JP2014202041A - 杭の継手構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の鋼管杭を機械式継手で容易に連接することができるとともに、これら複数の鋼管杭を連接した後で容易に連接状態を解除することのできる杭の継手構造を提供する。
【解決手段】複数の鋼管杭を連接するための杭の継手構造に関する。第1杭11の上端部11aに設けられる雄継手3と、雄継手3に対向させて、第2杭12の下端部12aに設けられる雌継手4とを備える。雄継手3は、雄継手3の外周面3cで螺旋状に形成された嵌合突部5を有し、鋼管杭10の管軸方向Xに延びるようにスリット31が形成される。雌継手4は、雌継手4の内周面4cで螺旋状に形成された嵌合溝部6を有し、雄継手3が雌継手4に挿入されることで、嵌合溝部6に嵌合突部5が嵌合される。
【選択図】図2

Description

本発明は、土木建築分野における複数の鋼管杭を機械式継手で連接するための杭の継手構造に関する。
従来より、鋼管杭は、杭基礎等として地盤に所定の深さまで打ち込まれるものであり、鋼管杭が打ち込まれる地盤の上方の空間で、他の構造物による高さ制限のある場所等においては、短尺に分割された複数の鋼管杭を順次地盤に打ち込んで、これら複数の鋼管杭を管軸方向に連接させることが必要となる。
このとき、これら複数の鋼管杭は、鋼管杭の管軸方向の端部を相互に接合することが必要となるため、複数の鋼管杭の端部を溶接によって接合する方法や、鋼管杭の端部に機械式継手を設けて接合する方法が用いられる。鋼管杭の端部に設けられる機械式継手としては、例えば、特許文献1に開示されるような杭の継手構造が提案されている。
特許文献1に開示された杭の継手構造は、鋼管杭の上杭に設けられた内側継手管と、鋼管杭の下杭に設けられて、内側継手管に嵌合する外側継手管とからなるものであり、外側継手管の係止鍔部を内側継手管の嵌合凹部に嵌入させて停止させることで、鋼管杭の端部に設けられた機械式継手を用いて複数の鋼管杭を接合するものである。
特開2006−188889号公報
しかし、複数の鋼管杭の端部を溶接によって接合する方法は、鋼管杭が屋外等で地盤に打ち込まれる場合に、雨天や強風等の荒天時に溶接を実施すると、溶接個所に溶接不良が発生するおそれがある。このため、複数の鋼管杭の端部を溶接によって接合する方法は、雨天や強風等の荒天時に溶接作業を中断することが必要となることから、短い工期で複数の鋼管杭を地盤に打ち込む必要があるときに、溶接によって接合する方法を用いることが困難なものとなる。
特許文献1に開示された杭の継手構造は、複数の鋼管杭の端部を溶接によって接合することを必要としないで、鋼管杭の端部に機械式継手を設けて接合するものであるため、溶接による接合より短い工期で複数の鋼管杭が接合されるものとなる。しかし、特許文献1に開示された杭の継手構造は、外側継手管の係止鍔部を弾性変形させ、内側継手管の嵌合凹部に嵌入させて停止させるものであり、内側継手管に外側継手管を一度嵌合させてしまうと、後からこれらを分離させることができなくなるという問題点があった。
したがって、特許文献1に開示された杭の継手構造は、内側継手管と外側継手管とを後から分離させることができないものであり、一度連接された複数の鋼管杭の連接状態を後から解除することができないため、事後的な撤去を前提とした仮設用の杭基礎として用いることが困難となるだけでなく、制限時間内の施工が間に合わずに地上の鋼管杭を一時的に撤去する必要が生じた場合や、地盤強度等の影響で地盤に打ち込まれる鋼管杭の数量に変更が生じた場合等に、これらの状況に柔軟に対応することが困難となるという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、複数の鋼管杭を機械式継手で容易に連接することができるとともに、これら複数の鋼管杭を連接した後で容易に連接状態を解除することのできる杭の継手構造を提供することにある。
第1発明に係る杭の継手構造は、複数の鋼管杭を連接するための杭の継手構造であって、第1杭の端部に設けられる雄継手と、前記雄継手に対向させて、第2杭の端部に設けられる雌継手とを備え、前記雄継手は、前記雄継手の外周面で螺旋状に形成された嵌合突部を有し、鋼管杭の管軸方向に延びるようにスリットが形成され、前記雌継手は、前記雌継手の内周面で螺旋状に形成された嵌合溝部を有し、前記雄継手が前記雌継手に挿入されることで、前記嵌合溝部に前記嵌合突部が嵌合されることを特徴とする。
