JP2014187803A - 宅内装置情報から停電情報を決定可能な停電監視システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】宅内装置からの情報に基づいて停電発生の有無を判定し、さらに当該停電の発生地域を決定することが可能な停電監視システムを提供する。
【解決手段】本停電監視システムは、局装置と、ネットワークを介してこの局装置に接続された宅内装置とを備えている。宅内装置は、電力供給の停止を検知する電力供給検知手段と、電力供給が停止した際、少なくとも装置識別子と電力供給停止の発生時刻との組情報を局装置宛てに送信する宅内装置送信手段とを有している。一方、局装置は、複数の宅内装置から取得した複数の組情報に基づいて、停電が発生したか否かを判定し、停電が発生したとの判定を行った際、停電の発生地域を決定する停電地域決定手段と、停電が発生したとの判定が行われた際、当該停電の発生又は当該停電の発生地域に係る情報を所定の連絡先宛てに送信する局装置送信部とを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、局装置において宅内装置からの情報を処理する技術に関する。
近年、ホームゲートウェイ(HGW)といったデジタル情報メディアを処理する宅内装置(宅内機器、CPE)の普及がめざましい。ここで、HGWは、インターネット、CATV(Cable Television)、地上波デジタル放送、及びIP電話等から取得されるデジタル情報を伝送する通信ネットワークと、パーソナル・コンピュータ(PC)及びテレビジョン(TV)等の情報機器やデジタル家電が接続された宅内ネットワークとの橋渡しを行う機器である。
宅内装置は、通常、デバイスエージェント(DA)機能を搭載している。DAは、宅内装置と、宅内装置を制御・管理する局装置との間で、装置起動時に又は定期的に通信を実施し、ソフトウェアのバージョンアップの有無を確認したり、宅内装置内部のログ収集を実行したりする。
このように、各世帯におけるデジタル情報処理の重要な役割を担う宅内装置においては、停電等による突然の停止、さらにはその後の再起動といった事象が問題となる。実際、このような停止及び再起動といった事象は、例えば通信事業者の提供するサービスに対するユーザによるクレーム案件の1つとなっている。
このように機器停止・再起動の問題の原因となり得る停電を、機器の動作から判定する技術として、例えば、特許文献1には、各動力機器の正常・異常を判定し、同一周期内に規定数以上の動力機器が異常と判定された際に停電可能性ありと判定する動力機器・電力系統の監視システムが開示されている。
特開平8−249059号公報
しかしながら、上述した特許文献1のような従来技術を適用しても、HGWといった宅内装置の停止、さらにはその後の再起動といった事象が、装置の不良動作・不具合によるものなのか、停電によるものなのかを判別することは、なお困難である。
ここで、電力会社は、通常、ホームページを介して停電情報を提供しているが、所定時間以内、例えば5分以内、の停電については提供しない場合も少なくない。従って、例えば装置停止のクレームを受けた通信事業者が、適切な対応を選択するのに相当の時間を要してしまう事態が発生し得る。また、宅内装置の不具合が装置停止の原因であったにも関わらず、ユーザからのクレームに対し適切な説明を行うことができない、といった問題も生じ得る。
さらに、停電の場合、その停電の発生した地域についての情報を得る必要がある。実際、例えば通信事業者が停電情報を通知するにしても、停電発生地域に属している装置のユーザに対してのみ通知する必要がある。
そこで、本発明は、宅内装置からの情報に基づいて停電発生の有無を判定し、さらに当該停電の発生地域を決定することが可能な停電監視システム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、局装置と、ネットワークを介してこの局装置に接続された宅内装置とを備えた停電監視システムであって、
宅内装置は、
電力供給の停止を検知する電力供給検知手段と、
電力供給が停止した際、少なくとも装置識別子と電力供給停止の発生時刻との組情報を局装置宛てに送信する宅内装置送信手段と
を有しており、局装置は、
複数の宅内装置から取得した複数の組情報に基づいて、停電が発生したか否かを判定し、停電が発生したとの判定を行った際、停電の発生地域を決定する停電地域決定手段と、
停電が発生したとの判定が行われた際、当該停電の発生又は当該停電の発生地域に係る情報を所定の連絡先宛てに送信する局装置送信部と
を有する停電監視システムが提供される。
この停電監視システムにおいて、宅内装置は、電力供給が停止した際、少なくとも組情報を送信するのに必要な電力を供給可能な蓄電部を更に有することも好ましい。
また、本発明の停電監視システムにおける一実施形態として、
宅内装置は、配下に少なくとも1つの情報機器を有していて、情報機器の作動状況に係る情報を取得可能な宅内装置受信部を備えており、
宅内装置送信手段は、電力供給が停止した際、少なくとも装置識別子と、電力供給停止の発生時刻と、取得された情報機器の作動状況に係る情報との組情報を局装置宛てに送信し、
局装置送信部は、停電が発生したとの判定が行われた際、組情報に含まれる情報機器の作動状況に係る情報が所定の条件を満たす場合に、情報機器の異常動作の可能性を、組情報に含まれる装置識別子を有する宅内装置宛てに送信することも好ましい。
さらに、本発明の停電監視システムにおける他の実施形態として、
宅内装置は、配下に少なくとも1つの情報機器を接続していて、情報機器の作動状況に係る情報を取得可能な宅内装置受信部を備えており、
宅内装置送信手段は、電力供給が停止した際、少なくとも装置識別子と、電力供給停止の発生時刻と、取得された情報機器の作動状況に係る情報との組情報を局装置宛てに送信し、
