JP2014207634A - 無線センサノード装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】要求メッセージまたはその応答の消失を効率よく回復して信頼性向上を図ること。【解決手段】ひとつ以上の特定の他の無線センサノード装置を要求先とする、センシング結果を送出すべき旨の要求メッセージを無線中継し、センシング結果送出動作を監視事象とする監視対象になり得るとしてあらかじめ指定された他の無線センサノード装置に与えられている識別子を、監視対象装置識別子として記憶保持し、要求メッセージにある要求先の無線センサノード装置のうちから、監視対象装置識別子を有する無線センサノード装置を、注目ノード装置として抽出し、注目ノード装置が要求メッセージに反応してなされるセンシング結果送出動作を、注目ノード装置が発する無線信号を傍受することにより検知し、注目ノード装置でセンシング結果送出動作がなされないことに基づいて、要求メッセージを注目ノード装置に無線送出する。【選択図】図1
Description
本発明は、多数個が無線でネットワークを構成するように離間して配置され個々にセンシング動作を行う無線センサノード装置に係り、特に、信頼性向上に適する無線センサノード装置に関する。
無線センサノード装置がネットワーク化された無線センサネットワークは、インテリジェント農業、緊急時反応システム、スマート家屋など、多方面に応用が期待される。ユーザが要求メッセージをネットワークに送り込むと、ネットワークがセンシングデータを集める。ノード装置間の要求メッセージの伝達信頼性は高いと仮定できる場合もあるが(非特許文献1、2)、実際に仮に要求メッセージがノード装置で消失する場合は、センシングデータの収集に支障が生じる。無線センサネットワークは、要求メッセージの伝達効率を考慮して、ノード装置間で伝達確認を行うシステムを採用しない場合が多いからである。
このため、信頼性とともに伝達効率の向上を目的として多数の公知技術がある(非特許文献3、4、5)。例えば、要求メッセージの冗長性を抑制すれば、その要求メッセージの衝突を抑えることができるなどである。
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本発明は、多数個が無線でネットワークを構成するように離間して配置され個々にセンシング動作を行う無線センサノード装置において、要求メッセージの消失またはその応答の消失を効率よく回復して信頼性向上が可能な無線センサノード装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様である無線センサノード装置は、ひとつ以上の特定の他の無線センサノード装置を要求先とする、センシング結果を送出すべき旨の要求メッセージを無線中継する手段と、センシング結果送出動作を監視事象とする監視対象になり得るとしてあらかじめ指定された他の無線センサノード装置に与えられている識別子を、監視対象装置識別子として記憶保持する手段と、前記要求メッセージにある要求先の無線センサノード装置のうちから、前記監視対象装置識別子を有する無線センサノード装置を、注目ノード装置として抽出する手段と、前記注目ノード装置が前記要求メッセージに反応してなされるセンシング結果送出動作を、前記注目ノード装置が発する無線信号を傍受することにより検知する手段と、前記注目ノード装置で前記センシング結果送出動作がなされないことに基づいて、前記要求メッセージを前記注目ノード装置に無線送出する手段とを具備する。
この無線センサノード装置では、センシング結果送出動作を監視事象とする監視対象になり得るとしてあらかじめ指定された他の無線センサノード装置に与えられている識別子を、監視対象装置識別子として記憶保持できる。そして、要求メッセージを無線中継する際には、要求メッセージにある要求先の無線センサノード装置のうちから、監視対象装置識別子を有する無線センサノード装置を、注目ノード装置として抽出する。さらに、注目ノード装置が要求メッセージに反応してなされるセンシング結果送出動作を、注目ノード装置が発する無線信号を傍受することにより検知できる。その結果、注目ノード装置でセンシング結果送出動作がなされないことに基づき、要求メッセージを注目ノード装置に無線送出するようにする。
これによれば、要求メッセージにある要求先のうちの監視対象装置識別子を有するノード装置の動作が監視され、動作がされない場合は、そのノード装置に要求メッセージが再度送られることになる。すなわち、何らかの原因でそのノード装置の動作が不良である場合を修復する動作が行われる。したがって、要求メッセージの消失またはその応答の消失を効率よく回復して信頼性向上を図ることができる。
また、別の態様である無線センサノード装置は、無線で接続され得る複数の他の無線センサノード装置に対して、自装置を、センシング結果送出動作を監視事象とする監視対象にすることを可能とするように勧誘する勧誘メッセージを無線送出する手段と、前記勧誘メッセージの送出先である前記複数の他の無線センサノード装置から、前記勧誘メッセージの内容を受け入れ可能である旨の応答メッセージを無線受信する手段と、前記応答メッセージを寄越した前記複数の他の無線センサノード装置のうちの一部である選択的な無線センサノード装置に対して、自装置を前記監視対象にすることを可能するように要請する要請メッセージを無線送出する手段とを具備する。
