JP2014206933A - タッチパネル制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペン専用モードでのパームリジェクションと指ペンモードでの指タッチによる消去とを自然な操作の流れの中で実現することができるタッチパネル制御装置を得る。
【解決手段】タッチパネル制御装置121において、ペンタッチと指タッチのいずれも受け付ける指ペンモードと、ペンタッチのみを受け付けるペン専用モードとを備え、指ペンモードでタッチ操作がペンタッチであると判定されたときにペン専用モードに移行し、ペン専用モードでタッチ操作が一定時間行われないとき、指ペンモードに戻るように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、タッチパネル制御装置に関し、特に、情報の消去操作(イレーザー)を意図した操作性のよいタッチ操作をOS(オペレーションシステム)搭載の標準ドライバにより実現可能とするタッチパネル制御装置に関するものである。
現在、スマートフォンやタブレット等の携帯情報機器を始めとする様々な電子機器へのタッチパネルシステムの搭載が急速に進んでいる。
図18は、従来のタッチパネルシステムの概略構成を示す図である。
タッチパネルシステム200は、タッチ操作面201aを有し、タッチ操作面201a上でのタッチ操作により情報入力を行うためのタッチパネル201と、タッチ操作面201aの下側にこれと重ねて配置された表示画面202aを有し、タッチ操作により入力された入力情報を表示画面202aに表示する表示装置202とを備えている。タッチパネルシステム200は、情報処理を行うとともに制御信号を出力するホストコンピュータ(以下、ホストPC)203と、ホストPC203からの制御信号に基づいて表示装置202を駆動する表示コントローラ202bと、ホストPC203からの制御信号に基づいてタッチパネル201を駆動するとともに、タッチパネル201からの信号を処理してホストPC203に送信するタッチパネルコントローラ201bとを有する。
このような情報処理装置では、タッチ操作により図形や文字の描画、あるいは描画した図形や文字の消去を行う必要があるため、タッチ操作が、図形や文字の描画を行うための描画操作であるか、図形や文字の消去を行うための消去操作であるかをタッチパネルシステムが認識する必要がある。
例えば、特許文献1では、表示画面を有する情報処理装置において、表示画面の周辺に配置されたスイッチを備え、このスイッチを押すことにより、タッチ操作により画像の描画を行う描画モードと、タッチ操作により画像の消去を行う消去モードとが切り替わるものが開示されている。
特許文献2では、入力位置を指示するスタイラスペン(ペン形状の位置指示部)を備えた座標入力装置において、スタイラスペンにモードを切り替えるためのスイッチを設け、このスイッチを押圧操作することにより描画モードと消去モードとを切り替えるものが開示されている。
特開平11−66333号公報 特開平7−160400号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2では、タッチパネルコントローラでの描画モードと消去モードとの切り替えは、表示画面の周辺領域やスタイラスペンに設けられているスイッチの操作により行うことができるが、画像を描画するとき、あるいは画像を消去ときに、操作者が入力モードを描画モードあるいは消去モードに切り替えるために、スイッチを操作する必要がある。このため、画像の作成時に図形の描画とその一部の消去などの作業を繰り返し行う場合など、モードの切り替え作業がわずらわしく、操作者にストレスを与える恐れがある。
また、従来の電子黒板などで採用されているタッチパネルシステムは、タッチ操作が消去操作を意図するものであるか否かを示すタッチ情報(タッチ領域の面積情報など)は、独自フォーマットで情報処理装置(ホストPC)に送り、ホストPCではこのタッチ情報を独自ドライバで処理する構成となっている。
図19は、このようなタッチパネルシステムを説明する図である。なお、図19では、表示装置および表示コントローラは図示していない。
このタッチパネルシステム200aは、静電容量方式のタッチパネル210と、タッチパネル210を制御するタッチパネルコントローラ220と、タッチパネルコントローラ220で得られた入力情報に基づいて情報処理を行うホストPC230とを有している。
このホストPC230は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部230aと、タッチパネルコントローラ220から出力されたHID準拠のデータを受け付けてアプリケーション実行部230に供給するHID標準ドライバ230bと、タッチパネルコントローラ220から出力されたHIDに準拠していない独自のデータ構造のデータを受け付けてアプリケーション実行部230に供給する独自ドライバ230cを備えている。
このホストPC230では、指によるタッチ操作(指タッチ)Tfあるいはペンによるタッチ操作(ペンタッチ)Tpaによりタッチパネル210で発生したタッチ情報が入力情報としてタッチパネルコントローラ220に入力されると、入力情報は、タッチパネルコントローラ220からは基本的に標準データ構造のパケットでホストPC230に供給される。このパケットはホストPC230のHID標準ドライバ230bで認識され、パケットに含まれる情報はアプリケーションで処理可能の形式に変換されてアプリケーション実行部230aに供給される。ただし、タッチ操作が消去操作であるか否かを示すタッチ情報がタッチパネルコントローラ220に入力情報として入力されたときは、入力情報は、タッチパネルコントローラ220からは独自のデータ構造のパケットでホストPC230に供給される。このため、ホストPC230のHID標準ドライバ230bでは、タッチ操作が消去操作であるか否かを示すタッチ情報としての入力情報を含むパケットは無視されるが、独自ドライバ230cではこのパケットは認識されて、アプリケーションで処理可能の形式に変換されてアプリケーション起動部230aに供給される。
このように電子黒板などで採用されているタッチパネルシステムでは、タッチ操作が消去操作であるか否かを示すタッチ情報をホストPCで処理するには、ホストPC側に独自ドライバ230cをインストールする必要があるが、このようなドライバの設計には時間と労力がかかるという問題がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、操作者による情報入力のためのタッチ操作により、動作モードを描画モードと消去モードとの間で自動的に切り替えることができ、これによりタッチパネルを搭載した情報処理装置に独自のドライバが必要となるのを回避しつつ、タッチパネルでの情報入力のための操作性を向上させることができるタッチパネル制御装置を得ることを目的とする。
本発明に係るタッチパネル制御装置は、タッチパネルを駆動する駆動部と、該タッチパネルから出力される出力信号に基づいて、該タッチパネルに対するタッチ操作を検出し、検出したタッチ操作の属性を示すタッチ情報を情報処理装置に出力するタッチ操作検出部とを備えたタッチパネル制御装置であって、該タッチ操作検出部は、特定のタッチ操作のみ検出し、該特定のタッチ操作を示すタッチ情報を出力する第1の動作モードと、該特定のタッチ操作および該特定のタッチ操作以外のタッチ操作を検出し、検出したタッチ操作を示すタッチ情報を出力する第2の動作モードとを有し、該第2の動作モードで、該特定のタッチ操作を検出したとき、該タッチ操作検出部の動作モードが該第2の動作モードから該第1の動作モードに移行し、該第1の動作モードで一定時間タッチ操作が行われないとき、該タッチ操作検出部の動作モードが該第1の動作モードから該第2の動作モードに戻るものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記タッチパネル制御装置において、前記第1の動作モードは、ペンによるタッチ操作のみを検出し、該ペンによるタッチ操作を示すタッチ情報を出力する動作モードであり、前記第2の動作モードは、ペンによるタッチ操作およびペン以外によるタッチ操作のいずれかを検出し、検出したタッチ操作を示すタッチ情報を出力する動作モードであることが好ましい。
