JP2014181099A - フィルムセット、フィルムセット製造方法、フィルム貼合材、フィルムを検索するための情報処理装置、およびフィルム貼合方法 - Google Patents

フィルムセット、フィルムセット製造方法、フィルム貼合材、フィルムを検索するための情報処理装置、およびフィルム貼合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数枚のウィンドウフィルムがつなぎ合わされて窓ガラスに貼り付けられる場合でも外観に優れ、ウィンドウフィルムの使用効率を低下させないフィルムセット、フィルムセット製造方法、フィルム貼合材、情報処理装置、およびフィルム貼合方法を提供する。
【解決手段】フィルムセットは、所定の幅を有するフィルム10と、フィルム10の幅方向両端部それぞれの色情報を提示する提示部材(巻芯20、外箱、別部材、等)と、を有する。また、色情報は、液体が噴霧されてから乾燥した状態となったフィルム10についての測色値である。また、フィルム10の幅方向両端部の色情報は、対応する巻芯20の端部22、23にそれぞれ付与される。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルムセット、フィルムセット製造方法、フィルム貼合材、フィルムを検索するための情報処理装置、およびフィルム貼合方法に関する。
窓ガラスなどに貼ることにより、遮断、断熱、紫外線(UV)カット、飛散防止、防犯、プライバシー保護、装飾などが可能なウィンドウフィルムがある。
ウィンドウフィルムは、幅が1〜2m程度であり、筒状の巻芯に巻回された状態で市販されているものが多い。したがって、窓ガラスの縦および横の長さが、ウィンドウフィルムの幅よりも長くなる場合には、複数枚のウィンドウフィルムをつなぎ合わせて貼り付ける必要がでてくる。
しかし、ウィンドウフィルムは、含まれる組成物の可視光反射特性の違いや、複数層での干渉等により異なる色を呈することがある。特に、特許文献1に記載されている例のように、複数のフィルム素材を引き延ばし積層して製造される場合には、延伸によるレタデーションに起因して、干渉色による色味のばらつきが大きくなることがある。
また、フィルムロールの場合は製造条件の不均一性により、中央部よりも端部において色ムラが生じやすく、その結果、ウィンドウフィルムの両端部に色差が生じてしまうことがある。
このとき、色差のある端部同士が隣り合うように、複数枚のウィンドウフィルムが窓ガラスに並べて貼り付けられると、つなぎ合わせの箇所が目立ち、外観が優れなくなる。
この問題への対策として、複数枚のウィンドウフィルムをつなぎ合わせて窓ガラスに貼り付ける際には、同一ロットまたは同一ロールのウィンドウフィルムを使用することが推奨されている。
特開2010−012789号公報
しかし、常に同一ロットまたは同一ロールのウィンドウフィルムを隣り合わせに貼り合わせようとすると、ウィンドウフィルムの使用効率が低下してしまう。たとえば、同一ロールのウィンドウフィルムの残りが、貼ろうとしている窓ガラスのサイズに満たない場合には、そのウィンドウフィルムを端材として破棄し、新たに別ロールのウィンドウフィルムを入手しなければならない。また、つなぎ合わせたウィンドウフィルムの一部に、経年劣化によってはがれや傷などの不具合が生じた場合には、つなぎ合わせの箇所の目立ちを出さないように、不具合のないウィンドウフィルムまではがして、窓全面を新たに入手したウィンドウフィルムで貼り替えなければならない。
このように、複数枚のウィンドウフィルムを窓ガラスに並べて貼り合わせる際に外観を重視すると、ウィンドウフィルムの使用効率が低下してしまう、という問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数枚のウィンドウフィルムがつなぎ合わされて窓ガラスに貼り付けられる場合でも外観に優れ、ウィンドウフィルムの使用効率を低下させないフィルムセット、フィルムセット製造方法、フィルム貼合材、フィルムを検索するための情報処理装置、およびフィルム貼合方法を提供することを目的とする。
(1)所定の幅を有するフィルムと、前記フィルムの幅方向両端部それぞれの色情報を提示する提示部材と、を有するフィルムセット。
(2)前記色情報は、液体が噴霧されてから乾燥した状態となったフィルムについての測色値である上記(1)に記載のフィルムセット。
(3)前記フィルムを巻回する巻芯、前記フィルムを収容する外箱、および、前記外箱に収められた別部材、のうちの少なくとも一つを有し、前記提示部材は、前記巻芯、前記外箱、および、前記別部材、のうちの少なくとも一つである上記(1)または(2)に記載のフィルムセット。
(4)前記提示部材に前記フィルムを巻回する巻芯が含まれる場合において、前記フィルムの幅方向両端部の前記色情報は、対応する前記巻芯の端部にそれぞれ付与される上記(3)に記載のフィルムセット。
(5)前記提示部材に前記フィルムを巻回する巻芯が含まれる場合において、前記巻芯は、筒状に形成されており、前記色情報は、前記巻芯の筒状の内周面に付与されている上記(3)または(4)に記載のフィルムセット。
(6)前記色情報は、前記フィルムの端部から、前記フィルムの幅の10%分に相当する長さの範囲内の測色値である上記(1)〜(5)のいずれかに記載のフィルムセット。
(7)前記色情報は、前記フィルムの端部から、前記フィルムの幅方向に複数点測色した測色値である上記(1)〜(6)のいずれかに記載のフィルムセット。
(8)前記色情報は、Lab色空間の成分値である上記(1)〜(7)のいずれかに記載のフィルムセット。
(9)他のフィルムと隣り合わせに貼合したときの色差による外観の良否を判定するための早見表を、さらに有する上記(1)〜(8)のいずれかに記載のフィルムセット。
(10)前記フィルムは、ウィンドウフィルムである上記(1)〜(9)のいずれかに記載のフィルムセット。
(11)前記フィルムは、赤外反射フィルムである上記(1)〜(10)のいずれかに記載のフィルムセット。
(12)所定の幅を有するフィルムについて測色する測色ステップと、前記測色ステップにより側色された前記フィルムの幅方向両端部それぞれの測色値を、所定の提示部材に付与する付与ステップと、を有するフィルムセット製造方法。
(13)前記付与ステップは、液体が噴霧されてから乾燥した状態となったフィルムについての測色値を付与する上記(12)に記載のフィルムセット製造方法。
(14)前記提示部材には、前記フィルムを巻回する巻芯が含まれており、前記フィルムを前記巻芯に巻回する巻回ステップをさらに有する上記(12)または(13)に記載のフィルムセット製造方法。
(15)前記付与ステップは、前記フィルムの幅方向両端部の前記測色値を、対応する前記巻芯の端部にそれぞれ付与する上記(14)に記載のフィルムセット製造方法。
(16)所定の幅を有する複数のフィルムと、前記複数のフィルムのうち、所定の提示部材に付与された前記フィルムの幅方向両端部の色情報に基づいて隣り合う端部同士の色差が所定の閾値未満となるように選択されたフィルムが貼合された支持基材と、を有するフィルム貼合材。
(17)前記色情報は、液体が噴霧されてから乾燥した状態となったフィルムについての測色値である上記(16)に記載のフィルム貼合材。
(18)前記提示部材には、前記フィルムごとに巻回する巻芯が含まれている上記(18)または(17)に記載のフィルム貼合材。
(19)前記フィルムの幅方向両端部の前記色情報は、対応する前記巻芯の端部にそれぞれ付与される上記(18)に記載のフィルム貼合材。
(20)所定の幅を有するフィルムごとに、幅方向両端部の色情報と、前記フィルムを識別可能な識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、前記識別情報の入力を受け付ける入力受付部と、入力された前記識別情報により特定されるフィルムと隣り合う位置に貼合したときに、隣り合う端部同士の色差が所定の閾値未満となるフィルムを、前記記憶部に記憶された色情報を用いて検索する検索部と、前記検索部により検索されたフィルムの識別情報を表示する表示部と、を有する情報処理装置。
(21)前記色情報は、液体が噴霧されてから乾燥した状態となったフィルムについての測色値である上記(20)に記載の情報処理装置。
(22)前記フィルムは、巻芯に巻回されており、前記フィルムの幅方向両端部の前記色情報は、対応する前記巻芯の端部にそれぞれ付与される上記(20)または(21)に記載の情報処理装置。
(23)所定の幅を有するフィルムごとに、幅方向両端部の色情報と、前記フィルムを識別可能な識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、前記色情報の入力を受け付ける入力受付部と、入力された前記色情報により特定される色を幅方向端部に持つフィルムと隣り合う位置に貼合したときに、隣り合う端部同士の色差が所定の閾値未満となるフィルムを、前記記憶部に記憶された色情報を用いて検索する検索部と、前記検索部により検索されたフィルムの識別情報を表示する表示部と、を有する情報処理装置。
(24)前記表示部は、前記検索部により検索されたフィルムの識別番号とともに、前記フィルムのどちら側の端部を隣り合わせればよいかを示す情報を表示する、上記(23)に記載の情報処理装置。
(25)前記色情報は、液体が噴霧されてから乾燥した状態となったフィルムについての測色値である上記(23)または(24)に記載の情報処理装置。
(26)前記フィルムは、巻芯に巻回されており、前記フィルムの幅方向両端部の前記色情報は、対応する前記巻芯の端部にそれぞれ付与される上記(23)〜(25)のいずれかに記載の情報処理装置。
