JP2014188196A - 点滴懸架装置の高さ調節装置 - Google Patents

点滴懸架装置の高さ調節装置 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に高さ調節することができ、不用意に上部ロッドが降下してしまうことがない点滴懸架装置の高さ調節装置を提供する。
【解決手段】点滴スタンドの下部ロッド1に、高さ調節装置の下部ハウジング11が固定されている。また、この下部ハウジング11には上部ハウジング21が固定されている。これらの下部ハウジング11及び上部ハウジング21にはその中心に孔が設けられており、この孔内に上部ロッド2が挿入され、更に上部ロッド2は下部ロッド1内に挿入される。下部ハウジング11及び上部ハウジング21内には、コイルバネが格納されており、第1レバー12及び第2レバー22を摘まんで相互に接近する方向に移動させると、コイルバネの内径が拡大して、上部ロッド2の昇降が可能となり、第1レバー12及び第2レバー22をフリーにすると、コイルバネが弾性力により元の形状に戻って内径が縮小し、上部ロッド2を締め付けて、固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、点滴スタンド及び点滴ポールのように、点滴バッグを懸架するための装置の点滴バッグの高さを調節する高さ調節装置に関する。
従来の点滴スタンドにおいては、図11及び図12に示すように、キャスタ等で移動可能に構成された台部5の中心に、円筒状の下部ロッド1が垂直に立設されており、この下部ロッド1の内径よりも外径が小さい上部ロッド2が、下部ロッド1内に挿入されて連結されている。そして、上部ロッド2の上端に水平の係止棒6が固定されており、この係止棒6に、点滴バッグが懸架されるようになっている。下部ロッド1には、固定部材3が固定されており、この固定部材3には、下部ロッド1を貫通するネジ孔が設けられていて、このネジ孔にノブボルト4を螺合して、ノブボルト4をねじ込むことにより、ノブボルト4の先端を上部ロッド2に押しつけ、ノブボルト4を緊締することにより、下部ロッド1に対して上部ロッド2を固定するようになっている(特許文献1)。
この従来の点滴スタンドの高さ調節装置は、例えば、左手で上部ロッド2を握持し、右手でノブボルト4を緩めて、上部ロッド2の下部ロッド1に対する位置を調節して、上部ロッド2及び下部ロッド1の連結全長(支柱としての長さ)を調節し、その後、右手でノブボルト4をねじ込んで、ノブボルト4により上部ロッド2を固定することにより、係止棒6に懸架された点滴バッグの高さ位置を調整する。
特開2006−230479号公報
しかしながら、この従来の点滴スタンドの高さ調節装置においては、利用者の握力により、ノブボルト4を締結して、上部ロッド2を固定しているため、利用者の握力の程度によっては、上部ロッド2の固定が不十分となり、不用意に上部ロッド2が降下してしまう事故が発生する虞がある。
また、ノブボルト4を緩めるとき及び締め付けるときに、ノブボルト4を回動させる手の逆の手で、下部ロッド1を動かないように固定しないと、操作しづらいという問題点もあり、例えば、右手でノブボルト4を操作する場合は、左手で、上部ロッド2を降下しないように支持すると共に、下部ロッド1も横方向に移動しないように支持する必要がある。このため、点滴スタンドの高さ調節の操作がしにくいという難点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、下部ロッドを動かないように固定しなくても、容易に高さ調節することができ、不用意に上部ロッドが降下してしまうことがない点滴懸架装置の高さ調節装置を提供することを目的とする。
本発明に係る点滴懸架装置の高さ調節装置は、
円筒状の第1ロッドと、この第1ロッドの内径より小さい外径を有して前記第1ロッド内に挿入される円柱状又は円筒状の第2ロッドとを備え、前記第1ロッド及びこの第1ロッドから外部に露出した前記第2ロッドの部分の全長により高さが決まる点滴懸架装置の前記高さを調節する装置において、
前記第1ロッドに固定されるハウジングと、
前記ハウジング内に、前記第1及び第2ロッドの軸芯の周りに回動するように格納された第1レバーと、
前記ハウジングに固定された第2レバーと、
一端が前記第1ハウジングに係止され、他端が前記第1レバーに係止されて、前記第1ハウジング内に前記第2ロッドを外嵌するように配置されたコイルバネと、
を有し、
前記第1レバー及び前記第2レバーの夫々前記ハウジングから外部に露出した第1部分及び第2部分を相互に接近する方向に挟持することにより、前記コイルバネの内径を大きくすることによって前記第2ロッドに対する締め付けを緩め、
