JP2013201557A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理システム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】適切な解像度を算出可能な画像処理装置、画像処理方法および画像処理システムを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、画像処理装置と、符号化部と、記憶部とを備える画像処理システムが提供される。前記画像処理装置は、複数の解像度候補のうちの1つを統一解像度として選択し、第1解像度である第1入力画像および前記第1解像度とは異なる第2解像度である第2入力画像を前記統一解像度に応じてスケーリングして、解像度が等しい第1出力画像および第2出力画像を生成する。前記符号化部は、前記第1出力画像および前記第2出力画像を符号化して符号化データを生成する。前記記憶部は、前記符号化データを記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、画像処理装置、画像処理方法および画像処理システムに関する。
近年、映像を3次元的に表示する立体表示装置が普及しつつある。立体表示装置には、複数の視点から見た複数の画像、例えば左目用画像と右目用画像とが表示される。そして、視聴者は、右目で右目用画像を、左目で左目用画像を見ることにより、表示された映像が3次元的に見える。
ところで、右目用画像の解像度と左目用画像の解像度が必ずしも等しいとは限らない。例えば、一方をメインカメラで撮影し、他方をサブカメラで撮影すると、解像度が異なる画像が取得されることもある。しかしながら、取得した画像を符号化する場合、符号化の規格によっては、全ての画像の解像度が等しくなければならない。そのため、右目用画像および左目用画像の少なくとも一方をスケーリングする必要がある。
解像度が低い方の画像に合わせて解像度が大きい方の画像を縮小すると、精細感が失われてしまうという問題がある。一方、解像度が高い方の画像に合わせて解像度が低い方の画像を拡大すると、2つの画像間の画質差が目立ってしまうという問題がある。
特開2011−118908号公報
適切な解像度を算出可能な画像処理装置、画像処理方法および画像処理システムを提供する。
実施形態によれば、画像処理装置と、符号化部と、記憶部とを備える画像処理システムが提供される。前記画像処理装置は、複数の解像度候補のうちの1つを統一解像度として選択し、第1解像度である第1入力画像および前記第1解像度とは異なる第2解像度である第2入力画像を前記統一解像度に応じてスケーリングして、解像度が等しい第1出力画像および第2出力画像を生成する。前記符号化部は、前記第1出力画像および前記第2出力画像を符号化して符号化データを生成する。前記記憶部は、前記符号化データを記憶する。また、前記画像処理装置は、対応領域検出部と、解像度変換部と、コスト計算部と、解像度選択部と、を有する。前記対応領域検出部は、前記第1入力画像内のブロックと対応する、前記第2入力画像内の対応領域を検出する。前記解像度変換部は、前記統一解像度を選択するために、前記ブロックを、前記複数の解像度候補のうちの1つである第3解像度に応じてスケーリングして第1変換画像を生成し、前記対応領域を前記第3解像度に応じてスケーリングして第2変換画像を生成し、前記第1変換画像を前記第1解像度と前記第3解像度との比に応じてスケーリングして再変換画像を生成するとともに、前記第1出力画像および前記第2出力画像を生成するために、前記第1入力画像および前記第2入力画像を前記統一解像度に応じてスケーリングする。前記コスト計算部は、前記第1変換画像と前記第2変換画像との差を示す第1の指標と、前記再変換画像と前記ブロックとの差を示す第2の指標と、に基づいて、前記第1入力画像および前記第2入力画像を前記第3解像度に応じてスケーリングする際のコストを算出する。前記解像度選択部は、前記コストに基づいて、前記複数の解像度候補のうちの1つを前記統一解像度として選択する。
一実施形態に係る画像処理システムの概略ブロック図。 画像処理システムの処理動作の概略を示すフローチャート。 本実施形態で説明する右目用入力画像および左目用入力画像の例を模式的に示す図。 対応領域検出部1の内部構成の一例を示すブロック図。 解像度変換部2の内部構成の一例を示すブロック図。 コスト計算部3の内部構成の一例を示すブロック図。 解像度選択部4が有するテーブル41の一例を示す図。 画像処理装置100の処理動作の一例を示すフローチャート。
