JP2014183406A - 移動端末および制御方法 - Google Patents

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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

【課題】電力を効率よく使用すること。
【解決手段】受信部111は、第1周波数帯域のセルと、第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域のセルであって第1周波数帯域のセルより範囲が狭いセルと、を同時に用いて無線信号を受信可能である。測定部112は、第2周波数帯域の各セルについて受信品質の測定を行う。設定部113は、測定部112による測定の結果に基づいて、第2周波数帯域の各セルのうちの受信部111が用いるセルを設定する。検出部114は、自端末の移動速度を検出する。制御部115は、検出部114によって検出された移動速度が所定速度を上回ると測定部112による測定を停止させる。
【選択図】図1−2

Description

本発明は、移動端末および制御方法に関する。
従来、移動体通信方式としてLTE(Long Term Evolution)やLTE−A(LTE−Advanced)が知られている。LTEやLTE−Aにおいては、たとえばOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access:直交周波数分割多重接続)が用いられる。
また、LTE−Aにおいては、複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を束ねて使用するキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)が用いられる。キャリアアグリゲーションにおいては、たとえば、プライマリセル(主セル)およびセカンダリセル(副セル)が選択される。また、セカンダリセルのサーチ結果に基づきセカンダリセルの変更等を行うことにより通信品質の向上が図られる。
また、共通IDとなる仮想無線識別子を複数の基地局で使用することにより端末のハンドオーバ処理の軽減を図る技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。また、移動端末が、無線基地局との間で、第1周波数帯域の第1キャリアおよび第1周波数帯域よりも高周波数帯域である第2周波数帯域の第2キャリアを同時に用いて信号の送受信を行う技術が知られている(たとえば、下記特許文献2参照。)。また、マイクロセルにおいて無線通信端末と通信している際に、無線通信端末から送信された信号の受信タイミングに応じて、無線通信端末との通信をマクロセルによる通信に切り替える技術が知られている(たとえば、下記特許文献3参照。)。
特開2012−019348号公報 特開2011−142596号公報 特開2010−147848号公報
しかしながら、上述した従来技術では、移動端末の状態によっては、消費電力の大きいセルサーチを行ってセカンダリセルの変更等を行っても通信品質を向上させることができない場合がある。このため、電力を効率よく使用することができないという問題がある。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、電力を効率よく使用することができる移動端末および制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、第1周波数帯域のセルと、前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域のセルであって前記第1周波数帯域のセルより範囲が狭いセルと、を同時に用いて無線信号を受信可能な移動端末において、前記第2周波数帯域の各セルについて受信品質の測定を行い、前記測定の結果に基づいて、前記第2周波数帯域の各セルのうちの無線信号の受信に用いるセルを設定し、自端末の移動速度を検出し、検出した移動速度が所定速度を上回ると前記測定を停止する移動端末および制御方法が提案される。
本発明の一側面によれば、電力を効率よく使用することができるという効果を奏する。
図1−1は、実施の形態にかかる通信システムの一例を示す図である。 図1−2は、図1−1に示した通信システムにおける信号の流れの一例を示す図である。 図1−3は、移動端末が無線信号の受信に使用可能なセルの一例を示す図である。 図2は、キャリアアグリゲーションの一例を示す図である。 図3は、下り物理チャネルのフレームマッピングの一例を示す図である。 図4は、移動端末とネットワークとの間のメッセージフローの一例を示すシーケンス図である。 図5は、移動端末の動作の一例を示すフローチャート(その1)である。 図6は、移動端末の動作の一例を示すフローチャート(その2)である。 図7は、移動端末の動作の一例を示すフローチャート(その3)である。 図8は、Scell_nouse_flgの設定処理の一例を示すフローチャートである。 図9−1は、第1イベント群の一例を示す図である。 図9−2は、第2イベント群の一例を示す図である。 図10−1は、移動端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図10−2は、図10−1に示した移動端末のハードウェア構成における信号の流れの一例を示す図である。 図11は、下り要求スループットの検出の一例を示す図である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる移動端末および制御方法の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1−1は、実施の形態にかかる通信システムの一例を示す図である。図1−2は、図1−1に示した通信システムにおける信号の流れの一例を示す図である。図1−3は、移動端末が無線信号の受信に使用可能なセルの一例を示す図である。
図1−1,図1−2に示すように、実施の形態にかかる通信システム100は、移動端末110と、基地局120と、を含む。移動端末110は、基地局120との間で無線通信を行う。基地局120は、複数の基地局であってもよい。
図1−3に示すセル131,132およびセル群133は、移動端末110が無線信号の受信に使用可能なセルである。セル131,132は、第1周波数帯域b1を使用するセルである。セル群133は、第1周波数帯域b1と異なる第2周波数帯域b2を使用する各セルである。また、図1−3に示すように、セル群133の各セルは、セル131,132の少なくともいずれかと重複し、セル131,132より範囲(カバーエリア)が狭いセルである。