前記第1レバー及び前記第2レバーの前記第1部分及び第2部分の挟持を解除した場合に、前記コイルバネの内径が小さくなって前記コイルバネが前記第2ロッドを締め付けることを特徴とする。
本発明に係る他の点滴懸架装置の高さ調節装置は、
円筒状の第1ロッドと、この第1ロッドの内径より小さい外径を有して前記第1ロッド内に挿入される円柱状又は円筒状の第2ロッドとを備え、前記第1ロッド及びこの第1ロッドから外部に露出した前記第2ロッドの部分の全長により高さが決まる点滴懸架装置の前記高さを調節する装置において、
前記第2ロッドが挿通するように前記第1ロッドに固定される第1ハウジングと、
前記第2ロッドが挿通するように前記第1ハウジングに固定される第2ハウジングと、
前記第1ハウジング内に格納され、前記第1及び第2ロッドの軸芯の周りに回動する第1レバーと、
前記第2ハウジング内に格納され、前記第1及び第2ロッドの軸芯の周りに回動する第2レバーと、
一端が前記第1ハウジングに係止され、他端が前記第1レバーに係止されて、前記第1ハウジング内に前記第2ロッドを外嵌するように配置された第1コイルバネと、
一端が前記第2ハウジングに係止され、他端が前記第2レバーに係止されて、前記第2ハウジング内に前記第2ロッドを外嵌するように配置された第2コイルバネと、
を有し、
前記第1レバー及び前記第2レバーの夫々前記第1ハウジング及び第2ハウジングから外部に露出した第1部分及び第2部分を相互に接近する方向に挟持して回動させることにより、前記第1コイルバネ及び第2コイルバネの内径を大きくすることによって前記第2ロッドに対する締め付けを緩め、
前記第1レバー及び前記第2レバーの前記第1部分及び第2部分の挟持を解除した場合に、前記第1コイルバネ及び第2コイルバネの内径が小さくなって前記第1コイルバネ及び第2コイルバネが前記第2ロッドを締め付けることを特徴とする。
この点滴懸架装置の高さ調節装置において、
前記第1レバーの前記第1ハウジング内の部分は、前記第1及び第2ロッドの軸芯を中心とする2重円筒形状を有し、前記第1ハウジングは前記第1レバーの二重円筒の間を仕切る円筒状の第1壁を有し、
前記第2レバーの前記第2ハウジング内の部分は、前記第1及び第2ロッドの軸芯を中心とする2重円筒形状を有し、前記第2ハウジングは前記第2レバーの二重円筒の間を仕切る円筒状の第2壁を有するように構成することができる。
また、
前記第1ハウジングにおける第2ハウジングの反対側の部分に、前記第1ロッドの外面と前記第1ロッドの内面とを規制する1対の円筒状の固定壁が形成されており、前記第1ロッドの端部が前記1対の固定壁に嵌合されて前記第1ハウジングが前記第1ロッドに位置決めされているように構成することができる。
更に、
前記第1レバーの第1部分と、前記第2レバーの第2部分との相互に対向する面には、夫々第1突起及び第2突起が形成されており、前記第1部分及び第2部分を相互に接近する方向に挟持したときに前記第1突起と前記第2突起とが相互に当接するように構成することができる。
更にまた、
前記第2ロッドにおける前記第1ロッド内に進入する部分に、前記第2ロッドと前記第1ロッドとの間の隙間に介在して前記第1ロッドに接触する弾性板が設けられているように構成することができる。
本発明によれば、作業者が第1レバー及び第2レバーの第1部分及び第2部分を親指及び人差し指でつかんで相互に接近する方向に回動させることにより、第1コイルバネ及び第2コイルバネの内径が大きくなり、第1コイルバネ及び第2コイルバネによる第2ロッドの締め付け力が弱くなり、又は第1コイルバネ及び第2コイルバネが第2ロッドから離隔するので、第2ロッドは第1ロッドに対してその軸芯方向に移動することができる。このため、第2ロッドの位置を容易に調整することができ、第1ロッドと第2ロッドの前記第1ロッドから露出した部分との全長が変化し、点滴懸架装置の高さを調節することができる。また、第1部分及び第2部分から手を離して、その挟持を解除すると、第1コイルバネ及び第2コイルバネは、弾性力により、それらの内径が小さくなる方向に変形し、第2ロッドを締め付ける。これにより、第2ロッドが高さ調節装置に固定され、第2ロッドの位置がその状態に保持される。
このとき、第2ロッドは第1コイルバネ及び第2コイルバネにより締め付けられてその位置に固定されているので、作業者の握力には無関係に固定状態が保持され、不用意に第2ロッドが落下することはなく、確実に点滴バッグの高さが保持される。また、第1部分及び第2部分を相互に接近する方向に摘まむだけで、第2ロッドの高さ位置を調節できるので、点滴バッグの高さの調節が容易である。
