力してもよい。
制御部238Aに光増幅部237Aから出力パワー情報が入力された場合、制御部238Aは、入力された出力パワー情報に含まれる光信号の出力パワーの値が適正な値であるか否かを判定する。制御部238Aは、光信号の出力パワーの値が適正な値であると判定した場合、FEC処理停止通知(誤り訂正処理停止通知)を受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信する指示であるFEC処理停止通知指示をOTN処理部235Aに出力する(606)。なお、FEC処理停止通知は、受信側のライン側インタフェースカード230BにFEC処理を停止させる通知である。また、受信側のライン側インタフェースカード230BのFEC処理は、OTNフレームのFEC領域に挿入された誤り訂正符号を用いて、OTNフレームの誤りを訂正する処理である。
一方、制御部238は、光信号の出力パワーの値が適正な値でないと判定された場合、再度、出力パワー増幅指示を光増幅部237Aに出力する。光指示の出力パワーが増幅されずに受信側のライン側インタフェースカード230BでFEC処理が停止されると、信号が劣化しまう。この信号の劣化を防止するため、光信号の出力パワーの値が適正な値であると判定されるまで、制御部238Aは、FEC処理停止通知指示をOTN処理部235Aに出力しない。
ここで、本実施例では、送信側のライン側インタフェースカード230Aから受信側のライン側インタフェースカード230BにFEC処理停止通知を送信する場合、OTNフレームのオーバーヘッド領域にFEC処理停止通知である旨を挿入する。このため、OTN処理部235Aに制御部238AからFEC処理停止通知指示が入力されると、OTN処理部235Aは、MPLS信号をOTN信号にマッピングするときに、OTNフレームのオーバーヘッド領域にFEC処理停止通知を挿入するように、OTNフレームのオーバーヘッド領域を編集する(607)。なお、OTNフレームの構成については、図9で詳細を説明する。
そして、OTN処理部235Aは、FEC処理停止通知をオーバーヘッド領域に挿入したOTNフレームのOTN信号を受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信する(608)。
受信側のライン側インタフェースカード230Bがステップ608の処理で送信されたOTN信号を受信した場合、受信側のライン側インタフェースカード230BのOTN処理部235Bは、受信したOTN信号のOTNフレームのオーバーヘッド領域を解析し(609)、解析結果に基づいてFEC処理を停止するか否かを判定する。ここでは、OTNフレームのオーバーヘッド領域にFEC処理停止通知が含まれているので、OTN処理部235Bは、FEC処理を停止すると判定し、FEC処理を停止する(610)。
そして、OTN処理部235Bは、FEC処理を停止した後、FEC処理停止通知に対するACK信号をライン側インタフェースカード230Aに送信する(611)。
送信側のライン側インタフェースカード230Aがステップ611の処理で送信されたACK信号を受信した場合、送信側のライン側インタフェースカード230AのOTN処理部235Aは、FEC処理を停止する(612)。具体的には、OTN処理部235Aは、OTNフレームのFEC領域への誤り訂正符号の挿入を停止する。
そして、OTN処理部235Aは、FEC処理が停止されることによって未使用となったOTNフレームのFEC領域にバッファ部241に格納されたデータの挿入を開始する(613)。
受信側のライン側インタフェースカード230Bでは、FEC処理が実行されないので、FEC領域に挿入されているデータも正常に伝送される。
以上によって、送信側のライン側インタフェースカード230Aのバッファ部241に格納された信号の容量が閾値以上となった場合、受信側のライン側インタフェースカード230BでのFEC処理の停止を指示し、OTNフレームの使用されないFEC領域にバッファ部241に格納されたデータを挿入する。このままでは、受信側のライン側インタフェースカード230BでFEC処理が実行されないため、伝送品質が低下するが、送信側のライン側インタフェースカード230Aの光増幅部237の光信号の出力パワーを増幅するので、信号の誤り率の低下を防止できる。このため、伝送品質を低下させずに伝送可能容量を拡大することができる。
なお、光増幅部237としてGFECを使用する場合、光増幅部237の光信号の出力パワーの利得調整量は、約5.5dB程度が適当である。
本実施例では、ステップ611の処理で、受信側のライン側インタフェースカード230BがFEC処理停止通知に対するACK信号を送信するとしたが、ACK信号を送信しなくてもよい。この場合、送信側のOTN処理部235Aは、ステップ608の処理でFEC処理停止通知を受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信した直後に、ステップ612の処理でFEC処理の実行を停止する。
なお、受信側のライン側インタフェースカード230BがFEC処理停止通知に対するACK信号を送信したほうが、送信側のライン側インタフェースカード230Aは、受信側のライン側インタフェースカード230BでFEC処理が停止したことを確認した後に、FEC領域にバッファ部241に格納されたデータを挿入できる。このため、受信側インタフェースカード230BがFEC処理を停止していないにもかかわらず、送信側のインタフェースカード230AがFEC領域にバッファ部241に格納されたデータを挿入することに起因するエラーが発生し、送信側のライン側インタフェースカード230Aがデータの再送等が発生することを防止することができる。