(27)所定の提示部材に所定の幅を有するフィルムの幅方向両端部それぞれの色情報が付与されている複数のフィルムセットから、他のフィルムと並べて貼合するときに隣り合う端部同士の色差が所定の閾値未満となるフィルムを、前記色情報を参照して選択する選択ステップと、前記選択ステップにより選択された前記フィルムを、前記他のフィルムと並べて貼合する貼合ステップと、を有するフィルム貼合方法。
(28)前記提示部材には、前記フィルムを巻回する巻芯が含まれている上記(27)に記載のフィルム貼合方法。
本発明によれば、ウィンドウフィルムの幅方向両端部の色情報を、所定の提示部材に付与している。これにより、ユーザーは、どのウィンドウフィルムを隣り合わせに貼り付ければ、つなぎ合わせの箇所が目立たなくなるか容易に判断可能となる。そのため、同一ロットまたは同一ロールではない別々のロールからそれぞれ切り取られた複数枚のウィンドウフィルムを隣り合わせに貼り付けたとしても、色情報に基づけば外観を損なうことはない。そして、経年劣化等で不具合が生じても、窓全面を同一ロットまたは同一ロールのウィンドウフィルムで貼り替える必要もなくなるため、ウィンドウフィルムを効率よく使用できる。
上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
ウィンドウフィルム、巻芯、フィルムロールの斜視図である。 フィルムロールを収容するための収容材(外箱)の斜視図である。 ウィンドウフィルムの貼り付け方法1について説明するための図である。 ウィンドウフィルムの貼り付け方法2について説明するための図である。 早見表の一例を示す図である。 実施例1〜3および比較例1〜3に係る評価実験について説明するための図である。 比較例4に係る評価実験について説明するための図である。 実施例1〜3および比較例1〜4に係る評価実験の結果をまとめた図である。 検索装置の概略構成を示す図である。 検索装置における制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 色情報テーブルの概略データ構造の一例を示す図である。 検索処理の手順を示すフローチャートである。 検索処理の進行に従って表示装置に表示させる画面例を示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
≪ウィンドウフィルム10≫
以下、本実施形態にかかるウィンドウフィルム10について説明する。図1(A)は、ウィンドウフィルム10の斜視図である。
ウィンドウフィルム10は、窓ガラス等に貼られることにより、遮断、断熱、紫外線(UV)カット、飛散防止、防犯、プライバシー保護、装飾などが可能である。
紙面の都合により、図1(A)には、円筒状に巻いた状態(巻物状)のウィンドウフィルム10が示されているが、伸長させた状態では帯状(すなわち、所定の幅を有する)となる。たとえば、ウィンドウフィルム10の幅Wを1〜2mとし、長さLを10m〜100mとする。
ウィンドウフィルム10には、たとえば、透明基板フィルムが用いられる。
透明基板フィルムとしては特に制限はなく、様々な透明プラスチックフィルムの中から、状況に応じて適宜選択して用いることができる。透明プラスチックフィルムとしては、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−メチルペンテン−1、ポリブテン−1などのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、ポリエーテルサルフォン系樹脂、ポリエチレンサルファイド系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、セルロースアセテートなどのセルロース系樹脂などからなるフィルムまたはこれらの積層フィルムが挙げられる。
透明基板フィルムの厚さとしては特に制限はなく、使用目的に応じて適宜選定すればよいが、通常は5〜200μm、好ましくは10〜100μmの範囲である。
また、透明基板フィルムは、酸化防止剤や紫外線吸収剤などを含んでいてもよい。
さらに、透明基板フィルムの表面に設けられる層などとの密着性を向上させる目的で、所望により片面または両面に、酸化法や凹凸化法などにより表面処理を施すことができる。上記酸化法としては、たとえば、コロナ放電処理、クロム酸処理(湿式)、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線照射処理などが挙げられ、また、凹凸化法としては、たとえば、サンドブラスト法、溶剤処理法などが挙げられる。これらの表面処理法は基材フィルムの種類に応じて適宜選ばれる。
また、透明基板フィルムの少なくとも1面に、それぞれの用途に応じた機能性層を有していても良い。機能性層とはたとえば導電性層、帯電防止層、ガスバリア層、易接着層(接着層)、防汚層、消臭層、流滴層、易滑層、ハードコート層、耐摩耗性層、バリア層、反射防止層、電磁波シールド層、紫外線吸収層、赤外線吸収層、赤外線反射層、印刷層、蛍光発光層、ホログラム層、剥離層、粘着層、着色層、合わせガラスに利用される中間膜層等の機能性層であり、これらのうちの1層もしくは複数層を備えていてもよい。
以上のようなウィンドウフィルム10は、可視光を透過させる透明なフィルムであるが、可視光の干渉や反射等により意図せず色が見えてしまうことがある。また、ウィンドウフィルム10は、特定の波長を有する光を遮断する色付きの半透明フィルムであってもよい。いずれにせよ、上述したとおり、ウィンドウフィルム10は、フィルム素材を引き延ばして製造される場合は特に、中央部よりも端部において色ムラが生じやすく、幅W方向の両端部に色差が生じてしまうことがある。
そこで、本実施形態にかかるウィンドウフィルム10は、製造時において、幅W方向の両端部の色がそれぞれ測定(「測色」ともよぶ)される。たとえば、ウィンドウフィルム10は、幅W方向の両端から、幅Wの10%分に相当する長さの範囲の色が、測色装置(一般的な色彩計または測色計または分光光度計など)によってそれぞれ測定される。より好ましくは、幅W方向の両端から、幅Wの10%分に相当する長さだけ内側の位置の色が測色される。これは、たとえばウィンドウフィルム10のつなぎ合わせの箇所における隙間がなるべく小さくなるように貼り合わせたい場合に、隣同士に並べる2枚のウィンドウフィルム10を数cm重ねてから切り、不要部分を除去して窓ガラスに圧着させる貼合方法が採用される場合があるためである。また、ウィンドウフィルム10の幅W方向の両端から、幅Wの10%分に相当する長さの範囲内において、端部ごとに、幅W方向に沿って複数点の色が測色されてもよい。この場合には、測色して得られた複数点の測色値の平均値や最大値を、その端部の色として扱ってもよい。
なお、ウィンドウフィルム10は、液体が噴霧されてガラス等の支持基材に貼合された後、所定の環境(たとえば、JIS A5759−2008に準じた温湿度環境)下において所定期間(たとえば、1週間程度)静置され、十分に乾燥した状態において測色されるものとする。
たとえば、以下の手順(1)〜(3)により測色される。
(1)0.2%の中性洗剤液をガラスに噴霧し、セパレートフィルムを剥がしたウィンドウフィルム10をそのガラス上にのせて、スキージで擦り、ガラスとウィンドウフィルム10の間の水をしごき出すとともに圧着させる。
(2)十分に圧着し水分がウィンドウフィルム10の端から出てこなくなったら、ウィンドウフィルム10をガラス立てに立て、そのまま1週間静置して乾燥させる。このときの保管場所の温湿度環境は、JIS A5759−2008に準じて、温度(23±2)℃、相対湿度(50±5)%に保たれる。
(3)1週間静置後に、色彩計や測色計、分光光度計などで色値を計測する。
また、測定される色は、色空間の成分値でもよいし、所定の色記号または色番号でもよい。色空間には、Lab、RGB、CMYK、XYZ、Lなどを用いることができる。好ましくは、人間の視覚を近似するように設計されているLab色空間が用いられ、より好ましくは、人間の目で見える全ての色を記述できるL色空間が用いられる。
また、本実施形態にかかるウィンドウフィルム10は、赤外反射(遮蔽)フィルムであることが特に好ましい。赤外反射フィルムは、高可視光線透過率と高赤外線遮蔽率を両立させるために、赤外線を吸収する金属酸化物を含む層が設けられたり、光学特性の異なる薄膜を交互に多層積層させて作られたりすることが多い。赤外線を吸収する金属酸化物を含有させた場合、特定の可視光波長の光も遮蔽してしまうことがあるため、フィルムが色を呈することが知られている。また、異なる光学特性を有する薄膜を多層積層させた場合には、各層の厚みのわずかな違いによって反射波長が変化するため、製造ばらつき等により、色合いの異なるフィルムができてしまう。また、赤外反射フィルムであると、液体が噴霧されてガラスに貼合され、乾燥した後では、ガラス貼合前と色が若干異なる。このような色の変化は、赤外反射フィルムでは無視できず、特に車用の窓や、住宅用の窓に貼合する際には、外観が損なわれることになる。さらに、赤外反射フィルムにおいては、液体が噴霧される前のフィルムの色(単なるフィルムの色)を参照して、並べて貼合するフィルムを選択したとしても、実際に液体を噴霧してガラスに貼合すると、乾燥後の色がガラス貼合前の色と若干異なる。そのため、並べて貼合された赤外反射フィルムの継ぎ目が目立ち、外観が損なわれることになる。
よって、赤外反射フィルムについては、特に、液体が噴霧されてガラス等の支持基材に貼合されてから乾燥した状態となった色情報を利用者に提供することが好ましい。このとき、利用者は、提供された色情報を参照することによって、並べて貼合したときに継ぎ目が目立たないフィルムを選択できる。
≪巻芯20≫
次に、本実施形態にかかる巻芯20について説明する。図1(B)は、巻芯20の斜視図である。
