JP2014192860A - 送信装置及び送信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】Legacy DMRSとは異なる配置パターンのDMRSを送信する場合に、周辺セルの端末に与える干渉の影響を低減すること。
【解決手段】制御部23は、DMRSの第1の配置パターンにおいてDMRSがマッピングされるリソースの一部のリソースがデータリソースに置き換えられた第2の配置パターンを用いる場合、一部のリソース以外のリソースにマッピングされる第1のデータの送信電力又は送信電力密度にオフセットを加えて、一部のリソースにマッピングされる第2のデータの送信電力又は送信電力密度を制御し、送信部25は、第1のデータ、第2のデータ及びDMRSを含む信号を送信する。
【選択図】図10

Description

本発明は、送信装置及び送信方法に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project Radio Access Network)にて策定されたLTE(Long Term Evolution) Rel.8 (Release 8)では、上り回線の通信方式としてSC-FDMA(single-carrier frequency-division multiple-access)が採用された(非特許文献1、2、3)。SC-FDMAは、PAPR(Peak-to-Average Power Ratio)が小さく、端末(UE:User Equipment)の電力利用効率が高い。
LTEの上り回線では、データ信号(Physical Uplink Shared Channel:上り回線共有チャネル)及び制御信号(Physical Uplink Control Channel:上り回線制御チャネル)の何れの送信もサブフレーム単位で行われる(非特許文献1)。図1は、Normal cyclic prefixの場合におけるPUSCHのサブフレーム構成例を示す。図1に示すように、1サブフレームは2つの時間スロットからなり、各スロットには複数のSC-FDMAデータシンボルとパイロットシンボル(DMRS(Demodulation Reference Signal)と呼ばれる)とが時間多重される。基地局は、PUSCHを受信すると、DMRSを用いてチャネル推定を行う。その後、基地局は、チャネル推定結果を用いて、SC-FDMAデータシンボルの復調・復号を行う。なお、LTE-A (LTE-Advanced) Rel.10 (Release 10)では、SC-FDMAの拡張版であるDFT-S-OFDM(Discrete-Fourier-Transform Spread Orthogonal Frequency Division Multiplexing)も使用可能となった。DFT-S-OFDMは、図1のように得られたPUSCHを2つのスペクトルに分割し、各スペクトルを異なる周波数にマッピングすることにより、スケジューリングの自由度を拡大する方法である。
PUSCHに多重されるDMRSは、自己相関特性及び相互相関特性の優れたCAZAC(Constant Amplitude Zero Auto-Correlation)系列に基づいて生成される。LTEでは、様々な系列長(帯域幅)であり、相関の大きいCAZAC系列が1つのグループにグルーピングされた30個の系列グループが定義されている(例えば、図2参照)。各セルには、セル固有のID(セルID)に基づいて、30個の系列グループの中の1つの系列グループが割り当てられる。これにより、セル間では互いに相関の小さな系列グループが割り当てられることになる。
端末は、所属するセルに割り当てられた系列グループのうち、割り当てられた帯域幅に対応するCAZAC系列を用いてDMRSを生成し、DNRSをPUSCHに時間多重する。これにより、同一セル内の端末間では相関の大きなDMRSが送信され、異なるセルの端末間では相関の小さなDMRSが送信される。ここで、セル間ではDMRSの相関が小さいため、同一タイミングで送信されるDMRSの干渉が生じても、窓関数法又は平均化により干渉を低減することができる。一方、同一セル内では、端末間に異なる周波数又は時間が割り当てられることで直交化させ、互いに干渉が生じないように運用できる。また、端末間に同一の周波数又は時間を割り当てることも可能であり(MU-MIMO(Multi-user multi-input multi-output)と呼ばれる)、この場合、各端末のDMRSに異なるサイクリックシフト(CS)を施したり、PUSCH内の2つのDMRSに端末間で異なる直交符号(OCC(Orthogonal Cover Code))を乗じたりすることで、端末間のDMRSを直交多重することができる。
このように、セル間では、異なる系列グループを用いて互いの干渉を低減することにより、無線リソースの空間的再利用を実現する。また、セル内では、MU-MIMOを適用することにより、無線リソースを効率的に利用することができる。こうすることで、LTEでは、効率の高い上り回線伝送を実現できる。
さらに、LTE-A Rel.11(Release 11)では、所属セルのセルIDに関わらず、任意の端末に任意の系列グループを割り当てることができる、バーチャルセルIDが追加された。
ところで、近年、スマートフォンの普及に伴うモバイルトラフィックの爆発的な増加が起きており、ユーザにストレスの無いモバイルデータ通信サービスを提供するには、飛躍的な無線リソースの利用効率改善が必須である。そこで、LTE-A Rel.12(Release 12)では、小型セルを形成する小型セル基地局を無数に配置する、Small cell enhancementが検討されている(非特許文献4)。Small cell enhancementでは、カバレッジを縮小し、セルあたりの端末数を減らすことにより、各セルが端末あたりに割当可能な無線リソースを拡充でき、端末のデータレートを向上できるというメリットがある。一方、全てのエリアを小型セルで敷き詰めることは非現実的である。また、移動速度の大きな端末を小型セルに接続させると、ハンドオーバの頻度が多くなるという問題がある。したがって、小型セルはカバレッジの大きなマクロセルと重畳するように展開することが考えられている(例えば、図3参照。ヘテロジーニアスネットワーク(HetNet:Heterogeneous network)と呼ばれることもある)。これにより、マクロセルにおいて、カバレッジホールを無くしつつ、あらゆる端末をサポートし、小型セルにおいて、移動速度が小さく高速データ通信サービスを求める端末に対して大容量通信を提供することが可能となる。
Small cell enhancementにおいて検討されているネットワーク構成(例えば図3)には、次のような特徴がある。
(1)小型セルに接続する端末に対する伝搬路の状態及び品質は良いことが多い。これは、小型セル基地局と端末との距離が近い確率が高く、その分、高い受信電力又は高い信号対受信電力比(SNR)によって通信されやすいためである。また、同様の理由から、端末に要求される送信電力は小さい可能性が高い。
(2)小型セルはカバレッジが小さいため、同時に運用される端末数は、マクロセルと比較して少ない。場合によっては、小型セルは1、2端末のみと通信する可能性もある。
(3)小型セルはマクロセルと異なり、均一に配置されない可能性が高い。小型セルは、局所的に高密度に配置されることもあれば、広いエリアに疎に分布する場合もある。
以上の特徴より、Small cell enhancementにおける小型セルと通信する端末の上り回線では、チャネルの状態及び品質が良いため、基地局では十分に精度の高いチャネル推定を行うことができると想定される。また、各小型セル内で同時に運用される端末数が少ないことから、MU-MIMOを適用するメリットは小さくなる。したがって、必ずしも、図1に示すようにPUSCHのサブフレームの14%以上(全体の1/7)をDMRSとして用いる必要はない。すなわち、小型セルと通信する端末の上り回線では、PUSCHのサブフレーム内のDMRSを減らして、減らした分の無線リソースをデータ(PUSCH)に転用できれば、より高い端末のスループットを達成することができる。
このような背景から、Small cell enhancementでは、PUSCHの一部のDMRSをデータと置き換えることにより、端末あたりかつサブフレームあたりのデータレートを向上させる技術(以下の説明では、「削減DMRS(Reduced DMRS)」と呼ぶ)の適用が検討されている。例えば、図1に示すPUSCHのサブフレームに含まれるDMRSを半分に減らすことができれば、約7%のデータレート向上を実現でき、DMRSを1/4にまで減らすことができれば、11%近くものデータレート向上を実現できる。
図4は、Rel.11までのDMRS(Legacy DMRS)の1サブフレームにおける配置を示す配置パターン(Legacy DMRS pattern)、及び、Reduced DMRSにおけるDMRSの1サブフレームにおける配置を示す配置パターンの一例(Reduced DMRS pattern (1)〜(4))を示す。図4に示すように、Reduced DMRS patternでは、Legacy DMRS patternよりもDMRSの割合が少ない。すなわち、Reduced DMRS patternでは、Legacy DMRS patternよりもDMRSがマッピングされるリソースが少ない。
Legacy DMRS pattern(図4A)は、図1に示すサブフレーム構成に対応し、1サブフレーム内に2つのDMRSが配置されるパターンである。
Reduced DMRS pattern (1)及び(2)(図4B、図4C)は、それぞれ、Legacy DMRS pattern(図4A)に含まれる2つのDMRSのうち1つをデータで置き換えたパターンである。こうすることで、直交符号(OCC)の適用が困難になるものの、データの割当量を増やしてデータレートを向上させることができる。また、Reduced DMRS pattern (1)及び(2)のPUSCHサブフレームを時間的に連結し、連続して送信すれば、2つのサブフレームにまたがって2つのDMRSを用いることができるので、直交符号による多重も可能となる(例えば、図5A参照)。同様に、Reduced DMRS pattern (2)及び(1)のPUSCHサブフレームを時間的に連結し、連続して送信すれば、直交符号による多重が可能となる(図5B参照)。更に、図5Bでは、図5Aと比較して、符号を乗算するDMRS間の時間的な距離が小さいので、移動速度の大きな端末に対してMU-MIMOを適用することも可能となる。
