JP2016076748A - 基地局装置、無線通信システム及び基地局装置制御方法 - Google Patents

基地局装置、無線通信システム及び基地局装置制御方法 Download PDF

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宏明 高島
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修一 岡田
誠二 濱田
Seiji Hamada
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Abstract

【課題】処理負荷及び電力消費を抑えつつ無線品質向上させる基地局装置、無線通信システム及び基地局装置制御方法を提供する。【解決手段】Pcell通信部10及びScell通信部20は、第1セル及び第1セルに重畳する第2セルの無線リソースを用いて移動局と通信を行う。移動速度測定部50は、移動局から送信された第1セルの無線リソースを用いた信号を基に、移動局の移動速度を測定する。スケジューリング処理部30は、移動局との間の無線環境を基に、移動局に対する前記第2セルの無線リソースの割り当てを停止し、また、第2セルの前記無線リソースの割り当てが停止された状態の移動局の前記移動速度が所定値未満の場合、移動局に対する第2セルの前記無線リソースの割り当てを開始する。【選択図】図3

Description

本発明は、基地局装置、無線通信システム及び基地局装置制御方法に関する。
近年、より高速なデータ通信のために、複数の周波数帯を同時に運用し、1つの通信回線としてデータを分散して送受信を行う、CA(Carrier Aggregation)機能を有する無線通信システムが提案されている。
CA機能を有する無線通信システムにおいて、無線基地局は、複数の移動局と通信を行う。また、無線基地局は、コアネットワーク及び他の無線基地局と、S1インタフェース又はX2インタフェースと呼ばれる有線伝送路で接続される。
CA機能を実現する場合、同一エリアにおいて複数の周波数帯のセルが重ねられる。CA機能を有する無線通信システムで用いられる複数の周波数帯は、コンポーネントキャリアと呼ばれる。コンポーネントキャリアは、メインのキャリアであるプライマリコンポーネントキャリア(PCC:Primary Component Carrier)と、それ以外のセカンダリコンポーネントキャリア(SCC:Secondary Component Carrier)に分類される。プライマリコンポーネントキャリアとして割り当てられたセルは、主セルあるいは、プライマリセル(Pcell:Primary Cell)と呼ばれる。また、セカンダリコンポーネントキャリアとして割り当てられたセルは、副セルあるいはセカンダリセル(Scell:Secondary Cell)と呼ばれる。
移動局からは無線基地局のPcell側にPUSCH(Physical Downlink Shared Chanel)、PUCCH(Physical Uplink Control Chanel)及びSRS(Sounding Reference Signal)を送信し、Scell側にPUSCH及びSRSを送信する。ここで、Scell側にPUCCHを送信しない理由は以下による。すなわち、端末にとっては、PAPR(Peak to Average Power Ratio)を低く抑えることが重要である。そのためには、連続帯域でデータを送信することが好ましい。しかし、CAを行った場合に、別々のコンポーネントキャリアでPUCCHを送信してしまうと、不連続の帯域でデータを送信することになるおそれがある。それを回避するため、無線基地局は、CAを行う場合、Pcell側にのみPUCCHを送信する。
無線基地局は、複数の移動局を通信圏内に収容する。そのため、無線基地局は、移動局と通信を行う場合、複数の移動局から通信対象の移動局を選択する処理を実行した上で、選択した移動局との間で通信を行う。この移動局の選択はスケジューリング処理とも呼ばれ、その方法の一例として、Maximum CIR(Carrier-to-Interference power Ratio)法やPF(Proportional Fairness)法などが挙げられる。スケジューリング処理により選択された移動局は、Pcell及びScellの中の無線リソース中の使用可能な上り無線リソースを選択し、無線基地局と通信を行う。
ここで、移動局が高速移動している場合、ドップラーシフト(ドップラー効果)により無線基地局で受信する上り信号の周波数に変動が発生する。例えば、新幹線に乗車して移動中のような場合、3GPP TS36.104 Annex B.4 High Speed train conditionでモデリングされるような周波数変動が見られる。
このように移動局が高速移動している環境下で受信特性を向上させる方法として、例えば、3GPP TS36.104 8.2.3 Requirements for high speed trainにPUCCH format2の使用が開示されている。移動局はCQI(Channel Quality Indicator)を通知するためPUCCH format2を送信することから、無線基地局は、この信号を利用して周波数変動を測定して信号の受信に用いることで受信特性を向上させることができる。
上りの通信データはPUSCHで送信されるが、移動局は、通信データが存在する場合にのみPUSCHを使用する。そのため、定期的に移動局からPUSCHが送られてくるわけではない。PUSCH受信時、その中に含まれるパイロット信号を用いて周波数変動を測定することはできるが、測定に対するサンプル数が少ないため周波数変動の測定精度が十分ではない。そのため、PUSCHを用いて周波数変動を測定しても、受信特性の向上を見込むことは困難である。このようなことから、定期的に移動局から送信されるPUCCH format2が周波数変動の測定に用いられることが多い。
ただし、CA機能を利用してScell側で通信を行っている場合、移動局から無線基地局へPUCCH format2が送信されてこない。そのため、移動局が高速移動状態の場合に所望の受信特性を確保することが困難となる。受信特性が劣化した場合、無線基地局においてPUSCHの受信NG判定が増加し、それに伴う再送処理が多くなる。その結果、無線通信システム全体のスループットが低下する。
このスループットの低下に対しては、例えば、PUSCHの受信NG判定が多くなったことを検出し、検出した移動局に対してScellの無線リソースの割り当てを実施しないスケジューリング制御を行うことが考えられる。
なお、無線通信システムの従来技術として以下のような技術が提案されている。1つには、移動先の候補のセルの方が移動元のセルよりも通信品質が優れている場合に、移動局の速度に応じてハンドオーバを行うか否かを判定する従来技術がある。また、通信のタイプに応じてパラメータを変更させつつ、移動速度に応じてハンドオーバの実行を決定する従来技術がある。また、重ねて配置された大径セルと小径セルのうちから、移動速度に応じて優先的に選択するセルを決定する従来技術がある。また、セルの周波数帯域及び拡張周波数帯域が存在する場合に、拡張周波数帯域が有効となるタイミングで無線リソースの割り当てを変更する従来技術がある。また、無線基地局と移動局との通信に用いているチャネルの一部が通信に用いられなくなった場合に、他の移動局との接続にその資源を用いる従来技術がある。
特開2013−70159号公報 特開2009−182413号公報 特開2002−27522号公報 特開2012−209649号公報 特表2002−542687号公報
しかしながら、移動局に対してScellの無線リソースの割り当てを無くした場合、その後、その移動局に対してScellへの無線リソースの割り当てを再開するか否かの決定が行われる。そのため、Scellへの無線リソースの割り当てを停止しているにも関わらず、無線基地局は、常にScell側の無線品質測定を実施することになる。また、移動局は、常にScell側のSRSなどのパイロット信号を送信することになる。このように、移動局に対してScellの無線リソースの割り当てをなくした場合、従来の技術では、無線基地局及び移動局の双方において無駄な処理が発生してしまう。その結果、無線基地局は、常に処理負荷が高くなり、電力も無駄に消費してしまうおそれがある。一方、処理負荷や電力消費を軽減するため、単に無線品質測定を停止しては、適切なタイミングでの無線リソースの割り当ての再開が行えず、無線品質が悪化してしまう。
また、上述した各従来技術においても、移動局に対するScellの無線リソースの割り当て停止後の復帰については考慮されていない。そのため、上述したいずれの従来技術を用いても、無線基地局の処理負荷及び電力消費を抑えつつ無線品質を向上させることは困難である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、処理負荷及び電力消費を抑えつつ無線品質向上させる基地局装置、無線通信システム及び基地局装置制御方法を提供することを目的とする。
本願の開示する基地局装置、無線通信システム及び基地局装置制御方法は、一つの態様において、通信部は、第1セル及び前記第1セルに重畳する第2セルの無線リソースを用いて無線端末装置と通信を行う。測定部は、前記無線端末装置から送信された前記第1セルの前記無線リソースを用いた信号を基に、前記無線端末装置の移動速度を測定する。制御部は、前記無線端末装置との間の無線環境を基に、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを停止する。さらに、前記制御部は、前記第2セルの前記無線リソースの割り当てが停止された状態の前記無線端末装置の前記移動速度が所定値未満の場合、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを開始する。
本願の開示する基地局装置、無線通信システム及び基地局装置制御方法の一つの態様によれば、処理負荷及び電力消費を抑えることができるという効果を奏する。
図1は、CA機能を有する無線通信システムの構成図である。 図2は、セルに応じた移動局から無線基地局への送信信号を示す図である。 図3は、実施例1に係る無線基地局のブロック図である。 図4は、移動局のブロック図である。 図5は、実施例1に係る無線基地局によるScellの無線リソースの割当処理のフローチャートである。 図6は、実施例1に係る無線基地局と移動局との間におけるScellの無線リソースの割当処理のシーケンス図である。 図7は、変形例に係る無線基地局のブロック図である。 図8は、変形例に係る移動速度測定部による移動速度の算出のフローチャートである。 図9は、実施例2に係る無線基地局によるScellの無線リソースの割当処理のフローチャートである。 図10は、実施例2に係る無線基地局と移動局との間におけるScellの無線リソースの割当処理のシーケンス図である。 図11は、実施例3に係る無線基地局によるScellの無線リソースの割当処理のフローチャートである。 図12は、実施例3に係る無線基地局と移動局との間におけるScellの無線リソースの割当処理のシーケンス図である。 図13は、実施例4に係る無線基地局のブロック図である。 図14は、実施例4に係る無線基地局による動作モードの選択のフローチャートである。 図15は、実施例5に係る無線基地局のブロック図である。 図16は、実施例5に係る無線基地局による動作モードの選択のフローチャートである。 図17は、実施例6に係る無線基地局のブロック図である。 図18は、実施例6に係る無線基地局による動作モードの選択のフローチャートである。
以下に、本願の開示する基地局装置、無線通信システム及び基地局装置制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する基地局装置、無線通信システム及び基地局装置制御方法が限定されるものではない。
図1は、CA機能を有する無線通信システムの構成図である。本実施例に係る無線通信システムは、図1に示すように、無線基地局1、コアネットワーク2及び移動局3を有する。
そして、無線基地局1は、有線伝送路であるS1インタフェース4でコアネットワーク2に接続されている。また、無線基地局1同士は、有線伝送路であるX2インタフェース5で接続されている。
また、本実施例に係る無線基地局1は、CA機能を有する。例えば、無線基地局1は、チャネル周波数が異なるプライマリコンポーネントキャリア及びセカンダリコンポーネントキャリアを用いて移動局3と通信を行う。移動局3が、プライマリコンポーネントキャリアを用いて無線基地局1と通信を行うサービングセルがPcell6である。また、移動局3が、セカンダリコンポーネントキャリアを用いて無線基地局1と通信を行うサービングセルがScell7である。Pcell6とScell7とは、重畳されている。このように、無線基地局1は、Pcell6及びSsell7を管理する。そして、無線基地局1は、Pcell6及びScell7を用いてCA機能を移動局3に提供する。ここで、本実施例では、Pcell6のチャネル周波数とScell7のチャネル周波数が異なっている場合で説明するが、このチャネル周波数は、同じでもよいし異なってもよい。このPcell6が、「第1セル」の一例にあたり、Scell7が、「第2セル」の一例にあたる。
無線基地局1は、複数の移動局3を管理するPcell6及びScell7の配下に収容する。そこで、無線基地局1は、収容する複数の移動局3の中から通信対象の移動局を選択するスケジューリング処理を行い、選択した移動局3との間で通信を行う。
無線基地局1は、移動局3から受信したパイロット信号であるSRSを用いてMIMOチャネル伝搬路を推定し、その推定結果に基づき無線リンク制御を行う。そして、無線基地局1は、決定したパラメータを用いて移動局3と通信を行う。
また、無線基地局1は、S1インタフェース4及びコアネットワーク2を介して、接続先のMME(Mobility Management Entity)が異なる他の無線基地局1と通信を行う。また、無線基地局1は、X2インタフェース5を介して、接続先のMMEが同一の他の無線基地局1と通信を行う。
移動局3は、無線基地局1のスケジューリング処理により選択されると、Pcell6又はScell7の中の無線リソースから使用可能な無線リソースを選択し、データ通信を行う。
図2は、セルに応じた移動局から無線基地局への送信信号を示す図である。図2における破線より上側にある信号はPcell6側で移動局3から無線基地局1へ送信される信号である。また、破線より下側にある信号はScell7側で移動局3から無線基地局1へ送信される信号である。具体的には、Pcell6側では、移動局3は、PUSCH、PUCCH及びSRSを無線基地局1へ送信する。また、Scell7側では、移動局3は、PUSCH及びSRSを送信する。SRSは、品質測定用信号である。
次に、図3を参照して、無線基地局1の詳細について説明する。図3は、実施例1に係る無線基地局のブロック図である。無線基地局1は、Pcell通信部10、Scell通信部20、スケジューリング処理部30、RRC(Radio Resource Control)処理部40、移動速度測定部50及びS1/X2インタフェース処理部60を有する。
S1/X2インタフェース処理部60は、S1インタフェース4及びX2インタフェース5を介したコアネットワーク2及び他の無線基地局1との間の通信を制御する。
