JP2014206797A - Htmlドキュメントの画面切替制御方法、プログラム及びクライアント装置 - Google Patents

Htmlドキュメントの画面切替制御方法、プログラム及びクライアント装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のHTMLドキュメントの画面を切替える画面切替制御方法等に関し、パネルキャッシュ数が増加しても、DOMツリーサイズが増大しないようにし、新規HTMLファイルの追加時の画面表示時間の増大、JavaScript(登録商標)における画面操作の処理時間の増大を抑止する。【解決手段】HTMLドキュメントをウェブブラウザ上で表示処理可能なDOM形式データに変換して階層構造化したDOMツリーとして主メモリに保持する。表示するHTMLドキュメントのDOM形式データP1を、ウェブブラウザ上で扱われるDOMツリー上に構築して表示化し、非表示のDOM形式データP2〜P6をインラインフレームI1〜I5内に構築されるDOMツリーD1〜D5に移動させて非表示化する。画面切替時に、非表示のDOM形式データをインラインフレーム内のDOMツリーから当該ウェブブラウザ上で扱われるDOMツリーに移動して表示化する。【選択図】図1

Description

本発明は、ウェブアプリケーションプログラムによってクライアント装置に表示される複数のHTMLドキュメントの画面を切替える画面切替制御方法、プログラム及びクライアント装置に関する。
HTML(Hyper Text Markup Language)やJavaScript(登録商標)等を使用してウェブページの画面を表示するウェブアプリケーションプログラムでは、クライアント装置で一度表示した画面を再度表示する際に、該画面への切替を高速に行うために、パネルキャッシュという技術が用いられている。
パネルキャッシュとは、HTMLドキュメント(HTML文書又はHTMLファイルとも称される。)を、ウェブブラウザが解析し、ウェブブラウザ上で表示処理可能な形式であるDOM(Document Object Model)形式のデータ構造として、クライアント装置の主メモリ上に保持することである。また、クライアント装置の主メモリ上に保持されたDOM形式又はDOM構造のデータをパネルキャッシュという場合もある。
DOM形式又はDOM構造は、HTMLやXMLで記述されたウェブページ中の画像やテキスト等の要素をオブジェクトとして取り扱うための標準インタフェースとしてW3C(World Wide Web Consortium)によって勧告されている。ここで、DOM形式又はDOM構造のデータをDOMデータと記す場合もある。
DOM形式又はDOM構造のデータは、HTMLドキュメントに記述されているタグ(HTMLを記述する際の命令語)をウェブブラウザが構造化して構築される。DOM形式又はDOM構造のデータを階層構造化したDOM階層構造データは、DOMツリーと称される。
パネルキャッシュは、過去にクライアント装置で表示されたウェブサイトのHTMLファイルを該クライアント装置のローカルディスク上に一時的に保持しておく「ファイルキャッシュ(インターネット一時ファイル)」とは異なるものである。
パネルキャッシュを使用した画面切替について、図12を参照して説明する。クライアント装置1からサーバ装置2に対して、初回のウェブページの表示要求が送出されると(12−1)、サーバ装置2は該表示要求に応答し(12−2)、該ウェブページのHTMLファイルをクライアント装置1にダウンロードする(12−3)。
クライアント装置1は、該HTMLファイルのダウンロードを完了すると(12−4)、該HTMLファイルをローカルディスク12のインターネット一時ファイル121に保持するとともに、該HTMLファイルを解析し、DOMツリーを構築する(12−5)。
そして、クライアント装置1は、これまで表示していたHTMLドキュメントのDOM形式の画面データ(パネルキャッシュ)を非表示状態に変更して主メモリ11のパネルキャッシュ領域111に保持し(12−6)、DOMツリー全体の再構築を行い、該ダウンロードしたHTMLファイルの画面を描画する(12−7)。
その後、HTMLドキュメントの画面を再表示する要求がユーザから送出されたとする(12−8)。ここで、パネルキャッシュを使用していない場合、クライアント装置1は、該画面が、インターネット一時ファイル121に保持(キャッシュ)済みであるか否かを確認するキャッシュチェックをサーバ装置2に送出する(12−9)。
サーバ装置2は、該キャッシュチェックに対してキャッシュ済みである旨を応答する(12−10)。クライアント装置1は、該画面のHTMLファイルをインターネット一時ファイル121から取得し(12−11)、該HTMLファイルを解析し、DOMツリーを構築する(12−12)。
このように、パネルキャッシュを使用しないHTMLドキュメントの画面切替では、図12のシーケンス12−9から12−12までのシーケンスにように、一度表示したHTMLファイルをインターネット一時ファイル121から取得し、該HTMLファイルの解析及びDOMツリー構築を再度行うこととなる。
これに対して、以前に表示したHTMLドキュメントの画面がパネルキャッシュ化されている場合、再表示するHTMLドキュメントの画面のパネルキャッシュを、主メモリ11の第1のパネルキャッシュ領域111から取得する。そして、取得したパネルキャッシュを表示化し(12−13)、これまで表示していたパネルキャッシュを非表示化へ変更し(12−14)、主メモリ11の第2のパネルキャッシュ領域112に保持し、DOMツリー全体の再構築を行って再描画を行う(12−15)。
パネルキャッシュを使用したHTMLドキュメントの画面切替では、一度表示したHTMLドキュメントに対して、図12のシーケンス12−9から12−12までのHTMLファイルの解析及びDOM形式データの構築が不要になり、画面再表示に要する時間を大幅に短縮することが可能となる。
HTMLドキュメントの表示切替に関連するその他の技術として、ページ切替速度を向上させるために、HTMLファイルのオブジェクトを抽出して記憶するオブジェクトキャッシングを行い、キャッシングされたオブジェクトが含まれたページに切り替える場合に、キャッシングされたオブジェクトを用いて、オブジェクトキャッシング以前の処理過程を省略する技術などが下記の特許文献1等によって知られている。