Reduced DMRS pattern (3)(図4D)は、割り当てられた帯域幅よりも短い系列長のDMRSを、SC-FDMAシンボル中に分散マッピングする方法である。DMRSがマッピングされないリソースエレメント(RE(Resource Element))にデータを割り当てることで、Reduced DMRS pattern (1)及び(2)と同様、データレートを向上させることができる。また、Reduced DMRS pattern (3)では、1サブフレーム内の2つの異なるSC-FDMAシンボルにDMRSを配置する構成が維持されるので、Rel.11(図4A)と同様、直交符号による異なる端末間のDMRSの直交多重が可能となる。したがって、Reduced DMRS pattern (3)では、MU-MIMOを適用しやすいというメリットがある。一方、Reduced DMRS pattern (3)では、DMRSとデータとが同一SC-FDMAシンボル中に周波数多重されることを考慮すると、端末のPAPRが大きくなるという懸念がある。しかし、小型セルに接続される端末の送信電力は小さい確率が高いので、端末のPAPRが大きくなることは大きな問題とはならない。また、Reduced DMRS pattern (3)では、DMRSを含む2つのSC-FDMAシンボル間でDMRSがマッピングされるリソースエレメントをずらしてもよい(図示せず)。この場合、2つのSC-FDMAシンボルに含まれるDMRSを用いてチャネル推定値を平均化又は補間することにより、チャネル推定精度を高めることもできる。
Reduced DMRS pattern (4)(図4E)は、割り当てられた帯域幅よりも短い系列長のDMRSを、SC-FDMAシンボル中に局所マッピングする方法である。Reduced DMRS pattern (4)では、Reduced DMRS pattern (3)と同様の効果が得られる上に、Reduced DMRS pattern (3)と比較して、DMRSがマッピングされた帯域内の周波数方向のチャネル変動を推定しやすいというメリットがある。なお、Reduced DMRS pattern (4)において、DMRSがマッピングされる周波数の位置、及び、2つのSC-FDMAシンボルにおけるDMRSの相対的な周波数位置は、図4Eに示す例に限らない。
以上、Reduced DMRSの一例について説明した。
Rel.11以前のLegacy DMRSでは、PUSCHを送信する全ての端末が同一の時間・周波数リソースにおいてDMRSを送信するように設計がなされている。この設計は隣接セル間でも同様であり、ある程度同期のとれたセルラシステムでは、PUSCHのDMRSは、隣接セルのDMRSから干渉を受け得るような運用がなされる。ただし、上述したようにDMRSでは、隣接セル間で相関が小さい系列が使用されるため、平均化及びフィルタリングにより、セル間干渉を軽減できるというメリットがある。
一方、Reduced DMRSの使用は、チャネル状態の良い端末又は移動速度の遅い端末に対して個別に通知されることが想定される。すなわち、チャネル状態の悪い端末又は移動速度の速い端末に対しては、依然としてLegacy DMRSが使用される可能性が高い。また、Rel.11以前の機能しかサポートしない端末はLegacy DMRSしか送信できない。したがって、システム内にLegacy DMRSとReduced DMRSとが混在することが考えられる。特に、スケジューラの協調などを行えないセル間では、互いのセル内の端末に使用されるDMRSパターンが、Legacy DMRS patternであるのか、何れかのReduced DMRS patternであるのか、を特定できない場合が生じる。このような場合、或るセルにおいてReduced DMRSを送信する端末のデータシンボルが、周辺セルでLegacy DMRSを送信する端末のDMRSに対して、大きな干渉を与える可能性がある。
図6は、Reduced DMRSを送信する端末のデータシンボルが、Legacy DMRSを送信する端末のDMRSに対して干渉を与える様子を示す。
図6に示すように、同一のPUSCH送信サブフレームタイミングにおいて、セル1では端末がReduced DMRS pattern (1)(図4B)を用いてDMRSを送信し、セル2では別の端末がLegacy DMRS pattern(図4A)を用いてDMRSを送信している。なお、Reduced DMRS pattern(1)では、Legacy DMRS patternでDMRSがマッピングされるリソースの一部のリソースがデータリソースに置き換えられている。以下の説明では、当該データリソースに置き換えられた一部のリソースを追加データリソースと呼び、追加データリソースにマッピングされるデータを追加データと呼ぶ。
図6に示すように、双方のセルの端末がDMRSを送信しているタイミングでは、互いのDMRSの相関が低くなるように系列が割り当てられるので、平均化及びフィルタリングにより干渉の影響を低減することができる(干渉の影響:小)。
一方、図6に示すように、Reduced DMRS pattern (1)を用いる端末がDMRSをデータに置き換えているタイミングでは、セル1の端末の追加データ(図6に示すData)からセル2の端末のDMRSに対する干渉が発生する。データとDMRSとの間の相関は小さいとは限らないため、セル1の端末が送信するデータが大きな干渉となり、隣接セル(セル2)においてLegacy DMRSを用いる端末の通信品質を劣化させてしまう恐れがある(干渉の影響:大)。
このように、端末がLegacy DMRSとは異なる配置パターンを用いてDMRSを送信する場合、周辺セルの端末に対して干渉を与えてしまう場合がある。
本発明の目的は、Legacy DMRSとは異なる配置パターンのDMRSを送信する場合に、周辺セルの端末に与える干渉の影響を低減することができる送信装置及び送信方法を提供することである。
本発明の一態様に係る送信装置は、DMRS(Demodulation Reference Signal)の第1の配置パターンにおいてDMRSがマッピングされるリソースの一部のリソースがデータリソースに置き換えられた第2の配置パターンを用いる場合、前記一部のリソース以外のリソースにマッピングされる第1のデータの送信電力又は送信電力密度にオフセットを加えて、前記一部のリソースにマッピングされる第2のデータの送信電力又は送信電力密度を制御する制御部と、前記第1のデータ、前記第2のデータ及びDMRSを含む信号を送信する送信部と、を具備する構成を採る。
本発明の一態様に係る送信方法は、DMRS(Demodulation Reference Signal)の第1の配置パターンにおいてDMRSがマッピングされるリソースの一部のリソースがデータリソースに置き換えられた第2の配置パターンを用いる場合、前記一部のリソース以外のリソースにマッピングされる第1のデータの送信電力又は送信電力密度にオフセットを加えて、前記一部のリソースにマッピングされる第2のデータの送信電力又は送信電力密度を制御し、前記第1のデータ、前記第2のデータ及びDMRSを含む信号を送信する。
本発明によれば、Legacy DMRSとは異なる配置パターンのDMRSを送信する場合に、周辺セルの端末に与える干渉の影響を低減することができる。
上り回線のサブフレーム構成を示す図 DMRSの系列グループ割当を示す図 Small cell enhancementにおけるネットワーク構成を示す図 Legacy DMRSパターン及びReduced DMRSパターンの一例を示す図 Reduced DMRSパターンを用いたOCCによる直交多重を示す図 追加データリソースでの他セルへの干渉を示す図 本発明の実施の形態1に係る通信システムを示す図 本発明の実施の形態1に係る基地局の要部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る端末の要部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る端末の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る送信電力及び送信電力密度のオフセットを示す図 本発明の実施の形態1に係るDPIとDMRSパターンとオフセットとの対応を示す図 本発明の実施の形態1に係る割当帯域幅に応じたオフセットによる送信電力制御を示す図 本発明の実施の形態1に係る割当帯域幅とオフセットとの対応関係を示す図 本発明の実施の形態1に係る周波数領域での直交多重を示す図 本発明の実施の形態2に係る追加データリソースでのオフセット及びMCSレベルを示す図 本発明の実施の形態2に係る追加データリソースでのオフセット及びMCSレベルを示す図 本発明の実施の形態2に係る追加データリソースでのオフセット及びMCSレベルを示す図 本発明の実施の形態2に係る追加データリソースでのオフセット及びMCSレベルを示す図 本発明の実施の形態3に係る追加データリソース及びDMRSの送信電力制御を示す図 本発明の実施の形態3に係るDPIとDMRSパターンとオフセットとの対応を示す図 本発明の実施の形態3に係る割当帯域幅に応じたオフセットによる送信電力制御を示す図 本発明の実施の形態3に係る割当帯域幅とオフセットとの対応関係を示す図
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各実施の形態において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は重複するので省略する。
(実施の形態1)
[通信システムの概要]
図7は、本実施の形態に係る通信システムを示す。図7に示す通信システムは、セル内の基地局100と1つ又は複数の端末200とから構成される。なお、図7では、基地局100は、マクロセル基地局であってもよく、小型セル基地局であってもよい。また、通信システムは、マクロセル基地局と小型セル基地局とが混在するHetNetシステムであってもよく、複数の基地局が協調して端末と通信を行うCoMP(Coordinated multipoint)システムであってもよい。マクロセルと小型セルとは異なる周波数で運用されていても、同一周波数で運用されていてもよい。
[基地局100の構成]
図8は、基地局100の要部を示すブロック図である。
図8に示す基地局100は、制御信号生成部11、送信部12、受信部13、チャネル推定部14及び受信信号処理部15を備える。
基地局100は、端末200に対して、PUSCH割当の前に、Reduced DMRSが指示され得ることを予め通知する。この通知は上位レイヤなどで行われてもよい。又は、特定の制御チャネル又は特定のConfigurationでUL grantが送受信される場合又は特定の端末200の状態でPUSCHの送信が行われる場合にReduced DMRSが使用されると規定してもよい。この場合、上位レイヤの通知が不要となるのでオーバーヘッドを抑えることができる。
また、基地局100は、端末200に対して、Reduced DMRSが指示された場合の追加データリソース(DMRSがデータに置き換えられるリソース)にマッピングされるデータを決定するための送信電力(送信電力密度)のオフセットを予め通知する。このオフセットは、上位レイヤなどで通知されてもよく、Reduced DMRSのDMRSパターンに応じて予め規定されたオフセット量であってもよい。