図1−1,図1−2に示すように、移動端末110は、受信部111と、測定部112と、設定部113と、検出部114と、制御部115と、を備える。受信部111は、基地局120からの無線信号を受信する。また、受信部111は、図1−3に示す、第1周波数帯域b1のセル(たとえばセル131,132のいずれか)と、第2周波数帯域b2のセル(たとえばセル群133のいずれか)と、を同時に用いて無線信号を受信可能である。
第2周波数帯域b2のセルは第1周波数帯域b1のセルより範囲が狭いセルであるため、移動端末110が高速に移動すると、第1周波数帯域b1のセルに比べて第2周波数帯域b2のセルは通信品質が頻繁に劣化し、たとえば通信が頻繁に途切れる。
測定部112は、第2周波数帯域b2の各セル(セクタも含む)について受信品質の測定を行う。測定部112による受信品質の測定は、たとえば各セルのパスロスを測定するセルサーチである。測定部112は、測定の結果を設定部113へ出力する。測定部112によって測定される受信品質には、たとえばRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度)やCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio:搬送波レベル対干渉雑音比)などがある。
設定部113は、測定部112から出力された測定の結果に基づいて、第2周波数帯域b2の各セルのうちの受信部111が用いるセルを設定する。たとえば、設定部113は、測定部112から出力された測定の結果を含む情報を基地局120へ無線送信することにより、第2周波数帯域b2の各セルのうちの受信部111が用いるセルを基地局120に決定させる。つぎに、設定部113は、基地局120による決定結果を示す情報を基地局120から無線受信する。そして、設定部113は、第2周波数帯域b2の各セルのうちの受信部111が用いるセルを、無線受信した情報が示す帯域に設定する。
検出部114は、移動端末110(自端末)の移動速度を検出する。そして、検出部114は、検出の結果を制御部115へ出力する。制御部115は、検出部114から出力された検出の結果に基づいて、移動端末110の移動速度が所定速度を上回ると、測定部112による第2周波数帯域b2の各帯域の受信品質の測定を停止させる。
これにより、第2周波数帯域b2のセルの受信品質が頻繁に低下する高速移動中は、第2周波数帯域b2のセルを選択するための測定を行わず、通信品質の向上に繋がらない測定を抑制することができる。また、第2周波数帯域b2のセルの受信品質が頻繁に低下する高速移動中は、第2周波数帯域b2のセルの変更等の処理を行わず、通信品質の向上に繋がらない処理を抑制することができる。このため、無駄な電力消費を抑え、電力を効率よく使用することができる。したがって、たとえば移動端末110の電池持ちを向上させることができる。
<測定の再開>
また、設定部113は、たとえば、各イベントの発生の監視結果に基づいて、受信部111が用いる帯域の設定を行う。また、各イベントには、第2周波数帯域b2の各セルについての受信品質の測定結果に基づく所定イベントが含まれる。そして、第2周波数帯域b2の各セルについての受信品質の測定を行わない場合には所定イベントは発生しないため、設定部113は、検出された移動速度が所定速度を上回ると、所定イベントの発生の監視を停止するようにしてもよい。発生し得ないイベントの監視の処理を省き、電力を効率よく使用することができる。
また、制御部115は、第2周波数帯域b2の各セルについての受信品質の測定を停止させた後に、検出された移動速度が所定速度以下になると、第2周波数帯域b2の各セルについての受信品質の測定を再開させるようにしてもよい。これにより、第2周波数帯域b2のセルの受信品質が安定する低速移動中になった場合に、第2周波数帯域b2のセルの受信品質を測定し、測定結果に基づいて第2周波数帯域b2のセルを設定することができる。これにより、通信品質の向上を図ることができる。
<電池残量の検出>
また、検出部114は、移動端末110の移動速度に加えて、移動端末110の電池残量を検出してもよい。制御部115は、検出部114によって検出された電池残量が所定残量を下回ると、移動端末110の移動速度が所定速度を上回っていなくても、測定部112による第2周波数帯域b2の各セルについての受信品質の測定を停止させる。これにより、移動端末110の電池残量が少ない状態での第2周波数帯域b2の各セルについての受信品質の測定を抑制することができる。このため、移動端末110の電池残量が少ない状態で通信品質の向上を図って電池切れとなることを回避することができる。
この場合は、制御部115は、第2周波数帯域b2の各セルについての受信品質の測定を停止させた後に、検出された電池残量が所定残量以上となり、かつ検出された移動速度が所定速度以下である場合に、停止させた測定を再開させてもよい。これにより、充電等により移動端末110の電池残量が多くなった場合に、第2周波数帯域b2のセルの受信品質を測定し、測定結果に基づいて第2周波数帯域b2のセルを設定することができる。これにより、通信品質の向上を図ることができる。
<要求するデータ量の検出>
また、検出部114は、移動端末110の移動速度に加えて、移動端末110が、たとえば基地局120に対して移動端末110への送信を要求するデータ量を検出してもよい。制御部115は、検出部114によって検出されたデータ量が所定データ量を下回ると、移動端末110の移動速度が所定速度を上回っていなくても、測定部112による第2周波数帯域b2の各セルについての受信品質の測定を停止させる。これにより、移動端末110が要求するデータ量が少ない状態での第2周波数帯域b2の各セルについての受信品質の測定を抑制することができる。このため、移動端末110が要求するデータ量が少ない状態で通信品質の向上を図って消費電力が増大することを回避することができる。
この場合は、制御部115は、第2周波数帯域b2の各セルについての受信品質の測定を停止させた後に、検出されたデータ量が所定データ量以上となり、かつ検出された移動速度が所定速度以下である場合に、停止させた測定を再開させてもよい。これにより、移動端末110が要求するデータ量が増加した場合に、第2周波数帯域b2のセルの受信品質を測定し、測定結果に基づいて第2周波数帯域b2のセルを設定することができる。これにより、要求するデータ量の増加に応じた通信品質の向上を図ることができる。