また、ウェブサーバにアクセスして取得した複数の一連のウェブページを切り替えて再表示するシステムにおいて、ユーザが次に表示要求する可能性の高いウェブページを、アクセス履歴テーブルを参照して予測し、該ウェブページの内容を先読みしてメモリのキャッシュ領域に格納しておくことにより、ウェブページを速やかに表示する技術等が下記の特許文献2等によって知られている。
また、1つのウェブページ内に別のウェブページを表示させるインラインフレームという技術が知られている。インラインフレームは、HTMLにおいて<IFRAME>タグによって定義されるフレームである。各インラインフレームには、ウェブページのメインフレームを扱うウェブブラウザと異なる他のウェブブラウザによって扱われるウェブページがダウンロードされ、描画される。
ウェブページの画面切替を行うウェブページ表示システムにおいて、インラインフレームの表示位置を、メインフレームの内側又は外側に適宜指定することにより、インラインフレームを表示又は非表示にする技術が下記の特許文献3等によって知られている。
特開2011−18329号公報 特開2003−330789号公報 特開2011−96201号公報
HTMLドキュメントの画面の再表示にパネルキャッシュを使用する場合、再表示するHTMLドキュメントの画面数が増え、パネルキャッシュ数が増加すると、クライアント装置1の主メモリ11上に保持するDOM階層構造データ(DOMツリー)が増大し、新規HTMLファイルの表示時間、及びJavaScript(登録商標)の処理時間が増加するという問題がある。
上述の新規HTMLファイルの表示時間の増加について説明する。新規HTMLファイルをサーバ装置2からダウンロードすると、クライアント装置1のウェブブラウザは、該HTMLファイルを解析してDOM形式データに変換する。その後、現在保持しているDOMツリーに、新たに解析したDOM形式データを追加し、DOMツリー全体を再構築する。そのため、DOMツリーサイズが増大すると、該DOMツリーに新規DOM形式データを追加する処理時間、及びDOMツリー全体を再構築する処理時間が増加する。
図13は、新規HTMLファイル追加時のDOMツリーの様態の例を示している。図13の(a)は、パネルキャッシュ多数のDOMツリーの例を示し、図13の(b)は、パネルキャッシュ少数のDOMツリーの例を示している。図13の(a)及び(b)において、パネルキャッシュP1は表示中であり、他の砂地模様を付したパネルキャッシュP2〜P5は非表示状態である。
新規HTMLファイルのDOMデータをDOMツリーに新規に追加する場合、図13の(a)では多数のパネルキャッシュP1〜P5に新規パネルキャッシュP6を追加してDOMツリーを再構築する。一方、図13の(b)では少数のパネルキャッシュP1,P2に新規パネルキャッシュP6を追加してDOMツリーを再構築する。
新規HTMLファイルの画面を表示する際に必要なDOMツリーの再構築範囲に含まれるパネルキャッシュは、図13の(b)ではパネルキャッシュP1,P2,P6であるのに対して、図13の(a)ではパネルキャッシュP1〜P6の多数となり、再構築範囲に含まれるパネルキャッシュが増大する分、処理時間が増大する。このため、パネルキャッシュ数が増加すると、新規HTMLファイルの画面の表示時間が増大するという問題がある。
次にJavaScript(登録商標)の処理時間の増加について説明する。JavaScript(登録商標)における画面操作の処理は、「DOMツリーより操作対象画面を検索→画面操作(操作対象の項目への値の設定)」という処理を行うため、DOMツリーサイズが増大すると、DOMツリーより操作対象画面を検索する処理時間が増加し、JavaScript(登録商標)の処理時間が増加する。
図14は、JavaScript(登録商標)による画面操作時のDOMツリーの様態の例を示している。図14の(a)は、パネルキャッシュ多数のDOMツリーの例を示し、図14の(b)は、パネルキャッシュ少数のDOMツリーの例を示している。図14の(a)及び(b)において、パネルキャッシュP1は表示中であり、他の砂地模様を付したパネルキャッシュP2〜P5は非表示状態である。
JavaScript(登録商標)により画面を操作する場合、図14の(a)では多数のパネルキャッシュP1〜P6の中から、操作対象のパネルキャッシュP6を検索し、該検索したパネルキャッシュP6に対して、画面操作(操作対象の項目への値の設定)を行う。
一方、図14の(b)では少数のパネルキャッシュP1,P2,P6の中から、操作対象のパネルキャッシュP6を検索し、該検索したパネルキャッシュP6に対して、画面操作(操作対象の項目への値の設定)を行う。
JavaScript(登録商標)による画面操作時のパネルキャッシュの検索範囲は、図14の(b)ではパネルキャッシュP1,P2,P6であるのに対して、図14の(a)ではパネルキャッシュP1〜P6の広い範囲となる。画面操作時にパネルキャッシュの検索範囲が広くなる分、JavaScript(登録商標)による画面操作の処理時間が増加する。このため、パネルキャッシュ数が増加すると、画面操作のJavaScript(登録商標)の処理時間が増加するという問題がある。
上記課題に鑑み、本発明は、非表示のパネルキャッシュ数が増加しても、ウェブアプリケーションプログラム上のDOMツリーサイズが増大しないようにし、新規HTMLファイルの追加時の画面表示時間の増大を抑止し、また、JavaScript(登録商標)における画面操作の処理時間の増大を抑止することを目的とする。
