JP2014207298A - 可搬式太陽光発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可搬性を有するとともに、少なくとも二次電池を装置に固定内蔵させることなく、太陽光発電装置とは別体とすることにより、二次電池の移動作業にも適した使い勝手の良い新規な可搬式太陽光発電装置を提供する。
【解決手段】 太陽光発電体35,44,64とを有してなる架台5,6,7と、上記架台の下方に配置される本体側キャスター18と、を有してなる太陽光発電装置本体2と、上記太陽光発電体に接続された二次電池99,100を支持する電池支持体105と、この電池支持体の下方に配置され地面上を転動する電池側キャスター98と、を有してなる電池支持装置3と、を備え、上記架台内には、上記電池支持装置を内部に収容する収容空間が形成され、該架台には、上記収容空間内に上記電池支持装置を収容した際に架台と電池支持装置とが係合する係合部材86,87が該架台と太陽光発電装置との少なくとも何れか一方に相対的に配置されてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、太陽光発電装置に係るものであって、特に、自立性を有してなるとともに移動可能とされてなる太陽光発電装置に関するものである。
これまで太陽光発電装置は、国の電力買取制度の創設を背景に、家屋,ビル又は工場等の構造物の屋根や屋上に多数設置されたり、広い敷地に数多く設置されたりすることが多い。こうした構造物や敷地に多数設置されている太陽光発電装置は、複数のセルからなるモジュールが所定の面積に配置された太陽光発電体(太陽光パネル等)が架台により傾斜した状態で支持されてなるものが多い。他方、上記太陽光発電装置は、古くは電卓の電源として使用されたり、近年では、携帯電話等の家電製品等を充電したりするためのバッテリーとして利用されているものも存在する。
ところで、上述した構造物や敷地に設置された太陽光発電装置では、該構造物等に固定されたものであり、持ち運びが不能である一方、家電製品を充電する用途として販売されている太陽光発電装置では、小型であるため持ち運びに適している半面、得られる電力が小さい。換言すれば、商用電源を得られる環境にない場所や震災等の天災地変により電源設備が使用不能となった場所においても、所定量の発電が可能となり、移動させることが容易となり(可搬性を有し)しかも自立性を有する太陽光発電装置が求められている。
そこで、こうした機能を備えた太陽光発電装置としては、以下に羅列するものが種々提案されている。例えば、発電装置の骨格を形成するフレームに、フィルム状の太陽電池の両側から防水シートを貼り合わせたラミネート構造の可撓性太陽電池モジュールを巻き取るための巻き取りロールにより巻き取り可能とし、上記フレームには、キャスターを備えてなるもの(特許文献1参照)や、展開することにより四角推状とされるテント体の傾斜面に太陽光パネルを配置し、上記テント体を折り畳み可能としたもの(特許文献2)等がある。こうした太陽光発電装置によれば、上記太陽電池モジュールや太陽光パネルにより発電することが可能となるばかりではなく、自立性を備えるとともに移動可能となる。
特開平10−313130号公報 特開2000−4038号公報
ところで、上記それぞれの太陽光発電装置は、上記太陽電池モジュール又は太陽光パネルにより発電した電力は、二次電池に蓄電して使用される場合が多く、上記二次電池(又はこの二次電池にインバータを接続し、このインバータ)に(必要に応じてアダプタを介して)携帯電話やパーソナルコンピュータその他の電子機器若しくは家電製品等の負荷を接続して使用されるのが一般的である。したがって、例えば、上記特許文献1に開示されたもののように、太陽光発電装置に上記キャスター等を取り付けて可搬性を有するものとして構成する場合には、該太陽光発電装置に内蔵させる方法と、上記二次電池を作業者又は使用者が別個に所持して移動させる方法が想定される。
しかしながら、上記二次電池は、比較的高重量のものが多く、容量が大きな二次電池を使用する場合には、作業者又は使用者が所持して移動させることは困難であり、さらにこうした二次電池を複数個に亘って上記太陽光パネル等に接続させて使用する場合には、相当な労力を強いることとなる。一方、上記二次電池等を太陽光発電装置に内蔵させ、一体とさせる方法を採用した場合には、二次電池を予め充電した後に上記太陽光パネル等に接続させることはできない。
そこで、本発明は、上述した従来の太陽光発電装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、可搬性を有するとともに、少なくとも二次電池を装置に固定内蔵させることなく、太陽光発電装置とは別体とすることにより、二次電池の移動作業にも適した使い勝手の良い新規な可搬式太陽光発電装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、背面板部と、この背面板部の正面に配置され上端から下端側にかけて該背面板部から徐々に離間するように配置され太陽光により発電する太陽光発電体とを有してなる架台と、上記架台の下方に配置され地面上を転動する本体側キャスターと、を有してなる太陽光発電装置本体と、上記太陽光発電体にコネクタを介して電気的に接続された二次電池を支持する電池支持体と、この電池支持体の下方に配置されに地面上を転動する電池側キャスターと、を有してなる電池支持装置と、を備え、上記架台を構成する背面板部と太陽光発電体との間には、上記電池支持装置を内部に収容する収容空間が形成されてなるとともに、該架台には、上記収容空間内に上記電池支持装置を収容した際に架台と電池支持装置とが係合する係合部材が該架台と太陽光発電装置との少なくとも何れか一方に相対的に配置されてなることを特徴とするものである。
