JP2014200653A - 歩行補助装置の装着具 - Google Patents

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Abstract

【課題】大腿装着部や大腿装着部のカフ部材や下腿装着部や下腿装着部のカフ部材をオーダーメイドで作製する必要もないにも係らず、フィット感や装着感に優れた、歩行補助装置の装着具を提供する。【解決手段】下腿装着部RS1は歩行補助装置に着脱可能に装着するように形成され、カフ部材10は下腿装着部RS1や大腿装着部RS2や下腿装着部LS1や大腿装着部LS2の一部を構成し形状記憶ポリマー材料で任意寸法の板状に形成し、カフ部材温度11はカフ部材10が変形しない40℃以下であることを示し、カフ部材10を歩行補助装置に着脱可能に装着するような手段として形成された固定部材20は下腿装着部RS1や大腿装着部RS2や下腿装着部LS1や大腿装着部LS2の一部を構成し、着脱ベルト30は、カフ部材10を固定部材20を介して歩行補助装置に着脱可能に装着する手段として機能する。【選択図】図5

Description

本発明は、歩行困難者の大腿に装着される大腿装着部及び/又は歩行困難者の下腿に装着される下腿装着部を備えた歩行困難者の歩行を補助する装置において、前記大腿装着部の少なくとも一部に形状記憶ポリマー成形体が用いられ及び/又は前記下腿装着部の少なくとも一部に形状記憶ポリマー成形体が用いられることを特徴とする歩行補助装置の装着具に関するものである。
従来から、処々の事情で普通の歩行が困難になったり不自由になった歩行困難者の、歩行を補助する装置や、歩行を支援する装置や、歩行の訓練を行なう装置などの開発がなされてきた。
近年、これらの歩行補助装置や、歩行支援装置や、歩行訓練装置、などの一例として、国立大学法人筑波大学の山海嘉之先生によって開発されてきた、「装着式動作補助装置」(特開2013−22091号公報を参照する)、「装着式動作補助装置」(特開2013−13499号公報を参照する)、「装着式動作補助装置の動作補助システム及び装着式動作補助装置及び装着式動作補助装置の動作補助方法」(特開2009−66395号公報を参照する)、「装着式動作補助装置」(特許第5002655号公報を参照する)、などが一般的に知られるようになってきており、新聞、雑誌、TV、インターネット、などの各種マスメディアで紹介され注目を浴びるようになってきた。
ところが、従来の歩行補助装置や、従来の歩行支援装置や、従来の歩行訓練装置などの中で、例えば、歩行困難者の片脚又は両脚の大腿に装着される大腿装着部又は歩行困難者の片脚又は両脚の下腿に装着される下腿装着部を備えた歩行補助装置において、大腿装着部又は下腿装着部は、当該歩行困難者の体型や片脚又は両脚の大腿部の寸法や形状に合わせて、又は当該歩行困難者の体型や片脚又は両脚の下腿部の寸法や形状に合わせてオーダーメイドで作製する必要があった。
また例えば、歩行困難者の片脚又は両脚の大腿に装着される大腿装着部及び歩行困難者の片脚又は両脚の下腿に装着される下腿装着部を備えた歩行補助装置において、大腿装着部及び下腿装着部は当該歩行困難者の体型や片脚又は両脚の大腿部の寸法や形状に合わせて及び当該歩行困難者の体型や片脚又は両脚の下腿部の寸法や形状に合わせてオーダーメイドで作製する必要があった。
また例えば、特開2013−22091号の装着式動作補助装置や、特開2013−13499号の装着式動作補助装置や、特開2009−66395号の装着式動作補助装置の動作補助システム及び装着式動作補助装置及び装着式動作補助装置の動作補助方法や、特許第5002655号の装着式動作補助装置などは、歩行困難者の両脚の大腿に装着される大腿装着部及び歩行困難者の両脚の下腿に装着される下腿装着部を備えた歩行補助装置において、大腿装着部及び下腿装着部は当該歩行困難者の体型や両脚の大腿部の寸法や形状に合わせて及び当該歩行困難者の体型や両脚の下腿部の寸法や形状に合わせてオーダーメイドで作製する必要があった。
