JP2014201086A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】過給エンジンにおいてパワーオンダウンシフト時に、エンジン回転数を速やかに同期回転数に収束することができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】過給エンジンと、トルクコンバータと、トルクコンバータから入力軸を介して入力された回転動力をクラッチ・ツウ・クラッチにより変速して出力軸を介して出力する変速機とを備えた車両の制御装置であって、目標エンジントルクTetを設定する目標エンジントルク設定手段と、目標エンジントルクTetに基づき実エンジントルクTerを制御するトルク制御手段と、実エンジントルクTerを算出する実エンジントルク算出手段とを備え、目標エンジントルク設定手段は、変速進行度が変速終期に達したことを条件に、実エンジントルク算出手段によって算出された実エンジントルクTerの応答度合いに応じて目標エンジントルクTet(n)を可変設定するようにした。
【選択図】図4
【解決手段】過給エンジンと、トルクコンバータと、トルクコンバータから入力軸を介して入力された回転動力をクラッチ・ツウ・クラッチにより変速して出力軸を介して出力する変速機とを備えた車両の制御装置であって、目標エンジントルクTetを設定する目標エンジントルク設定手段と、目標エンジントルクTetに基づき実エンジントルクTerを制御するトルク制御手段と、実エンジントルクTerを算出する実エンジントルク算出手段とを備え、目標エンジントルク設定手段は、変速進行度が変速終期に達したことを条件に、実エンジントルク算出手段によって算出された実エンジントルクTerの応答度合いに応じて目標エンジントルクTet(n)を可変設定するようにした。
【選択図】図4
Description
本発明は、車両の制御装置に関する。
従来、自動変速機のダウンシフト時にトルクコンバータの出力トルクが変速前クラッチから変速後クラッチに切り換える時期を検出する変速機構後信号検出手段を備え、変速後クラッチの係合が開始したときに、エンジントルクを低下させるように構成した車両の制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の車両の制御装置は、エンジンの応答性の悪い過給エンジンについては考慮されていないという問題があった。このため、従来の車両の制御装置は、過給エンジンに適用した場合、パワーオンダウンシフト時に実エンジントルクと目標エンジントルクの乖離が大きくなってしまい、フィードバック制御が適切に行われず、エンジン回転数が変速機の同期回転数に対してオーバシュートして変速時間が長くなってしまうという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、過給エンジンにおいてパワーオンダウンシフト時に、エンジン回転数を速やかに同期回転数に収束することができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両の制御装置は、上記目的達成のため、(1)過給器を有するエンジンと、前記エンジンと接続されたトルクコンバータと、前記トルクコンバータから出力された回転動力を入力する入力軸と前記入力軸から入力された回転動力をクラッチ・ツウ・クラッチにより変速して出力する出力軸とを有する変速機と、を備えた車両の制御装置であって、前記エンジンの目標エンジントルクを設定するための目標エンジントルク設定手段と、前記目標エンジントルク設定手段から出力された目標エンジントルクに基づいて、前記エンジンの実エンジントルクを制御するためのトルク制御手段と、前記エンジンの実エンジントルクを算出する実エンジントルク算出手段と、を備え、前記目標エンジントルク設定手段は、前記変速機の変速進行度が所定進行度に達したことを条件に、前記実エンジントルク算出手段によって算出された実エンジントルクの応答度合いに応じて前記目標エンジントルクを可変設定するように構成する。
この構成により、本発明に係る車両の制御装置は、実エンジントルクの応答度合に応じて目標エンジントルクを可変設定するようにしたので、応答性の悪い過給器を有するエンジンであっても、変速時の目標エンジントルクと実エンジントルクの乖離を抑制することができる。この結果、変速機の入力軸の回転数を速やかに同期回転数に収束させることができるので、変速時間を従来と比較して短縮することができる。
