JP2014191611A - 情報表示端末、情報表示方法、及び情報表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】表示内容を視認するユーザの利便性を高めることが可能な情報表示端末、情報表示方法、及び情報表示プログラムを提供する。
【解決手段】情報表示端末1によれば、表示領域において押圧されると押圧位置及び圧力が検知され、検知された圧力に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む、表示領域における一部領域が拡大表示される。このように、拡大表示する場合であっても表示領域全体を再描画する必要がないことから、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることができる。更に、表示領域全体を再描画する必要がないことから、拡大表示前の表示領域におけるどのあたりが拡大表示されたかをユーザが見失ってしまうことがないため、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることができる。
【選択図】図7
【解決手段】情報表示端末1によれば、表示領域において押圧されると押圧位置及び圧力が検知され、検知された圧力に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む、表示領域における一部領域が拡大表示される。このように、拡大表示する場合であっても表示領域全体を再描画する必要がないことから、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることができる。更に、表示領域全体を再描画する必要がないことから、拡大表示前の表示領域におけるどのあたりが拡大表示されたかをユーザが見失ってしまうことがないため、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることができる。
【選択図】図7
Description
本発明は、情報表示端末、情報表示方法、及び情報表示プログラムに関する。
従来、スマートフォン、携帯電話端末、ノートパソコン等のモバイル端末における画面上の文字等の表示を見やすくする技術が提案されている。例えば特許文献1に記載の表示装置は、当該表示装置本体の体勢及び移動状態の少なくとも一方を検出し、この検出情報に基づいて表示状態を変更させる。
しかしながら、特許文献1には、例えば、表示される地図画像としての東西南北が実際の東西南北と一致するように表示の向き等の表示状態を変更させることに関して記載されているものの、拡大表示して画面上の文字等の表示を見やすくすることに関して何ら考慮されていない。
拡大表示する場合は通常、表示領域全体を再描画する必要があり、再描画時の装置の処理能力によっては待ち時間が発生するため、表示内容を視認するユーザの利便性を高める余地がある。更に、拡大表示する場合は通常、表示領域全体を再描画する必要があり、拡大表示前の表示領域におけるどのあたりが拡大表示されたかをユーザが見失ってしまうことがあるため、表示内容を視認するユーザの利便性を高める余地がある。
そこで本発明は、上述の問題点を解消する為になされたものであり、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることが可能な情報表示端末、情報表示方法、及び情報表示プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る情報表示端末は、表示領域において情報を表示する表示手段を備える情報表示端末であって、表示領域において押圧されると押圧位置及び圧力を検知する圧力検知手段と、検知された圧力に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む、表示領域における一部領域を拡大表示させる表示制御手段と、を更に備えることを特徴とする。
本発明の一形態に係る情報表示端末によれば、表示領域において押圧されると押圧位置及び圧力が検知され、検知された圧力に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む、表示領域における一部領域が拡大表示される。このように、拡大表示する場合であっても表示領域全体を再描画する必要がないことから、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることができる。更に、表示領域全体を再描画する必要がないことから、拡大表示前の表示領域におけるどのあたりが拡大表示されたかをユーザが見失ってしまうことがないため、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることができる。