第2発明に係る杭の継手構造は、第1発明において、前記嵌合突部は、各々の前記嵌合突部の突出基点から突出頂点に向けて連続的に高さが高くなるように、前記雄継手の外周面から突出させて形成されることを特徴とする。
第3発明に係る杭の継手構造は、第1発明又は第2発明において、前記嵌合突部は、各々の前記嵌合突部の突出頂点より突出低点の方が、鋼管杭の管軸方向で前記雄継手の先端側に配置されるように、前記雄継手の外周面から突出させて形成され、前記嵌合溝部は、各々の前記嵌合溝部の溝部深点より溝部浅点の方が、鋼管杭の管軸方向で前記雌継手の先端側に配置されるように、前記雌継手の内周面に溝状に形成されることを特徴とする。
第4発明に係る杭の継手構造は、第1発明〜第3発明の何れかにおいて、前記雄継手は、鋼管杭の管軸方向で前記雄継手の先端側から前記雄継手の基端側に向けて段階的に外径が大きくなるように形成され、前記雌継手は、鋼管杭の管軸方向で前記雌継手の先端側から前記雌継手の基端側に向けて段階的に内径が小さくなるように形成されることを特徴とする。
第5発明に係る杭の継手構造は、第1発明〜第4発明の何れかにおいて、前記嵌合突部は、鋼管杭の管軸方向で前記雄継手の先端側となる前記嵌合突部の突出頂点の外径が、鋼管杭の管軸方向で前記雄継手の基端側となる前記嵌合突部が嵌合される前記嵌合溝部の溝状浅点の内径以下となるように、前記雄継手の外周面から突出させて形成されることを特徴とする。
第6発明に係る杭の継手構造は、第1発明〜第5発明の何れかにおいて、前記雌継手は、前記雄継手が前記雌継手に挿入されて、前記嵌合溝部に前記嵌合突部が嵌合された状態で、鋼管杭の管軸直交方向の内側に向けて前記雄継手を棒状部材で押し込んで変形させるように、前記棒状部材を挿通させる貫通孔が前記雌継手の外周面に形成されることを特徴とする。
第1発明〜第6発明によれば、第1杭に対して第2杭を回転させることによって、螺旋状に形成された嵌合突部に沿って嵌合溝部を移動させて、さらに、第2杭を管軸方向の上方に引き上げることで、第1杭と第2杭との連接状態を容易に解除することが可能となる。
また、第1発明〜第6発明によれば、制限された作業時間内に施工を完了させることができない場合等であっても、一度連接させた第1杭と第2杭との連接状態を容易に解除することができ、施工現場の状況に応じた工程の変更等に柔軟に対応することが可能となる。
さらに、第1発明〜第6発明によれば、仮設鋼管杭において、この杭の継手構造が用いられる場合であっても、第1杭と第2杭との連接状態を容易に解除することで、仮設鋼管杭の撤去を容易なものとすることが可能となる。
特に、第2発明によれば、嵌合突部の突出側面部がテーパ状に形成されるため、嵌合突部と雌突起部とを褶接させて、雄継手を雌継手に容易に押し込むことが可能となる。
特に、第3発明によれば、嵌合突部の突出底面部がフック状に形成されるとともに、嵌合溝部の溝状底面部がフック状に形成されて、嵌合突部が嵌合溝部に噛み合うように係合されることで、第1杭と第2杭との管軸方向の引張力に対する抵抗力を増大させることが可能となる。
特に、第4発明、第5発明によれば、鋼管杭の管軸方向で雄継手の先端側となる嵌合突部の突出頂点の外径が、鋼管杭の管軸方向で雄継手の基端側となる嵌合突部が嵌合される嵌合溝部の溝状浅点の内径以下となるように嵌合突部が形成されるため、雄継手が雌継手に挿入されるときに、嵌合突部と雌突起部との褶接による損耗を最小限に抑制することが可能となる。
また、第4発明、第5発明によれば、鋼管杭の管軸方向で雄継手の先端側となる嵌合突部の突出頂点の外径が、鋼管杭の管軸方向で雄継手の基端側となる嵌合突部が嵌合される嵌合溝部の溝状浅点の内径以下となるように嵌合突部が形成されるため、各々の嵌合突部と雌突起部との褶接回数を低減させ、第1杭と第2杭とを容易、迅速に連接することが可能となる。
さらに、第4発明、第5発明によれば、鋼管杭の管軸方向で雄継手の先端側となる嵌合突部の突出頂点の外径が、鋼管杭の管軸方向で雄継手の基端側となる嵌合突部が嵌合される嵌合溝部の溝状浅点の内径以下となるように嵌合突部が形成されるため、第1杭に対して第2杭を1回転させるのみで、第1杭と第2杭との連接状態を容易、迅速に解除することが可能となる。