局装置は、
組情報に含まれる装置識別子毎に、連絡先である端末のアドレスを予め対応付けて記憶する連絡先記憶部と、
組情報に含まれる情報機器の作動状況に係る情報が所定の条件を満たす場合、情報機器の作動状況に係る情報を、組情報に含まれる装置識別子に対応付けられたアドレス宛てに送信する外部ネットワーク送信部とを有することも好ましい。
さらに、本発明の停電監視システムにおける停電地域決定に係る一実施形態として、
局装置は、組情報に含まれる装置識別子毎に、当該装置識別子を有する宅内装置の設置地点を予め対応付けて記憶する宅内装置設置地点記憶部を更に有しており、
停電地域決定手段は、取得された組情報の中で、少なくとも3である所定数以上の電力供給停止発生時刻が所定時間範囲内に含まれる場合、停電が発生したと判定し、所定時間範囲内に含まれる電力供給停止発生時刻を含む組情報の各々に含まれる装置識別子に対応付けられた複数の設置地点によって規定される地域を、停電の発生地域に決定することも好ましい。
また、本発明の停電監視システムにおける停電地域決定に係る他の実施形態として、
宅内装置は、宅内装置の設置地点を測位する測位部を更に有しており、
宅内装置送信手段は、電力供給が停止した際、少なくとも装置識別子と、電力供給停止の発生時刻と、測位部によって測定された設置地点情報との組情報を局装置宛てに送信し、
停電地域決定手段は、取得された組情報の中で、少なくとも3である所定数以上の電力供給停止発生時刻が所定時間範囲内に含まれる場合、停電が発生したと判定し、所定時間範囲内に含まれる電力供給停止発生時刻を含む組情報の各々に含まれる複数の設置地点情報によって規定される地域を、停電の発生地域に決定することも好ましい。
さらに、本発明の停電監視システムにおける停電地域決定に係る更なる他の実施形態として、
局装置の配下に少なくとも1つの局側光終端装置が設置されていて、宅内装置は局側光終端装置を介して局装置に接続しており、
停電地域決定手段は、1つの局側光終端装置の配下において、取得された組情報の中で少なくとも2である所定数以上の電力供給停止発生時刻が所定時間範囲内に含まれる場合、停電が発生したと判定し、上記1つの局側光終端装置の配下の宅内装置が構成するエリアを停電の発生地域に決定することも好ましい。
また、本発明の停電監視システムにおける他の実施形態として、
局装置は、予め登録された停電時通知対象毎に、停電時通知対象の所在地点と、連絡先である装置識別子又はアドレスと、停電時間又は停電規模についての通知条件とを対応付けて記憶する通知対象記憶部を更に有しており、
局装置送信部は、停電が発生したとの判定が行われた際、当該停電における停電時間又は停電規模が通知条件を満たす場合に、決定された停電の発生地域に含まれる所在地点が対応付けられた停電時通知対象における装置識別子又はアドレス宛てに、停電の発生又は停電の発生地域に係る情報を送信することも好ましい。
さらに、本発明の停電監視システムにおける他の実施形態として、
電力供給検知手段は、電力供給の再開を検知し、
宅内装置送信手段は、電力供給が再開した際、少なくとも装置識別子と電力供給の再開時刻との組情報を局装置宛てに送信し、
停電地域決定手段は、複数の宅内装置から取得した組情報に基づいて、停電が終了したか否かを判定し、
局装置送信部は、停電が終了したとの判定が行われた際、停電の終了に係る情報を送信することも好ましい。
本発明によれば、さらに、局装置と、ネットワークを介して局装置に接続された宅内装置とを利用した停電監視方法であって、
宅内装置において、電力供給の停止を検知する第1のステップと、
宅内装置において、電力供給が停止した際、少なくとも装置識別子と電力供給停止の発生時刻との組情報を局装置宛てに送信する第2のステップと、
局装置において、複数の宅内装置から取得した複数の組情報に基づいて、停電が発生したか否かを判定し、停電が発生したとの判定を行った際、停電の発生地域を決定する第3のステップと、
局装置において、停電が発生したとの判定が行われた際、当該停電の発生又は停電の発生地域に係る情報を所定の連絡先宛てに送信する第4のステップと
を有する停電監視方法が提供される。
本発明の停電監視システム及び停電監視方法によれば、宅内装置からの情報に基づいて停電発生の有無を判定し、さらに当該停電の発生地域を決定することができる。
本発明による停電監視システムの一実施形態を示す概略図である。 本発明に係る局装置及び宅内装置の一実施形態を示す機能構成図である。 本発明による停電監視方法の一実施形態を示すシーケンス図である。 本発明に係る停電発生地域の決定についての一実施形態を示す概略図である。 本発明に係る停電発生地域の決定についての他の実施形態を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
[停電監視システム]
図1は、本発明による停電監視システムの一実施形態を示す概略図である。
図1によれば、本発明による停電監視システムは、通信事業者の有する局装置としてのヘッドエンド1と、各世帯に設置された宅内装置としてのHGW(Home Gateway)2とを備えている。各HGW2は、本実施形態においてPON(Passive Optical Network)等の光固定通信網である光通信網3を介して、ヘッドエンド1と通信接続可能となっている。ここで、光通信網3においては、OLT(Optical Line Terminal:局側光終端装置)と、OLTと光幹線路で接続された光カプラと、光カプラから光分岐路で接続された複数のONU(Optical Network Unit:加入者側ユニット)とが設置されていることも好ましい。
HGW2は、光通信網3と、テレビジョンジョン(TV)等の接続されたセットトップボックス(STB)との間におけるCATVや地上波デジタル放送によるデジタル情報メディア・信号の送受信を中継・制御する。また、光通信網3とホームネットワーク4との橋渡しの役割を果たす。さらに、光通信網3を介した電話・FAX機器(TEL・FAX)との通信を中継・制御することも好ましい。
