JP2014207649A - ノイズフィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】異なる寸法の突起状端子に取り付け可能とし、振動のある環境でもノイズフィルタが外れることがなく、取り付けの手間が容易とする。
【解決手段】突起状端子3の径に対して広い内径を有するノイズフィルタ1であって、入出力端子2に当接する導電性のリング11と、軸心方向に沿ったねじ穴131を有する導電性の円筒の回転部材13と、リング11および回転部材13間に配置され、一端がリング11に導通し、他端が回転部材13に導通し、両端以外が円筒の絶縁体121に埋め込まれた絶縁体被覆コイル12と、ねじ穴131と螺合したねじ山141を有する導電性の円筒の支持部材14と、支持部材14の軸心周りに複数設けられ、支持部材14を突起状端子3に固定する固定機構15とを備え、回転部材13は、支持部材14が突起状端子3に固定された後に回転されることで自身の位置が入出力端子2側に移動され、リング11を入出力端子2に押し付ける。
【選択図】図1
【解決手段】突起状端子3の径に対して広い内径を有するノイズフィルタ1であって、入出力端子2に当接する導電性のリング11と、軸心方向に沿ったねじ穴131を有する導電性の円筒の回転部材13と、リング11および回転部材13間に配置され、一端がリング11に導通し、他端が回転部材13に導通し、両端以外が円筒の絶縁体121に埋め込まれた絶縁体被覆コイル12と、ねじ穴131と螺合したねじ山141を有する導電性の円筒の支持部材14と、支持部材14の軸心周りに複数設けられ、支持部材14を突起状端子3に固定する固定機構15とを備え、回転部材13は、支持部材14が突起状端子3に固定された後に回転されることで自身の位置が入出力端子2側に移動され、リング11を入出力端子2に押し付ける。
【選択図】図1
Description
この発明は、突起状端子に取り付けるノイズフィルタに関するものである。
一般の電子機器において、内部で用いられる高周波信号がケーブルに漏れ込み、自機と他の機器とを結ぶケーブルを伝搬すると、周囲の機器に悪影響を与える。また、ケーブルがアンテナとなり高周波信号を放射すると、直接ケーブルに接続されていない機器にも悪影響を与える。そのため、高周波信号をケーブルに漏らさないことが望まれており、漏れる高周波信号を低減する目的で、機器とケーブルを繋げるコネクタの近くにノイズフィルタを取り付けている。
ここで、機器内部にノイズフィルタを実装できない場合に、機器とケーブルとを繋ぐ端子にノイズフィルタを実装する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1はノイズフィルタ付きコネクタに関するもので、ピンプラグ(端子)とコード(ケーブル)との間に、ノイズフィルタとしてのトロイダル型チョークコイルを配する方法が示されている。
一方、機器を振動のある環境で用いるために、ケーブルに接続された圧着端子を留め具で機器が持つ突起状端子に締め付けることで、機器とケーブルとを接続する方法がある。このような機器にノイズフィルタを実装する際には、突起状端子に装着可能なフィルタを形成する必要がある。
この際、ノイズフィルタ、突起状端子の形状を、それぞれ簡略化して円筒、円柱と考える。そして、円柱に対する円筒の装着と考えた場合、以下の特許文献2−6に示す方法が知られている。
この際、ノイズフィルタ、突起状端子の形状を、それぞれ簡略化して円筒、円柱と考える。そして、円柱に対する円筒の装着と考えた場合、以下の特許文献2−6に示す方法が知られている。
特許文献2は可変インダクタンスコイルに関するもので、ボビン側面に貫通するねじ山を設け、ねじ山に挿入した雄ねじで中の円柱を固定する方法が示されている。
特許文献3は、管状支柱の接続装置に関するもので、嵌挿筒部の厚肉部に螺子孔を設け、締付け螺子を螺合して組付けて、下側支柱の上円周上端に添設する方法が示されている。
特許文献4は、ベローズの固定部構造に関するもので、環状のカラーに適宜数配設された螺子孔からのセットスクリューの螺入締結により、軸に固定される方法が示されている。
特許文献5は、回転支持棒の保持方法に関するもので、回転支持棒を、回転機構に周方向に120度の等間隔で装着されている3本のボルトからなる締付具で締め付け、固定する方法が示されている。
特許文献6は、連結具を用いた連結方法に関するもので、筒状部材の長手方向に所定の間隔で筒状部材の周壁部を貫通するように複数個のねじ孔が形成され、いもねじの先端が棒状部材に当接するまでねじを締め付けるものが示されている。
突起状端子にノイズフィルタを実装する場合、突起状端子の外径や寸法は種類によって異なる。そのため、取り付ける端子の形状が決まった従来例(特許文献1)では、様々な外径の突起状端子に対応したノイズフィルタを用意しなければならないという課題がある。
また、突起状端子にノイズフィルタを固定するには、ノイズフィルタと機器の電気的導通が常に保たれる必要がある。しかしながら、ねじや板材で円筒を円柱に固定する従来例(特許文献2−6)では、突起状端子の長手方向に固定することができないため、長手方向にかかる力に弱く、例えば振動のように様々な方向からの力が働く取り付け場所に対して弱く、電気的導通を常に保つことが困難であるという課題があった。また、ねじで突起状端子を固定する方法は、ねじの先端と突起状端子が点で接するため固定する力が弱いという課題があった。また、板材で固定する方法では、固定する力はねじよりも強くなるが、板材とねじを同時に取り付ける必要があるため、取り付けに手間がかかるという課題があった。
また、突起状端子に取り付けるフィルタにおいて、高いフィルタ性能を得るための多段フィルタを構成する方法がないことが課題であった。更に、コンデンサを使ったフィルタを構成する場合、容易に取り付ける手段がないことが課題であった。
また、突起状端子にノイズフィルタを固定するには、ノイズフィルタと機器の電気的導通が常に保たれる必要がある。しかしながら、ねじや板材で円筒を円柱に固定する従来例(特許文献2−6)では、突起状端子の長手方向に固定することができないため、長手方向にかかる力に弱く、例えば振動のように様々な方向からの力が働く取り付け場所に対して弱く、電気的導通を常に保つことが困難であるという課題があった。また、ねじで突起状端子を固定する方法は、ねじの先端と突起状端子が点で接するため固定する力が弱いという課題があった。また、板材で固定する方法では、固定する力はねじよりも強くなるが、板材とねじを同時に取り付ける必要があるため、取り付けに手間がかかるという課題があった。
また、突起状端子に取り付けるフィルタにおいて、高いフィルタ性能を得るための多段フィルタを構成する方法がないことが課題であった。更に、コンデンサを使ったフィルタを構成する場合、容易に取り付ける手段がないことが課題であった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、異なる寸法の突起状端子に取り付け可能であり、振動のある環境で用いてもノイズフィルタが外れることがなく機器とノイズフィルタの接続状態を保つことができ、取り付けの手間が容易であるノイズフィルタを提供することを目的としている。