例えば、S1/X2インタフェース処理部60は、S1インタフェース4を介してコアネットワーク2から下り信号用のデータ信号を受信する。下り信号とは、無線基地局1から移動局3へ送信される信号である。そして、S1/X2インタフェース処理部60は、受信したデータ信号に対して、RLC(Radio Link Control)層及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層における各種処理を行う。そして、S1/X2インタフェース処理部60は、使用するチャネル周波数に応じて、処理を施したデータ信号をPcell通信部10又はScell通信部20へ出力する。S1/X2インタフェース処理部60は、X2インタフェース5を介して他の無線基地局1から受信した下り信号用のデータ信号に対しても同様の動作を行う。
また、S1/X2インタフェース処理部60は、上り信号に含まれるデータ信号の入力を上りMAC処理部129又は229から受ける。上り信号とは、移動局3から無線基地局1へ送信される信号である。そして、S1/X2インタフェース処理部60は、受信したデータ信号に対して、RLC層及びPDCP層における各種処理を行う。そして、S1/X2インタフェース処理部60は、処理を施したデータ信号をS1インタフェース4又はX2インタフェース5を経由させて無線基地局1又はコアネットワーク2へ送信する。
さらに、S1/X2インタフェース処理部60は、RRCメッセージをRRC処理部40から受信する。そして、S1/X2インタフェース処理部60は、RRCメッセージに対して、RLC層及びPDCP層における各種処理を行う。そして、S1/X2インタフェース処理部60は、使用する周波数に応じて、処理を施したRCCメッセージをPcell通信部10又はScell通信部20へ出力する。
Pcell通信部10は、送信部11、受信部12、D/A(Digital/Analog)変換部13、A/D(Analog/Digital)変換部14及びRF(Radio Frequency)処理回路15を有する。このPcell通信部10が、「通信部」の一例にあたる。
送信部11は、下り信号に対する送信処理を行う。送信部11は、パイロット信号生成部111、誤り訂正符号器112、データ変調部113、データ/パイロット信号多重部114、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部115及びCP(Cyclic Prefix)挿入部116及び上りMAC(Medium Access Control)処理部117を有する。送信部11における各部は、スケジューリング処理部30から出力される各種制御信号に基づいて以下の処理を行う。
パイロット信号生成部111は、下り信号用のパイロット信号を生成する。ここで、パイロット信号は、受信局である移動局3において既知の信号である。そして、パイロット信号生成部111は、生成したパイロット信号をデータ/パイロット信号多重部114へ出力する。
下りMAC処理部117は、データ信号の入力をS1/X2インタフェース処理部60から受ける。そして、下りMAC処理部71は、受信したデータ信号に対してMAC処理を施す。そして、下りMAC処理部117は、MAC処理を施したデータ信号を誤り訂正符号器112へ出力する。
さらに、下りMAC処理部117は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、Activation/Diactivation MAC CEによるDeactivationの送信の指示をスケジューリング処理部30から受ける。指示を受けて、下りMAC処理部117は、Activation/Diactivation MAC CEによるDeactivationを送信部11へ出力する。
その後、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを再開する場合、下りMAC処理部117は、Activation/Diactivation MAC CEによるActivationの送信の指示をスケジューリング処理部30から受ける。指示を受けて、下りMAC処理部117は、Activation/Diactivation MAC CEによるActivationを送信部11へ出力する。
誤り訂正符号器112は、下り信号用のデータ信号の入力を下りMAC処理部117から受ける。そして、誤り訂正符号器112は、受信したデータ信号を誤り訂正符号化する。その後、誤り訂正符号器112は、誤り訂正符号化の処理を施したデータ信号をデータ変調部113へ出力する。
また、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、誤り訂正符号器112は、Deactivationを下りMAC処理部117から受ける。そして、誤り訂正符号器112は、Deactivationに誤り訂正符号化を施しデータ変調部113へ出力する。
その後、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを再開する場合、誤り訂正符号器112は、Activationを下りMAC処理部117から受ける。そして、誤り訂正符号器112は、Activationに誤り訂正符号化を施しデータ変調部113へ出力する。
データ変調部113は、誤り訂正符号化されたデータ信号の入力を誤り訂正符号器112から受ける。そして、データ変調部113は、受信したデータ信号に対してQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調などのデータ変調処理を施す。その後、データ変調部113は、データ変調処理を施したデータ信号をデータ/パイロット信号多重部114へ出力する。
また、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを停止した場合、データ変調部113は、Deactivationを誤り訂正符号器112から受ける。そして、データ変調部113は、Deactivationにデータ変調処理を施しデータ/パイロット信号多重部114へ出力する。
その後、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを再開する場合、データ変調部113は、Activationを誤り訂正符号器112から受ける。そして、データ変調部113は、Activationにデータ変調処理を施しデータ/パイロット信号多重部114へ出力する。
データ/パイロット信号多重部114は、パイロット信号の入力をパイロット信号生成部111から受ける。また、データ/パイロット信号多重部114は、データ変調が施されたデータ信号の入力をデータ変調部113から受ける。そして、データ/パイロット信号多重部114は、受信したパイロット信号とデータ信号とを時間多重して下り信号を生成する。その後、データ/パイロット信号多重部114は、生成した下り信号をIFFT部115へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、データ/パイロット信号多重部114は、Deactivationをデータ変調部113から受ける。そして、データ/パイロット信号多重部114は、Deactivationから下り信号を生成しIFFT部115へ出力する。
その後、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを再開する場合、データ/パイロット信号多重部114は、Activationをデータ変調部213から受ける。そして、データ/パイロット信号多重部114は、Activationから下り信号を生成しIFFT部115へ出力する。
IFFT部115は、下り信号の入力をデータ/パイロット信号多重部114から受ける。そして、IFFT部115は、一定数Nのサンプル単位で受信した下り信号に対して逆高速フーリエ変換を施し、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換する。すなわち、IFFT部115は、下り信号のN個のデータサンプルをサブキャリア信号成分とみなし、このサブキャリア成分に逆高速フーリエ変換を施し、離散的な時間信号に変換する。その後、IFFT部115は、逆高速フーリエ変換を施した下り信号をCP挿入部116へ出力する。
また、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、IFFT部115は、Deactivationの下り信号をデータ/パイロット信号多重部114から受ける。そして、IFFT部115は、Deactivationの下り信号を逆高速フーリエ変換しCP挿入部116へ出力する。
その後、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを再開する場合、IFFT部115は、Activationの下り信号をデータ/パイロット信号多重部114から受ける。そして、IFFT部115は、Activationの下り信号を逆高速フーリエ変換しCP挿入部116へ出力する。
CP挿入部116は、逆高速フーリエ変換が施された下り信号の入力をIFFT部115から受ける。そして、CP挿入部116は、受信した下り信号にN個のサンプルのそれぞれの先頭にCPを挿入する。その後、CP挿入部116は、CPを挿入した下り信号をD/A変換部13へ出力する。ここで、CPは、例えば、逆高速フーリエ変換後のN個のサンプルのうち、後部のM個のサンプル(M<N)をコピーしたものである。CPは巡回的にコピーされているため、CP挿入後の(M+N)サンプルの区間で信号が連続することとなる。この特徴により、無線基地局1及び移動局3などの通信装置は、CPを用いて隣接パスからの遅延シンボルによる干渉を除去することができる。
また、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを停止した場合、CP挿入部116は、Deactivationの下り信号をIFFT部115から受ける。そして、CP挿入部116は、Deactivationの下り信号にCPを挿入しD/A変換部13へ出力する。
その後、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを再開する場合、CP挿入部116は、Activationの下り信号をIFFT部115から受ける。そして、CP挿入部116は、Activationの下り信号にCPを挿入しD/A変換部13へ出力する。
また、送信部11の各部は、S1/S2インタフェース処理部60から入力されたRRCメッセージに対してもデータ信号に対する処理と同様の処理を行う。
D/A変換部13は、下り信号の入力をCP挿入部116から受ける。そして、D/A変換部13は、受信した下り信号をデジタル信号からアナログ信号へと変換する。その後、D/A変換部13は、アナログ信号に変換した下り信号をRF処理回路15の送信RF部151へ出力する。また、D/A変換部13は、RRCメッセージに対しても同様の処理を行う。
また、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを停止した場合、D/A変換部13は、Deactivationの下り信号をCP挿入部116から受ける。そして、D/A変換部13は、Deactivationの下り信号をアナログ変換し送信RF部151へ出力する。
その後、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを再開する場合、D/A変換部13は、Activationの下り信号をCP挿入部116から受ける。そして、D/A変換部13は、Activationの下り信号をアナログ変換し送信RF部151へ出力する。
RF処理回路15は、送信RF部151及び受信RF部152を有する。送信RF部151は、アナログ信号に変換された下り信号の入力をD/A変換部13から受ける。そして、送信RF部151は、受信した下り信号を直交変調し、ベースバンド信号から無線周波数信号へと変換する。すなわち、送信RF部151は、下り信号をアップコンバートする。その後、送信RF部151は、無線周波数信号へと変換した下り信号を、アンテナ16を介して移動局3へ送信する。また、RF処理回路15は、RRCメッセージに対しても同様の処理を行う。
また、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを停止した場合、RF処理回路15は、Deactivationの下り信号をD/A変換部13から受ける。そして、RF処理回路15は、Deactivationの下り信号を無線周波数信号に変換し移動局3へ送信する。
その後、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを再開する場合、RF処理回路15は、Activationの下り信号をD/A変換部13から受ける。そして、RF処理回路15は、Activationの下り信号を無線周波数信号に変換し移動局3へ送信する。
受信RF部152は、アンテナ16を介して上り信号を移動局3から受信する。そして、受信RF部152は、受信した上り信号を無線周波数からベースバンド信号に変換する。すなわち、受信RF部152は、上り信号をダウンコンバートする。その後、受信RF部152は、ベースバンド信号へと変換した上り信号をA/D変換部14へ出力する。
A/D変換部14は、ベースバンド信号へ変換された上り信号の入力を受信RF部152から受ける。そして、A/D変換部14は、受信した上り信号をアナログ信号からデジタル信号へと変換する。その後、A/D変換部14は、デジタル信号に変換した上り信号を受信部12へ出力する。
受信部12は、CP除去部121、FFT(Fast Fourier Transform)部122、データ/パイロット信号分離部123、PUSCH/PUCCH受信処理部124、パイロット信号復調部125、無線品質測定部126及び上りMAC処理部129を有する。受信部12における各部は、スケジューリング処理部30から出力される各種制御信号に基づいて以下の処理を行う。
CP除去部121は、デジタル信号に変換された上り信号の入力をA/D変換部14から受ける。そして、CP除去部121は、受信した上り信号からCPを除去する。その後、CP除去部121は、CPを除去した上り信号をFFT部122へ出力する。
FFT部122は、上り信号の入力をCP除去部121から受ける。そして、FFT部122は、受信した上り信号に対して高速フーリエ変換を施し、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。その後、FFT部122は、高速フーリエ変換を施した上り信号をデータ/パイロット信号分離部123へ出力する。
データ/パイロット信号分離部123は、高速フーリエ変換を施された上り信号の入力をFFT部122から受ける。そして、データ/パイロット信号分離部123は、受信した上り信号をデータ信号とパイロット信号に分離する。このパイロット信号には、例えば、SRSが含まれる。その後、データ/パイロット信号分離部123は、データ信号をPUSCH/PUCCH受信処理部124のデータ復調部128へ出力する。また、データ/パイロット信号分離部123は、パイロット信号をパイロット信号復調部125へ出力する。