本発明に係る車両の制御装置は、上記(1)に記載の車両の制御装置において、(2)前記目標エンジントルク設定手段は、前記変速機の変速進行度が所定進行度に達したことを条件に、前記実エンジントルクに第1の所定値αを加えた第1上限値と、前記目標エンジントルクが所定の勾配で増加するよう前回設定された前記目標エンジントルクに第2の所定値βを加えた第2上限値と、のうち小さい値を前記目標エンジントルクとして設定するように構成する。
この構成により、本発明に係る車両の制御装置は、過給圧が応答した際のエンジントルクに傾き制限をかけ、ダウンシフト時のタービン吹きを抑制することが可能となる。
本発明によれば、過給圧の予測が容易になるので、過給エンジンのダウンシフト時に、実過給圧状態に合ったトルク要求量を算出し、エンジン回転数を速やかに変速機の同期回転数に収束できる車両の制御装置を提供することができる。
以下、本発明に係る車両の制御装置の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る制御装置が適用される車両のパワートレーン1は、過給エンジン10と、過給エンジン10と接続されたトルクコンバータ20と、変速機30と、油圧制御回路40等とを備えている。
過給エンジン10は、ガソリン、あるいは軽油等を燃料とする内燃機関であり、公知の過給器としてターボチャージャ2を有している。ターボチャージャ2は、排出ガスの運動エネルギーを回転運動に変換するタービン3と、タービン3により駆動されて吸入空気を圧縮するコンプレッサ4とを含んで構成されている。
ターボチャージャ2は、過給エンジン10の各シリンダから送出される排出ガスの圧力を利用してタービン3を回転させることによりコンプレッサ4を駆動して、各シリンダに吸入空気を圧縮して吸入させる役割を担っている。本実施の形態における過給エンジン10は、本発明に係るエンジンを構成する。
また、過給エンジン10は、エンジン回転数センサ11を有している。エンジン回転数センサ11は、過給エンジン10のクランクシャフトの回転数(エンジン回転数Ne)を検出するようになっている。
トルクコンバータ20は、過給エンジン10と変速機30との間に位置し、ポンプ翼車21と、タービン翼車22と、ステータ翼車23と、ワンウェイクラッチ24と、ロックアップクラッチ25とを含んで構成されている。
ポンプ翼車21とタービン翼車22とは、同軸に相対している。ステータ翼車23は、ポンプ翼車21とタービン翼車22との間に、ポンプ翼車21およびタービン翼車22と同軸に配置されている。
ポンプ翼車21には、過給エンジン10のクランクシャフトの回転が伝達されるようになっている。また、タービン翼車22には、変速機30の入力軸26がタービン翼車22に対して同軸に、かつ変速機30に向けて突出するよう設けられている。
ワンウェイクラッチ24は、ステータ翼車23の回転を一方向に規制する役割を担っている。また、ロックアップクラッチ25は、多板式のクラッチやブレーキ等のように油圧アクチュエータで係合・解放が行われる油圧式摩擦係合要素により構成され、ポンプ翼車21に対してタービン翼車22を機械的に接続し得るようになっている。
上述したポンプ翼車21、タービン翼車22、ステータ翼車23、ワンウェイクラッチ24、およびロックアップクラッチ25は、図示していないトルクコンバータハウジングの内部に収容されている。また、トルクコンバータハウジングの内部には、オイルが充填されている。
トルクコンバータハウジングの内部に充填されているオイルは、ポンプ翼車21が回転すると、タービン翼車22に向けて流動し、タービン翼車22を回転させる役割を担っている。ステータ翼車23は、タービン翼車22に向かうオイルを整流し、ポンプ翼車21からタービン翼車22に伝達されるトルクを増大させる役割を担っている。
さらに、トルクコンバータ20は、タービン回転数センサ27を有している。タービン回転数センサ27は、トルクコンバータ20の出力軸としての変速機30の入力軸26の回転数(タービン回転数Nt)を検出するようになっている。
変速機30は、ダブルピニオン型の第1の遊星歯車機構31と、シングルピニオン型の第2の遊星歯車機構32と、シングルピニオン型の第3の遊星歯車機構33とを含んで構成されている。第1の遊星歯車機構31、第2の遊星歯車機構32、および第3の遊星歯車機構33は、変速機ハウジング34の内部に直列に配置されている。