また、第1レバー及び第2レバーが、2重円筒形状の部分を有し、第1ハウジング及び第2ハウジングがこの2重円筒形状の部分を嵌合する第1壁及び第2壁を有することにより、第1部分及び第2部分を、第1コイルバネ及び第2コイルバネの弾性力に抗して、相互に接近する方向に回動させるときに、第1部分及び第2部分を円滑に回動させることができる。
更に、第1ハウジングに第1ロッドの端部を嵌合する固定壁を設けることにより、第1ハウジングを第1ロッドに対して容易に位置決めすることができる。
更にまた、第1部分と第2部分との相互に対向する面に、相互に当接可能の突起を設けることにより、第1部分及び第2部分の根元に過大な応力が印加されて、第1部分及び第2部分が折損してしまうことを防止できる。
更にまた、第1ロッドと第2ロッドとの間の隙間に介在する弾性板を、第2ロッドの外面に設けることにより、第2ロッドが下降するときに、第1ロッドの内部の空気の圧力が高まり、第2ロッドの下降に対して抵抗となるので、第1コイルバネ及び第2コイルバネを緩めたときに、第2ロッドがフリーの状態でも、第2ロッドを徐々に降下させることができる。
本発明の実施形態に係る高さ調節装置を示す斜視図である。 下部ハウジング及び第1レバーを示す斜視図である。 上部ハウジング及び第2レバーを示す斜視図である。 下部ハウジングを示す図である。 第1レバーを示す図である。 上部ハウジングを示す図である。 下部ハウジングと上部ハウジングとを組み立てる方法を示す斜視図である。 高さ調節装置の使用方法を示す斜視図である。 高さ調節装置を示す図である。 コイルバネを示す図である。 従来の高さ調節装置を示す斜視図である。 点滴スタンドを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る高さ調節装置10を示す斜視図である。この高さ調節装置10は、図11及び図12に示す従来の固定部材3の代わりに、点滴スタンドの下部ロッド1及び上部ロッド2に設置される。下部ロッド1は台部5に垂直に立設されており、上部ロッド2には、係止棒6を介して点滴バッグが懸架される。下部ロッド1には、高さ調節装置10の下部ハウジング(第1ハウジング)11が、下部ロッド1を挿通するようにして固定され、この下部ハウジング11には、上部ロッド2を挿通する上部ハウジング(第2ハウジング)21が固定されている。また、下部ハウジング11から、第1レバー12の第1部分が外部に露出しており、上部ハウジング21から、第2レバー22の第2部分が外部に露出している。そして、後述するようにして、第1レバー12の第1部分及び第2レバー22の第2部分を相互に接近する方向に回動させることにより、上部ロッド2は、下部ロッド1に対する固定が解除されて、昇降及び下降することができる。
次に、下部ハウジング11について、図2,図4及び図5を参照して説明する。図2は第1レバー12を含む下部ハウジング11の斜視図、図4(a)乃至(d)は、夫々、下部ハウジング11の平面図、正面図、右側面図、底面図、図5(a)、(b)は、夫々、第1レバー12の平面図、底面図である。下部ハウジング11は、その中心部に、上部ロッド2が挿通する孔17が設けられている。下部ハウジング11はその外壁が孔17を中心とする円筒状をなし、下部ハウジング11の外壁により囲まれた下部ハウジング11内部におけるその上半部に、孔17を中心とする円周上の位置に、第1壁としての円周壁14a,14bが形成されている。これらの円周壁14a、14bの間には、後述する第1コイルバネの一端部を係止するための間隙14cが形成されている。そして、円周壁14aの上面には突起15aと凹部16aが形成されており、円周壁14bの上面には突起15bと凹部16b、16cが形成されている。なお、円周壁14a、14bの内面は、孔17よりも若干大径で円弧状をなしており、円周壁14a,14bの厚さ(内面と外面との間の間隔)は一定である。円筒状をなす下部ハウジング11の外面の一部はその上半部が切り欠かれており、後述する第1レバー12が回動するための開口窓19となっている。一方、下部ハウジング11の下面31には、孔17を取り囲むようにして、円弧状の1対の固定壁10が立設されており、下面31と固定壁30との間は、一定幅の凹部となっている。この下面31と固定壁30との間の隙間は、円周状に延びており、この隙間の内径,外径及び幅は、夫々、下部ロッド1の内径、外径及び厚さに相当する寸法を有している。このため、下部ロッド1の上端部をこの固定壁30と下面31との間の円周状の隙間に嵌合することにより、下部ハウジング11を下部ロッド1に対して位置決めすることができる。そして、下部ハウジング11の周面下部に設けられたネジ孔32内にネジ(図示せず)を螺合することにより、固定壁30により位置決めされた下部ロッド1をネジにより、締め付けると、下部ハウジング11が下部ロッド1に固定される。
