JP2014203501A - 光ディスクライブラリ装置、データストレージシステム及び光ディスク記録方法 - Google Patents

光ディスクライブラリ装置、データストレージシステム及び光ディスク記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データコンペアとデータベリファイを伴う光ディスクへのデータ記録の処理時間を短縮すること。
【解決手段】ユーザデータに基づいて第1の情報を生成して光ディスクに記録し、光ディスクに記録した第1の情報を再生して、データコンペアを実施し、前記光ディスクに記録する情報と前記光ディスクから再生した情報が一致しない場合、少なくとも一致しない情報が記録されている前記光ディスク上の位置を特定するアドレス情報と、前記一致しない情報に対応する正しい情報とに基づいて第2の情報を生成し、前記光ディスクに前記第2の情報を記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の光ディスクを収納して光ディスクにデータを記録再生する光ディスクライブラリ装置に関する。
光ディスクへのデータの記録完了後にデータが正しく記録されたことを確認する処理にはデータコンペアとデータベリファイがある。例えば特許文献1には、「本実施形態に係るディスク発行装置1では、光ディスクドライブ20によって記録ディスクDにデータを書き込んだ後、ベリファイ処理及びコンペア処理を実行可能である。ベリファイ処理とは、記録ディスクDに書き込まれたデータを読み出し、読み出したデータの誤りチェックを行うことにより、記録ディスクDに書き込まれたデータの整合性を検査する処理である。コンペア処理とは、記録ディスクDに書き込まれたデータを読み出し、読み出したデータと、記録ディスクDに書き込まれたデータの元となった元データとの比較を通して、これらデータ間における整合性を確認し、これにより記録ディスクDに対して正常にデータが書き込まれているかどうかを検査する処理である。このコンペア処理は、ホスト側制御部80が備えるコンペア処理実行部101によって実行される。ユーザーは、ホストコンピューター2を利用して、光ディスクドライブ20によって記録ディスクDにデータを書き込んだ後、ベリファイ処理を行うか否か、また、コンペア処理を行うか否かを事前に設定することができる。」と記載されている。
特開2011−154749号公報
データコンペアは記録したデータを再生して記録元のデータと照合する処理であり、また、データベリファイは記録したデータを再生する際に実施される誤り訂正処理などに基づいてデータの品質を評価する処理である。いずれの処理においても光ディスクに記録したデータを再生する必要があるため、光ディスクへのデータの記録完了後にデータコンペアとデータベリファイを連続して実施すると、データコンペアとデータベリファイを伴う光ディスクへのデータ記録処理に要する時間は、実際に光ディスクにデータを記録するのに要する時間の概ね3倍となる。ところが、特許文献1の従来技術においては、データコンペアとデータベリファイに要する時間の長さは考慮されておらず、また、データコンペアまたはデータベリファイにおいて異常を検出した後の処理に要する時間についても考慮されていなかった。
以上を鑑みて、本発明の課題は、データコンペアとデータベリファイを伴う光ディスクへのデータ記録の処理時間を短縮することである。
上述の課題を解決するため、本発明では一例として特許請求の範囲記載の構成を用いる。
本発明によれば、データコンペアとデータベリファイを伴う光ディスクへのデータ記録の処理時間を短縮することが可能となる。
第1実施例における光ディスクにデータを記録する処理のフローチャート 第1の実施形態におけるデータストレージシステムのブロック図 第1実施例における光ドライブのブロック図 第1実施例における光ディスクのレイアウト図 第1実施例における光ディスクからデータを再生する処理のフローチャート 第2の実施例におけるデータストレージシステムのブロック図 第3の実施例における光ディスクのレイアウト図 第3の実施例における光ドライブのブロック図 第3の実施例における光ディスクからデータを再生する処理のフローチャート 第4の実施例における光ディスクからデータを再生する処理のフローチャート 第5の実施例における交替情報ディスク作成処理のフローチャート 第6実施例における光ディスクにデータを記録する処理のフローチャート 第7実施例におけるホログラムドライブのブロック図 第7実施例におけるホログラム媒体にデータを記録する処理のフローチャート
以下、本発明に従う光ディスクライブラリ装置の実施例を、図面を用いて説明する。
本実施例における光ディスクライブラリ装置は、階層ストレージの一部として、参照頻度の低い不活性データを長期保存する、所謂、データストレージとして利用されるため、光ディスクに記録したデータと記録元のデータとの一致を照合するデータコンペアと、長期保存時の光ディスクの劣化に耐えられる十分な品質で記録されているかを評価するデータベリファイは、必須の処理である。
本発明の第1の実施例としてのデータストレージシステムの構成ならびに動作を、図面を参照しながら詳述する。
図2は本発明の第1の実施形態におけるデータストレージシステムのブロック図である。本実施例のデータストレージシステムは、ネットワーク300に接続されたサーバ200と、サーバ200に接続された光ディスクライブラリ装置100およびハードディスク210とで構成される。
光ディスクライブラリ装置100は、ライブラリ制御部130と、チェンジャー機構120と、光ディスクライブラリ装置から取り外して交換が可能なカートリッジ150と、カートリッジ150に収納された複数の光ディスク50と、ホストインタフェース141と、ドライブインタフェース140と、複数の光ドライブ110とで構成される。
光ディスクライブラリ装置100は、ホストインタフェース141を介してサーバ200と接続され、記録や再生といった各種のコマンドと記録するデータを受信し、コマンドの実行結果と再生したデータを送信する。カートリッジ150は複数のスロットを備えており、各スロットには1枚ずつ光ディスク50を収納することができる。また、カートリッジ150にはカートリッジメモリ151が備えられており、カートリッジ150に収納されている複数の光ディスク50に関する各種情報が光ディスク情報として記録されている。ライブラリ制御部130は光ディスクライブラリ装置100の動作全般を制御する機能を備えている。ドライブインタフェース140を介して各光ドライブ110と接続されており、所定の光ドライブ110に対して記録や再生といった各種のコマンドと記録するデータを送信し、コマンドの実行結果と再生したデータを受信する。また、チェンジャー機構120を動作させて、カートリッジ150から所定の光ディスク50を取り出し、所定の光ドライブ110まで搬送して挿入する。あるいは逆に、所定の光ドライブ110に光ディスク50の排出コマンドを送信し、排出された光ディスク50をカートリッジ150の所定のスロットに搬送して収納する。また、光ディスク50に記録されたデータの品質を評価するデータベリファイ部131と、光ディスク50からデータを再生する際に後述する交替情報に基づいて交替処理を行う交替処理部132を備えている。
サーバ200はハードディスク210と光ディスクライブラリ装置100を制御する。ネットワーク300から受信したデータをハードディスク210に保存し、ハードディスク210に保存したデータの一部を光ディスクライブラリ装置100に移行する機能を備えており、サーバ200とハードディスク210と光ディスクライブラリ装置100とにより階層ストレージを構成している。また、光ディスク50に記録するデータを生成する記録イメージ作成部201と、光ディスク50に記録されたデータと記録イメージとの一致を照合するデータコンペア部202と、後述する交替情報を生成し管理する交替情報処理部203と、サーバ200が管理する各種の動的な情報を記録するデータベース204を備える。データベース204には複数の光ディスク50に関する各種情報が光ディスク情報として記録されている。