たとえば検出部114は、移動端末110(自端末)で実行可能なアプリケーションの状態と、移動端末110が要求するデータ量と、の対応情報に基づいて、移動端末110で実行中のアプリケーションの状態に対応するデータ量を検出する。
<移動端末の適用例>
移動端末110は、たとえば、LTE、LTE−A、無線LAN(Local Area Network:構内通信網)等の無線通信が可能な通信端末に適用することができる。以下、LTE−Aの無線通信が可能な通信端末に移動端末110を適用する場合について説明する。
(キャリアアグリゲーション)
図2は、キャリアアグリゲーションの一例を示す図である。図2の横軸は周波数を示している。図2に示すバンドAは、800[MHz]帯の周波数帯域である。バンドBは、3.5[GHz]帯の周波数帯域である。LTE−Aのキャリアアグリゲーションは、たとえば、バンドAにおける1つのコンポーネントキャリア210と、バンドBの3つのコンポーネントキャリア221〜223と、4つのコンポーネントキャリアと、によって行われる。
この場合は、コンポーネントキャリア210,221〜223のそれぞれの帯域幅を20[MHz]とすると、最大で80[MHz]幅でのサービスが可能になる。このようなキャリアアグリゲーションは、たとえば、Inter frequency Carrier Aggregationと呼ばれる。800[MHz]帯のバンドAは、たとえばプラチナバンドと呼ばれ、バンドBに比べて電波が届きやすい周波数帯域である。
図1−3に示した第1周波数帯域b1は、たとえば図2に示すバンドAに対応する。図1−3に示した第2周波数帯域b2は、たとえば図2に示すバンドBに対応する。移動端末110は、たとえば、バンドAのコンポーネントキャリア210をプライマリCC(Primary Component Carrier)として使用する。また、移動端末110は、バンドBのコンポーネントキャリア221〜223をセカンダリCC(Secondary Component Carrier)として使用する。
この場合は、移動端末110において、コンポーネントキャリア210を使用するセルがプライマリセル(Primary cell)となり、コンポーネントキャリア221〜223を使用するセルがセカンダリセル(Secondary cell)となる。
(下り物理チャネルのフレームマッピング)
図3は、下り物理チャネルのフレームマッピングの一例を示す図である。図3において、横方向は時間を示し、縦方向は周波数を示している。フレーム310は、移動端末110における下り物理チャネルにおける1フレームを示している。フレーム310の長さは10[ms]であり、下り物理チャネルにおいてフレーム310が繰り返し送信される。また、フレーム310は、1[ms]の長さの10個のサブフレームを含む。
サブフレーム320は、フレーム310における1サブフレームを示している。サブフレーム320は、2個のスロットを含む。スロット330は、サブフレーム320における1スロットを示している。スロット330は、7個のOFDMシンボルを含む。スロット330の各OFDMシンボルの先頭には、それぞれのシンボルの末尾部分をコピーした巡回プレフィクス(CP:Cyclic Prefix)が含まれる。
サブフレーム320には、たとえば、プライマリ同期信号321と、セカンダリ同期信号322と、PBCH323(Physical Broadcast Channel:物理ブロードキャストチャネル)と、PDCCH324(Physical Downlink Control Channel:物理下りリンク制御チャネル)と、PDSCH325(Physical Downlink Shared Channel:物理下りリンク共有チャネル)と、リファレンス信号326(RS:Reference Signal)と、が配置されている。移動端末110は、セルサーチの際に、たとえば、プライマリ同期信号321およびセカンダリ同期信号322を使用してセルとの同期処理を行うことによってセルIDを復調し、セルを特定する。
そして、移動端末110は、たとえばLTE−Aの3GPP規格36.214に基づくRSSI、RSRP(Reference Signal Received Power:基準信号受信電力)およびRSRQ(Reference Signal Received Quality:基準信号受信品質)の測定を行う。
RSSIの測定は、たとえば、測定バンドの無線パワー測定であり、セル信号に加えてノイズや干渉成分を加算した信号に対する無線パワー測定である。RSRPの測定は、たとえば、リファレンス信号326のパワー測定である。リファレンス信号326は、各スロットにおけるシンボル「0」およびシンボル「4」に配置されている。
RSRQは、たとえば、リファレンス信号326のパワーであるRSRPをRSSIで割ったものであり、たとえばSINR(Signal to Interference and Noise Ratio:信号対干渉雑音比)に相当する。
(移動端末とネットワークとの間のメッセージフロー)
図4は、移動端末とネットワークとの間のメッセージフローの一例を示すシーケンス図である。図4に示すEUTRAN410(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)は、たとえば基地局120に設けられる。または、EUTRAN410は、基地局120より上位の通信装置に設けられていてもよい。この場合は、移動端末110は、基地局120を介してEUTRAN410との間で通信を行う。
LTE−A(たとえば3GPP TS36.331)においては、たとえば周期的に以下の各ステップが実行される。まず、移動端末110が、Measurement ReportをEUTRAN410へ送信する(ステップS401)。Measurement Reportは、たとえば、上述したセルサーチによるRSSI、RSRPおよびRSRQの測定結果に基づく情報を含む。
つぎに、EUTRAN410が、ステップS401によって送信されたMeasurement Reportに基づいて、移動端末110の設定変更の内容(変更なしも含む)を決定する(ステップS402)。設定変更には、たとえば、セカンダリCCの追加または削除や、プライマリCCとセカンダリCCとの切り替え等がある。つぎに、EUTRAN410は、ステップS402によって決定した設定変更の内容を示す情報を含むRRC Connection Reconfigurationを移動端末110へ送信する(ステップS403)。
