JP2014206838A - 協調動作装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】主制御系が複数系統であり、副制御系が1系統のみというマルチループ制御系において、省エネルギーを実現する。
【解決手段】協調動作装置は、操作量を算出して対応する主制御系のアクチュエータに出力する主制御部1−1〜1−nと、総操作量のとり得る数値範囲を操作量のとり得る数値範囲に合わせるために、総操作量を倍率変換して変換総操作量を算出する倍率変換部2と、操作量と変換総操作量に対して加重演算を行なうことにより操作量と変換総操作量を合成するセレクタ3と、各主制御の整定状態での望ましい操作量出力である平衡点を調整するための副制御系に対応して設けられ、平衡点を示す操作量設定値を入力とすると共に、セレクタ3から出力された合成後の操作量を制御量入力として、調整操作量を算出して副制御系のアクチュエータに出力する操作量調整制御部4とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、制御の主目的のための主制御系が複数系統であり、主制御の整定状態での望ましい操作量出力である平衡点を調整するための副制御系が1系統のみというマルチループ制御系において、省エネルギーを実現することができる協調動作装置および方法に関するものである。
温度や圧力などのプロセス量を制御するためのプロセス制御系において、例えば温度が制御対象であれば、ヒータと温度センサと温調計が1個ずつというように、1個の制御量PVに対して1個のアクチュエータという組合せが基本になる。
一方で、加熱アクチュエータ(ヒータ)と冷却アクチュエータ(冷却器)という2個のアクチュエータを協調動作させて、温度を制御する方法も提案されている(特許文献1参照)。図11は特許文献1に開示された制御装置を加熱処理炉の温度制御に適用した例を示す図、図12は特許文献1に開示された制御装置の構成を示すブロック図である。加熱処理炉100では、ヒータ101で加熱、冷却器102で冷却した空気を循環させるようになっている。
コントローラ104は、加熱処理炉100内の温度センサ103によって計測された制御量(温度計測値)PV_Aと設定値SP_Aに基づいてPID制御演算により加熱用の操作量MV_Aを算出する。コントローラ105は、設定値SP_Bとしてコントローラ104の加熱用操作量MV_Aの望ましい値を採用し、制御量としてコントローラ104の加熱用操作量MV_Aを採用し、PID制御演算により冷却用の操作量MV_Bを算出する。
特許文献1に開示された技術によれば、単に温度を制御するだけではなく、加熱と冷却の相殺を低減してエネルギー効率を改善することができる。特許文献1に開示された技術の特徴は、エネルギー効率に影響を与える要因である、ヒータ出力と冷却器出力との平衡点に着眼し、ヒータ出力(操作量MV_A)を常時監視しながら調整する制御ループを付加したことである。
特許第3805957号公報
特許文献1に開示された技術は、加熱1系統(1個の加熱アクチュエータ)に冷却1系統(1個の冷却アクチュエータ)の組合せを前提とする制御技術である。しかし、エネルギー効率に影響するアクチュエータは必ずしも2個とは限らない。例えば図13に示すように、加熱処理炉100内に加熱したいゾーン106−1〜106−4が複数あって、ゾーン106−1〜106−4毎にヒータ101−1〜101−4が設けられ、さらに加熱処理炉100内の空気を冷却する1個の冷却器102が設けられている場合、すなわち加熱複数系統に冷却1系統の組合せという場合もある。
図13の構成は、加熱を目的とする通常制御の系統が複数あれば、複数の制御量(温度)を制御可能であるので、エネルギー効率を考慮しなければ、問題なく成り立つ構成である。また、この構成は、製造装置の製造コストの面で見れば、むしろ合理的な構成である。このように、制御の主目的のための主制御系が複数系統であり、主制御の整定状態での望ましい操作量出力である平衡点を調整するための副制御系が1系統のみという構成に対しては、特許文献1に開示された技術を適用することはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、主制御系が複数系統であり、主制御の整定状態での望ましい操作量出力である平衡点を調整するための副制御系が1系統のみというマルチループ制御系において、省エネルギーを実現することができる協調動作装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の協調動作装置は、複数の主制御系に対応して設けられ、主制御の設定値と主制御の制御量を入力として制御演算により第1の操作量を算出する複数の第1の制御演算手段と、主制御系毎に設けられ、対応する主制御系の前記第1の制御演算手段によって算出された第1の操作量を対応する主制御系のアクチュエータに出力する複数の第1の操作量出力手段と、複数の前記第1の操作量の総和である第2の操作量を算出する操作量算出手段と、前記第2の操作量のとり得る数値範囲を前記第1の操作量のとり得る数値範囲に合わせるために、複数の主制御の整定状態での操作量出力総和の望ましい値である第1の平衡点を示す第1の操作量設定値と各主制御の整定状態での望ましい操作量出力である第2の平衡点を示す第2の操作量設定値とに基づき前記第2の操作量を倍率変換して、第3の操作量を算出する操作量変換手段と、前記複数の第1の制御演算手段によって算出された複数の第1の操作量と前記操作量変換手段によって算出された第3の操作量とに対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量と前記第3の操作量とを合成して第4の操作量を出力する合成手段と、前記第2の平衡点を調整するための1つの副制御系に対応して設けられ、前記第2の操作量設定値を入力とすると共に、前記合成手段から出力された第4の操作量を制御量入力として、制御演算により第5の操作量を算出する第2の制御演算手段と、前記第2の制御演算手段によって算出された第5の操作量を副制御系のアクチュエータに出力する第2の操作量出力手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の協調動作装置は、複数の主制御系に対応して設けられ、主制御の設定値と主制御の制御量を入力として制御演算により第1の操作量を算出する複数の第1の制御演算手段と、主制御系毎に設けられ、対応する主制御系の前記第1の制御演算手段によって算出された第1の操作量を対応する主制御系のアクチュエータに出力する複数の第1の操作量出力手段と、前記複数の第1の制御演算手段によって算出された複数の第1の操作量に対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量を合成して第2の操作量を出力する合成手段と、前記複数の第1の操作量の総和である第3の操作量を算出する操作量算出手段と、複数の主制御の整定状態での操作量出力総和の望ましい値である第1の平衡点を示す第1の操作量設定