JP2014207751A - 節電支援システム、節電支援方法、および節電支援プログラム - Google Patents

節電支援システム、節電支援方法、および節電支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】需要家家庭における具体的な個別環境を即時性の観点も踏まえて考慮した、効率的な節電行動を促進可能とする。【解決手段】節電支援システム100を、所定の需要家施設に関し推定した所定時間以内での予測消費電力量及び発電装置の予測発電量と、記憶部101で保持する蓄電池の情報とに基づいて、該当需要家施設での予測消費電力量を予測発電量と併せて満たす、系統電源1からの買電内容と、蓄電池から需要家施設への給電内容を推定し、電力需給予定を特定する第1処理部110と、節電対象の電気設備の選択を入力部105で受ける第2処理部111と、電力需給予定の条件下で推定した予測節電量による節電目標の達成度に応じた所定のアドバイスを出力部106に表示する第3処理部112とから構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、節電支援システム、節電支援方法、および節電支援プログラムに関するものであり、具体的には、需要家家庭における具体的な個別環境を即時性の観点も踏まえて考慮した、効率的な節電行動を促進可能とする技術に関する。
環境意識の世界的な高まりや、再生可能エネルギーの固定価格買取制度の施行など、エネルギーの利活用を取り巻く状況は大きく変化し始めている。特に、温室効果ガスの低減や災害時停電等に備える意味でも、各家庭や事業者における節電対策技術への注目は高まっている。このような節電に関連する技術としては、以下のような従来技術が提案されている。
すなわち、コストが低く、安全に使用できる蓄電装置を提供し、蓄電装置使用して家庭等における電力を制御するとの目的の下、IDを有したエネルギーデバイスと、このエネルギーデバイスとの間でIDを用いた相互認証を行うストレージシステムマネージャと、デバイスマネージャとからなる電力装置において、家庭電力を制御するホームコントローラや電力調節装置との間で情報の送受信を行い、エネルギーデバイスを制御する技術(特許文献1参照)などが提案されている。
また、消費電力の異なる複数の動作モードを有する電気機器の消費電力を管理する消費電力システムにおいて、電気機器の現在の動作モードに対応する現消費電力と、所定の比較消費電力とに基づいて、両者の差分を省エネ効果として算定し、電気機器の使用者へ通知する技術(特許文献2参照)なども提案されている。
WO2010/117082号公報 特開2007−48219号公報
ところが従来技術においては、ユーザ別に節電に関する情報提供や機器制御を行うとしていても、提供される情報や制御の内容自体ないしそれらの起源となる情報等が一般的かつ固定的な内容となりがちであり、真にユーザ別の実際環境や即時性を十分に踏まえたものとはなっていなかった。例えば、電力需要家たる各家庭での構成員の日々の変動や行動予定、具体的な家電機器の仕様や設置箇所、製品情報、24時間以内の気象条件といった、十分に個別具体的かつ即時性を有する情報を併せて踏まえた節電支援は実現されていない。こうした従来技術において節電支援を行う場合、支援内容が実際状況とマッチしないものとなり、ユーザとして節電行動を実行しにくいことにもなりやすく、結局は適切な節電効果が得られない事態を招来する。
そこで本発明の目的は、需要家家庭における具体的な個別環境を即時性の観点も踏まえて考慮した、効率的な節電行動を促進可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の節電支援システムは、電力の需要家施設に備わる各電気設備個別の識別情報および仕様情報を格納した電気設備データベースと、各需要家の構成員の情報を格納した構成員データベースと、需要家施設の所在地域に関する少なくとも所定時間以内の気候予測データを格納した気候予測データベースと、各需要家施設に備わる蓄電池および再生可能エネルギー利用の発電装置の各情報を格納した装置データベースと、を保持する記憶部と、所定の需要家施設に関し、前記記憶部で保持する情報に基づいて所定アルゴリズムで推定した所定時間以内での予測消費電力量および前記発電装置の予測発電量と、前記記憶部で保持する蓄電池の情報とに基づいて、前記所定時間以内において該当需要家施設での予測消費電力量を前記予測発電量と併せて満たす、系統電源からの買電内容と、蓄電池から需要家施設への給電内容を所定アルゴリズムで推定し、電力需給予定を特定する第1処理部と、入力部での節電目標の受け付けに応じ、前記記憶部で情報を保持する該当需要家の需要家施設に備わる電気設備中からの、節電対象の電気設備の選択を入力部で受ける第2処理部と、前記選択を受けた該当電気設備の情報と、所定期間中の気候予測データと、該当需要家の構成員の情報とを記憶部より読み出し、当該読み出した各情報に基づいて、前記所定期間中の前記電力需給予定の条件下における予測節電量を所定アルゴリズムで推定し、当該予測節電量による前記節電目標の達成度に応じた所定のアドバイスを出力部に表示する第3処理部とを備えることを特徴とする。
なお、上述の節電支援システムにおいて、前記第1処理部及び前記第3処理部が記憶部より読み出して利用する気候予測データは現時点から24時間以内の気候に関する予測データであるとすれば好適である。
また、上述の節電支援システムにおいて、前記第3処理部は、前記予測節電量が前記節電目標を満たすまで、前記第2処理部における前記節電対象の電気設備の選択受付を繰り返し行うものであるとしてもよい。
また、上述の節電支援システムにおいて、前記第1処理部は、前記所定の需要家施設における、少なくとも所定時間以内の構成員の人数変動の情報を該当需要家の構成員の情報として入力部で受け付け、当該受け付けた人数変動の情報と、該当需要家施設に関して前記記憶部で保持する所定時間以内の気候予測データと、該当需要家施設に備わる電気設備の情報とに基づいて、前記所定時間以内の気候予測データが示す条件下で、該当需要家施設に所在して人数変動する構成員が前記電気設備を利用した場合の予測消費電力量を所定アルゴリズムで推定し、当該推定した所定時間以内での予測消費電力量および前記発電装置の予測発電量と、前記記憶部で保持する蓄電池の情報とに基づいて、前記所定時間以内において該当需要家施設での予測消費電力量を前記予測発電量と併せて満たす、系統電源からの買電内容と、蓄電池から需要家施設への給電内容を所定アルゴリズムで推定し、電力需給予定を特定するものである、としてもよい。
また、上述の節電支援システムにおいて、前記第1処理部は、前記給電内容として、蓄電池から需要家施設への給電開始の契機となる、該当需要家施設での消費電力量に関する閾値を、前記所定時間以内の気候予測データと、該当需要家施設での構成員数の多少とに応じて基準値より所定量増減させて特定し、前記予測消費電力量が前記閾値となる時間帯に給電を開始し、前記予測発電量および系統電源からの買電量と併せることで、前記予測消費電力量を満たすことのできる、蓄電池から需要家施設への給電量を算定し、前記閾値と前記各時間帯における給電量とを蓄電池からの給電内容として推定するものである、としてもよい。
また、上述の節電支援システムにおいて、ネットワークを介して需要家端末と通信する通信部を備え、前記第1〜第3の少なくともいずれかの処理部は、前記入力部において受け付ける情報を、前記通信部を介して需要家端末から受け付け、該当前記出力部で表示する情報を、該当需要家施設を利用する需要家の需要家端末に前記通信部を介して送信するものである、としてもよい。
また、上述の節電支援システムにおいて、前記所定期間中の所定時点間における、系統電源からの実際の買電量と前記電力需給予定が示す買電量との間の差分値を算定し、当該差分値と前記節電目標の値とを比較し、前記差分値による前記節電目標値の達成度に応じた所定メッセージを出力部に表示する第4処理部を更に備えるとしてもよい。
また、上述の節電支援システムにおいて、前記記憶部は、各需要家施設が系統電源を利用できる消費電力量の限度値を示す、利用契約値を更に保持しており、前記第4処理部は、更に、前記需要家施設における所定計測装置より得た実消費電力量の値を、該当需要家施設に関する前記利用契約値と比較し、実消費電力量が前記利用契約値の所定割合となった場合に、該当需要家施設の各電気設備のリストを前記電気設備データベースから読み出し、当該リスト中の各電気設備を選択可能に出力部に表示し、前記リストに含まれる電気設備のうち、前記需要家施設において利用予定である電気設備の指定を入力部で受け付けた場合、該当電気設備の仕様情報を前記電気設備データベースから読み出し、当該仕様情報が示す仕様消費電力量と前記実消費電力量との合計値が、前記利用契約値以内の所定値以下であるか判定し、前記合計値が前記所定値以下となった場合に前記利用予定の電気設備は使用可能である旨の通知を出力部で表示し、前記合計値が前記所定値を上回った場合に前記利用予定の電気設備は使用不可である旨の通知を出力部で表示するものである、としてもよい。
