JP2014207609A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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【課題】高解像度画像から符号化劣化の少ない低解像度画像を切り出す。【解決手段】画像処理装置1は、切出領域探索範囲内のエッジ強度を求めるエッジ検出部12と、暫定切出領域を符号化する際の符号化ブロックの境界位置を決定し、切出領域探索範囲内において暫定切出領域と同じ大きさで同じ符号化ブロックの境界位置を有する仮切出領域を移動させ、仮切出領域の符号化ブロックの境界位置、及びエッジ強度に基づき、最適切出領域を求める最適切出領域探索部13と、高解像度画像から最適切出領域を切り出し、低解像度画像として出力する低解像度画像出力部14と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、高解像度画像から、高解像度画像よりも解像度の低い低解像度画像切り出して出力する画像処理装置及びプログラムに関するものである。
従来、高解像度画像(画素数の多い画像や映像)から、一部の画像を切り出して低解像度画像(高解像度画像よりも画素数の少ない画像や映像)として出力する様々な画像処理装置が提案されている。
例えば、撮影された高解像度画像の合焦位置を中心として低解像度画像を切り出す装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、高解像度画像を撮影し、その映像から撮影者により切り出された低解像度画面を符号化して伝送を行う装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。また、スーパーハイビジョンの画面の一部を切り出した後、縮小又は拡大してハイビジョン画質に変換する装置が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
特許第5003803号公報 特開2004−336805号公報
"高機能「小型SHVダウンコンバータ」を初めて開発!〜SHV"ワンリソース・マルチユース"の番組制作が飛躍的に向上〜"、[online]、平成21年4月17日、NHK、[平成25年3月28日検索]、インターネット<URL:http://www.nhk.or.jp/pr/marukaji/pdf_ver/231.pdf>
しかしながら、従来の画像処理装置は、符号化を考慮して符号化に適した位置で低解像度画像を切り出すことは行っていなかった。そのため、切り出した低解像度画像の符号化による劣化を低減させる余地があった。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、高解像度画像から符号化劣化の少ない低解像度画像を切り出すことが可能な画像処理装置及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理装置は、高解像度画像から、高解像度画像よりも解像度の低い低解像度画像を切り出す画像処理装置であって、暫定切出領域、及び該暫定切出領域を含む切出領域探索範囲があらかじめ設定されており、前記切出領域探索範囲内のエッジ強度を求めるエッジ検出部と、前記暫定切出領域を符号化する際の符号化ブロックの境界位置を決定し、前記切出領域探索範囲内において前記暫定切出領域と同じ大きさで同じ符号化ブロックの境界位置を有する仮切出領域を移動させ、該仮切出領域の符号化ブロックの境界位置、及び前記エッジ強度に基づき、最適切出領域を求める最適切出領域探索部と、前記高解像度画像から前記最適切出領域を切り出し、低解像度画像として出力する低解像度画像出力部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置において、前記最適切出領域探索部は、前記仮切出領域の前記符号化ブロックの境界位置のエッジ強度を加算した積算エッジ強度を算出し、該積算エッジ強度が最も大きくなる領域を前記最適切出領域とすることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置において、前記最適切出領域探索部は、前記仮切出領域の前記符号化ブロックの境界位置以外の位置のエッジ強度を加算した積算非エッジ強度を算出し、該積算非エッジ強度が最小となる領域を前記最適切出領域とすることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置において、前記最適切出領域探索部は、前記仮切出領域の前記符号化ブロックの境界位置のエッジ強度を加算した積算エッジ強度、及び前記仮切出領域の前記符号化ブロックの境界位置以外の位置のエッジ強度を加算した積算非エッジ強度の線形和である積算エッジ・非エッジ強度を算出し、該積算エッジ・非エッジ強度が最大となる領域を前記最適切出領域とすることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置において、前記最適切出領域探索部は、前記積算エッジ・非エッジ強度を、積算エッジ強