本発明は、上記タッチパネル制御装置において、前記タッチ操作検出部は、前記タッチパネルの出力信号に基づいて、該タッチパネルの操作面上の一部の領域であって、該タッチ操作が行われたタッチ領域を検出する領域検出部と、該タッチ領域の広さを示す広さ指標を算出する広さ算出部と、該広さ指標と該広さ指標に対する広さ閾値との比較を行い、該比較の結果に基づいて、該タッチ操作が情報の消去を行うための消去操作であるか否かの判定を行う操作判定部と、該タッチ情報として該判定の結果を示す判定情報を前記情報処理装置へ送信する情報送信部とを有することが好ましい。
本発明は、上記タッチパネル制御装置において、前記広さ算出部は、前記タッチ領域の広さを示す広さ指標として、該タッチ領域と該タッチ領域の外側の領域との境界を探索することにより該タッチ領域の周囲長を算出する周囲長算出部であることが好ましい。
本発明は、上記タッチパネル制御装置において、前記広さ算出部は、前記タッチ領域の広さを示す広さ指標として、該タッチ領域の面積を算出する面積算出部であることが好ましい。
本発明は、上記タッチパネル制御装置において、前記操作判定部は、前記タッチ領域の広さ指標が前記広さ閾値以上であるとき、前記タッチ操作は前記消去操作であると判定し、前記タッチ領域の広さ指標が該広さ閾値以上でないとき、前記タッチ操作は該消去操作以外の操作であると判定することが好ましい。
本発明は、上記タッチパネル制御装置において、前記操作判定部は、1つのタッチ操作に対応するタッチ領域が複数回検出されたときの複数の広さ指標の少なくとも1つの広さ指標が、最初に検出されたときの広さ指標から前記広さ長閾値を超えて変化していても、該最初に検出された広さ指標と該広さ閾値との比較の結果に基づいた判定結果を維持することが好ましい。
本発明は、上記タッチパネル制御装置において、前記領域検出部は、前記タッチ領域を検出する動作を一定周期で繰り返し行い、前記タッチ操作検出部は、1つのタッチ操作に対応するタッチ領域が第1の閾値回数以上連続して検出されたとき、該1つのタッチ操作に対応するタッチ領域を示すタッチ情報を前記情報処理装置に送信することが好ましい。
本発明は、上記タッチパネル制御装置において、前記領域検出部は、前記タッチ領域を検出する動作を一定周期で繰り返し行い、前記タッチ操作検出部は、1つのタッチ操作に対応するタッチ領域が第1の閾値回数以上連続して検出されたとき、該1つのタッチ操作に対応するタッチ領域の広さ指標が前記広さ閾値より小さく、かつ、該広さ閾値より小さい広さ低閾値以下である場合は、該1つのタッチ操作が前記消去操作以外の操作であると判定し、該1つのタッチ操作に対応するタッチ領域の広さ閾値が前記広さ閾値より小さく、かつ、該広さ閾値より小さい広さ低閾値以下でない場合は、該1つのタッチ操作に対するタッチ領域が該第1の閾値回数より大きい第2の閾値回数連続して検出されないときに、該1つのタッチ操作が該消去操作以外の操作であるか否かの判定を行わないことが好ましい。
本発明は、上記タッチパネル制御装置において、前記情報送信部は、前記領域検出部が前記タッチ領域を2箇所以上検出したとき、少なくとも1つのタッチ領域の広さ指標が前記広さ閾値以上である場合、該少なくとも1つのタッチ領域以外のタッチ領域に関するタッチ情報を送信しないように構成されていることが好ましい。
本発明は、上記タッチパネル制御装置において、前記情報送信部は、前記タッチ操作が前記消去操作であることを示すタッチ情報を、前記情報処理装置のオペレーションシステムに搭載されている標準ドライバにより認識可能なプロトコルで行うことが好ましい。
本発明に係るタッチパネルシステムは、表示画面を有し、該表示画面上で画像表示を行う表示装置と、タッチ操作を行うための操作面を有するタッチパネルと、該タッチパネルに対する操作者の操作が検出されるよう該タッチパネルを駆動するタッチパネル駆動部とを備え、該タッチパネルの操作面が該表示装置の表示画面上に重なるよう配置されたタッチパネルシステムであって、該タッチパネル駆動部は、上述した本発明に係るタッチパネル制御装置を含むものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明に係る電子情報機器は、上述した本発明に係るタッチパネルシステムを備えており、そのことにより上記目的が達成される。
以上のように、本発明によれば、操作者による情報入力のためのタッチ操作により、動作モードを描画モードと消去モードとの間で自動的に切り替えることができ、これによりタッチパネルを搭載した情報処理装置に独自のドライバが必要となるのを回避しつつ、タッチパネルでの情報入力のための操作性を向上させることができるタッチパネル制御装置、このようなタッチパネル制御装置を備えたタッチパネルシステム、およびこのようなタッチパネルシステムを搭載した電子情報機器を実現することができる。
特に、ペンタッチと指タッチのいずれも受け付ける指ペンモードで、タッチ操作がペンタッチであると判定されたときに、ペンタッチのみを受け付けるペン専用モードに移行し、ペン専用モードでタッチ操作が一定時間行われないとき、指ペンモードに戻るようにすることにより、ペン専用モードでのパームリジェクション(掌などによる広い範囲のタッチを無視する機能)と指ペンモードでの指タッチによる消去とを自然な操作の流れの中で実現することができる。
図1は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムを説明する図であり、図1(a)はタッチパネルシステムの全体構成を示し、タッチパネルシステムで用いるパケット(図1(b)、図1(c))およびデータストリーム(図1(d))を示している。 図2は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムを説明する図であり、タッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の具体的な構成(図2(a))、タッチパネル装置を構成するタッチパネルコントローラのタッチ検出解析部、およびタッチ関連付け部(図2(b))の具体的構成を示している。 図3は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置を説明する図であり、タッチパネル装置を構成するタッチパネルのドライブラインおよびセンスラインの電極の形状(図3(a))、ドライブラインおよびセンスラインの等価回路(図3(b))を示している。 図4は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の駆動方法を説明する図であり、タッチパネル本体の一部の構成(図4(a))、およびドライブラインに印加する信号とセンスラインから出力される信号との組み合わせを表(図4(b))により示している。 図5は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、タッチパネル装置におけるタッチパネルコントローラのタッチ検出解析部の処理を示している。 図6は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、操作面上でのタッチ領域(図6(a))およびタッチ操作の解析処理(図6(b))を示している。 図7は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、タッチ領域を検出する処理を示している。 図8は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、タッチパネル装置におけるタッチパネルコントローラのタッチ関連付け部の処理を示している。 図9は、本発明の実施形態2によるタッチパネルシステムを説明する図であり、タッチパネルシステムの全体構成(図9(a))、およびタッチパネルシステムにおけるタッチパネルコントローラのタッチ検出解析部およびタッチ関連付け部の構成(図9(b)および図9(c))を示している。 図10は、本発明の実施形態2によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、タッチパネル装置におけるタッチパネルコントローラのタッチ関連付け部の処理を示している。 図11は、本発明の実施形態2によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、タッチ関連付け部の一部の処理(誤判定の軽減)を具体的に示している。 図12は、本発明の実施形態2の変形例によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、タッチ関連付け部の一部の処理(誤判定の軽減)を具体的に示している。 