JP2014193250A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保留表示に基づいて、特定遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感を向上する。
【解決手段】 本発明に係るパチンコ機1は、始動口51,52への遊技球の入球を契機として乱数情報を取得する乱数情報取得手段200と、乱数情報の取得を契機として、当該乱数情報に対応する保留表示を実行する保留表示制御手段300とを備える。そして、保留表示制御手段300は、先行乱数情報の取得を契機として待機タイマによる時間の計測を開始し、計測された時間が所定時間に達するまでの期間中に取得された後続乱数情報に基づいて事前判定を実行し、事前判定の結果に基づいて先行乱数情報に対応する保留表示の表示態様を決定し、所定期間の終了を契機として、決定された表示態様に基づいて、先行乱数情報に対応する保留表示を開始する。
【選択図】 図19

Description

本発明は、始動口への遊技球の入球を契機として、特定遊技状態を生起させるか否かを判定するための乱数情報を取得する遊技機に関し、特に、取得された乱数情報を、所定数を限度として記憶することが可能な遊技機に関する。
従来、始動口への遊技球の入球を契機として取得された乱数情報を、所定数を限度として記憶することが可能な遊技機が知られている(特許文献1参照)。
この遊技機では、乱数情報が取得された場合に、演出図柄表示装置において、取得された乱数情報に対応する保留表示が実行される。
特に、この遊技機では、乱数情報が取得された際に、当該乱数情報に基づいて、特定遊技状態を生起させるか否かを判定する大当たり判定及び特別図柄の変動表示の態様を判定する変動態様判定のそれぞれが実行され、この判定結果に基づいて、保留予告を実行するか否かが決定される。
そして、保留予告を実行することが決定された場合には、保留予告として、当該保留予告の実行が判定された乱数情報(以下、「対象乱数情報」とする)に対応する保留表示の表示態様が、当該対象乱数情報に基づいて特定遊技状状態が生起される可能性を示唆する保留予告態様に設定される。これによって、遊技者に対して、対象乱数情報に基づいて特定遊技状態が生起される可能性を予告する。
さらに、この遊技機では、保留予告の実行中において、新たに乱数情報が取得されるごとに、対象乱数情報に対応する保留表示の保留予告態様が、当該対象乱数情報に基づいて特定遊技状状態が生起される可能性をより具体的に示唆する保留予告態様に変化させる。これによって、保留予告の開始後において、遊技者に対して始動口への遊技球の入球を促し、遊技者による遊技球の発射操作が停止されることを防止している。
特開2010−110402号公報
しかしながら、従来の遊技機では、保留表示に基づいて、特定遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感を十分に向上することができない恐れがある。
すなわち、従来の遊技機では、保留予告の実行中において、対象乱数情報に基づいて特定遊技状態が生起される可能性が、当該対象乱数情報に対応する保留表示(保留予告態様に係る保留表示)によって示唆されている。
したがって、複数の乱数情報が記憶されている場合に、保留予告の対象となっている乱数情報(対象乱数情報)が明確となり、遊技者は、対象乱数情報に基づく特別図柄の変動表示に対して注目し、他の乱数情報に基づく特別図柄の変動表示に対する注目を低下させる恐れがある。
よって、他の乱数情報に基づく特別図柄の変動表示の実行中には、特定遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感を向上することができない恐れがある。
本発明の課題は、保留表示に基づいて、特定遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感を向上することにある。
上記目的を達成するために、第一の発明に係る遊技機は、始動口への遊技球の入球を契機として、乱数情報を取得する乱数情報取得手段と、前記乱数情報取得手段により取得された前記乱数情報を、所定数を限度として記憶することが可能な乱数情報記憶手段と、前記乱数情報記憶手段に記憶されている前記乱数情報に基づいて、特定遊技状態を生起させるか否かを判定する当たり判定と、当該当たり判定の結果を報知する報知表示の表示態様を判定する表示態様判定と、を含む始動判定を実行する始動判定手段と、前記始動判定の結果に基づいて、前記報知表示を実行する報知表示制御手段と、前記乱数情報取得手段による前記乱数情報の取得を契機として、当該乱数情報に対応する保留表示を実行する保留表示制御手段と、前記乱数情報取得手段により取得された前記乱数情報に基づいて、当該乱数情報について前記始動判定が実行される前に、前記当たり判定及び前記表示態様判定のうち少なくとも一方を含む事前判定を実行する事前判定手段と、を備え、前記保留表示制御手段は、前記乱数情報取得手段による前記乱数情報の取得を契機として、時間の計測を開始する時間計測手段と、前記時間計測手段による時間の計測が開始されてから計測された時間が所定時間に達するまでの所定期間中において前記乱数情報取得手段により取得された前記乱数情報である後続乱数情報についての前記事前判定の結果に基づいて、前記時間計測手段による時間の計測の開始の契機となった乱数情報である先行乱数情報に対応する前記保留表示の表示態様を決定する保留表示態様決定手段と、前記所定期間の終了を契機として、前記保留表示態様決定手段により決定された表示態様に基づいて、前記先行乱数情報に対応する前記保留表示を開始する保留表示実行手段と、を有することを特徴とする。
第一の発明に係る遊技機では、乱数情報(先行乱数情報)の取得を契機として、所定期間が開始される。また、所定期間中において乱数情報(後続乱数情報)が取得された場合には、取得された後続乱数情報についての事前判定の結果に基づいて、先行乱数情報に対応する保留表示の表示態様が決定される。そして、所定期間の終了を契機として、決定された表示態様に基づいて、先行乱数情報に対応する保留表示が開始される。
すなわち、先行乱数情報に対応する保留表示の表示態様が、後続乱数情報についての事前判定の結果に基づいて決定される。
これによって、後続乱数情報に基づいて特定遊技状態が生起される可能性(以下、「当たり可能性」とする)を、先行乱数情報に対応する保留表示の表示態様によって示唆することができる。
したがって、複数の乱数情報(先行乱数情報及び後続乱数情報)が記憶されている場合に、遊技者において、当たり可能性を示唆する対象となっている乱数情報の判別が困難となり、先行乱数情報に基づく報知表示及び後続乱数情報に基づく報知表示のそれぞれに対する注目を高めることができる。
よって、先行乱数情報に対応する保留表示により当たり可能性を示唆する対象となっている後続乱数情報に基づく報知表示の開始前から、特定遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感を向上することができ、特定遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感が向上されている期間をより長くすることが可能となる。
以上のように、第一の発明に係る遊技機によれば、保留表示に基づいて、特定遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感を向上することが可能となる。
ここで、始動口としては、後述する始動口51,52が該当する。乱数情報としては、後述する始動情報が該当する。乱数情報取得手段としては、後述する主制御装置200(ステップS102、S106)が該当する。乱数情報記憶手段としては、後述するRAM230の始動情報記憶領域(特図1始動情報記憶領域及び特図2始動情報記憶領域)が該当する。始動判定手段としては、後述する主制御装置200(ステップS113〜S115)が該当する。報知表示制御手段としては、後述する演出制御装置300(ステップS204)が該当する。保留表示としては、後述する保留図柄hの表示が該当する。保留表示制御手段としては、後述する演出制御装置300(ステップS202)が該当する。事前判定手段としては、後述する主制御装置200(ステップS103、S107)が該当する。としては、後述する待機タイマが該当する。保留表示態様決定手段としては、後述する演出制御装置300(ステップS225)が該当する。保留表示実行手段としては、後述する演出制御装置300(ステップS226)が該当する。
第二の発明に係る遊技機は、第一の発明に係る遊技機において、前記保留表示態様決定手段は、前記後続乱数情報についての前記事前判定の結果に基づいて、前記先行乱数情報に対応する前記保留表示の表示態様及び前記後続乱数情報に対応する前記保留表示の表示態様のそれぞれを決定し、前記保留表示実行手段は、前記所定期間の終了を契機として、前記保留表示態様決定手段により決定された表示態様に基づいて、前記先行乱数情報に対応する前記保留表示及び前記後続乱数情報に対応する前記保留表示のそれぞれを開始することを特徴とする。
第二の発明に係る遊技機では、後続乱数情報についての事前判定の結果に基づいて、先行乱数情報に対応する保留情報の表示態様及び後続乱数情報に対応する保留表示の表示態様のそれぞれが決定される。
これによって、後続乱数情報に基づく当たり可能性を、先行乱数情報に対応する保留表示の表示態様及び後続乱数情報に対応する保留表示の表示態様のそれぞれによって示唆することができる。
したがって、遊技者において、当たり可能性を示唆する対象となっている乱数情報の判別がさらに困難となり、先行乱数情報に基づく報知表示及び後続乱数情報に基づく報知表示のそれぞれに対する注目をさらに高めることができる。
よって、各乱数情報に基づく報知表示の実行中において、特定遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感をより確実に向上することが可能となる。
第三の発明に係る遊技機は、第二の発明に係る遊技機において、前記保留表示態様決定手段は、前記先行乱数情報に対応する前記保留表示の表示態様と前記後続乱数情報に対応する前記保留表示の表示態様とを、互いに関連させることを特徴とする。
第三の発明に係る遊技機では、先行乱数情報に対応する保留表示及び後続乱数情報に対応する保留表示のそれぞれに対する遊技者の注目を高めることができ、特定遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感をさらに向上することが可能となる。
第四の発明に係る遊技機は、第一乃至第三のうちいずれか一の発明に係る遊技機において、保留表示態様決定手段は、前記先行乱数情報及び前記後続乱数情報のそれぞれについての前記事前判定の結果に基づいて、前記先行乱数情報に対応する前記保留表示の態様及び前記後続乱数情報に対応する前記保留表示の表示態様のそれぞれを決定することを特徴とする。
第四の発明に係る遊技機では、後続乱数情報に対応する保留表示の表示態様を、先行乱数情報についての事前判定の結果に基づいて決定することができる。
これによって、先行乱数情報に基づく当たり可能性を、後続乱数情報に対応する保留表示の表示態様によって示唆することができる。
したがって、遊技者において、当たり可能性を示唆する対象となっている乱数情報の判別がさらに困難となり、各乱数情報に基づく報知表示の実行中において、特定遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感をより確実に向上することが可能となる。
本発明によれば、保留表示に基づいて、特定遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感を向上することが可能となる。
パチンコ機の全体構成を示す斜視図である。 遊技盤の正面を示し、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。 パチンコ機の制御系の構成を示すブロック図である。 各種抽選における当たりの種類を示す図である。 主制御装置から演出制御装置に対して送信される制御コマンドを説明する図である。 主制御装置が実行するメインループ処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行するシリアル通信受信割込み処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行するタイマ割込み処理を示すフローチャートである。 特図乱数記憶処理を示すフローチャートである。 当選時乱数区分決定テーブル、当選時第1変動パターン決定テーブル及び当選時第2変動パターン決定テーブルを示す図である。 落選時乱数区分決定テーブル、落選時第1変動パターン決定テーブル及び落選時第2変動パターン決定テーブルを示す図である。 特図変動処理を示すフローチャートである。 大当たり遊技処理を示すフローチャートである。 普図乱数記憶処理を示すフローチャートである。 普図変動処理を示すフローチャートである。 普図当たり遊技処理を示すフローチャートである。 演出制御装置が実行する演出制御処理を示すフローチャートである。 入賞時演出管理処理を示すフローチャートである。 予告演出管理処理を示すフローチャートである。 保留図柄表示領域において実行される保留表示の第1の例を示す図である。 保留図柄表示領域において実行される保留表示の第2の例を示す図である。 保留図柄表示領域において実行される保留表示の第3の例を示す図である。 保留図柄表示領域において実行される保留表示の第4の例を示す図である。 保留図柄表示領域において実行される保留表示の第5の例を示す図である。 始動時演出管理処理を示すフローチャートである。 停止時演出管理処理を示すフローチャートである。 演出図柄の変動表示の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、本発明に係る遊技機を、パチンコ機1に適用している。
(パチンコ機1の全体構成)
まず、パチンコ機1の全体構成を説明する。
図1は、パチンコ機の全体構成を示す斜視図である。
図1に示すパチンコ機1は、矩形状の枠本体2と、枠本体2の前側に開閉可能に配設された前枠3と、前枠3の前側上部に開閉可能に配設された前扉4と、前扉4の下方に配設された受皿ユニット5と、受皿ユニット5の側方に配設された発射ハンドル6と、を備えている。
前枠3の前側には、遊技盤10(図2参照)が配設さている。前扉4は、前枠3に配設された遊技盤10の正面側に配設された透明板4aと、透明板4aの周囲に配設された装飾部4bと、を有している。装飾部4bは、前方に向かって膨出する形状を有している。装飾部4bには、装飾部4bの内部に配設された音発生装置(スピーカ)22(図3参照)が出力する音声を通過させるための複数の音抜孔4cが設けられている。
受皿ユニット5は、遊技球(貸し球及び賞球)を受ける受皿5aと、受皿5aの前側に配設された演出ボタン5bと、を有している。演出ボタン5bは、遊技者による回転操作及び押し込み操作が可能となるように構成されている。演出ボタン5bは、回転操作及び押し込み操作に応じて、操作信号を演出制御装置300(図3参照)に対して出力する。
また、受皿ユニット5の上面には、貸出操作部7が配設されている。貸出操作部7は、球貸ボタン7aと、返却ボタン7bと、度数表示装置7cと、を有している。ここで、パチンコ機1は、プリペイドカードに記録されている情報の読出し及び更新を行うことが可能なCRユニット500(図3参照)と通信可能に接続されている。そして、プリペイドカード(図示せず)がCRユニット500に挿入されると、CRユニット500に挿入されたプリペイドカードに記録されている有価媒体の残存度数が度数表示装置7cに表示される。そして、プリペイドカードがCRユニット500に挿入されている状態で球貸ボタン7aが操作されると、所定数の遊技球が受皿5aに払い出される。この際、払い出された遊技球の数に応じてプリペイドカードに記録されている有価媒体の残存度数が更新されて、更新された有価媒体の残存度数が度数表示装置7cに表示される。また、有価媒体の残存度数が残っているプリペイドカードがCRユニット500に挿入されている状態で返却ボタン7bが操作されると、CRユニット500からプリペイドカードが返却される。
ここで、プリペイドカートとしては、例えば、磁気記憶媒体、記憶IC内蔵媒体等が該当する。
(遊技盤10の構成)
次に、遊技盤10の構成を説明する。
図2は、遊技盤の正面を示し、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。
図2に示すように、遊技盤10の略中央部には、演出画像を表示することが可能な画像表示装置20が設けられている。遊技盤10の正面には、発射ハンドル6が操作されることに応じて打ち出された遊技球が流下する遊技領域30が形成されている。
画像表示装置20は、例えば、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の可変表示装置によって構成される。そして、画像表示装置20の表示領域21には、演出図柄z1(図27参照)が表示される3つの演出図柄表示領域a1〜a3(図27参照)を構成することが可能となっている。
また、画像表示装置20の左方には、図柄表示装置23が設けられている。図柄表示装置23は、例えば、LED等によって構成される。そして、図柄表示装置23の演出図柄表示領域a4には、演出図柄z2(図示せず)が表示される。本実施形態では、図柄表示装置23(演出図柄表示領域a4)は、フルカラーLED等によって構成される。
各演出図柄表示領域a1〜a3では、演出図柄z1の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。各演出図柄表示領域a1〜a3で表示される演出図柄z1は、数字、文字、記号、キャラクタ等の識別情報(図柄)を含んで構成されている。本実施形態では、演出図柄z1として、数字(「1」〜「8」のうちいずれか一つ)を含んで構成された「数字図柄」と、文字を含んで構成された「ボーナス図柄」と、を有している。
演出図柄表示領域a4では、演出図柄z2の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。本実施形態では、演出図柄表示領域a4で表示される演出図柄z2は、カラーバーから構成されている。
演出図柄z1,z2の変動表示とは、各演出図柄表示領域a1〜a3において、複数種類の演出図柄z1をスクロールさせた状態で表示するとともに、演出図柄表示領域a4において、演出図柄z2の種類(カラーバーが表す色)が順次変化される状態で表示することをいう。一方、演出図柄z1,z2の停止表示とは、各演出図柄表示領域a1〜a3の抽選結果表示位置において、一の種類の演出図柄z1を停止させた状態で表示するとともに、演出図柄表示領域a4において、一の種類の演出図柄z2を表示(カラーバーが所定の色を表示)することをいう。
そして、演出図柄表示領域a1〜a4では、4つの領域a1〜a4において停止表示された演出図柄z1,z2の組み合わせによって、特別図柄抽選(第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選)の結果が表示される。
また、画像表示装置20の表示領域21には、後述する始動情報記憶領域に記憶されている各始動情報に対応する保留図柄h(図27参照)が表示される保留図柄表示領域b(図27参照)を構成することが可能となっている。
画像表示装置20の右方には、始動ゲート41が設けられている。始動ゲート41は、常時、遊技球による通過が可能となるように形成されている。始動ゲート41には、普図始動球検知センサ104(図3参照)が配設されている。普図始動球検知センサ104は、遊技球による始動ゲート41の通過の検出に応じて、検出信号を主制御装置200に対して出力する。主制御装置200は、普図始動球検知センサ104からの検出信号の入力に応じて、普通図柄抽選を実行する。
画像表示装置20の下方には、第1始動口51が設けられている。第1始動口51は、上向きに開口した入球口(いわゆる「ヘソ」)であり、常時、遊技球の入球が可能となっている。第1始動口51内には、特図1始動球検知センサ101(図3参照)が配設されている。特図1始動球検知センサ101は、第1始動口51への遊技球の入球の検出に応じて、検出信号を主制御装置200に対して出力する。主制御装置200は、特図1始動球検知センサ101からの検出信号の入力に応じて、第1特別図柄抽選を実行する。
第1始動口の下方には、第2始動口52が設けられている。第2始動口52には、第2始動口52への遊技球の入球を不可能にする閉止状態と遊技球の入球を可能にする開放状態とに変位することが可能な始動口開閉部材52a(いわゆる「電動チューリップ」)が設けられている。始動口開閉部材52aは、始動口ソレノイド64(図3参照)によって開閉される。第2始動口52は、通常時は、始動口開閉部材52aが閉止状態とされて、遊技球の入球が不可能となっているが、普通図柄抽選に当選した場合に、始動口開閉部材52aが開放状態とされて、遊技球の入球が可能となる。第2始動口52内には、特図2始動球検知センサ102(図3参照)が配設されている。特図2始動球検知センサ102は、第2始動口52への遊技球の入球の検出に応じて、検出信号を主制御装置200に対して出力する。主制御装置200は、特図2始動球検知センサ102からの検出信号の入力に応じて、第2特別図柄抽選を実行する。
画像表示装置20の右方には、第1大入賞口53が設けられている。第1大入賞口53には、大入賞口53への遊技球の入球を不可能にする閉止状態と遊技球の入球を可能にする開放状態とに変位することが可能な第1大入賞口開閉部材53a(いわゆる「アタッカー」)が設けられている。
第1大入賞口開閉部材53aは、第1大入賞口ソレノイド65(図3参照)によって開閉される。第1大入賞口53は、通常時は、第1大入賞口開閉部材53aが閉止状態とされて、遊技球の入球が不可能となっているが、第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選に当選して、所定の大当たり遊技状態が生起された場合に、第1大入賞口開閉部材53aが開放状態とされて、遊技球の入球が可能となる。第1大入賞口53内には、第1大入賞球検知センサ103が配設されている。第1大入賞球検知センサ103は、第1大入賞口53への遊技球の入球の検出に応じて、検出信号を主制御装置200に対して出力する。主制御装置200は、第1大入賞球検知センサ103からの検出信号の入力に応じて、遊技球払出装置440(図3参照)による賞球の払い出しに係る遊技球払出動作を実行する。
また、第1大入賞口53には、入球した遊技球を誘導する誘導路53bが接続されている。誘導路53bは、画像表示装置20の外縁に沿って、画像表示装置20の右方から下方まで延びている。具体的には、誘導路53bは、その一方側の端部が、画像表示装置20の右方に配設された第1大入賞口53に連通され、その他方側の端部が、画像表示装置20の下方に設けられた排出孔53cに連通されている。そして、誘導路53bは、第1大入賞口53に入球した遊技球を、排出孔53cに誘導する。また、誘導路53bは、誘導路53b内を通過する遊技球を遊技盤10の正面側から視認することが可能となるように、透明な材料により形成されている。
