JP2014203308A - 図書管理システム、図書管理方法及び図書管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】任意の図書に変更が発生したときに、関連する図書を明確にする図書管理技術を提供する。【解決手段】図書管理システム10は、複数の文章データで構成され図書IDにより互いに識別される図書データを保存する図書保存部11と、図書IDを用いて少なくとも二つの図書データが選択されこれら図書データについて相互に関連付けられた文章データに基づきハッシュ値を生成するハッシュ値生成部13と、関連付けられた文章データの文章ID及び生成されたハッシュ値を関連付け情報として登録保存する関連付け情報保存部14と、任意に選択された図書IDに関する関連づけ情報を抽出する抽出部15と、抽出した関連づけ情報に登録された二つの文章IDのそれぞれに対応する文章データに基づきハッシュ値を生成する検査ハッシュ値生成部と、この作成されたハッシュ値と登録されているハッシュ値とを比較して差異を検出する差異検出部17と、を備える。【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、図書管理技術に関する。
一般的に、システム開発の過程において、システムの構成・仕様等の基本的な要件を記載した仕様書、仕様等の基本的な要件を具体化・詳細化した設計書、あるいはエンドユーザのために記載された説明書等、様々な図書が作成される。ここでは、仕様書、設計書及び説明書等の文書全般を「図書」と総称する。
そして、システムに係る図書の体系上での上流図書(例えば、仕様書)に構成・仕様等の基本的な要件が記載され、これらの要件・定義を引き継いで設計書等の下流図書が作成されていくため、これらの図書は相互に関連性を有している。
このため、上流図書に記載された仕様等の要件が変更された場合、それに伴って下流図書に記載されている要件を同じように変更する必要が生じる。したがって、上流図書での要件の変更が適切に下流図書に引き継がれるように管理する必要がある。
また、システムに係る図書の体系が、大規模になるにしたがって、大量の図書を対象に変更管理を実施する必要がある。このため、新旧の図書を全て保持して管理を行った場合では、多くの保管容量が必要となる。したがって、少ない情報量で漏れなく変更管理する方法が求められる。
従来から、文書・ソフトウェア等の修正、変更を管理する様々技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
従来から、文書・ソフトウェア等の修正、変更を管理する様々技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
ソフトウェアを対象とした特許文献1の技術は、ファイルの変更前後のハッシュ値を比較することにより、ファイルの改竄を検知するものである。
この技術は、単一のファイルについて少ない情報量で変更の有無や変更履歴を確認できるものの、変更があった際に、当該変更が他のどのファイルと関連するものであるかは明確ではない。したがって、関連性のあるファイルの修正、変更することが容易でないという課題がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、複数の図書のうち任意の図書に変更が発生したときに、関連する図書を明確にすることができる図書管理技術を提供することを目的とする。
本実施形態の図書管理システムは、文章IDがそれぞれに付された複数の文章データで構成されるとともに図書IDにより互いに識別される図書データを保存する図書保存部と、前記図書IDを用いて少なくとも二つの前記図書データが選択され、これら図書データについて相互に関連付けられた前記文章データに基づきハッシュ値を生成するハッシュ値生成部と、相互に関連付けられた前記文章データそれぞれの前記文章ID、生成された前記ハッシュ値及び図書IDを関連付け情報として登録保存する関連付け情報保存部と、同じ前記図書IDの前記図書データの変更を上書き保存させる上書き部と、任意に選択された前記図書IDに関する前記関連づけ情報を抽出する抽出部と、抽出した前記関連づけ情報に登録された二つの前記文章IDのそれぞれに対応する文章データに基づきハッシュ値を生成する検査ハッシュ値生成部と、前記検査ハッシュ値生成部で作成されたハッシュ値と前記関連付け情報保存部で登録されているハッシュ値とを比較して差異を検出する差異検出部と、を備えることを特徴とする。
本発明により、複数の図書のうち任意の図書に変更が発生したときに、関連する図書を明確にすることができる図書管理システム、図書管理方法及び図書管理プログラムが提供される。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