つぎに、移動端末110が、ステップS403によって送信されたRRC Connection Reconfigurationに基づいて設定変更を行う(ステップS404)。つぎに、移動端末110が、設定変更を完了したことを示すRRC Connection Reconfiguration CompleteをEUTRAN410へ送信し(ステップS405)、一連のメッセージフローを終了する。
以上の各ステップにより、移動端末110における周期的なセルサーチの結果に基づいて、EUTRAN410が移動端末110の設定変更を決定し、決定結果にしたがって移動端末110の設定変更を行うことができる。
(移動端末の動作)
図5〜図7は、移動端末の動作の一例を示すフローチャートである。移動端末110は、電源がオンになると、たとえば図5〜図7に示す各ステップを実行する。まず、図5に示すように、移動端末110は、受信性能がよいプライマリCCを使用するプライマリセルを検出するプライマリセルサーチを行う(ステップS501)。プライマリセルサーチは、たとえば図2に示したコンポーネントキャリア210(プライマリCC)についてのセルサーチである。ステップS501におけるプライマリセルサーチは、一例としては、移動端末110の電源が最後にオフになった際に設定されていたプライマリセルを検出するセルサーチとすることができる。
つぎに、移動端末110は、ステップS501によって検出されたプライマリセルにより通信を開始する(ステップS502)。つぎに、移動端末110は、ステップS501によって検出されたプライマリセルのDedicated SignalingによりセカンダリCC情報を取得する(ステップS503)。SCC情報は、たとえばセカンダリCCの周波数帯域を示す情報である。
つぎに、移動端末110は、図6に示すステップへ移行する(符号A)。すなわち、移動端末110は、プライマリセルサーチを行う(ステップS601)。つぎに、移動端末110は、Scell_nouse_flgを設定する(ステップS602)。Scell_nouse_flgは、セカンダリセルサーチを行わない場合は「1」に設定され、セカンダリセルを行う場合は「0」に設定される情報である。Scell_nouse_flgの設定については後述する(たとえば図8参照)。
つぎに、移動端末110は、ステップS602によって設定されたScell_nouse_flgが「1」であるか否かを判断する(ステップS603)。Scell_nouse_flgが「1」でない場合(ステップS603:No)は、移動端末110は、セカンダリセルサーチを行う(ステップS604)。セカンダリセルサーチは、たとえば図2に示したコンポーネントキャリア221〜223(セカンダリCC)についてのセルサーチである。つぎに、移動端末110は、第1イベント群(たとえば図9−1参照)のチェックを行い(ステップS605)、ステップS607へ移行する。
ステップS603において、Scell_nouse_flgが「1」である場合(ステップS603:Yes)は、移動端末110は、セカンダリセルサーチを行わず、第2イベント群(たとえば図9−2参照)のチェックを行う(ステップS606)。
つぎに、移動端末110は、ステップS605またはステップS606によるチェックによってイベントの発生を検出したか否かを判断する(ステップS607)。イベントの発生を検出していない場合(ステップS607:No)は、移動端末110は、所定期間を計時するタイマT1をセットする(ステップS608)。
つぎに、移動端末110は、ステップS608によってセットしたタイマT1が満了したか否かを判断し(ステップS609)、タイマT1が満了するまで待つ(ステップS609:Noのループ)。タイマT1が満了すると(ステップS609:Yes)、移動端末110は、ステップS601へ戻る。
ステップS607において、イベントの発生を検出した場合(ステップS607:Yes)は、移動端末110は、検出したイベントをプライマリセルでMeasurement Reportによりネットワークへ報告する(ステップS610)。ネットワークは、たとえば図4に示したEUTRAN410である。
つぎに、移動端末110は、ネットワークからRRC_Conn_Recf(RRC Connection Reconfiguration)を受信したか否かを判断する(ステップS611)。RRC_Conn_Recfを受信していない場合(ステップS611:No)は、移動端末110は、ステップS608へ移行する。
ステップS611において、RRC_Conn_Recfを受信した場合(ステップS611:Yes)は、移動端末110は、図7に示すステップへ移行する(符号B)。すなわち、移動端末110は、受信したRRC_Conn_RecfがセカンダリCCの追加または削除を指示する情報であるか否かを判断する(ステップS701)。
ステップS701において、RRC_Conn_RecfがセカンダリCCの追加または削除の指示でない場合(ステップS701:No)は、移動端末110は、ステップS703へ移行する。RRC_Conn_RecfがセカンダリCCの追加または削除の指示である場合(ステップS701:Yes)は、移動端末110は、RRC_Conn_RecfにしたがってセカンダリCCの追加または削除を行う(ステップS702)。
つぎに、移動端末110は、受信したRRC_Conn_RecfがプライマリCCとセカンダリCCとの切り替えの指示であるか否かを判断する(ステップS703)。RRC_Conn_RecfがプライマリCCとセカンダリCCとの切り替えの指示でない場合(ステップS703:No)は、移動端末110は、ステップS705へ移行する。
ステップS703において、RRC_Conn_RecfがプライマリCCとセカンダリCCとの切り替えの指示である場合(ステップS703:Yes)は、移動端末110は、ステップS704へ移行する。すなわち、移動端末110は、RRC_Conn_RecfにしたがってプライマリCCとセカンダリCCとの切り替えを行う(ステップS704)。
つぎに、移動端末110は、所定期間を計時するタイマT1をセットする(ステップS705)。つぎに、移動端末110は、ステップS705によってセットしたタイマT1が満了したか否かを判断し(ステップS706)、タイマT1が満了するまで待つ(ステップS706:Noのループ)。ステップS706において、タイマT1が満了すると(ステップS706:Yes)、移動端末110は、図6に示したステップS601へ戻る(符号A)。
図5〜図7の各ステップにより、移動端末110は、タイマT1によって計時される周期ごとにイベントのチェックを行い、イベントの発生を検出するとネットワークに報告し、ネットワークから設定変更の指示があった場合に設定変更を行うことができる。また、移動端末110は、Scell_nouse_flgが「0」に設定された場合はセカンダリセルサーチおよび第1イベント群のチェックを行うことができる。また、移動端末110は、Scell_nouse_flgが「1」に設定された場合はセカンダリセルサーチを行わずに第2イベント群のチェックを行うことができる。