排出孔53cには、排出検知センサ106(図3参照)が配設されている。排出検知センサ106は、遊技球による排出孔53cの通過の検出に応じて、検出信号を演出制御装置300に対して出力する。なお、排出孔53cを通過した遊技球は、始動口51,52、第2大入賞口54、アウト口55等に入球した遊技球と同様に、遊技盤10の背面側に排出される。
第1大入賞口53の下方には、第2大入賞口54が設けられている。第2大入賞口54には、第2大入賞口54への遊技球の入球を不可能にする閉止状態と遊技球の入球を可能にする開放状態とに変位することが可能な第2大入賞口開閉部材54a(いわゆる「アタッカー」)が設けられている。
第2大入賞口開閉部材54aは、第2大入賞口ソレノイド66(図3参照)によって開閉される。第2大入賞口54は、通常時は、第2大入賞口開閉部材54aが閉止状態とされて、遊技球の入球が不可能となっているが、第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選に当選して、所定の大当たり遊技状態が生起された場合に、第2大入賞口開閉部材54aが開放状態とされて、遊技球の入球が可能となる。第2大入賞口54内には、第2大入賞球検知センサ105(図3参照)が配設されている。第2大入賞球検知センサ105は、第2大入賞口54への遊技球の入球の検出に応じて、検出信号を主制御装置200に対して出力する。主制御装置200は、第2大入賞球検知センサ105からの検出信号の入力に応じて、遊技球払出装置440による賞球の払い出しに係る遊技球払出動作を実行する。
遊技領域30における第2始動口52の下方には、いずれの入球口にも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口55が設けられている。
なお、遊技領域30には、各入球口51,52,53,54やゲート41に遊技球を導くように複数の釘(図示せず)が配置されている。
第2大入賞口54の下方には、状態表示装置63が設けられている。状態表示装置63は、LED等によって構成されている。状態表示装置63には、第1特別図柄抽選の抽選結果の表示が保留されている回数(いわゆる「保留数」)、第2特別図柄抽選の抽選結果の表示が保留されている回数、普通図柄抽選の抽選結果の表示が保留されている回数、大当たり遊技状態の種類(ラウンド遊技の実行回数)等が表示される。
状態表示装置63の下方には、普図表示装置60、特図1表示装置61及び特図2表示装置62が設けられている。各表示装置60,61,62は、7セグメントLED、ドットマトリクスLED等によって構成されている。
普図表示装置60は、数字や図柄等からなる普通図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。そして、普図表示装置60では、停止表示された普通図柄によって、普通図柄抽選の結果が表示される。ここで、普図表示装置60に停止表示された普通図柄が特定の図柄となった場合には、遊技者に有利な遊技状態である普図当たり遊技状態が生起される。
特図1表示装置61は、数字や図柄等からなる第1特別図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。そして、特図1表示装置61では、停止表示された第1特別図柄によって、第1特別図柄抽選の結果が表示される。特図2表示装置62は、数字や図柄等からなる第2特別図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。そして、特図2表示装置62では、停止表示された第2特別図柄によって、第2特別図柄抽選の結果が表示される。
ここで、特図表示装置61,62における特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の表示と、演出図柄表示領域a1〜a4における演出図柄z1,z2の表示とは、変動表示が開始される時期、変動表示が終了して停止表示が行われる時期及び停止表示された図柄が示す抽選結果のそれぞれについて対応付けられている。
そして、特図1表示装置61に停止表示された第1特別図柄が特定の図柄となった場合又は特図2表示装置62において停止表示された第2特別図柄が特定の図柄となった場合には、遊技者に有利な遊技状態である大当たり遊技状態が生起される。
(制御系の構成)
次に、パチンコ機1における制御系の構成を説明する。
図3は、パチンコ機の制御系の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、パチンコ機1は、主制御装置200と、演出制御装置(サブ制御装置)300と、払出制御装置400と、各制御装置200,300,400に電源(電力)を供給する電源装置600と、を備えている。
各制御装置200,300,400は、CPU(Central Processing Unit)と、遊技の進行に係るプログラム及び遊技の進行に必要なデータを格納するROM(Read Only Memory)と、CPUがROMに格納されているプログラムに基づく処理を進行するために使用される一時記憶領域となるRAM(Random Access Memory)と、を備えるマイクロコンピュータである。
主制御装置200は、CPU210と、ROM220と、RAM230と、入力ポート240と、出力ポート250と、周波数発生回路260と、ハード乱数発生回路270と、を備える。
入力ポート240は、各検知センサ101〜105から入力された検出信号及び払出制御装置400から入力された制御コマンドのそれぞれを、CPU210に対して出力する。出力ポート250は、演出制御装置300及び払出制御装置400のそれぞれに対して制御コマンドを出力するとともに、各表示装置60〜63及び各ソレノイド64〜66に対して制御信号を出力する。また、出力ポート250は、パチンコ機1の賞球の払い出しに関する情報やエラー信号をホールコンピュータ(図示せず)に対して出力する。
ROM220には、遊技の進行に係るプログラム及び遊技の進行に必要なデータが格納されている。特に、ROM220には、遊技の進行に必要なデータとして、各種抽選を実行するための判定テーブル、演出制御装置300を制御するために必要な各種制御コマンドが格納されている。
RAM230には、主制御装置200における入出力データ、演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタ等の各種カウンタ、抽選結果や遊技状態を管理するフラグ等が一時的に記憶される。特に、RAM230は、特図1始動球検知センサ101、特図2始動球検知センサ102及び普図始動球検知センサ104のそれぞれからの検出信号の入力を契機として取得される始動情報(乱数情報)を記憶することが可能な始動情報記憶領域が設けられている。ここで、始動情報とは、各検出信号の入力を契機として取得された各種乱数値等の情報をいう。
ここで、パチンコ機1は、電源装置600による電源の供給が遮断された際に主制御装置200に対して電源を供給することが可能なバックアップ電源回路(図示せず)を備えている。これにより、RAM230は、電源装置600による電源の供給時には、この電源に基づいて記憶された情報を保持することができ、電源装置600による電源の供給の遮断時には、バックアップ電源回路から供給される電源に基づいて記憶された情報を保持(保存)することができる。そして、主制御装置200は、電源装置600による電源の供給の遮断を検出した場合には、バックアップ電源回路から供給される電源に基づいてRAM230に記憶されている情報を維持(保存)する保存処理を実行するとともに、電源装置600による電源の供給の復帰を検出した場合に、保存処理により保存した情報に基づいて、RAM230に記憶されている情報を該保存処理が実行される前の状態に復帰させる。なお、電源復帰には、電源の投入が含まれるものとする。
周波数発生回路260は、クロック(同期信号)を発生させて、このクロックをCPU210及びハード乱数発生回路270のそれぞれに対して出力する。ハード乱数発生回路270は、普通図柄抽選の当たり乱数、第1特別図柄抽選の当たり乱数及び第2特別図柄抽選の当たり乱数のそれぞれを発生させる。ハード乱数発生回路270は、周波数発生回路260から1クロックが入力されるごと(例えば、0.005[s]ごと)に、ループカウンタの値を所定の範囲内(例えば、0〜65535の範囲内)において1ずつ更新することによって、当たり乱数を発生させる。なお、ループカウンタは、普通図柄抽選、第1特別図柄抽選及び第2特別図柄抽選のそれぞれに対応するものが設定されている。
演出制御装置300は、主制御装置200から受信した制御コマンドに基づいて、画像表示装置20における演出画像z1の表示、図柄表示装置23における演出図柄z2の表示、ランプ21の点灯・点滅及び音発生装置22による音の出力のそれぞれを制御する。
演出制御装置300のROMには、演出の進行に係るプログラム、演出の進行に必要なデータが格納されている。演出制御装置300のRAMには、主制御装置200から受信した制御コマンド、演算処理を行うためのデータ等が一時的に記憶される。
演出制御装置300のCPUは、主制御装置200から受信した制御コマンドに基づいて、実行する演出内容を決定する。そして、決定した演出内容に係る演出プログラムにしたがって、画像データ、ランプ制御データ及び音制御データを読み出して、読み出した制御データを画像表示装置20、図柄表示装置23、ランプ21及び音発生装置22のそれぞれに対して出力する。
また、演出制御装置300のCPUは、演出ボタン5bを用いた演出内容が決定された場合には、演出ボタン5bからの検出信号の入力の有無を監視し、演出ボタン5bからの検出信号の入力の有無に応じた制御データを読み出して、読み出した制御データを画像表示装置20、ランプ21及び音発生装置22のそれぞれに対して出力する。
さらに、演出制御装置300のCPUは、所定の演出内容が決定された場合には、排出検知センサ106からの検出信号の入力の有無を監視し、排出検知センサ106からの検出信号の入力があった場合には、所定の演出制御処理を実行する。
払出制御装置400は、発射ハンドル6が備える発射ボリューム(図示せず)から入力された信号に基づいて、遊技球発射装置423による遊技球の発射動作を制御する。
具体的には、払出制御装置400には、発射ボリューム及び遊技球発射装置423が接続されている。発射ボリュームは、発射ハンドル6が回転操作されると、この回転操作量に応じた信号を払出制御装置400に対して出力する。そして、払出制御装置400は、発射ボリュームから入力された信号に応じた強さで遊技球を遊技領域30に発射するように、遊技球発射装置423による遊技球の発射動作を制御する。
また、払出制御装置400は、主制御装置200から受信した制御コマンド及びCRユニット500から受信した球貸指示信号のそれぞれに基づいて、遊技球払出装置440による遊技球払出動作を制御する。
具体的には、払出制御装置400には、遊技球払出装置440が接続されている。遊技球払出装置440は、遊技球を受皿5aに払い出す遊技球払出動作を実行する。
そして、払出制御装置400は、主制御装置200から受信した制御コマンドに基づいて、遊技球払出装置440による賞球の払い出しに係る遊技球払出動作を制御する。
また、払出制御装置400には、接続基板410を介して、球貸スイッチ401、返却スイッチ402、度数表示装置7c及びCRユニット500のそれぞれが接続されている。
球貸スイッチ401は、球貸ボタン7aが操作されたことに応じて、球貸操作信号を、接続基板410を経由してCRユニット500に対して送信する。
CRユニット500は、球貸スイッチ401から球貸操作信号を受信すると、挿入されているプリペイドカードに記録されている有価媒体の残存度数から所定数の貸球を払い出すために必要な度数を減算して、プリペイドカードにおける有価媒体の残存度数の記録を更新するとともに、所定数の遊技球の払い出しを指示する球貸指示信号を、接続基板410を経由して払出制御装置400に対して送信する。
そして、払出制御装置400は、CRユニット500から受信した球貸指示信号に基づいて、遊技球払出装置440による貸球の払い出しに係る遊技球払出動作を制御する。具体的には、CRユニット500から球貸指示信号を受信するごとに、所定数(例えば、25個)の遊技球の払い出しに係る遊技球払出動作を制御する。
また、CRユニット500は、プリペイドカートが挿入されたとき及びプリペイドカードにおける有価媒体の残存度数の記録を更新したときのそれぞれにおいて、有価媒体の残存度数を示す度数信号を、接続基板410を経由して度数表示装置7cに送信する。そして、度数表示装置7cは、度数信号を受信すると、この度数信号が示す有価媒体の残存度数を表示する。
返却スイッチ402は、返却ボタン7bが操作されたことに応じて、返却操作信号を、接続基板410を経由してCRユニット500に対して送信する。そして、CRユニット500は、返却操作信号を受信すると、有価媒体の残存度数が残っているプリペイドカードを返却(排出)する。
(各種抽選について)
次に、パチンコ機1で実行される各種抽選について説明する。
図4は、各種抽選における当たりの種類を示す図である。
パチンコ機1では、遊技球による始動ゲート41の通過を契機として、普通図柄抽選が実行される。そして、普通図柄抽選に当選した場合に、普図当たり遊技状態が生起される。普図当たり遊技状態では、始動口開閉部材52aが閉止状態から開放状態に変位(開放)されて、第2始動口52への遊技球の入球が可能な状態となる。
図4(a)に示すように、本実施形態では、普通図柄抽選に当選した場合に生起される普図当たり遊技状態の種類として、「普図当たり」の1種類が設定されている。
「普図当たり」に当選した場合には、普図表示装置60において、普通図柄を「普図当たり図柄」で停止表示させるように制御する。一方、普通図柄抽選に落選した場合には、普図表示装置60において、普通図柄を「はずれ図柄」で停止表示させるように制御する。
ここで、パチンコ機1では、補助制御として、時短制御を実行することが可能となっている。時短制御とは、該制御が実行されていないときと比較して、特別図柄の変動表示を行う時間(以下、「変動時間」とする)が短縮される制御をいう。本実施形態では、時短制御が実行されているときには、該制御が実行されていないときと比較して、普通図柄抽選の当選確率が向上され、普図当たり遊技状態における始動口開閉部材52aの開放回数が増加され、普図当たり遊技状態における始動口開閉部材52aの開放時間が延長され、かつ、普通図柄の変動表示を行う時間が短縮される。
「普図当たり」に当選した場合には、始動口開閉部材52aの開放回数が1回又は3回に設定され、各回における始動口開閉部材52aの開放時間が0.5[s]又は2.0[s]に設定される。この際、始動口開閉部材52aの開放時間及び開放回数は、時短制御の実行中には、2.0[s]×3[回]に設定され、時短制御の停止中には、0.5[s]×1[回]に設定される。各回における始動口開閉部材52aの開放は、始動口開閉部材52aが開放状態とされてから、開放時間が経過した場合に終了する。
また、パチンコ機1では、第1始動口51への遊技球の入球を契機として、第1特別図柄抽選が実行され、第2始動口52への遊技球の入球を契機として、第2特別図柄抽選が実行される。そして、第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選に当選した場合に、大当たり遊技状態が生起される。大当たり遊技状態では、第1大入賞口開閉部材53a又は第2大入賞口開閉部材54aが閉止状態から開放状態に変位されるラウンド遊技が実行されて、第1大入賞口53又は第2大入賞口54への遊技球の入球が可能な状態となる。
図4(b)に示すように、本実施形態では、特別図柄抽選(第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選)の抽選に当選した場合に生起される大当たり遊技状態の種別として、「大当たり1」〜「大当たり5」の5種類が設定されている。
「大当たり1」に当選した場合には、表示装置61,62において、特別図柄を「通常大当たり図柄」で停止表示させるように制御する。この際、画像表示装置20の演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2を「通常大当たり図柄」で停止表示させるように制御する。画像表示装置20において表示される「通常大当たり図柄」は、例えば、3つの演出図柄表示領域a1〜a3に停止表示された演出図柄z1が、「2、2、2」等、同一の偶数の数字を示す「数字図柄」で揃うとともに、演出図柄表示領域a4に停止表示された演出図柄z2が青色を示す態様とする。
「大当たり2」に当選した場合には、表示装置61,62において、特別図柄を「確変大当たり図柄」で停止表示させるように制御する。この際、画像表示装置20の演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2を「確変大当たり図柄」で停止表示させるように制御する。画像表示装置20において表示される「確変大当たり図柄」は、例えば、3つの演出図柄表示領域a1〜a3に停止表示された演出図柄z1が、「1、1、1」等、同一の奇数の数字を示す「数字図柄」で揃うとともに、演出図柄表示領域a4に停止表示された演出図柄z2が赤色を示す態様とする。
「大当たり3」に当選した場合には、表示装置61,62において、特別図柄を「ボーナス1図柄」で停止表示させるように制御する。この際、画像表示装置20の演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2を「ボーナス1図柄」で停止表示させるように制御する。画像表示装置20において表示される「ボーナス1図柄」は、例えば、演出図柄表示領域a1,a3に停止表示された演出図柄z1が、「ボーナス図柄」で揃うとともに、演出図柄表示領域a4において停止表示された演出図柄z2が白色を示す態様とする。
「大当たり4」に当選した場合には、表示装置61,62において、特別図柄を「ボーナス2図柄」で停止表示させるように制御する。この際、画像表示装置20の演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2を「ボーナス2図柄」で停止表示させるように制御する。画像表示装置20において表示される「ボーナス2図柄」は、例えば、演出図柄表示領域a1,a3に停止表示された演出図柄z1が、「ボーナス図柄」で揃うとともに、演出図柄表示領域a4において停止表示された演出図柄z2が緑色を示す態様とする。
「大当たり5」に当選した場合には、表示装置61,62において、特別図柄を「ボーナス3図柄」で停止表示させるように制御する。この際、画像表示装置20の演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2を「ボーナス3図柄」で停止表示させるように制御する。画像表示装置20において表示される「ボーナス3図柄」は、例えば、演出図柄表示領域a1,a3に停止表示された演出図柄z1が、「ボーナス図柄」で揃うとともに、演出図柄表示領域a4において停止表示された演出図柄z2が赤色を示す態様とする。
ここで、画像表示装置20において表示される「ボーナス1図柄」、「ボーナス2図柄」及び「ボーナス3図柄」は、停止表示された演出図柄z1の組み合わせのみからは、互いに区別することができないようになっている。
一方、特別図柄抽選に落選した場合(「はずれ」の場合)には、表示装置61,62において特別図柄を「はずれ図柄」で停止表示させるように制御する。この際、画像表示装置20の演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2を「はずれ図柄」で停止表示させるように制御する。画像表示装置20において停止表示される「はずれ図柄」は、例えば、3つの演出図柄表示領域a1〜a3に停止表示された演出図柄z1を、「1、6、9」等、少なくとも一の領域に停止表示された「数字図柄」が示す数字が、他の領域に停止表示された「数字図柄」が示す数字と異なる組み合わせとなるとともに、演出図柄表示領域a4に停止表示された演出図柄z2が白色を示す態様とする。
ここで、パチンコ機1では、特別図柄抽選(第1特別図柄抽選及び第2特別図柄抽選)の当選確率に係る遊技状態として、「特図低確率状態」及び「特図高確率状態」を有している。「特図低確率状態」では、特別図柄抽選の当選確率が、第1の確率(以下、「低確率」とする)(例えば、1/390)に設定される。一方、「特図高確率状態」では、特別図柄抽選の当選確率が、第1の確率より高い第2の確率(以下、「高確率」とする)(例えば、1/39)に設定される。なお、主制御装置200は、第1特別図柄抽選の当選確率と第2特別図柄抽選の当選確率とが同期するように、各抽選の当選確率を設定する。ここで、特別図柄抽選の当選確率とは、大当たり遊技状態が生起される「当たり」(「大当たり1」〜「大当たり5」)に当選する確率をいう。
「大当たり1」又は「大当たり2」に当選した場合には、大当たり遊技状態において、第2大入賞口開閉部材54aが閉止状態から開放状態に変位され、第2大入賞口54への遊技球の入球が可能となる。また、「大当たり1」又は「大当たり2」に当選した場合には、ラウンド遊技の回数が15[回]に設定され、各回のラウンド遊技における第2大入賞口開閉部材54aの最長開放時間が所定時間(例えば、30.0[s])に設定される。各回のラウンド遊技における第2大入賞口開閉部材54aの開放は、第2大入賞口開閉部材54aが開放状態とされてから最長開放時間が経過するか、または、第2大入賞口54への遊技球の入球数が所定数(例えば、10[球])に達することにより終了する。
一方、「大当たり3」、「大当たり4」又は「大当たり5」に当選した場合には、大当たり遊技状態において、第1大入賞口開閉部材53aが閉止状態から開放状態に変位され、第1大入賞口53への遊技球の入球が可能となる。また、「大当たり3」に当選した場合には、ラウンド遊技の回数が5[回]に設定され、「大当たり4」に当選した場合には、ラウンド遊技の回数が10[回]に設定され、「大当たり5」に当選した場合には、ラウンド遊技の回数が15[回]に設定され、各回のラウンド遊技における第1大入賞口開閉部材53aの最長開放時間が所定時間(例えば、30.0[s])に設定される。各回のラウンド遊技における第1大入賞口開閉部材53aの開放は、第1大入賞口開閉部材53aが開放状態とされてから最長開放時間が経過するか、または、第1大入賞口53への遊技球の入球数が所定数(例えば、10[球])に達することにより終了する。
