JP2014205162A - 溶接装置 - Google Patents

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Kenjiro Nakachi
健二郎 仲地
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Abstract

【課題】 電撃防止装置に設けられている表示燈では、無負荷電圧が安全基準電圧を超えたか否かを正確に表示できないので、作業者の確認ミスによる電撃の危険から回避できない。
【解決手段】 主変圧器と、主変圧器の無負荷電圧より低い無負荷電圧を出力し主変圧器に並列接続する補助変圧器と、主変圧器の1次側に常時開の第1開閉接点を挿入し補助変圧器の1次側に常時閉の第2開閉接点を挿入する電磁開閉器と、主変圧器の出力電流を検出する出力電流検出器とで形成する交流アーク溶接機であって、電撃防止装置を交流アーク溶接機に接続して成る溶接装置において、電撃防止装置に出力電圧判別回路、出力電流判別回路及び表示パネルを設け、出力電圧判別信号と出力電流判別信号に基づいて溶接状態を表示パネルで表示する溶接装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交流アーク溶接機と電撃防止装置とで形成する溶接装置の電撃防止装置に関するものである。
交流アーク溶接機では無負荷電圧が高いため、溶接作業休止中に無負荷電圧を所定の低電圧にする電撃防止装置を交流アーク溶接機に接続し、作業者が感電しても危険が無いようにしていた。
図4は、従来技術の電撃防止装置ESを交流アーク溶接機に接続した溶接装置であり、同図に示す主変圧器INT1は、第1開閉接点MS1の閉に応じて溶接棒1と被加工物2との間に、例えば、80Vの交流の無負荷電圧を出力し、補助変圧器INT2は、溶接棒1に人が誤って接触しても人体に影響のない、例えば、約20Vの交流の無負荷電圧を第2開閉接点MS2の閉に応じて出力し、溶接棒1と被加工物2との間に印加する。
図4に示す電撃防止装置ESは、交流アーク溶接機の2次側に設けられた出力電流検出器CTによって検出される出力電流を直流に整流する出力電流整流回路IAと、出力電流整流信号Iaに応じて電磁開閉器MSを駆動させる電磁開閉器制御回路MSSとを内蔵している。
図5は、電磁開閉器制御回路MSSの詳細図を示し、バッファーIN、単安定マルチバイブレータ回路TD、オア論理回路OR及び電磁開閉器駆動回路MDによって形成され、
バッファーINは、出力電流整流信号Iaをレベル変換してバッファー信号Inとして出力する。単安定マルチバイブレータ回路TDは、バッファー信号InのLowレベルに応じて単安定マルチバイブレータ信号Tdを予め定めた時間Highレベルにして出力する。オア論理回路ORは、バッファー信号Inと単安定マルチバイブレータ信号Tdとのオア論理を行ってオア信号Orとして出力する。電磁開閉器駆動回路MDは、オア信号OrがHighレベルの時間中、電磁開閉器MSを駆動させる。
図6は、電撃防止装置を設けた従来技術の溶接装置の動作を説明する波形図である。図6において、同図(A)は、図示省略のスイッチ開閉信号Swを示し、同図(B)は、交流出力電圧の出力電圧実効値Vavを示し、同図(C)は、バッファー信号Inを示し、同図(D)は、単安定マルチバイブレータ信号Tdを示し、同図(E)は、オア信号Orを示し、同図(F)は、電磁開閉器駆動信号Msを示す。
つぎに、従来技術の電撃防止装置を溶接装置に接続したときの動作について、図6に示す波形図を用いて説明する。図6(A)に示す時刻t=t1において、スイッチSWが閉になるとスイッチ開閉信号SwがHighレベルになり、商用交流電圧が供給される。このとき、第1開閉接点MS1は開、第2開閉接点MS2は閉となり、商用交流電圧が補助変圧器INT2の1次側に入力され、2次側には、例えば、約20Vの交流の無負荷電圧を出力し、溶接棒1と被加工物2との間に印加する。このとき、電球PLは暗く点灯する。