また、光増幅部237Aが光信号の出力パワーを増幅する処理は、受信側のOTN処理部235BがFEC処理を停止する前に実行することが望ましい。受信側のOTN処理部235BでFEC処理が停止したにもかかわらず、送信側のライン側インタフェースカード230Aで光信号の出力パワーが増幅していなければ、伝送品質が低下してしまうためである。
図7は、本発明の実施例の送信側のライン側インタフェースカード230Aのバッファ部241に格納された信号の容量が閾値以上になった場合の送信側のライン側インタフェースカード230Aの処理のフローチャートである。
図7に示す処理は、送信側のライン側インタフェースカード230AのOTN処理部235Aのバッファ部監視制御部242が、バッファ部241に格納された信号の容量が閾値以上であると判定した場合に、送信側のライン側インタフェースカード230Aによって実行される。
まず、バッファ部監視制御部242がバッファ部241に格納された信号の容量が閾値以上であると判定し、バッファ部監視制御部242は、閾値超過通知を制御部238Aに出力する(701)。この処理は、図6に示すステップ601及び602の処理に相当する。
制御部238Aは、閾値超過通知が入力された場合、光増幅部237Aに出力パワー増幅指示を出力し、光増幅部237Aは、出力パワー増幅指示が入力された場合、光信号の出力パワーを増幅する(702)。この処理は、図6に示すステップ603及び604の処理に相当する。
制御部238Aは、光増幅部237Aから光信号の出力パワーの値を含む出力パワー情報が入力された場合、光信号の出力パワーの値が適正な値であるか否かを判定する(703)。この処理は、図6に示すステップ605の処理に相当する。
ステップ703の処理で、光信号の出力パワーの値が適正な値であると判定された場合、制御部238Aは、FEC処理停止通知指示をOTN処理部235Bに出力し、OTN処理部235Bは、OTNフレームのオーバーヘッド領域にFEC処理停止通知を挿入し、当該OTNフレームのOTN信号を受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信する(704)。この処理は、図6に示すステップ606〜608の処理に相当する。
一方、ステップ703の処理で、光信号の出力パワーの値が適正な値でないと判定された場合、制御部238Aは、ステップ702の処理に戻り、出力パワー増幅指示を光増幅部237Aに再度出力する。
次に、OTN処理部235Aは、受信側のライン側インタフェースカード230BからFEC処理停止通知に対するACK信号を受信したか否かを判定する(705)。
ステップ705の処理でACK信号を受信したと判定された場合、OTN処理部235Aは、FEC処理を停止し(706)、OTNフレームのFEC領域にバッファ部241に格納されたデータの挿入を開始し(707)、処理を終了する。ステップ706及び707の処理は、図6に示すステップ612及び613の処理に相当する。
一方、ステップ705の処理でACK信号を受信していないと判定された場合、OTN処理部235Aは、ステップ704の処理に戻り、前回FEC処理停止通知を受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信してから所定時間経過した場合に再度FEC処理停止通知を受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信する。
図8は、本発明の実施例の受信側のライン側インタフェースカード230BがFEC処理を実行している間にOTN信号を受信した場合の処理のフローチャートである。
受信側のライン側インタフェースカード230BがOTN信号を受信すると、OTN処理部235Bは、受信したOTN信号であるOTNフレームのオーバーヘッド領域を解析する(801)。この処理は、図6に示す609の処理に相当する。
そして、OTN処理部235Bは、ステップ801の処理の解析結果を参照し、受信したOTN信号のOTNフレームがFEC処理停止通知を含むか否かを判定する(802)。
ステップ802の処理で、受信したOTN信号のOTNフレームがFEC処理停止通知を含まないと判定された場合、OTN処理部235Bは、FEC処理を実行しながら信号処理を実行し(803)、処理を終了する。
一方、ステップ802の処理で、受信したOTN信号のOTNフレームがFEC処理停止通知を含むと判定された場合、OTN処理部235Bは、FEC処理の実行を停止して、信号処理を実行し(804)、処理を終了する。
図9は、本発明の実施例のOTNフレーム900のフレーム構成の説明図である。
OTNフレーム900は、オーバーヘッド領域901、ペイロード領域902、及びFEC領域903を含む。オーバーヘッド領域901には、管理用のデータが挿入される。ペイロード領域902には、ユーザデータ又はOAMフレーム等のバッファ部241に格納された信号が挿入される。FEC領域903には、誤り訂正符号が挿入される。
OTNフレーム900は、4個のRow1〜4から構成される。一つのRowは4080個のColumn1〜4080を有する。オーバーヘッド領域901は、Row1〜4のColumn1〜16に割り当てられる。ペイロード領域902は、Row1〜4のColumn17〜3824に割り当てられる。FEC領域903は、Row1〜4のColumn3825〜4080に割り当てられる。
