JP2014194328A - 気化式加湿器 - Google Patents
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Abstract
【課題】給水ノズルと蒸発部材との位置関係がある程度ずれた場合にも、各蒸発部材に均等に水を供給することができる気化式加湿器を提供すること。
【解決手段】蒸発部材の上方には、水を貯水する貯水槽46が設けられた蒸発部材セット20と、蒸発部材セット20の上方に蒸発部材の配置方向と平行に配置された給水管30と、給水管30の下部に形成された穴30aに設けられた給水ノズル31と、を有し、貯水槽46の底面は、各蒸発部材の上方に流下穴41が設けられ、給水ノズル31から滴下した水を貯水槽46に一時的に貯水し、その貯水した水を流下穴41から流下して各蒸発部材に供給するものである。
【選択図】図1
【解決手段】蒸発部材の上方には、水を貯水する貯水槽46が設けられた蒸発部材セット20と、蒸発部材セット20の上方に蒸発部材の配置方向と平行に配置された給水管30と、給水管30の下部に形成された穴30aに設けられた給水ノズル31と、を有し、貯水槽46の底面は、各蒸発部材の上方に流下穴41が設けられ、給水ノズル31から滴下した水を貯水槽46に一時的に貯水し、その貯水した水を流下穴41から流下して各蒸発部材に供給するものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、空調機に内蔵あるいは外付けして使用する気化式加湿器に関し、特に多数の蒸発部材に均等に水を供給する構造に関するものである。
空調機には、水を蒸発気化させて空気を加湿させる気化式加湿器を内蔵または外付けする場合がある。その方法の一つとして、蒸発部材の上から水を滴下してその内部を流下させ、蒸発部材の表面に風をあてることで水を蒸発させて空気を加湿するものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の気化式加湿器は、板状の門形の蒸発部材が横方向(第1図の左右方向)に複数並んで配置され、それら蒸発部材の上方には、給水管が蒸発部材の上部の平面と平行に配置されている。そして、その給水管の下側に開けた小穴から蒸発部材の上部の平面に水を滴下し、その内部を流下させて蒸発部材全体を湿らせ、そこに風をあてて水を蒸発させることで空気を加湿する。
上記この種の従来の気化式加湿器において、蒸発部材への水の供給と蒸発部材の水の蒸発とのバランスを図り、複数ある蒸発部材すべての濡れを適度に保つ必要がある。しかし、従来の構成では、給水管の小穴に設けた給水ノズルと各蒸発部材との位置関係が一致しないと適切に水が分配供給されず、すべての蒸発部材の濡れを適度に保てない場合がある。そして、乾いた部分があると、加湿性能の低下、スケール析出による蒸発部材の寿命低下、析出物の飛散などを引き起こすという課題があった。また、乾いた部分を補うために給水量を増やすと水を無駄に消費するという課題があった。
また、加湿性能を高めるために各蒸発部材の配置間隔を狭くする場合、門形の蒸発部材では上部の平面の長さも配置間隔に合わせて短くする必要があるが、平面が短くなると水を受け止める面積が小さくなるため、給水ノズルと蒸発部材との位置関係を合わせるのが困難になるという課題があった。
また、各蒸発部材に直接給水する方式では、各蒸発部材の配置間隔に合わせて給水ノズルの間隔も狭くする必要があるため、配置上の物理的限界を引き起こしたり、給水管の強度を保てなくなったりするという課題があった。
また、各蒸発部材に直接給水する方式では、各蒸発部材の配置間隔に合わせて給水ノズルの間隔も狭くする必要があるため、配置上の物理的限界を引き起こしたり、給水管の強度を保てなくなったりするという課題があった。
また、蒸発部材を複数並べて構成する蒸発部材セットが複数必要となる大型機種(加湿器)において、それらを一つの長い給水管で給水する場合、各蒸発部材に直接給水する方式では、給水ノズルと蒸発部材との位置関係を合わせるのが一層困難になるという課題があった。
また、蒸発部材セットを取り出す場合、奥側に位置しているものを取り出すことが困難になるという課題があった。
