JP2014207504A - 通信システム、通信方法及び上位装置 - Google Patents

通信システム、通信方法及び上位装置 Download PDF

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Abstract

【課題】L3網のGWを経由することなくフレームを転送する場合のメモリの使用量を抑えること。【解決手段】通信システムは、上位装置と、複数の下位装置とを含む。ゲートウェイを介してレイヤ3網に接続された上位装置は、第1記憶部と、検索部と、第1転送制御部とを備える。第1記憶部は、各下位装置に接続されたポートと、各下位装置の配下の複数の端末により形成される端末グループを識別するグループ識別子とを対応付けて記憶する。検索部は、ゲートウェイの固有情報を宛先情報に含むフレームが受信された場合に、該フレーム内のパケットの宛先の端末を識別する端末識別子から該端末の属する端末グループのグループ識別子を特定し、該グループ識別子を第1記憶部から検索する。第1転送制御部は、グループ識別子が検索された場合に、検索されたグループ識別子に対応して第1記憶部に記憶されたポートからフレームを下位装置に転送する。【選択図】図4

Description

本発明は、通信システム、通信方法及び上位装置に関する。
従来、レイヤ2(L2:Layer 2)網において、ゲートウェイ(GW:GateWay)を介してレイヤ3(L3:Layer 3)網に接続されたスイッチ(以下「L2スイッチ」という)が設けられることがある。L2スイッチの配下の複数の端末は、異なる複数の端末グループを形成する。端末グループは、セグメント、或いは、VLAN(Virtual Local Area Network)とも呼ばれる。各端末グループには、端末グループを識別するグループ識別子であるネットワークアドレスが割り当てられる。ここで、異なる端末グループに属する端末を識別する端末識別子であるIP(Internet Protocol)アドレスは、該IPアドレスの前半部分に相当するネットワークアドレスが異なるため、一致しない。このため、L2スイッチの配下の複数の端末のうち異なる端末グループに属する端末どうしが通信を行う場合は、IPアドレスを用いたルーチングを実行する、L3網のGWを経由してフレームの送受信が行われてきた。
しかしながら、近年におけるL3網のトラフィックの増大に伴い、L3網のGWにかかる処理負荷を削減することが検討されている。L3網のGWにかかる処理負荷を削減するためには、L2スイッチの配下の端末どうしが通信を行う場合には、端末の属する端末グループが異なる場合であっても、L3網のGWを経由することなくフレームの転送が行われることが好ましい。
L3網のGWを経由することなくフレームの転送を行う技術として、フローテーブルを用いる技術が知られている。この技術では、L2スイッチは、L2スイッチの配下の各端末に接続されたポートと、各端末のIPアドレスと、各端末のMAC(Media Access Control)アドレスとを対応付けたフローテーブルを保持する。そして、L2スイッチは、L3網のGWのMACアドレスを宛先情報に含むフレームが受信された場合に、フレーム内のIPパケットの宛先の端末を識別する宛先IPアドレスに対応してフローテーブルに記憶された端末のMACアドレスを特定する。そして、L2スイッチは、特定した端末のMACアドレスを用いて、受信フレームの宛先情報である、L3網のGWのMACアドレスを更新する。そして、L2スイッチは、宛先IPアドレスに対応してフローテーブルに記憶されたポートを介して配下の端末に、宛先情報が更新された受信フレームを転送する。これにより、L2スイッチの配下の端末どうしが通信を行う場合には、端末の属する端末グループが異なる場合であっても、L3網のGWを経由することなくフレームの転送が行われる。
特開2004−304371号公報
しかしながら、従来技術では、L3網のGWを経由することなくフレームを転送する場合にメモリの使用量を抑えることについては考慮されていない。
すなわち、従来技術では、L2スイッチは、L2スイッチの配下の全端末について、ポートとIPアドレスとMACアドレスとを対応付けてフローテーブルに学習する。フローテーブルは、L2スイッチ内のメモリに格納されることから、L2スイッチの配下の端末数が増加するに連れて、フローテーブルのエントリ数が増加し、結果として、メモリの使用量が増大する恐れがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、L3網のGWを経由することなくフレームを転送する場合のメモリの使用量を抑えることができる通信システム、通信方法及び上位装置を提供することを目的とする。
本願の開示する通信システムは、一つの態様において、上位装置と、該上位装置と通信する複数の下位装置とを含む。ゲートウェイを介してレイヤ3網に接続された前記上位装置は、第1記憶部と、検索部と、第1転送制御部とを備える。第1記憶部は、各前記下位装置に接続されたポートと、各前記下位装置の配下の複数の端末により形成される端末グループを識別するグループ識別子とを対応付けて記憶する。検索部は、前記ゲートウェイの固有情報を宛先情報に含むフレームが受信された場合に、該フレーム内のパケットの宛先の端末を識別する端末識別子から該端末の属する前記端末グループのグループ識別子を特定し、該グループ識別子を前記第1記憶部から検索する。第1転送制御部は、前記グループ識別子が検索された場合に、検索された前記グループ識別子に対応して前記第1記憶部に記憶されたポートから前記フレームを転送する。各前記下位装置は、第2記憶部と、更新部と、第2転送制御部とを備える。第2記憶部は、前記端末グループに属する各端末に接続されたポートと、各端末を識別する端末識別子と、各端末の固有情報とを対応付けて記憶する。更新部は、前記フレーム内のパケットの宛先の端末を識別する端末識別子に対応して前記第2記憶部に記憶された端末の固有情報を用いて該フレームの前記宛先情報を更新する。第2転送制御部は、前記端末識別子に対応して前記第2記憶部に記憶されたポートから、前記更新部によって前記宛先情報を更新されたフレームを転送する。
本願の開示する通信システムの一つの態様によれば、L3網のGWを経由することなくフレームを転送する場合のメモリの使用量を抑えることができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係るスイッチ通信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施例1におけるフレームのフォーマット例を示す説明図である。 図3は、実施例1に係るスイッチ通信システムによって行われる通信方法の一例を示す説明図である。 図4は、実施例1における上位L2スイッチの構成を示すブロック図である。 図5は、実施例1における装置情報DBの一例を示す図である。 図6は、実施例1における端末グループテーブルの一例を示す図である。 図7は、実施例1におけるMAC学習テーブルの一例を示す図である。 図8は、実施例1における下位L2スイッチの構成を示すブロック図である。 図9は、実施例1における装置情報DBの一例を示す図である。 図10は、実施例1におけるMAC学習テーブルの一例を示す図である。 図11は、実施例1に係るスイッチ通信システムの処理の流れを示す図である。 図12は、実施例2における下位L2スイッチの構成を示すブロック図である。 図13は、実施例2に係るスイッチ通信システムの処理の流れを示す図である。 図14は、上位L2スイッチのハードウェア構成例を示す図である。 図15は、下位L2スイッチのハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する通信システム、通信方法及び上位装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施例では、GW(GateWay)を介してL3(Layer 3)網に接続された上位L2(Layer 2)スイッチと、上位L2スイッチと通信する複数の下位L2スイッチとを含むスイッチ通信システムに、本願の開示する通信システムを適用した例を説明する。なお、この実施例により本願の開示する通信システム、通信方法及び上位装置が限定されるものではない。
まず、図1を用いて、実施例1に係るスイッチ通信システム1の構成例について説明する。図1は、実施例1に係るスイッチ通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、スイッチ通信システム1は、GW2aを介してL3網2に接続された上位L2スイッチ10と、上位L2スイッチ10と通信する下位L2スイッチ20−1〜20−4とを含む。
上位L2スイッチ10は、ポート5を介して、GW2aに接続される。上位L2スイッチ10は、ポート1を介して、下位L2スイッチ20−1のポート4に接続される。上位L2スイッチ10は、ポート2を介して、下位L2スイッチ20−2のポート4に接続される。上位L2スイッチ10は、ポート3を介して、下位L2スイッチ20−3のポート4に接続される。上位L2スイッチ10は、ポート4を介して、下位L2スイッチ20−4のポート4に接続される。