ホームネットワーク4には、パーソナル・コンピュータ(PC)等の情報機器との間で、さらにはDLNA(登録商標)認定機器との間で、無線LAN(Local Area Network)を介した通信接続のためのアクセスポイント(AP)が設置されていることも好ましい。
さらに、HGW2は、自身の設置地点を測位する測位機能を備えていることも好ましい。この際、例えばGPS衛星からの電波を利用し、GPS測位方式によってHGW2の所在位置を測定する。測定された設置地点は、後に詳述するように、ヘッドエンド1に送信され、停電発生地域の決定に利用される。
一方、ヘッドエンド1は、事業者通信網であるアクセスネットワーク(及びインターネット等)を介して、例えば医療機関、警察機関又は介護機関等に設置された通信機器である停電時通知対象と通信接続可能となっている。また、インターネット5(及びアクセスネットワーク等)を介して、少なくとも停電時に連絡先となる端末と通信接続可能となっている。
ここで、HGW2は、
(a)電力供給の停止を検知する電力供給検知部20(図2)と、
(b)電力供給が停止した際、少なくとも(ア)HGW2の装置識別子(装置ID)と(イ)電力供給停止の発生時刻との「組情報」をヘッドエンド1宛てに送信する宅内装置送信部21(図2)と
を有している。
また、HGW2は、
(c)電力供給が停止した際、少なくとも「組情報」を送信するのに必要な電力を供給可能な蓄電部203(図2)
を更に有している。一般に、HGWのような宅内装置は、基本的に電源を常時ONの状態にして使用されることが想定されている。このため、電力供給が停止すると、通常は動作不能となる。そこで、電力供給が停止した場合に備えて蓄電部203が設置されるのである。蓄電部203の電力供給能力は、例えば、数秒間、「組情報」送信等の動作が可能な程度であってもよい。
一方、局装置は、
(d)複数のHGW2から取得した複数の「組情報」に基づいて、停電が発生したか否かを判定し、停電が発生したとの判定を行った際、この停電の発生地域を決定する停電地域決定部12(図2)と、
(e)停電が発生したとの判定が行われた際、この停電の発生又はこの停電の発生地域に係る情報を所定の連絡先宛てに送信する局装置送(受)信部11(図2)と
を有している。
このようなシステム構成によって、HGW2からの「組情報」に基づいて停電発生の有無を判定し、さらに当該停電の発生地域を決定することが可能となるのである。その結果、例えば通信事業者は、HGW2の停止、さらにはその後の再起動といった事象が、装置の不良動作・不具合によるものなのか、停電によるものなのかを判別することができる。因みに、本発明において、停電とは、商用電源からの電力供給が停止する事態であると定義される。
尚、上記の(d)停電地域決定部12(図2)における停電発生地域の決定方法については、後に、図4及び5を用いて詳細に説明する。
同じく図1によれば、他の実施形態として、HGW2の配下には、少なくとも1つの情報機器(STB、TV、PC、TEL・FAX、DLNA認定機器等)が設けられており、HGW2は、
(f)情報機器の作動状況に係る情報を取得可能な宅内装置(送)受信部21(図2)
を備えていることも好ましい。ここで、情報機器の作動状況とは、例えば、STBが録画中である、PCやスマートフォンが無線LAN経由で搭載アプリケーション等をバージョンアップしている最中である、DLNAにおけるコンテンツ・番組のムーブ中である、TVの電源がONでありチャネルが何々に設定されている等の情報である。また、情報機器の状態が変化したとの情報、例えば、アイドル状態から録画状態に移行したとの情報、とすることもできる。特に、停電時に障害が発生し得る動作の最中である、又はそのような動作に移行した、との情報であることも好ましい。
この実施形態では、宅内装置送信部21(図2)は、電力供給が停止した際、少なくとも(ア)HGW2の装置IDと、(イ)電力供給停止の発生時刻と、(ウ)取得された当該情報機器の作動状況に係る情報との「組情報」をヘッドエンド1宛てに送信する。
さらに、局装置送(受)信部11(図2)は、停電が発生したとの判定が行われた際、「組情報」に含まれる(ウ)情報機器の作動状況に係る情報が所定の条件、例えば「アプリケーション等のバージョンアップ中である」との条件、を満たす場合に、情報機器の異常動作の可能性を、「組情報」に含まれる装置IDを有するHGW2宛てに送信する。ここで、情報機器の異常動作とは、例えばHGW2及び配下の情報機器が停止した後、再起動した際に生じ得る、録画不良、DLNAのムーブ失敗、アプリケーションバージョンアップの失敗、各種初期設定の消失等を指す。
これにより、ユーザに対し、停電時における情報機器への対応を適切にアドバイスすることができる。また、不要なクレーム発生を回避することも可能となる。
さらに、この実施形態において、ヘッドエンド1は、
(g)「組情報」に含まれる装置ID毎に、連絡先である端末の(電子メールアドレス等の)アドレスを予め対応付けて記憶する連絡先記憶部103(図2)と、
(h)「組情報」に含まれる(ウ)情報機器の作動状況に係る情報が所定の条件、例えば「録画中である」との条件、を満たす場合、この(ウ)情報機器の作動状況に係る情報を、「組情報」に含まれる装置IDに対応付けられたアドレス宛てに送信する外部ネットワーク送(受)信部13(図2)と
を有することも好ましい。尚、この場合、情報機器の作動状況が録画前であったり、DLNAムーブ中であったりしても所定の条件(「録画中である」との条件)を満たさないので通知は行われない。
これにより、ヘッドエンド1が、各世帯における設置された情報機器の動作に対する停電の影響を把握した上で、例えば停電時に外出していたユーザ(の端末)に対し、停電による情報機器への影響に係る情報を適宜通知することができる。