第1レバー12は、下部ハウジング11内の部分13が2重円筒状をなし、下部ハウジング11から露出する第1部分が羽根状(羽根12a)をなす。この2重円筒状の部分13は、外筒部13aと、この外筒部13aより小径の内筒部13bとが同心的に円弧状に延びて形成されており、外筒部13aと内筒部13bとは、連絡部13cにより連結されている。そして、第1レバー12の内筒部13bと外筒部13aとの間の隙間18に、下部ハウジング11の円周壁14a,14bが入り込むようにして、第1レバー12の2重円筒部分13を下部ハウジング11の上半部に嵌め込む。そうすると、第1レバー12は、外筒部13a及び内筒部13bが下部ハウジング11の円周壁14a、14bに案内されて回動するため、孔17の中心の周りに、円滑に回動する。第1レバー12の下部ハウジング11から露出した第1部分は、羽根12aとなっており、この羽根12aにおける後述する羽根22aと対向する面には、突起42が形成されており、対向面の反対側の面には、指の滑動を防止するための凹凸41が形成されている。第1レバー12の内筒部13bと外筒部13aとを連結する連絡部13cの下面には、孔17の中心に向けて開口する1対の壁13eが形成されており、壁13e間に、コイルバネ50の他端部を係止する間隙13dが形成されている。
次に、上部ハウジング21について、図3、図5及び図6を参照して説明する。図3(a)は上部ハウジング21を下方から見た斜視図、図3(b)は第2レバー22を下方から見た斜視図、図6(a)は上部ハウジング21の底面図、図6(b)は図6(a)の左側面図、図6(c)は図6(a)の正面図、図6(d)は上部ハウジング21の平面図である。つまり、図3及び図6は、上部ハウジング21を上下を逆にして机上においたときの図面であり、図3はその斜視図、図6(a)は平面図、図6(d)は底面図である。上部ハウジング21及び第2レバー22の構造は、基本的には、下部ハウジング11及び第1レバー12の構造と同一である。上部ハウジング21も、その中心部に、上部ロッド2が挿通する孔27が設けられている。また、上部ハウジング21の外壁は孔27を中心とする円筒状をなし、上部ハウジング21の外壁により囲まれた上部ハウジング21内部におけるその上半部(図3,図6上で上半部:実際は下半部になる)に、孔27を中心とする円周上の位置に、第2壁としての円周壁24a,24bが形成されている。これらの円周壁24a、24bの間には、後述する第2コイルバネの一端部を係止するための間隙24cが形成されている。一方、上部ハウジングについては、円周壁24aの上面には凹部25aと貫通孔26aが形成されており、円周壁24bの上面には凹部25bと貫通孔126b、26cが形成されている点が、下部ハウジング11と異なる。これは、図7に示すように、上部ハウジング21を、これらの凹部25a、25b、貫通孔26a、26b、26cが形成された側の面を下方にして、下部ハウジング11上に重ねた場合に、下部ハウジング11の突起15a,15bが、上部ハウジング21の凹部25a、25bに嵌合して、上部ハウジング21と下部ハウジング11との位置関係が規定されるようにするためである。また、このとき、下部ハウジング11の凹部16a,16b、16cの位置と、上部ハウジング21の貫通孔26a,26b、26cの位置とが、整合するように、これらの凹部及び貫通孔が形成されている。これにより、図7に示すように、ネジ63を上部ハウジング21の貫通孔26a,26b、26cを挿通して、下部ハウジング11の凹部16a,16b、16cまで到達させ、ネジ63を凹部16a,16b、16c内にねじ込むことにより、上部ハウジング21と下部ハウジング11とを相互に固定することができる。
上部ハウジング21においても、円周壁24a、24bの内面は、孔27よりも若干大径で円弧状をなしており、円周壁24a,24bの厚さ(内面と外面との間の間隔)は一定である。円筒状をなす上部ハウジング21の外面の一部はその上半部(実際は下半部)が切り欠かれており、後述する第2レバー22が回動するための開口窓29となっている。一方、上部ハウジング21の下面64(実際は上面)には、孔27を取り囲む3等配の位置に、ネジ63を挿通させる孔62が形成されている。
