JP2014202789A - 光学プリズム、光学プリズムの接合方法 - Google Patents

光学プリズム、光学プリズムの接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】他の光学部材と接合して用いる光学プリズムにおいて、接合面の変形を許容精度に抑え、光学性能の低下を抑える。【解決手段】第1の光学プリズム100は、第2の光学プリズム200と接合するための接合面と、光学有効面ではない側面101に設けられる鍔部102と、鍔部102に設けられ位置決めのための基準面104を形成する第1の基準部103と、第1の基準部103とは異なる位置に設けられる第2の基準部105とを有し、第2の基準部105は、接合面が基準面104の法線方向に投影された領域に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、光学プリズムと光学プリズムの接合方法に関するものである。
近年、使用者の頭部に装着して用いる頭部装着型映像表示装置(以下、HMDと称す。)が開発されている。HMDは、液晶等の映像表示素子に表示された映像を拡大し、使用者の眼前に表示する。これにより、使用者は、大画面映像を観察可能である。HMDは、使用者の頭部への負担を軽減するため、小型化が求められている。このため、HMDに適用される光学系にも小型化が求められる。光学系を小型化する手段として、光学対称軸を持たないプリズム(以下、自由曲面プリズムと称す。)を用いる例が見られる。自由曲面プリズムは、プリズム内部で光路を折り畳むことができ、光路を折り畳む際に生じる偏心収差を補正できる。このため、光学系の小型化に適している。
HMDなどの映像表示装置に用いられる自由曲面プリズムは、光学設計の自由度を増やすために、自由曲面プリズムを他の光学プリズムと接合して用いられることがある。
自由曲面プリズムの接合技術として、たとえば特許文献1や特許文献2には、プリズム同士の相対位置を決定する位置決め部をプリズム上に形成し、前記位置決め部を用いて接合する構成が開示されている。特許文献1に記載の構成においては、二つのプリズムのそれぞれに非光学面から突出した凸片を形成し、形成した凸片を位置決め部としている。特許文献2に記載の構成では、二つのプリズムのそれぞれの側面または非光学面に突出部を設け、形成した突出部を位置決め部としている。
特開2005−266588号公報 特許第3720464号公報
ところで、HMDの光学系に用いられる自由曲面プリズムには、良好な光学性能を得るために、前記プリズムの取り付け誤差を数十マイクロメートル程度以下に抑える必要がある。自由曲面プリズムを他の光学プリズムと接合して用いる場合も同様である。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、接合面が位置決め部から離れた位置に形成されていると、接合面の位置精度や組立精度が低下し、所望の光学性能が得られないおそれがある。一方、特許文献2に記載の構成では、接合面上に位置決め部が形成されているため、接合面の位置精度は良好であると考えられる。しかしながら、接合面上で位置決め部から離れた部位においては、位置精度や組立精度が低下し、所望の光学性能が得られないおそれがある。また、光学プリズムを接着剤により接合する場合、接着剤の反力にて光学プリズムが変形し、光学性能が低下するおそれがある。
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、接合して用いる光学プリズムにおいて、接合面の変位や変形を防止または抑制し、光学性能の低下を防止または抑制することである。
前記課題を解決するために、本発明の光学プリズムは、他の光学プリズムと接合するための接合面と、光学有効面ではない面に設けられる鍔部と、前記鍔部に設けられ、位置決めのための基準面を形成する第1の基準部と、前記第1の基準部とは異なる位置に設けられる第2の基準部とを有し、前記第2の基準部は、前記接合面が前記基準面の法線方向に投影された領域に設けられることを特徴とする。
また、本発明の光学プリズムの接合方法は、他の光学プリズムと接合するための接合面と、光学有効面ではない面に設けられる鍔部と、前記鍔部に設けられ位置決めのための基準面を形成する第1の基準部と、前記第1の基準部とは異なる位置に設けられる第2の基準部とを有し、前記第2の基準部は、前記接合面が前記基準面の法線方向に投影された領域に設けられる光学プリズムと前記他の光学プリズムとの接合方法であって、前記第1の基準部と前記第2の基準部の前記基準面の法線方向に関する距離を、前記距離の変形していない状態における測定値または設計値になるように補正し、補正した後に前記接合面を前記他の光学プリズムに接合することを特徴とする。