時刻t=t2において、溶接棒1が被加工物2に接触し出力電流検出器CTによって出力電流を検出すると、出力電流整流回路IAは検出した出力電流を整流し出力電流整流信号Iaとして出力し、バッファー回路INは出力電流整流信号Iaをレベル変換して図6(C)に示すバッファー信号Inとして出力する。オア論理回路ORは、バッファー信号Inと単安定マルチバイブレータ信号Tdとのオア論理を行って、図6(C)に示すオア信号OrをHighレベルにして出力する。電磁開閉器駆動回路MDは、オア信号OrのHighレベルに応じて第1開閉接点MS1は閉、第2開閉接点MS2を開にし、商用交流電圧ACが主変圧器INT1の1次側に入力され2次側には、例えば、約80Vの交流の無負荷電圧が出力され溶接棒1と被加工物2との間に印加し電球PLの点灯は明るくなる。同図(B)は、交流の無負荷電圧の出力電圧実効値Vavを示す。
時刻t=t2〜t4において、溶接棒1と被加工物2との短絡状態が継続すると、図6(B)に示す出力電圧実効値Vav(無負荷電圧)が急激に減少し電球PLの点灯の明るさは減少する。このとき、図5に示す出力電流検出器CTによって検出された図示省略の出力電流整流信号Iaに応じて、電磁開閉器制御回路MSSは電磁開閉器MSを駆動させ第1開閉接点MS1を閉、第2開閉接点MS2を開にする。
時刻t=t4において、アークが発生するとアーク電圧が増加し電球PLの点灯の明るさは徐々に増加する。
時刻t=t5において、アークが消弧して出力電流が略零になると約80Vの無負荷電圧が出力され電球PLの点灯は明るくなる。そして、電磁開閉器制御回路MSSを形成する単安定マルチバイブレータ回路TDは、バッファー信号InのLowレベルに応じて図6(D)に示す単安定マルチバイブレータ信号Tdを予め定めた時間(T1)Highレベルにする。オア論理回路ORは、同図(C)に示すバッファー信号Inと単安定マルチバイブレータ信号Tdとのオア論理を行って同図(E)に示すオア信号Orとして出力する。電磁開閉器駆動回路MDは、オア信号OrがHighレベルの時間中、電磁開閉器MSを駆動させる。また、時間T1内に電撃防止装置ESに出力電流整流信号Iaが再度入力されないと、第1開閉接点MS1を閉から開、第2開閉接点MS2を開から閉にして、例えば、約80Vの無負荷電圧を約20Vに降圧して人が誤って溶接棒1に接触しても人体に影響のないようにする。このとき、電球PLの点灯は暗くなる。
特開昭59−70468号公報
図4に示す電撃防止装置の動作を確認する表示燈(電球)は、主変圧器INT1に2次側に接続し出力電圧により点灯させ、その出力電圧値に応じて表示燈の点灯の明るさを変えて溶接機の動作状態を確認するようにしていた。しかし、溶接開始時の無負荷電圧は約80Vの交流電圧が発生し、表示燈は明るく点灯するが、溶接中は、出力電圧(アーク電圧)が約30V、溶接待機中は安全電圧(約20V)となり電圧の差が小さくなり、表示燈の明るさでは、溶接中なのか待機中なのか溶接機の動作状態が確認しにくくなり、作業者が電撃の危険から回避しにくくなる。
そこで、本発明では、上記の課題を解決する交流アーク溶接機を供給することを目的とする。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の発明は、商用交流電源を開閉するスイッチと、1次側に入力される前記商用交流電源を溶接電圧に変換し2次側から出力する主変圧器と、前記主変圧器の無負荷電圧より低い無負荷電圧を出力し前記主変圧器に並列接続する補助変圧器と、前記スイッチと前記主変圧器の1次側との間に常時開の第1開閉接点を挿入し前記スイッチと前記補助変圧器の1次側との間に常時閉の第2開閉接点を挿入する電磁開閉器と、前記主変圧器の2次側の出力電流を検出する出力電流検出器と、で形成する交流アーク溶接機であって、溶接棒が被加工物に接触して前記出力電流が入力すると前記電磁開閉器の前記第1開閉接点を閉にし前記第2開閉接点を開にし、前記出力電流の入力が停止して予め定めた基準時間内に再度出力電流が入力されないと前記第1開閉接点を開にし前記第2開閉接点を閉にする電磁開閉器制御回路を内蔵した電撃防止装置を、前記交流アーク溶接機に並列接続して成る溶接装置において、