以下、実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、一実施形態に係る画像処理システムの概略ブロック図である。また、図2は、画像処理システムの処理動作の概略を示すフローチャートである。画像処理システムは、画像処理装置100と、符号化部200と、メモリ300とを備えている。
画像処理装置100には、解像度が互いに異なる第1入力画像および第2入力画像が入力される。以下、第1入力画像は右目用入力画像、第2入力画像は左目用入力画像として説明する。図2に示すように、画像処理装置100は2段階で処理を行い、右目用入力画像および左目用入力画像の解像度を統一する。すなわち、第1段階で、画像処理装置100は1または数フレームに対して処理を行って、複数の解像度候補のうちの最適な1つを算出する(S1)。以下では、得られた最適な解像度を統一解像度と呼ぶ。次に、第2段階で、画像処理装置100は右目用入力画像および左目用入力画像を統一解像度に応じてスケーリングし、解像度が互いに等しい右目用出力画像および左目用出力画像を生成する(S2)。
符号化部200は、例えばH.264動画像圧縮化規格に基づいて、解像度が統一された右目用出力画像および左目用出力画像を符号化し、符号化データを生成する(S3)。メモリ300は符号化データを記憶する(S4)。
図3は、本実施形態で説明する右目用入力画像および左目用入力画像の例を模式的に示す図である。右目用入力画像の解像度は1280x960画素とする。左目用入力画像の解像度は、右目用入力画像の解像度より低く、320x240画素とする。この場合、左目用入力画像の解像度は、水平方向および垂直方向ともに、右目用入力画像の解像度の1/4である。また、右目用入力画像を分割した16x16画素からなる領域を1ブロックとすると、右目用入力画像には、水平方向に80個、垂直方向に60個、合計4800個のブロックがある。
さらに、本実施形態では、解像度候補を、1280x960,960x720,640x480,480x360および320x240の5つとする。
上記は本実施形態を説明するための一例にすぎず、入力画像の解像度に制限はないし、解像度候補をより細かく定めたり、粗く定めたりしてもよい。解像度候補は、右目用入力画像の解像度より高くてもよいし、左目用入力画像の解像度より低くてもよい。ただし、実際には2つの入力画像の解像度の範囲内の解像度が最適であることが多い。そのため、画像処理装置100の処理の負荷を軽減するためには、この範囲に含まれる解像度を解像度候補に設定するのが望ましい。
以下、図1の画像処理装置100について詳しく説明する。画像処理装置100は、対応領域検出部1と、解像度変換部2と、コスト計算部3と、解像度選択部4とを有する。
対応領域検出部1は、右目用入力画像内の各ブロックと対応する、左目用入力画像内の領域(以下、対応領域と呼ぶ)を検出する。そして、対応領域検出部1は、対応領域の有無を解像度選択部4へ供給するとともに、対応領域が検出された場合は対応領域を解像度変換部2へ供給する。
図4は、対応領域検出部1の内部構成の一例を示すブロック図である。対応領域検出部1は、縮小部11と、対応度算出部12と、対応領域決定部13とを有する。
縮小部11は、16x16画素からなる右目用入力画像内のブロックを、左目用入力画像の解像度と右目用入力画像の解像度との比に応じて、スケーリングする。本例では、縮小部11は、右目用入力画像内のブロックを水平方向および垂直方向ともに1/4倍に縮小し、4x4画素からなるブロック(スケーリング画像)を生成する。
対応度算出部12は、縮小された右目用入力画像内のブロックと、これと画素サイズが等しい、左目用入力画像内の4x4画素からなる各領域との類似度を示す指標を算出する。この指標は、例えば対応する画素同士の差分絶対値和や、対応する画素同士の差分を離散コサイン変換した係数の和である。
対応領域決定部13は、指標が最小となる領域、言い換えると、右目用入力画像内のブロックと最も一致している、左目用入力画像内の領域を対応領域とする。ただし、指標が予め定めた閾値より大きい場合、対応領域決定部13は対応領域がないと判断してもよい。
なお、上記の手法は対応領域を検出するための一例にすぎない。対応領域検出部1は、動きベクトルを算出するためのマッチング技術等、他の手法を用いて対応領域を検出してもよい。
右目用入力画像および左目用入力画像は、被写体を異なる視点から見た画像であるので、右目用入力画像内のブロックに対応する領域が、必ずしも左目用入力画像内にあるとは限らない。例えば、右目用入力画像には物体の右側の面が含まれているが、左目用入力画像にはその物体の右側の面は含まれず、左側の面のみが含まれていることがある。そのため、対応領域検出部1は右目用入力画像内の各ブロックについて対応領域を検出する。