PUSCH/PUCCH受信処理部124は、誤り訂正復号器127及びデータ復調部128を有する。データ復調部128は、データ信号の入力をデータ/パイロット信号分離部123から受ける。さらに、データ復調部128は、下り信号に含まれるパイロット信号の入力をパイロット信号復調部125から受ける。そして、データ復調部128は、パイロット信号に基づいて、受信したデータ信号にデータ復調処理を施す。その後、データ復調部128は、データ復調処理を施したデータ信号を誤り訂正復号器127へ出力する。
誤り訂正復号器127は、データ復調処理が施されたデータ信号の入力をデータ復調部128から受ける。そして、誤り訂正復号器127は、受信したデータ信号を誤り訂正復号化する。その後、誤り訂正復号器127は、誤り訂正復号化の処理を施したデータ信号を上りMAC処理部129へ出力する。
パイロット信号復調部125は、移動局3から送信されたパイロット信号の入力をデータ/パイロット信号分離部123から受ける。そして、パイロット信号復調部125は、受信したパイロット信号を復調する。その後、パイロット信号復調部125は、復調したパイロット信号をデータ復調部128、無線品質測定部126及び後述する移動速度測定部50へ出力する。
無線品質測定部126は、移動局3から送信されたパイロット信号の入力をデータ/パイロット信号分離部123から受ける。そして、無線品質測定部126は、受信したパイロット信号から受信信号レベル及び干渉レベルを算出する。次に、無線品質測定部126は、算出した受信信号レベル及び干渉レベルを用いてSIR(Signal to Interface Ratio)を測定する。無線品質測定部126は、測定したSIRをスケジューリング処理部30へ出力する。
上りMAC処理部129は、誤り訂正復号化の処理を施されたデータ信号の入力を誤り訂正復号器127から受ける。そして、上りMAC処理部129は、受信したデータ信号に対してMAC処理を施す。そして、上りMAC処理部129は、MAC処理を施したデータ信号をS1/X2インタフェース処理部60へ出力する。また、上りMAC処理部129は、上りのMAC CEの情報をスケジューリング処理部30へ送信する。
次に、Scell側の通信について説明する。Scell通信部20は、送信部21、受信部22、D/A変換部23、A/D変換部24及びRF処理回路25を有する。このScell通信部20が、「通信部」の一例にあたる。
送信部21は、下り信号に対する送信処理を行う。送信部21は、パイロット信号生成部211、誤り訂正符号器212、データ変調部213、データ/パイロット信号多重部214、IFFT部215、CP挿入部216及び下りMAC処理部217を有する。
パイロット信号生成部211は、下り信号用のパイロット信号を生成する。そして、パイロット信号生成部211は、生成したパイロット信号をデータ/パイロット信号多重部214へ出力する。
下りMAC処理部217は、下り信号用のデータ信号の入力をS1/X2インタフェース処理部60から受ける。そして、下りMAC処理部217は、受信したデータ信号に対してMAC処理を施す。そして、下りMAC処理部117は、MAC処理を施したデータ信号を誤り訂正符号器212へ出力する。
また、下りMAC処理部217は、RRCメッセージをS1/X2インタフェース処理部60から受信する。そして、下りMAC処理部217は、MAC処理をRRCメッセージに施した後、誤り訂正符号器212へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、下りMAC処理部217は、無線リソースの割り当てが停止されているので、データ信号に対するMAC処理を行わない。
誤り訂正符号器212は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、MAC処理が施されたデータ信号の入力を下りMAC処理部217から受ける。そして、誤り訂正符号器212は、スケジューリング処理部30から受信した制御信号にしたがって、受信したデータ信号を誤り訂正符号化する。その後、誤り訂正符号器212は、誤り訂正符号化の処理を施したデータ信号をデータ変調部213へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、誤り訂正符号器212は、無線リソースの割り当てが停止されているので、データ信号に対する誤り訂正符号化の処理を行わない。
その後、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを再開された場合、誤り訂正符号器212は、スケジューリング処理部30から受信した制御信号にしたがって、データ信号に対する誤り訂正符号化の処理を再開する。
データ変調部213は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、誤り訂正符号化されたデータ信号の入力を誤り訂正符号器212から受ける。そして、データ変調部213は、スケジューリング処理部30から受信した制御信号にしたがい、受信したデータ信号に対してQPSK変調などのデータ変調処理を施す。その後、データ変調部213は、データ変調処理を施したデータ信号をデータ/パイロット信号多重部214へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、データ変調部213は、Scellの無線リソースの割り当てが停止されているので、データ信号に対するデータ変調処理を行わない。
その後、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを再開した場合、データ変調部213は、スケジューリング処理部30から受信した制御信号にしたがって、データ信号に対するデータ変調処理を再開する。
データ/パイロット信号多重部214は、パイロット信号の入力をパイロット信号生成部211から受ける。また、データ/パイロット信号多重部214は、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを行った場合、データ変調が施されたデータ信号の入力をデータ変調部213から受ける。そして、データ/パイロット信号多重部214は、スケジューリング処理部30から受信した制御信号にしたがい、受信したパイロット信号とデータ信号とを時間多重して下り信号を生成する。その後、データ/パイロット信号多重部214は、生成した下り信号をIFFT部215へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、データ/パイロット信号多重部214は、無線リソースの割り当てが停止されているので、データ信号に対する下り信号の生成処理を行わない。
その後、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを再開した場合、データ/パイロット信号多重部214は、スケジューリング処理部30から受信した制御信号にしたがって、下り信号の生成を再開する。
IFFT部215は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、下り信号の入力をデータ/パイロット信号多重部214から受ける。そして、IFFT部215は、スケジューリング処理部30から受信した制御信号にしたがい、受信した下り信号に対して逆高速フーリエ変換を施し、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換する。その後、IFFT部215は、逆高速フーリエ変換を施した下り信号をCP挿入部216へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、IFFT部215は、無線リソースの割り当てが停止されているので、下り信号に対する変換処理を行わない。
その後、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを再開した場合、IFFT部215は、スケジューリング処理部30から受信した制御信号にしたがって、下り信号の逆高速フーリエ変換を再開する。
CP挿入部216は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、逆高速フーリエ変換が施された下り信号の入力をIFFT部215から受ける。そして、CP挿入部216は、スケジューリング処理部30から受信した制御信号にしたがい、受信した下り信号にCPを挿入する。その後、CP挿入部216は、CPを挿入した下り信号をD/A変換部23へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、CP挿入部216は、無線リソースの割り当てが停止されているので、下り信号に対するCP挿入処理を行わない。
その後、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを再開した場合、CP挿入部216は、スケジューリング処理部30から受信した制御信号にしたがって、下り信号へのCPの挿入を再開する。
D/A変換部23は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、下り信号の入力をCP挿入部216から受ける。そして、D/A変換部23は、スケジューリング処理部30から受信した制御信号にしたがい、受信した下り信号をデジタル信号からアナログ信号へと変換する。その後、D/A変換部23は、アナログ信号に変換した下り信号をRF処理回路25の送信RF部251へ出力する。
RF処理回路25は、送信RF部251及び受信RF部252を有する。送信RF部251は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、アナログ信号に変換された下り信号の入力をD/A変換部23から受ける。そして、送信RF部251は、受信した下り信号を直交変調し、ベースバンド信号から無線周波数信号へと変換する。すなわち、送信RF部251は、下り信号をアップコンバートする。その後、送信RF部251は、無線周波数信号へと変換した下り信号を、アンテナ26を介して移動局3へ送信する。
受信RF部252は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、アンテナ26を介して上り信号を移動局3から受信する。そして、受信RF部252は、受信した上り信号を無線周波数からベースバンド信号に変換する。すなわち、受信RF部252は、上り信号をダウンコンバートする。その後、受信RF部252は、ベースバンド信号へと変換した上り信号をA/D変換部24へ出力する。
A/D変換部24は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、ベースバンド信号へ変換された上り信号の入力を受信RF部252から受ける。そして、A/D変換部24は、受信した上り信号をアナログ信号からデジタル信号へと変換する。その後、A/D変換部24は、デジタル信号に変換した上り信号を受信部22へ出力する。
受信部22は、CP除去部221、FFT部222、データ/パイロット信号分離部223、PUSCH/PUCCH受信処理部224、パイロット信号復調部225、無線品質測定部226及び上りMAC処理部229を有する。受信部22における各部は、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを行った場合、スケジューリング処理部30から出力される各種制御信号に基づいて以下の処理を行う。
CP除去部221は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、デジタル信号に変換された上り信号の入力をA/D変換部24から受ける。そして、CP除去部221は、スケジューリング処理部30から受信した制御情報にしたがい、受信した上り信号からCPを除去する。その後、CP除去部221は、CPを除去した上り信号をFFT部222へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、パイロット信号復調部225は、無線リソースの割り当てが停止されているので、パイロット信号の復調処理を行わない。
FFT部222は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、上り信号の入力をCP除去部221から受ける。そして、FFT部222は、スケジューリング処理部30から受信した制御情報にしたがい、受信した上り信号に対して高速フーリエ変換を施し、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。その後、FFT部222は、高速フーリエ変換を施した上り信号をデータ/パイロット信号分離部223へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、パイロット信号復調部225は、無線リソースの割り当てが停止されているので、パイロット信号の復調処理を行わない。
データ/パイロット信号分離部223は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、高速フーリエ変換を施された上り信号の入力をFFT部222から受ける。そして、データ/パイロット信号分離部223は、スケジューリング処理部30から受信した制御情報にしたがい、受信した上り信号をデータ信号とパイロット信号に分離する。その後、データ/パイロット信号分離部223は、データ信号をPUSCH/PUCCH受信処理部224のデータ復調部228へ出力する。また、データ/パイロット信号分離部223は、パイロット信号をパイロット信号復調部225へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、パイロット信号復調部225は、無線リソースの割り当てが停止されているので、パイロット信号の復調処理を行わない。
PUSCH/PUCCH受信処理部224は、誤り訂正復号器227及びデータ復調部228を有する。データ復調部228は、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを行った場合、データ信号の入力をデータ/パイロット信号分離部223から受ける。さらに、データ復調部228は、下り信号に含まれるパイロット信号の入力をパイロット信号復調部225から受ける。そして、データ復調部228は、パイロット信号及びスケジューリング処理部30から受信した制御情報にしたがい、受信したデータ信号にデータ復調処理を施す。その後、データ復調部228は、データ復調処理を施したデータ信号を誤り訂正復号器227へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、パイロット信号復調部225は、無線リソースの割り当てが停止されているので、パイロット信号の復調処理を行わない。
誤り訂正復号器227は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、データ復調処理が施されたデータ信号の入力をデータ復調部228から受ける。そして、誤り訂正復号器227は、スケジューリング処理部30から受信した制御情報にしたがい、受信したデータ信号を誤り訂正復号化する。その後、誤り訂正復号器227は、誤り訂正復号化の処理を施したデータ信号を上りMAC処理部229へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、パイロット信号復調部225は、無線リソースの割り当てが停止されているので、パイロット信号の復調処理を行わない。
