JP2014182459A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】一実施形態はタッチパネルへの入力の際のセキュリティを向上させる技術を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るプログラムは、静電容量方式のタッチパネルの検出空間内において静電容量の変化に基づき、複数のエリアと、複数のレイヤとのうち、検出対象物が存在するエリア及びレイヤを特定する処理をコンピュータに実行させる。複数のエリアには、タッチパネルの面上の異なる領域が対応づけられている。また、複数のレイヤには、タッチパネルの面から垂直方向への距離又は距離の範囲が重ならないように対応付けられている。プログラムは更に、認証開始の指示が入力された後の検出空間内における検出対象物が存在するレイヤ及びエリアの変化のパターンを記憶部に記憶する処理をコンピュータに実行させる。また、プログラムは、記憶部に記憶される変化のパターンが所定のパターンと一致する場合に、認証成功と判定する処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図3

Description

いくつかの実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
近年、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC及びスマートフォンなどのタッチパネルを備える情報処理装置が広く普及している。それらの情報処理装置では、例えばユーザがタッチパネルを介して情報処理装置を操作することが可能となっている。
タッチパネルのうち静電容量方式のタッチパネルでは、ユーザがタッチパネルに触れた際に生じる静電容量の変化を検出する。そして、検出された静電容量の変化により、例えば、指等の検出対象物がタッチパネルに触れたか否か及び検出対象物が触れたタッチパネル上での位置等が特定される。
これに関し、タッチ入力から得られる複数の物理要素で操作パターンを特定する技術が知られている。また、表示パネル面とその上面空間に位置する対象物の位置を検知して対応する表示制御を行う技術が知られている。所有者に負担を強いることなく第三者によって勝手に使用されることを低減することができる携帯電子機器を提供する技術が知られている。(例えば、特許文献1から特許文献3参照)
国際公開WO/2011/077525号公報 特開2010−92505号公報 特開2010−35061号公報
しかしながら、例えば、タッチパネルに指などの検出対象物を接触させて入力を行う場合に、指の油分などがタッチパネルに付着することにより操作の痕跡がタッチパネルに残ってしまうことがある。この場合、残った痕跡からユーザが入力した情報が第三者に知られてしまう恐れがある。そこで、本発明に係るいくつかの実施形態はタッチパネルへの入力の際のセキュリティを向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明の一つの態様のプログラムは、静電容量方式のタッチパネルの検出空間内においてタッチパネルで検出される静電容量の変化に基づき、複数のエリアと、複数のレイヤとのうち、検出対象物が存在するエリア及びレイヤを特定する処理をコンピュータに実行させる。複数のエリアには、タッチパネルの面上の異なる領域が対応づけられている。また、複数のレイヤには、タッチパネルの面から垂直方向への距離又は距離の範囲が重ならないように対応付けられている。プログラムは更に、認証開始の指示が入力された後の検出空間内における検出対象物が存在するレイヤ及びエリアの変化のパターンを記憶部に記憶する処理をコンピュータに実行させる。また、プログラムは、記憶部に記憶される変化のパターンが所定のパターンと一致する場合に、認証成功と判定する処理をコンピュータに実行させる。
上述の態様により、タッチパネルへの入力の際のセキュリティを向上させることができる。
いくつかの実施形態に係る情報処理装置を例示する図である。 情報処理装置のタッチパネルを介した認証を例示する図である。 いくつかの実施形態に係る3次元での軌跡のパターンの入力を例示する図である。 いくつかの実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック構成を例示する図である。 第1の実施形態に係るエリア及びレイヤの割り当てを例示する図である。 第1の実施形態に係る履歴情報を例示する図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置の制御部によって実行される認証処理を例示する図である。 第2の実施形態に係る入力中のレイヤをユーザに通知する例を示す図である。 第2の実施形態に係る表示色対応情報を例示する図である。 第2の実施形態に係る情報処理装置の制御部によって実行される認証処理を例示する図である。 第2の実施形態に係る入力レイヤ通知処理を例示する図である。 第3の実施形態に係る振動パターン対応情報を例示する図である。 第3の実施形態に係る入力レイヤ通知処理を例示する図である。 いくつかの実施形態に係る情報処理装置を実現するためのコンピュータのハードウェア構成を例示する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。なお、複数の図面において対応する要素には同一の符号を付した。
図1は、いくつかの実施形態に係る情報処理装置1を例示する図である。図1において、情報処理装置1は、例えば、表示装置11、静電容量方式のタッチパネル12、入力部13、スピーカ14、マイク15を備えている。表示装置11は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELなどを含む。入力部13は、例えば、押しボタンなどを含み、ユーザからの入力を受け付ける。また、ユーザは、静電容量方式のタッチパネル12に指などの検出対象物20を接触させることで、情報処理装置1に操作指示等の入力を行うことができる。なお、以下の説明では、これらの手や指先などの静電容量方式のタッチパネル12により検出される対象となるものを検出対象物20と呼ぶ。検出対象物20は、例えば、手や指先などの人体、及び静電容量方式のタッチパネル12に対応したスタイラスなどの指と同等の静電的な導電性のものであってよい。