値のとり得る数値範囲を、各主制御の整定状態での望ましい操作量出力である第2の平衡点を示す第2の操作量設定値のとり得る数値範囲に合わせるために、前記第3の操作量と前記第2の操作量とに基づき前記第1の操作量設定値を倍率変換して、第3の操作量設定値を算出する操作量設定値変換手段と、前記第2の操作量設定値と前記第3の操作量設定値とのうちの大きい方を選択して第4の操作量設定値として出力する選択手段と、前記第2の平衡点を調整するための1つの副制御系に対応して設けられ、前記第4の操作量設定値を入力とすると共に、前記合成手段から出力された第2の操作量を制御量入力として、制御演算により第4の操作量を算出する第2の制御演算手段と、前記第2の制御演算手段によって算出された第4の操作量を副制御系のアクチュエータに出力する第2の操作量出力手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の協調動作装置の1構成例は、さらに、前記複数の第1の制御演算手段によって算出された複数の第1の操作量と前記操作量変換手段によって算出された第3の操作量とを小さい順あるいは大きい順に並び替える整列手段を備え、前記合成手段は、前記整列手段によって並び替えられた複数の第1の操作量と第3の操作量に対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量と前記第3の操作量とを合成することを特徴とするものである。
また、本発明の協調動作装置の1構成例は、さらに、前記複数の第1の制御演算手段によって算出された複数の第1の操作量を小さい順あるいは大きい順に並び替える整列手段を備え、前記合成手段は、前記整列手段によって並び替えられた複数の第1の操作量に対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量を合成することを特徴とするものである。
また、本発明の協調動作装置の1構成例において、前記主制御系のアクチュエータは、セントラル空調システムにおいて給気風量を調整するダンパであり、前記副制御系のアクチュエータは、セントラル空調システムにおいて給気温度を調整する空調機であり、前記第1の操作量は給気風量であり、前記第1の操作量の総和は総風量である。
また、本発明の協調動作方法は、主制御の設定値と主制御の制御量を入力として制御演算により第1の操作量を主制御系毎に算出する第1の制御演算ステップと、前記第1の制御演算ステップで算出した複数の第1の操作量をそれぞれ対応する主制御系のアクチュエータに出力する第1の操作量出力ステップと、前記複数の第1の操作量の総和である第2の操作量を算出する操作量算出ステップと、前記第2の操作量のとり得る数値範囲を前記第1の操作量のとり得る数値範囲に合わせるために、複数の主制御の整定状態での操作量出力総和の望ましい値である第1の平衡点を示す第1の操作量設定値と各主制御の整定状態での望ましい操作量出力である第2の平衡点を示す第2の操作量設定値とに基づき前記第2の操作量を倍率変換して、第3の操作量を算出する操作量変換ステップと、前記第1の制御演算ステップで算出した複数の第1の操作量と前記操作量変換ステップで算出した第3の操作量とに対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量と前記第3の操作量とを合成して第4の操作量を得る合成ステップと、前記第2の操作量設定値を入力とすると共に、前記合成ステップで得られた第4の操作量を制御量入力として、制御演算により第5の操作量を算出する第2の制御演算ステップと、前記第2の制御演算ステップで算出した第5の操作量を、前記第2の平衡点を調整するための1つの副制御系のアクチュエータに出力する第2の操作量出力ステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の協調動作方法は、主制御の設定値と主制御の制御量を入力として制御演算により第1の操作量を主制御系毎に算出する第1の制御演算ステップと、前記第1の制御演算ステップで算出した複数の第1の操作量をそれぞれ対応する主制御系のアクチュエータに出力する第1の操作量出力ステップと、前記第1の制御演算ステップで算出した複数の第1の操作量に対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量を合成して第2の操作量を得る合成ステップと、前記複数の第1の操作量の総和である第3の操作量を算出する操作量算出ステップと、複数の主制御の整定状態での操作量出力総和の望ましい値である第1の平衡点を示す第1の操作量設定値のとり得る数値範囲を、各主制御の整定状態での望ましい操作量出力である第2の平衡点を示す第2の操作量設定値のとり得る数値範囲に合わせるために、前記第3の操作量と前記第2の操作量とに基づき前記第1の操作量設定値を倍率変換して、第3の操作量設定値を算出する操作量設定値変換ステップと、前記第2の操作量設定値と前記第3の操作量設定値とのうちの大きい方を選択して第4の操作量設定値として出力する選択ステップと、前記第4の操作量設定値を入力とすると共に、前記合成ステップで得られた第2の操作量を制御量入力として、制御演算により第4の操作量を算出する第2の制御演算ステップと、前記第2の制御演算ステップで算出した第4の操作量を、前記第2の平衡点を調整するための1つの副制御系のアクチュエータに出力する第2の操作量出力ステップとを含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、第1の制御演算手段が算出した第1の操作量と操作量変換手段が第2の操作量を倍率変換することによって算出した第3の操作量とを合成し、望ましい第2の平衡点を示す第2の操作量設定値と合成後の第4の操作量に基づいて第5の操作量を算出して副制御系のアクチュエータに出力することにより、第2の平衡点を望ましい値に調整することができ、省エネルギーを実現することができる。また、本発明では、操作量を合成手段で合成する際に、第2の操作量を倍率変換することによって算出した第3の操作量を取り込むようにしたので、総操作量も含めた平衡点調整を実現することができ、各主制御系の望ましい操作量出力である平衡点とは別に、総操作量のような平衡点が存在するシステムに本発明を適用することができる。