また、下位L2スイッチ20−1は、ポート1〜3のそれぞれを介して、配下の複数の端末3の各々に接続される。下位L2スイッチ20−2は、ポート1〜3のそれぞれを介して、配下の複数の端末3の各々に接続される。下位L2スイッチ20−3は、ポート1〜3のそれぞれを介して、配下の複数の端末3の各々に接続される。下位L2スイッチ20−4は、ポート1〜3のそれぞれを介して、配下の複数の端末3の各々に接続される。以下の説明では、下位L2スイッチ20−1〜20−4を特に区別しない場合には、下位L2スイッチ20−1〜20−4をまとめて「下位L2スイッチ20」と表記する。
各下位L2スイッチ20の配下の複数の端末3は、端末グループを形成している。図1の例では、下位L2スイッチ20−1の配下の複数の端末3は、端末グループとしてVLAN(Virtual Local Area Network)#1を形成している。下位L2スイッチ20−2の配下の複数の端末3は、端末グループとしてVLAN#2を形成している。下位L2スイッチ20−3の配下の複数の端末3は、端末グループとしてVLAN#3を形成している。下位L2スイッチ20−4の配下の複数の端末3は、端末グループとしてVLAN#4を形成している。
各端末グループには、端末グループを識別するグループ識別子であるネットワークアドレスが割り当てられる。ネットワークアドレスは、端末グループに属する端末3を識別する端末識別子であるIP(Internet Protocol)アドレスの前半部分に相当する。図1の例では、VLAN#1にネットワークアドレス「172.16.10.xx/24」が割り当てられる。VLAN#2にネットワークアドレス「172.16.20.xx/24」が割り当てられる。VLAN#3にネットワークアドレス「172.16.30.xx/24」が割り当てられる。VLAN#4にネットワークアドレス「172.16.40.xx/24」が割り当てられる。
かかる構成の下で、上位L2スイッチ10は、各下位L2スイッチ20に接続されたポートと、各下位L2スイッチ20の配下の端末3により形成される端末グループを識別するグループ識別子とを対応付けて記憶する第1記憶部を有する。上位L2スイッチ10は、GW2aの固有情報を宛先情報に含むフレームが受信された場合に、フレーム内のIPパケットの宛先の端末3を識別する端末識別子から端末3の属するグループ識別子を特定し、特定したグループ識別子を第1記憶部から検索する。そして、上位L2スイッチ10は、グループ識別子が検索された場合に、検索されたグループ識別子に対応して第1記憶部に記憶されたポートから下位L2スイッチ20にフレームを転送する。
一方、下位L2スイッチ20は、端末グループに属する各端末3に接続されたポートと、各端末3を識別する端末識別子と、各端末3の固有情報とを対応付けて記憶する第2記憶部を有する。下位L2スイッチ20は、上位L2スイッチ10から転送されたフレーム内のIPパケットの宛先の端末3を識別する端末識別子に対応して第2記憶部に記憶された端末の固有情報を用いてフレームの宛先情報を更新する。そして、下位L2スイッチ20は、端末識別子に対応して第2記憶部に記憶されたポートから端末3に、宛先情報の更新されたフレームを転送する。
このように、実施例1の上位L2スイッチ10は、GWの固有情報を宛先情報に含むフレームの受信時に、フレーム内のIPパケットの宛先から特定されるグループ識別子が下位L2スイッチ20へのポートに対応する場合に、当該ポートからフレームを転送する。例えば、上位L2スイッチ10は、各下位L2スイッチ20に接続されたポート1〜4と、各下位L2スイッチ20の配下の端末3により形成されるVLAN#1〜#4を識別するネットワークアドレスとを対応付けて記憶する第1記憶部を有するとする。また、上位L2スイッチ10は、GW2aのMACアドレス(Media Access Control)を宛先MACアドレスに含み、下位L2スイッチ20−4の配下の端末3のIPアドレスを宛先IPアドレスに含むフレームを下位L2スイッチ20−1から受信したとする。この場合、上位L2スイッチ10は、フレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスから特定されるネットワークアドレス「172.16.40.xx/24」に対応する下位L2スイッチ20−4へのポート4を検索し、当該ポート4からフレームを転送する。つまり、上位L2スイッチ10は、GW2a宛てのフレームを受信した場合に、受信したフレームが下位L2スイッチ20の配下の端末3間で送受信されるフレームである場合には、GW2aを経由することなく下位L2スイッチ20にフレームを転送する。フレームを受信した下位L2スイッチ20は、下位L2スイッチ20の配下の端末3のMACアドレスを用いてフレームの宛先MACアドレスをGWのMACアドレスから端末3のMACアドレスに更新し、宛先の更新されたフレームを配下の端末3に転送する。
すなわち、上位L2スイッチ10は、ポートとIPアドレスの前半部分であるネットワークアドレスとの対応関係のみを保持し、この対応関係を基にしてL3網のGWを経由することなくフレームを下位L2スイッチ20の配下の端末に転送することができる。この結果、上位L2スイッチ10は、L2スイッチの配下の全端末についてポートとIPアドレスとMACアドレスとの対応関係を学習する従来技術と比較して、L3網のGWを経由することなくフレームを転送する場合のメモリの使用量を抑えることができる。
また、各下位L2スイッチ20は、1つのVLAN内でポートとIPアドレスとMACアドレスとの対応関係を保持するので、1つのL2スイッチで複数のVLANについて対応関係を学習する従来技術と比較してメモリの使用量を抑えることができる。
次に、図2を用いて、本実施例におけるフレームのフォーマット例について説明する。図2は、実施例1におけるフレームのフォーマット例を示す説明図である。図2に示すフレームは、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、VLANタグ、タイプ、IPパケット及びCRC(Cyclic Redundancy Check)を含む。VLANタグは、タグプロトコル、優先度、CFI(Canonical Format Indicator)及びVLAN−IDを含む。
フレーム内のIPパケットは、バージョン、ヘッダ長、サービスタイプ、パケット長、識別子、フラグ、フラグメントオフセット、生存時間、プロトコル及びヘッダチェックサムを含む。また、フレーム内のIPパケットは、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、IPオプション、パディング及びトランスポート層データを含む。なお、送信元IPアドレスは、IPパケットの送信元の端末を識別する端末識別子に相当する。宛先IPアドレスは、IPパケットの宛先の端末を識別する端末識別子に相当する。送信元IPアドレスや宛先IPアドレスに端末識別子として格納されるIPアドレスの前半部分は、端末の属する端末グループを識別するグループ識別子であるネットワークアドレスに相当する。
次に、図3を用いて、実施例1に係るスイッチ通信システム1によって行われる通信方法の一例について説明する。図3は、実施例1に係るスイッチ通信システムによって行われる通信方法の一例を示す説明図である。図3では、VLAN#1に属する端末3とVLAN#4に属する端末3との間で通信が行われる例について説明する。
図3に示すように、VLAN#1に属する端末3は、GW2aのMACアドレスを宛先MACアドレスに含み、かつ、VLAN#4に属する端末3のIPアドレスを宛先IPアドレスに含むフレームを下位L2スイッチ20−1に送信する(ステップS11)。
下位L2スイッチ20−1は、フレームを受信する。下位L2スイッチ20−1は、受信したフレームに後述のスルー通知ビットが付与されていないため、フレームの宛先MACアドレスを更新することなく、上位L2スイッチ10にフレームを転送する(ステップS12)。
上位L2スイッチ10は、フレームを受信する。上位L2スイッチ10は、受信したフレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスから宛先の端末3の属するVLAN#4のネットワークアドレスを特定し、特定したネットワークアドレスを第1記憶部から検索する(ステップS13)。第1記憶部には、下位L2スイッチ20−4に接続されたポート4と、下位L2スイッチ20の配下の端末3により形成される端末グループであるVLAN#4を識別するネットワークアドレス「172.16.40.xx/24」とが対応付けられている。