制御信号生成部11は、端末200向けのPUSCHの割当情報(UL grant)を含む制御信号を生成し、送信部12は、生成された制御信号をアンテナを介して送信する。制御信号には、PUSCHの割当を指示するUL grantが含まれる。UL grantは複数のビットから構成されており、周波数割当リソース(RB:Resource Block)、変調・符号化方法(MCS(Modulation and Coding Scheme))、SRS(Sounding Reference Signal)トリガ、及び、送信電力増減要求(TPC(Transmission Power Control)コマンド)などを指示する情報を含む。また、1つ又は複数の端末200向けの制御信号は、下り回線制御チャネル(PDCCH(Physical downlink control channel)又はEPDCCH(Enhanced physical downlink control channel))を用いて送信される。なお、EPDCCHは、EPDCCH setと呼ばれることもあり、PDCCHとは異なる新たな制御チャネルとして、PDSCH内に配置される。
受信部13は、端末200がUL grantに従って送信したPUSCHをアンテナを介して受信し、データ及びDMRSを取り出す。チャネル推定部14は、DMRSを用いてチャネル推定を行う。受信信号処理部15は、推定されたチャネル推定値に基づいて、データの復調・復号を行う。
図9は、基地局100の詳細を示すブロック図である。
図9に示す基地局100は、制御部101、制御情報生成部102、符号化部103、変調部104、マッピング部105、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部106、CP(Cyclic Prefix)付加部107、無線送信部108、無線受信部109、CP除去部110、FFT(Fast Fourier Transform)部111、デマッピング部112、CSI(Channel State Information)測定部113、チャネル推定部114、等化部115、IDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)部116、復調部117、復号部118、判定部119を備える。
これらのうち、制御部101、制御情報生成部102、符号化部103及び変調部104が主に制御信号生成部11(図8)として機能し、マッピング部105、IFFT部106、CP付加部107、無線送信部108が主に送信部12(図8)として機能する。また、無線受信部109、CP除去部110、FFT部111及びデマッピング部112が主に受信部13(図8)として機能し、チャネル推定部114がチャネル推定部14として機能し、等化部115、IDFT部116、復調部117、復号部118及び判定部119が主に受信信号処理部15(図8)として機能する。
図9に示す基地局100において、制御部101は、端末200の状態又は受信状況に応じて、端末200に対するPUSCHのサブフレーム割当を決定する。例えば、制御部101は、判定部119から入力される端末200の受信データの判定結果(誤りの有無。ACK又はNACK)、CSI測定部113から入力される端末200のチャネル情報(CSI)等に基づいて、端末200に対するPUSCHのサブフレーム割当を決定する。このとき、制御部101は、端末200に指示する周波数リソースブロック(RB)割当情報、符号化方法、変調方式、初回送信か再送かを示す情報、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)のプロセス番号、及び、DMRSパターンなどを決定し、決定した情報を制御情報生成部102に出力する。
また、制御部101は、端末200向けの制御信号に対する符号化レベルを決定し、決定した符号化レベルを符号化部103に出力する。符号化レベルは、送信する制御信号に含まれる制御情報の量又は端末200の状態に応じて決定される。
また、制御部101は、端末200向けの制御信号をマッピングする無線リソース要素(RE)を決定し、決定したREをマッピング部105に指示する。
制御情報生成部102は、制御部101から入力される端末200向けの制御情報を用いて、制御情報ビット列を生成し、生成された制御情報ビット列を符号化部103へ出力する。なお、制御情報が複数の端末200向けに送信されることもあるため、制御情報生成部102は、各端末200向けの制御情報に、各端末200の端末IDを含めてビット列を生成する。例えば、制御情報には、宛先端末200の端末IDでマスキングされたCRCビットが付加される。
符号化部103は、制御部101から指示された符号化レベルを用いて、制御情報生成部102から入力される制御情報ビット列を符号化する。符号化部103は、得られる符号化ビット列を変調部104へ出力する。
変調部104は、符号化部103から入力される符号化ビット列を変調して、得られたシンボル列をマッピング部105へ出力する。
マッピング部105は、変調部104からシンボル列として入力された制御信号を、制御部101から指示される無線リソースにマッピングする。なお、制御信号をマッピング対象となる制御チャネルは、PDCCHであってもよく、EPDCCHであってもよい。マッピング部105は、制御信号がマッピングされたPDCCH又はEPDCCHを含む下り回線サブフレームの信号をIFFT部106に入力する。
IFFT部106は、マッピング部105から入力された下り回線サブフレームに対してIFFTを適用し、周波数領域の信号系列を時間波形に変換する。IFFT部106は、変換した時間波形をCP付加部107へ出力する。
CP付加部107は、IFFT部106から入力される時間波形にCPを付加し、CPが付加された信号を無線送信部108へ出力する。
無線送信部108は、CP付加部107から入力される信号に対してD/A変換及びアップコンバート等の送信処理を行い、送信処理後の信号をアンテナを介して端末200へ送信する。
無線受信部109は、端末200から送信された上り回線信号(PUSCH)をアンテナを介して受信し、受信した信号に対してダウンコンバート及びA/D変換等の受信処理を行い、受信処理後の信号をCP除去部110へ出力する。
CP除去部110は、無線受信部109から入力される信号(時間波形)からCPに相当する波形を取り除き、CP除去後の信号をFFT部111へ出力する。
FFT部111は、CP除去部110から入力される信号(時間波形)に対してFFTを適用し、周波数領域の信号系列(サブキャリア単位の周波数要素)に分解して、PUSCHのサブフレームに対応する信号を取り出す。FFT部111は、得られた信号をデマッピング部112へ出力する。
デマッピング部112は、入力された信号から端末200に割り当てたPUSCHのサブフレーム部分を抽出する。また、デマッピング部112は、抽出した端末200のPUSCHのサブフレームをDMRSとデータシンボル(SC-FDMAデータシンボル)とに分解し、DMRSをチャネル推定部114に出力し、データシンボルを等化部115に出力する。さらに、デマッピング部112は、端末200が当該PUSCHのサブフレームでサウンディング参照信号(SRS)を送信している場合、SRSを抽出して、抽出したSRSをCSI測定部113に出力する。なお、SRSが送信される場合、PUSCHのサブフレームの最終データシンボルがSRSで置き換えられているので、デマッピング部112は、SRSとデータシンボルとを分離すればよい。
CSI測定部113は、デマッピング部112からSRSが入力された場合、SRSを用いてCSI測定を行う。CSI測定部113は、得られたCSI測定結果を制御部101に出力する。
チャネル推定部114は、デマッピング部112から入力されるDMRSを用いてチャネル推定を行う。チャネル推定部114は、得られたチャネル推定値を等化部115に出力する。
等化部115は、チャネル推定部114から入力されるチャネル推定値を用いて、デマッピング部112から入力されるSC-FDMAデータシンボルの等化を行う。等化部115は、等化後のSC-FDMAデータシンボルをIDFT部116へ出力する。
IDFT部116は、等化部115から入力される、周波数領域のSC-FDMAデータシンボルに対して、割当帯域幅に応じた帯域幅のIDFTを適用し、時間領域信号へ変換する。IDFT部116は、得られた時間領域信号を復調部117へ出力する。
復調部117は、IDFT部116から入力される時間領域信号に対してデータ復調を行う。具体的には、復調部117は、端末200に指示した変調方式に基づいてシンボル系列をビット系列へ変換し、得られたビット系列を復号部118へ出力する。
復号部118は、復調部117から入力されるビット系列に対して誤り訂正復号を行い、復号後のビット系列を判定部119へ出力する。
判定部119は、復号部118から入力されるビット系列に対して誤り検出を行う。誤り検出は、ビット系列に付加されたCRCビットを用いて行われる。判定部119は、CRCビットの判定結果が誤り無しであれば、受信データを取り出し、制御部101にACKを通知する。一方、判定部119は、CRCビットの判定結果が誤り有りであれば、制御部101にNACKを通知する。
[端末200の構成]
図10は、端末200の要部を示すブロック図である。
図10に示す端末200は、受信部21、制御信号抽出部22、制御部23、DMRS生成部24及び送信部25を備える。
端末200には、PUSCH送信の前に、Reduced DMRSが指示され得ることを予め通知される。この通知は基地局100から上位レイヤなどで行われてもよい。又は、特定の制御チャネル又は特定のConfigurationでUL grantが送受信される場合又は特定の端末200の状態でPUSCHの送信が行われる場合にReduced DMRSが使用されると規定してもよい。この場合、上位レイヤの通知が不要となるのでオーバーヘッドを抑えることができる。
受信部21は、PDCCH又はEPDCCHにおいて端末200向けに送信された制御信号(UL grant)を受信し、制御信号抽出部22は、制御信号から、PUSCHサブフレームの割当に関する情報を取り出す。具体的には、制御信号抽出部22は、予め設定された制御チャネルにおいて、制御信号の割当候補をブラインド復号し、端末200の端末IDでマスキングされたCRCビットが付加された制御信号を復号できたら、当該制御信号を、端末200宛の制御情報として抽出する。制御情報には、周波数リソースブロック(RB)割当情報、変調方式、初回送信か再送かを示す情報、HARQのプロセス番号、A-SRSトリガ(Aperiodic SRS送信要求)、及び、送信電力増減要求(TPCコマンド)などが含まれる。
制御部23は、抽出した制御情報(UL grant)に基づいて、PUSCHのサブフレーム構成を決定する。また、制御部23は、PUSCHの送信時に用いるDMRSがLegacy DMRSの場合、Rel.11以前と同様の送信電力を設定する。一方、制御部23は、PUSCHの送信時に用いるDMRSがReduced DMRSの場合、追加データリソース以外のリソースにマッピングされるデータの送信電力(送信電力密度)にオフセットを加えて、追加データリソースにマッピングされるデータの送信電力(送信電力密度)を制御する。具体的には、制御部23は、追加データリソースにおいて、負のオフセットを用いて、他のリソースの送信電力(送信電力密度)よりも小さな送信電力(送信電力密度)を設定する。DMRS生成部24は、制御部23からの指示に従ってDMRSを生成し、送信部25は、制御部23からの指示に従って、DMRSを含むPUSCHサブフレームの信号を送信する。
