JP2014179819A - 動作制御システム、情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム - Google Patents

動作制御システム、情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の手を煩わせることなく対象装置の動作状態を容易に制御する技術を提供する。
【解決手段】本発明の一側面に係る動作制御システムは、利用者に所持される無線通信装置と、前記無線通信装置から送信される情報を受信する受信装置と、制御対象となる対象装置を制御する情報処理装置であって、前記無線通信装置から送信される情報を前記受信装置が受信できたか否かを判定することで、前記無線通信装置の通信状態を特定し、特定した当該通信状態に応じて、当該対象装置の動作状態を制御する情報処理装置と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、動作制御システム、情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラムに関する。
焦電センサを用いて、検出領域内に人体が留まって静止しているのか、又は、検出領域外に人体が出ていったのかを区別して推定し、検出領域のうちから外へ人体が出たと推定された場合に、映像表示装置の電源をオフにする技術がある(特許文献1)。
入室用認証装置又は退室用認証装置から認証に必要な情報を取得し、認証に必要な情報に基づいて管理エリアの在室状態を管理し、管理エリアに利用者が存在する状態から存在しない状態に移行すると、退室用認証装置を全てのデバイスに電源供給する通常状態から再起動のために必要なデバイスを除く一部のデバイスに対する電源供給を停止させるスリープ状態に移行させる技術がある(特許文献2)。
特開2007−315965号公報 特開2010−257313号公報
近年、様々な場面で多様な装置が用いられている。そして、当該装置の利用者は、様々な理由で、対象の装置の動作状態を手動で操作することが求められる。例えば、病院では、荷重センサ、体動式ワイヤ、赤外線センサ等の器具を用いて、入院患者の起き上がり、端座位、離床等の行動を検出する見守りシステムが導入されている。看護師、介護士等の利用者は、病室又は居室内で作業を行う等の理由から、当該見守りシステムに係る機能を停止し、作業が終了した後に、当該見守りシステムの停止した機能を再起動する。このように装置の動作状態を人手で操作する場合、起動忘れ等の人的なミスが生じてしまう可能性がある。
本発明は、一側面では、このような点を考慮してなされたものであり、利用者の手を煩わせることなく対象装置の動作状態を容易に制御する技術を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係る動作制御システムは、利用者に所持される無線通信装置と、前記無線通信装置から送信される情報を受信する受信装置と、制御対象となる対象装置を制御する情報処理装置であって、前記無線通信装置から送信される情報を前記受信装置が受信できたか否かを判定することで、前記無線通信装置の通信状態を特定し、特定した当該通信状態に応じて、当該対象装置の動作状態を制御する情報処理装置と、を備える。
ここで、対象装置は、当該情報処理装置に動作状態を制御される装置であり、当該情報処理装置自身でもよいし、当該情報処理装置以外の装置であってもよい。
また、情報処理装置は、動作状態の制御として、対象装置において実行される機能の起動及び停止を制御してもよいし、対象装置の電源状態を制御してもよい。動作状態の制御態様は、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。
また、無線通信装置の通信状態と制御される動作状態との関係は、実施の形態に応じて、適宜設定されてよい。例えば、上記情報処理装置は、無線通信装置が受信装置と通信できている間は、対象装置で実行される機能を停止させてもよく、無線通信装置が受信装置と通信できない間は、対象装置で実行される機能を起動させてもよい。
上記構成によれば、利用者に所持される無線通信装置から送信される情報を受信装置が受信できたか否かを判定することで、当該無線通信装置の通信状態が特定される。そして、当該無線通信装置の通信状態に応じて、対象装置の動作状態が制御される。
したがって、上記構成によれば、利用者に所持される無線通信装置と受信装置との通信状態に応じて対象装置の動作状態を制御することが可能になるため、利用者の手を煩わせることなく対象装置の動作状態を容易に制御することが可能になる。そして、起動忘れ等の人的なミスを防ぐことが可能になる。
また、上記一側面に係る動作制御システムの別の形態として、上記情報処理装置は、上記動作状態の制御として、当該情報処理装置において実行される機能の起動及び停止を制御してもよい。当該構成によれば、利用者に所持される無線通信装置の通信状態に応じて、上記情報処理装置において実行される機能の起動及び停止を制御することが可能になる。