度−k×積算非エッジ強度により算出し、前記kは、積算エッジ強度の計算に用いた画素数÷積算非エッジ強度の計算に用いた画素数であることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置において、前記最適切出領域探索部は、前記積算エッジ強度を算出する際に、前記符号化ブロックごとに、該符号化ブロックのサイズに応じた重みを加算又は乗算することを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置において、前記高解像度画像又はその一部をユーザに提示して、ユーザにより指定された暫定切出領域の情報を取得するとともに、前記最適切出領域探索部から前記最適切出領域の情報を取得し、該最適切出領域をユーザに提示し、最終的な切出領域として前記暫定切出領域又は前記最適切出領域のいずれかをユーザに指定させる切出領域設定インターフェース部を更に備え、前記低解像度画像出力部は、前記高解像度画像から前記最終的な切出領域を切り出し、低解像度画像として出力することを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置において、前記切出領域設定インターフェース部は、ユーザが最終的な切出領域を指定するために前記暫定切出領域を移動させる場合、前記最適切出領域の位置で吸着感を与えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを上記画像処理装置として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、切り出す低解像度画像の符号化ブロックの境界の位置を画像のエッジ位置に合致するように調整することにより、符号化劣化の少ない低解像度画像を出力することができる。特に、視覚的に目立つエッジ部分の符号化劣化(モスキートノイズ)を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理装置により使用される各領域を示す図である。 本発明に係る画像処理装置を動画に適用する場合について説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理装置により使用される符号化ブロックの境界位置を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。図1に示す例では、画像処理装置1は、高解像度画像入力部11と、エッジ検出部12と、最適切出領域探索部13と、低解像度画像出力部14とを備える。
画像処理装置1は、高解像度画像中のエッジ位置を検出し、このエッジ位置が低解像度画像の符号化ブロック境界と合致する割合が高くなるように低解像度画像の切り出し位置を制御する。
高解像度画像入力部11は、外部から入力される高解像度画像をエッジ検出部12及び低解像度画像出力部14に出力する。
最適切出領域探索部13には、暫定切出領域を示す情報が入力される。ここで、暫定切出領域とは、画像処理装置1を使用するユーザにより設定される、低解像度画像の暫定的な切出領域である。
また、エッジ検出部12及び最適切出領域探索部13には、切出領域探索範囲を示す情報が入力される。ここで、切出領域探索範囲とは、暫定切出領域を包含する範囲であり、符号化を考慮した最適な切出領域の探索が行われる範囲である。切出領域探索範囲はユーザがあらかじめ設定してもよいし、暫定切出領域から画像処理装置1が自動的に設定するようにしてもよい。
図2は、画像処理装置1により使用される各領域を示す図である。ユーザにより、画像処理装置1に入力される高解像度画像20内に、暫定切出領域21が設定される。切出領域探索範囲22は、画像のエッジ検出を行うために、暫定切出領域21を上下左右に拡大幅23,24だけ拡大した領域として設定される。仮切出領域26は、暫定切出領域21と同じ大きさで同じ符号化ブロックの境界位置を有する領域である。後述するように、最適切出領域探索部13により、切出領域探索範囲22内で仮切出領域26を移動させ、暫定切出領域21と同じ大きさの最適切出領域25が決定される。
切出領域探索範囲22を広く設定すると、より符号化画質が向上した切出領域を得られるが、ユーザが最初に設定した暫定切出領域の構図からの変化が大きくなる。一方、切出領域探索範囲22を狭く設定すると、ユーザの意図した構図により近い低解像度画像を得られるが、符号化及び復号後の画質は最適なものとならない可能性が高くなる。ユーザの意図に近く、かつ符号化劣化の少ない最適な低解像度画像を得るためには、拡大幅23,24を、符号化ブロックサイズの大きさの半分とするのが好適である。例えば、符号化ブロックサイズの大きさが16×16画素である場合、拡大幅23,24をそれぞれ8画素とする。
エッジ検出部12は、高解像度画像20の切出領域探索範囲22内において画素毎のエッジ強度を求め、最適切出領域探索部13に出力する。エッジ検出には、Sobelフィルタや、Cannyフィルタなど、画素毎のエッジ強度が求まる方法であれば何を用いてもよい。エッジ強度は2値(エッジの有無)でも、多値(値が大きいほど又は小さいほど強いエッジであることを表す値)でもよい。本明細書では説明のために、値が大きいほど強いエッジであることを示す多値エッジ強度を用いるものとする。このような多値エッジ強度はSobelフィルタなどによって求めることができる。なお、エッジ検出は高解像度画像のすべての画素について行う必要はない。