この無線センサノード装置によれば、自装置を、センシング結果送出動作を監視事象とする監視対象にすることを可能とするように、他の無線センサノード装置を設定することができる。すなわち、何らかの原因で自装置の動作が不良である場合を回復するための修復動作が、他の無線センサノード装置によって行われ得る(一態様である無線センサノード装置での説明を参照)。したがって、要求メッセージの消失またはその応答の消失を効率よく回復して信頼性向上を図ることができる。
本発明によれば、多数個が無線でネットワークを構成するように離間して配置され個々にセンシング動作を行う無線センサノード装置において、要求メッセージの消失またはその応答の消失を効率よく回復して信頼性向上が可能になる。
本発明の実施態様として、前記注目ノード装置が抽出された時からランダムに選択された時間の経過後、前記注目ノード装置で前記センシング結果送出動作がなされていないことに基づいて、前記要求メッセージを前記注目ノード装置に無線送出する手段をさらに具備する、とすることができる。
このようにすれば、要求メッセージの無線送出が、注目ノード装置において衝突する確率を顕著に抑制することができる。注目ノード装置を監視しているノード装置は一般に複数あり、それらは注目ノード装置の監視について基本的に同じ機能を有しているためである。要求メッセージの無線送出は衝突しない方がより効率的な修復動作になる。ランダムに選択された時間が経過する前にセンシング結果送出動作が検出できれば(つまり別のノード装置により要求メッセージが無線送出され、修復が完了した場合は)、このノード装置から要求メッセージは再度、無線送出されないことになる。
また、実施態様として、前記監視対象装置識別子を記憶保持するための第1の手段として、無線で接続され得る他の無線センサノード装置から該無線センサノード装置を前記監視対象とし得るように勧誘するメッセージである勧誘メッセージを無線受信する手段と、前記監視対象装置識別子を記憶保持するための第2の手段として、前記勧誘メッセージの発信元である前記他の無線センサノード装置に対して、前記勧誘メッセージを受け入れ可能である旨の応答メッセージを無線送出する手段と、前記監視対象装置識別子を記憶保持するための第3の手段として、前記応答メッセージの送信先である前記他の無線センサノード装置から、前記応答メッセージを受け入れる旨のメッセージである要請メッセージを無線受信する手段と、前記監視対象装置識別子を記憶保持するための第4の手段として、前記要請メッセージの発信元である前記他の無線センサノード装置に与えられている識別子を前記監視対象装置識別子として取得することにより、該無線センサノード装置を前記監視対象になり得るとしてあらかじめ指定する手段とをさらに具備する、とすることができる。
これは、監視対象装置識別子を記憶保持するための一例としての構成である。この仕組みでは、無線で接続され得る他の無線センサノード装置からその無線センサノード装置を監視対象とし得るように勧誘するメッセージである勧誘メッセージを無線受信する。そして、勧誘メッセージの発信元に対して、勧誘メッセージを受け入れ可能である旨の応答メッセージを無線応答し、さらに、応答メッセージの送信先から、応答メッセージを受け入れる旨のメッセージである要請メッセージを無線受信する。これらのやり取りの際、要請メッセージの発信元に与えられている識別子を得てこれを監視対象装置識別子とし、これにより、この発信元の無線センサノード装置が監視対象になり得るものとしてあらかじめ指定する。この仕組みによれば、監視対象装置識別子の記憶保持の動作があらかじめ容易に完了する。
また、実施態様として、前記選択的な無線センサノード装置が、前記応答メッセージを寄越した前記複数の他の無線センサノード装置のうちから無作為に選択された無線センサノード装置である、とすることができる。
これは、応答メッセージを寄越す無線センサノード装置が一般には多数に上ることに鑑みて、自装置の監視役となるノード装置数を適当な数に限定しようとするものである。応答メッセージを寄越す無線センサノード装置は、無線で直接に(1ホップで)接続できる装置(=隣接装置)であり、ネットワークの適用例にもよるが、その数は数十以上にもなる場合がある。自装置の監視役となるノード装置は、要求メッセージの再送出により自装置の動作が不良である場合を修復する動作を行う。したがって、その衝突を抑制して効率的に動作させるため、このような構成が優る場合がある。
また、実施態様として、前記応答メッセージを無線受信するに際して、前記応答メッセージを寄越した前記複数の他の無線センサノード装置のそれぞれから、該無線センサノード装置における前記勧誘メッセージの無線信号強度を示す情報を無線受信する手段をさらに具備し、前記選択的な無線センサノード装置が、前記応答メッセージを寄越した前記複数の他の無線センサノード装置のうちから、前記無線信号強度が強いものから優先的に選択された無線センサノード装置である、とすることができる。