すなわち、制御部23は、Legacy DMRS pattern(DMRSの第1の配置パターン)においてDMRSがマッピングされるリソースの一部のリソースが追加データリソースに置き換えられたReduced DMRS pattern(第2の配置パターン)を用いる場合、上記一部のリソース以外のリソースにマッピングされるデータ(第1のデータ)の送信電力(送信電力密度)にオフセットを加えて、上記一部のリソースにマッピングされる追加データ(第2のデータ)の送信電力(送信電力密度)を制御し、送信部25は、上記第1のデータ、前記第2のデータ及びDMRSを含む信号を送信する。
図11は、端末200の詳細を示すブロック図である。
図11に示す端末200は、無線受信部201、CP除去部202、FFT部203、制御信号抽出部204、制御部205、符号化部206、変調部207、DMRS生成部208、SRS生成部209、多重部210、DFT(Discrete Fourier Transform)部211、マッピング部212、IFFT部213、CP付加部214及び無線送信部215を備える。
これらのうち、無線受信部201、CP除去部202及びFFT部203が主に受信部21(図10)として機能する。また、符号化部206、変調部207、SRS生成部209、多重部210、DFT部211、マッピング部212、IFFT部213、CP付加部213及び無線送信部215が主に送信部25(図10)として機能する。また、制御信号抽出部204は制御信号抽出部22として機能し、制御部205は制御部23として機能し、DMRS生成部208はDMRS生成部24として機能する。
図11に示す端末200において、無線受信部201は、基地局100(図9)から送信された制御信号(PDCCH又はEPDCCH)をアンテナを介して受信し、制御信号に対してダウンコンバート及びA/D変換等の受信処理を行い、受信処理後の制御信号をCP除去部202へ出力する。
CP除去部202は、無線受信部201から入力される制御信号において、PDCCH又はEPDCCHを含む下り回線サブフレームの信号からCPを除去し、CP除去後の信号をFFT部203へ出力する。
FFT部203は、CP除去部202から入力された信号(下り回線サブフレーム)に対してFFTを適用し、周波数領域信号へ変換する。FFT部203は、周波数領域信号を、制御信号抽出部204へ出力する。
制御信号抽出部204は、FFT部203から入力される周波数領域信号(PDCCH又はEPDCCH)に対してブラインド復号を行い、制御信号の復号を試みる。端末200宛の制御信号には、端末200の端末IDでマスキングされたCRCが付加されている。したがって、制御信号抽出部204は、ブラインド復号した結果、CRC判定がOKであればその制御信号を抽出して制御部205へ出力する。
制御部205は、制御信号抽出部204から入力される制御信号に基づいて、PUSCH送信の制御を行う。
具体的には、制御部205は、制御信号に含まれるPUSCHのRB割当情報に基づいて、PUSCH送信時のRB割当をマッピング部212に指示する。また、制御部205は、制御信号に含まれる符号化方法及び変調方式の情報に基づいて、PUSCH送信時の符号化方法及び変調方式を符号化部206及び変調部207にそれぞれ指示する。また、制御部205は、制御信号に含まれるSRSトリガに基づいて、一定時間経過後にSRSを送信するか否かをSRS生成部209に指示する。このSRSトリガで指示されるSRSは、UL grantで指示されるPUSCHサブフレームに多重されて送信される場合もあり、そのサブフレームよりも後の時間に送信される場合もある。また、制御部205は、上位レイヤなどを介して通知されるDMRSパターン(Legacy DMRS又はReduced DMRS)をDMRS生成部208に指示する。
また、制御部205は、PUSCHサブフレームにおける各信号(データ及びDMRS)の送信電力(送信電力密度)を制御する。具体的には、制御部205は、制御信号に含まれる送信電力増減要求(TPCコマンド)、及び、PUSCH送信時に用いるDMRSパターンに基づいて、PUSCHの送信電力を制御する。例えば、制御部205は、PUSCH送信時にReduced DMRSを用いる場合、基地局100から上位レイヤなどを介して通知されるオフセットを用いて、追加データリソースにおけるのDMRSの送信電力(送信電力密度)を決定する。PUSCHの送信電力制御の詳細については後述する。
符号化部206は、入力された送信データに対して端末IDでマスキングされたCRCビットを付加し、誤り訂正符号化を行う。なお、符号化部206が使用する符号化率及び符号語長などは制御部205から指示される。符号化部206は、符号化後のビット系列を変調部207へ出力する。
変調部207は、符号化部206から入力されるビット系列を変調する。なお、変調部207が使用する変調レベル(すなわち変調多値数)などは制御部205から指示される。変調部207は、変調されたデータシンボル系列を多重部210に出力する。
DMRS生成部208は、制御部205から指示されたDMRSパターンに従ってDMRSを生成し、DMRSを多重部210に出力する。
SRS生成部209は、制御部205からの指示に従ってSRSを生成し、SRSを多重部210に出力する。なお、SRSの送信タイミングはUL grantが指示するPUSCHサブフレームと同一であるとは限らない。
多重部210は、変調部207、DMRS生成部208及びSRS生成部209からそれぞれ入力されるデータシンボル系列、DMRS及びSRSを多重し、多重後の信号をDFT部211へ出力する。
DFT部211は、多重部210から入力される信号に対してDFTを適用して、当該信号をサブキャリア単位の周波数成分の信号に分解し、得られる周波数成分の信号をマッピング部212へ出力する。
マッピング部212は、制御部205からの指示に従って、DFT部211から入力される信号(すなわちデータシンボル系列、DMRS及びSRS)を、割り当てられたPUSCHサブフレーム内の時間・周波数リソースにマッピングする。マッピング部212は、PUSCHサブフレームの信号をIFFT部213へ出力する。
IFFT部213は、マッピング部212から入力される周波数領域のPUSCHサブフレームの信号に対してIFFTを適用し、時間領域信号へ変換する。IFFT部213は、得られた時間領域信号をCP付加部214へ出力する。
CP付加部214は、IFFT部213から入力される時間領域信号(IFFT部213の出力単位毎)にCPを付加し、CP付加後の信号を無線送信部215へ出力する。
無線送信部215は、CP付加部214から入力された信号に対してD/A変換及びアップコンバート等の送信処理を行い、送信処理後の信号をアンテナを介して基地局100へ送信する。なお、PUSCHサブフレームの信号は、制御部205で制御された送信電力によって送信される。
[動作]
本実施の形態の基地局100及び端末200の処理フローをステップ(1)〜(4)で説明する。
ステップ(1):基地局100は、PUSCHの送受信よりも前に、Reduced DMRSの使用が指示され得ることを端末200に通知する。Reduced DMRSの使用は、上位レイヤなどの通知により準静的に指示されてもよく、UL grantなどの制御信号に含まれる制御ビットにより動的に指示されてもよい。
動的な指示が可能な場合には、例えば、端末200に対してLegacy DMRSを使用させることでRel.11以前の端末との空間多重を行ったり、端末200に対してReduced DMRSを使用させることでオーバーヘッドを削減したりと、スケジューラによってより柔軟なDMRSの切替が可能となる。これにより、セルスループット及び端末スループットの同時改善が図れる。また、Reduced DMRSには、複数のパターンが予め設定され、複数のパターンの中から1つのパターンが準静的又は動的に指示されてもよい。
また、基地局100は、Reduced DMRSが使用される際、追加データリソースの送信電力(送信電力密度)を設定するための電力(電力密度)オフセットを端末200に通知する。
なお、ステップ(1)における端末200への通知は、PUSCHの送受信を行う基地局100によって行われてもよく、PUSCHの送受信を行う基地局以外の基地局100によって行われてもよい。例えば、PUSCHの送受信を行う基地局100が小型セル基地局であり、ステップ(1)の通知を行う基地局がマクロセル基地局であってもよい。
ステップ(2):基地局100は、PDCCH又はEPDCCHを介して、端末200に制御信号(UL grant)を送信し、PUSCHの割当を指示する。UL grantには、PUSCHの割当帯域幅、MCSレベル、送信電力増減要求などを行う制御ビットが含まれる。
ステップ(3):端末200は、ステップ(2)において受信したPDCCH又はEPDCCHをブラインド復号し、自端末宛の制御信号(UL grant)を得る。UL grantで指示されたPUSCHサブフレームの送信に対して、Reduced DMRSが指定されている場合、端末200(制御部205)は、通常の送信電力制御(Legacy DMRSに対する制御)に加え、追加データリソース部分に対する送信電力制御を行う。
追加データリソースに対する送信電力制御では、通常の送信電力に対して、負の送信電力(送信電力密度)のオフセットが与えられる。具体的には、端末200は、Reduced DMRS patternを用いる場合、追加データリソース以外のリソースにマッピングされるデータの送信電力(送信電力密度)にオフセットを加えて、追加データリソースにマッピングされるデータの送信電力(送信電力密度)を制御する。
追加データリソースに対して電力オフセットが加えられる場合、追加データリソースの送信電力P~は、例えば、次式(1)で表される。
Figure 2014192860
ここでPCMAXは端末200の最大許容送信電力を示し、Mは端末200に割り当てられたRB数(つまり、割当帯域幅)、P(j){j=0, 1, 2}は上位レイヤから通知される電力オフセット値を示し、α(j){j=0, 1, 2}は0〜1の値をとるパスロス補償係数を示し、PLは接続セルから端末200までのパスロス測定値を示す。ΔTFはMCSレベルに応じて定まる電力オフセット値を示し、fはTPCコマンドの累積値を示す。また、Xは追加データリソースに対する電力オフセットを示す。
X=0の場合、追加データリソースの送信電力P~は、追加データリソース以外の部分における送信電力に一致し、これはRel.11以前の送信電力式と同一である。
図12Aは、Reduced DMRS pattern (1)を用いた場合の送信電力を示す。図12Aに示すように、追加データリソース部分では、他のリソースの送信電力と比較して、X[dBm]だけ低く設定される。すなわち、端末200(制御部205)は、他のリソースにマッピングされるデータの送信電力を電力オフセットXだけ減少させた値を、追加データリソースにマッピングされるデータ(追加データ)の送信電力に設定する。