また、本発明では、第1の制御演算手段が算出した第1の操作量を合成し、操作量設定値変換手段が第1の操作量設定値を倍率変換することによって算出した第3の操作量設定値と、望ましい第2の平衡点を示す第2の操作量設定値とのうち大きい方を選択し、選択後の第4の操作量設定値と合成操作量に基づいて第4の操作量を算出して副制御系のアクチュエータに出力することにより、第2の平衡点を望ましい値に調整することができ、省エネルギーを実現することができる。また、本発明では、第1の操作量設定値を倍率変換することによって算出した第3の操作量設定値と第2の操作量設定値とのうち大きい方を選択するようにしたので、総操作量も含めた平衡点調整を実現することができ、各主制御系の望ましい操作量出力である平衡点とは別に、総操作量のような平衡点が存在するシステムに本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る協調動作装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る制御系のブロック線図である。 本発明の第1の実施の形態に係る協調動作装置を適用したセントラル空調システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る協調動作装置の動作を示すフローチャートである。 先願の協調動作装置の動作例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る協調動作装置の動作例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る協調動作装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る制御系のブロック線図である。 本発明の第2の実施の形態に係る協調動作装置を適用したセントラル空調システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る協調動作装置の動作を示すフローチャートである。 従来の制御装置を加熱処理炉の温度制御に適用した例を示す図である。 従来の制御装置の構成を示すブロック図である。 加熱複数系統、冷却1系統の組合せを示す図である。
[発明の原理1]
複数の主制御系において、それらの調整されるべき平衡点が共通している対象を想定して、複数の主制御系の操作量をセレクタにより合成し、その後に特許文献1に開示された処理(操作量の調整)を適用することを、基本原理とする。この基本原理によれば、複数の主制御系の平衡点が共通していることを利用して、全体の演算量を少なくすることができる。操作量を調整する制御演算部は1個である。基本原理によれば、平衡点条件の優先度の高い操作量を選択するセレクタを備えることで、安定した主制御系からの操作量の選択方法・組合せ方法を決定する操作になるので、扱いやすい。そして、優先度の高いものに対応できるのであれば、実用価値の高いマルチループ制御系適用方法になる。
発明者は、以上のような基本原理に基づき、主制御系が複数系統であり、主制御の整定状態での望ましい操作量出力である平衡点を調整するための副制御系が1系統のみというマルチループ制御系において、省エネルギーを実現することができる協調動作装置および方法を提案した(特願2013−011870)。特願2013−011870において協調動作装置の適用例として説明したセントラル空調システムでは、複数のゾーンの室内温度制御のための主制御系である複数の給気風量制御系と、複数の主制御系の平衡点を調整するための副制御系である給気温度制御系とを有しており、各主制御系の操作量(給気風量)を調整対象の平衡点とし、副制御系によって平衡点を望ましい値に調整するようにしている。
特願2013−011870で提案した協調動作装置では、複数の主制御系のみがマルチ化の対象である。つまり、平衡点が共通するという同質の主制御系のみを扱うことを、設計上の前提としている。
しかしながら、セントラル空調システムでは、給気風量の制約は個別の主制御系のみとは限らず、さらなる多様化対応が求められている。例えば、各主制御系の操作量(給気風量)を共通の望ましい値に調整するだけでなく、各主制御系の操作量とは別の平衡点、具体的には各主制御系の個々の操作量(給気風量)の総和である総操作量(総風量)を望ましい値に調整することが求められている。
このように、各主制御系の望ましい操作量出力である平衡点とは別に、総操作量のような平衡点が存在するシステムに対しては、特願2013−011870で提案した協調動作装置を適用することはできない。
本発明では、このようなシステムに適用可能な協調動作装置および方法を実現するため、上記のセレクタに総操作量(総風量)も取り込むことで、総操作量(総風量)も含めた平衡点調整ができるようにする。
ただし、総操作量設定値(総風量設定値)は、複数の主制御系に共通の操作量設定値(風量設定値)とは異なるはずであるので、総操作量設定値(総風量設定値)に対して特願2013−011870の技術を単純に適用することはできない。そこで、発明者は、総操作量のとり得る数値範囲を操作量のとり得る数値範囲に合わせるために、総操作量を倍率変換することに想到した。
[発明の原理2]
上記発明の原理1では、総操作量を倍率変換するが、総操作量設定値(総風量設定値)を倍率変換してもよい。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態は、上記発明の原理1に対応するものである。図1は本実施の形態に係る制御装置である協調動作装置の構成を示すブロック図、図2は本実施の形態に係る制御系のブロック線図である。協調動作装置は、n(nは2以上の整数)個の主制御部1−1〜1−nと、倍率変換部2と、セレクタ3と、操作量調整制御部4とから構成される。
各主制御部1−i(i=1〜n)は、それぞれ設定値SP_Aiを入力する設定値入力部10−iと、制御量PV_Aiを入力する制御量入力部11−iと、設定値SP_Aiと制御量PV_Aiに基づいて操作量MV_Ai(第1の操作量)を算出する制御演算部12−i(第1の制御演算手段)と、操作量MV_Aiを対応する主制御系のアクチュエータに出力する操作量出力部13−i(第1の操作量出力手段)とを備えている。
倍率変換部2は、主制御部1−i毎に設けられた操作量取得部20−iと、操作量MV_Ai(i=1〜n)の総和である総操作量MV_T(第2の操作量)を算出する総操作量算出部21(操作量算出手段)と、複数の主制御の整定状態での操作量出力総和の望ましい値である第1の平衡点を示す総操作量設定値SP_BT(第1の操作量設定値)を入力する総操作量設定値入力部22と、各主制御の整定状態での望ましい操作量出力である第2の平衡点を示す操作量設定値SP_BS(第2の操作量設定値)を入力する操作量設定値入力部23と、総操作量MV_Tのとり得る数値範囲を操作量MV_Aiのとり得る数値範囲に合わせるために、総操作量MV_Tを倍率変換して変換総操作量MV_TX(第3の操作量)を算出する操作量変換部24(操作量変換手段)と、操作量変換部24による変換総操作量MV_TXを出力する変換総操作量出力部25とを備えている。
セレクタ3は、主制御部1−i毎に設けられた操作量取得部30−iと、倍率変換部2から出力された変換総操作量MV_TXを取得する変換総操作量取得部31と、n個の操作量MV_Aiと変換総操作量MV_TXとを小さい順あるいは大きい順に並び替える整列部32と、整列部32によって並び替えられた操作量MV_Aiと変換総操作量MV_TXに対して加重演算を行なうことにより操作量MV_Aiと変換総操作量MV_TXとを合成する合成部33と、合成部33による合成操作量MV_AS(第4の操作量)を操作量調整制御部4に出力する合成操作量出力部34とを備えている。