この態様も、応答メッセージを寄越す無線センサノード装置が一般には多数に上ることに鑑みて、自装置の監視役となるノード装置数を適当な数に限定しようとするものである。ここでは、選択基準として、勧誘メッセージを強い無線信号強度で受けたノード装置から優先的に選択する。このように選択すれば、このノード装置が要求メッセージの再送出を無線受信できる信頼性が向上し、より確実性の高い、要求メッセージまたはその応答の消失回復が期待できる。
また、実施態様として、前記応答メッセージを無線受信するに際して、前記応答メッセージを寄越した前記複数の他の無線センサノード装置のそれぞれから、該無線センサノード装置のセンシング対象の属性を示す情報を無線受信する手段をさらに具備し、前記選択的な無線センサノード装置が、前記応答メッセージを寄越した前記複数の他の無線センサノード装置のうちから、前記属性が自装置がもつセンシング対象の属性と近いものから優先的に選択された無線センサノード装置である、とすることができる。
この態様も、応答メッセージを寄越す無線センサノード装置が一般には多数に上ることに鑑みて、自装置の監視役となるノード装置数を適当な数に限定しようとするものである。ここでは、選択基準として、センシング対象の属性が自装置がもつセンシング対象の属性と近いノード装置から優先的に選択する。このように選択すれば、センシング対象の大きく異なるノード装置は、修復動作に関与することがほぼなくなるので、その資源を本来のセンシング動作に集中させることができる。これによりネットワーク全体として効率的な動作になることが期待できる。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態である無線センサノード装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この無線センサノード装置1は、送受部11、センシング機能部12、監視対象装置識別子記憶保持部13、注目ノード装置抽出部14、センシング結果送出動作検知部15、遅延部16、監視対象装置識別子取得指定部17をその内部に有している。
送受部11は、無線信号の送受を行う機能部であり、より具体的に、要求メッセージ受信部11a、センシング結果送出部11b、無線中継部11c、再要求メッセージ送出部11dをその内部に備えている。図1は、機能ブロック図を示しているが、以下でこの無線センサノード装置1自体の動作、または図1中の構成のそれぞれについて動作を説明する場合に、適宜図2から図9を参照する。
図1中に示した機能ブロックのうち、送受部11(ただし再要求メッセージ送出部11dを除く)およびセンシング機能部12は、元来の無線センサノード装置としての機能を果たすための機能ブロックである。まず、この点を以下説明する。
この無線センサノード装置1は、図2に示すように、2次元または3次元の空間内に離間して複数配置されネットワーク化されて使用される。図2において、符号1、1A〜1C、1a〜1uはそれぞれ、同じ内部構成を有するノード装置である。ただし以下では、図2中における符号1が図1に示したノード装置1であるとして説明を行う。ここで、ユーザがシンクノード装置100から要求メッセージをネットワークに送り込むと、ネットワークがセンシングデータを集める。より具体的に、要求メッセージは、例えば図4に示すように、少なくとも、「要求先の無線センサノード装置の識別子」および「そのセンシング対象の属性(例えば温度、湿度、照度など)」の情報を備えている。
シンクノード装置100が要求メッセージを発すると、各ノード装置は、1ホップずつリレー(中継)して他の各ノード装置に要求メッセージを伝える。1ホップとは、直接に無線で接続可能な距離にあるノード装置どうし(隣接のノード装置間)の接続を意味する。すなわち、このような1ホップを多数回縦続できるネットワークであるため、シンクノード装置100はどのノード装置にも要求メッセージを送ることができる。図2中のノード装置1が仮に図4に示す要求メッセージを受け取った場合、自装置が要求先になっていないことが、「要求先の無線センサノード装置の識別子」から分かる。
この場合、ノード装置1は、無線中継部11cを機能させ、受け取った要求メッセージを自装置から改めて無線発信する(つまり中継する)。ノード装置1が受け取った要求メッセージが仮に自身に宛てられている場合は、その要求メッセージに従ってセンシング結果の無線送出を行う。すなわち、要求メッセージを要求メッセージ受信部11aで受けて、センシング機能部12によるセンシング結果をセンシング結果送出部11bにより無線送出する。なお、センシング結果送出を要する場合、要求メッセージが他のノード装置にも宛てられている場合を考慮して中継動作を行う(無線中継部11cによる)ことも考えられる。
図4に示すような要求メッセージがシンクノード装置100から発せられた場合、その要求メッセージがノード装置1A、1B、1Cのそれぞれに到達することより、それらのノード装置1A、1B、1Cは、センシング結果の送出動作を無線で行う。センシング結果は、各ノード装置により、1ホップずつリレー(中継)して最終的にシンクノード装置100に集められる(図3を参照)。各ノード装置でのこのリレー動作も、無線中継部11cが担う。