また、「大当たり1」に当選した場合には、この大当たり遊技状態が終了した後から次の大当たり遊技状態が生起される前までの期間において、「特図低確率状態」が生起される。一方、「大当たり2」〜「大当たり5」に当選した場合には、この大当たり遊技状態が終了した後から次の大当たり遊技状態が生起される前までの期間において、「特図高確率状態」が生起される。
さらに、「大当たり1」〜「大当たり5」に当選した場合には、この大当たり遊技状態の終了後において、時短制御が実行される。この時短制御は、「大当たり1」〜「大当たり5」の終了に応じて開始され、この時短制御の開始後、大当たり遊技状態が生起されることなく、所定回数(例えば、70[回])の特別図柄の報知表示(変動表示及び停止表示)が実行されたことに応じて終了される。
(制御コマンドについて)
次に、主制御装置200から演出制御装置300に対して送信される制御コマンドについて説明する。
図5は、主制御装置から演出制御装置に対して送信される制御コマンドを説明する図である。
主制御装置200と演出制御装置200とは、シリアル通信用のハーネスを介して互いに接続されている。ここで、主制御装置200と演出制御装置300との間における通信は、主制御装置200から演出制御装置300への一方向のみで行われ、演出制御装置300から主制御装置200への通信は行われない。
主制御装置200から演出制御装置300に対して送信される各制御コマンドは、制御コマンドの種類を示す1バイトの先行データと、制御コマンドの内容を示す1バイトの後続データと、から構成されている。
そして、主制御装置200は、シリアル通信によって、先行データ及び後続データから構成される制御コマンドを演出制御装置300に対して送信する。演出制御装置300では、主制御装置200から制御コマンドを受信すると、シリアル通信割込みが発生し、この割込み処理によって、制御コマンドのデータをRAMの所定領域に記憶する。
図5に示すように、パチンコ機1では、主制御装置200から演出制御装置300に対して送信される制御コマンドとして、図柄種別指定コマンド、第1変動パターン指定コマンド、第2変動パターン指定コマンド、停止指定コマンド、状態指定コマンド、第1先読み指定コマンド、第2先読み指定コマンド、第3先読み指定コマンド、第1保留数指定コマンド、第2保留数指定コマンド等が設定されている。
図柄種別指定コマンドは、特別図柄(演出図柄)の停止図柄(特別図柄抽選の抽選結果)を指定するコマンドである。図柄種別指定コマンドは、停止表示させる演出図柄z1,z2の態様(停止図柄)として、「はずれ図柄」、「通常大当たり図柄」、「確変大当たり図柄」、「ボーナス1図柄」、「ボーナス2図柄」及び「ボーナス3図柄」のうち一のものを指定する。図柄種別指定コマンドは、特別図柄の変動開始時に送信される。
第1変動パターン指定コマンド及び第2変動パターン指定コマンドは、それぞれ、特別図柄(演出図柄z1,z2)の変動表示の変動パターンを指定するコマンドである。本実施形態では、第1変動パターン指定コマンド及び第2変動パターン指定コマンドは、それぞれ、変動時間を指定することによって、当該変動時間に対応付けられている変動パターンを指定する。
第1変動パターン指定コマンドは、演出図柄z1,z2の変動表示のうち第1期間(例えば、演出図柄z1,z2の変動表示の開始後から後述するリーチ表示の開始前までの期間)の変動パターン(以下、「第1変動パターン」とする)を指定する。本実施形態では、第1変動パターンとして、互いに異なる内容の報知演出が対応付けられた、m(複数)種類の変動パターン(変動時間)が設定されている。そして、第1変動パターン指定コマンドは、m種類の第1変動パターンのうち一のものを指定する。
本実施形態では、第1変動パターンとして、「通常変動パターン」及び「擬似連続変動パターン」が設定されている。
「通常変動パターン」とは、演出図柄z1,z2の変動表示中に、大当たり遊技状態が生起されることを期待させる表示(擬似連続変動表示等)が行われない変動パターンをいう。また、「擬似連続変動パターン」とは、演出図柄z1,z2の変動表示中に、1回以上の擬似連続変動表示が行われる変動パターンをいう。
ここで、擬似連続変動表示とは、演出図柄表示領域a4における演出図柄z2の変動表示が継続されつつ、演出図柄表示領域a1〜a3のうち二以上の領域の抽選結果表示位置において演出図柄z1の仮停止表示が行われた後に、再び、全ての演出図柄表示領域a1〜a3において演出図柄z1の通常変動表示が行われる表示をいう。
仮停止表示とは、演出図柄表示領域a1〜a3の抽選結果表示位置において、表示されている演出図柄z1が変更されることなく、一の種類の演出図柄z1が揺れた状態で表示される表示をいう。また、通常変動表示とは、演出図柄表示領域a1〜a3の抽選結果表示位置(演出図柄z1が停止表示されて、特別図柄抽選の結果が表示される位置)に表示される演出図柄z1が、順次変更される(入れ替えられる)表示をいう。
特に、本実施形態では、「擬似連続変動パターン」として、1回の擬似連続変動表示が行われる「1回擬似連続変動」、2回の擬似連続変動表示が行われる「2回擬似連続変動」及び3回の擬似連続変動表示が行われる「3回擬似連続変動」が設定されている。
そして、各第1変動パターンの期待値は、期待値が高いものから順に、「3回擬似連続変動」、「2回擬似連続変動」、「1回擬似連続変動」、「通常変動パターン」(期待値高→期待値低)となるように設定されている。ここで、期待値とは、当該「変動パターン」が選択された場合に、大当たり遊技状態が生起される可能性の度合いをいう(以下、同様)。
第2変動パターン指定コマンドは、演出図柄z1,z2の変動表示のうち第2期間(例えば、リーチ表示の開始後から演出図柄z1,z2の停止表示の開始前までの期間)の変動パターン(以下、「第2変動パターン」とする)を指定する。ここで、第2期間は、第1期間より後の期間となっている。本実施形態では、第2変動パターンとして、互いに異なる内容の報知演出が対応付けられた、n(複数)種類の変動パターン(変動時間)が設定されている。そして、第2変動パターン指定コマンドは、n種類の第2変動パターンのうち一のものを指定する。
本実施形態では、第2変動パターンとして、「通常変動パターン」及び「リーチ変動パターン」が設定されている。
「通常変動パターン」とは、演出図柄z1,z2の変動表示中に、大当たり遊技状態が生起されることを期待させる表示(リーチ表示等)が行われない変動パターンをいう。また、「リーチ変動パターン」とは、演出図柄z1,z2の変動表示中に、リーチ表示が行われる変動パターンをいう。
リーチ表示とは、演出図柄z1,z2がリーチ状態を形成するとともに、演出図柄z1,z2がリーチ状態を形成した際に、所定のリーチ演出が実行される表示をいう。リーチ状態とは、演出図柄表示領域a4における演出図柄z2の変動表示が継続されつつ、演出図柄表示領域a1〜a3のうち二以上の領域において演出図柄z1の仮停止表示が行われ、かつ、二以上の領域において仮停止表示されている演出図柄z1が、「大当たり図柄」に含まれる組み合わせとなる状態(例えば、二以上の演出図柄表示領域a1〜a3において互いに同一の数字を示す「数字図柄」が仮停止表示されている状態)をいう。
特に、本実施形態では、「リーチ変動パターン」として、互いに異なるリーチ演出が実行される「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチ」及び「スペシャルリーチ」が設定されている。
そして、各第2変動パターンの期待値は、期待値が高いものから順に、「スペシャルリーチ」、「スーパーリーチ」、「ノーマルリーチ」、「通常変動パターン」(期待値高→期待値低)となるように設定されている。
第1変動パターン指定コマンド及び第2変動パターン指定コマンドは、特別図柄の変動開始時に送信される。
停止指定コマンドは、特別図柄(演出図柄z1,z2)の停止表示を指定するコマンドである。停止指定コマンドは、特別図柄の停止表示時に送信される。
状態指定コマンドは、遊技状態を指定するコマンドである。状態指定コマンドは、時短制御の開始、時短制御の終了、特図高確率状態の設定及び特図低確率状態の設定のうち一のものを指定する。状態指定コマンドは、各制御の開始時又は終了時、各確率の設定時に送信される。
第1先読み指定コマンドは、特別図柄(演出図柄z1,z2)の停止図柄(特別図柄抽選の抽選結果)を指定するコマンドである。第1先読み指定コマンドは、演出図柄z1,z2の停止図柄として、「はずれ図柄」、「通常大当たり図柄」、「確変大当たり図柄」、「ボーナス1図柄」、「ボーナス2図柄」及び「ボーナス3図柄」のうち一のものを指定する。第1先読み指定コマンドは、始動情報記憶時に送信される。
第2先読み指定コマンドは、第1変動パターン(変動時間)を指定するコマンドである。具体的には、第2先読み指定コマンドは、変動パターンが不定であること(「変動パターン不定」)又は複数種類の第1変動パターンのうちいずれか一の第1変動パターン(「変動パターンm」)を指定する。第2先読み指定コマンドは、始動情報記憶時に送信される。
なお、第2先読み指定コマンドでは、「変動パターンm」が指定される場合には、「通常変動パターン」、「1回擬似連続変動」、「2回擬似連続変動」又は「3回擬似連続変動」が具体的に指定されることになる。
第3先読み指定コマンドは、第2変動パターン(変動時間)を指定するコマンドである。具体的には、第3先読み指定コマンドは、第2変動パターンが不定であること(「変動パターン不定」)又は複数種類の第2変動パターンのうちいずれか一の第2変動パターン(「変動パターンn」)を指定する。第3先読み指定コマンドは、始動情報記憶時に送信される。
なお、第3先読み指定コマンドでは、「変動パターンn」が指定される場合には、「通常変動パターン」、「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチ」又は「スペシャルリーチ」が具体的に指定されることになる。
第1保留数指定コマンド及び第2保留数指定コマンドは、それぞれ、特図保留数(特図1保留数又は特図2保留数)を指示するコマンドである。ここで、特図1保留数とは、特図1表示装置61における第1特別図柄の報知表示(変動表示及び停止表示)が保留されている数をいう。また、特図2保留数とは、特図2表示装置62における第2特別図柄の報知表示(変動表示及び停止表示)が保留されている数をいう。第1保留数指定コマンドは、始動情報(特図1始動情報又は特図2始動情報)の記憶時に送信される。第2保留数指定コマンドは、特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の変動開始時に送信される。
なお、本実施形態では、図柄種別指定コマンド、第1先読み予告指定コマンド、第2先読み指定コマンド、第1保留数指定コマンド及び第2保留数指定コマンドは、それぞれ、第1特別図柄抽選及び第2特別図柄抽選のそれぞれに対応するものが設定されている。
(主制御装置で実行される処理)
次に、主制御装置200で実行される処理を説明する。
図6は、主制御装置が実行するメインループ処理を示すフローチャートである。
パチンコ機1に電源が投入されると、主制御装置200のハード乱数発生回路270は、周波数発生回路260から1クロックが入力されるごと(例えば、0.005sごと)に、ループカウンタの値を所定の範囲内(例えば、0〜65535の範囲内)において1ずつ更新するハード乱数更新処理を開始する。そして、ハード乱数更新処理によって、普通図柄抽選の普図当たり乱数、第1特別図柄抽選の大当たり乱数及び第2特別図柄抽選の大当たり乱数のそれぞれが更新される。なお、ハード乱数更新処理は、図6に示すメインループ処理と非同期で実行される。
また、パチンコ機1に対して電源が投入されると、主制御装置200のCPU210は、所定の初期化処理を実行した後に、図6に示すメインループ処理を繰り返し実行する。
メインループ処理は、CPU210により実行されると、まず、ステップS10に移行する。
ステップS10では、割込み禁止処理を実行して、ステップS11に移行する。割込み禁止処理では、他の処理の割込みを禁止する割込み禁止状態を設定する。これにより、割込み禁止状態が設定されている期間中には、シリアル通信受信割込み処理、タイマ割込み処理等の実行が禁止される。
ステップS11では、初期値乱数更新処理を実行し、ステップS12に移行する。初期値乱数更新処理では、初期値乱数を発生させるためのループカウンタの値を更新する。初期値乱数とは、プログラム上で発生する乱数であるソフト乱数(大当たり図柄乱数、変動パターン乱数等)の初期値及び終了値を更新(変更)するための乱数である。
すなわち、ソフト乱数を発生させるループカウンタは、予め設定された初期値から終了値までの範囲内において更新される。そして、ループカウンタの初期値及び終了値は、ループカウンタの乱数値が終了値に達するごとに変更される。この際、ループカウンタに設定される初期値及び終了値は、初期値乱数に基づいて決定される。
ステップS12では、制御コマンド解析処理を実行し、ステップS13に移行する。制御コマンド解析処理では、払出制御装置400から受信した制御コマンドの解析を行う。
ステップS13では、制御コマンド送信処理を実行し、ステップS14に移行する。制御コマンド送信処理では、演出制御装置300に対する制御コマンドの送信を行う。具体的には、制御コマンド送信処理では、ポート出力要求バッファに記憶されている制御コマンドを、演出制御装置300に対して送信する。
ステップS14では、割込み許可処理を実行し、ステップS15に移行する。割込み許可処理では、割込み禁止状態を解除する。これにより、ステップS14に係る処理が実行されてからステップS10に係る処理が実行されるまでの期間中が、シリアル通信受信割込み処理、タイマ割込み処理等の実行が許可された割込み許可期間となる。
ステップS15では、その他乱数更新処理を実行し、ステップS10に移行する。その他乱数更新処理では、ソフト乱数のうち大当たり図柄乱数を除いたもの(変動パターン乱数等)の更新を行う。
次に、CPU210が実行するシリアル通信受信割込み処理を説明する。
図7は、主制御装置が実行するシリアル通信受信割込み処理を示すフローチャートである。
CPU210は、メインループ処理に係る割込み許可期間中又はタイマ割込み処理に係る割込み許可期間中において、払出制御装置400から制御コマンドを受信した場合に、シリアル通信受信割込み処理を実行する。なお、シリアル通信受信割込み処理は、多重割込みを禁止する処理となっている。
図7に示すように、シリアル通信受信割込み処理は、CPU210により実行されると、まず、ステップS20に移行する。
ステップS20では、レジスタ退避処理を実行し、ステップS21に移行する。レジスタ退避処理では、メインループ処理の実行中に使用していたレジスタ(アキュムレータA及びフラグレジスタF)の値をRAM230の退避領域に退避させる。
ステップS21では、制御コマンドを受信するための受信バッファにデータが存在するか否かを判定し、受信バッファにデータが存在すると判定した場合(Yes)には、ステップS22に移行し、受信バッファにデータが存在しないと判定した場合(No)には、ステップS23に移行する。
ステップS22では、受信データ格納処理を実行し、ステップS23に移行する。受信データ格納処理では、受信バッファに存在するデータをRAM230の所定領域に格納する。
ステップS23では、レジスタ復帰処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。レジスタ復帰処理では、ステップS20で退避しておいたレジスタの値を復帰させ、割込みを許可する。そして、レジスタ復帰処理の終了後、メインループ処理(スタックポインタで指示されるプログラムアドレス)に復帰する。
次に、CPUが実行するタイマ割込み処理を説明する。
図8は、主制御装置が実行するタイマ割込み処理を示すフローチャートである。
周波数発生回路260は、所定周期(例えば、4.0[ms])ごとに、割込み要求信号を発生させる。そして、CPU210は、メインループ処理に係る割込み許可期間中において、割込み要求信号の発生に応じて、タイマ割込み処理を実行する。なお、タイマ割込み処理は、多重割込みを許可する処理となっている。
図8に示すように、タイマ割込み処理は、CPU210により実行されると、まず、ステップS30に移行する。
ステップS30では、レジスタ退避処理を実行し、ステップS31に移行する。レジスタ退避処理では、メインループ処理の実行中に使用していた全てのレジスタの値をRAM230の退避領域に退避させ、割込みを許可する。
ステップS31では、初期値乱数更新処理を実行し、ステップS32に移行する。ステップS31の初期値乱数更新処理は、ステップS11の初期値乱数更新処理と同一の処理となっている。
ステップS32では、ソフト乱数更新処理を実行し、ステップS33に移行する。ソフトランス更新処理では、ソフト乱数のうち大当たり図柄乱数を発生させるためのループカウンタの値を更新する。
ステップS33では、スイッチチェック処理を実行し、ステップS34に移行する。スイッチチェック処理では、入力ポート240における各検知センサ101〜105からの検出信号の入力の有無をチェックする。そして、いずれかの検知センサ101〜105からの検出信号の入力を検出した場合には、該検出を示す情報をRAM230の所定領域に記憶する。
ステップS34では、特別図柄抽選に係る各種乱数を記憶する特図乱数記憶処理を実行し、ステップS35に移行する。特図乱数記憶処理については、後述する。
ステップS35では、特別図柄抽選の抽選結果を報知する特図変動処理を実行し、ステップS36に移行する。特図変動処理については、後述する。
ステップS36では、大当たり遊技状態を制御する大当たり遊技処理を実行し、ステップS37に移行する。大当たり遊技処理については、後述する。
ステップS37では、普通図柄抽選に係る各種乱数を記憶する普図乱数記憶処理を実行し、ステップS38に移行する。普図乱数記憶処理については、後述する。
ステップS38では、普通図柄抽選の抽選結果を報知する普図変動処理を実行し、ステップS39に移行する。普図変動処理については、後述する。
ステップS39では、普図当たり遊技状態を制御する普図当たり遊技処理を実行し、ステップS40に移行する。普図当たり遊技処理については、後述する。
ステップS40では、賞球の払い出し動作を実行する賞球払出処理を実行し、ステップS41に移行する。賞球払出処理では、ステップS33の処理結果に基づいて、各検知センサ101〜103,105からの検出信号の入力の有無を判定する。そして、各検知センサ101〜103,105からの検出信号の入力があった場合には、賞球数指定コマンドをポート出力要求バッファに記憶する。さらに、賞球払出処理では、払出制御装置400に対する制御コマンドの送信を行う。
本実施形態では、第1始動球検知センサ101から検出信号の入力があった場合には、3[球]の賞球数を指定する賞球数指定コマンド、第2始動球検知センサ102から検出信号の入力があった場合には、5[球]の賞球数を指定する賞球数指定コマンド、大入賞球検知センサ103,105から検出信号の入力があった場合には、15[球]の賞球数を指定する賞球数指定コマンドをポート出力要求バッファに記憶する。そして、ポート出力要求バッファに記憶されている制御コマンドを、払出制御装置400に対して送信する。
払出制御装置400は、主制御装置200から賞球数指定コマンドを受信すると、当該賞球数指定コマンドで指定されている賞球数の遊技球賞球の払い出しに係る遊技球払出動作を遊技球払出装置440に実行させる。
ステップS41では、ポート出力処理を実行し、ステップS42に移行する。ポート出力処理では、各種制御信号が、普図表示装置60、特図1表示装置61、特図2表示装置62、状態表示装置63、始動口ソレノイド64、第1大入賞口ソレノイド65、第2大入賞口ソレノイド66等に対して出力される。
ステップS42では、レジスタ復帰処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。レジスタ復帰処理では、ステップS30で退避しておいたレジスタの値を復帰させる。そして、レジスタ復帰処理の終了後、メインループ処理(スタックポインタで指示されるプログラムアドレス)に復帰する。
次に、ステップS34の特図乱数記憶処理を説明する。
図9は、特図乱数記憶処理を示すフローチャートである。図10は、当選時乱数区分決定テーブル、当選時第1変動パターン決定テーブル及び当選時第2変動パターン決定テーブルを示す図である。図11は、落選時乱数区分決定テーブル、落選時第1変動パターン決定テーブル及び落選時第2変動パターン決定テーブルを示す図である。
特図乱数記憶処理は、ステップS34において実行されると、図9に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、ステップS33の処理結果に基づいて、特図1始動球検知センサ101からの検出信号の入力を検出したか否かを判定し、入力を検出したと判定した場合(Yes)には、ステップS101に移行し、入力を検出しないと判定した場合(No)には、ステップS104に移行する。
ステップS101では、特図1保留数が上限数に達しているか否かを判定し、上限数に達していないと判定した場合(No)には、ステップS102に移行し、上限数に達していると判定した場合(Yes)には、ステップS104に移行する。
ここで、特図1保留数とは、特図1表示装置61における第1特別図柄の報知表示(変動表示及び停止表示)が保留されている数をいう。本実施形態では、特図1保留数の上限数は、「4」に設定されている。
ステップS102では、特図1乱数記憶処理を実行し、ステップS103に移行する。特図1乱数記憶処理では、第1特別図柄抽選の大当たり乱数、大当り図柄乱数、変動パターン乱数等を対応のループカウンタから取得して、取得した各種乱数(乱数値)を、特図1始動情報(乱数情報)として、RAM230の特図1始動情報記憶領域に記憶する。
また、特図1乱数記憶処理では、特図1始動情報が特図1始動情報記憶領域に記憶された後の特図1保留数を指定する第1保留数指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、第1保留数指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS103では、先読み判定処理を実行し、ステップS104に移行する。先読み判定処理では、ステップS102で特図1始動情報記憶領域に記憶した特図1始動情報(以下、「対象始動情報」とする)に基づいて、各種抽選結果を事前判定する。
すなわち、先読み判定処理では、まず、第1特別図柄抽選の抽選結果を判定する。具体的には、対象始動情報に含まれる大当たり乱数の値が当たり値と一致しているか否かを判定(事前大当たり判定)する。
ここで、ROM220には、大当たり乱数と当たり値との対応が登録された特別図柄抽選テーブルが格納されている。また、特別図柄抽選テーブルとして、特図低確率状態に対応する特別図柄抽選テーブル及び特図高確率状態に対応する特別図柄抽選テーブルが格納されている。特図低確率状態に対応する特別図柄抽選テーブルでは、当選確率が第1の確率(例えば、1/390)となるように、当たり値が登録されている。一方、特図高確率状態に対応する特別図柄抽選テーブルでは、当選確率が第1の確率より高い第2の確率(例えば、1/39)となるように、当たり値が登録されている。