一方、追加データリソースに対して電力密度オフセットが加えられる場合、追加データリソースの送信電力P~は、例えば、次式(2)で表される。
Figure 2014192860
ここでX’は電力密度オフセット[mW/RB]を示し、M’は割り当てられたPUSCH帯域内(M)における追加データリソースの帯域幅を示す。
図12Bは、Reduced DMRS pattern (3)を用いた場合の送信電力を示す。図12Bに示すように、追加データリソースに相当する帯域では、他のリソースの送信電力密度と比較して、X'[mw/RB]だけ低く設定される。すなわち、端末200(制御部205)は、他のリソースにマッピングされるデータの送信電力密度を電力密度オフセットX'だけ減少させた値を、追加データリソースにマッピングされるデータ(追加データ)の送信電力密度に設定する。
式(1)では、端末200の電力オフセットは常に同じであるのに対して、電力密度オフセット量は割当帯域幅に応じて変わる。これに対して、式(2)では、端末200の電力オフセットは割当帯域幅に応じて変わるのに対して、電力密度オフセット量は常に同じである。
ステップ(4):基地局100は、ステップ(3)において端末200が送信したPUSCHを受信し、PUSCHサブフレームから抽出したDMRSに基づいてチャネル推定を行う。基地局100は、得られたチャネル推定値を用いて、データシンボルの等化、復調及び復号を行う。
データを正しく復号できたと判定した場合、基地局100は、端末200にACKを送信し、次のデータの送信を促す。データの復号結果に誤りが含まれると判定した場合、基地局100は、端末200にNACKを送信し、HARQの再送を促す。
[効果]
以上のように、端末200は、Legacy DMRSの一部のDMRSがデータに置き換えられたReduced DMRS patternを用いる場合、DMRSがデータに置き換えられたリソース(追加データリソース)の送信電力を、追加データリソース以外のリソースの送信電力よりも低く設定する。
セル端に位置する端末又は高速移動中の端末など、チャネル状態の良くない(又は、高いチャネル推定精度が必要な)端末はLegacy DMRSを用いる。このため、Reduced DMRSを用いる端末200が、Legacy DMRSにおけるDMRSに相当するデータリソースの送信電力を低減することにより、Legacy DMRSを用いる端末への干渉を低減することができる。これにより、Reduced DMRSを用いる端末200では追加データリソースを用いてデータレートを向上させることができ、同時に、周辺セルでLegacy DMRSを用いる端末に対する追加データリソースでのDMRSへの干渉を低減できる。このように、本実施の形態によれば、Legacy DMRSとは異なるDMRSパターンであるReduced DMRSを送信する場合に、周辺セルの端末に与える干渉の影響を低減することができる。
また、本実施の形態では、Reduced DMRS patternにおいて、DMRSがデータに置き換えられた追加データリソースの送信電力のみが他のリソースよりも低く設定される。すなわち、追加データリソース以外のリソースにマッピングされたDMRSの送信電力は低減されないので、チャネル推定精度の劣化、及び、端末200の通信容量を劣化は生じない。したがって、周辺セルでLegacy DMRSを用いる端末の通信品質を劣化させること無く、Reduced DMRSを用いる端末200の通信速度を向上させることができる。
また、式(1)のように固定の電力オフセットが使用される場合には、電力密度オフセット量はPUSCHの割当帯域幅によって変わる。すなわち、割当帯域幅(又は追加データリソースの割当帯域幅)が広いほど、電力密度オフセット量は小さくなる。ここで、広帯域又はより多くのリソースが追加データに割り当てられるのは、端末200と基地局100との距離が近い場合又はチャネル状態が良い場合などである。このような場合、端末200と周辺セルとの距離は相対的に遠くなり、端末200の追加データによる他セルへの与干渉が小さくなるので、電力密度オフセット量(すなわち、送信電力密度の低減度合)が小さくなっても他セルの端末への干渉は問題とならず、電力密度オフセット量が小さくなる分、復調精度が上がるメリットがある。
また、式(2)のように固定の電力密度オフセットが使用される場合には、電力オフセット量はPUSCHの割当帯域幅によって変わる。ここで、送信信号のカバレッジは送信電力密度によって定まる。よって、電力密度オフセットを固定とすることにより、端末200の追加データが周辺セルに与える干渉を割当帯域幅に依存しないようにすることができる。
なお、端末200は、追加データリソースの部分の送信電力のみを他のリソースの送信電力と異ならせるのではなく、追加データリソース前後のSC-FDMAシンボル時点から送信電力を変化させる動作を行ってもよい。これにより、電力遷移に伴う送信電力の不安定区間が追加データリソース区間に重複することによる伝送品質の劣化を回避することができる。
[バリエーション1]
バリエーション1では、UL grantに含まれるDMRSパターンを指示する制御ビット(DPI(DMRS Pattern Indicator))によって、PUSCH送信時のDMRSパターン、及び、追加データリソース部分の電力(電力密度)オフセットが通知される。
すなわち、基地局100は、端末200へDPIを通知することによって、DMRSパターンと電力(電力密度)オフセットとを同時に指示できる。この際、1つ又は複数の電力(電力密度)オフセット量は、基地局100から端末200へ上位レイヤなどにより予め通知されている。また、DPIによって通知可能な複数のDMRSパターンには、例えば、Legacy DMRS pattern及びReduced DMRS patternが含まれ、この複数のDMRSパターン候補は、基地局100から端末200へ上位レイヤなどにより予め通知されている。
端末200は、複数のDMRSパターンのうちの端末200が用いるDMRSパターンと、電力(電力密度)オフセットとを指示するDPIを受信し、DPIの値に対応するDMRSパターンを決定するとともに、DPIの値に対応するオフセットを用いて、追加データリソース部分の送信電力(送信電力密度)を制御する。図13は、DPIと、DMRSパターン及び電力オフセットXとの対応関係の一例を示す。なお、図13では、電力オフセット[dBm]が対応付けられているが、代わりに電力密度オフセットが対応付けられてもよい。
Reduced DMRSの適切なDMRSパターンは、端末200の状況又は干渉状態に応じて異なる。したがって、端末200に対して、複数のDMRSパターンが動的に切り替えられる場合が想定される。一方、DMRSパターンによって適切な電力(電力密度)オフセット量は異なる。したがって、DPIによってDMRSパターンと電力(電力密度)オフセット量とを同時に切り替えることにより、より柔軟かつ適切な電力オフセットをDMRSパターン毎に与えることが可能となる。また、DMRSパターンを指示するためのDPIを用いてオフセットを通知することにより、オフセットを指示するための追加の制御ビットが不要なのでオーバーヘッドの増加が生じない。
また、図13に示すようなDPI(2ビット)では4種類の組み合わせを設定できるので、同一のDMRSパターンに複数の電力(電力密度)オフセットを設定することも可能である。これにより、端末200の状態又は与干渉の状態に応じて同一のDMRSパターンであっても異なるオフセットを設定可能となり、重要なデータの場合にはオフセットを小さくしたり、与干渉を減らしたいサブフレームではオフセットを大きくしたり、オフセットを動的に設定することができる。
[バリエーション2]
バリエーション2では、端末200は、UL grantによって指示されたPUSCHの割当帯域幅に応じて、追加データリソースにおける電力(電力密度)オフセット量を変更する。
例えば、図14に示すように、広帯域割当の場合にはオフセット量を小さくし、狭帯域割当の場合にはオフセット量を大きくする。すなわち、PUSCHに割り当てられた帯域幅が広いほど、電力(電力密度)オフセットは小さくなる。
なお、割当帯域幅とオフセット量との対応関係は、表又は式で規定されてもよい。図15は、各割当帯域幅(PUSCHの割当RB数)に対応する電力オフセット量X[dBm]が表で与えられる場合の例を示す。図15において、NRB ULは上り回線のシステム帯域幅を表す。
また、次式(3)は、電力オフセット量X[dBm]が数式で与えられる場合の例を示す。
Figure 2014192860
ここで、Pminは端末200の最小送信電力を表し、xは規定値又は上位レイヤ等で通知される値であり、割当帯域幅に逆比例する送信電力オフセットの係数を表す。
なお、図15及び式(3)は電力オフセットの場合について示すが、電力オフセットを、電力密度オフセットで置き換えてもよい。
UL grantによって広い帯域が割り当てられるのは、端末200と受信局(例えば基地局100)との距離が非常に近い場合又はチャネル状態が非常に良い場合などである。このような場合、端末200と周辺セルとの距離は相対的に遠くなり、端末200の追加データによる他セルへの与干渉も小さくなる。よって、端末200に対して広い帯域が割り当てられる場合に、追加データリソースにおける送信電力(送信電力密度)のオフセットを小さくしても、周辺セルに大きな影響を与えない。一方で、追加データリソースにおける送信電力(送信電力密度)のオフセットを小さくする分、当該端末200の追加データリソースにより大きな電力を割り当てることができるので、追加データリソース部分のデータを高品質に送受信することができる。
これに対して、UL grantによって狭い帯域が割り当てられるのは、端末200と周辺セルとの距離が近い場合が考えられ、この場合、端末200の追加データによる他セルへの与干渉も大きくなる。よって、端末200に対して狭い帯域が割り当てられる場合に、追加データリソースにおける送信電力(送信電力密度)のオフセットを大きくすることで周辺セルへの与干渉を低減することができる。
このように、端末200の環境に合わせてオフセットを設定することにより、端末200の通信品質向上及び周辺セルへの与干渉低減の双方を実現できる。
[バリエーション3]
上記実施の形態では、オフセットを用いて、追加データリソース部分の送信電力(送信電力密度)を、他のリソース部分の送信電力(送信電力密度)よりも低くする場合について説明した。これに対して、バリエーション3では、オフセットを用いて、追加データリソース部分の送信電力(送信電力密度)を、ゼロ(つまり、データ無送信)とする場合、及び、他のリソース部分の送信電力(送信電力密度)よりも高くする場合について説明する。
追加データリソースにマッピングされる追加データの送信電力をゼロにする電力オフセットXは式(4)で表される。また、追加データリソースにマッピングされる追加データの送信電力を追加データリソース以外のリソースにマッピングされるデータの送信電力よりも大きな電力にする電力オフセットXは式(5)で表される。