前記電撃防止装置に、前記溶接棒と前記被加工物との間に発生する出力電圧を検出し予め定めた電圧基準値より大きいとき電圧対応リレーを駆動させる出力電圧判別回路と、電流対応リレーを駆動させる電流対応リレー駆動回路と、前記出力電流が予め定めた電流基準値より大きいとき前記電磁開閉器制御回路及び前記電流対応リレー駆動回路を動作させる出力電流判別回路と、前記電圧対応リレーに応じて第1の発光ダイオードを点灯させ、前記電流対応リレーに応じて第2の発光ダイオードを点灯させる表示パネルと、を備えたことを特徴とする溶接装置である。
請求項2記載の発明は、前記表示パネルは、前記出力電圧が前記安全基準電圧より大きいとき前記電圧対応リレーの第2接点を閉にして前記第1の発光ダイオードは点灯し、前記出力電流が前記電流基準値より大きいとき前記電流対応リレーの第2接点を閉にして前記第2の発光ダイオードは点灯する、ことを特徴とする請求項1記載の溶接装置である。
請求項3記載の発明は、前記表示パネルは、前記第1の発光ダイオード及び前記第2の発光ダイオードに加えて第3の発光ダイオードを設け、前記出力電圧が前記安全基準電圧より大きい前記電圧対応リレーの第2接点を閉にして前記第1の発光ダイオードは点灯し、前記出力電流が前記電流基準値より大きいとき前記電流対応リレーの第2接点を閉にして前記第2の発光ダイオードは点灯し、第3接点を開にして前記第3の発光ダイオードは消灯する、ことを特徴とする請求項1記載の溶接装置である。
本発明では、電撃防止装置に設けた表示パネルにより、無負荷電圧が安全基準電圧を超えたか否かの確認、また、溶接作業中において、溶接中なのか待機中なのか動作状態が確認でき、作業者が電撃の危険から容易に回避できる。
本発明の実施形態1に係る溶接装置の電気接続図である。 実施形態1の動作を説明する波形図である。 実施形態2に係る溶接装置の電気接続図である。 従来技術の電撃防止装置を溶接装置に接続したとき電気接続図である。 電磁開閉器制御回路の詳細図である 従来技術の動作を説明する波形図である。
図1〜図3を参照して本発明の実施形態1の動作について説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る溶接装置の電気接続図である。同図において、図4に示す従来技術の溶接装置の電気接続図と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し、符号の相違する構成物についてのみ説明する。
図1に示す溶接装置は、交流アーク溶接機と電撃防止装置とで形成する。
図1に示す電撃防止装置ESは、出力電圧判別回路VM、電圧対応リレーCV、出力電流判別回路ID、電流対応リレー駆動回路CI、電流対応リレーCR、電磁開閉器制御回路MSS、表示用電源回路VI及び表示パネルIP1によって形成され、出力電圧判別回路VMは、溶接棒1と被加工物2との間に発生する出力電圧を検出して図2(B)に示す出力電圧実効値Vavに変換し、予め定めた電圧基準値(例えば、30V)より大きいとき出力電圧判別信号Vmを出力する。出力電流判別回路IDは、出力電流検出器CTで検出した交流電流を直流電流に変換し、予め定めた電流基準値(例えば、4A)より大きいとき出力電流判別信号Idを出力する。
図1に示す第1の表示パネルIP1は、表示用電源回路VI、第1の発光ダイオードLD1(赤色)及び第2の発光ダイオードLD2(赤色)によって形成され、表示用電源回路VIは、商用交流電源から各発光ダイオードに供給する電源を生成する。