上位L2スイッチ10は、VLAN#4のネットワークアドレスが第1記憶部から検索されるので、検索されたネットワークアドレスに対応して第1記憶部に記憶されたポート4から下位L2スイッチ20−4にフレームを転送する(ステップS14)。このとき、上位L2スイッチ10は、GW2aへの転送が行われない旨を通知する通知ビット(以下適宜「スルー通知ビット」という)をフレームに付与するとともに、スルー通知ビットが付与されたフレームを転送する。つまり、上位L2スイッチ10は、GW2a宛てのフレームを受信した場合であっても、受信したフレームが異なるVLANに属する端末3どうしで送受信されるので、GW2aを経由することなく下位L2スイッチ20−4にフレームを転送する。
下位L2スイッチ20−4は、上位L2スイッチ10から転送されたフレームを受信する。下位L2スイッチ20−4は、受信されたフレームにスルー通知ビットが付与されているか否かを判定する。下位L2スイッチ20−4は、受信されたフレームにスルー通知ビットが付与されているため、フレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスに対応して第2記憶部に記憶された端末3のMACアドレスを特定する。下位L2スイッチ20−4は、特定した端末3のMACアドレスを用いてフレームの宛先MACアドレスを更新する(ステップS15)。つまり、下位L2スイッチ20−4は、フレームの宛先MACアドレスをGW2aのMACアドレスから配下の端末3のMACアドレスに更新する。
その後、下位L2スイッチ20−4は、フレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスに対応して第2記憶部に記憶されたポートから端末3に、宛先MACアドレスの更新されたフレームを転送する(ステップS16)。
このように、上位L2スイッチ10は、ポートとIPアドレスの前半部分であるネットワークアドレスとの対応関係のみを保持し、この対応関係を基にしてL3網のGWを経由することなくフレームを下位L2スイッチ20の配下の端末に転送する。この結果、上位L2スイッチ10は、L2スイッチの配下の全端末についてポートとIPアドレスとMACアドレスとの対応関係を学習する従来技術と比較して、L3網のGWを経由することなくフレームを転送する場合のメモリの使用量を抑えることができる。また、各下位L2スイッチ20は、1つのVLAN内でポートとIPアドレスとMACアドレスとの対応関係を保持するので、1つのL2スイッチで複数のVLANについて対応関係を学習する従来技術と比較してメモリの使用量を抑えることができる。その結果、上位L2スイッチ10及び下位L2スイッチ20は、L3網のGWを経由することなくフレームを転送する場合のメモリの使用量を抑えることができる。
また、上位L2スイッチ10は、GWへの転送が行われない旨を通知するスルー通知ビットをフレームに付与するとともに、スルー通知ビットが付与されたフレームを下位L2スイッチ20に転送する。下位L2スイッチ20は、転送されたフレームにスルー通知ビットが付与されている場合に、フレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスに対応して第2記憶部に記憶された端末3のMACアドレスを用いてフレームの宛先MACアドレスを更新する。これにより、下位L2スイッチ20は、スルー通知ビットが付与されたフレームの宛先情報のみを更新するので、宛先情報の更新にかかる処理負荷を低減することができる。
次に、図1に示した上位L2スイッチ10の構成について説明する。図4は、実施例1における上位L2スイッチの構成を示すブロック図である。図4に示すように、上位L2スイッチ10は、通信制御I/F(InterFace)部11、装置情報DB(DataBase)12、端末グループテーブル13、MAC学習テーブル14、制御部15及び動作判定部16を有する。
なお、制御部15及び動作判定部16は、集積回路や電子回路である。また、装置情報DB12、端末グループテーブル13及びMAC学習テーブル14は、半導体素子やハードディスク等の記憶装置である。
通信制御I/F部11は、ポート番号1〜5がそれぞれ割り当てられたポート1〜5を有し、他の装置との間の通信を制御するインタフェースである。通信制御I/F部11は、所定のポートでフレームを受信し、受信したフレームを後述のネットワークアドレス検索部15aに出力する。通信制御I/F部11は、所定のポートを介して、後述の転送制御部15bから出力されたフレームを宛先に送信する。
装置情報DB12は、上位L2スイッチ10に関する種々の設定情報を記憶するデータベースである。図5は、実施例1における装置情報DBの一例を示す図である。図5に示すように、装置情報DB12は、動作情報と、スルー通知ビットとを設定情報として記憶する。このうち、動作情報は、上位L2スイッチ10が上位L2スイッチとして動作するか、又は下位L2スイッチとして動作するかを示す情報である。図5の例では、上位L2スイッチ10が上位L2スイッチとして動作するため、動作情報に「上位」が格納されている。スルー通知ビットは、上位L2スイッチ10が、GW2a宛てのフレームをGW2aを経由することなく下位L2スイッチ20に転送する場合にフレームに付与するフレームである。
端末グループテーブル13は、各下位L2スイッチ20に接続されたポートと、各下位L2スイッチ20の配下の端末3により形成される端末グループを識別するグループ識別子とを対応付けて記憶するテーブルである。端末グループテーブル13は、第1記憶部の一例に相当する。図6は、実施例1における端末グループテーブルの一例を示す図である。図6に示すように、端末グループテーブル13は、ポート、ネットワークアドレス及びVLANといった項目を対応付けて記憶する。
ポートは、各下位L2スイッチ20に接続されたポートの識別番号を示す。ネットワークアドレスは、各下位L2スイッチ20の配下の端末3により形成される端末グループを識別するグループ識別子であるネットワークアドレスを示す。VLANは、端末グループとして形成されるVLANのVLAN−IDを示す。
例えば、図6の1行目は、ポート番号「1」を有するポート1に接続された下位L2スイッチ20−1の配下の端末3が、端末グループとして「VLAN#1」を形成し、VLAN#1を識別するネットワークアドレスが「172.16.10.xx/24」であることを示す。図6の2行目は、ポート番号「2」を有するポート2に接続された下位L2スイッチ20−2の配下の端末3が、端末グループとして「VLAN#2」を形成し、VLAN#2を識別するネットワークアドレスが「172.16.20.xx/24」であることを示す。図6の3行目は、ポート番号「3」を有するポート3に接続された下位L2スイッチ20−3の配下の端末3が、端末グループとして「VLAN#3」を形成し、VLAN#3を識別するネットワークアドレスが「172.16.30.xx/24」であることを示す。図6の4行目は、ポート番号「4」を有するポート4に接続された下位L2スイッチ20−4の配下の端末3が、端末グループとして「VLAN#4」を形成し、VLAN#4を識別するネットワークアドレスが「172.16.40.xx/24」であることを示す。
MAC学習テーブル14は、ポートと、ポートを介して接続される装置を識別する識別子と、ポートを介して接続される装置の固有情報とを対応付けて記憶する。MAC学習テーブル14は、学習が行われるたびに対応関係(エントリ)が登録される。図7は、実施例1におけるMAC学習テーブルの一例を示す図である。図7に示すように、MAC学習テーブル14は、ポート、IPアドレス及びMACアドレスといった項目を対応付けて記憶する。
ポートは、ポートの識別番号を示す。IPアドレスは、ポートを介して接続される装置を識別する識別子であるIPアドレスを示す。MACアドレスは、ポートを介して接続される装置の固有情報であるMACアドレスを示す。図7に示す例では、IPアドレス及びMACアドレスの学習が行われる前の状態を示す。本実施例では、フレームの受信時にフレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスのうちネットワークアドレスが端末グループテーブル13に登録されていない場合に、フレームの受信ポートと、送信元IPアドレスと、送信元MACアドレスが学習される。一方、宛先IPアドレスのうちネットワークアドレスが端末グループテーブル13に登録されていない場合には、MAC学習テーブル14への学習が実行されない。すなわち、端末グループテーブル13に登録されたネットワークアドレスが割り当てられた端末グループに属する端末3に関して、受信ポートとIPアドレスとMACアドレスとの対応関係がMAC学習テーブル14に学習されることはない。
図4に戻って、制御部15は、フレーム転送を制御する制御部であり、ネットワークアドレス検索部15a及び転送制御部15bを有する。なお、制御部15は、制御プログラムや各種の処理手順などを規定したプログラム及び各種データを格納する内部メモリを有していてもよい。