また、蒸発部材セットを取り出す場合、奥側に位置しているものを取り出すことが困難になるという課題があった。
本発明は、以上のような課題のうち少なくとも一つを解決するためになされたもので、給水ノズルと蒸発部材との位置関係がある程度ずれた場合にも、各蒸発部材に均等に水を供給することができる気化式加湿器を提供することを目的としている。
本発明に係る気化式加湿器は、複数の板状の蒸発部材が正面視して横方向に一定の間隔を開けて正面視して縦向きに配置され、前記蒸発部材の上方には、水を貯水する貯水槽が設けられた蒸発部材セットと、該蒸発部材セットの上方に前記蒸発部材の配置方向と平行に配置された給水管と、該給水管の下部に形成された穴に設けられた給水ノズルと、を有し、前記貯水槽の底面は、各前記蒸発部材の上方に流下穴が設けられ、前記給水ノズルから滴下した水を前記貯水槽に一時的に貯水し、その貯水した水を前記流下穴から流下して各前記蒸発部材に供給するものである。
本発明に係る気化式加湿器によれば、各蒸発部材に均等に水を供給することができるので、加湿性能の低下、スケール析出による蒸発部材の寿命低下、析出物の飛散などを抑制でき、また、乾いた部分を補うために給水量を増やす必要がないため、水を無駄に消費するのを抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る気化式加湿器の給水構造を示す斜視図、図2は、本発明の実施の形態1に係る気化式加湿器の貯水槽周辺拡大図である。なお、図1及び図2中の破線矢印は、後述する(余剰)水の流れを示している。
本実施の形態1に係る気化式加湿器の給水構造は、側面視がコ字形状の下部レール10と図示省略の上部レールとの間に蒸発部材セット20が配置されている。蒸発部材セット20の中には、板状の蒸発部材A20aが横方向(図1の左右方向)に一定の間隔を開けて複数積層して縦向き(図1の上下向き)に配置され、それら蒸発部材A20a(または蒸発部材セット20)の上方には、給水管30が蒸発部材A20aの配置方向と平行に配置されている。給水管30の下部には、その長手方向に沿って穴30aが複数形成されており、流量を適切に調整するためのオリフィスを設けた給水ノズル31が、その各穴に設けられている。なお、蒸発部材A20aの材料には、保水能力及び液体の搬送能力を持ったポリエステル系不織布板や発泡金属板が適している。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る気化式加湿器の給水構造を示す斜視図、図2は、本発明の実施の形態1に係る気化式加湿器の貯水槽周辺拡大図である。なお、図1及び図2中の破線矢印は、後述する(余剰)水の流れを示している。
本実施の形態1に係る気化式加湿器の給水構造は、側面視がコ字形状の下部レール10と図示省略の上部レールとの間に蒸発部材セット20が配置されている。蒸発部材セット20の中には、板状の蒸発部材A20aが横方向(図1の左右方向)に一定の間隔を開けて複数積層して縦向き(図1の上下向き)に配置され、それら蒸発部材A20a(または蒸発部材セット20)の上方には、給水管30が蒸発部材A20aの配置方向と平行に配置されている。給水管30の下部には、その長手方向に沿って穴30aが複数形成されており、流量を適切に調整するためのオリフィスを設けた給水ノズル31が、その各穴に設けられている。なお、蒸発部材A20aの材料には、保水能力及び液体の搬送能力を持ったポリエステル系不織布板や発泡金属板が適している。
蒸発部材セット20の上部であり蒸発部材A20aの上方には貯水板40が設けられ、貯水板40には各蒸発部材A20aの上方に、水を流下させる流下穴41がそれぞれ設けられている。なお、蒸発部材A20aの上端と、貯水板40の下面で流下穴41が設けられた部分とは接している。また、貯水板40の上面には仕切堰42が、流下穴41複数毎の間隔で並べて配置されており、貯水板40の側面には、その外周を覆う外周壁44が設けられている。そして、貯水板40と仕切堰42と外周壁44とで、給水ノズル31から滴下した水を一時的に貯水する貯水槽46を構成している。なお、本実施の形態1では図2に示すように、仕切堰42で仕切られた貯水槽46毎に給水ノズル31が一つ設けられているが、複数設けてもよい。