最適切出領域探索部13は、暫定切出領域21を符号化する際の符号化ブロックの境界位置を決定する。符号化ブロックの境界位置は、符号化方式に応じて決定される。そして、切出領域探索範囲22内において、暫定切出領域21と同じ大きさで同じ符号化ブロックの境界位置を有する仮切出領域26を上下左右に移動して、仮切出領域26の符号化ブロックの境界位置、及びエッジ検出部12により求められたエッジ強度に基づき、符号化劣化が少ないと予測される最適切出領域25を決定し、最適切出領域25の情報を低解像度画像出力部14に出力する。最適切出領域25の具体的な決定方法として、以下に3種類の方法を説明する。
第1の最適切出領域探索方法では、切出領域探索範囲22内で仮切出領域26を順次ずらしていき、仮切出領域26の符号化ブロックの境界位置のエッジ強度を加算した積算エッジ強度を算出する。そして、積算エッジ強度が最大となる仮切出領域26を最適切出領域25とする。
第2の最適切出領域探索方法では、切出領域探索範囲22内で仮切り出し領域26を順次ずらしていき、仮切出領域26の符号化ブロックの境界位置以外の位置のエッジ強度を加算した積算非エッジ強度を算出する。そして、積算非エッジ強度が最小となる仮切出領域26を最適切出領域25とする。
第3の最適切出領域探索方法では、切出領域探索範囲22内で仮切り出し領域26を順次ずらしていき、仮切出領域26の符号化ブロックの境界位置のエッジ強度を加算した積算エッジ強度、及び仮切出領域26の符号化ブロックの境界位置以外の位置のエッジ強度を加算した積算非エッジ強度を算出する。そして、積算エッジ強度及び積算非エッジ強度の線形和として積算エッジ・非エッジ強度を算出し、該積算エッジ・非エッジ強度が最大となる仮切出領域26を最適切出領域25とする。例えば、積算エッジ・非エッジ強度=積算エッジ強度−k×積算非エッジ強度とする。ここで、係数kの値は自由に設定できるが、積算エッジ強度の計算に用いた画素数÷積算非エッジ強度の計算に用いた画素数、又はこれに近い値とするのが好適である。
MPEG−4AVC/H.264方式や、MPEG−H HEVC/H.265方式といった符号化方式では、符号化ブロックのサイズが複数存在する。このような符号化方式では、符号化ブロックのサイズに応じて、符号化ブロックを分割するための情報量が変化する。サイズが最大の符号化ブロック(マクロブロック)の境界と画像のエッジ位置とが重なっている場合には、符号化ブロックを分割する必要がない。そのため、サイズが大きい符号化ブロックの境界と画像のエッジ位置とがなるべく重なるように調整することにより、分割を示す情報量を低減することができ、符号化効率が改善する。
そこで、符号化ブロックのサイズが複数存在する符号化方式を用いて符号化する場合には、最適切出領域探索部13は、暫定切出領域21を符号化する際の符号化ブロックの境界位置として、分割可能な境界位置を含めるようにする。なお、実際に符号化ブロックを分割するか否かは、画像処理装置1の後段に接続される符号化装置(図示せず)により決定される。最適切出領域探索部13は、積算エッジを求める際に、符号化ブロックの境界と重なるエッジ強度に符号化ブロックサイズに応じた重みを乗算又は加算するのが好適である。特に、サイズの大きな符号化ブロックの境界には大きな重みを、サイズの小さな符号化ブロックの境界には小さな重みを設定すると好適である。例えば、マクロブロックのサイズが16×16画素であり、これを8×8画素のサイズの符号化ブロックや4×4画素のサイズの符号化ブロックに分割可能である場合、図5に示すように、実線で示すマクロブロックの境界a、一点鎖線で示す8×8画素のサイズの符号化ブロックの境界b、点線で示す4×4画素のサイズの符号化ブロックの境界cの順に重みを小さくする。
低解像度画像出力部14は、高解像度画像から、最適切出領域探索部13により決定された最適切出領域を切り出し、低解像度画像として出力する。
次に、本発明を動画に適用する場合について説明する。この場合、ユーザは各フレームについて暫定切出領域21を指定してもよいし、最初のフレームと最後のフレームについてのみ暫定切出領域21を指定し、その他の各フレームについては最適切出領域探索部13が補間により暫定切出領域21を決定するようにしてもよい。
図3は、本発明に係る画像処理装置を動画に適用する場合について説明する図である。動画の場合は、図3(a)に示すようにユーザが指定する暫定切出領域21が時間(フレーム)で変化する場合がある。このような場合にフレーム毎に最適切出領域を変化させると、切り出した低解像度画像が振動して見えるなどの問題が発生する。