ネットワークアドレス検索部15aは、GW2aのMACアドレスを宛先MACアドレスに含むフレームが受信された場合に、フレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスからネットワークアドレスを特定する。ネットワークアドレス検索部15aは、特定したネットワークアドレスを端末グループテーブル13から検索する。ネットワークアドレス検索部15aは、検索部の一例に相当する。例えば、ネットワークアドレス検索部15aが、GW2aのMACアドレスを宛先MACアドレスに含み、かつ、VLAN#4に属する端末3のIPアドレスを宛先IPアドレスに含むフレームを下位L2スイッチ20−1から受信した場合を想定する。
この場合、ネットワークアドレス検索部15aは、フレームに含まれる宛先MACアドレスにGW2aのMACアドレスが含まれるか否かを判定する。ネットワークアドレス検索部15aは、宛先MACアドレスにGW2aのMACアドレスが含まれるので、フレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスからネットワークアドレスを特定する。そして、ネットワークアドレス検索部15aは、特定したネットワークアドレスを端末グループテーブル13から検索する。そして、ネットワークアドレス検索部15aは、下位L2スイッチ20−4の配下の端末3により形成される端末グループであるVLAN#4を識別するネットワークアドレス「172.16.40.xx/24」を端末グループテーブル13から検索する。その後、ネットワークアドレス検索部15aは、検索されたネットワークアドレス「172.16.40.xx/24」と、受信フレームとを転送制御部15bに出力する。
なお、ネットワークアドレス検索部15aは、宛先MACアドレスにGW2aのMACアドレスが含まれない場合や、特定したネットワークが端末グループテーブル13から検索されない場合には、受信したフレームを転送制御部15bにそのまま出力する。
また、ネットワークアドレス検索部15aは、任意のフレームが受信された場合に、受信したフレーム内のIPパケットの送信元IPアドレスからネットワークアドレスを特定し、特定したネットワークアドレスを端末グループテーブル13から検索する。ネットワークアドレス検索部15aは、ネットワークアドレスが検索されないならば、任意のフレームが受信された受信ポートと、送信元IPアドレスと、送信元MACアドレスとを対応付けてMAC学習テーブル14に学習する。一方、ネットワークアドレス検索部15aは、ネットワークアドレスが検索されたならば、MAC学習テーブル14への学習を実行しない。
例えば、ネットワークアドレス検索部15aが、任意のフレームをポート5を介してGW2aから受信した場合を想定する。この場合、ネットワークアドレス検索部15aは、受信したフレーム内のIPパケットの送信元IPアドレスからネットワークアドレスを特定し、特定したネットワークアドレスを端末グループテーブル13から検索する。GW2aから受信されたフレームは、L3網2に接続された他のL2網の送信元から送信されたフレームであり、該フレーム内のIPパケットの送信元IPアドレスから特定されるネットワークアドレスは、端末グループテーブル13に登録されていない。ネットワークアドレス検索部15aは、ネットワークアドレスが検索されないので、受信ポートであるポート5と、フレーム内のIPパケットの送信元IPアドレスと、フレームの送信元MACアドレスとを対応付けてMAC学習テーブル14に学習する。
また、例えば、ネットワークアドレス検索部15aが、任意のフレームをポート1を介して下位L2スイッチ20−1から受信した場合を想定する。この場合、ネットワークアドレス検索部15aは、受信したフレーム内のIPパケットの送信元IPアドレスからネットワークアドレスを特定し、特定したネットワークアドレスを端末グループテーブル13から検索する。下位L2スイッチ20−1から受信されたフレームは、下位L2スイッチ20−1の配下の端末3から送信されたフレームである。このフレーム内のIPパケットの送信元IPアドレスから特定されるネットワークアドレス「172.16.10.xx/24」は、端末グループテーブル13に登録されている。ネットワークアドレス検索部15aは、ネットワークアドレスが検索されたので、MAC学習テーブル14への学習を実行しない。
転送制御部15bは、ネットワークアドレス検索部15aによってネットワークアドレスが検索された場合に、検索されたネットワークアドレスに対応して端末グループテーブル13に記憶されたポートから下位L2スイッチ20へフレームを転送する。このとき、転送制御部15bは、GW2aへの転送が行われない旨を通知するスルー通知ビットをフレームに付与するとともに、スルー通知ビットが付与されたフレームを転送する。転送制御部15bは、第1転送制御部の一例に相当する。
例えば、ネットワークアドレス検索部15aによってネットワークアドレス「172.16.40.xx/24」が検索された場合に、転送制御部15bが、ネットワークアドレス「172.16.40.xx/24」と、受信フレームとをネットワークアドレス検索部15aから受信したとする。この場合、転送制御部15bは、装置情報DB12からスルー通知ビット「TTT」を取得してフレームに付与するとともに、ネットワークアドレス「172.16.40.xx/24」に対応して端末グループテーブル13に記憶されたポート番号「4」を特定する。スルー通知ビット「TTT」は、例えば、フレームのVLANタグに含まれるVLAN−IDに付与される。そして、転送制御部15bは、特定したポート番号「4」を有するポート4から下位L2スイッチ20−4へ、スルー通知ビット「TTT」の付与されたフレームを転送する。
なお、転送制御部15bは、フレームの宛先MACアドレスにGW2aのMACアドレスが含まれない場合や、ネットワークアドレス検索部15aによってネットワークアドレスが検索されなかった場合には、通常のフレーム転送を行う。すなわち、転送制御部15bは、ネットワークアドレス検索部15aから受信したフレームの宛先MACアドレスがMAC学習テーブル14に登録され、かつ、登録されたMACアドレスが同一のVLAN内である場合に、対応するポートからフレームを転送する。一方、転送制御部15bは、受信したフレームの宛先MACアドレスがMAC学習テーブル14に登録されていない場合、又は、登録されたMACアドレスが同一のVLAN内でない場合に、フレームをフラッディング又は破棄する。
動作判定部16は、上位L2スイッチ10が上位L2スイッチとして動作するか、又は、下位L2スイッチとして動作するかを判定する。具体的には、動作判定部16は、装置情報DB12から動作情報を取得し、取得した動作情報に基づいて上位L2スイッチ10が上位L2スイッチとして動作するか、又は、下位L2スイッチとして動作するかを判定する。本実施例では、装置情報DB12から取得された動作情報に、上位L2スイッチ10が上位L2スイッチとして動作することを示す「上位」が格納されている。このため、動作判定部16は、上位L2スイッチ10が上位L2スイッチとして動作すると判定し、判定結果を制御部15に出力する。この判定結果を契機として、制御部15は、ネットワークアドレス検索部15a及び転送制御部15bを起動させる。
次に、図1に示した下位L2スイッチ20の構成について説明する。図8は、実施例1における下位L2スイッチの構成を示すブロック図である。図8に示すように、下位L2スイッチ20は、通信制御I/F部21、装置情報DB22、MAC学習テーブル23、制御部24及び動作判定部25を有する。
なお、制御部24及び動作判定部25は、集積回路や電子回路である。また、装置情報DB22及びMAC学習テーブル23は、半導体素子やハードディスク等の記憶装置である。
通信制御I/F部21は、ポート番号がそれぞれ割り当てられたポート1〜4を有し、他の装置との間の通信を制御するインタフェースである。通信制御I/F部21は、所定のポートでフレームを受信し、受信したフレームを後述の宛先更新部24aに出力する。通信制御I/F部21は、所定のポートを介して、後述の転送制御部24bから出力されたフレームを宛先に送信する。
装置情報DB22は、下位L2スイッチ20に関する種々の設定情報を記憶するデータベースである。図9は、実施例1における装置情報DBの一例を示す図である。図9に示すように、装置情報DB22は、動作情報を設定情報として記憶する。動作情報は、下位L2スイッチ20が上位L2スイッチとして動作するか、又は下位L2スイッチとして動作するかを示す情報である。図5の例では、下位L2スイッチ20が下位L2スイッチとして動作するため、動作情報に「下位」が格納されている。
MAC学習テーブル23は、端末グループに属する各端末3に接続されたポートと、各端末3を識別する端末識別子と、各端末3の固有情報とを対応付けて記憶する。MAC学習テーブル23は、学習がおこなわれるたびに対応関係(エントリ)が登録される。MAC学習テーブル23は、第2記憶部の一例に相当する。図10は、実施例1におけるMAC学習テーブルの一例を示す図である。図10に示すMAC学習テーブル23は、一例として、下位L2スイッチ20が下位L2スイッチ20−4である場合のMAC学習テーブルであるものとする。図10に示すように、MAC学習テーブル23は、ポート、IPアドレス及びMACアドレスといった項目を対応付けて記憶する。
