JP2014199051A - 軸継手装置及び風力発電装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】風力発電装置における増速機の出力軸35と発電機の入力軸41とを一体回転可能に接続する軸継手装置9であって、一方の軸35に連結される連結部52を有している内側回転体5と、他方の軸41に連結される連結部62を有し、かつ内側回転体5の径方向外側に同心上に配置される外側回転体6と、内側回転体5と外側回転体6との径方向の間に配置され、出力軸35の回転速度が入力軸41の回転速度を上回る状態で内側回転体5と外側回転体6とを一体回転可能に接続し、出力軸35の回転速度が入力軸41の回転速度を下回る状態で内側回転体5と外側回転体6との接続を解除する一方向クラッチ7と、を備える。
【選択図】図3
Description
このような構成によって、2本の軸の偏心や偏角等のミスアライメントを撓み部材によって吸収することができ、このミスアライメントに起因して一方向クラッチにがたつきが生じるのを抑制することができる。
この場合、一方向クラッチの係合子と内輪外周面及び外輪内周面との噛み合いが解除されたときに、これらの間に隙間が生じることに起因して、入力回転体と出力回転体とが互いに径方向に相対移動するのを、転がり軸受によって防止することができる。したがって、2本の軸の回転中に、入力回転体及び出力回転体が径方向にがたつくのを防止することができる。
この構成によれば、前記外輪内周面と前記外輪軌道面とが、共通の部材である前記外側回転体の内周面により構成されているので、当該外側回転体を、外輪内周面を有する外輪及び外輪軌道面を有する外輪として兼用することができ、一方向クラッチ及び転がり軸受の構造の簡素化を図ることができる。
また、前記外輪内周面と前記外輪軌道面とが同一径に形成されていることが好ましい。
例えば、外側回転体の内周面を内径が一定の円筒面に形成されている場合には、外側回転体を係合子及びころに対して軸方向に移動させることが可能となる。そのため、2本の軸の軸方向の間隔等に応じて内側回転体と外側回転体との軸方向の相対位置を調節することが可能となる。
回転体が、一方向クラッチの係合子に噛み合う周面を有している円筒部と、この円筒部から径方向外方に突出するフランジ部とを一体に備えている場合、円筒部の当該周面に熱処理を施してその硬度を高めることで、耐久性を向上させることができる。また、フランジ部に熱処理を行わないようにすることで、フランジ部に反りや歪み等の熱変形が生じることが無く、入力軸又は出力軸との連結に支障が生じることはない。
このようにフランジ部が部分的に形成されるか、部分的に大きく突出している場合には、その部分の剛性が低くなるため、熱処理を行わないようにすることがより有益となる。
このような構成によって、転がり軸受の軌道面の耐久性をも好適に高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る風力発電装置の概略側面図である。
風力発電装置1は、ブレード(受風部材)11、支柱12、及びナセル13を備えている。ブレード11は、主軸2の先端に設けられた複数枚の羽根により構成され、風を受けることによって主軸2を回転させる。ナセル13は、主軸2と、この主軸2を支持するための支持機構15と、主軸2の回転を増速する増速機3と、増速機3によって増速された回転動力によって発電する発電機4と、これらを収容するケーシング18等を備えている。支柱12は、上下方向の軸心回りに水平旋回可能にナセル13を支持している。
発電機4は、例えば誘導発電機により構成され、増速機3により増速された回転を入力して回転する駆動軸(入力軸)41と、発電機4に内蔵されたロータ42と、図示しないステータ等とを有する。ロータ42は駆動軸41に一体回転可能に連結されており、発電機4は、駆動軸41が回転してロータ42が駆動することに伴って発電するように構成されている。また、駆動軸41には、当該駆動軸41を制動するためのブレーキ44が設けられている。