このような無線センサノード装置1等がネットワーク化された無線センサネットワークは、一般に、インテリジェント農業、緊急時反応システム、スマート家屋など、多方面に応用が期待されている。上記のようにユーザが要求メッセージをネットワークに送り込むと、ネットワークがセンシングデータを集める。ここで、仮に要求メッセージが要求先のノード装置(ここではノード装置1A、1B、1C)で消失した場合は、センシングデータの収集に支障が生じる。このような消失は、一般に、ノード装置間で伝達確認(アクナレジメント)を行うシステムを採用していないためである。なお、要求メッセージに対する応答であるセンシングデータが要求先で消失した場合も同様にデータ収集に支障が出る。
要求メッセージの伝達効率という点では、要求メッセージの無線中継のルートが結果としてあまり多岐に渡らず、各ノード装置においてほどよく要求メッセージの衝突を抑えるように中継動作を行うことも重要である。この点は、センシング結果の無線中継についても同じである。例えば、ある無線ノード装置において、一度中継した情報は、再び同じ情報を受信してもその際には中継しないなどの仕組みの採用である。伝達効率の向上を図る点については、公知の技術を用いることができるので、ここでは詳細を省略する。
図1(図2中)に示したノード装置1は、要求メッセージが要求先のノード装置(この場合、例えばノード装置1C)で消失した場合またはその応答がそのノード装置で消失した場合に備えて、これを回復させる機能を有している。ここでノード装置1Cが回復の対象となっているのは、図2に示すように、ノード装置1とノード装置1Cとが互いに1ホップの関係(つまり隣接のノード装置)にあり、かつ、あらかじめノード装置1Cが自装置を監視対象とするようにノード装置1に要請している(この点は後述する)ためである。
このような、ノード装置がその監視役となるノード装置を有している点は、ネットワーク内のすべてのノード装置について同様である。ひとつのノード装置には一般に複数の監視役となるノード装置が存在している。例えば、図2においては、ノード装置1Cの監視役となるノード装置は、ノード装置1p、1l、1(それぞれ*で示してある)の3つであるとして考える。
以上を踏まえ、以下では、要求メッセージまたはその応答の消失の回復機能について説明する。この回復機能は、図1中に示した機能ブロックのうち、送受部11(ただし再要求メッセージ送出部11dを除く)およびセンシング機能部12を除く機能ブロックによって実現されている。
監視対象装置識別子記憶保持部13は、センシング結果送出動作を監視事象とする監視対象になり得るとしてあらかじめ指定された他の無線センサノード装置に与えられている識別子を、監視対象装置識別子として記憶保持している(図5を参照)。この場合、例えば、図5中のID2は、ノード装置1Cの識別子である。記憶保持された情報は、注目ノード装置抽出部14により必要に応じて参照される。
注目ノード装置抽出部14は、送受部11から渡された要求メッセージにある要求先の無線センサノード装置のうちから、監視対象装置識別子を有する無線センサノード装置を、注目ノード装置として抽出する。この例では、要求メッセージが図4に示すものであり、監視対象装置識別子が図5に示すものであることから、注目ノード装置は識別子ID2を有するノード装置ということになる(図6を参照)。注目ノード装置の識別子および要求メッセージはセンシング結果送出動作検知部15に渡される。また、抽出がされると、抽出が完了した旨の信号である抽出完了信号が注目ノード装置抽出部14から遅延部16に送られる。
センシング結果送出動作検知部15は、注目ノード装置抽出部14から渡された注目ノード装置の識別子および要求メッセージを参照し、注目ノード装置が要求メッセージに反応してなされるセンシング結果送出動作を、注目ノード装置が発する無線信号を傍受することにより検知する。このような傍受が可能なのは、このノード装置1と注目ノード装置(この場合はノード装置1C)とが1ホップの関係のためである。なお、センシング結果送出動作検知部15において、注目ノード装置抽出部14から渡される、注目ノード装置の識別子および要求メッセージの到着時点と、注目ノード装置が発する無線信号の到着時点とは、一般には、前後する場合があり得る。
ノード装置1Cが正常に動作していれば、センシング結果の送出動作により、ノード装置1(そのセンシング結果送出動作検知部15)は、図7に示すようなセンシング結果を傍受することができる。一方、ノード装置1Cが正常に動作していなければ(すなわち、ノード装置1Cにおいて要求メッセージの消失またはその応答の消失が発生した場合)、このようなセンシング結果送出動作は検知されない。検知がされない間はその旨がセンシング結果送出動作検知部15から遅延部16に伝えられ、検知がされるとその旨がセンシング結果送出動作検知部15から遅延部16に伝えられる。
遅延部16は、注目ノード装置抽出部14から送られた抽出完了信号をトリガとして送られた時点からある時間遅延して、再要求メッセージ送出部11dに対して指令を出力する。この指令出力は、センシング結果送出動作検知部15からの、センシング結果送出動作が検知されていない旨の情報が持続している場合を条件とする。センシング結果送出動作が検知された旨の情報に切り替わっている場合は、この指令は出力されない。すなわち、抽出完了信号が指令準備のトリガであり、センシング結果送出動作が検知された旨の情報は指令準備の破棄を意味する。