なお、タイマT1によって計時される時間は、一例としては、移動端末110の移動速度や電池残量等を反映するために30秒〜180秒程度とすることができる。
図8は、Scell_nouse_flgの設定処理の一例を示すフローチャートである。図6に示したステップS602において、移動端末110は、Scell_nouse_flgの設定処理としてたとえば以下の各ステップを実行する。
まず、移動端末110は、移動端末110の移動速度Vmが閾値Vth1を上回っているか否かを判断する(ステップS801)。閾値Vth1は、一例としては15[km/h]とすることができる。移動速度Vmが閾値Vth1を上回っている場合(ステップS801:Yes)は、移動端末110は、Scell_nouse_flgを「1」に設定し(ステップS802)、Scell_nouse_flgの設定処理を終了する。
ステップS801において、移動速度Vmが閾値Vth1を上回っていない場合(ステップS801:No)は、移動端末110は、移動端末110の電池残量VTが閾値VTth1を下回っているか否かを判断する(ステップS803)。閾値VTth1は、一例としては25%とすることができる。電池残量VTが閾値VTth1を下回っている場合(ステップS803:Yes)は、移動端末110は、ステップS802へ移行してScell_nouse_flgを「1」に設定し、Scell_nouse_flgの設定処理を終了する。
ステップS803において、電池残量VTが閾値VTth1を下回っていない場合(ステップS803:No)は、移動端末110は、移動端末110の下り要求スループットDreqが閾値Dreq_th1を下回っているか否かを判断する(ステップS804)。閾値Dreq_th1は、一例としては7[Mbps]とすることができる。下り要求スループットDreqが閾値Dreq_th1を下回っている場合(ステップS804:Yes)は、移動端末110は、ステップS802へ移行してScell_nouse_flgを「1」に設定し、Scell_nouse_flgの設定処理を終了する。
ステップS804において、下り要求スループットDreqが閾値Dreq_th1を下回っていない場合(ステップS804:No)は、移動端末110は、Scell_nouse_flgを「0」に設定し(ステップS805)、Scell_nouse_flgの設定処理を終了する。
図8の各ステップにより、移動端末110は、移動端末110が高速移動している場合、移動端末110の電池残量が少ない場合、または移動端末110の下り要求スループットが少ない場合にScell_nouse_flgを「1」に設定することができる。また、移動端末110は、移動端末110が高速移動しておらず、移動端末110の電池残量が多く、かつ移動端末110の下り要求スループットが多い場合にScell_nouse_flgを「0」に設定することができる。
図5〜図8の各ステップにより、移動端末110は、移動端末110が高速移動している場合、移動端末110の電池残量が少ない場合、または移動端末110の下り要求スループットが少ない場合にセカンダリセルサーチを行わないようにすることができる。また、移動端末110は、移動端末110が高速移動しておらず、移動端末110の電池残量が多く、かつ移動端末110の下り要求スループットが多い場合にセカンダリセルサーチを行うようにすることができる。これにより、無駄なセカンダリセルサーチおよびイベント報告を抑制し、消費電力を抑えることが可能となる。
また、セカンダリセルサーチを行わない場合は、セカンダリセルの状態変化がネットワークへ報告されないため、セカンダリCCの追加または削除や、プライマリセルとセカンダリセルの切り替えがネットワークから指示されない。このため、セカンダリCCの追加または削除や、プライマリセルとセカンダリセルの切り替えに伴う消費電力を抑えることが可能となる。
また、図8に示した各ステップにおいて、たとえばステップS803を省き、ステップS801において移動速度Vmが閾値Vth1を上回っていない場合にステップS804へ移行してもよい。これにより、移動端末110が高速移動している場合、または移動端末110の下り要求スループットが少ない場合にScell_nouse_flgを「1」に設定することができる。また、移動端末110が高速移動しておらず、かつ移動端末110の下り要求スループットが多い場合にScell_nouse_flgを「0」に設定することができる。
また、図8に示した各ステップにおいて、たとえばステップS804を省き、ステップS803において電池残量VTが閾値VTth1を下回っていない場合にステップS805へ移行してもよい。これにより、移動端末110が高速移動している場合、または移動端末110の電池残量が少ない場合にScell_nouse_flgを「1」に設定することができる。また、移動端末110が高速移動しておらず、かつ移動端末110の電池残量が多い場合にScell_nouse_flgを「0」に設定することができる。
また、図8に示した各ステップにおいて、たとえばステップS803,S804を省き、ステップS801において移動速度Vmが閾値Vth1を上回っていない場合にステップS805へ移行してもよい。これにより、移動端末110が高速移動している場合にScell_nouse_flgを「1」に設定し、移動端末110が高速移動していない場合にScell_nouse_flgを「0」に設定することができる。
(チェック対象のイベント群)
図9−1は、第1イベント群の一例を示す図である。図6のステップS605においてチェックされる第1イベント群は、たとえば図9−1に示すテーブル910に示すイベント群である。すなわち、テーブル910に示すイベント群は、セカンダリセルサーチが行われる場合にチェックされるイベント群である。テーブル910に示すように、第1イベント群には「EventA1」〜「EventA6」および「EventB1」,「EventB2」が含まれている。
「EventA1」〜「EventA6」および「EventB1」,「EventB2」は、たとえば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のTS36.331において規定されている。