また、上述の節電支援システムにおいて、ネットワークを介して需要家端末と通信する通信部を備え、前記第4処理部は、前記入力部において受け付ける情報を、前記通信部を介して需要家端末から受け付け、該当前記出力部で表示する情報を、該当需要家施設を利用する需要家の需要家端末に前記通信部を介して送信するものである、としてもよい。
また、上述の節電支援システムにおいて、前記記憶部は、前記電気設備データベースにおいて、需要家施設の各箇所に備わる電気設備個別の識別情報および仕様情報を格納しており、更に、需要家施設の各箇所に備わる電気設備以外の他電気設備に関する、識別情報及び仕様情報を格納した代替製品データベースを更に保持しており、所定需要家施設の各電気設備の仕様情報を前記電気設備データベースから読み出し、当該読み出した各電気設備の仕様情報を、前記代替製品データベースにおける他電気設備の仕様情報と照合し、該当需要家施設の所定箇所に備わる電気設備と同機能を有するが仕様消費電力量が少ない他電気設備を特定し、該当他電気設備による前記所定箇所の電気設備の更新促進の通知を出力部で表示する第5処理部を更に備えるとしてもよい。
また、本発明の節電支援方法は、電力の需要家施設に備わる各電気設備個別の識別情報および仕様情報を格納した電気設備データベースと、各需要家の構成員の情報を格納した構成員データベースと、需要家施設の所在地域に関する少なくとも所定時間以内の気候予測データを格納した気候予測データベースと、各需要家施設に備わる蓄電池および再生可能エネルギー利用の発電装置の各情報を格納した装置データベースと、を保持する記憶部を備える情報処理装置が、所定の需要家施設に関し、前記記憶部で保持する情報に基づいて所定アルゴリズムで推定した所定時間以内での予測消費電力量および前記発電装置の予測発電量と、前記記憶部で保持する蓄電池の情報とに基づいて、前記所定時間以内において該当需要家施設での予測消費電力量を前記予測発電量と併せて満たす、系統電源からの買電内容と、蓄電池から需要家施設への給電内容を所定アルゴリズムで推定し、電力需給予定を特定する第1処理と、入力部での節電目標の受け付けに応じ、前記記憶部で情報を保持する該当需要家の需要家施設に備わる電気設備中からの、節電対象の電気設備の選択を入力部で受ける第2処理と、前記選択を受けた該当電気設備の情報と、所定期間中の気候予測データと、該当需要家の構成員の情報とを記憶部より読み出し、当該読み出した各情報に基づいて、前記所定期間中の前記電力需給予定の条件下における予測節電量を所定アルゴリズムで推定し、当該予測節電量による前記節電目標の達成度に応じた所定のアドバイスを出力部に表示する第3処理を実行することを特徴とする。
また、本発明の節電支援プログラムは、電力の需要家施設に備わる各電気設備個別の識別情報および仕様情報を格納した電気設備データベースと、各需要家の構成員の情報を格納した構成員データベースと、需要家施設の所在地域に関する少なくとも所定時間以内の気候予測データを格納した気候予測データベースと、各需要家施設に備わる蓄電池および再生可能エネルギー利用の発電装置の各情報を格納した装置データベースと、を保持する記憶部を備える情報処理装置に、所定の需要家施設に関し、前記記憶部で保持する情報に基づいて所定アルゴリズムで推定した所定時間以内での予測消費電力量および前記発電装置の予測発電量と、前記記憶部で保持する蓄電池の情報とに基づいて、前記所定時間以内において該当需要家施設での予測消費電力量を前記予測発電量と併せて満たす、系統電源からの買電内容と、蓄電池から需要家施設への給電内容を所定アルゴリズムで推定し、電力需給予定を特定する第1処理と、入力部での節電目標の受け付けに応じ、前記記憶部で情報を保持する該当需要家の需要家施設に備わる電気設備中からの、節電対象の電気設備の選択を入力部で受ける第2処理と、前記選択を受けた該当電気設備の情報と、所定期間中の気候予測データと、該当需要家の構成員の情報とを記憶部より読み出し、当該読み出した各情報に基づいて、前記所定期間中の前記電力需給予定の条件下における予測節電量を所定アルゴリズムで推定し、当該予測節電量による前記節電目標の達成度に応じた所定のアドバイスを出力部に表示する第3処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、需要家家庭における具体的な個別環境を即時性の観点も踏まえて考慮した、効率的な節電行動を促進可能となる。
本実施形態の節電支援システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態の節電支援システムのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態における需要家端末のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態における電気設備データベースのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における構成員データベースのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における気候予測データベースのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における装置データベースのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における代替製品データベースのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における節電支援方法の処理手順例1を示すフロー図である。 本実施形態における節電支援方法の処理手順例2を示すフロー図である。 本実施形態における節電支援方法の処理手順例3を示すフロー図である。 本実施形態における画面例1(節電目標受付画面)を示す図である。 本実施形態における画面例2(節電対象選択画面)を示す図である。 本実施形態における画面例3(節電目標達成度に応じたアドバイス表示画面)を示す図である。 本実施形態における画面例4(実際の節電目標達成度に応じたアドバイス表示画面)を示す図である。 本実施形態における画面例5(需要家施設の電気設備の選択画面)を示す図である。 本実施形態における画面例6(電気設備使用可を通知する画面)を示す図である。 本実施形態における画面例7(電気設備使用不可を通知する画面)を示す図である。 本実施形態における画面例8(電気設備の更新促進を通知する画面)を示す図である。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の節電支援システム100を含むネットワーク構成図である。図1に示す節電支援システム100は、需要家家庭における具体的な個別環境を即時性の観点も踏まえて考慮した、効率的な節電行動を促進可能とするコンピュータシステムである。本実施形態では、節電支援対象の電力需要家として一般家庭の各世帯を想定する。
この場合の各世帯の需要家施設10すなわち住居は、電力事業者が提供する系統電源1から分電盤11にて給電を受け、この分電盤11から配電する電力で各箇所の電気設備15を稼動させる一般的な受電及び配電の構成を備えている。需要家施設10内の電気設備15で消費された電力の量すなわち消費電力量は、分電盤11に備わる電力量計12により計測されている。また、本実施形態における分電盤11は通信機能を具備し、ネットワーク50を介して本実施形態の節電支援システム100を実現するサーバ装置と通信可能に結ばれており、電力量計12により計測された消費電力量のデータを所定時間毎に節電支援システム100に送信している。
また、こうした需要家施設10には、それぞれ分電盤11に給電を行う太陽光発電装置13(再生可能エネルギーを利用した発電装置の一例)と蓄電池14が備わっている。この場合の分電盤11は、太陽光発電装置13での発電量(分電盤11に給電される)と蓄電池14からの給電量を計測しており、当該各計測データを所定時間毎に節電支援システム100に送信している。一方、節電支援システム100は、いわゆるHEMS(家庭向けエネルギー管理システム)の機能を備えており、太陽光発電装置13での発電量を踏まえて、分電盤11に対する蓄電池14からの給電内容(時期と量)をコントロールし、系統電源1からの買電量を最小限に抑えることができる。
なお、本実施形態の節電支援システム100は、ネットワーク50を介して、上述の分電盤11の他、需要家端末200、および気象データ提供サーバ300と通信可能に結ばれている。このうち、需要家端末200は、上述の需要家施設10に所在する需要家、すなわち一般家庭の構成員が所持する情報端末であり、具体的には携帯電話機やタブレット端末、或いはノートPC等を想定できる。この需要家端末200は、節電支援システム100と協働するアプリケーションとして節電アプリ210を保持しており、この節電アプリ210を実行して必要な機能を実装することとなる。