蒸発部材セット20の両端部内側には、貯水槽46から溢れた(余剰)水を蒸発部材セット20の下部まで導くための余剰水流路43が設けられている。そこで、(余剰)水が余剰水流路43以外に溢れ出さないようにするため、仕切堰42の高さは、外周壁44の高さよりも十分に低くなっている。
次に、上記給水構造を有する気化式加湿器における水の流れについて説明する。
まず、給水管30に水を供給すると、給水管30内にかかる水圧によりすべての給水ノズル31から水が均等に滴下する。その滴下した水は各貯水槽46に一時的に貯められた後、各流下穴41から均等に流下して各蒸発部材A20aに供給される。その供給された水は蒸発部材A20aの全体に行き渡り湿らせる。そして、隣り合う蒸発部材A20a間の風路に風を流すことにより蒸発部材A20aの表面から水が蒸発し、空気を加湿する。なお、蒸発しきれなかった水は、蒸発部材セット20の下部から図示省略のドレンパンに落下させて気化式加湿器外に排出するか、図示省略のポンプによって貯水槽46へ戻し、再び蒸発部材A20aに供給して加湿に使用してもよい。
まず、給水管30に水を供給すると、給水管30内にかかる水圧によりすべての給水ノズル31から水が均等に滴下する。その滴下した水は各貯水槽46に一時的に貯められた後、各流下穴41から均等に流下して各蒸発部材A20aに供給される。その供給された水は蒸発部材A20aの全体に行き渡り湿らせる。そして、隣り合う蒸発部材A20a間の風路に風を流すことにより蒸発部材A20aの表面から水が蒸発し、空気を加湿する。なお、蒸発しきれなかった水は、蒸発部材セット20の下部から図示省略のドレンパンに落下させて気化式加湿器外に排出するか、図示省略のポンプによって貯水槽46へ戻し、再び蒸発部材A20aに供給して加湿に使用してもよい。
また、給水ノズル31から貯水槽46への水供給量が流下穴41からの水排出量に対して過多となり、貯水槽46内の水位が仕切堰42の高さを超えた場合、余剰水流路43を通って図示省略のドレンパンまで導かれる。このとき、仕切堰42の高さは外周壁44の高さよりも十分に低くなっているため、(余剰)水が余剰水流路43以外に溢れ出すことはない。また、この余剰水流路43は風路外に設けられているため、万が一、水供給量が過多となった場合でも、(余剰)水が風に乗って気化式加湿器外に漏れ出すことはない。
また、貯水槽46があることによって、給水ノズル31から滴下する水の受水可能面積が大きくなっている。そのため、蒸発部材セット20の位置を給水ノズル31に対してシビアに決めなくても、つまり、給水ノズル31と蒸発部材A20aとの位置関係がある程度ずれた場合にも、水を各蒸発部材A20aに均等に分配することができる。
また、仕切堰42によって貯水槽46が小さく区切られているため、加湿器全体を傾けて設置した場合でも、水の片寄りが分散されて水を各蒸発部材A20aに均等に分配することができる。
以上のように、本実施の形態1に係る気化式加熱器は、上記給水構造を有することによって、各貯水槽46に一時的に貯められた水を各流下穴41から均等に流下して各蒸発部材A20aに供給する貯水槽式水分配機能を備える。そして、貯水槽式水分配機能により各蒸発部材A20aに均等に水を供給することができるので、加湿性能の低下、スケール析出による蒸発部材A20aの寿命低下、析出物の飛散などを抑制でき、また、乾いた部分を補うために給水量を増やす必要がないため、水を無駄に消費するのを抑制できる。
図3は、図2の貯水槽46の底面に保水材45が敷かれた図である。なお、図3中の矢印は、保水材45を敷く方向を示している。
貯水槽46の底面(貯水板40上)に、図3に示すように保水材45を敷いてもよい。保水材45には、蒸発部材A20aと同様に、保水能力及び液体の搬送能力を持ったポリエステル系不織布板や発泡金属板が適している。そして、それは上記貯水槽式水分配機能のバックアップとして有用である。
貯水槽46の底面(貯水板40上)に、図3に示すように保水材45を敷いてもよい。保水材45には、蒸発部材A20aと同様に、保水能力及び液体の搬送能力を持ったポリエステル系不織布板や発泡金属板が適している。そして、それは上記貯水槽式水分配機能のバックアップとして有用である。
実施の形態2.