パイロット信号復調部225は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、移動局3から送信されたパイロット信号の入力をデータ/パイロット信号分離部223から受ける。そして、パイロット信号復調部225は、スケジューリング処理部30から受信した制御情報にしたがい、受信したパイロット信号を復調する。その後、パイロット信号復調部225は、復調したパイロット信号をデータ復調部228、無線品質測定部226及び後述する移動速度測定部50へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、パイロット信号復調部225は、無線リソースの割り当てが停止されているので、パイロット信号の復調処理を行わない。
無線品質測定部226は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、移動局3から送信されたパイロット信号の入力をデータ/パイロット信号分離部223から受ける。そして、無線品質測定部226は、受信したパイロット信号を用いてSIRを測定する。無線品質測定部226は、測定したSIRをスケジューリング処理部30へ出力する。
これに対して、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを停止した場合、無線品質測定部226は、無線品質の測定の停止の指示をスケジューリング処理部30から受ける。これを受けて、無線品質測定部226は、無線品質の測定を停止する。その後、スケジューリング処理部30が無線リソースの割り当てを再開した場合、無線品質測定部226は、無線品質の測定開始の指示をスケジューリング処理部30から受ける。これを受けて、無線品質測定部226は、無線品質の測定を再開する。
上りMAC処理部229は、スケジューリング処理部30がScellの無線リソースの割り当てを行った場合、データ信号の入力を誤り訂正復号器227から受ける。そして、上りMAC処理部229は、受信したデータ信号に対してMAC処理を施す。その後、上りMAC処理部229は、MAC処理を施したデータ信号をS1/X2インタフェース処理部60へ出力する。また、上りMAC処理部229は、上りのMAC CEのデータ量などの情報をスケジューリング処理部30へ送信する。
スケジューリング処理部30は、SIRの入力を無線品質測定部126及び226から受ける。また、スケジューリング処理部30は、呼制御情報の入力をRRC処理部40から受ける。また、スケジューリング処理部30は、上りMAC処理部129及び229からMAC CEのデータ量などの情報を受信する。そして、スケジューリング処理部30は、受信したSIR及び呼制御情報を用いて、無線基地局1と通信を行う移動局3を選択するスケジューリング処理を行う。
ここで、スケジューリング処理部30は、上り信号の処理の場合及び下り信号の処理の場合のそれぞれにおいて、複数の移動局3の中から実際に通信を行う移動局3を選択することが好ましい。スケジューリング処理部30は、例えば、Maximum CIR(Carrier-to-Interference power Raito)法やPF(Proportional Fairness)法などを用いて移動局3を選択する。ただし、スケジューリング処理部30による移動局3の選択処理については、既存の他の方式を用いてもよい。
また、スケジューリング処理部30は、受信したMAC CEのデータ量やSIRの情報を基に、選択した移動局3との通信において使用する復調方式、変調方式及び伝送レートを決定する。
そして、スケジューリング処理部30は、選択した移動局3の情報などをRRC処理部40へ出力する。
また、スケジューリング処理部30は、選択した移動局3の情報、変調方式及び伝送レートを含む制御情報を誤り訂正符号器112、データ変調部113、データ/パイロット信号多重部114、IFFT部115及びCP挿入部116に通知する。また、スケジューリング処理部30は、選択した移動局3の情報、復調方式及び伝送レートを含む制御情報をCP除去部121、FFT部122、データ/パイロット信号分離部123、PUSCH/PUCCH受信処理部124及びパイロット信号復調部125に通知する。
一方、スケジューリング処理部30は、移動局3との通信においてScellを使用するか否かを判定するための移動速度閾値を予め記憶している。スケジューリング処理部30は、移動局3の移動速度の入力を移動速度測定部50から受ける。そして、スケジューリング処理部30は、移動局3の移動速度が移動速度閾値以上か否かを判定する。
また、スケジューリング処理部30は、移動速度3の移動速度が移動速度閾値未満であれば、制御情報を誤り訂正符号器212、データ変調部213、データ/パイロット信号多重部214、IFFT部215及びCP挿入部216に通知する。この制御情報には、選択した移動局3の情報、変調方式及び伝送レートが含まれる。また、スケジューリング処理部30は、制御情報をCP除去部221、FFT部222及びデータ/パイロット信号分離部223へ出力する。さらに、スケジューリング処理部30は、同様の制御情報を、PUSCH/PUCCH受信処理部224及びパイロット信号復調部225に通知する。この制御情報には、選択した移動局3の情報、復調方式及び伝送レートが含まれる。
これに対して、移動局3の移動速度が移動速度閾値以上の場合、スケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当てを停止する。そして、スケジューリング処理部30は、誤り訂正符号器212、データ変調部213、データ/パイロット信号多重部214、IFFT部215及びCP挿入部216への制御情報の通知を停止する。また、データ/パイロット信号多重部214、CP除去部221、FFT部222及びデータ/パイロット信号分離部223への制御情報の通知を停止する。さらに、スケジューリング処理部30は、Activation/Diactivation MAC CE(Control Element)によるDeactivationの送信を下りMAC処理部117に指示する。さらに、スケジューリング処理部30は、無線品質の測定の停止を無線品質測定部226に通知する。
その後、移動局3の移動速度が移動速度閾値未満となった場合、スケジューリング処理部30は、Activation/Diactivation MAC CEによるActivationの送信を下りMAC処理部117に指示する。また、スケジューリング処理部30は、無線品質の測定の再開を無線品質測定部226に通知する。その後、スケジューリング処理部30は、Scellへの無線リソースの割り当てを再開する。そして、スケジューリング処理部30は、誤り訂正符号器212、データ変調部213、データ/パイロット信号多重部214、IFFT部215及びCP挿入部216への制御情報の通知を再開する。また、スケジューリング処理部30は、CP除去部221、FFT部222及びデータ/パイロット信号分離部223への制御情報の通知を再開する。このスケジューリング処理部30が、「制御部」の一例にあたる。
RRC処理部40は、選択した移動局3の状態などの入力をスケジューリング処理部30から受ける。そして、RRC処理部40は、受信した制御情報を用いてRRCレイヤに関連する送受信処理を行う。具体的には、RRC処理部40は、移動局3に対してページングや呼の確立や呼の解放などの呼受付制御やハンドオーバなどの接続切替制御を行う。RRC処理部40は、接続切替制御時にRRCメッセージをS1/X2インタフェース処理部60へ出力する。さらに、RRC処理部40は、呼制御情報をスケジューリング処理部30へ出力する。
移動速度測定部50は、パイロット信号の入力をパイロット信号復調部125及び225から受ける。このパイロット信号は、例えば、SRSである。そして、移動速度測定部50は、受信したパイロット信号を用いてフェージング周波数を推定する。例えば、移動速度測定部50は、パイロット信号に対してスロット時間を単位とした複数組の遅延検波を行う。そして、移動速度測定部50は、遅延検波出力のそれぞれの実数部を抽出して複数組のスロット時間相関値を算出する。次に、移動速度度測定部50は、複数組のスロット時間相関値の最小スロット遅延による遅延検波出力対応のスロット時間相関値を分母とし、他のスロット遅延による遅延検波出力対応のスロット時間相関値を分子として処理する。これにより、移動速度測定部50は、フェージング周波数推定値を測定する。ただし、ここで説明したフェージング周波数の推定方法は、一例であり、移動速度測定部50は、他の方法を用いてフェージング周波数を推定してもよい。
そして、移動速度測定部50は、無線に使用する搬送波の波長にフェージング周波数を乗算して移動局3の移動速度を算出する。すなわち、移動局3の移動速度であるV(m/s)は、V(m/s)=無線に使用する搬送波の波長(m)×フェージング周波数(Hz)と表される。その後、移動速度測定部50は、算出した移動局3の移動速度をスケジューリング処理部30へ出力する。この移動速度測定部50が、「測定部」の一例にあたる。
次に、図4を参照して、本実施例に係る移動局3について説明する。図4は、移動局のブロック図である。図4に示すように、移動局3は、Pcell通信部301、Scell通信部302及び制御部303を有している。
Pcell通信部301は、送信部311、D/A変換部312、送信RF部313、受信RF部314、A/D変換部315及び受信部316を有している。
送信部311は、Pcellの無線リソースを用いて送信する信号の入力を制御部303から受ける。そして、送信部311は、取得した信号に対して符号化処理及び変調処理などの送信処理を施す。その後、送信部311は、送信処理を施した信号をD/A変換部312へ出力する。
D/A変換部312は、送信処理が施された信号の入力を送信部311から受ける。そして、D/A変換部312は、取得した信号をアナログ信号に変換する。その後、D/A変換部312は、アナログ変換した信号を送信RF部313へ出力する。
送信RF部313は、アナログ変換された信号の入力をD/A変換部312から受ける。そして、送信RF部313は、取得した信号を無線周波数信号に変換する。その後、送信RF部313は、無線周波数信号に変換した信号をアンテナ304を介して無線基地局1へ送信する。
受信RF部314は、無線基地局1から送信されたPcell側の信号の入力をアンテナ304を介して受信する。この信号には、無線リソースの割り当て情報も含まれる。そして、受信RF部314は、取得した信号をベースバンド信号に変換する。その後、受信RF部314は、ベースバンド信号に変換した信号をA/D変換部315へ出力する。
A/D変換部315は、ベースバンド信号に変換された信号の入力を受信RF部314から受ける。そして、A/D変換部315は、取得した信号をデジタル信号に変換する。その後、A/D変換部315は、デジタル変換した信号を受信部316へ出力する。
受信部316は、デジタル変換された信号の入力をA/D変換部315から受ける。そして、受信部316は、取得した信号に対して復号化処理及び復調処理などの受信処理を施す。その後、受信部316は、受信処理を施した信号を制御部303へ出力する。特に、信号が制御信号の場合、受信部316は、取得した信号から無線基地局1と通信するための下りリンク及び上りリンクに対応する無線リソース割り当て情報を抽出する。そして、受信部316は、無線リソース割り当て情報を制御部303へ出力する。
Scell通信部302は、送信部321、D/A変換部322、送信RF部323、受信RF部324、A/D変換部325及び受信部326を有している。
送信部321は、Scellの無線リソースを用いて送信する信号の入力を制御部303から受ける。そして、送信部321は、取得した信号に対して符号化処理及び変調処理などの送信処理を施す。その後、送信部321は、送信処理を施した信号をD/A変換部322へ出力する。
D/A変換部322は、送信処理が施された信号の入力を送信部321から受ける。そして、D/A変換部322は、取得した信号をアナログ信号に変換する。その後、D/A変換部322は、アナログ変換した信号を送信RF部323へ出力する。
送信RF部323は、アナログ変換された信号の入力をD/A変換部322から受ける。そして、送信RF部323は、取得した信号を無線周波数信号に変換する。その後、送信RF部323は、無線周波数信号に変換した信号をアンテナ304を介して無線基地局1へ送信する。
これに対して、Dactivationが無線基地局1から送られてきた場合、Scellの無線リソースを用いた信号の送信は行われないので、送信部321、D/A変換部322及び送信RF部323は、信号の送信を行わない。
受信RF部324は、無線基地局1から送信されたPcell側の信号の入力をアンテナ304を介して受信する。この信号には、無線リソースの割り当て情報も含まれる。そして、受信RF部324は、取得した信号をベースバンド信号に変換する。その後、受信RF部324は、ベースバンド信号に変換した信号をA/D変換部325へ出力する。
A/D変換部325は、ベースバンド信号に変換された信号の入力を受信RF部324から受ける。そして、A/D変換部325は、取得した信号をデジタル信号に変換する。その後、A/D変換部325は、デジタル変換した信号を受信部326へ出力する。
受信部326は、デジタル変換された信号の入力をA/D変換部325から受ける。そして、受信部326は、取得した信号に対して復号化処理及び復調処理などの受信処理を施す。その後、受信部326は、受信処理を施した信号を制御部303へ出力する。特に、信号が制御信号の場合、受信部326は、取得した信号から無線基地局1と通信するための下りリンク及び上りリンクに対応する無線リソース割り当て情報を抽出する。そして、受信部326は、無線リソース割り当て情報を制御部303へ出力する。
また、無線基地局1のスケジューリング処理部30においてScellの無線リソースの割り当てが停止された場合、受信RF部324は、Deactivationの信号を受信する。そして、受信RF部324、A/D変換部325及び受信部326は、Deactivationの信号に対して各処理を施し、制御部303へ出力する。
この場合、Scellの無線リソースを用いた信号は無線基地局1から送られてこないので、受信RF部324、A/D変換部325及び受信部316は、信号の受信を行わない。
その後、無線基地局1のスケジューリング処理部30においてScellの無線リソースの割り当てが再開された場合、受信RF部324は、Activationの信号を受信する。そして、受信RF部324、A/D変換部325及び受信部326は、Activationの信号に対して各処理を施し、制御部303へ出力する。
制御部303は、無線基地局1から送信された信号の入力を受信部316又は326から受ける。
特に信号が制御信号の場合、制御部303は、無線基地局1と通信するための下りリンク及び上りリンクに対応する無線リソース割り当て情報の入力を受信部316又は326から受ける。そして、制御部303は、取得した無線リソースの割り当て情報に応じて送信部311,321及び受信部316,326に対してデータ送受信処理の制御を実施する。
また、無線基地局1のスケジューリング処理部30においてScellの無線リソースの割り当てが停止された場合、制御部303は、Deactivationの指示を受信部326から受信する。この場合、制御部303は、Scellの無線リソースを用いたデータの送信を停止する。また、制御部303は、Scellの無線リソースを用いたSRSなどのパイロット信号の送信を停止する。