また、気象データ提供サーバ300は、少なくとも現時点から24時間以内の1時間毎ないし3時間毎の天気、気温、湿度、風向といった天候に関する予測データを節電支援システム100に提供するサーバ装置である。
なお、本実施形態の節電支援システム100は、上述の分電盤11、需要家端末200、および気象データ提供サーバ300を含んでいるとしてもよい。
本実施形態における節電支援システム100のハードウェア構成は以下の如くとなる。図2は本実施形態における節電支援システム100のハードウェア構成例を示す図である。節電支援システム100は、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶装置で構成される記憶部101、RAMなど揮発性記憶装置で構成されるメモリ103、記憶部101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPU104、ユーザたる需要家からのキー入力や音声入力を受け付ける入力部105、処理データの表示を行うディスプレイ等の出力部106、ネットワークと接続し需要家端末200や気象データ提供サーバ300等の他装置との通信処理を担う通信部107、を備える。上述の他装置との間でのみデータ授受を行う場合、節電支援システム100は入力部105および出力部106を備えないとしてもよい。なお、記憶部101内には、本実施形態の節電支援システム100として必要な機能を実装する為のプログラム102と、後述するデータベース125〜129が少なくとも記憶されている。
また、図3に示すように、本実施形態における需要家端末200のハードウェア構成は、一般的な情報処理端末と同様であり、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶装置で構成される記憶部201、RAMなど揮発性記憶装置で構成されるメモリ203、記憶部201に保持される節電アプリ210をメモリ203に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種演算処理を行なうCPU204、需要家からのキー入力や音声入力を受け付ける入力部205、処理データの表示を行うディスプレイ等の出力部206、ネットワークと接続し節電支援システム100との通信処理を担う通信部207、を備える。なお、記憶部201内には、本実施形態の需要家端末200として必要な機能を実装する為の節電アプリ210が少なくとも記憶されている。
続いて、本実施形態の節電支援システム100が備える第1〜第5の各処理部110〜114について説明する。上述したように、以下に説明する処理部110〜114は、例えば節電支援システム100が備えるプログラム102を実行することで実装される機能部と言える。
本実施形態の節電支援システム100は、所定の需要家施設10に関し、該当需要家施設10の所在地域に関する24時間以内の気候予測データ(気候予測データベース127で保持している)と、該当需要家施設10の各箇所に備わる電気設備15の識別情報および仕様情報(電気設備データベース125で保持している)と、該当需要家の構成員の人数、年齢、性別、外出予定、電気設備15の使用傾向等の情報(構成員データベース126で保持している)、の各情報を記憶部101から読み出し、当該読み出した各情報に基づいて、該当気候予測データが示す条件下(天気、気温、湿度、風向、日照時間、太陽高度等)で、該当需要家施設10に現時点から24時間以内に所在する所定属性の構成員が、所定の使用傾向で電気設備15を利用した場合の、現時点から24時間以内の予測消費電力量を所定アルゴリズムで推定する第1処理部110を備えている。予定消費電力量を推定するアルゴリズムは、例えば、上述の各情報を入力として予定消費電力量を出力する算定式を想定できる。この算定式は、上述の各情報の実際値と、過去に実際に特定された消費電力量との間の相関解析を行って得られている数式である。なお、上述のアルゴリズムは、第1処理部110が予め備えているものとする。この点は、以降の第1処理部およびその他の各処理部に関する説明においても同様である。
なお、第1処理部110は、上述の需要家施設10に関し、既に得ている24時間以内の気候予測データ(天気、気温、湿度、風向、日照時間、太陽高度等)と、該当需要家施設10に備わる太陽光発電装置13における発電能力の仕様情報(記憶部101の装置データベース128にて格納されている)とに基づいて、該当気候予測データが示す条件下での太陽光発電装置13の予測発電量を所定アルゴリズムで推定する機能を備えている。予測発電量を推定するアルゴリズムは、例えば、上述の気候予測データおよび太陽光発電装置13の仕様情報を入力として予測発電量を出力する算定式を想定できる。この算定式は、上述の気候予測データおよび仕様情報の実際値と、過去に実際に特定された発電量との間の相関解析を行って得られている数式である。
また、第1処理部110は、需要家施設10に関して推定した、上述の予測消費電力量および太陽光発電装置13の予測発電量と、記憶部101の装置データベース128で保持する蓄電池14の仕様情報(蓄電容量や放電能力等の情報)とに基づいて、現時点から24時間以内において該当需要家施設10での予測消費電力量を、予測発電量と併せることで満たす、系統電源1からの買電内容と、蓄電池14から需要家施設10の分電盤11への給電内容を所定アルゴリズムで推定し、電力需給予定を特定する。蓄電池14からの給電内容を推定するアルゴリズムは、例えば、上述の予測消費電力量および太陽光発電装置13の予測発電量と、蓄電池14の仕様情報(蓄電容量や放電能力等の情報)を入力として、ある期間(例:現時点から24時間以内)中の消費電力量を太陽光発電装置13での発電量及び系統電源1からの買電量と併せることで満たし、なおかつ系統電源1からの買電量最小との制約条件下で、蓄電池14から分電盤11への給電を行う給電開始時刻と給電量を出力する最適解の数理計画プログラムを想定できる。
なお、この場合の第1処理部110は、上述の蓄電池14からの給電内容として、蓄電池14から需要家施設10の分電盤11への給電開始の契機となる、該当需要家施設10での消費電力量に関する閾値を、上述の制約条件(ある期間中の消費電力量を満たし、なおかつ系統電源1からの買電量最小)を踏まえつつ、24時間以内の気候予測データと、該当需要家施設10での構成員数の多少とに応じて基準値より所定量増減させて特定する。また、第1処理部110は、予測消費電力量が上述の閾値となる時間帯に蓄電池14からの給電を開始し、上述の予測発電量及び系統電源1からの買電量と併せることで、予測消費電力量を満たすことのできる、蓄電池14から需要家施設10の分電盤11への給電量を算定する(すなわち、時間帯毎に、予測消費電力量<太陽光発電装置13での発電量+系統電源1からの買電量+蓄電池14からの給電量、となるよう算定する)。こうして第1処理部110は、上述の閾値と各時間帯における給電量とを給電内容として推定することとなる。
例えば、24時間以内の気候予測データが「曇天」、「所定基準以下の日照時間」を示すものであり、該当需要家施設10での構成員数が、所定基準ないし該当需要家施設10での通常状態より多い「10名」である場合、太陽光発電装置13で十分な発電量が期待できない一方、需要家施設10での予測消費電力量は通常より多い状況となる。この場合、消費電力量のピークは所定基準より高くなる一方、太陽光発電装置13からの給電にあまり期待できないため、蓄電池14が放電を開始すべき即ち給電を開始すべき消費電力量の閾値は、閾値のデフォルト値(基準値)より一定量だけ低くし、蓄電池14からの給電をデフォルトより早めに開始する設定とする。勿論この場合も、上述の制約条件(ある期間中の消費電力量を満たし、なおかつ系統電源1からの買電量最小)を満たす中で閾値の範囲は決まる(以下同様)。
他方、24時間以内の気候予測データが「晴天」、「所定基準以上の日照時間」を示すものであり、該当需要家施設10での構成員数が、所定基準ないし該当需要家施設10での通常状態より少ない「1名」である場合、太陽光発電装置13で十分な発電量が見込まれる一方、需要家施設10での予測消費電力量は通常より少ない状況となり、いわゆる消費電力量のピークは所定基準より低くなるため、蓄電池14が放電を開始すべき即ち給電を開始すべき消費電力量の閾値は、閾値のデフォルト値(基準値)より一定量だけ高くし、蓄電池14からの給電をデフォルトより遅めに開始する設定とする。