巻芯20は、図1(B)に示すとおり、筒状の軸部21と、第1端部22と、第2端部23と、から構成され、ウィンドウフィルム10を巻回するために用いられる。
軸部21、第1端部22、第2端部23は、たとえば、段ボール等の紙材、プラスチック材料、金属材料などによって一体形成されている。もちろん、これに限らず、部分的に異なる材料によって形成されてもよく、たとえば、軸部21は紙材により形成され、第1、第2端部22、23はプラスチック材料により形成されるようにしてもよい。
なお、軸部21は、ウィンドウフィルム10を巻回する部分であり、第1端部22および第2端部23は、巻回されたウィンドウフィルム10が軸部21の端から抜けるのを防止する。
また、巻芯20の形状は、図1(B)に示されるものに限定されず、さまざまな形状に変形可能である。
≪フィルムロール25≫
また、通常、ウィンドウフィルム10は、巻芯20に巻回された状態で販売、取引等される。巻芯20にウィンドウフィルム10が巻回された状態のものを、以下ではフィルムロール25と称する。
図1(C)は、フィルムロール25の斜視図である。図1(C)に示すとおり、ウィンドウフィルム10の先端部が矢印方向に引かれることにより、ウィンドウフィルム10は巻芯20から繰り出され、必要に応じて切り取って使用される。
上述したように、ウィンドウフィルム10の幅W方向の両端部は、それぞれ測色されており、それらの測色値(たとえば、上述の色空間の成分値)が色情報として巻芯20に付与されている。好ましくは、ウィンドウフィルム10の幅W方向両端部の色情報は、対応する巻芯20の端部にそれぞれ付与されているとよい。つまり、巻芯20の第1端部22側にあるウィンドウフィルム10端部の色情報は、巻芯20の第1端部22に付与され、巻芯20の第2端部23側にあるウィンドウフィルム10端部の色情報は、巻芯20の第2端部23に付与されているとよい。図示する例では、各色情報は、第1端部22および第2端部23において、巻芯20の筒状の内周面に付与されている。
このような箇所にウィンドウフィルム10端部の色情報を付与することにより、ユーザーは、ウィンドウフィルム10端部の近くに付与されている色情報を参照するだけで、ウィンドウフィルム10の各端部の正確な色を容易に知ることができる。ウィンドウフィルム10が巻芯20から繰り出される限り、巻芯20端部に付与される色情報はウィンドウフィルム10と分離されない。したがって、ウィンドウフィルム10を使い切るまでは、色情報が紛失される虞がなく、付与された色情報とウィンドウフィルム10の幅W方向の端部との対応がわからなくなることもない。
≪収容材(外箱)30≫
次に、上記のフィルムロール25を収容するための収容材(外箱)30について説明する。図2は、収容材30の斜視図である。
図2に示すとおり、収容材30は、段ボール等の紙材によってフィルムロール25が収納可能(たとえば、直方体)に形成されている。収容材30には、開閉可能な蓋が設けられており、フィルムロール25を収納した状態で蓋を閉じることができる。図2には、蓋が開けられた状態の収容材30が示されている。
また、収容材30には、ウィンドウフィルム10の幅W方向両端部の色情報が付与されている。色情報は、ウィンドウフィルム10の幅W方向のいずれの端部に対応するかが明確であれば、いかなる態様で収容材30に付与されてもよい。たとえば、色情報は、対応する側壁の内側および外側の少なくともいずれかにそれぞれ付与されている。つまり、フィルムロール25が正規の向きで収容されたときに、収容材30の一方の側壁(以下「第1側壁31」と称する)側にあるウィンドウフィルム10端部の色情報は、第1側壁31の表面に付与され、収容材30の他方の側壁(以下「第2側壁32」と称する)側にあるウィンドウフィルム10端部の色情報は、第2側壁32の表面に付与されている。
このような箇所にウィンドウフィルム10端部の色情報を付与することにより、ユーザーは、収容材30とフィルムロール25を並べて手に持ちながら、ウィンドウフィルム10の各端部と同一側に付与されている色情報を参照するだけで、ウィンドウフィルム10の各端部の正確な色を知ることができる。
なお、ウィンドウフィルム10の幅W方向両端部の色情報は、必ずしも収容材(外箱)30の側壁に付与されなくてもよい。たとえば、ウィンドウフィルム10の幅W方向両端部の色情報は、収容材(外箱)30の蓋33の内側および外側の少なくともいずれかに付与されてもよい。この場合、色情報は、ウィンドウフィルム10の端部との対応が明確なように、蓋33の範囲内で対応する端部側にそれぞれ付与される。また、色情報は、収容材(外箱)30に収められた別部材(たとえば、別紙)などに付与されてもよい。
したがって、色情報は、巻芯20、収容材(外箱)30、および、別部材、のうちの少なくとも一つに付与される。
また、本実施形態では、ウィンドウフィルム10の幅方向両端部それぞれの色情報が付与されて提示する部材を提示部材(巻芯20、収容材30、別紙、等)と称し、ウィンドウフィルム10および提示部材を少なくとも含む部品群をフィルムセットと称することとする。
≪貼り付け方法1≫
次に、本実施形態のウィンドウフィルム10を窓ガラスに貼り付ける第1の方法について、図3を参照して説明する。
図3は、窓ガラス35に既に貼合されたウィンドウフィルム片11aの横に、他のウィンドウフィルム10から切り取られた1枚のウィンドウフィルム片11a’を、並べて貼り付ける例を示す図である。
第1の方法は、窓ガラス35に既に貼合されたウィンドウフィルム片11aの横に、他のウィンドウフィルム10から切り取られた1枚のウィンドウフィルム片11a’を、並べて貼り付けるケースである。
このケースにおいて、ユーザーは、まず、巻芯20、収容材30、その他の部材などに付与されている色情報を参照して、既に窓ガラスに貼合されたウィンドウフィルム片11aについての色情報を確認しておく。次に、ユーザーは、新たに貼合する予定のウィンドウフィルム11a’の色情報と照合して、ウィンドウフィルム片11aとウィンドウフィルム11a’を並べて貼合可能かどうか判断する。たとえば、つなぎ目となる端部同士の色差ΔEが所定の閾値未満である場合には、つなぎ合わせの箇所が目立たないように貼合可能と判断し、色差ΔEが所定の閾値以上である場合には、つなぎ合わせの箇所が目立つため貼合不可能と判断する。このとき、ユーザーは、貼合可能と判断した場合に限り、ウィンドウフィルム10からウィンドウフィルム片11a’を実際に切り取って、窓ガラスに貼合すればよい。なお、色情報がL値の場合は、色差ΔEは、ΔEab=[(ΔL+(Δa+(Δb]1/2の数式によって求められる。色差ΔEの値が小さいほど、つなぎ合わせの箇所が目立たないように貼り合わせることができる。また、ウィンドウフィルム10の使用場所や用途に応じて異なるが、自動車の窓ガラスにウィンドウフィルム10を貼り合わせる場合には、色差ΔEは2未満であることが好ましく、1未満であることがより好ましい。もちろん、これらの数値(色差ΔEの閾値)は一例にすぎず、ウィンドウフィルム10を使用する環境等に応じて、適宜変更してよい。
図示する例では、既に貼合されたウィンドウフィルム片11aの右端部の色情報は「a=−3.4」、「b=0.6」であり、他のウィンドウフィルム片11a’の左端部の色情報は「a=−3.4」、「b=0.5」であるから、両端部の色差は所定の閾値未満であり、ユーザーは、ウィンドウフィルム片11a’をウィンドウフィルム片11aの横に貼合可能と判断できる。ここでの色情報は、好ましくは、液体が噴霧されてからガラス等の支持基材に貼合されて乾燥した状態となったフィルムの色情報である。
このような第1の方法によれば、ユーザーは、あるウィンドウフィルム片11aの横に他のウィンドウフィルム片11a’を並べて貼り合わせようとするときに、前もってつなぎ目が目立つかどうか容易に判断できる。そのため、ウィンドウフィルムの端材ロスを減らすことができ、大きな窓ガラスに対しても外観を損なうことなくウィンドウフィルムを施工できる。
≪貼り付け方法2≫
また、本実施形態のウィンドウフィルム10を窓ガラスに貼り付ける第2の方法について説明する。
第1の方法は、既に窓ガラスに貼られたウィンドウフィルム片11aの横に、用意された1枚のウィンドウフィルム片11a’を並べて貼り付けるケースであったが、第2の方法は、異なるウィンドウフィルム10から切り取られた複数枚のウィンドウフィルム片11(b、c、d)の中から1枚選択して窓ガラスに並べて貼り付けるケースである。
このケースにおいて、つなぎ合わせの箇所が目立たないようにするためには、なるべく同色の端部を持つウィンドウフィルム10同士が隣り合うように貼り付けられることが望まれる。
図4は、複数枚のウィンドウフィルム(片)を並べて貼り合わせる場合に、多数のウィンドウフィルム(片)から選択して貼り合わせる例を示す図である。図示する例では、選択候補となるウィンドウフィルム(片)として、異なるウィンドウフィルム10からそれぞれ切り取られた3枚のウィンドウフィルム片11(b、c、d)を挙げている。
ユーザーは、巻芯20および収容材30の少なくともいずれかに付与されている(同上)色情報を参照すれば、容易に、ウィンドウフィルム片11aの端部と色が近いウィンドウフィルム片11cを選択できる。たとえば、ユーザーは、隣り合う端部同士の色差ΔEが所定の閾値未満となるウィンドウフィルム片11cを選択すればよい。好ましい色情報は、液体が噴霧されてからガラス等の支持基材に貼合されて乾燥した状態となったフィルムの色情報である。特に、赤外反射フィルムにおいては、液体が噴霧されてからガラス等の支持基材に貼合されて乾燥した状態となったフィルムの色と、液体が噴霧される前(乾燥状態)でガラス等の支持基材に単に静置したフィルムの色とは異なっているため、ユーザーが各ウィンドウフィルムの外観だけで判断した場合は、液体が噴霧されて乾燥した状態となった際に、つなぎ合わせの箇所が目立ってしまうこととなるが、本発明のような色情報が付与されていれば、そのようなことを防止できる。