本発明によれば、第2の基準部を、接合時に精度を出しにくい部位である接合面の法線方向に投影した範囲に設けることにより、接合による変位量を測定して補正することができる。したがって、光学性能の低下を防止または抑制することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる光学プリズムが適用されるプリズムユニットの斜視図である。 図2は、本発明の第1および第2の実施形態にかかる第1の光学プリズムが接着剤の反力を受ける様子を模式的に示す側面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態にかかる第1の光学プリズムにおいて、第2の基準部が形成される領域を模式的に示す側面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態にかかる光学プリズムにおいて、標準距離を模式的に示す側面図である。 図5は、本発明の第1および第2の実施形態にかかる光学プリズムにおいて、第2の基準部の変位の補正を模式的に示す側面図である。 図6は、本発明の第2の実施形態において、第2の基準部の変位量の測定方法を模式的に示す側面図である。 図7は、本発明の第2の実施形態において、変位した第2の基準部の変位量の測定を模式的に示す側面図である。 図8は、本発明の第3の実施形態にかかる光学プリズムが適用されるプリズムユニットの側面図である。 図9は、本発明の第3の実施形態にかかる第1の光学プリズムが変形した状態で、第2の光学プリズムが接合された状態を模式的に示す側面図である。
本発明を実施するための各種実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の各実施形態にかかる光学プリズムは、光学有効面に自由曲面を含む自由曲面プリズムである。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる光学プリズム100(以下、第1の光学プリズム100)と、他の光学プリズム200(以下、第2の光学プリズム200)とから構成されるプリズムユニット1の構成を模式的に示す斜視図である。第1の光学プリズム100と第2の光学プリズム200とは、接着剤300によって接合される。
第1の光学プリズム100は、光学有効面107が形成される面と、光学有効面107が形成されない面101とを有する。光学有効面107は、自由曲面に形成されるか、または自由曲面を含む。また、光学有効面107が形成されない面101を、側面101と定義する。このように、第1の光学プリズム100の少なくとも1面は、自由曲面を含む光学有効面107である。鍔部102は、側面101に形成される凸部である。鍔部102には、第1の基準部103が形成される。第1の基準部103は、基準面104を形成する部位である。基準面104は、第1の光学プリズム100の位置決めの基準として用いられる。例えば、図1に示すように、第1の光学プリズム100には、2つの鍔部102が形成さる。一方の鍔部102には1カ所の第1の基準部103が形成され、他方の鍔部102には2カ所の第1の基準部103が形成される。そして、これらの複数カ所(図1の例では3カ所)の第1の基準部103の端面(先端部)を通過する仮想的な面が、基準面104となる。なお、図1においては、第1の基準部103が四角ボス形状に形成される構成を示すが、第1の基準部103の形状は限定されるものではない。第1の基準部103は、たとえば、多角形ボス形状や円柱ボス形状、半球ボス形状などであってもよい。また、第1の基準部103の数も3カ所に限定されない。要は、第1の基準部103は、基準面104を一義的に規定できる形状や数であれば良い。
図2は、第1の光学プリズム100と第2の光学プリズム200の接合構造を模式的に示す側面図である。図1に示すように、第1の光学プリズム100は接合面106を有し、この接合面106を介して第2の光学プリズム200と接合される。第1の光学プリズム100と第2の光学プリズム200とは、接合の際に、位置決め誤差によって設計位置から相対的に変位することが想定される。また、図2に示すように、接着剤300を用いて接合される構成であると、第1の光学プリズム100の接合面106付近の部位が、接着剤300の反力Rによって変形するおそれがある。
第2の基準部105は、接合面106付近の部位の変形量を測定するための測定部として用いられる部位である。この用途のため、第2の基準部105は、接合面106付近の部位の変形の影響を受け易い位置に形成されることが好ましい。また、第2の基準部105は、第1の基準部103とは異なる位置に設けられる。図3は、第2の基準部105が設けられる位置を模式的に示す側面図である。図3に示すように、本実施形態においては、第2の基準部105は、接合面106を基準面104の法線方向N(図3中においては上方向)へ投影される領域108内に形成される。さらに、図3に示すように、第2の基準部105には、基準面104と略平行な面が形成される。図3においては、第2の基準部105の上側の面が、基準面104に略平行な面である。なお、図1〜図3においては、第2の基準部105が四角ボス形状に形成される構成を示すが、この形状に限定されない。要は、第2の基準部105は、その変位量を測定するための基準を形成する形状であれば良い。また、第2の基準部105は、法線方向Nに投影される領域108内の1カ所に形成される構成であってもよく、この領域108内の複数個所に形成される構成であってもよい。
なお、第1の光学プリズム100は、第1の基準部103や第2の基準部105を精度良く形成する必要があるため、樹脂材料やガラスなどによって一体に成形される構成であることが好ましい。