Figure 2014192860
Figure 2014192860
すなわち、端末200(制御部205)は、式(1)において、追加データリソース以外のリソースにマッピングされるデータの送信電力に式(4)又は式(5)に示す電力オフセットXを加えて、追加データの送信電力を制御する。
式(4)に示すオフセットXを用いることで、端末200は、追加データリソース部分の送信電力をゼロにする。これにより、周辺セルに与える干渉を最小化できる。また、例えば、異なる端末間において、電力ゼロの送信電力制御とReduced DMRSパターンの設定とを適切に組み合わせることにより、各端末のReduced DMRS同士を時間又は周波数で直交多重することができる。図16は、2つの端末間でDMRSを周波数で直交多重した例を示す。図16では、端末Aは、Reduced DMRS pattern (3)(図4D)が指示され、かつ、追加データリソース部分の送信電力がゼロに設定されている。一方、端末Bは、Reduced DMRS pattern (3x)が指示され、かつ、追加データリソース部分の送信電力がゼロに設定されている。なお、Reduced DMRS pattern (3x)は、割り当てられた帯域幅よりも短い系列長のDMRSをSC-FDMAシンボル中に分散マッピングする点ではReduced DMRS pattern (3)と同様であり、周波数領域において、Reduced DMRS pattern (3)におけるDMRSと直交している点が異なる。つまり、図16では、一方の端末のDMRSが割り当てられる帯域には、他方の端末のデータが割り当てられていない。
このように、電力オフセット及びReduced DMRSパターンの2つのパラメータの設定によって、オーバーヘッドの低減による当該端末200のデータレート向上と、DMRSリソース削減による複数の端末間のDMRS直交多重とを、柔軟に実現できる。
なお、図16では、複数の端末間において周波数でDMRSを直交多重させる場合について説明したが、複数の端末間において時間領域でDMRSを直交多重させてもよい。
また、式(5)に示すオフセットを用いることで、端末200が追加データリソース以外のリソースにマッピングされるデータの送信電力をオフセットだけ増加させた値を、追加データリソースにマッピングされるデータの送信電力に設定する。これにより、基地局100との距離が近い端末200、又は、孤立セルに位置して、周辺セルへの干渉がほぼ無視できる端末200の受信品質を向上させることができる。Reduced DMRSは、周辺セルへの干渉が無視できる環境で使用されやすい。したがって、Reduced DMRSを用いることにより新たに得られる追加データリソース部分に大きな電力を与えることにより、周辺セルへの干渉が無視できる端末200の通信品質を改善できる。
なお、与えられるオフセットの値が上位レイヤなどで通知されることを考慮すれば、オーバーヘッドの影響は無視できるほど小さい。
(実施の形態2)
[通信システムの概要]
本実施の形態に係る通信システムは、実施の形態1(図7)と同様、基地局100と1つ又は複数の端末200とから構成される。
本実施の形態では、追加データリソース部分に対して、電力(電力密度)オフセットが加えられるとともに、追加データ以外のデータと異なる基準に基づいてMCSレベルが設定される。
[基地局100の構成]
基地局100の制御部101は、端末200に対して、Reduced DMRSを用いる際の追加データリソース部分に用いるMCSレベルを、上位レイヤなどで予め通知する。追加データリソース部分に用いられるMCSレベルは、Reduced DMRSのパターン又は割当帯域幅に応じて設定されてもよい。例えば、制御部101は、DMRSのリソース数が少ないReduced DMRSパターンであるほど、高いMCSレベルを設定することで、チャネル状態が良い端末200に対して、より周波数利用効率の良いMCSレベルを指示することができる。
制御部101は、追加データリソース部分以外のリソースに対しては、Rel.11以前と同様にUL grantに含まれるMCSインデックスを用いてMCSレベルを指示する。
[端末200の構成]
端末200の制御部205は、Reduced DMRSを用いる場合、追加データリソース部分以外のデータのMCSレベルとは異なる基準に基づいて、追加データリソース部分に用いるMCSレベルを設定する。例えば、制御部205は、追加データリソース部分以外に用いるMCSレベルとして、UL grantで指示されるMCSレベルを用いる。一方、制御部205は、追加データリソース部分に用いるMCSレベルとして、上位レイヤで基地局100から予め通知されるか、Reduced DMRSパターン及び割当帯域幅に応じて予め定められているMCSレベルを用いる。
符号化部206及び変調部207は、制御部205が設定したMCSレベルを用いてデータの符号化及び変調をそれぞれ行う。
[動作]
本実施の形態の基地局100及び端末200の動作について説明する。本実施の形態に係る基地局100及び端末200の処理フローは、ステップ(1)〜(4)とほぼ同様である。ただし、端末200がReduced DMRSを用いる際のMCSレベルの設定動作が実施の形態1と異なる。
図17は、Reduced DMRS pattern (1)を用いて、追加データリソース部分に電力オフセットX[dBm]を加えた場合の送信電力(図17A)及びMCSレベル(図17B)を示す。
端末200は、追加データリソース以外のリソースのデータに対するMCSレベルとして、UL grantに含まれるMCSインデックスに対応するMCSレベルを設定する。例えば、図17Bに示すように、UL grantで指示されるMCSインデックスが大きいほど、周波数利用効率がより高いMCSレベルが指示される。
一方、端末200は、追加データリソースのデータに対するMCSレベルとして、上位レイヤで別途通知された固定の値を設定する。例えば、図17Bでは、追加データリソースのデータには、UL grantで指示されるMCSインデックスによらず、固定のMCSレベルが用いられる。すなわち、端末200は、追加データリソース部分では、MCSインデックスの指示に依らないMCSレベルを用いて符号化・変調を行う。
このように、端末200は、追加データリソース以外のデータにはUL grantに含まれるMCS指示ビットの値に対応するMCSレベルを設定するのに対して、追加データリソース部分のデータには、別途上位レイヤで与えられたMCSレベルを設定する。なお、実施の形態1と同様、追加データリソース部分には、電力オフセットの代わりに、電力密度オフセットが加えられてもよい。
[効果]
追加データリソース部分では、電力(電力密度)オフセットにより送信電力(送信電力密度)が低下し、受信側(基地局100)での信号対干渉雑音電力比(SINR)が低くなりやすい。また、追加データリソース部分に相当するSC-FDMAシンボルでは、他のリソースとの電力の切替遷移により信号波形が不安定になる。よって、負の電力オフセットが加えられる追加データリソース部分では、周波数利用効率の高いMCSレベルでは復調・復号が正常に行われない可能性が高くなる。
これに対して、本実施の形態では、追加データリソース部分のMCSレベルを、予め規定されたMCSレベル又は上位レイヤで通知されたMCSレベルとする。これにより、基地局100は、追加データリソース部分では、一定の品質でデータを受信することができるので、追加データリソース部分の誤り率の増加を抑圧することができる。こうすることで、再送の必要性が低下し、高いデータレートを実現できる。
また、本実施の形態では、追加データリソース以外の部分のMCSレベルをPUSCHの割当毎に動的に変更しつつ、追加データリソース部分のMCSレベルを準静的に固定することができる。これにより、受信品質の確保と、動的かつ可変なデータレートの実現が容易になる。すなわち、端末200の状態に応じた適切なMCSレベルの選択が可能となる。
[バリエーション1]
バリエーション1では、端末200(制御部205)は、追加データリソース以外の部分のMCSレベルにオフセットを加えて、追加データリソース部分のMCSレベルを制御する。MCSレベルのオフセットは、上位レイヤにおいて通知されてもよい。
図18は、図17と同様、Reduced DMRS pattern (1)を用いて、追加データリソース部分に電力オフセットX[dBm]を加えた場合の送信電力(図18A)及びMCSレベル(図18B)を示す。
端末200は、追加データリソース以外のリソースのデータに対するMCSレベルとして、UL grantに含まれるMCSインデックスに対応するMCSレベルを設定する。
一方、端末200は、追加データリソースのデータに対するMCSレベルとして、UL grantで指示されるMCSレベルから、オフセットに相当する分だけ低いMCSレベルを設定する。すなわち、端末200は、追加データリソース部分では、UL grantで指示されたMCSインデックスにオフセットを加えて得られるMCSインデックスに対応するMCSレベルを用いて符号化・変調を行う。
なお、MCSレベルのオフセット量は、PUSCHの割当帯域幅、又は、追加データリソース部分の電力(電力密度)オフセットの関数により規定されてもよい。この場合、UL grantで指示される割当帯域幅、又は、追加データリソース部分の電力(電力密度)オフセットに応じて、追加データリソース部分と他の部分とのMCSレベルの差異を変更できる。こうすることで、端末200は、追加データリソース部分において、より適切なMCSレベルを用いてデータを送信することができる。
[効果]
バリエーション1によれば、追加データリソース部分のMCSレベルをUL grantで指示されるMCSレベルに追従させることができる。これにより、追加データリソース部分では、追加データリソース以外の部分と同様にして、PUSCH割当毎に動的にMCSレベルが変わる。すなわち、端末200の状況に応じて、MCSレベルを変えることができ、データレートを柔軟に変えることができる。例えば、状態の良い端末200又は高スループットを求める端末200では、より柔軟なデータレートでPUSCHを送信することができる。
なお、UL grantで指示されるMCSレベルが十分低いとき、追加データリソース部分のMCSレベルが使用可能なMCSレベルの範囲を外れてしまう場合がある。このようなMCSレベルがUL grantで指示された場合には、追加データリソース部分におけるMCSレベルとして、予め定められたMCSレベルを用いてもよい。予め定められたMCSレベルは、例えば、最も低い周波数利用効率にてデータ伝送が可能なMCSレベルである(例えば、図18B参照)。これにより、端末200は、UL grantで指示されるMCSレベルに関わらず、追加データリソースのMCSレベルを適切に設定してデータを送信できる。すなわち、端末200は、UL grantのMCSレベルに関わらず常に追加データリソース部分でデータを送信することができる。これにより、基地局100は、追加データリソース部分への影響を考慮せずにUL grantのMCSレベルを設定できるので、より柔軟なスケジューリングが可能となる。
