JP2014200090A - 無線通信装置及び無線伝送システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の送信ストリームで送受信された信号に基づき、各送信ストリームの複数のサブキャリア毎に信号対干渉雑音比(SINR)を算出し、そのサブキャリア毎に算出したSINRに基づいて複数のサブキャリア毎にチャネル容量を算出する。この複数のサブキャリア毎に算出した複数のチャネル容量を周波数軸上で合算又は平均化したチャネル容量の指標値を、無線伝送路の複数のランクそれぞれについて算出し、その複数のランクそれぞれについて算出した前記チャネル容量の指標値に基づいて、無線伝送路における次回のデータ送信に使用するランクを決定する。
【選択図】図1
Description
この無線伝送システムでは、複数のサブキャリア毎にSINRとそのSINRに基づくチャネル容量とを算出し、その複数のサブキャリア毎に算出した複数のチャネル容量を周波数軸上で合算又は平均化したチャネル容量の指標値を、複数のランクそれぞれについて算出している。このように算出したチャネル容量の指標値により、アンテナ間のフェージング相関の有無などが考慮された複数のランクそれぞれにおける複数のサブキャリアの全体にわたる平均的なチャネル容量を精度よく判断することができる。従って、実際の無線伝送路におけるSINRに応じて、スループットの劣化を抑制するように、次回のデータ送信に使用するランクを精度よく決定することができる。よって、複数のサブキャリアを介したMIMO無線伝送方式の無線伝送路におけるSINRに基づくランクの切り換え精度を高めてスループットの劣化を抑制できる。
この無線伝送システムでは、前記MIBに基づいて複数のサブキャリア毎にチャネル容量を算出することにより、実際の無線伝送路で使用される変調方式(変調多値数)とビットレベルからシンボルレベルへのマッピングとの影響を考慮して、前記ランクの決定に用いる複数のサブキャリア毎のチャネル容量を算出することができる。従って、前記SINRに基づくランクの切り換え精度を更に高めることができる。
この無線伝送システムでは、計算が容易なシャノン容量を用いることにより、前記サブキャリア毎のチャネル容量の算出処理の簡略化を図ることができる。
この無線伝送システムでは、複数の送信ストリーム間で複数のサブキャリア毎にSINRの平均値を算出し、その複数のサブキャリア毎に算出した複数のチャネル容量を周波数軸上で合算又は平均化したチャネル容量の指標値を、複数のランクそれぞれについて算出している。このように算出したチャネル容量の指標値により、アンテナ間のフェージング相関の有無などが考慮された複数のランクそれぞれにおける複数のサブキャリアの全体にわたる平均的なチャネル容量を精度よく判断することができる。従って、実際の無線伝送路におけるSINRに応じてスループットの劣化を抑制するように、次回のデータ送信に使用するランクを精度よく決定することができる。よって、複数のサブキャリアを介したMIMO無線伝送方式の無線伝送路におけるSINRに基づくランクの切り換え精度を高めてスループットの劣化を抑制できる。
しかも、前記MIBに基づいて複数のサブキャリア毎にチャネル容量を算出することにより、実際の無線伝送路で使用される変調方式(変調多値数)とビットレベルからシンボルレベルへのマッピングとの影響を考慮して、前記ランクの決定に用いる複数のサブキャリア毎のチャネル容量を算出することができる。従って、前記SINRに基づくランクの切り換え精度を更に高めることができる。
この無線伝送システムでは、前記MIBの算出処理の簡略化を図ることができる。
この無線伝送システムでは、実際に使用される受信処理方式を考慮したMIBを用いて、前記複数のサブキャリア毎のチャネル容量を算出できるので、前記SINRに基づくランクの切り換え精度を更に高めることができる。
この無線伝送システムでは、前記シャノン容量の算出処理の簡略化を図ることができる。
この無線伝送システムでは、実際に使用される受信処理方式を考慮したシャノン容量を用いて、前記複数のサブキャリア毎のチャネル容量を算出できるので、前記SINRに基づくランクの切り換え精度を更に高めることができる。
この無線伝送システムでは、実際に使用される受信処理方式と変調方式による上限とを考慮したシャノン容量を用いて、前記複数のサブキャリア毎のチャネル容量を算出できるので、前記SINRに基づくランクの切り換え精度を更に高めることができる。