特に、第6発明によれば、螺旋状に形成された嵌合突部に沿って嵌合溝部を移動させる場合に、砂等が嵌合溝部に挟まって移動が阻害されたときであっても、雄継手を変形させて砂等を除去することができ、第1杭に対して第2杭を円滑に回転させること可能となる。
本発明を適用した杭の継手構造を用いて鉄道等の線路脇の地盤に複数の鋼管杭が打ち込まれる態様を示す正面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第1実施形態における雄継手と雌継手とを示す斜視図である。 (a)は、本発明を適用した杭の継手構造の第1実施形態における雄継手を示す側面図であり、(b)は、その平面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第1実施形態における雄継手の嵌合突部を示す拡大側面図である。 (a)は、本発明を適用した杭の継手構造の第1実施形態における雌継手を示す一部破断側面図であり、(b)は、その底面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第1実施形態における雌継手の嵌合溝部を示す拡大側面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第1実施形態において雄継手が変形する態様を示す一部破断側面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第1実施形態において雄継手の第1突部が雌継手の第1溝部に嵌合した態様を示す一部破断側面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第1実施形態において雄継手の第1突部が雌継手の第2溝部に嵌合し、雄継手の第2突部が雌継手の第1溝部に嵌合した態様を示す一部破断側面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第1実施形態において雄継手の嵌合突部が雌継手の嵌合溝部に嵌合した態様を示す一部破断側面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第1実施形態において雄継手の嵌合突部が雌継手の嵌合溝部に嵌合した態様を示す拡大側面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第1実施形態において第1杭と第2杭との連接状態が解除される態様を示す斜視図である。 本発明を適用した杭の継手構造の雄継手が棒状部材で押し込まれて変形する態様を示す拡大側面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第2実施形態における雄継手と雌継手とを示す側面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第2実施形態における雄継手の嵌合突部と雌継手の嵌合溝部とを示す拡大側面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第2実施形態において雄継手が変形する態様を示す一部破断側面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第2実施形態において雄継手の嵌合突部が雌継手の嵌合溝部に嵌合した態様を示す拡大側面図である。 本発明を適用した杭の継手構造の第2実施形態において第1杭と第2杭との連接状態が解除される態様を示す斜視図である。
以下、本発明を適用した杭の継手構造1を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した杭の継手構造1は、例えば、図1に示すように、鉄道等の線路脇の地盤8に、短尺に分割された複数の鋼管杭10が打ち込まれるときに用いられる。
本発明を適用した杭の継手構造1は、地盤8の上方の空間において領域Aに示されるような作業範囲制限がある場合に、地盤8に打ち込まれる複数の鋼管杭10を、管軸方向Xで所定の深さまで順次連接させるものとなる。
本発明を適用した杭の継手構造1は、図2に示すように、第1杭11の上端部11aに設けられる雄継手3と、第2杭12の下端部12aで雄継手3に対向させて設けられる雌継手4とを備える。本発明を適用した杭の継手構造1は、雄継手3が雌継手4に挿入されることで、第1杭11と第2杭12とを管軸方向Xに連接するものとなる。