また、端末200は、UL grantで指示されるMCSレベルが十分低く、追加データリソース部分のMCSレベルが使用可能なMCSレベルの範囲を外れてしまう場合には、Legacy DMRSを用いてもよい。低いMCSレベルが使用されるのは、チャネル状態が悪い場合又は高データレートが不要な場合などであることが多いため、Legacy DMRSを用いることによるデメリットは小さい。一方、Legacy DMRSを用いることにより、劣悪なチャネル状態に起因するチャネル推定精度の劣化を回避することができる。図19は、図18と同様、Reduced DMRS pattern (1)を用いて、追加データリソース部分に電力オフセットX[dBm]を加えた場合の送信電力(図19A)及びMCSレベル(図19B)を示す。図19Bに示すように、UL grantで指示されるMCSレベルが所定の閾値以下であり十分低い場合、端末200は、Legacy DMRSを用いる。例えば、図19Bに示すように、所定の閾値として、UL grantで指示されたMCSレベルをオフセットだけ低くしたレベルが最も低い周波数利用効率のMCSレベルに相当するようなMCSレベル(MCSインデックス)が設定されてもよい。UL grantで指示されるMCSレベルが所定の閾値より高い場合、端末200は、Reduced DMRS patternを用いるとともに、UL grantで指示されるMCSレベル及びオフセットに基づいて得られるMCSレベルを用いる。
[バリエーション2]
バリエーション2では、UL grantで指示されるMCSレベルと、追加データリソース部分におけるMCSレベルとの差異を、UL grantで指示されるMCSレベルに応じて異ならせる。
図20は、図18と同様、Reduced DMRS pattern (1)を用いて、追加データリソース部分に電力オフセットX[dBm]を加えた場合の送信電力(図20A)及びMCSレベル(図20B)を示す。
図20Bに示すように、UL grantで指示されるMCSレベルが十分低い場合(例えばMCSレベルが第1閾値以下の場合)、追加データリソース部分では、端末200は、固定のMCSレベル(例えば、周波数利用効率が最も低いMCSレベル)を用いてデータを符号化・変調する。一方、UL grantで指示されるMCSレベルが高い場合(例えばMCSレベルが上記第1閾値より高い場合)、UL grantで指示されるMCSレベルに応じて、追加データリソース部分のMCSレベルが変更される。例えば、図20Bに示すように、UL grantで指示されるMCSレベルが高いほど(MCSインデックスが大きいほど)、UL grantで指示されるMCSレベルと追加データリソース部分のMCSレベルとの差異をより小さくしてもよい。
図20Bに示すように、UL grantで指示されるMCSレベルが十分高い場合には、UL grantで指示されるMCSレベルと追加データリソース部分のMCSレベルとの差異が無くなり、同一MCSレベルとなる。換言すると、UL grantで指示されるMCSレベルが所定の閾値(例えば第2閾値)より高い場合には、追加データリソース部分のMCSレベルは、UL grantで指示されるMCSレベルと同一であり、UL grantで指示されるMCSレベルが第2閾値以下の場合には、追加データリソース部分のMCSレベルは、UL grantで指示されるMCSレベルよりも低い。
こうすることで、UL grantで指示するMCSレベルに応じて、追加データリソース部分で送信できるデータレートをより大きく変化させることができる。これにより、バリエーション1と同様の効果に加え、状態の良い端末200又は高データレートを要する端末200には、UL grantで高いMCSレベルを指示することにより、更に高いスループットを実現でき、状態の悪い端末200又は高データレートを要さない端末200には、UL grantで低いMCSレベルを指示することにより、追加データリソース部分の品質を確保することができる。
(実施の形態3)
[通信システムの概要]
本実施の形態に係る通信システムは、実施の形態1(図7)と同様、基地局100と1つ又は複数の端末200とから構成される。
本実施の形態では、実施の形態1の処理に加え、Reduced DMRSを用いる際のDMRSに対して、正の電力(電力密度)オフセットが加えられる。
[基地局100の構成]
基地局100の制御部101は、端末200に対して、Reduced DMRSを用いる際のDMRSに加える送信電力(送信電力密度)オフセットを、上位レイヤなどで予め通知する。
[端末200の構成]
端末200の制御部205は、Reduced DMRSを用いる場合、DMRSに対して、上位レイヤなどで予め通知された電力(電力密度)オフセットを加える。すなわち、制御部205は、Reduced DMRS patternを用いる場合、DMRSの送信電力(送信電力密度)を、追加データリソース以外のリソースにマッピングされるデータの送信電力(送信電力密度)よりも高く設定する。
[動作]
本実施の形態の基地局100及び端末200の動作について説明する。本実施の形態に係る基地局100及び端末200の処理フローは、ステップ(1)〜(4)とほぼ同様である。ただし、端末200は、Reduced DMRSを用いる場合、追加データリソース部分に対して、負の電力(電力密度)オフセットを加えるとともに、DMRSに対して、正の電力(電力密度)オフセットを加える点が実施の形態1と異なる。
DMRSに対して電力オフセットが加えられる場合、Reduced DMRSでのDMRSの送信電力P^は、例えば、次式(6)で表される。
Figure 2014192860
ここでYはDMRSに対する電力オフセットを示す。Y=0の場合、DMRSの送信電力P^は、DMRS周辺のSC-FDMAシンボル(追加データリソース以外のデータ部分)における送信電力に一致し、これはRel.11以前の送信電力式と同一である。
図21Aは、Reduced DMRS pattern (1)を用いた場合の送信電力を示す。図21Aに示すように、追加データリソース部分では他のリソースの送信電力と比較して、X[dBm]だけ低く設定され、DMRS部分では他のリソースの送信電力と比較して、Y[dBm]だけ高く設定される。すなわち、端末200(制御部205)は、他のリソースにマッピングされるデータの送信電力を電力オフセットYだけ増加させた値を、DMRSの送信電力に設定する。
一方、DMRSに対して電力密度オフセットが加えられる場合、DMRSの送信電力P^は、例えば、次式(7)で表される。
Figure 2014192860
ここでY’は電力密度オフセット[mW/RB]を示し、D’は割り当てられたPUSCH帯域内(M)におけるDMRSの帯域幅を示す。
図21Bは、Reduced DMRS pattern (3)を用いた場合の送信電力を示す。図21Bに示すように、追加データリソースに相当する帯域では、他のリソースの送信電力密度と比較して、X'[mw/RB]だけ低く設定され、DMRSに相当する帯域では、他のリソースの送信電力密度と比較して、Y'[mw/RB]だけ高く設定される。すなわち、端末200(制御部205)は、他のリソースにマッピングされるデータの送信電力密度を電力密度オフセットY'だけ増加させた値を、DMRSの送信電力密度に設定する。
式(6)では、端末200のDMRSの電力オフセットは常に同じであるのに対して、電力密度オフセット量は割当帯域幅に応じて変わる。これに対して、式(7)では、端末200の電力オフセットは割当帯域幅に応じて変わるのに対して、電力密度オフセット量は常に同じである。
なお、DMRSの電力(電力密度)オフセット量については、予め規定された値を用いてもよく、上位レイヤ等で端末200に通知される値を用いてもよい。
[効果]
これにより、Reduced DMRSでは、DMRSの送信電力の増加により、DMRSがマッピングされるリソースの減少に起因するチャネル推定精度の劣化を補償することができる。なお、DMRSは周辺セル間で相関が小さくなるように設計されているので、DMRSの送信電力(送信電力密度)を高くしても、周辺セルのDMRSに与える干渉の影響は小さい。
また、端末200は、DMRSの電力のみを増加させるのではなく、時間・周波数領域においてDMRSに隣接する無線リソースでも、DMRSの電力(電力密度)オフセットに応じて電の調整を行ってもよい。これにより、端末200では、設定されたDMRSの送信電力で安定してDMRSを送信することが容易になる。
[バリエーション1]
バリエーション1では、UL grantに含まれるDMRSパターンを指示する制御ビット(DPI(DMRS Pattern Indicator))によって、PUSCH送信時のDMRSパターン、及び、DMRSの電力(電力密度)オフセットが通知される。
すなわち、基地局100は、端末200へDPIを通知することによって、DMRSパターンとDMRSの電力(電力密度)オフセットとを同時に指示できる。この際、1つ又は複数の電力(電力密度)オフセット量は、基地局100から端末200へ上位レイヤなどにより予め通知されている。また、DPIによって通知可能な複数のDMRSパターンには、例えば、Legacy DMRS pattern及びReduced DMRS patternが含まれ、この複数のDMRSパターン候補は、基地局100から端末200へ上位レイヤなどにより予め通知されている。
端末200は、複数のDMRSパターンのうちの端末200が用いるDMRSパターンと、DMRSの電力(電力密度)オフセットとを指示するDPIを受信し、DPIの値に対応するDMRSパターンを決定するとともに、DPIの値に対応する、DMRSの電力(電力密度)オフセットを用いて、DMRSの送信電力(送信電力密度)を制御する。図22は、DPIと、DMRSパターン及びDMRSの電力オフセットXとの対応関係の一例を示す。なお、図22では、電力オフセット[dBm]が対応付けられているが、代わりに電力密度オフセットが対応付けられてもよい。
Reduced DMRSの適切なDMRSパターンは、端末200の状況又は干渉状態に応じて異なる。したがって、端末200に対して、複数のDMRSパターンが動的に切り替えられる場合が想定される。一方、DMRSパターンによって適切なDMRSの電力(電力密度)オフセット量は異なる。したがって、DPIによってDMRSパターンとDMRSの電力(電力密度)オフセット量とを同時に切り替えるることにより、より柔軟かつ適切なDMRSの電力オフセットをDMRSパターン毎に与えることができる。また、DMRSパターンを指示するためのDPIを用いてオフセットを通知することにより、オフセットを指示するための追加の制御ビットが不要なのでオーバーヘッドの増加が生じない。
また、図22に示すようなDPI(2ビット)では4種類の組み合わせを設定できるので、同一のDMRSパターンに複数のDMRSの電力(電力密度)オフセットを設定することも可能である。これにより、端末200の状態又は与干渉の状態に応じて同一のDMRSパターンであっても異なるオフセットを設定可能となり、重要なデータの場合にはオフセットを大きくしたり、与干渉を減らしたいサブフレームではオフセットを小さくしたり、DMRSの送信電力(送信電力密度)に対するオフセットを動的に設定することができる。