したがって、上述した大腿装着部や下腿装着部は、必要な場合には、歩行困難者の体型や左右の大腿部に合わせて、さらに歩行困難者の体型や左右の下腿部に合わせて、全部で4種類の異なった形状の部品で構成されている場合があり、部品コストや金型コストの問題で当該歩行困難者の経済的負担が大きいという指摘を受けていた。
また例えば、特開2013−22091号の装着式動作補助装置や、特開2013−13499号の装着式動作補助装置や、特開2009−66395号の装着式動作補助装置の動作補助システム及び装着式動作補助装置及び装着式動作補助装置の動作補助方法や、特許第5002655号の装着式動作補助装置などで用いられている、大腿装着部のカフ部材や下腿装着部のカフ部材が使用者の体形によっては、装着感が良くないという指摘を受けている。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、使用者の体形や使用者の左右の大腿部の寸法や形状に合わせて大腿装着部や大腿装着部の少なくとも一部を形成するカフ部材をオーダーメイドで作製する必要もなく、また使用者の左右の下腿部の寸法や形状に合わせて下腿装着部や下腿装着部の少なくとも一部を形成するカフ部材をオーダーメイドで作製する必要もないにも係らず、フィット感や装着感に優れた、歩行補助装置の装着具の提供を目的とする。
課題を解決するための第一の手段(本願請求項1より)は、歩行困難者の大腿に装着される大腿装着部及び歩行困難者の下腿に装着される下腿装着部を備えた歩行困難者の歩行を補助する装置、或いは歩行困難者の大腿に装着される大腿装着部又は歩行困難者の下腿に装着される下腿装着部を備えた歩行困難者の歩行を補助する装置において、前記大腿装着部の少なくとも一部に形状記憶ポリマー成形体が用いられ及び前記下腿装着部の少なくとも一部に形状記憶ポリマー成形体が用いられることを特徴とし、或いは前記大腿装着部の少なくとも一部に形状記憶ポリマー成形体が用いられ又は前記下腿装着部の少なくとも一部に形状記憶ポリマー成形体が用いられることを特徴とする、歩行補助装置の装着具を提供することである。
課題を解決するための第一の手段で記述した歩行困難者の大腿に装着される大腿装着部に関しては、本明細書で記載した形状記憶ポリマー成形体が用いられることで、歩行困難者の大腿だけでなく、下腿にも同じ形状で同じ寸法の部材が使用可能になり、部材の共有化によるコスト低減が可能になる。
課題を解決するための第一の手段で記述した歩行困難者の下腿に装着される下腿装着部に関しては、本明細書で記載した形状記憶ポリマー成形体が用いられることで、歩行困難者の下腿だけでなく、大腿にも同じ形状で同じ寸法の部材が使用可能になり、部材の共有化によるコスト低減が可能になる。
課題を解決するための第一の手段で記述した歩行困難者の歩行を補助する装置に関しては、処々の事情で普通の歩行が困難になったり不自由になった歩行困難者の、歩行を補助する装置や、歩行を支援する装置や、歩行の訓練を行なう装置などには、概ね歩行困難者の大腿や下腿の任意表面を抱持又は把持するような部材が用いられているタイプに関しては、本発明の対象になる。
課題を解決するための第一の手段で記述した形状記憶ポリマーに関しては、形状記憶樹脂とも呼ばれており、一度変形させた材料を加熱すると、その材料が変形前の元の形状に完全に戻ってしまう現象を示し、かつ実用的な温度領域でこの現象が観察される樹脂のことをさし、一般的には、ポリノルボルネン系形状記憶ポリマー、トランスポリイソプレン系形状記憶ポリマー、スチレン−ブタジエン共重合体系形状記憶ポリマー、ポリウレタン系形状記憶ポリマー、ポリエステル系形状記憶ポリマー、ポリスチレン系形状記憶ポリマー、ポリオレフィン系形状記憶ポリマー、ポリ乳酸系形状記憶ポリマー、アクリル系形状記憶ポリマー、ポリアミド系形状記憶ポリマー、などが知られ一般的に入手可能である。本発明ではこれらの形状記憶ポリマーなどから選択して用いればよく、単独で用いても、任意に組合わせて用いても構わないものとする。