本発明を適用した杭の継手構造1は、第1実施形態において、管軸方向Xで雄継手3の先端3a側から基端3b側にかけて、雄継手3の先端3aの外周面3cの外径と、雄継手3の基端3bの外周面3cの外径とが略同一となるように形成されるとともに、管軸方向Xで雌継手4の先端4a側から基端4b側にかけて、雌継手4の先端4aの内周面4cの内径と、雌継手4の基端4bの内周面4cの内径とが略同一となるように形成される。
雄継手3は、図3に示すように、雄継手3の外周面3cで、管軸直交方向Yに突出させて形成された嵌合突部5を有する。雄継手3は、管軸方向Xに延びるように雄継手3を切り欠いて、複数のスリット31が形成される。雄継手3は、雄継手3の先端3aで管軸直交方向Yに貫通されたキー孔10aが形成される。
スリット31は、雄継手3の基端3bから雄継手3の先端3aまで略直線状に連続して形成され、鋼管杭10の円周方向Zに所定の間隔を空けて複数形成される。スリット31は、これに限らず、如何なる態様で形成されてもよく、雄継手3の基端3bまで形成されなくてもよい。
嵌合突部5は、図3(a)に示すように、雄継手3の先端3aと基端3bとの間で、管軸方向Xの所定の範囲に形成され、図3(b)に示すように、円周方向Zに回転する螺旋状に形成される。嵌合突部5は、雄継手3に複数のスリット31が形成されることによって、円周方向Zで断続的に形成されるものとなる。
嵌合突部5は、図3(a)に示すように、嵌合突部5を螺旋状に3回転させて、雄継手3の外周面3cから突出させることにより、管軸方向Xで3段に亘って、第1突部51、第2突部52及び第3突部53が形成される。嵌合突部5は、これに限らず、如何なる数量で螺旋状に回転させて形成されてもよく、管軸方向Xで如何なる段数に亘って形成されてもよい。
嵌合突部5は、図4に示すように、管軸直交方向Yの外側に最も突出する突出頂点5aと、嵌合突部5の管軸方向Xの上部で、嵌合突部5が形成されていない雄継手3の外周面3cとの境界となる突出基点5bと、嵌合突部5の管軸方向Xの下部で、嵌合突部5が形成されていない雄継手3の外周面3cとの境界となる突出低点5cとを備える。
嵌合突部5は、突出基点5bより突出頂点5aの方が、管軸直交方向Yの外側に配置されて、突出基点5bから突出頂点5aに向けて、突出側面部5dの高さを管軸直交方向Yで連続的に高くするようにして、雄継手3の外周面3cからテーパ状に突出させて形成される。
嵌合突部5は、突出頂点5aより突出低点5cの方が、管軸方向Xで雄継手3の先端3a側に配置されて、突出頂点5aから突出低点5cに向けて、突出底面部5eが雄継手3の先端3a側に傾斜するように、雄継手3の外周面3cからフック状に突出させて形成される。
雌継手4は、図5に示すように、雌継手4の内周面4cで、管軸直交方向Yで凹状に陥没させて、溝状に形成された嵌合溝部6を有する。雌継手4は、雌継手4の基端4bで管軸直交方向Yに貫通されたキー孔10aが形成されるとともに、雌継手4の先端4aと基端4bとの間で、管軸直交方向Yに貫通された複数の貫通孔41が形成される。
嵌合溝部6は、図5(a)に示すように、雌継手4の先端4aと基端4bとの間で、管軸方向Xの所定の範囲に形成され、図5(b)に示すように、円周方向Zに回転する螺旋状に形成される。嵌合溝部6は、嵌合溝部6の下方に連続させて雌突起部7を形成させるものとなる。
嵌合溝部6は、図5(a)に示すように、嵌合溝部6を螺旋状に3回転させて、雌継手4の内周面4cで溝状に形成されることにより、管軸方向Xで3段に亘って、第1溝部61、第2溝部62及び第3溝部63が形成されるとともに、第1雌突起部71、第2雌突起部72及び第3雌突起部73が形成される。嵌合溝部6は、これに限らず、如何なる数量で螺旋状に回転させて形成されてもよく、管軸方向Xで如何なる段数に亘って形成されてもよい。
嵌合溝部6は、図6に示すように、管軸直交方向Yで最も深い位置となる溝状深点6aと、嵌合溝部6の管軸方向Xの下部で、雌突起部7との境界となる溝状浅点6bとを備える。嵌合溝部6は、溝状深点6aより溝状浅点6bの方が、管軸方向Xで雌継手4の基端4b側に配置され、溝状深点6aから溝状浅点6bに向けて、溝状底面部6cが雌継手4の基端4b側に傾斜してフック状に形成される。
雌突起部7は、雌突起部7の管軸方向Xの下部に雌突起基点7aを備え、溝状浅点6bより雌突起基点7aの方が、管軸直交方向Yの外側に配置される。雌突起部7は、雌突起基点7aから溝状浅点6bに向けて、雌突起側面部7bの高さを管軸直交方向Yで連続的に高くするようにして、雌継手4の内周面4cからテーパ状に突出させて形成される。