尚、録画中やDLNAムーブ中の停電によって取得されるべきコンテンツを喪失したユーザに対し、喪失したコンテンツに関するVOD(Video On Demand)サービス、再放送チャンネル提示サービス等を提供することも可能である。
同じく図1によれば、更なる他の実施形態として、ヘッドエンド1は、
(i)予め登録された(医療機関、警察機関又は介護機関等に設置された通信機器である)停電時通知対象毎に、(カ)当該停電時通知対象の所在地点と、(キ)連絡先である装置ID又は(電子メールアドレス等の)アドレスと、(ク)停電時間又は停電規模についての通知条件とを対応付けて記憶する通知対象記憶部104(図1)
を備えていることも好ましい。
この実施形態では、局装置送(受)信部11(図2)は、停電が発生したとの判定が行われた際、当該停電における停電時間又は停電規模が(ク)通知条件、例えば停電時間が3分以上との条件、又は例えば停電発生世帯(HGW2)の数が1000以上との条件、を満たすか否かを判定する。次いで、通知条件が満たされるとの判定が行われた際、決定された停電発生地域に含まれる所在地点が対応付けられた停電時通知対象における(キ)装置ID又はアドレス宛てに、当該停電の発生又は当該停電の発生地域に係る情報を送信する。ここで、停電時間は、HGW2が電力供給再開時刻を通知するようにした上で、同時刻と電力供給停止発生時刻との差として算出される。
これにより、ヘッドエンド1が、予め登録された停電時通知対象に対し、停電時間又は停電規模について通知すべき条件を満たす停電に係る情報を、適宜通知することができる。
尚、ヘッドエンド1は、(例えば医療機関等に設置された通信機器である)停電時通知対象の管理下にある各戸、施設についての所在情報、停電時間又は停電規模に応じた通知条件を、予め登録しておいてもよい。これにより、停電が発生した際、ヘッドエンド1は、停電発生地域内に位置する停電時通知対象に対し、停電情報・アラームを管理下の各戸、施設に通知させ、停電後の対応を速やかに実施させることもできる。
さらに、ヘッドエンド1は、停電時通知対象の各機関・団体による事前の許可を得た上で、各戸、施設に対し、利用可能な通信ネットワークを介して直接通知を行ってもよい。ここで、通知条件の一例として、病院が医療機器に搭載された蓄電池の容量を勘案して3分以上の停電である場合にのみ通知する、との通知条件を登録した場合、例えば停電時間が2分である場合は通知せず、3分以上の場合に通知することになる。
[局装置及び宅内装置の機能構成]
図2は、本発明に係る局装置及び宅内装置の一実施形態を示す機能構成図である。
図2によれば、HGW2は、局側インタフェース200と、LAN側インタフェース201と、機器インタフェース202と、蓄電部203と、給電部204と、測位部205と、表示・入力部206と、プロセッサ・メモリとを備えている。ここで、プロセッサ・メモリは、HGW2に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって、その機能を実現させる。
さらに、プロセッサ・メモリは、機能構成部として、電力供給検知部20と、宅内装置送受信部21と、時計22とを有する。
局側インタフェース200は、光通信網3を介してヘッドエンド1に接続するインタフェースであり、例えばONUと接続されることも好ましい。また、LAN側インタフェース201は、ホームネットワーク4を介してPC等の情報機器と接続されるインタフェースである。さらに、機器インタフェース202は、例えば、STBやTEL・FAX等の情報機器と接続されるインタフェースである。
給電部204は、装置外部からの供給電力を受け取るインタフェースであってもよく、または、装置外部からの供給電力を装置内の各機能部に配電する配電部であってもよい。一方、蓄電部203は、例えば電池であり、給電部204に係る電力供給が停止した際、少なくともHGW2がヘッドエンド1に対し組情報を送信するのに必要な電力を供給する。
測位部205は、HGW2の設置地点を測位する。この際、例えばGPS衛星からの電波を利用し、GPS測位方式によってHGW2の所在位置を測定する。
表示・入力部206は、例えばタッチパネル・ディスプレイ、又はディスプレイとキーボードとの組合せであり、ヘッドエンド1から受け取った停電発生情報及び停電発生地域情報を表示する。また、LAN側インタフェース201及び機器インタフェース202を介して接続された情報機器から受け取った当該情報機器の作動状況を表示する。さらに、装置ID設定、設置地点設定、停電時の連絡先となる端末のアドレス情報設定等を、手入力可能とする。
電力供給検知部20は、給電部204を監視し、電力供給の停止及び再開を検知する。また、この検知結果を宅内装置送受信部21(送信情報生成部210)に送信する。
宅内装置送受信部21は、送信情報生成部210と、送受信部211とを有している。送信情報生成部210は、電力供給検知部20から検知結果を入力し、時計22から(電力供給停止)時刻情報を入力して、電力供給が停止した際、少なくとも(ア)装置IDと(イ)電力供給停止の発生時刻との「組情報」を生成する。
送信情報生成部210は、さらに、機器インタフェース202を介して配下に接続された情報機器の作動状況に係る情報を取得し、(ウ)情報機器の作動状況情報を更に含む「組情報」を生成することも好ましい。また、測位部205からHGW2の設置地点の情報を入力し、(エ)設置地点情報を更に含む「組情報」を生成することも好ましい。尚、送信情報生成部210は、生成した「組情報」を記録可能であることも好ましい。
さらに、送信情報生成部210は、電力供給が再開した際、少なくとも(ア)装置IDと(オ)電力供給の再開時刻との「組情報」をヘッドエンド1宛てに送信することも好ましい。