オーバーヘッド領域901は、図9に示すように、Frame Alignment Overhead領域、OTUk overhead領域、及びRES(リザーブ)領域の各種領域を有する。オーバーヘッド領域901のRES領域は、Row2のColumn1及び2に割り当てられる。本実施例のFEC領域には、図6及び図7で説明したFEC処理停止通知である旨の情報、及び図10及び図11で後述するFEC処理開始通知である旨の情報が挿入される。
なお、受信側のライン側インタフェースカード230BのOTN処理部235Bは、受信したOTN信号のオーバーヘッド領域901を解析して、RES領域に挿入された情報を参照することによって、FEC処理停止通知であるか、FEC処理開始通知であるかを特定する。
図10は、本発明の送信側のライン側インタフェースカード230Aのバッファ部241に格納された信号の容量が閾値未満となった場合の光伝送システムにおける処理のシーケンス図である。
バッファ部監視制御部242は、バッファ部241に格納された信号の容量が閾値未満であると判定した場合(1001)、その旨を示す閾値未満通知を制御部238に出力する(1002)。
制御部238Aにバッファ部監視制御部242から閾値未満通知が入力された場合、制御部238Aは、OTNフレームのFEC領域にバッファ部241に格納されたデータの挿入を停止する指示であるFEC領域ユーザデータ挿入停止指示をOTN処理部235Aに出力する(1003)。
OTN処理部235Aは、制御部238AからFEC領域ユーザデータ挿入停止指示が入力された場合、OTNフレームのFEC領域にバッファ部241に格納されたデータの挿入を停止する(1004)。
次に、制御部238Aは、FEC領域ユーザデータ処理停止通知を受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信する指示であるFEC領域ユーザデータ処理停止通知指示をOTN処理部235に出力する(1005)。FEC領域ユーザデータ処理通知は、受信側のライン側インタフェースカード230Bに、OTNフレームのFEC領域に挿入されたデータをユーザデータとして扱う処理(ユーザデータ処理)を停止させる通知である。
OTN処理部235Aは、制御部238AからFEC領域ユーザデータ処理通知指示が入力された場合、OTNフレームのオーバーヘッド領域のRES領域にFEC領域ユーザデータ処理停止通知を挿入するように、OTNフレームのオーバーヘッド領域を編集する(1006)。
そして、OTN処理部235Aは、FEC領域ユーザデータ処理停止通知をオーバーヘッド領域に挿入したOTNフレームのOTN信号を受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信する(1007)。
受信側のライン側インタフェースカード230Bがステップ1007の処理で送信されたOTN信号を受信した場合、受信側のライン側インタフェースカード230BのOTN処理部235Bは、受信したOTN信号のOTNフレームのオーバーヘッド領域を解析し(1008)、受信したOTN信号がFEC領域ユーザデータ処理停止通知であると判断し、FEC領域のユーザデータ処理を停止する(1009)。
そして、OTN処理部235Bは、FEC領域のユーザデータ処理を停止した後、FEC領域ユーザデータ処理停止通知に対するACK信号をライン側インタフェースカード230Aに送信する(1010)。
制御部238Aは、ステップ1010の処理で送信されたACK信号をライン側インタフェースカード230Aが受信した場合、OTN処理部235AでFEC領域に誤り訂正符号を挿入するFEC処理を開始する指示であるFEC処理開始指示をOTN処理部235Aに出力する(1011)。
OTN処理部235Aは、制御部238AからFEC処理開始指示が入力された場合、OTNフレームのオーバーヘッド領域のFEC領域に誤り訂正符号を挿入するFEC処理を開始する(1012)。
制御部238Aは、ステップ1011の処理でFEC処理開始指示をOTN処理部235Aに出力した後、FEC処理開始通知を受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信する指示であるFEC処理開始通知指示をOTN処理部235Aに出力する(1013)。
OTN処理部235Aは、制御部238AからFEC処理開始通知指示が入力された場合、OTNフレームのオーバーヘッド領域のRES領域にFEC処理開始通知を挿入するように、OTNフレームのオーバーヘッド領域を編集する(1014)。
そして、OTN処理部235Aは、FEC処理開始通知をオーバーヘッド領域に挿入したOTNフレームのOTN信号を受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信する(1015)。
受信側のライン側インタフェースカード230Bがステップ1015の処理で送信されたOTN信号を受信した場合、受信側のライン側インタフェースカード230BのOTN処理部235Bは、受信したOTN信号のOTNフレームのオーバーヘッド領域を解析し(1016)、受信したOTN信号がFEC処理開始通知であると判断し、OTNフレームのFEC領域に挿入された誤り訂正符号に基づいて、OTN信号にエラーがあるかを検出し、エラーが検出された場合にはOTN信号を訂正するFEC処理を開始する(1017)。