そして、先読み判定処理では、現在設定されている遊技状態に対応する特別図柄抽選テーブルを読み出して、事前大当たり判定を行う。これにより、第1特別図柄抽選の抽選結果(当選又は落選)が判定される。なお、現在設定されている遊技状態は、RAM230の所定領域において特図低確率状態フラグ及び特図低確率状態フラグのうちいずれのフラグが記憶されているかに基づいて判定する。
また、先読み判定処理では、第1特別図柄の停止図柄を判定する。具体的には、事前大当たり判定で第1特別図柄抽選に当選したと判定した場合には、対象始動情報に含まれる大当たり図柄乱数に基づいて、停止図柄(大当たり図柄)を判定する。一方、事前大当たり判定で第1特別図柄抽選に落選したと判定した場合には、停止図柄を「はずれ図柄」と判定する。
ここで、ROM220には、大当たり図柄乱数と停止図柄(大当たり図柄)の種類との対応が登録された大当たり図柄決定テーブルが格納されている。また、大当たり図柄決定テーブルとして、第1特別図柄抽選に対応する大当たり図柄決定テーブル及び第2特別図柄抽選に対応する大当たり図柄決定テーブルが格納されている。第1特別図柄抽選に対応する大当たり図柄決定テーブルと第2特別図柄抽選に対応する大当たり図柄決定テーブルとでは、各種類の大当たり図柄が選択される確率が互いに異なっている。
そして、先読み判定処理では、第1特別図柄抽選に対応する大当たり図柄決定テーブルを用いて、大当たり図柄(「通常大当たり図柄」、「確変大当たり図柄」、「ボーナス1図柄」、「ボーナス2図柄」又は「ボーナス3図柄」)を判定する。
さらに、先読み判定処理では、判定した停止図柄(「はずれ図柄」、「通常大当たり図柄」、「確変大当たり図柄」、「ボーナス1図柄」、「ボーナス2図柄」又は「ボーナス3図柄」)を指定する第1先読み指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、第1保留数指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
また、先読み判定処理では、第1変動パターンの内容及び第2変動パターンの内容のそれぞれを判定(事前変動パターン判定)する。具体的には、対象始動情報に含まれる変動パターン乱数に基づいて、第1変動パターンの内容及び第2変動パターンの内容のそれぞれを判定する。
ここで、ROM220には、変動パターン乱数と変動パターン乱数の区分との対応が登録された乱数区分決定テーブルが格納されている。また、乱数区分決定テーブルとして、事前大当たり判定(大当たり判定)の結果に対応する乱数区分決定テーブルが格納されている。
図10(a)に示すように、第1特別図柄抽選に当選した場合に対応する当選時乱数区分決定テーブルには、変動パターンの区分として、「固定値」のみが登録されている。一方、図11(a)に示すように、第1特別図柄抽選に落選した場合に対応する落選時乱数区分決定テーブルには、変動パターン乱数の区分として、「不定値」及び「固定値」が登録されている。
ここで、「不定値」とは、始動情報(特図1始動情報又は特図2始動情報)の記憶(取得)時には、変動パターン(変動時間)が決定されず、当該始動情報に係る特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の変動表示の開始時において、当該変動表示の開始時の保留数(特図1保留数又は特図2保留数)等に基づいて、変動パターンが決定される変動パターン乱数の区分となっている。一方、「固定値」とは、特別図柄の変動表示の開始時における保留数等に関わらず、始動情報の記憶時において、変動パターンの内容が決定される変動パターン乱数の区分となっている。
本実施形態では、変動パターン乱数の値は、0〜1999の範囲内で更新される。そして、当選時乱数区分決定テーブルでは、0〜1999の全ての変動パターン乱数の値が「固定値」に設定されている。一方、落選時乱数区分決定テーブルでは、0〜1700の範囲の変動パターン乱数の値が「不定値」に設定され、1701〜1999の範囲の変動パターン乱数の値が「固定値」に設定されている。
また、ROM220には、変動パターン乱数と第1変動パターンの内容(変動時間)との対応が登録された第1変動パターン決定テーブルが格納されている。そして、第1変動パターン決定テーブルとして、第1特別図柄抽選に当選した場合に対応する当選時第1変動パターン決定テーブル及び第1特別図柄抽選に落選した場合に対応する落選時第1変動パターン決定テーブルが格納されている。また、落選時第1変動パターン決定テーブルとして、変動パターン乱数の区分が不定値である場合に対応する落選時不定値用第1変動パターン決定テーブル及び変動パターン乱数の区分が固定値である場合に対応する落選時固定値用第1変動パターン決定テーブルが格納されている。
図10(b)に示すように、当選時第1変動パターン決定テーブルには、第1変動パターンの内容として、「通常変動パターン」及び「擬似連続変動パターン」(「1回擬似連続変動」、「2回擬似連続変動」及び「3回擬似連続変動」)が登録されている。
また、図11(b)に示すように、落選時不定値用第1変動パターン決定テーブル(図11(b)に示す、変動パターン乱数の値が0〜1700の範囲に対応する部分)には、「通常変動パターン」のみが登録されている(「擬似連続変動パターン」が登録されていない)。一方、落選時固定値用第1変動パターン決定テーブル(図11(b)に示す、変動パターン乱数の値が1701〜1999の範囲に対応する部分)には、「通常変動パターン」及び「擬似連続変動パターン」(「1回擬似連続変動」、「2回擬似連続変動」及び「3回擬似連続変動」)が登録されている。
さらに、ROM220には、落選時不定値用第1変動パターン決定テーブルとして、時短制御の実行状況、保留数(特図1保留数及び特図2保留数の合計数)の組み合わせのそれぞれに対応する落選時不定値用第1変動パターン決定テーブルが格納されている。そして、時短制御の実行中に対応する落選時不定値用第1変動パターン決定テーブルでは、時短制御の停止中に対応する落選時不定値用第1変動パターン決定テーブルと比較して、短い変動時間(例えば、0.5[s])に係る第1変動パターンが登録されている。また、保留数が多いほど短い変動時間に係る第1変動パターンが決定されるように、各保留数に対応する落選時不定値用第1変動パターン決定テーブルの内容が設定されている。
また、ROM220には、変動パターン乱数と第2変動パターンの内容(変動時間)との対応が登録された第2変動パターン決定テーブルが格納されている。そして、第2変動パターン決定テーブルとして、第1特別図柄抽選に当選した場合に対応する当選時第2変動パターン決定テーブル及び第1特別図柄抽選に落選した場合に対応する落選時第2変動パターン決定テーブルが格納されている。
また、落選時第2変動パターン決定テーブルとして、変動パターン乱数の区分が不定値である場合に対応する落選時不定値用第2変動パターン決定テーブル及び変動パターン乱数の区分が固定値である場合に対応する落選時固定値用第2変動パターン決定テーブルが格納されている。
図10(c)に示すように、当選時第2変動パターン決定テーブルには、第2変動パターンの内容として、「リーチ変動パターン」(「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチ」及び「スペシャルリーチ」)が登録されている(「通常変動パターン」が登録されていない)。
また、図11(c)に示すように、落選時不定値用第2変動パターン決定テーブル(図11(c)に示す、変動パターン乱数の値が0〜1700の範囲に対応する部分)には、「通常変動パターン」のみが登録されている(「リーチ変動パターン」が登録されていない)。一方、落選時固定値用第2変動パターン決定テーブル(図11(c)に示す、変動パターン乱数の値が1701〜1999の範囲に対応する部分)には、「リーチ変動パターン」のみが登録されている(「通常変動パターン」が登録されていない)。
さらに、ROM220には、落選時不定値用第2変動パターン決定テーブルとして、時短制御の実行状況、保留数(特図1保留数及び特図2保留数の合計数)の組み合わせのそれぞれに対応する落選時不定値用第2変動パターン決定テーブルが格納されている。そして、時短制御の実行中に対応する落選時不定値用第2変動パターン決定テーブルでは、時短制御の停止中に対応する落選時不定値用第2変動パターン決定テーブルと比較して、短い変動時間(例えば、0.5[s])に係る第2変動パターンが登録されている。また、保留数が多いほど短い変動時間に係る第2変動パターンが決定されるように、各保留数に対応する落選時不定値用第2変動パターン決定テーブルの内容が設定されている。
そして、先読み判定処理では、事前大当たり判定で第1特別図柄抽選に当選したと判定した場合には、まず、当選時乱数区分決定テーブルを読み出して、変動パターン乱数の区分を判定する(本実施形態では、「固定値」と判定される)。
次に、当選時第1変動パターン決定テーブルを読み出して、第1変動パターンの内容(「通常変動パターン」、「1回擬似連続変動」、「2回擬似連続変動」又は「3回擬似連続変動」)を判定する。また、当選時第2変動パターン決定テーブルを読み出して、第2変動パターンの内容(「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチ」又は「スペシャルリーチ」)を判定する。
さらに、判定した第1変動パターンの内容(「変動パターンm」)を指定する第2先読み指定コマンド及び判定した第2変動パターンの内容(「変動パターンn」)を指定する第3先読み指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、第2先読み指定コマンド及び第3先読み指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
一方、事前大当たり判定で第1特別図柄抽選に落選したと判定した場合には、まず、落選時乱数区分決定テーブルを読み出して、変動パターン乱数の区分を判定する。
そして、変動パターン乱数の区分が「不定値」であると判定した場合には、「変動パターン不定」を指定する第2先読み指定コマンド及び「変動パターン不定」を指定する第3先読み指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、第2先読み指定コマンド及び第3先読み指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
一方、変動パターン乱数の区分が「固定値」であると判定した場合には、落選時固定値用第1変動パターン決定テーブルを読み出して、第1変動パターンの内容(「通常変動パターン」、「1回擬似連続変動」、「2回擬似連続変動」又は「3回擬似連続変動」)を判定する。また、落選時固定値用第2変動パターン決定テーブルを読み出して、第2変動パターンの内容(「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチ」又は「スペシャルリーチ」)を判定する。さらに、判定した第1変動パターンの内容(「変動パターンm」)を指定する第2先読み指定コマンド及び判定した第2変動パターンの内容(「変動パターンn」)を指定する第3先読み指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、第2先読み指定コマンド及び第3先読み指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
以上により、変動パターン乱数の区分が「不定値」と判定された場合には、具体的な一の変動パターン(第1変動パターン及び第2変動パターン)が判定されることなく、変動パターンが不定であることを指示する第2先読み指定コマンド及び第3先読み指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
一方、変動パターン乱数の区分が「固定値」であると判定した場合には、具体的な一の変動パターン(第1変動パターン及び第2変動パターン)が判定されて、判定された変動パターンを指示する第2先読み指定コマンド及び第3先読み指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS104では、ステップS33の処理結果に基づいて、特図2始動球検知センサ102からの検出信号の入力を検出したか否かを判定し、入力を検出したと判定した場合(Yes)には、ステップS105に移行し、入力を検出しないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ステップS105では、特図2保留数が上限数に達しているか否かを判定し、上限数に達していないと判定した場合(No)には、ステップS106に移行し、上限数に達していると判定した場合(Yes)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、特図2保留数とは、特図2表示装置62における第2特別図柄の報知表示(変動表示及び停止表示)が保留されている数をいう。本実施形態では、特図2保留数の上限数は、「4」に設定されている。
ステップS106では、特図2乱数記憶処理を実行し、ステップS107に移行する。特図2乱数記憶処理では、第2特別図柄抽選の大当たり乱数、大当り図柄乱数、変動パターン乱数等を対応のループカウンタから取得して、取得した各種乱数(乱数値)を、特図2始動情報として、RAM230の特図2始動情報記憶領域に記憶する。
ステップS107では、先読み判定処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。先読み判定処理では、ステップS106で特図2始動情報記憶領域に記憶した特図2始動情報に基づいて、各種抽選結果を事前判定する。
なお、ステップS107の先読み判定処理は、ステップS103の先読み判定処理と同様の処理となっているため、説明を省略する。
次に、ステップS35の特図変動処理を説明する。
図12は、特図変動処理を示すフローチャートである。
特図変動処理は、ステップS35において実行されると、図12に示すように、まず、ステップS110に移行する。
ステップS110では、大当たり遊技状態中であるか否かを判定し、大当たり遊技状態中でないと判定した場合(No)には、ステップS111に移行し、大当たり遊技状態中であると判定した場合(Yes)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。ここで、大当たり遊技状態の生起中であるか否かは、RAM230の所定領域に記憶されている大当たり遊技状態フラグに基づいて判定する。
ステップS111では、特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の報知表示中であるか否かを判定し、特別図柄の報知表示中でないと判定した場合(No)には、ステップS112に移行し、特別図柄の報知表示中であると判定した場合(Yes)には、ステップS117に移行する。ここで、特別図柄の報知表示中とは、特別図柄の変動表示又は停止表示が行われている期間中をいう。
ステップS112では、特図保留数が「0」であるか否かを判定し、特図保留数が「0」でないと判定した場合(No)には、ステップS113に移行し、特図保留数が「0」であると判定した場合(Yes)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。ここで、特図保留数とは、特図1保留数及び特図2保留数の合計数をいう。
ステップS113では、大当たり判定処理を実行し、ステップS114に移行する。大当たり判定処理では、RAM230の始動情報記憶領域(特図1始動情報記憶領域又は特図2始動情報記憶領域)に記憶されている始動情報(特図1始動情報又は特図2始動情報)に含まれる大当たり乱数を読み出して、この大当たり乱数の値が大当たり値と一致しているか否かを判定(大当たり判定)する。そして、大当たり乱数の値が大当たり値と一致している場合には、「大当たり」と判定し、大当たり乱数の値が大当たり値と一致していない場合には、「はずれ」と判定する。
この際、本実施形態では、始動情報記憶領域(特図1始動情報記憶領域及び特図2始動情報記憶領域)に記憶されている始動情報(特図1始動情報及び特図2始動情報)は、先に取得(記憶)された始動情報から順に、大当たり判定が実行される。なお、特図2始動情報記憶領域において特図2始動情報が記憶されている場合には、特図1始動情報に対して優先して、当該特図2始動情報に基づく大当たり判定を実行する構成としても構わない。以下、ステップS113において大当たり判定が実行された始動情報を、「判定始動情報」とする。
大当たり判定は、ステップS103,S107の処理における判定(事前大当たり判定)と同様に行う。具体的には、判定始動情報に含まれる大当たり乱数と、現在設定されている遊技状態に対応する特別図柄抽選テーブルとに基づいて、大当たり判定を行う。これにより、特別図柄抽選の抽選結果(当選又は落選)が判定される。ここで、現在設定されている遊技状態は、RAM230の所定領域において特図低確率状態フラグ及び特図低確率状態フラグのうちいずれのフラグが記憶されているかに基づいて判定する。
ステップS114では、停止図柄設定処理を実行し、ステップS115に移行する。停止図柄設定処理では、まず、ステップS113の処理結果に基づいて、停止表示させる特別図柄の態様(停止図柄)を判定する。
停止図柄の判定は、ステップS103,S107の処理における判定と同様に行う。具体的には、大当たり判定で特別図柄抽選に当選したと判定した場合には、判定始動情報に含まれる大当たり図柄乱数と、判定始動情報に係る抽選の種類(第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選)に対応する大当たり図柄決定テーブルとに基づいて、大当たり図柄(「通常大当たり図柄」、「確変大当たり図柄」、「ボーナス1図柄」、「ボーナス2図柄」又は「ボーナス3図柄」)を判定する。これによって、生起させる大当たり遊技状態の種別が決定される。
一方、大当たり判定で特別図柄抽選に落選したと判定した場合には、停止図柄を、「はずれ図柄」と判定する。
そして、停止図柄設定処理では、停止図柄させる特別図柄の態様として、決定した停止図柄を設定する。また、決定した停止図柄に対応する図柄種別指定コマンド(「通常大当たり図柄指定」、「確変大当たり図柄指定」、「ボーナス1図柄指定」、「ボーナス2図柄指定」、「ボーナス3図柄指定」又は「はずれ図柄指定」)を、ポート出力要求バッファに格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、図柄種別指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS115では、変動時間設定処理を実行し、ステップS116に移行する。変動時間設定処理では、特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の変動時間を設定する。
すなわち、変動時間設定処理では、まず、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数に基づいて、変動パターン乱数の区分を判定する。変動パターン乱数の区分の判定は、ステップS103,S107の処理における判定と同様に行う。
具体的には、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数と、大当たり判定の結果に対応する乱数区分決定テーブル(当選時乱数区分決定テーブル又は落選時乱数区分決定テーブル)とに基づいて、変動パターン乱数の区分(「固定値」又は「不定値」)を判定する。
次に、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数に基づいて、第1変動パターンの内容(変動時間)及び第2変動パターンの内容(変動時間)のそれぞれを判定(変動パターン判定)する。
具体的には、大当たり判定の結果が当選である場合には、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数と、当選時第1変動パターン決定テーブル(図10(b)参照)とに基づいて、第1変動パターンの内容を判定する。本実施形態では、大当たり判定の結果が当選である場合には、第1変動パターンの内容として、「通常変動パターン」、「1回擬似連続変動」、「2回擬似連続変動」又は「3回擬似連続変動」が決定される。
また、大当たり判定の結果が当選である場合には、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数と、当選時第2変動パターン決定テーブル(図10(c)参照)とに基づいて、第2変動パターンの内容を判定する。本実施形態では、大当たり判定の結果が当選である場合には、第2変動パターンの内容として、「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチ」又は「スペシャルリーチ」が決定される。
一方、大当たり判定の結果が落選である場合には、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数と、判定した変動パターン乱数の区分に対応する落選時第1変動パターン決定テーブル(落選時不定値用第1変動パターン決定テーブル又は落選時固定値用第1変動パターン決定テーブル)(図11(b)参照)とに基づいて、第1変動パターンの内容を判定する。この際、変動パターンの区分が「不定値」と判定された場合には、現在の時短制御の実行状況、保留数(特図1保留数及び特図2保留数の合計数)の組み合わせに対応する落選時不定値用第1変動パターン決定テーブルに基づいて、第1変動パターンの内容を判定する。
本実施形態では、変動パターン乱数の区分が「固定値」である場合には、第1変動パターンの内容として、「通常変動パターン」、「1回擬似連続変動」、「2回擬似連続変動」又は「3回擬似連続変動」が決定される。一方、変動パターン乱数の区分が「不定値」である場合には、第1変動パターンの内容として、「通常変動パターン」が決定される。
また、大当たり判定の結果が落選である場合には、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数と、判定した変動パターン乱数の区分に対応する落選時第2変動パターン決定テーブル(落選時不定値用第2変動パターン決定テーブル又は落選時固定値用第2変動パターン決定テーブル)(図11(c)参照)とに基づいて、第2変動パターンの内容を判定する。この際、変動パターンの区分が「不定値」と判定された場合には、現在の時短制御の実行状況、保留数(特図1保留数及び特図2保留数の合計数)の組み合わせに対応する落選時不定値用第2変動パターン決定テーブルに基づいて、第1変動パターンの内容を判定する。