また、変速機30は、トルクコンバータ20から出力された回転動力を入力する入力軸26と、入力軸26から入力された回転動力をクラッチ・ツウ・クラッチにより変速して出力する出力軸35とを有する。
第1の遊星歯車機構31のサンギヤS1は、クラッチC3を介して、トルクコンバータ20の出力軸としての変速機30の入力軸26に係合・解放ができ、さらに、ワンウェイクラッチF2およびブレーキB3を介して、変速機ハウジング34に係合・解放ができるようになっている。このサンギヤS1は、ワンウェイクラッチF2およびブレーキB3を介して変速機ハウジング34に係合した場合は、トルクコンバータ20の出力軸としての変速機30の入力軸26の回転と反対向き(以下、逆方向という)の回転が阻止されるようになっている。
第1の遊星歯車機構31のキャリアCA1は、ブレーキB1を介して、変速機ハウジング34に係合・解放ができるようになっている。このキャリアCA1は、ブレーキB1と並列に設けられたワンウェイクラッチF1により、逆方向の回転は常に阻止されている。第1の遊星歯車機構31のリングギヤR1は、第2の遊星歯車機構32のリングギヤR2と連結されており、ブレーキB2を介して、変速機ハウジング34に係合・解放ができるようになっている。
第2の遊星歯車機構32のサンギヤS2は、第3の遊星歯車機構33のサンギヤS3に連結されており、クラッチC4を介して、前述した入力軸26に係合・解放ができるようになっている。また、サンギヤS2とサンギヤS3とは、ワンウェイクラッチF4およびクラッチC1を介して、入力軸26に係合・解放ができるようになっている。これらサンギヤS2,S3は、ワンウェイクラッチF4およびクラッチC1を介して、入力軸26に係合した場合は、逆方向への回転が阻止されるようになっている。
第2の遊星歯車機構32のキャリアCA2は、第3の遊星歯車機構33のリングギヤR3に連結されており、クラッチC2を介して、入力軸26に係合・解放ができるようになっているとともに、ブレーキB4を介して、変速機ハウジング34に係合・解放ができるようになっている。このキャリアCA2は、ブレーキB4と並列に設けられたワンウェイクラッチF3により、逆方向への回転が常に阻止されるようになっている。
さらに、第3の遊星歯車機構33のキャリアCA3には、出力軸35がキャリアCA3に対して同軸に、かつ図示していないディファレンシャルギヤに向けて突出するよう設けられている。
クラッチC1〜C4、およびブレーキB1〜B4は、多板式のクラッチやブレーキ等のように油圧アクチュエータで係合・解放が行われる油圧式摩擦係合要素により構成されている。
変速機30は、図2に示すように、クラッチC1〜C4、およびブレーキB1〜B4の係合・解放により、歯車の噛み合い状態を組み換えて、1速から6速の6段の前進変速段、あるいは1段の後進段を選択するようになっている。
また、変速機30は、変速機出力軸回転数センサ36を有している。この変速機出力軸回転数センサ36は、変速機30の出力軸35の回転数(出力軸回転数Nout)を検出するようになっている。
油圧制御回路40は、トルクコンバータ20のロックアップクラッチ25、変速機30のクラッチC1〜C4、およびブレーキB1〜B4(油圧式摩擦係合要素)の係合・解放を制御するよう構成されている。
油圧制御回路40は、例えば複数のリニアソレノイド弁や油圧回路を含んで構成されており、シフトレバーの操作に応じてリニアソレノイド弁や、図示しないソレノイド弁を制御することによって、各油圧式摩擦係合要素の作動状態を切り替える油圧を制御するようになっている。
パワートレーン1は、過給エンジン10を制御するためのエンジンECU(Electronic Control Unit)50と、トルクコンバータ20およびに変速機30を制御するためのトランスミッションECU60とを備えている。
エンジンECU50およびトランスミッションECU60は、それぞれ図示していないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory) 、および入出力インターフェースを含んで構成されている。このエンジンECU50とトランスミッションECU60とは通信回線により接続され、相互にデータを授受するようになっている。