再要求メッセージ送出部11dは、遅延部16から送られた指令である再要求送出指令に基づいて、その対応する要求メッセージを無線送信する(図8を参照)。説明が前後するが、このように遅延部16を設けている理由は、再要求メッセージを送出することによる効率を考慮しているためである。遅延時間については、あらかじめ定められた時間範囲(例えばゼロから一定の時間経過後まで)からその都度ランダムに選択された時間として設定することができる。
このようにすれば、再要求メッセージの無線送出が、注目ノード装置(この場合ノード装置1C)において衝突する確率を顕著に抑制することができる。注目ノード装置を監視しているノード装置は複数あり(この場合ノード装置1p、1l、1)、それらは注目ノード装置の監視について基本的に同じ機能を有しているためである。再要求メッセージの無線送出は衝突しない方がより効率的な修復動作になる。ランダムに選択された時間が経過する前にセンシング結果送出動作が検出できれば(つまり別のノード装置により再要求メッセージが無線送出され、修復が完了した場合は)、このノード装置から再要求メッセージが無線送出されないようになっている。
監視対象装置識別子取得指定部17は、監視対象装置識別子記憶保持部13に記憶保持させるための識別子を取得し指定するものである。その指定の結果は、記憶保持部13に渡され、記憶保持部13で記憶保持される。この取得指定部17の具体例については、後述する(図10)。
以上説明のように、この無線センサノード装置1では、センシング結果送出動作を監視事象とする監視対象になり得るとしてあらかじめ指定された他の無線センサノード装置に与えられている識別子を、監視対象装置識別子として記憶保持できる。そして、要求メッセージを無線中継する際には、要求メッセージにある要求先の無線センサノード装置のうちから、監視対象装置識別子を有する無線センサノード装置を、注目ノード装置として抽出する。さらに、注目ノード装置が要求メッセージに反応してなされるセンシング結果送出動作を、注目ノード装置が発する無線信号を傍受することにより検知できる。その結果、注目ノード装置でセンシング結果送出動作がなされないことに基づき、再要求メッセージを注目ノード装置に無線送出するようにする。
これによれば、要求メッセージにある要求先のうちの監視対象装置識別子を有するノード装置の動作が監視され、動作がされない場合は、そのノード装置に要求メッセージが再度送られることになる。すなわち、何らかの原因でそのノード装置の動作が不良である場合を修復する動作が行われる。したがって、要求メッセージの消失またはその応答の消失を効率よく回復して信頼性向上を図ることができる。
以上の説明を補足するに、図9は、図1に示した無線センサノード装置1についてその内部状態の変化を説明する状態遷移図である。すでに説明した点からこの図の理解は容易と考えられるが、別視点の意味から図9を説明する。
ノード装置1は、通常は「通常モード」にある。この状態は、注目ノード装置抽出部14において注目ノード装置が抽出されない間、維持される。注目ノード装置抽出部14において注目ノード装置が抽出されると、「通常モード」から「注視モード」に状態遷移する。この遷移は、注目ノード装置抽出部14から抽出完了信号が遅延部16に送られた時点以降に相当する。
「注視モード」において、注目ノード装置が反応した(反応している)場合は、「注視モード」から「通常モード」に状態が戻る。なお、「反応」とは、センシング結果送出動作のことであり、ここでは単純な言葉で表現している。注目ノード装置が反応している場合は、「通常モード」から「注視モード」に状態遷移しても、一瞬で「通常モード」に戻る場合もあり得る。「通常モード」への戻りは、遅延部16における指令準備の破棄に相当している。
「注視モード」において、注目ノード装置が反応しない(反応していない)場合は、「注視モード」から「修復モード」に状態遷移する。これは、遅延部16から再要求メッセージ送出部11dに再要求送出指令が送られた以降に相当する。「修復モード」においては、すでに説明したように、再要求メッセージが送出される。
「修復モード」は、注目ノード装置の反応が検知できるまで維持される。ただし、「修復モード」では、注目ノード装置が反応しないことに応じて、必ずしも再要求メッセージを繰り返し送出する仕様には限定はしない。この点については、要求メッセージまたはその応答の消失の回復という観点から、効果的であれば繰り返すようにしてもよい。
「修復モード」において注目ノード装置の反応が検知できた場合、または、「修復モード」にある滞留時間が時間切れの場合は、「修復モード」から「通常モード」に状態遷移する。再要求メッセージを繰り返し送出する仕様が採用されている場合で、注目ノード装置の反応が検知できたときには、その検知の旨を、センシング結果送出動作検知部15から遅延部16をスルーして再要求メッセージ送出部11dに伝えることができる。「修復モード」から「通常モード」への状態遷移の条件として、時間切れの場合を十分条件として加えているのは、各監視役のノード装置による回復動作によっても、そのノード装置が重篤に故障しているなど修復されない場合もあり得るためである。