操作量調整制御部4は、操作量設定値SP_BSを入力する操作量設定値入力部40と、セレクタ3から出力された合成操作量MV_ASを取得する合成操作量取得部41と、操作量設定値SP_BSと合成操作量MV_ASに基づいて調整操作量MV_BS(第5の操作量)を算出する調整制御演算部42(第2の制御演算手段)と、調整制御演算部42による調整操作量MV_BSを副制御系のアクチュエータに出力する調整操作量出力部43(第2の操作量出力手段)とを備えている。
図2はn=4の場合の制御系の構成を示している。図2における5−1〜5−4は主制御系のアクチュエータ、6は副制御系のアクチュエータ、7−1〜7−4は制御対象である。主制御部1−1とアクチュエータ5−1と制御対象7−1とが第1の主制御系を構成し、主制御部1−2とアクチュエータ5−2と制御対象7−2とが第2の主制御系を構成し、主制御部1−3とアクチュエータ5−3と制御対象7−3とが第3の主制御系を構成し、主制御部1−4とアクチュエータ5−4と制御対象7−4とが第4の主制御系を構成している。また、操作量調整制御部4とアクチュエータ6とが副制御系を構成している。
図3は本実施の形態の協調動作装置を適用したセントラル空調システムの構成を示すブロック図である。セントラル空調システムは、4個の主制御系である給気風量制御系と1個の副制御系である給気温度制御系とから構成される。部屋400には、温度制御したいゾーン405−1〜405−4が4個あり、ゾーン405−1〜405−4毎に給気ダンパ402−1〜402−4(給気風量アクチュエータ)が設けられている。空調機401は、副制御系の給気温度アクチュエータを構成している。
主制御部1−1〜1−4は、各ゾーン405−1〜405−4に対して給気風量による室内温度制御を行なう。各ゾーン405−1〜405−4の温度PV_A1〜PV_A4(制御量)は、温度センサ403−1〜403−4によって個別に計測される。4ゾーン共通の空調機401は、冷房の場合は指定された温度に給気を冷却し、暖房の場合は指定された温度に給気を加熱する。以下では、冷房の場合についてのみ説明する。
空調機401から送り出された給気は、ダクト406を通って吹出口407−1〜407−4から各ゾーン405−1〜405−4に供給される。給気温度は、給気温度センサ404によって計測される。給気ダンパ402−1〜402−4は、主制御部1−1〜1−4から出力される操作量MV_A1〜MV_A4に応じて、各ゾーン405−1〜405−4に供給される給気の風量を調節する。空調機401は、操作量調整制御部4から出力される調整操作量MV_BSに応じて、空調機内部の熱交換機を流れる熱媒の量を調節することにより、給気温度を調節する。部屋400から戻される還気は、ダクト408および還気ダンパ409を通り、取入口410から導入された外気と混合されて空調機401に戻される。
各主制御系の操作量MV_A1〜MV_A4(給気風量)の合計である総風量の最低必要量が、総操作量設定値SP_BT、すなわち調整対象の第1の平衡点になる。総操作量設定値SP_BTは、換気の都合などにより予め決定され、例えば50m3/min.である。また、各主制御系での制御可能な最低必要な操作量MV_A1〜MV_A4(給気風量)が、操作量設定値SP_BS、すなわち調整対象の第2の平衡点になる。操作量設定値SP_BSは例えば10m3/min.である。なお、総操作量設定値SP_BTを決定する代表的な理由は、部屋400全体の二酸化炭素濃度が高くならないように換気することであり、操作量設定値SP_BSを決定する代表的な理由は、各ゾーンに広く給気が循環して冷暖房の効果を得ることである。このように異なる理由であるため、単純に操作量設定値SP_BS×n=総操作量設定値SP_BTになるとは限らない。
主制御系の操作量MV_A1〜MV_A4を増加させるためには調整操作量MV_BSである給気温度を上昇させる必要があり、逆に主制御系の操作量MV_A1〜MV_A4を減少させるためには調整操作量MV_BSである給気温度を下降させる必要がある。一般的には、風量を少なくすれば、搬送動力を小さくすることができるので、省エネルギーに繋がることが知られている。
4個の主制御系の中で、最も不利な制御状態にあるものは、操作量MV_A1〜MV_A4が最小値を示すものである。よって、セレクタ3は、4個の操作量MV_A1〜MV_A4のうちの最小値を選択して合成操作量MV_ASとして出力すればよい。そして、総風量も、このセレクタ3で扱えるように構成する。
以下、本実施の形態の協調動作装置の動作を図4を参照して説明する。各主制御部1−i(i=1〜n)の設定値SP_Aiは、建物管理者や室内居住者などによって設定され、設定値入力部10−iを介して制御演算部12−iに入力される(図4ステップS100)。
各主制御部1−iの制御量PV_Aiは、センサなど(図3の例では温度センサ403−1〜403−4)によって計測され、制御量入力部11−iを介して制御演算部12−iに入力される(図4ステップS101)。
各主制御部1−iの制御演算部12−iは、設定値SP_Aiと制御量PV_Aiに基づいて、以下の伝達関数式のようなPID制御演算を行って操作量MV_Aiを算出する(図4ステップS102)。
MV_Ai=(100/PB_Ai){1+(1/TI_Ais)+TD_Ais}
×(SP_Ai−PV_Ai) ・・・(1)
式(1)において、PB_Aiは比例帯、TI_Aiは積分時間、TD_Aiは微分時間、sはラプラス演算子である。
各主制御部1−iの操作量出力部13−iは、制御演算部12−iによって算出された操作量MV_Aiを対応する主制御系のアクチュエータ5−i(図3の例では給気ダンパ402−1〜402−4)に出力する(図4ステップS103)。設定値入力部10−iと制御量入力部11−iと制御演算部12−iと操作量出力部13−iとは主制御部1−i毎に設けられているので、ステップS100〜S103の処理は主制御部1−i毎に個別に実施されることになる。
次に、倍率変換部2の各操作量取得部20−iは、それぞれ対応する主制御部1−iの操作量出力部13−iから操作量MV_Aiを取得する(図4ステップS104)。
倍率変換部2の総操作量算出部21は、操作量MV_Aiの総和である総操作量MV_Tを算出する(図4ステップS105)。
Figure 2014206838
次に、調整されるべき第1の平衡点を示す総操作量設定値SP_BTは、オペレータなどによって設定され、倍率変換部2の総操作量設定値入力部22を介して操作量変換部24に入力される(図4ステップS106)。第1の平衡点は、複数の主制御の整定状態での操作量出力総和の望ましい値であり、上記のとおり、セントラル空調システムの場合には総風量の最低必要量から決定される。
調整されるべき第2の平衡点を示す操作量設定値SP_BSは、オペレータなどによって設定され、倍率変換部2の操作量設定値入力部23を介して操作量変換部24に入力される(図4ステップS107)。第2の平衡点は、各主制御の整定状態での望ましい操作量出力であり、エネルギー効率と各ゾーンの風量の最低必要量等を考慮して予め決定される。なお、本実施の形態では、上記のとおり、複数の主制御系の第2の平衡点が共通であることを想定している。