なお、上述の第1処理部110は、需要家施設10での構成員の数に変動が生じる状況にも対応することが可能である。こうした状況の例としては、該当世帯を構成する家族の一部が旅行により一定期間不在となる場合や、親類や知人等が一定期間滞在する場合などが想定できる。こうした場合の第1処理部110は、需要家端末200ないし入力部105を介して、該当需要家施設10における、例えば24時間以内の構成員の人数変動の情報を該当需要家の構成員の情報として受け付ける。
また、第1処理部110は、ここで受け付けた構成員の(変動予定の)人数情報と、該当需要家施設10の所在地域に関する上述の24時間以内の気候予測データと、該当需要家施設10に備わる電気設備15の情報(電気設備データベース125の格納情報)とに基づいて、上述同様に所定アルゴリズムで予測消費電力量を推定し、当該推定した24時間以内での予測消費電力量および太陽光発電装置13の予測発電量と、蓄電池14の仕様情報とに基づいて、やはり上述同様に蓄電池14から需要家施設10の分電盤11への給電内容、および系統電源1からの買電量を上述のアルゴリズムで推定する。
消費電力量を、系統電源1からの買電量と、太陽光発電装置13での発電量と、蓄電池14からの給電量とで満たす前提で説明を行っているが、太陽光発電装置13での発電量のみ、或いは太陽光発電装置13での発電量と蓄電池14からの給電量のみで消費電力量を満たせる場合、当然ながら系統電源1からの買電は行わず、その買電量は各処理に際して加味しない(他の説明に関しても同様である)。
なお、上述の第1処理部110は、蓄電池14から分電盤11への給電内容を推定するだけでなく、蓄電池14への充電内容を推定する処理を実行するとしてもよい。この場合、第1処理部110は、需要家端末200から受け付けた需要家の志向指示(太陽光発電装置13での発電電力を売電することによる利益追求の意識よりも、環境保護意識の方が高い)に応じて、太陽光発電装置13での発電電力を系統電源1に供給する売電動作を、所定の時間帯だけ停止し、その間の太陽光発電装置13での発電電力を蓄電池14に充電する、すなわち蓄電池14への充電時間帯を示す充電内容についても上述の電力需給予定に含める。こうした充電内容の推定を実行する第1処理部110は、既に推定した給電内容を実行可能であるとの制約下で、24時間以内の気候予測データ、この気候予測データに応じた太陽光発電装置13での発電量、および、予測消費電力量とを入力として、太陽光発電装置13から蓄電池14への充電時間帯の最適解を、所定の数理計画プログラムで算定する。
また、節電支援システム100は、需要家端末200ないし入力部105からの節電目標の受け付けに応じ、記憶部101で情報を保持する該当需要家の需要家施設に備わる電気設備中からの、節電対象の電気設備の選択を需要家端末200ないし入力部105で受ける第2処理部111を備える。節電目標とは、現時点から所定時期までの該当需要家施設10における消費電力量の低減目標、換言すれば、電気料金節約の目標額である。この場合、節電支援システム100の第2処理部111は、記憶部101に予め保持する画面データのうち、節電目標受付画面(後述)に対応するものを読み出し、通信部107を介して需要家端末200に送信して、この節電目標受付画面を介して該当需要家施設10における節電目標(例:今後一ヶ月間で400円分節電)を受け付ける。
また、第2処理部111は、記憶部101の電気設備データベース125から該当需要家施設10に備わる各電気設備の識別情報を読み出し、当該各識別情報を選択可能に設定した画面データを生成(所定の雛形画面データに識別情報を設定して生成)して、当該画面データを節電対象選択画面(後述)として需要家端末200に送信する。第2処理部111は、この節電対象選択画面を介して、該当需要家施設10における節電対象の電気設備15(例:2F子供部屋エアコン、1Fリビングのヒータ・・・)の選択を受けることとなる。
他方、需要家端末200は、上述の節電対象選択画面のデータを受信し、節電アプリ210における表示画面としてディスプレイ等に表示させる。需要家端末200は、キーボードやスタイラスペン、タッチスクリーン等の入力手段において、上述の節電アプリ210上での節電対象選択の動作を需要家から受け付けることとなる。また、選択動作を受け付けた節電アプリ210は、該当電気設備15の識別情報を、節電支援システム100の第2処理部111に対し返信する。
更に、節電支援システム100は、上述の第2処理部111が需要家端末200から選択を受け付けた該当電気設備15に関する情報(電気設備データベース125で保持)と、所定期間中(例:現時点から1ヶ月間)の気候予測データ(気候予測データベース127で保持)と、該当需要家施設10に上述の所定期間中に所在する需要家の構成員の情報(構成員データベース126で保持)とを記憶部101より読み出し、当該読み出した各情報に基づいて、上述の所定期間中の電力需給予定(第1処理部110が特定済み)の遂行時における、該当気候予測データが示す気候条件下で、該当需要家施設に所在する構成員が該当電気設備15を所定稼動条件(例:所定基準より1割パワーダウン、稼動時間2割低減等)で利用した場合の、所定期間中(節電目標の対象期間)の予測節電量を所定アルゴリズムで推定し、この予測節電量による節電目標の達成度に応じた所定のアドバイスを通信部107経由で需要家端末200に送信する第3処理部112を備える。
他方、需要家端末200は上述のアドバイスを受信し、節電アプリ210における所定の表示画面において表示させる。節電支援システム100から送信され、需要家端末200で表示されるアドバイスの例としては、現在の電気設備15の選択内容(稼動条件の選択内容も含めてよい)では節電目標が未達成となる状態に対応した「目標達成に向けてもう少し電気設備を選択しましょう」、「目標達成に向けてもう少し稼動条件を低く設定しましょう」といったものや、現在の電気設備15の選択内容で節電目標が達成される状態に対応した「節電目標を達成できそうです」といったものなどが想定される。
なお、電気設備15の稼動条件は、電気設備15の選択時に需要家端末200から指定を受け付けるか、或いは、該当気候予測データの内容(例:気温や不快指数など)に応じて予め記憶部101にて規定されている条件を第3処理部112が選択使用するとしてもよい。
また、上述のアルゴリズムは、例えば、上述の各情報を入力として予測節電量を出力する算定式を想定できる。この算定式は、上述の各情報の実際値と、過去に実際に達成された節電量との間の相関解析を行って得られている数式である。或いは、所定の気候予測データが示す条件下で、需要家施設10に所在する構成員が各電気設備15を所定稼動条件で利用した場合の予測節電量を規定したテーブルが予め記憶部に保持されており、第3処理部112において予測節電量の推定を行うアルゴリズムは、上述のテーブルから対応する予測節電量の値を抽出する形態も採用しうる。
なお、上述の第3処理部112は、需要家端末200にて選択された電気設備15に関し推定した予測節電量が、該当需要家施設10について設定された節電目標を満たすまで、上述の第2処理部111に対し、需要家端末200からの節電対象の電気設備15の選択受付の処理を繰り返し実行させる。
こうして、節電目標達成に必要となる情報として、節電行為の内容(節電対象となる電気設備15やその稼動条件など)を、節電支援システム100が需要家端末200に送り、需要家端末200を利用する需要家に対する節電支援が実行される。そうした節電支援を受けた需要家は需要家施設10において、節電対象とした電気設備15を使用を停止或いは抑制するなどし、節電に努めることとなる。需要家施設10にて実際に節電行為が実行された後に関しては、節電支援システム100における第4処理部113が必要な処理を実行する。
すなわち節電支援システム100の第4処理部113は、節電対象期間たる所定期間中における所定時点間(例:該当需要家施設10について節電目標を設定した○月○日○時○分から、現時点までの間)における系統電源1からの実際の買電量の値を、該当需要家施設10における電力量計12(計測装置)から取得する。また、第4処理部113は、該当時点間に関する電力需給予定(第1処理部110が特定済み)が示す系統電源1からの買電量(予定値である)と、上述の実際の買電量との間の差分値を算定し、更に、この差分値と節電目標の値とを比較して、差分値による節電目標値の達成度に応じた所定メッセージを需要家端末200に送信する。
具体的には、第4処理部113は、例えば節電対象期間の1ヶ月中(2月1日開始)における、2月1日から2月17日までの間における系統電源1からの実際の買電量の値を、電力量計12から、例えば「11.5kwh」と取得する。また、第4処理部113は、上述の2月1日から2月17日までの間に関する電力需給予定(第1処理部110が特定済み)が示す系統電源1からの買電量「23.5kwh」と、上述の実際の買電量「11.5kwh」との間の差分値「12kwh」を算定する。また、第4処理部113は、この差分値「12kwh」に単位消費電力量当たりの電気料金額「¥20/kwh」を乗算して、節電額「¥240」を算定する。第4処理部113は、この節電額「¥240」と節電目標の値「¥400」とを比較して、差分値に対応した節電額「¥240」よる節電目標値「¥400」の達成度を「(240/400)×100=60%」と算定し、この達成度「60%」に応じた所定メッセージ「この調子でがんばりましょうね!」を需要家端末200に送信することとなる。こうしたメッセージを受け取った需要家端末200は、節電アプリ210における所定の表示画面において該当メッセージを表示させる。