この無線伝送システムでは、ランクの決定タイミングから、そのランクが適用されるデータ送信タイミングまでの遅延時間の影響を抑制しつつ、前記SINRに基づくランクの切り換えを精度よく行うことができる。
この無線伝送システムでは、ランクが適用されるデータ送信タイミングまでの遅延時間の影響を抑制するためのチャネル容量の予測処理を簡略化することができる。
前記無線通信装置において、前記複数のサブキャリア毎に、前記信号対干渉雑音比(SINR)から1ビットあたりの相互情報量(MIB)を算出する手段と、前記複数のサブキャリア毎に、前記1ビットあたりの相互情報量(MIB)から変調シンボルあたりの相互情報量(MI)を算出する手段と、複数の変調方式それぞれについて、前記複数のサブキャリアの全体での前記変調シンボルあたりの相互情報量(MI)の総和を算出する手段と、前記複数の変調方式それぞれについて算出した前記変調シンボルあたりの相互情報量(MI)の総和を互いに比較し、その相互情報量(MI)の総和が最大となる変調方式を選択する手段と、前記無線伝送路の複数のランクそれぞれについて、前記選択した変調方式について算出された前記複数のサブキャリア毎の変調シンボルあたりの相互情報量(MI)を周波数軸上で合算又は平均化したチャネル容量の指標値を算出する手段と、前記複数のランクそれぞれについて算出した前記チャネル容量の指標値を互いに比較し、そのチャネル容量の指標値が最大となるランクを、前記無線伝送路における次回のデータ送信に使用するランクとして決定する手段と、を備えてもよい。
また、本発明に係る他の無線通信装置は、複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信ストリームによるデータの送受信が可能な無線伝送システムにおけるデータ受信側の無線通信装置であって、前記複数の無線通信装置の間の無線伝送路における複数のサブキャリアを含む複数の送信ストリームで送受信された信号に基づき、前記複数の送信ストリーム間で、前記無線伝送路で用いられる複数のサブキャリア毎に信号対干渉雑音比(SINR)の平均値を算出する手段と、前記複数のサブキャリア毎に、前記信号対干渉雑音比(SINR)の平均値から1ビットあたりの相互情報量(MIB)を算出する手段と、前記複数のサブキャリア毎に、前記1ビットあたりの相互情報量(MIB)から変調シンボルあたりの相互情報量(MI)を算出する手段と、複数の変調方式それぞれについて、前記複数のサブキャリアの全体での前記変調シンボルあたりの相互情報量(MI)の総和を算出する手段と、前記複数の変調方式それぞれについて算出した前記変調シンボルあたりの相互情報量(MI)の総和を互いに比較し、その相互情報量(MI)の総和が最大となる変調方式を選択する手段と、前記無線伝送路の複数のランクそれぞれについて、前記選択した変調方式について算出された前記複数のサブキャリア毎の変調シンボルあたりの相互情報量(MI)を周波数軸上で合算又は平均化したチャネル容量の指標値を算出する手段と、前記複数のランクそれぞれについて算出した前記チャネル容量の指標値を互いに比較し、そのチャネル容量の指標値が最大となるランクを、前記無線伝送路における次回のデータ送信に使用するランクとして決定する手段と、前記決定したランクの情報をデータ送信側の無線通信装置に通知する手段と、を備える。
また、本発明に係る更に他の無線通信装置は、複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信ストリームによるデータの送受信が可能な無線伝送システムにおけるデータ受信側の無線通信装置であって、複数の無線通信装置の間の無線伝送路の複数のランクそれぞれについてチャネル容量を算出する手段と、過去の複数回の算出タイミングそれぞれに算出した前記複数のランクそれぞれに対するチャネル容量に基づいて、前記無線伝送路での次回のデータ送信タイミングにおける前記複数のランクそれぞれに対するチャネル容量を予測し、その予測結果に基づいて、前記無線伝送路での次回のデータ送信に使用するランクを決定する手段と、前記決定したランクの情報をデータ送信側の無線通信装置に通知する手段と、を備える。
また、本明細書において、「変調方式による上限」とは、ある変調方式で変調したときの変調シンボルあたりの情報量のビット数を意味する。例えば変調方式がQPSK,16QAM及び64QAMの場合、その変調方式による上限はそれぞれ2ビット,4ビット及び6ビットである。