送受信部211は、生成された(又は生成されて記録された)「組情報」を、局側インタフェース200を介してヘッドエンド1に送信する。また、ヘッドエンド1から送信された停電発生情報及び停電発生地域情報を受信し、これらの取得情報を表示・入力部206に表示させてもよい。尚、これらの情報の送受信は、送受信部211の有するDA(デバイスエージェント)機能を利用して実施されることも好ましい。送受信部211は、さらに、これらの取得情報をLAN側インタフェース201又は機器インタフェース202を介して情報機器に送信してもよい。
同じく図2によれば、ヘッドエンド1は、宅内装置側インタフェース100と、外部ネットワーク(NW)側インタフェース101と、設置地点記憶部102と、連絡先記憶部103と、通知対象記憶部104と、プロセッサ・メモリとを備えている。ここで、プロセッサ・メモリは、ヘッドエンド1に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって、その機能を実現させる。
さらに、プロセッサ・メモリは、機能構成部として、局装置送受信部11と、停電地域決定部12と、外部ネットワーク(NW)送受信部13とを有する。
宅内装置側インタフェース100は、光通信網3を介してHGW2に接続するインタフェースであり、例えばOLTと接続されることも好ましい。また、外部NW側インタフェース101は、アクセスネットワーク(及びインターネット5等)を介して、例えば医療機関、警察機関又は介護機関等に設置された通信機器である停電時通知対象と通信接続可能となっていてもよい。また、インターネット5(及びアクセスネットワーク等)を介して、少なくとも停電時に連絡先となる端末と通信接続可能となっていることも好ましい。
設置地点記憶部102は、「組情報」に含まれる装置ID毎に、当該装置IDを有するHGW2の設置地点を予め対応付けて記憶する。また、連絡先記憶部103は、「組情報」に含まれる装置ID毎に、連絡先である端末の(電子メールアドレス等の)アドレスを予め対応付けて記憶する。さらに、通知対象記憶部104は、予め登録された停電時通知対象毎に、停電時通知対象の所在地点と、連絡先である装置ID又はアドレスと、停電時間又は停電規模についての通知条件とを対応付けて記憶する。
局装置送受信部11は、宅内装置側インタフェース100を介して、HGW2から送信された「組情報」を入力し、停電地域決定部12に出力する。
停電地域決定部12は、停電判定部120及び発生地域決定部121を有している。停電判定部120は、ヘッドエンド1の配下にある複数のHGW2から取得した複数の「組情報」に基づいて、停電が発生したか否かを判定する。発生地域決定部121は、停電判定部120によって停電が発生したとの判定が行われた際、当該停電の発生地域を決定する。この停電発生地域の決定方法については、後に図4及び5を用いて、3つの実施形態、即ち(a)予め登録されたHGW設置地点を用いる形態、(b)GPS設置地点情報を用いる形態、及び(c)OLT配下のHGW設置地点を用いる形態、を詳細に説明する。
局装置送受信部11は、また、停電地域決定部12から停電が発生したとの判定結果を入力した際、当該停電の発生又は当該停電の発生地域に係る情報を、所定の連絡先宛てに送信する。例えば、局装置送受信部11は機器情報判定部110を有しており、停電が発生したとの判定結果を入力した際、この機器情報判定部110によって、「組情報」に含まれる(ウ)情報機器の作動状況に係る情報が所定の条件を満たすか否かが判定される。ここで、所定条件を満たすとの判定がなされた場合、局装置送受信部11は、情報機器の異常動作の可能性を、「組情報」に含まれる(ア)装置IDを有するHGW2宛てに、宅内装置側インタフェース100を介して送信する。
局装置送受信部11は、さらに、停電地域決定部12から停電が発生したとの判定結果を入力した際、当該停電における停電時間又は停電規模が、通知対象記憶部104に記憶された対応する通知条件を満たすか否かを判定することも好ましい。ここで、通知条件を満たすとの判定がなされた場合、停電地域決定部12において決定された停電発生地域に含まれる所在地点が対応付けられた停電時通知対象における装置ID又はアドレス宛てに、当該停電の発生又は当該停電の発生地域に係る情報を送信する。
さらに、停電地域決定部12は、複数のHGW2から取得した「組情報」に基づいて停電が終了したか否かを判定し、局装置送受信部11は、停電地域決定部12から停電が終了したとの判定結果を入力した際、当該停電の終了に係る情報を送信することも好ましい。
外部NW送受信部13は、停電情報判定部130を有しており、停電情報判定部130によって、「組情報」に含まれる(ウ)情報機器の作動状況に係る情報が所定の条件を満たすか否かが判定される。ここで、所定の条件を満たすと判定された場合、外部NW送受信部13は、(ウ)情報機器の作動状況に係る情報を、「組情報」に含まれる装置IDに対応付けられたアドレス宛てに、外部NW側インタフェースを介して送信する。
[停電監視方法]
図3は、本発明による停電監視方法の一実施形態を示すシーケンス図である。
(S300)HGW2の配下にある情報機器であるSTBは、所定のタイミングで又は定期的に自身の作動状況をHGW2に通知する。
(S301)医療機関、警察機関又は介護機関等に設置された通信機器である停電時通知対象は、(カ)自身の所在地点と、(キ)連絡先である装置ID又は(電子メールアドレス等の)アドレスと、(ク)停電時間又は停電規模についての通知条件とをヘッドエンド1に通知する。
(S302)ヘッドエンド1は、上記(カ)〜(ク)の通知対象情報を停電時通知対象毎に対応付けて登録する。
ここで、HGW2及びその配下の(STBを含む)情報機器への電力供給が停止する。
(S303)HGW2は、電源供給先を、補助電源(蓄電部203)に切り換える。