図2は、この様な情報処理装置1のタッチパネル12を介して認証を行う例を示している。例えば、図2aに例示するように、情報処理装置1の表示装置11上に複数のエリア16を設ける。図2aの例では、9個のエリア16を設定しており、表示している。なお、図2aの例では、これら9個のエリア16を識別するために9個のエリア16に1〜9の番号を付している。ここで、例えばユーザがタッチパネル12上に検出対象物20を接触させて動かした場合に、タッチパネル12における静電容量の変化を検出することで検出対象物20がエリア16を通過する順番を特定することができる。即ち、検出対象物20のタッチパネル12上での移動の軌跡をエリア16の通過順序として特定することができる。図2bでは、検出対象物20が4→8→6→5の順でエリア16を通過し、軌跡が矢印17のように、三角形を描いている場合の例を示している。そして、例えば、情報処理装置1に矢印17のような三角形の軌跡のパターンなどの所定のパターンを予め登録しておき、ユーザにより入力された軌跡のパターンが登録されているパターンと一致するかを判定することで、認証を行うことができる。これらの認証処理は、例えば、情報処理装置1の操作を無効化するロックを解除するための認証処理であってもよい。或いは、FeliCa(登録商標)チップなどを用いて決済を行う機能を無効化するロックを解除するための認証処理、又はその他の認証処理であってもよい。
以上で述べた様に、タッチパネル12上に検出対象物20を接触させて移動させることで、軌跡のパターンを入力し、そのパターンを用いて認証を行うことで、ユーザは素早く或いは容易に認証を行うことができ、便利である。
しかしながら、このようにタッチパネル12上に検出対象物20を接触させて動かすことで、軌跡のパターンを入力する場合、例えば指などの検出対象物20の油分等により、入力した軌跡のパターンが表示装置11上に残ってしまうことがある。そのため、第三者に認証に用いているパターンを簡単に知られてしまう恐れがある。また、タッチパネル上をなぞる2次元のパターンの入力では、第三者が画面を覗き見た際に、指の動きから入力されたパターンを読み取り易いという問題がある。そこで、いくつかの実施形態においては、タッチパネル12の平面に垂直な方向における検出対象物20の位置の検出を行い、3次元での軌跡のパターンの入力を可能とする。
上述した様に、静電容量方式のタッチパネル12は、検出対象物20が接触した際に生じる静電容量の変化を検出する。そして、検出された静電容量の変化に応じて、例えば指等の検出対象物20がタッチパネル12に接触しているか否か及び検出対象物20が接触しているタッチパネル12上の位置等を特定する。そして、ここで位置の特定などに用いられているタッチパネル12上での電界の変化による静電容量の変化は、検出対象物20がタッチパネル12に接触していない状態であっても、近接しただけで生じる。そのため、検出対象物20がタッチパネル12に接触していない状態であっても、タッチパネル12に近接しており、その検出空間内にあれば、静電容量の変化から検出対象物20とタッチパネル12との間の距離を特定することが可能である。なお、タッチパネル12の検出空間とは、タッチパネル12により検出対象物20を検出することが可能な空間のことであり、検出空間は、例えば、タッチパネル12の検出感度や精度などによって決まる。近年、タッチパネル12上に非接触に存在する検出対象物20を高精度に検出することが可能な静電容量方式のタッチパネル12が開発されてきている。いくつかの実施形態においては、それらのタッチパネル12上に非接触に存在する検出対象物20を検出することが可能なタッチパネル12を利用してもよい。
図3は、いくつかの実施形態に係る、タッチパネル12で検出対象物20を検出することが可能な検出空間内における3次元での軌跡のパターンの入力を例示する図である。図3に示す例では、タッチパネル12で検出対象物20を検出することが可能な検出空間内において、複数のエリア16が、タッチパネル12の平面上の異なる領域に対応づけられている。また更に、タッチパネル12の平面に対して垂直な方向(図3の矢印300)において、平面からの距離又は距離の範囲が重ならないように複数のレイヤ31が対応付けられている。図3に示す例では、入力の際に検出対象物20を接触させるタッチパネル12の接触面上にレイヤ31:1を対応付けており、更に、タッチパネル12の平面に対して垂直な方向に接触面上から離れた所定の距離の範囲にレイヤ31:2を対応付けている。また、タッチパネル12の平面に対して垂直な方向において、タッチパネル12の平面からの距離がレイヤ31:2よりも遠い所定の距離範囲にレイヤ31:3を対応付けている。ここで、レイヤ31とは、例えば、タッチパネル12の検出空間内において、タッチパネル12の平面から垂直な方向への所定の距離又は距離範囲に対応付けられている平面又は空間のことである。レイヤ31は、タッチパネル12の検出空間内に複数含まれていてもよく、それぞれのレイヤ31は重ならないように割り当てられていてもよい。例えば、以上のように検出空間内にレイヤ31を設定しておく。なお、上述のタッチパネル12の接触面とは、静電容量の変化を検出するタッチパネル12上の表面であってもよく、或いは、タッチパネル12の上にガラス及びフィルム等の覆いが被せられている場合には、それらのガラスやフィルム等の表面であってもよい。