第2レバー22は、上部ハウジング21内の部分23が2重円筒状をなし、上部ハウジング21から露出する第2部分が羽根状(羽根22a)をなす。この2重円筒状の部分23は、外筒部23aと、この外筒部23aより小径の内筒部23bとが同心的に円弧状に延びて形成されており、外筒部23aと内筒部23bとは、連絡部23cにより連結されている。そして、第2レバー22の内筒部23bと外筒部23aとの間の隙間28に、上部ハウジング21の円周壁24a,24bが入り込むようにして、第2レバー22の2重円筒部分23を上部ハウジング21の上半部(実際には下半部)に嵌め込む。そうすると、第2レバー22は、外筒部23a及び内筒部23bが上部ハウジング21の円周壁24a、24bに案内されて回動するため、孔27の中心の周りに、円滑に回動する。第2レバー22の上部ハウジング21から露出した第2部分は、羽根22aとなっており、この羽根22aにおける羽根12aと対向する面には、突起44が形成されており、対向面の反対側の面には、指の滑動を防止するための凹凸43が形成されている。第2レバー22の内筒部23bと外筒部23aとを連結する連絡部23cの下面には、第1レバー12と同様に、孔27の中心に向けて開口する1対の壁23e(図27参照)が形成されており、壁23e間に、コイルバネ51の他端部を係止する間隙23dが形成されている。
図10(a)はコイルバネ50,51の平面図、図10(b)はコイルバネ50(51)の正面図である。図10に示すように、コイルバネ50,51は、その両端部52,53がコイル軸方向に垂直に且つコイルの半径方向外側に向かって屈曲している。
図7は、上部ハウジング21及び下部ハウジング11の組み立て方法を示す斜視図である。先ず、下部ハウジング11の円周壁14a、14bに囲まれた内部に、コイルバネ50を、その下端端部52を円周壁14a、14b間の間隙14c内に係止させて、配置する。そして、第1レバー12を、その下面に形成されている1対の壁13e間の間隙13dにコイルバネ50の上端端部53が嵌合するようにして、下部ハウジング11内に格納する。即ち、第1レバー12の外筒部13aと内筒部13bとの間の間隙18に、下部ハウジング11の円周壁14a、14bを嵌合させて、第1レバー12を下部ハウジング11内に嵌め込む。一方、上部ハウジング21内にも、同様にして、コイルバネ51を格納し、第2レバー22を格納する。この場合に、コイルバネ51の上端端部53を、上部ハウジング21の円周壁24a、24b間の間隙24c内に係止させ、コイルバネ51の下端端部52を、第2レバー22の1対の壁23e間の間隙23d内に係止させる。また、第2レバー22の外筒部23aと内筒部23bとの間の間隙28に、上部ハウジング21の円周壁24a、24bが嵌合するようにする。
この状態で、上部ハウジング21を下部ハウジング11上に重ねる。この場合に、第1レバー12の羽根部12a及び第2レバー22の羽根部22aは、夫々、下部ハウジング11の開口窓19及び上部ハウジング21の開口窓29を挿通して、ハウジング外部に露出する。また、上部ハウジング21の凹部25a、25bを下部ハウジング11の凸部15a、15bに嵌合する。そうすると、上部ハウジング21の下面64(実際は上面)に設けた孔62は、上部ハウジング21内において、貫通孔26a、26b、26cとなり、下部ハウジング11の凹部16a、16b、16cと整合する。そこで、ネジ63を孔62及び貫通孔26a等に挿入し、ネジ63の先端を下部ハウジング11の凹部16a等にねじ込む。これにより、上部ハウジング21と下部ハウジング11とが相互に連結固定される。
これにより、図8及び図9に示すように、下部ハウジング11と上部ハウジング21とが一体的に組み立てられ、第1レバー12及び第2レバー22を2本の指で摘まんで、相互に接近する方向に回動させることにより、コイルバネ50,51の径を変更することができるようになる。
次いで、下部ハウジング11の固定壁30に下部ロッド1の上端部を嵌合し、ネジ孔32内にネジを螺合して、このネジを締め付けることにより、下部ハウジング11を下部ロッド1に固定する。そして、図1に示すように、上部ロッド2を上部ハウジング21の孔27内に挿入し、更に、下部ハウジング11に固定されている下部ロッド1の内部に挿入する。このとき、図8に示すように、第1レバー12及び第2レバー22は接近方向に挟持しておく。上部ロッド2を上部ハウジング21内に挿入した後、この第1レバー12及び第2レバー22の挟持を緩めると、上部ロッド2は上部ハウジング21及び下部ハウジング11に固定される。
図7に示すように、下部ハウジング11内に格納されるコイルバネ50と、上部ハウジング21内に格納されるコイルバネ51とは、同一の形状及び構造のバネである。図示例の場合は、コイルバネ50,51は、線材を右回転で螺旋状に巻回したときに、上方に積み上げられていく形式のものである。このとき、図8に示すように、第1レバー12を第2レバー22に向けて回動させると、図7に示すように、第1レバー12に係止されたコイルバネ50の上端端部53はコイルバネ50を広げる方向に移動し、コイルバネ50の径は拡大する。一方、第2レバー22を第1レバー12に向けて回動させると、図7に示すように、第2レバー22に係止されたコイルバネ51の下端端部52はコイルバネ51を広げる方向に移動し、コイルバネ51の径は拡大する。従って、図8に示すように、第1レバー12及び第2レバー22を接近する方向に回動させると、コイルバネ50,51の径が拡大し、コイルバネ50、51による上部ロッド2の締め付けが緩くなるか、又は上部ロッド2が開放される。