この発明に係るノイズフィルタは、機器の入出力端子に接続された突起状端子の径に対して広い内径を有し、当該突起状端子に挿入されて取り付けられる円筒状のノイズフィルタであって、入出力端子に当接する導電性のリングと、入出力端子側の面とは反対側の面に軸心方向に沿った螺合部を有する導電性の円筒の回転部材と、リングおよび回転部材間に配置され、一端が当該リングに導通し、他端が当該回転部材に導通し、両端以外の線材部分が円筒の絶縁体の中に埋め込まれた絶縁体被覆コイルと、螺合部と螺合した被螺合部を有する導電性の円筒の支持部材と、支持部材の軸心周りに複数設けられ、当該支持部材を突起状端子に固定する固定機構とを備え、回転部材は、支持部材が突起状端子に固定された後に、軸心周りに回転されることで螺合部・被螺合部により自身の位置が入出力端子側に移動され、リングを入出力端子に押し付けるものである。
また、この発明に係るノイズフィルタは、機器の入出力端子に接続された突起状端子の径に対して広い内径を有し、当該突起状端子に挿入されて取り付けられる円筒状のノイズフィルタであって、入出力端子に当接し、当該当接面とは反対側の面に軸心方向に沿った螺合部を有する導電性の円筒の回転部材と、螺合部と螺合した被螺合部を有する導電性の円筒の回転受け部材と、回転受け部材より突起状端子の先端側に位置する導電性の円筒の連結部材と、回転受け部材および連結部材間に配置され、一端が当該回転受け部材に導通し、他端が当該連結部材に導通し、両端以外の線材部分が円筒の絶縁体の中に埋め込まれた絶縁体被覆コイルと、連結部材の軸心周りに複数設けられ、当該連結部材を突起状端子に固定する固定機構とを備え、回転部材は、連結部材が突起状端子に固定された後に、軸心周りに回転されることで螺合部・被螺合部により自身の位置が入出力端子側に移動され、当該入出力端子側に押し付けられるものである。
また、この発明に係るノイズフィルタは、機器の入出力端子に接続された突起状端子の径に対して広い内径を有し、当該突起状端子に挿入されて取り付けられる円筒状のノイズフィルタであって、入出力端子に当接し、押しばねにより自身を軸心方向に伸張可能な導電性の円筒の押しばね機構と、押しばね機構より突起状端子の先端側に位置する導電性の円筒の連結部材と、押しばね機構および連結部材間に配置され、一端が当該押しばね機構に導通し、他端が当該連結部材に導通し、両端以外の線材部分が円筒の絶縁体の中に埋め込まれた絶縁体被覆コイルと、連結部材の軸心周りに複数設けられ、当該連結部材を突起状端子に固定する固定機構とを備え、押しばね機構は、連結部材が突起状端子に固定された後に、押しばねにより自身が伸張することで入出力端子側に押し付けられるものである。
また、この発明に係るノイズフィルタは、機器の入出力端子に接続された突起状端子の径に対して広い内径を有し、当該突起状端子に挿入されて取り付けられる円筒状のノイズフィルタであって、入出力端子に当接する導電性のリングと、押しばねにより自身を軸心方向に伸張可能な導電性の円筒の押しばね機構と、リングおよび押しばね機構間に配置され、一端が当該リングに導通し、他端が押しばね機構に導通し、両端以外の線材部分が円筒の絶縁体の中に埋め込まれた絶縁体被覆コイルと、回転受け部材より突起状端子の先端側に位置する導電性の円筒の連結部材と、連結部材の軸心周りに複数設けられ、当該連結部材を突起状端子に固定する固定機構とを備え、押しばね機構は、連結部材が突起状端子に固定された後に、押しばねにより自身が伸張することで入出力端子側に押し付けられるものである。
また、この発明に係るノイズフィルタは、上記構成に加えてコンデンサ機能を具備する2端子部材の一方の端子を機器の入出力端子と絶縁体被覆コイルとの間に挟み込み、ノイズフィルタの持つ軸心方向の力によって固定し、2端子部材の他方の端子を金属筐体との間に導通させるものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、異なる寸法の突起状端子に取り付け可能であり、振動のある環境で用いてもノイズフィルタが外れることがなく機器とノイズフィルタの接続状態を保つことができ、取り付けの手間が容易である。また、コンデンサ機能を具備する2端子部材を、容易に取り付けることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るノイズフィルタ1の構成を示す分解斜視図であり、図2は図1のA−A’線に沿って切断した断面図であり、図3は図2のB−B’線に沿って切断した断面図であり、図4は図2のC−C’線に沿って切断した断面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るノイズフィルタ1の構成を示す分解斜視図であり、図2は図1のA−A’線に沿って切断した断面図であり、図3は図2のB−B’線に沿って切断した断面図であり、図4は図2のC−C’線に沿って切断した断面図である。
このノイズフィルタ1は、突起状端子3を介してケーブルが接続される入出力端子2を有する機器に対し、突起状端子3に挿入されて取り付けられることで、ケーブルから入出力端子2に入る不要な電磁ノイズや、入出力端子2からケーブルに出る不要な電磁ノイズを除去するものである。
このノイズフィルタ1は、図1に示すように、リング11、絶縁体被覆コイル12、回転部材13、支持部材14および固定機構15から構成されている。
このノイズフィルタ1は、図1に示すように、リング11、絶縁体被覆コイル12、回転部材13、支持部材14および固定機構15から構成されている。
リング11は、入出力端子2に当接して導通する導電性の部材である。このリング11の内径は、異なる寸法の各種の突起状端子3の径に対して広い径に設計されている。
絶縁体被覆コイル12は、リング11の後段に位置し、図2に示すように、両端以外の線材部分が円筒の絶縁体121の中に埋め込まれた部材である。この絶縁体被覆コイル12の絶縁体121の内径は、異なる寸法の各種の突起状端子3の径に対して広い径に設計されている。また、絶縁体被覆コイル12は、一端の端子122がリング11に接続して導通し、他端の端子123が回転部材13に接続して導通している。この絶縁体被覆コイル12は、突起状端子3と絶縁の関係にある。
回転部材13は、絶縁体被覆コイル12の後段に位置し、背面(入出力端子2側の面とは反対側の面)に、軸心方向に沿ったねじ穴(螺合部)131を有する導電性の円筒の部材である。この回転部材13の内径は、異なる寸法の各種の突起状端子3の径に対して広い径に設計されている。
この回転部材13は、支持部材14が突起状端子3に固定された後に、軸心周りに回転されることでねじ穴131・ねじ山141により自身の位置が入出力端子2側に移動され、リング11を入出力端子2に押し付けるためのものである。
この回転部材13は、支持部材14が突起状端子3に固定された後に、軸心周りに回転されることでねじ穴131・ねじ山141により自身の位置が入出力端子2側に移動され、リング11を入出力端子2に押し付けるためのものである。
支持部材14は、回転部材13の後段に位置し、前面(入出力端子2側の面)に、ねじ穴131と螺合して導通するねじ山(被螺合部)141を有する導電性の円筒の部材である。この支持部材14の内径は、異なる寸法の各種の突起状端子3の径に対して広い径に設計されている。また、支持部材14の背面には、ケーブルが接続されるノイズフィルタ用端子142が取り付けられている。
