JP2014157549A - コンテンツ閲覧装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】先読み制御部105は、イベント制御部101からの制御コマンドにより、コンテンツの先読みを行う。コンテキスト制御部106は、先読みしたコンテンツのための先読み用コンテキストを構築する。表示制御部107は、先読みしたコンテンツの事前描画を行う。スクリプト実行部104は、先読み用コンテキストに基づいてスクリプトを実行する。画面遷移が開始されると、コンテキスト制御部106は通常コンテキストに再構築し、スクリプト実行部104は、スクリプトの遅延実行を行う。
【選択図】図4
Description
このような課題に対しては、例えば特許文献1に示すような装置では、Webページ上の論理的なリンク構造に基づく階層的なページ先読み機能を実現する事により、ユーザの待機時間を削減している。この方法は、現在表示中のコンテンツから遷移可能なコンテンツに関する情報をリンク構造より取得し、画面遷移の要求が出る前に、遷移可能なコンテンツを先読みしておく事で、従来では画面遷移の要求が発行されてから発生していたコンテンツの取得処理を前倒し実行する事で、画面遷移するまでの時間を短縮するようにしたものである。
以下、本発明の具体的な実施の形態を説明する前に、本発明の適用対象の一つであるウェブ・ブラウザの基本的な処理を図1を用いて説明する。
ウェブ・ブラウザは、起動すると、デフォルトで設定されている、もしくはユーザから指定されるURL(Uniform Resource Locator)を利用して、表示すべきコンテンツのHTMLファイルをコンテンツサーバに要求する(ステップST101)。ウェブ・ブラウザは、コンテンツサーバからステップST101で要求したHTMLファイルを受信する(ステップST102)と、そのコンテンツを表示するためにHTMLファイル解析処理(ステップST103)を開始する。その解析処理の途中で、HTMLファイルに記述されているタグの内容によっては、そのHTMLファイルに関連付けされている外部リソースをサーバに要求する処理(ステップST104)や、関連付けされているJavaScriptの実行(ステップST105)が実施される。特にJavaScript処理はHTML解析処理の途中でブロッキング処理として行われるため、実行されるスクリプトの内容に依存した処理時間がHTMLファイル解析処理時間に反映される事になる。
コンテンツの内容によっては、ステップST108の後もCSSやJavaScriptの処理が断続的に実行され、画面表示内容の更新処理が駆動する場合もある。図1では一つの例としてJavaScript処理が断続的に実行された場合のフロー(ステップST109)を図示しており、ステップST108の後にステップST105で断続的に動作するスクリプトが起動し、ステップST106へと処理が繰り返される事になる。また、ユーザの操作やJavaScriptの処理によって、遷移すべきコンテンツが決定すると、その遷移すべきコンテンツのURLを用いて、ステップST101から処理が繰り返される。
ウェブ・ブラウザは起動すると、デフォルトで設定されている、もしくはユーザから指定されるURLを利用して、表示すべきコンテンツのHTMLファイルをコンテンツサーバに要求し(ステップST101)、コンテンツサーバからHTMLファイルを受信する(ステップST102)と、そのコンテンツを表示するためにHTMLファイル解析処理(ステップST103)を開始するのは、図1の処理と同様である。一方、ウェブ・ブラウザは、取得したHTMLファイルに対して、このコンテンツから遷移可能なコンテンツ情報を抽出し、そのコンテンツを先読み処理する(ステップST201)。なお、この例では、先読み処理をHTMLファイル解析処理と並行して処理を行わせているが、HTMLファイル解析処理の解析結果を用いて、先読み処理を開始させても構わない。
図示のように、コンテンツ閲覧装置100は、イベント制御部101、解析実行部102、通信部103、スクリプト実行部104、先読み制御部105、コンテキスト制御部106、表示制御部107、表示部108を備えている。