また、上記一側面に係る動作制御システムの別の形態として、上記無線通信装置から送信される情報には、上記利用者を識別するための識別情報が含まれてもよい。そして、上記情報処理装置は、上記無線通信装置から送信される情報を上記受信装置が受信できたか否かを判定する際に、受信できた情報に含まれる当該識別情報を参照することで、所定の利用者に所持される上記無線通信装置の通信状態を特定し、当該所定の利用者に所持される無線通信装置について特定した当該通信状態に応じて、上記対象装置の動作状態を制御してもよい。当該構成によれば、無線通信装置の利用者を識別して対象装置の動作状態が制御されるため、対象装置の動作状態を制御する利用者を制限することが可能になる。
また、上記一側面に係る動作制御システムの別の形態として、上記無線通信装置から送信される情報には、上記利用者を識別するための識別情報が含まれてもよい。そして、上記情報処理装置は、上記無線通信装置から送信される情報を上記受信装置が受信できたか否かを判定する際に、受信できた情報に含まれる当該識別情報を参照することで、所定の利用者に所持される上記無線通信装置の通信状態を特定し、当該所定の利用者に所持される無線通信装置について特定した当該通信状態に応じて、当該情報処理装置に対する操作を受け付けるか否かを決定してもよい。当該構成によれば、所定の利用者に所持される無線通信装置について特定した通信状態に応じて、上記情報処理装置に対する操作を受け付ける否かが決定されるため、上記情報処理装置を操作できる利用者を制限することが可能になる。
また、上記一側面に係る動作制御システムの別の形態として、上記無線通信装置から送信される情報には、上記利用者を識別するための識別情報が含まれてもよい。そして、上記情報処理装置は、上記無線通信装置から送信される情報を上記受信装置が受信できたか否かを判定する際に、受信できた情報に含まれる当該識別情報を参照することで、上記無線通信装置の利用者を識別し、識別した当該利用者に所持される無線通信装置について特定した通信状態に関する履歴を記録してもよい。当該構成によれば、対象装置の動作状態を制御する判断基準となる上記無線通信装置の通信状態に関する履歴を利用者毎に記録することが可能になる。
ここで、無線通信装置の通信状態は、当該無線通信装置から送信された情報を受信装置が受信できたか否かを示す。無線通信装置から送信される情報を受信装置が受信できるか否かは、基本的には、無線通信装置と受信装置との間の距離で定まる。つまり、当該無線通信装置を所持する利用者は、当該無線通信装置から送信された情報を受信装置が受信できる場合、当該無線通信装置と当該受信装置とが通信可能なエリアに存在し、当該無線通信装置から送信された情報を受信装置が受信できない場合は、当該無線通信装置と当該受信装置とが通信可能なエリアに存在しないことになる。
従って、上記構成によれば、上記無線通信装置の通信状態に関する履歴を利用者毎に記録することで、当該通信状態に基づいた動作制御に関する履歴と共に、通信可能エリアに存在するか否かに関する履歴を利用者毎に記録することが可能になる。
また、上記一側面に係る動作制御システムの別の形態として、上記無線通信装置と上記受信装置とが通信可能な領域は利用者が作業を行う作業領域を含まれるように設定されてよい。そして、上記情報処理装置は、当該利用者が当該作業領域に存在する間、当該利用者の所持する無線通信装置が受信装置と通信可能な状態であることに応じて、上記対象装置の動作状態を第1の動作状態で維持してもよく、当該利用者が当該作業領域から離れ、当該利用者の所持する無線通信装置が上記受信装置と通信不可能な状態になったことに応じて、上記対象装置の動作状態を第2の動作状態にしてもよい。当該構成によれば、利用者の作業領域を基準として、対象装置の動作状態を制御することが可能になる。
なお、上記一側面に係る動作制御システムの別の態様として、以上の各構成を実現する情報処理装置であってもよいし、情報処理方法であってもよいし、プログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータその他装置、機械等が読み取り可能な記憶媒体であってもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的、又は、化学的作用によって蓄積する媒体である。
例えば、本発明の一側面に係る情報処理装置は、利用者に所持される無線通信装置から送信される情報を受信装置によって受信できたか否かを判定することで、前記無線通信装置の通信状態を特定する通信状態特定部と、前記無線通信装置について特定した前記通信状態に応じて、制御対象となる対象装置の動作状態を制御する動作制御部と、を備える。