本発明に係るHTMLドキュメントの画面切替制御方法は、クライアント装置に表示される複数のHTML(Hyper Text Markup Language)ドキュメントの画面を切替える画面切替制御方法であって、前記HTMLドキュメントを前記クライアント装置のウェブブラウザ上で表示処理可能なDOM(Document Object Model)形式データに変換して階層構造化したDOMツリーとして、前記クライアント装置の主メモリに保持するDOM形式データ保持ステップと、前記複数のHTMLドキュメントのDOM形式データに対して、前記クライアント装置で表示するHTMLドキュメントのDOM形式データを、前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリー上に構築して表示化するDOM形式データ表示化ステップと、前記複数のHTMLドキュメントの非表示のDOM形式データを、前記表示化されるHTMLドキュメントのメインフレーム内に作成されるインラインフレーム内に構築されるDOMツリーに移動させて非表示化するDOM形式データ非表示化ステップと、前記非表示のHTMLドキュメントの画面に表示を切替えるとき、該HTMLドキュメントのDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーから前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリーに移動し、該DOMツリーを再構築し、該移動したDOM形式データを表示化し、前記表示中のHTMLドキュメントのDOM形式データを非表示化するDOM形式データ切替ステップと、を含むものである。
また、前記表示中のHTMLドキュメントの画面から次に表示要求が遷移すると予測される遷移先画面のHTMLドキュメントのDOM形式データを、予め登録された画面遷移先テーブルを参照して特定する遷移先画面特定ステップと、前記遷移先画面のHTMLドキュメントのDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーから前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリーに、間欠的処理によりに分割して移動し、非表示状態で該DOMツリーに再構築して予め復元しておくDOM形式データ分割復元ステップと、前記遷移先画面への表示の切替時に、前記予め復元しておいたDOM形式データを表示化し、表示中のDOM形式データを非表示化して画面を切替える遷移先画面切替ステップと、を含むものである。
また、前記DOM形式データ非表示化ステップにおいて、前記非表示のDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーに移動させる処理を、間欠的処理によりに分割して実行するものである。
本発明に係るHTMLドキュメントの画面切替制御プログラムは、クライアント装置に表示される複数のHTML(Hyper Text Markup Language)ドキュメントの画面を切替える画面切替制御処理を、前記クライアント装置に実行させるプログラムであって、前記HTMLドキュメントを前記クライアント装置のウェブブラウザ上で表示処理可能なDOM(Document Object Model)形式データに変換して階層構造化したDOMツリーとして、前記クライアント装置の主メモリに保持するDOM形式データ保持処理と、前記複数のHTMLドキュメントのDOM形式データに対して、前記クライアント装置で表示するHTMLドキュメントのDOM形式データを、前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリー上に構築して表示化するDOM形式データ表示化処理と、前記複数のHTMLドキュメントの非表示のDOM形式データを、前記表示化されるHTMLドキュメントのメインフレーム内に作成されるインラインフレーム内に構築されるDOMツリーに移動させて非表示化するDOM形式データ非表示化処理と、前記非表示のHTMLドキュメントの画面に表示を切替えるとき、該HTMLドキュメントのDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーから前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリーに移動し、該DOMツリーを再構築し、該移動したDOM形式データを表示化し、前記表示中のHTMLドキュメントのDOM形式データを非表示化するDOM形式データ切替処理と、を前記クライアント装置に実行させるものである。
本発明に係るクライアント装置は、複数のHTML(Hyper Text Markup Language)ドキュメントの画面を切替えて表示するクライアント装置であって、前記HTMLドキュメントを前記クライアント装置のウェブブラウザ上で表示処理可能なDOM(Document Object Model)形式データに変換して階層構造化したDOMツリーとして、前記クライアント装置の主メモリに保持するDOM形式データ保持手段と、前記複数のHTMLドキュメントのDOM形式データに対して、前記クライアント装置で表示するHTMLドキュメントのDOM形式データを、前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリー上に構築して表示化するDOM形式データ表示化手段と、前記複数のHTMLドキュメントの非表示のDOM形式データを、前記表示化されるHTMLドキュメントのメインフレーム内に作成されるインラインフレーム内に構築されるDOMツリーに移動させて非表示化するDOM形式データ非表示化手段と、前記非表示のHTMLドキュメントの画面に表示を切替えるとき、該HTMLドキュメントのDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーから前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリーに移動し、該DOMツリーを再構築し、該移動したDOM形式データを表示化し、前記表示中のHTMLドキュメントのDOM形式データを非表示化するDOM形式データ切替手段と、を備えたものである。
本発明によれば、パネルキャッシュ数が増加してもDOMツリーサイズが増大せず、新規HTMLファイルの画面の表示処理、及びJavaScript(登録商標)における画面操作の処理を、一定サイズのDOMツリー環境下で実行することが可能になる。このため、パネルキャッシュ数が増加しても、新規HTMLファイルの画面の表示時間の増加、及びJavaScript(登録商標)における画面操作の処理時間の増加を、抑止することが可能となる。
また、非表示状態のパネルキャッシュを別のDOMツリーから取得して復元する際に必要なDOM解析及びDOM構築処理を、遷移先画面を予測して前倒しして行うことにより、再表示画面への切替を高速化することが可能となる。
また、他のウェブブラウザで扱われる別のDOMツリーからパネルキャッシュを取得する処理、及び別のDOMツリーへ非表示化パネルキャッシュを移動する処理を、分割して実行することにより、JavaScript(登録商標)の処理に伴う操作性の低下を防ぐことができる。