そして、いくつかの実施形態においては、所定の認証開始の指示が入力された場合に、情報処理装置1は複数のエリア16のうちで、タッチパネル12に近接している検出対象物20がどのエリア16に存在しているかを特定する。また更に、情報処理装置1は図3bに示されるように、複数のレイヤ31のうちで、タッチパネル12に近接している検出対象物20がどのレイヤ31に存在しているかを特定する。図3bは、検出対象物20がタッチパネル12に接近した場合に、それぞれのレイヤ31:1〜3における検出対象物20の検出を例示する図である。図示されるように、図3bの上段の例ではユーザの指は、タッチパネル12の接触面に接している。この場合には、タッチパネル12の接触面上のレイヤ31:1の距離でユーザの指がタッチパネル12により検出されるため、情報処理装置1はレイヤ31:1に指が存在すると判定する。一方、図3bの中段の例ではユーザの指は、タッチパネル12の接触面に接しておらず、レイヤ31:2として設定されている距離範囲内に存在している。この場合には、タッチパネル12で検出される静電容量の変化に基づいて推定される検出対象物20との間の距離が、レイヤ31:2として設定されている距離範囲に存在するため、情報処理装置1はレイヤ31:2に指が存在すると判定する。また、図3bの下段の例ではユーザの指は、タッチパネル12の接触面に接しておらず、レイヤ31:3として設定されている距離範囲内に存在している。この場合には、タッチパネル12で検出される静電容量の変化に基づいて推定される検出対象物20との間の距離が、レイヤ31:3として設定されている距離範囲に存在するため、情報処理装置1はレイヤ31:3に指が存在すると判定する。
例えば以上で述べた様に、いくつかの実施形態においては、タッチパネル12に検出対象物20が近接した場合に、情報処理装置1は、検出対象物20が、タッチパネル12上でどのエリア16に存在しているかを特定する。また、情報処理装置1は、検出対象物20がどのレイヤ31に存在しているかを特定する。即ち、情報処理装置1は、タッチパネル12に検出対象物20が近接した場合に、検出対象物20が存在している領域を、エリア16とレイヤ31の組により特定する。従って、例えば、認証に用いるためにタッチパネル12に入力する検出対象物20の軌跡のパターンとして、エリア16とレイヤ31との組みで構成される3次元の軌跡のパターンを用いることが可能となる。そして、認証に用いるパターンに、タッチパネル12の接触面に接していない距離範囲に設定されているレイヤを用いることで、その入力の際に指の油分などによって、入力した位置が表示装置11上に残ってしまうことが無い。そのため、表示装置11に残った油分などにより、第三者に認証に用いているパターンを簡単に知られてしまうことが防止できる。また、エリア16とレイヤ31の組みにより認証のパターンを構成した場合、その組み合わせのパターンのバリエーションがレイヤ31を利用しない場合と比較して増える。また、エリア16とレイヤ31の組みによる3次元のパターンにより認証を行う場合、空中での操作となるため、その入力を第三者が覗き見たとしても指の動きから実際にどのエリア16及びレイヤ31で入力が行われているのかが読み取りづらい。そして、入力されたパターンの全体的な形状も、覗き見ている第三者が想像することが難しくなる。そのため、例えば、認証などの際にこれらの3次元のパターンの入力を用いることで、情報処理装置1のタッチパネルへの入力の際のセキュリティを向上させることができる。
図4は、いくつかの実施形態に係る情報処理装置1の機能ブロック構成を例示する図である。情報処理装置1は、例えば、制御部400及び記憶部410を含んでいる。制御部400は、例えば操作入力制御部411、表示制御部412、及びバイブレータ制御部413などの機能部401を含んでいる。情報処理装置1の記憶部410は、例えば、プログラム420、並びに後述する履歴情報600、表示色対応情報900、振動パターン対応情報1200などの情報430を記憶している。情報処理装置1の制御部400は、プログラム420を読み出して実行することで例えば操作入力制御部411、表示制御部412、及びバイブレータ制御部413などの機能部401として機能する。これらの各機能部401の詳細及び記憶部410に格納されている情報430の詳細については後述する。
以下、図5から図7を参照して、第1の実施形態を説明する。図5は、第1の実施形態に係る、検出空間内でのエリア16及びレイヤ31の割り当てを例示する図である。図示されるように、図5の例では、タッチパネル12の検出空間内に9つのエリア16と、3つのレイヤ31とを設定している。なお、説明のために、図5に示す例では、x軸、y軸、及びz軸を示している。ここで、x軸とy軸により形成される平面は、タッチパネル12の接触面と同じ平面上にあり、示される9つのエリア16(エリア16:1〜9)は、タッチパネル12の接触面上の領域である。なお、タッチパネル12と検出対象物20との接触面上に設定されるエリア16の例えば位置、形状、及び数は、任意の位置、形状、及び数であってよい。
また、z軸の向きは、タッチパネル12の平面に対して垂直な方向を向いている。図5の例では、タッチパネル12の検出空間内において、タッチパネル12の平面に対して垂直な方向に所定の距離又は距離の範囲で3つのレイヤ31(レイヤ31:1からレイヤ31:3)が設定されている。レイヤ31:1は、例えば、タッチパネル12と検出対象物20との接触面上にあってもよい。また、レイヤ31:2は、タッチパネル12と検出対象物20との接触面から離れており、タッチパネル12の平面に対して垂直で、且つ、タッチパネル12の検出空間が存在する方向に所定の距離又は距離の範囲に設定されていてよい。レイヤ31:3についても同様に、タッチパネル12と検出対象物20との接触面から離れており、タッチパネル12の平面に対して垂直で、且つ、タッチパネル12の検出空間が存在する方向に所定の距離又は距離の範囲に設定されていてよい。