なお、上記の貼り付け方法1においても同様であるが、色差ΔEを求める作業はユーザーにとって煩雑であるため、色差ΔEを求めずに外観の良否を判定するための早見表40を、収容材30に備え付けておいてもよい(収容材30の内側や外側に表示してもよいし、別紙として同梱してもよい)。
図5は、早見表40の一例を示す図である。図5に示されるとおり、早見表40には、Lの差41、aの差42、bの差43の組み合わせに応じて、建物非居室用途(b納戸、倉庫など)における外観の良否44および建物居室用途(リビング、寝室など)における外観の良否45が示されている。図示する例では、隣り合う端部同士の色について、Lの差41が「±20以内」、aの差42が「±1以内」、かつbの差43が「±1以内」である場合には、建物非居室用途および建物居室用途のいずれでもつなぎ合わせの箇所が目立たないように貼合可能であることが早見表40に示されている(44、45)。また、Lの差41が「±20以内」、aの差42が「±3以内」、かつbの差43が「±3以内」である場合には、少なくとも建物非居室用途ではつなぎ合わせの箇所が目立たないように貼合可能であることが早見表40に示されている(44)。また、それ以外の場合には、つなぎ合わせの箇所が目立ってしまうことが早見表40に示されている。
ユーザーは、上記の早見表40を参照することにより、使用場所や用途に応じて、隣同士に貼り合わせるべきウィンドウフィルム10を適切に選択できるようになる。
≪評価実験≫
次に、複数枚のウィンドウフィルム(片)10を隣り合わせに並べてガラスに貼られたときの外観の良否について評価実験を行ったので説明する。
図6は、実施例1〜3および比較例1〜3に係る評価実験について説明するための図であり、図7は、比較例4に係る評価実験について説明するための図である。また、図8は、実施例1〜3および比較例1〜4に係る評価実験の結果をまとめた図である。
実施例1は、隣り合う端部同士の色差ΔEが「1」のときの評価実験であり、実施例2、3、比較例1、2、3は、それぞれ、隣り合う端部同士の色差ΔEを「1.5」、「1.9」、「2.4」、「2.5」、「3」に変更したときの評価実験である。比較例4は、乾燥していない状態において測色された色情報を参照して選択された複数枚のウィンドウフィルム(片)10が隣り合わせに貼られたときの評価実験である。
<実施例1>
まず、実施例1について説明する。
実施例1では、幅150cmの遮熱用のウィンドウフィルム10aから、ロール端(紙面の左端)を1辺にもつ15cm×6cmの測色用ウィンドウフィルム片12aを切り出した。2mlの中性洗剤を998mlの水に混ぜて作成した0.2%中性洗剤液を15cm×6cmのガラス板に噴霧し、セパレータフィルムを剥がした測色用ウィンドウフィルム片12aを載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。これをガラス板立てに立て、JIS A5759−2008に準じた温室度環境で1週間静置した後、ロール端から5cmの位置のL値を所定の分光測色計(コニカミノルタ製、CM−700d)にて測定し、ウィンドウフィルム10aの色情報を得た。
同様の測色を、複数枚のウィンドウフィルム10(b、c、d、e、f)に対してそれぞれ行い、ウィンドウフィルム10(b、c、d、e、f)ごとに色情報を得た。
そして、実施例1では、色情報が得られた複数枚のウィンドウフィルム10(b、c、d、e、f)のうち、ウィンドウフィルム10aとの色差ΔEが「1」となるウィンドウフィルム10bを選択して、つなぎ目の外観について評価実験を行った(図6)。
具体的には、ウィンドウフィルム10aから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12aと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11aを切り出した。次に、0.2%中性洗剤液を45cm×45cmのガラス板35に噴霧し、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11aを左半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
同様に、ウィンドウフィルム10bから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12bと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11bを切り出した。次に、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11bをなるべくフィルム片11aとの隙間をあけないようにガラス板35の右半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
このようにして、色差ΔEが「1」となる2枚のウィンドウフィルム片(11a、11b)を並べてガラス板35(支持基材)に貼合したサンプル(フィルム貼合材)Aを得た。
そして、サンプルAをガラス板立てに立て、JIS A5759−2008に準じた温湿度環境で1週間静置し、複数人の評価者によりつなぎ目の外観について目視評価した。評価結果については後述する。
<実施例2>
次に、実施例2について説明する。
実施例2は、実施例1と同様に、複数枚のウィンドウフィルム10(a、b、c、d、e、f)に対してそれぞれ測色を行い、ウィンドウフィルム10(a、b、c、d、e、f)ごとに色情報を予め得ておく。
そして、実施例2では、色情報が得られた複数枚のウィンドウフィルム10(b、c、d、e、f)のうち、ウィンドウフィルム10aとの色差ΔEが「1.5」となるウィンドウフィルム10cを選択して、つなぎ目の外観について評価実験を行った(図6)。
具体的には、ウィンドウフィルム10aから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12aと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11aを切り出した。次に、0.2%中性洗剤液を45cm×45cmのガラス板35に噴霧し、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11aを左半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
同様に、ウィンドウフィルム10cから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12cと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11cを切り出した。次に、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11cをなるべくフィルム片11aとの隙間をあけないようにガラス板35の右半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
このようにして、色差ΔEが「1.5」となる2枚のウィンドウフィルム片(11a、11c)を並べてガラス板35(支持基材)に貼合したサンプル(フィルム貼合材)Bを得た。
そして、サンプルBをガラス板立てに立て、JIS A5759−2008に準じた温湿度環境で1週間静置し、複数人の評価者によりつなぎ目の外観について目視評価した。評価結果については後述する。
<実施例3>
次に、実施例3について説明する。
実施例3は、実施例1、2と同様に、複数枚のウィンドウフィルム10(a、b、c、d、e、f)に対してそれぞれ測色を行い、ウィンドウフィルム10(a、b、c、d、e、f)ごとに色情報を予め得ておく。
そして、実施例3では、色情報が得られた複数枚のウィンドウフィルム10(b、c、d、e、f)のうち、ウィンドウフィルム10aとの色差ΔEが「1.9」となるウィンドウフィルム10dを選択して、つなぎ目の外観について評価実験を行った(図6)。
具体的には、ウィンドウフィルム10aから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12aと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11aを切り出した。次に、0.2%中性洗剤液を45cm×45cmのガラス板35に噴霧し、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11aを左半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
同様に、ウィンドウフィルム10dから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12dと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11dを切り出した。次に、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11dをなるべくフィルム片11aとの隙間をあけないようにガラス板35の右半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