なお、サーバ200のソフトウェアプログラムの構成としては、光ディスクライブラリ装置100に対する入出力を制御する光ディスクライブラリ装置ドライバと、ハードディスク210に対する入出力を制御するハードディスクドライバと、両方のドライバに対してアクセス可能なサーバファイルシステムと、業務処理を行うアプリケーションとで構成されており、サーバファイルシステムはアプリケーションがデータの実在する場所がハードディスク210か光ディスクライブラリ装置100かを意識することなく、所望のデータの入出力が可能な機能を備えている。アプリケーションはネットワーク300を介してクライアントのクライアントプログラムから受けた要求に対応して業務を実行し、結果をクライアントに送信する。また、ファイルシステムを介して光ディスクライブラリ装置およびハードディスクにデータの入出力を行う。
ハードディスク210は複数のハードディスクドライブを搭載するディスクアレイであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、サーバ200に内蔵して構成することも可能である。
図3は第1実施例における光ドライブ110のブロック図である。本実施例の光ドライブ110は、ドライブ制御部13と、光ピックアップ12と、ドライブメモリ15と、コントローラインタフェース21と、ディスク回転機構10と、スライダ機構11と、サーボ制御部14と、サーボ信号生成部16と、再生信号生成部17と、再生信号2値化部18と、エンコード部19と、デコード部20と、品質情報取得部22とで構成される。
ドライブ制御部13は、光ドライブ110の動作全般を制御する。即ち、サーボ制御部14を介して、ディスク回転機構10に装着された光ディスク50の回転制御を行い、スライダ機構11を駆動して光ピックアップ12を光ディスク50の半径方向に変位させるシーク制御及び送り制御を行い、光ピックアップ12の対物レンズを駆動してフォーカス制御およびトラッキング制御を行う。
また、ドライブ制御部13は、光ピックアップ12のレーザ発光を制御する。記録時には、コントローラインタフェース21を介してライブラリ制御部130から送られてきた記録データ信号を、エンコード部19で所定の変調規則によるNRZI(Non Return to Zero,Inverted)信号に変換してドライブ制御部13に供給し、ドライブ制御部13はこのNRZI信号に対応した記録ストラテジ(発光パルス列)に変換し、所定の光強度およびパルス列でレーザを発光させる。
光ディスク50からの反射光量は光ピックアップ12の光検出器で受光されて電気信号に変換され、サーボ信号生成部16と再生信号生成部17に送られる。サーボ信号生成部16は、装着された光ディスク50に好適な検出方法で各種のサーボ信号を選択して生成し、ドライブ制御部13に供給する。サーボ信号には少なくともフォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号とが含まれる。ドライブ制御部13は、これらサーボ信号に基づき、前述したようにサーボ制御部14を介して対物レンズを駆動し、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボを動作させる。
再生信号生成部17は、波形等化回路とA/Dコンバータとを備えており、光ピックアップ12から供給されたアナログの再生信号に対して、所定の波形等化の後、標本化および量子化を行ってデジタル信号に変換し、再生信号2値化部18に供給する。
再生信号2値化部18は、トランスバーサルフィルタと、ビタビ復号回路を備える。再生信号生成部17から供給されたデジタル信号はトランスバーサルフィルタで所定のPRクラスに等化され、ビタビ復号回路で最尤復号を行って、この等化波形を所定の変調規則に基づくNRZI信号に変換する。再生信号2値化手段55で生成されたNRZI信号は、デコード部20によってデータの訂正処理などを行って再生データ信号に変換され、コントローラインタフェース21を介してライブラリ制御部130に送られる。また、品質情報取得部22はデコード部20におけるデータ訂正処理で訂正されたバイト数などに基づいて、光ディスク50に記録されたデータの品質情報を生成する。
図4は第1実施例における光ディスク50のレイアウト図である。本実施例における光ディスク50は、一例として、記録層が1層(Single Layer)の追記型Blu−ray(登録商標)Discである。ただし、これに限らず本発明は記録が可能な光ディスク全般に適用可能である。例えば、記録層が2層以上であってもよい。あるいは、対向する2つの面(A面とB面と呼ぶことにする)の両方からレーザ光を照射し、それぞれ異なる記録層にデータの記録または再生を行う両面ディスクであってもよい。
光ディスク50は、光ディスク50のディスク管理情報などが記録されるリードインエリアおよびリードアウトエリアと、ユーザデータが記録されるユーザエリアとで構成される。各エリアは複数のブロックに分割されており、各ブロックには予め一意のアドレスが割り当てられている。ユーザエリアはUDFなどのファイルシステムを利用してアクセスが可能な領域であり、ファイルシステムの所定のサイズのメタデータと、ユーザファイルが記録される。メタデータはユーザエリアの先頭部に記録され、またメタデータと同一内容のミラーがユーザエリアの末尾部に記録される。本実施例においては、後述するように、ユーザファイルに続けて所定のサイズの交替情報ファイルが記録される。交替情報ファイルのデータは後述する交替情報であるが、ユーザファイルと同様にファイルシステムが管理するファイルのひとつである。
図1は第1実施例における光ディスク50にデータを記録する処理のフローチャートである。
S11において、ハードディスク210に保存されているユーザファイルを光ディスク50に移行するために、記録イメージ作成部201は光ディスク50に記録するデータの記録イメージを作成する。記録イメージにはメタデータとユーザファイルが含まれ、交替情報ファイルとメタデータのミラーは含まれない。ただし、メタデータはユーザファイルだけではなく交替情報ファイルも記録されることを前提として作成する。また、後述するようにユーザファイルに続けて交替情報ファイルを追記するため、記録パワーのレーザ誤照射からのユーザファイル保護を目的として記録イメージの末尾部はユーザファイルを配置せずダミーデータとする。
記録イメージに含まれるユーザファイルの合計サイズは、光ディスク50のユーザエリアの容量から、メタデータと交替情報ファイルを記録するための所定の容量を差し引いたサイズ以下である。本実施例においては、1枚の光ディスク50に対して1回の記録処理でユーザファイルを記録して追記は行わないため、ユーザファイルの記録イメージのサイズが小さいと容量効率が悪くなってしまうので、サーバ200はユーザファイルの記録イメージが適切なサイズとなるように、記録処理の契機やユーザファイルの選択を制御する。
S12において、サーバ200が光ディスクライブラリ装置100にユーザファイルの記録イメージを光ディスク50に記録するよう指示すると、ライブラリ制御部130は未記録の光ディスク50を所定の光ドライブ110に搬送し、光ドライブ110に記録コマンドを連続発行してユーザファイルの記録イメージを光ディスク50にシーケンシャルに記録する。光ディスクにデータの追記を行う際には誤って記録パワーで記録済みのデータにレーザを照射してデータを劣化させてしまう可能性があるため、長期保存を目的として光ディスクにデータを記録する際には、シーケンシャルに記録することが望ましい。
S13において、ライブラリ制御部130はサーバ200からの指示に基づいて光ドライブ110に所定の回数の再生コマンドを発行し、光ディスク50に記録したデータを再生してサーバ200に送信する。なお、Blu−rayDiscのエラー訂正システムは64kBのデータを1個の単位(クラスタ)として設計されており、光ドライブ110はライブラリ制御部130から受信する1回の記録または再生コマンドに対して1クラスタのデータを記録または再生する。従って、再生するブロック単位はクラスタの整数倍であり、例えば64MB(1024クラスタ)である。