上記第1の発明に係る可搬式太陽光発電装置では、上記電池支持装置は上記架台内に収容され、該架台と係合されるとともに、上記太陽光発電装置本体には本体側キャスターが配置され、電池支持装置には電池側キャスターが配置されていることから、作業者又は使用者が上記太陽光発電装置本体を押圧することにより、該太陽光発電装置本体と電池支持装置とを一体的に(すなわち、この可搬式太陽光発電装置全体を)他所に移動させることが可能となる。また、上記太陽光発電装置本体と電池支持装置との係合状態を解除し、該電池支持装置を太陽光発電装置本体内から取り出すことにより、電池支持装置のみを他所に移動することができるばかりではなく、上記二次電池を交換することも可能となる。こうした二次電池の交換は、例えば、蓄電能力が低下した二次電池を新たな二次電池に交換する場合だけではなく、充電量が少ない二次電池を充電量が多い二次電池に交換する場合を挙げることができる。こうした二次電池の交換により、商用電源には接続できない野外においては、上記太陽光発電体のみからの電力に頼る必要性はなく、長時間電力を使用することが可能となる。
なお、上記太陽光発電体は、太陽光により発電する機能を備えたものであれば、板状に成形された太陽光パネルでも、フィルム状の太陽電池の両側から防水シートを貼り合わせたラミネート構造の可撓性太陽電池モジュールであっても良い。また、上記電池支持装置は、少なくとも一つの二次電池が支持されてなるものであれば良く、該二次電池の数は特に限定されるものではない。また、この電池支持装置には、上記二次電池ばかりではなく、直流電流を交流電流に変換するインバータ,電流系その他用途に応じて必要な機器が支持されているものであっても良い。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記架台は、大型の架台から小型の架台がそれぞれ相対的に入れ子状に配置された複数の架台として構成され、それぞれの架台には前記本体側キャスターが配置されてなり、相対的に大型の架台内に小型の架台の全部又は一部が挿入可能とされ、該複数の架台の全長が伸縮可能とされてなるとともに、前記電池支持装置が収容される収容空間は、上記最も小型の架台に形成されてなることを特徴とするものである。
この第2の発明に係る可搬式太陽光発電装置では、前記架台は、大型の架台から小型の架台がそれぞれ相対的に入れ子状に配置された複数の架台として構成され、相対的に大型の架台内に小型の架台の全部又は一部が挿入可能とされ、該複数の架台の全長が伸縮可能とされてなることから、使用しない場合には全長を小型化することがき、前記本体側キャスターや電池側キャスターを転動させながら他所へ移動させる際や、自動車等の車両に積載して移送する際においても極めて簡便なものとすることが可能となる。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1又は第2の発明の何れかにおいて、前記電池支持装置には、前記架台の外側から前記収容空間内に収容する際に移動させる方向又は該収容空間内から取り出す際に移動させる方向とは直交する方向にスライド操作可能なトレーが配置され、上記トレー上に前記二次電池が支持されてなることを特徴とするものである。
上記第3の発明に係る可搬式太陽光発電装置では、前記電池支持装置には、前記架台の外側から前記収容空間内に収容する際に移動させる方向又は該収容空間内から取り出す際に移動させる方向とは直交する方向にスライド操作可能なトレーが配置され、上記トレー上に前記二次電池が支持されてなることから、二次電池の上方に他の電子機器等を支持するプレート等が存在する場合であっても、極めて容易に取り外したり、交換したりすることが可能となる。換言すれば、この第3の発明に係る可搬式太陽光発電装置によれば、上記二次電池の上方にも、他の電子機器を支持するプレート等を設けることが可能となる。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、前記第1,第2又は第3の発明の何れかにおいて、前記太陽光発電装置本体又は架台と電池支持装置とには、該電池支持装置が、該太陽光発電装置本体又は架台の外側から前記収容空間内に収容されるように移動操作することにより、該電池支持装置全体が上昇するようガイドするガイド部材と、このガイド部材にガイドされる被ガイド部材とが相対的に配置されてなることを特徴とするものである。
この第4の発明に係る可搬式太陽光発電装置では、例えば、上記電池支持装置に被ガイド部材が配置され、太陽光発電装置本体又は架台には上記ガイド部材が配置されている場合には、電池支持装置を、太陽光発電装置本体又は架台に形成された収容空間内に収容されるよう外側から移動操作されると、被ガイド部材が配置された電池支持装置全体は、上記ガイド部材にガイドされながら上昇し、該ガイド部材により電池支持装置全体の荷重が支持されることとなり、この状態においては、電池支持装置に配置された電池側キャスターは地表から離れることとなる。したがって、上記電池支持装置が収容空間内に収容する操作が終了した場合に、この可搬式太陽光発電装置全体を他所に移動させる際には、上記本体側キャスターのみが地表と転動することとなり、電池側キャスターは転動しないことから、該可搬式太陽光発電装置全体の移動時におけるがたつきやブレ等を防止することが可能となってスムーズな移動操作を実現することができる。
また、第5の発明(請求項5記載の発明)は、上記第1,第2,第3又は第4の発明の何れかにおいて、前記太陽光発電装置本体又は架台又は電池支持装置には、該二次電池に電気的に接続されたモバイル無線LANルータが配置されてなることを特徴とするものである。