別の形態に係る情報表示端末では、圧力検知手段は、圧力の変化をリアルタイムに検知することが可能であり、表示制御手段は、リアルタイムに検知された圧力の変化に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む一部領域をリアルタイムに拡大表示させてもよい。
この形態では、リアルタイムに検知された圧力の変化に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む一部領域をリアルタイムに拡大表示させることが可能になる。
別の形態に係る情報表示端末では、圧力検知手段は、押圧位置の変化をリアルタイムに検知することが可能であり、表示制御手段は、リアルタイムに検知された押圧位置の変化に基づいて、拡大表示させる一部領域をリアルタイムに移動させてもよい。
この形態では、リアルタイムに検知された押圧位置の変化に基づいて、拡大表示させる一部領域をリアルタイムに移動させることが可能になる。
別の形態に係る情報表示端末では、倍率の変更を指示する入力を受け付けることが可能な入力受付手段を更に備え、表示制御手段は、受け付けられた入力に基づいて倍率を決定して、検知された押圧位置を含む一部領域を拡大表示させてもよい。
この形態では、受け付けられた入力に基づいて倍率を決定して、検知された押圧位置を含む一部領域を拡大表示させることが可能になる。
別の形態に係る情報表示端末では、当該情報表示端末にかかる重力加速度の向きを検知する加速度検知手段を更に備え、表示制御手段は、検知された加速度の向きに基づいて倍率を決定して、検知された押圧位置を含む一部領域を拡大表示させてもよい。
この形態では、検知された加速度の向きに基づいて倍率を決定して、検知された押圧位置を含む一部領域を拡大表示させることが可能になる。
別の形態に係る情報表示端末では、当該情報表示端末にかかる重力加速度の向きを検知する加速度検知手段を更に備え、表示制御手段は、検知された加速度の向きに基づいて、拡大表示させる一部領域を移動させてもよい。
この形態では、検知された加速度の向きに基づいて、拡大表示させる一部領域を移動させることが可能になる。
本発明の一形態に係る情報表示方法は、表示領域において情報を表示する表示手段を備える情報表示端末が行う情報表示方法であって、表示領域において押圧されると押圧位置及び圧力を検知する圧力検知ステップと、検知された圧力に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む、表示領域における一部領域を拡大表示させる表示制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の一形態に係る情報表示方法によれば、表示領域において押圧されると押圧位置及び圧力が検知され、検知された圧力に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む、表示領域における一部領域が拡大表示される。このように、拡大表示する場合であっても表示領域全体を再描画する必要がないことから、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることができる。更に、表示領域全体を再描画する必要がないことから、拡大表示前の表示領域におけるどのあたりが拡大表示されたかをユーザが見失ってしまうことがないため、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることができる。
本発明の一形態に係る情報表示プログラムは、表示領域において情報を表示する表示手段を備える情報表示端末に、表示領域において押圧されると押圧位置及び圧力を検知する圧力検知機能と、検知された圧力に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む、表示領域における一部領域を拡大表示させる表示制御機能と、を実現させることを特徴とする。
本発明の一形態に係る情報表示プログラムによれば、表示領域において押圧されると押圧位置及び圧力が検知され、検知された圧力に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む、表示領域における一部領域が拡大表示される。このように、拡大表示する場合であっても表示領域全体を再描画する必要がないことから、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることができる。更に、表示領域全体を再描画する必要がないことから、拡大表示前の表示領域におけるどのあたりが拡大表示されたかをユーザが見失ってしまうことがないため、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることができる。