その後、無線基地局1のスケジューリング処理部30においてScellの無線リソースの割り当てが再開された場合、制御部303は、Activationの指示を受信部326から受信する。この場合、制御部303は、Scellの無線リソースを用いたデータの送信を再開する。また、制御部303は、Scellの無線リソースを用いたSRSなどのパイロット信号の送信を再開する。
次に、図5を参照して、本実施例に係る無線基地局1によるScellの無線リソースの割当処理の流れについて説明する。図5は、実施例1に係る無線基地局によるScellの無線リソースの割当処理のフローチャートである。
移動速度測定部50は、Pcell通信部10のパイロット信号復調部125から取得したパイロット信号を用いて移動局3の移動速度V(m/s)を算出する(ステップS101)。
スケジューリング処理部30は、移動速度V(m/s)の入力を移動速度測定部50から受ける。そして、スケジューリング処理部30は、移動速度Vが移動速度閾値Vth以上か否かを判定する(ステップS102)。V≧Vthの場合(ステップS102:肯定)、スケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当てが停止状態か否かを判定する(ステップS103)。
Scellの無線リソースの割り当てが停止状態の場合(ステップS103:肯定)、スケジューリング処理部30は、ステップS107へ進む。
これに対して、Scellの無線リソースの割り当てが停止状態でない場合(ステップS103:否定)、スケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当てを停止する(ステップS104)。
また、スケジューリング処理部30は、無線品質測定の停止を無線品質測定部226に指示する。無線品質測定部226は、指示を受けて、Scellの無線品質測定を停止する(ステップS105)。
さらに、スケジューリング処理部30は、Activation/Diactivation MAC CEによるDeactivationの送信を下りMAC処理部117に指示する(ステップS106)。
そして、スケジューリング処理部30は、Pcellの利用可能な無線リソースの割り当てを行い、移動局3との通信を行う(ステップS107)。
一方、V<Vthの場合(ステップS102:否定)、スケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当てが停止状態か否かを判定する(ステップS108)。Scellの無線リソースの割り当てが停止状態でない場合(ステップS108:否定)、スケジューリング処理部30は、ステップS112へ進む。
これに対して、Scellの無線リソースの割り当てが停止状態の場合(ステップS108:肯定)、スケジューリング処理部30は、Activationの送信を下りMAC処理部117に指示する(ステップS109)。このActivationも、Activation/Diactivation MAC CEを用いて行われる。
また、スケジューリング処理部30は、無線品質測定の開始を無線品質測定部226に指示する。無線品質測定部226は、指示を受けて、Scellの無線品質測定を開始する(ステップS110)。
さらに、スケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当てを開始する(ステップS111)。
そして、スケジューリング処理部30は、Pcell及びScellの利用可能な無線リソースの割り当てを行い、移動局3との通信を行う(ステップS112)。
次に、図6を参照して、本実施例に係る無線基地局1と移動局3との間におけるScellの無線リソースの割当処理の流れについて説明する。図6は、実施例1に係る無線基地局と移動局との間におけるScellの無線リソースの割当処理のシーケンス図である。
無線基地局1のスケジューリング処理部30は、移動局3の移動速度と移動速度閾値とを比較して、高速移動中の移動局3を検出する(ステップS121)。
そして、無線基地局1のスケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当てを停止する(ステップS122)。
また、無線基地局1の無線品質測定部226は、Scellの無線品質測定を停止する(ステップS123)。
さらに、無線基地局1は、Activation/Diactivation MAC CEによりDeactivationを移動局3に送信する(ステップS124)。
移動局3の制御部303は、Deactivationの信号を受信する。そして、制御部303は、SRSなどのパイロット信号の送信を停止する(ステップS125)。
その後、無線基地局1のスケジューリング処理部30は、移動局3の移動速度と移動速度閾値とを比較して、高速移動していた移動局3が低速移動に遷移したことを検出する(ステップS126)。
そして、無線基地局1は、Activation/Diactivation MAC CEによりActivationを移動局3に送信する(ステップS127)。
移動局3の制御部303は、Activationの信号を受信する。そして、制御部303は、SRSなどのパイロット信号の送信を開始する(ステップS128)。
また、無線基地局1の無線品質測定部226は、Scellの無線品質測定を開始する(ステップS129)。
無線基地局1のスケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当てを開始する(ステップS130)。
以上に説明したように、本実施例に係る無線基地局は、Pcell側のパイロット信号を用いて移動局の移動速度を判定し、移動速度の高低により無線環境を判定して、Scellの無線リソースの割り当てを行うか否かを判定する。さらに、本実施例に係る無線基地局は、Scellの無線リソースを割り当てない場合、Scellの無線品質測定を停止し、且つ、移動局にScellのパイロット信号の送信を停止させる。これにより、移動速度が高く無線環境が悪化した移動局に対する無線リソースの割り当てを抑止することができ、無線通信システム全体のスループットを改善できる。さらに、無線品質測定分の処理負荷を軽減でき、無線基地局の消費電力も低減することができる。また、移動局においては、パイロット信号の送信を停止することで、バッテリーを長持ちさせることができる。さらに、移動速度が低くなった場合に、Scellの無線リソースの割り当てを再開することで、無線品質が悪化した環境下での再送処理の繰り返しにより生ずる無線リソースの浪費を抑えることができる。
また、後述するSRSリソースや無線リンクを解放する場合に比べて、SRSリソースや無線リンクの解放処理及び再設定処理を行わないため、それらの場合に比べて処理が簡易であり、Scellへの無線リソース割り当てを迅速に再開できる。無線品質測定を用いずとも適切なタイミングでScellの無線リソースの割り当てを再開でき、処理負荷及び電力消費を抑えつつ、無線品質を向上させることができる。
ここで、本実施例では、Scellの無線リソースの割り当てを停止する場合の無線環境の悪化の判定を、移動速度を用いて行った。これは、無線リソースの割り当ての停止及び再開の判定基準を統一することで処理を簡易にするためである。しかし、無線環境の判定は、無線環境が悪化したことを判定できるのであれば他の方法を用いてもよい。例えば、スケジューリング処理部30は、PUSCHの受信NG判定が多くなった場合に、無線環境が悪化したと判定して、Scellの無線リソースの割り当てを停止させてもよい。
また、本実施例では、Scellの無線リソースの割り当ての停止及び再開のMAC CEのActivation及びDeactivationの生成及び送信をPcellで行っている。ただし、無線基地局1と移動局3との間に複数のScellが設定されている場合には、無線リソースの割り当てが停止されていない別のScellを用いてMAC CEを送信することもできる。
(変形例)
実施例1では、移動速度測定部50は、フェージング周波数を推定して移動局3の移動速度を求めたが、移動速度の算出方法はこれに限らない。例えば、移動速度測定部50は、位置情報を用いて移動局3の移動速度を求めてもよい。そこで、位置情報を用いて移動局3の移動速度を算出する場合の例を説明する。図7は、変形例に係る無線基地局のブロック図である。
移動速度測定部50は、位置情報取得周期毎に移動局3の位置情報をRRC処理部40から取得する。移動速度測定部50は、移動局の位置情報としてLocationInfo内のellipsoidPointWithAltitudeに規定されている「経度」、「緯度」及び「標高」の情報を用いることができる。移動速度測定部50は、位置情報の測定を予め決められた位置情報取得回数分繰り返す。
そして、移動速度測定部50は、取得した位置情報の内のあるタイミングの位置情報と一つ前のタイミングの位置情報から移動距離を求め、求めた移動距離を位置情報取得周期で除算することで、そのタイミングにおける移動速度を求める。ここで、あるタイミングの位置情報NewPos=(NLat,NLon,NAlt)とする。さらに、一つ前のタイミングの位置情報をOldPos=(OLat,OLon,OAlt)とする。ここで、NLat及びOLatは緯度を表し、NLon及びOLonは経度を表し、NAlt及びOAltは標高を表す。さらに、位置情報取得周期をTとすると、移動局3の移動速度V(m/s)は、次の数式(1)で表される。
Figure 2016076748
移動速度測定部50は、各タイミングにおける移動速度を上述した方法で求め、求めた各移動速度の平均を算出する。そして、移動速度測定部50は、算出した値を移動速度としてスケジューリング処理部30へ出力する。ここで、移動情報取得回数をCntThとし各タイミングの移動速度をViとすると、移動速度の平均AveV(m/s)は、次の数式(2)で表される。
Figure 2016076748
なお、ここでは移動速度の精度を上げるために複数回移動速度を求めてそれらの平均を移動速度としたが、これに限らず、移動速度測定部50は、移動速度を1回算出しその値を移動速度としてスケジューリング処理部30へ出力してもよい。
さらに、図8を参照して、本変形例に係る移動速度測定部による移動速度の算出の流れについて説明する。図8は、変形例に係る移動速度測定部による移動速度の算出のフローチャートである。
移動速度測定部50は、位置情報取得回数を0とする。すなわち、位置情報取得回数をiとすると、移動速度測定部50は、i=0とする(ステップS501)。
そして、移動速度測定部50は、RRC処理部40から移動局3の位置情報(PosUE)を取得する(ステップS502)。
次に、移動速度測定部50は、新しい位置情報(NewPos)を、取得した位置情報(PosUE)とする。すなわち、移動速度測定部50は、NewPos=PosUEとする(ステップS503)。
次に、移動速度測定部50は、移動局3の位置情報取得周期タイマを起動する(ステップS504)。この位置情報取得周期タイマは、移動速度測定部50が有する。
移動速度測定部50は、位置情報取得周期タイマを用いて位置情報取得周期が到来したか否かを判定する(ステップS505)。位置情報取得周期が到来していない場合(ステップS505:否定)、移動速度測定部50は、位置情報取得周期が到来するまで待機する。
位置情報取得周期が到来した場合(ステップS505:肯定)、移動速度測定部50は
移動局3の位置情報(PosUE)を取得する(ステップS506)。
次に、移動速度測定部50は、位置情報取得回数iを1つインクリメントする(ステップS507)。
次に、移動速度測定部50は、現在の新しい位置情報(NewPos)を1つ前の位置情報(OldPos)とする。すなわち、移動速度測定部50は、OldPos=NewPosとする(ステップS508)。
そして、移動速度測定部50は、数式(1)を用いてi回目の移動速度Viを算出する(ステップS509)。
その後、移動速度測定部50は、位置情報取得回数iが移動速度取得回数に達したか否かを判定する(ステップS510)。位置情報取得回数iが移動速度取得回数に達していない場合(ステップS510:否定)、移動速度測定部50は、ステップS503へ戻る。
これに対して、位置情報取得回数iが移動速度取得回数に達した場合(ステップS510:肯定)、移動速度測定部50は、数式(2)を用いて移動局3の平均移動速度を算出する(ステップS511)。
その後、移動速度測定部50は、位置情報取得周期タイマを停止し(ステップS512)、移動局3の移動速度の算出を終了する。
以上に説明したように、移動速度の算出方法は様々な方法を用いることができる。そして、移動速度の算出方法が異なっても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
次に、実施例2について説明する。本実施例に係る無線基地局は、ScellのSRSリソースを解放することが実施例1と異なる。本実施例に係る無線基地局も図3で表される。以下では、実施例1と同様の各部の機能については説明を省略する。
スケジューリング処理部30は、移動速度測定部50から取得した移動局3の移動速度が移動速度閾値以上と判定すると、その移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てを停止する。
また、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3に対して設定していたScellのSRSリソースを解放する。具体的には、スケジューリング処理部30は、各移動局3に対応させてそれぞれの移動局3に現在設定しているSRSリソースを記憶している。そして、スケジューリング処理部30は、記憶している移動局3と設定しているSRSリソースとの対応を解消することで、SRSリソースを解放する。これにより、スケジューリング処理部30は、無線品質測定部226による無線品質の測定を停止させる。そして、スケジューリング処理部30は、SRSリソースを解放することで、他の移動局3に解放したSRSリソースを設定することができるようになる。
さらに、スケジューリング処理部30は、SRSリソースの解放の通知をRRC処理部40に指示する。
その後、移動局3の移動速度が移動速度閾値未満となると、スケジューリング処理部30は、ScellのSRSリソースをその移動局3に設定する。
さらに、スケジューリング処理部30は、SRSリソースの設定の通知をRRC処理部40に指示する。
また、スケジューリング処理部30は、無線品質の測定の開始を無線品質測定部226へ通知する。
そして、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値未満となった移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てを再開する。
RRC処理部40は、移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てが停止された場合、SRSリソースの解放の通知をスケジューリング処理部30から受ける。そして、RRC処理部40は、ScellのSRSリソースを解放するRRCメッセージを生成する。そして、RRC処理部40は、S1/X2インタフェース処理部60、下りMAC処理部117、送信部11、D/A変換部13、送信RF部151及びアンテナ16を介して、移動局3へ生成したRRCメッセージを送信する。