まず、本発明を適用可能な無線通信装置を有するMIMO無線伝送システムの全体構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る閉ループ型のMIMO無線伝送システムの下りリンクにおける受信側の無線通信装置としてのユーザ装置10の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。また、図2は、同MIMO無線伝送システムの下りリンクにおける下りリンクにおける送信側の無線通信装置としての無線基地局20の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。
なお、本実施形態の閉ループ型のMIMO無線伝送システム(Closed-Loop MIMO)では、LTEの通信規格に準拠した1,2−送信レイヤ(ランク数が1、2)を切り換えて下りリンクのデータ通信の構成の場合について例示するが、本発明は、この構成に限定されるものではない。
図1において、ユーザ装置10は、ユーザが各種通信サービスを利用する際に使用可能な無線通信装置であり、「通信端末」や「端末」と呼ばれたり、移動可能なものであるため「移動局」と呼ばれる場合もあり、また、「無線機」と呼ばれる場合もある。ユーザ装置10は、携帯電話機等の移動通信端末であってもよい。
各アンテナ100で受信された受信信号は、ガードインターバル(GI)が除去され、高速フーリエ変換(FFT)処理された後、DEMUX101に入力される。
DEMUX101は、各アンテナ100からの受信信号を、参照信号RS部分、データ信号部分、下り制御信号部分の受信信号にそれぞれ分割する。
下りリンク制御情報復調部102は、DEMUX101から出力された下り制御信号に基づいて、下りリンクのデータ送信に用いられた送信ランク情報としてのランク指定情報(RI:rank Indicator9、MCS(Modulation and Coding Scheme)及びT−PMI(Transmit-Precoding Matrix Indicator)などの制御情報を出力する。
空間フィルタ部103は、下りリンク制御情報復調部102から出力された送信ランク情報(RI)等の制御情報と、後述の空間フィルタ係数生成部から出力された空間フィルタ係数とに基づいて、DEMUX101から出力された信号の分離及び/又は合成を行う。また、空間フィルタ部103は、下りリンクのランク(RI)に応じて、上記分離及び/又は合成を行った所定数のコードワードからなるデータを、ユーザが利用可能な受信データ(ユーザデータ)に変換する。
LLR生成部104は、空間フィルタ部103から出力された信号に基づいて、データ信号の復号のためのビットごとの対数尤度比(LLR)を生成する。
誤り訂正/復号部105は、LLR生成部104から出力されたLLRと、所定の誤り訂正符号化方式及び変調方式の情報とに基づいて、データ信号に対する誤り訂正処理及び復号処理を行う。
並列直列(P/S)変換部106は、誤り訂正/復号部105から出力された並列の複数のデータを変換して、元の送信データの系列を出力する。
チャネル推定・雑音電力推定部110は、DEMUX101からの出力された各サブキャリアの参照信号RSに基づいて、基地局装置20の各アンテナ200〜ユーザ装置10の各アンテナ100間の無線伝搬路のMIMOチャネル応答と雑音電力とをそれぞれ推定する。ここで、参照信号RSは、セルに固有の信号であるため、セル固有参照信号(CSRS:Cell-Specific Reference Signal)とも呼ばれる。
第1の空間フィルタ係数生成部111(1)は、MIMOチャネル応答の推定結果と、雑音電力の推定結果とに基づいて、ユーザ装置10と無線基地局20との間の無線伝送路におけるランクが1(送信ストリーム数が1)の場合の空間フィルタ係数を生成する。また、第1の信号分離合成後SINR推定部112(1)は、ランクが1の場合のSINRの値をサブキャリア毎に推定し、その推定値を出力する。
一方、第2の空間フィルタ係数生成部111(2)は、MIMOチャネル応答の推定結果と、雑音電力の推定結果とに基づいて、ユーザ装置10と無線基地局20との間の無線伝送路におけるランクが2(送信ストリーム数が2)の場合の空間フィルタ係数を生成する。また、第2の信号分離合成後SINR推定部112(2)は、ランクが2の場合のSINRの値をサブキャリア毎に推定し、その推定値を出力する。