イベント制御部101には、例えば、キーボード、マウス、トラックボール等の様なユーザが直接操作する事によって装置を制御するために用いられる外部操作機器からの操作情報が入力される。イベント制御部101は、入力された操作情報をコンテンツ閲覧装置100内で解釈可能な制御コマンドに変換し、解析実行部102、通信部103、スクリプト実行部104、先読み制御部105にその制御コマンドを発行する。
上記ユーザ操作から制御コマンドを発行するまでの処理を、具体的なユーザ操作例をあげ、図5を用いて説明する。
前述のURIバーに入力されたURIに示すコンテンツを読み込む処理に対応する制御コマンドを受けた通信部103は、制御コマンドに従いURIが示すコンテンツを取得する。具体的にはURIが示す先がネットワーク200上のコンテンツであれば、ネットワーク接続を行い、ネットワーク200上の該当するコンテンツを取得する処理を行う。一方でURIが示す先がローカル上のコンテンツであれば、ローカルのファイルシステムに該当するコンテンツの取得処理を行う。いずれにせよ、URIが指し示すコンテンツの取得が完了すると通信部103は、制御コマンドに対応する処理が完了した旨を意味する装置内部イベントを生成し、イベント制御部101に発行する(ステップST601)。この時、どの制御コマンドに対してどのような処理を行うのか、その処理結果に応じてどの様な装置内部イベントを発行するのかは実際に処理を行うモジュールの内部ロジックとして組み込まれている。また、装置内部イベントはどの制御コマンドに対応しているのかを示す情報を装置内部イベントに記述しても構わない。
解析実行部102は、制御コマンドの内容とその制御コマンドに付随するパラメータ、この場合には処理対象となるコンテンツの識別子、もしくはコンテンツ自身、から指定されたコンテンツの解析処理を実行する(ステップST701)。具体的には取得したコンテンツがHTMLコンテンツの場合には、HTMLコンテンツを解析し、その解析結果となるDOM(Document Object Model)を生成する。DOMはHTMLコンテンツの内部構造を木構造で表現した内部データである。
HTMLでは次のコンテンツに遷移するためのオブジェクトとしてアンカーオブジェクトが定義されており、アンカーオブジェクトをユーザがクリックする事でそのアンカータグに関連付けされているURIのコンテンツを表示する事になる。アンカーオブジェクトをHTMLコンテンツ中で表現するタグはアンカータグ<a>であり、このアンカータグに対応するDOM要素のhref属性には遷移する先のコンテンツのURIが記述されている。つまり、アンカータグに関連するDOM要素のhref属性を抽出する事で先読み対象となるコンテンツのURIを抽出する事が可能であり、この抽出処理がアンカーに対する先読み抽出処理となる。
上記の先読み抽出処理の処理結果は先読み制御部105に先読み制御開始要求と共に通知する
(1)解析実行部102で先読み抽出処理を行っていない場合
解析実行部102より先読み抽出結果を伴わない先読み制御開始要求を受信した場合、先読み制御部105は、先読み処理を行う対象となるコンテンツの抽出処理を行う。その場合、解析実行部102で生成したDOMを利用して、そのDOMの解析元となるコンテンツを表示した際に次のコンテンツとして遷移する先のコンテンツに関する情報を抽出する。具体的にはステップST705で実施しても構わないとした先読み抽出処理と同等の処理を実施し、先読み抽出結果を生成する。その結果を持って、以下で説明する処理を行う。
先読み制御部105が先読み抽出結果を伴う先読み制御開始要求を受信した場合、もしくは、先読み抽出結果を伴わない先読み制御開始要求を受信した先読み制御部105が先読み抽出処理を終了後、以下の処理を実行する。この処理を図8を用いて説明する。