課題を解決するための第一の手段で記述した形状記憶ポリマー成形体に関しては、本明細書で記述した形状記憶ポリマーを用いて成形体にする方法に関しては一般的に知られた合成樹脂の成形方法であれば何を用いても構わない。
課題を解決するための第二の手段(本願請求項2より)は、前記大腿装着部が、前記歩行補助装置への固定部材と、前記歩行困難者の大腿を着脱可能に保持するカフ部と、前記固定部材と前記大腿カフ部が着脱可能に係着される着脱部で形成される場合には、前記大腿カフ部が形状記憶ポリマーで成形されることを特徴とする、課題を解決するための第一の手段に記載の歩行補助装置の装着具を提供することである。
課題を解決するための第二の手段で記述した前記歩行困難者の大腿を着脱可能に保持するカフ部に関しては、大腿カフ部材ともいい、この大腿カフ部材に本明細書で記載した形状記憶ポリマー成形体が用いられることで、歩行困難者の大腿だけでなく、下腿にも同じ形状で同じ寸法の部材が使用可能になり、部材の共有化によるコスト低減が可能になる。
課題を解決するための第二の手段で記述した前記大腿カフ部が形状記憶ポリマーで成形されることに関しては、一般的に知られた形状記憶ポリマーなどから選択して用いればよく、単独で用いても、任意に組合わせて用いても構わないものとし、これらの形状記憶ポリマーを用いて成形体にする方法に関しては一般的に知られた合成樹脂の成形方法であれば何を用いても構わない。
課題を解決するための第三の手段(本願請求項3より)は、前記下腿装着部が、前記歩行補助装置への固定部材と、前記歩行困難者の下腿を着脱可能に保持するカフ部と、前記固定部材と前記下腿カフ部が着脱可能に係着される着脱部で形成される場合には、前記下腿カフ部が形状記憶ポリマーで成形されることを特徴とする、課題を解決するための第一の手段に記載の歩行補助装置の装着具を提供することである。
課題を解決するための第三の手段で記述した前記歩行困難者の下腿を着脱可能に保持するカフ部に関しては、下腿カフ部材ともいい、この下腿カフ部材に本明細書で記載した形状記憶ポリマー成形体が用いられることで、歩行困難者の大腿だけでなく、下腿にも同じ形状で同じ寸法の部材が使用可能になり、部材の共有化によるコスト低減が可能になる。
課題を解決するための第三の手段で記述した前記下腿カフ部が形状記憶ポリマーで成形されることに関しては、一般的に知られた形状記憶ポリマーなどから選択して用いればよく、単独で用いても、任意に組合わせて用いても構わないものとし、これらの形状記憶ポリマーを用いて成形体にする方法に関しては一般的に知られた合成樹脂の成形方法であれば何を用いても構わない。
課題を解決するための第四の手段は、前記形状記憶ポリマーの少なくとも一部を緩衝性を向上させるように調整することを特徴とする、課題を解決するための第一の手段から課題を解決するための第三の手段のいずれかに記載の歩行補助装置の装着具を提供することである。
課題を解決するための第四の手段で記述した前記形状記憶ポリマーの少なくとも一部を緩衝性を向上させるように調整することに関しては、一般的に知られた形状記憶ポリマーである、ポリノルボルネン系形状記憶ポリマー、トランスポリイソプレン系形状記憶ポリマー、スチレン−ブタジエン共重合体系形状記憶ポリマー、ポリウレタン系形状記憶ポリマー、ポリエステル系形状記憶ポリマー、ポリスチレン系形状記憶ポリマー、ポリオレフィン系形状記憶ポリマー、ポリ乳酸系形状記憶ポリマー、アクリル系形状記憶ポリマー、ポリアミド系形状記憶ポリマーなどに、緩衝性や発泡性を付与するための触媒の使用や触媒の変更や触媒添加による改良や、緩衝性や発泡性を付与するための添加物の使用や添加物の変更や、緩衝性や発泡性を付与するためのポリマー組成や、緩衝性や発泡性を付与するための架橋方法の改良や、緩衝性や発泡性を付与するための加工方法の改良、などによっての実施が可能である。