S14において、ライブラリ制御部130は光ドライブ110に品質情報の取得コマンドを発行する。光ドライブ110はデータの再生時に品質情報取得部22で生成されたデータの品質情報をライブラリ制御部130に通知する。データの品質情報はクラスタ毎のエラー訂正数の平均値、エラー数が所定の閾値より多いクラスタの数、などである。通知後に品質情報をリセットすることで前回通知時から今回通知時までの所定のブロック単位で品質情報を取得することが可能である。また、データベリファイ処理部に、エラー訂正数が多いクラスタをリトライ再生する処理を備えて構成すると、衝撃などによる偶発的なエラー増加でベリファイ異常と誤判定してしまう可能性を緩和することが可能となる。なお、品質情報はデコード時のエラー訂正に関する情報に限定されるものではなく、再生信号を2値化する際に取得可能なジッタやMLSE(Maximum Likelihood Sequence Estimation)などの信号評価指標を利用してもよい。
S15において、データベリファイ部131は取得した品質情報に基づいて、光ディスク50に記録された当該ブロックのデータの品質を評価する。具体的な例としては、エラー訂正数の平均値と最大値がそれぞれ所定の閾値以下であれば正常とし、超過していれば異常とする。異常の場合には、サーバ200に対してエラーを通知する。
S16において、データコンペア部202はS13で受信したデータと記録イメージと照合する。なお、データコンペアを実施するために、記録イメージは記録処理が終了するまでサーバ200に保存しておく。
S15のデータベリファイ処理とS16のデータコンペア処理のいずれかで異常が発生した場合、S17において、交替情報処理部203は交替情報を生成する。少なくとも交替情報は、異常が発生したブロックを特定できる情報(異常が発生したブロックの先頭アドレスなど)と、当該ブロックに記録されるべきデータと、を含む。複数のブロックで異常が発生した場合には、新たに異常が検出されたブロックに関する交替情報を、それ以前の交替情報に追加していく。なお、S15のデータベリファイ処理とS16のデータコンペア処理の順序は、1回の再生処理に対してどちらも実施されることが重要であり、本実施例に限るものではなく、並列処理される場合もある。
S13以降の処理を、全てのブロックに対してデータベリファイ処理とデータコンペア処理が完了するまで繰り返す。ここで、検出された異常が所定の数以上の場合には光ディスク50の状態異常が疑われるため、あるいは交替情報を記録する領域が不足するため、当該の光ディスク50を破棄して他の光ディスク50に再度記録処理を行う。
S19において、記録イメージ作成部201はS17で生成した交替情報を光ディスク50に記録するための記録イメージを生成する。交替情報をファイルシステムで利用可能な交替情報ファイルとして生成し、交替情報ファイルとメタデータのミラーを交替情報の記録イメージに配置する。なお、S11でメタデータを予め生成するために、交替情報ファイルと交替情報の記録イメージにおける配置も予め定義しておく必要がある。即ち、全てのブロックに対するデータベリファイ処理とデータコンペア処理が正常であって交替情報が生成されなかった場合においても、交替情報ファイルと交替情報の記録イメージを生成し、交替情報がないことを明示するように構成する。
S20において、サーバ200が光ディスクライブラリ装置100に交替情報ファイルの記録イメージを光ディスク50に記録するよう指示し、ライブラリ制御部130は光ドライブ110に記録コマンドを連続発行して交替情報ファイルの記録イメージを光ディスク50のユーザエリアの末尾部にシーケンシャルに記録する。
S21において、光ドライブ110は光ディスク50に対してディスク管理情報を記録しファイナライズ処理を行う。
S22において、S13と同様に、S20で記録したデータをブロック単位で再生する。
S23において、S14およびS15と同様に品質情報を取得してデータベリファイ処理を実施し、また、S16と同様にデータコンペア処理を実施する。
S23において異常が検出された場合には、S17において交替情報を生成する。ただし、交替情報における異常に対しては、交替元の交替情報が存在するためかならずしも必要なく、本処理はスキップしてもよい。
全てのブロックに対してデータベリファイ処理とデータコンペア処理が完了すると、S24において交替情報をデータベース204に記録する。あるいはハードディスク201に交替情報ファイルとして保存する。なお、光ディスク50に記録した交替情報に異常がない場合であっても、交替情報をデータベース204やハードディスク201に記録してもよい。その場合、後述するユーザデータの再生時に、光ディスク50から交替情報を再生するステップ(S52)に代えて、データベース204またはハードディスク201から交替情報を取得することができるので、再生時間の短縮が可能となる。
S25において、データベース204およびカートリッジメモリ151の光ディスク情報における、記録処理を実施した光ディスク50の交替情報の有無に関する情報を更新する。この情報としては、少なくとも、以下の3つの状態を区別する。即ち、光ディスク50のユーザデータに異常がなく有意な交替情報が無い状態と、光ディスク50に記録されたユーザデータに異常があり交替情報には異常が無い状態と、光ディスク50に記録されたユーザデータに異常があり交替情報にも異常がある状態である。
図5は第1実施例における光ディスク50からデータを再生する処理のフローチャートである。
サーバ200からの指示で光ディスクライブラリ装置100は光ディスク50を光ドライブ110に搬送し、光ディスク50からファイルシステムを取得しているものとする。
S51において、データベース204の光ディスク情報を参照し、あるいは、カートリッジメモリ151の光ディスク情報を参照し、再生するファイルが記録されている光ディスク50の交替情報の有無を確認する。
交替情報が有る場合には、S52において、光ディスク50から交替情報を再生する。交替情報は光ディスク50のユーザエリアにファイルとして記録されており、ファイルシステムを利用して再生することができる。
S53において、再生指示のあったファイルの再生アドレスをファイルシステムに基づいて特定し、交替処理部132は交替情報に登録されている異常が発生したブロックのアドレス情報と比較する。
特定した再生アドレスと一致すると、S54において、交替情報に登録されている当該ブロックのデータを再生データとして取得する。
一方、一致しない場合には、S55において、光ディスク50の再生アドレスにアクセスしてデータを再生する。
S56においてデータをサーバ200に送信し、再生指示のあったファイルを全て再生するまでS53から処理を繰り返す。
なお、光ディスク50のユーザデータの交替情報が同じ光ディスク50に記録することにより、光ディスク50単独でユーザデータの異常を補償して再生が可能という効果がある。
以上述べたように、本実施例によれば、データコンペアとデータベリファイを伴う光ディスク50へのデータ記録において、データコンペアまたはデータベリファイで異常を検出した場合であっても、他の光ディスク50にデータを再度記録しなおす必要がなく、処理時間を短縮することが可能となる。また、異常を検出した光ディスク50を廃棄せずに有効利用することができるので、カートリッジの実効的な容量減少とそれに伴う容量当たりのコストアップを抑制することができる。
なお、本実施例においては、交替情報ファイルは光ディスク50の所定の1箇所に記録したが、これに限るものではなく、複数の箇所に記録してもよい。例えば、複数の記録層を有する光ディスク50に対しては、各層毎のユーザエリアの末尾部に記録することにより、交替情報が冗長化され、いずれかの交替情報で異常が検出された場合には他の交替情報を利用できる。また光ディスク50の任意の場所から同一層内で交替情報にアクセスが可能という利点を有する。