図13は、本発明の実施形態3によるタッチパネルシステムを説明する図であり、タッチパネルシステムの全体構成(図13(a))、およびタッチパネルシステムにおけるタッチパネルコントローラのタッチ検出解析部およびタッチ関連付け部の構成(図13(b)および図13(c))を示している。 図14は、本発明の実施形態3によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、タッチパネル装置におけるタッチパネルコントローラのタッチ関連付け部の処理を示している。 図15は、本発明の実施形態3によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、タッチ関連付け部の一部の処理(誤判定の軽減)(図15(a))、タッチ領域の分布(図15(b))を具体的に示している。 図16は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムを説明する図であり、モード変更処理を示している。 図17は、本発明の実施形態5として、実施形態1から実施形態4のいずれかの実施形態によるタッチパネルシステムを入力操作部に用いた電子情報機器の一般的な構成例を示すブロック図である。 図18は、従来のタッチパネルシステムの概略構成を示す図である。 図19は、従来のタッチパネルシステムとして、ホストPCに消去操作認識のための独自ドライバを用いたタッチパネルシステムを説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムを説明する図であり、図1(a)はタッチパネルシステムの全体構成を示し、タッチパネルシステムで用いるパケット(図1(b)、図1(c))およびデータストリーム(図1(d))を示している。図2は、タッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の具体的な構成(図2(a))、タッチパネル装置のタッチ検出解析部およびタッチ関連付け部の具体的構成(図2(b))を示している。
図1に示すタッチパネルシステム1001は、タッチ操作により情報入力を行うための静電容量方式のタッチパネル110と、タッチパネル110を操作者のタッチ操作を検出するように駆動するとともに、タッチパネル110から出力されるタッチ位置を示す信号に基づいてタッチ操作を示すタッチ情報を出力するタッチパネルコントローラ(タッチパネル制御装置)121と、タッチパネルコントローラ121からのタッチ情報に基づいて情報処理を行うホストコンピュータ(ホストPC)130とを備えている。なお、タッチパネル110とタッチパネルコントローラ121とはタッチパネル装置1001aを構成している。
このホストPC130は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部130aと、タッチパネルコントローラ121から送信されたタッチ情報を受け、タッチ情報が示すユーザ操作に対応する指令信号をアプリケーション実行部130aに供給するHID標準ドライバ130bとを備えている。
なお、タッチパネルシステム1001は、図19に示すように、タッチパネル110のタッチ操作面201aの下側にこれと重ねて配置された表示画面202aを有し、タッチ操作により入力された入力情報を表示画面202aに表示する表示装置202を有しているが、図1(a)では図示していない。
ここで、タッチパネルコントローラ121は、タッチパネル110を駆動するパネル駆動部121aと、タッチパネル110から出力されるタッチ位置を示す出力信号に基づいて、タッチパネルに対するタッチ操作を検出し、検出したタッチ操作を示すタッチ情報を情報処理装置に出力するタッチ操作検出部121bとを備えている。なお、タッチ位置は、例えば、操作者がタッチペンや指でタッチパネルの操作面に触れた領域内の、最も容量変化が大きかった位置である。
パネル駆動部121aは、クロック信号CLKを生成するクロック信号生成部60と、クロック信号CLKに基づいてタッチパネル110を制御するタッチパネル制御部70とを有する。タッチ操作検出部121bは、タッチパネル110から出力される、操作面での容量分布を示す信号に基づいて、タッチ操作により操作面上に形成されるタッチ領域を検出するとともに、タッチ操作がどのような操作であるか、つまりペンタッチにより情報を入力するための操作(ペン操作)Tp、指タッチにより表示状態を変更する操作(指操作)Tf、例えば、2本指によりタッチした部分の情報を消去する操作(消去操作)Teであるかを判定するタッチ検出解析部120aと、タッチ検出解析部120aの判定結果に基づいて、順次検出された前後のタッチ領域の関連付けを行って、操作の種類の判定結果を含むタッチ情報を、コンピュータのOSに搭載されている標準ドライバにより認識可能なデータ形式のパケット(HID準拠)によりホストPC130に送信するタッチ関連付け部120bとを有するものである。
ここで、タッチ検出解析部120aは、タッチパネル110の出力信号に基づいて、タッチパネル110の操作面P上の一部の領域であって、タッチ操作が行われたタッチ領域を検出する領域検出部120a1と、タッチ領域とタッチ領域の外側の領域との境界を探索することによりタッチ領域の周囲長を算出する周囲長算出部120a2と、周囲長と周囲長閾値との比較を行い、比較の結果に基づいて、タッチ操作が情報の消去を行うための消去操作であるか否かの判定を行う操作判定部120a3とを有する。ここで、領域検出部120a1は、タッチ領域を検出する動作を一定周期で繰り返し行うように構成されている。具体的には、領域検出部120a1は、1/100〜1/200秒程度のフレーム周期で各フレーム毎に操作面上での容量分布からタッチ領域を検出する構成となっている。
また、タッチ関連付け部120bは、順次検出されたタッチ領域の関連付けの状況を判定する状況判定部120b1と、関連付けの状況に基づいて、タッチ操作を示すタッチ情報をHID準拠のパケットによりホストPC130に送信する情報送信部120b2を有する。操作判定部120a3は、タッチ領域の周囲長が周囲長閾値以上であるとき、タッチ操作は消去操作であると判定し、タッチ領域の周囲長が周囲長閾値以上でないとき、タッチ操作は消去操作以外の操作であると判定する。なお、タッチ領域の周囲長の代わりに、タッチ領域の面積を用いてもよく、タッチ操作を判定するのに用いるタッチ領域の属性としては、タッチ領域の広さを示す指標であればどのようなものでもよい。
さらに、この実施形態1では、タッチ操作検出部120bは、ペンによるタッチ操作およびペン以外によるタッチ操作のいずれも検出し、検出したタッチ操作を示すタッチ情報を出力する指ペンモード(第2の動作モード)M2と、ペンによるタッチ操作のみを検出し、ペンによるタッチ操作を示すタッチ情報を出力するペン専用モード(第1の動作モード)M1とを有し、第2の動作モードで、ペンによるタッチ操作を検出したとき、タッチ操作検出部の動作モードが、矢印Tf1で示すように、第2の動作モードから該第1の動作モードに移行し、第1の動作モードで一定時間タッチ操作が行われないとき、タッチ操作検出部の動作モードが、矢印Tf2で示すように、第1の動作モードから第2の動作モードに戻るように構成されている。
以下、タッチパネル110の構成について具体的に説明する。
図3は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置を説明する図であり、タッチパネル装置を構成するタッチパネルのドライブラインおよびセンスラインの電極の形状(図3(a))、ドライブラインおよびセンスラインの等価回路(図3(b))を示している。
図3に示すように、タッチパネル110は、操作面(以下、検出面ともいう。)Pに沿って互いに平行に設けられる複数のドライブラインDLと、検出面Pに沿って互いに平行に設けられるとともにドライブラインDLと立体交差する複数のセンスラインSLとを備えるタッチパネル本体10と、ドライブラインDLにドライブ信号Diを与えて駆動するドライブライン駆動部20と、ドライブラインDLの駆動によりセンスラインSLに表れるセンス信号Siを取得して処理することでドライブラインDLとセンスラインSLとがなす容量の大小関係の面内分布を示す容量信号Ciを生成するセンス信号処理部30とを有する。センス信号処理部30は、センス信号取得部31と復号処理部32とを備える。センス信号取得部31は、タッチパネル制御部70による制御に従い、所定のタイミングでセンスラインSLに表れるセンス信号Siを取得して、増幅や変換などの処理を行うことにより処理後信号Aiを生成する。復号処理部32は、タッチパネル制御部70による制御に従い、処理後信号Aiを復号することで容量信号Ciを生成する。