次に、第1の光学プリズム100と第2の光学プリズム200との接合方法について、図4と図5を参照して説明する。図4と図5は、第1の光学プリズム100と第2の光学プリズム200の接合方法を模式的に示す側面図である。この接合方法においては、接合面106付近の部位の接着剤300の反力Rによる変形を、第2の基準部105を用いて補正して接合する。
まず、接合前の段階において、図4に示すように、基準面104と第2の基準部105(基準面104に略平行な面)との距離S(ここでは、法線方向Nについての距離)を測定する。測定されたこの距離Sを標準距離と称する。標準距離Sは、第1の光学プリズム100が変形していない状態における、基準面104と第2の基準部105の法線方向Nに関する距離である。標準距離Sは、接合過程において第2の基準部105に生じた変形を補正する際に参考される。前記のとおり、第2の基準部105には、基準面104と略平行な面が形成される。このような構成によれば、標準距離Sを測定する際に、角度誤差の影響を無くすことができる。したがって、標準距離Sを精度良く測定することが可能となる。
次に、図5に示すように、接着剤300を塗布した第2の光学プリズム200の位置を固定し、第1の光学プリズム100を設計位置に位置決めする。第1の光学プリズム100は、接着剤300の反力Rにより変形することがある(図2参照)。この際に、第2の基準部105の位置を測定することで、標準距離Sからの変位量を求めることができる。標準距離Sからの変位量を、例えば梃子式ダイヤルゲージなどのような、マイクロオーダーの測定精度を持つ測定器で測定することで、自由曲面を有するプリズムの接合に必要とされる精度を満たすことが可能となる。
次に、図5に示すように、第2の基準部105または第2の基準部105が形成されている面に外力Pを加え、基準面104と第2の基準部105との法線方向Nに関する距離が標準距離Sになるように補正する。最後に、外力Pが作用している状態を保ちながら接着剤300を硬化させる。なお、補正の際に、第2の基準部105と基準面104の距離を標準距離Sにするのではなく、接着剤300の硬化時の収縮を考慮し、第2の基準部105と基準面104の距離を、接着剤300の硬化後に標準距離Sになるようにしてもよい。
本実施形態によれば、第2の基準部105を、接合面106が基準面104の法線方向Nへ投影された領域108に形成することで、接合面106付近の部位の変形量を精度良く測定することが可能となる。そして、位置決めの際に、測定した値を基に接合面106付近の部位の変形を補正することにより、接合による光学性能の低下の防止または抑制が可能となる。
特に、第1の光学プリズム100が少なくとも1面の自由曲面を有する場合には、自由曲面の敏感度は設計的に高い値になっていることが考えられる。このため、接合面106に変位が生じ、接合面106と自由曲面との相対位置が変化すると、光学性能が大きく低下するおそれがある。このような場合に、本実施形態にかかる接合方法を用いることで、光学性能の低下の防止または抑制が可能となる。特に、接合面106が法線方向Nに投影された領域108に第2の基準部105が形成される構成であるから、接合面106の付近の箇所の位置決めの精度の低下を効果的に防止または抑制できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と共通の部材や部位には同一の番号を付し、説明は省略する。第2の実施形態は、第2の基準部105の変位を非接触で測定する形態である。第2の実施形態にかかる第1の光学プリズム100も、少なくとも1面が、自由曲面を含む光学有効面である。
図6は、第2の基準部105の変位量を測定する方法を説明する模式図である。図6に示すように、第1の光学プリズム100の第2の基準部105には、光を鏡面反射する表面性状を有する鏡面部109が形成される。鏡面部109の形成方法には、アルミニウムや銀等の金属を第2の基準部105に蒸着させる方法や、第2の基準部105を鏡面研磨加工する方法などを用いることができる。
また、図6に示すように、第2の実施形態においては、第2の基準部105の変位量の測定に、光源401と光強度測定器402とを用いる。
光源401は、第2の基準部105の鏡面部109に向けて光を照射する。図中の矢印Aは、照射される光の光路を示す。そして、鏡面部109での反射光は、光強度測定器402へ入射する。図中の矢印Bは、反射光の光路を示す。光強度測定器402は、入射した反射光の強度を測定できる。光強度測定器402は、第1の光学プリズム100が変形していない状態において、反射光の測定値が最大になるような姿勢に設定される。図7は、反射光の光路の変化を模式的に示す図である。図7中の破線は、第1の光学プリズム100が変形していない状態を示し、実線は変形した状態を示す。また、矢印Cは、第1の光学プリズム100が変形した場合の反射光の光路の一例を示す。図7に示すように、第1の光学プリズム100が変形して第2の基準部105が変位すると、照射光が鏡面部109で反射する方向が変化し、反射光の光路は光路Bから光路Cに変化する。このため、光強度測定器402に入射する反射光が少なくなり、反射光の光量の測定値が小さくなる。そこで、第2の基準部105に生じた位置ズレを、光強度測定器402の測定値によって検出する。そして、反射光の光量の測定値が大きくなるように、第2の基準部105の位置を補正する。これにより、光学性能の低下の防止または抑制が可能となる。