図1に示す本発明の第一実施形態に係る図書管理システム10(以下、単に「システム10」とする)は、文章IDがそれぞれに付された複数の文章データで構成されるとともに図書IDにより互いに識別される図書データを保存する図書保存部11と、図書IDを用いて少なくとも二つの図書データが選択され、これら図書データについて相互に関連付けられた文章データに基づきハッシュ値を生成するハッシュ値生成部13と、相互に関連付けられた文章データそれぞれの文章ID、生成されたハッシュ値及び図書IDを関連付け情報として登録保存する関連付け情報保存部14と、同じ図書IDの図書データの変更を上書き保存させる上書き部18と、任意に選択された図書IDに関する関連づけ情報を抽出する抽出部15と、抽出した関連づけ情報に登録された二つの文章IDのそれぞれに対応する文章データに基づきハッシュ値を生成する検査ハッシュ値生成部16と、検査ハッシュ値生成部で作成されたハッシュ値と関連付け情報保存部で登録されているハッシュ値とを比較して差異を検出する差異検出部17と、を備えることを特徴とする。
(第一実施形態)
図1に示す本発明の第一実施形態に係る図書管理システム10(以下、単に「システム10」とする)は、文章IDがそれぞれに付された複数の文章データで構成されるとともに図書IDにより互いに識別される図書データを保存する図書保存部11と、図書IDを用いて少なくとも二つの図書データが選択され、これら図書データについて相互に関連付けられた文章データに基づきハッシュ値を生成するハッシュ値生成部13と、相互に関連付けられた文章データそれぞれの文章ID、生成されたハッシュ値及び図書IDを関連付け情報として登録保存する関連付け情報保存部14と、同じ図書IDの図書データの変更を上書き保存させる上書き部18と、任意に選択された図書IDに関する関連づけ情報を抽出する抽出部15と、抽出した関連づけ情報に登録された二つの文章IDのそれぞれに対応する文章データに基づきハッシュ値を生成する検査ハッシュ値生成部16と、検査ハッシュ値生成部で作成されたハッシュ値と関連付け情報保存部で登録されているハッシュ値とを比較して差異を検出する差異検出部17と、を備えることを特徴とする。
図書保存部11は、データ化された様々な図書を図書データとして保存する。
図書データは、複数の図書データから相互に識別するための図書ID及び複数の文章データから構成される。それぞれの文章データには、図書の章立てに基づいて文章ID(章立ての番号)が識別子として付されている。
図書データは、複数の図書データから相互に識別するための図書ID及び複数の文章データから構成される。それぞれの文章データには、図書の章立てに基づいて文章ID(章立ての番号)が識別子として付されている。
図書IDは、図書名、図書番号及び改訂番号(Rev.No.)から構成される情報であり、これらの情報のいずれか一つでも異なれば別の図書データとして保存される。
上書き部18は、同一の図書IDを有する図書データを保存する場合に、保存されている図書データに上書きして保存させるものである。したがって、同一の図書IDを有する図書データについて、古い図書データは消滅して新しい図書データのみが図書保存部11に保存される。
関連付け対話部12は、操作部19において選択された少なくとも二つの図書IDを入力する。なお、操作部19では、図書に記載された要件・定義等が関連する上流図書及び下流図書に係る図書IDが選択される。そして、入力された図書IDを用いて図書保存部11に保存されている図書データを抽出して表示する。
関連付け対話部12は、図書管理者あるいはオペレータの操作部19からの操作を介して、上流と下流の関係にある二つの図書データ間において、関連性を有する文章データを章立て単位で相互に関連付けていく。同様に、他の上流と下流の関係にある図書データについても文章データを章立て単位で相互に関連付ける。なお、章ごとの文章データの関連付けは、オペレータが内容を確認して関連付けてもよいし、類似・合致する章の題目、文章データによって自動で関連付けても良い。さらに、上流、下流図書間は1対1で対応させるだけでなく、1対複数、複数対複数の章で関連付けを行ってもよい。
これにより、上流及び下流図書それぞれの「章」に記載されている内容が関連付けられる。
そして、関連付け対話部12は、相互に関連付けられた文章データをハッシュ値生成部13に出力する。
そして、関連付け対話部12は、相互に関連付けられた文章データをハッシュ値生成部13に出力する。
ハッシュ値生成部13は、上流及び下流図書において相互に関連付けられた二つの文章データを用いてハッシュ値を生成する。