[バリエーション2]
バリエーション2では、端末200は、UL grantによって指示されたPUSCHの割当帯域幅に応じて、DMRSにおける電力(電力密度)オフセット量を変更する。
例えば、図23に示すように、広帯域割当の場合にはオフセット量を小さくし、狭帯域割当の場合にはオフセット量を大きくする。すなわち、PUSCHに割り当てられた帯域幅が広いほど、DMRSの電力(電力密度)オフセットは小さくなる。
なお、割当帯域幅とオフセット量との対応関係は、表又は式で規定されてもよい。図24は、各割当帯域幅(PUSCHの割当RB数)に対応する電力オフセット量Y[dBm]が表で与えられる場合の例を示す。また、次式(8)は、電力オフセット量Y[dBm]が数式で与えられる場合の例を示す。
Figure 2014192860
ここで、Pmaxは端末200の最大送信電力を表し、yは規定値又は上位レイヤ等で通知される値であり、割当帯域幅に逆比例する送信電力オフセットの係数を表す。
なお、図24及び式(8)は電力オフセットの場合について示すが、電力オフセットを、電力密度オフセットで置き換えてもよい。
UL grantによって広い帯域が割り当てられるのは、端末200と受信局(例えば基地局100)との距離が非常に近い場合又はチャネル状態が非常に良い場合などである。このような場合、端末200と周辺セルとの距離は相対的に遠くなり、端末200から他セルへの与干渉も小さくなる。よって、端末200に対して広い帯域が割り当てられる場合に、DMRSにおける送信電力(送信電力密度)のオフセットを小さくしても、十分に高いチャネル推定精度を得ることができる。
これに対して、UL grantによって狭い帯域が割り当てられるのは、端末200と周辺セルとの距離が近い場合が考えられ、この場合、端末200が他セルから受ける干渉も大きくなる。よって、端末200に対して狭い帯域が割り当てられる場合には、DMRSにおける送信電力(送信電力密度)のオフセットを大きくすることで、周辺セルからの干渉の影響を低減し、十分なチャネル推定精度を得ることができる。なお、上述したように、セル間ではDMRS同士の相関が低くなるように設計されているので、端末200がDMRSの送信電力を増加させることにより他セルへ与える干渉の影響は小さい。
このように、端末200の割当帯域幅に応じてDMRSの電力(電力密度)オフセットを設定することにより、端末200の環境に応じて適切なチャネル推定精度を確保することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はハードウェアとの連携においてソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本開示の端末は、DMRS(Demodulation Reference Signal)の第1の配置パターンにおいてDMRSがマッピングされるリソースの一部のリソースがデータリソースに置き換えられた第2の配置パターンを用いる場合、前記一部のリソース以外のリソースにマッピングされる第1のデータの送信電力又は送信電力密度にオフセットを加えて、前記一部のリソースにマッピングされる第2のデータの送信電力又は送信電力密度を制御する制御部と、前記第1のデータ、前記第2のデータ及びDMRSを含む信号を送信する送信部と、を具備する構成を採る。
本開示の端末では、前記制御部は、前記第1のデータの送信電力又は送信電力密度を前記オフセットだけ減少させた値を、前記第2のデータの前記送信電力又送信電力密度に設定する。
本開示の端末では、前記第1の配置パターン及び前記第2の配置パターンを含む複数の配置パターンのうちの前記送信装置が用いる配置パターンと、前記オフセットとを指示する情報を受信する受信部、を更に具備する。
本開示の端末では、前記信号に割り当てられた帯域幅が広いほど、前記オフセットは小さい。
本開示の端末では、前記制御部は、前記第1のデータの送信電力又は送信電力密度を前記オフセットだけ増加させた値を、前記第2のデータの前記送信電力又送信電力密度に設定する。
本開示の端末では、前記オフセットは、前記第2のデータの前記送信電力又は送信電力密度をゼロにする。
本開示の端末では、前記制御部は、更に、前記第1のデータに対する第1のMCS(Modulation and coding scheme)レベルと異なる基準に基づいて、前記第2のデータに対する第2のMCSレベルを設定する。
本開示の端末では、前記第1のMCSレベルは制御情報によって通知され、前記第2のMCSレベルは予め規定される。
本開示の端末では、前記制御部は、前記第1のMCSレベルに第2のオフセットを加えて、前記第2のMCSレベルを制御する。
本開示の端末では、前記第1のMCSレベルが所定の閾値より高い場合には、前記第2のMCSレベルは前記第1のMCSレベルと同一であり、前記第1のMCSレベルが前記閾値以下の場合には、前記第2のMCSレベルは前記第1のMCSレベルよりも低い。
本開示の端末では、前記制御部は、更に、前記第2の配置パターンを用いる場合、DMRSの送信電力又は送信電力密度を、前記第1のデータの送信電力又は送信電力密度よりも高く設定する。
本開示の端末では、前記第1の配置パターン及び前記第2の配置パターンを含む複数の配置パターンのうちの前記送信装置が用いる配置パターンと、第3のオフセットとを指示する情報を受信する受信部、を更に具備し、前記制御部は、前記第1のデータの送信電力又は送信電力密度に前記第3のオフセットを加えて、前記DMRSの送信電力又は送信電力密度を設定する。
本開示の端末では、前記信号に割り当てられた帯域幅が広いほど、前記第3のオフセットは小さい。
本開示の送信方法は、DMRS(Demodulation Reference Signal)の第1の配置パターンにおいてDMRSがマッピングされるリソースの一部のリソースがデータリソースに置き換えられた第2の配置パターンを用いる場合、前記一部のリソース以外のリソースにマッピングされる第1のデータの送信電力又は送信電力密度にオフセットを加えて、前記一部のリソースにマッピングされる第2のデータの送信電力又は送信電力密度を制御し、前記第1のデータ、前記第2のデータ及びDMRSを含む信号を送信する。
本発明は、移動体通信システムに適用できる。
100 基地局
200 端末
11 制御信号生成部
12,25 送信部
13,21 受信部
14,114 チャネル推定部
15 受信信号処理部
101,23,205 制御部
102 制御情報生成部
103,206 符号化部
104,207 変調部
105,212 マッピング部
106,213 IFFT部
107,214 CP付加部
108,215 無線送信部
109,201 無線受信部
110,202 CP除去部
111,203 FFT部
112 デマッピング部
113 CSI測定部
115 等化部
116 IDFT部
117 復調部
118 復号部
119 判定部
22,204 制御信号抽出部
24,208 DMRS生成部
209 SRS生成部
210 多重部
211 DFT部

Claims (14)

  1. DMRS(Demodulation Reference Signal)の第1の配置パターンにおいてDMRSがマッピングされるリソースの一部のリソースがデータリソースに置き換えられた第2の配置パターンを用いる場合、前記一部のリソース以外のリソースにマッピングされる第1のデータの送信電力又は送信電力密度にオフセットを加えて、前記一部のリソースにマッピングされる第2のデータの送信電力又は送信電力密度を制御する制御部と、
    前記第1のデータ、前記第2のデータ及びDMRSを含む信号を送信する送信部と、
    を具備する送信装置。
  2. 前記制御部は、前記第1のデータの送信電力又は送信電力密度を前記オフセットだけ減少させた値を、前記第2のデータの前記送信電力又送信電力密度に設定する、
    請求項1記載の送信装置。
  3. 前記第1の配置パターン及び前記第2の配置パターンを含む複数の配置パターンのうちの前記送信装置が用いる配置パターンと、前記オフセットとを指示する情報を受信する受信部、を更に具備する、
    請求項1記載の送信装置。
  4. 前記信号に割り当てられた帯域幅が広いほど、前記オフセットは小さい、
    請求項2記載の送信装置。
  5. 前記制御部は、前記第1のデータの送信電力又は送信電力密度を前記オフセットだけ増加させた値を、前記第2のデータの前記送信電力又送信電力密度に設定する、
    請求項1記載の送信装置。
  6. 前記オフセットは、前記第2のデータの前記送信電力又は送信電力密度をゼロにする、
    請求項1記載の送信装置。
  7. 前記制御部は、更に、前記第1のデータに対する第1のMCS(Modulation and coding scheme)レベルと異なる基準に基づいて、前記第2のデータに対する第2のMCSレベルを設定する、
    請求項1記載の送信装置。
  8. 前記第1のMCSレベルは制御情報によって通知され、前記第2のMCSレベルは予め規定される、
    請求項7記載の送信装置。
  9. 前記制御部は、前記第1のMCSレベルに第2のオフセットを加えて、前記第2のMCSレベルを制御する、
    請求項7記載の送信装置。
  10. 前記第1のMCSレベルが所定の閾値より高い場合には、前記第2のMCSレベルは前記第1のMCSレベルと同一であり、
    前記第1のMCSレベルが前記閾値以下の場合には、前記第2のMCSレベルは前記第1のMCSレベルよりも低い、
    請求項7記載の送信装置。
  11. 前記制御部は、更に、前記第2の配置パターンを用いる場合、DMRSの送信電力又は送信電力密度を、前記第1のデータの送信電力又は送信電力密度よりも高く設定する、
    請求項1記載の送信装置。
  12. 前記第1の配置パターン及び前記第2の配置パターンを含む複数の配置パターンのうちの前記送信装置が用いる配置パターンと、第3のオフセットとを指示する情報を受信する受信部、を更に具備し、
    前記制御部は、前記第1のデータの送信電力又は送信電力密度に前記第3のオフセットを加えて、前記DMRSの送信電力又は送信電力密度を設定する、
    請求項11記載の送信装置。
  13. 前記信号に割り当てられた帯域幅が広いほど、前記第3のオフセットは小さい、
    請求項12記載の送信装置。
  14. DMRS(Demodulation Reference Signal)の第1の配置パターンにおいてDMRSがマッピングされるリソースの一部のリソースがデータリソースに置き換えられた第2の配置パターンを用いる場合、前記一部のリソース以外のリソースにマッピングされる第1のデータの送信電力又は送信電力密度にオフセットを加えて、前記一部のリソースにマッピングされる第2のデータの送信電力又は送信電力密度を制御し、
    前記第1のデータ、前記第2のデータ及びDMRSを含む信号を送信する、
    送信方法。
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