また、前記形状記憶ポリマーの少なくとも一部を緩衝性を向上させるように調整することに関しては、上述した形状記憶ポリマー以外にも、PP(ポリプロピレン)アロイ構造を利用した形状記憶ゴムなども使用可能であり、アロイ化する樹脂としては、ポリオレフィンを主にしてポリスチレン,ナイロン,ポリエステルなどの熱可塑性樹脂などが知られている。
本発明の歩行補助装置の装着具によって、従来ではレディメイドかオーダーメイドで作製していた左右の大腿装着部の少なくとも一部を形状記憶ポリマー材料で形成したことで、本発明を採用した歩行補助装置の使用時に使用者の体形や使用者の左右の大腿部の寸法や形状に合わせて大腿装着部が変形するので、大腿装着部のレディメイドかオーダーメイドが不要になり、部材製造コストや付随する金型コストの大幅な低減が可能になる。
本発明の歩行補助装置の装着具によって、従来ではレディメイドかオーダーメイドで作製していた左右の下腿装着部の少なくとも一部を形状記憶ポリマー材料で形成したことで、本発明を採用した歩行補助装置の使用時に使用者の体形や使用者の左右の下腿部の寸法や形状に合わせて下腿装着部が変形するので、下腿装着部のレディメイドかオーダーメイドが不要になり、部材製造コストや付随する金型コストの大幅な低減が可能になる。
本発明の歩行補助装置の装着具によって、従来ではレディメイドかオーダーメイドで作製していた左右の大腿装着部の一部を構成するカフ部材を形状記憶ポリマー材料で形成したことで、本発明を採用した歩行補助装置の使用時に使用者の体形や使用者の左右の大腿部の寸法や形状に合わせて大腿装着部の一部を構成するカフ部材が変形するので、左右の大腿用カフ部材のレディメイドかオーダーメイドが不要になり、部材製造コストや付随する金型コストの大幅な低減が可能になる。
本発明の歩行補助装置の装着具によって、従来ではレディメイドかオーダーメイドで作製していた左右の下腿装着部の一部を構成するカフ部材を形状記憶ポリマー材料で形成したことで、本発明を採用した歩行補助装置の使用時に使用者の体形や使用者の左右の下腿部の寸法や形状に合わせて下腿装着部の一部を構成するカフ部材が変形するので、左右の下腿用カフ部材のレディメイドかオーダーメイドが不要になり、部材製造コストや付随する金型コストの大幅な低減が可能になる。
上述した発明の効果に加えて、本発明の使用者は、本発明の歩行補助装置の装着具を使用する直前に、少なくとも一部が形状記憶ポリマー材料で形成された左右の大腿装着部を所定の温度にした後に使用者の左右の大腿に押し当てることで、使用者の左右の大腿の形状に合わせて変形し、変形した左右の大腿装着部を装着するので、レディメイドやオーダーメイドではないにもかかわらず、装着感やフィット感を向上させた歩行補助装置を使用することができる。
また、上述した発明の効果に加えて、本発明の使用者は、本発明の歩行補助装置の装着具を使用する直前に、少なくとも一部が形状記憶ポリマー材料で形成された左右の下腿装着部を所定の温度にした後に使用者の左右の下腿に押し当てることで、使用者の左右の下腿の形状に合わせて変形し、変形した左右の下腿装着部を装着するので、レディメイドやオーダーメイドではないにもかかわらず、装着感やフィット感を向上させた歩行補助装置を使用することができる。
上述した発明の効果に加えて、本発明の使用者は、本発明の歩行補助装置の装着具を使用する直前に、少なくとも一部が形状記憶ポリマー材料で形成された左右の大腿装着部の一部を構成するカフ部材を所定の温度にした後に使用者の左右の大腿に押し当てることで、使用者の左右の大腿の形状に合わせて変形し、変形した左右の大腿装着部の一部を構成するカフ部材によって左右の下腿が保持されるので、レディメイドやオーダーメイドではないにもかかわらず、装着感やフィット感を向上させた歩行補助装置を使用することができる。