解像度変換部2は、統一解像度を算出する際、後述する解像度選択部4により選択される1つの解像度(以下、選択解像度と呼ぶ)に応じて、右目用入力画像および左目用画像をスケーリングして、コスト計算部3に供給する。また、解像度変換部2は、右目用入力画像および左目用入力画像を統一解像度に応じてスケーリングして、右目用出力画像および左目用出力画像を生成する。なお、本明細書において、解像度変換およびスケーリングとは拡大および縮小の両方を意味し、拡大および縮小には等倍も含むものとする。
図5は、解像度変換部2の内部構成の一例を示すブロック図である。図5内の各数値は選択解像度が480x360の場合の例を示している。解像度変換部2は、統一解像度の算出処理用に、縮小部21と、拡大部22,23とを有する。
縮小部21は、右目用入力画像内のブロックの1つを、選択解像度と右目用入力画像の解像度との比に応じてスケーリングし、右目用入力画像の変換画像を生成する。本例では、選択解像度は、水平方向および垂直方向ともに、右目用入力画像の解像度の3/8である。よって、縮小部21は16x16画素からなる右目用入力画像を、水平方向および垂直方向ともに3/8倍に縮小し、6x6画素の右目用入力画像の変換画像を生成する。
拡大部22は、右目用入力画像の変換画像を、右目用解像度と選択解像度との比に応じてスケーリングし、右目用入力画像の再変換画像を生成する。本例では、拡大部22は、右目用入力画像の変換画像を8/3倍に拡大し、16x16画素からなる右目用入力画像の再変換画像を生成する。再変換画像の解像度は右目用入力画像の解像度と等しい。
拡大部23は、左目用入力画像内の対応領域を、選択解像度と左目用入力画像の解像度との比に応じてスケーリングし、左目用入力画像の変換画像を生成する。本例では、選択された解像度は、水平方向および垂直方向ともに、左目用入力画像の解像度の3/2である。よって、拡大部23は4x4画素からなる左目用入力画像内の対応領域を、水平方向および垂直方向ともに3/2倍に拡大し、6x6画素からなる左目用入力画像の変換画像を生成する。
また、解像度変換部2は、右目用出力画像および左目用出力画像の生成処理用に、縮小部24と、拡大部25とを有する。縮小部24は、右目用入力画像を統一解像度と右目用入力画像の解像度との比に応じてスケーリングし、右目用出力画像を生成する。拡大部25は、左目用入力画像を統一解像度と左目用入力画像の解像度との比に応じてスケーリングし、左目用出力画像を生成する。
なお、図5では解像度変換部2が複数の縮小部および拡大部を有する例を示しているが、1つの解像度変換手段を用いて上述したスケーリングを行ってもよい。また、図4に示す縮小部11の縮小処理を解像度変換部2内で行ってもよい。解像度変換の手法としては、バイリニア法やバイキュービック法等を用いることができ、特に制限はない。
コスト計算部3には、右目用入力画像の変換画像、左目用入力画像の変換画像、右目用入力画像、および、右目用入力画像の再変換画像が入力される。そして、コスト計算部3は、解像度が大きい右目用入力画像を縮小することによる精細感の低下と、スケーリングにより生じる右目用画像と左目用画像との画質差と、の両方を考慮して、右目用入力画像および左目用入力画像を選択解像度に応じてスケーリングする際のコストを算出する。
図6は、コスト計算部3の内部構成の一例を示すブロック図である。コスト計算部3は、差分絶対値和算出部31と、正規化部32と、差分絶対値和算出部33と、乗算器34,35と、加算器36とを有する。
差分絶対値和算出部31は、右目用入力画像の変換画像内の各画素と、これと対応する左目用入力画像の変換画像内の各画素との差分絶対値和SADを算出する。この差分絶対値和SADは両変換画像の類似度を示す。
差分絶対値和SADの値は、変換画像内の画素数分の和であるため、選択解像度に依存する。よって、他の解像度の差分絶対値和SADと比較できるよう、正規化部32は、算出された差分絶対値和SADを下記(1)式に基づいて正規化し、画質差CST1を算出する。
CST1 = SAD * S_base/S_trans ・・・(1)
ここで、S_baseは右目用入力画像内のブロックに含まれる画素数であり、本例では16x16=256である。また、S_transは、右目用入力画像の変換画像および左目用入力画像の変換画像内の画素数であり、選択解像度が480x360である例では6x6=36である。
画質差CST1は、スケーリングを行うことにより生じる右目用画像と左目用画像との画質差を定量化した値であり、画質差CST1が小さいほど、選択解像度への変換が好ましいことを意味する。