本発明を適用した杭の継手構造1は、雄継手3が雌継手4に挿入されるときに、最初に、図7に示すように、第1突部51と第1雌突起部71とが当接するものとなり、複数のスリット31が形成された雄継手3が、管軸直交方向Yの内側に向けて傾斜するように変形するものとなる。このとき、本発明を適用した杭の継手構造1は、第1突部51の突出側面部5dと第1雌突起部71の雌突起側面部7bとがテーパ状に形成されるため、第1突部51と第1雌突起部71とを褶接させて、雄継手3を雌継手4に容易に押し込むことが可能となる。
本発明を適用した杭の継手構造1は、雄継手3に雌継手4がさらに押し込まれると、管軸直交方向Yの内側に向けて傾斜するように変形していた雄継手3が、管軸直交方向Yの外側に向けて弾性変形によって復元するものとなり、図8に示すように、第1突部51が第1溝部61に嵌合するものとなる。
本発明を適用した杭の継手構造1は、さらに、雄継手3が雌継手4に押し込まれて、第1突部51と第2雌突起部72とが褶接されるとともに、第2突部52と第1雌突起部71とが褶接されて、図9に示すように、第1突部51が第2溝部62に嵌合されるとともに、第2突部52が第1溝部61に嵌合されるものとなる。
本発明を適用した杭の継手構造1は、最後に、雄継手3が雌継手4に押し込まれて、第1突部51と第3雌突起部73とが褶接され、第2突部52と第2雌突起部72とが褶接されるとともに、第3突部53と第1雌突起部71とが褶接されて、図10に示すように、第1突部51が第3溝部63に嵌合され、第2突部52が第2溝部62に嵌合されるとともに、第3突部53が第1溝部61に嵌合されるものとなる。
本発明を適用した杭の継手構造1は、雄継手3のキー孔10aと雌継手4のキー孔10aとを重ね合わせて、キー部材10bを挿通させることによって、第1杭11と第2杭12とが相対的に回転することを防止することが可能となる。
これにより、本発明を適用した杭の継手構造1は、第2杭12の自重等を利用して、第1杭11の雄継手3に第2杭12の雌継手4が押し込まれるものとすることができ、第1杭11と第2杭12とが施工誤差等によって互いに管軸方向Xで傾斜している場合であっても、第1杭11と第2杭12とを容易、迅速に連接することが可能となる。
また、本発明を適用した杭の継手構造1は、図11に示すように、嵌合突部5の突出底面部5eがフック状に形成されるとともに、嵌合溝部6の溝状底面部6cがフック状に形成されて、嵌合突部5が嵌合溝部6に噛み合うように係合されることで、図10に示すように、第1杭11と第2杭12との管軸方向Xの引張力に対する抵抗力を増大させることが可能となる。
なお、本発明を適用した杭の継手構造1は、嵌合突部5が嵌合溝部6に嵌合された状態で、雌継手4の基端4b側における雌突起部7の雌突起側面部7bと嵌合突部5とが離間されることにより、後述するように、嵌合突部5に沿って嵌合溝部6を移動させることが容易となる。本発明を適用した杭の継手構造1は、これに限らず、雌継手4の基端4b側における雌突起部7の雌突起側面部7bと嵌合突部5とが離間されないものとしてもよい。
ここで、複数の鋼管杭10は、例えば、図1に示すように、鉄道等の線路脇の地盤8等に打ち込まれるものであるため、深夜等の非常に制限された作業時間内に施工を完了させることが必要となる。このため、地盤8内に想定外の硬質地盤が存在した場合等には、制限された作業時間内に施工を完了させることが困難となるため、所定の深さに到達する前に一度連接させた複数の鋼管杭10の連接状態を作業途中で解除することが必要となる。
本発明を適用した杭の継手構造1は、図12に示すように、キー孔10aからキー部材10bを取り外し、第1杭11に対して第2杭12を回転させることによって、螺旋状に形成された嵌合突部5に沿って嵌合溝部6を移動させて、さらに、第2杭12を管軸方向Xの上方に引き上げることで、第1杭11と第2杭12との連接状態を容易に解除することが可能となる。
さらに、本発明を適用した杭の継手構造1は、図13に示すように、雌継手4の先端4aと基端4bとの間に複数の貫通孔41が形成されるため、嵌合溝部6に嵌合突部5が嵌合された状態で、貫通孔41にボルト等の棒状部材42を挿入して雄継手3を押し込んで、雄継手3を管軸直交方向Yの内側に向けて傾斜するように変形させることができる。