なお、レイヤ31に、タッチパネル12の平面に対して垂直な方向にあり、且つ、タッチパネル12の検出空間が存在する方向にある所定の距離を対応付ける場合、例えば、範囲としての厚みを有さない平面がレイヤ31に対応付けられてもよい。例えば、図3のレイヤ31:1は、平面がレイヤ31に対応付けられる場合の例である。また、レイヤ31に、タッチパネル12の平面に対して垂直な方向にあり、且つ、タッチパネル12の検出空間が存在する方向にある所定の距離の範囲を対応付ける場合、例えば、範囲としての厚みを有する空間がレイヤ31に対応付けられてもよい。例えば、図3のレイヤ31:2及びレイヤ31:3は、厚みを有する空間がレイヤ31に対応付けられる場合の例である。なお、設定されるレイヤ31の数は、任意の数であってよい。また、これらの検出空間内での位置をエリア16及びレイア31に対応付ける情報が、例えば情報処理装置1の記憶部に予め格納されていてもよい。
図6は、第1の実施形態に係る履歴情報600を例示する図である。履歴情報600は、ユーザが検出対象物20をタッチパネル12に近接させて動かした際に、検出対象物20が通過するエリア16及びレイヤ31の変化を順番に記録することで得られた検出対象物20の移動の軌跡のパターンを記録する情報である。図示されるように、履歴情報600は、位置602を含んでいる。位置602は、検出対象物20が存在するエリア16とレイヤ31との組を含む情報である。例えば、一番左側に登録されている位置602には「2,1」が登録されており、これはエリア16が「2」でレイヤ31が「1」の位置に検出対象物20が存在することを表している。位置602は、履歴情報600に時系列の順序で登録されており、図6の例では、最も左側が時系列において最も古い位置602(即ち、「2,1」)であり、右側に行くほど新しい位置602が登録されている。そして、位置602の時系列の並びにより検出対象物20が存在するエリア16及びレイヤ31の変化のパターン601は構成されている。制御部400は、一実施形態においては、所定の認証開始の指示が入力された後の検出空間内における検出対象物20が存在するエリア16及びレイヤ31の変化のパターン601を履歴情報600に記憶する。この変化のパターン601は、検出対象物20の検出空間内での移動の軌跡のパターンを表している。
図7は、第1の実施形態に係る、情報処理装置1の制御部400によって実行される認証処理を例示する図である。図7の認証処理の動作フローは、例えば、情報処理装置1の制御部400が記憶部410に格納されているプログラム420を読み出して実行することで実施される。一実施形態においては、情報処理装置1の制御部400に認証処理の実行指示が入力されると、図7の動作フローは開始する。なお、いくつかの実施形態においては、図7の動作フローの開始時には上述の履歴情報600は初期化されている。そのため、図7の動作フローの開始時には、履歴情報600には位置602の情報は登録されていない。
ステップS701において、情報処理装置1の制御部400は、表示装置11の表示画面に認証画面を表示させる。なお、認証画面は、例えば、図2aに例示される、エリア16を表示させた画面であってもよい。続いて、ステップS702において、制御部400は、ユーザからの認証開始指示の入力を受け付ける。なお、認証開始の指示は、例えば、ユーザが検出対象物20をタッチパネル12に接触させることであってもよい。続いて、ステップS703において、制御部400は、タッチパネル12で検出される静電容量の変化に基づいて、検出対象物20が存在しているエリア16及びレイヤ31を特定し、そのエリア16とレイヤ31を履歴情報600に記録する。ステップS703で記録されるエリア16及びレイヤ31の情報は、認証処理において最初に記録される位置602である。即ち、ステップS703では、例えば、図6の例においては、時系列において最も早い一番左側の欄に、位置602:エリア16,レイヤ31として「2,1」を登録する。なお、ステップS702において、ユーザが検出対象物20をタッチパネル12に接触させることで認証開始の指示が入力される場合、ステップS703で特定され登録されるレイヤ31はレイヤ31:1になる。
続く、ステップS704からステップS707までの処理は繰り返し処理である。ステップS704において、制御部400はタッチパネル12から情報を取得する。ステップS705において、制御部400は、タッチパネル12で検出された例えば静電容量の変化などの情報に基づいて、検出対象物20が存在しているエリア16及びレイヤ31を特定する。続いて、ステップS706において、制御部400は、エリア16又はレイヤ31が変化したか否かを判定する。この判定は、例えば、履歴情報600に記録されている最新の位置602、即ち、図6の例では、最も右側に登録されている位置602と、ステップS705で特定されたエリア16及びレイヤ31とが異なっているか否かにより判定されてもよい。ステップS706において、エリア16又はレイヤ31が変化している場合(ステップS706がYes)、フローはステップS710へと進む。ステップS710において、制御部400は、ステップS705で特定されたエリア16及びレイヤ31を、最新の位置602として履歴情報600に記録する。例えば、図6では、制御部400は、履歴情報600の一番右側に、ステップS705で特定されたエリア16及びレイヤ31の情報を位置602として記録する。ステップS710で、エリア16及びレイヤ31の情報を履歴情報600に記録すると、フローはステップS707へと進む。
ステップS707において、制御部400は、所定時間以内にタッチパネル12に入力があるか否かを判定する。所定時間以内に入力がある場合(ステップS707がYes)には、フローはステップS704へと戻る。一方、所定時間入力がない場合(ステップS707がNo)には、フローはステップS708へと進む。なお、タッチパネル12に入力が無いとは、例えば、検出対象物20がタッチパネル12の検出空間から外れてしまい、タッチパネル12により検出対象物20を検出することができなくなった状態であってもよい。或いは、タッチパネル12に入力が無いとは、検出対象物20がタッチパネル12の検出空間内に割り当てられているエリア16又はレイヤ31から外れてしまい、エリア16又はレイヤ31を特定できなくなった状態を含んでいてもよい。