次に、操作量変換部24は、総操作量算出部21によって算出された総操作量MV_Tのとり得る数値範囲を操作量MV_Aiのとり得る数値範囲に合わせるために、総操作量設定値SP_BTと操作量設定値SP_BSの比率に基づき次式のように総操作量MV_Tを倍率変換し、変換総操作量MV_TXを算出する(図4ステップS108)。
MV_TX=MV_T(SP_BS/SP_BT) ・・・(3)
変換総操作量出力部25は、操作量変換部24によって算出された変換総操作量MV_TXをセレクタ3に出力する(図4ステップS109)。
次に、セレクタ3の各操作量取得部30−iは、それぞれ対応する主制御部1−iの操作量出力部13−iから操作量MV_Aiを取得する(図4ステップS110)。
セレクタ3の変換総操作量取得部31は、倍率変換部2の変換総操作量出力部25から変換総操作量MV_TXを取得する(図4ステップS111)。
整列部32は、操作量MV_Aiと変換総操作量MV_TXの計n+1個の操作量を小さい順あるいは大きい順に並び替えて、並び替え後の操作量MV_AXj(j=1〜n+1)を得る(図4ステップS112)。
合成部33は、整列部32により並び替えられた操作量MV_AXjに対して次式のような加重演算(加重平均演算)を行ない、合成操作量MV_ASを得る(図4ステップS113)。これにより、合成部33は、実質的に操作量MV_Aiと変換総操作量MV_TXとを選択的に合成する。
Figure 2014206838
式(4)において、αjは予め定められた加重であり、加重αj(j=1〜n+1)の合計は1.0である。例えば、整列部32が操作量MV_Aiと変換総操作量MV_TXとを小さい順に並び替えたとして、最も小さい操作量MV_AX1に対応する加重α1を1.0、その他の操作量MV_AX2〜MV_AX(n+1)に対応する加重α2〜α(n+1)を0とすれば、合成部33は最小値選択部として機能する。
また、整列部32が操作量MV_Aiと変換総操作量MV_TXとを大きい順に並び替えたとして、最も大きい操作量MV_AX1に対応する加重α1を1.0、その他の操作量MV_AX2〜MV_AX(n+1)に対応する加重α2〜α(n+1)を0とすれば、合成部33は最大値選択部として機能する。なお、本実施の形態の協調動作装置を図3に示したセントラル空調システムに適用する場合、合成部33を最小値選択部として機能させるようにすればよい。
合成操作量出力部34は、合成部33によって算出された合成操作量MV_ASを操作量調整制御部4に出力する(図4ステップS114)。
次に、調整されるべき第2の平衡点を示す操作量設定値SP_BSは、上記のとおりオペレータなどによって設定され、操作量調整制御部4の操作量設定値入力部40を介して調整制御演算部42に入力される(図4ステップS115)。
操作量調整制御部4の合成操作量取得部41は、セレクタ3から合成操作量MV_ASを取得する(図4ステップS116)。
続いて、調整制御演算部42は、操作量設定値SP_BSと合成操作量MV_ASに基づいて、以下の伝達関数式のようなPID制御演算を行って調整操作量MV_BSを算出する(図4ステップS117)。
MV_BS=(100/PB_B){1+(1/TI_Bs)+TD_Bs}
×(SP_BS−MV_AS) ・・・(5)
式(5)において、PB_Bは比例帯、TI_Bは積分時間、TD_Bは微分時間、sはラプラス演算子である。
調整操作量出力部43は、調整制御演算部42によって算出された調整操作量MV_BSを対応する副制御系のアクチュエータ6(図3の例では空調機401)に出力する(図4ステップS118)。
以上のようなステップS100〜S118の処理が、例えばオペレータからの指令によって制御が終了するまで(図4ステップS119においてYES)、制御周期毎に繰り返し実行される。
次に、図5(A)〜図5(C)、図6(A)〜図6(C)に本実施の形態の効果を示すシミュレーション結果を示す。ここでは、主制御系の数をn=4とし、図3に示したセントラル空調システムを想定し、ゾーン405−1〜405−4の温度PV_A1〜PV_A4を28℃から26℃へ降下させ、さらに26℃から25℃へ降下させた場合の数値をシミュレーションにより求めた。
図5(A)〜図5(C)は特願2013−011870で提案した協調動作装置の動作を示している。特願2013−011870で提案した協調動作装置は、本実施の形態の協調動作装置から倍率変換部2を削除し、セレクタ3において操作量MV_A1〜MV_A4を合成する構成に相当する。図5(A)は100秒において室内温度設定値SP_A1〜SP_A4=26℃のステップ入力が加わり、さらに1000秒において室内温度設定値SP_A1〜SP_A4=25℃のステップ入力が加わったときの温度PV_A1〜PV_A4(制御量)の変化を示し、図5(B)はこれらのステップ入力時に主制御部1−1〜1−4から出力される操作量MV_A1〜MV_A4の変化を示し、図5(C)は総操作量MV_Tを示している。
調整操作量MV_BSの値は、各ゾーン405−1〜405−4の風量の最低必要量を維持できるようにするため、MV_BS=10m3/min.に設定されている。室内温度設定値SP_A1〜SP_A4=26℃の時刻1000秒までは、整定状態での総操作量MV_Tがぎりぎりで50m3/min.を超えている。一方、1000秒以降の室内温度設定値SP_A1〜SP_A4=25℃の状態では、各主制御系の操作量MV_A1〜MV_A4(給気風量)の最低必要量10m3/min.を維持することで全体的に風量が減少し、整定状態での総操作量MV_Tが50m3/min.未満になる。このように、特願2013−011870で提案した協調動作装置では、総操作量MV_T(総風量)の調整を考慮していないため、総操作量MV_Tを望ましい値に維持することができない。
図6(A)〜図6(C)は本実施の形態の協調動作装置の動作を示しており、図6(A)は100秒において室内温度設定値SP_A1〜SP_A4=26℃のステップ入力が加わり、さらに1000秒において室内温度設定値SP_A1〜SP_A4=25℃のステップ入力が加わったときの温度PV_A1〜PV_A4(制御量)の変化を示し、図6(B)はこれらのステップ入力時に主制御部1−1〜1−4から出力される操作量MV_A1〜MV_A4の変化を示し、図6(C)は総操作量MV_Tを示している。
調整操作量MV_BSの値は、各ゾーン405−1〜405−4の風量の最低必要量を維持できるようにするため、MV_BS=10m3/min.に設定されている。加えて、総操作量設定値SP_BTの値は、総風量の最低必要量を維持できるようにするため、SP_BT=50m3/min.に設定されている。室内温度設定値SP_A1〜SP_A4=26℃の時刻1000秒までは、整定状態での総操作量MV_Tがぎりぎりで50m3/min.を超えるので、各主制御系の操作量MV_A1〜MV_A4(給気風量)の最低必要量10m3/min.を維持する平衡点調整の動作になっている。一方、1000秒以降の室内温度設定値SP_A1〜SP_A4=25℃の状態では、各主制御系の操作量MV_A1〜MV_A4(給気風量)の最低必要量10m3/min.を維持することで全体的に風量が減少するので、整定状態での総操作量MV_Tの最低必要量50m3/min.を維持する平衡点調整の動作になっている。