具体的には、関連付けられた二つの文章データ、二つの文章データに対応する図書番号及び操作日時をハッシュ関数の入力値としてハッシュ値を算出する。このとき、ハッシュ値の衝突をさけるため、ユニークとなるハッシュ値を算出する必要がある。
具体的には、関連付けられた二つの文章データ、二つの文章データに対応する図書番号及び操作日時をハッシュ関数の入力値としてハッシュ値を算出する。このとき、ハッシュ値の衝突をさけるため、ユニークとなるハッシュ値を算出する必要がある。
ハッシュ値生成部13は、他の関連付けられた文章データについても同様にハッシュ値を生成していく。そして、生成したハッシュ値を関連付け情報保存部14に出力する。
関連付け情報保存部14は、生成されたハッシュ値、上流及び下流図書間において関連付けられた二つの文章データの文章ID、二つの文章データに対応する図書ID及び操作を実行した日時を関連付け情報として登録保存する。
このとき、関連づけられた文章データについては関連付け情報として登録しない。文章データそのものを保存しないことにより情報の容量を少なくすることができる。
そして、関連付けられた文章データごとに関連付け情報を作成して保存する。
そして、関連付けられた文章データごとに関連付け情報を作成して保存する。
また、二つの図書ID(図書名、図書番号、改訂番号)のうちいずれが上流図書または下流図書に関するものであるかを区別して登録する。同様に、二つの文章IDのうちいずれが上流図書または下流図書に関するものであるかを区別して登録する。
図2は、関連付け情報保存部14に保存される1件分の関連付け情報のデータ構成を示している。
関連付け情報には、上流図書及び下流図書それぞれの図書ID(図書名、図書番号、改訂番号)、関連付けられた文章データの文章ID(章立ての番号)、そして関連付け情報を作成した日時及び生成したハッシュ値が登録される。
関連付け情報には、上流図書及び下流図書それぞれの図書ID(図書名、図書番号、改訂番号)、関連付けられた文章データの文章ID(章立ての番号)、そして関連付け情報を作成した日時及び生成したハッシュ値が登録される。
このように、上流及び下流図書の図書ID及び関連付けられた二つの文章データに付された文章IDを登録することにより、どの図書との関係においてどの文章データが関連付けられているかが識別可能となる。
図3は、関連付け情報の作成フローを説明した図である。
上流図書A1の文章データ「2.1章AAA いろはにほへとABC。」と下流図書B1の文章データ「5.2章 BBB あいうえおあいうえおABCあいうえお。」とが関連付けられている。
上流図書A1の文章データ「2.1章AAA いろはにほへとABC。」と下流図書B1の文章データ「5.2章 BBB あいうえおあいうえおABCあいうえお。」とが関連付けられている。
そして、これらの文章を用いてハッシュ値を生成して、関連付けられた文章データの文章ID(章立ての番号)等を登録した関連付け情報を作成する。他の章立の文章データについても同様に関連付けを行い、関連付けた章立てごとに関連付け情報を作成する。
図1に戻って説明を続ける。
抽出部15は、操作部19により任意に選択された図書IDを入力して、この図書IDに関する関連づけ情報を関連付け情報保存部14から抽出する。
関連付け情報に登録されている上流図書の図書ID(図書名、図書番号、改訂番号)が、任意に選択された図書IDと合致する関連付け情報を抽出していく。そして、抽出した関連付け情報の全てを検査ハッシュ値生成部16に出力する。
抽出部15は、操作部19により任意に選択された図書IDを入力して、この図書IDに関する関連づけ情報を関連付け情報保存部14から抽出する。
関連付け情報に登録されている上流図書の図書ID(図書名、図書番号、改訂番号)が、任意に選択された図書IDと合致する関連付け情報を抽出していく。そして、抽出した関連付け情報の全てを検査ハッシュ値生成部16に出力する。
検査ハッシュ値生成部16は、抽出した関連づけ情報に登録された二つの文章IDのそれぞれに対応する文章データに基づきハッシュ値を生成する。
具体的には、関連づけ情報に登録されている上流図書の文章IDを読み取り、この上流図書の文章IDに対応する文章データを図書保存部11から抽出する。
さらに、同じ関連づけ情報に登録されている下流図書の文章IDを読み取り、この下流図書の文章IDに対応する文章データを図書保存部11から抽出する。
さらに、同じ関連づけ情報に登録されている下流図書の文章IDを読み取り、この下流図書の文章IDに対応する文章データを図書保存部11から抽出する。