このようにして、色差ΔEが「1.9」となる2枚のウィンドウフィルム片(11a、11d)を並べてガラス板35(支持基材)に貼合したサンプル(フィルム貼合材)Cを得た。
そして、サンプルCをガラス板立てに立て、JIS A5759−2008に準じた温湿度環境で1週間静置し、複数人の評価者によりつなぎ目の外観について目視評価した。評価結果については後述する。
<比較例1>
次に、上記の実施例1〜3に対する比較例1について説明する。
比較例1では、ユーザーは、色情報を参照せずに、複数枚のウィンドウフィルム10(b、c、d、e、f)から、直観的にウィンドウフィルム10aに近い色だと思われるウィンドウフィルム10cを選択して、つなぎ目の外観について評価実験を行った(図6)。このときユーザーの主観により選択されたウィンドウフィルム10cと、ウィンドウフィルム10aと、の色差ΔEは「1.9」であったが、これらのフィルムをそれぞれ中性洗剤液が噴霧されたガラス板へ圧着させて乾燥させた後の色差ΔEは「2.4」であった。
具体的には、ウィンドウフィルム10aから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12aと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11aを切り出した。次に、0.2%中性洗剤液を45cm×45cmのガラス板35に噴霧し、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11aを左半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
同様に、ユーザーの主観により選択されたウィンドウフィルム10cから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12cと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11cを切り出した。次に、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11cをなるべくフィルム片11aとの隙間をあけないようにガラス板35の右半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
このようにして、ウィンドウフィルム片11aの横に、ユーザーの主観により選択されたウィンドウフィルム片11cを並べてガラス板35に貼合したサンプルDを得た(ただし、色差ΔEは「2.4」)。
そして、サンプルDをガラス板立てに立て、JIS A5759−2008に準じた温湿度環境で1週間静置し、複数人の評価者によりつなぎ目の外観について目視評価した。評価結果については後述する。
<比較例2>
次に、比較例2について説明する。
比較例2では、比較例1と同様に、ユーザーは、色情報を参照せずに、複数枚のウィンドウフィルム10(b、c、d、e、f)から、直観的にウィンドウフィルム10aに近い色だと思われるウィンドウフィルム10eを選択して、つなぎ目の外観について評価実験を行った(図6)。このときユーザーの主観により選択されたウィンドウフィルム10eと、ウィンドウフィルム10aと、の色差ΔEは「1.7」であったが、これらのフィルムをそれぞれ中性洗剤液が噴霧されたガラス板へ圧着させて乾燥させた後の色差ΔEは「2.5」であった。
具体的には、ウィンドウフィルム10aから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12aと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11aを切り出した。次に、0.2%中性洗剤液を45cm×45cmのガラス板35に噴霧し、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11aを左半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
同様に、ユーザーの主観により選択されたウィンドウフィルム10eから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12eと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11eを切り出した。次に、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11eをなるべくフィルム片11aとの隙間をあけないようにガラス板35の右半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
このようにして、ウィンドウフィルム片11aの横に、ユーザーの主観により選択されたウィンドウフィルム片11eを並べてガラス板35に貼合したサンプルEを得た(ただし、色差ΔEは「2.5」)。
そして、サンプルEをガラス板立てに立て、JIS A5759−2008に準じた温湿度環境で1週間静置し、複数人の評価者によりつなぎ目の外観について目視評価した。評価結果については後述する。
<比較例3>
次に、比較例3について説明する。
比較例3では、比較例1、2と同様に、ユーザーは、色情報を参照せずに、複数枚のウィンドウフィルム10(b、c、d、e、f)から、直観的にウィンドウフィルム10aに近い色だと思われるウィンドウフィルム10fを選択して、つなぎ目の外観について評価実験を行った(図6)。このときユーザーの主観により選択されたウィンドウフィルム10fと、ウィンドウフィルム10aと、の色差ΔEは「1.8」であったが、これらのフィルムをそれぞれ中性洗剤液が噴霧されたガラス板へ圧着させて乾燥させた後の色差ΔEは「3」であった。
具体的には、ウィンドウフィルム10aから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12aと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11aを切り出した。次に、0.2%中性洗剤液を45cm×45cmのガラス板35に噴霧し、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11aを左半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
同様に、ユーザーの主観により選択されたウィンドウフィルム10fから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12fと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11fを切り出した。次に、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11fをなるべくフィルム片11aとの隙間をあけないようにガラス板35の右半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
このようにして、ウィンドウフィルム片11aの横に、ユーザーの主観により選択されたウィンドウフィルム片11fを並べてガラス板35に貼合したサンプルFを得た(ただし、色差ΔEは「3」)。
そして、サンプルFをガラス板立てに立て、JIS A5759−2008に準じた温湿度環境で1週間静置し、複数人の評価者によりつなぎ目の外観について目視評価した。評価結果については後述する。
<比較例4>
次に、比較例4について説明する。
比較例4は、実施例1〜3と同様に、複数枚のウィンドウフィルム10(a、b、c、d、e、f)に対してそれぞれ測色を行い、ウィンドウフィルム10(a、b、c、d、e、f)ごとに色情報を予め得ておく。
ただし、比較例4では、測色用ウィンドウフィルム片12(a、b、c、d、e、f)を中性洗剤液により湿らせた後、乾燥させずに、測色を行った。すなわち、0.2%中性洗剤液が噴霧されたガラス板に、セパレータフィルムを剥がした測色用ウィンドウフィルム片12(a、b、c、d、e、f)を載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた後、未だ乾燥していない状態において、ロール端から5cmの位置のL値を所定の分光測色計にて測定し、ウィンドウフィルム10(a、b、c、d、e、f)の色情報を得た。
そして、比較例4では、色情報が得られた複数枚のウィンドウフィルム10(b、c、d、e、f)のうち、乾燥していない状態において測色されたウィンドウフィルム10aとの色差ΔE’が「1.8」となるウィンドウフィルム10fを選択して、つなぎ目の外観について評価実験を行った(図7)。
具体的には、ウィンドウフィルム10aから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12aと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11aを切り出した。次に、0.2%中性洗剤液を45cm×45cmのガラス板35に噴霧し、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11aを左半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
同様に、ウィンドウフィルム10fから測色のために切り出した測色用ウィンドウフィルム片12fと同一のロール端(紙面の左側)を1辺にもつ20cm×40cmのウィンドウフィルム片11fを切り出した。次に、セパレータフィルムを剥がしたウィンドウフィルム片11fをなるべくフィルム片11aとの隙間をあけないようにガラス板35の右半分に載せ、ゴムスキージでこすり、圧着させた。