以上のように、本実施の形態では、主制御部1−1〜1−nが算出した操作量MV_A1〜MV_A4と倍率変換部2が総操作量MV_Tを倍率変換することによって算出した変換総操作量MV_TXとを合成し、望ましい第2の平衡点を示す操作量設定値SP_BSと合成操作量MV_ASに基づいて調整操作量MV_BSを算出して副制御系のアクチュエータに出力することにより、第2の平衡点を望ましい値に調整することができ、省エネルギーを実現することができる。また、本実施の形態では、操作量をセレクタ3で合成する際に、総操作量MV_Tを倍率変換することによって算出した変換総操作量MV_TXを取り込むようにしたので、総操作量も含めた平衡点調整を実現することができ、各主制御系の望ましい操作量出力である平衡点とは別に、総操作量のような平衡点が存在するシステムに本発明を適用することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、上記発明の原理2に対応するものである。図7は本実施の形態に係る制御装置である協調動作装置の構成を示すブロック図、図8は本実施の形態に係る制御系のブロック線図であり、図1、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の協調動作装置は、主制御部1−1〜1−nと、倍率変換部2aと、セレクタ3aと、操作量調整制御部4aとから構成される。
各主制御部1−i(i=1〜n)は、それぞれ設定値入力部10−iと、制御量入力部11−iと、制御演算部12−iと、操作量出力部13−iとを備えている。
倍率変換部2aは、主制御部1−i毎に設けられた操作量取得部20−iと、操作量MV_Ai(第1の操作量)の総和である総操作量MV_T(第3の操作量)を算出する総操作量算出部21(操作量算出手段)と、総操作量設定値SP_BT(第1の操作量設定値)を入力する総操作量設定値入力部22と、操作量設定値SP_BS(第2の操作量設定値)を入力する操作量設定値入力部23と、セレクタ3aから出力された合成操作量MV_AS(第2の操作量)を取得する合成操作量取得部26と、総操作量設定値SP_BTのとり得る数値範囲を操作量設定値SP_BSのとり得る数値範囲に合わせるために、総操作量設定値SP_BTを倍率変換して変換総操作量設定値SP_BTX(第3の操作量設定値)を算出する操作量設定値変換部27(操作量設定値変換手段)と、操作量設定値SP_BSと変換総操作量設定値SP_BTXとのうちの大きい方を選択する選択部28と、選択部28による選択設定値SP_BX(第4の操作量設定値)を出力する選択設定値出力部29とを備えている。
セレクタ3aは、主制御部1−i毎に設けられた操作量取得部30−iと、n個の操作量MV_Aiを小さい順あるいは大きい順に並び替える整列部32aと、整列部32aによって並び替えられた操作量MV_Aiに対して加重演算を行なうことにより操作量MV_Aiを合成する合成部33aと、合成部33aによる合成操作量MV_ASを操作量調整制御部4aに出力する合成操作量出力部34とを備えている。
操作量調整制御部4aは、セレクタ3aから出力された合成操作量MV_ASを取得する合成操作量取得部41と、選択設定値SP_BXと合成操作量MV_ASに基づいて調整操作量MV_BS(第4の操作量)を算出する調整制御演算部42a(第2の制御演算手段)と、調整制御演算部42による調整操作量MV_BSを副制御系のアクチュエータに出力する調整操作量出力部43(第2の操作量出力手段)と、倍率変換部2aから出力された選択設定値SP_BXを取得する選択設定値入力部44とを備えている。
図9は本実施の形態の協調動作装置を適用したセントラル空調システムの構成を示すブロック図である。倍率変換部2aとセレクタ3aと操作量調整制御部4a以外の構成は第1の実施の形態と同じなので、セントラル空調システムの説明は省略する。
以下、本実施の形態の協調動作装置の動作を図10を参照して説明する。図10のステップS200,S201,S202,S203の処理は、それぞれ図4のステップS100,S101,S102,S103と同じである。
次に、セレクタ3の各操作量取得部30−iは、それぞれ対応する主制御部1−iの操作量出力部13−iから操作量MV_Aiを取得する(図10ステップS204)。
整列部32aは、操作量MV_Aiを小さい順あるいは大きい順に並び替えて、並び替え後の操作量MV_AXj(j=1〜n)を得る(図10ステップS205)。
合成部33aは、整列部32aにより並び替えられた操作量MV_AXjに対して次式のような加重演算(加重平均演算)を行ない、合成操作量MV_ASを得る(図10ステップS206)。これにより、合成部33aは、実質的に操作量MV_Aiを選択的に合成する。
Figure 2014206838
例えば、整列部32aが操作量MV_Aiを小さい順に並び替えたとして、最も小さい操作量MV_AX1に対応する加重α1を1.0、その他の操作量MV_AX2〜MV_AXnに対応する加重α2〜αnを0とすれば、合成部33aは最小値選択部として機能する。また、整列部32aが操作量MV_Aiを大きい順に並び替えたとして、最も大きい操作量MV_AX1に対応する加重α1を1.0、その他の操作量MV_AX2〜MV_AXnに対応する加重α2〜αnを0とすれば、合成部33aは最大値選択部として機能する。本実施の形態の協調動作装置を図9に示したセントラル空調システムに適用する場合、合成部33aを最小値選択部として機能させるようにすればよい。
合成操作量出力部34は、合成部33aによって算出された合成操作量MV_ASを操作量調整制御部4aに出力する(図10ステップS207)。
次に、倍率変換部2aの各操作量取得部20−iは、それぞれ対応する主制御部1−iの操作量出力部13−iから操作量MV_Aiを取得する(図10ステップS208)。
総操作量算出部21の動作は、第1の実施の形態と同じである(図10ステップS209)。
倍率変換部2aの合成操作量取得部26は、セレクタ3aから合成操作量MV_ASを取得する(図10ステップS210)。
調整されるべき第1の平衡点を示す総操作量設定値SP_BTは、オペレータなどによって設定され、倍率変換部2aの総操作量設定値入力部22を介して操作量設定値変換部27に入力される(図10ステップS211)。
次に、操作量設定値変換部27は、総操作量設定値SP_BTのとり得る数値範囲を操作量設定値SP_BSのとり得る数値範囲に合わせるために、総操作量MV_Tと合成操作量MV_ASの比率に基づき次式のように総操作量設定値SP_BTを倍率変換し、変換総操作量設定値SP_BTXを算出する(図10ステップS212)。
SP_BTX=SP_BT(MV_AS/MV_T) ・・・(7)