本発明によれば、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることが可能な情報表示端末、情報表示方法、及び情報表示プログラムを提供することができる。
本発明に係る情報表示端末、情報表示方法、及び情報表示プログラムの実施形態について図面を参照して説明する。なお、可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、情報表示端末の構成概略を示す模式図である。図1(a)が情報表示端末1の正面図であり、図1(b)が情報表示端末1の側面図である。情報表示端末1は、図1(a)に示すようにタッチパネル14(圧力検知手段)を有する、例えばスマートフォンといった端末装置であって、タッチパネル14におけるユーザの指(又はタッチペン)等による加圧等の操作を受け付けて、表示領域において各種情報を表示する表示部17(表示手段)における一部領域(特定エリア)を拡大表示させる装置である。このように一部領域を拡大表示させることによって、ユーザにとっての可読性が向上する。
なお、情報表示端末1は、図1(b)に示すように、加速度センサー11(加速度検知手段)、取得部15(圧力検知手段)、及び制御部16(表示制御手段)を内部に備え、タッチパネル14及び表示部17を表面に備え、静電センサー12(入力受付手段)及び圧力センサー13を裏面に備えている。各部の詳細な説明は後述するが、概略として、加速度センサー11、静電センサー12、圧力センサー13、及びタッチパネル14において各種情報を検知して、制御部16経由でこれらの各種情報を表示部17へ出力し、画面表示を行う。
図2は、加圧時の圧力の検知が圧力センサー13を用いて行われる際のイメージ図である。タッチパネル14に指Fが押し付けられると、押し付けた圧力Pが圧力センサー13により検知され、当該圧力Pに基づく倍率で、表示部17における一部領域が拡大表示される。
図3は、表示部17における一部領域の拡大表示の一例のイメージ図である。図3(a)に示すように格子状の模様が表示部17によって表示された状態で、タッチパネル14において加圧されたことが検知されると、図3(b)に示すように検知された押圧位置を中心に含む円形の一部領域Cが拡大表示される。一部領域Cは、魚眼レンズで覗いたように拡大表示される。すなわち、一部領域Cの中心に近いほど高い倍率で拡大されて表示される。
図4は、あるサイトのホームページにおける一部領域が拡大表示された実施例である。図4(a)に示すように当該ホームページが表示部17によって表示された状態で、タッチパネル14において加圧されたことが検知されると、図4(b)に示すように検知された押圧位置を中心に含む円形の一部領域Cが拡大表示される。例えば、情報表示端末1のユーザが図4(a)における「主なサービス」の種類を確認したい場合に、「主なサービス」の種類が表示された位置近傍を押圧することにより、当該位置近傍が拡大表示されて、ユーザは「主なサービス」の種類が二種類あることを確認できる。
図5は、拡大表示されたホームページにおける一部領域が更に拡大表示された実施例である。図5(a)に示すように拡大表示されたホームページが表示部17によって表示された状態で、タッチパネル14において更に高い圧力で加圧されたことが検知されると、図5(b)に示すように検知された押圧位置を中心に含む円形の一部領域Cが更に拡大表示される。
図6は、情報表示端末1のハードウェア構成図である。情報表示端末1は、物理的には、図6に示すように、演算処理装置であるCPU101、主記憶装置であるRAM102及びROM103、情報表示端末1に対する操作を受け付ける操作部104、通信デバイスである通信部105、タッチパネル14の機能を有するディスプレイ106、及びアンテナ107等を含むコンピュータシステムとして構成されている。図5に示した各機能は、図6に示すCPU101、RAM102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで操作部104、通信部105、ディスプレイ106、アンテナ107を動作させるとともに、RAM102やROM103におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。図7を参照し、情報表示端末1の各機能部について詳細に説明する。
加速度センサー11は、情報表示端末1にかかる重力加速度の向き(例:重力加速度の向きが、タッチパネル面に対して垂直か平行か等)を検知する部分である。加速度センサー11は、情報表示端末1にかかる重力加速度の向きを検知することにより、上記の拡大表示中における情報表示端末1の地平面に対する傾きを検知し、検知された角度(地平面に対する傾き角度)情報及び座標情報を、取得部15経由で制御部16に出力する。
静電センサー12は、上記の拡大表示中における物理的な接触による押下状態を検知する部分である。静電センサー12は、物理的な接触による押下状態を、倍率の変更(又は固定)を指示する入力として受け付けることも可能である。静電センサー12は、物理的な接触による押下位置の移動方向及び距離に関する情報を、取得部15経由で制御部16に出力する。