コンテキストとは、ブラウザが処理するために必要な情報をまとめたものである。具体的には、例えばスクリプト実行部104が指定されたスクリプトを実行する際に使用するグローバル変数やグローバル関数、その他グローバル変数が持つオブジェクトのプロパティを介して間接的に参照可能なその他の変数やオブジェクト、値、関数等が含まれる。また、表示制御部107で表示制御処理を行うための制御対象となる表示オブジェクトの構成も含めても構わない。
先読みコンテンツ解析処理(ステップST806)が完了すると、解析実行部102はその結果を先読み制御部105に通知し、その通知を受けた先読み制御部105は、先読みコンテンツ解析処理結果を元に先読み用の表示制御を開始するための要求を表示制御部107に発行する(ステップST807)。
以下では、解析実行部102から発行される表示制御開始要求を表示制御部107が受け取った場合の処理について図9を用いて説明する。
解析実行部102から発行される表示制御開始要求を受けた表示制御部107は、処理対象となる解析実行部102の処理結果であるDOMを取得し、処理対象DOMに設定する(ステップST901)。また、その際に、関連するCSSや画像等と言った関連リソースも合わせて取得しても構わないし、それらを取得するのは以降の処理で必要となった時点で取得でも構わない。
以下では、先読み制御部105から発行される表示制御開始要求を表示制御部107が受け取った場合の処理について図10を用いて説明する。
先読み制御部105から発行される表示制御開始要求を受けた表示制御部107は、処理対象となる解析実行部の処理結果であるDOMを取得し、処理対象DOMに設定する(ステップST1001)。また、その際に、関連するCSSや画像等と言った関連リソースも合わせて取得しても構わないし、それらを取得するのは以降の処理で必要となった時点で取得でも構わない。
レイアウト決定処理(ステップST1005)にて、DOMに存在する全ての表示すべきオブジェクトの配置が確定すると、次に、ステップST1004で取得したバッファに対するレンダリング処理を行う(ステップST1006)。この処理では、レイアウト決定処理(ステップST1005)で確定した全配置の中で、どの領域が実際にバッファ上に描画すべきかを示す描画位置情報を別途管理しており、その情報に基づいて全配置から描画すべき領域をクリッピングし、バッファへの描画処理を行う。
図11は、バッファおよびその関連情報を含めたデータ構造を示す。このデータ構造にはこのバッファは表示すべきか、非表示とすべきかを示す情報を格納する表示設定領域1101,そのバッファに描画内容を書き込む元となるコンテンツの識別情報を格納するURI領域1102、およびそのバッファ本体を格納するバッファ領域1103を保持する。
まず、全てのバッファを管理するための最上位HTMLコンテンツとなるParent HTML(1201)を用意する。このParent HTMLコンテンツはコンテンツ閲覧装置で起動時にロードされるコンテンツとしても構わない。このParent HTMLコンテンツは一つ以上のiframeタグ(1202〜1205)を保持する。各iframeタグはバッファ領域1103に相当するオブジェクトとして取り扱う。各iframeタグには表示設定領域1101およびURI領域1102に対応する情報を設定する必要がある。URI領域1102に対応する情報は各iframeタグにどのコンテンツをロードするのかをURIで指定するためのプロパティであるsrcプロパティの値として設定する事ができる。
このCSSは、classプロパティに文字列“buffer_size_class”が含まれているオブジェクトをコンテンツ閲覧装置100のウィンドウサイズと一致するサイズに設定する事を意味する。よって、バッファサイズをコンテンツ閲覧装置100のウィンドウサイズと一致させたい場合にはclassプロパティの値を文字列“buffer_size_class”が含まれる様な値に変更する事で、バッファのサイズをCSSによって管理する事が可能となる。