次に、上述のごとく構成された本実施形態の高さ調節装置の動作について説明する。図8に示すように、第1レバー12及び第2レバー22を摘まんで、相互に接近する方向に回動する。この状態で、図1に示すように、下部ハウジング1の下面の固定壁30に、下部ロッド1の上端部を嵌合し、ネジ孔32を介して、下部ロッド1の上端部を下部ハウジング11にネジ止めする。よって、下部ロッド1は、図4(d)に示す固定壁30に外嵌し、下部ロッド1の内面が固定壁30の外面に接触した状態で位置決めされる。従って、孔17及び孔27は、下部ロッド1の内径より小さく、孔27及び孔17内に挿入された上部ロッド2は、下部ロッド1の内部に挿入される。この状態で、上部ロッド2が下部ロッド1から露出している部分の長さを調節することにより、点滴スタンドの高さを調節する。そして、第1レバー12及び第2レバー22から指を離隔させて、第1レバー12及び第2レバー22を自由にする。そうすると、コイルバネ50,51はその弾性力により、元の形状及び構造に戻り、コイルバネ50,51の内径が縮小し、コイルバネ50,51の内面が上部ロッド2を締め付ける。コイルバネ50,51は下部ハウジング11及び上部ハウジング21内に格納されているので、コイルバネ50,51に締め付けられた上部ロッド2は上部ハウジング21及び下部ハウジング11に固定される。
そして、点滴スタンドの高さ、即ち、点滴バッグの高さ位置を変更する場合は、作業者が、図8に示すように第1レバー12及び第2レバー22を指で摘まんで、図1に示すように、第1レバー12及び第2レバー22を相互に接近する方向に回動させる。そうすると、コイルバネ50及びコイルバネ51の内径が大きくなり、コイルバネ50及びコイルバネ51による上部ロッド2の締め付け力が弱くなり、又はコイルバネ50及びコイルバネ51が上部ロッド2から離隔するので、上部ロッド2は下部ロッド1に対してその軸芯方向に移動することができる。このため、上部ロッド2の位置を容易に調整することができ、下部ロッド1と上部ロッド2の下部ロッド1から露出した部分との全長が変化し、点滴スタンドの高さを調節することができる。このように、第1レバー12の第1部分12a及び第2レバー22の第2部分22aを相互に接近する方向に摘まむだけで、上部ロッド2の高さ位置を調節できるので、点滴バッグの高さの調節が容易である。
上述のごとく、図7に示すように、第1コイルバネ50及び第2コイルバネ51は、第1レバー12の第1部分12a及び第2レバー22の第2部分22aを相互に接近する方向に回動させることにより、そのバネ径が大きくなるように、弾性的に変形する。これは、前述の如く、第1コイルバネ50の上端部53を第1レバー12の壁13e間の間隙13d(図5(b)参照)に係止させ、第2コイルバネ51の下端部52を第2レバー22の壁23e間の間隙23dに係止させることにより、第1レバー12及び第2レバー22を相互に接近する方向に回動させると、第1コイルバネ50及び第2コイルバネ51は、そのコイル径が拡大するように弾性的に変形することにより、実現できる。従って、第1コイルバネ50及び第2コイルバネ51は、その中心軸に沿って、同一方向に巻回されている。このため、第1コイルバネ50及び第2コイルバネ51は、第1レバー12及び第2レバー22を相互に接近する方向に回動させることにより、同一の動作(コイル径拡大)を行い、上部ロッド2の締め付け力を開放する。
そして、第1レバー12の第1部分12a及び第2レバー22の第2部分22aから指を離して、その挟持を解除すると、コイルバネ50及びコイルバネ51は、弾性力により、それらの内径が小さくなる方向に変形して元の形状及び構造に戻り、上部ロッド2を締め付ける。これにより、上部ロッド2が点滴スタンドの上部ハウジング21及び下部ハウジング11に固定され、上部ロッド2の位置がその状態に保持される。この上部ロッド2が第1コイルバネ50及び第2コイルバネ51により締め付けられて固定されているときに、点滴バッグを垂下する係止棒6(図12参照)等を介して、上部ロッド2にその軸心の周りに回転させる方向に応力が作用しようとしても、この上部ロッド2を締め付けている第1コイルバネ50及び第2コイルバネ51のいずれか一方は、上部ロッド2の周面との間の摩擦力により、コイル径が小さくなる方向に変形し、このコイルが上部ロッド2をより一層締め付けるので、上部ロッド2にはその回転を阻止する応力が作用し、上部ロッド2及び点滴バッグの回転が防止される。