また、上述した発明の効果に加えて、本発明の使用者は、本発明の歩行補助装置の装着具を使用する直前に、少なくとも一部が形状記憶ポリマー材料で形成された左右の下腿装着部の一部を構成するカフ部材を所定の温度にした後に使用者の左右の下腿に押し当てることで、使用者の左右の下腿の形状に合わせて変形し、変形した左右の下腿装着部の一部を構成するカフ部材によって左右の下腿が保持されるので、レディメイドやオーダーメイドではないにもかかわらず、装着感やフィット感を向上させた歩行補助装置を使用することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図8に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態例を示す概略説明図である。図2は本発明の実施の形態例を示す概略説明図である。図3は本発明の実施の形態例を示す概略説明図である。図4は本発明の実施の形態例を示す概略説明図である。図5は本発明の実施の形態例を示す概略説明図である。図6は本発明の実施の形態例を示す使用説明図である。図7は本発明の実施の形態例を示す使用説明図である。図8は本発明の実施の形態例を示す使用説明図である。
図1から図8を用いて本発明の歩行補助装置の装着具の概略を説明すると、まず、R1は人体左側の下腿を示し、R2は人体左側の大腿を示し、L1は人体右側の下腿を示し、L2は人体右側の大腿を示す。次にM1は人体左側下腿R1に着脱可能に装着する歩行補助装置であり、M2(図示せず)は人体左側下腿R1と大腿装着部RS2に着脱可能に装着する歩行補助装置であり、M3(図示せず)は人体右側下腿L1に着脱可能に装着する歩行補助装置であり、M4(図示せず)は人体右側下腿L1と人体右側大腿L2に着脱可能に装着する歩行補助装置である。RS1は人体左側下腿R1に着脱可能に装着する下腿装着部であり、下腿装着部RS1は歩行補助装置M1に着脱可能に装着するように形成され、下腿装着部RS1は形状記憶ポリマー材料の中から40℃から60℃の範囲で変形するように選択され変形すると人体左側下腿R1を抱持又は把持するように形成される。RS2は人体左側大腿R2に着脱可能に装着する大腿装着部であり、大腿装着部RS2は歩行補助装置M2(図示せず)に着脱可能に装着するように形成され、大腿装着部RS2は形状記憶ポリマー材料の中から40℃から60℃の範囲で変形するように選択され変形すると人体左側大腿R2を抱持又は把持するように形成される。LS1は人体右側下腿L1に着脱可能に装着する下腿装着部であり、下腿装着部LS1は歩行補助装置M3(図示せず)に着脱可能に装着するように形成され、下腿装着部LS1は形状記憶ポリマー材料の中から40℃から60℃の範囲で変形するように選択され変形すると人体右側下腿L1を抱持又は把持するように形成される。LS2は人体右側大腿L2に着脱可能に装着する大腿装着部であり、大腿装着部LS2は歩行補助装置M4(図示せず)に着脱可能に装着するように形成され、大腿装着部LS2は形状記憶ポリマー材料の中から40℃から60℃の範囲で変形するように選択され変形すると人体右側大腿L2を抱持又は把持するように形成される。次に、10は下腿装着部RS1や大腿装着部RS2や下腿装着部LS1や大腿装着部LS2の一部を構成するカフ部材であり、本明細書で記載した形状記憶ポリマー材料の中から40℃から60℃の範囲で変形するように選択され任意寸法の板状に形成してあり、11はカフ部材10が変形しない温度の状態であることを示しており、したがってカフ部材温度11は40℃以下であることを示している。