なお、上記タッチパネル制御部70は、クロック信号CLKに同期したタイミングでドライブライン駆動部20及びセンス信号処理部30を動作させるものである。
センス信号処理部30は、図4に示すように、センスラインSL1が接続される反転入力端子(−)と出力端子とが増幅容量Cintを介して接続されるとともに非反転入力端子(+)が接地電圧(GND)になるオペアンプから成る増幅部311aと、増幅部311aの出力端子の電圧値VoutをAD(Analog to Digital)変換するとともに容量C1〜C4を示すデジタルの出力値Coutを出力する出力値生成部312aとを備える。なお、上述の処理後信号Aiは、出力値Coutを示す信号である。
また、タッチパネル本体10が備えるドライブラインDLは、X方向(図中上下方向)に沿って延びるように設けられている。一方、タッチパネル本体10が備えるセンスラインSLは、X方向に対して垂直なY方向(図中左右方向)に沿って延びるように設けられている。即ち、図2に示すタッチパネル110では、ドライブラインDL及びセンスラインSLが、垂直に立体交差する。なお、ドライブラインDL及びセンスラインSLは、垂直以外の角度で立体交差してもよい。
また、図3(a)及び図3(b)に示すように、ドライブラインDLは、センスラインSLと立体交差する部分を除いて局所的に面積が大きくなるドライブラインパッド部DLPを備える。同様に、センスラインSLは、ドライブラインDLと立体交差する部分を除いて局所的に面積が大きくなるセンスラインパッド部SLPを備える。そして、図3(a)及び図3(b)に示すように、ドライブラインDL及びセンスラインSLが立体交差する部分では、ドライブラインDLとセンスラインSLとの間に容量Cが形成される。
図3(a)に示す例では、主に隣接するドライブラインパッド部DLPとセンスラインパッド部SLPとの間に容量Cが形成される。なお、ドライブラインDLがドライブラインパッド部DLPを備えず、センスラインSLがセンスラインパッド部SLPを備えなくてもよい。この場合でも、ドライブラインDL及びセンスラインSLの立体交差する部分において、容量が形成される。
ドライブライン駆動部20は、タッチパネル制御部70による制御に従い、所定のタイミングかつ所定のパターンで変化するドライブ信号DiをドライブラインDLに与えて、ドライブラインDLを駆動する。
センス信号処理部30は、センス信号取得部31と復号処理部32とを備える。
センス信号取得部31は、タッチパネル制御部70による制御に従い、所定のタイミングでセンスラインSLに表れるセンス信号Siを取得して、増幅や変換などの処理を行うことにより処理後信号Aiを生成する。復号処理部32は、タッチパネル制御部70による制御に従い、処理後信号Aiを復号することで容量信号Ciを生成する。
次に、動作について説明する。
まず、タッチパネル110で、タッチ操作により生ずる容量変化を検出する動作について説明する。
図4は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の駆動方法を説明する図であり、タッチパネル10の駆動方法の代表的な逐次駆動を示している。
なお、図4では説明の簡略化のために、1本のセンスラインSL1と、4本のドライブラインDL1〜DL4のみを示している。また、センスラインSL1とドライブラインD1〜D4のそれぞれとがなすそれぞれの容量をC1〜C4とする。
図4(a)に示すように、センス信号取得部31は、センスラインSL1が接続される反転入力端子(−)と出力端子とが増幅容量Cintを介して接続されるとともに非反転入力端子(+)が接地電圧(GND)になるオペアンプから成る増幅部311aと、増幅部311aの出力端子の電圧値VoutをAD(Analogto Digital)変換するとともに容量C1〜C4を示すデジタルの出力値Coutを出力する出力値生成部312aと、を備える。なお、上述の処理後信号Aiは、出力値Coutを示す信号である。
また、図4(b)に示すように、タッチパネル本体10の逐次駆動では、ドライブラインDL1〜DL4のいずれか1つに対して「1」のドライブ信号(正の電圧、+V)が与えられ、他には「0」のドライブ信号(接地電圧、GND)が与えられる。なお、「1」のドライブ信号が与えられるドライブラインDL1〜DL4は順次切り替えられ、所定の周期(1回目〜4回目)で、全てのドライブラインDL1〜DL4に対して「1」のドライブ信号が与えられる。
この場合、例えば1回目の駆動では、ドライブラインDL1に対して「1」のドライブ信号が与えられ、ドライブラインDL1のみに電荷が蓄積される。そのため、センスラインSL1には容量C1に対応した電圧値のセンス信号Si1が表れ、増幅部311aの出力端子の電圧値Voutも容量C1に対応した値(Vout=C1・V/Cint)となる。このとき、電圧V及び増幅容量Cintが既知であるため、出力値生成部312aは、電圧値Voutに対して簡単な演算を行う(Cint/Vを乗じる)だけで、容量C1を示す出力値Coutを得ることができる。
同様に、2回目の駆動では、ドライブラインDL2に対して「1」のドライブ信号が与えられ、容量C2を示す出力値Coutを得ることができる。また、3回目の駆動では、ドライブラインDL3に対して「1」のドライブ信号が与えられ、容量C3を示す出力値Coutを得ることができる。また、4回目の駆動では、ドライブラインDL4に対して「1」のドライブ信号が与えられ、容量C4を示す出力値Coutを得ることができる。
そして、図4(a)に示しているセンスラインSL1だけでなく、図示していない他のセンスラインについても同様にセンス信号を処理することで、容量の面内分布を得ることができる。
次に、タッチ検出解析部120aが、タッチ操作がペンタッチTp、指タッチTf、および2本指タッチ(イレーザー)Teのいずれであるかを判定する処理について、図5〜図8を用いて説明する。このタッチ操作の判定処理はフレーム毎に行われる。なお、フレームの周期は1/100〜1/200といった程度である。
図5は、本発明の実施形態1によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、タッチパネル装置におけるタッチパネルコントローラのタッチ検出解析部の処理を示している。図6は、操作面上でのタッチ領域(図6(a))およびタッチ操作の解析処理(図6(b))を示している。図7は、タッチ領域を検出する処理を示している。
まず、タッチパネル110がタッチパネルコントローラ121により駆動されている状態で、タッチパネル110の操作面110a(図2の検出面Pに相当)上で操作者がタッチ操作を行うと、タッチパネル110では操作面110aでの容量分布が変化する。つまり、タッチされたことが検出される(ステップS1)。
なお、図6(a)中、R1は、ペンでタッチ操作したときのタッチ領域、R2は、指でタッチ操作したときタッチ領域である。Pr1およびPr2は、タッチ領域R1およびR2の位置を示す点、例えば容量変化が最大であった点や重心などの代表的な点である。
タッチパネル110からタッチパネルコントローラ121に、ドライブラインとセンスラインとの交点での容量の変化に相当する信号が入力されると、タッチ操作の解析処理が行われる(ステップS2)。
具体的には、操作面110aでの容量分布が検出され(ステップS2a)、この容量分布に基づいてタッチ領域が検出される(ステップS2b)。次に、タッチ領域が、ペン操作によるものか、ペン操作以外のタッチ操作によるものであるか判定する(ステップS2c)。検出されたタッチ領域がペン操作によるものであれば、タッチ検出解析部120aの処理はステップS7に進み、検出されたタッチ領域がペン操作によるものでなければ、タッチ検出解析部120aの処理は、ステップS3に進む。
次に、タッチ検出解析部120aでは、周囲長算出部120a2がタッチ領域(タッチ面)の周囲長を計算する(ステップS3)。
図7は、タッチ領域Trの周囲長を検出する処理を概念的に説明する図である。図中、Cpはドライブラインとセンスラインの交点であり、Rcv0およびRcv1は、タッチパネルの操作面上での容量変化を検出する単位領域であり、斜線で示す単位領域Rcv1は、容量変化が閾値以上であった単位領域、斜線で示す単位領域Rcv0は、容量変化が閾値未満であった単位領域であり、ひとかたまりの複数の単位領域Rcv1からなる領域が、操作面上でタッチ操作が行われたタッチ領域である。