図2は、実施形態1の動作を説明する波形図である。図2おいて、同図(A)は、図示省略のスイッチ開閉信号Swを示し、同図(B)は、出力電圧実効値Vavを示し、同図(C)は、無負荷電圧検出信号Vmを示し、同図(D)は、出力電流判別信号Idを示し、同図(E)は、単安定マルチバイブレータ信号Tdを示し、同図(F)は、オア信号Orを示し、同図(G)は、電磁開閉器駆動信号Msを示し、同図(H)は、図示省略の電流対応リレー駆動信号Ciを示す。
つぎに、本発明の実施形態1の動作について、図2の波形図を参照して説明する。図2(A)に示す時刻t=t1において、スイッチSWが閉になるとスイッチ開閉信号SwがHighレベルになり商用交流電圧が供給される。このとき、図1に示す第1開閉接点MS1は閉、第2開閉接点MS2は開になり、商用交流電圧が補助変圧器INT2の1次側に入力され、補助変圧器INT2の2次側に、例えば、約20Vの交流電圧を出力して溶接棒1と被加工物2との間に印加する。このとき、出力電圧判別回路VMは、溶接棒1と被加工物2との間の交流電圧を検出し同図(B)に示す出力電圧実効値Vavに変換して電圧基準値(例えば、40V)と比較し、電圧基準値より低いときは同図(C)に示す無負荷電圧検出信号VmはLowレベルになり、電圧対応リレーCVは、駆動せず第2接点CV2は開となり第1の発光ダイオード(赤色)LD1は消灯し、無負荷電圧が安全基準電圧を超えていないことを第1の表示パネルIP1にて表示する。
時刻t=t1〜t2において、図1に示す出力電流検出器CTにて検出した出力電流の値が略零であるので、出力電流判別回路IDは、出力電流値が予め定めた電流基準値(例えば、4A)より小さいとき、図2(D)に示す出力電流判別信号IdはLowレベルになる。電磁開閉器制御回路MSSは、出力電流判別信号IdがLowレベルのとき、第1開閉接点MS1を閉、第2開閉接点MS2を開にする。電流対応リレー駆動回路CIは、出力電流判別信号IdがLowレベルのとき、電流対応リレーCRの第2接点CR2は開になり、第2の発光ダイオード(赤色)LD2は消灯する。この消灯によって出力電流が流れていないことを第1の表示パネルIP1にて表示する。
時刻t=t2において、図1に示す溶接棒1が被加工物に接触すると出力電流検出器CTは出力電流を検出し、出力電流判別回路IDは、検出された電流値が電流基準値(例えば、4A)より大きくなると、図2(D)に示す出力電流判別信号IdをHighレベルにする。電磁開閉器制御回路MSSは、出力電流判別信号IdがHighレベルになると、第1開閉接点MS1を閉から開、第2開閉接点MS2の開から閉にする。このとき、商用交流電圧が変圧器INT1の1次側に入力され、変圧器INT1の2次側に、例えば、約80Vの交流電圧を出力し溶接棒1と被加工物2との間に印加する。
出力電圧判別回路VMは、溶接棒1と被加工物2との間の交流電圧を検出し図2(B)に示す出力電圧実効値Vavに変換して電圧基準値(例えば、30V)と比較し、大きいとき、同図(C)に示す無負荷電圧検出信号VmをHighレベルにし、電圧対応リレーCVの第2接点CV2を閉して第1の発光ダイオードLD1(赤色)を発光させて、無負荷電圧が電圧基準値を超えたことを表示し、無負荷電圧が高いことを作業者に知らせる。 また、時刻t=t2〜t3において、溶接棒1が被加工物2に接触して図示省略の出力電流(短絡電流)が流れて電流基準値より大きくなると出力電流判別回路IDは、図2(D)に示す出力電流判別信号IdをHighレベルにして出力する。電流対応リレー駆動回路CIは、出力電流判別信号IdがHighレベルのとき、電流対応リレーCRの第2接点CR2を閉にして第2の発光ダイオードLD2(赤色)を発光させる。このとき、無負荷電圧が高く、しかも出力電流が通電していることを第1の表示パネルIP1にて表示する。
時刻t=t3において、図2(B)に示す出力電圧実効値Vavが減少し、電圧基準値(例えば、30V)より小さくなると、出力電圧判別回路VMは同図(C)に示す無負荷電圧検出信号VmをLowレベルにし、電圧対応リレーCVの第2接点CV2を閉から開にして第1の発光ダイオードLD1(赤色)を消灯させて、無負荷電圧が安全基準電圧より低くなったことを第1の表示パネルIP1にて表示する。