調整されるべき第2の平衡点を示す操作量設定値SP_BSは、オペレータなどによって設定され、倍率変換部2aの操作量設定値入力部23を介して選択部28に入力される(図10ステップS213)。
選択部28は、操作量設定値SP_BSと変換総操作量設定値SP_BTXとのうちの大きい方を選択して選択設定値SP_BXとして出力する(図10ステップS214)。
選択設定値出力部29は、選択設定値SP_BXを操作量調整制御部4aに出力する(図10ステップS215)。
次に、操作量調整制御部4aの選択設定値入力部44は、倍率変換部2aから選択設定値SP_BXを取得する(図10ステップS216)。
操作量調整制御部4aの合成操作量取得部41は、セレクタ3aから合成操作量MV_ASを取得する(図10ステップS217)。
続いて、調整制御演算部42aは、選択設定値SP_BXと合成操作量MV_ASに基づいて、以下の伝達関数式のようなPID制御演算を行って調整操作量MV_BSを算出する(図10ステップS218)。
MV_BS=(100/PB_B){1+(1/TI_Bs)+TD_Bs}
×(SP_BX−MV_AS) ・・・(8)
式(8)において、PB_Bは比例帯、TI_Bは積分時間、TD_Bは微分時間、sはラプラス演算子である。
調整操作量出力部43は、調整制御演算部42aによって算出された調整操作量MV_BSを対応する副制御系のアクチュエータ6(図9の例では空調機401)に出力する(図10ステップS219)。
以上のようなステップS200〜S219の処理が、例えばオペレータからの指令によって制御が終了するまで(図10ステップS220においてYES)、制御周期毎に繰り返し実行される。
以上のように、本実施の形態では、主制御部1−1〜1−nが算出した操作量MV_A1〜MV_A4を合成し、倍率変換部2aが総操作量設定値SP_BTを倍率変換することによって算出した変換総操作量設定値SP_BTXと、望ましい第2の平衡点を示す操作量設定値SP_BSとのうち大きい方を選択し、選択設定値SP_BXと合成操作量MV_ASに基づいて調整操作量MV_BSを算出して副制御系のアクチュエータに出力することにより、第2の平衡点を望ましい値に調整することができ、省エネルギーを実現することができる。また、本実施の形態では、総操作量設定値SP_BTを倍率変換することによって算出した変換総操作量設定値SP_BTXと操作量設定値SP_BSとのうち大きい方を選択するようにしたので、総操作量も含めた平衡点調整を実現することができ、各主制御系の望ましい操作量出力である平衡点とは別に、総操作量のような平衡点が存在するシステムに本発明を適用することができる。こうして、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1、第2の実施の形態では、セントラル空調システムを例に挙げて説明したが、原理的には同様に操作量の総量を扱う制御系であれば、セントラル空調システムに限らず本発明を適用可能である。
第1、第2の実施の形態で説明した協調動作装置は、CPU、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1、第2の実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、マルチループ制御系に適用することができる。特に、本発明は、複数の主制御系において、それらの調整されるべき平衡点が共通しているものを対象とする。
1−1〜1−n…主制御部、2,2a…倍率変換部、3,3a…セレクタ、4,4a…操作量調整制御部、5−1〜5−4,6…アクチュエータ、7−1〜7−4…制御対象、 10−1〜10−n…設定値入力部、11−1〜11−n…制御量入力部、12−1〜12−n…制御演算部、13−1〜13−n…操作量出力部、20−1〜20−n,30−1〜30−n…操作量取得部、21…総操作量算出部、22…総操作量設定値入力部、23,40…操作量設定値入力部、24…操作量変換部、25…変換総操作量出力部、27…操作量設定値変換部、28…選択部、29…選択設定値出力部、31…変換総操作量取得部、32,32a…整列部、33,33a…合成部、34…合成操作量出力部、26,41…合成操作量取得部、42,42a…調整制御演算部、43…調整操作量出力部、44…選択設定値入力部。

Claims (10)

  1. 複数の主制御系に対応して設けられ、主制御の設定値と主制御の制御量を入力として制御演算により第1の操作量を算出する複数の第1の制御演算手段と、
    主制御系毎に設けられ、対応する主制御系の前記第1の制御演算手段によって算出された第1の操作量を対応する主制御系のアクチュエータに出力する複数の第1の操作量出力手段と、
    複数の前記第1の操作量の総和である第2の操作量を算出する操作量算出手段と、
    前記第2の操作量のとり得る数値範囲を前記第1の操作量のとり得る数値範囲に合わせるために、複数の主制御の整定状態での操作量出力総和の望ましい値である第1の平衡点を示す第1の操作量設定値と各主制御の整定状態での望ましい操作量出力である第2の平衡点を示す第2の操作量設定値とに基づき前記第2の操作量を倍率変換して、第3の操作量を算出する操作量変換手段と、
    前記複数の第1の制御演算手段によって算出された複数の第1の操作量と前記操作量変換手段によって算出された第3の操作量とに対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量と前記第3の操作量とを合成して第4の操作量を出力する合成手段と、
    前記第2の平衡点を調整するための1つの副制御系に対応して設けられ、前記第2の操作量設定値を入力とすると共に、前記合成手段から出力された第4の操作量を制御量入力として、制御演算により第5の操作量を算出する第2の制御演算手段と、
    前記第2の制御演算手段によって算出された第5の操作量を副制御系のアクチュエータに出力する第2の操作量出力手段とを備えることを特徴とする協調動作装置。
  2. 複数の主制御系に対応して設けられ、主制御の設定値と主制御の制御量を入力として制御演算により第1の操作量を算出する複数の第1の制御演算手段と、
    主制御系毎に設けられ、対応する主制御系の前記第1の制御演算手段によって算出された第1の操作量を対応する主制御系のアクチュエータに出力する複数の第1の操作量出力手段と、
    前記複数の第1の制御演算手段によって算出された複数の第1の操作量に対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量を合成して第2の操作量を出力する合成手段と、
    前記複数の第1の操作量の総和である第3の操作量を算出する操作量算出手段と、
    複数の主制御の整定状態での操作量出力総和の望ましい値である第1の平衡点を示す第1の操作量設定値のとり得る数値範囲を、各主制御の整定状態での望ましい操作量出力である第2の平衡点を示す第2の操作量設定値のとり得る数値範囲に合わせるために、前記第3の操作量と前記第2の操作量とに基づき前記第1の操作量設定値を倍率変換して、第3の操作量設定値を算出する操作量設定値変換手段と、