そして、抽出した二つの文章データを用いてハッシュ値を生成する。ハッシュ値生成部13でハッシュ値を生成した方法と同様、二つの文章データ、二つの文章データに対応する図書番号及び操作日時をハッシュ関数の入力値としてハッシュ値を生成する。
同様の手順により、抽出された他の関連付け情報についてもハッシュ値を生成していく。
同様の手順により、抽出された他の関連付け情報についてもハッシュ値を生成していく。
差異検出部17は、検査ハッシュ値生成部16により生成されたハッシュ値と関連づけ情報に登録されているハッシュ値とを比較して差異を検出する。
比較した結果、同一のハッシュ値である場合は、図書間で相互に関連付けられた文章データに変更は生じていないと判断することができる。
一方、ハッシュ値の差異が検出された場合、図書間で相互に関連付けられた文章データのいずれかに変更が生じていると判断することができる。
一方、ハッシュ値の差異が検出された場合、図書間で相互に関連付けられた文章データのいずれかに変更が生じていると判断することができる。
差異が検出された場合は、関連づけ情報に登録されている上流図書及び下流図書の文章IDを操作部19に出力して、相互に関連付けられた文章データに変更が生じていることを図書管理者に認識させる。同様に、他の関連付け情報についても差異の検出を繰り返す。
したがって、関連付け情報を用いることにより、任意の図書データに変更が発生したときは、その変更を検出できるとともに、変更に関連する図書を明確にすることができる。
さらに、図書内における文章データの変更が、関連する図書内のどの文章データに関連するものであるかも明確となる。
さらに、図書内における文章データの変更が、関連する図書内のどの文章データに関連するものであるかも明確となる。
また、上流図書の変更による下流図書の検出や下流図書のみの変更を章立ての文章単位で漏れなく検出することができるため、図書に記載された仕様等の要件について変更管理が容易となる。
また、図書保存部11に新旧の図書データを同時に保存しないで関連する図書の変更を検出することができるため、少ない情報量で変更管理することができる。
(第二実施形態)
図4は、本発明の第二実施形態に係るシステム10についての構成図を示している。なお、第一実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、重複する動作について説明を省略する。
図4は、本発明の第二実施形態に係るシステム10についての構成図を示している。なお、第一実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、重複する動作について説明を省略する。
第二実施形態における第一実施形態との相違点は、関連付けられた文章データが変更された際に、それぞれの文章データ、文章ID及び図書IDを履歴情報として登録保存する履歴保存部21と、図書IDを用いて、図書データそれぞれについての履歴情報を抽出する履歴抽出部22と、抽出された履歴情報を用いて、図書データそれぞれに属する文章データにおける変更履歴を一覧にした管理シートを作成する管理シート作成部23と、をさらに備える点にある。
ここでは、差異検出部17により、相互に関連付けられた文章データに変更が生じていると判断された場合について検討する。この場合、変更に伴って上流図書または下流図書の文章データを編集する必要が生じる。
図書編集対話部20は、差異が検出された上流図書及び下流図書の文章IDを操作部19から入力する。そして、文章IDに対応する文章データを図書保存部11から抽出して表示する。
図書編集対話部20は、図書管理者の操作部19からの操作を介して、関連付けられた文章データについて、上流図書または下流図書について文章データの編集を行う。
そして、図書編集対話部20は履歴保存部21に、編集した図書ID(図書名、図書番号、改訂番号)、文章ID(章立ての番号)、編集された後の文章データを受け渡す。
そして、図書編集対話部20は履歴保存部21に、編集した図書ID(図書名、図書番号、改訂番号)、文章ID(章立ての番号)、編集された後の文章データを受け渡す。
履歴保存部21は、編集された後の文章データ(章立ての文章)、文章データに対応する文章ID、図書IDを履歴情報として登録保存する。履歴情報は、上流図書及び下流図書をあわせて登録する。なお、登録する文章データは、編集に係る必要な要件部分のみを登録する構成としてもよい。
なお、上流図書及び下流図書の編集が行われたため、再度文章データについて関連付けを行う必要がある。
編集後の文章データを含む図書データを図書保存部11に上書きして保存する。そして、第一実施形態と同様に、上流図書及び下流図書において関連付け操作を行い、再度関連付け情報を作成して関連付け情報保存部14に保存する。このとき、古い関連付け情報は破棄される。