このとき、本発明を適用した杭の継手構造1は、螺旋状に形成された嵌合突部5に沿って嵌合溝部6を移動させる場合に、砂等が嵌合溝部6に挟まって移動が阻害されたときであっても、雄継手3を変形させて砂等を除去することができ、図12に示すように、第1杭11に対して第2杭12を円滑に回転させること可能となる。
これにより、本発明を適用した杭の継手構造1は、制限された作業時間内に施工を完了させることができない場合や、第2杭12を連接させる必要がなくなった場合等であっても、一度連接させた第1杭11と第2杭12との連接状態を容易に解除することができ、施工現場の状況に応じた工程の変更等に柔軟に対応することが可能となる。また、本発明を適用した杭の継手構造1は、仮設鋼管杭に用いられる場合においても、第1杭11と第2杭12との連接状態を容易に解除することで、仮設鋼管杭の撤去を容易なものとすることが可能となる。
次に、本発明を適用した杭の継手構造1の第2実施形態について説明する。なお、上述した構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付すことにより以下での説明を省略する。
本発明を適用した杭の継手構造1は、第2実施形態において、図14に示すように、管軸方向Xで雄継手3の先端3a側から雄継手3の基端3b側に向けて段階的に外径が大きくなるように雄継手3が形成されるとともに、管軸方向Xで雌継手4の先端4a側から雌継手4の基端4b側に向けて段階的に内径が小さくなるように雌継手4が形成される。
このとき、嵌合突部5は、図15に示すように、管軸方向Xで雄継手3の先端3a側となる第1突部51の突出頂点5aの高さより、管軸方向Xで雄継手3の基端3b側となる第2突部52の突出頂点5aの高さの方が高くなるとともに、第2突部52の突出頂点5aの高さより、第3突部53の突出頂点5aの高さの方が高くなるように、雄継手3の外周面3cから突出させて形成される。
嵌合突部5は、管軸方向Xで雄継手3の先端3a側となる嵌合突部5の突出頂点5aの外径が、管軸方向Xで雄継手3の基端3b側となる嵌合突部5が嵌合される嵌合溝部6の溝状浅点6bの内径以下となるように、雄継手3の外周面3cから突出させて形成される。
このとき、嵌合溝部6は、第1突部51及び第2突部52の突出頂点5aに接触しないような高さに第1溝部61の溝状浅点6bの高さが形成されるとともに、第1突部51の突出頂点5aに接触しないような高さに第2溝部62の溝状浅点6bの高さが形成されるものとなる。
これにより、本発明を適用した杭の継手構造1は、第2実施形態において、図16に示すように、雄継手3が雌継手4に挿入されるときに、第1突部51が第3雌突起部73のみと褶接し、第2突部52が第2雌突起部72のみと褶接し、第3突部53が第1雌突起部71のみと褶接するものであるため、各々の嵌合突部5と雌突起部7との褶接回数を低減させ、第1杭11と第2杭12とを容易、迅速に連接することが可能となる。
また、本発明を適用した杭の継手構造1は、第2実施形態において、図17に示すように、雄継手3が雌継手4に挿入されるときに、第1突部51が第1雌突起部71及び第2雌突起部72に褶接されることなく第3溝部63に嵌合され、第2突部52が第1雌突起部71に褶接されることなく第3溝部63に嵌合されるものとなり、嵌合突部5と雌突起部7との褶接による損耗を最小限に抑制することが可能となる。本発明を適用した杭の継手構造1は、第2実施形態において、雄継手3及び雌継手4の薄肉化を図ることもでき、第1杭11と第2杭12との建て込み精度を向上させることもできる。
さらに、本発明を適用した杭の継手構造1は、第2実施形態において、図18に示すように、第1突部51に沿って第3溝部63を移動させ、第2突部52に沿って第2溝部62を移動させ、第3突部53に沿って第1溝部61を移動させて、第2杭12を管軸方向Xの上方に引き上げることで、第1杭11に対して第2杭12を1回転させるのみによって、第1杭11と第2杭12との連接状態を容易、迅速に解除することが可能となる。
本発明を適用した杭の継手構造1は、制限された作業時間内に施工を完了させることができない場合や、第2杭12を連接させる必要がなくなった場合等であっても、一度連接させた第1杭11と第2杭12との連接状態を容易、迅速に解除することができ、施工現場の状況に応じた工程の変更等に柔軟に対応することが可能となる。また、本発明を適用した杭の継手構造1は、仮設鋼管杭に用いられる場合においても、第1杭11と第2杭12との連接状態を容易、迅速に解除することで、仮設鋼管杭の撤去を容易なものとすることが可能となる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