そして、OTN処理部235Bは、FEC処理を開始した後、FEC処理開始通知に対するACK信号をライン側インタフェースカード230Aに送信する(1018)。
制御部238Aは、ステップ1018の処理で送信されたACK信号をライン側インタフェースカード230Aが受信した場合、光増幅部237Aが増幅していた光信号の出力パワーを減少させる指示である出力パワー低下指示を光増幅部237Aに出力する(1019)。
光増幅部237Aは、制御部238Aから出力パワー低下指示が入力された場合、増幅させていた光信号の出力パワーを減少させる(1020)。具体的には、光増幅部237Aは、光信号の出力パワーを増加させる前の値に減少させる。
以上によって、送信側のライン側インタフェースカード230Aのバッファ部241に格納された信号の容量が閾値以上となり、光増幅部237Aが光信号の出力パワーを増幅させ、FEC領域にバッファ部241に格納されたデータを挿入するが、送信側のライン側インタフェースカード230Aのバッファ部241に格納された信号の容量が閾値未満となれば、FEC領域に誤り訂正符号を挿入し、FEC処理を再開し、光増幅部237Aが光信号の出力パワーを減少させる。これによって、光増幅部237Aは、常に光信号の出力パワーを増幅させている状態を継続させるのではなく、一時的に光信号の出力パワーを増幅させるだけとなり、光伝送装置200の消費電力の増加を防止することができる。
また、図10では、受信側のライン側インタフェースカード230BにFEC処理を開始させる場合、送信側のライン側インタフェースカード230Aは、受信側のライン側インタフェースカード230BにFEC領域のユーザデータ処理を停止させてから、FEC処理を開始させる例について説明した。受信側のライン側インタフェースカード230Bが、ステップ1015の処理で送信されたFEC処理開始通知を受信すると、FEC処理を開始する前にFEC領域のユーザデータ処理を停止する場合には、送信側のライン側インタフェースカード230AによるFEC領域ユーザ処理停止通知の送信は不要となる。具体的には、ステップ1005〜1010の処理は省略されてもよい。
なお、制御部238Aは、受信側のライン側インタフェースカード230BでFEC処理が開始されてから、光増幅部237Aが光信号の出力パワーを減少させる。これによって、FEC処理が開始されてから光信号の出力パワーの増幅を停止させることができるため、伝送品質が低下することを防止できる。
また、本実施例では、ステップ1009及び1017の処理で、受信側のライン側インタフェースカード230BがFEC領域のユーザデータ処理を挺しした場合、FEC処理を開始した場合、ACK信号を送信するとしたが、ACK信号を送信しなくてもよい。この場合、送信側のOTN処理部235Aは、ステップ1007の処理でFEC領域ユーザデータ処理停止通知を受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信した直後に、ステップ1012の処理でFEC処理の実行を開始する。また、送信側のOTN処理部235Aは、ステップ1015の処理でFEC処理開始通知を受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信した直後に、ステップ1020の処理で光増幅部237による光信号の出力パワーを減少させる。
図11は、本発明の実施例の送信側のライン側インタフェースカード230Aのバッファ部241に格納された信号の容量が閾値未満になった場合の送信側のライン側インタフェースカード230Aの処理のフローチャートである。
図11に示す処理は、送信側のライン側インタフェースカード230AのOTN処理部235Aのバッファ部監視制御部242が、バッファ部241に格納された信号の容量が閾値未満であると判定した場合に、送信側のライン側インタフェースカード230Aによって実行される。
まず、バッファ部監視制御部242がバッファ部241に格納された信号の容量が閾値未満であると判定し、バッファ部監視制御部242は、閾値未満通知を制御部238Aに出力する(1101)。この処理は、図10に示すステップ1001及び1002の処理に相当する。
制御部238Aは、バッファ部監視制御部242から閾値未満通知が入力された場合、FEC領域ユーザデータ挿入停止指示をOTN処理部235Aに出力し、OTN処理部235Aは、FEC領域ユーザデータ挿入停止指示が入力された場合、OTNフレームのFEC領域にバッファ部241に格納されたデータの挿入を停止する(1102)。この処理は、図10に示すステップ1003及び1004の処理に相当する。
次に、制御部238Aは、FEC領域ユーザデータ処理停止通知指示をOTN処理部235Aに出力し、OTN処理部235Aは、FEC領域ユーザデータ処理停止通知指示が入力された場合、OTNフレームのオーバーヘッド領域のRES領域にFEC領域ユーザデータ処理停止通知を挿入するように、OTNフレームのオーバーヘッド領域を編集し、当該OTNフレームを受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信する(1103)。この処理は、図10に示すステップ1005〜1007の処理に相当する。