履歴抽出部22は、図書IDを用いて、文章データを介して関連する図書データそれぞれの履歴情報を抽出する。
具体的な方法について説明する。
操作部19を介して最上流の図書番号(または図書名)を入力する。そして、履歴保存部21の履歴情報を照合して、上流図書の図書番号が入力した図書番号と合致する履歴情報を抽出する。
操作部19を介して最上流の図書番号(または図書名)を入力する。そして、履歴保存部21の履歴情報を照合して、上流図書の図書番号が入力した図書番号と合致する履歴情報を抽出する。
さらに、抽出した履歴情報の下流図書の図書番号(または図書名)を上流図書として履歴情報を照合し、上流図書の図書番号がこの図書番号と合致する履歴情報を抽出する。同様の作業を繰り返して、最下流の図書に関する履歴情報まで順次抽出していく。
管理シート作成部23は、抽出された履歴情報に登録された文章データから、各図書データに属する文章データの変更履歴を一覧にした管理シートを作成する。そして、作成した管理シートは操作部19に出力されて表示される。
図5(A)は、履歴保存部21に保存される1件分の履歴情報のデータ構成を示している。
図書名、図書番号、Rev.No.、関連付けられている文章ID(章立ての番号)、編集後のそれぞれの文章データを上流図書と下流図書とをあわせて登録する。
図書名、図書番号、Rev.No.、関連付けられている文章ID(章立ての番号)、編集後のそれぞれの文章データを上流図書と下流図書とをあわせて登録する。
図5(B)は、管理シート作成部23により作成された要件管理シートの一例を示している。
管理シートは、図書名(上流図書A1、下流図書B1〜D1)単位に配置して、それぞれの図書は、文章ID(章立ての番号)の若い順に、Rev.No.、編集後の文章データを表示する。また、図書間で関連付けられている文章データは、同じ行に表示されるように配置する。
管理シートは、図書名(上流図書A1、下流図書B1〜D1)単位に配置して、それぞれの図書は、文章ID(章立ての番号)の若い順に、Rev.No.、編集後の文章データを表示する。また、図書間で関連付けられている文章データは、同じ行に表示されるように配置する。
この管理シートにより、同一の図書内における文章データの変更履歴が確認できることにより、仕様等の要件がどのように置き換わったのかが確認できる。さらに、上流図書において変更された仕様等の要件が、下流図書のどの章にどのように記載されているのかが確認できる。
これにより、システムに係る図書の体系が大規模になった場合においても容易に仕様等の要件の変更経過を把握することができる。
(第三実施形態)
図6は、本発明の第三実施形態に係るシステム10についての構成図を示している。なお、第二実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、重複する動作について説明を省略する。
図6は、本発明の第三実施形態に係るシステム10についての構成図を示している。なお、第二実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、重複する動作について説明を省略する。
第三実施形態における第二実施形態との相違点は、任意の検索キーワードを含む文章データが登録されている履歴情報を検索する履歴検索部25と、検索された履歴情報を用いて、検索キーワードを含む文章データにより関連付けられている図書データの関連構成を一覧にした構成シートを作成する要件検索図書構成部26と、を備える点にある。
履歴検索部25は、図書に記載された仕様・定義等の要件を検索キーワードとして検索要件入力部24から入力して、履歴保存部21に保存された履歴情報の上流または下流図書の文章データを検索する。そして、上流または下流図書の文章データ内でキーワードを含む履歴情報を検出する。
要件検索図書構成部26は、検索された履歴情報を用いて、検索キーワードを含む文章データにより関連付けられている図書データの関連構成を一覧にした構成シートを作成する。
要件検索図書構成部26は、履歴検索部25により検出された履歴情報を入力する。そして、この履歴情報に上流図書として登録されている図書を下流図書とする履歴情報を履歴保存部21から検出する。
さらに、下流図書として登録されている図書を上流図書とする履歴情報を履歴保存部21から検出する。
このように検出した3件の履歴情報をもとに、最上流の図書から最下流の図書の順に図書間の関連構成を表した構成シートを作成する。つまり、検索キーワードを含む文章データにより紐付けられた図書の構成を表現する。そして、作成された構成シートは操作部19に出力されて表示される。
図6を参照しながら具体例を挙げて説明する。