圧力センサー13は、押圧されると当該押圧時の押圧位置及び圧力を検知する部分である。圧力センサー13は、物理的な接触による当該押圧時の押圧位置(すなわち、拡大表示の対象となる領域)及び圧力(例:強弱)等の押圧状態を検知することにより、押圧状態情報を、取得部15経由で制御部16に出力する。
タッチパネル14は、上記の表示領域においてユーザの指によって押圧されると当該押圧時の押圧位置及び圧力を検知する部分である。タッチパネル14は、(ドラッグ操作等の)物理的な接触による当該押圧時の押圧位置及び圧力(例:強弱)等の押圧状態をリアルタイムに検知することにより、物理的な接触による押下位置の移動方向及び距離に関する情報を、取得部15経由で制御部16にリアルタイムに出力する。なお、タッチパネル14は、表示部17に表示可能なGUIであるボタン、インジケータ等に対するユーザの指による接触状態を検知することも可能である。
取得部15は、加速度センサー11、静電センサー12、圧力センサー13、及びタッチパネル14から出力された上記の各種情報を取得すると、これら各種情報を数値化する処理を行って制御部16に出力する部分である。
制御部16は、検知された圧力に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む一部領域Cを表示部17において拡大表示させる制御を行う部分である。制御部16は、取得部15から出力された各種情報に基づいて、拡大表示の対象となる表示領域、拡大表示された後の表示領域、拡大倍率の変更、拡大幅(拡大表示された後の表示領域の幅)の変更、拡大表示された後の表示領域の移動等の制御内容を決定する。そして、制御部16は、決定された制御内容に基づいて、表示部17においてリアルタイムに拡大表示させる指示内容が含まれたビジュアル情報を生成し、表示部17へリアルタイムに出力する。例えば、制御部16は、図8(a)に示すようにホームページが表示部17によって表示された状態で、タッチパネル14において加圧されたことが検知されると、図8(b)に示すように検知された押圧位置を中心に含む円形の一部領域Cが拡大表示されるよう制御する。
また、制御部16は、リアルタイムに検知された圧力の変化に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む一部領域Cを表示部17でリアルタイムに拡大表示させることが可能である。例えば、図9に示されるように、リアルタイムに検知された圧力の変化(所定圧力より低い圧力の図9(a)から、当該所定圧力より高い圧力の図9(b)への変化)に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む一部領域Cを表示部17でリアルタイムに拡大表示させることが可能である。
また、制御部16は、リアルタイムに検知された圧力の変化に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む一部領域Cの幅を表示部17でリアルタイムに拡大表示させることが可能である。例えば、図10に示されるように、リアルタイムに検知された圧力の変化(所定圧力より低い圧力の図10(a)から、当該所定圧力より高い圧力の図10(b)への変化)に基づいて拡大幅(拡大表示された後の表示領域の幅)が変更された一部領域Cを表示部17で表示させることが可能である。すなわち、拡大表示された後の表示領域の縦幅が、矢印A1,A3で示される縦方向に拡大している。更に、拡大表示された後の表示領域の横幅が、矢印A2,A4で示される横方向に拡大している。拡大幅の変更度合いの説明のため、便宜上、太線のリングの大きさの変化を重畳させている。
また、制御部16は、リアルタイムに検知された押圧位置の変化に基づいて、拡大表示させる一部領域Cをリアルタイムに移動させることが可能である。例えば、図11に示されるように、リアルタイムに検知された押圧位置の変化(タッチパネルの中央が押圧された図11(a)の状態において、タッチパネルにおける右方向Adへの指のドラッグ操作が検知されて、タッチパネルの右側が押圧された図11(b)の状態への変化)に基づいて、拡大表示させる一部領域Cをタッチパネルの中央からタッチパネルの右側へ移動させることが可能である。領域の変更(移動)の説明のため、便宜上、太線のリングを重畳させている。
また、制御部16は、加速度センサー11によりリアルタイムに検知された角度(地平面に対する傾き角度)情報及び座標情報に基づいて、拡大表示させる一部領域Cをリアルタイムに移動させることが可能である。例えば、図12に示されるように、リアルタイムに検知された角度情報及び座標情報の変化(地平面とタッチパネル面が平行な図12(a)の状態において、タッチパネルの左側を地平面に近づけるとともに右側を地平面から遠ざけた図12(b)の状態への変化)に基づいて、拡大表示させる一部領域Cをタッチパネルの中央からタッチパネルの右側へ移動させることが可能である。領域の変更(移動)の説明のため、便宜上、太線のリングを重畳させている。