制御部238Aは、受信側のライン側インタフェースカード230BからFEC領域ユーザデータ処理停止通知に対するACKを受信した場合、FEC処理開始指示をOTN処理部235Aに出力し、OTN処理部235Aは、FEC処理開始指示が入力されると、OTNフレームのオーバーヘッド領域のFEC領域に誤り訂正符号を挿入するFEC処理を開始する(1104)。この処理は、図10に示すステップ1011及び1012の処理に相当する。
次に、制御部238Aは、FEC処理開始通知指示をOTN処理部235Aに出力し、OTN処理部235Aは、FEC処理開始通知指示が入力された場合、OTNフレームのオーバーヘッド領域のRES領域にFEC処理開始通知を挿入するように、OTNフレームのオーバーヘッド領域を編集し、当該OTNフレームを受信側のライン側インタフェースカード230Bに送信する(1105)。
制御部238Aは、受信側のライン側インタフェースカード230BからFEC処理開始通知に対するACKを受信した場合、出力パワー低下指示を光増幅部237Aに出力し、光増幅部237Aは、制御部238Aから出力パワー低下指示が入力された場合、増幅させていた光信号の出力パワーを元に戻し(1106)、処理を終了する。
図12は、本発明の実施例の受信側のライン側インタフェースカード230BがFEC処理の実行を停止している間にOTN信号を受信した場合の処理のフローチャートである。
受信側のライン側インタフェースカード230BがOTN信号を受信すると、OTN処理部235Bは、受信したOTN信号であるOTNフレームのオーバーヘッド領域を解析する(1201)。この処理は、図10に示す1008及び1016の処理に相当する。
そして、OTN処理部235Bは、ステップ1201の処理の解析結果を参照し、受信したOTN信号のOTNフレームがFEC領域ユーザデータ処理停止通知を含むか否かを判定する(1202)。
ステップ1202の処理で、受信したOTN信号のOTNフレームがFEC領域ユーザデータ処理停止通知を含まないと判定された場合、OTN処理部235Bは、OTNフレームのFEC領域のユーザデータ処理を継続する(1203)。
一方、ステップ1202の処理で、受信したOTN信号のOTNフレームがFEC領域ユーザデータ処理停止通知を含むと判定された場合、OTN処理部235Bは、OTNフレームのFEC領域のユーザデータ処理の実行を停止する(1204)。この処理は、図10に示す1009の処理に相当する。
ステップ1203又は1304の処理の実行後、OTN処理部235Bは、ステップ1201の処理の解析結果を参照し、受信したOTN信号のOTNフレームがFEC処理開始通知を含むか否かを判定する(1205)。
ステップ1205の処理で、受信したOTN信号のOTNフレームがFEC処理開始通知を含むと判定された場合、OTN処理部235Bは、停止していたFEC処理を再開し(1206)、処理を終了する。なお、受信側のライン側インタフェースカード230Bで実行されるFEC処理は、受信したOTNフレームのFEC領域に挿入された誤り訂正符号に基づいて、OTNフレームの誤りを訂正する処理である。
一方、ステップ1205の処理で、受信したOTN信号のOTNフレームがFEC処理開始通知を含むと判定された場合、OTN処理部235Bは、FEC処理を実行せずに受信したOTNフレームの信号処理を実行し(1206)、処理を終了する。
以上によって、本実施例では、送信側の光伝送装置200のバッファ部241に格納された信号の容量が閾値以上となった場合、送信側の光伝送装置200は、光増幅部237による光信号の出力パワーを増幅し、受信側の光伝送装置200のFEC処理を停止し、バッファ部241に格納されたデータをOTNフレームのFEC領域に挿入する。これによって、伝送速度を向上させつつ、伝送品質の低下を防止することができる。
また、本実施例では、送信側の光伝送装置200のバッファ部241に格納された信号の容量が閾値未満となった場合、送信側の光伝送装置200は、OTNフレームのFEC領域に誤り訂正符号を挿入し、受信側の光伝送装置200にFEC処理を再開させ、光増幅部237の光信号の出力パワーの増幅を減少させる。これによって、常に光信号の出力パワーを増幅させている状態を継続させるのではなく、一時的に光信号の出力パワーを増幅させるだけとなり、光伝送装置200の消費電力の増加を防止することができる。
また、本実施例では、送信側の光伝送装置200のバッファ部241に格納された信号の容量が閾値未満となった場合、光増幅部237による光信号の出力パワーの増幅を減少させる処理を、受信側の光伝送装置200がFEC処理の実行を開始した後に実行する。また、送信側の光伝送装置200のバッファ部241に格納された信号の容量が閾値以上となった場合、光増幅部237による光信号の出力パワーを増幅させる処理を、受信側の光伝送装置200がFEC処理の実行を停止する前に実行する。これによって、FEC処理が実行されない期間と光信号の出力パワーが低下する期間とが重複しないので、伝送品質の低下を防止することができる。
また、本実施例では、OTNフレームのオーバーヘッド領域のリザーブ領域に、FEC処理停止通知、FEC領域ユーザデータ処理停止通知及びFEC処理開始通知を含める。これによって既存のOTNフレームを利用して、受信側の光伝送装置200に各種通知を通知できる。
さらに、本実施例では、送信側の光伝送装置200のバッファ部241に格納された信号の容量が閾値以上となった場合にFEC領域に格納されるデータは、保守運用管理用のOAMフレーム又はユーザ装置100から送信されたユーザデータである。

なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
100 ユーザ装置
200 光伝送装置
210 クライアント側インタフェースカード
220 スイッチカード
230 ライン側インタフェースカード
231 スイッチインタフェース部
232 MPLS処理部
235 OTN処理部
236 光モジュール
237 光増幅部
238 制御部
241 バッファ部
242 バッファ部監視制御部
243 主信号処理部
244 オーバーヘッド処理部
245 FEC処理部
300 伝送路

Claims (17)

  1. 端末から送信されたデータを光信号に変換して伝送する光伝送装置であって、
    前記端末からデータを受信する第1インタフェースと、
    前記第1インタフェースが受信したデータを光信号に変換して、対向する光伝送装置に送信する第2インタフェースと、
    前記第2インタフェースから送信するデータを一時的に格納するバッファ部と、
    前記変換された光信号の出力パワーを可変する光増幅部と、を有し、
    前記第2インタフェースから送信するデータは、前記対向する光伝送装置で実行される誤り訂正処理で用いられる誤り訂正符号が挿入される誤り訂正符号挿入領域を含み、
    前記バッファ部に格納されたデータの容量が所定の閾値以上である場合において、
    前記バッファ部に格納されたデータの容量が所定の閾値より小さい場合より前記光増幅部に前記光信号の出力パワーを増加させ、
    前記対向する光伝送装置で前記誤り訂正処理の実行を停止させるための誤り訂正処理停止通知を、前記対向する光伝送装置に送信し、
    前記誤り訂正符号挿入領域に前記バッファ部に格納されたデータを挿入して、前記第2インタフェースから前記データを前記対向する光伝送装置に送信することを特徴とする光伝送装置。
  2. 請求項1に記載の光伝送装置であって、
    前記バッファ部に格納されたデータの容量が前記閾値より小さくなった場合、前記対向する光伝送装置で前記誤り訂正処理を開始するための誤り訂正処理開始通知を、前記対向する光伝送装置に送信し、
    前記バッファ部に格納されたデータの容量が前記閾値より小さくなった場合、前記誤り訂正符号挿入領域に前記誤り訂正符号を挿入して、前記第2インタフェースから前記データを前記対向する光伝送装置に送信し、
    前記バッファ部に格納されたデータの容量が前記閾値より小さくなった場合、前記バッファ部に格納されたデータの容量が前記閾値以上である場合に前記光増幅部が増加させた光信号の出力パワーを減少させることを特徴とする光伝送装置。
  3. 請求項2に記載の光伝送装置であって、
    前記対向する光伝送装置が前記誤り訂正処理開始通知を受信して前記誤り訂正処理の実行を開始した後に、前記光増幅部が前記増加させた光信号の出力を減少させることを特徴とする光伝送装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の光伝送装置であって、
    前記対向する光伝送装置が前記誤り訂正処理停止通知を受信して前記誤り訂正処理の実行を停止する前に、前記光増幅部に前記光信号の出力パワーを増加させることを特徴とする光伝送装置。
  5. 請求項1に記載の光伝送装置であって、
    前記第1インタフェースが受信したデータをOTNフレームにマッピングするOTN処理部を有し、
    前記OTNフレームのオーバーヘッドのリザーブ領域に前記誤り訂正処理停止通知を含めることを特徴とする光伝送装置。
  6. 請求項5に記載の光伝送装置であって、
    前記対向する光伝送装置が送信し、前記第2インタフェースが受信したOTNフレームのオーバーヘッドのリザーブ領域を解析することによって、前記受信したOTNフレームが前記誤り訂正処理停止通知を含むか否かを判定することを特徴とする光伝送装置。
  7. 請求項1に記載の光伝送装置であって、
    前記バッファ部に格納されたデータの容量が前記閾値以上である場合に前記誤り訂正符号挿入領域に挿入されるデータは、保守運用管理用のOAMフレーム又は前記端末から送信されたユーザデータであることを特徴とする光伝送装置。
  8. 請求項1に記載の光伝送装置であって、
    前記第1インタフェースは、SONET/SDH又はイーサネットを用いて前記端末に接続され、
    前記第2インタフェースは、MPLSを用いて前記対向する光伝送装置に接続されることを特徴とする光伝送装置。
  9. 端末から送信されたデータを光信号に変換して伝送する第1光伝送装置と、
    前記第1光伝送装置から伝送されたデータを受信する第2光伝送装置と、を備える光伝送システムであって、
    前記第1光伝送装置は、
    端末からデータを受信する第1インタフェースと、
    前記第1インタフェースが受信したデータを光信号に変換して、対向する光伝送装置に送信する第2インタフェースと、
    前記第2インタフェースから送信するデータを一時的に格納するバッファ部と、
    前記変換された光信号の出力パワーを可変する光増幅部と、を有し、
    前記第2インタフェースから送信するデータは、前記第2光伝送装置で実行される誤り訂正処理で用いられる誤り訂正符号が挿入される誤り訂正符号挿入領域を含み、
    前記第1光伝送装置の前記バッファ部に格納されたデータの容量が所定の閾値以上である場合において、