この第5の発明では、モバイル無線LANルータを前記太陽光発電装置本体又は架台又は電池支持装置に配置したことにより、Wi−Fi(wireless fidelity)、Bluetooth(Bluetoothはブルートゥース エスアイジー,インコーポレイテッドの登録商標、以下同じ)などの規格に従って動作する携帯電話やパソコン等の無線通信端末の良好な通信環境を確保することができる。特に、災害時においては、電話回線が込み合うことから、使用不能となる場合が多いが、上記モバイル無線LANルータを配置することにより、該モバイル無線LANルータを介して通信可能となる。
上記第1の発明(請求項1記載の発明)に係る可搬式太陽光発電装置によれば、作業者又は使用者が上記太陽光発電装置本体を押圧することにより、該太陽光発電装置本体と電池支持装置とを一体的に(すなわち、この可搬式太陽光発電装置全体を)他所に移動させることが可能となる。また、上記太陽光発電装置本体と電池支持装置との係合状態を解除し、該電池支持装置を太陽光発電装置本体内から取り出すことにより、電池支持装置のみを他所に移動することができるばかりではなく、上記二次電池を交換することも可能となる。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)に係る可搬式太陽光発電装置によれば、使用しない場合には太陽光発電装置本体の全長を小型化することがき、前記本体側キャスターや電池側キャスターを転動させながら他所へ移動させる際や、自動車等の車両に積載して移送する際においても極めて簡便なものとすることが可能となる。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)に係る可搬式太陽光発電装置によれば、二次電池の上方に他の電子機器等を支持するプレート等が存在する場合であっても、極めて容易に取り外したり、交換したりすることが可能となる。換言すれば、この第3の発明に係る可搬式太陽光発電装置によれば、上記二次電池の上方にも、他の電子機器を支持するプレート等を設けることが可能となる。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)に係る可搬式太陽光発電装置によれば、電池支持装置が収容空間内に収容する操作が終了した場合に、この可搬式太陽光発電装置全体を他所に移動させる際には、上記本体側キャスターのみが地表と転動することとなり、電池側キャスターは転動しないことから、該可搬式太陽光発電装置全体の移動時におけるがたつきやブレ等を防止することが可能となってスムーズな移動操作を実現することができる。
また、第5の発明(請求項5記載の発明)に係る可搬式太陽光発電装置によれば、Wi−Fi(wireless fidelity)、Bluetoothなどの規格に従って動作する携帯電話やパソコン等の無線通信端末の良好な通信環境を確保することができる。特に、災害時においては、電話回線が込み合うことから、使用不能となる場合が多いが、上記モバイル無線LANルータを配置することにより、該モバイル無線LANルータを介して通信可能となる。
実施の形態に係る可搬式太陽光発電装置を正面左側から示す斜視図である。 実施の形態に係る可搬式太陽光発電装置を背面左側から示す斜視図である。 架台の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る可搬式太陽光発電装置を背面右側から示す斜視図である。 実施の形態に係る可搬式太陽光発電装置を左側から示す側面図である。 実施の形態に係る可搬式太陽光発電装置を左側から示す側断面図である。 実施の形態に係る可搬式太陽光発電装置の内部を一部示す背面図である。 実施の形態に係る電池支持装置を正面左側から示す斜視図である。 実施の形態に係る電池支持装置を正面左側から示す斜視図である。 実施の形態に係る電池支持装置を示す底面図である。 実施の形態に係る電池支持装置を示す正面図である。 実施の形態に係る電池支持装置を背面右側から示す斜視図である。 スライドロック部材の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る可搬式太陽光発電装置の電気回路の構成を示す模式図である。 実施の形態に係る可搬式太陽光発電装置の第1の架台内に第2の架台を収容し、第2の架台内に第3の架台を収容した状態を示す正面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
この第1の実施の形態に係る可搬式太陽光発電装置1は、図1又は図2に示すように、太陽光発電装置本体(以下、装置本体と言う。)2と、電池支持装置3とから構成されている。上記装置本体2は、第1の架台5と、右端がこの第1の背面板部5内に挿入されてなる第2の架台6と、右端がこの第2の架台6内に挿入されてなる第3の架台7とから構成されている。上記第1ないし第3の架台5,6,7は、それぞれ左側面形状又は右側面形状が垂直に起立した背面と、水平に成形された天板と、傾斜した傾斜面とを有し、基本的形状が略台形状に成形されたものであり、上記第1の架台5は、第2の架台6よりもやや大きな形状に成形され、第2の架台6は第1の架台7よりもやや大きな形状とされてなるものである。そして、上記第1ないし第3の架台5,6,7は、それぞれ図3に示すフレーム(符号は省略する。)を備えている。