更に、光ディスク50として両面ディスクを採用する場合においては、以下の課題がある。本実施例の光ドライブ110ではA面とB面を同時に記録または再生することはできず、また、各面ごとにファイルシステムを備えることを考慮すると、例えば、A面が記録済みの光ディスク50のB面を記録する際に、データコンペアまたはデータベリファイで異常が検出される状況が想定される。この場合、記録済みのA面のデータを他の光ディスク50に記録しなおさないと、当該ディスクを新品のディスクに交換できず、B面分の容量を損失する。一方、A面のデータを他の光ディスク50に記録しなおすと、本来必要のない記録処理のための時間と、記録処理を行う光ドライブ110の占有によるリソースの利用効率が損失する。本実施例によれば、交替情報をB面に記録することにより、両面ディスクに特有の上記課題の解決に対しても有効である。
図6は本発明の第2の実施例におけるデータストレージシステムのブロック図である。本実施例の光ディスクライブラリ装置100は、ライブラリ制御部130と、チェンジャー機構120と、光ディスク50を複数収納するカートリッジ150と、ホストインタフェース142と、複数の光ドライブ110とで構成される。
第1実施例との違いは、光ドライブ制御部133が、サーバに備えられている点である。また、ホストインタフェース142がサーバ200とライブラリ制御部130との間で信号の送受信を行うのに加えて、サーバ200と各光ドライブ110との間で直接信号の送受信を行う点が異なっている。
光ディスクライブラリ装置100は、ホストインタフェース142を介してサーバ200と接続され、記録や再生といった各種のコマンドと記録するデータを受信し、コマンドの実行結果と再生したデータを送信する。
サーバ200はデータベリファイ部131と交替処理部132と前述したように光ドライブ制御部133を備え、ホストインタフェース142を介して各光ドライブ110と接続されており、所定の光ドライブ110に対して記録や再生といった各種のコマンドと記録するデータを送信し、コマンドの実行結果と再生したデータを受信する。また、光ディスク50へのデータの記録処理においてデータベリファイ処理とデータコンペア処理を実施し、光ディスク50のファイルの再生処理において交替処理を実施する。また、ハードディスク210およびネットワーク300と接続されており、ネットワーク300から受信したデータをハードディスク210に保存し、ハードディスク210に保存したデータの一部を光ディスクライブラリ装置100に移行する機能を備えている。サーバ200とハードディスク210と光ディスクライブラリ装置100とにより階層ストレージを構成している。
カートリッジ150は複数のスロットを備えており、各スロットには1枚ずつ光ディスク50を収納することができる。
ライブラリ制御部130は光ディスクライブラリ装置100の動作を制御する機能を備えており、チェンジャー機構120を動作させて、カートリッジ150から所定の光ディスク50を取り出し、所定の光ドライブ110まで搬送して挿入する。あるいは逆に、所定の光ドライブ110に光ディスク50の排出コマンドを送信するよう光ドライブ制御部に要求し、排出された光ディスク50を、カートリッジ150の所定のスロットに搬送して収納する。
本実施例の光ディスクライブラリ装置100は、ライブラリ制御部130に替わってサーバ200が各光ドライブ110を制御することにより、特にサーバ200が複数の光ディスクライブラリ装置100に接続されている場合にコストの低減が可能であり、さらに、第1実施例と同等の動作が可能である。即ち、データコンペアとデータベリファイを伴う光ディスク50へのデータ記録において、データコンペアまたはデータベリファイで異常を検出した場合であっても、他の光ディスク50にデータを再度記録しなおす必要がなく、処理時間を短縮することが可能となる。
なお、データベリファイ部131や交替処理部132は第1実施例や本実施例に限らず、光ドライブ110に備える構成とすることも可能である。その場合、ライブラリ制御部130やサーバ200の負荷を軽減することが可能である。
図7は本発明の第3の実施例における光ディスク50のレイアウト図である。第1実施例との違いは、ユーザエリアを同一サイズの複数のバンドで構成していることである。末尾のバンドには交替情報ファイルを記録し、それ以外のバンドにはユーザファイルを記録する。また、各バンドは複数のストライプに分割されており、各バンドの末尾のストライプにはパリティデータが記録され、それ以外のストライプにはユーザデータが記録される。パリティデータは同一バンド内の各ストライプのデータの排他的論理和の値であり、データの一部が再生不能な場合には、同一バンド内のその他のストライプのデータに基づいてデータの復元が可能である。本実施例における記録イメージ作成部201は上記のレイアウトに従って記録イメージを作成する。
図8は本実施例における光ドライブ110のブロック図である。第1実施例との違いは、再生エラーデータ復元部24を備えていることである。再生エラーデータ復元部24は、再生エラー発生時にデータの復元のために必要なデータが記録されているアドレスを計算し、また、再生した各ストライプのデータに基づいてデータを復元する機能を有する。また、本実施例における光ドライブ110は交替処理部132を備える。本実施例においては、ドライブメモリ15の容量を鑑みて、ライブラリ制御部130が光ディスク50から再生した交替情報から、異常があるブロック(交替元)のアドレスと、当該ブロックのデータが記録されている交替情報上のブロック(交替先)のアドレスを抽出し、ドライブ110に送信してドライブメモリ15に保存する。交替処理部132は再生アドレスが交替元アドレスと一致した場合には、交替先アドレスを再生する。後述するように、本実施例においてはデータ復元時にストライプ単位で再生を行うため、上記ブロックのサイズはストライプのサイズと一致していることが望ましい。
図9は本実施例における光ディスク50からデータを再生する処理のフローチャートである。
第1実施例と同様に、サーバ200からの指示で光ディスクライブラリ装置100は光ディスク50を光ドライブ110に搬送し、光ディスク50からファイルシステムを取得しているものとする。
S51において、データベース204の光ディスク情報を参照し、あるいは、カートリッジメモリ151の光ディスク情報を参照し、再生するファイルが記録されている光ディスク50の交替情報の有無を確認する。
交替情報が有る場合には、S52において、光ディスク50から交替情報を再生する。上記したように、再生した交替情報から、異常があるブロック(交替元)のアドレスと、当該ブロックのデータが記録されている交替情報上のブロック(交替先)のアドレスを抽出し、ドライブメモリ15に保存する。
S53において、再生指示のあったファイルの再生アドレスをファイルシステムに基づいて特定し、交替処理部132はドライブメモリ15の交替元アドレスと比較する。
特定した再生アドレスと一致すると、S57において、光ディスク50の交替先アドレスにアクセスしてデータを再生する。
一方、一致しない場合には、S55において、光ディスク50の再生アドレスにアクセスしてデータを再生する。
S55またはS57で再生エラーが発生すると、S58において、データの復元のために必要なデータが記録されているアドレスを計算し、各アドレスにアクセスして再生した各ストライプのデータに基づいて再生エラーが発生したデータを復元する。なお、各アドレスにアクセスする際にも、交替元アドレスと比較を行って、一致する場合には交替先のアドレスにアクセスしてデータを再生する。
S56においてデータをサーバ200に送信し、再生指示のあったファイルを全て再生するまでS53から処理を繰り返す。
以上述べたように、本実施例によればパリティデータを利用したデータ復元機能と交替処理を併用することが可能となり、データ再生可能性を高めることができる。また、複数のストライプにアクセスするため処理時間のかかる再生エラーデータ復元処理に先立って交替処理を行うことにより、再生エラー発生時の再生時間を短縮することができる。
なお、本実施例においては光ドライブ110において交替処理を行うので、光ディスク50のディスク管理エリアにディスク管理情報として交替元と交替先の情報を記録しておき、光ディスク50が光ドライブ110に装着された際にディスク管理情報を読み出してドライブメモリ15に保存するように構成してもよい。その場合、ライブラリ制御部130がドライブメモリ15に交替情報を保存するためのインタフェースが不要となる。