また、本実施形態における上述の第4処理部113は、更に以下のような機能を備えている。すなわち第4処理部113は、需要家施設10における電力量計12より得た実消費電力量の値を、該当需要家施設10に関する利用契約値130(需要家施設10が系統電源1を利用できる消費電力量の限度値を示す値であり、記憶部101に保持されているもの)と比較し、実消費電力量が利用契約値130の所定割合となった場合に、該当需要家施設10の各電気設備15のリストを電気設備データベース125から読み出し、当該リスト中の各電気設備15を選択可能に需要家端末200に送信して表示させる。
また、第4処理部113は、上述のリストに含まれる電気設備15のうち、該当需要家施設10において利用予定である電気設備15の指定を、需要家端末200から受け付けた場合、該当電気設備15の仕様情報を電気設備データベース125から読み出し、当該仕様情報が示す仕様消費電力量と実消費電力量との合計値が、利用契約値以内の所定値以下であるか判定する。ここで、上述の合計値が上述の所定値以下となった場合、第4処理部113は、利用予定の電気設備15が使用可能である旨の通知を需要家端末200に送信して表示させる。一方、上述の合計値が上述の所定値を上回った場合、第4処理部113は、利用予定の電気設備15が使用不可である旨の通知を需要家端末200に送信して表示させる。このような機能によれば、節電目標を達成しようとしている需要家において、その需要家施設10でのいわゆる契約アンペア以上の電力消費を抑制すると共に、契約内で利用可能な電気設備15について非常に簡便な操作で明確な提示を受けることが可能となる。
なお、節電支援システム100は、その記憶部101の電気設備データベース125において、電気設備15が需要家施設10のどの箇所に備わるか、位置情報についても格納している。また、記憶部101は、更に、需要家施設10の各箇所に備わる電気設備15以外の他電気設備に関する、識別情報及び仕様情報を格納した代替製品データベース129を保持している。
この場合、節電支援システム100は、需要家施設10の各電気設備15の仕様情報を電気設備データベース125から読み出し、当該読み出した各電気設備15の仕様情報を、代替製品データベース129における他電気設備の仕様情報と照合し、該当需要家施設10の所定箇所に備わる電気設備15と同機能を有するが仕様消費電力量が少ない他電気設備を特定し、該当他電気設備(例:△○(株)製のLED電球型照明器□○型)による所定箇所(例:2F寝室の天井)の電気設備15(例:○○(株)製の白熱電球型照明器○○型)の更新促進の通知を需要家端末200に送信して表示させる第5処理部114を備えている。
−−−データ構造例−−−
次に、本実施形態の節電支援システム100が用いるテーブルにおけるデータ構造例について説明する。図4は本実施形態における電気設備データベース125のデータ構成例を示す図である。電気設備データベース125は、電力の需要家施設10の各箇所に備わる電気設備個別の識別情報および仕様情報を格納したデータベースであり、具体的には、需要家施設IDをキーとして、該当需要家施設10における電気設備設置箇所、該当設置箇所に設置されている電気設備15の識別情報(製品名、型番、メーカー等)、仕様情報(定格消費電力量、耐用年数等)が対応付けされたレコードの集合体となっている。
図5は本実施形態における構成員データベース126のデータ構成例を示す図である。また、構成員データベース126は、各需要家の需要家施設10に所在する構成員の情報を格納したデータベースであり、具体的には、需要家施設IDをキーとして、該当需要家施設10に所在する構成員の人数、性別、年齢層、外出予定、電気設備15の使用傾向といった情報を対応付けされたレコードの集合体となっている。
図6は本実施形態における気候予測データベース127のデータ構成例を示す図である。また、気候予測データベース127は、需要家施設10の所在地域に関する少なくとも所定時間以内の気候予測データを格納したデータベースであり、節電支援システム100が、ネットワーク50経由で気象データ提供サーバ300から得ているデータの格納先となっている。この気候予測データベース127は、具体的には、予測範囲の期間情報をキーとして、天気、気温、湿度、風向、日照時間、太陽高度といった情報を対応付けたレコードの集合体となっている。
図7は本実施形態における装置データベース128のデータ構成例を示す図である。また、装置データベース128は、各需要家施設10に備わる蓄電池14および太陽光発電装置13(再生可能エネルギー利用の発電装置)の各情報を格納したデータベースである。具体的には、装置データベース128は、需要家施設IDをキーとして、蓄電池ID、該当蓄電池14の仕様情報(蓄電容量や放電能力等)、太陽光発電装置ID、該当太陽光発電装置13の仕様情報(発電能力等)といった情報を対応付けたレコードの集合体となっている。
図8は本実施形態における代替製品データベース129のデータ構成例を示す図である。また、代替製品データベース129は、需要家施設10の各箇所に備わる電気設備15以外の他電気設備に関する、識別情報及び仕様情報を格納したデータベースである。具体的には、この代替製品データベース129は、他電気設備の識別情報(製品名、型番、メーカー等)、仕様情報(定格消費電力量、耐用年数等)が対応付けされたレコードの集合体となっている。
−−−処理手順例1−−−
以下、本実施形態における節電支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する節電支援方法を実行する第1〜第5の各処理部110〜114は、節電支援システム100がメモリ等に読み出して実行するプログラム102によって実現される。そして、このプログラム102は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図9は、本実施形態における節電支援方法の処理手順例1を示すフロー図である。ここでまず、第1処理部110は、所定の需要家施設10に関し、該当需要家施設10の所在地域に関する24時間以内の気候予測データ(気候予測データベース127で保持)と、該当需要家施設10の各箇所に備わる電気設備15の識別情報および仕様情報(電気設備データベース125で保持)と、該当需要家の構成員の人数、年齢、性別、外出予定、電気設備15の使用傾向等の情報(構成員データベース126で保持)、の各情報を記憶部101から読み出す(s100)。
第1処理部110は、上述のステップで読み出した各情報に基づいて、該当気候予測データが示す条件下(天気、気温、湿度、風向、日照時間、太陽高度等)で、該当需要家施設10に現時点から24時間以内に所在する所定属性の構成員が、所定の使用傾向で電気設備15を利用した場合の、現時点から24時間以内の予測消費電力量を所定アルゴリズムで推定する(s101)。
次に、第1処理部110は、上述の需要家施設10に関し、上述のステップs100で既に得ている24時間以内の気候予測データと、該当需要家施設10に備わる太陽光発電装置13における発電能力の仕様情報(装置データベース128で保持)とに基づいて、該当気候予測データが示す条件下での太陽光発電装置13の予測発電量を所定アルゴリズムで推定する(s102)。
また、第1処理部110は、該当需要家施設10に関して上述のステップs101、s102で推定した予測消費電力量および太陽光発電装置13の予測発電量と、記憶部101の装置データベース128で保持する蓄電池14の仕様情報(蓄電容量や放電能力等の情報)とに基づいて、現時点から24時間以内における該当需要家施設10での予測消費電力量を、予測発電量と併せることで満たす、系統電源1からの買電内容と、蓄電池14から需要家施設10の分電盤11への給電内容を所定アルゴリズムで推定し、電力需給予定を特定する(s103)。
なお、この場合の第1処理部110は、上述の蓄電池14からの給電内容として、蓄電池14から需要家施設10の分電盤11への給電開始の契機となる、該当需要家施設10での消費電力量に関する閾値を、上述の制約条件(ある期間中の消費電力量を満たし、なおかつ系統電源1からの買電量最小)を踏まえつつ、24時間以内の気候予測データと、該当需要家施設10での構成員数の多少とに応じて基準値より所定量増減させて特定する。また、第1処理部110は、予測消費電力量が上述の閾値となる時間帯に蓄電池14からの給電を開始し、上述の予測発電量及び系統電源1からの買電量と併せることで、予測消費電力量を満たすことのできる、蓄電池14から需要家施設10の分電盤11への給電量を算定する(すなわち、時間帯毎に、予測消費電力量<太陽光発電装置13での発電量+系統電源1からの買電量+蓄電池14からの給電量、となるよう算定する)。こうして第1処理部110は、上述の閾値と各時間帯における給電量とを給電内容として推定することとなる。