なお、ユーザが情報表示端末1を逆の方向に傾けることによって、拡大させる一部領域Cをタッチパネルの中央からタッチパネルの左側へ移動させることも可能である。すなわち、図13に示されるように、地平面とタッチパネル面が平行な図13(b)の状態において、タッチパネルの右側を地平面に近づけるとともに左側を地平面から遠ざけた図13(a)の状態への変化)に基づいて、拡大表示させる一部領域Cをタッチパネルの中央からタッチパネルの左側へ移動させることが可能である。このように、拡大表示させる一部領域Cをタッチパネルの中央からタッチパネルの左側へ移動させることも可能であり、図13(c)に示されるようにタッチパネルの右側へ移動させることも可能である。
また、制御部16は、加速度センサー11により検知された角度(地平面に対する傾き角度)情報及び座標情報に基づいて倍率を固定させるよう決定し、当該決定された倍率で表示部17に拡大表示させることも可能である。このような構成が採用された場合、ユーザが情報表示端末1の筐体を傾ける(又は振る)と、加速度センサー11により角度情報及び座標情報の変化が検知されて、上記の倍率が固定される。
また、制御部16は、静電センサー12により検知された上記の押下状態に基づいて倍率を固定させるよう決定し、当該決定された倍率で表示部17に拡大表示させることも可能である。例えば、図14(a)の情報表示端末1の側面図及び図14(b)の背面図に示されるように、静電センサー12が情報表示端末1の背面に設けられており静電センサー12の裏面に圧力センサー13が配置された構成において、ユーザの指Fが静電センサー12を斜めになぞったとする。このとき、静電センサー12によりこのときの押下状態が検知されて、上記の倍率が固定される。
また、制御部16は、倍率の変更を指示する入力を受け付けることが可能なユーザインタフェース(ボタン、スライダー等)を表示部17に表示させることが可能である。そして、倍率の変更を指示する入力が当該ユーザインタフェースにより受け付けられた場合、制御部16は、当該入力に基づいて倍率を固定させるよう決定し、当該決定された倍率で表示部17に拡大表示させることも可能である。
表示部17は、制御部16から出力されたビジュアル情報に基づいて、上記の一部領域Cを拡大表示する部分である。表示部17が、図8(a)に示すようにホームページを表示している状態で、タッチパネル14において加圧されたことが検知されたとする。このとき、表示部17は、図8(b)に示すように検知された押圧位置を中心に含む円形の一部領域Cを拡大表示する。
次に、図15を参照して、情報表示端末1における情報表示方法について説明する。図15は、情報表示方法の処理内容を示すフローチャートである。
まず、圧力センサー13及びタッチパネル14の少なくとも一方が、ユーザの指により押下されたことを検知する(ステップS01、圧力検知ステップ)。そして、圧力センサー13及びタッチパネル14の少なくとも一方が、物理的な接触による押圧時の押圧位置(すなわち、拡大表示の対象領域)及び圧力(例:強弱)等の押圧状態を検知することにより、押圧状態情報を取得する(ステップS02、圧力検知ステップ)。そして、制御部16が、検知された圧力に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む一部領域Cを表示部17において拡大表示させる制御を行う(ステップS03、表示制御ステップ)。
次に、制御部16が、リアルタイムに検知される圧力の変化の有無に基づいて、拡大表示させた領域の拡大倍率を変更させるか否かを判定する(ステップS04、圧力検知ステップ)。リアルタイムに検知される圧力に変化が有る場合、制御部16は、拡大表示させた領域の拡大倍率を変更させることを決定し、ステップS05に移行する。一方、リアルタイムに検知される圧力に変化が無い場合、制御部16は、拡大表示させた領域の拡大倍率を変更させないことを決定し、ステップS07に移行する。
ステップS05では、制御部16が、(押圧時の圧力の強弱を検知して出力する)圧力センサー13及び(GUIであるボタン、インジケータ等に対するユーザの指による接触状態を検出して出力する)タッチパネル14の少なくとも一方からの出力に基づいて、拡大倍率の変更を指示するビジュアル情報を生成して取得する(圧力検知ステップ)。次に、制御部16が、生成したビジュアル情報を表示部17へリアルタイムに出力して、表示部17が、制御部16から出力されたビジュアル情報に基づいて、倍率を変更して拡大表示する(ステップS06、表示制御ステップ)。そして、ステップS07に移行する。