本実施形態では、変動パターン乱数の区分が「固定値」である場合には、第2変動パターンの内容として、「リーチ変動パターン」(「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチ」又は「スペシャルリーチ」)が決定される。一方、変動パターン乱数の区分が「不定値」である場合には、第2変動パターンの内容として、「通常変動パターン」が決定される。
また、変動時間設定処理では、判定した第1変動パターン(変動時間)を指定する第1変動パターン指定コマンド(変動パターンm指定)及び判定した第2変動パターン(変動時間)を指定する第2変動パターン指定コマンド(変動パターンn指定)を、ポート出力要求バッファに格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、第1変動パターン指定コマンド及び第2変動パターン指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS116では、報知表示開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。報知表示開始処理では、ステップS115で決定した特別図柄の変動時間(変動パターンに対応する変動時間)を、特図変動時間タイマに設定する。ここで、特別図柄の変動時間とは、第1変動パターンに係る変動時間と第2変動パターンに係る変動時間とを合計した時間をいう。
そして、特図1表示装置61又は特図2表示装置62において、特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の変動表示を開始するとともに、設定した特図変動時間タイマによる変動時間の計測を開始する。
また、RAM230の始動情報記憶領域に記憶されている判定始動情報を消去して、当該判定始動情報を、RAM230の変動中始動情報記憶領域に記憶する。
さらに、判定始動情報が始動情報記憶領域(特図1始動情報記憶領域又は特図2始動情報記憶領域)から消去された後の保留数(特図1保留数又は特図2保留数)を指定する第2保留数指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、第2保留数指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS117では、特図変動時間タイマに基づいて、ステップS116で設定した特別図柄の変動時間が経過したか否かを判定し、設定した特別図柄の変動時間が経過したと判定した場合(Yes)には、ステップS118に移行し、設定した特別図柄の変動時間が経過していないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ステップS118では、報知表示終了処理を実行し、ステップS119に移行する。報知表示終了処理では、特図1表示装置61又は特図2表示装置62において、ステップS114で設定された停止図柄による特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の停止表示を行う。なお、特別図柄の停止表示は、予め設定されている所定時間行われる。
また、報知表示終了処理では、停止指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、停止指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS119では、ステップS118で停止表示された停止図柄が「大当たり図柄」(「通常大当たり図柄」、「確変大当たり図柄」、「ボーナス1図柄」、「ボーナス2図柄」又は「ボーナス3図柄」)であるか否かを判定し、大当たり図柄であると判定した場合(Yes)には、ステップS120に移行し、大当たり図柄でないと判定した場合(No)には、ステップS121に移行する。
ステップS120では、大当たり遊技状態開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。大当たり遊技状態開始処理では、まず、ステップS118で停止表示された「大当たり図柄」(停止図柄)に基づいて、生起させる大当たり遊技状態の種類(「大当たり1」〜「大当たり5」のうちいずれか)を確認する。
次に、生起させる大当たり遊技状態の種類に対応する大当たり遊技状態フラグ及びオープニング期間中フラグを、RAM230の所定領域に設定(記憶)する。また、所定のオープニング時間を、オープニング期間タイマに設定して、オープニング期間タイマによる設定したオープニング時間の計測を開始する。
また、現在、時短制御を実行中である場合には、時短制御を停止して、RAM230の所定領域に記載されている時短制御フラグを消去する。また、時短カウンタの値をリセットする。そして、時短制御の終了を指定する状態指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
さらに、生起させる大当たり遊技状態の種別に対応するオープニング指定コマンド(大当たりh指定)を、RAM230の所定領域に格納する。
これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、状態指定コマンド及びオープニング指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS121では、時短制御を実行中であるか否かを判定し、時短制御を実行中であると判定した場合(Yes)には、ステップS122に移行し、時短制御を実行中でないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。ここで、時短制御を実行中であるか否かは、RAM230の所定領域に記憶されている時短制御フラグに基づいて判定する。
ステップS122では、時短制御を終了するか否かを判定し、時短制御を終了すると判定した場合(Yes)には、ステップS123に移行し、時短制御を終了しないと判定した場合(No)には、ステップS124に移行する。
本実施形態では、後述する時短カウンタの値が「0」となっている場合には、時短制御を終了すると判定し、時短カウンタの値が「1」以上の場合には、時短制御を終了しないと判定する。
ステップS123では、時短制御停止処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。時短制御停止処理では、時短制御を停止して、RAM230の所定領域に記憶されている時短制御フラグを消去する。また、時短カウンタの値をリセットする。
また、時短制御停止処理では、時短制御の終了を指定する状態指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、状態指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS124では、時短カウンタ更新処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。時短カウンタ更新処理では、時短カウンタに設定されている値から「1」を減算した値を、新たに時短カウンタに設定する。
次に、ステップS36の大当たり遊技処理を説明する。
図13は、大当たり遊技処理を示すフローチャートである。
大当たり遊技処理は、ステップS36において実行されると、図13に示すように、まず、ステップS130に移行する。
ステップS130では、大当たり遊技状態の生起中であるか否かを判定し、大当たり遊技状態の生起中であると判定した場合(Yes)には、ステップS131に移行し、大当たり遊技状態の生起中でないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、大当たり遊技状態の生起中であるか否かは、RAM230の所定領域に記憶されている大当たり遊技状態フラグに基づいて判定する。
ステップS131では、オープニング期間中であるか否かを判定し、オープニング期間中であると判定した場合(Yes)には、ステップS132に移行し、オープニング期間中でないと判定した場合(No)には、ステップS134に移行する。
ここで、オープニング期間中であるか否かは、RAM230の所定領域に記憶されているオープニング期間中フラグに基づいて判定する。
ステップS132では、オープニング期間を終了するか否かを判定し、オープニング期間を終了すると判定した場合(Yes)には、ステップS133に移行し、オープニング期間を終了しないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、オープニング期間タイマに設定されたオープニング時間が経過した場合に、オープニング期間を終了すると判定する。
ステップS133では、ラウンド遊技開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。ラウンド遊技開始処理では、オープニング期間を終了して、ラウンド遊技を開始する。
具体的には、ラウンド遊技開始処理では、まず、RAM230の所定領域に設定されている大当たり遊技状態フラグに基づいて、現在の大当たり遊技状態の種類(「大当たり1」〜「大当たり5」のうちいずれか)を確認する。
次に、ラウンド遊技において開放する大入賞口として、確認した大当たり遊技状態の種類に対応する大入賞口(第1大入賞口53又は第2大入賞口54)を設定する。また、確認した大当たり遊技状態の種類に対応するラウンド遊技回数(5[回]、10[回]又は15[回])を、ラウンド遊技カウンタに設定するとともに、この大当たり遊技状態の種類に対応する最長開放時間(本実施形態では、全て、30.0[s])を、ラウンド遊技タイマに設定する。
そして、設定した大入賞口53,54の開閉部材53a,54aの開放を開始して、設定したラウンド遊技タイマによる開閉部材53a,54aの開放時間の計測を開始するとともに、大入賞口入球数カウンタによる大入賞口53,54への遊技球の入球数のカウントを開始する。
また、RAM230の所定領域に設定されているオープニング期間中フラグを解除(消去)するとともに、ラウンド遊技中フラグを、RAM230の所定領域に設定する。
さらに、大入賞口開放指定コマンドを、RAM230の所定領域に格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、大入賞口開放指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS134では、インターバル期間中であるか否かを判定し、インターバル期間中であると判定した場合(Yes)には、ステップS135に移行し、インターバル期間中でないと判定した場合(No)には、ステップS137に移行する。
ここで、インターバル期間中であるか否かは、RAM230の所定領域に記憶されているインターバル期間中フラグに基づいて判定する。
ステップS135では、インターバル期間を終了するか否かを判定し、インターバル期間を終了すると判定した場合(Yes)には、ステップS136に移行し、インターバル期間を終了しないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、インターバル期間タイマに設定されたインターバル時間が経過した場合に、インターバル期間を終了すると判定する。
ステップS136では、ラウンド遊技開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。ラウンド遊技開始処理では、インターバル期間を終了して、ラウンド遊技を開始する。
具体的には、ラウンド遊技開始処理では、まず、RAM230の所定領域に設定されている大当たり遊技状態フラグに基づいて、現在の大当たり遊技状態の種類(「大当たり1」〜「大当たり5」のうちいずれか)を確認する。
次に、ラウンド遊技において開放する大入賞口として、確認した大当たり遊技状態の種類に対応する大入賞口(第1大入賞口53又は第2大入賞口54)を設定する。また、確認した大当たり遊技状態の種類に対応する最長開放時間(本実施形態では、全て、30.0[s])を、ラウンド遊技タイマに設定する。
そして、設定した大入賞口53,54の開閉部材53a,54aの開放を開始して、設定したラウンド遊技タイマによる開閉部材53a,54aの開放時間の計測を開始するとともに、大入賞口入球数カウンタによる大入賞口53,54への遊技球の入球数のカウントを開始する。
また、RAM230の所定領域に設定されているインターバル期間中フラグを解除(消去)するとともに、ラウンド遊技中フラグを、RAM230の所定領域に設定する。
さらに、大入賞口開放指定コマンドを、RAM230の所定領域に格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、大入賞口開放指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS137では、ラウンド遊技中であるか否かを判定し、ラウンド遊技中であると判定した場合(Yes)には、ステップS138に移行し、ラウンド遊技中でないと判定した場合(No)には、ステップS143に移行する。
ここで、ラウンド期間中であるか否かは、RAM230の所定領域に記憶されているラウンド遊技中フラグに基づいて判定する。
ステップS138では、ラウンド遊技終了条件を満たすか否かを判定し、ラウンド遊技終了条件を満たすと判定した場合(Yes)には、ステップS139に移行し、ラウンド遊技終了条件を満たさないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、ラウンド遊技タイマに設定された最長開放時間が経過したこと及び大入賞口入球数カウンタによりカウントされた大入賞口53,54への遊技球の入球数が所定数(例えば、10[個])に達したことのうち一方が達成された場合に、ラウンド遊技終了条件を満たすと判定する。
ステップS139では、ラウンド遊技終了処理を実行し、ステップS140に移行する。ラウンド遊技終了処理では、開閉部材53a,54aを閉鎖して、ラウンド遊技タイマ及び大入賞口入球数カウンタのそれぞれの値をリセットする。
また、ラウンド遊技カウンタに設定されている値から「1」を減算した値を、新たにラウンド遊技カウンタに設定する。さらに、RAM230の所定領域に設定されているラウンド遊技中フラグを解除(消去)する。
また、大入賞口閉鎖指定コマンドを、RAM230の所定領域に格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、大入賞口閉鎖指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS140では、最終回のラウンド遊技が終了したか否かを判定し、最終回のラウンド遊技が終了していないと判定した場合(No)には、ステップS141に移行し、最終回のラウンド遊技が終了したと判定した場合(Yes)には、ステップS142に移行する。
ここで、ラウンド遊技カウンタに設定されている値が「1」以上である場合には、最終回のラウンド遊技が終了していないと判定し、ラウンド遊技カウンタに設定されている値が「0」である場合には、最終回のラウンド遊技が終了したと判定する。
ステップS141では、インターバル期間開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。インターバル期間開始処理では、インターバル期間中フラグを、RAM230の所定領域に設定する。また、所定のインターバル時間を、インターバル期間タイマに設定して、インターバル期間タイマによる設定したインターバル時間の計測を開始する。
ステップS142では、エンディング期間開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。エンディング期間開始処理では、エンディング期間中フラグを、RAM230の所定領域に設定する。また、所定のエンディング時間を、エンディング期間タイマに設定して、エンディング期間タイマによる設定したエンディング時間の計測を開始する。
さらに、エンディング指定コマンドを、RAM230の所定領域に格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、エンディング指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS143では、エンディング期間を終了するか否かを判定し、エンディング期間を終了すると判定した場合(Yes)には、ステップS144に移行し、エンディング期間を終了しないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、エンディング期間タイマに設定されたエンディング時間が経過した場合に、エンディング期間を終了すると判定する。
ステップS144では、大当たり遊技状態終了処理を実行し、ステップS145に移行する。大当たり遊技状態終了処理では、RAM230の所定領域に設定されている大当たり遊技状態フラグを解除する。
また、終了に係る大当たり遊技状態の種類が「大当たり2」〜「大当たり5」である場合には、特図高確率状態フラグをRAM230の所定領域に設定して、特図高確率状態の設定を指定する状態指定コマンドをRAM230の所定領域に格納する。
一方、終了に係る大当たり遊技状態の種類が「大当たり1」である場合には、特図低確率状態フラグをRAM230の所定領域に設定して、特図低確率状態の設定を指定する状態指定コマンドをRAM230の所定領域に格納する。
これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、状態指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
ステップS145では、時短制御を開始するか否かを判定し、時短制御を開始すると判定した場合(Yes)には、ステップS146に移行し、時短制御を開始しないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。本実施形態では、全ての種類の大当たり遊技状態の終了後に時短制御を開始すると判定する。
ステップS146では、時短制御実行処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。時短制御実行処理では、時短制御フラグをRAM230の所定領域に設定して、時短制御を開始する。また、所定回数(本実施形態では、70[回])を、時短カウンタに設定する。
また、時短制御実行処理では、時短制御の開始を指定する状態指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。これにより、ステップS13の制御コマンド送信処理において、状態指定コマンドが演出制御装置300に対して送信される。
次に、ステップS37の普図乱数記憶処理を説明する。
図14は、普図乱数記憶処理を示すフローチャートである。
普図乱数記憶処理は、ステップS37において実行されると、図14に示すように、まず、ステップS180に移行する。
ステップS180では、ステップS33の処理結果に基づいて、普図始動球検知センサ104からの検出信号の入力を検出したか否かを判定し、入力を検出したと判定した場合(Yes)には、ステップS181に移行し、入力を検出しないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ステップS181では、普図保留数が上限数に達しているか否かを判定し、上限数に達していないと判定した場合(No)には、ステップS182に移行し、上限数に達していると判定した場合(Yes)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、普図保留数とは、普図表示装置60における普通図柄の報知表示(変動表示及び停止表示)が保留されている数をいう。本実施形態では、普図保留数の上限数は、「4」に設定されている。
ステップS182では、普図乱数記憶処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。普図乱数記憶処理では、普通図柄抽選の普図当たり乱数等を対応のループカウンタから取得して、取得した乱数(乱数値)を、普図始動情報として、RAM230の普図始動情報記憶領域に記憶する。
次に、ステップS38の普図変動処理を説明する。
図15は、普図変動処理を示すフローチャートである。
普図変動処理は、ステップS38において実行されると、図15に示すように、まず、ステップS150に移行する。
ステップS150では、普図当たり遊技状態の生起中であるか否かを判定し、普図当たり遊技状態の生起中でないと判定した場合(No)には、ステップS151に移行し、普図当たり遊技状態の生起中であると判定した場合(Yes)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。ここで、普図当たり遊技状態の生起中であるか否かは、RAM230の所定領域に記憶されている普図当たり遊技状態フラグに基づいて判定する。
ステップS151では、普通図柄の報知表示中であるか否かを判定し、普通図柄の報知表示中でないと判定した場合(No)には、ステップS152に移行し、普通図柄の報知表示中であると判定した場合(Yes)には、ステップS157に移行する。ここで、普通図柄の報知表示中とは、普通図柄の変動表示又は停止表示が行われている期間中をいう。
ステップS152では、普図保留数が「0」であるか否かを判定し、普図保留数が「0」でないと判定した場合(No)には、ステップS153に移行し、普図保留数が「0」であると判定した場合(Yes)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ステップS153では、普図当たり判定処理を実行し、ステップS154に移行する。普図当たり判定処理では、RAM230の普図始動情報記憶領域に記憶されている普図始動情報に含まれる普図当たり乱数を読み出して、この普図当たり乱数の値が当たり値と一致しているか否かを判定(普図当たり判定)する。
ROM220には、普図当たり乱数と当たり値との対応が登録された普通図柄抽選テーブルが格納されている。また、普通図柄抽選テーブルとして、時短制御停止時に対応する普通図柄抽選テーブル及び時短制御実行時に対応する普通図柄抽選テーブルが格納されている。時短制御停止時に対応する普通図柄抽選テーブルでは、当選確率が第1の確率(例えば、1/80)となるように、当たり値が登録されている。一方、時短制御実行時に対応する普通図柄抽選テーブルでは、当選確率が第1の確率より高い第2の確率(例えば、1/1.1)となるように、当たり値が登録されている。そして、普図当たり判定処理では、現在の時短制御の実行状況に対応する普通図柄抽選テーブルを読み出して、普図当たり判定を行う。これにより、普通図柄抽選の抽選結果(当選又は落選)が判定される。なお、時短制御の実行状況は、RAM230の所定領域に記憶されている時短制御フラグに基づいて判定する。