時刻t=t4において、図2(B)に示す出力電圧実効値Vavが略零から上昇を開始してアークが発生する。そして、時刻t=t5において、図示省略の出力電流が減少し略零になると出力電流判別回路IDは、電流値が電流基準値より小さくなると同図(D)に示す出力電流判別信号IdをHighレベルからLowレベルにする。電磁開閉器制御回路MSSを形成する図3に示す単安定マルチバイブレータ回路TDは、出力電流判別信号IdのLowレベルに応じて、同図(E)に示す単安定マルチバイブレータ信号Tdを予め定めた時間(T1)Highレベルにして出力する。オア論理回路ORは、出力電流判別信号Idと単安定マルチバイブレータ信号Tdとのオア論理を行ってオア信号Orとして出力する。電磁開閉器駆動回路MDは、同図(F)に示すオア信号OrがHighレベルの時間中、電磁開閉器MSを駆動させ、第1開閉接点MS1の閉、第2開閉接点MS2の開を維持する。このとき、約80Vの交流電圧(無負荷電圧)を出力し溶接棒1と被加工物2との間に印加する。
時刻t=t5〜t6において、図2(B)に示す出力電圧実効値Vavが電圧基準値(例えば、30V)より大きくなると、同図(C)に示す無負荷電圧検出信号VmがHighレベルになり、電圧対応リレーCVの第2接点CV2を閉にして第1のLD1(赤色)を点灯させて、無負荷電圧が高いことを第1の表示パネルIP1にて表示する。
時刻t=t5〜t6において、溶接棒1が被加工物2に再度と接触しアークが発生しないと、電磁開閉器駆動回路MDは、第1開閉接点MS1を開、第2開閉接点MS2を閉にする。このとき、約20Vの交流電圧(無負荷電圧)が溶接棒1と被加工物2との間に印加する。
上述より、第1の発光ダイオードLD1で電圧表示、第2の発光ダイオードLD2で電流表示を行っているが、第1の発光ダイオードLD1で電流表示、第2の発光ダイオードLD2で電圧表示を行ってもよい。
「実施形態2」
実施形態2について、図3及び図4を用いて説明し、実施形態1と同一動作の説明は省略し、相違する動作についてのみ説明する。
図3に示す第2の表示パネルIP2は、表示用電源回路VI、第1の発光ダイオードLD1(赤色)、第2の発光ダイオードLD2(赤色)及び第3の発光ダイオードLD3(緑色)によって形成され、表示用電源回路VIは、商用交流電源から各発光ダイオードに供給する電源を生成する。
つぎに、実施形態2の溶接装置の動作について、図2の波形図を参照して説明する。
図2(A)に示す時刻t=t1〜t2において、出力電圧判別回路VMは、溶接棒1と被加工物2との間の交流電圧を検出し、同図(B)に示す出力電圧実効値Vavに変換して電圧基準値(例えば、30V)と比較する。このとき電圧基準値より低いので同図(C)に示す無負荷電圧検出信号VmをLowレベルにする。電圧対応リレーCVは、無負荷電圧検出信号VmがLowレベルのとき第2接点CV2を開して第1の発光ダイオードLD1(赤色)を消灯し、無負荷電圧が安全基準電圧を超えていないことを第2の表示パネルIP2で表示する。また、時刻t=t1〜t2において、図1に示す出力電流検出器CTにて検出した電流値が略零であり、出力電流判別回路IDは、電流値と電流基準値(例えば、4A)とを比較し、電流基準値より小さいとき同図(D)に示す出力電流判別信号IdをLowレベルにする。電磁開閉器制御回路MSSは、出力電流判別信号IdがLowレベルのとき、第1開閉接点MS1を閉、第2開閉接点MS2を開にする。電流対応リレー駆動回路CIは、出力電流判別信号IdがLowレベルのとき、電流対応リレーCRの第1接点CR1を開、第2接点CR2を閉にし、第2の発光ダイオードLD2(赤色)を消灯させ、第3の発光ダイオードLD3(緑色)を発光させ、第2の表示パネルIP2にて表示し、作業者が溶接待機中であることが確認できる。