差分絶対値和算出部33は、右目用入力画像内のブロック内の各画素と、これと対応する右目用入力画像の再変換画像内の各画素との差分絶対値和を算出する。この差分絶対値和は両画像の画質差CST2であり、右目用入力画像を縮小することによる精細感の低下を定量化した値である。画質差CST2が小さいほど、選択解像度への変換が好ましいことを意味する。なお、画質差CST2の値は、選択解像度に関わらず、常に右目用入力画像内のブロック内の画素数(すなわち、16x16)分の和であるため、正規化しなくてもよい。
続いて、乗算器34,35および加算器36は、下記(2)式に基づいて、画質差CST1,CST2から、選択解像度に変換する際のコストCSTを算出する。
CST = p * CST1 + q * CST2 ・・・(2)
ここで、p,qは予め定めた定数である。画質差CST1を重視する場合、すなわち、できるだけ右目用画像と左目用画像との差を小さくしたい場合は、定数pを大きく設定すればよい。一方、画質差CST2を重視する場合、すなわち、できるだけ右目用入力画像の精細感低下を抑制した場合は、定数qを大きく設定すればよい。コストCSTが小さいほど、選択解像度への変換が好ましいことを意味する。
なお、上記コストCSTを他の指標を用いて算出してもよい。例えば、画質差CST1,CST2を算出する際、差分絶対値和に代えて、両画像内の対応する画素同士の差分を離散コサイン変換した係数の和等を用いてもよい。
コスト計算部3は、1つのブロックに対して、解像度候補ごとにコストCSTを算出する。本例では解像度候補が5つであるため、コスト計算部3は1つのブロックに対して5つのコストCSTを算出する。算出されたコストCSTは解像度選択部4へ供給される。また、コスト計算部3は、予め定めた数のブロックについて、コストCSTを算出する。
解像度選択部4は、解像度変換部2の拡大率および縮小率を制御する。より具体的には、統一解像度を算出する際、解像度選択部4は解像度候補のうちの1つを解像度変換部2へ順繰りに供給する。そして、解像度選択部4は、コスト計算部3により算出されたCSTに基づいて、解像度候補のうちの1つを統一解像度として決定する。また、右目用出力画像および左目用出力画像を生成する際、解像度選択部4は算出された統一解像度を解像度変換部2へ供給する。
図7は、解像度選択部4が有するテーブル41の一例を示す図であり、統一解像度を算出する際に用いられる。図7のテーブル41には、解像度候補ごとに選択数t1〜t5が記録されている。1つのブロックに対して、各解像度候補に対応する5つのコストCSTが供給されると、コストCSTを最小にする解像度候補の選択数を1だけインクリメントする。また、対応領域が検出されなかったブロックについては、最も高い解像度候補、本例では1280x960の選択数を1だけインクリメントする。そして、予め定めた数のブロックについて選択数の更新を行い、解像度選択部4は選択数が最大の解像度候補を統一解像度とする。
なお、ブロックの数は任意に指定してよい。例えば、処理を高速化するために、1フレームの中央部分の数フレームとしてもよいし、1フレーム内の4800(=(1280*960)/(16*16))ブロックとしてもよい。また、統一解像度の信頼性を向上するために、数フレーム内のブロック全てとしてもよい。
図8は、画像処理装置100の処理動作の一例を示すフローチャートであり、図1のS1を詳細に示したものである。なお、同図の処理を行う前に、解像度選択部4は図7に示すテーブル41の選択数t1〜t5を0に初期化しておく。
まず、対応領域検出部1は、第1入力画像内のブロックと対応する第2入力画像内の領域を、対応領域として検出する(S11)。以下、第1入力画像を右目用入力画像として説明する。なお、S11では、右目用入力画像内のブロックを基に左目用入力画像内から、又は、左目用入力画像内のブロックを基に右目用入力画像内から、対応領域を検出すればよい。対応領域がない場合(S12のNO)、解像度選択部4は、最も高い解像度候補の選択数、すなわち図7の選択数t5を1だけインクリメントする(S13)。
対応領域がある場合(S12のYES)、解像度選択部4は解像度候補の1つを選択し、選択解像度とする(S14)。例えば、解像度選択部4は初めに320x240を選択解像度として選択する。そして、解像度変換部2は、選択解像度に応じて右目用入力画像内のブロックおよび左目用入力画像内の対応領域をスケーリングし、右目用入力画像の変換画像、左目用入力画像の変換画像および右目用入力画像の再変換画像を生成する(S15)。そして、コスト計算部3は、これらの画像に基づいて、右目用入力画像および左目用入力画像の解像度を選択解像度に変換する際のコストCSTを計算する(S16)。