図10は本発明の第4の実施例における光ディスク50からデータを再生する処理のフローチャートである。第1実施例との違いは、交替処理を行う契機である。第1実施例では交替情報に再生アドレスが登録されている場合には光ディスク50の再生アドレスにアクセスすることなく交替情報から再生データを取得するのに対し、本実施例では再生アドレスにアクセスして再生エラーが発生すると交替情報から再生データを取得する。即ち、本実施例では再生エラーが発生した場合のリトライ処理に交替情報を利用する。
第1実施例と同様に、サーバ200からの指示で光ディスクライブラリ装置100は光ディスク50を光ドライブ110に搬送し、光ディスク50からファイルシステムを取得しているものとする。
まず、S51において、データベース204の光ディスク情報を参照し、再生するファイルが記録されている光ディスク50の交替情報の有無を確認する。
S55において、再生指示のあったファイルの再生アドレスをファイルシステムに基づいて特定し、光ディスク50の再生アドレスにアクセスしてデータを再生する。正常に再生できれば、S56において、再生したデータをサーバ200に送信し、再生指示のあったファイルを全て再生するまでS55から処理を繰り返す。
一方、再生エラーが発生すると、光ディスク50の交替情報がない場合には、S58において再生エラーをサーバ200に通知して再生処理を終了し、光ディスク50の交替情報がある場合には、S52において、光ディスク50から交替情報を再生する。なお、交替情報は再生エラーが発生するたびに再生する必要はなく、既に交替情報を再生済みであれば、このステップを省略することができる。
交替処理部132は再生アドレスと交替情報に登録されている異常が発生したブロックのアドレス情報と比較し、一致しない場合には、S58において再生エラーをサーバ200に通知して再生処理を終了する。
一方、特定した再生アドレスと一致すると、S54において、交替情報に登録されている当該ブロックのデータを再生データとして取得する。S56においてデータをサーバ200に送信し、再生指示のあったファイルを全て再生するまでS53から処理を繰り返す。
本実施例においては再生エラー発生時のリトライ処理に交替情報を利用するため、交替情報として予備データを保存することができる。予備データの一例として、記録直後は再生可能だが通常のデータより品質が劣るために長期保存後に再生困難となる可能性のあるデータ、がある。第1実施例において、記録処理におけるデータコンペア処理またはデータベリファイ処理で異常を検出した際に交替情報を作成する例を示したが、データベリファイの異常判定の閾値を緩和することで上記予備データの交替情報を作成することが可能である。また、重要度の高いデータを予備データとすることも可能である。
第1実施例において、光ディスク50に記録した交替情報に異常が検出されると、交替情報をデータベース204に登録しておくことを説明した。ところが、本発明の光ディスクライブラリ装置100はカートリッジ150が着脱可能であり、取り外したカートリッジ150は他のデータストレージシステムの光ディスクライブラリ装置に装着が可能である。新たにカートリッジ150が装着されたデータストレージシステムは、交替情報に異常があった光ディスク50の交替情報を再生することができないという問題がある。
そこで、本発明の第5の実施例として、交替情報ディスクを作成する方法を説明する。交替情報ディスクはカートリッジ150を光ディスクライブラリ装置100から取り外す処理の中で作成される。
図11は交替情報ディスク作成処理のフローチャートである。
S28において、交替情報処理部203はカートリッジ150に収納されている全ての光ディスク50の交替情報をデータベース204から抽出する。
S29において、記録イメージ作成部201は抽出した交替情報を交替情報ディスクに記録するための交替情報の記録イメージを作成する。
S30において、光ドライブ110で交替情報ディスクに交替情報の記録イメージを記録する。交替情報ディスクはカートリッジ150に収納される複数の光ディスク50のうちの1枚である。カートリッジを取り外す時点で未記録の光ディスク50を交替情報ディスクに割り当てても良いが、少なくとも1枚の未記録の光ディスク50を残しておくために予め所定の光ディスク50を交替情報ディスクに割り当てておくことが望ましい。ただし専用である必要はなく、交替情報ディスクに交替情報以外の情報を記録して他の目的と兼用してもよい。
S31において、交替情報ディスクに記録した交替情報に対してデータコンペア処理およびデータベリファイ処理を実施する。
なお、S29、S30およびS31の詳細な処理は実施例1に準じて実施される。
以上述べたように、本実施例によれば、交替情報に異常があった光ディスク50の交替情報を交替情報ディスクから再生し、新たにカートリッジ150が装着されたデータストレージシステムにおいても、実施例1で説明した再生処理を実施することが可能となる。
なお、交替情報に異常があった光ディスク50の交替情報は、交替情報ディスクに限らず、カートリッジメモリ151に記録することも可能である。
本実施例の変形として、全ての記録済みの光ディスク50の交替情報をデータベース204またはハードディスク201に保存しておき、カートリッジ150を光ディスクライブラリ装置100から取り外す処理において、カートリッジ150に収納されている光ディスク50の全ての交替情報を交替情報ディスクまたはカートリッジメモリ151に記録する、という構成がある。この場合には、光ディスク50に必ずしも交替情報を記録しておく必要がなく、光ディスク50のユーザエリアに交替情報を記録せずユーザファイルを記録することが可能である。
本発明の第6の実施例として、交替情報に異常があった光ディスク50の交替情報を他の光ディスク50に記録する方法を説明する。図12は第6実施例における光ディスク50にデータを記録する処理のフローチャートである。フローの前半部、即ち、光ディスク50にユーザファイルの記録イメージを記録してデータコンペア処理およびデータベリファイ処理を実施するフローについては、第1実施例における記録方法と概ね同様であり説明を省略する。
S26の分岐処理において、データコンペア処理およびデータベリファイ処理のいずれでも異常が検出されなかった場合には、交替情報ファイルを記録せず、光ディスク50を追記可能な状態としたままとし、S26においてデータベース204とカートリッジメモリ151の光ディスク情報を更新し、記録処理を終了する。
一方、異常を検出した場合は、まずは第1実施例と同様の処理を行う。即ち、交替情報の記録イメージを作成して光ディスク50に記録し、光ディスク50のファイナライズ処理を行った後、交替情報を再生してデータコンペア処理およびデータベリファイ処理を実施する。
交替情報に対するデータコンペア処理またはデータベリファイ処理で異常を検出した場合は、S26において、データベース204を参照してユーザファイルが記録されていて交替情報が記録されていない光ディスク50を検出する。複数検出された場合には、記録中の光ディスク50の収納位置と近い順に、あるいは光ディスク50に記録したユーザデータと関連性の高い順に、あるいは光ドライブに近い順に、選択する。ユーザデータの再生時に2枚の光ディスクを再生する必要があるが、このように選択することで効率的に2枚の光ディスクを再生可能となる。また、異常を検出した光ディスク50は光ドライブ110から搬出してカートリッジ150に戻す。
S27において、検出した光ディスク50を光ドライブ110に搬送する。
そして新たに光ドライブ110に装着した光ディスク50に対して、交替情報の記録処理を実施する。以下、交替情報が正常に記録されるまで光ディスク50を交換して交替情報を記録する処理を繰り返す。交替情報が正常に記録されると、S26においてデータベース204とカートリッジメモリ151の光ディスク情報を更新し、記録処理を終了する。
即ち、本実施例においては、光ディスク50の交替情報を異なる光ディスク50に記録することで、交替情報ディスクを備えることなく、新たにカートリッジ150が装着されたデータストレージシステムにおいても、実施例1で説明した再生処理を実施することが可能となる。