本発明による非表示状態のパネルキャッシュの処理の説明図である。 異なるDOMツリー間でのパネルキャッシュの移動の説明図である。 パネルキャッシュの分割移動処理の説明図である。 パネルキャッシュの分割復元処理の説明図である。 本発明が適用されるハードウェア構成例を示す図である。 本発明が適用されるソフトウェア構成例を示す図である。 ウェブページ画面切替え処理の全体の動作例のフローを示す図である。 パネルキャッシュ移動開始処理、パネルキャッシュ復元開始処理、及びパネルキャッシュ復元処理の動作例のフローを示す図である。 パネルキャッシュ移動イベント発行時の動作フローを示す図である。 パネルキャッシュ復元イベント発行時の動作フローを示す図である。 パネルキャッシュ一覧及び画面遷移先テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 パネルキャッシュを使用した画面切替の説明図である。 新規HTMLファイル追加時のDOMツリーの様態の例を示す図である。 JavaScript(登録商標)による画面操作時のDOMツリーの様態の例を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。図1は本発明による非表示状態のパネルキャッシュの処理の説明図である。図1の(a)は従来のDOMツリーによるパネルキャッシュP1〜P6を、本発明と対比させるために掲載している。図1の(b)は本発明によるDOMツリーを示している。
従来は、表示中のパネルキャッシュP1及び非表示状態のパネルキャッシュP2〜P6を含むDOMツリーが、動作中のウェブアプリケーションプログラムを扱うウェブブラウザにより構築されていた。このため、従来のDOMツリーでは、動作中のウェブアプリケーションプログラム上でウェブブラウザにより扱われるDOMツリーサイズは、非表示中のパネルキャッシュを含むパネルキャッシュP1〜P6のDOMツリーサイズS1となる。
これに対して、本発明では、非表示状態となったパネルキャッシュP2〜P6を、動作中のウェブアプリケーションプログラムのDOMツリー構成に影響を及ぼさないように、別のウェブブラウザでそれぞれ扱われるよう別のDOMツリーD1〜D5に移動させる。
表示中のメインドキュメントのパネルキャッシュP1には、インラインフレームI1〜I5を生成し、非表示のパネルキャッシュP2〜P6の移動先のDOMツリーD1〜D5を、該インラインフレームI1〜I5にそれぞれ格納する。非表示状態のパネルキャッシュを再表示するには、別のDOMツリーから動作中のウェブアプリケーションプログラム上へ該パネルキャッシュを移動して表示する。
こうすることにより、本発明によるDOMツリーでは、動作中のウェブアプリケーションプログラム上で扱われるDOMツリーサイズは、表示中のパネルキャッシュP1のDOMツリーサイズS2のまま、一定サイズとなる。
図1(a)及び(b)のDOMツリーサイズS1及びS2は、新規HTMLファイル追加時のDOMツリーの再構築範囲、及びJavaScript(登録商標)による画面操作時のパネルキャッシュの検索対象範囲である。
本発明によれば、動作中のウェブアプリケーションプログラムと連携するウェブブラウザが扱うDOMツリーサイズは、非表示のパネルキャッシュ数の増加によって増大することが無い。そのため、新規HTMLファイルの追加時やJavaScript(登録商標)による画面操作の処理時間が、非表示のパネルキャッシュ数の増加によって増大することはない。
図2は画面切替えのためにパネルキャッシュP1,P2を異なるDOMツリーD0,D1,D2間で移動させる様態を示している。動作中のウェブアプリケーションプログラムで扱われるDOMツリーD0と、別のウェブブラウザで扱われるDOMツリーD1,D2との間でパネルキャッシュP1,P2を移動させるとき、DOM解析及びDOMツリー構築処理(2−1,2−2)を必要とする。
パネルキャッシュP1,P2の移動時のDOM解析及びDOMツリー構築処理(2−1,2−2)は、JavaScript(登録商標)により実施される。しかし、JavaScript(登録商標)による実施は、処理負担が大きく、単純に実施するだけでは、パネルキャッシュによる画面切替は高速化されない。また、JavaScript(登録商標)による処理は、CPUリソースを多く使用するため、異なるDOMツリー間でのパネルキャッシュの移動時には、画面操作等の操作性が低下してしまう。
そこで、本発明によるアプリケーションプログラムでは、以下に説明するパネルキャッシュの分割移動処理及び分割復元処理を実行させる。これらの処理により、パネルキャッシュによる画面切替が高速化され、また、JavaScript(登録商標)処理による画面操作性等の操作性の低下が抑止される。
まず、パネルキャッシュの分割移動処理について図3を参照して説明する。図3の(a)は新規HTMLファイルH1のダウンロード時の様態を示している。このとき、パネルキャッシュP1の画面は表示中で、パネルキャッシュP2,P3の画面は非表示中である。パネルキャッシュP2,P3は、パネルキャッシュP1の画面を表示しているメインドキュメントのインラインフレームI1,I2内に、他のDOMツリーとして格納されている。
図3の(b)は、新規HTMLファイルH1の画面の表示化、表示中のパネルキャッシュP1の画面の非表示化の様態を示している。新規HTMLファイルH1の画面を表示するために、パネルキャッシュP1の画面を非表示化し、新規HTMLファイルH1のパネルキャッシュP4を生成して表示化する(3−1)。
図3の(c)は、別のDOMツリーへの非表示化パネルキャッシュP1の移動の様態を示している。非表示化したパネルキャッシュP1を別のDOMツリーへ移動するため、メインドキュメントにインラインフレームI3を新たに生成し、該インラインフレームI3に、非表示化パネルキャッシュP1の移動先のDOMツリーを格納する(3−2)。
このパネルキャッシュP1を別のDOMツリーに移動させる処理に伴うDOM解析・DOM構築の処理は、表示画面を切替えた後のユーザ操作が無い期間に少量ずつ間欠的に実施する。こうすることにより、画面切替時にJavaScript(登録商標)によるCPUリソースが大量に使用されるのを防ぎ、操作性の低下を防ぐことができる。