ポートは、端末グループとしてのVLAN#1に属する各端末3に接続されたポートの識別番号を示す。IPアドレスは、VLAN#1に属する各端末3を識別する端末識別子であるIPアドレスを示す。MACアドレスは、VLAN#1に属する各端末3の固有情報であるMACアドレスを示す。なお、ポート、IPアドレス及びMACアドレスには、それぞれ、上位L2スイッチ10に接続されたポートの識別番号、上位L2スイッチ10を識別するIPアドレス、及び上位L2スイッチ10のMACアドレスが格納されることもある。
例えば、図10の1行目は、ポート番号「1」を有するポート1に、IPアドレス「172.16.40.1/24」及びMACアドレス「AAAA」とする端末3が接続されていることを示す。図10の2行目は、ポート番号「2」を有するポート2に、IPアドレス「172.16.40.2/24」及びMACアドレス「BBBB」とする端末3が接続されていることを示す。図10の3行目は、ポート番号「3」を有するポート3に、IPアドレス「172.16.40.3/24」及びMACアドレス「CCCC」とする端末3が接続されていることを示す。図10の4行目は、ポート番号「4」を有するポート4に、IPアドレス「172.16.40.254/24」及びMACアドレス「UUUU」とする上位L2スイッチ10が接続されていることを示す。図10に例示したように、各下位L2スイッチ20は、自身の配下の端末3のみについてポートとIPアドレスとMACアドレスとの対応関係を保持し、他の下位L2スイッチ20の配下の端末3について対応関係を保持しない。これにより、下位L2スイッチ20毎のMAC学習テーブル23のエントリ数の増大が抑えられる。
図8に戻って、制御部24は、フレーム転送を制御する制御部であり、宛先更新部24a及び転送制御部24bを有する。なお、制御部24は、制御プログラムや各種の処理手順などを規定したプログラム及び各種データを格納する内部メモリを有していてもよい。
宛先更新部24aは、上位L2スイッチ10から転送されたフレームを受信する。宛先更新部24aは、受信したフレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスに対応してMAC学習テーブル23に記憶された端末3のMACアドレスを用いてフレームの宛先MACアドレスを更新する。詳細には、宛先更新部24aは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されている場合に、フレームの宛先MACアドレスを更新する。宛先更新部24aは、更新部の一例に相当する。例えば、GW2aのMACアドレスを宛先MACアドレスに含み、かつ、VLAN#4に属する端末3のIPアドレスを宛先IPアドレスに含むフレームが上位L2スイッチ10から転送され、宛先更新部24aが該フレームを受信したとする。VLAN#4に属する端末3のIPアドレスは、「172.16.40.3/24」であるものとする。さらに、上位L2スイッチ10から下位L2スイッチ20に転送されたフレームには、スルー通知ビットが付与されているとする。
この場合、宛先更新部24aは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されているか否かを判定する。宛先更新部24aは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されているので、フレーム内のIPパケットの宛先IPアドレス「172.16.40.3/24」に対応してMAC学習テーブル23に記憶された端末3のMACアドレス「CCCC」を特定する。そして、宛先更新部24aは、特定した端末3のMACアドレス「CCCC」を用いてフレームの宛先MACアドレスをGW2aのMACアドレスから端末3のMACアドレス「CCCC」に更新する。その後、宛先更新部24aは、宛先MACアドレスを端末3のMACアドレス「CCCC」に更新されたフレームを転送制御部24bに出力する。
なお、宛先更新部24aは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されていない場合には、受信したフレームの宛先MACアドレスを更新することなく、フレームを転送制御部24bにそのまま出力する。
また、宛先更新部24aは、フレームを受信するたびに、フレームが受信された受信ポートと、送信元IPアドレスと、送信元MACアドレスとを対応付けてMAC学習テーブル23に学習する。なお、宛先更新部24aは、受信ポートと送信元IPアドレスと送信元MACアドレスとの対応関係が既に学習済みである場合には、MAC学習テーブル23への学習を実行しない。
転送制御部24bは、宛先更新部24aからフレームの入力を受け付ける。転送制御部24bは、宛先更新部24aから受け付けたフレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスに対応してMAC学習テーブル23に記憶されたポートから、宛先更新部24aによって宛先MACアドレスを更新されたフレームを転送する。転送制御部24bは、第2転送制御部の一例に相当する。
例えば、転送制御部24bが、宛先MACアドレスを端末3のMACアドレス「CCCC」に更新されたフレームを宛先更新部24aから受け付けたとする。また、宛先MACアドレスを端末3のMACアドレス「CCCC」に更新されたフレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスが「172.16.40.3/24」であるとする。この場合、転送制御部24bは、MAC学習テーブル23を参照して、宛先IPアドレスが「172.16.40.3/24」に対応するポート番号「3」を特定する。そして、転送制御部24bは、特定したポート番号「3」を有するポート3から端末3へフレームを転送する。
なお、転送制御部24bは、スルー通知ビットが付与されていないフレームの入力を宛先更新部24aから受け付けた場合には、通常のフレーム転送を行う。すなわち、転送制御部24bは、宛先更新部24aから受信したフレームの宛先MACアドレスがMAC学習テーブル23に登録され、かつ、登録されたMACアドレスが同一のVLAN内である場合に、対応するポートからフレームを転送する。一方、転送制御部24bは、受信したフレームの宛先MACアドレスがMAC学習テーブル23に登録されていない場合、又は、登録されたMACアドレスが同一のVLAN内でない場合に、フレームをフラッディングまたは破棄する。
動作判定部25は、下位L2スイッチ20が上位L2スイッチとして動作するか、又は、下位L2スイッチとして動作するかを判定する。具体的には、動作判定部25は、装置情報DB22から動作情報を取得し、取得した動作情報に基づいて下位L2スイッチ20が上位L2スイッチとして動作するか、又は、下位L2スイッチとして動作するかを判定する。本実施例では、装置情報DB22から取得された動作情報に、下位L2スイッチ20が下位L2スイッチとして動作することを示す「下位」が格納されている。このため、動作判定部25は、下位L2スイッチ20が下位L2スイッチとして動作すると判定し、判定結果を制御部24に出力する。この判定結果を契機として、制御部24は、宛先更新部24a及び転送制御部24bを起動させる。
次に、図11を用いて、実施例1に係るスイッチ通信システム1の処理の流れについて説明する。図11は、実施例1に係るスイッチ通信システムの処理の流れを示す図である。図11に示すように、スイッチ通信システム1の上位L2スイッチ10又は下位L2スイッチ20は、フレームが受信されていない場合には(ステップS101;No)、待機する。
上位L2スイッチ10の動作判定部16又は下位L2スイッチ20の動作判定部25は、フレームが受信されると(ステップS101;Yes)、以下の処理を行う。すなわち、上位L2スイッチ10の動作判定部16又は下位L2スイッチ20の動作判定部25は、装置情報DB12又は装置情報DB22から動作情報を取得し、取得した動作情報に「上位」が設定されているか否かを判定する(ステップS102)。上位L2スイッチ10の動作判定部16は、動作情報に「上位」が設定されている場合には(ステップS102;Yes)、上位L2スイッチ10が上位L2スイッチとして動作すると判定する。この判定結果を契機に、上位L2スイッチ10の制御部15は、ネットワークアドレス検索部15a及び転送制御部15bを起動させる。