これを防ぐために、複数フレームにまたがって移動する暫定切出領域21に対しては、図3(b)に示すように、暫定切出領域21から同じ量だけ変位させた仮切出領域26について前述した積算エッジ強度を算出し、複数フレームについて積算エッジ強度を加算し、この値が最大となる変位を各フレームの暫定切出領域21に加算した領域を最適切出領域25とする。なお、変位の範囲は切出領域探索範囲22内とする。また積算エッジ強度の代わりに、前述した積算非エッジ強度や、積算エッジ・非エッジ強度を用いてもよい。
上述したように、画像処理装置1は、エッジ検出部12により、切出領域探索範囲22内のエッジ強度を求める。次に最適切出領域探索部13により、暫定切出領域21を符号化する際の符号化ブロックの境界位置を決定し、切出領域探索範囲22内において仮切出領域26を移動させた時の符号化ブロックの境界位置、及びエッジ強度に基づき、最適切出領域25を求める。そして低解像度画像出力部14により、高解像度画像20から最適切出領域25を切り出し、低解像度画像として出力する。このため、第1の実施形態の画像処理装置1によれば、低解像度画像の符号化ブロックの境界の位置を画像のエッジ位置に合致するように調整できるため、符号化劣化の少ない低解像度画像を出力することができるようになる。特に、視覚的に目立つエッジ部分の符号化劣化(モスキートノイズ)を低減することができる。
また、最適切出領域探索部13は、積算エッジ強度を算出する際に、符号化ブロックごとに、該符号化ブロックのサイズに応じた重みを加算又は乗算するのが好適である。特に、大きなブロックサイズの境界には大きな重みを、小さなブロックサイズの境界には小さな重みを設定すると好適である。これにより、符号化ブロックのサイズが複数存在する符号化方式において、符号化ブロックの分割を示す情報量を低減することができ、符号化効率を改善させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置について説明する。図4は、第2の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。図4に示す例では、画像処理装置2は、高解像度画像入力部11と、エッジ検出部12と、最適切出領域探索部13と、低解像度画像出力部14と、切出領域設定インターフェース部15とを備える。第2の実施形態の画像処理装置2は、図1に示した第1の実施形態の画像処理装置1と比較して、切出領域設定インターフェース部15を更に備える点で相違する。なお、第1の実施形態と同じ構成要素には同一の参照番号を付して説明を省略する。
画像処理装置2は、ユーザとの対話的操作により、切出領域を設定する。
切出領域設定インターフェース部15は、高解像度画像入力部11から高解像度画像を入力し、高解像度画像又はその一部を表示部(図示せず)に表示してユーザに提示する。ユーザは、提示された高解像度画像から暫定切出領域21を指定する。切出領域設定インターフェース部15は、ユーザにより指定された暫定切出領域21の情報を取得する。
最適切出領域探索部13は、上述した第1の実施形態と同様に最適切出領域25を決定すると、決定した最適切出領域を切出領域設定インターフェース部15に出力する。切出領域設定インターフェース部15は、ユーザが最初に指定した暫定切出領域と、最適切出領域探索部13により決定された最適切出領域との双方を表示部に提示して、いずれかを最終的な切出領域としてユーザに指定させる。そして、切出領域設定インターフェース部15は、ユーザが指定した最終的な切出領域の情報を低解像度画像出力部14に出力する。
低解像度画像出力部14は、高解像度画像から切出領域設定インターフェース部15により指定された最終的な切出領域を切り出し、低解像度画像として出力する。
切出領域設定インターフェース部15は、ユーザがタッチパネル、マウス、ジョイスティックなどの入力装置を用いて、最終的な切出領域を指定するために暫定切出領域21を移動させる場合、前記最適切出領域の位置で吸着感を与えるのが好適である。最適切出領域25において吸着感を与えると、ユーザの自由な領域設定を妨げずに、容易に最適切出領域25を指定させることが可能となる。吸着感とは、ユーザが入力装置を用いて暫定切出領域21の位置を移動させている最中に、最適切出領域25の位置で一時的に領域の移動を停止させたり、最適切出領域25付近を指定した場合に最適切出領域25に強制的に移動させたりすることを意味する。
上述したように、画像処理装置2は、高解像度画像又はその一部をユーザに提示して、ユーザにより指定された暫定切出領域21の情報を取得するとともに、最適切出領域探索部13から最適切出領域25の情報を取得し、最適切出領域25をユーザに提示し、最終的な切出領域として暫定切出領域21又は最適切出領域25のいずれかをユーザに指定させる切出領域設定インターフェース部15を備える。このため、第2の実施形態の画像処理装置2によれば、第1の実施形態の画像処理装置1が有する効果に加え、ユーザが最適切出領域25を確認したうえで、暫定切出領域21又は最適切出領域25のいずれかを選択することができるようになる。
また、切出領域設定インターフェース部15は、最適切出領域25において吸着感を与えることにより、ユーザに容易に最適切出領域25を指定させることが可能となる。