エンジンECU50には、エンジン回転数センサ11と、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセル開度センサ51と、過給エンジン10のスロットルバルブ12の開度を検出するスロットル開度センサ52と、車速センサ53等とが接続されている。
このエンジンECU50は、エンジン回転数センサ11から入力されるエンジン回転数信号、アクセル開度センサ51から入力されるアクセル開度信号、スロットル開度センサ52から入力されるスロットル開度信号、および車速センサ53から入力される車速信号等に基づき、過給エンジン10のスロットルモータ13にスロットル開度指令信号を出力し、過給エンジン10の回転数(エンジン回転数Ne)を制御するようになっている。
また、エンジンECU50は、変速機30でクラッチ・ツウ・クラッチにより変速を行う際、具体的には変速機30の変速進行度が所定進行度に達したときに、エンジントルクTeを低下させるトルクダウン制御を実行するようになっている。
ここで、変速機30の変速進行度は、変速後の変速段の同期回転数と変速中のタービン回転数Ntとの差で表すことができ、その差が所定値(適合値)以内となったときに所定進行度に達したものと判断される。すなわち、タービン回転数Ntが、変速後の変速段の同期回転数から上記適合値を減算した値以上となったときに、変速機30の変速進行度が所定進行度に達したと判断される。
このトルクダウン制御を実行することで、変速後の変速段を成立させる油圧式摩擦係合要素を係合する際に、その油圧式摩擦係合要素のトルク容量が増加し、変速機30から出力されるトルクが急激に増大することによりショックが生じることを防止することができる。特に、本実施の形態では、こうしたトルクダウン制御は、運転者の加速意図に応じたアクセルペダルの踏み込みがあった際にダウンシフトされる、いわゆるパワーオンダウンシフト時に実行される。
本実施の形態において、エンジンECU50は、スロットルバルブ12の開度を調整することで上述のトルクダウン制御を実現している。スロットルバルブ12の開度は、設定される目標エンジントルクに対して実エンジントルクが一致するようフィードバック制御されている。したがって、エンジンECU50が上記フィードバック制御における目標エンジントルクを最適な値に変更することで、スロットルバルブ12の開度が最適な開度に調整される。これにより、トルクダウン制御が実現される。なお、トルクダウン制御の詳細については後述する。
トランスミッションECU60には、タービン回転数センサ27と、変速機出力軸回転数センサ36と、スロットル開度センサ52と、車速センサ53と、シフトレバーのポジションを検出するポジションセンサ61等とが接続されている。
このトランスミッションECU60は、タービン回転数センサ27から入力されるタービン回転数信号、変速機出力軸回転数センサ36から入力される変速機出力軸回転数信号、およびポジションセンサ61から入力されるポジション検出信号等に基づき、油圧制御回路40に変速指令信号を出力するようになっている。
これにより、油圧制御回路40は、変速機30のクラッチC1〜C4、およびブレーキB1〜B4を係合・解放させて、変速機30の歯車噛み合い状態を、6段の前進変速段のうちのいずれかに、あるいは後進段に設定するようになっている。
次に、図3を参照して、本実施の形態に係る制御装置の構成について説明する。図3では、特にパワーオンダウンシフトが実行されたときのトルクダウン制御に係る制御装置の機能について説明する。
図3に示すように、本実施の形態に係る制御装置は、エンジンECU50によって構成され、パワーオンダウンシフト判定手段70と、実エンジントルク算出手段71と、変速終期判定手段72と、目標エンジントルクTetを設定する目標エンジントルク設定手段73と、トルク制御手段74とを有している。
パワーオンダウンシフト判定手段70は、アクセル開度センサ51から入力されるアクセル開度信号に基づき、アクセルペダルが踏み込まれたオン状態であるか否かを判定するようになっている。
また、パワーオンダウンシフト判定手段70は、トランスミッションECU60から油圧制御回路40に対して入力される変速指令信号(変速機30のクラッチC1〜C4、およびブレーキB1〜B4の係合・解放を制御する信号)に基づき、変速機30がダウンシフトを開始したか否かを判定するようになっている。