「EventA1」は、サービングセルのパワーが閾値よりよくなったときに発生するイベントである。「EventA2」は、サービングセルのパワーが閾値より悪くなったときに発生するイベントである。「EventA3」は、ネイバセルのパワーがプライマリセルと比較して定めたオフセットよりよくなったときに発生するイベントである。
「EventA4」は、ネイバセルのパワーが閾値よりよくなったときに発生するイベントである。「EventA5」は、プライマリセルのパワーが閾値より悪くなりかつネイバセルのパワーが閾値よりよくなったときに発生するイベントである。「EventA6」は、ネイバセルのパワーがセカンダリセルのパワーと比較して定めたオフセットよりよくなったときに発生するイベントである。
「EventB1」は、Inter RAT(他の無線システム)のネイバセルのパワーが閾値に比較してよくなったときに発生するイベントである。「EventB2」は、プライマリセルが閾値より悪くなりInter RAT(他の無線システム)のネイバセルのパワーが閾値より良くなったときに発生するイベントである。
テーブル910に示す第1イベント群のうちの「EventA3」および「EventA6」は、セカンダリセルサーチの結果として発生し得るイベントである。一方、第1イベント群のうちの「EventA3」および「EventA6」以外のイベントは、セカンダリセルサーチを行わなくても発生し得るイベントである。
図9−2は、第2イベント群の一例を示す図である。図6のステップS606においてチェックされる第2イベント群は、たとえば図9−2に示すテーブル920に示すイベント群である。すなわち、テーブル920に示すイベント群は、セカンダリセルサーチが行われない場合にチェックされるイベント群である。テーブル920に示すように、第2イベント群には「EventA1」,「EventA2」,「EventA4」,「EventA5」,「EventB1」および「EventB2」が含まれている。また、第2イベント群には、図9−1に示した第1イベント群に含まれている「EventA3」および「EventA6」は含まれていない。
このように、セカンダリセルサーチが行われない場合には、セカンダリセルサーチが行われた場合にのみ発生し得る「EventA3」および「EventA6」についてはチェックしないようにしてもよい。これにより、移動端末110における処理量を低減することができる。
(移動端末のハードウェア構成)
図10−1は、移動端末のハードウェア構成の一例を示す図である。図10−2は、図10−1に示した移動端末のハードウェア構成における信号の流れの一例を示す図である。図10−1,図10−2に示すように、移動端末110は、アンテナ1001と、LTE−Aデバイス1010と、CPU1021と、メモリ1022と、を備える。また、移動端末110は、表示部1031と、操作部1032と、マイク1033と、スピーカ1034と、端末速度検出部1041と、電池残量検出部1042と、下り要求スループット検出部1043と、を備える。
LTE−Aデバイス1010は、LTE−A方式の通信処理を行う通信回路である。たとえば、LTE−Aデバイス1010は、LTE−A無線部1011と、LTE−Aベースバンド部1012と、を有する。LTE−A無線部1011は、LTE−Aベースバンド部1012から出力された送信信号を、LTE−A方式によりアンテナ1001を介して無線送信する。また、LTE−A無線部1011は、LTE−A方式によりアンテナ1001を介して受信した受信信号をLTE−Aベースバンド部1012へ出力する。
LTE−Aベースバンド部1012は、CPU1021から出力された送信信号のベースバンド処理を行い、ベースバンド処理を行った送信信号をLTE−A無線部1011へ出力する。また、LTE−Aベースバンド部1012は、LTE−A無線部1011から出力された受信信号のベースバンド処理を行い、ベースバンド処理を行った受信信号をCPU1021へ出力する。
CPU1021(Central Processing Unit)は、移動端末110の全体の制御を司る。たとえば、図5〜図8に示した各ステップはCPU1021によって実行される。
メモリ1022には、たとえばメインメモリおよび補助メモリが含まれる。メインメモリは、たとえばRAM(Random Access Memory)である。メインメモリは、CPU1021のワークエリアとして使用される。補助メモリは、たとえば磁気ディスクやフラッシュメモリなどの不揮発メモリである。補助メモリには、移動端末110を動作させる各種のプログラムが記憶されている。補助メモリに記憶されたプログラムは、メインメモリにロードされてCPU1021によって実行される。
表示部1031は、CPU1021からの制御により、移動端末110のユーザに対して情報を表示する。表示部1031は、たとえば液晶ディスプレイ等によって実現することができる。操作部1032は、移動端末110のユーザからの操作を受け付け、受け付けた内容をCPU1021へ通知する。操作部1032は、たとえばスイッチやキーなどによって実現することができる。また、タッチパネルなどによって表示部1031および操作部1032を実現してもよい。マイク1033は、ユーザからの音声入力を受け付け、受け付けた内容をCPU1021へ通知する。スピーカ1034は、CPU1021からの制御により、移動端末110のユーザに対して音声を出力する。
端末速度検出部1041は、移動端末110の移動速度を検出する。端末速度検出部1041は、たとえば加速度センサ等を用いて移動速度を検出する。ただし、端末速度検出部1041による移動速度の検出についてはこれに限らず、各種の方法を用いることができる。たとえば、端末速度検出部1041は、アンテナ1001による受信信号の周波数や位相の情報に基づいて移動速度を検出してもよい。
また、端末速度検出部1041は、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)等により移動端末110の位置情報を取得し、位置情報の変化に基づいて移動速度を検出してもよい。また、端末速度検出部1041は、移動端末110の通信先の基地局の変化に基づいて移動速度を検出してもよい。
電池残量検出部1042は、移動端末110の電池残量を検出する。たとえば、電池残量検出部1042は、移動端末110の電池から供給される電流から電池電圧を測定することによって電池残量を検出する。
下り要求スループット検出部1043は、移動端末110がネットワークに対して要求する下り通信のスループットを検出する。下り要求スループット検出部1043による下り通信のスループットの検出については後述する(たとえば図11参照)。