なお、本実施例においては、交替情報として交替元のディスク50を特定する情報を含むように構成する。
また、光ディスク50に記録するメタデータに交替情報を含まないように構成する。そのため、ファイルシステムを利用して交替情報を読み出すことはできず、交替情報を記録するアドレスを予め所定の固定値とし、再生時には固定のアドレスにアクセスしで交替情報を取得する。
また、カートリッジを取り外す際に、ユーザファイルが記録されて交替情報が記録されていない追記可能な光ディスク50のファイナライズ処理を実施することが望ましい。
本発明の第7の実施例として、特に記録原理にホログラフィを利用したホログラム媒体401を光ディスク50として用い、ホログラムドライブ400を光ドライブ110として用いる構成について説明する。
図13は第7実施例におけるホログラムドライブのブロック図である。
ホログラムドライブ400は、入出力制御回路490を介してドライブインタフェース140およびライブラリ制御部130と接続されてデータおよびコマンドの送受信を行う。
ホログラムドライブ400は、ピックアップ411、再生用参照光光学系412、キュア光学系413、ディスク回転角度検出用光学系414、及び回転モータ450を備えており、ホログラム媒体401は回転モータ450によって回転可能な構成となっている。
ピックアップ411は、参照光と信号光をホログラム媒体401に照射してホログラフィを利用してデジタル情報を記録媒体に記録する役割を果たす。この際、記録する情報信号はコントローラ489によって信号生成回路486を介してピックアップ411内の空間光変調器に送られ、信号光は空間光変調器によって変調される。
ホログラム媒体401に記録した情報を再生する場合は、ピックアップ411から出射された参照光を記録時とは逆の向きにホログラム媒体に入射させる光波を再生用参照光光学系412にて生成する。再生用参照光によって再生される再生光をピックアップ411内の後述する光検出器によって検出し、信号処理回路485によって信号を再生する。
ホログラム媒体401に照射する参照光と信号光の照射時間は、ピックアップ411内のシャッタの開閉時間をコントローラ489によってシャッタ制御回路487を介して制御することで調整する。
キュア光学系413は、ホログラム媒体401のプリキュアおよびポストキュアに用いる光ビームを生成する役割を果たす。プリキュアとは、ホログラム媒体401内の所望の位置に情報を記録する際、所望位置に参照光と信号光を照射する前に予め所定の光ビームを照射する前工程である。ポストキュアとは、ホログラム媒体401内の所望の位置に情報を記録した後、該所望の位置に追記不可能とするために所定の光ビームを照射する後工程である。
ディスク回転角度検出用光学系414は、ホログラム媒体401の回転角度を検出するために用いられる。ホログラム媒体401を所定の回転角度に調整する場合は、ディスク回転角度検出用光学系414によって回転角度に応じた信号を検出し、検出された信号を用いてコントローラ489によってディスク回転モータ制御回路488を介してホログラム媒体401の回転角度を制御する事が出来る。
光源駆動回路482からは所定の光源駆動電流がピックアップ411、キュア光学系413、ディスク回転角度検出用光学系414内の光源に供給され、各々の光源からは所定の光量で光ビームを発光することができる。
また、ピックアップ411、そして、ディスクキュア光学系413は、ホログラム媒体401の半径方向に位置をスライドできる機構が設けられており、アクセス制御回路481を介して位置制御がおこなわれる。
ところで、ホログラフィの角度多重の原理を利用した記録技術は、参照光角度のずれに対する許容誤差が極めて小さくなる傾向がある。
従って、ピックアップ411内に、参照光角度のずれ量を検出する機構を設けて、サーボ信号生成回路83にてサーボ制御用の信号を生成し、サーボ制御回路484を介して該ずれ量を補正するためのサーボ機構をホログラムドライブ400内に備えることが必要となる。
また、ピックアップ411、キュア光学系413、ディスク回転角度検出用光学系414は、いくつかの光学系構成または全ての光学系構成をひとつに纏めて簡素化しても構わない。
図14は第7実施例におけるホログラム媒体401にデータを記録する処理のフローチャートである。
S11において、ハードディスク210に保存されているユーザファイルをホログラム媒体401に移行するために、記録イメージ作成部201はホログラム媒体401に記録するデータの記録イメージを作成する。
S40において、データを記録する前処理としてホログラム媒体401の所定の領域に前述のプリキュア処理を実施する。
S41において、サーバ200が光ディスクライブラリ装置100にユーザファイルの記録イメージをホログラム媒体401に記録するよう指示すると、ライブラリ制御部130はホログラム媒体401を所定のホログラムドライブ400に搬送し、ホログラムドライブ400に記録コマンドを連続発行してユーザファイルの記録イメージをホログラム媒体401に記録する。
S42において、ホログラム媒体401の、データを記録した領域に前述のポストキュア処理を実施する。
S43において、ホログラム媒体401から所定のブロック単位で記録したデータを読み出して第1実施例と同様にデータコンペア処理とデータベリファイ処理を実施する。
データベリファイ処理とデータベリファイ処理のいずれかで異常が発生した場合、S17において、交替情報処理部203は交替情報を生成する。
S43以降の処理を、全てのブロックに対してデータベリファイ処理とデータコンペア処理が完了するまで繰り返す。
S19において、記録イメージ作成部201はS17で生成した交替情報をホログラム媒体401に記録するための記録イメージを生成する。
再び、S40において、データを記録する前処理としてホログラム媒体401の所定の領域に前述のプリキュア処理を実施する。
S44において、交替情報の記録イメージをホログラム媒体401に記録する。また、S45においてホログラム媒体401に所定の管理情報を記録するなどのファイナライズ処理を行う。
S42において、ホログラム媒体401の、データを記録した領域に前述のポストキュア処理を実施する。
S46において、S43と同様にホログラム媒体401から所定のブロック単位で記録したデータを読み出してデータコンペア処理とデータベリファイ処理を実施する。
S46において異常が検出された場合には、S17において交替情報を生成する。
全てのブロックに対してデータベリファイ処理とデータコンペア処理が完了すると、S24において交替情報をデータベース204に記録する。あるいはハードディスク201に交替情報ファイルとして保存する。
S25において、データベース204およびカートリッジメモリ151のホログラム媒体情報における、記録処理を実施したホログラム媒体401の交替情報の有無に関する情報を更新し、記録処理を終了する。
以上述べたように、本実施例によれば、データコンペアとデータベリファイを伴うホログラム媒体401へのデータ記録において、データコンペアまたはデータベリファイで異常を検出した場合であっても、他のホログラム媒体401にデータを再度記録しなおす必要がなく、処理時間を短縮することが可能となる。また、異常を検出したホログラム媒体401を廃棄せずに有効利用することができるので、カートリッジの実効的な容量減少とそれに伴う容量当たりのコストアップを抑制することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであって、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成は、それらの一部又は全部が、ハードウェアで構成されても、プロセッサでプログラムが実行されることにより実現されるように構成されてもよい。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