なお、上述の第1処理部110は、需要家施設10での構成員の数に変動が生じる状況にも対応することが可能である。こうした状況の例としては、該当世帯を構成する家族の一部が旅行により一定期間不在となる場合や、親類や知人等が一定期間滞在する場合などが想定できる。こうした場合の第1処理部110は、需要家端末200ないし入力部105を介して、該当需要家施設10における、例えば24時間以内の構成員の人数変動の情報を該当需要家の構成員の情報として受け付ける。
また、第1処理部110は、ここで受け付けた構成員の(変動予定の)人数情報と、該当需要家施設10の所在地域に関する上述の24時間以内の気候予測データと、該当需要家施設10に備わる電気設備15の情報(電気設備データベース125の格納情報)とに基づいて、上述同様に所定アルゴリズムで予測消費電力量を推定し、当該推定した24時間以内での予測消費電力量および太陽光発電装置13の予測発電量と、蓄電池14の仕様情報とに基づいて、やはり上述同様に蓄電池14から需要家施設10の分電盤11への給電内容、および系統電源1からの買電量を上述のアルゴリズムで推定する。
消費電力量を、系統電源1からの買電量と、太陽光発電装置13での発電量と、蓄電池14からの給電量とで満たす前提で説明を行っているが、太陽光発電装置13での発電量のみ、或いは太陽光発電装置13での発電量と蓄電池14からの給電量のみで消費電力量を満たせる場合、当然ながら系統電源1からの買電は行わず、その買電量は各処理に際して加味しない(他の説明に関しても同様である)。
続いて節電支援システム100の第2処理部111は、記憶部101に予め保持する画面データのうち、節電目標受付画面1200(図12)に対応するものを読み出し、通信部107を介して需要家端末200に送信して、この節電目標受付画面を介して該当需要家施設10における節電目標(例:今後一ヶ月間で400円分節電)を受け付ける(s104)。
また、第2処理部111は、記憶部101の電気設備データベース125から該当需要家施設10に備わる各電気設備15の識別情報を読み出し、当該各識別情報を選択可能に設定した画面データを生成(所定の雛形画面データに識別情報を設定して生成)して、当該画面データを節電対象選択画面1300(図13)として需要家端末200に送信する(s105)。第2処理部111は、この節電対象選択画面を介して、該当需要家施設10における節電対象の電気設備15(例:2F子供部屋エアコン、1Fリビングのヒータ・・・)の選択を受ける(s106)。
なお、需要家端末200では、上述の節電対象選択画面のデータを節電支援システム100から受信し、節電アプリ210における表示画面としてディスプレイ等に表示させている。需要家端末200は、キーボードやスタイラスペン、タッチスクリーン等の入力手段において、上述の節電アプリ210上での節電対象選択の動作を需要家から受け付けることとなる。また、選択動作を受け付けた節電アプリ210は、該当電気設備15の識別情報を、節電支援システム100の第2処理部111に対し返信する。
続いて、節電支援システム100の第3処理部112は、上述の第2処理部111が需要家端末200から選択を受け付けた該当電気設備15に関する情報を電気設備データベース125から読み出し、また、所定期間中(例:現時点から1ヶ月間)の気候予測データを気候予測データベース127から読み出し、また、該当需要家施設10に上述の所定期間中に所在する需要家の構成員の情報を構成員データベース126から読み出す(s107)。
また、第3処理部112は、上述のステップs107で読み出した各情報に基づいて、上述の所定期間中の電力需給予定(第1処理部110が特定済み)の遂行時における、該当気候予測データが示す気候条件下で、該当需要家施設10に所在する構成員が該当電気設備15を所定稼動条件(例:所定基準より1割パワーダウン、稼動時間2割低減等)で利用した場合の、所定期間中(節電目標の対象期間)の予測節電量を所定アルゴリズムで推定する(s108)。また、第3処理部112は、この予測節電量による節電目標の達成度を判定し(s109)、この達成度に応じた所定のアドバイスを記憶部101から読み出して、通信部107経由で需要家端末200に送信する(s110)。従って節電支援システム100は、その記憶部101において、予測節電量による節電目標の達成度に応じたアドバイスのリストを予め保持しているものとする。他方、需要家端末200は上述のアドバイスを受信し、節電アプリ210における所定の表示画面1400(図14)において表示させることとなる。
なお、電気設備15の稼動条件は、電気設備15の選択時に需要家端末200から指定を受け付けるか、或いは、該当気候予測データの内容(例:気温や不快指数など)に応じて予め記憶部101にて規定されている条件を第3処理部112が選択使用するとしてもよい。
なお、上述の第3処理部112は、需要家端末200にて選択された電気設備15に関し推定した予測節電量が、該当需要家施設10について設定された節電目標を満たすまで、上述の第2処理部111に対し、需要家端末200からの節電対象の電気設備15の選択受付の処理を繰り返し実行させる(s109:n〜s106)。
こうして、節電目標達成に必要となる情報として、節電行為の内容(節電対象となる電気設備15やその稼動条件など)を、節電支援システム100が需要家端末200に送り、需要家端末200を利用する需要家に対する節電支援が実行される。そうした節電支援を受けた需要家は需要家施設10において、節電対象とした電気設備15を使用を停止或いは抑制するなどし、節電に努めることとなる。需要家施設10にて実際に節電行為が実行された後に関しては、節電支援システム100における第4処理部113が必要な処理を実行する。
すなわち節電支援システム100の第4処理部113は、節電対象期間たる所定期間中における所定時点間(例:該当需要家施設10について節電目標を設定した○月○日○時○分から、現時点までの間)における系統電源1からの実際の買電量の値を、該当需要家施設10における電力量計12(計測装置)から取得する(s111)。
また、第4処理部113は、該当時点間に関する電力需給予定(第1処理部110が特定済み)が示す系統電源1からの買電量(予定値である)と、上述の実際の買電量との間の差分値を算定し、更に、この差分値と節電目標の値とを比較する(s112)。第4処理部113は、この比較により上述の差分値による節電目標値の達成度を判定し、この達成度に応じた所定メッセージを記憶部101から読み出して、需要家端末200に送信する(s113)。従って節電支援システム100は、その記憶部101において、上述の節電目標の実際の達成度に応じたアドバイスのリストを予め保持しているものとする。他方、需要家端末200は上述のアドバイスを受信し、節電アプリ210における所定の表示画面1500(図15)において表示させることとなる。
具体的には、第4処理部113は、例えば節電対象期間の1ヶ月中(2月1日開始)における、2月1日から2月17日までの間における系統電源1からの実際の買電量の値を、電力量計12から、例えば「11.5kwh」と取得する。また、第4処理部113は、上述の2月1日から2月17日までの間に関する電力需給予定(第1処理部110が特定済み)が示す系統電源1からの買電量「23.5kwh」と、上述の実際の買電量「11.5kwh」との間の差分値「12kwh」を算定する。また、第4処理部113は、この差分値「12kwh」に単位消費電力量当たりの電気料金額「¥20/kwh」を乗算して、節電額「¥240」を算定する。第4処理部113は、この節電額「¥240」と節電目標の値「¥400」とを比較して、差分値に対応した節電額「¥240」よる節電目標値「¥400」の達成度を「(240/400)×100=60%」と算定し、この達成度「60%」に応じた所定メッセージ「この調子でがんばりましょう!」を需要家端末200に送信することとなる。こうしたメッセージを受け取った需要家端末200は、節電アプリ210における所定の表示画面において該当メッセージを表示させる。
こうした本実施形態によれば、現時点から24時間以内といった毎日の気象条件に加え、各世帯(需要家)の個別事情(電気設備の設置状況、構成員の数等々)に対応した節電支援を提供可能となる。この場合、節電支援を実行するスパンを時間単位など短期間にすることが可能である為、消費電力量など処理に用いるデータ類が常に実際状況にマッチしたものとなりやすい。また、需要家側に提供される情報は、各世帯でのイベントや行動予定の変動等にも対応した世帯別にフィットするものであり、該当世帯に実際に備わる電気設備を個別に特定した具体的なアドバイスや情報提供が実行される。更に、いわゆるピークカット対応時の蓄電池からの放電(およびこれに備えるための充電も)のタイミングとその閾値を、世帯毎の状況や日々の気象条件に対応した適切な値に変動制御出来る。そのため、実際状況からのズレが生じにくく、適切な節電効果が得られやすい。