次にパネルキャッシュの分割復元処理について図4を参照して説明する。パネルキャッシュの分割復元処理は、現在表示している画面から遷移することが予測される画面のパネルキャッシュを事前に取り出しておく処理である。図4の(d)に示すように、現在表示中の新規HTMLパネルキャッシュP4から遷移する可能性が高い画面を、画面遷移先テーブル23を参照して予測する(4−1)。
該予測した画面のパネルキャッシュP3を、別のDOMツリーから現在表示中の新規HTMLパネルキャッシュP4を含むDOMツリーに事前に移動して復元し、非表示化しておく(4−2)。この予測画面のパネルキャッシュP3を事前に移動して復元する際に必要なDOM解析及びDOMツリー構築処理は、ユーザ操作が無い期間に少量ずつ間欠的に実施する。
図4の(e)は、パネルキャッシュ復元済みの画面を再表示する様態を示している。ユーザからパネルキャッシュP3の画面への切替要求が送出されると、別のDOMツリーから事前に移動しておいたパネルキャッシュP3を表示化して表示画面を切替える。
この画面切替は、画面切替前にパネルキャッシュP3の画面再表示に必要なDOMツリーが既に移動・復元済みであるため、該パネルキャッシュP3への画面切替を、従来のパネルキャッシュによる画面切替と同様に高速に行うことができる。
新たに表示したパネルキャッシュP3に対して、図4の(d)を参照して説明した処理と同様の処理を実施する。即ち、パネルキャッシュP3から遷移する可能性が高い画面を、画面遷移先テーブル23を参照して予測し(4−1)、該予測した画面のパネルキャッシュを現在表示中のパネルキャッシュP3を含むDOMツリーに復元して非表示化しておく(4−2)。
一方、新規HTMLパネルキャッシュP4の非表示化に伴い、該パネルキャッシュP4に対して、図3の(c)と同様に別のDOMツリーへの移動する処理を実施する。ただし、該パネルキャッシュP4の画面が、現在表示中のパネルキャッシュP3の画面から遷移する可能性が高い画面であると予測される場合は、現在表示中のパネルキャッシュP3を含むDOMツリー内に残して非表示化しておく。
本発明を使用するウェブアプリケーションプログラムは、画面を切り替える際に、本発明のアプリケーションプログラムを実行して画面を切り替える処理を実行させる。ウェブアプリケーションプログラムより呼出された本発明のアプリケーションプログラムは、表示するHTMLドキュメントが新規表示であるか又は再表示であるかを確認し、それに応じて新規表示動作又は再表示動作を実行させる。
[新規表示動作]
新規表示の場合、従来と同様に、新規HTMLドキュメントをウェブブラウザ上に表示して画面切替を行う。表示していたHTMLドキュメントは、パネルキャッシュとして非表示化する。画面切替完了後、本発明のアプリケーションプログラムは、以下の処理を実行させる。
(1)非表示化したパネルキャッシュを格納するインラインフレームを作成する。
(2)表示中のHTML画面より予想される遷移先画面が既にパネルキャッシュ化されているか否かを確認する。
(ア)遷移先画面がパネルキャッシュ化されている場合、該パネルキャッシュが格納されているインラインフレームよりDOMデータを分割して移動する。
(イ)遷移先画面がパネルキャッシュ化されていない場合、何もしない。
(3)非表示化したパネルキャッシュのDOMデータを上記(1)で作成したインラインフレームへ移動する。
[再表示動作]
再表示の場合、画面切替時に本発明のアプリケーションプログラムは以下の処理を実行させる。
(1)再表示する画面がウェブアプリケーションプログラムで扱われるDOMツリー内にパネルキャッシュされているか否かを確認する。
(ア)パネルキャッシュされている場合、該パネルキャッシュを表示状態とし、表示していたHTMLドキュメントをパネルキャッシュとして非表示化する。
(イ)パネルキャッシュ化されていない場合、インラインフレーム上のパネルキャッシュを探索し、探索したインラインフレームから当該ウェブアプリケーションプログラム上に該再表示画面のDOMデータを移動してパネルキャッシュを復元し、上記(ア)の処理を実施する。
(2)非表示化したパネルキャッシュを格納するインラインフレームを作成する。
(3)表示したHTMLドキュメントの画面から予想される遷移先画面が既にパネルキャッシュ化されているか否かを確認する。
(ア)遷移先画面がパネルキャッシュ化されている場合、該パネルキャッシュが格納されているインラインフレームよりDOMデータを分割して当該ウェブアプリケーションプログラム上に移動する。
(イ)遷移先画面がパネルキャッシュ化されていない場合、何もしない。
(4)非表示化したDOMデータを上記(2)で作成したインラインフレームへ移動する。
図5にウェブページ画面切替えを処理する本発明のパネルキャッシュ制御アプリケーションプログラムが適用されるハードウェア構成例を示す。以下の説明では、アプリケーションプログラムを単にアプリケーションと記す。
本発明のパネルキャッシュ制御アプリケーション22及び後述する画面遷移先テーブル23は、既存のウェブアプリケーション21の資産と共にサーバ装置2に保持される。既存のウェブアプリケーション21の資産は、HTML、JavaScript(登録商標)、CSS(Cascading Style Sheets)等である。
本発明のパネルキャッシュ制御アプリケーション22及び後述する画面遷移先テーブル23は、既存のウェブアプリケーション21と共にサーバ装置2から、ネットワーク接続機器31,33、及びLAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)等のネットワーク32を介して、クライアント装置1にダウンロードされる。クライアント装置1では、該ダウンロードしたHTMLドキュメントの画面を、ウェブブラウザ13により表示する。
図6に本発明による画面切替えを処理するパネルキャッシュ制御アプリケーションが適用されるソフトウェア構成例を示す。本発明のパネルキャッシュ制御アプリケーション22は、HTML、JavaScript(登録商標)、CSS(Cascading Style Sheets)等の既存のウェブアプリケーション21の構成要素の一部に組込まれるウェブアプリケーションである。