22・・・品質情報取得部、50・・・光ディスク、100・・・光ディスクライブラリ装置、110・・・光ドライブ、120・・・チェンジャー機構、130・・・ライブラリ制御部、131・・・データベリファイ部、141・・・ホストインタフェース、150・・・カートリッジ、200・・・サーバ、201・・・記録イメージ作成部、202・・・データコンペア部、203・・・交替情報処理部、

Claims (20)

  1. 光ディスクと、前記光ディスクに情報の記録再生を行う光ディスクライブラリ装置と、前記光ディスクライブラリ装置を制御する制御装置を用いたストレージシステムの光ディスク記録再生方法であって、
    ユーザデータに基づいて第1の情報を生成し、
    前記光ディスクに前記第1の情報を記録し、
    前記第1の情報を前記光ディスクから再生して、
    前記第1の情報に関して前記光ディスクに記録する情報と前記光ディスクから再生した情報を前記制御装置で比較し、
    前記比較の結果、前記光ディスクに記録する情報と前記光ディスクから再生した情報が一致しない場合、
    一致しない情報が記録されている前記光ディスク上の位置を特定するアドレス情報と、前記一致しない情報に対応する正しい情報と、に基づいて第2の情報を生成し、
    前記光ディスクに前記第2の情報を記録するよう制御する、ことを特徴とする光ディスク記録再生方法。
  2. 請求項1に記載の光ディスク記録再生方法であって、
    前記再生した前記第1の情報に関する信号品質を評価し、
    前記第1の情報に関して前記光ディスクに記録する情報と前記光ディスクから再生した情報を比較し、
    前記評価の結果エラーが通知された場合または前記比較の結果前記光ディスクに記録する情報と前記光ディスクから再生した情報が一致しない場合、
    前記エラーが通知された情報または前記一致しない情報が記録されている前記光ディスク上の位置を特定するアドレス情報と、前記エラーが通知されたまたは前記一致しない情報に対応する正しい情報と、に基づいて第2の情報を生成し、
    前記光ディスクに前記第2の情報を記録するよう制御する、ことを特徴とする光ディスク記録再生方法。
  3. 請求項2に記載の光ディスク記録再生方法であって、
    前記光ディスクは、ファイル管理情報と、ユーザファイルと、を記録するユーザ領域を備え、
    前記第1の情報は前記ユーザ領域の先頭部から記録し、
    前記第2の情報は前記ユーザ領域の所定の領域に記録し、
    前記第1の情報は前記ファイル管理情報と前記ユーザファイルとを含む情報であり、
    前記ファイル管理情報は前記第2の情報を管理する情報を含む、ことを特徴とする光ディスク記録再生方法。
  4. 請求項2または3に記載の記載の光ディスク記録再生方法であって、
    前記光ディスクに記録した前記第2の情報を前記光ディスクから再生して
    前記第2の情報に関する信号品質を評価し、
    前記第2の情報に関して前記光ディスクに記録する情報と前記光ディスクから再生した情報を比較する、ことを特徴とする記載の光ディスク記録再生方法。
  5. 請求項2に記載の光ディスク記録再生方法であって、
    複数の前記光ディスクを光ディスク収納部に収納し、
    前記光ディスク収納部は収納された複数の前記光ディスクの情報を持つ収納記録部を有し、
    前記収納記録部の前記光ディスク情報について、前記第二の情報の有無に関する情報を更新する、ことを特徴とする光ディスク記録再生方法。
  6. 請求項2に記載の光ディスク記録再生方法であって、
    前記光ディスクは、前記第1の情報及び前記第2の情報を記録するユーザ領域を備え、
    前記第1の情報にはファイル情報とパリティ情報が含まれ、
    前記光ディスクから前記第1の情報および前記第2の情報を再生した後、前記第1の情報に含まれるファイル情報に再生エラーが発生した場合、前記第2の情報に含まれる前記正しい情報と前記第1の情報に含まれるファイル情報及びパリティ情報とに基づいて、再生エラーが発生した前記ファイル情報を復元する、ことを特徴とする光ディスク記録再生方法。
  7. 請求項4に記載の光ディスク記録再生方法であって、
    前記ストレージシステムは、複数の前記光ディスクを収納する光ディスク収納部と、前記光ディスクに情報を記録再生する光ディスク記録再生部と、を備える光ディスクライブラリ装置を備え、
    前記光ディスク収納部は前記光ディスクライブラリ装置から着脱可能であって、
    前記光ディスク収納部が前記光ディスクライブラリ装置より外れる際に
    前記光ディスク収納部に収納された全ての記録済みの前記光ディスクの各前記第2の情報が前記光ディスク収納部に収納された前記光ディスクのいずれかに記録されているようにする、ことを特徴とする光ディスク記録再生方法。
  8. 光ディスクを用いたデータストレージシステムであって、
    前記光ディスクと、前記光ディスクに情報を記録再生する光ディスク記録再生部と、を備える光ディスクライブラリ装置と、前記光ディスクライブラリ装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記光ディスクのユーザ領域に記録する情報を生成する記録イメージ作成部と、
    前記記録イメージ作成部が生成した情報と前記光ディスクから再生した情報を比較する比較部と、
    前記比較部が前記光ディスクに記録する情報と前記光ディスクから再生した情報が一致しないことを検出した場合、
    少なくとも、一致しない情報が記録されている前記光ディスク上の位置を特定するアドレス情報と、前記一致しない情報に対応する正しい情報と、を保持する交替情報処理部と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記記録イメージ作成部でユーザデータに基づいて第1の情報を生成し、
    前記光ディスク記録再生部が、
    前記光ディスクに前記第1の情報を記録し、
    前記第1の情報を前記光ディスクから再生して、前記第1の情報を前記比較部に送信するように制御し、
    前記比較部で前記第1の情報に関して比較し、
    前記比較の結果前記光ディスクに記録する情報と前記光ディスクから再生した情報が一致しない場合、
    前記交替情報処理部で保持した少なくとも前記アドレス情報と前記正しい情報とに基づいて前記記録イメージ作成部で第2の情報を生成し、
    前記光ディスク記録再生部が
    前記光ディスクに前記第2の情報を記録するように制御する、ことを特徴とするデータストレージシステム。
  9. 請求項8に記載のデータストレージシステムであって、
    前記光ディスク記録再生部は、
    前記光ディスクに記録された情報を再生して信号品質を取得する信号品質取得部を備え、
    前記光ディスクライブラリ装置または前記制御装置のいずれか一方は、
    前記信号品質を評価する信号品質評価部を備え、
    前記制御装置は、
    前記評価の結果前記制御装置にエラーが通知された場合または前記比較の結果前記光ディスクに記録する情報と前記光ディスクから再生した情報が一致しない場合、
    少なくとも、前記エラーが通知された情報または前記一致しない情報が記録されている前記光ディスク上の位置を特定するアドレス情報と、前記エラーが通知された情報または前記一致しない情報に対応する正しい情報と、を保持する交替情報処理部と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記記録イメージ作成部でユーザデータに基づいて第1の情報を生成し、
    前記再生を行い、前記信号品質を前記信号品質評価部に送信し、前記第1の情報を前記比較部に送信するように制御し、
    前記信号品質評価部により信号品質評価を評価し、
    前記評価の結果前記制御装置にエラーが通知された場合または前記比較の結果前記光ディスクに記録する情報と前記光ディスクから再生した情報が一致しない場合、
    前記交替情報処理部で保持した少なくとも前記エラーが通知された情報または前記一致しない情報が記録されている前記光ディスク上の位置を特定するアドレス情報と、前記エラーが通知された情報または前記一致しない情報に対応する正しい情報と、に基づいて前記記録イメージ作成部で第2の情報を生成し、