従って、需要家家庭における具体的な個別環境を即時性の観点も踏まえて考慮した、効率的な節電行動を促進可能となる。
−−−処理手順例2−−−
次に、需要家施設10において契約アンペアを越える電力消費がなされる恐れがある状況に対応し、節電支援システム100が実行する処理について図に基づき説明する。図10は、本実施形態における節電支援方法の処理手順例2を示すフロー図である。
この場合、上述の第4処理部113は、需要家施設10における電力量計12より得た実消費電力量の値を、該当需要家施設10に関する利用契約値130(需要家施設10が系統電源1を利用できる消費電力量の限度値を示す値であり、記憶部101に保持されているもの)と比較する(s200)。
この比較の結果、実消費電力量が利用契約値130の所定割合となった場合(s200:y)、第4処理部113は、該当需要家施設10の各電気設備15のリストを電気設備データベース125から読み出す(s201)。また、第4処理部113は、ここで読み出したリスト中の各電気設備15の情報を、記憶部101から読み出した所定の雛形画面データにおいて選択可能な形式で設定して画面データを生成し、これを需要家端末200に送信する(s202)。
一方、需要家端末200ではこの画面データを節電支援システム100から受信し、ディスプレイ装置等で表示することとなる(図16:画面1600)。また、需要家端末200では、上述の画面中のリストに含まれる電気設備15のうち、該当需要家施設10において利用予定である電気設備15の指定を入力装置にて受け付け、この指定内容を節電支援システム100に返信する。
他方、第4処理部113は、上述のリストに含まれる電気設備15のうち需要家端末200で指定を受けた該当電気設備15について、その仕様情報を電気設備データベース125から読み出す(s203)。第4処理部113は、ここで読み出した仕様情報の示す仕様消費電力量と、実消費電力量(ステップs200で得ている)との合計値が、利用契約値以内の所定値以下であるか判定する(s204)。
この判定の結果、上述の合計値が上述の所定値以下となった場合(s204:y)、第4処理部113は、利用予定の電気設備15が使用可能である旨の通知を需要家端末200に送信する(s205)。需要家端末200ではこの通知を節電支援システム100から受信し、ディスプレイ装置等で表示することとなる(図17:画面1700)。
一方、上述の合計値が上述の所定値を上回った場合(s204:n)、第4処理部113は、利用予定の電気設備15が使用不可である旨の通知を需要家端末200に送信する(s206)。需要家端末200ではこの通知を節電支援システム100から受信し、ディスプレイ装置等で表示することとなる(図18:画面1800)。
このような機能によれば、節電目標を達成しようとしている需要家において、その需要家施設10でのいわゆる契約アンペア以上の電力消費を抑制すると共に、契約内で利用可能な電気設備15について非常に簡便な操作で明確な提示を受けることが可能となる。
−−−処理手順例3−−−
次に、需要家施設10に設置されている電気設備15について、より節電効果が得られるものに更新することを需要家に促す処理について図に基づき説明する。図11は、本実施形態における節電支援方法の処理手順例3を示すフロー図である。なお、節電支援システム100は、その記憶部101の電気設備データベース125において、電気設備15が需要家施設10のどの箇所に備わるか、位置情報についても格納している。また、記憶部101は、更に、需要家施設10の各箇所に備わる電気設備15以外の他電気設備に関する、識別情報及び仕様情報を格納した代替製品データベース129を保持している。
この場合、節電支援システム100の第5処理部114は、需要家施設10の各電気設備15の仕様情報を電気設備データベース125から読み出す(s300)。また第5処理部114は、ここで読み出した各電気設備15の仕様情報を、代替製品データベース129における他電気設備の仕様情報と照合し、該当需要家施設10の所定箇所に備わる電気設備15と同機能を有するが仕様消費電力量が少ない他電気設備を特定する(s301)。
続いて第5処理部114は、上述のステップs301で特定した該当他電気設備(例:△○(株)製のLED電球型照明器□○型)による所定箇所(例:2F寝室の天井)の電気設備15(例:○○(株)製の白熱電球型照明器○○型)の更新促進の通知を、需要家端末200に送信する(s302)。需要家端末200ではこの更新促進の通知を節電支援システム100から受信し、ディスプレイ装置等で表示することとなる(図19:画面1900)。
このような機能によれば、節電目標を達成しようとしている需要家において、その需要家施設10に備わっている電気設備15の電力消費を抑制するよう努める一方、仕様によっては電力消費を大きく低減出来る代替製品すなわち他電気設備へのリプレイスを促進し、節電目標をより効率的に達成することが可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、現時点から24時間以内といった毎日の気象条件に加え、各世帯(需要家)の個別事情(電気設備の設置状況、構成員の数等々)に対応した節電支援を提供可能となる。この場合、節電支援を実行するスパンを時間単位など短期間にすることが可能である為、消費電力量など処理に用いるデータ類が常に実際状況にマッチしたものとなりやすい。また、需要家側に提供される情報は、各世帯でのイベントや行動予定の変動等にも対応した世帯別にフィットするものであり、該当世帯に実際に備わる電気設備を個別に特定した具体的なアドバイスや情報提供が実行される。更に、いわゆるピークカット対応時の蓄電池からの放電(およびこれに備えるための充電も)のタイミングとその閾値を、世帯毎の状況や日々の気象条件に対応した適切な値に変動制御出来る。そのため、実際状況からのズレが生じにくく、適切な節電効果が得られやすい。
従って、需要家家庭における具体的な個別環境を即時性の観点も踏まえて考慮した、効率的な節電行動を促進可能となる。
1 系統電源
10 需要家施設
11 分電盤
12 電力量計(計測装置)
13 太陽光発電装置
14 蓄電池
15 電気設備
50 ネットワーク
100 節電支援システム
101 記憶部
102 プログラム
103 メモリ
104 CPU
105 入力部
106 出力部
107 通信部
110 第1処理部
111 第2処理部
112 第3処理部
113 第4処理部
114 第5処理部
125 電気設備データベース
126 構成員データベース
127 気候予測データベース
128 装置データベース
129 代替製品データベース
130 利用契約値
200 需要家端末
201 記憶部
202 プログラム
203 メモリ
204 CPU
205 入力部
206 出力部
207 通信部
210 節電アプリ
300 気象データ提供サーバ

Claims (12)

  1. 電力の需要家施設に備わる各電気設備個別の識別情報および仕様情報を格納した電気設備データベースと、各需要家の構成員の情報を格納した構成員データベースと、需要家施設の所在地域に関する少なくとも所定時間以内の気候予測データを格納した気候予測データベースと、各需要家施設に備わる蓄電池および再生可能エネルギー利用の発電装置の各情報を格納した装置データベースと、を保持する記憶部と、
    所定の需要家施設に関し、前記記憶部で保持する情報に基づいて所定アルゴリズムで推定した所定時間以内での予測消費電力量および前記発電装置の予測発電量と、前記記憶部で保持する蓄電池の情報とに基づいて、前記所定時間以内において該当需要家施設での予測消費電力量を前記予測発電量と併せて満たす、系統電源からの買電内容と、蓄電池から需要家施設への給電内容を所定アルゴリズムで推定し、電力需給予定を特定する第1処理部と、
    入力部での節電目標の受け付けに応じ、前記記憶部で情報を保持する該当需要家の需要家施設に備わる電気設備中からの、節電対象の電気設備の選択を入力部で受ける第2処理部と、
    前記選択を受けた該当電気設備の情報と、所定期間中の気候予測データと、該当需要家の構成員の情報とを記憶部より読み出し、当該読み出した各情報に基づいて、前記所定期間中の前記電力需給予定の条件下における予測節電量を所定アルゴリズムで推定し、当該予測節電量による前記節電目標の達成度に応じた所定のアドバイスを出力部に表示する第3処理部と、
    を備えることを特徴とする節電支援システム。