遊星歯車機構31は、内歯車(リングギヤ)31aと、主軸2に一体回転可能に連結された遊星キャリア(図示省略)に保持された複数の遊星歯車31bと、遊星歯車31bに噛み合う太陽歯車31cとを有している。これにより、前記主軸2とともに遊星キャリアが回転すると、遊星歯車31bを介して太陽歯車31cが回転し、その回転が高速段歯車機構32の低速軸33に伝達される。
低速軸33は、その直径が例えば約1mの大型の回転軸からなり、主軸2と同心上に配置されている。低速軸33の軸方向両端部はころ軸受36a,36bにより回転自在に支持されている。
出力軸35は、中間軸34の上方に配置されており、回転トルクを出力するようになっている。出力軸35の軸方向の一端部35b及び他端部(出力端部)35c側は、それぞれころ軸受38,39により回転自在に支持されている。
保持器38dは、軸方向に離反して配置された一対の円環部38d1と、この円環部38d1の周方向に沿って等間隔おきに配置されて両円環部38d1同士を連結する複数の柱部38d2とを有している。一対の円環部38d1と隣接する柱部38d2との間には、それぞれポケット38d3が形成されており、このポケット38d3内に各円筒ころ38cが配置されている。なお、大型の風力発電装置1においては、増速機3の出力軸35を支持する転がり軸受には、大きな負荷が付与されるため、剛性が高く、かつ出力軸35の熱による軸方向の伸縮を好適に吸収することができるころ軸受38を用いることが好ましい。ただし、当該転がり軸受として玉軸受や円錐ころ軸受を用いてもよい。
入力回転体5は、軸部51と、この軸部51の軸方向一端部(図3における左端部)に設けられた入力側連結部52とを備えている。この入力側連結部52が出力軸35に一体回転可能かつ着脱可能に連結されている。
出力回転体6は、入力回転体5と同心上に配置されており、円筒形状に形成された円筒部61と、この円筒部61の軸方向他端部(図3における右端部)に設けられた出力側連結部62とを備えている。この出力側連結部62が駆動軸41に一体回転可能かつ着脱可能に接続されている。
また、給油孔61aは、一方向クラッチ7と一方の転がり軸受8との間に対応して設けられているので、両者に対するグリースの供給を確実に行うことができる。給油孔61aは、一方向クラッチ7と他方の転がり軸受8との間に対応して設けられていてもよく、一方向クラッチ7と双方の転がり軸受8との間に対応して設けられていてもよい。なお、一方向クラッチ7の潤滑に用いるグリースは、基油にエステル、増ちょう剤にウレア系のもの等を用いた温度変化に影響を受けにくいものを用いることが好ましいが、これに限定されるものではない。
図4及び図5に示すように、一方向クラッチ7は、内輪71及び外輪72と、この内輪71の外周面71aと外輪72の内周面72aとの間に配置された複数のころ(係合子)73とを備えている。
図7は、一方向クラッチの保持器を示す斜視図である。図7において、保持器74は、軸方向に対向する一対の円環部76と、これら円環部76とは別体であって、両円環部76に軸方向両端部がそれぞれ嵌合される複数の柱部77とを有している。両円環部76と周方向に隣接する柱部77とに囲まれた空間によってポケット78が構成されており、各ポケット78に各ころ73が個別に収容されている(図4参照)。
柱部77は、本体部77aと、本体部77aの周方向の一端面に突設された突起部77bと、本体部77aの軸方向両端部にそれぞれ形成された一対の嵌合部77cとを有している。そして、本体部77a、突起部77b、及び嵌合部77cは、合成樹脂材料を射出成形することにより一体成形されている。
図6は、一方向クラッチの要部を拡大して示す断面図である。
ころ73は各くさび状空間Sに個別に配置されている。また、ころ73は、弾性部材75によってくさび状空間Sが狭くなる方向に付勢されている。ころ73の外周面は、内輪71のカム面71a1及び外輪72の内周面72aに接触する接触面73aとなっており、この接触面73aは幅方向(軸方向)に真っ直ぐに形成されている。
なお、各くさび状空間Sを形成する外輪内周面72aは、周方向に連続する円筒面の一部(円弧面)によって構成されているが、周方向に連続しない円弧面、例えば、周方向に隣接するくさび状空間Sの外輪内周面72aの間に平坦面や変曲点が介在するような独立した円弧面であってもよい。