また、図4に示すように、支持部材14の外周面には、軸心周りに、後述する固定ねじ152と螺合するねじ穴143が複数設けられている。そして、支持部材14のねじ穴143より内側には、後述する突起状端子固定具151を軸心側にガイドする固定具用溝144が設けられている。
固定機構15は、支持部材14の軸心周りに複数(図4では3つ)設けられ、支持部材14を突起状端子3に固定するものである。この固定機構15は、複数の突起状端子固定具151および複数の固定ねじ152から構成されている。複数の突起状端子固定具151は、支持部材14の固定具用溝144内に軸心方向に移動可能に収納され、軸心方向に移動することで突起状端子3を挟持するものである。この突起状端子固定具151は、例えば図5に示すように略T字型に構成されている。また、複数の固定ねじ152は、支持部材14の外周面に設けられたねじ穴143と螺合し、ねじ締めされることで突起状端子固定具151を支持部材14の軸心側に押し付けるものである。
なお、リング11は入出力端子2と絶縁体被覆コイル12の端子122との間に導通があればよく、回転部材13は絶縁体被覆コイル12の端子123と支持部材14との間に導通があればよく、支持部材14は回転部材13とノイズフィルタ用端子142に繋がるケーブルとの間に導通があればよい。そのため、リング11、回転部材13および支持部材14の材質や塗装、メッキ等は、いずれであっても構わない。
また、突起状端子3と突起状端子固定具151との間には、電気的な絶縁があればよい。よって、突起状端子固定具151の材質や塗装、メッキ等は、いずれであっても構わない。
また、突起状端子3と突起状端子固定具151との間には、電気的な絶縁があればよい。よって、突起状端子固定具151の材質や塗装、メッキ等は、いずれであっても構わない。
次に、上記のように構成されたノイズフィルタ1の突起状端子3への取り付け方法について説明する。
ノイズフィルタ1を取り付ける場合には、まず、突起状端子3に、リング11、絶縁体被覆コイル12、回転部材13および支持部材14を順に挿入する。なおこの段階では、回転部材13と支持部材14との間は奥までねじ締めされた状態にある。次に、固定ねじ152をねじ締めすることで突起状端子固定具151を突起状端子3に押し付け、支持部材14を突起状端子3に固定する。
ノイズフィルタ1を取り付ける場合には、まず、突起状端子3に、リング11、絶縁体被覆コイル12、回転部材13および支持部材14を順に挿入する。なおこの段階では、回転部材13と支持部材14との間は奥までねじ締めされた状態にある。次に、固定ねじ152をねじ締めすることで突起状端子固定具151を突起状端子3に押し付け、支持部材14を突起状端子3に固定する。
次に、回転部材13を軸心周りに回転させ、ねじ穴131・ねじ山141により回転部材13の位置を入出力端子2側に移動させることで、リング11を入出力端子2側に押し付ける。このリング11の入出力端子2への押し付けにより、入出力端子2とノイズフィルタ1とを安定して接続させ、導通状態を保つことができる。
ただし、入出力端子2とリング11が接触した際に、リング11と突起状端子固定具151以外の部材は、入出力端子2と突起状端子3に接触してはならず、かつねじ穴131とねじ山141は外れていないものとする。
ただし、入出力端子2とリング11が接触した際に、リング11と突起状端子固定具151以外の部材は、入出力端子2と突起状端子3に接触してはならず、かつねじ穴131とねじ山141は外れていないものとする。
ここで、ノイズフィルタ用端子142に繋がるケーブルにノイズ電流が重畳した場合、支持部材14、ねじ山141、ねじ穴131、回転部材13、絶縁体被覆コイル12、リング11、入出力端子2の順にノイズ電流が流れる。この際、ノイズ電流が絶縁体被覆コイル12を経由することで、電磁ノイズを低減することが可能となる。よって、入出力端子2に電磁ノイズを除去した電流を供給することが可能となる。
逆に、入出力端子2に機器からのノイズ電流が重畳した場合、リング11、絶縁体被覆コイル12、回転部材13、ねじ穴131、ねじ山141、支持部材14、ノイズフィルタ用端子142の順にノイズ電流が流れる。この場合も、ノイズ電流が絶縁体被覆コイル12を経由することで、電磁ノイズを低減することが可能となる。よって、ノイズフィルタ用端子142に電磁ノイズを除去した電流を供給することが可能となる。
逆に、入出力端子2に機器からのノイズ電流が重畳した場合、リング11、絶縁体被覆コイル12、回転部材13、ねじ穴131、ねじ山141、支持部材14、ノイズフィルタ用端子142の順にノイズ電流が流れる。この場合も、ノイズ電流が絶縁体被覆コイル12を経由することで、電磁ノイズを低減することが可能となる。よって、ノイズフィルタ用端子142に電磁ノイズを除去した電流を供給することが可能となる。
以上のように、この実施の形態1によれば、機器の入出力端子2に接続された突起状端子3の径に対して広い内径を有し、当該突起状端子3に挿入されて取り付けられる円筒状のノイズフィルタ1であって、入出力端子2に当接する導電性のリング11と、入出力端子2側の面とは反対側の面に軸心方向に沿ったねじ穴131を有する導電性の円筒の回転部材13と、リング11および回転部材13間に配置され、一端が当該リング11に導通し、他端が当該回転部材13に導通し、両端以外の線材部分が円筒の絶縁体121の中に埋め込まれた絶縁体被覆コイル12と、ねじ穴131と螺合したねじ山141を有する導電性の円筒の支持部材14と、支持部材14の軸心周りに複数設けられ、当該支持部材14を突起状端子3に固定する固定機構15とを備え、回転部材13は、支持部材14が突起状端子3に固定された後に、軸心周りに回転されることでねじ穴131・ねじ山141により自身の位置が入出力端子2側に移動され、リング11を入出力端子2に押し付けるように構成した。よって、機器製造後にノイズフィルタ1の取り付けが可能であり、異なる寸法の突起状端子3に取り付け可能である。また、機器の突起状端子3に対して締め付けを行い、ノイズフィルタ1を機器に固定する構造であるため、振動のある環境で用いてもノイズフィルタ1が外れ難く、機器とノイズフィルタ1との接続状態を保つことができ、また、取り付けの手間が容易となる。
また、機器が有する入出力端子2とケーブルとの間にコイル12が入ることで、高い周波数帯域でインピーダンスが高くなるため、低域通過フィルタとしての効果がある。そのため、本来伝導したい直流や低い周波数帯域の信号には影響を与えず、機器からケーブルへ伝導する高い周波数帯域のノイズや、ケーブルから機器へ伝導する高い周波数成分のノイズのみを低減できる。これにより、高い周波数成分のノイズがケーブルに混入し、ケーブルがアンテナとなることで発生する放射ノイズの問題や、ケーブルから機器内部へ混入することで機器内部の回路誤動作などのEMCで起こりうる問題を防ぐことができる。また、突起状端子3が鉄などの磁性体である場合、本ノイズフィルタ1におけるコイル12の鉄芯として作用するため、本ノイズフィルタ1のインダクタ成分が増加するため、低域通過フィルタとしての効果を高めることができる。