    前記第1光伝送装置は、前記バッファ部に格納されたデータの容量が所定の閾値より小さい場合より前記光増幅部に前記光信号の出力パワーを増加させ、前記対向する光伝送装置で前記誤り訂正処理の実行を停止させるための誤り訂正処理停止通知を、前記第2光伝送装置に送信し、
    前記第2光伝送装置は、前記誤り訂正処理停止通知を受信した場合、前記誤り訂正処理の実行を停止し、
    前記第1光伝送装置は、前記誤り訂正符号挿入領域に前記バッファ部に格納されたデータを挿入して、前記第2インタフェースから前記データを前記第2光伝送装置に送信することを特徴とする光伝送システム。
  10. 請求項9に記載の光伝送システムであって、
    前記第1光伝送装置は、前記バッファ部に格納されたデータの容量が前記閾値より小さくなった場合、前記第2光伝送装置で前記誤り訂正処理を開始するための誤り訂正処理開始通知を、前記第2光伝送装置に送信し、
    前記第2光伝送装置は、前記誤り訂正処理開始通知を受信した場合、停止していた前記誤り訂正処理の実行を開始し、
    前記第1光伝送装置は、前記バッファ部に格納されたデータの容量が前記閾値より小さくなった場合、前記誤り訂正符号挿入領域に前記誤り訂正符号を挿入して、前記第2インタフェースから前記データを前記第2光伝送装置に送信し、
    前記第1光伝送装置は、前記バッファ部に格納されたデータの容量が前記閾値より小さくなった場合、前記バッファ部に格納されたデータの容量が前記閾値以上である場合に前記光増幅部が増加させた光信号の出力パワーを減少させることを特徴とする光伝送システム。
  11. 請求項10に記載の光伝送システムであって、
    前記第2光伝送装置が前記誤り訂正処理開始通知を受信して前記誤り訂正処理の実行を開始した後に、前記第1光伝送装置は、前記光増幅部が増加させた光信号の出力を減少させることを特徴とする光伝送システム。
  12. 請求項9から請求項11のいずれか一つに記載の光伝送システムであって、
    前記第2光伝送装置が前記誤り訂正処理停止通知を受信して前記誤り訂正処理の実行を停止する前に、前記光増幅部に前記光信号の出力パワーを増加させることを特徴とする光伝送システム。
  13. 請求項9に記載の光伝送システムであって、
    前記第1光伝送装置は、
    前記第1インタフェースが受信したデータをOTNフレームにマッピングするOTN処理部を有し、
    前記OTNフレームのオーバーヘッドのリザーブ領域に前記誤り訂正処理停止通知を含めることを特徴とする光伝送システム。
  14. 請求項13に記載の光伝送システムであって、
    前記第2光伝送装置は、前記第1光伝送装置から送信されたOTNフレームのオーバーヘッドのリザーブ領域を解析することによって、前記受信したOTNフレームが前記誤り訂正処理停止通知を含むか否かを判定することを特徴とする光伝送システム。
  15. 請求項9に記載の光伝送システムであって、
    前記バッファ部に格納されたデータの容量が前記閾値以上である場合に前記第1光伝送装置によって前記誤り訂正符号挿入領域に挿入されるデータは、保守運用管理用のOAMフレーム又は前記端末から送信されたユーザデータであることを特徴とする光伝送システム。
  16. 請求項9に記載の光伝送システムであって、
    前記第1光伝送装置の前記第1インタフェースは、SONET/SDH又はイーサネットを用いて前記端末に接続され、
    前記第1光伝送装置の前記第2インタフェースは、MPLSを用いて前記第2光伝送装置に接続されることを特徴とする光伝送システム。
  17. 端末から送信されたデータを光信号に変換して伝送する光伝送装置における前記データの伝送方法であって、
    前記光伝送装置は、
    前記端末からデータを受信する第1インタフェースと、
    前記第1インタフェースが受信したデータを光信号に変換して、対向する光伝送装置に送信する第2インタフェースと、
    前記第2インタフェースから送信するデータを一時的に格納するバッファ部と、
    前記変換された光信号の出力パワーを可変する光増幅部と、を有し、
    前記第2インタフェースから送信するデータは、前記対向する光伝送装置で実行される誤り訂正処理で用いられる誤り訂正符号が挿入される誤り訂正符号挿入領域を含み、
    前記方法は、
    前記バッファ部に格納されたデータの容量が所定の閾値以上である場合において、
    前記光伝送装置が、前記バッファ部に格納されたデータの容量が所定の閾値より小さい場合より前記光増幅部に前記光信号の出力パワーを増加させ、
    前記光伝送装置が、前記バッファ部に格納されたデータの容量が前記閾値以上である場合、前記対向する光伝送装置で前記誤り訂正処理の実行を停止させるための誤り訂正処理停止通知を、前記対向する光伝送装置に送信し、
    前記光伝送装置が、前記バッファ部に格納されたデータの容量が前記閾値以上である場合、前記誤り訂正符号挿入領域に前記バッファ部に格納されたデータを挿入して、前記第2インタフェースから前記データを前記対向する光伝送装置に送信することを特徴とする伝送方法。