以下、本実施の形態2について説明するが、本実施の形態1と重複するものについては省略する。
本実施の形態2では、図示省略するが貯水槽46の底面(貯水板40上)を各流下穴41に向かって下り勾配とする。
以下、本実施の形態2について説明するが、本実施の形態1と重複するものについては省略する。
本実施の形態2では、図示省略するが貯水槽46の底面(貯水板40上)を各流下穴41に向かって下り勾配とする。
給水ノズル31から貯水槽46への水供給量が流下穴41からの水排出量に対して過少であると、貯水槽46内の貯水量が少なくなり、流下穴41毎によってそこから流下する水量が変わるため、各蒸発部材A20aに均等に水を供給することができない場合がある。そこで、図示省略するが貯水槽46の底面(貯水板40上)を各流下穴41に向かって下り勾配とすることで、貯水槽46内の貯水量が少ない場合でも受水可能面積を小さくすることなく、各蒸発部材に均等に水を供給することができる。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3に係る気化式加湿器の給水構造を示す斜視図である。
以下、本実施の形態3について説明するが、本実施の形態1及び2と重複するものについては省略する。
本実施の形態3では、複数の蒸発部材A20aの配置間隔に合わせて形成されたスリット(溝)を有する櫛形部材50が、蒸発部材A20aの配置方向(図4の左右方向)と平行に、各蒸発部材A20aの上部と中部にそれぞれ差し込まれ、設けられている。なお、櫛形部材50の材料には、蒸発部材A20aと同様に、保水能力及び液体の搬送能力を持ったポリエステル系不織布板や発泡金属板が適している。
図4は、本発明の実施の形態3に係る気化式加湿器の給水構造を示す斜視図である。
以下、本実施の形態3について説明するが、本実施の形態1及び2と重複するものについては省略する。
本実施の形態3では、複数の蒸発部材A20aの配置間隔に合わせて形成されたスリット(溝)を有する櫛形部材50が、蒸発部材A20aの配置方向(図4の左右方向)と平行に、各蒸発部材A20aの上部と中部にそれぞれ差し込まれ、設けられている。なお、櫛形部材50の材料には、蒸発部材A20aと同様に、保水能力及び液体の搬送能力を持ったポリエステル系不織布板や発泡金属板が適している。
蒸発部材A20aの上部に櫛形部材50を設けることにより、各蒸発部材A20a間で水を融通し合えるようになるため、給水ノズル31の数を蒸発部材A20aの数よりも減らすことができる。なお、この本実施の形態3の構造は、単独でも水分配機能として有用であるが、本実施の形態1または2の構造と合わせることで、貯水槽式水分配機能のバックアップとしても有用である。
また、蒸発部材A20aの中部にも櫛形部材50を設けることにより、各蒸発部材A20a間でより多くの水を融通し合えるようになる。また、蒸発部材A20aに、たとえば薄手のポリエステル系不織布板のような、曲がりに対して耐性の小さい材料を使用した場合の位置決め機能としても有用である。
実施の形態4.
図5は、本発明の実施の形態4に係る気化式加湿器の給水構造を示す斜視図である。
以下、本実施の形態4について説明するが、本実施の形態1〜3と重複するものについては省略する。
本実施の形態4では、貯水槽46が構成されておらず、各蒸発部材B20bの上部を同方向に90度折り曲げて天地逆のL字形とし、そのL字形の短辺面の長さは蒸発部材B20bの配置間隔と一致させている。そのため、蒸発部材B20bの天地逆のL字形の短辺面が隣同士でそれぞれ繋がっている。また、蒸発部材B20bのL字形の短辺面の上方に給水ノズル31を設け、給水ノズル31から滴下した水を直接蒸発部材B20bに供給するようにしている。
図5は、本発明の実施の形態4に係る気化式加湿器の給水構造を示す斜視図である。
以下、本実施の形態4について説明するが、本実施の形態1〜3と重複するものについては省略する。
本実施の形態4では、貯水槽46が構成されておらず、各蒸発部材B20bの上部を同方向に90度折り曲げて天地逆のL字形とし、そのL字形の短辺面の長さは蒸発部材B20bの配置間隔と一致させている。そのため、蒸発部材B20bの天地逆のL字形の短辺面が隣同士でそれぞれ繋がっている。また、蒸発部材B20bのL字形の短辺面の上方に給水ノズル31を設け、給水ノズル31から滴下した水を直接蒸発部材B20bに供給するようにしている。
以上のように、蒸発部材B20bの天地逆のL字形の短辺面を隣同士でそれぞれ繋げ、給水ノズル31から滴下する水の受水可能面積を大きくすることで、蒸発部材セット20の位置を給水ノズル31に対してシビアに決めなくても、水を各蒸発部材B20bに均等に分配することができる。
また、各蒸発部材B20bは、天地逆のL字形の短辺面が隣同士でそれぞれ繋がっており、各蒸発部材B20b間で水を融通し合えるようになるため、給水ノズル31の数を蒸発部材B20bの数よりも減らすことができる。また、給水ノズル31から滴下した水を直接蒸発部材B20bに供給するようにしているため、貯水量に関係なく各蒸発部材に均等に水を供給することができる。
実施の形態5.