ネットワークアドレス検索部15aは、受信したフレーム内のIPパケットの送信元IPアドレスからネットワークアドレスを特定する(ステップS103)。ネットワークアドレス検索部15aは、特定したネットワークアドレスを端末グループテーブル13から検索する(ステップS104)。ネットワークアドレス検索部15aは、ネットワークアドレスが検索されない場合には(ステップS105;No)、受信ポートと、送信元IPアドレスと、送信元MACアドレスとを対応付けてMAC学習テーブル14に学習する(ステップS106)。
一方、ネットワークアドレス検索部15aは、ネットワークアドレスが検索された場合には(ステップS105;Yes)、MAC学習テーブル14への学習を実行することなく、処理をステップS107に進める。
続いて、ネットワークアドレス検索部15aは、フレームに含まれる宛先MACアドレスにGW2aのMACアドレスが含まれるか否かを判定する(ステップS107)。ネットワークアドレス検索部15aは、宛先MACアドレスにGW2aのMACアドレスが含まれる場合には(ステップS107;Yes)、フレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスからネットワークアドレスを特定する(ステップS108)。そして、ネットワークアドレス検索部15aは、特定したネットワークアドレスを端末グループテーブル13から検索する(ステップS109)。
転送制御部15bは、ネットワークアドレス検索部15aによってネットワークアドレスが検索された場合には(ステップS110;Yes)、スルー通知ビットをフレームに付与する(ステップS111)。これとともに、転送制御部15bは、検索されたネットワークアドレスに対応して端末グループテーブル13に記憶されたポートを特定する(ステップS112)。そして、転送制御部15bは、特定したポートから下位L2スイッチ20へフレームを転送する(ステップS113)。
一方、転送制御部15bは、宛先MACアドレスにGW2aのMACアドレスが含まれない場合(ステップS107;No)、又はネットワークアドレスが検索されなかった場合には(ステップS110;No)、ステップS114以降の通常のフレーム転送を行う。
すなわち、転送制御部15bは、受信したフレームの宛先MACアドレスがMAC学習テーブル14に登録されているか否かを判定する(ステップS114)。転送制御部15bは、宛先MACアドレスがMAC学習テーブル14に登録されている場合には(ステップS114;Yes)、登録されたMACアドレスが同一のVLAN内であるか否かを判定する(ステップS115)。そして、転送制御部15bは、登録されたMACアドレスが同一のVLAN内である場合には(ステップS115;Yes)、フレーム内の宛先IPアドレスに対応してMAC学習テーブル14に記憶されたポートを特定する(ステップS116)。そして、転送制御部15bは、特定したポートからフレームを宛先へ転送する(ステップS117)。
一方、転送制御部15bは、受信したフレームの宛先アドレスがMAC学習テーブル14に登録されていない場合(ステップS114;No)、又は、登録されたMACアドレスが同一のVLAN内でない場合には(ステップS115;No)、以下の処理を行う。すなわち、転送制御部15bは、フレームをフラッディング又は破棄する(ステップS118)。
下位L2スイッチ20の動作判定部25は、動作情報に「下位」が設定されている場合には(ステップS102;No)、下位L2スイッチ20が下位L2スイッチとして動作すると判定する。この判定結果を契機に、下位L2スイッチ20の制御部24は、宛先更新部24a及び転送制御部24bを起動させる。
宛先更新部24aは、フレームが受信された受信ポートと、送信元IPアドレスと、送信元MACアドレスとを対応付けてMAC学習テーブル23に学習する(ステップS119)。なお、宛先更新部24aは、受信ポートと送信元IPアドレスと送信元MACアドレスとの対応関係が既に学習済みである場合には、MAC学習テーブル23への学習を実行せずに、処理をステップS120に進める。
続いて、宛先更新部24aは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されているか否かを判定する(ステップS120)。宛先更新部24aは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されている場合には(ステップS120;Yes)、以下の処理を行う。すなわち、宛先更新部24aは、フレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスに対応してMAC学習テーブル23に記憶された端末3のMACアドレスを特定する(ステップS121)。そして、宛先更新部24aは、特定した端末3のMACアドレスを用いてフレームの宛先MACアドレスをGW2aのMACアドレスから端末3のMACアドレスに更新する(ステップS122)。
その後、転送制御部24bは、宛先MACアドレスの更新されたフレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスに対応してMAC学習テーブル23に記憶されたポートを特定し(ステップS116)、ポートから端末3へフレームを転送する(ステップS117)。
一方、転送制御部24bは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されていない場合には(ステップS120;No)、ステップS114以降の通常のフレーム転送を行う。
実施例1によれば、上位L2スイッチ10は、ポートとIPアドレスの前半部分であるネットワークアドレスとの対応関係のみを保持し、この対応関係を基にしてL3網2のGW2aを経由することなくフレームを下位L2スイッチ20の配下の端末3に転送する。この結果、上位L2スイッチ10は、L2スイッチの配下の全端末についてポートとIPアドレスとMACアドレスとの対応関係を学習する従来技術と比較して、L3網2のGW2aを経由することなくフレームを転送する場合のメモリの使用量を抑えることができる。また、各下位L2スイッチ20は、1つのVLAN内でポートとIPアドレスとMACアドレスとの対応関係を保持するので、1つのL2スイッチで複数のVLANについて対応関係を学習する従来技術と比較してメモリの使用量を抑えることができる。その結果、上位L2スイッチ10及び下位L2スイッチ20は、L3網のGWを経由することなくフレームを転送する場合のメモリの使用量を抑えることができる。
また、実施例1によれば、上位L2スイッチ10は、GW2aへの転送が行われない旨を通知するスルー通知ビットをフレームに付与するとともに、スルー通知ビットが付与されたフレームを下位L2スイッチ20に転送する。下位L2スイッチ20は、転送されたフレームにスルー通知ビットが付与されている場合に、フレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスに対応してMAC学習テーブル23に記憶された端末3のMACアドレスを用いてフレームの宛先MACアドレスを更新する。これにより、下位L2スイッチ20は、スルー通知ビットが付与されたフレームの宛先情報のみを更新するので、宛先情報の更新にかかる処理負荷を低減することができる。
また、実施例1によれば、上位L2スイッチ10は、受信されたフレーム中のIPパケットの宛先IPアドレスから特定されるネットワークアドレスが端末グループテーブル13から検索された場合に、MAC学習テーブル14への学習を実行しない。これにより、上位L2スイッチ10は、MAC学習テーブル14のエントリ数の増加を回避することができるので、L3網のGWを経由することなくフレームを転送する場合のメモリの使用量をより一層抑えることができる。
上記実施例1では、下位L2スイッチ20は、上位L2スイッチ10から転送されたフレーム内のIPパケットの宛先IPアドレスに対応してMAC学習テーブル23に記憶された端末3のMACアドレスを用いて、宛先MACアドレスを更新する例を示した。しかし、下位L2スイッチは、VLANに属する全ての端末3にフレームを転送するためのブロードキャスト用のMACアドレスを用いて、上位L2スイッチ10から転送されたフレームの宛先MACアドレスを更新するようにしても良い。そこで、実施例2では、下位L2スイッチが、VLANに属する全ての端末3にフレームを転送するためのブロードキャスト用のMACアドレスを用いて、上位L2スイッチ10から転送されたフレームの宛先MACアドレスを更新する例について説明する。なお、以下の説明では、実施例1と同様の各部の動作については説明を省略する。
まず、実施例2における下位L2スイッチ30の構成について説明する。図12は、実施例2における下位L2スイッチの構成を示すブロック図である。なお、実施例2における上位L2スイッチ10の構成は、図4に示した上位L2スイッチ10の構成と同様であるので、その説明を省略する。
図12に示すように、下位L2スイッチ30は、通信制御I/F部21、装置情報DB22、MAC学習テーブル23、制御部34及び動作判定部25を有する。このうち、下位L2スイッチ30は、通信制御I/F部21、装置情報DB22、MAC学習テーブル23及び動作判定部25は、図8に示した通信制御I/F部21、装置情報DB22、MAC学習テーブル23及び動作判定部25と同様である。