該ウェブアプリケーション21は、アプリケーションサーバソフトウェアの一部として、オペレーティングシステム上で実行されるものである。本発明のパネルキャッシュ制御アプリケーション22及び画面遷移先テーブル23は、既存のウェブアプリケーション21がクライアント装置1にダウンロードされる際に、同時にクライアント装置1にダウンロードされクライアント装置1で実行される。
図7〜図10にクライアント装置1における本発明のウェブページ画面切替え処理の動作例のフローを示す。図7は、ウェブページ画面切替え処理の全体の動作例のフローを示す。図7に示すように、まず、ウェブアプリケーションから画面切替依頼を受取ると、画面切替の処理を開始し、パネルキャッシュ一覧を取得する(ステップS7−1)。
取得したパネルキャッシュ一覧より、画面切替先のパネルキャッシュの状態を探索し(ステップS7−2)、該パネルキャッシュの状態が、非表示化しているパネルキャッシュか否かを判定する(ステップS7−3)。非表示化しているパネルキャッシュである場合(ステップS7−3でYESの場合)、該パネルキャッシュの表示化を行い(ステップS7−4)、表示中のパネルを非表示化する(ステップS7−5)。そして、非表示化したパネルキャッシュの移動開始処理を実行し(ステップS7−6)、また、表示化した画面から予測される遷移先画面のパネルキャッシュの復元開始処理を実行する(ステップS7−7)。
ステップS7−3の判定で、探索したパネルキャッシュの状態が、非表示化しているパネルキャッシュでないと判定された場合(ステップS7−3でNOの場合)、インラインフレーム内に該パネルキャッシュが有るか否かを判定する(ステップS7−8)。インラインフレーム内に該パネルキャッシュが有る場合(ステップS7−8でYESの場合)、該パネルキャッシュの復元処理を実行する(ステップS7−9)。該パネルキャッシュの復元後は、前述のステップS7−4からステップS7−7までの処理を実行する。
ステップS7−8の判定で、インラインフレーム内に該パネルキャッシュが無いと判定された場合(ステップS7−8でNOの場合)、画面切替先のHTMLファイルのダウンロードをサーバ装置2に対して依頼する(ステップS7−10)。該HTMLファイルのダウンロードの完了を監視し(ステップS7−11)、ダウンロードの完了を確認すると、該HTMLファイルの画面を表示する(ステップS7−12)。
そのとき、表示中パネルキャッシュが有るか否かを判定し(ステップS7−13)、表示中パネルキャッシュが有る場合、該表示中パネルキャッシュの非表示化を行う(ステップS7−14)。そして、該非表示化パネルキャッシュの移動開始処理を実行し(ステップS7−15)、表示化した画面から予測される遷移先画面のパネルキャッシュの復元開始処理を実行する(ステップS7−16)。
図8にパネルキャッシュ移動開始処理、パネルキャッシュ復元開始処理、及びパネルキャッシュ復元処理の動作例のフローを示す。図8の(a)はパネルキャッシュ移動開始処理を示す。パネルキャッシュ移動開始処理は、パネルキャッシュ用インラインフレームを作成し(ステップS8−1)、パネルキャッシュ移動イベントを発行し(ステップS8−2)、図11の(a)に示すパネルキャッシュ一覧テーブルを更新する(ステップS8−3)。パネルキャッシュ一覧テーブルについては後述する。
図8の(b)は、パネルキャッシュ復元開始処理を示す。パネルキャッシュ復元開始処理は、パネルキャッシュ復元イベントを発行し(ステップS8−4)、図11の(a)に示すパネルキャッシュ一覧テーブルを更新する(ステップS8−5)。
図8の(c)は、パネルキャッシュ復元処理を示す。パネルキャッシュ復元処理は、パネルキャッシュ一覧テーブル(図11の(a)参照)より、パネルIDからインラインフレームIDを取得する(ステップS8−6)。ここで、パネルIDは、復元するHTMLドキュメントの画面の識別子であり、インラインフレームIDは、該画面のパネルキャッシュが格納されているインラインフレームの識別子である。
取得したインラインフレームIDによって指定されるインラインフレームより、復元するパネルキャッシュのDOMデータを取得する(ステップS8−7)。取得したDOMデータに対して、DOM構造解析処理をDOMデータの先頭から開始する(ステップS8−8)。
DOM構造解析処理は、解析中のDOMデータを取得し(ステップS8−9)、取得したDOMデータをメインドキュメント上へ移動する(ステップS8−10)。メインドキュメント上へ移動したDOMデータを、メインドキュメント上のパネルキャッシュと同一構造で配置する(ステップS8−11)。
以上、ステップS8−9からステップS8−11までの処理をDOMデータの終端まで実施する(ステップS8−12)。その後、当該パネルキャッシュ用のインラインフレームを削除し(ステップS8−13)、パネルキャッシュ一覧テーブルを更新する(ステップS8−14)。
図9にパネルキャッシュ移動イベントが発行時の動作フローを示す。パネルキャッシュ移動イベントが発行されると、パネルキャッシュ移動処理が開始され、メインドキュメントから非表示化したパネルキャッシュを取得する(ステップS9−1)。そして、該パネルキャッシュの次の解析対象のDOMデータが有るか否かを判定する(ステップS9−2)。
次の解析対象のDOMデータが無い場合、パネルキャッシュの先頭DOMデータを取得する(ステップS9−3)。次の解析対象のDOMデータが有る場合、該次の解析対象のDOMデータを取得する(ステップS9−4)。取得したDOMデータをインラインフレーム上で構築する(ステップS9−5)。そして、該DOMデータが該パネルキャッシュのDOMデータの終端か否かを判定する(ステップS9−6)。
DOMデータの終端でない場合、次の解析対象のDOMデータを更新し(ステップS9−7)、パネルキャッシュ一覧テーブルの状態を更新する(ステップS9−8)。そして、一定時間後にパネルキャッシュ移動イベントを発行する(ステップS9−9)。前述のステップS9−6で、DOMデータの終端と判定された場合、パネルキャッシュ一覧テーブルの状態を更新し(ステップS9−10)、メインドキュメント上のパネルキャッシュを削除する(ステップS9−11)。
図10は、パネルキャッシュ復元イベント発行時の動作フローを示す。パネルキャッシュ復元イベントが発行されると、パネルキャッシュ復元処理が開始され、画面遷移先テーブル(図11の(b)参照)を取得する(ステップS10−1)。画面遷移先テーブルより、表示中画面の遷移先画面を探索する(ステップS10−2)。