図6は、本発明の実施の形態5に係る気化式加湿器の給水構造を示す斜視図である。なお、図6中の矢印は、蒸発部材C20cの取り付け方向を示している。
以下、本実施の形態5について説明するが、本実施の形態1〜4と重複するものについては省略する。
本実施の形態5では、貯水槽46が構成されておらず、複数の蒸発部材C20cの配置間隔に合わせて形成されたスリット(溝)を有する蒸発部材C20cが、それぞれ斜め(図6の左下から右上及び右下から左上)に交差するように、格子状に組み合わされて複数配置されている。
図6は、本発明の実施の形態5に係る気化式加湿器の給水構造を示す斜視図である。なお、図6中の矢印は、蒸発部材C20cの取り付け方向を示している。
以下、本実施の形態5について説明するが、本実施の形態1〜4と重複するものについては省略する。
本実施の形態5では、貯水槽46が構成されておらず、複数の蒸発部材C20cの配置間隔に合わせて形成されたスリット(溝)を有する蒸発部材C20cが、それぞれ斜め(図6の左下から右上及び右下から左上)に交差するように、格子状に組み合わされて複数配置されている。
以上のように、蒸発部材C20cをそれぞれ斜めに交差するように、格子状に組み合わせて複数配置することで、各蒸発部材C20cが交差部で互いに接触するため、各蒸発部材C20c間で水を融通し合えるようになる。そのため、蒸発部材セット20の位置を給水ノズル31に対してシビアに決めなくても、水を各蒸発部材C20cに均等に分配することができる。なお、交差部を多くすることで、各蒸発部材C20c間でより多くの水を融通し合えるようになる。
実施の形態6.
図7は、本発明の実施の形態6に係る気化式加湿器の蒸発部材セット20の連結用爪60を示す斜視図、図8は、図7の蒸発部材セット20を複数連結した斜視図である。なお、図8中の矢印は、連結された蒸発部材セット20の動作方向を、同じく図8中の破線の矢印は、連結用爪60と連結用爪穴61との連結方向をそれぞれ示している。
以下、本実施の形態6について説明するが、本実施の形態1〜5と重複するものについては省略する。
本実施の形態6では、蒸発部材セット20の両側面の下部のうち、一方に連結用爪60、他方に連結用爪穴61がそれぞれ設けられている。そして、連結用爪60と連結用爪穴61は嵌合するようになっている。
図7は、本発明の実施の形態6に係る気化式加湿器の蒸発部材セット20の連結用爪60を示す斜視図、図8は、図7の蒸発部材セット20を複数連結した斜視図である。なお、図8中の矢印は、連結された蒸発部材セット20の動作方向を、同じく図8中の破線の矢印は、連結用爪60と連結用爪穴61との連結方向をそれぞれ示している。
以下、本実施の形態6について説明するが、本実施の形態1〜5と重複するものについては省略する。
本実施の形態6では、蒸発部材セット20の両側面の下部のうち、一方に連結用爪60、他方に連結用爪穴61がそれぞれ設けられている。そして、連結用爪60と連結用爪穴61は嵌合するようになっている。
様々な加湿能力を得るためには、蒸発部材セット20の数量を増減させる方法が簡便である。たとえば、加湿器を天井裏に設置した場合などには一方向から点検や部品交換をする必要があり、その実現方法として、図8に示すように複数の蒸発部材セット20を上部レール11と下部レール10との間に並べて配置する方法が一般的である。しかし、高い加湿能力が要求され、蒸発部材セット20が複数必要となるような場合、奥(図8の左側)の蒸発部材セット20まで手が届かず、奥に配置されている蒸発部材セット20を取り出すことが困難である。
そこで、本実施の形態6のように各蒸発部材セット20の側面の下部に連結用爪60または連結用爪穴61を設け、隣り合う蒸発部材セット20の連結用爪60と連結用爪穴61とを嵌合し、互いに連結させる。そうすることにより、手前(図8の右側)に配置されている蒸発部材セット20を手前に引き出すことで、連結された奥側の蒸発部材セット20も手前に引き出されるため、容易に取り出すことができる。
10 下部レール、11 上部レール、20 蒸発部材セット、20a 蒸発部材A、20b 蒸発部材B、20c 蒸発部材C、30 給水管、30a 穴、31 給水ノズル、40 貯水板、41 流下穴、42 仕切堰、43 余剰水流路、44 外周壁、45 保水材、46 貯水槽、50 櫛形部材、60 連結用爪、61 連結用爪穴。