次に、図10を参照して、図1中に示した監視対象装置識別子取得指定部17についてその構成例を説明する。図10に示すように、この取得指定部17は、勧誘メッセージ受信部171、応答メッセージ送出部172、要請メッセージ受信部173、監視対象装置指定部174、確認メッセージ送出部175をその内部に備えている。
勧誘メッセージ受信部171は、無線で接続され得る(つまり1ホップの関係にある)他の無線センサノード装置から、その無線センサノード装置を監視対象とし得るように勧誘するメッセージである勧誘メッセージmAを無線受信する。受信された勧誘メッセージmAは、応答メッセージ送出部172に伝えられる。応答メッセージ送出部172は、勧誘メッセージmAの発信元である他の無線センサノード装置に対して、勧誘メッセージmAを受け入れ可能である旨の応答メッセージmBを無線送出する。応答メッセージmBを無線送出した旨は応答メッセージ送出部172から要請メッセージ受信部173に伝えられる。
要請メッセージ受信部173は、応答メッセージmBの送信先である他の無線センサノード装置から、応答メッセージmBを受け入れる旨のメッセージである要請メッセージmCを無線受信する。このとき同時に、要請メッセージmCの発信元であるノード装置の装置識別子を取得する。ただし、この装置識別子の取得は、実質的には、勧誘メッセージmAを無線受信した時点で行っておくことも可能である。そして、取得された識別子は、要請メッセージ受信部173から監視対象装置指定部174に伝えられ、この指定部174において、その識別子を有する無線センサノード装置が、監視対象になり得るとしてあらかじめ指定される。その指定の結果は、指定部174から監視対象装置識別子記憶保持部13(図1で既説明)に渡され、この記憶保持部13で記憶保持される。
なお、監視対象装置指定部174による指定の旨は、確認メッセージ送出部175に伝えられる。これにより、確認メッセージ送出部175は、要請メッセージmCの発信元であるノード装置に対して確認メッセージmDを送出する。この確認メッセージmDは、要請メッセージmCの単なる伝達確認なので省略することもできる。省略する場合は、送出部175は不要である。
以上説明のように、この取得指定部17によれば、無線で接続され得る他の無線センサノード装置からその無線センサノード装置を監視対象とし得るように勧誘するメッセージである勧誘メッセージmAを無線受信する。そして、勧誘メッセージmAの発信元に対して、勧誘メッセージmAを受け入れ可能である旨の応答メッセージmBを無線応答し、さらに、応答メッセージmBの送信先から、応答メッセージmBを受け入れる旨のメッセージである要請メッセージmCを無線受信する。
これらのやり取りの際、要請メッセージmCの発信元に与えられている識別子を得てこれを監視対象装置識別子とし、これにより、その発信元の無線センサノード装置が監視対象になり得るものとしてあらかじめ指定する。この仕組みによれば、監視対象装置識別子の記憶保持の動作があらかじめ容易に完了する。
次に、図11は、図1に示した無線センサノード装置1に設けられ得る監視役装置選定機能を実現するための構成を例示する機能ブロック図である。換言すると、図11は、図10に示した取得指定部17に対応する構成として各ノード装置に設けられる機能ブロックを示している。図1を参照する説明においては、そのノード装置が監視役となる場合を主に説明したが、各ノード装置は、当然ながら、逆に、自装置を監視対象とし得るように勧誘し要請する機能を持ち得る。そのためには図11に示すような構成が必要になる。
図11に示すように、この構成は、勧誘メッセージ送出部51、応答メッセージ受信部52、監視役装置選定部53、要請メッセージ送出部54、確認メッセージ受信部55を有している。図11中に示した各メッセージmA、mB、mC、mDについては、図10中に示したものに対応している。
勧誘メッセージ送出部51は、無線で接続され得る(つまり1ホップの関係にある)複数の他の無線センサノード装置に対して、自装置を、センシング結果送出動作を監視事象とする監視対象にすることを可能とするように勧誘する勧誘メッセージmAを無線送出する。この無線送出の旨は、送出部51から応答メッセージ受信部52に伝えられる。
応答メッセージ受信部52は、勧誘メッセージmAの送出先である複数の他の無線センサノード装置から、勧誘メッセージmAの内容を受け入れ可能である旨の応答メッセージmBを無線受信する。応答メッセージmBには、発信元のノード装置に関する情報(識別子、センシング対象の属性などのほか、場合により勧誘メッセージmAを受けた無線信号強度を示す情報)も含まれているので、その情報は、応答メッセージ受信部52から監視役装置選定部53に伝えられる。
監視役装置選定部53は、応答メッセージmBを寄越した複数の他の無線センサノード装置のうちから、自装置を監視対象にすることを可能するように要請するノード装置を選定する。この選定の具体例や基準については後述する。選定された結果は、監視役装置先生部53から要請メッセージ送出部54に伝えられる。