以下、このフレームに付いて説明する。このフレームは、後述する各背面板部(第1の架台5を構成する第1の背面板部や第2の架台6を構成する第1の背面側板部)の下端の長さに等しい長さに成形された背面側水平下フレーム11と、この背面側水平下フレーム11の右端に後端が接続されてなり正面側に長さを有する右側水平下フレーム12と、この右側水平下フレーム12の前端に左端が接続され、上記背面側水平下フレーム11と平行となされた正面側水平下フレーム13とを備え、該背面側水平下フレーム11,右側水平下フレーム12,正面側水平下フレーム13は、平面形状がコ字状に成形されている。また、上記背面側水平下フレーム11の左端には、該背面側水平下フレーム11から垂直に起立してなる背面側垂直左フレーム14の下端が接続され、背面側水平下フレーム11の右端には、該背面側水平下フレーム11から垂直に起立してなる背面側垂直右フレーム15が接続されている。そして、上記背面側垂直左フレーム14の上端と背面側垂直右フレーム15の上端とは、該背面側水平下フレーム11と平行とされた背面側水平上フレーム16により接続されている。なお、上記背面側垂直左フレーム14の中途部から背面側垂直右フレーム15の中途部には、背面側水平下フレーム11と背面側水平上フレーム16とにそれぞれ平行となされた背面側中間フレーム17が接続されている。そして、上記背面側水平下フレーム11,右側水平下フレーム12,正面側水平下フレーム13には、それぞれこの可搬式太陽光発電装置1を移動させる際に地表に転動する本体側キャスター18が配置されている。なお、これらの本体側キャスター18は、上記第2の架台6及び第3の架台7にもそれぞれ配置されており、各図面においては、それぞれのキャスターを全て同じ符号で表す。
そして、上記第1の架台5においては、図2又は図3に示すように、第1の背面側板部21が固定されている。この第1の背面側板部21は、縦方向に長さを有してなる板材であり、下端が上記背面側水平下フレーム11に固定されてなるとともに、左端は上記背面側垂直左フレーム14に固定され、右端は上記背面側垂直右フレーム15に固定されている。そして、上記第1の背面側板部21の上端には、横方向に長さを有する水平板部22が固定され、この水平板部22の基端には、第2の背面側板部23が起立している。なお、上記水平板部22は、上記背面側水平上フレーム16上に固定されている。また、この第1の架台5には、天板部25が固定されている。この天板部25は、水平に配置された長方形状の主面部(符号は省略する。)と、この主面部の後端から折曲され上記第2の背面側板部23に固定された後部折曲片25aと、上記主面部の前端から折曲された前部折曲片25bとから構成されている。なお、上記天板部25の主面部の下面には、後述する第2の架台6を構成する天板部45の上面をガイドする複数の天板側ガイドローラ28が配置されている。
また、上記前部折曲片25bには、後述する第1の太陽光パネル35の上端側を支持する上側パネル支持プレート31が固定され、一方、正面側水平下フレーム13の正面には上記第1の太陽光パネル35の下端側を支持する下側パネル支持プレート33が固定されている。そして、この第1の架台5の正面には、図1に示すように、縦方向に長さを有する長方形状に成形された第1の太陽光パネル35が固定されている。この第1の太陽光パネル35(及び後述する第2及び第3の太陽光パネルも同じように)正面側に多数の太陽光発電素子又は太陽電池モジュール(符号は省略する。)が形成され表面はガラス等の透明な素材によりコーティングされ、背面には硬質な板体が固定されている。そして、第1の太陽光パネル35の上端側は、上記上側パネル支持プレート31に上端が固定された上部係合片36の背面により該第1の太陽光パネル35の正面側から係合され、第1の太陽光パネル35の下端側は、上記下側パネル支持プレート33の正面に基端側が固定された下部係合片37の背面により該第1の太陽光パネル35の正面側から係合されている。なお、上記第1の架台5(可搬式太陽光発電装置1)の右側面には、右側板部39が固定され、この右側板部39の中途部には、作業者又は使用者が可搬式太陽光発電装置1を移動させ又は後述するように伸縮動作させる際に把持される右側把手40が固定されている。また、図5に示すように、上記上側パネル支持プレート31には、固定片41を介して上部正面側ガイドローラ43が転動自在に配置されている。また、上記背面側垂直左フレーム14の正面の上端側には、固定片42を介して背面側ガイドローラ48が転動自在に配置されている。なお、図3に示す構造は、後述する第2及び第3の架台6,7も同様であり、それぞれ第2及び第3の架台6,7の説明においては、その一部を省略する。なお、上記正面側水平下フレーム13の左端にはストッパー32が取り付けられており、詳細な説明は省略するが、上記第2の架台6がこの第1の架台5に対して第2の架台6が伸張した際には、該ストッパー32が該第2の架台6の構成する部材に当接する事により、該第2の架台6が第1の架台5から抜けて分離することを防ぐ。
また、上記第2の架台6は、上記図3を参照しながら説明した各フレームを備え、正面には、第2の太陽光パネル44が固定され、下方には前述した本体側キャスター18が配置されている。また、この第2の架台6には、上記第1の架台5を構成する天板部25の高さよりもやや低い位置に配置された天板部45が固定され、また、上記第2の太陽光パネル44の上端側と係合する上部係合片46の正面には、上記正面側ガイドローラ43に内側面が転動するガイドレール47が固定されている。このガイドレール47は、上記第2の太陽光パネル44の上端側であって該第2の太陽光パネル44の幅方向に長さを有してなるものであり、互いに対向し平行となされ上記正面側ガイドローラ43が転動する転動面を有してなるものであり、左及び右側面形状はコ字状に成形されてなるものである。また、上記天板部45の上面であって左端側には、図1,図2又は図4に示すように、ストッパー49が固定され、後述するように、この第2の架台6を上記第1の架台5内に押し込んでいくことにより、上記第1の架台5の天板部25の下面に配置された天板側ガイドローラ28が当接するように構成されている。また、この第2の架台6を構成する天板部45の下面には、図5に示すように、上部天板側ガイドローラ51が配置されている。