なお上記では、回転部材13にねじ穴131を設け、支持部材14に当該ねじ穴131に螺合するねじ山141を設けた場合について示したが、逆に、回転部材13にねじ山を設け、支持部材14に当該ねじ山に螺合するねじ穴を設けるようにしてもよい。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2に係るノイズフィルタ1の構成を示す斜視図であり、図7はノイズフィルタ1を図6のD−D’線に沿って切断した断面図である。図6,7に示す実施の形態2に係るノイズフィルタ1は、図1〜5に示す実施の形態1に係るノイズフィルタ1からリング11を削除し、回転部材13を絶縁体被覆コイル12の前段に配置し、支持部材14をねじ山141を含む前部分(回転受け部材16)と突起状端子固定具151を含む後部分(連結部材17)とに分割したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6はこの発明の実施の形態2に係るノイズフィルタ1の構成を示す斜視図であり、図7はノイズフィルタ1を図6のD−D’線に沿って切断した断面図である。図6,7に示す実施の形態2に係るノイズフィルタ1は、図1〜5に示す実施の形態1に係るノイズフィルタ1からリング11を削除し、回転部材13を絶縁体被覆コイル12の前段に配置し、支持部材14をねじ山141を含む前部分(回転受け部材16)と突起状端子固定具151を含む後部分(連結部材17)とに分割したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
回転受け部材16は、回転部材13の後段に位置し、前面(入出力端子2側の面)にねじ穴131と螺合して導通するねじ山141を有する導電性の円筒の部材である。この回転受け部材16の内径は、異なる寸法の各種の突起状端子3の径に対して広い径に設計されている。
連結部材17は、絶縁体被覆コイル12の後段に位置する導電性の円筒の部材である。この連結部材17の内径は、異なる寸法の各種の突起状端子3の径に対して広い径に設計されている。また、連結部材17の背面には、ノイズフィルタ用端子142が取り付けられている。
また、連結部材17の外周面には、軸心周りに、固定ねじ152と螺合するねじ穴143が複数設けられている。そして、ねじ穴143の内側には、突起状端子固定具151を軸心側にガイドする固定具用溝144(不図示)が設けられている。
また、連結部材17の外周面には、軸心周りに、固定ねじ152と螺合するねじ穴143が複数設けられている。そして、ねじ穴143の内側には、突起状端子固定具151を軸心側にガイドする固定具用溝144(不図示)が設けられている。
なお、絶縁体被覆コイル12は、図7に示すように、一端の端子122が回転受け部材16に接続して導通し、他端の端子123が連結部材17に接続して導通している。
また、回転部材13は、入出力端子2に当接して導通する。そして、回転部材13は、連結部材17が突起状端子3に固定された後に、軸心周りに回転されることでねじ穴131・ねじ山141により自身の位置が入出力端子2側に移動され、入出力端子2に押し付けられる。
また、回転部材13は、入出力端子2に当接して導通する。そして、回転部材13は、連結部材17が突起状端子3に固定された後に、軸心周りに回転されることでねじ穴131・ねじ山141により自身の位置が入出力端子2側に移動され、入出力端子2に押し付けられる。
また、回転部材13は入出力端子2と回転受け部材16との間に導通があればよく、回転受け部材16は回転部材13と絶縁体被覆コイル12の端子122との間に導通があればよく、連結部材17は絶縁体被覆コイル12の端子123とノイズフィルタ用端子142に繋がるケーブルとの間に導通があればよい。そのため、回転部材13、回転受け部材16および連結部材17の材質や塗装、メッキ等は、いずれであっても構わない。
次に、上記のように構成されたノイズフィルタ1の突起状端子3への取り付け方法について説明する。
ノイズフィルタ1を取り付ける場合には、まず、突起状端子3に、回転部材13、回転受け部材16、絶縁体被覆コイル12および連結部材17を順に挿入する。なおこの段階では、回転部材13と回転受け部材16との間は奥までねじ締めされた状態にある。次に、固定ねじ152をねじ締めすることで突起状端子固定具151を突起状端子3に押し付け、連結部材17を突起状端子3に固定する。
ノイズフィルタ1を取り付ける場合には、まず、突起状端子3に、回転部材13、回転受け部材16、絶縁体被覆コイル12および連結部材17を順に挿入する。なおこの段階では、回転部材13と回転受け部材16との間は奥までねじ締めされた状態にある。次に、固定ねじ152をねじ締めすることで突起状端子固定具151を突起状端子3に押し付け、連結部材17を突起状端子3に固定する。
次に、回転部材13を軸心周りに回転させ、ねじ穴131・ねじ山141により回転部材13の位置を入出力端子2側に移動させることで、回転部材13を入出力端子2側に押し付ける。この回転部材13の入出力端子2への押し付けにより、入出力端子2とノイズフィルタ1とを安定して接続させ、導通状態を保つことができる。
ただし、入出力端子2と回転部材13が接触した際に、回転部材13と突起状端子固定具151以外の部材は、入出力端子2と突起状端子3に接触してはならず、かつねじ穴131とねじ山141は外れていないものとする。
ただし、入出力端子2と回転部材13が接触した際に、回転部材13と突起状端子固定具151以外の部材は、入出力端子2と突起状端子3に接触してはならず、かつねじ穴131とねじ山141は外れていないものとする。
ここで、ノイズフィルタ用端子142に繋がるケーブルにノイズ電流が重畳した場合、連結部材17、絶縁体被覆コイル12、回転受け部材16、ねじ山141、ねじ穴131、回転部材13、入出力端子2の順にノイズ電流が流れる。この際、ノイズ電流が絶縁体被覆コイル12を経由することで、電磁ノイズを低減することが可能となる。よって、入出力端子2に電磁ノイズを除去した電流を供給することが可能となる。
逆に、入出力端子2に機器からのノイズ電流が重畳した場合、回転部材13、ねじ穴131、ねじ山141、回転受け部材16、絶縁体被覆コイル12、連結部材17、ノイズフィルタ用端子142の順にノイズ電流が流れる。この場合も、ノイズ電流が絶縁体被覆コイル12を経由することで、電磁ノイズを低減することが可能となる。よって、ノイズフィルタ用端子142に電磁ノイズを除去した電流を供給することが可能となる。
逆に、入出力端子2に機器からのノイズ電流が重畳した場合、回転部材13、ねじ穴131、ねじ山141、回転受け部材16、絶縁体被覆コイル12、連結部材17、ノイズフィルタ用端子142の順にノイズ電流が流れる。この場合も、ノイズ電流が絶縁体被覆コイル12を経由することで、電磁ノイズを低減することが可能となる。よって、ノイズフィルタ用端子142に電磁ノイズを除去した電流を供給することが可能となる。
以上のように、この実施の形態2によれば、リング11を用いず、支持部材14を回転受け部材16および連結部材17に分割しても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお上記では、回転部材13にねじ穴131を設け、回転受け部材16に当該ねじ穴131に螺合するねじ山141を設けた場合について示したが、逆に、回転部材13にねじ山を設け、回転受け部材16に当該ねじ山に螺合するねじ穴を設けるようにしてもよい。