監視役となるノード装置の選定は、応答メッセージmBを寄越す無線センサノード装置が一般には多数に上ることに鑑みて、その装置数を適当な数に限定するものである。応答メッセージmBを寄越す無線センサノード装置は、無線で直接に(1ホップで)接続できる装置(=隣接装置)であり、ネットワークの適用例にもよるが、その数は数十以上にもなる場合がある。自装置の監視役となるノード装置は、要求メッセージの再送出により自装置の動作が不良である場合を修復する動作を行う。したがって、その衝突を抑制して効率的に動作させるため、このような構成が優る場合がある。
要請メッセージ送出部54は、選定された無線センサノード装置に対して、自装置を前記監視対象にすることを可能するように要請する要請メッセージmCを無線送出する。要請メッセージを送出した旨は、要請メッセージ送出部54から確認メッセージ受信部55に伝えられる。そして、要請メッセージmCの送出先からは、要請メッセージmCを受け入れる旨の確認メッセージmDが送られてくるので、これを無線受信する。この確認メッセージmDは、要請メッセージmCの単なる伝達確認なので省略される場合もあり得る。省略される場合は、受信部55は不要である。また、要請メッセージmCは、選定された無線センサノード装置に送られるところ、選定されなかったノード装置には、逆に不採用になった旨のメッセージを送るようにしてもよい。
図11に示すような構成によれば、自装置を、センシング結果送出動作を監視事象とする監視対象にすることを可能とするように、他の無線センサノード装置を設定することができる。したがって、何らかの原因で自装置の動作が不良である場合を回復するための修復動作が、他の無線センサノード装置によって行われ得る。これにより、要求メッセージの消失またはその応答の消失を効率よく回復して信頼性向上を図ることができる。
監視役装置選定部53が行うノード装置の選定について、以下補足する。ひとつの選定方法としては、応答メッセージmBを寄越した複数の他の無線センサノード装置のうちから無作為に選択する方法が挙げられる。このようにするだけでも、要求メッセージの再送出の衝突を抑制する効果は顕著であり、効率のよい信頼性向上を図ることができる。
また、別の選定例として、応答メッセージmBを無線受信するに際して、応答メッセージmBを寄越した複数の他の無線センサノード装置のそれぞれから、これらの無線センサノード装置における勧誘メッセージmAの無線信号強度を示す情報を無線受信するようにし、選定は、応答メッセージmBを寄越した複数の他の無線センサノード装置のうちから、無線信号強度が強いものから優先的に行うようにする。
すなわち、選択基準として、勧誘メッセージmAを強い無線信号強度で受けたノード装置から優先的に選択するという観点を採用する。このように選択すれば、このノード装置が要求メッセージの再送出を無線受信できる信頼性が向上し、より確実性の高い、要求メッセージまたはその応答の消失回復が期待できる。
また、さらに別の選定例として、応答メッセージmBを無線受信するに際して、応答メッセージmBを寄越した複数の他の無線センサノード装置のそれぞれから、これらの無線センサノード装置のセンシング対象の属性を示す情報を無線受信し、選定は、応答メッセージmBを寄越した複数の他の無線センサノード装置のうちから、属性が自装置がもつセンシング対象の属性と近いものから優先的に行うようにする。
すなわち、選択基準として、センシング対象の属性が自装置がもつセンシング対象の属性と近いノード装置から優先的に選択するという観点を採用する。このように選択すれば、センシング対象の大きく異なるノード装置は、修復動作に関与することがほぼなくなるので、その資源を本来のセンシング動作に集中させることができる。これによりネットワーク全体として効率的な動作になることが期待できる。
なお、以上の説明にかかわらず、当然ながら、各ノード装置はそのすべての隣接のノード装置をそれぞれ監視役装置とすることも可能である。その場合には、図10、図11に示したような構成は不要、または相当に簡略化することができる。
次に、図12は、図10および図11に示した機能ブロックによる動作を時系列に示す説明図である。図12では、図2中に示したノード装置1と、ノード装置1C(1m、1t、1q)との関係として図示している。各メッセージmA、mB、mC、mDについては、図10、図11中に示したものと同一である。図12の理解は、図10、図11での説明された点から容易である。
1,1A,1B,1C,1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k,1l,1m,1n,1o,1p,1q,1r,1s,1t,1u…無線センサノード装置、11…送受部、11a…要求メッセージ受信部、11b…センシング結果送出部、11c…無線中継部、11d…再要求メッセージ送出部、12…センシング機能部、13…監視対象装置識別子記憶保持部、14…注目ノード装置抽出部、15…センシング結果送出動作検知部、16…遅延部、17…監視対象装置識別子取得指定部、51…勧誘メッセージ送出部、52…応答メッセージ受信部、53…監視役装置選定部、54…要請メッセージ送出部、55…確認メッセージ受信部、100…シンクノード装置、171…勧誘メッセージ受信部、172…応答メッセージ送出部、173…要請メッセージ受信部、174…監視対象装置指定部、175…確認メッセージ送出部。