(S304)HGW2は、(ア)自身の装置IDと、(イ)電力供給停止の発生時刻と、(ウ)取得された当該情報機器の作動状況に係る情報と、(エ)設置地点情報とを含む電力供給停止「組情報」をヘッドエンド1に送信する。
(S305)ヘッドエンド1は、上記(ア)〜(エ)の電力供給停止「組情報」に基づき、少なくとも電力供給停止発生時刻及び設置地点を、HGW2毎に記録する。
(S306)ヘッドエンド1は、HGW2毎に記録された少なくとも電力供給停止発生時刻及び設置地点(電力供給停止「組情報」)に基づいて、停電が発生したか否かを判定する。ここで、停電は発生していないとの判定が行われた際、ステップS307の停電地域決定を実施しない状態(ステップS320の電力供給再開情報を待つ状態)に移行する。
(S307)一方、ヘッドエンド1は、ステップS306において停電が発生したとの判定が行われた際、当該停電の発生地域を決定する。この決定方法については、後に、図4及び5を用いて詳細に説明する。
(S308)ヘッドエンド1は、電力供給停止「組情報」に含まれる(ウ)情報機器の作動状況に係る情報が所定の条件(機器警報通知条件)を満たすか否かを判定する。ここで、機器警報通知条件を満たさないと判定された際、ステップS311に移行する。
(S309)一方、機器警報通知条件を満たすと判定された際、情報機器の異常動作の可能性を機器警報として、電力供給停止「組情報」に含まれる装置IDを有するHGW2に宛てて送信する。
(S310)HGW2は、受信した機器警報を表示する。
(S311)ヘッドエンド1は、電力供給停止「組情報」に含まれる(ウ)情報機器の作動状況に係る情報が所定の条件(停電発生通知条件)を満たすか否かを判定する。ここで、停電発生通知条件を満たさないと判定された際、ステップS312及びS313の停電情報通知を実施しない状態(ステップS320の電力供給再開情報を待つ状態)に移行する。
(S312)一方、停電発生通知条件を満たすと判定された際、ヘッドエンド1は、(ウ)情報機器の作動状況に係る情報を、電力供給停止「組情報」に含まれる装置IDに対応付けられたアドレスを有する医療機関等に設置された通信機器である停電時通知対象宛てに送信する。
(S313)さらに、ヘッドエンド1は、停電発生通知条件を満たすと判定された際、(ウ)情報機器の作動状況に係る情報を、電力供給停止「組情報」に含まれる装置IDに対応付けられたアドレスを有する端末宛てに送信する。
ここで、HGW2及びその配下の(STBを含む)情報機器への電力供給が再開する。
(S320)HGW2は、(ア)自身の装置IDと、(ウ)情報機器の作動状況に係る情報と、(オ)電力供給の再開時刻とを含む電力供給再開「組情報」をヘッドエンド1に送信する。
(S321)ヘッドエンド1は、上記(ア)、(ウ)及び(オ)の電力供給再開「組情報」に基づき、少なくとも再開時刻及び設置地点を、HGW2毎に記録する。また、HGW2から取得した電力供給再開「組情報」に基づいて、停電が終了したか否かを判定する。この判定は、先に取得された電力供給停止「組情報」に含まれる(ア)装置IDと同一の装置IDを含む電力供給再開「組情報」が、1つでも取得された場合に停電終了とするものであってもよく、2以上の所定数取得された場合に停電終了とするものでもよい。
(S322)ヘッドエンド1は、電力供給再開「組情報」に含まれる(ウ)情報機器の作動状況に係る情報が所定の条件(機器警報通知条件)を満たすか否かを判定する。ここで、機器警報通知条件を満たさないと判定された際、ステップS327に移行する。
(S323)一方、機器警報通知条件を満たすと判定された際、情報機器の異常動作の可能性を機器警報として、電力供給再開「組情報」に含まれる装置IDを有するHGW2に宛てて送信する。
(S324)HGW2は、受信した機器警報を表示する。
(S325)HGW2は、さらに、受信した機器警報を配下の(STBを含む)情報機器に送信する。
(S326)配下の(STBを含む)情報機器は、受信した機器警報を表示する。
(S327)ヘッドエンド1は、電力供給再開「組情報」に含まれる(ウ)情報機器の作動状況に係る情報が所定の条件(停電終了通知条件)を満たすか否かを判定する。ここで、停電終了通知条件を満たさないと判定された際、ステップS328及びS329の停電終了通知を実施せず、通常の動作状態に移行する。尚、停電終了通知条件は、停電発生通知条件と同じく、例えば「録画中である(あった)」との条件等とすることができる。
(S328)一方、停電終了通知条件を満たすと判定された際、ヘッドエンド1は、(ウ)情報機器の作動状況に係る情報を、電力供給再開「組情報」に含まれる装置IDに対応付けられたアドレスを有する医療機関等に設置された通信機器である停電時通知対象宛てに送信する。
(S329)さらに、ヘッドエンド1は、停電終了通知条件を満たすと判定された際、(ウ)情報機器の作動状況に係る情報を、電力供給再開「組情報」に含まれる装置IDに対応付けられたアドレスを有する端末宛てに送信する。
[停電発生地域の決定]
図4は、本発明に係る停電発生地域の決定についての一実施形態を示す概略図である。
図4によれば、HGW2を有する多数の世帯が、広範な地域に分布している。さらに、複数(図4では7つ)のHGW2から、電力供給停止「組情報」がヘッドエンド1に送信されている。ここで、これらの電力供給停止「組情報」に含まれる電力供給停止発生時刻のうちで所定数Nh1(Nh1≧3)以上の時刻が所定時間範囲内に含まれる場合、停電が発生したと判定する。
例えば、Nh1=3とした場合、3月15日9時17分22.000秒から同日9時17分22.999秒までの1秒間に含まれる電力供給停止発生時刻が3つ(例えば、同日9時17分22.544秒、同日9時17分22.544秒、及び同日9時17分22.498秒)取得された場合、停電が発生したと判定されてもよい。尚、図4では、7つの電力供給停止発生時刻がこの所定時間範囲内に含まれている。