また、この第2の架台6を構成する第1の背面板部50の上端には、図2に示すように、上記背面側ガイドローラ48が転動するガイドレール52が固定されている。このガイドレール52は、上記第2の太陽光パネル44の幅方向に長さを有してなるものであり、互いに対向し平行となされ背面側ガイドローラ48が転動する転動面を有してなるものであり、左及び右側面形状はコ字状に成形されてなるものである。また、図3に示す構造と同じように、この第2の架台6においても、上記上側パネル支持プレート31と同様の構成に係る上側パネル支持プレート55が固定され、この上側パネル支持プレート55の上端側中途部には、固定片56を介して上部正面側ガイドローラ57が転動自在に配置されている。また、この第2の架台6を構成する背面側垂直左フレーム59の正面の上端側には、固定片60を介して背面側ガイドローラ61が転動自在に配置されている。
また、上記第3の架台7は、上記図3を参照しながら説明した各フレームを備え、正面には、第3の太陽光パネル64が固定され、下方には前述した本体側キャスター18が配置されている。また、この第3の架台7には、上記第2の架台6を構成する天板部45の高さよりもやや低い位置に配置された天板部65が固定され、また、上記第3の太陽光パネル64の上端側と係合する上部係合片66の正面には、図1に示すように、上記正面側ガイドローラ57に内側面が転動するガイドレール68が固定されている。このガイドレール68は、上記第3の太陽光パネル64の上端側であって該第3の太陽光パネル64の幅方向に長さを有してなるものであり、互いに対向し平行となされ上記正面側ガイドローラ57が転動する転動面を有してなるものであり、左及び右側面形状はコ字状に成形されてなるものである。また、上記天板部65の上面であって左端側には、図1,図2又は図4に示すように、ストッパー70が固定され、後述するように、この第3の架台7を上記第2の架台6内に押し込んでいくことにより、上記第2の架台6の天板部45の下面に配置された天板側ガイドローラ51が当接するように構成されている。また、この第3の架台7を構成する第1の背面側板部67の上端には、図2に示すように、上記背面側ガイドローラ61が転動するガイドレール72が固定されている。このガイドレールは、上記第3の太陽光パネル64の幅方向に長さを有してなるものであり、互いに対向し平行となされ背面側ガイドローラ61が転動する転動面を有してなるものであり、左及び右側面形状はコ字状に成形されてなるものである。また、図1に示すように、上記第3の太陽光パネル64の上端側には、上記背面側ガイドローラ61が転動するガイドレール68が固定されている。このガイドレール68は、上記第3の太陽光パネル64の幅方向に長さを有してなるものであり、互いに対向し平行となされ背面側ガイドローラ61が転動する転動面を有してなるものであり、左及び右側面形状はコ字状に成形されてなるものである。なお、上記第2の架台6及び第3の架台7には、上記第1の架台5を構成する右側板部39と同じ構成に係る部材は固定されていない。
そして、さらに上記第3の架台7の左側には、図1及び図5に示すように、左側板部75が固定され、この左側板部75の下端側中途部には、略台形状の開口75aが形成されている。すなわち、この第3の架台7の内部は、先に説明した第1及び第2の架台5,6と同じように、内部には空間が形成され、とりわけこの第3の架台7の内部空間は、電池支持装置3が挿入される空間であり、上記開口75aは、この電池支持装置3を上記内部空間内に挿入するために用いられる部位である。また、上記第3の架台7の左側の左側板部75の中途部には、作業者又は使用者が可搬式太陽光発電装置1を移動させ又は後述するように伸縮動作させる際に把持される左側把手76が固定されている。
なお、図6は、上記第3の架台7を構成する左側板部75を取り除くとともに、後述する電池支持装置3の左側プレートを取り除いた状態を示す左側面図であり、以下、この図6を参照しながら、この第3の架台7の内部構造について説明する。この第3の架台7は、図3を参照しながら説明した上記背面側垂直左フレーム14と同様の背面側垂直左フレーム78が構成要素とされ、この背面側垂直左フレーム78の下端には、先に説明した背面側水平下フレーム11と同様の構成に係る図示しない背面側水平下フレームの左端が固定されている。そして、この背面側水平下フレームの正面には、L字状に成形された背面側固定金具79が固定されている。この背面側固定金具79は、上記背面側水平下フレームの正面に固定された垂直板部79aと、この垂直板部79aの下端から正面側に折曲されてなる水平板部79bとから構成されている。そして、この水平板部79b上には、背面側ガイドプレート80が固定されている。一方、この第3の架台7にも、上記図3を参照しながら説明した正面側水平下フレーム13と同じ構造に係る正面側水平下フレーム81が構成要素とされ、この正面側水平下フレーム81の後方には、正面側ガイドプレート83が固定されている。上記背面側ガイドプレート80と正面側ガイドプレート83とは、それぞれ同一の形状に成形されてなるものである。そして、上記背面側ガイドプレート80は、図7に示すように、水平に配置された水平ガイド板部80aと、この水平ガイド板部80aの左側中途部から左端にかけて徐々に下がるよう傾斜してなる傾斜ガイド板部80bとから構成されている。換言すれば、上記傾斜ガイド板部80bは、左端から水平ガイド板部80aの左端までは、徐々に上方に傾斜してなり、上記水平ガイド板部80aは、水平とされている。こうした構成からなる上記背面側ガイドプレート80(及び正面側ガイドプレート83)は、後述する電池支持装置3の正面側と背面側との双方に2つずつ配置された被ガイドローラがガイドされるものであり、該電池支持装置3を後述するように、上記第3の架台7に設けられた開口75a内に押し込むことにより、該電池支持装置3をやや上昇させるものである。