T1max>T2 ・・・(1)
の関係に設定することができる。
T1<T2+T3 ・・・(2)
特に、負荷トルクが最大となったときの追加の締め付け力で、軸部51から内輪71に伝達可能な伝達トルクT3maxは、以下の条件を満たしている。
T1max<T2+T3max ・・・(3)
上記(1)〜(3)の関係が満たされることによって、軸部51と内輪71との嵌め合いによる初期の締め付け力を可及的に小さくすることができ、両者の嵌め合いに必要な締め代を小さくし、当該嵌め合いによって内輪71に生じる内部応力(特に円周方向の応力)を小さくすることができる。内輪71の内部応力を小さくすることで内輪71の耐久性を高め、一方向クラッチ7、ひいては軸継手装置9の寿命を高めることができる。なお、軸部51と内輪71の間の締め代は、最小で10μmとすることができる。
したがって、図8において、外輪内周面72aからころ73に付与される荷重Fa,Fbは、
Fa<Fb ・・・(4)
の関係がある。
1.0°<θb−θa<1.5° ・・・(5)
の関係に設定されている。
くさび角θaは、4°〜9°の範囲にあることが好ましく、くさび角θbは、5.5°〜10°の範囲にあることが好ましい。くさび角θaが4°よりも小さいと、ころ73からカム面71a1に付与される垂直成分荷重Fa1が必要以上に大きくなる可能性があり、くさび角θaが9°を超えると、他方のくさび角θbが大きくなりすぎ、ころと両周面との噛み合いが不十分となる可能性があるからである。また、くさび角θbが、5.5°よりも小さいと、他方のくさび角θaが小さくなりすぎ、ころ73からカム面71a1に付与される垂直成分荷重Fa1が必要以上に高まる可能性があり、くさび角θbが10°を超えると、ころ73と内外輪71,72との噛み合いが不十分となる可能性があるからである。
1.1<θb/θa<1.4 ・・・(6)
(より好ましくは、1.11<θb/θa<1.38)
に設定されている。
くさび角θa,θbが以上のような関係に設定されることによって、ころ73と内輪71及び外輪72との噛み合いの初期から負荷トルクが最大となるまでの間、軸部51と内輪71とのトルク伝達を確実に行うことができるとともに内輪71の負担も軽減することができる。
内輪81は、外周に形成された内輪軌道面81aと、この内輪軌道面81aの軸方向両側において径方向外側へ突出して形成された内輪鍔部81bとを有している。各内輪鍔部81bの内側面には、円筒ころ83の両端面がそれぞれ摺接するようになっている。また、一方向クラッチ7に隣接する内輪鍔部81bは、その径方向外端部が、一方向クラッチ7の保持器74の軸方向側方に位置するように一方向クラッチ7の内輪71よりも径方向外方へ突出している。
以下、図10を参照して軸継手装置9の組立手順を説明する。まず、図10(a)に示すように、入力回転体5の軸部51の外周面に、一方の転がり軸受8、ワッシャ91、一方向クラッチ7の内輪71、保持器74の円環部76、柱部77、円環部76、ワッシャ91、他方の転がり軸受8を順次取り付ける。この際、転がり軸受8は、予め内輪81に保持器84及び円筒ころ83を組み付けた状態としておく。転がり軸受8の内輪81及び一方向クラッチ7の内輪71は、焼き嵌め又は冷やし嵌めによって軸部51の外周面51aに嵌合することによって取り付ける。したがって、内輪81,71は、所定の締め代をもって締まり嵌めで軸部51に強固に嵌合される。保持器74の取り付けは、まず一方の円環部76を内輪71の外周面に遊嵌し、この円環部76の各凹部76a(図7参照)に、柱部77の一方の嵌合部77c(図7参照)を嵌合し、その後、他方の円環部76を内輪71に遊嵌しつつ、その凹部76aを柱部77の他方の嵌合部77cに嵌合させることにより行う。