コスト計算部3は、解像度候補のそれぞれについて、コストCSTを計算する(S17)。本例では、S14〜S17の処理が解像度候補の数である5回繰り返される。そして、解像度選択部4は、コストCSTが最小となる解像度候補の選択数を、1だけインクリメントする(S18)。以上の処理を予め定めた数のブロックについて行う(S19)。そして、解像度選択部4は、選択数が最大となる解像度候補を統一解像度に決定する(S20)。
以上の処理により、統一解像度が算出される。統一解像度が算出されると、解像度選択部4は解像度変換部2に統一解像度を供給する。そして、解像度変換部2内の縮小部24および拡大部25は、それぞれ、右目用入力画像および左目用出力画像を統一解像度に応じてスケーリングし、右目用出力画像および左目用出力画像を生成する(図2のS2)。
このように、本実施形態では、スケーリングにより生じる右目用画像と左目用画像との画質差、および、解像度が大きい画像を縮小することによる精細感の低下の両方を考慮して、統一解像度を決定する。そのため、右目用入力画像および左目用入力画像を、両者のバランスがとれた最適な統一解像度にスケーリングできる。
なお、上述した実施形態では、解像度選択部4が、右目用入力画像内のブロックごとに、1つの解像度候補の選択数を1ずつ更新する例を示したが、解像度選択部4は別の手法で解像度候補のうちの1つを選択してもよい。例えば、以下のように、フレームごとに処理することもできる。
1フレーム内のブロックについて図8のS11〜S19(ただし、S19では、1フレーム内のブロックについて処理したか否かを判定する)の処理を行い、当該フレームについて最適な解像度を1つ決定する。この処理を、予め定めた複数のフレームについて行って、最適な解像度として決定された数が最大となるとなる解像度候補を統一解像度に決定する。例えば、処理を行うフレーム数を5とし、解像度640x480が3回選択され、解像度960x72が2回選択された場合、統一解像度は640x480となる。
上述した実施形態では、説明を簡略化するために、解像度変換部2の各部が生成する画像の画素が整数になる場合を説明した。しかしながら、右目用入力画像、左目用入力画像および解像度の候補によっては、スケーリング後の画像の画素数が整数にならない場合もある。この場合の解像度変換部2は、倍率を変更することなくスケーリング対象の画素を増やし、画素数の小数点以下を切り上げたサイズとなるよう、スケーリングすればよい。以下、選択解像度が1024x768の場合を例に取って、図5の解像度変換部2の処理について具体例を説明する。
この場合、縮小部21の倍率は4/5倍である。縮小部21が右目用入力画像内の16x16画素のブロックを4/5倍に縮小すると12.8x12.8画素となってしまう。そこで、縮小部21は、上記のブロックおよびこれに隣接する画素を含む17x17画素を4/5倍に縮小して13.6x13.6画素からなる画像を生成し、このうち有効な13x13画素を右目用入力画像の変換画像とする。
また、拡大部22は、13x13画素からなる右目用入力画像の変換画像を5/4倍に拡大して16.25x16.25画素からなる画像を生成し、このうち有効な16x16画素を右目用入力画像の変換画像とする。
一方、拡大部23の拡大率は16/5倍である。拡大部23が4x4画素からなる左目用入力画像内の対応領域を16/5倍に拡大すると、12.8x12.8画素となってしまう。そこで、拡大部23は、上記の対応領域およびこれに隣接画素を含む5x5画素を16/5倍に拡大して16x16画素からなる画像を生成し、このうち有効な13x13画素を左目用入力画像の変換画像とする。なお、この場合、上記(1)式におけるS_transの値は13x13=169となる。
また、本実施形態では右目用入力画像および左目用入力画像、すなわち、左右2視点の画像が入力される例を示したが、上下2視点の画像又は3視点以上の画像が入力されてもよい。この場合、視点が隣接し、解像度が異なる2つの画像間のそれぞれについて上記の処理を行って、選択数が最も多い解像度を選択すればよい。
上述した実施形態で説明した画像処理システムの少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、画像処理システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、画像処理システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 対応領域検出部
2 解像度変換部
3 コスト計算部
4 解像度選択部
100 画像処理装置
200 符号化部
300 メモリ

Claims (5)