ステップS154では、停止図柄設定処理を実行し、ステップS155に移行する。停止図柄設定処理では、まず、ステップS153の処理結果に基づいて、停止表示させる普通図柄の態様(停止図柄)を判定する。
具体的には、ステップS153において普通図柄抽選に当選したと判定された場合には、停止図柄として「普図当たり図柄」を判定し、普通図柄抽選に落選したと判定された場合には、停止図柄として「はずれ図柄」を判定する。
そして、停止図柄設定処理では、停止図柄させる特別図柄の態様として、決定した停止図柄を設定する。
ステップS155では、変動時間設定処理を実行し、ステップS156に移行する。変動時間設定処理では、普通図柄の変動時間を設定する。
本実施形態では、時短制御停止時には、普通図柄の変動時間として第1の時間(例えば、2.0[s])を設定し、時短制御実行時には、普通図柄の変動時間として第1の時間より短い第2の時間(例えば、0.5[s])を設定する。なお、時短制御の実行状況は、RAM230の所定領域に記憶されている時短制御フラグに基づいて判定する。
ステップS156では、報知表示開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。報知表示開始処理では、ステップS155で決定した普通図柄の変動時間を、普図変動時間タイマに設定する。そして、普図表示装置60において、普通図柄の変動表示を開始して、設定した普図変動時間タイマによる変動時間の計測を開始する。
ステップS157では、普図変動時間タイマに基づいて、ステップS156で設定した普通図柄の変動時間が経過したか否かを判定し、設定した普通図柄の変動時間が経過したと判定した場合(Yes)には、ステップS158に移行し、設定した普通図柄の変動時間が経過していないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ステップS158では、報知表示終了処理を実行し、ステップS159に移行する。報知表示終了処理では、普図表示装置60において、ステップS154で設定された停止図柄による普通図柄の停止表示を行う。なお、普通図柄の停止表示は、予め設定されている所定時間行われる。
ステップS159では、ステップS158で停止表示された停止図柄が「普図当たり図柄」であるか否かを判定し、「普図当たり図柄」であると判定した場合(Yes)には、ステップS160に移行し、普図当たり図柄でないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ステップS160では、普図当たり遊技状態開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
普図当たり遊技状態開始処理では、普図当たり遊技状態フラグを、RAM230の所定領域に設定するとともに、現在の時短制御の実行状況に応じて開放時間(0.5[s]又は2.0[s])を、始動口開閉部材開放タイマに設定する。
そして、始動口開閉部材52aの開放を開始するとともに、設定した始動口開閉部材開放タイマによる始動口開閉部材52aの開放時間の計測を開始する。さらに、第2始動口入球数カウンタによる第2始動口52への遊技球の入球数のカウントを開始する。
次に、ステップS39の普図当たり遊技処理を説明する。
図16は、普図当たり遊技処理を示すフローチャートである。
普図当たり遊技処理は、ステップS39において実行されると、図16に示すように、まず、ステップS170に移行する。
ステップS170では、普図当たり遊技状態の生起中であるか否かを判定し、普図当たり遊技状態の生起中であると判定した場合(Yes)には、ステップS171に移行し、普図当たり遊技状態の生起中でないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。ここで、普図当たり遊技状態の生起中であるか否かは、RAM230の所定領域に記憶されている普図当たり遊技状態フラグに基づいて判定する。
ステップS171では、第1開放部材52aの閉鎖条件を満たすか否かを判定し、始動口開閉部材52aの閉鎖条件を満たすと判定した場合(Yes)には、ステップS172に移行し、始動口開閉部材52aの閉鎖条件を満たさない(No)と判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、始動口開閉部材開放タイマに設定された開放時間が経過した場合に、第1開放部材52aの閉鎖条件を満たすと判定する。
ステップS172では、普図当たり遊技状態終了処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。普図当たり遊技状態終了処理では、始動口開閉部材52aを閉鎖して、RAM230の所定領域に設定されている普図当たり遊技状態フラグを解除する。また、始動口開閉部材開放タイマ及び第2始動口入球数カウンタのそれぞれの値をリセットする。
(演出制御装置で実行される処理)
次に、演出制御装置300で実行される処理を説明する。
図17は、演出制御装置が実行する演出制御処理を示すフローチャートである。
パチンコ機1に電源が投入されると、演出制御装置300のCPUは、図示しないメイン処理を繰り返し実行する。そして、演出制御装置300のCPUは、メイン処理の実行中において、所定の割込周期(例えば、2.0[ms])でタイマ割り込みを発生させて、図17に示す演出制御処理を繰り返し実行する。
演出制御処理は、演出制御装置300のCPUにより実行されると、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200では、コマンド受信処理を実行し、ステップS201に移行する。コマンド受信処理では、主制御装置200が送信した制御コマンドの受信の有無をチェックして、制御コマンドの受信があった場合には、受信した制御コマンドを解析して、RAMのコマンドバッファ領域に保存する。
ステップS201では、演出フラグ設定処理を実行し、ステップS202に移行する。演出フラグ設定処理では、状態指定コマンドを受信したか否かを判定し、状態指定コマンドを受信したと判定した場合(状態指定コマンドがRAMのコマンドバッファ領域に保存されている場合)には、各種演出フラグの設定を行う。
具体的には、時短制御の開始を指定する状態指定コマンドを受信した場合には、時短演出フラグを、RAMの所定領域に設定する。一方、時短制御の終了を指定する状態指定コマンドを受信した場合には、RAMの所定領域に設定されている時短演出フラグを解除する。
また、特図高確率状態を指定する状態指定コマンドを受信した場合には、確変演出フラグを、RAMの所定領域に設定する。一方、特図低確率状態を指定する状態指定コマンドを受信した場合には、RAMの所定領域に設定されている確変演出フラグを解除する。
ステップS202では、入賞時演出管理処理を実行し、ステップS203に移行する。入賞時演出管理処理については、後述する。
ステップS203では、予告演出管理処理を実行し、ステップS204に移行する。予告演出管理処理については、後述する。
ステップS204では、始動時演出管理処理を実行し、ステップS205に移行する。始動時演出管理処理については、後述する。
ステップS205では、停止時演出管理処理を実行し、ステップS206に移行する。停止時演出管理処理については、後述する。
ステップS206では、制御情報出力処理を実行し、ステップS207に移行する。制御情報出力処理では、設定した演出内容に係る制御情報を、画像表示装置20に対して送信する。これにより、画像表示装置20は、受信した制御情報に基づいて、表示領域21において演出画像を表示する。また、設定した演出内容に係る制御信号を、図柄表示装置23、ランプ21及び音発生装置22のそれぞれに対して送信する。これにより、制御信号に基づいて、図柄表示装置23、ランプ21及び音発生装置22のそれぞれが駆動される。
ステップS207では、演出用乱数更新処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。演出用乱数更新処理では、演出の抽選に用いる各種乱数を発生させるためのループカウンタの値を更新する。ここで、演出用乱数としては、後述する保留予告乱数等が該当する。
次に、ステップS202の入賞時演出管理処理を説明する。
図18は、入賞時演出管理処理を示すフローチャートである。
入賞時演出管理処理は、ステップS202において実行されると、図18に示すように、まず、ステップS210に移行する。
ステップS210では、所定の制御コマンドを受信したか否かを判定し、所定の制御コマンドを受信したと判定した場合(Yes)には、ステップS211に移行し、所定の制御コマンドを受信していないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。ここで、所定の制御コマンドとは、第1保留指定コマンド、第1先読み指定コマンド、第2先読み指定コマンド及び第3先読み指定コマンドをいう。
所定の制御コマンドを受信したか否かは、第1保留指定コマンド、第1先読み指定コマンド、第2先読み指定コマンド及び第3先読み指定コマンドがRAMのコマンドバッファ領域に保存されているか否かに基づいて判定する。
ステップS211では、先読み情報解析処理を実行し、ステップS212に移行する。先読み情報解析処理では、受信した各種の先読み指定コマンドが指定する内容を解析して、当該各種の先読み指定コマンドが指定する情報を、保留情報として、演出制御装置300のRAMの保留情報記憶領域に記憶する。
すなわち、先読み情報解析処理では、受信した第1先読み指定コマンドが指定する停止図柄の内容(「はずれ図柄」、「通常大当たり図柄」、「確変大当たり図柄」、「ボーナス1図柄」、「ボーナス2図柄」又は「ボーナス3図柄」)を解析して、指定されている停止図柄の内容を、保留情報として、RAMの保留情報記憶領域に記憶する。
また、受信した第2先読み指定コマンドが指定する第1変動パターンの内容(「変動パターン不定」又は「変動パターンm」)及び受信した第3先読み指定コマンドが指定する第2変動パターンの内容(「変動パターン不定」又は「変動パターンn」)を解析して、指定されている第1変動パターンの内容及び第2変動パターンの内容を、当該保留情報に含めて記憶する。
さらに、受信した第3先読み指定コマンドが指定する第2変動パターンの内容が「変動パターンn」(「リーチ変動パターン」)である場合には、リーチ表示情報を、当該保留情報に含めて設定する。一方、第3先読み指定コマンドが指定する第2変動パターンの内容が「変動パターン不定」である場合には、リーチ表示情報を、当該保留情報に含めない。
具体的には、各保留情報は、主制御装置200のRAM230の始動情報記憶領域に記憶されている各始動情報に対応している。各保留情報は、所定ビットからなる停止図柄の内容を示す停止図柄情報と、所定ビットからなる第1変動パターンの内容を示す変動情報と、所定ビットからなる第2変動パターンの内容を示す変動情報と、1ビットからなる所定情報と、を有している。
演出制御装置300のRAMには、所定数(本実施形態では、8つ)を限度として、保留情報を記憶することが可能な保留情報記憶領域が設けられている。また、保留情報記憶領域には、8つの保留情報記憶部が設けられている。そして、各保留情報記憶部には、演出図柄z1,z2の報知表示が実行される順番(以下、「報知順番」とする)が対応付けられており、1つの保留情報を記憶することが可能となっている。以下、先の報知順番が対応付けられている保留情報記憶部を、上位の保留情報記憶部とし、後の報知順番が対応付けられている保留情報記憶部を、下位の保留情報記憶部とする。
そして、先読み情報解析処理では、解析した保留情報を、保留情報記憶領域の空いている保留情報記憶部(保留情報が記憶されていない保留情報記憶部)のうち、最も上位の保留情報記憶部に記憶する。
以下、ステップS211においてRAMの所定領域に記憶された保留情報を、「対象保留情報」とする。
ステップS212では、待機タイマが作動中であるか否かを判定し、待機タイマが作動中でないと判定した場合(No)には、ステップS213に移行し、待機タイマが作動中であると判定した場合(Yes)には、ステップS216に移行する。
ここで、待機タイマの作動中とは、待機タイマによる待機時間の計測が実行中であることを意味する。
ステップS213では、演出制御装置300のRAMの所定領域において保留予告中フラグが設定されているか否かを判定し、保留予告中フラグが設定されていないと判定した場合(No)には、ステップS214に移行し、保留予告中フラグが設定されていると判定した場合(Yes)には、ステップS217に移行する。
ステップS214では、関連付フラグ設定処理を実行し、ステップS215に移行する。関連付フラグ設定処理では、演出制御装置300のRAMの所定領域において、対象保留情報に対応付けて、関連付フラグを設定する。
ステップS215では、待機時間計測開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。待機時間計測開始処理では、待機時間タイマによる待機時間の計測を開始する。
ステップS216では、関連付フラグ設定処理を実行し、ステップS215に移行する。関連付フラグ設定処理では、演出制御装置300のRAMの所定領域において、対象保留情報に対応付けて、関連付フラグを設定する。
ステップS217では、通常保留表示内容設定処理を実行し、ステップS218に移行する。通常保留表示内容設定処理では、対象保留情報に対応する保留図柄hの表示態様として、通常保留態様を設定する。
本実施形態では、通常保留態様は、無地の円形の図形となっている。
ステップS218では、保留表示開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。保留表示開始処理では、ステップS217で設定した表示態様に基づいて、対象保留情報に対応する保留図柄hの表示を開始する。この際、保留図柄hは、画像表示装置20の保留図柄表示領域bにおける、当該対象保留情報が記憶されている保留情報記憶部に対応する保留図柄表示部b1〜b8(図20〜図24参照)に表示される。
本実施形態では、保留図柄表示領域bには、8つの保留図柄表示部b1〜b8を設定することが可能となっている。そして、保留図柄表示部b1には、1番目(最上位)の保留情報記憶部に記憶されている保留情報に対応する保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b2には、2番目の保留情報記憶部に記憶されている保留情報に対応する保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b3には、3番目の保留情報記憶部に記憶されている保留情報に対応する保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b4には、4番目の保留情報記憶部に記憶されている保留情報に対応する保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b5には、5番目の保留情報記憶部に記憶されている保留情報に対応する保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b6には、6番目の保留情報記憶部に記憶されている保留情報に対応する保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b7には、7番目の保留情報記憶部に記憶されている保留情報に対応する保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b8には、8番目(最下位)の保留情報記憶部に記憶されている保留情報に対応する保留図柄hが表示される。
次に、ステップS203の予告演出管理処理を説明する。
図19は、予告演出管理処理を示すフローチャートである。
予告演出管理処理は、ステップS203において実行されると、図19に示すように、まず、ステップS220に移行する。
ステップS220では、待機タイマが作動中であるか否かを判定し、待機タイマが作動中であると判定した場合(Yes)には、ステップS221に移行し、待機タイマが作動中でないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、待機タイマの作動中とは、待機タイマによる待機時間の計測が実行中であることを意味する。
ステップS221では、待機タイマにより計測された待機時間が所定時間に達したか否かを判定し、計測された待機時間が所定時間に達したと判定した場合(Yes)には、ステップS222に移行し、計測された待機時間が所定時間に達してないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ここで、所定時間は、主制御装置200が、始動球検知センサ101,102からの検出信号の入力に基づいて、1つ目の遊技球の入球を検出してから2つ目の遊技球の入球を検出することが可能となるまでの理論上の最短時間より長い時間に設定される。本実施形態では、所定時間は、33.0[ms]に設定されている。
ステップS222では、保留予告実行条件を満たすか否かを判定し、保留予告実行条件を満たすと判定した場合(Yes)には、ステップS223に移行し、保留予告実行条件を満たさないと判定した場合には、ステップS227に移行する。
ここで、保留予告実行条件とは、保留予告を開始するための条件となっている。また、保留予告(いわゆる、「先読み予告」)とは、保留情報記憶部(始動情報記憶領域)に記憶されている保留情報(始動情報)の内容(特別図柄抽選の結果、第1変動パターンの内容、第2変動パターンの内容)を、事前に示唆する演出をいう。
本実施形態では、保留予告では、8つの保留情報記憶部のうちいずれか一の保留情報記憶部に記憶されている保留情報を、保留予告の対象に係る保留情報(以下、「予告対象保留情報」)として決定し、予告対象保留情報に係る第2変動パターンの内容、特に、予告対象保留情報に係る報知表示における「リーチ変動パターン」の実行を示唆する。
そして、保留情報記憶領域において、関連付フラグが設定されている保留情報(以下、「関連保留情報」とする)が2つ以上記憶されており、かつ、保留情報記憶部において記憶されている関連保留情報に、リーチ表示情報を含む保留情報が存在する場合には、保留予告実行条件を満たすものと判定する。一方、保留情報記憶部において記憶されている関連保留情報が1つである場合、又は、保留情報記憶部において記憶されている関連保留情報に、リーチ表示情報を含む保留情報が存在しない場合には、保留予告実行条件を満たさないものと判定する。
ステップS223では、保留予告抽選処理を実行し、ステップS224に移行する。保留予告抽選処理では、保留予告を実行するか否かを決定するための保留予告抽選を実行する。具体的には、保留予告抽選処理では、保留予告乱数を、所定の乱数カウンタから取得する。
ステップS224では、保留予告抽選に当選したか否かを判定し、保留予告抽選に当選したと判定した場合(Yes)には、ステップS225に移行し、保留予告抽選に当選していない(落選した)と判定した場合(No)には、ステップS227に移行する。
ここで、演出制御装置300のROMには、保留予告乱数と保留予告抽選の当否との対応が登録された保留予告抽選テーブルが格納されている。そして、ステップS224では、ステップS223で取得した保留予告乱数及び保留予告抽選テーブルに基づいて、保留予告抽選の当否を判定する。
ステップS225では、保留予告内容設定処理を実行し、ステップS226に移行する。保留予告内容設定処理では、保留予告の内容を決定して、決定した保留予告の内容を設定する。
すなわち、保留予告内容設定処理では、保留情報記憶領域において記憶されている2以上の関連保留情報のそれぞれについて、第2変動パターンの内容を確認する。また、2以上の関連保留情報のうちリーチ表示情報を含む関連保留情報を、予告対象保留情報として決定する。さらに、2以上の関連保留情報のうちから、保留図柄hの態様を予告保留態様とする関連保留情報を決定する。そして、2以上の関連保留情報のそれぞれについて、当該関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様を設定する。
以下、保留予告の内容を決定する方法(以下、「保留予告内容決定方法」とする)の具体例について説明する。
まず、保留予告内容決定方法の第1例について説明する。
図20は、保留図柄表示領域において実行される保留表示の第1の例を示す図である。図21は、保留図柄表示領域において実行される保留表示の第2の例を示す図である。図22は、保留図柄表示領域において実行される保留表示の第3の例を示す図である。図23は、保留図柄表示領域において実行される保留表示の第4の例を示す図である。
なお、図20から図23のそれぞれでは、(a)において、保留情報記憶領域の各保留情報記憶部に記憶されている保留情報の内容及び各保留情報に対応する保留図柄hの表示態様を示し、(b)及び(c)のそれぞれにおいて、保留図柄表示領域bの各保留図柄表示部b1〜b8における保留図柄hの表示例を示す。また、この例では、保留情報記憶領域において、4つの関連保留情報が記憶されており、5番目〜8番目の各保留情報記憶部には保留情報が記憶されていないものとする。
第1例に係る保留予告内容決定方法では、まず、保留情報記憶領域において記憶されている2以上の関連保留情報のそれぞれについて、第2変動パターンの内容を確認する。そして、2以上の関連保留情報のうちリーチ表示情報を含む関連保留情報を、予告対象保留情報として決定する。
具体的には、図20(a)に示すように、1番目〜3番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、第2変動パターンの内容として「変動パターン不定」(「通常変動パターン」)を示し、4番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、第2変動パターンの内容として「リーチ変動パターン」を示す場合には、4番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、予告対象保留情報として決定される。
一方、図21(a)に示すように、1番目、2番目及び4番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、第2変動パターンの内容として「変動パターン不定」を示し、3番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、第2変動パターンの内容として「リーチ変動パターン」を示す場合には、3番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、予告対象保留情報として決定される。