具体的には、周囲長算出部120a2は、操作面上に、容量変化が閾値以上であった単位領域Rcv1を見つけ、見つけた単位領域Rcv1の1つ上側(例えば、図7の紙面上側)に位置する単位領域が、容量変化が閾値以上であった単位領域Rcv1であるか否か判定する。判定対象の単位領域の1つ上側の単位領域が容量変化が閾値未満である単位領域であれば、判定対象の単位領域が、タッチ領域とその外側の領域との境界(例えば上端)に位置する単位領域Rcv1であることがわかる。上端に位置する単位領域Rcv1が見つかれば、例えば判定した単位領域の1つ左側に位置する単位領域が、単位領域Rcv1であるか単位領域Rcv0であるか判定する。このようにして単位領域Rcv1の上側、左上側、左側、左下側、下側、右下側、右側、右上側の順に他の単位領域Rcv1がある位置を見つけることにより、タッチ領域Trの外周に沿って位置する単位領域Rcv1を順番に検出し、検出した個数を積算することにより、タッチ領域Trの周囲長を算出することができる。ここでは、周囲長は、タッチ領域Trの外周に沿って位置する単位領域Rcv1の個数は11個であるので、周囲長は11ということになる。
続いて、タッチ検出解析部120aでは、操作判定部120a3が、検出したタッチ領域Trの周囲長と、操作判定部120a3で設定されている周囲長閾値との比較を行い、比較の結果に基づいて、タッチ操作が情報の消去を行うための消去操作であるか否かの判定を行う(ステップS4)。
タッチ領域Trの周囲長が閾値以上であるとき、操作判定部120a3は、タッチ操作を消去操作(イレーザー操作)、つまり2本指タッチTeと判定する(ステップS5)。一方、タッチ領域Trの周囲長が閾値未満であるとき、操作判定部120a3は、タッチ操作を消去操作(イレーザー操作)以外の操作であると判定する。なお、この場合は、タッチの解析処理S2で、タッチ操作がペン操作以外の操作であると既に判定されているので、この場合のタッチ操作は、指操作Tfとなる(ステップS6)。
その後は、タッチ検出解析部120aは、周囲長を算出する処理の対象となる他のタッチ領域があるか否かを判定し(ステップS7)、周囲長算出処理の対象となる他のタッチ領域があれば、ステップS2の処理を行い、周囲長算出処理の対象となる他のタッチ領域がなければ、タッチ検出解析部120aは、タッチ操作に対する判定結果を、タッチ操作に関する属性情報(タッチ領域の位置情報など)と共にタッチ情報としてタッチ関連付け部120bに送る(ステップS8)。
図8は、タッチパネルコントローラのタッチ関連付け部120bの処理を示している。なお、図8においてはタッチ操作を単にタッチという。
タッチ関連付け部120bでは、タッチ操作を示すタッチ情報がタッチ検出解析部120aからタッチ検出関連付け部120bに送信されると、タッチ検出関連付け部120bでは、状況判定部120b1は、ステップS2c(図6(b))でタッチ操作がペン操作と判定されているか否かに応じて、タッチ操作がペン操作であるか否か判定する(ステップS41)。
続いて、状況判定部120b1は、タッチ操作がペン操作であれば、現在のモードがペン専用モードM1であるか否かの判定を行う(ステップS42)。現在のモードがペン専用モードであれば、タッチ操作がペン操作であるという情報を含むパケットを作成する処理を行う(ステップS44)。現在のモードがペン専用モードでなければ、現在のモードをペン専用モードに変更し(ステップS43)、その後ステップS44の処理を行う。
また、ステップS41の判定の結果、タッチ操作がペン操作でなければ、現在のモードがペン専用モードであるか否かの判定を行い(ステップS45)、現在のモードがペン専用モードであれば、ステップS18の処理を行い、現在のモードがペン専用モードでなければ、ステップS11の処理を行う。
状況判定部120b1が、消去操作と判定されたタッチ操作あるいは指操作と判定されたタッチ操作が以前から継続しているタッチ操作であるか否かの判定を行う(ステップS11)。例えば、状況判定部120b1は、以前判定したタッチ操作の属性情報を保持しており、タッチ検出解析部120aから送信されたタッチ操作の属性情報などから、判定対象となるタッチ操作が以前から継続しているタッチ操作であるか否かの判定を行うことが可能となっている。
判定の結果、判定対象となるタッチ操作が以前から継続しているタッチ操作である場合、状況判定部120b1は、継続中のタッチ操作が最初にイレーザー操作と判断されたタッチ操作であるかを判定する(ステップS12)。判定対象となるタッチ操作が以前から継続しているタッチ操作でない場合、状況判定部120b1は、新しいタッチ操作はイレーザー操作であるか否かを判定する(ステップS13)。
ステップS12での判定の結果、継続中のタッチ操作が最初イレーザー操作と判定されたタッチ操作である場合、あるいはステップS13での判定の結果、新しい判定対象のタッチ操作がイレーザー操作と判定された場合には、状況判定部120b1は、継続中のタッチ操作、あるいは新しい判定対象のタッチ操作を、イレーザー操作として扱う(ステップS14)。その後、状況判定部120b1は、タッチ操作がペンタッチであることを示す情報を伝送するHID準拠のデータ構造(HIDペンデジタイザー)を有するパケット(HIDペンデジタイザーのパケット(イレーザー))として、タッチ操作がイレーザー操作であることを示す情報を伝送するパケットを作成する(ステップS16)。
ステップS12での判定の結果、継続中のタッチ操作が最初イレーザー操作と判定されたタッチ操作でない場合、あるいはステップS13での判定の結果、新しい判定対象のタッチ操作がイレーザー操作でないと判定された場合には、状況判定部120b1は、継続中のタッチ操作、あるいは新しい判定対象のタッチ操作を指操作として扱う(ステップS15)。その後、状況判定部120b1は、タッチ操作が指タッチであることを示す情報を伝送するHID準拠のデータ構造(HIDタッチデジタイザー)を有するパケットとして、タッチ操作が指操作であることを示す情報を伝送するパケット(HIDタッチデジタイザーのパケット(タッチ))を作成する(ステップS17)。
HIDペンデジタイザーのパケットPkは、図1(b)に示すように、ヘッダ部Hkと、タッチ操作の位置情報Dkと、タッチ操作がペンタッチであるかイレーザー操作であるかを示すフラグFkとを含んでいる。HIDタッチデジタイザーのパケットPmは、図1(c)に示すように、ヘッダ部Hmと、タッチ操作の位置情報Dmと、タッチ操作が上スクロール操作、下スクロール操作などの指操作の種類を示す情報Fmとを含んでいる。HIDタッチデジタイザーのパケットPmは、HIDペンデジタイザーのパケットPkとはデータ構造が異なっている。このようなパケットは、1つのタッチ操作毎に作成され、それぞれのタッチ操作に関する情報を含めてホストPC130に送信されるものである。
例えば、図1(d)は、1フレームにおいて、操作面上に3つのタッチ領域が見つかり、それぞれのタッチ領域に対応するタッチ操作に関する情報をそれぞれパケットPk1、Pm2,Pm3に格納してホストPC130に送信されたデータストリームDsを示している。
このデータストリームDsでは、パケットPk1は、ヘッダHk1と、タッチ操作の位置情報Dk1と、タッチ操作が消去操作であることを示す情報Fk1とを含んでいる。また、パケットPm2は、ヘッダHm2と、タッチ操作の位置情報Dm2と、タッチ操作がスクロールなどの指タッチであることを示す情報Fm2とを含んでいる。パケットPm3は、ヘッダHm3と、タッチ操作の位置情報Dm3と、タッチ操作が拡大などの指タッチであることを示す情報Fm3とを含んでいる。
その後、タッチ関連付け部120bは、タッチ関連付け部120bでの処理対象となる他のタッチ操作があるか否かを判定する(ステップS18)。この判定の結果、処理対象となるタッチ操作がある場合は、タッチ関連付け部120bでの処理は、ステップS11の処理に戻り、処理対象となるタッチ操作がない場合は、情報送信部120b2が、今回のフレームで判定した全てのタッチ操作に対応するパケットを図1(d)に示すようにまとめてホストPC130に送信する(ステップS19)。
このように、本実施形態1では、静電容量方式のタッチパネル110において、ペンによるタッチ操作およびペン以外によるタッチ操作のいずれかを検出し、検出したタッチ操作を示すタッチ情報を出力する指ペンモード(第2の動作モード)M2と、該ペンによるタッチ操作のみを検出し、該ペンによるタッチ操作を示すタッチ情報を出力するペン専用モード(第1の動作モード)M1とを有するので、ペン(パッシブペン)タッチと指タッチとを区別して検出することができる。