コンテキスト制御部106は、通常の表示すべきコンテンツと、先読み対象のコンテンツとで、異なる処理を解析実行部102、スクリプト実行部104、表示制御部107で行わせる事を目的にコンテキストを制御する処理部である。具体的には、コンテキストに格納されている情報の一部または全てを、通常の表示すべきコンテンツ用のコンテキストの内容とは異なる内容とする事で先読み対象のコンテンツ用コンテキストを生成する処理(以下、先読み用コンテキスト構築処理)と、逆に先読み対象のコンテンツ用コンテキストを通常の表示すべきコンテンツ用コンテキストに戻す処理(以下、通常コンテキスト復旧処理)を行う。
特定の機能としてタイマの例を説明する。すなわち、先読み対象のコンテンツの関連スクリプトにタイマの処理が記述されている場合を考える。仮に、コンテキスト制御部106で先読み用コンテキスト構築処理を実施しない場合、先読みコンテンツ解析処理(ステップST806)にて上記関連スクリプトが実行されると、記述されたタイマ処理が開始される。しかし、本来、このタイマ処理は先読み対象コンテンツが画面上に表示される時に開始される事を前提に記述されており、先読み時に開始される事は望ましくない。
・タイマの起動関数の種別を示す関数識別情報
・関数に与えられた引数の値
を関数が呼び出された時系列順に記録する処理を行う関数(以下、タイマ開始記録関数と呼ぶ)に置き換える事が考えられ、その置き換え処理を上記情報がタイマの起動関数が実行される度に記録されれば、対応するコンテンツが表示された場合、記録された情報を時系列順に読み出し、記述されている関数識別情報を元に実行すべき関数を判別でき、かつその関数に与える引数の値が残っているため、先読み時の実行を再現して実行する事が可能となる。この処理は先読みスクリプト遅延実行機能に相当し、別途説明する。
このデータ構造は各データに対して関数識別番号1301と、対応する関数自身を持つ関数1302の要素が存在する。関数識別番号1301は配列のインデックスで代用する事も可能であり、その場合には関数1302のみの配列として表現される。図13では関数識別番号は0から3までの4種類が登録されており、それぞれsetInterval、setTimeout、webkitRequestAnimationFrame、addEventListenerが対応する関数として登録されている。
この時、スクリプトで以下の記述がなされている。
次に、特定の機能としてアニメーションの例を説明する。すなわち、先読み対象のコンテンツの関連スクリプトにアニメーションの処理が記述されている場合を考える。仮にコンテキスト制御部106で、ステップST805の先読み用コンテキスト構築処理を実施しない場合、先読みコンテンツ解析処理(ステップST806)にて上記関連スクリプトが実行されると、記述されたアニメーション処理が開始される。しかし、本来アニメーションは表示されている状況において必要とされる機能である非表示対象バッファに記述する先読み対象コンテンツの場合には先読み時にアニメーションを開始する事は、不要な負荷を発生させる要因となるため、回避する必要がある。
次に、特定の機能としてイベントの例を説明する。先読み対象のコンテンツの関連スクリプトにイベントの処理が記述されている場合を考える。仮にコンテキスト制御部106でステップST805の先読み用コンテキスト構築処理を実施しない場合、先読みコンテンツ解析処理(ステップST806)にて上記関連スクリプトが実行されると、記述されたイベント処理が開始される。しかし、本来表示されていないコンテンツにおいてイベント処理が開始されると、コンテンツ閲覧装置100のユーザの認知出来ない状況で処理が進行するため、望ましくない。そのため、イベントに対応するコールバック関数を登録するためのイベントコールバック登録関数、JavaScriptの場合にはaddEventListener()、を、実行されると関数識別情報と関数に与えられた引数の値を時系列順に保存するイベントコールバック登録記録関数に置き換える事によって、イベントコールバックの登録処理は行われず、関数実行の記録だけが残る状況になる。その後、表示された場合に速やかに記録された情報を元にイベントコールバックを登録する処理を行う事で、表示後のイベント処理が適切に行われるようになる。