さらに、図22(a)に示すように、2番目〜4番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、第2変動パターンの内容として「変動パターン不定」を示し、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、第2変動パターンの内容として「リーチ変動パターン」を示す場合には、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、予告対象保留情報として決定される。
ここで、第1例に係る保留予告内容決定方法では、保留情報記憶領域において、リーチ表示情報を含む関連保留情報が複数記憶されている場合には、この複数の関連保留情報のうち、上位の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報を、予告対象保留情報として決定する。
具体的には、図23(a)に示すように、1番目及び3番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、第2変動パターンの内容として「変動パターン不定」を示し、2番目及び4番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、第2変動パターンの内容として「リーチ変動パターン」を示す場合には、2番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、予告対象保留情報として決定される。
次に、第1例に係る保留予告内容決定方法では、保留情報記憶領域において記憶されている2以上の関連保留情報のうちから、保留予告に含ませる関連保留情報(以下、「予告実行保留情報」とする)を決定する。
第1例に係る保留予告内容決定方法では、2以上の関連保留情報のうち、予告対象保留情報と、予告対象保留情報が記憶されている保留情報記憶部より上位の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報とを、予告実行保留情報として決定する。
一方、2以上の関連保留情報のうち、予告対象保留情報が記憶されている保留情報記憶部より下位の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報を、保留予告に含ませない関連保留情報(以下、「予告非実行保留情報」とする)として決定する。
具体的には、図20(a)に示すように、4番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が予告対象保留情報として決定された場合には、1番目〜4番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、予告実行保留情報に決定される。
一方、図21(a)に示すように、3番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が予告対象保留情報として決定された場合には、1番目〜3番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、予告実行保留情報に決定され、4番目の保留情報記憶領域に記憶されている関連保留情報が、予告非実行保留情報に決定される。
また、図22(a)に示すように、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が予告対象保留情報として決定された場合には、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、予告実行保留情報に決定され、2番目〜4番目の各保留情報記憶領域に記憶されている関連保留情報が、予告非実行保留情報に決定される。
さらに、図23(a)に示すように、2番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が予告対象保留情報として決定された場合には、1番目及び2番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、予告実行保留情報に決定され、3番目及び4番目の各保留情報記憶領域に記憶されている関連保留情報が、予告非実行保留情報に決定される。
ここで、予告実行保留情報に対応する保留図柄hの表示態様は、予告保留態様に決定され、予告非実行保留情報に対応する保留図柄hの表示態様は、通常保留態様に決定されることになる。
具体的には、図20(a)に示すように、1番目〜4番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が予告実行保留情報として決定された場合には、1番目〜4番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が、予告保留態様に決定される。
一方、図21(a)に示すように、1番目〜3番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が予告実行保留情報として決定された場合には、1番目〜3番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が、予告保留態様に決定され、4番目の保留記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が、通常保留態様に決定される。
また、図22(a)に示すように、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が予告実行保留情報として決定された場合には、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が、予告保留態様に決定され、2番目〜4番目の各保留記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が、通常保留態様に決定される。
さらに、図23(a)に示すように、1番目及び2番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が予告実行保留情報として決定された場合には、1番目及び2番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が、予告保留態様に決定され、3番目及び4番目の各保留記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が、通常保留態様に決定される。
さらに、第1例に係る保留予告内容決定方法では、保留情報記憶領域において記憶されている2以上の関連保留情報のそれぞれについて、当該関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様(具体的な内容)を決定する。
第1例に係る保留予告内容決定方法では、予告実行保留情報が複数ある場合には、当該複数の予告実行保留情報について保留図柄hの表示態様が互いに関連するように、各予告実行保留情報に係る予告保留態様を決定する。
ここで、演出制御装置300のROMには、保留予告乱数と保留予告パターン(保留予告の内容)との対応が登録された保留予告パターン抽選テーブルが格納されている。また、保留予告パターン抽選テーブルとして、予告実行保留情報の数(1つ〜8つ)のそれぞれに対応する保留予告パターン抽選テーブルが格納されている。
そして、各保留予告パターン抽選テーブルには、当該保留予告パターン抽選テーブルに対応する数(予告実行保留情報の数)の予告実行保留情報に係る予告保留態様を定義する保留予告パターンが登録されている。また、2以上の予告実行保留情報に係る予告保留態様を定義する保留予告パターンでは、当該2以上の予告実行保留情報のそれぞれに係る予告保留態様が定義されており、当該2以上の予告実行保留情報に係る予告保留態様は互いに関連する態様となっている。
例えば、予告実行保留情報の数が4つに対応する保留予告パターン抽選テーブルには、4つの予告実行保留情報のそれぞれに係る予告保留態様を定義する保留予告パターンが登録されている。そして、各保留予告パターンでは、4つの予告実行保留情報に係る予告保留態様として、互いに関連する態様が定義されている。
また、各保留予告パターン抽選テーブルには、複数種類の保留予告パターンが登録されている。そして、複数種類の保留予告パターンでは、2以上の予告実行保留情報に係る予告保留態様を互いに関連させる方法が異なっている。
ここで、複数の予告実行保留情報に係る予告保留態様を互いに関連させる方法は、適宜、設定することが可能となっている。例えば、複数の予告実行保留情報に係る保留図柄hについて、保留図柄hの形状を、通常保留態様とは異なる形状により互いに同一にする、保留図柄hの色を、通常保留態様とは異なる色により互いに同一にする、保留図柄hの大きさを、通常保留態様とは異なる大きさにより互いに同一にする、保留図柄hを互いに一体とする、保留図柄hに表示される文字を互いに関連させる(複数の予告実行保留情報に係る保留図柄hにより所定の語句が表示されるように、各保留図柄hに表示される文字を決定する)、これらの組み合わせ等によって、複数の予告実行保留情報に係る予告保留態様を互いに関連させることができる。
具体的には、1番目〜4番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が予告保留態様に決定された場合には、図20(b)に示すように、保留図柄表示部b1において、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「激」という文字を含む保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b2において、2番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「熱」という文字を含む保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b3において、3番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「か」という文字を含む保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b4において、4番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「!?」という文字を含む保留図柄hが表示される。これによって、4つの予告保留態様に係る保留図柄hにより「激熱か!?」という語句が表示される。
または、この場合には、図20(c)に示すように、保留図柄表示部b1〜b4を跨いだ位置において、4つの予告実行保留情報に対応する保留図柄hとして、「激熱か!?」という語句を表示する一体の保留図柄h(4つの予告実行保留情報について一体となった保留図柄h(以下、「一体保留図柄h」とする))が表示される。
一方、1番目〜3番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が予告保留態様に決定され、4番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が通常保留態様に決定された場合には、図21(b)に示すように、保留図柄表示部b1において、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「激」という文字を含む保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b2において、2番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「熱」という文字を含む保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b3において、3番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「!?」という文字を含む保留図柄hが表示される。これによって、予告保留態様に係る3つの保留図柄hにより「激熱!?」という語句が表示される。また、保留図柄表示部b4において、4番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hとして、通常保留態様に係る保留図柄hが表示される。
または、この場合には、図21(c)に示すように、保留図柄表示部b1〜b3を跨いだ位置において、3つの予告実行保留情報に対応する保留図柄hとして、「激熱!?」という語句を表示する一体保留図柄h(3つの予告実行保留情報について一体となった保留図柄h)が表示される。また、保留図柄表示部b4において、4番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hとして、通常保留態様に係る保留図柄hが表示される。
また、1番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が予告保留態様に決定され、2番目〜4番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が通常保留態様に決定された場合には、図22(b)に示すように、保留図柄表示部b1において、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「熱!?」という文字を含む保留図柄hが表示される。また、保留図柄表示部b2において、2番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hとして、通常保留態様に係る保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b3において、3番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hとして、通常保留態様に係る保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b4において、4番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hとして、通常保留態様に係る保留図柄hが表示される。
さらに、1番目及び2番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が予告保留態様に決定され、3番目及び4番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が通常保留態様に決定された場合には、図23(b)に示すように、保留図柄表示部b1において、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「熱」という文字を含む保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b2において、2番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「い!?」という文字を含む保留図柄hが表示される。これによって、予告保留態様に係る2つの保留図柄hにより「熱い!?」という語句が表示される。また、保留図柄表示部b3において、3番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hとして、通常保留態様に係る保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b4において、4番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hとして、通常保留態様に係る保留図柄hが表示される。
または、この場合には、図23(c)に示すように、保留図柄表示部b1及びb2を跨いだ位置において、2つの予告実行保留情報に対応する保留図柄hとして、「熱い!?」という語句を表示する一体保留図柄h(2つの予告実行保留情報について一体となった保留図柄h)が表示される。また、保留図柄表示部b3において、3番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hとして、通常保留態様に係る保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b4において、4番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hとして、通常保留態様に係る保留図柄hが表示される。
そして、各関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様(具体的な内容)を決定する際には、まず、予告実行保留情報に対応する保留図柄hの表示態様(予告保留態様)を決定する。
これには、決定した予告実行保留情報の数に対応する保留予告パターン抽選テーブルを読み出して、ステップS223で取得した保留予告乱数及び読み出した保留予告パターン抽選テーブルに基づいて、保留予告パターンを決定する。
また、決定した保留予告パターンに係る演出プログラムを読み出して、読み出した演出プログラムに基づいて、各予告実行保留情報に対応する保留図柄hの表示態様(予告保留態様)を設定する。
さらに、予告非実行保留情報が存在する場合には、予告非実行保留情報に対応する保留図柄hの表示態様として通常保留態様を設定する。
次に、保留予告内容決定方法の第2例について説明する。
図24は、保留図柄表示領域において実行される保留表示の第5の例を示す図である。
なお、図24では、(a)において、保留情報記憶領域の各保留情報記憶部に記憶されている保留情報の内容及び各保留情報に対応する保留図柄hの表示態様を示し、(b)及び(c)のそれぞれにおいて、保留図柄表示領域bの各保留図柄表示部b1〜b8における保留図柄hの表示例を示す。また、この例では、保留情報記憶領域において、4つの関連保留情報が記憶されており、5番目〜8番目の各保留情報記憶部には保留情報が記憶されていないものとする。
第2例に係る保留予告内容決定方法では、まず、保留情報記憶領域において記憶されている2以上の関連保留情報のそれぞれについて、第2変動パターンの内容を確認する。そして、2以上の関連保留情報のうちリーチ表示情報を含む関連保留情報を、予告対象保留情報として決定する。
具体的には、図24(a)に示すように、2番目〜4番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、第2変動パターンの内容として「変動パターン不定」を示し、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、第2変動パターンの内容として「リーチ変動パターン」を示す場合には、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報が、予告対象保留情報として決定される。
次に、第2例に係る保留予告内容決定方法では、保留情報記憶領域において記憶されている2以上の関連保留情報のうちから、予告実行保留情報を決定する。
ここで、第2例に係る保留予告内容決定方法では、保留情報記憶情報に記憶されている全ての関連保留情報が、予告実行保留情報として決定される。
具体的には、図24(a)に示すように、1番目〜4番目の各保留情報記憶部に記憶されている全ての関連保留情報が、予告実行保留情報に決定される。
これによって、保留情報記憶領域において記憶されている全ての関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様として、予告保留態様が決定される。
具体的には、図24(a)に示すように、1番目〜4番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が、予告保留態様に決定される。
さらに、第2例に係る保留予告内容決定方法では、保留情報記憶領域において記憶されている各関連保留情報について、当該関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様(具体的な内容)を決定する。各関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様を決定する方法は、第1例に係る方法と同様となっている。
すなわち、各関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様を決定する際には、決定した予告実行保留情報の数(第2例では、関連保留情報の数と一致する)に対応する保留予告パターン抽選テーブルを読み出して、ステップS223で取得した保留予告乱数及び読み出した保留予告パターン抽選テーブルに基づいて、保留予告パターンを決定する。
また、決定した保留予告パターンに係る演出プログラムを読み出して、読み出した演出プログラムに基づいて、各予告実行保留情報に対応する保留図柄hの表示態様(予告保留態様)を設定する。
具体的には、1番目〜4番目の各保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様が予告保留態様に決定された場合には、図24(b)に示すように、保留図柄表示部b1において、1番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「激」という文字を含む保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b2において、2番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「熱」という文字を含む保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b3において、3番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「か」という文字を含む保留図柄hが表示され、保留図柄表示部b4において、4番目の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄として、「!?」という文字を含む保留図柄hが表示される。これによって、予告保留態様に係る4つの保留図柄hにより「激熱か!?」という語句が表示される。
または、この場合には、図24(c)に示すように、保留図柄表示部b1〜b4を跨いだ位置において、4つの予告実行保留情報に対応する保留図柄hとして、「激熱か!?」という語句を表示する一体保留図柄h(4つの予告実行保留情報について一体となった保留図柄h)が表示される。
ステップS226では、保留予告開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。保留予告開始処理では、画像表示装置20の保留図柄表示領域bにおいて、ステップS225で設定した表示態様に基づいて、保留図柄hの表示を開始する。これにより、保留予告が開始され、保留情報記憶領域に記憶されている全ての関連保留情報に係る保留図柄hの表示が開始される。