その後、移動局3に対する無線リソースの割り当てが再開された場合、RRC処理部40は、SRSリソースの設定の通知をスケジューリング処理部30から受ける。そして、RRC処理部40は、ScellのSRSリソースを設定するRRCメッセージを生成する。そして、RRC処理部40は、S1/X2インタフェース処理部60、下りMAC処理部117、送信部11、D/A変換部13、送信RF部151及びアンテナ16を介して、移動局3へ生成したRRCメッセージを送信する。
ここで、現在3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、ScellのSRSリソースを解放や設定を行うRRCメッセージが定義されていない。そこで、本実施例では、RRC処理部40は、新たに定義されたScellのSRSリソースを解放するRRCメッセージ及びScellのSRSリソースを設定するRRCメッセージを用いる。
無線品質測定部226は、スケジューリング処理部30により移動局3に対するScellのSRSリソースが解放されると、SRSなどのパケット信号を受信しなくなり、無線品質測定を停止する。
その後、移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てが再開された場合、無線品質測定部226は、その移動局3のScellの無線品質の測定の指示をスケジューリング処理部30から受ける。無線品質測定部226は、指示を受けてその移動局3のScellの無線品質の測定を再開する。
移動局3の制御部303は、アンテナ304、Scell通信部302を介して、SRSリソースを解放するRRCメッセージを受信する。そして、制御部303は、SRSを含むパイロット送信を停止する。
その後、移動局3に対する無線リソースの割り当てが再開された場合、移動局3の制御部303は、アンテナ304、Scell通信部302を介して、SRSリソースを設定するRRCメッセージを受信する。そして、制御部303は、SRSを含むパイロット送信を再開する。
次に、図9を参照して、本実施例に係る無線基地局1によるScellの無線リソースの割当処理の流れについて説明する。図9は、実施例2に係る無線基地局によるScellの無線リソースの割当処理のフローチャートである。
移動速度測定部50は、Pcell通信部10のパイロット信号復調部125から取得したパイロット信号を用いて移動局3の移動速度V(m/s)を算出する(ステップS201)。
スケジューリング処理部30は、移動速度V(m/s)の入力を移動速度測定部50から受ける。そして、スケジューリング処理部30は、移動速度Vが移動速度閾値Vth以上か否かを判定する(ステップS202)。V≧Vthの場合(ステップS202:肯定)、スケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当てが停止状態か否かを判定する(ステップS203)。
Scellの無線リソースの割り当てが停止状態の場合(ステップS203:肯定)、スケジューリング処理部30は、ステップS207へ進む。
これに対して、Scellの無線リソースの割り当てが停止状態でない場合(ステップS203:否定)、スケジューリング処理部30は、V≧Vthとなった移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てを停止する(ステップS204)。
また、スケジューリング処理部30は、V≧Vthとなった移動局3に対するScellのSRSリソースを解放する(ステップS205)。
さらに、スケジューリング処理部30は、ScellのSRSリソースの解放の通知をRRC処理部40に指示する。RRC処理部40は、ScellのSRSリソースを解放するRRCメッセージをV≧Vthとなった移動局3に送信する(ステップS206)。
そして、スケジューリング処理部30は、Pcellの利用可能な無線リソースの割り当てを行い、V≧Vthとなった移動局3との通信を行う(ステップS207)。
一方、V<Vthの場合(ステップS202:否定)、スケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当てが停止状態か否かを判定する(ステップS208)。Scellの無線リソースの割り当てが停止状態でない場合(ステップS208:否定)、スケジューリング処理部30は、ステップS213へ進む。
これに対して、Scellの無線リソースの割り当てが停止状態の場合(ステップS208:肯定)、スケジューリング処理部30は、V<Vthとなった移動局3に対してScellのSRSリソースを設定する(ステップS209)。
また、スケジューリング処理部30は、ScellのSRSリソースの設定の通知をRRC処理部40に指示する。RRC処理部40は、ScellのSRSリソースを設定するRRCメッセージをV<Vthとなった移動局3に送信する(ステップS210)。
また、スケジューリング処理部30は、無線品質測定の開始を無線品質測定部226に指示する。無線品質測定部226は、V<Vthとなった移動局3のScellの無線品質測定を開始する(ステップS211)。
さらに、スケジューリング処理部30は、V<Vthとなった移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てを開始する(ステップS212)。
そして、スケジューリング処理部30は、Pcell及びScellの利用可能な無線リソースの割り当てを行い、V<Vthとなった移動局3との通信を行う(ステップS213)。
次に、図10を参照して、本実施例に係る無線基地局1と移動局3との間におけるScellの無線リソースの割当処理の流れについて説明する。図10は、実施例2に係る無線基地局と移動局との間におけるScellの無線リソースの割当処理のシーケンス図である。
無線基地局1のスケジューリング処理部30は、移動局3の移動速度と移動速度閾値とを比較して、高速移動中の移動局3を検出する(ステップS221)。
そして、無線基地局1のスケジューリング処理部30は、検出した移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てを停止する(ステップS222)。
また、無線基地局1のスケジューリング処理部30は、検出した移動局3に設定していたScellのSRSリソースを解放する(ステップS223)。これにより、無線基地局1の無線品質測定部226は、検出した移動局3に対するScellの無線品質測定を停止する。
さらに、無線基地局1のRRS処理部40は、ScellのSRSリソースの解放を指示するSRSメッセージを検出した移動局3に送信する(ステップS224)。
移動局3の制御部303は、ScellのSRSリソースを解放するSRSメッセージを受信する。そして、制御部303は、ScellのSRSリソースを解放し、SRSなどのパイロット信号の送信を停止する(ステップS225)。
そして、移動局3の制御部303は、ScellのSRSリソースの解放指示への応答を無線基地局1へ送信する(ステップS226)。
その後、無線基地局1のスケジューリング処理部30は、移動局3の移動速度と移動速度閾値とを比較して、高速移動していた移動局3が低速移動に遷移したことを検出する(ステップS227)。
そして、無線基地局1のRRS処理部40は、ScellのSRSリソースの設定を指示するSRSメッセージを検出した移動局3に送信する(ステップS228)。
移動局3の制御部303は、ScellのSRSリソースを設定するRRSメッセージを受信する。そして、制御部303は、ScellのSRSリソースを設定する(ステップS229)。
そして、制御部303は、SRSなどのパイロット信号の送信を開始する(ステップS230)。
その後、移動局3の制御部303は、ScellのSRSリソースの設定指示への応答を無線基地局1へ送信する(ステップS231)。
無線基地局1の無線品質測定部226は、検出した移動局3のScellの無線品質測定を開始する(ステップS232)。
無線基地局1のスケジューリング処理部30は、検出した移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てを開始する(ステップS233)。
以上に説明したように、本実施例に係る無線基地局は、移動局の無線環境が悪化した場合に、ScellのSRSリソースを解放する。SRSリソースの範囲は、無線基地局の処理性能に応じて制限されることが多い。そのため、無線基地局内の移動局数が多くなった場合、無線基地局で収容できるSRSリソースが枯渇するおそれがある。この点、本実施例に係る無線基地局は、実施例1に比べてScellの無線リソースを有効利用することができ、SRSリソースの枯渇を回避できる可能性が高くなる。
次に、実施例3について説明する。本実施例に係る無線基地局は、Scellの無線リンクを解放することが実施例1と異なる。本実施例に係る無線基地局も図3で表される。以下では、実施例1と同様の各部の機能については説明を省略する。
スケジューリング処理部30は、移動速度測定部50から取得した移動局3の移動速度が移動速度閾値以上と判定すると、その移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てを停止する。
また、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3に対して設定していたScellとの無線リンクを解放する。具体的には、スケジューリング処理部30は、各移動局3に対してScellの無線リンクが設定されているか否かを記憶している。そして、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3にScellとの無線リンクが設定されていないことを示す情報を登録する。これにより、スケジューリング処理部30は、無線品質測定部226による無線品質の測定を停止させる。そして、スケジューリング処理部30は、Scellとの無線リンクを解放することで、他の移動局3に解放したScellとの無線リンクを設定することができるようになる。
さらに、スケジューリング処理部30は、Scellとの無線リンクの解放の通知をRRC処理部40に指示する。
その後、移動局3の移動速度が移動速度閾値未満となると、スケジューリング処理部30は、Scellとの無線リンクをその移動局3に設定する。
さらに、スケジューリング処理部30は、Scellとの無線リンクの設定の通知をRRC処理部40に指示する。
また、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値未満となった移動局3のScellの無線品質の測定の開始を無線品質測定部226へ通知する。
そして、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値未満となった移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てを再開する。
RRC処理部40は、移動局3に対する無線リソースの割り当てが停止された場合、Scellとの無線リンクの解放の通知をスケジューリング処理部30から受ける。そして、RRC処理部40は、移動速度が移動速度閾値未満となった移動局3のScellとの無線リンクを解放するRRCメッセージを生成する。そして、RRC処理部40は、S1/X2インタフェース処理部60、下りMAC処理部117、送信部11、D/A変換部13、送信RF部151及びアンテナ16を介して、移動局3へ生成したRRCメッセージを送信する。
その後、移動局3に対する無線リソースの割り当てが再開された場合、RRC処理部40は、Scellとの無線リンクの設定の通知をスケジューリング処理部30から受ける。そして、RRC処理部40は、移動速度が移動速度閾値未満となった移動局3に対してScellとの無線リンクを設定するRRCメッセージを生成する。そして、RRC処理部40は、S1/X2インタフェース処理部60、下りMAC処理部117、送信部11、D/A変換部13、送信RF部151及びアンテナ16を介して、移動局3へ生成したRRCメッセージを送信する。
ここで、RRC処理部40は、Scellとの無線リンクの設定及び解放の通知に、TS36.331で規定されているRRCConnectionReconfiguration内のsCellToReleasList及びsCellTlSddModListを用いる。
無線品質測定部226は、スケジューリング処理部30により移動局3とScellとの無線リンクが解放されると、SRSなどのパケット信号を受信しなくなり、無線品質測定を停止する。
その後、移動局3に対する無線リソースの割り当てが再開された場合、無線品質測定部226は、その移動局3のScellの無線品質の測定の指示をスケジューリング処理部30から受ける。無線品質測定部226は、指示を受けてその移動局3のScellの無線品質の測定を再開する。
移動局3の制御部303は、アンテナ304、Scell通信部302を介して、Scellとの無線リンクを解放するRRCメッセージを受信する。そして、制御部303は、Scellとの無線リンクを解放する。
その後、移動局3に対する無線リソースの割り当てが再開された場合、移動局3の制御部303は、アンテナ304、Scell通信部302を介して、Scellとの無線リンクを設定するRRCメッセージを受信する。そして、制御部303は、Scellとの無線リンクを再開する。
次に、図11を参照して、本実施例に係る無線基地局1によるScellの無線リソースの割当処理の流れについて説明する。図11は、実施例3に係る無線基地局によるScellの無線リソースの割当処理のフローチャートである。
移動速度測定部50は、Pcell通信部10のパイロット信号復調部125から取得したパイロット信号を用いて移動局3の移動速度V(m/s)を算出する(ステップS301)。
スケジューリング処理部30は、移動速度V(m/s)の入力を移動速度測定部50から受ける。そして、スケジューリング処理部30は、移動速度Vが移動速度閾値Vth以上か否かを判定する(ステップS302)。V≧Vthの場合(ステップS302:肯定)、スケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当てが停止状態か否かを判定する(ステップS303)。
Scellの無線リソースの割り当てが停止状態の場合(ステップS303:肯定)、スケジューリング処理部30は、ステップS307へ進む。
これに対して、Scellの無線リソースの割り当てが停止状態でない場合(ステップS303:否定)、スケジューリング処理部30は、V≧Vthとなった移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てを停止する(ステップS304)。
また、スケジューリング処理部30は、V≧Vthとなった移動局3に対するScellとの無線リンクを解放する(ステップS305)。
さらに、スケジューリング処理部30は、Scellとの無線リンクの解放の通知をRRC処理部40に指示する。RRC処理部40は、Scellとの無線リンクを解放するRRCメッセージをV≧Vthとなった移動局3に送信する(ステップS306)。
そして、スケジューリング処理部30は、Pcellの利用可能な無線リソースの割り当てを行い、V≧Vthとなった移動局3との通信を行う(ステップS307)。