時刻t=t2において、図1に示す溶接棒1が被加工物に接触すると出力電流検出器CTが出力電流を検出し、出力電流判別回路IDは、検出された出力電流値が電流基準値(例えば、4A)より大きくなると、図2(D)に示す出力電流判別信号IdをHighレベルにする。電磁開閉器制御回路MSSは、出力電流判別信号IdがHighレベルになると、第1開閉接点MS1を閉から開、第2開閉接点MS2の開から閉にする。このとき、商用交流電圧が変圧器INT1の1次側に入力され、変圧器INT1の2次側に、例えば、約80Vの交流電圧を出力し溶接棒1と被加工物2との間に印加する。
出力電圧判別回路VMは、溶接棒1と被加工物2との間の交流電圧を検出し図2(B)に示す出力電圧実効値Vavに変換して電圧基準値(例えば、30V)と比較し、大きいとき、同図(C)に示す無負荷電圧検出信号VmをHighレベルにし、電圧対応リレーCVの第2接点CV2を閉して第1の発光ダイオードLD1(赤色)を発光させて、無負荷電圧が電圧基準値を超えたことを表示し、無負荷電圧が高いことを作業者に知らせる。
また、時刻t=t2〜t3において、溶接棒1が被加工物2に接触して図示省略の出力電流(短絡電流)が流れて電流基準値より大きくなると出力電流判別回路IDは、図2(D)に示す出力電流判別信号IdをHighレベルにして出力する。電流対応リレー駆動回路CIは、出力電流判別信号IdがHighレベルのとき、電流対応リレーCRの第1接点CR1を閉、第2接点CR2の開にして第2の発光ダイオード(赤色)を発光させ、第3の発光ダイオードLD3(緑色)を消灯させる。このとき、無負荷電圧が高く出力電流も通電していることを第2の表示パネルIP2にて表示する。
時刻t=t3において、図2(B)に示す出力電圧実効値Vavが減少し、電圧基準値(例えば、30V)より小さくなると、出力電圧判別回路VMは同図(C)に示す無負荷電圧検出信号VmをLowレベルにし、電圧対応リレーCVの第2接点CV2を閉から開にして第1の発光ダイオードLD1(赤色)を消灯させて、無負荷電圧が安全基準電圧より低くなったことを第2の表示パネルIP2にて表示する。
時刻t=t5において、出力電流判別回路IDは、図示省略の出力電流の値が電流基準値より小さくなったと判別すると、図2(D)に示す出力電流判別信号IdはLowレベルになる。このとき、電流対応リレーCRの第1接点CR1を開、第2接点CR2の閉にして第2の発光ダイオード(赤色)を消灯させ、第3の発光ダイオードLD3(緑色)を発光させて出力電流が遮断したことを第2の表示パネルIP2にて表示する。
電磁開閉器制御回路MSSは、出力電流判別信号IdのLowレベルに応じて、図2(E)に示すT1の時間中、第1開閉接点MS1の閉、第2開閉接点MS2の開を維持する。このとき、約80Vの無負荷電圧が溶接棒1と被加工物2との間に印加する。このとき、約80Vの交流電圧(無負荷電圧)を出力し溶接棒1と被加工物2との間に印加する。
時刻t=t5〜t6において、図2(B)に示す出力電圧実効値Vavが電圧基準値(例えば、30V)より大きくなると、同図(C)に示す無負荷電圧検出信号VmがHighレベルになり、電圧対応リレーCVの第2接点CV2を閉にして第1の発光ダイオードLD1(赤色)を点灯させて、無負荷電圧が高いことを第1の表示パネルIP1にて表示する。
時刻t=t5〜t6において、溶接棒1が被加工物2に再度と接触しアークが発生しないと、電磁開閉器駆動回路MDは、第1開閉接点MS1を開、第2開閉接点MS2を閉にする。このとき、約20Vの交流電圧(無負荷電圧)が溶接棒1と被加工物2との間に印加する。上述において、表示パネルに発光ダイオードを使用しているが、ランプ等を使用してもよい。
次に、本発明の特徴的な効果を記載する。
(1)実施形態1では、
電撃防止装置に設けた第1の表示パネルで第1の発光ダイオードを点灯すると、無負荷電圧が安全基準電圧を超えたことを精度良く表示でき、更に、溶接作業中において、溶接中なのか待機中なのか状態を第2の発光ダイオードを点灯することで表示でき、作業者が第1の表示パネルを目視することで溶接機の状態を容易に確認でき、電撃の危険から回避できる。
(2)実施形態2では、