特にHTMLではコンテンツの解析が終わり、表示制御部107でレイアウト決定処理(ステップST903)が完了後に発行されるloadイベントの発行関数をイベント発行記録関数に置き換える事が考えられる。loadイベントの発行関数を置き換える事によって、先読みしたコンテンツが表示される直前にイベント発行記録関数にて記録された関数実行情報を利用して、loadイベントを発行する事が可能となり、従来のloadイベントの発行タイミングである表示直前のイベント発行タイミングまで遅延させる事が可能となる。ただし、loadイベントはHTMLの仕様上、コンテンツ閲覧装置100が自発的に発行するため、イベント発生関数を置き換えずとも、先読みコンテンツを表示する直前に強制的にloadイベントを再度発行させるとしても構わない。その場合には、先読み処理中にloadイベントに呼応するイベントコールバック登録関数の実行をイベントコールバック登録記録関数によって記録する処理に置き換え、先読み処理中にloadイベントに呼応するイベントコールバックが実行されない様にする必要がある。この時loadイベント以外に呼応するイベントコールバック登録処理は先読み処理中に実行したい場合には、イベントコールバック登録記録関数内で、引数として与えられるイベント種別情報がloadであるか否かを条件としてloadである場合にはイベントコールバック登録を行わず記録を行い、それ以外である場合には、通常のイベントコールバック登録処理を行う様に実装する事が考えられる。
初めに、コンテンツ閲覧装置100における画面遷移とは、あるHTMLコンテンツから別のHTMLコンテンツに画面の出力内容を変更する事を指す。例えば、現在表示中のHTMLコンテンツに記述されているアンカータグをユーザがクリックした場合、そのアンカータグに記載されている別のHTMLコンテンツを読み込み、画面の出力内容をそのHTMLコンテンツに置き換える。この時、表示中のコンテンツおよび置き換る別のコンテンツも厳密にはHTMLコンテンツである必要はなく、画像コンテンツや音楽コンテンツ、動画コンテンツ等であっても構わない。
画面遷移には上記の通り何らかのコンテンツ読み込み処理が伴う。その事を利用し、画面遷移トリガ検出処理を行う。
実施の形態2は、先読みするコンテンツを外部装置から指定するようにしたものである。
図16は、実施の形態2のコンテンツ閲覧装置の構成図である。図示のコンテンツ閲覧装置100aは、実施の形態1のコンテンツ閲覧装置100に対して、装置間通信部109を更に備えたものである。コンテンツ閲覧装置100aにおけるイベント制御部101〜表示部108の構成は実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。また、外部情報処理装置300は、コンテンツ閲覧装置100aとは独立して動作する情報処理装置であり、例えば、ナビゲーションシステムやテレビ受像機といった装置である。この外部情報処理装置300は、装置間通信部301、情報処理部302、先読み管理部303を備えている。
先ず、先読み制御開始要求を受信した先読み制御部105は先読み制御処理を開始する(ステップST801)。これは図8で示した実施の形態1の動作と同様である。次に、先読み制御処理を開始した先読み制御部105は、装置間通信部301を用いて、外部情報処理装置300に対し、先読み対象コンテンツに関する情報となる外部先読み情報の取得要求処理を行い(ステップST1701)、その応答が受信されるまで待機する。
図18は、外部情報処理装置300の動作を示すフローチャートである。
外部情報処理装置300は、コンテンツ閲覧装置100aから外部先読み情報の取得要求を装置間通信部301で受信する(ステップST1801)と、先読み情報生成処理(ステップST1802)を情報処理部302で開始する。ステップST1802では、取得要求に含まれる処理中コンテンツ情報を抽出し、コンテンツ閲覧装置100aで現在表示中のコンテンツのURLを取得する。そのURLをキーとして先読み管理部303から先読みすべきコンテンツのURL情報を引き出し、そこに含まれるURLをパラメータとして外部先読み情報に記載し、先読み情報を生成し、ステップST1802の処理を完了する。