ステップS708において、制御部400は、検出対象物20の検出空間内での移動の軌跡のパターンとして履歴情報600に登録されているエリア16及びレイヤ31の変化のパターン601を取得する。そして、制御部400は、取得した変化のパターン601が所定のパターンと一致するか否かを判定する。所定のパターンは、例えば、認証処理のために情報処理装置1の記憶部410に予め記憶されているエリア16及びレイヤ31の組から成るパターンであってよい。一例として、所定のパターンは、「エリア,レイヤ」の組が連続した情報であってもよく、例えば、「2, 1→3, 1→3, 2→2, 2→ … →8, 3」などのパターンであってもよい。ステップS708において、変化のパターン601が所定のパターンと一致しない場合(ステップS708がNo)、本動作フローは終了する。一方、変化のパターン601が所定のパターンと一致する場合(ステップS708がYes)、フローはステップS709へと進む。ステップS709において、制御部400は、認証成功と判定し、本動作フローは終了する。なお、ステップS709で認証成功と判定する場合に、例えば、制御部400は、情報処理装置1の操作を無効化するロックを解除する処理を実行するように構成してもよい。また、FeliCa(登録商標)チップなどを用いて決済を行う機能を無効化するロック、又は、その他の情報処理装置1の機能のロックを解除する処理を実行するように構成してもよい。
以上の図7の動作フローにおいて、ステップS701からステップS710までの処理では、情報処理装置1の制御部400は、例えば、操作入力制御部411として機能する。
図7の動作フローにより、制御部400は認証開始の指示が入力されると、検出空間内で検出対象物20が存在するエリア16及びレイヤ31の履歴情報600への記録を開始する(ステップS702〜ステップS703)。そして、検出対象物20の移動により、検出対象物20が存在するエリア16及びレイヤ31が変化するたびに、その変化後のエリア16及びレイヤ31を履歴情報600に記録する。それによって、制御部400は、検出対象物20の検出空間内での移動の軌跡を履歴情報600に記録する(ステップS704〜ステップS707、及びステップS710)。また、制御部400は、タッチパネル12に所定の時間以内に入力があるか否かを判定する(ステップS707)。これは、所定の時間以内にタッチパネル12により検出対象物20が検出されるか否かを判定する処理である。例えば、検出対象物20がタッチパネル12の検出空間から外れてしまい、タッチパネル12により検出対象物20を検出することができなくなった状態が所定の時間以上継続しているとする。この様な場合には、ユーザによるエリア16及びレイヤ31の変化のパターン601の入力が完了していることが考えられる。そのため、図7の動作フローでは、例えば、タッチパネル12により検出対象物20を検出することができなくなった状態が所定の時間以上継続している場合には、エリア16及びレイヤ31を記録する繰り返し処理を抜けるように構成している(ステップS707)。なお別な例では、検出対象物20がエリア16又はレイヤ31から外れてしまい、検出対象物20が存在するエリア16又はレイヤ31を特定できない状態が所定の時間以上継続している場合に繰り返し処理を抜けるように構成してもよい。繰り返し処理を抜けると、制御部400は、履歴情報600に記録されているエリア16及びレイヤ31の変化のパターン601が、所定のパターンと一致するか否かにより認証を行う(ステップS708〜709)。
以上で述べたように、第1の実施形態では、認証に用いる、検出対象物20の移動軌跡のパターンとして、タッチパネル12の接触面に対して垂直な方向での検出対象物20の位置を表すレイヤ31を含む変化のパターン601を用いている。そのため、3次元の軌跡のパターンによる認証処理が可能となる。また、認証に用いる軌跡のパターンに、タッチパネル12の接触面に接していない距離範囲に設定されているレイヤ31を用いる場合、そのエリア16とレイヤ31の組を入力する際に検出対象物20はタッチパネル12の接触面に触れていない。従って、そのエリア16とレイヤ31の組を入力する際に指の油分などによって、入力の位置が表示装置11上に残ってしまうことが無い。そのため、表示装置11に残った油分などにより、第三者に認証に用いている軌跡のパターンを簡単に知られてしまうことが防止できる。また、エリア16とレイヤ31の組みで認証のための軌跡のパターンを構成した場合、組み合わせのバリエーションが増えるため、セキュリティが向上する。また、レイヤ31を用いた3次元のパターンの入力を第三者が覗き見たとしても、入力が空中での操作を含むため、指の動きから実際にどのエリア16及びレイヤ31で入力が行われているのかが読み取りづらくなる。そして、入力されたパターンの全体的な形状も、覗き見ている第三者が想像することが難しくなる。そのため、情報処理装置1における例えば認証処理などのセキュリティを向上させることができる。
続いて、図8〜図11を参照して、第2の実施形態を説明する。第1の実施形態で例示するように、レイヤ31を用いて3次元で検出対象物20の移動軌跡のパターンを入力し認証を行う場合、ユーザは指などの検出対象物20を、入力したいレイヤ31に応じた距離又は距離の範囲に浮かせて入力を行なわなければならない。しかしながら、この操作は、空中での操作となるため、ユーザは入力の際に指などの検出対象物20がどのレイヤ31にあるのかを把握することが難しい場合がある。そこで、第2の実施形態においては、検出対象物20の移動軌跡のパターンの入力の際に、検出対象物20が存在しているレイヤ31を、例えば表示画面の表示形式を変更することや、音、バイブレータ等を使用することでユーザに通知する。そのため、ユーザはこれらの通知から入力中のレイヤ31を把握することができる。
図8は、第2の実施形態に係る、入力中のレイヤ31をユーザに通知する例を示す図である。図8(a)は、レイヤ31:1において検出対象物20が検出されている状態を例示している。また、図8(b)は、レイヤ31:2において検出対象物20が検出されている状態を例示している。図示されるように、検出対象物20が存在しているレイヤ31が変わったことにより、エリア16の表示枠の表示色が、黒色からグレーへと変わっている。このように、例えば、表示装置11の表示画面における表示形式を、レイヤ31毎に変更することで、ユーザは、その表示形式から入力中のレイヤ31がどのレイヤ31であるのかを把握することができる。
