JP2014189142A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用空気調和装置において、暖房時におけるエネルギ効率をより改善する。
【解決手段】外気取込口2aから取り込まれた外気X1が、全熱交換器2c、ペルチェ素子付き熱交換器2dを通って車室内に導入され、内気取込口2bから取り込まれた内気X2は、全熱交換器2c、ペルチェ素子付き熱交換器2dを通って車室外に導出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用空気調和装置に関するものである。
従来から、車両用空気調和装置では、暖房時における窓の曇りを防止するため、湿度の低い外気を取り込むと共に、乗員による湿気を車外に排気している。つまり、通常、暖房時においては、窓の曇りを防止するために、車内の換気が行われている。このような換気により、車内の暖気が車外に捨てられるため、車内を快適な温度に保つためには、冷たい外気を暖める必要があり、強い暖房性能が必要となる。
また、エンジンを備えていない電気自動車、または熱効率の高いハイブリッド車やディーゼルエンジン車では、モータやエンジン等の駆動源から得られる熱量が小さい。このため、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータ等の加熱装置を別途設置し、この加熱装置を用いて外気を加熱している。
このような理由から、近年の車両用空気調和装置では大きなエネルギを必要としている。この問題に対して、例えば、特許文献1では、全熱交換器を用いて車外に捨てられる暖気と車外から取り込まれる外気とを熱交換し、車外に捨てられる熱量を減少させることでエネルギ効率を向上させている。
特開2010−76506号公報
しかしながら、特許文献1のような全熱交換器を用いたとしても、外部から導入される外気を車室内に吐出する温度近くまで十分に暖めることはできない。このため、乗車直後等の早急に車内を暖めたい場合には能力的に不十分である。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、車両用空気調和装置において、暖房時におけるエネルギ効率をより改善することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、外気導入口及び内気導入口を有する内外気切替機構と、外気あるいは内気を上記内外気切替機構に流れ込ませる送風機と、上記内外気切替機構に導入された空気を冷却及び/または加熱して車室内に送風するヒータユニットとを備える車両用空気調和装置であって、上記内外気切替機構の外気導入口の上流側に設置される車両用換気装置を備え、上記車両用換気装置が、外気を取り込む外気取込口と、内気を取り込む内気取込口と、上記外気取込口から取り込まれた外気と上記内気取込口から取り込まされた内気とを熱交換する全熱交換器と、上記全熱交換器を通過した内気から吸熱した熱を、上記全熱交換器を通過した外気に放熱するペルチェ素子付き熱交換器とを備え、上記外気取込口から取り込まれた外気は、上記全熱交換器、ペルチェ素子付き熱交換器を通って車室内に導入され、上記内気取込口から取り込まれた内気は、上記全熱交換器、ペルチェ素子付き熱交換器を通って車室外に導出されるという構成を採用する。
本発明によれば、暖房時において、外気と内気との熱交換が全熱交換器とペルチェ素子付き熱交換器の両方で行われる。ペルチェ素子付き熱交換器は、熱交換空気同士の温度差が小さくても効率が落ちない。また、ペルチェ素子は、熱移動による発熱であることから、PTCヒータに対して消費電力が少ない。したがって、このような本発明によれば、全熱交換器のみで外気と内気との熱交換を行う場合と比較して、より効率的に外気と内気との熱交換を行うことができ、ヒータユニットにおける消費エネルギを低減させることができる。よって、本発明によれば、車両用空気調和装置において、暖房時におけるエネルギ効率をより改善することができる。
本発明の一実施形態における車両用空気調和装置の概略構成を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両用空気調和装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、車両用空気調和装置1の概略構成を示す模式図である。この図に示すように、本実施形態の車両用空気調和装置1は、車両用換気装置2と、内外気切替機構3と、送風機4と、ヒータユニット5とを備えている。
車両用換気装置2は、内外気切替機構3の外気導入口3aの上流側に設置されており、外気取込口2aと、内気取込口2bと、全熱交換器2cと、ペルチェ素子付き熱交換器2dとを備えている。
外気取込口2aは外気X1を取り込むための入口であり、内気取込口2bは内気X2を取り込むための入口である。なお、車両用換気装置2の内部において、外気X1の流路と内気X2の流路とは分離して設けられており、外気X1と内気X2とが混合されることはない。
全熱交換器2cは、ペルチェ素子付き熱交換器2dよりも上流側に配置されている。図1に示すように、全熱交換器2cは、複数の板部材2c1と波板部材2c2とが交互に積層配置された構造を有している。これによって、板部材2c1同士の間の空間が流路とされ、この流路が複数段にわたって設けられている。これらの流路は、高さ方向において、交互に外気用流路と内気用流路とされている。また、各外気用流路と内気用流路とに熱伝導効率を向上させるための波板部材2c2が配置されている。
このような全熱交換器2cでは、外気用流路を外気が通過し、内気用流路を内気が通過することにより、暖かい内気から冷たい外気へ熱が移動される。なお、本実施形態の車両用空気調和装置1は、暖房を必要とする環境において特有の効果を奏するものであることから、外気が冷たく、内気が暖かいことを前提とする。