その後、ステップST1803で、作成した先読み情報を装置間通信部301経由でコンテンツ閲覧装置100aに返信する。
実施の形態3は、コンテンツ閲覧装置における負荷が高い場合は、コンテンツの先読みに関する処理を行わないようにしたものである。
図19は、実施の形態3のコンテンツ閲覧装置100bの構成図を示す。実施の形態3のコンテンツ閲覧装置100bは、図4に示した実施の形態1の構成に加えて装置負荷計測部110を備えている。この装置負荷計測部110は、コンテンツ閲覧装置100bにおける現在の負荷状況を計測する負荷計測手段である。また、先読み制御部105aは、実施の形態1の先読み制御部105の機能に加えて、装置負荷計測部110による計測の結果、負荷が高い場合は、コンテンツの先読みを一定時間停止させる、またはキャンセルする、といった制御や、先読みしたコンテンツのコンテキスト構築処理といった先読みコンテンツに関する処理を一定時間停止させる、またはキャンセルする、といった制御を行う先読み制御手段である。
図20は、コンテンツ閲覧装置100bにおける先読み制御部105aの動作を示している。
先読み制御開始要求を受信した先読み制御部105aは、先読み制御処理を開始し(ステップST801)、現時点までに処理を行っていない先読み抽出結果の要素が存在するかを判定し(ステップST802)、存在しない場合には先読み制御処理を終了する(ステップST803)。これらの処理は実施の形態1と同様である。一方、ステップST802において、処理を行っていない先読み抽出結果の要素が存在する場合には、コンテンツ閲覧装置100bが未処理の先読み抽出結果の要素を処理出来る状況にあるかどうかを判別するため、装置負荷計測部110から装置の負荷情報を取得する(ステップST2001)。
ここでステップST801〜ステップST804までの処理は実施の形態1と同様である。即ち、先読み抽出結果の要素が存在した場合はそのコンテンツを取得する。次に、通信部103から要求したコンテンツの取得完了通知を先読み制御部105aが受信すると、コンテンツ閲覧装置100bが未処理の先読み抽出結果の要素を処理出来る状況にあるかどうかを判別するため、装置負荷計測部110から装置の負荷情報を取得する(ステップST2101)。
以上説明した先読み制御部105aの処理によって、ある負荷情報に基づいて、先読み処理を実施する余裕があるかどうかを判定可能となり、余裕がないと判定された場合にはコンテキスト構築、コンテンツ解析、先読み表示制御開始を余裕が出来るまで延期させる事が可能となる。この効果によって、コンテンツ閲覧装置100bにて表示中のコンテンツに関わる負荷が高い処理が発生している状況で先読み処理を並行して実施する事を回避する事が可能となり、表示中コンテンツの安定動作を先読み処理が阻害する事を回避可能となる。
Claims (16)
- コンテンツの先読みを行うコンテンツ閲覧装置であって、
先読みしたコンテンツの解析処理を行う先読み解析手段と、
先読みしたコンテンツのスクリプトを実行するための先読みコンテキストを構築する先読みコンテキスト構築手段と、
前記先読み解析手段によって解析された先読みしたコンテンツに関連する少なくともスクリプトとレイアウト処理とを前記先読みコンテキストに基づいて実行する事前実行手段と、
先読みしたコンテンツを非表示状態として、描画処理を実行する事前描画手段と、
現在画面から次画面に切り替わる前段で、次画面が先読みしたコンテンツのうち少なくとも一つであるかを判定する先読みコンテンツ検索手段と、
前記先読みコンテンツ検索手段で次画面が先読みしたコンテンツであると判定された場合、前記先読みコンテキストの少なくとも一部を修正して通常コンテキストに再構築するコンテキスト復旧手段と、
前記先読みコンテンツ検索手段で次画面が先読みしたコンテンツであると判定された場合、前記事前実行手段で実行されたスクリプトの実行結果に基づいてスクリプトの実行を行う先読みスクリプト遅延実行手段と、