次に、停電が発生したと判定された場合、上記の所定時間範囲内に含まれる(図4では7つの)電力供給停止発生時刻を含む電力供給停止「組情報」を特定する。次いで、装置ID毎にHGW2の設置地点を予め対応付けて記憶している宅内装置設置地点記憶部102を参照して、特定された電力供給停止「組情報」の各々に含まれる装置IDに対応付けられた複数(図4では7つ)の設置地点を割り出す。この割り出された設置地点によって規定される地域を、当該停電の発生地域に決定する。
具体的には、図4に示すように、特定された電力供給停止「組情報」に対応したHGW2における複数(図4では7つ)の設置地点を、2次元平面上の点集合とみなし、これらの点集合の中で最も外側にある点を直線で結んで出来る線分の集合、いわゆる凸包を算出する。次いで、この凸包で区切られる地域を、停電発生地域とすることができる。または、この凸包を囲う線分から所定の距離以内にある地点によって形成される領域を含めて停電発生地域とすることも可能である。
また、この停電発生地域決定の変更態様として、発生地域を規定するHGW2の設置地点を、測位部205(図2)によって測定された設置地点情報とすることも好ましい。この場合、HGW2から発信される電力供給停止「組情報」は、(ア)装置IDと、(イ)電力供給停止の発生時刻と、(エ)測位部によって測定された設置地点情報とを含む。次いで、取得された電力供給停止「組情報」の中で、所定数Nh1(Nh1≧3)以上の電力供給停止発生時刻が所定時間範囲内に含まれる場合、停電が発生したと判定し、この所定時間範囲内に含まれる電力供給停止発生時刻を含む電力供給停止「組情報」の各々に含まれる複数の(エ)設置地点情報によって規定される地域を、停電の発生地域に決定する。
図5は、本発明に係る停電発生地域の決定についての他の実施形態を示す概略図である。
図5によれば、ヘッドエンド1の配下に複数のOLTが設置されており、複数のHGW2が、いずれかのOLTを介してヘッドエンド1に接続されている。ここで、1つのOLTの配下において、HGW2から取得された電力供給停止「組情報」の中で、所定数Nh2(Nh2≧2)以上の電力供給停止発生時刻が所定時間範囲内に含まれる場合、停電が発生したと判定する。
この場合、当該停電の発生地域を、この1つのOLT配下のHGW2が構成するエリアに決定することができる。また、カバーするエリアが互いに隣接する複数のOLTの配下において停電が発生したと判定された場合、これら複数のエリアを含むエリアを当該停電の発生地域に決定することも好ましい。
以上、詳細に説明したように、本発明では、電力供給が停止した際、複数の宅内装置が、少なくとも(ア)宅内装置の装置識別子と(イ)電力供給停止の発生時刻との「組情報」を局装置に送信する。この「組情報」を用いることによって、局装置は、停電が発生したか否かを判定することができ、さらに当該停電の発生地域を決定することが可能となる。
特に、例え電力会社からの停電情報を使用することができなくとも、停電発生地域を決定することができるので、停電によって不利益を被り得るユーザを即座に特定し、特定したユーザに対し、適宜、適切な通知・アドバイスを実施することが可能となる。
また、これにより、例えば通信事業者は、HGWといった宅内装置の停止、さらにはその後の再起動といった事象が、装置の不良動作・不具合によるものなのか、停電によるものなのかを判別することができる。その結果、ユーザからのクレームに対し適切な説明を行うことが可能となり、良好な通信サービスの提供に資することができる。
以上に述べた本発明の種々の実施形態において、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 ヘッドエンド(局装置)
100 宅内装置側インタフェース
101 外部NW側インタフェース
102 設置地点記憶部
103 連絡先記憶部
104 通知対象記憶部
11 局装置送受信部
110 機器情報判定部
12 停電地域決定部
120 停電判定部
121 発生地域決定部
13 外部NW送受信部
130 停電情報判定部
2 HGW(宅内装置)
200 局側インタフェース
201 LAN側インタフェース
202 機器インタフェース
203 蓄電部
204 給電部
205 測位部
206 表示・入力部
20 電力供給検知部
21 宅内装置送受信部
210 送信情報生成部
211 送受信部
22 時計
3 光通信網
4 ホームネットワーク
5 インターネット

Claims (10)

  1. 局装置と、ネットワークを介して前記局装置に接続された宅内装置とを備えた停電監視システムであって、
    当該宅内装置は、
    電力供給の停止を検知する電力供給検知手段と、
    電力供給が停止した際、少なくとも装置識別子と電力供給停止の発生時刻との組情報を前記局装置宛てに送信する宅内装置送信手段と
    を有しており、
    前記局装置は、
    複数の当該宅内装置から取得した複数の当該組情報に基づいて、停電が発生したか否かを判定し、停電が発生したとの判定を行った際、当該停電の発生地域を決定する停電地域決定手段と、
    停電が発生したとの判定が行われた際、当該停電の発生又は当該停電の発生地域に係る情報を所定の連絡先宛てに送信する局装置送信部と
    を有することを特徴とする停電監視システム。
  2. 当該宅内装置は、電力供給が停止した際、少なくとも当該組情報を送信するのに必要な電力を供給可能な蓄電部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の停電監視システム。
  3. 当該宅内装置は、配下に少なくとも1つの情報機器を有していて、当該情報機器の作動状況に係る情報を取得可能な宅内装置受信部を備えており、
    前記宅内装置送信手段は、電力供給が停止した際、少なくとも装置識別子と、電力供給停止の発生時刻と、取得された当該情報機器の作動状況に係る情報との組情報を前記局装置宛てに送信し、