また、例えば、本発明の一側面に係る情報処理方法は、コンピュータが、利用者に所持される無線通信装置から送信される情報を受信装置によって受信できたか否かを判定することで、前記無線通信装置の通信状態を特定するステップと、前記無線通信装置について特定した前記通信状態に応じて、制御対象となる対象装置の動作状態を制御するステップと、を実行する情報処理方法である。
また、例えば、本発明の一側面に係るプログラムは、コンピュータに、利用者に所持される無線通信装置から送信される情報を受信装置によって受信できたか否かを判定することで、前記無線通信装置の通信状態を特定するステップと、前記無線通信装置について特定した前記通信状態に応じて、制御対象となる対象装置の動作状態を制御するステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、利用者の手を煩わせることなく制御対象となる対象装置の動作状態を容易に制御する技術を提供することが可能になる。
図1Aは、実施の形態に係る動作制御システムの利用状態を例示する。 図1Bは、実施の形態に係る動作制御システムの利用状態を例示する。 図2は、実施の形態に係る動作制御システムのハードウェア構成を例示する。 図3は、実施の形態に係る情報処理装置の機能構成を例示する。 図4は、実施の形態に係る情報処理装置の処理手順を例示する。 図5は、実施の形態に係る動作制御システムの他の利用状態を例示する。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
なお、本実施形態において登場するデータを自然言語により説明しているが、より具体的には、コンピュータが認識可能な疑似言語、コマンド、パラメタ、マシン語等で指定される。
§1 適用場面例
図1A及び1Bは、本発明の適用場面を例示する。本実施形態では、利用者は、無線通信装置1を所持している。受信装置2は、利用者に所持される無線通信装置1から送信される情報を受信する。そして、情報処理装置3は、無線通信装置1から送信される情報を受信装置2が受信できたか否かを判定することで、無線通信装置1の通信状態を特定し、特定した通信状態に応じて、制御対象となる対象装置の動作状態を制御する。
なお、動作状態が制御される対象装置は、情報処理装置3であってもよいし、情報処理装置3以外の装置であってもよい。また、動作状態の制御態様は、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。例えば、情報処理装置3は、動作状態の制御として、対象装置において実行される機能の起動及び停止を制御してもよいし、対象装置の電源状態を制御してもよい。本実施形態では、情報処理装置3は、動作状態の制御として、情報処理装置3において実行される機能の起動及び停止を制御する。
図1Aは、無線通信装置1と受信装置2とが通信可能なエリア(図中の「通信可能エリア」)に利用者が侵入することで、無線通信装置1が受信装置2と通信できるようになった場面を例示する。この場合、本実施形態に係る情報処理装置3は、無線通信装置1が受信装置2と通信できることを示す通信状態に応じて、制御対象の機能を停止させる。
一方、図1Bは、通信可能エリアから利用者が離れることで、無線通信装置1が受信装置2と通信できなくなった場面を例示する。この場合、本実施形態に係る情報処理装置3は、無線通信装置1が受信装置2と通信できないことを示す通信状態に応じて、制御対象の機能を起動させる。
すなわち、本実施形態では、利用者は、無線通信装置1を所持したまま通信可能エリアに侵入することで、情報処理装置3の制御対象の機能を停止させることができる。また、利用者は、無線通信装置1を所持したまま通信可能エリアから離れることで、当該制御対象の機能を起動させることができる。
なお、通信状態と制御内容との対応関係は、このような例に限定されず、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。例えば、情報処理装置3は、無線通信装置1が受信装置2と通信できることを示す通信状態に応じて、制御対象の機能を起動し、無線通信装置1が受信装置2と通信できないことを示す通信状態に応じて、制御対象の機能を停止させてもよい。
また、制御対象の機能は、特に限定されず、情報処理装置3が備える機能の中から適宜選択されてよい。例えば、医療施設又は介護施設において利用される上述の見守りシステムとしての機能を情報処理装置3が有する場合、当該見守りシステムに係る機能が制御対象の機能として選択されてもよい。これにより、看護師、介護士等の利用者は、手を煩わされず、当該見守りシステムに係る機能を起動及び停止することが可能になる。そして、当該機能の起動忘れ等の人的ミスを防止することが可能になる。
また、動作状態の制御に関与する通信可能エリアの範囲は、適宜、制御されてよい。例えば、無線通信装置1に金属材料をシールすることで電波強度を弱め、無線通信装置1と受信装置2との通信可能な距離を狭めることができる。ここで、金属材料は、無線通信装置1の通信可能な距離を狭める材料であればよい。当該金属材料の一例として、アルミ箔を挙げることができる。この場合、無線通信装置1の表面をアルミ箔で覆う割合を調節することで、無線通信装置1と受信装置2との通信可能な距離を調節することが可能になる。