パワーオンダウンシフト判定手段70は、上記2つの判定に基づき、運転者の加速意図に応じたアクセルペダルの踏み込みによるダウンシフトが開始されたか否か、つまりアクセルペダルが踏み込まれたオン状態で、かつ変速段がダウンシフトされるパワーオンダウンシフトが開始されたか否かを判定するようになっている。
実エンジントルク算出手段71は、エンジン回転数センサ11により検出したエンジン回転数Neと、エンジン回転数Neと過給エンジン10のエンジントルクとの関係を表したマップとに基づいて、過給エンジン10の実エンジントルクTerを算出するようになっている。
変速終期判定手段72は、変速後の変速段の同期回転数と変速中のタービン回転数Ntとの差が所定値(適合値)以内となったか否かを判定することにより、変速機30の変速進行度が所定進行度(ここでは、変速終期)に達したか否かを判定するようになっている。すなわち、変速終期判定手段72は、タービン回転数Ntが変速後の変速段の同期回転数から上記適合値を減算した値以上となったか否かを判定することにより、変速機30のダウンシフトが変速終期に達したか否かを判定するようになっている。
目標エンジントルク設定手段73は、変速機30の変速進行度が所定進行度(変速終期)に達したことを条件に、実エンジントルク算出手段71によって算出された実エンジントルクTerの応答度合いに応じて目標エンジントルクTetを可変設定するようになっている。ここで、実エンジントルクTerの応答度合いとは、実エンジントルクTerが目標エンジントルクTetに対してどれだけ近づいたかを示すもので、後述する第1の仮エンジントルクTet_1の算出に関わるものである。
具体的には、目標エンジントルク設定手段73は、第1の仮目標エンジントルク算出手段81と、第2の仮目標エンジントルク算出手段82とを有しており、これら両算出手段で算出された仮目標エンジントルクのうち、最適な仮目標エンジントルクを選択し、これを最終的な目標エンジントルクTetとして設定するようになっている。したがって、上述の可変設定とは、実エンジントルクTerの応答度合いに応じて少なくともいずれか一方の仮目標エンジントルクを選択することを意味する。
第1の仮目標エンジントルク算出手段81は、パワーオンダウンシフトが開始されたことを条件に、実エンジントルクTerに第1の所定値αを加えることにより第1の仮目標エンジントルクTet_1(=Ter+α)を算出するようになっている。本実施の形態における第1の仮目標エンジントルクTet_1は、本発明における第1上限値に相当する。
第2の仮目標エンジントルク算出手段82は、変速機30の変速進行度が所定進行度(変速終期)に達したことを条件に、目標エンジントルクTet(n)が所定の勾配で増加するよう前回設定された目標エンジントルクTet(n−1)に第2の所定値βを加えることにより第2の仮目標エンジントルクTet_2(=Tet(n−1)+β)を算出するようになっている。ここで、第2の所定値βは、第1の所定値αより小さい値とされる。本実施の形態における第2の仮目標エンジントルクTet_2は、本発明における第2上限値に相当する。
そして、目標エンジントルク設定手段73は、第1の仮目標エンジントルク算出手段81で算出された第1の仮目標エンジントルクTet_1と、第2の仮目標エンジントルク算出手段82で算出された第2の仮目標エンジントルクTet_2とのうち、いずれか小さい値を選択し、すなわち最小値選択し、これを最終的な目標エンジントルクTet(n)として設定するようになっている。
トルク制御手段74は、目標エンジントルク設定手段73によって設定された目標エンジントルクTet(n)に基づき、スロットルモータ13を制御してスロットルバルブ12の開度を調整するようになっている。これにより、吸入空気量が調整され、トルクダウン制御が実現される。したがって、トルク制御手段74は、パワーオンダウンシフト時の変速終期を起点にタービン回転数Ntおよびエンジン回転数Neが変速後の変速段の同期回転数に対してオーバシュートすることを抑制する役割を担っている。
図4は、パワーオンダウンシフト時のトルクダウン制御における目標エンジントルクTet(n)の推移を示すものである。
図4に示すように、目標エンジントルク設定手段73は、パワーオンダウンシフトが開始され変速機30の変速進行度が所定進行度(変速終期)に達すると、実エンジントルクTerに第1の所定値αを加えた第1の仮目標エンジントルクTet_1を、目標エンジントルクTet(n)の初期値として設定する。これにより、目標エンジントルク設定手段73により設定される目標エンジントルクTet(n)は、第1の仮目標エンジントルクTet_1によって上限ガードされる。