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、支持部材14または回転受け部材16に対して回転部材13を回転させて入出力端末2側に移動させることで、リング11または回転部材13を入出力端子2に接触させ、導通させる場合について示した。それに対し、実施の形態3では、押しばね機構18を用いて突起状端子3への軸心方向の力を発生させる場合について示す。
図8はこの発明の実施の形態3に係るノイズフィルタ1の構成を示す斜視図であり、図9はノイズフィルタ1を図8のE−E’線に沿って切断した断面図である。図8,9に示す実施の形態3に係るノイズフィルタ1は、図6,7に示す実施の形態2に係るノイズフィルタ1の回転部材13および回転受け部材16を押しばね機構18に変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
上記実施の形態1,2では、支持部材14または回転受け部材16に対して回転部材13を回転させて入出力端末2側に移動させることで、リング11または回転部材13を入出力端子2に接触させ、導通させる場合について示した。それに対し、実施の形態3では、押しばね機構18を用いて突起状端子3への軸心方向の力を発生させる場合について示す。
図8はこの発明の実施の形態3に係るノイズフィルタ1の構成を示す斜視図であり、図9はノイズフィルタ1を図8のE−E’線に沿って切断した断面図である。図8,9に示す実施の形態3に係るノイズフィルタ1は、図6,7に示す実施の形態2に係るノイズフィルタ1の回転部材13および回転受け部材16を押しばね機構18に変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
押しばね機構18は、内部に設けられた押しばね181により自身が突起状端子3の軸心方向に伸張可能であり、入出力端子2に当接して導通する導電性の円筒部材である。この押しばね機構18は、図10に示すように、押しばね181、雌ばねケース182および雄ばねケース183から構成されている。
押しばね181は、雌ばねケース182および雄ばねケース183間に配置され、雌ばねケース182および雄ばねケース183を軸心方向に付勢するものである。
雌ばねケース182は、入出力端子2に当接して導通する導電性の円筒部材であり、背面(入出力端子2側の面とは反対側の面)に、自身を軸心方向に移動させるための可動域ガイド1821を有している。この雌ばねケース182の内径は、異なる寸法の各種の突起状端子3の径に対して広い径に設計されている。
雄ばねケース183は、雌ばねケース182の後段に位置し、前面(入出力端子2側の面)に可動域ガイド1821と係合して導通する可動域ガイド1831を有する導電性の円筒部材である。この雄ばねケース183の内径は、異なる寸法の各種の突起状端子3の径に対して広い径に設計されている。
この押しばね機構18では、可動域ガイド1821と可動域ガイド1831との重なり合う寸法により、雌ばねケース182および雄ばねケース183の可動域が決定される。
また、押しばね機構18を図11に示すような構成としてもよい。
図11に示す押しばね機構18は、雌ばねケース182と雄ばねケース183との間の導通構造を、可動域ガイド1821,1831以外の構造で実現するものであり、ジャンパー線184を用いたものである。
ジャンパー線184は、雌ばねケース182と雄ばねケース183とを接続して導通するものである。このジャンパー線184は、可動域ガイド1821,1831の構造や材質等により電気的な接続状態が変化する場合であっても、雌ばねケース182と雄ばねケース183との導通を確保するために取り付けられるものである。
図11に示す押しばね機構18は、雌ばねケース182と雄ばねケース183との間の導通構造を、可動域ガイド1821,1831以外の構造で実現するものであり、ジャンパー線184を用いたものである。
ジャンパー線184は、雌ばねケース182と雄ばねケース183とを接続して導通するものである。このジャンパー線184は、可動域ガイド1821,1831の構造や材質等により電気的な接続状態が変化する場合であっても、雌ばねケース182と雄ばねケース183との導通を確保するために取り付けられるものである。
また、ジャンパー線184を用いる方法以外にも、導電性の押しばねを雌ばねケース182と雄ばねケース183との間に入れ、導電性の押しばねが雌ばねケース182と雄ばねケース183に接触することで、導通を確保する方法もある。
導電性の可動域ガイド1821,1831、ジャンパー線184や導電性の押しばねを用いた例に限らず、雌ばねケース182と雄ばねケース183との導通が保たれるならば、その構造はいずれであっても構わない。
導電性の可動域ガイド1821,1831、ジャンパー線184や導電性の押しばねを用いた例に限らず、雌ばねケース182と雄ばねケース183との導通が保たれるならば、その構造はいずれであっても構わない。
次に、上記のように構成されたノイズフィルタ1の突起状端子3への取り付け方法について説明する。
ノイズフィルタ1を取り付ける場合には、まず、突起状端子3に、押しばね機構18、絶縁体被覆コイル12および連結部材17を順に挿入する。なおこの段階では、押しばね機構18は、側面から取り外し可能な留め具により、押しばね181が縮まった状態にある。次に、固定ねじ152によって、突起状端子固定具151を突起状端子3に押し付け、連結部材17を突起状端子3に固定する。
ノイズフィルタ1を取り付ける場合には、まず、突起状端子3に、押しばね機構18、絶縁体被覆コイル12および連結部材17を順に挿入する。なおこの段階では、押しばね機構18は、側面から取り外し可能な留め具により、押しばね181が縮まった状態にある。次に、固定ねじ152によって、突起状端子固定具151を突起状端子3に押し付け、連結部材17を突起状端子3に固定する。
次に、留め具を取り外して押しばね181を開放させ、雌ばねケース182の位置を入出力端子2側に移動させることで、雌ばねケース182を入出力端子2側に押し付ける。この雌ばねケース182の入出力端子2への押し付けにより、入出力端子2とノイズフィルタ1とを安定して接続させ、導通状態を保つことができる。
ただし、入出力端子2と雌ばねケース182が接触した際に、押しばね機構18と突起状端子固定具151以外の部材は、入出力端子2と突起状端子3に接触してはならない。また、押しばね機構18は、連結部材17を突起状端子3に固定する際に押しばね181が縮まった状態であればよいので、留め具に限らず、工具を用いる等取り付け方はいずれでも構わない。
ただし、入出力端子2と雌ばねケース182が接触した際に、押しばね機構18と突起状端子固定具151以外の部材は、入出力端子2と突起状端子3に接触してはならない。また、押しばね機構18は、連結部材17を突起状端子3に固定する際に押しばね181が縮まった状態であればよいので、留め具に限らず、工具を用いる等取り付け方はいずれでも構わない。
以上のように、この実施の形態3によれば、突起状端子3への軸心方向の力を押しばね機構18により実現するように構成しても、実施の形態1,2と同様の効果を得ることができる。
なお上記では、雌ばねケース182を入出力端子2に当接させる場合について示した。それに対して、雌ばねケース182と雄ばねケース183の位置を交換して、雄ばねケース183を入出力端子2に当接させるようにしてもよい。
実施の形態4.