端末速度検出部1041、電池残量検出部1042および下り要求スループット検出部1043は、たとえばCPU1021とは別の電子回路等によって実現することができる。または、端末速度検出部1041、電池残量検出部1042および下り要求スループット検出部1043は、たとえばCPU1021がプログラムを実行することによって実現されてもよい。
図1−1,図1−2に示した受信部111は、たとえばアンテナ1001およびLTE−Aデバイス1010によって実現することができる。図1−1,図1−2に示した測定部112は、たとえばアンテナ1001、LTE−Aデバイス1010およびCPU1021によって実現することができる。図1−1,図1−2に示した設定部113および制御部115は、たとえばLTE−Aデバイス1010およびCPU1021によって実現することができる。図1−1,図1−2に示した検出部114は、たとえば端末速度検出部1041、電池残量検出部1042および下り要求スループット検出部1043によって実現することができる。
(下り要求スループットの検出)
図11は、下り要求スループットの検出の一例を示す図である。図11に示すように、たとえば、移動端末110は、アプリケーションクライアント1110と、記憶部1120と、下り要求スループット設定部1130と、を備える。アプリケーションクライアント1110および下り要求スループット設定部1130は、たとえばCPU1021がプログラムを実行することによって実現することができる。記憶部1120は、たとえばメモリ1022によって実現することができる。
たとえば、アプリケーションクライアント1110は、蓄積型ストリーミングサービス(ビデオストリーミングサービス)を行うアプリケーションのクライアントである。アプリケーションクライアント1110においては、サーバからダウンロードするビデオデータの品質について、たとえば「form1」〜「form3」が選択可能であるとする。アプリケーションクライアント1110は、選択されたフォーム(選択フォーム)を下り要求スループット設定部1130へ通知する。
記憶部1120には、テーブル1121が記憶されている。テーブル1121においては、アプリケーションクライアント1110における選択フォームと、下り要求スループットと、が対応付けられている。図11に示す例では、テーブル1121において、「form1」〜「form3」にはそれぞれ5[Mbps]、10[Mbps]および20[Mbps]が対応付けられている。
下り要求スループット設定部1130は、記憶部1120に記憶されたテーブル1121において、アプリケーションクライアント1110から通知された選択フォームに対応付けられた下り要求スループットを取得する。そして、下り要求スループット設定部1130は、取得した下り要求スループットを、移動端末110の下り要求スループットとして設定する。
下り要求スループット検出部1043は、下り要求スループット設定部1130によって設定された下り要求スループットを取得することによって移動端末110の下り要求スループットを検出する。たとえば、アプリケーションクライアント1110において「form1」が設定されている場合は、下り要求スループット設定部1130によって5[Mbps]が下り要求スループットとして設定される。
また、アプリケーションクライアント1110は複数あってもよく、その場合はアプリケーションクライアント1110のそれぞれに対応するテーブル1121が記憶部1120に記憶される。下り要求スループット設定部1130は、アプリケーションクライアント1110のそれぞれについてテーブル1121から下り要求スループットを取得する。そして、下り要求スループット設定部1130は、たとえば、取得した下り要求スループットの合計を移動端末110の下り要求スループットとして設定する。
また、アプリケーションクライアント1110のサービスには、ビデオストリーミングサービスに限らず、VoIP(Voice over IP)、テレビ電話、ファイル転送等の各種のサービスを適用することができる。
このように、下り要求スループット検出部1043は、移動端末110(自端末)で実行可能なアプリケーションの状態と、移動端末110が要求するデータ量と、のテーブル1121(対応情報)を参照可能である。そして、下り要求スループット検出部1043は、テーブル1121に基づいて、移動端末110で実行中のアプリケーションの状態に対応するデータ量を検出する。
以上説明したように、移動端末および制御方法によれば、電力を効率よく使用することができる。
たとえば、従来のLTE−Aの動作では、移動端末の状態を考慮せずに、無線環境がよい場合には複数のセカンダリCCが使用されていた。このため、たとえば常時、複数のセカンダリCCについてのセカンダリセルサーチが行われ、電力を多く消費する割に、通信品質を向上させることができない場合があった。
これに対して、移動端末110によれば、たとえば、セカンダリCCの通信品質が頻繁に低下する高速移動中は、セカンダリCCの切り替えやセカンダリセルの選択のためのセカンダリセルサーチを停止することができる。これにより、通信品質の向上に繋がらない電力消費を抑えることができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)第1周波数帯域のセルと、前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域のセルであって前記第1周波数帯域のセルより範囲が狭いセルと、を同時に用いて無線信号を受信可能な受信部と、
前記第2周波数帯域の各セルについて受信品質の測定を行う測定部と、
前記測定部による測定の結果に基づいて、前記第2周波数帯域の各セルのうちの前記受信部が用いるセルを設定する設定部と、
自端末の移動速度を検出する検出部と、
前記検出部によって検出された移動速度が所定速度を上回ると前記測定部による前記測定を停止させる制御部と、
を備えることを特徴とする移動端末。
(付記2)前記設定部は、前記第2周波数帯域の各セルについての受信品質の測定結果に基づく所定イベントを含む各イベントの発生の監視結果に基づいて前記受信部が用いる帯域の設定を行い、前記検出部によって検出された移動速度が所定速度を上回ると、前記所定イベントの発生の監視を停止することを特徴とする付記1に記載の移動端末。
(付記3)前記設定部は、前記測定の結果を含む情報を基地局へ送信することより、前記第2周波数帯域の各セルのうちの前記受信部が用いるセルを示す情報を前記基地局から受信し、受信した情報に基づいて前記受信部が用いるセルを設定することを特徴とする付記1または2に記載の移動端末。