図7(A)は、検索要件入力部24から検索キーワードを“りんご”を入力した場合において、履歴検索部25により検出された履歴情報の一例を示している。上流図書の文章データ及び下流図書の文章データに”りんご”が含まれている。
図7(A)は、検索要件入力部24から検索キーワードを“りんご”を入力した場合において、履歴検索部25により検出された履歴情報の一例を示している。上流図書の文章データ及び下流図書の文章データに”りんご”が含まれている。
図7(B)は、検出された履歴情報において、上流図書として登録されている“果物料理仕様書”を下流図書とする履歴情報を履歴保存部21から検出した結果を示している。
図7(C)は、検出された履歴情報において、下流図書として登録されている“果物材料データシート”を上流図書とする履歴情報を履歴保存部21から検出した結果を示している。
こうして、上流図書から下流図書の4冊の関連付けされた図書データに関する変更履歴が抽出できる。
こうして、上流図書から下流図書の4冊の関連付けされた図書データに関する変更履歴が抽出できる。
図8は、上流図書から下流図書の4冊の関連付けられた図書データに関して作成した構成シートの一例を示している。
検出した履歴情報を用いて、最上流図書“果物活用基本仕様書”の図書番号、Rev.No.、章立、文章データを表示する。同様に、最下流の図書まで表示して図書間の関連構成を表す。
検出した履歴情報を用いて、最上流図書“果物活用基本仕様書”の図書番号、Rev.No.、章立、文章データを表示する。同様に、最下流の図書まで表示して図書間の関連構成を表す。
構成シートを作成することにより、図書の要件がどこの図書から派生し下流のどの図書に繋がっているかが明確にすることができる。このため、設計変更による影響範囲をあらかじめ明確にすることができ、設計効率改善や設計変更漏れの防止をすることができる。
以上述べた少なくとも一つの図書管理システム10によれば、図書間で相互に関連付けられた文章データに基づいて関連付情報を作成することにより、任意の図書に変更が発生したときに、関連する図書を明確にすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…図書管理システム、11…図書保存部、12…関連付け対話部、13…ハッシュ値生成部、14…関連付け情報保存部、15…抽出部、16…検査ハッシュ値生成部、17…差異検出部、18…上書き部、19…操作部、20…図書編集対話部、21…履歴保存部、22…履歴抽出部、23…管理シート作成部、24…検索要件入力部、25…履歴検索部、26…要件検索図書構成部。
Claims (5)
- 文章IDがそれぞれに付された複数の文章データで構成されるとともに図書IDにより互いに識別される図書データを保存する図書保存部と、
前記図書IDを用いて少なくとも二つの前記図書データが選択され、これら図書データについて相互に関連付けられた前記文章データに基づきハッシュ値を生成するハッシュ値生成部と、
相互に関連付けられた前記文章データそれぞれの前記文章ID、生成された前記ハッシュ値及び図書IDを関連付け情報として登録保存する関連付け情報保存部と、
同じ前記図書IDの前記図書データの変更を上書き保存させる上書き部と、
任意に選択された前記図書IDに関する前記関連づけ情報を抽出する抽出部と、
抽出した前記関連づけ情報に登録された二つの前記文章IDのそれぞれに対応する文章データに基づきハッシュ値を生成する検査ハッシュ値生成部と、
前記検査ハッシュ値生成部で作成されたハッシュ値と前記関連付け情報保存部で登録されているハッシュ値とを比較して差異を検出する差異検出部と、
を備えることを特徴とする図書管理システム。 - 請求項1に記載の図書管理システムにおいて、
関連付けられた前記文章データが変更された際に、それぞれの前記文章データ、前記文章ID及び前記図書IDを履歴情報として登録保存する履歴保存部と、
前記図書IDを用いて、前記図書データそれぞれについての前記履歴情報を抽出する履歴抽出部と、
抽出された前記履歴情報を用いて、前記図書データそれぞれに属する前記文章データにおける変更履歴を一覧にした管理シートを作成する管理シート作成部と、
をさらに備えることを特徴とする図書管理システム。 - 請求項1または請求項2に記載の図書管理システムにおいて、
任意の検索キーワードを含む前記文章データが登録されている前記履歴情報を検索する履歴検索部と、
検索された前記履歴情報を用いて、前記検索キーワードを含む前記文章データにより関連付けられている図書データの関連構成を一覧にした構成シートを作成する要件検索図書構成部と、