ステップS07では、制御部16が、加速度センサー11から出力された角度情報及び座標情報と、圧力センサー13から出力された押圧状態情報との少なくとも一方に基づいて、拡大表示させた領域の拡大倍率を固定させるか否かを判定する(圧力検知ステップ)。角度情報、座標情報、及び押圧状態情報の変化が検知された場合、制御部16は、上記の拡大倍率を固定することを決定し、ステップS08に移行する。一方、角度情報、座標情報、及び押圧状態情報の何れの変化も検知されない場合、制御部16は、上記の拡大倍率を固定しないことを決定し、ステップS10に移行する。
ステップS08では、制御部16が、(押圧時の圧力の強弱を検知して出力する)圧力センサー13、(GUIであるボタン、インジケータ等に対するユーザの指による接触状態を検出して出力する)タッチパネル14、及び(情報表示端末1にかかる重力加速度の向きを検知して出力する)加速度センサー11の少なくとも一方からの出力に基づいて、拡大倍率の固定を指示するビジュアル情報を生成して取得する(圧力検知ステップ)。次に、制御部16が、生成したビジュアル情報を表示部17へリアルタイムに出力して、表示部17が、制御部16から出力されたビジュアル情報に基づいて、拡大倍率を固定した表示を行う(ステップS09、表示制御ステップ)。そして、ステップS10に移行する。
ステップS10では、制御部16が、リアルタイムに検知される圧力の変化の有無に基づいて、拡大幅(拡大表示させた表示領域の幅)を変更させるか否かを判定する(圧力検知ステップ)。リアルタイムに検知される圧力に変化が有る場合(ドラッグ操作、ピンチ操作等が検知された場合)、制御部16は、拡大幅を変更させることを決定し、ステップS11に移行する。一方、リアルタイムに検知される圧力に変化が無い場合(ドラッグ操作、ピンチ操作等が検知されない場合)、制御部16は、拡大幅を変更させないことを決定し、ステップS13に移行する。
ステップS11では、制御部16が、(押圧時の圧力の強弱を検知して出力する)圧力センサー13及び(GUIであるボタン、インジケータ等に対するユーザの指による接触状態を検出して出力する)タッチパネル14の少なくとも一方からの出力に基づいて、拡大幅の変更を指示するビジュアル情報を生成して取得する(圧力検知ステップ)。次に、制御部16が、生成したビジュアル情報を表示部17へリアルタイムに出力して、表示部17が、制御部16から出力されたビジュアル情報に基づいて、拡大幅を変更して拡大表示する(ステップS12、表示制御ステップ)。そして、ステップS13に移行する。
ステップS13では、制御部16が、加速度センサー11から出力された角度情報及び座標情報と、圧力センサー13から出力された押圧状態情報との少なくとも一方に基づいて、拡大表示させる一部領域Cをリアルタイムに移動させるか否かを判定する。角度情報、座標情報、及び押圧状態情報の変化が検知された場合、制御部16は、拡大表示させる一部領域Cをリアルタイムに移動させること(領域変更)を決定し、ステップS14に移行する。一方、角度情報、座標情報、及び押圧状態情報の何れの変化も検知されない場合、制御部16は、拡大表示させる一部領域Cを移動させないことを決定し、一連の処理は終了する。
ステップS14では、制御部16が、(情報表示端末1にかかる重力加速度の向きを検知して出力する)加速度センサー11、(物理的な接触による押下状態を検知する)静電センサー12、及び(ドラッグ操作等のユーザの指による接触状態を検出して出力する)タッチパネル14の少なくとも一方からの出力に基づいて、表示領域を移動させる領域変更を指示するビジュアル情報を生成して取得する(圧力検知ステップ)。次に、制御部16が、生成したビジュアル情報を表示部17へリアルタイムに出力して、表示部17が、制御部16から出力されたビジュアル情報に基づいて、表示領域を移動させる領域変更を行う(ステップS15、表示制御ステップ)。そして、一連の処理は終了する。
次に、コンピュータを、本実施形態の情報表示端末1として機能させるための情報表示プログラムについて説明する。図16は、情報表示プログラムMの構成を示す図である。
情報表示プログラムMは、入力、演算、出力処理を統括的に制御するメインモジュールM0、加速度センサーモジュールM1、静電センサーモジュールM2、圧力センサーモジュールM3、タッチパネルモジュールM4、取得モジュールM5、制御モジュールM6、及び表示モジュールM7を備えて構成される。そして、各モジュールM1〜M7のそれぞれにより、情報表示端末1における各機能部11〜17それぞれのための各機能が実現される。なお、情報表示プログラムMは、通信回線等の伝送媒体を介して伝送される態様であってもよいし、CD等の記録媒体に記憶される態様であってもよい。