図12はこの発明の実施の形態4に係るノイズフィルタ1の構成を示す斜視図であり、13はノイズフィルタ1を図12のF−F’線に沿って切断した断面図である。図12,13に示す実施の形態4に係るノイズフィルタ1は、図8,9に示す実施の形態3に係るノイズフィルタ1にリング11を追加し、押しばね機構18を絶縁体被覆コイル12の後段に配置したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
図12はこの発明の実施の形態4に係るノイズフィルタ1の構成を示す斜視図であり、13はノイズフィルタ1を図12のF−F’線に沿って切断した断面図である。図12,13に示す実施の形態4に係るノイズフィルタ1は、図8,9に示す実施の形態3に係るノイズフィルタ1にリング11を追加し、押しばね機構18を絶縁体被覆コイル12の後段に配置したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
なお、突起状端子3に導電性があり、電流が入出力端子2からリング11、絶縁体被覆コイル12、雌ばねケース182、押しばね181(またはジャンパー線184)、雄ばねケース183、連結部材17に流れる場合には、押しばね181、雌ばねケース182および雄ばねケース183は、突起状端子2と電気的な導通がないものとする。
次に、上記のように構成されたノイズフィルタ1の突起状端子3への取り付け方法について説明する。
ノイズフィルタ1を取り付ける場合には、まず、突起状端子3に、リング11、絶縁体被覆コイル12、押しばね機構18および連結部材17を順に挿入する。なおこの段階では、押しばね機構18は、側面から取り外し可能な留め具により、押しばね181が縮まった状態にある。次に、固定ねじ152によって、突起状端子固定具151を突起状端子3に押し付け、連結部材17を突起状端子3に固定する。
ノイズフィルタ1を取り付ける場合には、まず、突起状端子3に、リング11、絶縁体被覆コイル12、押しばね機構18および連結部材17を順に挿入する。なおこの段階では、押しばね機構18は、側面から取り外し可能な留め具により、押しばね181が縮まった状態にある。次に、固定ねじ152によって、突起状端子固定具151を突起状端子3に押し付け、連結部材17を突起状端子3に固定する。
次に、留め具を取り外して押しばね181を開放させ、雌ばねケース182の位置を入出力端子2側に移動させることで、リング11を入出力端子2側に押し付ける。このリング11の入出力端子2への押し付けにより、入出力端子2とノイズフィルタ1とを安定して接続させ、導通状態を保つことができる。
ただし、入出力端子2とリング11が接触した際に、リング11と突起状端子固定具151以外の部材は、入出力端子2と突起状端子3に接触してはならない。また、押しばね機構18は、連結部材17を突起状端子3に固定する際に押しばね181が縮まった状態であればよいので、留め具に限らず、工具を用いる等取り付け方はいずれでも構わない。
ただし、入出力端子2とリング11が接触した際に、リング11と突起状端子固定具151以外の部材は、入出力端子2と突起状端子3に接触してはならない。また、押しばね機構18は、連結部材17を突起状端子3に固定する際に押しばね181が縮まった状態であればよいので、留め具に限らず、工具を用いる等取り付け方はいずれでも構わない。
以上のように、この実施の形態4によれば、ノイズフィルタ1にリング11を追加して押しばね機構18を絶縁体被覆コイル12の後段に配置するように構成しても、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
なお上記において、雌ばねケース182と雄ばねケース183の位置を交換してもよく、同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
上記実施の形態1〜4では、絶縁体被覆コイル12による1段のフィルタを構成した場合を示した。それに対し、実施の形態5では、コンデンサ機能を具備する2端子部材4を追加し、絶縁体被覆コイル12とコンデンサ423による多段フィルタを構成した場合を示す。
図14は、この発明の実施の形態5に係るノイズフィルタの一例であり、実施の形態1に係るノイズフィルタ1に、2端子部材4を追加した構成を示す断面図である。図において、図1〜5と同様な機能を有する部分は、同一の符号を付して、その説明を省略する。図15は、実施の形態5に係る2端子部材4の具体的な構成の一例を示す説明図である。なお、図14において、入出力端子2と機器の金属筐体5との間は塗装や部材等により絶縁されているものとする。
図14,図15に示すとおり、2端子部材4は、一方の端子である入出力端子接続部材41と、他方の端子である筐体接続部材42と、両者を接続するジャンパー線43とで構成される。
上記実施の形態1〜4では、絶縁体被覆コイル12による1段のフィルタを構成した場合を示した。それに対し、実施の形態5では、コンデンサ機能を具備する2端子部材4を追加し、絶縁体被覆コイル12とコンデンサ423による多段フィルタを構成した場合を示す。
図14は、この発明の実施の形態5に係るノイズフィルタの一例であり、実施の形態1に係るノイズフィルタ1に、2端子部材4を追加した構成を示す断面図である。図において、図1〜5と同様な機能を有する部分は、同一の符号を付して、その説明を省略する。図15は、実施の形態5に係る2端子部材4の具体的な構成の一例を示す説明図である。なお、図14において、入出力端子2と機器の金属筐体5との間は塗装や部材等により絶縁されているものとする。
図14,図15に示すとおり、2端子部材4は、一方の端子である入出力端子接続部材41と、他方の端子である筐体接続部材42と、両者を接続するジャンパー線43とで構成される。
入出力端子接続部材41は、入出力端子2とリング11との間に配置され、両者を導通する導電性のリング状の部材である。この入出力端子接続部材41の内径は、異なる寸法の各種の突起状端子3の径に対して広い径に設計されている。
筐体接続部材42は、誘電体部材421の片面に、コンデンサ423と、コンデンサ423の両極にそれぞれ接続された配線パターン422とを実装して構成される。
また、コンデンサ423の片方の極に接続される側の配線パターン422および誘電体部材421を貫通する筐体接続用ねじ穴424を有し、金属筐体接続ねじ6によって金属筐体5に接続されて導通する。
また、コンデンサ423の片方の極に接続される側の配線パターン422および誘電体部材421を貫通する筐体接続用ねじ穴424を有し、金属筐体接続ねじ6によって金属筐体5に接続されて導通する。