つまり、第1コイルバネ50及び第2コイルバネ51は、いずれも同一方向に回転するコイルバネである。例えば、図7に示すように、下方の第1コイルバネ50と、上方の第2コイルバネ51とは、下方から上方に向かって反時計方向に回転しつつ、円筒状に巻回されている。そして、下方の第1コイルバネ50はその下端部52が間隙14cに係止されて固定され、上方の第2コイルバネ51はその上端部53が間隙24cに係止されて固定されている。このため、仮に、上部ロッド2に時計方向の回転応力が作用すると、上部ロッド2の周面に接触してこれを締め付けている上方の第2コイルバネ51は、その下端部52が第2レバー22とともに、摩擦力により、時計方向に回転する方向に応力が印加され、コイル径が小さくなって、第2コイルバネ51は上部ロッド2を締め付けようとする。このため、上部ロッド2は、係止棒6に回転応力が作用しても、回転することはない。なお、この場合、下方の第1コイルバネ50による上部ロッド2の締め付け力は、第1コイルバネ50に時計方向の摩擦力が印加されると、その上端部53が時計方向に回転しようとして第1コイルバネ50のコイル径が大きくなろうとし、上部ロッド2に対する第1コイルバネ50の締め付け力は緩和される。
このとき、上部ロッド2はコイルバネ50及びコイルバネ51により締め付けられてその位置に固定されているので、作業者の握力には無関係に固定状態が保持され、不用意に上部ロッド2が落下することはなく、確実に点滴バッグの高さが保持される。
また、第1レバー12及び第2レバー22が、2重円筒形状の部分を有し、下部ハウジング11及び上部ハウジング21がこの2重円筒形状の部分を嵌合する円周壁14a、14b及び円周壁24a,24bを有することにより、第1レバー12及び第2レバー22を、コイルバネ50及びコイルバネ51の弾性力に抗して、相互に接近する方向に回動させるときに、第1レバー12及び第2レバー22を円滑に回動させることができる。
更に、下部ハウジング11に下部ロッド1の端部を嵌合する固定壁30を設けることにより、下部ハウジング11を下部ロッド1に対して容易に位置決めすることができる。
そして、図8に示すように、本実施形態においては、第1レバー12の第1部分12aと第2レバー22の第2部分22aとの相互に対向する面に、相互に当接可能の突起42,44を設けているので、作業者が第1部分12a及び第2部分22aを過大な力で挟持しても、第1部分12a及び第2部分22aの根元に過大な応力が印加されて、第1部分12a及び第2部分22aが折損してしまうことを防止できる。また、第1部分12a及び第2部分22aには、指が接触する面に、凹凸43,45が形成されているので、第1部分12a及び第2部分22aを摘まむときに、指が滑ることもない。
なお、上部ロッド2は下部ロッド1内に挿入されて、下部ロッド1内を昇降する。そこで、下部ロッド1と上部ロッド2との間の隙間に、弾性板が介在するように、この弾性板を下部ロッド1の外周面に設けることにより、上部ロッド2が下降するときに、下部ロッド1の内部の空気の圧力が高まり、上部ロッド2の下降に対して抵抗力を付与することができる。これにより、コイルバネ50及びコイルバネ51を緩めたときに、上部ロッド2がフリーの状態でも、上部ロッド2が急激に落下することなく、上部ロッド2を徐々に降下させることができる。なお、このように、急落下防止のために、ダンパーを設けておくことにより、点滴スタンドの高さ調節作業に際し、操作者は、上部ロッド2を支えておく必要がないので、第1部分12a及び第2部分22aを摘まむだけでよく、片手操作が可能になる。なお、この急落下防止の構成は、特許文献1に記載されたように構成することもできる。
なお、本発明は、キャスタにより移動する台部5に下部ロッド1が立設された点滴スタンドに限らず、ベッドの筒支持部に下部ロッド1が挿入されて、ベッド又は車椅子に支持される下部ロッド1及び上部ロッド2を備えた点滴ポールについても、本発明の高さ調節装置を設置することができる。
本発明は、点滴バッグの高さ調節が容易であり、不用意に点滴高さが降下してしまうことなく、作業者の握持力によらずに、確実に点滴高さを保持することができるので、病院又は介護施設における点滴作業に極めて有用である。
1:下部ロッド
2:上部ロッド
11:下部ハウジング
12:第1レバー
13a,23a:外筒部
13b、23b:内筒部
14a、14b、24a,24b:円周壁
21:上部ハウジング
22:第2レバー
50,51:コイルバネ

Claims (6)