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、本実施形態によれば、第2の基準部105の位置ズレを非接触で測定する。このような構成によれば、接触式で測定する場合のように、測定子を接触さる必要がないため、測定子の接触により加わる外力に起因して第2の基準部105が変位することが無い。このため、測定時に位置ズレが生じることを防止できる。したがって、接触式により変位量を測定する構成に比較して、光学性能の低下の防止または抑制の効果を高めることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態にかかる第1の光学プリズム500と、この第1の光学プリズム500と接合される第2の光学プリズム600は、第1の実施形態と形状が異なる。
図8は、プリズムユニット5の構成を模式的に示す側面図である。図8に示すプリズムユニット5は、本実施形態にかかる第1の光学プリズム500と、第2の光学プリズム600とが、接着剤700により接合されて形成される。図8に示すように、第1の光学プリズム500には、光学有効面508,509と、光学有効面508,509ではない側面501と、鍔部502と、複数の第1の基準部503と、第2の基準部505と、接合面506とが形成される。光学有効面508,509は、自由曲面に形成されるか、または自由曲面を含む。このように、第1の光学プリズム500の少なくとも1面は、自由曲面を含む光学有効面である。そして、複数の第1の基準部503によって、基準面504が規定される。また、図9に示すように、第1の光学プリズム500は、舌片状に延出する薄肉部507を有し、第2の基準部505は、この薄肉部507に形成される。なお、光学有効面508,509と、第1の基準部503と、第2の基準部505と、接合面506とは、それぞれ、第1実施形態の光学有効面107と、第1の基準部103と、第2の基準部105と、接合面106と、共通の機能を有する。また、鍔部502と第1の基準部503とは、第1実施形態と共通の構成を有する。
ここで、第1の光学プリズム500と第2の光学プリズム600とを接合する方法について説明する。
図9に示すように、第1の光学プリズム500の接合面506が薄肉部507に形成される構成であると、薄肉部507が変形しやすいため、第1の基準部503と第2の基準部505の位置関係の精度を維持することが容易ではない。このため、第1の実施形態のように、成形後における基準面504と第2の基準部505との法線方向Nに関する距離の測定値を標準距離Sとする構成では、接合の精度の低下を防止または抑制できない。
そこで、本実施形態においては、基準面504と第2の基準部505との距離の設計値を標準距離Sとする。基準面504と第2の基準部505との距離の設計値を標準距離Sとする構成であると、測定値を設計値に近付けるように変形を補正することで、光学性能の低下を防止または抑制することが可能となる。
本発明は、光学プリズムおよび光学プリズムの接合方法に有効な技術である。
1:プリズムユニット
100:第1の光学プリズム
101:側面
102:鍔部
103:第1の基準部
104:基準面
105:第2の基準部
106:接合面
107:光学有効面
108:第2の基準部が形成される範囲
109:鏡面部
111:標準距離
121:接着剤による反力
122:補正するための外力
200:第2の光学プリズム
300:接着剤
A:照射光の光路
B:反射光の光路
C:反射光の光路(変形時)
N:基準面の法線方向
P:接合の際に加える外力
R:接着剤による反力
S:標準距離

Claims (5)

  1. 他の光学プリズムと接合するための接合面と、
    光学有効面ではない面に設けられる鍔部と、
    前記鍔部に設けられ、位置決めのための基準面を形成する第1の基準部と、
    前記第1の基準部とは異なる位置に設けられる第2の基準部と、
    を有し、
    前記第2の基準部は、前記接合面が前記基準面の法線方向に投影された領域に設けられることを特徴とする光学プリズム。
  2. 前記第2の基準部は、前記基準面に対して略平行な面を有することを特徴とする請求項1に記載の光学プリズム。
  3. 前記略平行な面は、鏡面部を有することを特徴とする請求項2に記載の光学プリズム。
  4. 前記光学プリズムは、少なくとも1面の自由曲面を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光学プリズム。
  5. 他の光学プリズムと接合するための接合面と、光学有効面ではない面に設けられる鍔部と、前記鍔部に設けられ位置決めのための基準面を形成する第1の基準部と、前記第1の基準部とは異なる位置に設けられる第2の基準部とを有し、前記第2の基準部は、前記接合面が前記基準面の法線方向に投影された領域に設けられる光学プリズムと前記他の光学プリズムとの接合方法であって、 前記第1の基準部と前記第2の基準部の前記基準面の法線方向に関する距離を、前記距離の変形していない状態における測定値または設計値になるように補正し、補正した後に前記接合面を前記他の光学プリズムに接合することを特徴とする光学プリズムの接合方法。
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