また、12はカフ部材温度11の状態からカフ部材10が変形可能温度の状態であることを示しており、したがってカフ部材温度12は40℃から60℃の範囲であることを示している。また、13はカフ部材10がカフ部材温度12の状態で所定の加重や圧力が加えられ所定の形状に変形した状態であることを示しており、したがってカフ部材形状13は、人体左側下腿R1や人体左側大腿R2や人体右側下腿L1や人体右側大腿L2を抱持又は把持するような形状に変形させたことを示している。次に、20は下腿装着部RS1や大腿装着部RS2や下腿装着部LS1や大腿装着部LS2の一部を構成し、カフ部材10を歩行補助装置M1や歩行補助装置M2(図示せず)や歩行補助装置M3(図示せず)や歩行補助装置M4(図示せず)に着脱可能に装着するような手段として形成された固定部材であり、固定部材20はカフ部材10の任意の部位に固着される。次に着脱ベルト30は、カフ部材10を固定部材20を介して歩行補助装置M1や歩行補助装置M2(図示せず)や歩行補助装置M3(図示せず)や歩行補助装置M4(図示せず)に着脱可能に装着する手段として機能する着脱部であり、この実施例では任意寸法で任意材質の帯体またはベルトを用いるものとする。
図5に示した実施の形態例を説明すると、下腿装着部RS1は歩行補助装置M1に着脱可能に装着するように形成されているが、カフ部材10は基本的には人体左側下腿R1や人体左側大腿R2や人体右側下腿L1や人体右側大腿L2に押し当てて変形させて使用するので、カフ部材10がカフ部材温度11の状態であれば、下腿装着部RS1用にも大腿装着部RS2用にも下腿装着部LS1用にも大腿装着部LS2用にも同じ寸法で同じ形状のものが用いられることを特徴とするので、下腿装着部RS1は歩行補助装置M1にも歩行補助装置M2(図示せず)にも歩行補助装置M3(図示せず)にも歩行補助装置M4(図示せず)にも使用可能であり、大腿装着部RS2は歩行補助装置M1にも歩行補助装置M2(図示せず)にも歩行補助装置M3(図示せず)にも歩行補助装置M4(図示せず)にも使用可能であり、下腿装着部LS1は歩行補助装置M1にも歩行補助装置M2(図示せず)にも歩行補助装置M3(図示せず)にも歩行補助装置M4(図示せず)にも使用可能であり、大腿装着部LS2は歩行補助装置M1にも歩行補助装置M2(図示せず)にも歩行補助装置M3(図示せず)にも歩行補助装置M4(図示せず)にも使用可能であることで、カフ部材10と歩行補助装置M1,M2,M3,M4と下腿装着部RS1や大腿装着部RS2や下腿装着部LS1や大腿装着部LS2とは固定部材20と着脱ベルト30を介して固定することができる。
図1〜図4に示した実施の形態例を説明すると、図1と図2より、カフ部材10をカフ部材温度11の状態で任意の容器Cの中に入れられた40℃から60℃の範囲に調製した温水の中に所定時間浸すことで、カフ部材10はカフ部材温度12に変化し、カフ部材温度12に変化したカフ部材10を人体左側下腿R1や人体左側大腿R2や人体右側下腿L1や人体右側大腿L2に押し当て、図3に示したように所定の圧力P1と所定の圧力P2を図示した部位に付与することで、図4に示すようにカフ部材10は人体左側下腿R1や人体左側大腿R2や人体右側下腿L1や人体右側大腿L2を抱持又は把持するように変形することでカフ部材形状13となり、下腿装着部RS1や大腿装着部RS2や下腿装着部LS1や大腿装着部LS2に装着する準備ができたことになる。
図6〜図8に示した実施の形態例を説明すると、まず実施例1と実施例2によって準備された、すなわち使用準備が整ったカフ部材10であるカフ部材形状13を装着した下腿装着部RS1を用いて、新潟市の新潟医療福祉大学で義肢装具支援学科の江原教授・飯塚助教の技術指導のもとで学生による装着実験を実施した。図6では、被験者である学生の人体左側下腿R1に下腿装着部RS1を装着している状態を示しており、人体左側下腿R1の直近には下腿装着部RS1を装着する予定の歩行補助装置M1がスタンバイ状態になっている。図7では、被験者である学生の人体左側下腿R1に下腿装着部RS1の装着が完了した状態を示しており、人体左側下腿R1の直近には下腿装着部RS1の装着を待つばかりの歩行補助装置M1がスタンバイ状態になっている。図8では、被験者である学生の人体左側下腿R1に装着された下腿装着部RS1に歩行補助装置M1が装着され、被験者である学生が歩行実験している状態を示している。