また、図5に示すように、この第3の架台7を構成する左側板部75の左側面の下方であって、上記開口75aの左右両側には、それぞれロック部材86,87が支軸86a,87aを中心に回動操作可能に配置されている。なお、これらのロック部材86,87は、本発明を構成する係合部材であって、上記ロック部材86を図5中において上記支軸86aを中心に時計回り方向に回動操作することにより、該ロック部材86の先端側が後述する電池支持装置3を構成するロック部材支持板121の上面に支持され、上記ロック部材87を図5中において上記支軸87aを中心に反時計回り方向に回動操作することにより、該ロック部材87の先端側が後述する電池支持装置3を構成するロック部材支持板121の上面に支持されるように構成されている。上記各ロック部材86,87を図5中時計回り方向又は反時計まわり方向に回動操作することにより、後述するように、上記第3の架台7内に押し込まれた電池支持装置3は、該ロック部材86,87と電池支持装置3を構成する左側板部92とが互いに係合し、該第3の架台7内から脱落し又は外側に露出することが防止される。
次に、上記電池支持装置3について図面を参照しながら詳細に説明する。この電池支持装置3は、図8又は図9に示すように、後述する二次電池その他の電気機器が支持されてなるものである。そして、この電池支持装置3は、長方形状に成形された底板部91と、この底板部91の左端から起立してなる左側板部92と、上記底板部91の右端から起立してなる右側板部93と、上記底板部91の上方に配置されたスライドトレー94とを備えている。そして、上記底板部91の前端には、該底板部91の前端側が下方に折曲されることにより形成なる前方垂下片91aが形成され、該底板部91の後端には、該底板部91の後端側が下方に折曲されることにより形成なる後方垂下片91bが形成されている。そして、図10に示すように、上記前方垂下片91aの正面には、左右両側に前方側被ガイドローラ95,95が回動自在に配置され、上記後方垂下片91bの背面には、後方側被ガイドローラ96,96が回動自在に配置されている。上記前方側被ガイドローラ95,95は、上記第3の架台7を構成する正面側ガイドプレート83の上面に接触しながら転動する部材であり、上記後方側被ガイドローラ96,96は、上記背面側ガイドプレート80の上面に接触しながら転動する部材である。また、上記底板部91の下面の各角部には、図10に示すように、それぞれ略直方体状に成形された支柱部材97を介して電池側キャスター98が配置されている。
また、上記底板部91の上面の左側には、該底板部91の幅方向に長さを有する左固定ガイド部材101が固定され、右側には、この左固定ガイド部材101と平行に固定された右固定ガイド部材102が固定されている。これら左固定ガイド部材101及び右固定ガイド部材102は、それぞれ上記底板部91上に固定された固定板部101a,102aと、この固定板部101a,102aの右端又は左端から起立してなる起立板部101b,102bと、この起立板部101b,102bの上端から右側又は左側に折曲されてなる水平板部101c,102cとから構成されている。そして、上記各起立板部101b,102bには、それぞれ複数の固定ガイドローラ103,104が回動自在に配置されている。上記固定ガイドローラ103と固定ガイドローラ104とは互いに対向しているとともに、該固定ガイドローラ103,104の上端と上記水平板部101c,102cとの間には、後述するスライドトレー94を構成する被ガイドレールの肉厚以上のクリアランスが形成されている。一方、上記スライドトレー94は、トレー本体105と、このトレー本体105の左側に固定され上記固定ガイドローラ103にガイドされる被ガイドレール106と、該トレー本体105の右側に固定され上記固定ガイドローラ104にガイドされる被ガイドレール107とを備えている。上記トレー本体105は、本発明を構成する電池支持体であり、長方形状に成形され左右に二次電池99,100が載置された載置板部105a(図11参照)と、この載置板部の前端から起立してなる前方起立板部105bと、上記載置板部の後端から起立してなる後方起立板部105cとから構成されており、上記前方起立板部105bの正面には、スライド操作用の把手108が固定されている。なお、上記各二次電池99,100は、それぞれ一端が上記前方起立板部105bに着脱可能に取り付けられ、他端は上記後方起立板部105cに着脱可能に取り付けられたベルト110,111により固定されている。なお、上記後方起立板部105cと二次電池99,100の背面との間には僅かなクリアランスが形成されている。
また、上記底板部91の上面の後方には、図12又は図13に示すように、上記スライドトレー94を構成する後方起立板部105cと平行とされた起立板112が起立した状態で固定され、この起立板112の背面には、スライドロック部材113の基端が支軸114により回動操作可能に取り付けられている。このスライドロック部材113は、図13に示すように、上記起立板112の背面側に位置する主板部113aと、この主板部113aの上端側一側から折曲されてなり該主板部113aの正面と面対向してなる折曲部113bとから構成されている。そして、上記主板部113aの正面と折曲部113bの背面との間は、上記起立板112の肉厚寸法と後方起立板部105cの肉厚寸法との合計寸法又はそれよりも若干長い間隔とされている。したがって、上記スライドトレー94を最も後方にスライド操作し、上記後方起立板部105cの背面と起立板112の正面とが接合した場合に、上記スライドロック部材113を起立した状態から(倒すように)回動操作し、上記主板部113aと折曲部113bとにより後方起立板部105cと起立板112とを挟み込むことにより、スライドトレー94のスライド操作は不能となり、不用意に二次電池99,100が底板部91上から外側(正面側)に露出することがない。