このようにして、未乾燥状態において測色された色差ΔE’が「1.8」となる2枚のウィンドウフィルム片(11a、11f)を並べてガラス板35に貼合したサンプルGを得た。
そして、サンプルGをガラス板立てに立て、JIS A5759−2008に準じた温湿度環境で1週間静置し、複数人の評価者によりつなぎ目の外観について目視評価した。評価結果については後述する。
<評価結果>
次に、実施例1〜3、比較例1〜4に係る評価実験の結果について、図8を参照して説明する。なお、図8においては、10人中8人以上の評価者により外観良好と判断されたものを「◎」で表し、5人以上8人未満の評価者により外観良好と判断されたものを「○」で表し、3人以上5人未満の評価者により外観良好と判断されたものを「△」で表し、3人未満の評価者にしか外観良好と判断されなかったものは「×」で表す。
そして、図8に示されるように、実施例1において作成されたサンプルAは、10人中10人によって外観良好と判断された(「◎」で表す)。また、実施例2、3において作成されたサンプルB、Cは、それぞれ、10人中7人によって外観良好と判断された(「○」で表す)。また、比較例1〜4において作成されたサンプルD、E、F、Gは、それぞれ、10人中1人か2人にしか外観良好と判断されなかった(「×」で表す)。なお、今回の評価実験では、10人中3人以上5人未満によって外観良好と判断された(「△」)サンプルはなかった。
上記の比較例1〜3の結果から、ユーザーが色情報を参照せずに主観でウィンドウフィルムを選択した場合には、今回のケース(比較例1、2、3)で示されるように、評価者に外観良好と判断されないウィンドウフィルムを選択していることがわかった。
これに対して、実施例1〜3では、ユーザーが色情報を参照して、色差ΔEが「2」未満となるウィンドウフィルムを選択しているため、高い確率で評価者に外観良好と判断される。
このような結果から、色情報を参照してウィンドウフィルムを選択すれば、色情報を参照せずにウィンドウフィルムを選択しなかったときと比べて、高い確率でつなぎ目が目立たないようにウィンドウフィルムを貼合できる、と言える。
また、上記の実施例1〜3、比較例1、2、3の結果から、複数枚のウィンドウフィルム10をつなぎ合わせて窓ガラスに貼り付ける際には、隣り合う端部同士の色差ΔEを「2」未満(あるいは以下)程度にすれば良好な外観が得られることがわかった。また、比較例4のように、乾燥していない状態において測色された測色値を用いて判断すると、乾燥後に色合いが変化して、つなぎ目が目立つようになる場合もある。そのため、巻芯20に付与する色情報は、ウィンドウフィルム10が十分に乾燥した状態で測色すべきこともわかった。
また、以上のような結果を考慮して、上述した早見表40に、色差ΔEが「±2以内」であれば、つなぎ合わせの箇所が目立たないように貼合可能であることを示しておいてもよい。
もちろん、上記の具体的な数値(たとえば、色差ΔEの閾値が「2」であること、等)は一例にすぎず、ウィンドウフィルム10を使用する環境等に応じて、ユーザーや製造会社が適宜変更してよいことは言うまでもない。
≪製造方法≫
次に、ウィンドウフィルム10の製造方法について説明する。
たとえば、以下の手順(A)〜(N)によりウィンドウフィルム10は製造可能である。
(A)ユーザーは、ウィンドウフィルム10の製造に適切な材料を押出機へ供給する。複数の層構造からなるウィンドウフィルム10を製造する場合には、層ごとに異なる押出機を用意しておき、各層の製造に適切な材料をそれぞれ異なる押出機に供給する。
(B)押出機は、供給された材料を、所定の温度(たとえば、融解温度、ガラス転移温度)を超えて加熱して、定量的に多層供給ブロックへ供給する。
(C)多層供給ブロックは、各押出機から供給された材料の流れを分割、方向変換等して、表皮層供給ブロックへ供給する。多層供給ブロックについては、たとえば、米国特許第3,773,882号等に記載されている。
(D)このとき、ユーザーは、ウィンドウフィルム10の表皮用の材料(たとえば、セパレータフィルム用の樹脂)を表皮層供給ブロックへ供給する。
(E)表皮層供給ブロックは、供給された表皮用の材料を加熱して、多層供給ブロックから供給された材料の流れの上面側または下面側を通して、フィルム押出しダイに供給する。
(F)フィルム押出しダイは、複数層用および表皮用の材料が供給されると、供給された材料を幅方向に広げ、溶融状態のシート(溶融シート)として押し出す。なお、フィルム押出しダイは、リップの開度によって溶融シートの厚みを調整できる。
(G)冷却ロール(流延ホイール)は、フィルム押出しダイから押し出された溶融シートを冷却し、溶融シートを固化させる。
(H)縦(長手)方向延伸機は、冷却ロールで固化されて形成されたフィルム素材を、縦L方向に延伸する。たとえば、縦方向延伸機は、フィルムをガラス転移温度以上の温度まで予熱して、回転速度の異なる複数のロールを用いて縦L方向に延伸する。
(I)幅方向延伸機(テンター)は、縦L方向に延伸されたフィルムを、幅W方向に延伸可能な温度まで予熱し、両端をクリップにより把持して幅W方向に延伸する。
(J)トリミングロールは、縦L方向および幅W方向に延伸されたフィルムの端部分をトリミングしてからコロナ処理を行う。
(K)巻取装置は、トリミングロールから供給されたフィルムをウィンドウフィルム10として所定長に巻き取る。
(L)測色装置は、上述した測色方法によってウィンドウフィルム10の幅方向両端部の色を測色する。測色は、ユーザーが上述の測色装置を用いて手作業によって測定してもよいし、ラインセンサー等を用いて自動的に測定するようにしてもよい。
(M)巻芯製造器は、巻芯20(収容材30も含む)を製造し、測色装置によって測定されたウィンドウフィルム10の幅方向両端部の測色値を、巻芯20に付与(印字等)する。ただし、巻芯製造器は、ウィンドウフィルム10の幅方向両端部の測色値を、対応する巻芯20の端部にそれぞれ付与する。
(N)巻回装置は、巻芯20にウィンドウフィルム10に巻回して、フィルムロール25を形成する。
≪検索装置1≫
次に、隣同士に貼り合わせたときにつなぎ目が目立たないウィンドウフィルム10を検索可能な検索装置1について説明する。
図9は、検索装置1のハードウェア構成例を示す図である。図10は、検索装置1の機能構成例を示す図である。図11は、各種ウィンドウフィルムの両端部が持つ色情報がデータベース化された色情報データ80の概略データ構造例を示す図である。
以下、図9〜図11を参照して、検索装置1の概略構成について説明する。
検索装置1は、隣同士に貼り合わせたときにつなぎ目が目立たないウィンドウフィルム10を検索するための端末であり、一般的なコンピューター装置である。たとえば、検索装置1には、デスクトップ型のPC(パーソナルコンピューター)が用いられてもよいし、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、等の携帯端末が用いられてもよい。
検索装置1は、図9に示されるとおり、制御装置51と、表示装置52と、入力装置53と、測色装置54と、を有する。
制御装置51は、検索装置1の筐体内部に設けられ、検索装置1全体を制御する。たとえば、制御装置51は、図9に示されるとおり、CPU(Central Processing Unit)61と、メモリー62と、ストレージ63と、通信インターフェース(I/F)64と、を有し、これらは信号をやり取りするためのバス65を介して相互に接続されている。
CPU61は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマルチコアのプロセッサ等から構成される制御回路であり、検索装置1の各機能は、それに対応するプログラムをCPU61が実行することにより発揮される。
メモリー62は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速アクセス可能な主記憶装置である。メモリー62には、たとえば、DRAM(Dymamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous Dymamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等が採用される。
ストレージ63は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する大容量の補助記憶装置である。ストレージ63には、たとえば、フラッシュメモリー、ソリッドステートドライブ、ハードディスク等が採用される。
通信I/F64は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のコンピューターネットワークを介して外部機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等の規格が用いられる。また、BrueTooth、赤外線通信、USB通信のためのインターフェースが設けられてもよい。
表示装置52は、検索装置1を操作するために必要な各種画面などを表示する。表示装置52には、たとえば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)等が採用される。
入力装置53は、ユーザーからの各種入力を受け付ける。入力装置53には、たとえば、キーボードやマウス等が採用される。
測色装置54は、ウィンドウフィルム10の端部が持つ色を測色し、その測色結果(たとえば、L値)を取得する。なお、図示していないが、測色装置54と制御装置51は、一般的な接続インターフェースを介して接続されているものとする。