ジャンパー線43は、入出力端子接続部材41と、ネジ穴を有さない側の配線パターン422とを接続し、両者を導通する。
なお、ジャンパー線43は連結部材の一例である。連結部材は屈曲可能な導電性材料を用いればよく、その形状や構造は問わない。
なお、ジャンパー線43は連結部材の一例である。連結部材は屈曲可能な導電性材料を用いればよく、その形状や構造は問わない。
次に、上記のように構成された2端子部材4の、突起状端子3および金属筐体5への取り付け方法について説明する。
まず、入出力端子接続部材41を突起状端子3に挿通し、次いでノイズフィルタ1を突起状端子3に挿通する。これにより、入出力端子接続部材41は、入出力端子2とノイズフィルタ1との間に挟まれ、ノイズフィルタ1の回転部材13を回転することで得られる軸心方向の力によって固定される。
まず、入出力端子接続部材41を突起状端子3に挿通し、次いでノイズフィルタ1を突起状端子3に挿通する。これにより、入出力端子接続部材41は、入出力端子2とノイズフィルタ1との間に挟まれ、ノイズフィルタ1の回転部材13を回転することで得られる軸心方向の力によって固定される。
次に、ジャンパー線43で接続された筐体接続部材42を、金属筐体接続ねじ6を用いて金属筐体5に固定する。
筐体接続部材42は、ジャンパー線43の長さの範囲で、入出力端子2と金属筐体5の距離に依らず、金属筐体5の任意の位置に取り付けることができる。この際、配線パターン422は、金属筐体5に接続されて導通する。
これにより、入出力端子2とグランドである金属筐体5とがコンデンサ423を介して接続され、絶縁体被覆コイル12とキャパシタ423による多段フィルタが構成される。
筐体接続部材42は、ジャンパー線43の長さの範囲で、入出力端子2と金属筐体5の距離に依らず、金属筐体5の任意の位置に取り付けることができる。この際、配線パターン422は、金属筐体5に接続されて導通する。
これにより、入出力端子2とグランドである金属筐体5とがコンデンサ423を介して接続され、絶縁体被覆コイル12とキャパシタ423による多段フィルタが構成される。
以上のように、この実施の形態5によれば、入出力端子2とノイズフィルタ1との間に配置され、突起状端子3の径に対して広い内径を有して当該突起状端子3に挿入される、導電性のリング状の入出力端子接続部材41と、金属筐体5と導通する機構を有する筐体接続部材42と、入出力端子接続部材41と筐体接続部材42とを接続するジャンパー線43とを備え、筐体接続部材42にコンデンサ423を実装し、入出力端子2と金属筐体5とがコンデンサ423を介して導通するように構成した。
よって、突起状端子3に取り付けるフィルタにおいて、絶縁体被覆コイル12とコンデンサ423による多段フィルタが構成され、より高いフィルタ性能を得ることができる。また、取り付けの手間が容易な多段フィルタを得ることができる。
よって、突起状端子3に取り付けるフィルタにおいて、絶縁体被覆コイル12とコンデンサ423による多段フィルタが構成され、より高いフィルタ性能を得ることができる。また、取り付けの手間が容易な多段フィルタを得ることができる。
なお、コンデンサ423は、キャパシタンス成分を有する部材であればよく、その形状や構造は問わない。
また、図14,図15では、コンデンサ423を筐体用接続端子42に実装した例を示したが、入出力端子2と金属筐体5とがコンデンサ423を介して導通するものであればよく、コンデンサ423を入出力端子接続部材41やジャンパー線43に実装してもよい。
また、図14,図15では、コンデンサ423を筐体用接続端子42に実装した例を示したが、入出力端子2と金属筐体5とがコンデンサ423を介して導通するものであればよく、コンデンサ423を入出力端子接続部材41やジャンパー線43に実装してもよい。
また、図14,図15では、入出力端子2とリング11との間に入出力端子接続部材41を設けた例を示したが、入出力端子接続部材41は入出力端子2と導通していればよく、リング11と絶縁体被覆コイル12との間に配置されてもよい。
また、図14,図15では、実施の形態1のノイズフィルタ1に2端子部材4を追加した例を示したが、同様に実施の形態2〜4のノイズフィルタ1に2端子部材4を追加しても構わない。
特に、実施の形態3,4のように、回転機構13に代えて押しばね機構18を用いる場合、入出力端子接続部材41を省き、雌ばねケース182または雄ばねケースと筐体用接続端子42とをジャンパー線43で接続してもよい。この場合、より少ない部品点数で多段フィルタの効果を実現できる。
特に、実施の形態3,4のように、回転機構13に代えて押しばね機構18を用いる場合、入出力端子接続部材41を省き、雌ばねケース182または雄ばねケースと筐体用接続端子42とをジャンパー線43で接続してもよい。この場合、より少ない部品点数で多段フィルタの効果を実現できる。
また、図16に示すように、ジャンパー線43を省き、一端部が入出力端子接続部材41であり、かつ他端部が筐体接続部材42である2端子部材4を一体で設計してもよい。この場合、より少ない部品点数で多段フィルタの効果を実現できる。
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 ノイズフィルタ、2 入出力端子、3 突起状端子、4 2端子部材、5 金属筐体、6 金属筐体接続ねじ、11 リング、12 絶縁体被覆コイル、13 回転部材、14 支持部材、15 固定機構、16 回転受け部材、17 連結部材、18 押しばね機構、41 入出力端子接続部材、42 筐体接続部材、43 ジャンパー線、121 絶縁体、122,123 端子、131 ねじ穴(螺合部)、141 ねじ山(被螺合部)、142 ノイズフィルタ用端子、143 ねじ穴、144 固定具用溝、151 突起状端子固定具、152 固定ねじ、181 押しばね、182 雌ばねケース、183 雄ばねケース、184 ジャンパー線、421 誘電体部材、422 配線パターン、423 コンデンサ、424 筐体接続用ねじ穴、1821,1831 可動域ガイド。
Claims (10)
- 機器の入出力端子に接続された突起状端子の径に対して広い内径を有し、当該突起状端子に挿入されて取り付けられる円筒状のノイズフィルタであって、
前記入出力端子に当接する導電性のリングと、
前記入出力端子側の面とは反対側の面に軸心方向に沿った螺合部を有する導電性の円筒の回転部材と、
前記リングおよび前記回転部材間に配置され、一端が当該リングに導通し、他端が当該回転部材に導通し、両端以外の線材部分が円筒の絶縁体の中に埋め込まれた絶縁体被覆コイルと、