その後、目標エンジントルク設定手段73は、変速終期から微小時間Δt経過後の第1の仮目標エンジントルクTet_1を算出するとともに、前回の目標エンジントルクTet(n−1)(ここでは、初期値)に第2の所定値βを加えた第2の仮目標エンジントルクTet_2を算出する。
このとき、目標エンジントルク設定手段73は、第2の仮目標エンジントルクTet_2よりも小さい第1の仮目標エンジントルクTet_1を、図中、太実線で示すように時間t1における目標エンジントルクTet(n)として設定する。時間t2においても同様である。
これにより、目標エンジントルクTet(n)と実エンジントルクTerとの差(乖離幅)が、第1の所定値α以下に抑えられる。したがって、過給応答遅れを考慮した実エンジントルクTerの傾き制限を行うことができる。つまり、目標エンジントルクTet(n)の傾きよりも実エンジントルクTerの傾きが小さい間(時間t1までの間)は、過給応答遅れがあるものとして目標エンジントルクTet(n)の初期値で設定した第1の所定値αが上記乖離幅として維持される。
次いで、目標エンジントルク設定手段73は、時間t2において微小時間Δt経過後の時間t3における第1の仮目標エンジントルクTet_1および第2の仮目標エンジントルクTet_2を算出する。ここでは、実エンジントルクTerが時間t1のときよりも上昇している。このため、ここで設定される第1の仮目標エンジントルクTet_1は、第2の仮目標エンジントルクTet_2よりも大きくなる。したがって、目標エンジントルク設定手段73は、図中、太実線で示すように第2の仮目標エンジントルクTet_2を時間t3における目標エンジントルクTet(n)として設定する。
これにより、目標エンジントルク設定手段73により設定される目標エンジントルクTet(n)は、第2の仮目標エンジントルクTet_2によって上限ガードされる。また、このとき、第2の仮目標エンジントルクTet_2は、目標エンジントルクTet(n)の傾き(スイープ量)を考慮して設定されているので、実エンジントルクTerの傾きが制限されることとなる。
また、本実施の形態では、上述のトルクダウン制御における実エンジントルクTerの傾き制限に基づき、パワーオンダウンシフト時のクラッチ係合油圧を設定している。これにより、クラッチ係合油圧の傾きがクラッチ入力トルクの傾き以上となる。なお、クラッチ入力トルクは、実エンジントルクTerから算出することができる。こうしたクラッチ係合油圧の設定により、エンジン回転数Neの吹け上がりをさらに抑制することができる。
次に、図5を参照して、本実施の形態に係る制御装置の目標エンジントルク設定プログラムの実行内容を説明する。このフローチャートに示される目標エンジントルク設定プログラムは、エンジンECU50のCPUにより、RAMを作業領域として所定の時間間隔で実行される。
図5に示すように、エンジンECU50は、パワーオンダウンシフトが開始されたか否かを判定する(ステップS1)。具体的には、エンジンECU50は、アクセル開度信号に基づきアクセルペダルが踏み込まれたオン状態で、かつ変速指令信号に基づき変速機30がダウンシフトを開始したか否かを判定する。エンジンECU50は、パワーオンダウンシフトが開始されていないと判定した場合には、本ステップを繰り返し実行する。
一方、エンジンECU50は、パワーオンダウンシフトが開始されたと判定した場合には、実エンジントルクTerに第1の所定値αを加えることにより第1の仮目標エンジントルクTet_1(=Ter+α)を算出する(ステップS2)。
次いで、エンジンECU50は、変速機30の変速進行度が所定進行度(変速終期)に達したか否かを判定する(ステップS3)。具体的には、エンジンECU50は、タービン回転数Ntが変速後の変速段の同期回転数から適合値を減算した値以上となったか否かを判定する。エンジンECU50は、変速機30の変速進行度が所定進行度(変速終期)に達していないと判定した場合には、ステップS2の処理に戻る。
一方、エンジンECU50は、変速機30の変速進行度が所定進行度(変速終期)に達したと判定した場合には、前回設定された目標エンジントルクTet(n−1)に第2の所定値βを加えることにより第2の仮目標エンジントルクTet_2(=Tet(n−1)+β)を算出する(ステップS4)。