この際、本実施形態では、2以上の関連保留情報に係る保留図柄hの表示を開始する場合には、各保留図柄hの表示が開始される時期を、複数の関連保留情報に係る保留図柄hについて互いに異ならせている。具体的には、2以上の関連保留情報に係る保留図柄hの表示を開始する場合には、上位の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hから順に、所定の間隔をおいて、複数の関連保留情報に係る保留図柄hの表示を、順次、開始する。なお、複数の関連保留情報に係る保留図柄hの表示を開始する場合に、全ての関連保留情報に係る保留図柄hの表示を同時に開始する構成としても構わない。
また、保留予告開始処理では、演出制御装置300のRAMの所定領域において保留予告中フラグを設定する。
ステップS227では、通常保留表示内容設定処理を実行し、ステップS228に移行する。通常保留表示内容設定処理では、保留情報記憶領域において記憶されている全ての関連保留情報について、各関連保留情報に対応する保留図柄hの表示態様として、通常保留態様を設定する。
ステップS228では、保留表示開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。保留表示開始処理では、ステップS227で設定した表示態様に基づいて、全ての関連保留情報に係る保留図柄hの表示を開始する。この際、各関連保留情報に対応する保留図柄hは、画像表示装置20の保留図柄表示領域bにおける、当該関連保留情報が記憶されている保留情報記憶部に対応する保留図柄表示部b1〜b8に表示される。
また、複数の関連保留情報に係る保留図柄hの表示を開始する場合には、各保留図柄hの表示が開始される時期を、複数の関連保留情報に係る保留図柄hについて互いに異ならせている。具体的には、複数の関連保留情報に係る保留図柄hの表示を開始する場合には、上位の保留情報記憶部に記憶されている関連保留情報に対応する保留図柄hから順に、所定の間隔をおいて、複数の関連保留情報に係る保留図柄hの表示を、順次、開始する。なお、複数の関連保留情報に係る保留図柄hの表示を開始する場合に、全ての関連保留情報に係る保留図柄hの表示を同時に開始する構成としても構わない。
また、保留表示開始処理では、保留情報記憶領域に記憶されている全ての関連保留情報について、各関連保留情報に対応付けて設定されている関連付フラグを解除する。
次に、ステップS204の始動時演出管理処理を説明する。
図25は、始動時演出管理処理を示すフローチャートである。
始動時演出管理処理は、ステップS204において実行されると、図25に示すように、まず、ステップS230に移行する。
ステップS230では、所定の制御コマンドを受信したか否かを判定し、所定の制御コマンドを受信したと判定した場合(Yes)には、ステップS231に移行し、所定の制御コマンドを受信していないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。ここで、所定の制御コマンドとは、第2保留数指定コマンド、図柄種別指定コマンド、第1変動パターン指定コマンド及び第2変動パターン指定コマンドをいう。
所定の制御コマンドを受信したか否かは、第2保留数指定コマンド、図柄種別指定コマンド、第1変動パターン指定コマンド及び第2変動パターン指定コマンドがRAMのコマンドバッファ領域に保存されているか否かに基づいて判定する。
ステップS231では、保留表示終了処理を実行し、ステップS232に移行する。保留表示終了処理では、画像表示装置20の保留図柄表示領域bにおいて、表示されている保留図柄hの数を減少(一体保留図柄hが表示されている場合には、一体保留図柄hの大きさを縮小)させる。
具体的には、保留表示終了処理では、保留情報記憶領域の1番目の保留情報記憶部に記憶されている保留情報を、演出制御装置300のRAMの変動中保留情報記憶領域に移動させる。そして、保留図柄表示領域bにおいて、当該移動させた保留情報に対応する保留図柄hを消去する。この際、保留図柄表示領域bにおいて、1番目の保留情報記憶部に記憶されていた保留情報を含む複数の保留情報に対応する一体保留図柄hが表示されていた場合には、1番目の保留情報に対応する範囲について、一体保留図柄hの大きさを縮小する。また、1番目の保留情報記憶部に記憶されていた保留情報に対応付けて関連付フラグが設定されていた場合には、当該関連付フラグを解除する。
さらに、保留情報記憶領域の1番目より下位(2番目以下)の保留情報記憶部に保留情報が記憶されていた場合には、各保留情報を、当該保留情報が記憶されていた保留情報記憶部より1つ上位の保留情報記憶部に移動させる。そして、当該移動させた保留情報に対応する保留図柄hを、当該保留情報が移動された保留情報記憶部に対応する保留図柄表示部b1〜b8に移動させる。この際、保留図柄表示領域bにおいて、2番目以下の保留情報記憶領域に記憶されていた複数の保留情報に対応する一体保留図柄hが表示されていた場合には、当該一体保留図柄hが、当該複数の保留情報が移動された保留情報記憶部に対応する複数の保留図柄記憶部b1〜b8を跨いだ位置に移動される。
ステップS232では、演出制御装置300のRAMの所定領域において保留予告中フラグが設定されているか否かを判定し、保留予告中フラグが設定されていると判定した場合(Yes)には、ステップS233に移行し、保留予告中フラグが設定されていないと判定した場合(No)には、ステップS235に移行する。
ステップS233では、保留予告を終了するか否かを判定し、保留予告を終了すると判定した場合(Yes)には、ステップS234に移行し、保留予告を終了しないと判定した場合(No)には、ステップS235に移行する。
ここで、保留情報記憶領域において、関連付フラグが対応付けられている保留情報が記憶されていない場合には、保留予告を終了すると判定し、関連付フラグが対応付けられている保留情報が記憶されている場合には、保留情報を終了しないと判定する。
ステップS234では、保留予告終了処理を実行し、ステップS235に移行する。保留予告終了処理では、演出制御装置300のRAMの所定領域において設定されている保留予告中フラグを解除する。
ステップS235では、変動表示内容設定処理を実行し、ステップS236に移行する。変動表示内容設定処理では、演出図柄z1,z2の変動表示に係る演出画像を設定する。
具体的には、変動表示内容設定処理では、第1変動パターン指定コマンドが指定する第1変動パターンの内容に基づいて、第1変動パターンに係る演出画像を決定する。
また、第2変動パターン指定コマンドが指定する第2変動パターンの内容に基づいて、第2変動パターンに係る演出画像を決定する。
そして、第1変動パターンに係る演出画像及び第2変動パターンに係る演出画像を合わせた演出図柄z1,z2の変動表示(報知表示)画像を編集して、編集した変動表示画像を設定する。
さらに、図柄種別指定コマンドに基づいて、停止表示させる演出図柄z1,z2の態様(「はずれ図柄」、「通常大当たり図柄」、「確変大当たり図柄」、「ボーナス1図柄」、「ボーナス2図柄」又は「ボーナス3図柄」)を設定する。
ステップS236では、変動表示開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。変動表示開始処理では、画像表示装置20の表示領域21において、ステップS235において設定した変動表示画像の表示を開始する。また、図柄表示装置23において、演出図柄z2の変動表示を開始する。
次に、ステップS205の停止時演出管理処理を説明する。
図26は、停止時演出管理処理を示すフローチャートである。
停止時演出管理処理は、ステップS205において実行されると、図26に示すように、まず、ステップS240に移行する。
ステップS240では、停止指定コマンドを受信したか否かを判定し、停止指定コマンドを受信したと判定した場合(Yes)には、ステップS241に移行し、停止指定コマンドを受信していないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
停止指定コマンドを受信したか否かは、停止指定コマンドがRAMのコマンドバッファ領域に保存されているか否かに基づいて判定する。
ステップS241では、停止表示開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。停止表示開始処理では、画像表示装置20の表示領域21及び図柄表示装置23において、演出図柄z1,z2の変動表示を終了して、ステップS235において設定した態様による演出図柄z1,z2の停止表示(報知表示)を開始する。
ここで、演出図柄z1,z2の停止表示は、所定の時間だけ継続して行われる。
(パチンコ機1の動作)
次に、パチンコ機1の動作を説明する。
図27は、演出図柄の変動表示の一例を示す図である。
パチンコ機1では、始動口(第1始動口51又は第2始動口52)への遊技球の入球があると、大当たり乱数、大当たり図柄乱数、変動パターン乱数等の各種乱数が取得されて、取得した各種乱数が、始動情報(特図1始動情報又は特図2始動情報)として、RAM230の始動情報記憶領域(特図1始動情報記憶領域又は特図2始動情報記憶領域)に記憶される。ここで、各始動情報記憶領域には、最大で4つまで始動情報が記憶される。
そして、始動情報が始動情報記憶領域に記憶されると、図27に示すように、画像表示装置20の保留図柄表示領域bにおいて、当該始動情報に対応する保留図柄hが表示される。ここで、パチンコ機1では、始動情報記憶領域(特図1始動情報記憶領域及び特図2始動情報記憶領域)において、最大で8つの始動情報を記憶することが可能となっているため、画像表示装置20の保留図柄表示領域bにおいて、最大で8つの保留図柄hが表示される。
始動情報記憶領域に記憶されている始動情報については、所定の順序で、大当たり遊技状態を生起させるか否かを判定する大当たり判定と、当該大当たり判定の結果を報知する報知表示の変動時間(変動パターン)を判定する変動パターン判定と、を含む始動判定が実行される。
そして、始動情報について始動判定が実行されると、表示装置61,62において、始動判定で決定された変動パターンに基づく特別図柄の変動表示が開始される。また、図27に示すように、特別図柄の変動表示の開始に同期して、画像表示装置20及び図柄表示装置23の演出図柄表示領域a1〜a4において、始動判定で決定された変動パターンに基づく演出図柄z1,z2の変動表示が開始される。
また、演出図柄z1,z2の変動表示が開始されると、画像表示装置20の保留図柄表示領域bにおいて、当該演出図柄z1,z2の変動表示に係る始動情報に対応する保留図柄hが消去される。
特別図柄の変動表示が開始されてから始動判定で決定された変動時間が経過すると、特別図柄の変動表示が終了されて、大当たり判定の結果(特別図柄抽選の結果)に応じた態様による特別図柄の停止表示が開始される。また、特別図柄の変動表示の終了に同期して、画像表示装置20及び図柄表示装置23の演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2の変動表示が終了されて、大当たり判定の結果(特別図柄抽選の結果)に応じた態様による演出図柄z1,z2の停止表示が開始される。
特に、パチンコ機1では、始動情報が取得された際に、当該始動情報について始動判定が実行される前に、当該始動情報について、大当たり判定及び変動パターン判定を含む事前判定が実行される。
また、始動情報(以下、「先行始動情報」とする)の取得に応じて、待機タイマによる待機時間の計測が開始される。そして、待機タイマにより計測された時間が所定時間(本実施形態では、33.0[ms])に達した際に、保留予告実行条件を満たす場合には、保留予告を実行するか否かを決定する保留予告抽選が実行される。
そして、保留予告抽選に当選した場合には、先行始動情報、及び、待機タイマによる待機時間の計測が開始されてから計測時間が所定時間が経過するまでの期間(以下、「所定期間」とする)中に取得された始動情報(以下、「後続始動情報」とする)のそれぞれについての事前判定の結果に基づいて、各始動情報に対応する保留図柄hの表示態様が設定される。
具体的には、第1例に係る保留予告内容決定方法では、先行始動情報及び後続始動情報のうちに、第2変動パターンの内容として「リーチ変動パターン」を示す始動情報がある場合には、当該「リーチ変動パターン」を示す始動情報(以下、「予告対象始動情報」とする)に対応する保留図柄hの表示態様、及び、予告対象始動情報より上位の始動情報(先に始動判定が実行される始動情報)に対応する保留図柄hの表示態様として、互いに関連する予告保留態様が設定される。
または、第2例に係る保留予告内容決定方法では、先行始動情報及び全ての後続始動情報に対応する保留図柄hの表示態様として、互いに関連する予告保留態様が設定される。
そして、所定期間の終了に応じて、設定された表示態様に基づいて、先行始動情報及び全ての後続始動情報のそれぞれに対応する保留図柄hの表示が開始される。
これによって、例えば、「リーチ変動パターン」を指定する後続始動情報(予告対象始動情報)が存在する場合に、当該後続始動情報に対応する保留図柄hの表示態様と、当該後続始動情報より上位の後続始動情報に対応する保留図柄hの表示態様と、先行始動情報の表示態様と、が互いに関連する予告保留態様となる。
したがって、後続始動情報(予告態様始動情報)に基づく事前判定の結果を、当該後続始動情報より上位の始動情報に対応する保留図柄hにより示唆することが可能となる。
または、例えば、先行始動情報が「リーチ変動パターン」を指定する場合に、当該先行始動情報に対応する保留図柄hの表示態様と、後続始動情報に対応する保留図柄hの表示態様と、が互いに関連する予告保留態様となる。
したがって、先行始動情報(予告態様始動情報)に基づく事前判定の結果を、当該先行始動情報より下位の始動情報に対応する保留図柄hにより示唆することが可能となる。
(パチンコ機1の作用)
次にパチンコ機1の作用について説明する。
パチンコ機1では、始動情報(先行始動情報)の取得を契機として、所定期間が開始される。また、所定期間中に始動情報(後続始動情報)が取得された場合には、取得された後続始動情報についての事前判定の結果に基づいて、先行始動情報に対応する保留図柄hの表示態様が決定される。そして、所定期間の終了を契機として、決定された表示態様に基づいて、先行始動情報に対応する保留図柄hの表示が開始される。
すなわち、先行始動情報に対応する保留図柄hの表示態様が、後続始動情報についての事前判定の結果に基づいて決定される。
これによって、後続始動情報に基づいて大当たり遊技状態が生起される可能性(以下、「当たり可能性」とする)を、先行始動情報に対応する保留図柄hの表示態様によって示唆することができる。
したがって、始動情報記憶領域において複数の始動情報が記憶されている場合に、遊技者において、当たり可能性を示唆する対象となっている始動情報の判別が困難となり、先行始動情報に基づく報知表示及び後続始動情報に基づく報知表示のそれぞれに対する注目を高めることができる。
よって、先行始動情報に対応する保留図柄hにより当たり可能性を示唆する対象となっている後続始動情報に基づく報知表示の開始前から、大当たり遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感を向上することができ、大当たり遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感が向上されている期間をより長くすることが可能となる。
特に、第1例に係る保留予告内容決定方法では、後続始動情報についての事前判定の結果に基づいて、先行始動情報に対応する保留図柄hの表示態様及び後続始動情報に対応する保留図柄hの表示態様のそれぞれが決定される。
これによって、後続始動情報に基づく当たり可能性を、先行始動情報に対応する保留図柄hの表示態様及び後続始動情報に対応する保留図柄hの表示態様のそれぞれによって示唆することができる。
したがって、遊技者において、当たり可能性を示唆する対象となっている始動情報の判別がさらに困難となり、先行始動情報に基づく報知表示及び後続始動情報に基づく報知表示のそれぞれに対する注目をさらに高めることができる。
また、パチンコ機1では、先行始動情報に対応する保留図柄hの表示態様と後続始動情報に対応する保留図柄hの表示態様とを、互いに関連させる。
これによって、先行始動情報に対応する保留図柄h及び後続始動情報に対応する保留図柄hのそれぞれに対する遊技者の注目を高めることができ、大当たり遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感をさらに向上することが可能となる。
さらに、第2例に係る保留予告内容決定方法では、先行始動情報乱数情報についての事前判定の結果に基づいて、先行始動情報に対応する保留図柄hの態様及び後続始動情報に対応する保留図柄hの表示態様のそれぞれを決定する。
これによって、後続始動情報に対応する保留図柄hの表示態様を、先行始動情報についての事前判定の結果に基づいて決定することができる。
したがって、先行始動情報に基づく当たり可能性を、後続始動情報に対応する保留図柄hの表示態様によって示唆することができる。
以上のように、パチンコ機1によれば、保留図柄hに基づいて、大当たり遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感を向上することが可能となる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態では、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上記実施形態では、保留予告が、予告対象保留情報に係る第2変動パターンの内容、特に、予告対象保留情報に係る報知表示における「リーチ変動パターン」の実行を示唆する構成となっている。しかしながら、保留予告が、予告対象保留情報に係る特別図柄抽選の結果(当落又は大当たりの種別)、予告対象保留情報に係る第1変動パターンの内容等を示唆する構成としても構わない。
また、上記実施形態では、待機タイマが計測する所定時間が、33.0[ms]に設定されている。しかしながら、待機タイマが計測する所定時間は、適宜、変更することが可能となっている。特に、時短制御の実行中と時短制御の停止中とで、待機タイマが計測する所定時間を異ならせても構わない(例えば、時短制御の実行中に設定される所定時間を、時短制御の停止中に設定される所定時間より短くする等)。
さらに、上記実施形態においては、本発明をパチンコ機1に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他のアミューズメントゲーム機等の遊技機にも適用可能である。
1 パチンコ機
10 遊技盤
20 画像表示装置
21 表示領域
23 図柄表示装置
30 遊技領域
41 始動ゲート
51 第1始動口
52 第2始動口
52a 始動口開閉部材
53 第1大入賞口
53a 第1大入賞口開閉部材
54 第2大入賞口
54a 第2大入賞口開閉部材
60 普図表示装置
61 特図1表示装置
62 特図2表示装置
63 状態表示装置
64 始動口ソレノイド
65 第1大入賞口ソレノイド
66 第2大入賞口ソレノイド
101 特図1始動球検知センサ
102 特図2始動球検知センサ
103 第1大入賞球検知センサ
104 普図始動球検知センサ
105 第2大入賞球検知センサ
200 主制御装置
210 CPU
220 ROM
230 RAM
240 入力ポート
250 出力ポート
260 周波数発生回路
270 ハード乱数発生回路
300 演出制御装置
400 払出制御装置
440 遊技球払出装置
b 保留図柄表示領域
h 保留図柄

Claims (4)

  1. 始動口への遊技球の入球を契機として、乱数情報を取得する乱数情報取得手段と、
    前記乱数情報取得手段により取得された前記乱数情報を、所定数を限度として記憶することが可能な乱数情報記憶手段と、
    前記乱数情報記憶手段に記憶されている前記乱数情報に基づいて、特定遊技状態を生起させるか否かを判定する当たり判定と、当該当たり判定の結果を報知する報知表示の表示態様を判定する表示態様判定と、を含む始動判定を実行する始動判定手段と、
    前記始動判定の結果に基づいて、前記報知表示を実行する報知表示制御手段と、
    前記乱数情報取得手段による前記乱数情報の取得を契機として、当該乱数情報に対応する保留表示を実行する保留表示制御手段と、
    前記乱数情報取得手段により取得された前記乱数情報に基づいて、当該乱数情報について前記始動判定が実行される前に、前記当たり判定及び前記表示態様判定のうち少なくとも一方を含む事前判定を実行する事前判定手段と、を備え、
    前記保留表示制御手段は、
    前記乱数情報取得手段による前記乱数情報の取得を契機として、時間の計測を開始する時間計測手段と、
    前記時間計測手段による時間の計測が開始されてから計測された時間が所定時間に達するまでの所定期間中において前記乱数情報取得手段により取得された前記乱数情報である後続乱数情報についての前記事前判定の結果に基づいて、前記時間計測手段による時間の計測の開始の契機となった乱数情報である先行乱数情報に対応する前記保留表示の表示態様を決定する保留表示態様決定手段と、
    前記所定期間の終了を契機として、前記保留表示態様決定手段により決定された表示態様に基づいて、前記先行乱数情報に対応する前記保留表示を開始する保留表示実行手段と、を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記保留表示態様決定手段は、前記後続乱数情報についての前記事前判定の結果に基づいて、前記先行乱数情報に対応する前記保留表示の表示態様及び前記後続乱数情報に対応する前記保留表示の表示態様のそれぞれを決定し、
    前記保留表示実行手段は、前記所定期間の終了を契機として、前記保留表示態様決定手段により決定された表示態様に基づいて、前記先行乱数情報に対応する前記保留表示及び前記後続乱数情報に対応する前記保留表示のそれぞれを開始することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記保留表示態様決定手段は、前記先行乱数情報に対応する前記保留表示の表示態様と前記後続乱数情報に対応する前記保留表示の表示態様とを、互いに関連させることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 保留表示態様決定手段は、前記先行乱数情報及び前記後続乱数情報のそれぞれについての前記事前判定の結果に基づいて、前記先行乱数情報に対応する前記保留表示の態様及び前記後続乱数情報に対応する前記保留表示の表示態様のそれぞれを決定することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の遊技機。


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