また、上記スライドトレー94の上方には、棚板115が固定されている。この棚板115の左端は、上記左側板部92の右側面に固定され、右端は上記右側板部93の左側面に固定されている。また、この棚板115の上面の左側には、インバータ(コンディショナー)116とモバイル無線LANルータ123が載置されている。なお、このインバータ116の左側面には、図示しない電源スイッチや電源のオン状態とオフ状態を表示する複数のランプ、また携帯電話やパーソナルコンピュータ等の負荷と接続するコネクタ等が形成されている。また、この棚板115には、ケーブルが挿通される複数の円形状の開口115a,115bが形成されている。また、上記右側板部93の上端側には、右側把手117が固定され、上記左側板部92の中途部には、左側把手118が固定されている。そして、この左側板部92は、上記第3の架台7の左側板部75に形成された開口75aと略同じ外形形状に成形されているとともに、下側から第1ないし第3の窓部92a,92b,92cが形成されている。そして、この左側板部92の右側面であって、上記第1の窓部92aが形成された部位にはコントローラ119が配置され、該コントローラ119の表示部が該第1の窓部92aから視認できるようにされている。また、左側板部92の右側面であって、上記第2の窓部92bが形成された部位には上記インバータ116が配置され、該インバータ116の上記左側面が該第2の窓部92bから視認できるようにされている。また、上記第3の窓部92cが形成された部位の右側面には充放電電流計120が固定され、充放電電流計120に形成された電流の表示部が該第3の窓部92cから視認できるようにされている。また、上記左側板部92の左側面の下端側中途部には、ロック部材支持板121が固定され、上記ロック部材86,87が支持されるように構成されている。
そして、上記第1ないし第3の太陽光パネル35,44,64と、充放電電流計120と、コントローラ119と、各二次電池99,100と、インバータ116とは、図14に示す電気回路図のようにそれぞれケーブル又は電線を介してそれぞれ図示しないコネクタを介して接続されている。すなわち、上記第1ないし第3の太陽光パネル35,44,64は直列回路により接続され、上記コントローラ119に接続されている。また、上記第1ないし第3の太陽光パネル35,44,64とコントローラ119との間には、上記充放電電流計120が接続されている。また、上記コントローラ119と上記二つの二次電池99,100とは直列回路により接続されてなるとともに、該二つの二次電池99,100は、上記インバータ116に接続され、さらにこのインバータ116には上記モバイル無線LANルータ123が接続されている。なお、上記二つの二次電池99,100は並列回路により接続されていても良い。
したがって、上述した実施の形態に係る可搬式太陽光発電装置1によれば、上記装置本体2を構成するとともに、それぞれ第1,第2又は第3の太陽光パネル35,44,64を構成要素とする第1,第2又は第3の架台5,6,7を最も伸長することにより、太陽光による発電が可能となる。そして、使用しない場合や所定の倉庫等に収容する場合又は移動させる場合には、上記第3の架台7に固定された左側把手76を把持しながら第2の架台6方向に押圧操作すると、先に説明した各ガイドローラ(符号は省略する。)がガイドレール(符号は省略する。)によりガイドされながら第3の架台7は所定の範囲内で該第2の架台6内に収容され、この第3の架台7が第2の架台6内に収容されると、図15に示すように、該第2の架台6も共に移動し、第1の架台5内に収容される。したがって、こうした伸縮機能を有する可搬式太陽光発電装置1によれば、トラック等の車両に積載して輸送する場合においても便利なものとなる。
また、この実施の形態に係る可搬式太陽光発電装置1では、上記装置本体2と電池支持装置3とは別体とされており、該電池支持装置3には電池側キャスター98が配置されていることから簡単に移動させることができ、高重量の二次電池99,100を移動させる際には極めて簡便なものとなる。また、上記二次電池99,100を交換することも簡単であり、特に、この実施の形態に係る電池支持装置3では、上記二次電池99,100はスライドトレー94に支持されてなるとともに、該スライドトレー94を手前(正面側)に引き出すことができるため、上記交換作業は極めて簡便なものとなる。
さらに、上記電池支持装置3には、前方側被ガイドローラ95,95と後方側被ガイドローラ96,96とがそれぞれ回動自在に配置され、該電池支持装置3を上記開口75aから内部に挿入し押圧することにより、前方側被ガイドローラ95,95と後方側被ガイドローラ96,96とは上記背面側ガイドプレート80又は正面側ガイドプレート83によりガイドされながら徐々に上昇し、該背面側ガイドプレート80及び正面側ガイドプレート83に電池支持装置3全体が支持されることとなり、この結果、上記電池支持装置3に配置された各電池側キャスター98は宙に浮くこととなるため、この可搬式太陽光発電装置1全体を移動させる際には、第1ないし第3の架台5,6,7に配置された本体側キャスター18のみを利用することとなる。したがって、移動の際におけるガタ付き等を防止することができる。