図9は、第2の実施形態に係る表示色対応情報900を例示する図である。表示色対応情報900では、タッチパネル12の検出空間内に割り当てられている複数のレイヤ31のそれぞれに対して、色が対応付けられている。図9に示す例では、レイヤ31:1からレイヤ31:3の3つのレイヤ31が含まれており、これらのレイヤ31に対して黒、グレー、白の3つの色がそれぞれ対応付けられている。一実施形態においては、表示色対応情報900は予め記憶部410に格納されていてもよい。
図10は、第2の実施形態に係る、情報処理装置1の制御部400によって実行される認証処理を例示する図である。図10の認証処理の動作フローは、例えば、情報処理装置1の制御部400が記憶部410に格納されているプログラム420を読み出して実行することで実施される。一実施形態においては、情報処理装置1の制御部400に認証処理の実行指示が入力されると、図10の動作フローは開始する。なお、いくつかの実施形態においては、図10の動作フローの開始時には上述の履歴情報600は初期化されている。そのため、図10の動作フローの開始時には、履歴情報600には位置602の情報は登録されていない。また、図10の動作フローは、第1の実施形態における図7の動作フローと対応している。例えば、図10の動作フローのステップS1001からステップS1010までの処理は、図7のステップS701からステップS710までの処理と同様に実行されてもよい。ステップS1010で、変化後のエリア16及びレイヤ31を履歴情報600に記録した後、図10の動作フローは、ステップS1011へと進む。ステップS1011において、制御部400は入力レイヤ通知処理を実行する。
図11は、第2の実施形態に係る入力レイヤ通知処理を例示する図である。図11の入力レイヤ通知処理の動作フローは、例えば、情報処理装置1の制御部400が記憶部410に格納されているプログラム420を読み出して実行することで実施される。一実施形態においては、制御部400が、図10の動作フローを実行し、フローがステップS1011へと進むと図11の動作フローは開始する。ステップS1101において、情報処理装置1の制御部400は、ステップS1006で変化したと判定されたのがレイヤ31の変化であるか否かを判定する。レイヤ31の変化ではない場合(ステップS1101がNo)、本動作フローは終了し、フローは図10の動作フローへと戻り、ステップS1007へと進む。一方、レイヤの変化である場合(ステップS1101がYes)、フローはステップS1102へと進む。ステップS1102において、制御部400は、ステップS1005で特定し、ステップS1010で履歴情報600に記録した、検出対象物20が現在存在しているレイヤ31に対応する色を表示色対応情報900から取得する。例えば、検出対象物20がレイヤ31:1に存在している場合に、図9の例では「黒」が取得される。続いて、ステップS1103において、制御部400は、取得した色にエリア16の表示枠の表示色を変更し、本動作フローは終了する。本動作フローが終了すると、フローは図10の動作フローへと戻り、ステップS1007へと進む。
以上の図10及び図11の動作フローにより実施される第2の実施形態では、例えば図8に例示されるように、現在検出対象物20が存在しているレイヤ31に応じて、エリア16の表示枠の表示色が変更される。そのため、ユーザはエリア16の表示枠の色から、現在入力しているレイヤ31を知ることができる。従って、認証のための検出対象物20の移動軌跡のパターンを入力しやすくなり、3次元の軌跡のパターンを入力する際の入力間違い等を低減することができる。また、第2の実施形態においても、3次元の軌跡のパターンの入力が可能であるため、情報処理装置1における例えば認証処理などのセキュリティを向上させることができる。
なお、以上の図10及び図11の動作フローにおいて、ステップS1001からステップS1010までの処理では、情報処理装置1の制御部400は、例えば、操作入力制御部411として機能する。ステップS1011及びステップS1101からステップS1103の処理では、情報処理装置1の制御部400は、例えば、表示制御部412として機能する。
続いて、図12〜図13を参照して、第3の実施形態を説明する。第2の実施形態においては、現在入力中のレイヤ31を、表示装置11の表示画面における表示形式を変更することでユーザに通知する例を述べた。第3の実施形態では、現在入力中のレイヤ31を情報処理装置1に備えられているバイブレータによる振動のパターンを変更することで通知する例を述べる。
図12は、第3の実施形態に係る振動パターン対応情報1200を例示する図である。振動パターン対応情報1200では、タッチパネル12の検出空間内に割り当てられている複数のレイヤ31のそれぞれに対して、振動のパターンが対応付けられている。図12に示す例では、レイヤ31:1からレイヤ31:3の3つのレイヤ31が含まれており、これらのレイヤ31に対して、情報処理装置1に備えられているバイブレータによる振動の強さが弱、中、強の3つの強度でそれぞれ対応付けられている。一実施形態においては、振動パターン対応情報1200は予め記憶部410に格納されていてもよい。