    前記第2の操作量設定値と前記第3の操作量設定値とのうちの大きい方を選択して第4の操作量設定値として出力する選択手段と、
    前記第2の平衡点を調整するための1つの副制御系に対応して設けられ、前記第4の操作量設定値を入力とすると共に、前記合成手段から出力された第2の操作量を制御量入力として、制御演算により第4の操作量を算出する第2の制御演算手段と、
    前記第2の制御演算手段によって算出された第4の操作量を副制御系のアクチュエータに出力する第2の操作量出力手段とを備えることを特徴とする協調動作装置。
  3. 請求項1記載の協調動作装置において、
    さらに、前記複数の第1の制御演算手段によって算出された複数の第1の操作量と前記操作量変換手段によって算出された第3の操作量とを小さい順あるいは大きい順に並び替える整列手段を備え、
    前記合成手段は、前記整列手段によって並び替えられた複数の第1の操作量と第3の操作量に対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量と前記第3の操作量とを合成することを特徴とする協調動作装置。
  4. 請求項2記載の協調動作装置において、
    さらに、前記複数の第1の制御演算手段によって算出された複数の第1の操作量を小さい順あるいは大きい順に並び替える整列手段を備え、
    前記合成手段は、前記整列手段によって並び替えられた複数の第1の操作量に対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量を合成することを特徴とする協調動作装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の協調動作装置において、
    前記主制御系のアクチュエータは、セントラル空調システムにおいて給気風量を調整するダンパであり、
    前記副制御系のアクチュエータは、セントラル空調システムにおいて給気温度を調整する空調機であり、
    前記第1の操作量は給気風量であり、
    前記第1の操作量の総和は総風量であることを特徴とする協調動作装置。
  6. 主制御の設定値と主制御の制御量を入力として制御演算により第1の操作量を主制御系毎に算出する第1の制御演算ステップと、
    前記第1の制御演算ステップで算出した複数の第1の操作量をそれぞれ対応する主制御系のアクチュエータに出力する第1の操作量出力ステップと、
    前記複数の第1の操作量の総和である第2の操作量を算出する操作量算出ステップと、
    前記第2の操作量のとり得る数値範囲を前記第1の操作量のとり得る数値範囲に合わせるために、複数の主制御の整定状態での操作量出力総和の望ましい値である第1の平衡点を示す第1の操作量設定値と各主制御の整定状態での望ましい操作量出力である第2の平衡点を示す第2の操作量設定値とに基づき前記第2の操作量を倍率変換して、第3の操作量を算出する操作量変換ステップと、
    前記第1の制御演算ステップで算出した複数の第1の操作量と前記操作量変換ステップで算出した第3の操作量とに対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量と前記第3の操作量とを合成して第4の操作量を得る合成ステップと、
    前記第2の操作量設定値を入力とすると共に、前記合成ステップで得られた第4の操作量を制御量入力として、制御演算により第5の操作量を算出する第2の制御演算ステップと、
    前記第2の制御演算ステップで算出した第5の操作量を、前記第2の平衡点を調整するための1つの副制御系のアクチュエータに出力する第2の操作量出力ステップとを含むことを特徴とする協調動作方法。
  7. 主制御の設定値と主制御の制御量を入力として制御演算により第1の操作量を主制御系毎に算出する第1の制御演算ステップと、
    前記第1の制御演算ステップで算出した複数の第1の操作量をそれぞれ対応する主制御系のアクチュエータに出力する第1の操作量出力ステップと、
    前記第1の制御演算ステップで算出した複数の第1の操作量に対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量を合成して第2の操作量を得る合成ステップと、
    前記複数の第1の操作量の総和である第3の操作量を算出する操作量算出ステップと、
    複数の主制御の整定状態での操作量出力総和の望ましい値である第1の平衡点を示す第1の操作量設定値のとり得る数値範囲を、各主制御の整定状態での望ましい操作量出力である第2の平衡点を示す第2の操作量設定値のとり得る数値範囲に合わせるために、前記第3の操作量と前記第2の操作量とに基づき前記第1の操作量設定値を倍率変換して、第3の操作量設定値を算出する操作量設定値変換ステップと、
    前記第2の操作量設定値と前記第3の操作量設定値とのうちの大きい方を選択して第4の操作量設定値として出力する選択ステップと、
    前記第4の操作量設定値を入力とすると共に、前記合成ステップで得られた第2の操作量を制御量入力として、制御演算により第4の操作量を算出する第2の制御演算ステップと、
    前記第2の制御演算ステップで算出した第4の操作量を、前記第2の平衡点を調整するための1つの副制御系のアクチュエータに出力する第2の操作量出力ステップとを含むことを特徴とする協調動作方法。
  8. 請求項6記載の協調動作方法において、
    さらに、前記第1の制御演算ステップで算出した複数の第1の操作量と前記操作量変換ステップで算出した第3の操作量とを小さい順あるいは大きい順に並び替える整列ステップを備え、
    前記合成ステップは、前記整列ステップで並び替えた複数の第1の操作量と第3の操作量に対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量と前記第3の操作量とを合成することを特徴とする協調動作方法。
  9. 請求項7記載の協調動作方法において、
    さらに、前記第1の制御演算ステップで算出した複数の第1の操作量を小さい順あるいは大きい順に並び替える整列ステップを備え、
    前記合成ステップは、前記整列ステップで並び替えた複数の第1の操作量に対して加重演算を行なうことにより前記複数の第1の操作量を合成することを特徴とする協調動作方法。
  10. 請求項6乃至9のいずれか1項に記載の協調動作方法において、
    前記主制御系のアクチュエータは、セントラル空調システムにおいて給気風量を調整するダンパであり、
    前記副制御系のアクチュエータは、セントラル空調システムにおいて給気温度を調整する空調機であり、
    前記第1の操作量は給気風量であり、
    前記第1の操作量の総和は総風量であることを特徴とする協調動作方法。
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