チャネル容量計算・比較部113は、信号分離合成後SINR推定部112(2),112(2)から出力されたサブキャリア毎のSINRの値などに基づいて、ランク1、2それぞれの場合のチャネル容量を計算する。また、チャネル容量計算・比較部113は、ランク1、2それぞれの場合のチャネル容量を互いに比較し、その比較結果に基づいて、次の下りリンクのデータ送信に用いるランクを決定する。具体的には、ランク1、2それぞれに対応する2つのチャネル容量のうちより大きなチャネル容量に対応するランクを、次の下りリンクのデータ送信に用いるランクとして決定する。なお、チャネル容量計算・比較部113については、後で詳しく説明する。
ランク指定情報(RI)生成部114は、上記決定したランクを無線基地局20側に通知するためのランク情報としてのRI(rank Indicator)を生成する。
上りリンク制御情報生成部115は、ランク指定情報(RI)生成部114で生成したRIを含む制御情報を生成する。この制御情報には、上記RIのほか、下りリンクのデータ送信に適したプリコーディングマトリクスを示すPMI(Precoding Matrix Indicator)や、上記MIMOチャネル応答の推定結果に基づいて測定されたチャネル品質情報としてのCQI(Channel Quality Indicator)を含んでもよい。
上りリンク送信部116は、上りリンク制御情報生成部115で生成した制御情報を含む所定のシンボルの送信信号を生成し、上りリンクの制御チャネル(PUCCHまたはPUSCH)を介して、アンテナ100から無線基地局20に送信する。
図2において、無線基地局20は、通信ネットワーク側とユーザ端末装置10との無線通信を中継する無線通信装置であり、「基地局装置」と呼ばれたり、単に「基地局」と呼ばれたりする場合もある。また、無線基地局20は、3GPP、LTEの仕様では「eNodeB(evolved Node B)」と呼ばれたりする場合がある。
上りリンク受信部201は、上りリンクの制御チャネル(PUCCH)を介して、ユーザ装置10から制御情報(RI、CQI、PMI)を受信し、送信ストリーム数選択部202に送る。
送信ストリーム数選択部202は、上りリンク受信部201から受けた制御情報(RI、CQI、PMI)に基づいて、ユーザ装置10との間の下りリンクで用いる各種制御パラメータを決定して制御する。例えば、送信ストリーム数選択部202は、上りリンク受信部201から受けたRIに基づき、次のデータ送信時の送信ストリーム数がRIで指定された送信ストリーム数になるように、信号処理経路切換器203,206を制御する。
信号処理経路切換器203,206は、送信ストリーム数選択部202からの制御指令に基づいて、指定されたランク(送信ストリーム数)でデータを送信できるように、符号化及び変調の信号処理経路を切り換える。例えば、ランク1の場合は、送信対象のデータをランク1用の符号化・変調部205(1)で処理するように信号経路を切り換える。一方、ランク2の場合は、送信対象のデータを、直列並列(S/P)変換部106で並列データに変換した後、ランク2用の符号化・変調部205(2),205(3)それぞれで処理するように信号経路を切り換える。
プリコーダ部207は、複数のアンテナ200ごとに設定された送信信号の位相及び/又は振幅を制御するためのプリコーディングウェイト(プリコーディング行列)に基づいて、符号化・変調部205(1)、又は符号化・変調部205(2),205(3)から受けた送信対象データをプリコーディングする。すなわち、プリコーダ部207は、RIに基づいて、送信対象のデータにプリコーディングウェイトを乗算し、位相・振幅をそれぞれ制御(シフト)する。この後、送信ストリーム毎に図示しない加算器(Σ)で加算された後、図示しないマルチプレクサで参照信号RS及び制御信号が更に多重され、複数のアンテナ200ごとに送信信号が生成される。
複数のアンテナ200ごとに生成された送信信号は、逆高速フーリエ変換(IFFT)部208で逆フーリエ変換され、ガードインターバル(GI)付加部209で所定のガードインターバル(GI)が付加された後、2本のアンテナ200それぞれから送信される。
図4〜図7に示すように、無線伝送路における送信アンテナ間のフェージング相関が高くなる(ρの値が大きくなる)と、伝送路応答値(h11(k)とh12(k),h21(k)とh22(k))が同じ値に近づく。その結果、無線伝送路の空間フィルタの特性が劣化し、アンテナ間の信号分離が困難になり、チャネル容量が低下する。