そして、インラインフレーム内のパネルキャッシュに遷移先画面が有るか否かを判定する(ステップS10−3)。インラインフレーム内のパネルキャッシュに遷移先画面が有る場合(ステップS10−3でYESの場合)、次の解析対象のDOMデータが有るか否かを判定する(ステップS10−4)。
次の解析対象のDOMデータが無い場合(ステップS10−4でNOの場合)、パネルキャッシュの先頭DOMデータを取得する(ステップS10−5)。次の解析対象のDOMが有る場合(ステップS10−4でYESの場合)、インラインフレームより次の解析対象のDOMデータを取得する(ステップS10−6)。
取得したDOMデータをメインドキュメント上で構築する(ステップS10−7)。そして、該DOMデータがパネルキャッシュのDOMデータの終端か否かを判定する(ステップS10−8)。DOMデータの終端でない場合(NOの場合)、次の解析対象のDOMデータの更新を行い(ステップS10−9)、パネルキャッシュ一覧テーブルの状態を更新する(ステップS10−10)。そして、一定時間後にパネルキャッシュ復元イベント発行する(ステップS10−11)。
ステップS10−8の判定で、DOMデータの終端であると判定された場合(YESの場合)、パネルキャッシュ一覧テーブルの状態を更新し(ステップS10−12)、当該パネルキャッシュを格納していたインラインフレームを削除する(ステップS10−3)。
図11に、パネルキャッシュ一覧テーブル及び画面遷移先テーブルのデータ構造の一例を示す。図11の(a)はパネルキャッシュ一覧テーブルを示す。パネルキャッシュ一覧テーブルは、パネルIDをキーに、インラインフレームID及びパネルキャッシュ状態を探索するためのマップ構造データである。
パネルIDは、HTMLドキュメントの画面の識別子であり、インラインフレームIDは、該画面のパネルキャッシュが配置されているインラインフレームの識別子である。パネルキャッシュがメインドキュメント上で非表示化している場合、インラインフレームIDの欄は空とする。
パネルキャッシュ状態は、DOMデータの分割移動中、DOMデータの分割復元中の2状態、又は該2状態に、分割移動若しくは分割復元の終了を示す1状態を加えた3状態とすることができる。
図11の(b)は画面遷移先テーブルを示す。画面遷移先テーブルは、HTMLドキュメントの画面の識別子であるパネルIDをキーに、該画面から遷移する可能性が高い遷移先画面の識別子である遷移先パネルIDを探索するためのマップ構造データである。このテーブルは予め過去の遷移先画面の履歴データを基にクライアント装置1内に登録しておく。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成又は実施形態を取ることができる。
P1〜P6 パネルキャッシュ
I1〜I5 インラインフレーム
D1〜D5 DOMツリー
S1,S2 DOMツリーサイズ
1 クライアント端末装置
11 主メモリ
111,112 パネルキャッシュ領域
12 ローカルディスク
121 インターネット一時ファイル
13 ウェブブラウザ
2 サーバ装置
21 ウェブアプリケーション
22 パネルキャッシュ制御アプリケーション
23 画面遷移先テーブル
31,33 ネットワーク接続機器
32 ネットワーク

Claims (9)

  1. クライアント装置に表示される複数のHTML(Hyper Text Markup Language)ドキュメントの画面を切替える画面切替制御方法であって、
    前記HTMLドキュメントを前記クライアント装置のウェブブラウザ上で表示処理可能なDOM(Document Object Model)形式データに変換して階層構造化したDOMツリーとして、前記クライアント装置の主メモリに保持するDOM形式データ保持ステップと、
    前記複数のHTMLドキュメントのDOM形式データに対して、前記クライアント装置で表示するHTMLドキュメントのDOM形式データを、前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリー上に構築して表示化するDOM形式データ表示化ステップと、
    前記複数のHTMLドキュメントの非表示のDOM形式データを、前記表示化されるHTMLドキュメントのメインフレーム内に作成されるインラインフレーム内に構築されるDOMツリーに移動させて非表示化するDOM形式データ非表示化ステップと、
    前記非表示のHTMLドキュメントの画面に表示を切替えるとき、該HTMLドキュメントのDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーから前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリーに移動し、該DOMツリーを再構築し、該移動したDOM形式データを表示化し、前記表示中のHTMLドキュメントのDOM形式データを非表示化するDOM形式データ切替ステップと、
    を含むことを特徴とするHTMLドキュメントの画面切替制御方法。
  2. 前記表示中のHTMLドキュメントの画面から次に表示要求が遷移すると予測される遷移先画面のHTMLドキュメントのDOM形式データを、予め登録された画面遷移先テーブルを参照して特定する遷移先画面特定ステップと、
    前記遷移先画面のHTMLドキュメントのDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーから前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリーに、間欠的処理によりに分割して移動し、非表示状態で該DOMツリーに再構築して予め復元しておくDOM形式データ分割復元ステップと、
    前記遷移先画面への表示の切替時に、前記予め復元しておいたDOM形式データを表示化し、表示中のDOM形式データを非表示化して画面を切替える遷移先画面切替ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のHTMLドキュメントの画面切替制御方法。
  3. 前記DOM形式データ非表示化ステップにおいて、前記非表示のDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーに移動させる処理を、間欠的処理によりに分割して実行することを特徴とする請求項1又は2に記載のHTMLドキュメントの画面切替制御方法。