図13は、第3の実施形態に係る入力レイヤ通知処理を例示する図である。図13の入力レイヤ通知処理の動作フローは、例えば、情報処理装置1の制御部400が記憶部410に格納されているプログラム420を読み出して実行することで実施される。一実施形態においては、制御部400が、図10の動作フローを実行し、フローがステップS1011へと進むと図13の動作フローは開始する。ステップS1301において、情報処理装置1の制御部400は、ステップS1006で変化したと判定されたのがレイヤ31の変化であるか否かを判定する。レイヤ31の変化ではない場合(ステップS1301がNo)、本動作フローは終了し、フローは図10の動作フローへと戻り、ステップS1007へと進む。一方、レイヤの変化である場合(ステップS1301がYes)、フローはステップS1302へと進む。ステップS1302において、制御部400は、ステップS1005で特定し、ステップS1010で履歴情報600に記録した、検出対象物20が現在存在しているレイヤ31に対応する振動パターンを振動パターン対応情報1200から取得する。例えば、検出対象物20がレイヤ31:1に存在している場合には、図12の例では「弱」が取得される。続いて、ステップS1303において、制御部400は、取得した振動パターンでバイブレータを振動させる。例えば、検出対象物20がレイヤ31:1に存在しており「弱」の振動パターンが取得された場合には、バイブレータを「弱」の強度で振動させる。制御部400がバイブレータを振動させると、本動作フローは終了し、フローは図10の動作フローへと戻り、ステップS1007へと進む。
以上の図13の動作フローにより実施される第3の実施形態では、現在検出対象物20が存在しているレイヤ31に応じて、情報処理装置1に備えられているバイブレータによる振動の強さが変更される。そのため、ユーザは情報処理装置1の振動の強さから、現在入力しているレイヤ31を知ることができる。従って、認証のための検出対象物20の移動軌跡のパターンを入力しやすくなり、3次元の軌跡のパターンを入力する際の入力間違い等を低減することができる。また、第3の実施形態においても、3次元の軌跡のパターンの入力が可能であるため、情報処理装置1における例えば認証処理などのセキュリティを向上させることができる。
なお、第3の実施形態においては、以上の図10及び図13の動作フローのステップS1011及びステップS1301からステップS1303の処理において、情報処理装置1の制御部400は、例えば、バイブレータ制御部413として機能する。
以上の第1から第3の実施形態において例示した様に、いくつかの実施形態によれば、3次元の軌跡のパターンの入力により認証処理を行うため、認証処理のセキュリティを向上させることができる。なお、第2の実施形態及び第3の実施形態は組み合わせられて実行されてもよい。即ち、この場合には、図10のステップS1011において、図11及び図13の動作フローが実行されるように構成してもよい。
また、上述の第1から第3の実施形態を含むいくつかの実施形態において、検出対象物20が複数のレイヤ31のうちの隣り合う2つのレイヤの間の空間にある場合、制御部400が、表示装置11の表示画面の表示形式を変更するように構成してもよい。ここで表示形式の変更とは、例えば、エリア16の表示枠の色を変更することであってもよい。なお、変更される色は、検出対象物20が複数のレイヤ31のうちの隣り合う2つのレイヤの間の空間にあることをユーザに示すために設定されている色である。この色は、例えば、表示色対応情報900においていずれのレイヤ31にも対応付けられていない色を用いることが好ましい。
更に、上記の第2の実施形態では、エリア16の表示枠の表示形式を変更することで、入力中のレイヤ31を通知する場合の例を示したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、制御部400が表示画面の背景色を入力中のレイヤ31に対応付けて変更することで、ユーザに入力中のレイヤ31を通知するように構成してもよい。また、第3の実施形態では振動パターンとして、バイブレータによる振動の強弱を用いる例を述べたが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、ユーザに入力中のレイヤ31を通知するための振動パターンとして、振動の回数を用いてもよい。例えば、振動パターン対応情報1200において、各レイヤ31に対応付けて振動パターンとして振動の回数を登録してもよい。この場合に、例えば、ステップS1303において、振動パターン対応情報1200において入力中のレイヤ31に対応して登録されている振動の回数でバイブレータを振動させることで、ユーザに入力中のレイヤ31を通知してもよい。
図14は、いくつかの実施形態に係る情報処理装置1を実現するためのコンピュータ1400のハードウェア構成を例示する図である。図14のコンピュータ1400のハードウェア構成は、例えば、プロセッサ1401、メモリ1402、記憶装置1403、読取装置1404、通信インタフェース1406を備えている。また更に、図14のコンピュータ1400のハードウェア構成は、入出力インタフェース1407、静電容量方式タッチパネル1411、表示装置1412、及びバイブレータ1413も備えている。なお、プロセッサ1401、メモリ1402、記憶装置1403、読取装置1404、通信インタフェース1406、及び入出力インタフェース1407は、例えば、バス1420を介して互いに接続されている。
プロセッサ1401は、メモリ1402を利用して上述の動作フローの手順を記述したプログラム420を実行することにより、上述した各機能部401の一部または全部の機能を提供する。情報処理装置1の制御部400は、例えばプロセッサ1401であり、また、記憶部410は、例えばメモリ1402、記憶装置1403、及び着脱可能記憶媒体1405である。プロセッサ1401は、例えば、記憶装置1403に格納されているプログラム420を読み出して実行することで、例えば、操作入力制御部411、表示制御部412、及びバイブレータ制御部413などの機能部401として機能する。コンピュータ1400の記憶装置1403には、例えば、履歴情報600、表示色対応情報900及び振動パターン対応情報1200が格納されている。
メモリ1402は、例えば半導体メモリであり、RAM領域及びROM領域を含んで構成される。記憶装置1403は、例えばハードディスク、フラッシュメモリ(SSD(Solid State Drive)等)などの半導体メモリ、又は外部記憶装置である。読取装置1404は、プロセッサ1401の指示に従って着脱可能記憶媒体1405にアクセスする。着脱可能記憶媒体1405は、例えば、半導体デバイス(USBメモリ等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体(磁気ディスク等)、光学的作用により情報が入出力される媒体(CD−ROM、DVD等)などにより実現される。