また、図24のフェージング相関ρの値が0.5の結果では、従来のランク決定手順でスループットの大きな劣化が見られたSINR=12〜19の範囲Cにおいても、スループットの劣化がなかった。なお、図24中の点線Dは従来のランク決定手順でランクを切り換えた場合の平均チャネル容量の変化である。
また、図26のフェージング相関ρの値が0.5の結果では、従来のランク決定手順でスループットの大きな劣化が見られたSINR=12〜20の範囲Cにおいても、スループットの劣化がなかった。
なお、図25、図26中の点線Dは従来のランク決定手順でランクを切り換えた場合の平均チャネル容量の変化である。
20 無線基地局
100 アンテナ
101 DEMUX
102 下りリンク制御信号復調部
103 空間フィルタ部
104 LLR生成部
105 誤り訂正/復号部
106 並列直列(P/S)変換部
110 チャネル推定・雑音電力推定部
111(1),111(2) 空間フィルタ係数生成部
112(1),112(2) 信号分離合成後SINR推定部
113 チャネル容量計算・比較部
114 RI生成部
115 上りリンク制御信号生成部
116 上りリンク送信部
200 アンテナ
201 上りリンク受信部
202 送信ストリーム数選択部
203,206 信号処理経路切換器
204 直列並列(S/P)変換部
205(1) 符号化・変調部(ランク1用)
205(2),205(3) 符号化・変調部(ランク2用)
207 プリコーダ部
208 逆高速フーリエ変換(IFFT)部
209 ガードインターバル(GI)付加部
Claims (15)
- 複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信ストリームによるデータの送受信が可能な無線伝送システムであって、
前記複数の無線通信装置の間の無線伝送路における単数又は複数の送信ストリームで送受信された信号に基づき、該送信ストリームの複数のサブキャリア毎に信号対干渉雑音比(SINR)を算出する手段と、
前記複数のサブキャリア毎に算出した前記信号対干渉雑音比(SINR)に基づいて、前記複数のサブキャリア毎にチャネル容量を算出する手段と、
前記無線伝送路の複数のランクそれぞれについて、前記複数のサブキャリア毎に算出した複数のチャネル容量を周波数軸上で合算又は平均化したチャネル容量の指標値を算出する手段と、
前記複数のランクそれぞれについて算出した前記チャネル容量の指標値に基づいて、前記無線伝送路における次回のデータ送信に使用するランクを決定する手段と、
を備えることを特徴とする無線伝送システム。 - 請求項1の無線伝送システムにおいて、
前記複数のサブキャリア毎に、前記信号対干渉雑音比(SINR)から1ビットあたりの相互情報量(MIB)を算出する手段と、
前記複数のサブキャリア毎に、前記1ビットあたりの相互情報量(MIB)から変調シンボルあたりの相互情報量(MI)を算出する手段と、
複数の変調方式それぞれについて、前記複数のサブキャリアの全体での前記変調シンボルあたりの相互情報量(MI)の総和を算出する手段と、
前記複数の変調方式それぞれについて算出した前記変調シンボルあたりの相互情報量(MI)の総和を互いに比較し、その相互情報量(MI)の総和が最大となる変調方式を選択する手段と、
前記無線伝送路の複数のランクそれぞれについて、前記選択した変調方式について算出された前記複数のサブキャリア毎の変調シンボルあたりの相互情報量(MI)を周波数軸上で合算又は平均化したチャネル容量の指標値を算出する手段と、
前記複数のランクそれぞれについて算出した前記チャネル容量の指標値を互いに比較し、そのチャネル容量の指標値が最大となるランクを、前記無線伝送路における次回のデータ送信に使用するランクとして決定する手段と、
を備えることを特徴とする無線伝送システム。 - 請求項1の無線伝送システムにおいて、
前記信号対干渉雑音比(SINR)に基づいて算出する前記複数のサブキャリア毎のチャネル容量はそれぞれ、シャノン容量であることを特徴とする無線伝送システム。 - 複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信ストリームによるデータの送受信が可能な無線伝送システムであって、
前記複数の無線通信装置の間の無線伝送路における複数の送信ストリームで送受信された信号に基づき、前記複数の送信ストリーム間で、前記無線伝送路で用いられる複数のサブキャリア毎に信号対干渉雑音比(SINR)の平均値を算出する手段と、