  1. 複数の解像度候補のうちの1つを統一解像度として選択し、第1解像度である第1入力画像および前記第1解像度とは異なる第2解像度である第2入力画像を前記統一解像度に応じてスケーリングして、解像度が等しい第1出力画像および第2出力画像を生成する画像処理装置と、
    前記第1出力画像および前記第2出力画像を符号化して符号化データを生成する符号化部と、
    前記符号化データを記憶する記憶部と、を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記第1入力画像内のブロックと対応する、前記第2入力画像内の対応領域を検出する対応領域検出部と、
    前記ブロックを、前記複数の解像度候補のうちの1つである第3解像度に応じてスケーリングして第1変換画像を生成し、前記対応領域を前記第3解像度に応じてスケーリングして第2変換画像を生成し、前記第1変換画像を前記第1解像度と前記第3解像度との比に応じてスケーリングして再変換画像を生成するとともに、前記第1入力画像および前記第2入力画像を前記統一解像度に応じてスケーリングする解像度変換部と、
    前記第1変換画像と前記第2変換画像との差を示す第1の指標と、前記再変換画像と前記ブロックとの差を示す第2の指標と、に基づいて、前記第1入力画像および前記第2入力画像を前記第3解像度に応じてスケーリングする際のコストを算出するコスト計算部と、
    前記コストに基づいて、前記複数の解像度候補のうちの1つを前記統一解像度として選択する解像度選択部と、を有することを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記解像度選択部は、予め定めた数のブロック、または、予め定めた数のフレーム内のブロックについて算出された複数の前記コストに基づいて、前記複数の解像度候補のうちの1つを前記統一解像度として選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記コスト計算部は、前記予め定めた数のブロックのそれぞれに対して、前記複数の解像度候補ごとに前記コストを計算し、
    前記解像度選択部は、前記複数の解像度候補のそれぞれに対応するカウント値を有し、前記予め定めた数のブロックのそれぞれに対して、前記コストを最小とする解像度候補に対応するカウント値をカウントアップし、カウント値が最大となる前記複数の解像度候補のうちの1つを統一解像度として選択することを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。
  4. 第1解像度である第1入力画像内のブロックと対応する、前記第1解像度とは異なる第2解像度である第2入力画像内の対応領域を検出する対応領域検出部と、
    前記ブロックを、複数の解像度候補のうちの1つである第3解像度に応じてスケーリングして第1変換画像を生成し、前記対応領域を前記第3解像度に応じてスケーリングして第2変換画像を生成し、前記第1変換画像を前記第1解像度と前記第3解像度との比に応じてスケーリングして再変換画像を生成する解像度変換部と、
    前記第1変換画像と前記第2変換画像との差を示す第1の指標と、前記再変換画像と前記ブロックとの差を示す第2の指標と、に基づいて、前記第1入力画像および前記第2入力画像を前記第3解像度に応じてスケーリングする際のコストを算出するコスト計算部と、
    前記コストに基づいて、前記複数の解像度候補のうちの1つを統一解像度として選択する解像度選択部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 第1解像度である第1入力画像内のブロックと対応する、前記第1解像度とは異なる第2解像度である第2入力画像内の対応領域を検出するステップと、
    前記ブロックを、複数の解像度候補のうちの1つである第3解像度に応じてスケーリングして第1変換画像を生成し、前記対応領域を前記第3解像度に応じてスケーリングして第2変換画像を生成し、前記第1変換画像を前記第1解像度と前記第3解像度との比に応じてスケーリングして再変換画像を生成するステップと、
    前記第1変換画像と前記第2変換画像との差を示す第1の指標と、前記再変換画像と前記ブロックとの差を示す第2の指標と、に基づいて、前記第1入力画像および前記第2入力画像を前記第3解像度に応じてスケーリングする際のコストを算出するステップと、
    前記コストに基づいて、前記複数の解像度候補のうちの1つを統一解像度として選択するステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
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