  2. 前記第1処理部及び前記第3処理部が記憶部より読み出して利用する気候予測データは現時点から24時間以内の気候に関する予測データであることを特徴とする請求項1に記載の節電支援システム。
  3. 前記第3処理部は、
    前記予測節電量が前記節電目標を満たすまで、前記第2処理部における前記節電対象の電気設備の選択受付を繰り返し行うものであることを特徴とする請求項1または2に記載の節電支援システム。
  4. 前記第1処理部は、
    前記所定の需要家施設における、少なくとも所定時間以内の構成員の人数変動の情報を該当需要家の構成員の情報として入力部で受け付け、当該受け付けた人数変動の情報と、該当需要家施設に関して前記記憶部で保持する所定時間以内の気候予測データと、該当需要家施設に備わる電気設備の情報とに基づいて、前記所定時間以内の気候予測データが示す条件下で、該当需要家施設に所在して人数変動する構成員が前記電気設備を利用した場合の予測消費電力量を所定アルゴリズムで推定し、当該推定した所定時間以内での予測消費電力量および前記発電装置の予測発電量と、前記記憶部で保持する蓄電池の情報とに基づいて、前記所定時間以内において該当需要家施設での予測消費電力量を前記予測発電量と併せて満たす、系統電源からの買電内容と、蓄電池から需要家施設への給電内容を所定アルゴリズムで推定し、電力需給予定を特定するものである、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の節電支援システム。
  5. 前記第1処理部は、前記蓄電池からの給電内容として、
    蓄電池から需要家施設への給電開始の契機となる、該当需要家施設での消費電力量に関する閾値を、前記所定時間以内の気候予測データと、該当需要家施設での構成員数の多少とに応じて基準値より所定量増減させて特定し、前記予測消費電力量が前記閾値となる時間帯に給電を開始し、前記予測発電量および系統電源からの買電量と併せることで、前記予測消費電力量を満たすことのできる、蓄電池から需要家施設への給電量を算定し、前記閾値と前記各時間帯における給電量とを給電内容として推定するものである、
    ことを特徴とする請求項4に記載の節電支援システム。
  6. ネットワークを介して需要家端末と通信する通信部を備え、
    前記第1〜第3の少なくともいずれかの処理部は、前記入力部において受け付ける情報を、前記通信部を介して需要家端末から受け付け、該当前記出力部で表示する情報を、該当需要家施設を利用する需要家の需要家端末に前記通信部を介して送信するものである、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の節電支援システム。
  7. 前記所定期間中の所定時点間における、系統電源からの実際の買電量と前記電力需給予定が示す買電量との間の差分値を算定し、当該差分値と前記節電目標の値とを比較し、前記差分値による前記節電目標値の達成度に応じた所定メッセージを出力部に表示する第4処理部を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の節電支援システム。
  8. 前記記憶部は、
    各需要家施設が系統電源を利用できる消費電力量の限度値を示す、利用契約値を更に保持しており、
    前記第4処理部は、更に、
    前記需要家施設における所定計測装置より得た実消費電力量の値を、該当需要家施設に関する前記利用契約値と比較し、実消費電力量が前記利用契約値の所定割合となった場合に、該当需要家施設の各電気設備のリストを前記電気設備データベースから読み出し、当該リスト中の各電気設備を選択可能に出力部に表示し、
    前記リストに含まれる電気設備のうち、前記需要家施設において利用予定である電気設備の指定を入力部で受け付けた場合、該当電気設備の仕様情報を前記電気設備データベースから読み出し、当該仕様情報が示す仕様消費電力量と前記実消費電力量との合計値が、前記利用契約値以内の所定値以下であるか判定し、前記合計値が前記所定値以下となった場合に前記利用予定の電気設備は使用可能である旨の通知を出力部で表示し、前記合計値が前記所定値を上回った場合に前記利用予定の電気設備は使用不可である旨の通知を出力部で表示するものである、
    ことを特徴とする請求項7に記載の節電支援システム。
  9. ネットワークを介して需要家端末と通信する通信部を備え、
    前記第4処理部は、前記入力部において受け付ける情報を、前記通信部を介して需要家端末から受け付け、該当前記出力部で表示する情報を、該当需要家施設を利用する需要家の需要家端末に前記通信部を介して送信するものである、
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の節電支援システム。
  10. 前記記憶部は、
    前記電気設備データベースにおいて、需要家施設の各箇所に備わる電気設備個別の識別情報および仕様情報を格納しており、
    更に、需要家施設の各箇所に備わる電気設備以外の他電気設備に関する、識別情報及び仕様情報を格納した代替製品データベースを更に保持しており、
    所定需要家施設の各電気設備の仕様情報を前記電気設備データベースから読み出し、当該読み出した各電気設備の仕様情報を、前記代替製品データベースにおける他電気設備の仕様情報と照合し、該当需要家施設の所定箇所に備わる電気設備と同機能を有するが仕様消費電力量が少ない他電気設備を特定し、該当他電気設備による前記所定箇所の電気設備の更新促進の通知を出力部で表示する第5処理部を更に備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の節電支援システム。
  11. 電力の需要家施設に備わる各電気設備個別の識別情報および仕様情報を格納した電気設備データベースと、各需要家の構成員の情報を格納した構成員データベースと、需要家施設の所在地域に関する少なくとも所定時間以内の気候予測データを格納した気候予測データベースと、各需要家施設に備わる蓄電池および再生可能エネルギー利用の発電装置の各情報を格納した装置データベースと、を保持する記憶部を備える情報処理装置が、
    所定の需要家施設に関し、前記記憶部で保持する情報に基づいて所定アルゴリズムで推定した所定時間以内での予測消費電力量および前記発電装置の予測発電量と、前記記憶部で保持する蓄電池の情報とに基づいて、前記所定時間以内において該当需要家施設での予測消費電力量を前記予測発電量と併せて満たす、系統電源からの買電内容と、蓄電池から需要家施設への給電内容を所定アルゴリズムで推定し、電力需給予定を特定する第1処理と、
    入力部での節電目標の受け付けに応じ、前記記憶部で情報を保持する該当需要家の需要家施設に備わる電気設備中からの、節電対象の電気設備の選択を入力部で受ける第2処理と、
    前記選択を受けた該当電気設備の情報と、所定期間中の気候予測データと、該当需要家の構成員の情報とを記憶部より読み出し、当該読み出した各情報に基づいて、前記所定期間中の前記電力需給予定の条件下における予測節電量を所定アルゴリズムで推定し、当該予測節電量による前記節電目標の達成度に応じた所定のアドバイスを出力部に表示する第3処理と、
    を実行することを特徴とする節電支援方法。
  12. 電力の需要家施設に備わる各電気設備個別の識別情報および仕様情報を格納した電気設備データベースと、各需要家の構成員の情報を格納した構成員データベースと、需要家施設の所在地域に関する少なくとも所定時間以内の気候予測データを格納した気候予測データベースと、各需要家施設に備わる蓄電池および再生可能エネルギー利用の発電装置の各情報を格納した装置データベースと、を保持する記憶部を備える情報処理装置に、
    所定の需要家施設に関し、前記記憶部で保持する情報に基づいて所定アルゴリズムで推定した所定時間以内での予測消費電力量および前記発電装置の予測発電量と、前記記憶部で保持する蓄電池の情報とに基づいて、前記所定時間以内において該当需要家施設での予測消費電力量を前記予測発電量と併せて満たす、系統電源からの買電内容と、蓄電池から需要家施設への給電内容を所定アルゴリズムで推定し、電力需給予定を特定する第1処理と、
    入力部での節電目標の受け付けに応じ、前記記憶部で情報を保持する該当需要家の需要家施設に備わる電気設備中からの、節電対象の電気設備の選択を入力部で受ける第2処理と、
    前記選択を受けた該当電気設備の情報と、所定期間中の気候予測データと、該当需要家の構成員の情報とを記憶部より読み出し、当該読み出した各情報に基づいて、前記所定期間中の前記電力需給予定の条件下における予測節電量を所定アルゴリズムで推定し、当該予測節電量による前記節電目標の達成度に応じた所定のアドバイスを出力部に表示する第3処理と、
    を実行させることを特徴とする節電支援プログラム。
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