また、本実施形態4においても、タッチパネルコントローラは、タッチ領域の面積が大きな面積となるタッチ操作をイレーザー(消去操作)として扱うものであるが、ペンによるタッチ操作のみを検出するペン専用モードを有するので、ペンで描画している時のお手つき(つまり手の一部が操作面に触れることによるタッチ領域の誤検出)と、イレーザーとしてのタッチ操作とを区別することができる。
つまり、ペンタッチを検出した場合は、ペン専用モードに移行し、ペン専用モードでは、指や手の平によるタッチはお手つきとして無視される(パームリジェクション)ので、手の位置などを気にせず、自由に描画できる。
また、ペン専用モードで一定時間タッチがないと、指ペンモードに戻り、指ペンモードでは、手の平などによる面積の大きなタッチは、イレーザーとして扱われる。従って、指によるタッチ操作ができると同時に、ペンで描画した線を、手の平や2本指などの大き目の面積でなぞることで、イレーザー機能を利用して消去することができる。
このように、ペンタッチと指タッチのいずれも受け付ける指ペンモードで、タッチ操作がペンタッチであると判定されたときに、ペンタッチのみを受け付けるペン専用モードに移行し、ペン専用モードでタッチ操作が一定時間行われないとき、指ペンモードに戻るようにすることにより、ペン専用モードでのパームリジェクションと指ペンモードでの指タッチによる消去とを自然な操作の流れの中で実現することができる。
また、タッチパネル制御装置において、タッチパネルの出力信号に基づいて、タッチパネルの操作面上の、タッチ操作が行われたタッチ領域を検出する領域検出部120a1と、タッチ領域とタッチ領域の外側の領域との境界を探索することによりタッチ領域の周囲長を算出する周囲長算出部120a2とを備え、タッチ操作によるタッチ領域の周囲長が周囲長閾値より大きいときに、タッチ操作を消去操作とするので、例えば2本指によるタッチ操作により消去を行うことが可能となる。このため、消去ボタンを操作したり、アクティブペンを操作したりする必要がなく、消去操作を操作性よく行うことができる。しかも、タッチ操作が消去操作であることを、タッチ操作によるタッチ領域の周囲長がその閾値より大きいことにより判定するので、タッチ操作が消去操作であることの判定を演算処理の増大を抑えつつ行うことができる。つまり、従来技術のように、タッチ操作が消去操作であることの判定をタッチ領域の面積を用いて行う場合、タッチ領域の輪郭抽出を行った後に、その内側に存在する単位検出領域の個数を計算する処理が必要となり、タッチ領域が消去操作であることの判定に要する演算処理が増大することとなる。本実施形態では、上述したように容量変化が閾値以上であった単位領域Rcv1を見つけることによりタッチ領域の輪郭抽出を行った際に周囲長が得られる。
また、タッチ操作が消去操作(2本指操作)であることを示す情報をホストPCに送信するのに、タッチ操作がペンタッチであることを示す情報を送信するHID準拠のパケットをそのフラグの値を変えて用いることで、消去操作(2本指操作)を示す情報をホストPCに搭載の標準ドライバで認識することができる。言い換えると、OS搭載の標準ドライバ以外の独自のドライバを用いることなく、描画モードから消去モードへの切り替えを示す操作信号を認識することができる。
また、操作判定部120a3が、1つのタッチ操作に対応するタッチ領域が複数回検出されたときの複数の周囲長の少なくとも1つの周囲長が、最初に検出されたときの周囲長から前記周囲長閾値を超えて変化していても、該最初に検出された周囲長と該周囲長閾値との比較の結果に基づいた判定結果を維持することで、タッチパネルの操作面に対して消去操作としてのタッチ操作を行った後に、操作面から指を離すときに誤動作が生ずることがない。
なお、上記実施形態1では、消去操作を意図するタッチ操作は、2本指によるタッチ操作を挙げているが、消去操作を意図するタッチ操作は、2本指によるタッチ操作に限定されるものではない。例えば、消去操作を意図するタッチ操作は、3本以上の指でのタッチ操作、掌全体でのタッチ操作、あるいは親指の側面でのタッチ操作など、親指以外の指1本でのタッチ操作よりタッチする範囲の広いタッチ操作であればよい。
(実施形態2)
図9は、本発明の実施形態2によるタッチパネルシステムを説明する図であり、タッチパネルシステムの全体構成(図9(a))、およびタッチパネルシステムにおけるタッチパネルコントローラ(タッチパネル制御装置)のタッチ検出部およびタッチ関連付け部の構成(図9(b)および図9(c))を示している。
図9(a)に示すタッチパネルシステム1002は、タッチ操作により情報入力を行うための静電容量方式のタッチパネル110と、タッチパネル110を操作者のタッチ操作を検出するように駆動するとともに、タッチパネル110から出力されるタッチ位置を示す信号に基づいてタッチ操作を示すタッチ情報を出力するタッチパネルコントローラ(タッチパネル制御装置)122と、タッチパネルコントローラ122からのタッチ情報に基づいて情報処理を行うホストコンピュータ(ホストPC)130とを備えている。なお、タッチパネル110とタッチパネルコントローラ122とはタッチパネル装置1002aを構成している。
この実施形態2のタッチパネルシステム1002は、実施形態1のタッチパネルシステム1001におけるタッチパネルコントローラ121に代わるタッチパネルコントローラ122を備えたものであり、タッチパネルコントローラ122以外の構成は実施形態1のものと同一である。
このタッチパネルコントローラ122は、実施形態1のタッチパネルコントローラ121におけるタッチ関連付け部120bに代わるタッチ関連付け部122bを有している。
このタッチ関連付け部122bは、順次検出されたタッチ領域の関連付けの状況を判定する状況判定部122b1と、関連付けの状況に基づいて、タッチ操作を示すタッチ情報をHID準拠のパケットによりホストPC130に送信する情報送信部122b2を有する。なお、タッチパネルコントローラ122は、実施形態1のタッチ検出部120aと同一構成のタッチ検出解析部122aを有している。従って、タッチ検出解析部122aを構成する領域検出部122a1、周囲長算出部122a2、および操作判定部122a3は、実施形態1における領域検出部120a1、周囲長算出部120a2、および操作判定部120a3と同一のものである。
従って、この実施形態2においても、領域検出部122a1は、タッチ領域を検出する動作を一定周期で繰り返し行う構成となっている。
そして、この実施形態2では、タッチ操作検出部122bでは、状況判定部122b1は、1つのタッチ操作に対応するタッチ領域が第1の閾値回数(N1)以上連続して検出されたとき、1つのタッチ操作に対応するタッチ領域を示すタッチ情報を情報処理装置に送信する。この際、第1の閾値回数(N1)以上連続して検出されたタッチ領域の周囲長が第1の閾値L1以上であるとき、タッチ領域が消去操作と判定され、一方、タッチ領域の周囲長が第1の閾値L1以上でないとき、タッチ領域が指操作と判定される。
次に動作について説明する。
図10は、本発明の実施形態2によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、タッチパネル装置におけるタッチパネルコントローラのタッチ関連付け部の処理を示している。図11は、タッチ関連付け部の一部の処理(誤判定の軽減)を具体的に示している。
この実施形態2のタッチパネルコントローラ122の動作は、図10に示すように、新しいタッチ操作がイレーザー操作であるか否かを判定する処理(ステップS13a)以外の処理は実施形態1のものと同一である。
つまり、このステップS13aでは、タッチ操作検出部122bでは、状況判定部122b1は、1つのタッチ操作(新しいタッチ操作)に対応するタッチ領域が第1の閾値回数N1(N1:自然数)以上連続して検出されたか否か、つまり、N1フレーム以上継続して検出されたか否かを判定する(ステップS13a1)。
N1フレーム以上継続していないとき、状況判定部122b1は、このタッチ操作を判定対象となるタッチ操作の候補(タッチ候補)として、このタッチ操作を特定する情報を記憶し(ステップS13a2)、ステップS18の処理を行う(図10参照)。