    前記光ディスク記録再生部が
    前記光ディスクに前記第2の情報を記録するように制御する、ことを特徴とするデータストレージシステム。
  10. 請求項9に記載のデータストレージシステムであって、
    前記光ディスクは、ファイル管理情報と、ユーザファイルと、を記録するユーザ領域を備え、
    前記光ディスク記録再生部は、
    前記第1の情報を前記ユーザ領域の先頭部から記録し、
    前記第2の情報を前記ユーザ領域の所定の領域に記録し、
    前記第1の情報は前記ファイル管理情報と前記ユーザファイルとを含む情報であり、
    前記ファイル管理情報は前記第2の情報を管理する情報を含む、ことを特徴とするデータストレージシステム。
  11. 請求項9または10に記載のデータストレージシステムであって、
    前記制御装置は、
    前記光ディスク記録再生部が
    前記光ディスクに記録した前記第2の情報を前記光ディスクから再生して、前記信号品質を前記信号品質評価部に送信し、前記第2の情報を前記比較部に送信するように制御し、
    前記信号品質評価部により前記信号品質を評価し、
    前記比較部で前記第2の情報に関して比較するように制御する、ことを特徴とするデータストレージシステム。
  12. 請求項9に記載のデータストレージシステムであって、
    複数の前記光ディスクを収納する光ディスク収納部と、
    前記光ディスク収納部は収納された複数の前記光ディスクの情報を持つ収納記録部を備え、
    前記制御装置は、前記収納記録部の光ディスク情報について、前記第二の情報の有無に関する情報を更新する、ことを特徴とするデータストレージシステム。
  13. 請求項9に記載のデータストレージシステムであって、
    前記光ディスクは、前記第1の情報及び前記第2の情報を記録するユーザ領域を備え、
    前記ユーザ領域は一意のアドレスが与えられた複数のブロックに分割されており、
    前記第1の情報にはファイル情報とパリティ情報が含まれ、
    前記制御装置は、前記光ディスクから前記第1の情報および第2の情報を再生した後、前記第1の情報に含まれるファイル情報に再生エラーが発生した場合、前記第2の情報に含まれる前記正しい情報と前記第1の情報に含まれるファイル情報及びパリティ情報とに基づいて、再生エラーが発生した前記ファイル情報を復元するよう制御する、ことを特徴とするデータストレージシステム。
  14. 請求項9に記載のデータストレージシステムであって、
    前記光ディスクは前記光ディスクライブラリ装置から着脱可能な光ディスク収納部に収納され、
    前記制御装置は
    前記光ディスク収納部が前記光ディスクライブラリ装置より外れる際に
    前記光ディスク収納部に収納された全ての記録済みの前記光ディスクの各前記第2の情報が、
    前記光ディスク収納部に収納された前記光ディスクのいずれかに記録されるように制御する、ことを特徴とするデータストレージシステム。
  15. 情報を記録する光ディスクであって、
    前記光ディスクは、ファイル管理情報と、ユーザファイルと、を記録するユーザ領域を備え、
    前記ユーザ領域は一意のアドレスが与えられた複数のブロックに分割されており、
    前記ユーザ領域の所定の領域に、
    前記ファイル管理情報または前記ユーザファイルが記録されている所定の前記ブロックの前記アドレスと、前記ブロックに記録されるデータと、を含む交替情報ファイルが記録され、
    前記ファイル管理情報は前記交替情報ファイルに関する情報を含む、ことを特徴とする光ディスク。
  16. 請求項15に記載の光ディスクであって、
    前記所定の領域は、少なくともユーザ領域の末尾部を含む、ことを特徴とする光ディスク。
  17. 情報記録媒体として光ディスクを用いる光ディスクライブラリ装置であって、
    複数の前記光ディスクを収納する光ディスク収納部と、
    前記光ディスクに情報を記録再生する光ディスク記録再生部と、
    前記光ディスクを前記光ディスク収納部と前記光ディスク記録再生部との間で搬送する搬送部と、
    前記搬送部と前記光ディスク記録再生部を制御するライブラリ制御部と、
    上位装置と通信を行い、前記ライブラリ装置から情報の受信または前記ライブラリ装置へ情報の送信を行うインタフェースと、を備え、
    前記ライブラリ制御部は、
    前記上位装置からユーザデータに基づいて生成された第1の情報を受信し、
    前記光ディスク記録再生部が
    前記光ディスクに前記第1の情報を記録し、
    前記第1の情報を前記光ディスクから再生するよう制御し、
    前記光ディスクから再生した第1の情報を前記インタフェースを介して前記上位装置に送信し、
    前記再生した第1の情報に関して、少なくとも前記光ディスクに記録する情報と一致しない前記光ディスクから再生した第一の情報が記録されている前記光ディスク上の位置を特定するアドレス情報と、前記一致しない情報に対応する正しい情報と、に基づいて生成された第2の情報を上位装置から前記インタフェースを介して受信し、
    前記光ディスク記録再生部が前記光ディスクに前記第2の情報を記録する、ように制御することを特徴とする光ディスクライブラリ装置。
  18. 請求項17に記載の光ディスクライブラリ装置であって、
    前記信号品質を評価する信号品質評価部を備え、
    前記光ディスク記録再生部は、
    前記光ディスクに記録された情報を再生して信号品質を取得する信号品質取得部を備え、
    前記ライブラリ制御部は、
    上位装置からユーザデータに基づいて生成された第1の情報を受信し、
    前記光ディスク記録再生部が
    前記光ディスクに前記第1の情報を記録し、
    前記第1の情報を前記光ディスクから再生するよう制御し、前記信号品質を前記信号品質評価部に送信し、
    前記信号品質評価部により信号品質評価を評価し、
    前記光ディスクから再生した第1の情報と、前記信号品質または前記信号品質の評価結果と、を前記インタフェースを介して前記上位装置に送信し、
    前記再生した第1の情報に関して、少なくとも、前記評価の結果エラーが前記上位装置に通知された情報または前記光ディスクに記録する情報と一致しない前記光ディスクから再生した情報、が記録されている前記光ディスク上の位置を特定するアドレス情報と、前記エラーが通知された情報または前記一致しない情報に対応する正しい情報と、に基づいて生成された第2の情報を前記インタフェースを介して前記上位装置から受信し、
    前記光ディスク記録再生部が前記光ディスクに前記第2の情報を記録する、ように制御することを特徴とする光ディスクライブラリ装置。
  19. 請求項18に記載の光ディスクライブラリ装置であって、
    複数の前記光ディスクを収納する光ディスク収納部を備え、
    前記光ディスク収納部は収納された複数の前記光ディスクの情報を持つ収納記録部を備え、
    前記ライブラリ制御部は、
    前記上位装置からの指示により、前記収納記録部の光ディスク情報について、前記第二の情報の有無に関する情報を更新するよう制御する、ことを特徴とする光ディスクライブラリ装置。
  20. 請求項18に記載の光ディスクライブラリ装置であって、
    前記前記光ディスク記録再生部は情報の復元を行う再生エラー情報復元部を備え、
    前記光ディスクは、前記第1の情報及び前記第2の情報を記録するユーザ領域を備え、
    前記第1の情報にはファイル情報とパリティ情報が含まれ、
    前記ライブラリ制御部は、
    前記光ディスク記録再生部が前記光ディスクから前記第1の情報および前記第2の情報を再生するよう制御し、
    前記再生エラー情報復元部が前記第2の情報に含まれる前記正しい情報と前記第1の情報に含まれるファイル情報及びパリティ情報とに基づいて、再生エラーが発生した前記ファイル情報を復元するよう制御する、ことを特徴とする光ディスク記録再生方法。
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