本実施形態に係る情報処理装置3は、このように動作することで、利用者の手を煩わせることなく、対象装置の動作状態を容易に制御すること可能にする。
§2 構成例
<ハードウェア構成例>
図2は、動作制御システム9に含まれる無線通信装置1、受信装置2、及び、情報処理装置3のハードウェア構成を例示する。
(無線通信装置)
無線通信装置1は、電圧リミット回路11、整流回路12、復調回路13、変調回路14、制御回路15、メモリ回路16、及び、アンテナ17を備える。無線通信装置1の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び、追加が可能である。
電圧リミット回路11は、アンテナ17への過大な入力から内部回路を保護するための回路である。整流回路12は、アンテナ17に入力した交流を直流に変換し、内部の回路に電源を供給する。復調回路13は、アンテナ17に入力した交流の信号を復調して、復調した信号を制御回路15に送信する。一方、変調回路14は、制御回路15からの信号を変調し、アンテナ17を介して、受信装置2へ情報を送信する。
制御回路15は、無線通信装置1の動作を制御するための回路であり、入力された信号に応じて各種演算処理を行う。制御回路15は、消費電力を抑える目的で必要最小限の論理回路で構築されてもよいし、CPU(Central Processing Unit)のような大規模回路で構築されてもよい。
メモリ回路16は、情報を記録するための回路である。後述する通り、本実施形態では、無線通信装置1として、RFタグを想定している。そのため、メモリ回路16のメモリ領域には、タグの固有IDを記憶し、読み出しのみを受け付ける領域が含まれてもよい。なおメモリ回路16として、例えば、EPROM(Electrically Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、FeRAM(Ferro electric Random Access Memory)、及び、SRAM(Static Random Access Memory)等が用いることができる。
なお、本実施形態では、無線通信装置1から送信される情報には、当該無線通信装置1を所持する利用者を識別するための識別情報が含まれてもよい。この場合、メモリ回路16には当該識別情報が書き込まれており、制御回路15は、適宜、変調回路14を制御して、当該識別情報を受信装置2に送信する。ここで、識別情報は、利用者を識別できる情報であれば、いかなる内容でよい。例えば、無線通信装置1に固有で割り与えられている固有IDが識別情報として用いられてもよい。
また、本実施形態では、無線通信装置1として、RFID(Radio Frequency IDentification)におけるRFタグのうち、パッシブタグの利用を想定している。しかしながら、無線通信装置1は、無線通信により情報を送信できる装置であればよく、RFタグ以外の装置が用いられてもよい。例えば、携帯電話、スマートフォン等の無線通信可能なユーザ端末が無線通信装置1として利用されてもよい。また、無線通信装置1として、パッシブタグではなく、アクティブタグが利用されてもよい。
更に、無線通信装置1の通信規格は、実施形態に応じて、適宜、決定されてよい。無線通信装置1の通信規格として、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)等の通信規格が利用されてよい。ただし、本実施形態に係る動作制御システム9を医療現場で用いる場合、ペースメーカ等の医療機器に影響のない通信規格が利用される方が好ましい。
また、無線通信装置1を利用者が所持する態様も、実施の形態に応じて、適宜、決定されてよい。本実施形態では、図1A及び1Bで例示されるように、無線通信装置1(RFタグ)は、利用者の胸元付近に装着される名札に取り付けられている。ここで、無線通信装置1は、基本的には、利用者に常時所持されることが想定されている。そのため、無線通信装置1は、利用者の活動を制限しない程度に小型で軽量である方が好ましい。また、小型で軽量である方が、無線通信装置1を利用者に所持させやすく、かつ、無線通信装置1を所持していることを利用者に意識させにくくすることができる。
(受信装置)
受信装置2は、発振回路21、制御回路22、変調回路23、送信回路24、受信回路25、復調回路26、及び、アンテナ27を備える。受信装置2の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び、追加が可能である。
発振回路21は、無線通信装置1との交信に用いる搬送波を作り出す。制御回路22は、情報処理装置3との通信制御、無線通信装置1との交信制御等、受信装置2の制御を行う。