状況判定部122b1は、1つのタッチ操作(新しいタッチ操作)に対応するタッチ領域がN1フレーム以上継続して検出されたとき、このタッチ領域の周囲長が閾値L1以上か否かを判定する(ステップS13a3)。このタッチ領域の周囲長が閾値L1以上であるとき、状況判定部122b1は、このタッチ操作がイレーザー(消去操作)であると判定し(ステップS13a4)、ステップS14の処理を行う。一方、ステップS13a3で、タッチ領域の周囲長が閾値L1以上でないと判定されたとき、状況判定部122b1は、このタッチ操作が指操作であると判定し(ステップS13a5)、ステップS15の処理を行う。
この実施形態2のタッチパネルコントローラ1002におけるその他の処理は、実施形態1におけるものと同一である。
このような構成の実施形態2のタッチパネルコントローラ1002では、実施形態1のタッチパネルコントローラ1001の効果に加えて、1つのタッチ操作(新しいタッチ操作)に対応するタッチ領域が第1の閾値回数N1(N1:自然数)以上連続して検出されたとき、このタッチ操作が消去操作であるか否かの判定を行うので、判定対象となるタッチ操作の誤判定を低減することができる。
(実施形態2の変形例)
図12は、本発明の実施形態2の変形例によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、タッチ関連付け部の一部の処理(誤判定の軽減)を具体的に示している。
この実施形態2の変形例では、実施形態2のタッチパネルシステムにおけるタッチパネルコントローラ122の状態判定部122b1は、ステップS13aに代わるステップS13bを行う。
つまり、このステップS13bは、実施形態2のステップS13aにおけるステップS13a1〜S13a4と同一のステップS13b1〜S13b4に加えて、以下のステップS13b5〜S13b8を有している。
つまり、ステップS13b3で、1つのタッチ操作に対応するタッチ領域の周囲長が周囲長閾値L1以上でないと判定されたとき、状況判定部122b1は、1つのタッチ操作に対応するタッチ領域の周囲長が周囲長閾値L1より小さい周囲長低閾値L2(<L1)以下であるか否かの判定を行う(ステップS13b5)。
この周囲長と周囲長低閾値L2との判定の結果、1つのタッチ操作に対応するタッチ領域の周囲長が周囲長低閾値L2以下である場合は、状況判定部122b1は、1つのタッチ操作が消去操作以外の操作(ここでは指操作)であると判定し(ステップS13b6)、ステップS15の処理を行う。
1つのタッチ操作に対応するタッチ領域の周囲長が周囲長低閾値L2以下でない場合は、状況判定部122b1は、1つのタッチ操作に対応するタッチ領域が、連続して第2の回数閾値N2(>N1)以上の回数検出されたか否か、つまりN2フレーム以上継続して検出されたか否かを判定する(ステップS13b7)。
このタッチ領域がN2フレーム以上継続して検出されたとき、状況判定部122b1は、1つのタッチ操作が該消去操作以外の操作(ここでは指操作)であると判定し(ステップS13b6)、ステップS15の処理を行う。
ステップS13b7dで、タッチ領域がN2フレーム以上継続して検出されていないと判定されたとき、状況判定部122b1は、このタッチ操作を判定対象となるタッチ操作の候補(タッチ候補)として、このタッチ操作を特定する情報を記憶し(ステップS13a8)、ステップS18の処理を行う(図10参照)。
このように実施形態2の変形例では、1つのタッチ操作に対応するタッチ領域の周囲長が第1の閾値L1以下であっても、この第1の閾値L1(>L2)に近い周囲長を有するタッチ領域の検出がN2フレーム以上になるまで、タッチ操作に対する判定は行わないので、消去操作以外の操作(ここでは、指操作)の誤判定を低減することができる。
(実施形態3)
図13は、本発明の実施形態3によるタッチパネルシステムを説明する図であり、タッチパネルシステムの全体構成(図13(a))、およびタッチパネルシステムにおけるタッチパネルコントローラ(タッチパネル制御装置)のタッチ検出部およびタッチ関連付け部の構成(図13(b)および図13(c))を示している。
図13(a)に示すタッチパネルシステム1003は、タッチ操作により情報入力を行うための静電容量方式のタッチパネル110と、タッチパネル110を操作者のタッチ操作を検出するように駆動するとともに、タッチパネル110から出力されるタッチ位置を示す信号に基づいてタッチ操作を示すタッチ情報を出力するタッチパネルコントローラ(タッチパネル制御装置)123と、タッチパネルコントローラ123からのタッチ情報に基づいて情報処理を行うホストコンピュータ(ホストPC)130とを備えている。なお、タッチパネル110とタッチパネルコントローラ123とはタッチパネル装置1003aを構成している。
この実施形態3のタッチパネルシステム1003は、実施形態1のタッチパネルシステム1001におけるタッチパネルコントローラ121に代わるタッチパネルコントローラ123を備えたものであり、タッチパネルコントローラ123以外の構成は実施形態1のものと同一である。
このタッチパネルコントローラ123は、実施形態1のタッチパネルコントローラ121におけるタッチ関連付け部120bに代わるタッチ関連付け部123bを有している。
このタッチ関連付け部123bは、順次検出されたタッチ領域の関連付けの状況を判定する状況判定部123b1と、関連付けの状況に基づいて、タッチ操作を示すタッチ情報をHID準拠のパケットによりホストPC130に送信する情報送信部123b2とを有する。なお、タッチパネルコントローラ123は、実施形態1のタッチ検出部120aと同一構成のタッチ検出部123aを有している。従って、タッチ検出部123aを構成する領域検出部123a1、周囲長算出部123a2、および操作判定部123a3は、実施形態1における領域検出部120a1、周囲長算出部120a2、および操作判定部120a3と同一のものである。
従って、この実施形態3においても、領域検出部123a1は、タッチ領域を検出する動作を一定周期で繰り返し行う構成となっている。
そして、この実施形態3では、タッチ操作検出部123bでは、状況判定部123b1は、タッチ操作を示すタッチ情報をホストへ送信する前に、イレーザー(消去操作)を優先する処理S20を行う。つまり、状況判定部123b1は、情報送信部123b2がタッチ操作を示すタッチ情報をホストPCに送信する前に、タッチ操作を消去操作(イレーザー)とすることを優先する処理を行う。また、この実施形態3では、消去操作(イレーザー)を意図するタッチ操作は、2本指(人差し指と中指)によるタッチ操作とする。
例えば、タッチ関連付け部の「ホストへ送信」の前に、隣接する2箇所以上のタッチ領域のうちの1つのタッチ領域の周囲長が閾値以上なら、それを消去操作と判定し、それ以外の指タッチは無視することで、誤判定を軽減することができる。
また、イレーザー(消去操作)と判定されるタッチの周辺の、あらかじめ決めた距離以内にあるタッチのみを無視してもいい。これによって、親指の腹の1点タッチは、イレーザーと判定されず、周囲長が長くても指タッチとなる。
つまり、図15(b)は、タッチパネルの操作面に対して指2本によるタッチ操作を行ったとき、近接した3箇所のタッチ領域Ft1、Ft2、Ptと、これらの3箇所のタッチ領域から離れた位置に大きなタッチ領域Stが検出された場合を示している。
これらの2箇所のタッチ領域Ft1およびFt2の近傍に小さいタッチ領域Ptが検出され、さらに、タッチ領域Ft1の中心から半径Dr以内に大きなタッチ領域Ft2と小さなタッチ領域Ptがある場合、隣接する2箇所以上のタッチ領域のうちの1つのタッチ領域の周囲長が閾値以上であれば、状況判定部123b1は、閾値以上である周囲長を有するタッチ領域に対応するタッチ操作を消去操作(イレーザー)と判定し、それ以外の指タッチとしてのタッチ操作を示すタッチ情報は、ホストPCに送信しない。これにより狭い範囲(半径Dr)内で集中して位置する複数のタッチ領域のうちの周囲長が閾値より大きなタッチ領域に対応するタッチ操作が優先的に消去操作と判定される。つまり、周囲長が閾値以上のタッチ領域の誤検出を低減できる。
次に動作について説明する。
図14は、本発明の実施形態3によるタッチパネルシステムで用いるタッチパネル装置の動作を説明する図であり、タッチパネル装置におけるタッチパネルコントローラのタッチ関連付け部の処理を示している。図15(a)は、タッチ関連付け部の一部の処理(誤判定の軽減)を具体的に示し、図15(b)は、タッチ領域の分布を示している。
この実施形態3のタッチパネルコントローラ132の動作は、図14に示すように、タッチ情報をホストPCに送信する前に行われるイレーザー優先処理(ステップS20)、およびステップS12、S13で「Yes」の判定結果が得られた場合に2箇所以上タッチ領域があるか否かを判定する処理(ステップS12a)以外の処理は実施形態1のものと同一である。