その後、エンジンECU50は、ステップS2およびステップS4で算出された第1の仮目標エンジントルクTet_1と第2の仮目標エンジントルクTet_2とを比較し、これら両仮目標エンジントルクのうち、いずれか小さい値を選択(最小値選択)し、これを最終的な目標エンジントルクTet(n)として設定する(ステップS5)。
エンジンECU50は、ステップS5で設定された目標エンジントルクTet(n)に基づき、スロットルモータ13を制御してスロットルバルブ12の開度を調整する。これにより、吸入空気量が調整され、トルクダウン制御が実現される。
次いで、エンジンECU50は、タービン回転数センサ27の検出結果と変速機出力軸回転数センサ36の検出結果との比(出力軸回転数Nout/タービン回転数Nt)と、目標の変速段すなわちダウンシフト後の変速段の変速比とに基づき、変速機30のダウンシフトが完了したか否か、つまり変速が完了したか否かを判定する(ステップS6)。エンジンECU50は、変速が完了していないと判定した場合には、ステップS2に戻り、再度ステップS2以降の処理を繰り返し実行する。
他方、エンジンECU50は、変速が完了したと判定した場合には、トルクダウン制御から復帰して、つまりトルクダウン制御を終了して(ステップS7)、本処理を終了する。
次に、図6(a)、図6(b)を参照して、本実施の形態に係るトルクダウン制御の有無によるタービン回転数Ntのオーバシュート時間について説明する。
図6(a)は本実施の形態に係るトルクダウン制御を実行した場合を示し、図6(b)は当該トルクダウン制御を実行しない場合を示している。また、図6(a)、図6(b)は、それぞれ4速から2速へのパワーオンダウンシフトが行われた場合の例を示すものである。
図6(b)に示すように、トルクダウン制御を実行しない例においては、アクセル開度が所定値以上となり、かつ4速から2速への変速指令信号が入力されると、アクセル開度に応じた目標エンジントルクTetが設定されるとともに、当該目標エンジントルクTetを出力するためにスロットル開度が増加させられる。また、当該目標エンジントルクTetに応じて実エンジントルクTerが緩やかに増加する。また、エンジン回転数Neおよびタービン回転数Ntも上昇する。
その後、変速進行度が変速終期に達しても、目標エンジントルクTetは変速開始時に設定された目標エンジントルクTetを維持している。このため、スロットル開度も変速開始時のスロットル開度に維持される。
したがって、トルクダウン制御を実行しない例においては、特に変速終期以降における目標エンジントルクTetと実エンジントルクTerとの乖離が比較的大きくなる。これにより、スロットル開度のフィードバック制御が適切に行われなくなり、結果として変速終期後の同期回転数(2速)に対するタービン回転数Ntのオーバシュート時間が比較的長い時間2Tとなってしまう。
これに対して、図6(a)に示すように、本実施の形態に係るトルクダウン制御を実行する例では、変速終期に達すると、トルクダウン制御の作用により目標エンジントルクTetが図6(b)の目標エンジントルクTetと比較して大幅に低下させられる。
また、このとき設定される目標エンジントルクTetは、第1の仮目標エンジントルクTet_1と第2の仮目標エンジントルクTet_2とのうち、いずれか小さい値を選択したものである。このため、変速終期以降における実エンジントルクTerと目標エンジントルクTetの乖離が図6(b)に示す例と比較して大幅に小さくなる。
したがって、変速終期以降は、実エンジントルクTerの傾きが制限され、目標エンジントルクTet、実エンジントルクTerがともに比較的緩やかな傾きで上昇することとなる。また、トルクダウン制御による目標エンジントルクTetの低下に伴いスロットル開度も低下させられる。
この結果、本実施の形態に係るトルクダウン制御を実行する例では、図6(b)に示す例と比較して、変速終期後の同期回転数(2速)に対するタービン回転数Ntのオーバシュート時間が時間2T(図6(b)参照)の約半分程度の時間Tに抑えられる。すなわち、本実施の形態に係るトルクダウン制御を実行する例では、上記オーバシュート時間を大幅に小さくすることができる。