  4. クライアント装置に表示される複数のHTML(Hyper Text Markup Language)ドキュメントの画面を切替える画面切替制御処理を、前記クライアント装置に実行させるプログラムであって、
    前記HTMLドキュメントを前記クライアント装置のウェブブラウザ上で表示処理可能なDOM(Document Object Model)形式データに変換して階層構造化したDOMツリーとして、前記クライアント装置の主メモリに保持するDOM形式データ保持処理と、
    前記複数のHTMLドキュメントのDOM形式データに対して、前記クライアント装置で表示するHTMLドキュメントのDOM形式データを、前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリー上に構築して表示化するDOM形式データ表示化処理と、
    前記複数のHTMLドキュメントの非表示のDOM形式データを、前記表示化されるHTMLドキュメントのメインフレーム内に作成されるインラインフレーム内に構築されるDOMツリーに移動させて非表示化するDOM形式データ非表示化処理と、
    前記非表示のHTMLドキュメントの画面に表示を切替えるとき、該HTMLドキュメントのDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーから前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリーに移動し、該DOMツリーを再構築し、該移動したDOM形式データを表示化し、前記表示中のHTMLドキュメントのDOM形式データを非表示化するDOM形式データ切替処理と、
    を前記クライアント装置に実行させることを特徴とするHTMLドキュメントの画面切替制御プログラム。
  5. 前記表示中のHTMLドキュメントの画面から次に表示要求が遷移すると予測される遷移先画面のHTMLドキュメントのDOM形式データを、予め登録された画面遷移先テーブルを参照して特定する遷移先画面特定処理と、
    前記遷移先画面のHTMLドキュメントのDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーから前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリーに、間欠的処理によりに分割して移動し、非表示状態で該DOMツリーに再構築して予め復元しておくDOM形式データ分割復元処理と、
    前記遷移先画面への表示の切替時に、前記予め復元しておいたDOM形式データを表示化し、表示中のDOM形式データを非表示化して画面を切替える遷移先画面切替処理と、
    を前記クライアント装置に実行させることを特徴とする請求項4に記載のHTMLドキュメントの画面切替制御プログラム。
  6. 前記DOM形式データ非表示化処理において、前記非表示のDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーに移動させる処理を、間欠的処理によりに分割して実行することを特徴とする請求項4又は5に記載のHTMLドキュメントの画面切替制御プログラム。
  7. 複数のHTML(Hyper Text Markup Language)ドキュメントの画面を切替えて表示するクライアント装置であって、
    前記HTMLドキュメントを前記クライアント装置のウェブブラウザ上で表示処理可能なDOM(Document Object Model)形式データに変換して階層構造化したDOMツリーとして、前記クライアント装置の主メモリに保持するDOM形式データ保持手段と、
    前記複数のHTMLドキュメントのDOM形式データに対して、前記クライアント装置で表示するHTMLドキュメントのDOM形式データを、前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリー上に構築して表示化するDOM形式データ表示化手段と、
    前記複数のHTMLドキュメントの非表示のDOM形式データを、前記表示化されるHTMLドキュメントのメインフレーム内に作成されるインラインフレーム内に構築されるDOMツリーに移動させて非表示化するDOM形式データ非表示化手段と、
    前記非表示のHTMLドキュメントの画面に表示を切替えるとき、該HTMLドキュメントのDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーから前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリーに移動し、該DOMツリーを再構築し、該移動したDOM形式データを表示化し、前記表示中のHTMLドキュメントのDOM形式データを非表示化するDOM形式データ切替手段と、
    を備えたことを特徴とするクライアント装置。
  8. 前記表示中のHTMLドキュメントの画面から次に表示要求が遷移すると予測される遷移先画面のHTMLドキュメントのDOM形式データを、予め登録された画面遷移先テーブルを参照して特定する遷移先画面特定手段と、
    前記遷移先画面のHTMLドキュメントのDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーから前記クライアント装置のウェブブラウザ上で扱われるDOMツリーに、間欠的処理によりに分割して移動し、非表示状態で該DOMツリーに再構築して予め復元しておくDOM形式データ分割復元手段と、
    前記遷移先画面への表示の切替時に、前記予め復元しておいたDOM形式データを表示化し、表示中のDOM形式データを非表示化して画面を切替える遷移先画面切替手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項7に記載のクライアント装置。
  9. 前記DOM形式データ非表示化手段において、前記非表示のDOM形式データを、前記インラインフレーム内に構築されるDOMツリーに移動させる処理を、間欠的処理によりに分割して実行することを特徴とする請求項7又は8に記載のクライアント装置。
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