ペルチェ素子付き熱交換器2dは、全熱交換器2cの下流側に配置されている。図1に示すように、ペルチェ素子付き熱交換器2dは、複数の板状のペルチェ素子2d1と波板部材2d2とが交互に積層配置された構造を有している。これによって、ペルチェ素子2d1同士の間の空間が流路とされ、この流路が複数段にわたって設けられている。これらの流路は、高さ方向において、交互に外気用流路と内気用流路とされている。また、各外気用流路と内気用流路とに熱伝導効率を向上させるための波板部材2d2が配置されている。
ペルチェ素子2d1は、吸熱部と放熱部とが半導体層を挟んで貼り合されることによって板状とされており、吸熱部及び放熱部が電源と接続され、吸熱部で吸熱した熱を放熱部から放熱する。このペルチェ素子2d1は、吸熱部が内気用流路側に向き、放熱部が外気用流路側に向くように配置されている。このようなペルチェ素子付き熱交換器2dでは、外気用流路を外気が通過し、内気用流路を内気が通過することにより、暖かい内気から冷たい外気へ熱が移動される。
内外気切替機構3は、送風機4に外気あるいは内気を供給するものであり、取り込む空気を外気と内気とで切り替えるためのダンパ(不図示)を備えている。この内外気切替機構3は外気導入口と内気導入口とを備えており、外気導入口に車両用換気装置2が接続されている。つまり、内外気切替機構3は、外気を取り込む場合には、車両用換気装置2から供給される外気X1を取り込む。
送風機4は、内外気切替機構3の下流側に設置されており、内外気切替機構3に取り込まれた空気をヒータユニット5に向けて圧送する。ヒータユニット5は、送風機4から供給される空気を、湿度及び温度調整された調和空気として車室内に供給する。
このような構成を有する車両用空気調和装置1では、暖房時において、車両用換気装置2の外気取込口2aから取り込まれた外気X1は、全熱交換器2cを通過することで加熱され、その後、ペルチェ素子付き熱交換器2dを通過することでさらに加熱される。車両用換気装置2から排出された外気X1は、内外気切替機構3を介して送風機4に供給され、送風機4で圧送されてヒータユニット5に供給される。このようにしてヒータユニット5に供給された外気X1は、全熱交換器2c及びペルチェ素子付き熱交換器2dで既に加熱されていることから、ヒータユニット5において少ないエネルギで調和空気とされる。
また、車両用換気装置2の内気取込口2bから取り込まれた内気X2は、全熱交換器2cを通過することで吸熱されて冷却され、その後、ペルチェ素子付き熱交換器2dを通過することでさらに吸熱されて冷却される。つまり、内気X2に含まれる熱は、全熱交換器2cとペルチェ素子付き熱交換器2dを通過するごとに外気X1に伝熱される。
以上のような本実施形態の車両用空気調和装置1によれば、暖房時において、外気X1と内気X2との熱交換が全熱交換器2cとペルチェ素子付き熱交換器2dの両方で行われる。ペルチェ素子付き熱交換器2dは、熱交換空気同士の温度差が小さくても効率が落ちない。また、ペルチェ素子は、熱移動による発熱であることから、PTCヒータに対して消費電力が少ない。したがって、このような本発明によれば、全熱交換器2cのみで外気X1と内気X2との熱交換を行う場合と比較して、より効率的に外気X1と内気X2との熱交換を行うことができ、ヒータユニット5における消費エネルギを低減させることができる。よって、本実施形態の車両用空気調和装置1によれば、暖房時におけるエネルギ効率をより改善することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、車両用空気調和装置1に車両用換気装置2が組み込まれた構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、車両用換気装置2を、車両用空気調和装置1と別に設置しても良い。このような場合には、外気X1が調和空気とされることなく、全熱交換器2c及びペルチェ素子付き熱交換器4dによって加熱されて車室内に供給される。
1……車両用空気調和装置、2……車両用換気装置、2a……外気取込口、2b……内気取込口、2c……全熱交換器、2c1……板部材、2c2……波板部材、2d……熱交換器、2d1……ペルチェ素子、2d2……波板部材、3……内外気切替機構、3a……外気導入口、4……送風機、4d……ペルチェ素子付き熱交換器、5……ヒータユニット、X1……外気、X2……内気

Claims (1)

  1. 外気導入口及び内気導入口を有する内外気切替機構と、外気あるいは内気を前記内外気切替機構に流れ込ませる送風機と、前記内外気切替機構に導入された空気を冷却及び/または加熱して車室内に送風するヒータユニットとを備える車両用空気調和装置であって、
    前記内外気切替機構の外気導入口の上流側に設置される車両用換気装置を備え、
    前記車両用換気装置は、
    外気を取り込む外気取込口と、
    内気を取り込む内気取込口と、
    前記外気取込口から取り込まれた外気と前記内気取込口から取り込まされた内気とを熱交換する全熱交換器と、
    前記全熱交換器を通過した内気から吸熱した熱を、前記全熱交換器を通過した外気に放熱するペルチェ素子付き熱交換器と
    を備え、
    前記外気取込口から取り込まれた外気は、前記全熱交換器、ペルチェ素子付き熱交換器を通って車室内に導入され、
    前記内気取込口から取り込まれた内気は、前記全熱交換器、ペルチェ素子付き熱交換器を通って車室外に導出される
    ことを特徴とする車両用空気調和装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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