つまり、ステップS12、S13で「Yes」の判定結果が得られた場合、状況判定部123b1は、2点以上タッチ(つまり、2箇所以上のタッチ領域)があるか否かを判定する(ステップS12a)。その結果、2箇所以上のタッチ領域がある場合は、ステップS14の処理およびステップS16の処理を順次行い、2箇所以上のタッチ領域がない場合は、状況判定部123b1は、ステップS15の処理およびステップS17の処理を順次行う。
その後、状況判定部123b1は、ステップS18で処理対象となるタッチ領域がある否かの判定を行い、処理対象のタッチ領域があれば、ステップS11の処理を行い、処理対象となるタッチ領域がなければ、ステップS20の処理を行う。
このステップS20では、状況判定部123b1は、送信するパケットに、イレーザー操作を示すタッチ情報を含むパケットが含まれているかを判定する(ステップS21)。
送信するパケットに、イレーザー操作を示すタッチ情報を含むパケットが含まれている場合は、状況判定部123b1は、1つのイレーザー操作(消去操作)に対応するタッチ領域Ft1から距離Drの範囲内に別のタッチ領域Ft2、Ptがあるか否かを判定する(ステップS22)。
この判定の結果、タッチ領域Ft1から距離Drの範囲内に図15(b)に示すように別のタッチ領域がある場合は、状況判定部123b1は、1つのイレーザー操作(消去操作)に対応するタッチ領域から距離Dの範囲内にある別のタッチ領域に関するタッチ情報をすべて削除して(ステップS23)、ステップS19の送信処理を行う。
なお、ステップS21で、送信するパケットに、イレーザー操作を示すタッチ情報を含むパケットが含まれていないと判定された場合、あるいは距離がDr以下のところに別のタッチ領域があると判定された場合は、ステップS23の処理を飛ばしてステップ19の処理を行う。
本実施形態3では、狭い範囲(半径Dr)内で集中して位置する複数のタッチ領域のうちの周囲長が閾値より大きなタッチ領域に対応するタッチ操作が優先的に消去操作と判定されるので、周囲長が閾値以上のタッチ領域の誤検出を低減できる。
(実施形態4)
図17は、本発明の実施形態4として、実施形態1から実施形態3のいずれかの実施形態によるタッチパネルシステムを入力操作部に用いた電子情報機器の一般的な構成例を示すブロック図である。
図17に示す本発明の実施形態4による電子情報機器90は、本発明の実施形態1から実施形態3のいずれかの実施形態によるタッチパネルシステムを、操作者による情報入力を行うための入力操作部90aとして備えたものであり、この電子情報機器90は、入力操作部90aから入力された入力情報を記録する記録メディアなどのメモリ部92と、この入力情報を液晶表示画面などの表示画面上に表示する液晶表示装置などの表示部93と、この入力情報を用いた通信処理を行う送受信装置などの通信部94と、この入力情報を印刷(印字)して出力(プリントアウト)する画像出力部95とのうちの少なくともいずれかを有している。また、この電子情報機器90は、被写体の撮影を行う撮像部91を有していてもよく、この場合は、記録メディアなどのメモリ部92が、撮像部91により得られた画像データを記録用に所定の信号処理した後にデータ記録し、上記表示部93が、この画像データを表示用に所定の信号処理した後に液晶表示画面などの表示画面上に表示し、通信部94が、この画像データを通信用に所定の信号処理をした後にこの画像データに対する通信処理を行い、画像出力部95がこの画像データを印刷(印字)して出力(プリントアウト)するようにしてもよい。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、タッチパネル制御装置の分野において、操作者による情報入力のためのタッチ操作により、動作モードを描画モードと消去モードとの間で自動的に切り替えることができ、これによりタッチパネルを搭載した情報処理装置に独自のドライバが必要となるのを回避しつつ、タッチパネルでの情報入力のための操作性を向上させることができるタッチパネル制御装置を実現できる。
特に、ペンタッチと指タッチのいずれも受け付ける指ペンモードで、タッチ操作がペンタッチであると判定されたときに、ペンタッチのみを受け付けるペン専用モードに移行し、ペン専用モードでタッチ操作が一定時間行われないとき、指ペンモードに戻るようにすることにより、ペン専用モードでのパームリジェクション(掌などによる広い範囲のタッチを無視する機能)と指ペンモードでの指タッチによる消去とを自然な操作の流れの中で実現することができるタッチパネル制御装置を実現できる。
60 クロック信号生成部
70 タッチパネル制御部
90 電子情報機器
91 撮像部
92 メモリ部
93 表示部
94 通信部
95 画像出力部
110 タッチパネル
120a、122a〜123a タッチ検出解析部
120b、122b〜123b タッチ関連付け部
120a1、122a1〜123a1 領域検出部
120a2、122a2〜123a2 周囲長算出部
120a3、122a3〜123a3 操作判定部
120b1、122b1〜123b1 状況判定部
120b2、122b2〜123b2 情報送信部
121〜123 タッチパネルコントローラ(タッチパネル制御装置)
121a パネル駆動部
121b タッチ操作検出部
130 ホストコンピュータ(ホストPC)
130a アプリケーション実行部
130b HID標準ドライバ
201a タッチ操作面
202a 表示画面
202 表示装置
1001〜1003 タッチパネルシステム
Ds データストリーム
Pk1 パケット
Hk1 ヘッダ
Dk1 タッチ操作の位置情報
Dm2、Dm3 タッチ操作の位置情報
Fk1 情報
Fm2、Fm3 情報
Hm2、Hm3 ヘッダ
Pm2、Pm3 パケット

Claims (5)

  1. タッチパネルを駆動する駆動部と、該タッチパネルから出力される出力信号に基づいて、該タッチパネルに対するタッチ操作を検出し、検出したタッチ操作の属性を示すタッチ情報を情報処理装置に出力するタッチ操作検出部とを備えたタッチパネル制御装置であって、
    該タッチ操作検出部は、
    特定のタッチ操作のみ検出し、該特定のタッチ操作を示すタッチ情報を出力する第1の動作モードと、
    該特定のタッチ操作および該特定のタッチ操作以外のタッチ操作を検出し、検出したタッチ操作を示すタッチ情報を出力する第2の動作モードと
    を有し、
    該第2の動作モードで、該特定のタッチ操作を検出したとき、該タッチ操作検出部の動作モードが該第2の動作モードから該第1の動作モードに移行し、該第1の動作モードで一定時間タッチ操作が行われないとき、該タッチ操作検出部の動作モードが該第1の動作モードから該第2の動作モードに戻る、タッチパネル制御装置。
  2. 前記第1の動作モードは、ペンによるタッチ操作のみを検出し、該ペンによるタッチ操作を示すタッチ情報を出力する動作モードであり、
    前記第2の動作モードは、ペンによるタッチ操作およびペン以外によるタッチ操作のいずれかを検出し、検出したタッチ操作を示すタッチ情報を出力する動作モードである、請求項1に記載のタッチパネル制御装置。
  3. 前記タッチ操作検出部は、
    前記タッチパネルの出力信号に基づいて、該タッチパネルの操作面上の一部の領域であって、該タッチ操作が行われたタッチ領域を検出する領域検出部と、
    該タッチ領域の広さを示す広さ指標を算出する広さ算出部と、
    該広さ指標と該広さ指標に対する広さ閾値との比較を行い、該比較の結果に基づいて、該タッチ操作が情報の消去を行うための消去操作であるか否かの判定を行う操作判定部と、
    該タッチ情報として該判定の結果を示す判定情報を前記情報処理装置へ送信する情報送信部と
    を有する、請求項1または2に記載のタッチパネル制御装置。
  4. 前記広さ算出部は、前記タッチ領域の広さを示す広さ指標として、該タッチ領域と該タッチ領域の外側の領域との境界を探索することにより該タッチ領域の周囲長を算出する周囲長算出部を含む、請求項3に記載のタッチパネル制御装置。
  5. 前記広さ算出部は、前記タッチ領域の広さを示す広さ指標として、該タッチ領域の面積を算出する面積算出部を含む、請求項3に記載のタッチパネル制御装置。
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