例えば、本発明を適用した杭の継手構造1は、管径が600mm〜1200mmのものに用いられることを想定しているが、これに限られない。また、本発明を適用した杭の継手構造1は、第1杭11の上端部11aに雌継手4が設けられ、第2杭12の下端部12aに雄継手3が設けられるものとしてもよい。さらに、本発明を適用した杭の継手構造1は、複数の鋼管杭10を横方向に連接させるものであってもよい。
1 :杭の継手構造
10 :鋼管杭
10a :キー孔
10b :キー部材
11 :第1杭
11a :上端部
12 :第2杭
12a :下端部
3 :雄継手
3a :先端(雄継手)
3b :基端(雄継手)
3c :外周面(雄継手)
31 :スリット
4 :雌継手
4a :先端(雌継手)
4b :基端(雌継手)
4c :内周面(雌継手)
41 :貫通孔
42 :棒状部材
5 :嵌合突部
5a :突出頂点
5b :突出基点
5c :突出低点
5d :突出側面部
5e :突出底面部
51 :第1突部
52 :第2突部
53 :第3突部
6 :嵌合溝部
6a :溝状深点
6b :溝状浅点
6c :溝状底面部
61 :第1溝部
62 :第2溝部
63 :第3溝部
7 :雌突起部
7a :雌突起基点
7b :雌突起側面部
71 :第1雌突起部
72 :第2雌突起部
73 :第3雌突起部
8 :地盤
A :領域
X :管軸方向
Y :管軸直交方向
Z :円周方向

Claims (6)

  1. 複数の鋼管杭を連接するための杭の継手構造であって、
    第1杭の端部に設けられる雄継手と、前記雄継手に対向させて、第2杭の端部に設けられる雌継手とを備え、
    前記雄継手は、前記雄継手の外周面で螺旋状に形成された嵌合突部を有し、鋼管杭の管軸方向に延びるようにスリットが形成され、
    前記雌継手は、前記雌継手の内周面で螺旋状に形成された嵌合溝部を有し、前記雄継手が前記雌継手に挿入されることで、前記嵌合溝部に前記嵌合突部が嵌合されること
    を特徴とする杭の継手構造。
  2. 前記嵌合突部は、各々の前記嵌合突部の突出基点から突出頂点に向けて連続的に高さが高くなるように、前記雄継手の外周面から突出させて形成されること
    を特徴とする請求項1記載の杭の継手構造。
  3. 前記嵌合突部は、各々の前記嵌合突部の突出頂点より突出低点の方が、鋼管杭の管軸方向で前記雄継手の先端側に配置されるように、前記雄継手の外周面から突出させて形成され、
    前記嵌合溝部は、各々の前記嵌合溝部の溝部深点より溝部浅点の方が、鋼管杭の管軸方向で前記雌継手の先端側に配置されるように、前記雌継手の内周面に溝状に形成されること
    を特徴とする請求項1又は2記載の杭の継手構造。
  4. 前記雄継手は、鋼管杭の管軸方向で前記雄継手の先端側から前記雄継手の基端側に向けて段階的に外径が大きくなるように形成され、
    前記雌継手は、鋼管杭の管軸方向で前記雌継手の先端側から前記雌継手の基端側に向けて段階的に内径が小さくなるように形成されること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の杭の継手構造。
  5. 前記嵌合突部は、鋼管杭の管軸方向で前記雄継手の先端側となる前記嵌合突部の突出頂点の外径が、鋼管杭の管軸方向で前記雄継手の基端側となる前記嵌合突部が嵌合される前記嵌合溝部の溝状浅点の内径以下となるように、前記雄継手の外周面から突出させて形成されること
    を特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の杭の継手構造。
  6. 前記雌継手は、前記雄継手が前記雌継手に挿入されて、前記嵌合溝部に前記嵌合突部が嵌合された状態で、鋼管杭の管軸直交方向の内側に向けて前記雄継手を棒状部材で押し込んで変形させるように、前記棒状部材を挿通させる貫通孔が前記雌継手の外周面に形成されること
    を特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の杭の継手構造。
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