また、風力発電装置1は大型であり、軸継手装置9の個々の部品も大型化するため、当該部品をクレーンで吊った不安定な状態で組立作業が行われることになる。そのため、出力回転体6の円筒部61を、入力回転体5に装着した一方向クラッチ7のころ73の径方向外側に装着する際に、円筒部61の先端部と一方向クラッチ7のころ73の端部との位置を合わせにくくなる。また、ころ73は弾性部材75により押圧されることでカム面71a1の周方向端部側に位置しているため、円筒部61をころ73の径方向外側に装着するには、当該ころ73をカム面71a1の周方向中央側に寄せる必要があるが、円筒部61の先端部と一方向クラッチ7のころ73の端部との位置を合わせにくい状態では組立作業が著しく困難となる。本実施形態では、円筒部61の先端内周面には、内径を拡大するようなテーパー面61bが形成されている。そして、このテーパー面61bをころ73の端部に押し当てることで、円筒部61の先端部ところ73の端部との位置合わせを容易にし、円筒部61の先端部をころ73の端部に噛み込ませ易くしている。また、テーパー面61bをころ73の端部に押し当てた状態での円筒部61の保持が容易になるため、ころ73をカム面71a1の周方向中央側によせ易くなり、円筒部61の組付けをより容易に行うことができる。
最後に、図10(d)に示すように、軸部51のキー溝51bにキー53を取り付け、軸部51の外周面51aにフランジ部52aを嵌合する。
連結部94は、断面L字形状の芯金94aと、この芯金94aの外面に接着された弾性部材94bとを備えている。また、連結部94の先端部には、フランジ部35c1の増速機3側の側面に当接する摺動部材94cが設けられている。この摺動部材94cは、フランジ部35c1に対する摺動抵抗が小さい部材、例えば金属板の表面にコーティング処理を施すことによって摩擦係数を小さくした部材が用いられる。また、摺動部材94cは、蛇腹部95が矢印c方向に収縮する力によってフランジ部35c1に押圧されており、この摺動部材94cのシール作用によってカバー部材92の内外の気流の流通が抑制されている。
さらに、入力回転体5と出力回転体6との接続を遮断することにより、発電機4のロータ42は、急激に減速することなく慣性によって回転し続けるため、ロータ42の平均回転速度を上げることができる。これにより、発電機4の発電効率を向上させることができる。
本実施形態の軸継手装置9は、係合子73としてスプラグが用いられている。また、一方向クラッチ7の内輪が、入力回転体5の軸部51によって構成され、内輪の外周面71aが軸部51の外周面51aによって構成されている。内輪外周面71aは、第1実施形態のようなカム面は形成されておらず、円筒面に形成されている。
一方向クラッチ7の保持器74における一方の円環部76には、径方向外方に突出する突条部76bが形成されている。この突条部76bは、出力回転体6の円筒部61の内周面に形成された周方向溝61c1に摺動可能に嵌合されており、これによって保持器74の軸方向の位置が規制されている。
また、第2実施形態においては、軸部51の外周面に内輪を嵌合するとともに、この内輪の外周面にスプラグ73を噛み合わせてもよい。この場合、軸部51と内輪とは、上記式(1)〜(3)を満たすように、締まり嵌めで嵌合させることが好ましい。
例えば、出力回転体6は、入力回転体5の径方向外側に配置されているが、図18に示すように、入力回転体5の径方向内側に配置されていてもよい。具体的には、出力回転体6に軸部65を設けるとともに、入力回転体5に円筒部54を設け、軸部65の径方向外側に円筒部54を同心上に配置してもよい。また、円筒部54の内周面を一方向クラッチ7の外輪内周面及び転がり軸受8の外輪軌道面とし、出力回転体6の軸部65に一方向クラッチ7及び転がり軸受8の内輪71,81を嵌合してもよい。
また、この場合、一方向クラッチ7は外輪内周面をカム面とし、内輪外周面を円筒面としてもよい。さらにこの場合には、出力回転体6の軸部65の外周面に内輪外周面を形成し、軸部65を内輪として兼用してもよい。
また、入力回転体と出力回転体との間に配置される転がり軸受は、出力回転体を軸方向へ移動させるために円筒ころ軸受としているが、出力回転体を軸方向へ移動させない場合には玉軸受としてもよい。
本発明の風力発電装置は、図1に示す水平軸タイプのものに限らず、図15に示す垂直軸タイプのものであってもよい。この場合においても増速機3と発電機4との間に一方向クラッチを含む軸継手装置9を設けることができる。