通信インタフェース1406は、プロセッサ1401の指示に従ってネットワーク1430を介してデータを送受信する。入出力インタフェース1407は、入力装置及び出力装置と接続されており、それらの装置との間のインタフェースに相当する。入力装置は、例えば、静電容量方式タッチパネル1411、マイク、キーボード、マウスなどを含む。出力装置は、例えば、表示装置1412、バイブレータ1413、スピーカなどを含む。図14に示す例では、入出力インタフェース1407は、静電容量方式タッチパネル1411、表示装置1412、及びバイブレータ1413と接続されている。
実施形態に係るプログラム420は、例えば、下記の形態で情報処理装置1に提供される。
(1)記憶装置1403に予めインストールされている。
(2)着脱可能記憶媒体1405により提供される。
(3)プログラムサーバなどのサーバ1440から提供される。
以上において、いくつかの実施形態について説明した。しかしながら、実施形態は上記の実施形態に限定されるものではなく、上述の実施形態の各種変形形態及び代替形態を包含するものとして理解されるべきである。例えば、各種実施形態は、その趣旨及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できることが理解されよう。また、前述した実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の実施形態を成すことができることが理解されよう。或いは、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除して又は置換して、或いは実施形態に示される構成要素にいくつかの構成要素を追加して種々の実施形態が実施され得ることが当業者には理解されよう。
1 情報処理装置
11 表示装置
12 タッチパネル
13 入力部
14 スピーカ
15 マイク
16 エリア
20 検出対象物
31 レイヤ
400 制御部
410 記憶部
1400 コンピュータ
1401 プロセッサ
1402 メモリ
1403 記憶装置
1404 読取装置
1405 着脱可能記憶媒体
1406 通信インタフェース
1407 入出力インタフェース
1411 静電容量方式タッチパネル
1412 表示装置
1413 バイブレータ
1420 バス
1430 ネットワーク
1440 サーバ

Claims (6)

  1. 検出対象物を検出する静電容量方式のタッチパネルの検出空間内において前記タッチパネルで検出される静電容量の変化に基づき、前記タッチパネルの面上の異なる領域が対応づけられている複数のエリアと、前記タッチパネルの面から垂直方向への距離又は距離の範囲が重ならないように対応付けられている複数のレイヤとのうち、前記検出対象物が存在するエリア及びレイヤを特定し、
    認証開始の指示が入力された後の前記検出空間内における前記検出対象物が存在するレイヤ及びエリアの変化のパターンを記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶される前記変化のパターンが所定のパターンと一致する場合に、認証成功と判定する、
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  2. 前記複数のレイヤのうちの第1のレイヤには、前記タッチパネルの前記面上の距離が対応付けられており、
    前記認証開始の指示の入力は、前記第1のレイヤに前記検出対象物が接触することで入力される、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記特定において特定されるレイヤが変化した場合、前記複数のレイヤのそれぞれと色とを対応付ける表示色対応情報から、変化後のレイヤに対応する色を取得し、表示装置の表示画面において前記エリアの領域を示す表示枠の色を該取得した色に変更する、処理をコンピュータに更に実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記特定において特定されるレイヤが変化した場合、前記複数のレイヤのそれぞれと振動パターンとを対応付ける振動パターン対応情報から、変化後のレイヤに対応する振動パターンを取得し、取得された振動パターンでバイブレータを振動させる、処理をコンピュータに更に実行させる請求項1から3のいずれか一項に記載のプログラム。
  5. 前記検出対象物が前記複数のレイヤのうちの隣り合う2つのレイヤの間の空間にある場合に、前記エリアの領域を示す表示枠の色を所定の色に変更する、処理をコンピュータに更に実行させる請求項1から4のいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 検出対象物を検出することが可能な静電容量方式のタッチパネルと、
    前記タッチパネルの検出空間内において前記タッチパネルで検出される静電容量の変化に基づき、前記タッチパネルの面上の異なる位置に対応づけられている複数のエリアと、前記タッチパネルの面から垂直方向への距離又は距離の範囲が重ならないように対応付けられている複数のレイヤとのうち、前記検出対象物が存在するエリア及びレイヤを特定し、
    認証開始の指示が入力された後の前記検出空間内における前記検出対象物が存在するレイヤ及びエリアの変化のパターンを記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶される前記変化のパターンが所定のパターンと一致する場合に、認証成功と判定する、
    処理を実行する制御部と、
    を備える、情報処理装置。
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