JP2013088385A 2013-04-19 2013-04-19 光伝送装置、光伝送システム、及び伝送方法 Pending JP2014212478A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013088385A JP2014212478A (ja) 2013-04-19 2013-04-19 光伝送装置、光伝送システム、及び伝送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013088385A JP2014212478A (ja) 2013-04-19 2013-04-19 光伝送装置、光伝送システム、及び伝送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014212478A true JP2014212478A (ja) 2014-11-13

Family

ID=51931921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013088385A Pending JP2014212478A (ja) 2013-04-19 2013-04-19 光伝送装置、光伝送システム、及び伝送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014212478A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017220025A1 (zh) * 2016-06-24 2017-12-28 中兴通讯股份有限公司 复位控制方法及装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017220025A1 (zh) * 2016-06-24 2017-12-28 中兴通讯股份有限公司 复位控制方法及装置
CN107547124A (zh) * 2016-06-24 2018-01-05 南京中兴软件有限责任公司 复位控制方法及装置
CN107547124B (zh) * 2016-06-24 2021-06-15 中兴通讯股份有限公司 复位控制方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8707137B2 (en) Adapting bit error rate to a target quality of service
US7898944B2 (en) Smart mechanism for multi-client bidirectional optical channel protection scheme
EP2156592B1 (en) Response to otuk-bdi for otn interfaces to restore bidirectional communications
EP1816803B1 (en) Transmission processing method for data frame and system thereof
EP1872497B1 (en) Ethernet encapsulation over optical transport network
US20120082456A1 (en) Lossless adjustment method of oduflex channel bandwidth and oduflex channel
US9876727B2 (en) Physical-layer signaling of flow control updates
JP2014212407A (ja) 伝送装置およびパス切替方法
WO2016058320A1 (zh) 降低potn系统集中式保护倒换时间的方法、装置及系统
US20170244632A1 (en) Data Processing Method and Apparatus and Network Device
US11611816B2 (en) Service data processing method and device
JP5639083B2 (ja) ラインカードの冗長化を目的としたパケットのシーケンス番号の同期
EP2661015A1 (en) Method and system for detecting signal degrade (sd) alarm
JP2014212478A (ja) 光伝送装置、光伝送システム、及び伝送方法
KR101353183B1 (ko) 시분할 멀티플렉싱 의사회선을 포함하는 패킷 교환 네트워크에서 사용을 위한 네트워크 노드 및 시분할 의사회선을 통해 시분할 멀티플렉싱 접속을 유지하는 방법
EP2720391B1 (en) Optical transport network power-save technique based on client signal information
JP2013150339A (ja) デジタル伝送システム
US10367724B1 (en) Optical channel data unit (ODU) fault propagation and link recovery using ODU-delay measurement
WO2024002084A1 (zh) 数据帧的校验方法及相关设备
US20210314682A1 (en) Method And Apparatus For Switching Line Bandwidth Of Optical Transport Network
JP4775036B2 (ja) 送信帯域割当て方法及び装置
JP2014179791A (ja) 伝送システムおよび伝送装置並びに伝送品質検出方法