実施形態1の効果に加えて、電撃防止装置に設けた第2の表示パネルにより、溶接と連動して溶接状態を表示できるので、作業者が第2の表示パネルを目視することで危険な状態を認識でき電撃の危険からより確実に回避できる。
1 溶接棒
2 被加工物
AC 商用交流電源
CI 電流対応リレー駆動回路
CT 出力電流検出器
CR 電流対応リレー
CR1 第1接点
CR2 第2接点
CV 電圧対応リレー
CV2 第2接点
IA 出力電流整流回路
Ia 出力電流整流信号
ID 出力電流判別回路
Id 出力電流判別信号
INT1 主変圧器
INT2 補助変圧器
IP1 第1の表示パネル
IP2 第2の表示パネル
LD1 第1の発光ダイオード
LD2 第2の発光ダイオード
LD3 第3の発光ダイオード
MD 電磁開閉器駆動回路
MS 電磁開閉器
MS1 第1開閉接点
MS2 第2開閉接点
SW スイッチ
VI 表示用電源回路
VM 出力電圧判別回路
Vm 無負荷電圧判別信号

Claims (3)

  1. 商用交流電源を開閉するスイッチと、1次側に入力される前記商用交流電源を溶接電圧に変換し2次側から出力する主変圧器と、前記主変圧器の無負荷電圧より低い無負荷電圧を出力し前記主変圧器に並列接続する補助変圧器と、前記スイッチと前記主変圧器の1次側との間に常時開の第1開閉接点を挿入し前記スイッチと前記補助変圧器の1次側との間に常時閉の第2開閉接点を挿入する電磁開閉器と、前記主変圧器の2次側の出力電流を検出する出力電流検出器と、で形成する交流アーク溶接機であって、溶接棒が被加工物に接触して前記出力電流が入力すると前記電磁開閉器の前記第1開閉接点を閉にし前記第2開閉接点を開にし、前記出力電流の入力が停止して予め定めた基準時間内に再度出力電流が入力されないと前記第1開閉接点を開にし前記第2開閉接点を閉にする電磁開閉器制御回路を内蔵した電撃防止装置を、前記交流アーク溶接機に並列接続して成る溶接装置において、
    前記電撃防止装置に、前記溶接棒と前記被加工物との間に発生する出力電圧を検出し予め定めた電圧基準値より大きいとき電圧対応リレーを駆動させる出力電圧判別回路と、電流対応リレーを駆動させる電流対応リレー駆動回路と、前記出力電流が予め定めた電流基準値より大きいとき前記電磁開閉器制御回路及び前記電流対応リレー駆動回路を動作させる出力電流判別回路と、前記電圧対応リレーに応じて第1の発光ダイオードを点灯させ、前記電流対応リレーに応じて第2の発光ダイオードを点灯させる表示パネルと、を備えたことを特徴とする溶接装置。
  2. 前記表示パネルは、前記出力電圧が前記安全基準電圧より大きいとき前記電圧対応リレーの第2接点を閉にして前記第1の発光ダイオードは点灯し、前記出力電流が前記電流基準値より大きいとき前記電流対応リレーの第2接点を閉にして前記第2の発光ダイオードは点灯する、ことを特徴とする請求項1記載の溶接装置。
  3. 前記表示パネルは、前記第1の発光ダイオード及び前記第2の発光ダイオードに加えて第3の発光ダイオードを設け、前記出力電圧が前記安全基準電圧より大きい前記電圧対応リレーの第2接点を閉にして前記第1の発光ダイオードは点灯し、前記出力電流が前記電流基準値より大きいとき前記電流対応リレーの第2接点を閉にして前記第2の発光ダイオードは点灯し、第3接点を開にして前記第3の発光ダイオードは消灯する、ことを特徴とする請求項1記載の溶接装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016196027A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 株式会社ダイヘン 溶接用電源装置およびその制御方法
CN112247317A (zh) * 2020-09-16 2021-01-22 中车西安车辆有限公司 二次侧防触电保护装置、多工位直流焊机及其控制方法

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