なお、上述した画像処理装置1,2として機能させるためにコンピュータを好適に用いることができ、そのようなコンピュータは、画像処理装置1,2の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを当該コンピュータの記憶部に格納しておき、当該コンピュータのCPUによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。なお、このプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録することができる。
上述の実施形態は、代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
本発明は、高解像度画像(例えば、スーパーハイビジョンや4K)から低解像度画像(例えば、ハイビジョン)を切り出す用途に有用である。
1,2 画像処理装置
11 高解像度画像入力部
12 エッジ検出部
13 最適切出領域探索部
14 低解像度画像出力部
15 切出領域設定インターフェース部
20 高解像度画像
21 暫定切出領域
22 切出領域探索範囲
23,24 拡大幅
25 最適切出領域
26 仮切出領域

Claims (9)

  1. 高解像度画像から、高解像度画像よりも解像度の低い低解像度画像を切り出す画像処理装置であって、
    暫定切出領域、及び該暫定切出領域を含む切出領域探索範囲があらかじめ設定されており、
    前記切出領域探索範囲内のエッジ強度を求めるエッジ検出部と、
    前記暫定切出領域を符号化する際の符号化ブロックの境界位置を決定し、前記切出領域探索範囲内において前記暫定切出領域と同じ大きさで同じ符号化ブロックの境界位置を有する仮切出領域を移動させ、該仮切出領域の符号化ブロックの境界位置、及び前記エッジ強度に基づき、最適切出領域を求める最適切出領域探索部と、
    前記高解像度画像から前記最適切出領域を切り出し、低解像度画像として出力する低解像度画像出力部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記最適切出領域探索部は、前記仮切出領域の前記符号化ブロックの境界位置のエッジ強度を加算した積算エッジ強度を算出し、該積算エッジ強度が最も大きくなる領域を前記最適切出領域とすることを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記最適切出領域探索部は、前記仮切出領域の前記符号化ブロックの境界位置以外の位置のエッジ強度を加算した積算非エッジ強度を算出し、該積算非エッジ強度が最小となる領域を前記最適切出領域とすることを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記最適切出領域探索部は、前記仮切出領域の前記符号化ブロックの境界位置のエッジ強度を加算した積算エッジ強度、及び前記仮切出領域の前記符号化ブロックの境界位置以外の位置のエッジ強度を加算した積算非エッジ強度の線形和である積算エッジ・非エッジ強度を算出し、該積算エッジ・非エッジ強度が最大となる領域を前記最適切出領域とすることを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記最適切出領域探索部は、前記積算エッジ・非エッジ強度を、積算エッジ強度−k×積算非エッジ強度により算出し、前記kは、積算エッジ強度の計算に用いた画素数÷積算非エッジ強度の計算に用いた画素数であることを特徴とする、請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記最適切出領域探索部は、前記積算エッジ強度を算出する際に、前記符号化ブロックごとに、該符号化ブロックのサイズに応じた重みを加算又は乗算することを特徴とする、請求項2から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記高解像度画像又はその一部をユーザに提示して、ユーザにより指定された暫定切出領域の情報を取得するとともに、前記最適切出領域探索部から前記最適切出領域の情報を取得し、該最適切出領域をユーザに提示し、最終的な切出領域として前記暫定切出領域又は前記最適切出領域のいずれかをユーザに指定させる切出領域設定インターフェース部を更に備え、
    前記低解像度画像出力部は、前記高解像度画像から前記最終的な切出領域を切り出し、低解像度画像として出力することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記切出領域設定インターフェース部は、ユーザが最終的な切出領域を指定するために前記暫定切出領域を移動させる場合、前記最適切出領域の位置で吸着感を与えることを特徴とする、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. コンピュータを、請求項1から8のいずれか一項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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