Claims (7)
- ひとつ以上の特定の他の無線センサノード装置を要求先とする、センシング結果を送出すべき旨の要求メッセージを無線中継する手段と、
センシング結果送出動作を監視事象とする監視対象になり得るとしてあらかじめ指定された他の無線センサノード装置に与えられている識別子を、監視対象装置識別子として記憶保持する手段と、
前記要求メッセージにある要求先の無線センサノード装置のうちから、前記監視対象装置識別子を有する無線センサノード装置を、注目ノード装置として抽出する手段と、
前記注目ノード装置が前記要求メッセージに反応してなされるセンシング結果送出動作を、前記注目ノード装置が発する無線信号を傍受することにより検知する手段と、
前記注目ノード装置で前記センシング結果送出動作がなされないことに基づいて、前記要求メッセージを前記注目ノード装置に無線送出する手段と
を具備する無線センサノード装置。 - 前記注目ノード装置が抽出された時からランダムに選択された時間の経過後、前記注目ノード装置で前記センシング結果送出動作がなされていないことに基づいて、前記要求メッセージを前記注目ノード装置に無線送出する手段をさらに具備する請求項1記載の無線センサノード装置。
- 前記監視対象装置識別子を記憶保持するための第1の手段として、無線で接続され得る他の無線センサノード装置から該無線センサノード装置を前記監視対象とし得るように勧誘するメッセージである勧誘メッセージを無線受信する手段と、
前記監視対象装置識別子を記憶保持するための第2の手段として、前記勧誘メッセージの発信元である前記他の無線センサノード装置に対して、前記勧誘メッセージを受け入れ可能である旨の応答メッセージを無線送出する手段と、
前記監視対象装置識別子を記憶保持するための第3の手段として、前記応答メッセージの送信先である前記他の無線センサノード装置から、前記応答メッセージを受け入れる旨のメッセージである要請メッセージを無線受信する手段と、
前記監視対象装置識別子を記憶保持するための第4の手段として、前記要請メッセージの発信元である前記他の無線センサノード装置に与えられている識別子を前記監視対象装置識別子として取得することにより、該無線センサノード装置を前記監視対象になり得るとしてあらかじめ指定する手段と
をさらに具備する請求項1記載の無線センサノード装置。 - 無線で接続され得る複数の他の無線センサノード装置に対して、自装置を、センシング結果送出動作を監視事象とする監視対象にすることを可能とするように勧誘する勧誘メッセージを無線送出する手段と、
前記勧誘メッセージの送出先である前記複数の他の無線センサノード装置から、前記勧誘メッセージの内容を受け入れ可能である旨の応答メッセージを無線受信する手段と、
前記応答メッセージを寄越した前記複数の他の無線センサノード装置のうちの一部である選択的な無線センサノード装置に対して、自装置を前記監視対象にすることを可能するように要請する要請メッセージを無線送出する手段と
を具備する無線センサノード装置。 - 前記選択的な無線センサノード装置が、前記応答メッセージを寄越した前記複数の他の無線センサノード装置のうちから無作為に選択された無線センサノード装置である請求項4記載の無線センサノード装置。
- 前記応答メッセージを無線受信するに際して、前記応答メッセージを寄越した前記複数の他の無線センサノード装置のそれぞれから、該無線センサノード装置における前記勧誘メッセージの無線信号強度を示す情報を無線受信する手段をさらに具備し、
前記選択的な無線センサノード装置が、前記応答メッセージを寄越した前記複数の他の無線センサノード装置のうちから、前記無線信号強度が強いものから優先的に選択された無線センサノード装置である
請求項4記載の無線センサノード装置。 - 前記応答メッセージを無線受信するに際して、前記応答メッセージを寄越した前記複数の他の無線センサノード装置のそれぞれから、該無線センサノード装置のセンシング対象の属性を示す情報を無線受信する手段をさらに具備し、
前記選択的な無線センサノード装置が、前記応答メッセージを寄越した前記複数の他の無線センサノード装置のうちから、前記属性が自装置がもつセンシング対象の属性と近いものから優先的に選択された無線センサノード装置である
請求項4記載の無線センサノード装置。
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-
2013
- 2013-04-16 JP JP2013085503A patent/JP2014207634A/ja active Pending
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JPWO2018092372A1 (ja) * | 2016-11-21 | 2019-10-10 | ソニー株式会社 | 通信端末、通信方法、プログラムおよび無線システム |
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