以上説明した本実施形態の情報表示端末1、情報表示方法、及び情報表示プログラムMによれば、表示領域において押圧されると押圧位置及び圧力が検知され、検知された圧力に基づく倍率で、検知された押圧位置を含む一部領域が拡大表示される調整が行われる。このように、拡大表示する場合であっても表示領域全体を再描画する必要がない(すなわち、拡大表示対象の領域以外は再描画する必要がない)ことから、表示内容を視認するユーザの可読性が高まってユーザの利便性を高めることができる。更に、表示領域全体を再描画する必要がないことから、拡大表示前の表示領域におけるどのあたりが拡大表示されたかをユーザが見失ってしまうことがないため、表示内容を視認するユーザの利便性を更に高めることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、拡大表示を行うにあたって、表示部17において背景色と文字色との間のコントラストが比較的近いためにユーザにとって視認しにくい場合、拡大表示の対象として選択された領域のみコントラストを変更してユーザにとって視認しやすくすることも可能である。
本発明によれば、表示内容を視認するユーザの利便性を高めることが可能な情報表示端末、情報表示方法、及び情報表示プログラムを提供することができる。
1…情報表示端末、11…加速度センサー、12…静電センサー、13…圧力センサー、14…タッチパネル、15…取得部、16…制御部、17…表示部、A1〜A4…矢印、C…一部領域、F…指、M…情報表示プログラム、M0…メインモジュール、M1…加速度センサーモジュール、M2…静電センサーモジュール、M3…圧力センサーモジュール、M4…タッチパネルモジュール、M5…取得モジュール、M6…制御モジュール、M7…表示モジュール、P…圧力。
Claims (8)
- 表示領域において情報を表示する表示手段を備える情報表示端末であって、
前記表示領域において押圧されると押圧位置及び圧力を検知する圧力検知手段と、
前記検知された前記圧力に基づく倍率で、前記検知された前記押圧位置を含む、前記表示領域における一部領域を拡大表示させる表示制御手段と、
を更に備えることを特徴とする情報表示端末。 - 前記圧力検知手段は、前記圧力の変化をリアルタイムに検知することが可能であり、
前記表示制御手段は、前記リアルタイムに検知された前記圧力の変化に基づく倍率で、前記検知された前記押圧位置を含む前記一部領域をリアルタイムに拡大表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示端末。 - 前記圧力検知手段は、前記押圧位置の変化をリアルタイムに検知することが可能であり、
前記表示制御手段は、前記リアルタイムに検知された前記押圧位置の変化に基づいて、拡大表示させる前記一部領域をリアルタイムに移動させる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示端末。 - 前記倍率の変更を指示する入力を受け付けることが可能な入力受付手段を更に備え、
前記表示制御手段は、前記受け付けられた前記入力に基づいて前記倍率を決定して、前記検知された押圧位置を含む前記一部領域を拡大表示させる、
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の情報表示端末。 - 当該情報表示端末にかかる重力加速度の向きを検知する加速度検知手段を更に備え、
前記表示制御手段は、前記検知された前記加速度の向きに基づいて前記倍率を決定して、前記検知された押圧位置を含む前記一部領域を拡大表示させる、
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の情報表示端末。 - 当該情報表示端末にかかる重力加速度の向きを検知する加速度検知手段を更に備え、
前記表示制御手段は、前記検知された前記加速度の向きに基づいて、拡大表示させる前記一部領域を移動させる、
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の情報表示端末。 - 表示領域において情報を表示する表示手段を備える情報表示端末が行う情報表示方法であって、
前記表示領域において押圧されると押圧位置及び圧力を検知する圧力検知ステップと、
前記検知された前記圧力に基づく倍率で、前記検知された前記押圧位置を含む、前記表示領域における一部領域を拡大表示させる表示制御ステップと、
を有することを特徴とする情報表示方法。 - 表示領域において情報を表示する表示手段を備える情報表示端末に、
前記表示領域において押圧されると押圧位置及び圧力を検知する圧力検知機能と、
前記検知された前記圧力に基づく倍率で、前記検知された前記押圧位置を含む、前記表示領域における一部領域を拡大表示させる表示制御機能と、
を実現させることを特徴とする情報表示プログラム。
Priority Applications (1)
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