  1. 円筒状の第1ロッドと、この第1ロッドの内径より小さい外径を有して前記第1ロッド内に挿入される円柱状又は円筒状の第2ロッドとを備え、前記第1ロッド及びこの第1ロッドから外部に露出した前記第2ロッドの部分の全長により高さが決まる点滴懸架装置の前記高さを調節する装置において、
    前記第1ロッドに固定されるハウジングと、
    前記ハウジング内に、前記第1及び第2ロッドの軸芯の周りに回動するように格納された第1レバーと、
    前記ハウジングに固定された第2レバーと、
    一端が前記第1ハウジングに係止され、他端が前記第1レバーに係止されて、前記第1ハウジング内に前記第2ロッドを外嵌するように配置されたコイルバネと、
    を有し、
    前記第1レバー及び前記第2レバーの夫々前記ハウジングから外部に露出した第1部分及び第2部分を相互に接近する方向に挟持することにより、前記コイルバネの内径を大きくすることによって前記第2ロッドに対する締め付けを緩め、
    前記第1レバー及び前記第2レバーの前記第1部分及び第2部分の挟持を解除した場合に、前記コイルバネの内径が小さくなって前記コイルバネが前記第2ロッドを締め付けることを特徴とする点滴懸架装置の高さ調節装置。
  2. 円筒状の第1ロッドと、この第1ロッドの内径より小さい外径を有して前記第1ロッド内に挿入される円柱状又は円筒状の第2ロッドとを備え、前記第1ロッド及びこの第1ロッドから外部に露出した前記第2ロッドの部分の全長により高さが決まる点滴懸架装置の前記高さを調節する装置において、
    前記第2ロッドが挿通するように前記第1ロッドに固定される第1ハウジングと、
    前記第2ロッドが挿通するように前記第1ハウジングに固定される第2ハウジングと、
    前記第1ハウジング内に格納され、前記第1及び第2ロッドの軸芯の周りに回動する第1レバーと、
    前記第2ハウジング内に格納され、前記第1及び第2ロッドの軸芯の周りに回動する第2レバーと、
    一端が前記第1ハウジングに係止され、他端が前記第1レバーに係止されて、前記第1ハウジング内に前記第2ロッドを外嵌するように配置された第1コイルバネと、
    一端が前記第2ハウジングに係止され、他端が前記第2レバーに係止されて、前記第2ハウジング内に前記第2ロッドを外嵌するように配置された第2コイルバネと、
    を有し、
    前記第1レバー及び前記第2レバーの夫々前記第1ハウジング及び第2ハウジングから外部に露出した第1部分及び第2部分を相互に接近する方向に挟持して回動させることにより、前記第1コイルバネ及び第2コイルバネの内径を大きくすることによって前記第2ロッドに対する締め付けを緩め、
    前記第1レバー及び前記第2レバーの前記第1部分及び第2部分の挟持を解除した場合に、前記第1コイルバネ及び第2コイルバネの内径が小さくなって前記第1コイルバネ及び第2コイルバネが前記第2ロッドを締め付けることを特徴とする点滴懸架装置の高さ調節装置。
  3. 前記第1レバーの前記第1ハウジング内の部分は、前記第1及び第2ロッドの軸芯を中心とする2重円筒形状を有し、前記第1ハウジングは前記第1レバーの二重円筒の間を仕切る円筒状の第1壁を有し、
    前記第2レバーの前記第2ハウジング内の部分は、前記第1及び第2ロッドの軸芯を中心とする2重円筒形状を有し、前記第2ハウジングは前記第2レバーの二重円筒の間を仕切る円筒状の第2壁を有することを特徴とする請求項2に記載の点滴懸架装置の高さ調節装置。
  4. 前記第1ハウジングにおける第2ハウジングの反対側の部分に、前記第1ロッドの外面と前記第1ロッドの内面とを規制する1対の円筒状の固定壁が形成されており、前記第1ロッドの端部が前記1対の固定壁に嵌合されて前記第1ハウジングが前記第1ロッドに位置決めされていることを特徴とする請求項2又は3に記載の点滴懸架装置の高さ調節装置。
  5. 前記第1レバーの第1部分と、前記第2レバーの第2部分との相互に対向する面には、夫々第1突起及び第2突起が形成されており、前記第1部分及び第2部分を相互に接近する方向に挟持したときに前記第1突起と前記第2突起とが相互に当接することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の点滴懸架装置の高さ調節装置。
  6. 前記第2ロッドにおける前記第1ロッド内に進入する部分に、前記第2ロッドと前記第1ロッドとの間の隙間に介在して前記第1ロッドに接触する弾性板が設けられていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の点滴懸架装置の高さ調節装置。
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