Claims (13)
- 複数の板状の蒸発部材が正面視して横方向に一定の間隔を開けて正面視して縦向きに配置され、前記蒸発部材の上方には、水を貯水する貯水槽が設けられた蒸発部材セットと、
該蒸発部材セットの上方に前記蒸発部材の配置方向と平行に配置された給水管と、
該給水管の下部に形成された穴に設けられた給水ノズルと、
を有し、
前記貯水槽の底面は、各前記蒸発部材の上方に流下穴が設けられ、
前記給水ノズルから滴下した水を前記貯水槽に一時的に貯水し、その貯水した水を前記流下穴から流下して各前記蒸発部材に供給する
ことを特徴とする気化式加湿器。 - 各前記蒸発部材の上端と、前記貯水槽の前記流下穴が設けられた部分とは接触している
ことを特徴とする請求項1に記載の気化式加湿器。 - 前記貯水槽は、前記流下穴複数毎に仕切堰で区切って複数設けられ、
前記給水ノズルは、各前記貯水槽毎に少なくとも一つ設けられた
ことを特徴とする請求項1または2に記載の気化式加湿器。 - 前記貯水槽は、
側面が前記仕切堰と前記蒸発部材セットの上部に設けられた外周壁とで構成され、
前記仕切堰の高さは、前記外周壁の高さよりも低い
ことを特徴とする請求項3に記載の気化式加湿器。 - 前記蒸発部材セットの両端部内側には、
前記貯水槽から溢れた水を前記蒸発部材セットの下部まで導くための余剰水流路が設けられた
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の気化式加湿器。 - 前記貯水槽の底面に保水能力及び液体の搬送能力を持った保水材を敷いた
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の気化式加湿器。 - 前記貯水槽の底面は、
各前記流下穴に向かって下り勾配となっている
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の気化式加湿器。 - 複数の前記蒸発部材の配置間隔に合わせて形成されたスリットを有する櫛形部材が、前記蒸発部材の配置方向と平行に設けられた
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の気化式加湿器。 - 前記櫛形部材は、保水能力及び液体の搬送能力を持った材料で構成されている
ことを特徴とする請求項8に記載の気化式加湿器。 - 板状の蒸発部材が横方向に複数並んで縦向きに配置され、各前記蒸発部材の上部を同方向に90度折り曲げて天地逆のL字形とし、該L字形の短辺面をそれぞれ繋げた蒸発部材セットと、
該蒸発部材セットの上方に前記蒸発部材の配置方向と平行に配置された給水管と、
該給水管の下部に形成された穴に設けられた給水ノズルと、
を有し、
前記給水ノズルから滴下した水を均等に各前記蒸発部材に供給する
ことを特徴とする気化式加湿器。 - 配置間隔に合わせて形成されたスリットを有する、板状の蒸発部材が、それぞれ斜めに交差するように格子状に組み合わされて複数配置された蒸発部材セットと、
該蒸発部材セットの上方に前記蒸発部材セットと平行に配置された給水管と、
該給水管の下部に形成された穴に設けられた給水ノズルと、
を有し、
前記給水ノズルから滴下した水を各前記蒸発部材に供給する
ことを特徴とする気化式加湿器。 - 前記蒸発部材は、保水能力及び液体の搬送能力を持った材料で構成されている
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の気化式加湿器。 - 前記蒸発部材セットの両側面の下部のうち、一方に連結用爪が、他方に連結用爪穴がそれぞれ設けられ、前記連結用爪と前記連結用爪穴とは嵌合するようになっている
ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の気化式加湿器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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- 2013-03-29 JP JP2013071481A patent/JP2014194328A/ja active Pending
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