一方、V<Vthの場合(ステップS302:否定)、スケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当てが停止状態か否かを判定する(ステップS308)。Scellの無線リソースの割り当てが停止状態でない場合(ステップS308:否定)、スケジューリング処理部30は、ステップS313へ進む。
これに対して、Scellの無線リソースの割り当てが停止状態の場合(ステップS308:肯定)、スケジューリング処理部30は、V<Vthとなった移動局3に対してScellとの無線リンクを設定する(ステップS309)。
また、スケジューリング処理部30は、Scellとの無線リンクの設定の通知をRRC処理部40に指示する。RRC処理部40は、Scellとの無線リンクを設定するRRCメッセージをV<Vthとなった移動局3に送信する(ステップS310)。
また、スケジューリング処理部30は、無線品質測定の開始を無線品質測定部226に指示する。無線品質測定部226は、V<Vthとなった移動局3のScellの無線品質測定を開始する(ステップS311)。
さらに、スケジューリング処理部30は、V<Vthとなった移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てを開始する(ステップS312)。
そして、スケジューリング処理部30は、Pcell及びScellの利用可能な無線リソースの割り当てを行い、V<Vthとなった移動局3との通信を行う(ステップS313)。
次に、図12を参照して、本実施例に係る無線基地局1と移動局3との間におけるScellの無線リソースの割当処理の流れについて説明する。図12は、実施例3に係る無線基地局と移動局との間におけるScellの無線リソースの割当処理のシーケンス図である。
無線基地局1のスケジューリング処理部30は、移動局3の移動速度と移動速度閾値とを比較して、高速移動中の移動局3を検出する(ステップS321)。
そして、無線基地局1のスケジューリング処理部30は、検出した移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てを停止する(ステップS322)。
また、無線基地局1のスケジューリング処理部30は、検出した移動局3に設定していたScellとの無線リンクを解放する(ステップS323)。これにより、無線基地局1の無線品質測定部226は、検出した移動局3に対するScellの無線品質測定を停止する。
さらに、無線基地局1のRRS処理部40は、Scellとの無線リンクの解放を指示するSRSメッセージを検出した移動局3に送信する(ステップS324)。
移動局3の制御部303は、Scellとの無線リンクを解放するSRSメッセージを受信する。そして、制御部303は、Scellとの無線リンクを解放する(ステップS325)。
そして、移動局3の制御部303は、Scellとの無線リンクの解放指示への応答を無線基地局1へ送信する(ステップS326)。
その後、無線基地局1のスケジューリング処理部30は、移動局3の移動速度と移動速度閾値とを比較して、高速移動していた移動局3が低速移動に遷移したことを検出する(ステップS327)。
また、無線基地局1のスケジューリング処理部30は、検出した移動局3のScellとの無線リンクを設定する(ステップS328)。
そして、無線基地局1のRRS処理部40は、Scellとの無線リンクの設定を指示するSRSメッセージを検出した移動局3に送信する(ステップS329)。
移動局3の制御部303は、Scellとの無線リンクを設定するRRSメッセージを受信する。そして、制御部303は、Scellとの無線リンクを設定する(ステップS330)。
そして、制御部303は、SRSなどのパイロット信号の送信を開始する(ステップS
331)。
その後、移動局3の制御部303は、Scellとの無線リンクの設定指示への応答を無線基地局1へ送信する(ステップS332)。
無線基地局1の無線品質測定部226は、検出した移動局3のScellの無線品質測定を開始する(ステップS333)。
無線基地局1のスケジューリング処理部30は、検出した移動局3に対するScellの無線リソースの割り当てを開始する(ステップS334)。
以上に説明したように、本実施例に係る無線基地局は、移動局の無線環境が悪化した場合に、移動局との間のScellの無線リンクを解放する。これにより、Scellの無線リンクの資源を有効利用することができる。例えば、本実施例に係る無線基地局は、Scellで使用していた移動局のID、例えばC−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)を解放できる。ここで、C−RNTIの範囲数は、無線通信システムのシステム条件に応じて制限されることが多い。無線基地局に収容された移動局数が瞬間的に多くなった場合、無線基地局で使用できるC−RNTI数が枯渇するおそれがある。この点、本実施例に係る無線基地局は、C−RNTIを有効利用することができる。
次に、実施例4について説明する。本実施例に係る無線基地局は、実施例1で説明した無線品質測定を停止するだけに留めるか、実施例2で説明したScellのSRSリソースの解放までするかを選択することが実施例1と異なる。図13は、実施例4に係る無線基地局のブロック図である。本実施例に係る無線基地局1は、実施例1の各部に加えてSRSリソース数管理部51をさらに有する。以下では、実施例1と同様の各部の機能については説明を省略する。以下では、実施例1で説明した無線品質測定の停止のみを行う動作モードを「無線品質測定停止モード」という。また、実施例2で説明したScellのSRSリソースの解放を行う動作モードを「SRSリソース解放モード」という。
SRSリソース数管理部51は、Scell毎に動作モードの切り替えを判定するためのSRSリソース数閾値を記憶している。そして、SRSリソース数管理部51は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3が利用していたScellに収容されているSRSリソース数をスケジューリング処理部30から受信する。
そして、SRSリソース数管理部51は、受信したSRSリソース数がSRSリソース数閾値以上の場合、SRSリソース解放モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。
また、受信したSRSリソース数がSRSリソース数閾値未満の場合、SRSリソース数管理部51は、無線品質測定停止モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。
スケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当ての停止を判定する場合、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3が利用していたScellに収容されているSRSリソース数をSRSリソース数管理部51に通知する。その後、スケジューリング処理部30は、選択するモードの通知をSRSリソース数管理部51から受ける。
無線品質測定停止モードの選択が指示された場合、スケジューリング処理部30は、実施例1で説明した処理を実行する。すなわち、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3に対する無線リソースの割り当てを停止し、無線品質測定部226によるScellの無線品質の測定を停止させる。その後、移動局3の移動速度が移動速度閾値未満となった場合、スケジューリング処理部30は、無線品質測定部226によるその移動局3のScellの無線品質の測定を再開させ、無線リソースの割り当てを再開する。
一方、SRSリソース解放モードの選択が指示された場合、スケジューリング処理部30は、実施例2で説明した処理を実行する。すなわち、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3に対する無線リソースの割り当てを停止し、ScellのSRSリソースを解放する。その後、移動局3の移動速度が移動速度閾値未満となった場合、スケジューリング処理部30は、その移動局3にScellのSRSリソースを設定し、無線リソースの割り当てを再開する。
次に、図14を参照して、本実施例に係る無線基地局1による動作モードの選択について説明する。図14は、実施例4に係る無線基地局による動作モードの選択のフローチャートである。
SRSリソース数管理部51は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3である高速移動局が使用するScellに収容されているSRSリソース数をスケジューリング処理部30から受信する。そして、SRSリソース数管理部51は、取得したSRSリソース数がSRSリソース数閾値以上か否かを判定する(ステップS401)。
SRSリソース数がSRSリソース数閾値以上の場合(ステップS401:肯定)、SRSリソース数管理部51は、SRSリソース解放モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。そして、スケジューリング処理部30は、SRSリソース解放モードで動作する(ステップS402)。
これに対して、SRSリソース数がSRSリソース数閾値未満の場合(ステップS401:否定)、SRSリソース数管理部51は、無線品質測定停止モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。そして、スケジューリング処理部30は、無線品質測定停止モードで動作する(ステップS403)。
以上に説明したように、本実施例に係る無線基地局は、高速移動局が利用していたScellに収容されているSRSリソース数に応じてSRSリソース解放モード又は無線品質測定停止モードのいずれかを動作モードとして選択する。これにより、SRSリソース数が枯渇しそうな場合には、SRSリソースを有効利用することができ、また、SRSリソースに余裕がある場合には、Scellの無線リソースの割り当ての停止及び再開を迅速に実行することができる。
次に、実施例5について説明する。本実施例に係る無線基地局は、実施例1で説明した無線品質測定を停止するだけに留めるか、実施例3で説明したScellの無線リンクの解放まで行うかを選択することが実施例1と異なる。図15は、実施例5に係る無線基地局のブロック図である。本実施例に係る無線基地局1は、実施例1の各部に加えて接続移動局数管理部52をさらに有する。以下では、実施例1と同様の各部の機能については説明を省略する。以下では、実施例3で説明したScellの無線リンクの解放を行う動作モードを「無線リンク解放モード」という。
接続移動局数管理部52は、Scell毎に動作モードの切り替えを判定するための移動局数閾値を記憶している。そして、接続移動局数管理部52は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3が利用していたScellに接続する移動局数をスケジューリング処理部30から受信する。
そして、接続移動局数管理部52は、受信した移動局数が接続移動局数閾値以上の場合、無線リンク解放モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。
また、受信した移動局数が接続移動局数閾値未満の場合、接続移動局数管理部52は、無線品質測定停止モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。
スケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当ての停止を判定する場合、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3が利用していたScellに接続されている接続移動局数を接続移動局数管理部52に通知する。その後、スケジューリング処理部30は、選択するモードの通知を接続移動局数管理部52から受ける。
無線品質測定停止モードの選択が指示された場合、スケジューリング処理部30は、実施例1で説明した処理を実行する。すなわち、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3に対する無線リソースの割り当てを停止し、無線品質測定部226によるScellの無線品質の測定を停止させる。その後、移動局3の移動速度が移動速度閾値未満となった場合、スケジューリング処理部30は、無線品質測定部226によるその移動局3のScellの無線品質の測定を再開させ、無線リソースの割り当てを再開する。
一方、無線リンク解放モードの選択が指示された場合、スケジューリング処理部30は、実施例3で説明した処理を実行する。すなわち、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3に対する無線リソースの割り当てを停止し、Scellの無線リンクを解放する。その後、移動局3の移動速度が移動速度閾値未満となった場合、スケジューリング処理部30は、その移動局3にScellの無線リンクを設定し、無線リソースの割り当てを再開する。
次に、図16を参照して、本実施例に係る無線基地局1による動作モードの選択について説明する。図16は、実施例5に係る無線基地局による動作モードの選択のフローチャートである。
接続移動局数管理部52は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3である高速移動局が使用するScellに接続する移動局数をスケジューリング処理部30から受信する。そして、SRSリソース数管理部51は、取得した移動局数が接続移動局数閾値以上か否かを判定する(ステップS411)。
移動局数が接続移動局数閾値以上の場合(ステップS411:肯定)、接続移動局数管理部52は、無線リンク解放モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。そして、スケジューリング処理部30は、無線リンク解放モードで動作する(ステップS412)。
これに対して、移動局数が接続移動局数閾値未満の場合(ステップS411:否定)、接続移動局数管理部52は、無線品質測定停止モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。そして、スケジューリング処理部30は、無線品質測定停止モードで動作する(ステップS413)。
以上に説明したように、本実施例に係る無線基地局は、高速移動局が利用していたScellに接続する移動局数に応じて無線リンク解放モード又は無線品質測定停止モードのいずれかを動作モードとして選択する。これにより、例えばC−RNTI数が枯渇しそうな場合には、C−RNTIを増やすことができ、また、SRSリソースに余裕がある場合には、Scellの無線リソースの割り当ての停止及び再開を迅速に実行することができる。
次に、実施例6について説明する。本実施例に係る無線基地局は、無線品質測定停止モード、SRSリソース解放モード又は無線リンク解放モードのいずれかを動作モードとして選択することが実施例1と異なる。図17は、実施例6に係る無線基地局のブロック図である。本実施例に係る無線基地局1は、実施例1の各部に加えて、SRSリソース数管理部51及び接続移動局数管理部52をさらに有する。以下では、実施例1と同様の各部の機能については説明を省略する。