そして、上述した構成に係る可搬式太陽光発電装置1は、商用電源を利用できない場所や地域において、家電製品や各種に電気機器を駆動する駆動電源として十分利用することができる。特に、地震や台風などの天災地変により商用電源が利用不能となった場合においては、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子機器の駆動電源として、上記各二次電池に蓄電された電力を利用することがでる。例えば、携帯電話やパソコン等の無線通信端末に対して、この可搬式太陽光発電装置1により得られた電力を充電することができるとともに、該携帯電話やパソコン等の無線通信端末が、Wi−Fi(wireless fidelity)、Bluetoothなどの規格に従って動作するものであれば、該無線通信端末を介して他の無線通信端末をインターネットに接続させる所謂テザリングを行う事が可能となる。この場合において、上記電池支持装置3には、上記モバイル無線LANルータ123が配置されていることから、災害時に電話回線が込み合っている場合であっても、使用不能となることなく安定した情報通信を実現することができる。
なお、上記実施の形態に係る可搬式太陽光発電装置1では、太陽光発電装置本体2を第1ないし第3の架台5,6,7を構成要素とするものを図示して説明したが、本発明に係る太陽光発電装置本体は、複数の架台を備えてなるものではなく、単一の架台から成るものであっても良い。また、この太陽光発電装置本体を複数の架台により構成する場合であっても、上述したように、3つの架台(符号は省略する。)からなるものばかりではなく、2つ又は4つの架台からなるものであっても良い。また、上記可搬式太陽光発電装置1では、装置本体(第3の架台7)2内に電池支持装置3を収容した際に、該電池支持装置3全体が上方に移動するタイプのものを説明したが、本発明は、このように電池支持装置3が上昇することなく、電池側キャスター98が地表に接した状態のままで該装置本体(第3の架台7)2内に収容されるものであっても良い。
さらに、上記第1ないし第3の架台5,6,7に固定された第1ないし第3の太陽光パネル35,44,64は、本発明を構成する太陽光発電体であるが、本発明において、この太陽光発電体は、少なくとも太陽光により発電するものであれば良く、また、上記第1ないし第3の太陽光パネル35,44,64のようにパネル状のものではなく、例えば、図示しないフィルム状の薄膜太陽光電池又は太陽電池モジュール(例えば、三菱化学株式会社製のEシリーズタイプ1等又は富士電機システムズ株式会社製のフィルム状の太陽電池モジュール)を使用しても良い。また、上記モバイル無線LANルータ123は、上記第3の架台7内に配置されているものであっても良い。
1 可搬式太陽光発電装置
2 太陽光発電装置本体
3 電池支持装置
18 本体側キャスター
21 第1の背面側板部
35 第1の太陽光パネル
44 第2の太陽光パネル
50 第1の背面側板部
64 第3の太陽光パネル
67 第1の背面側板部
80 背面側ガイドプレート
83 正面側ガイドプレート
86,87 ロック部材
95 前方側被ガイドローラ
96 後方側被ガイドローラ
98 電池側キャスター
99,100 二次電池
105 トレー本体
123 モバイル無線LANルータ

Claims (5)

  1. 背面板部と、この背面板部の正面に配置され上端から下端側にかけて該背面板部から徐々に離間するように配置され太陽光により発電する太陽光発電体とを有してなる架台と、上記架台の下方に配置され地面上を転動する本体側キャスターと、を有してなる太陽光発電装置本体と、
    上記太陽光発電体にコネクタを介して電気的に接続された二次電池を支持する電池支持体と、この電池支持体の下方に配置されに地面上を転動する電池側キャスターと、を有してなる電池支持装置と、を備え、
    上記架台を構成する背面板部と太陽光発電体との間には、上記電池支持装置を内部に収容する収容空間が形成されてなるとともに、該架台には、上記収容空間内に上記電池支持装置を収容した際に架台と電池支持装置とが係合する係合部材が該架台と太陽光発電装置との少なくとも何れか一方に相対的に配置されてなることを特徴とする可搬式太陽光発電装置。
  2. 前記架台は、大型の架台から小型の架台がそれぞれ相対的に入れ子状に配置された複数の架台として構成され、それぞれの架台には前記本体側キャスターが配置されてなり、相対的に大型の架台内に小型の架台の全部又は一部が挿入可能とされ、該複数の架台の全長が伸縮可能とされてなるとともに、前記電池支持装置が収容される収容空間は、上記最も小型の架台に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の可搬式太陽光発電装置。
  3. 前記電池支持装置には、前記架台の外側から前記収容空間内に収容する際に移動させる方向又は該収容空間内から取り出す際に移動させる方向とは直交する方向にスライド操作可能なトレーが配置され、上記トレー上に前記二次電池が支持されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の何れかの可搬式太陽光発電装置。
  4. 前記太陽光発電装置本体又は架台と電池支持装置とには、該電池支持装置が、該太陽光発電装置本体又は架台の外側から前記収容空間内に収容されるように移動操作することにより、該電池支持装置全体が上昇するようガイドするガイド部材と、このガイド部材にガイドされる被ガイド部材とが相対的に配置されてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の何れかの可搬式太陽光発電装置。
  5. 前記太陽光発電装置本体又は架台又は電池支持装置には、該二次電池に電気的に接続されたモバイル無線LANルータが配置されてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の何れかの可搬式太陽光発電装置。
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