(付記4)前記制御部は、前記測定部による前記測定を停止させた後に、前記検出部によって検出された移動速度が前記所定速度以下になると前記測定部による前記測定を再開させることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の移動端末。
(付記5)前記検出部は、自端末の電池残量を検出し、
前記制御部は、前記検出部によって検出された電池残量が所定残量を下回ると前記測定部による前記測定を停止させる、
ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の移動端末。
(付記6)前記制御部は、前記測定部による前記測定を停止させた後に、前記検出部によって検出された電池残量が前記所定残量以上となり、かつ前記検出部によって検出された移動速度が前記所定速度以下である場合に前記測定部による前記測定を再開させることを特徴とする付記5に記載の移動端末。
(付記7)前記検出部は、自端末への送信を要求するデータ量を検出し、
前記制御部は、前記検出部によって検出されたデータ量が所定データ量を下回ると前記測定部による前記測定を停止させる、
ことを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の移動端末。
(付記8)前記制御部は、前記測定部による前記測定を停止させた後に、前記検出部によって検出されたデータ量が前記所定データ量以上となり、かつ前記検出部によって検出された移動速度が前記所定速度以下である場合に前記測定部による前記測定を再開させることを特徴とする付記7に記載の移動端末。
(付記9)前記検出部は、自端末で実行可能なアプリケーションの状態と、自端末への送信を要求するデータ量と、の対応情報に基づいて、自端末で実行中のアプリケーションの状態に対応するデータ量を検出することを特徴とする付記7または8に記載の移動端末。
(付記10)第1周波数帯域のセルと、前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域のセルであって前記第1周波数帯域のセルより範囲が狭いセルと、を同時に用いて無線信号を受信可能な移動端末の制御方法において、
前記第2周波数帯域の各セルについて受信品質の測定を行い、
前記測定の結果に基づいて、前記第2周波数帯域の各セルのうちの無線信号の受信に用いるセルを設定し、
前記移動端末の移動速度を検出し、
検出した移動速度が所定速度を上回ると前記測定を停止する、
ことを特徴とする制御方法。
100 通信システム
110 移動端末
111 受信部
112 測定部
113 設定部
114 検出部
115 制御部
120 基地局
131,132 セル
133 セル群
210,221〜223 コンポーネントキャリア
310 フレーム
320 サブフレーム
321 プライマリ同期信号
322 セカンダリ同期信号
323 PBCH
324 PDCCH
325 PDSCH
326 リファレンス信号
330 スロット
410 EUTRAN
910,920,1121 テーブル
1001 アンテナ
1010 LTE−Aデバイス
1011 LTE−A無線部
1012 LTE−Aベースバンド部
1021 CPU
1022 メモリ
1031 表示部
1032 操作部
1033 マイク
1034 スピーカ
1041 端末速度検出部
1042 電池残量検出部
1043 下り要求スループット検出部
1110 アプリケーションクライアント
1120 記憶部
1130 下り要求スループット設定部

Claims (7)

  1. 第1周波数帯域のセルと、前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域のセルであって前記第1周波数帯域のセルより範囲が狭いセルと、を同時に用いて無線信号を受信可能な受信部と、
    前記第2周波数帯域の各セルについて受信品質の測定を行う測定部と、
    前記測定部による測定の結果に基づいて、前記第2周波数帯域の各セルのうちの前記受信部が用いるセルを設定する設定部と、
    自端末の移動速度を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された移動速度が所定速度を上回ると前記測定部による前記測定を停止させる制御部と、
    を備えることを特徴とする移動端末。
  2. 前記設定部は、前記第2周波数帯域の各セルについての受信品質の測定結果に基づく所定イベントを含む各イベントの発生の監視結果に基づいて前記受信部が用いる帯域の設定を行い、前記検出部によって検出された移動速度が所定速度を上回ると、前記所定イベントの発生の監視を停止することを特徴とする請求項1に記載の移動端末。
  3. 前記制御部は、前記測定部による前記測定を停止させた後に、前記検出部によって検出された移動速度が前記所定速度以下になると前記測定部による前記測定を再開させることを特徴とする請求項1または2に記載の移動端末。
  4. 前記検出部は、自端末の電池残量を検出し、
    前記制御部は、前記検出部によって検出された電池残量が所定残量を下回ると前記測定部による前記測定を停止させる、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の移動端末。
  5. 前記検出部は、自端末への送信を要求するデータ量を検出し、
    前記制御部は、前記検出部によって検出されたデータ量が所定データ量を下回ると前記測定部による前記測定を停止させる、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の移動端末。
  6. 前記検出部は、自端末で実行可能なアプリケーションの状態と、自端末への送信を要求するデータ量と、の対応情報に基づいて、自端末で実行中のアプリケーションの状態に対応するデータ量を検出することを特徴とする請求項5に記載の移動端末。
  7. 第1周波数帯域のセルと、前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域のセルであって前記第1周波数帯域のセルより範囲が狭いセルと、を同時に用いて無線信号を受信可能な移動端末の制御方法において、
    前記第2周波数帯域の各セルについて受信品質の測定を行い、
    前記測定の結果に基づいて、前記第2周波数帯域の各セルのうちの無線信号の受信に用いるセルを設定し、
    前記移動端末の移動速度を検出し、
    検出した移動速度が所定速度を上回ると前記測定を停止する、
    ことを特徴とする制御方法。
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