前記複数のサブキャリア毎に、前記信号対干渉雑音比(SINR)の平均値から1ビットあたりの相互情報量(MIB)を算出する手段と、
前記複数のサブキャリア毎に、前記1ビットあたりの相互情報量(MIB)から変調シンボルあたりの相互情報量(MI)を算出する手段と、
複数の変調方式それぞれについて、前記複数のサブキャリアの全体での前記変調シンボルあたりの相互情報量(MI)の総和を算出する手段と、
前記複数の変調方式それぞれについて算出した前記変調シンボルあたりの相互情報量(MI)の総和を互いに比較し、その相互情報量(MI)の総和が最大となる変調方式を選択する手段と、
前記無線伝送路の複数のランクそれぞれについて、前記選択した変調方式について算出された前記複数のサブキャリア毎の変調シンボルあたりの相互情報量(MI)を周波数軸上で合算又は平均化したチャネル容量の指標値を算出する手段と、
前記複数のランクそれぞれについて算出した前記チャネル容量の指標値を互いに比較し、そのチャネル容量の指標値が最大となるランクを、前記無線伝送路における次回のデータ送信に使用するランクとして決定する手段と、
を備えることを特徴とする無線伝送システム。 - 請求項2又は4の無線伝送システムにおいて、
前記1ビットあたりの相互情報量(MIB)は、受信処理方式を理想として算出することを特徴とする無線伝送システム。 - 請求項2又は4の無線伝送システムにおいて、
前記1ビットあたりの相互情報量(MIB)は、実際に使用される受信処理方式を考慮して算出することを特徴とする無線伝送システム。 - 請求項3の無線伝送システムにおいて、
前記シャノン容量は、受信処理方式を理想とし変調方式による上限を設けずに算出したシャノン限界容量であることを特徴とする無線伝送システム。 - 請求項3の無線伝送システムにおいて、
前記シャノン容量は、実際に使用される受信処理方式を考慮し、変調方式による上限を設けずに算出することを特徴とする無線伝送システム。 - 請求項3の無線伝送システムにおいて、
前記シャノン容量は、実際に使用される受信処理方式と変調方式による上限とを考慮して算出することを特徴とする無線伝送システム。 - 複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信ストリームによるデータの送受信が可能な無線伝送システムであって、
複数の無線通信装置の間の無線伝送路の複数のランクそれぞれについてチャネル容量を算出する手段と、
過去の複数回の算出タイミングそれぞれに算出した前記複数のランクそれぞれに対するチャネル容量に基づいて、前記無線伝送路での次回のデータ送信タイミングにおける前記複数のランクそれぞれに対するチャネル容量を予測し、その予測結果に基づいて、前記無線伝送路での次回のデータ送信に使用するランクを決定する手段と、
を備えることを特徴とする無線伝送システム。 - 請求項10の無線伝送システムにおいて、
直近の過去2回の算出タイミングそれぞれに算出した前記複数のランクそれぞれに対するチャネル容量に基づいて、前記無線伝送路での次回のデータ送信タイミングにおける前記複数のランクそれぞれに対するチャネル容量を線形予測することを特徴とする無線伝送システム。 - 複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信ストリームによるデータの送受信が可能な無線伝送システムにおけるデータ受信側の無線通信装置であって、
前記複数の無線通信装置の間の無線伝送路における複数の送信ストリームで送受信された信号に基づき、各送信ストリームの複数のサブキャリア毎に信号対干渉雑音比(SINR)を算出する手段と、
前記複数のサブキャリア毎に算出した前記信号対干渉雑音比(SINR)に基づいて、前記複数のサブキャリア毎にチャネル容量を算出する手段と、
前記無線伝送路の複数のランクそれぞれについて、前記複数のサブキャリア毎に算出した複数のチャネル容量を周波数軸上で合算又は平均化したチャネル容量の指標値を算出する手段と、
前記複数のランクそれぞれについて算出した前記チャネル容量の指標値に基づいて、前記無線伝送路における次回のデータ送信に使用するランクを決定する手段と、
前記決定したランクの情報をデータ送信側の無線通信装置に通知する手段と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項12の無線通信装置において、