接続移動局数管理部52は、実施例3と同様に、Scell毎に動作モードの切り替えを判定するための移動局数閾値を記憶している。そして、接続移動局数管理部52は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3が利用していたScellに接続する移動局数をスケジューリング処理部30から受信する。
そして、接続移動局数管理部52は、受信した移動局数が接続移動局数閾値以上の場合、無線リンク解放モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。
また、受信した移動局数が接続移動局数閾値未満の場合、接続移動局数管理部52は、無線リンク解放モードを選択しない旨をスケジューリング処理部30へ通知する。
SRSリソース数管理部51は、実施例2と同様に、Scell毎に動作モードの切り替えを判定するためのSRSリソース数閾値を記憶している。そして、SRSリソース数管理部51は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3が利用していたScellに収容されているSRSリソース数をスケジューリング処理部30から受信する。
そして、SRSリソース数管理部51は、受信したSRSリソース数がSRSリソース数閾値以上の場合、SRSリソース解放モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。
また、受信したSRSリソース数がSRSリソース数閾値未満の場合、SRSリソース数管理部51は、無線品質測定停止モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。
スケジューリング処理部30は、Scellの無線リソースの割り当ての停止を判定する場合、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3が利用していたScellに接続されている接続移動局数を接続移動局数管理部52に通知する。その後、スケジューリング処理部30は、選択するモードの通知を接続移動局数管理部52から受ける。
接続移動局数管理部52により無線リンク解放モードの選択が指示された場合、スケジューリング処理部30は、実施例3で説明した処理を実行する。すなわち、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3に対する無線リソースの割り当てを停止し、Scellの無線リンクを解放する。その後、移動局3の移動速度が移動速度閾値未満となった場合、スケジューリング処理部30は、その移動局3にScellの無線リンクを設定し、無線リソースの割り当てを再開する。
これに対して、接続移動局数管理部52により無線品質測定停止モードを選択しない旨が通知された場合、スケジューリング処理部30は、移動局3が利用していたScellに収容されているSRSリソース数をSRSリソース数管理部51に通知する。その後、スケジューリング処理部30は、選択するモードの通知をSRSリソース数管理部51から受ける。
SRSリソース数管理部51によりSRSリソース解放モードの選択が指示された場合、スケジューリング処理部30は、実施例2で説明した処理を実行する。すなわち、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3に対する無線リソースの割り当てを停止し、ScellのSRSリソースを解放する。その後、移動局3の移動速度が移動速度閾値未満となった場合、スケジューリング処理部30は、その移動局3にScellのSRSリソースを設定し、無線リソースの割り当てを再開する。
これに対して、SRSリソース数管理部51により無線品質測定停止モードの選択が指示された場合、スケジューリング処理部30は、実施例1で説明した処理を実行する。すなわち、スケジューリング処理部30は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3に対する無線リソースの割り当てを停止し、無線品質測定部226によるScellの無線品質の測定を停止させる。その後、移動局3の移動速度が移動速度閾値未満となった場合、スケジューリング処理部30は、無線品質測定部226によるその移動局3のScellの無線品質の測定を再開させ、無線リソースの割り当てを再開する。
次に、図18を参照して、本実施例に係る無線基地局1による動作モードの選択について説明する。図18は、実施例6に係る無線基地局による動作モードの選択のフローチャートである。
接続移動局数管理部52は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3である高速移動局が使用するScellに接続する移動局数をスケジューリング処理部30から受信する。そして、接続移動局数管理部52は、取得した移動局数が接続移動局数閾値以上か否かを判定する(ステップS421)。
移動局数が接続移動局数閾値以上の場合(ステップS421:肯定)、接続移動局数管理部52は、無線リンク解放モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。そして、スケジューリング処理部30は、無線リンク解放モードで動作する(ステップS422)。
これに対して、移動局数が接続移動局数閾値未満の場合(ステップS421:否定)、SRSリソース数管理部51は、移動速度が移動速度閾値以上となった移動局3である高速移動局が利用していたScellに収容されているSRSリソース数をスケジューリング処理部30から受信する。そして、SRSリソース数管理部51は、取得したSRSリソース数がSRSリソース数閾値以上か否かを判定する(ステップS423)。
SRSリソース数がSRSリソース数閾値以上の場合(ステップS423:肯定)、SRSリソース数管理部51は、SRSリソース解放モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。そして、スケジューリング処理部30は、SRSリソース解放モードで動作する(ステップS424)。
これに対して、SRSリソース数がSRSリソース数閾値未満の場合(ステップS423:否定)、SRSリソース数管理部51は、無線品質測定停止モードの選択をスケジューリング処理部30へ通知する。そして、スケジューリング処理部30は、無線品質測定停止モードで動作する(ステップS425)。
以上に説明したように、本実施例に係る無線基地局は、無線品質測定停止モード、SRSリソース解放モード又は無線リンク解放モードのいずれかを動作モードとして選択する。これにより、例えばC−RNTI数が枯渇しそうな場合には、C−RNTIを増やすことができる。また、SRSリソース数が枯渇しそうな場合には、SRSリソースを有効利用することができる。また、SRSリソースに余裕がある場合には、Scellの無線リソースの割り当ての停止及び再開を迅速に実行することができる。
1 無線基地局
2 コアネットワーク
3 移動局
4 S1インタフェース
5 X2インタフェース
6 Pcell
7 Scell
10 Pcell通信部
11,21 送信部
12,22 受信部
13,23 D/A変換部
14,24 A/D変換部
15,25 RF処理回路
16,26 アンテナ
30 スケジューリング処理部
40 RRC処理部
50 移動速度測定部
51 SRSリソース数管理部
52 接続移動局数管理部
60 S1/X2インタフェース
111,211 パイロット信号生成部
112,212 誤り訂正符号器
113,213 データ変調部
114,214 データ/パイロット信号多重部
115,215 IFFT部
116,216 CP挿入部
117,217 下りMAC処理部
121,221 CP除去部
122,222 FFT部
123,223 データ/パイロット信号分離部
124,224 PUSCH/PUCCH受信処理部
125,225 パイロット信号復調部
126,226 無線品質測定部
127,227 誤り訂正復号器
128,228 データ復調部
129,229 上りMAC処理部
151,251 送信RF部
152,252 受信RF部
301 Pcell通信部
302 Scell通信部
303 制御部
304 アンテナ
311,321 送信部
312,322 D/A変換部
313,323 送信RF部
314,324 受信RF部
315,325 A/D変換部
316,326 受信部

Claims (13)

  1. 第1セル及び前記第1セルに重畳する第2セルの無線リソースを用いて無線端末装置と通信を行う通信部と、
    前記無線端末装置から送信された前記第1セルの前記無線リソースを用いた信号を基に、前記無線端末装置の移動速度を測定する測定部と、
    前記無線端末装置との間の無線環境を基に、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを停止し、また、前記第2セルの前記無線リソースの割り当てが停止された状態の前記無線端末装置の前記移動速度が所定値未満の場合、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを開始する制御部と
    を備えたことを特徴とする基地局装置。
  2. 前記制御部は、前記無線環境が悪化した場合に、前記無線リソースの割り当てを停止することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記制御部は、前記無線端末装置の前記移動速度が前記所定値以上の場合、前記無線環境が悪化したと判定することを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記制御部は、前記無線端末装置から前記第2セルの前記無線リソースを用いて送信された信号の、単位時間当たりの受信の失敗回数が所定回数以上の場合、前記無線環境が悪化したと判定することを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  5. 前記第2セルの前記無線リソースを用いて前記無線端末装置から送信される所定信号を用いて無線品質を測定する無線品質測定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを停止した場合、前記無線品質測定部による無線品質測定を停止させ、前記所定信号の送信停止を前記無線通信端末に通知し、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを開始した場合、前記無線品質測定部による前記無線品質測定を開始させ、前記所定信号の送信の開始を前記無線通信端末に通知する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の基地局装置。
  6. 前記制御部は、前記無線端末装置へ割り当て対象とする前記第2セルの前記無線リソースを設定し、設定した前記無線リソースの中から割り当てを行い、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを停止した場合、前記無線リソースの設定を解放し、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを開始した場合、前記無線端末装置の割り当て対象とする前記第2セルの前記無線リソースを設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の基地局装置。
  7. 前記前2セルにおいて使用中の受信品質測定用の信号に用いる無線リソースの数がリソース数閾値以上か否かを判定する接続数判定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記接続数判定部により前記前2セルにおいて使用中の受信品質測定用の信号に用いる無線リソースの数がリソース数閾値以上と判定された場合、前記無線リソースの設定の解放を行うことを特徴とする請求項6に記載の基地局装置。
  8. 前記制御部は、前記無線端末装置と前記基地局装置との間で無線リンクを確立した上で、前記無線端末装置に対して前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを行い、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを停止した場合、前記無線リンクを解放し、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを開始した場合、前記無線端末装置と前記基地局装置との間の前記無線リンクを設定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の基地局装置。
  9. 前記前2セルに接続する無線端末装置の数が接続閾値以上か否かを判定する接続数判定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記接続数判定部により前記前2セルに接続する無線端末装置の数が前記接続閾値以上と判定された場合、前記無線リンクの解放を行うことを特徴とする請求項6に記載の基地局装置。
  10. 前記測定部は、パイロット信号を基に移動速度を測定することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の基地局装置。
  11. 前記測定部は、前記無線端末装置の位置情報を基に移動速度を測定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の基地局装置。
  12. 基地局装置及び無線端末装置を有する無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    第1セル及び前記第1セルに重畳する第2セルの無線リソースを用いて前記無線端末装置と通信を行う通信部と、
    前記無線端末装置から送信された前記第1セルの前記無線リソースを用いた信号を基に、前記無線端末装置の移動速度を測定する測定部と、
    前記無線端末装置との間の無線環境を基に、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを停止し、また、前記第2セルの前記無線リソースの割り当てが停止された状態の前記無線端末装置の前記移動速度が所定値未満の場合、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを開始する制御部と
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  13. 第1セル及び前記第1セルに重畳する第2セルの無線リソースを用いて無線端末装置と通信を行い、
    前記無線端末装置との間の無線環境を基に、前記無線端末装置に対する前記第2セルの無線リソースの割り当てを停止し、
    前記無線端末装置から送信された前記第1セルの無線リソースを用いた信号を基に、前記無線端末装置の移動速度を測定し、
    前記第2セルの前記無線リソースの割り当てが停止された状態の前記無線端末装置の前記移動速度が所定値未満の場合、前記無線端末装置に対する前記第2セルの前記無線リソースの割り当てを開始する
    ことを特徴とする基地局装置制御方法。
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