以上のように、本実施の形態に係る制御装置は、実エンジントルクTerの応答度合に応じて目標エンジントルクTet(n)を可変設定するようにしたので、応答性の悪いターボチャージャ2を有する過給エンジン10であっても、変速時の目標エンジントルクTet(n)と実エンジントルクTerの乖離を抑制することができる。この結果、変速機30の入力軸26の回転数であるタービン回転数Ntを速やかに変速後の変速段に応じた同期回転数に収束させることができる。この結果、変速時間を従来と比較して短縮することができる。
また、本実施の形態に係る制御装置は、過給圧が応答した際のエンジントルクTeに傾き制限をかけ、ダウンシフト(特にパワーオンダウンシフト)時の同期回転数に対するタービン回転数Ntのオーバシュート、すなわちタービン吹きを抑制することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、トルクダウン制御の実行開始時点を変速終期としたが、これに限らず、例えば変速終期より所定時間前をトルクダウン制御の実行開始時間としてもよい。この場合、トルクダウン制御の実行開始時点は、タービン回転数Ntが、ダウンシフト時の同期回転数から上述した適合値よりも大きな所定値を減算した値以上となったときに、変速機30の変速進行度が所定進行度に達したと判断すればよい。
以上説明したように、本発明に係る車両の制御装置は、過給エンジンのダウンシフト時に、エンジン回転数を速やかに同期回転数に収束できるという効果を奏するもので、各種の過給エンジンに有用である。
2…ターボチャージャ(過給器)、10…過給エンジン(エンジン)、11…エンジン回転数センサ、12…スロットルバルブ、26…入力軸、27…タービン回転数センサ、30…変速機、35…出力軸、36…変速機出力軸回転数センサ、50…エンジンECU、51…アクセル開度センサ、52…スロットル開度センサ、70…パワーオンダウンシフト判定手段、71…実エンジントルク算出手段、72…変速終期判定手段、73…目標エンジントルク設定手段、74…トルク制御手段、81…第1の仮目標エンジントルク算出手段、82…第2の仮目標エンジントルク算出手段、Ter…実エンジントルク、Tet…目標エンジントルク、Tet_1…第1の仮目標エンジントルク(第1上限値)、Tet_2…第2の仮目標エンジントルク(第2上限値)
Claims (2)
- 過給器を有するエンジンと、前記エンジンと接続されたトルクコンバータと、前記トルクコンバータから出力された回転動力を入力する入力軸と前記入力軸から入力された回転動力をクラッチ・ツウ・クラッチにより変速して出力する出力軸とを有する変速機と、を備えた車両の制御装置であって、
前記エンジンの目標エンジントルクを設定するための目標エンジントルク設定手段と、
前記目標エンジントルク設定手段から出力された目標エンジントルクに基づいて、前記エンジンの実エンジントルクを制御するためのトルク制御手段と、
前記エンジンの実エンジントルクを算出する実エンジントルク算出手段と、を備え、
前記目標エンジントルク設定手段は、前記変速機の変速進行度が所定進行度に達したことを条件に、前記実エンジントルク算出手段によって算出された実エンジントルクの応答度合いに応じて前記目標エンジントルクを可変設定するようにしたことを特徴とする車両の制御装置。 - 前記目標エンジントルク設定手段は、前記変速機の変速進行度が所定進行度に達したことを条件に、前記実エンジントルクに第1の所定値αを加えた第1上限値と、前記目標エンジントルクが所定の勾配で増加するよう前回設定された前記目標エンジントルクに第2の所定値βを加えた第2上限値と、のうち小さい値を前記目標エンジントルクとして設定することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013076037A JP2014201086A (ja) | 2013-04-01 | 2013-04-01 | 車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013076037A JP2014201086A (ja) | 2013-04-01 | 2013-04-01 | 車両の制御装置 |
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JP2014201086A true JP2014201086A (ja) | 2014-10-27 |
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