をさらに備えることを特徴とする図書管理システム。 - 文章IDがそれぞれに付された複数の文章データで構成されるとともに図書IDにより互いに識別される図書データを図書保存部に保存するステップと、
前記図書IDを用いて少なくとも二つの前記図書データが選択され、これら図書データについて相互に関連付けられた前記文章データに基づきハッシュ値を生成するステップと、
相互に関連付けられた前記文章データそれぞれの前記文章ID、生成された前記ハッシュ値及び図書IDを関連付け情報として関連付け情報保存部に登録保存するステップと、
同じ前記図書IDの前記図書データの変更を上書き保存させるステップと、
任意に選択された前記図書IDに関する前記関連づけ情報を抽出するステップと、
抽出した前記関連づけ情報に登録された二つの前記文章IDのそれぞれに対応する文章データに基づきハッシュ値を検査ハッシュ値生成部において生成するステップと、
前記検査ハッシュ値生成部で作成されたハッシュ値と前記関連付け情報保存部で登録されているハッシュ値とを比較して差異を検出するステップと、
を含むことを特徴とする図書管理方法。 - コンピュータが、
文章IDがそれぞれに付された複数の文章データで構成されるとともに図書IDにより互いに識別される図書データを図書保存部に保存する手段、
前記図書IDを用いて少なくとも二つの前記図書データが選択され、これら図書データについて相互に関連付けられた前記文章データに基づきハッシュ値を生成する手段、
相互に関連付けられた前記文章データそれぞれの前記文章ID、生成された前記ハッシュ値及び図書IDを関連付け情報として関連付け情報保存部に登録保存する手段、
同じ前記図書IDの前記図書データの変更を上書き保存させる手段、
任意に選択された前記図書IDに関する前記関連づけ情報を抽出する手段、
抽出した前記関連づけ情報に登録された二つの前記文章IDのそれぞれに対応する文章データに基づきハッシュ値を検査ハッシュ値生成部において生成する手段、
前記検査ハッシュ値生成部で作成されたハッシュ値と前記関連付け情報保存部で登録されているハッシュ値とを比較して差異を検出する手段、
として機能することを特徴とする図書管理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013079914A JP2014203308A (ja) | 2013-04-05 | 2013-04-05 | 図書管理システム、図書管理方法及び図書管理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013079914A JP2014203308A (ja) | 2013-04-05 | 2013-04-05 | 図書管理システム、図書管理方法及び図書管理プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014203308A true JP2014203308A (ja) | 2014-10-27 |
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ID=52353685
Family Applications (1)
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JP2013079914A Pending JP2014203308A (ja) | 2013-04-05 | 2013-04-05 | 図書管理システム、図書管理方法及び図書管理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014203308A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020160493A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 文書管理装置及びプログラム |
-
2013
- 2013-04-05 JP JP2013079914A patent/JP2014203308A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020160493A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 文書管理装置及びプログラム |
JP7331404B2 (ja) | 2019-03-25 | 2023-08-23 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 文書管理装置及びプログラム |
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