制御部34は、フレーム転送を制御する制御部であり、宛先更新部34a及び転送制御部34bを有する。なお、制御部34は、制御プログラムや各種の処理手順などを規定したプログラム及び各種データを格納する内部メモリを有していてもよい。
宛先更新部34aは、上位L2スイッチ10から転送された、GW2aのMACアドレスを宛先MACアドレスに含むフレームを受信する。すると、宛先更新部34aは、VLANに属する全ての端末3にフレームを転送するための端末3のMACアドレスであるブロードキャスト用MACアドレスを用いてフレームの宛先MACアドレスを更新する。詳細には、宛先更新部34aは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されている場合に、MAC学習テーブル23を参照することなく、ブロードキャスト用MACアドレスを用いてフレームの宛先MACアドレスを更新する。例えば、GW2aのMACアドレスを宛先MACアドレスに含み、かつ、VLAN#4に属する端末3のIPアドレスを宛先IPアドレスに含むフレームが上位L2スイッチ10から転送され、宛先更新部34aが該フレームを受信したとする。さらに、上位L2スイッチ10から下位L2スイッチ20に転送されたフレームには、スルー通知ビットが付与されているとする。
この場合、宛先更新部34aは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されているか否かを判定する。宛先更新部34aは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されているので、MAC学習テーブル23を参照することなく、ブロードキャスト用MACアドレスを用いてフレームの宛先MACアドレスをGW2aのMACアドレスから更新する。ブロードキャスト用MACアドレスは、例えば「FF:FF:FF:FF:FF:FF」である。その後、宛先更新部34aは、宛先MACアドレスをブロードキャスト用MACアドレスに更新されたフレームを転送制御部34bに出力する。
なお、宛先更新部34bは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されていない場合には、MAC学習テーブル23への学習を行うとともに、受信したフレームの宛先MACアドレスを更新することなく、フレームを転送制御部34bにそのまま出力する。
転送制御部34bは、宛先更新部34aからフレームの入力を受け付ける。転送制御部34bは、VLANに属する各端末3に接続された全ポートから、宛先更新部34aによって宛先MACアドレスを更新されたフレームをブロードキャストにより転送する。
例えば、転送制御部34bは、宛先MACアドレスをブロードキャスト用MACアドレスに更新されたフレームを宛先更新部34aから受け付けたとする。この場合、転送制御部34bは、MAC学習テーブル23を参照することなく、VLANに属する各端末3に接続された全ポート1〜3から各端末3へフレームをブロードキャストにより転送する。
なお、転送制御部34bは、スルー通知ビットが付与されていないフレームの入力を宛先更新部34aから受け付けた場合には、通常のフレーム転送を行う。すなわち、転送制御部34bは、宛先更新部34aから受信したフレームの宛先MACアドレスがMAC学習テーブル23に登録され、かつ、登録されたMACアドレスが同一のVLAN内である場合に、対応するポートからフレームを転送する。一方、転送制御部34bは、受信したフレームの宛先MACアドレスがMAC学習テーブル23に登録されていない場合、又は、登録されたMACアドレスが同一のVLAN内でない場合に、フレームをフラッディングまたは破棄する。
次に、図13を用いて、実施例2に係るスイッチ通信システム1の処理の流れについて説明する。図13は、実施例2に係るスイッチ通信システムの処理の流れを示す図である。なお、図13に示すステップS201〜S218の処理手順は、それぞれ、図11に示したステップS101〜S118における処理手順と同様であるため、説明を省略する。
下位L2スイッチ30の動作判定部25は、動作情報に「下位」が設定されている場合には(ステップS202;No)、下位L2スイッチ30が下位L2スイッチとして動作すると判定する。この判定結果を契機に、下位L2スイッチ30の制御部34は、宛先更新部34a及び転送制御部34bを起動させる。
宛先更新部34aは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されているか否かを判定する(ステップS219)。宛先更新部34aは、スルー通知ビットが付与されていない場合には(ステップS219;No)、フレームが受信された受信ポートと、送信元IPアドレスと、送信元MACアドレスとを対応付けてMAC学習テーブル23に学習すする(ステップS220)。その後、宛先更新部34aは、フレームを転送制御部34bにそのまま出力し、処理をステップS214に進める。
宛先更新部34aは、受信したフレームにスルー通知ビットが付与されている場合には(ステップS219;Yes)、ブロードキャスト用MACアドレスを用いてフレームの宛先MACアドレスをGW2aのMACアドレスから更新する(ステップS221)。
その後、転送制御部34bは、VLANに属する各端末3に接続された全ポートから、宛先更新部34aによって宛先MACアドレスが更新されたフレームをブロードキャストにより転送する(ステップS222)。
実施例2によれば、下位L2スイッチ30が、VLANに属する全ての端末3にフレームを転送するためのブロードキャスト用MACアドレスを用いて、上位L2スイッチ10から転送されたフレームの宛先MACアドレスを更新する。そして、下位L2スイッチ30は、VLANに属する各端末3に接続された全ポートから、宛先MACアドレスの更新されたフレームをブロードキャストにより転送する。これにより、下位L2スイッチ30は、MAC学習テーブル23に記憶された端末3のMACアドレスを用いることなく、VLANに属する全ての端末3に対してフレームを転送することができる。その結果、下位L2スイッチ30は、L3網のGWを経由することなくフレームを転送する処理全体の負荷を低減することができる。
(ハードウェア構成)
なお、実施例1及び2における、上位L2スイッチ10と、下位L2スイッチ20,30は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図14は、上位L2スイッチのハードウェア構成例を示す図である。上位L2スイッチ10は、ハードウェアとしては、図14に示す上位L2スイッチ10により実現される。すなわち、図14に示すように、上位L2スイッチ10は、通信インタフェースカード10a、CPU(Central Processing Unit)10b、HDD(Hard Disk Drive)10c及びメモリ10dを有する。メモリ10dは、例えば、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリにより構成される。通信制御I/F部11は、通信インタフェースカード10aにより実現される。ネットワークアドレス検索部15a、転送制御部15b及び動作判定部16は、例えばCPU10bにより実現される。装置情報DB12、端末グループテーブル13及びMAC学習テーブル14は、例えばCPU10b及びHDD10c、又はメモリ10dにより実現される。
また、上記説明における各種の処理は、予め用意されたプログラムをCPU10bに実行させることによっても実現できる。すなわち、ネットワークアドレス検索部15a、転送制御部15b及び動作判定部16によって実行される各処理に対応するプログラムが予めHDD10c又はメモリ10dに記憶され、各プログラムがCPU10bへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。また、各プログラムは、必ずしも予めHDD10c又はメモリ10dに記憶される必要はない。すなわち、例えば、上位L2スイッチ10に接続可能なフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード、メモリカード等の可搬の記録媒体に各プログラムが予め記録されている態様を想定する。この態様において、各プログラムがCPU10bへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。また例えば、インターネット、LAN、WAN等を介して無線または有線により上位L2スイッチ10に接続されるコンピュータまたはサーバ等に各プログラムが予め記憶され、各プログラムがCPU10bへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。