以上のようなハードウェア構成からなる検索装置1の制御装置51は、機能構成として、図10に示されるとおり、OS(オペレーティングシステム)部71と、記憶部72と、入力受付部73と、フィルム検索部74と、表示制御部75と、を有する。
たとえば、OS部71は、検索装置1のシステム管理と、基本的なユーザー操作環境を提供する、いわゆるコンピューターの基本ソフトウェアである。
記憶部72は、各種ウィンドウフィルムの両端部が持つ色情報を含む色情報データ80などを記憶する。
色情報データ80は、図11に示されるとおり、識別情報81と、第1端部の色情報82と、第2端部の色情報83と、が少なくとも対応付けられたレコードを含む。ここで、識別情報81は、ウィンドウフィルム10を識別するためのデータであり、たとえば、商品名、型番等を表す文字列である。第1端部の色情報82は、ウィンドウフィルム10の一方の端部(第1端部)が持つ色を特定可能なデータであり、たとえば、測色値(L値等)である。第2端部の色情報83は、ウィンドウフィルム10の他方の端部(第1端部とは反対側の第2端部)が持つ色を特定可能なデータであり、たとえば、測色値(L値)である。
入力受付部73は、ユーザーからの入力を受け付ける。たとえば、入力受付部73は、キーボードやマウス等の入力装置53に対するユーザーの操作内容を判断して、測色開始の指示やウィンドウフィルム10を検索する指示等を特定する。
フィルム検索部74は、隣同士に貼り合わせたときにつなぎ目が目立たないウィンドウフィルム10を検索する。たとえば、フィルム検索部74は、1つのウィンドウフィルム10を特定する情報が入力されると、そのウィンドウフィルム10と隣り合わせたときに、隣り合う端部同士の色が近い(所定の閾値未満の)ウィンドウフィルム10を色情報データ80から検索する。
表示制御部75は、表示装置52を制御して、検索装置1における各種作業に必要な画面を表示させる。たとえば、表示制御部75は、検索装置1において実行される検索処理のための各種画面を表示装置52に表示させる。
以上のような、OS部71、入力受付部73、フィルム検索部74、および表示制御部75は、CPU61が、ストレージ63にインストールされているOSやプログラムをメモリー62に読み出して実行することにより実現される。また、記憶部72は、ストレージ64等により実現される。
次に、検索装置1の動作について説明する。
≪検索処理≫
図12は、隣同士に貼り合わせたときにつなぎ目が目立たないウィンドウフィルム10を検索する処理(以下では「検索処理」とよぶ)の手順を示すフローチャートである。また、図13(A)〜(D)は、検索処理の進行に従って表示装置52に表示させる画面例を示す図である。
以下、図12、図13を参照して、検索処理の手順を説明する。
たとえば、検索装置1は、入力装置53が操作されて、入力受付部73として機能し、検索処理を開始する指示を受け付けると、図12に示す検索処理を開始する。
検索処理が開始されると、検索装置1は、表示制御部75として機能し、1つのウィンドウフィルム10を特定する情報(たとえば、端部が持つ色情報)の入力方法にかかる選択画面を表示する(ステップS101)。具体的には、検索装置1は、図13(A)に示される画面Aのように、測色を開始するための測色ボタン91と、色情報(たとえば、L値)を手入力するための手入力ボタン92と、を少なくとも含む選択画面を表示装置52に表示させる。
選択画面の表示中において、検索装置1は、入力受付部73として機能し、測色ボタン91を押下する指示がなされたか、手入力ボタン92を押下する指示がなされたか判別する(ステップS102)。
検索装置1は、入力装置53が操作されて、測色ボタン91を押下する指示がなされたと判定した場合には(ステップS102:Yes)、フィルム検索部74として機能し、測色装置54によるウィンドウフィルム10の測色を開始する(ステップS103)。たとえば、測色装置54は、測色対象のウィンドウフィルム10の端部周辺における反射光を受けると色情報(たとえば、L値)に変換し、測色結果として制御装置51へ送信する。
検索装置1は、表示制御部75として機能し、測色装置54からの測色結果を受信して、ウィンドウフィルム10の端部にかかる色情報を表示する(ステップS104)。具体的には、検索装置1は、図13(B)に示される画面Bのように、測色装置54による測色結果(色情報)が少なくとも含む測色結果画面を表示装置52に表示させる。また、測色画面には、測色されたウィンドウフィルム10の隣に貼り合わせてもつなぎ目が目立たないウィンドウフィルム10を検索するための検索ボタン93と、前画面に戻すための戻るボタン94と、がさらに設けられる。
検索装置1は、測色結果画面を表示後、処理をステップS106に進める。
一方、上記のステップS102において、検索装置1は、入力装置53が操作されて、手入力ボタン92を押下する指示がなされたと判定した場合には(ステップS102:No)、フィルム検索部74として機能し、1つのウィンドウフィルム10を特定する情報(たとえば、端部が持つ色情報)の入力画面を表示する(ステップS105)。具体的には、検索装置1は、図13(C)に示される画面Cのように、1つのウィンドウフィルム10を特定する情報(たとえば、端部が持つ色情報)を入力するための入力ボックス95を少なくとも含む入力画面を表示装置52に表示させる。また、入力画面には、入力ボックス95に入力された情報により特定されるウィンドウフィルム10の隣に貼り合わせてもつなぎ目が目立たないウィンドウフィルム10を検索するための検索ボタン96と、前画面に戻すための戻るボタン97と、がさらに設けられる。
検索装置1は、入力画面を表示後、処理をステップS106に進める。
ステップS106では、測色結果画面または入力画面の表示中において、検索装置1は、入力受付部73として機能し、検索ボタン93、96を押下する指示がなされたか、戻るボタン94、97を押下する指示がなされたか判別する(ステップS106)。
検索装置1は、入力装置53が操作されて、戻るボタン94、97を押下する指示がなされたと判定した場合には(ステップS106:No)、処理をステップS101に戻して、表示中の画面の代わりに選択画面を表示し直す。
一方、検索装置1は、入力装置53が操作されて、検索ボタン93、96を押下する指示がなされたと判定した場合には(ステップS106:Yes)、ステップS103の測色結果(色情報)、またはステップS105においてユーザーに手入力された情報(色情報)を、検索のために入力された色情報として決定する(ステップS107)。
次に、検索装置1は、フィルム検索部74として機能し、ステップS107において決定された色情報に基づいて、当該色情報を持つウィンドウフィルム10の隣に貼り合わせてもつなぎ目が目立たないウィンドウフィルム10を検索する(ステップS108)。具体的には、検索装置1は、ステップS107において決定された色情報(たとえば、L値)と色差ΔEが所定の閾値(たとえば「2」)未満となる色情報を、第1端部の色情報82と第2端部の色情報83のいずれかに持つレコードを色情報データ80から検索する。そして、検索装置1は、検索されたレコードに対応付けられている識別情報81によって特定されるウィンドウフィルム10を、隣に貼り合わせるべきウィンドウフィルムとして決定する。なお、色差ΔEが所定の閾値未満となる色情報を持つウィンドウフィルム10が複数枚検索された場合には、その中で色差ΔEが最小となるウィンドウフィルム10を、隣に貼り合わせるべきウィンドウフィルムとして決定する。
そして、検索装置1は、表示制御部75として機能し、ステップS108による検索結果を検索結果画面に表示する(ステップS109)。具体的には、検索装置1は、図13(D)に示される画面Dのように、ステップS108において決定されたウィンドウフィルム10について特定可能な情報(たとえば、商品名、型番等)が少なくとも含まれた検索結果画面を表示装置52に表示させる。また、検索装置1は、ウィンドウフィルム10について特定可能な情報とともに、そのウィンドウフィルム10のどちら側の端をつなぎ目側にすればよいのかを示唆する情報を表示させる。そのため、検索装置1は、ステップS108において検索対象とされた色情報が第1端部の色情報82に含まれていた場合には、ウィンドウフィルムの第1端部側(左側)をつなぎ目側にして貼るべき旨のメッセージを検索結果画面に表示する。また、ステップS108において検索対象とされた色情報が第2端部の色情報83に含まれていた場合には、ウィンドウフィルムの第2端部側(右側)をつなぎ目側にして貼るべき旨のメッセージを検索結果画面に表示する。
以上のような検索結果画面を表示後、検索装置1は、検索処理を終了する。
以上の検索処理が実行されることにより、検索装置1は、隣同士に貼り合わせてもつなぎ目が目立たないウィンドウフィルム10を即座に検索できる。そのため、ユーザーは、検索装置1により検索されたウィンドウフィルム10を参照して、どのウィンドウフィルムを隣り合わせに貼り付ければよいか迷うことなく選択できる。
なお、上記したフローチャートの各処理単位は、検索装置1の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。検索装置1で行われる処理は、さらに多くの処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を実行してもよい。
≪変形例≫
また、上記の実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するものではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