前記先読みコンテンツ検索手段で次画面が先読みしたコンテンツであると判定された場合、現在画面を非表示状態とすると共に、前記事前描画手段で描画された当該コンテンツの事前描画結果を表示状態とする事前描画結果画面出力手段とを備えたコンテンツ閲覧装置。 - 先読みコンテキスト構築手段は、ある1以上の特定機能に関連する1以上の関数を別機能関数に置き換えることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ閲覧装置。
- コンテキスト復旧手段は、先読みコンテキスト構築手段で別機能の関数に置き換えられた関数を、置き換えられる前の機能の関数に置き換えることを特徴とする請求項2記載のコンテンツ閲覧装置。
- 先読みコンテキスト構築手段で置き換えられる対象となる特定機能が、タイマ起動機能、イベントハンドラ登録機能、イベント発行機能、アニメーション開始機能のうち、少なくとも一つであることを特徴とする請求項2または請求項3記載のコンテンツ閲覧装置。
- 先読みコンテキスト構築手段である関数として置き換えられる別機能関数が、その関数の呼出しを表す機能呼出し情報を時系列順に保存可能な機能呼出し保存領域に保存する処理を行う特定関数呼出し情報保存機能を持つ関数であることを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載のコンテンツ閲覧装置。
- 機能呼出し情報が、関数識別情報および呼出し時に与えられる引数の内容のうち少なくとも一方を保持していることを特徴とする請求項5記載のコンテンツ閲覧装置。
- 先読みコンテキスト構築手段である関数として置き換えられる別機能関数が、
ある条件を満たした時に、その関数の呼出しを表す機能呼出し情報を機能呼出し保存領域に保存する処理を行い、前記ある条件を満たさない場合には、その関数に置き換えられる前の関数を実行する処理を行う条件付き特定関数呼出し情報保存機能を持つ関数であることを特徴とする請求項5または請求項6記載のコンテンツ閲覧装置。 - 条件付き特定関数呼出し情報保存機能の条件が、関数の少なくとも1以上のパラメータがある範囲の値であることを条件に含むことを特徴とする請求項7記載のコンテンツ閲覧装置。
- 条件付き特定関数呼出し情報保存機能の条件が、当該関数の実行回数がある範囲であることを条件に含むことを特徴とする請求項7記載のコンテンツ閲覧装置。
- コンテンツが自身を表現するコンテンツと関連する別ファイルで構成された1以上の関連リソースで構成され、かつ、条件付き特定関数呼出し情報保存機能の条件が、前記関連リソースのダウンロードが全てもしくはその一部が完了した事を条件に含むことを特徴とする請求項7記載のコンテンツ閲覧装置。
- 条件付き特定関数呼出し情報保存機能の条件が、ある特定の基準処理を実行後、経過時間が一定以上であることを条件に含むことを特徴とする請求項7記載のコンテンツ閲覧装置。
- ある特定の基準処理が、特定関数呼出し情報保存機能の実行1回目であることを特徴とする請求項11記載のコンテンツ閲覧装置。
- 先読みスクリプト遅延実行手段は、機能呼出し保存領域に保存された機能呼出し情報に従い、特定関数の実行を行うことを特徴とする請求項5記載のコンテンツ閲覧装置。
- 先読みするコンテンツは、コンテンツ閲覧装置とは独立して動作する外部情報処理装置より指定されたコンテンツであることを特徴とする請求項1から請求項13のうちのいずれか1項記載のコンテンツ閲覧装置。
- コンテンツ閲覧装置における現在の負荷状況を計測する負荷計測手段と、
前記負荷計測手段における計測の結果、負荷が高い場合はコンテンツの先読みを停止する先読み制御手段とを備えた請求項1から請求項14のうちのいずれか1項記載のコンテンツ閲覧装置。 - コンテンツ閲覧装置における現在の負荷状況を計測する負荷計測手段と、
前記負荷計測手段における計測の結果、負荷が高い場合は先読みしたコンテンツに関する処理を停止させる先読み制御手段とを備えた請求項1から請求項14のうちのいずれか1項記載のコンテンツ閲覧装置。
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