実施例3で学生による装着実験が終了した後に、新潟市の新潟リハビリテーション病院の崎村医師を中心としたリハビリスタッフの協力を得て、2013年1月17日〜2月15日の間に患者様への実証実験を実施し、表1と表2に示したような結果を得た。
表1と表2より、患者様1、患者様2、患者様3、患者様4、患者様5、患者様6、患者様7、患者様8、の装着感やフィット感は概ね良好であり、総体的に本発明の歩行補助装置の装着具は良好な結果を得たと判断できる。
上記実施の形態の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮するものではない。又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の歩行補助装置の装着具が実用化することで、従来からの、処々の事情で普通の歩行が困難になったり不自由になった歩行困難者の、歩行を補助する装置や、歩行を支援する装置や、歩行の訓練を行なう装置などを製品化するためのコスト低減が可能になり、その結果、歩行困難者の社会進出が促進されるので、産業上の利用価値が高い発明であると考えられる。
本発明の実施の形態例を示す概略説明図である。 本発明の実施の形態例を示す概略説明図である。 本発明の実施の形態例を示す概略説明図である。 本発明の実施の形態例を示す概略説明図である。 本発明の実施の形態例を示す概略説明図である。 本発明の実施の形態例を示す使用説明図である。 本発明の実施の形態例を示す使用説明図である。 本発明の実施の形態例を示す使用説明図である。
R1・・人体左側下腿
R2・・人体左側大腿
L1・・人体右側下腿
L2・・人体右側大腿
M1・・歩行補助装置
RS1・・下腿装着部
RS2・・大腿装着部
LS1・・下腿装着部
LS2・・大腿装着部
10・・・カフ部材
11・・・カフ部材温度
12・・・カフ部材温度
13・・・カフ部材形状
20・・・固定部材
30・・・着脱ベルト

Claims (4)

  1. 歩行困難者の大腿に装着される大腿装着部及び/又は歩行困難者の下腿に装着される下腿装着部を備えた歩行困難者の歩行を補助する装置において、前記大腿装着部の少なくとも一部に形状記憶ポリマー成形体が用いられ及び/又は前記下腿装着部の少なくとも一部に形状記憶ポリマー成形体が用いられることを特徴とする歩行補助装置の装着具。
  2. 前記大腿装着部が、前記歩行補助装置への固定部材と、前記歩行困難者の大腿を着脱可能に保持するカフ部と、前記固定部材と前記大腿カフ部が着脱可能に係着される着脱部で形成される場合には、前記大腿カフ部が形状記憶ポリマーで成形されることを特徴とする、請求項1に記載の歩行補助装置の装着具。
  3. 前記下腿装着部が、前記歩行補助装置への固定部材と、前記歩行困難者の下腿を着脱可能に保持するカフ部と、前記固定部材と前記下腿カフ部が着脱可能に係着される着脱部で形成される場合には、前記下腿カフ部が形状記憶ポリマーで成形されることを特徴とする、請求項1に記載の歩行補助装置の装着具。
  4. 前記形状記憶ポリマーの少なくとも一部を緩衝性を向上させるように調整することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の歩行補助装置の装着具。
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