Claims (13)
- 風力発電装置における増速機の出力軸と発電機の入力軸とを一体回転可能に接続する軸継手装置であって、
前記出力軸及び前記入力軸の一方の軸に連結される連結部を有している内側回転体と、
他方の軸に連結される連結部を有し、かつ前記内側回転体の径方向外側に同心上に配置される外側回転体と、
前記内側回転体と前記外側回転体との径方向の間に配置され、前記出力軸の回転速度が前記入力軸の回転速度を上回る状態で前記内側回転体と前記外側回転体とを一体回転可能に接続し、前記出力軸の回転速度が前記入力軸の回転速度を下回る状態で前記内側回転体と前記外側回転体との接続を解除する一方向クラッチと、
を備えていることを特徴とする軸継手装置。 - 前記一方向クラッチは、前記内側回転体側に設けられた内輪外周面と前記外側回転体側に設けられた外輪内周面との間に形成された空間に周方向に間隔をあけて配置され、前記内輪外周面及び前記外輪内周面に噛み合うことにより前記内側回転体と前記外側回転体との前記相対回転を制限し、前記噛み合いを解除することにより前記相対回転を許容する複数の係合子を有し、
前記内側回転体と前記外側回転体との径方向の間に、前記内側回転体及び前記外側回転体を互いに相対回転可能に支持する転がり軸受を備えている、請求項1に記載の軸継手装置。 - 前記外側回転体が、前記外輪内周面を有する円筒部を備え、この円筒部における軸方向端部の内周縁にテーパー面が形成されている、請求項2に記載の軸継手装置。
- 前記転がり軸受は、転動体としてのころと、当該ころが転動する外輪軌道面とを有するころ軸受により構成され、
前記外輪内周面と前記外輪軌道面とが、共通の部材である前記外側回転体の内周面により構成されている、請求項2又は3に記載の軸継手装置。 - 前記外輪内周面と前記外輪軌道面とが同一径に形成されている、請求項4に記載の軸継手装置。
- 前記転がり軸受は、前記内側回転体に装着される内輪を有し、この内輪には、前記ころの端面が摺接する鍔部が形成されている、請求項4又は5に記載の軸継手装置。
- 前記一方向クラッチは、前記係合子を保持する環状の保持器を有しており、
前記転がり軸受と前記一方向クラッチとの間には、前記保持器の軸方向の側面に当接可能であり、当該保持器を軸方向に関して位置決めする位置決め具が設けられている、請求項5又は6に記載の軸継手装置。 - 前記外側回転体及び前記内側回転体の少なくとも一方の回転体が、前記係合子に噛み合う周面を有する円筒部と、この円筒部の外周面から径方向外方に突出するフランジ部とを一体に備えており、
当該回転体は、前記フランジ部を除いて少なくとも前記円筒部の前記周面に熱処理が施されている、請求項2〜7のいずれか1項に記載の軸継手装置。 - 前記フランジ部は、前記円筒部の外周面に部分的に設けられている、請求項8に記載の軸継手装置。
- 前記フランジ部は、前記円筒部の外周面に全周にわたって設けられ、その一部が径方向外方により大きく突出している、請求項8に記載の軸継手装置。
- 前記円筒部が、前記転がり軸受の軌道面を有しており、この軌道面が前記円筒部の前記周面とともに熱処理が施されている、請求項8〜10のいずれか1項に記載の軸継手装置。
- 少なくとも一方の前記連結部は、前記2本の軸のミスアライメントを吸収する撓み部材を含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の軸継手装置。
- 風力により回転する主軸と、
前記主軸の回転を増速して出力軸から出力する増速機と、
前記出力軸の回転を入力として回転する入力軸を有するとともに、当該入力軸と一体回転するロータの回転に伴って発電する発電機と、
前記出力軸と前記入力軸とを接続する請求項1〜12のいずれか1項に記載の軸継手装置と、を備えていることを特徴とする風力発電装置。
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JP6398183B2 (ja) | 2018-10-03 |
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