前記複数のサブキャリア毎に、前記信号対干渉雑音比(SINR)から1ビットあたりの相互情報量(MIB)を算出する手段と、
前記複数のサブキャリア毎に、前記1ビットあたりの相互情報量(MIB)から変調シンボルあたりの相互情報量(MI)を算出する手段と、
複数の変調方式それぞれについて、前記複数のサブキャリアの全体での前記変調シンボルあたりの相互情報量(MI)の総和を算出する手段と、
前記複数の変調方式それぞれについて算出した前記変調シンボルあたりの相互情報量(MI)の総和を互いに比較し、その相互情報量(MI)の総和が最大となる変調方式を選択する手段と、
前記無線伝送路の複数のランクそれぞれについて、前記選択した変調方式について算出された前記複数のサブキャリア毎の変調シンボルあたりの相互情報量(MI)を周波数軸上で合算又は平均化したチャネル容量の指標値を算出する手段と、
前記複数のランクそれぞれについて算出した前記チャネル容量の指標値を互いに比較し、そのチャネル容量の指標値が最大となるランクを、前記無線伝送路における次回のデータ送信に使用するランクとして決定する手段と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。 - 複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信ストリームによるデータの送受信が可能な無線伝送システムにおけるデータ受信側の無線通信装置であって、
前記複数の無線通信装置の間の無線伝送路における複数の送信ストリームで送受信された信号に基づき、前記複数の送信ストリーム間で、前記無線伝送路で用いられる複数のサブキャリア毎に信号対干渉雑音比(SINR)の平均値を算出する手段と、
前記複数のサブキャリア毎に、前記信号対干渉雑音比(SINR)の平均値から1ビットあたりの相互情報量(MIB)を算出する手段と、
前記複数のサブキャリア毎に、前記1ビットあたりの相互情報量(MIB)から変調シンボルあたりの相互情報量(MI)を算出する手段と、
複数の変調方式それぞれについて、前記複数のサブキャリアの全体での前記変調シンボルあたりの相互情報量(MI)の総和を算出する手段と、
前記複数の変調方式それぞれについて算出した前記変調シンボルあたりの相互情報量(MI)の総和を互いに比較し、その相互情報量(MI)の総和が最大となる変調方式を選択する手段と、
前記無線伝送路の複数のランクそれぞれについて、前記選択した変調方式について算出された前記複数のサブキャリア毎の変調シンボルあたりの相互情報量(MI)を周波数軸上で合算又は平均化したチャネル容量の指標値を算出する手段と、
前記複数のランクそれぞれについて算出した前記チャネル容量の指標値を互いに比較し、そのチャネル容量の指標値が最大となるランクを、前記無線伝送路における次回のデータ送信に使用するランクとして決定する手段と、
前記決定したランクの情報をデータ送信側の無線通信装置に通知する手段と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。 - 複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信ストリームによるデータの送受信が可能な無線伝送システムにおけるデータ受信側の無線通信装置であって、
複数の無線通信装置の間の無線伝送路の複数のランクそれぞれについてチャネル容量を算出する手段と、
過去の複数回の算出タイミングそれぞれに算出した前記複数のランクそれぞれに対するチャネル容量に基づいて、前記無線伝送路での次回のデータ送信タイミングにおける前記複数のランクそれぞれに対するチャネル容量を予測し、その予測結果に基づいて、前記無線伝送路での次回のデータ送信に使用するランクを決定する手段と、
前記決定したランクの情報をデータ送信側の無線通信装置に通知する手段と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。
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JP2014084430A JP5777123B2 (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 無線通信装置及び無線伝送システム |
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