前記螺合部と螺合した被螺合部を有する導電性の円筒の支持部材と、
前記支持部材の軸心周りに複数設けられ、当該支持部材を前記突起状端子に固定する固定機構とを備え、
前記回転部材は、前記支持部材が前記突起状端子に固定された後に、軸心周りに回転されることで前記螺合部・前記被螺合部により自身の位置が前記入出力端子側に移動され、前記リングを前記入出力端子に押し付ける
ことを特徴とするノイズフィルタ。 - 前記固定機構は、
前記支持部材内に軸心方向に移動可能に収納され、当該軸心方向に移動することで前記突起状端子を挟持する複数の突起状端子固定具と、
前記支持部材の外周面に設けられ、ねじ締めされることで前記突起状端子固定具を前記支持部材の軸心側に押し付ける複数の固定ねじとを備えた
ことを特徴とする請求項1記載のノイズフィルタ。 - 機器の入出力端子に接続された突起状端子の径に対して広い内径を有し、当該突起状端子に挿入されて取り付けられる円筒状のノイズフィルタであって、
前記入出力端子に当接し、当該当接面とは反対側の面に軸心方向に沿った螺合部を有する導電性の円筒の回転部材と、
前記螺合部と螺合した被螺合部を有する導電性の円筒の回転受け部材と、
前記回転受け部材より前記突起状端子の先端側に位置する導電性の円筒の連結部材と、
前記回転受け部材および前記連結部材間に配置され、一端が当該回転受け部材に導通し、他端が当該連結部材に導通し、両端以外の線材部分が円筒の絶縁体の中に埋め込まれた絶縁体被覆コイルと、
前記連結部材の軸心周りに複数設けられ、当該連結部材を前記突起状端子に固定する固定機構とを備え、
前記回転部材は、前記連結部材が前記突起状端子に固定された後に、軸心周りに回転されることで前記螺合部・前記被螺合部により自身の位置が前記入出力端子側に移動され、当該入出力端子側に押し付けられる
ことを特徴とするノイズフィルタ。 - 機器の入出力端子に接続された突起状端子の径に対して広い内径を有し、当該突起状端子に挿入されて取り付けられる円筒状のノイズフィルタであって、
前記入出力端子に当接し、押しばねにより自身を軸心方向に伸張可能な導電性の円筒の押しばね機構と、
前記押しばね機構より前記突起状端子の先端側に位置する導電性の円筒の連結部材と、
前記押しばね機構および前記連結部材間に配置され、一端が当該押しばね機構に導通し、他端が当該連結部材に導通し、両端以外の線材部分が円筒の絶縁体の中に埋め込まれた絶縁体被覆コイルと、
前記連結部材の軸心周りに複数設けられ、当該連結部材を前記突起状端子に固定する固定機構とを備え、
前記押しばね機構は、前記連結部材が前記突起状端子に固定された後に、前記押しばねにより自身が伸張することで前記入出力端子側に押し付けられる
ことを特徴とするノイズフィルタ。 - 機器の入出力端子に接続された突起状端子の径に対して広い内径を有し、当該突起状端子に挿入されて取り付けられる円筒状のノイズフィルタであって、
前記入出力端子に当接する導電性のリングと、
押しばねにより自身を軸心方向に伸張可能な導電性の円筒の押しばね機構と、
前記リングおよび前記押しばね機構間に配置され、一端が当該リングに導通し、他端が押しばね機構に導通し、両端以外の線材部分が円筒の絶縁体の中に埋め込まれた絶縁体被覆コイルと、
前記押しばね機構より前記突起状端子の先端側に位置する導電性の円筒の連結部材と、
前記連結部材の軸心周りに複数設けられ、当該連結部材を前記突起状端子に固定する固定機構とを備え、
前記押しばね機構は、前記連結部材が前記突起状端子に固定された後に、前記押しばねにより自身が伸張することで、前記リングを前記入出力端子側に押し付ける
ことを特徴とするノイズフィルタ。 - 前記押しばね機構は、
雌ばねケースと、
前記雌ばねケースと係合した雄ばねケースと、
前記雌ばねケースおよび前記雄ばねケース間に配置され、当該雌ばねケースおよび当該雄ばねケースを軸心方向に付勢する押しばねとを備えた
ことを特徴とする請求項4または請求項5記載のノイズフィルタ。 - 前記押しばね機構は、
前記雄ばねケースおよび前記雌ばねケースを導通するジャンパー線を備えた
ことを特徴とする請求項6記載のノイズフィルタ。 - 前記固定機構は、
前記連結部材内に軸心方向に移動可能に収納され、当該軸心方向に移動することで前記突起状端子を挟持する複数の突起状端子固定具と、
前記連結部材の外周面に設けられ、ねじ締めされることで前記突起状端子固定具を前記連結部材の軸心側に押し付ける複数の固定ねじとを備えた
ことを特徴とする請求項3から請求項7のうちのいずれか1項記載のノイズフィルタ。 - 前記入出力端子と前記絶縁体被覆コイルとの間に配置され、前記突起状端子の径に対して広い内径を有して当該突起状端子に挿入される、導電性のリング状の入出力端子接続部材と、
前記機器の金属筐体と導通する機構を有する筐体接続部材と、
前記入出力端子接続部材と前記筐体接続部材とを接続する連結部材とを備え、
前記入出力端子接続部材、前記筐体接続部材、前記連結部材のうち少なくとも1つにキャパシタンス成分を有する部材を実装し、前記入出力端子と前記金属筐体とが前記キャパシタンス成分を有する部材を介して導通する
ことを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載のノイズフィルタ。 - 一端部が、前記入出力端子と前記絶縁体被覆コイルとの間に配置され、前記突起状端子の径に対して広い内径を有して当該突起状端子に挿入されるリング状であり、かつ他端部が、前記機器の金属筐体と導通する機構を有する導電性の2端子部材を備え、
前記一端部と前記他端部との間にキャパシタンス成分を有する部材を実装し、前記入出力端子と前記金属筐体とが前記キャパシタンス成分を有する部材を介して導通する
ことを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載のノイズフィルタ。
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JP5850357B1 (ja) * | 2015-07-21 | 2016-02-03 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ノイズフィルタ付き導電路 |
CN112600527A (zh) * | 2020-10-21 | 2021-04-02 | 张家港艾富精密机电技术有限公司 | 一种便于装卸的防撞抗压型滤波器 |
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