図15は、下位L2スイッチのハードウェア構成例を示す図である。下位L2スイッチ20,30は、ハードウェアとしては、図15に示す下位L2スイッチ20により実現される。すなわち、図15に示すように、下位L2スイッチ20は、通信インタフェースカード20a、CPU20b、HDD20c及びメモリ20dを有する。メモリ20dは、例えば、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリにより構成される。通信制御I/F部21は、通信インタフェースカード20aにより実現される。宛先更新部24a,34a、転送制御部24b,34b及び動作判定部25は、例えばCPU20bにより実現される。装置情報DB22及びMAC学習テーブル23は、例えばCPU20b及びHDD20c、又はメモリ20dにより実現される。
また、上記説明における各種の処理は、予め用意されたプログラムをCPU20bに実行させることによっても実現できる。すなわち、宛先更新部24a,34a、転送制御部24b,34b及び動作判定部25によって実行される各処理に対応するプログラムが予めHDD20c又はメモリ20dに記憶され、各プログラムがCPU20bへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。また、各プログラムは、必ずしも予めHDD20c又はメモリ20dに記憶される必要はない。すなわち、例えば、下位L2スイッチ20に接続可能なフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード、メモリカード等の可搬の記録媒体に各プログラムが予め記録されている態様を想定する。この態様において、各プログラムがCPU20bへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。また例えば、インターネット、LAN、WAN等を介して無線または有線により下位L2スイッチ20に接続されるコンピュータまたはサーバ等に各プログラムが予め記憶され、各プログラムがCPU20bへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。
1 スイッチ通信システム
10 上位L2スイッチ
11 通信制御I/F部
12 装置情報DB
13 端末グループテーブル
14 MAC学習テーブル
15 制御部
15a ネットワークアドレス検索部
15b 転送制御部
16 動作判定部
20、30 下位L2スイッチ
21 通信制御I/F部
22 装置情報DB
23 MAC学習テーブル
24、34 制御部
24a、34a 宛先更新部
24b、34b 転送制御部
25 動作判定部

Claims (7)

  1. 上位装置と、該上位装置と通信する複数の下位装置とを含む通信システムであって、
    ゲートウェイを介してレイヤ3網に接続された前記上位装置は、
    各前記下位装置に接続されたポートと、各前記下位装置の配下の複数の端末により形成される端末グループを識別するグループ識別子とを対応付けて記憶する第1記憶部と、
    前記ゲートウェイの固有情報を宛先情報に含むフレームが受信された場合に、該フレーム内のパケットの宛先の端末を識別する端末識別子から該端末の属する前記端末グループのグループ識別子を特定し、該グループ識別子を前記第1記憶部から検索する検索部と、
    前記グループ識別子が検索された場合に、検索された前記グループ識別子に対応して前記第1記憶部に記憶されたポートから前記フレームを転送する第1転送制御部とを備え、
    各前記下位装置は、
    前記端末グループに属する各端末に接続されたポートと、各端末を識別する端末識別子と、各端末の固有情報とを対応付けて記憶する第2記憶部と、
    前記フレーム内のパケットの宛先の端末を識別する端末識別子に対応して前記第2記憶部に記憶された端末の固有情報を用いて該フレームの前記宛先情報を更新する更新部と、
    前記端末識別子に対応して前記第2記憶部に記憶されたポートから、前記更新部によって前記宛先情報を更新されたフレームを転送する第2転送制御部とを備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記第1転送制御部は、前記ゲートウェイへの転送が行われない旨を通知する通知ビットを前記フレームに付与するとともに、前記通知ビットが付与された前記フレームを転送し、
    前記更新部は、前記フレームに前記通知ビットが付与されている場合に、該フレーム内のパケットの宛先の端末を識別する端末識別子に対応して前記第2記憶部に記憶された端末の固有情報を用いて該フレームの前記宛先情報を更新することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記更新部は、前記フレームに前記通知ビットが付与されている場合に、前記端末グループに属する全ての端末に前記フレームを転送するための前記端末の固有情報であるブロードキャスト用固有情報を用いて前記フレームの前記宛先情報を更新し、
    前記第2転送制御部は、前記端末グループに属する各端末に接続された全ポートから、前記更新部によって前記宛先情報を更新された前記フレームをブロードキャストにより転送することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記検索部は、さらに、任意のフレームが受信された場合に、該任意のフレーム内のパケットの送信元の端末を識別する端末識別子から該端末の属する前記端末グループの前記グループ識別子を特定し、該グループ識別子を前記第1記憶部から検索し、該グループ識別子が検索されないならば、前記任意のフレームが受信された受信ポートと、前記任意のフレーム内の送信元の端末を識別する端末識別子と、前記送信元の端末の固有情報とを対応づけて所定の学習テーブルに学習し、該グループ識別子が検索されたならば、前記学習テーブルへの学習を実行しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の通信システム。
  5. 前記上位装置及び前記下位装置は、自装置が前記上位装置として動作するか、又は、前記下位装置として動作するかを判定する動作判定部をさらに備え、前記判定部によって自装置が前記上位装置として動作すると判定された場合には、前記検索部及び前記第1転送制御部を起動させ、前記判定部によって自装置が前記下位装置として動作すると判定された場合には、前記更新部及び前記第2転送制御部を起動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信システム。
  6. 上位装置と、該上位装置と通信する複数の下位装置とにより実行される通信方法であって、
    ゲートウェイを介してレイヤ3網に接続された前記上位装置は、
    前記ゲートウェイの固有情報を宛先情報に含むフレームが受信された場合に、該フレーム内のパケットの宛先の端末を識別する端末識別子から該端末の属する端末グループのグループ識別子を特定し、該グループ識別子を、各前記下位装置に接続されたポートと、各前記下位装置の配下の複数の端末により形成される前記端末グループを識別するグループ識別子とを対応付けて記憶する第1記憶部から検索し、
    前記グループ識別子が検索された場合に、検索された前記グループ識別子に対応して前記第1記憶部に記憶されたポートから前記フレームを転送し、
    各前記下位装置は、
    前記端末グループに属する各端末に接続されたポートと、各端末を識別する端末識別子と、各端末の固有情報とを対応付けて記憶する第2記憶部において、前記フレーム内のパケットの宛先の端末を識別する端末識別子に対応付けられた前記端末の固有情報を用いて前記フレームの前記宛先情報を更新し、
    前記端末識別子に対応して前記第2記憶部に記憶されたポートから、前記宛先情報を更新されたフレームを転送することを特徴とする通信方法。
  7. ゲートウェイを介してレイヤ3網に接続された上位装置と、該上位装置と通信する複数の下位装置とを含む通信システムにおける前記上位装置であって、
    各前記下位装置に接続されたポートと、各前記下位装置の配下の複数の端末により形成される端末グループを識別するグループ識別子とを対応付けて記憶する第1記憶部と、
    前記ゲートウェイの固有情報を宛先情報に含むフレームが受信された場合に、該フレーム内のパケットの宛先の端末を識別する端末識別子から該端末の属する前記端末グループのグループ識別子を特定し、該グループ識別子を前記第1記憶部から検索する検索部と、
    前記グループ識別子が検索された場合に、検索された前記グループ識別子に対応して前記第1記憶部に記憶されたポートから前記フレームを転送することによって、前記フレームを受信した各前記下位装置に、当該下位装置の配下の端末の固有情報を用いて前記フレームの前記宛先情報を更新させる転送制御部と
    を備えたことを特徴とする上位装置。
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