    前記局装置送信部は、停電が発生したとの判定が行われた際、当該組情報に含まれる当該情報機器の作動状況に係る情報が所定の条件を満たす場合に、当該情報機器の異常動作の可能性を、当該組情報に含まれる装置識別子を有する宅内装置宛てに送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の停電監視システム。
  4. 当該宅内装置は、配下に少なくとも1つの情報機器を接続していて、当該情報機器の作動状況に係る情報を取得可能な宅内装置受信部を備えており、
    前記宅内装置送信手段は、電力供給が停止した際、少なくとも装置識別子と、電力供給停止の発生時刻と、取得された当該情報機器の作動状況に係る情報との組情報を前記局装置宛てに送信し、
    前記局装置は、
    当該組情報に含まれる装置識別子毎に、連絡先である端末のアドレスを予め対応付けて記憶する連絡先記憶部と、
    当該組情報に含まれる当該情報機器の作動状況に係る情報が所定の条件を満たす場合、当該情報機器の作動状況に係る情報を、当該組情報に含まれる装置識別子に対応付けられたアドレス宛てに送信する外部ネットワーク送信部と
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の停電監視システム。
  5. 前記局装置は、当該組情報に含まれる装置識別子毎に、当該装置識別子を有する宅内装置の設置地点を予め対応付けて記憶する宅内装置設置地点記憶部を更に有しており、
    前記停電地域決定手段は、取得された当該組情報の中で、少なくとも3である所定数以上の電力供給停止発生時刻が所定時間範囲内に含まれる場合、停電が発生したと判定し、当該所定時間範囲内に含まれる当該電力供給停止発生時刻を含む当該組情報の各々に含まれる装置識別子に対応付けられた複数の設置地点によって規定される地域を、当該停電の発生地域に決定する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の停電監視システム。
  6. 当該宅内装置は、当該宅内装置の設置地点を測位する測位部を更に有しており、
    前記宅内装置送信手段は、電力供給が停止した際、少なくとも装置識別子と、電力供給停止の発生時刻と、前記測位部によって測定された設置地点情報との組情報を前記局装置宛てに送信し、
    前記停電地域決定手段は、取得された当該組情報の中で、少なくとも3である所定数以上の電力供給停止発生時刻が所定時間範囲内に含まれる場合、停電が発生したと判定し、当該所定時間範囲内に含まれる当該電力供給停止発生時刻を含む当該組情報の各々に含まれる複数の設置地点情報によって規定される地域を、当該停電の発生地域に決定する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の停電監視システム。
  7. 前記局装置の配下に少なくとも1つの局側光終端装置が設置されていて、当該宅内装置は当該局側光終端装置を介して前記局装置に接続しており、
    前記停電地域決定手段は、1つの局側光終端装置の配下において、取得された当該組情報の中で少なくとも2である所定数以上の電力供給停止発生時刻が所定時間範囲内に含まれる場合、停電が発生したと判定し、前記1つの局側光終端装置の配下の宅内装置が構成するエリアを当該停電の発生地域に決定する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の停電監視システム。
  8. 前記局装置は、予め登録された停電時通知対象毎に、当該停電時通知対象の所在地点と、連絡先である装置識別子又はアドレスと、停電時間又は停電規模についての通知条件とを対応付けて記憶する通知対象記憶部を更に有しており、
    前記局装置送信部は、停電が発生したとの判定が行われた際、当該停電における停電時間又は停電規模が当該通知条件を満たす場合に、決定された当該停電の発生地域に含まれる所在地点が対応付けられた停電時通知対象における装置識別子又はアドレス宛てに、当該停電の発生又は当該停電の発生地域に係る情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の停電監視システム。
  9. 前記電力供給検知手段は、電力供給の再開を検知し、
    前記宅内装置送信手段は、電力供給が再開した際、少なくとも装置識別子と電力供給の再開時刻との組情報を前記局装置宛てに送信し、
    前記停電地域決定手段は、複数の当該宅内装置から取得した当該組情報に基づいて、停電が終了したか否かを判定し、
    前記局装置送信部は、停電が終了したとの判定が行われた際、当該停電の終了に係る情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の停電監視システム。
  10. 局装置と、ネットワークを介して前記局装置に接続された宅内装置とを利用した停電監視方法であって、
    当該宅内装置において、電力供給の停止を検知する第1のステップと、
    当該宅内装置において、電力供給が停止した際、少なくとも装置識別子と電力供給停止の発生時刻との組情報を前記局装置宛てに送信する第2のステップと、
    前記局装置において、複数の当該宅内装置から取得した複数の当該組情報に基づいて、停電が発生したか否かを判定し、停電が発生したとの判定を行った際、当該停電の発生地域を決定する第3のステップと、
    前記局装置において、停電が発生したとの判定が行われた際、当該停電の発生又は当該停電の発生地域に係る情報を所定の連絡先宛てに送信する第4のステップと
    を有することを特徴とする停電監視方法。
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