たとえば、上記実施形態では、色情報データ80は、検索装置1内の記憶部72に記憶されている。しかし、本発明は、これに限らず、色情報データ80は外部機器に記憶されていてもよく、この場合、検索装置1は、コンピューターネットワークを介して外部機器にアクセスし、外部機器内の色情報データ80を用いてウィンドウフィルム10を検索すればよい。
また、上記実施形態では、ステップS103の測色結果(色情報)、またはステップS105においてユーザーに手入力された色情報に基づいて、つなぎ目が目立たなくなるウィンドウフィルム10を検索している。しかし、本発明は、これに限定されず、バーコード、2次元コード等の識別子を利用して色情報を特定し、特定した色情報に基づいてウィンドウフィルム10検索するようにしてもよい。この場合には、識別子を読み取り可能な入力装置53として、バーコードリーダー等が用いられる。
また、上記実施形態では、ウィンドウフィルム10の製造工程において、フィルム素材を縦L方向に延伸してから幅W方向に延伸することによってウィンドウフィルム10を形成している。しかし、本発明は、これに限定されず、縦L方向および幅W方向の延伸を同時に行ってもよい。
また、上記のウィンドウフィルム10、巻芯20、収容材(外箱)30、早見表40、および検索装置1の構成は、上記の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的なウィンドウフィルム10、巻芯20、収容材30、早見表40、および検索装置1が持つ構成を排除するものではない。
また、上記した検索装置1の各機能構成は、各機能構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。各機能構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、検索装置1を動作させるプログラムは、USBメモリー、フレキシブルディスク、CD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリー62やストレージ63等に転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、検索装置1の一機能としてその各装置のソフトウェアに組み込んでもよい。
また、上記機能構成の各構成要素の処理は、専用のハードウェア回路によっても実現することもできる。この場合には、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
1 検索装置、
10 ウィンドウフィルム、
20 巻芯、
25 フィルムロール、
30 収容材(外箱)、
35 ガラス窓、
40 早見表、
51 制御装置、
52 表示装置、
53 入力装置、
54 測色装置、
71 OS部、
72 記憶部、
73 入力受付部、
74 フィルム検索部、
75 表示制御部、
80 色情報データ、
91 測色ボタン、
92 手入力ボタン、
93、96 検索ボタン、
94、97 戻るボタン、
95 入力ボックス。

Claims (28)

  1. 所定の幅を有するフィルムと、
    前記フィルムの幅方向両端部それぞれの色情報を提示する提示部材と、を有するフィルムセット。
  2. 前記色情報は、液体が噴霧されてから乾燥した状態となったフィルムについての測色値である請求項1に記載のフィルムセット。
  3. 前記フィルムを巻回する巻芯、前記フィルムを収容する外箱、および、前記外箱に収められた別部材、のうちの少なくとも一つを有し、
    前記提示部材は、前記巻芯、前記外箱、および、前記別部材、のうちの少なくとも一つである請求項1または2に記載のフィルムセット。
  4. 前記提示部材に前記フィルムを巻回する巻芯が含まれる場合において、
    前記フィルムの幅方向両端部の前記色情報は、対応する前記巻芯の端部にそれぞれ付与される請求項3に記載のフィルムセット。
  5. 前記提示部材に前記フィルムを巻回する巻芯が含まれる場合において、
    前記巻芯は、筒状に形成されており、
    前記色情報は、前記巻芯の筒状の内周面に付与されている請求項3または4に記載のフィルムセット。
  6. 前記色情報は、前記フィルムの端部から、前記フィルムの幅の10%分に相当する長さの範囲内の測色値である請求項1〜5のいずれか一項に記載のフィルムセット。
  7. 前記色情報は、前記フィルムの端部から、前記フィルムの幅方向に複数点測色した測色値である請求項1〜6のいずれか一項に記載のフィルムセット。
  8. 前記色情報は、Lab色空間の成分値である請求項1〜7のいずれか1項に記載のフィルムセット。
  9. 他のフィルムと隣り合わせに貼合したときの色差による外観の良否を判定するための早見表を、さらに有する請求項1〜8のいずれか1項に記載のフィルムセット。
  10. 前記フィルムは、ウィンドウフィルムである請求項1〜9のいずれか1項に記載のフィルムセット。
  11. 前記フィルムは、赤外反射フィルムである請求項1〜10のいずれか1項に記載のフィルムセット。
  12. 所定の幅を有するフィルムについて測色する測色ステップと、
    前記測色ステップにより側色された前記フィルムの幅方向両端部それぞれの測色値を、所定の提示部材に付与する付与ステップと、
    を有するフィルムセット製造方法。
  13. 前記付与ステップは、液体が噴霧されてから乾燥した状態となったフィルムについての測色値を付与する請求項12に記載のフィルムセット製造方法。
  14. 前記提示部材には、前記フィルムを巻回する巻芯が含まれており、
    前記フィルムを前記巻芯に巻回する巻回ステップをさらに有する請求項12または13に記載のフィルムセット製造方法。
  15. 前記付与ステップは、前記フィルムの幅方向両端部の前記測色値を、対応する前記巻芯の端部にそれぞれ付与する請求項14に記載のフィルムセット製造方法。
  16. 所定の幅を有する複数のフィルムと、
    前記複数のフィルムのうち、所定の提示部材に付与された前記フィルムの幅方向両端部の色情報に基づいて隣り合う端部同士の色差が所定の閾値未満となるように選択されたフィルムが貼合された支持基材と、を有するフィルム貼合材。
  17. 前記色情報は、液体が噴霧されてから乾燥した状態となったフィルムについての測色値である請求項16に記載のフィルム貼合材。
  18. 前記提示部材には、前記フィルムごとに巻回する巻芯が含まれている請求項16または17に記載のフィルム貼合材。
  19. 前記フィルムの幅方向両端部の前記色情報は、対応する前記巻芯の端部にそれぞれ付与される請求項18に記載のフィルム貼合材。
  20. 所定の幅を有するフィルムごとに、幅方向両端部の色情報と、前記フィルムを識別可能な識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記識別情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    入力された前記識別情報により特定されるフィルムと隣り合う位置に貼合したときに、隣り合う端部同士の色差が所定の閾値未満となるフィルムを、前記記憶部に記憶された色情報を用いて検索する検索部と、
    前記検索部により検索されたフィルムの識別情報を表示する表示部と、を有する情報処理装置。
  21. 前記色情報は、液体が噴霧されてから乾燥した状態となったフィルムについての測色値である請求項20に記載の情報処理装置。
  22. 前記フィルムは、巻芯に巻回されており、
    前記フィルムの幅方向両端部の前記色情報は、対応する前記巻芯の端部にそれぞれ付与される請求項20または21に記載の情報処理装置。
  23. 所定の幅を有するフィルムごとに、幅方向両端部の色情報と、前記フィルムを識別可能な識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記色情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    入力された前記色情報により特定される色を幅方向端部に持つフィルムと隣り合う位置に貼合したときに、隣り合う端部同士の色差が所定の閾値未満となるフィルムを、前記記憶部に記憶された色情報を用いて検索する検索部と、
    前記検索部により検索されたフィルムの識別情報を表示する表示部と、を有する情報処理装置。
  24. 前記表示部は、前記検索部により検索されたフィルムの識別番号とともに、前記フィルムのどちら側の端部を隣り合わせればよいかを示す情報を表示する、請求項23に記載の情報処理装置。
  25. 前記色情報は、液体が噴霧されてから乾燥した状態となったフィルムについての測色値である請求項23または24に記載の情報処理装置。
  26. 前記フィルムは、巻芯に巻回されており、
    前記フィルムの幅方向両端部の前記色情報は、対応する前記巻芯の端部にそれぞれ付与される請求項23〜25のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  27. 所定の提示部材に所定の幅を有するフィルムの幅方向両端部それぞれの色情報が付与されている複数のフィルムセットから、他のフィルムと並べて貼合するときに隣り合う端部同士の色差が所定の閾値未満となるフィルムを、前記色情報を参照して選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された前記フィルムを、前記他のフィルムと並べて貼合する貼合ステップと、を有するフィルム貼合方法。
  28. 前記提示部材には、前記フィルムを巻回する巻芯が含まれている請求項27に記載のフィルム貼合方法。
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