変調回路23は、制御回路22からの信号を、発振回路21で生成された搬送波に重畳して変調し、送信回路24に送信する。そして、送信回路24は、変調回路23から送られてくる搬送波に重畳された信号を、アンテナ27を介して無線通信装置1に送信する。一方、受信回路25は、アンテナ27を経由して入ってくる無線通信装置1からの搬送波を受信する。そして、復調回路26は、受信回路25が受信した搬送波に重畳された信号を復調して、復調した信号を制御回路22に送信する。
なお、本実施形態では、受信装置2として、RFIDにおけるリーダ・ライタの利用を想定している。しかしながら、受信装置2は、無線通信装置1から無線送信される情報を受信できれば、当該リーダ・ライタ以外の装置であってもよい。
(情報処理装置3)
情報処理装置3は、CPU、RAM(Random Access Memory)、及び、ROM(Read Only Memory)等を含む制御部31、制御部31で実行するプログラム5等を記憶する記憶部32、ネットワークを介して通信を行うための通信インタフェース33、記憶媒体6に記憶されたプログラムを読み込むためのドライブ34、及び、外部装置と接続するための外部インタフェース35が電気的に接続されたコンピュータである。
情報処理装置3の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び、追加が可能である。例えば、制御部31は、複数のプロセッサを含んでもよい。また、情報処理装置3は、ディスプレイ等の出力装置、及び、マウス、キーボード等の入力を行うための入力装置を備えてもよい。なお、図2では、通信インタフェース及び外部インタフェースは、それぞれ、「通信I/F」及び「外部I/F」と記載される。
なお、本実施形態では、情報処理装置3は、受信装置2を制御できるように、当該外部インタフェース35を介して、受信装置2と接続されている。ここで、情報処理装置3は、複数の外部インタフェース35を備え、複数の外部装置と接続されてもよい。例えば、情報処理装置3は、当該外部インタフェース35を介して、当該受信装置2の他、動作状態を制御する対象装置と接続されてよい。すなわち、情報処理装置3は、本実施形態のように情報処理装置3の動作状態を制御するのではなく、外部インタフェース35に接続された他の装置の動作状態を制御してもよい。
また、プログラム5は、情報処理装置3に後述する動作に含まれるステップを実行させるプログラムであり、本発明の「プログラム」に相当する。また、プログラム5は記憶媒体6に記録されていてもよい。記憶媒体6は、コンピュータその他装置、機械等が記録されたプログラム等の情報を読み取り可能なように、当該プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的、又は、化学的作用によって蓄積する媒体である。記憶媒体6は、本発明の「記憶媒体」に相当する。なお、図2は、記憶媒体6の一例として、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)等のディスク型の記憶媒体を例示している。しかしながら、記憶媒体6の種類は、ディスク型に限定される訳ではなく、ディスク型以外であってもよい。ディスク型以外の記憶媒体として、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリを挙げることができる。
なお、情報処理装置3として、例えば、提供されるサービス専用に設計された装置の他、PC(Personal Computer)、タブレット端末等の汎用の装置が用いられてよい。
<機能構成例>
図3は、本実施形態に係る情報処理装置3の機能構成を例示する。本実施形態に係る情報処理装置3が備えるCPUは、記憶部32に記憶されたプログラム5をRAMに展開する。そして、CPUは、RAMに展開されたプログラム5を解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これにより、本実施形態に係る情報処理装置3は、通信状態特定部61及び動作制御部62を備えるコンピュータとして機能する。なお、本実施形態では、これらの機能がいずれも汎用のCPUによって実現される例を説明している。しかしながら、これらの機能の一部又は全部が、1又は複数の専用のプロセッサにより実現されてもよい。
通信状態特定部61は、無線通信装置1から送信される情報を受信装置2によって受信できたか否かを判定することで、当該無線通信装置1の通信状態を特定する。そして、動作制御部62は、当該無線通信装置1について特定した通信状態に応じて、対象装置の動作状態を制御する。なお、本実施形態では、当該動作制御部62により、情報処理装置3で実行される制御対象機能70の起動及び停止が制御される。制御対象機能70は、動作制御部62により、起動及び停止を制御される機能である。制御対象機能70は、特に限定されず、情報処理装置3が備える機能の中から適宜選択されてよい。
なお、無線通信装置1から送信される情報には、利用者を識別するための識別情報が含まれてもよい。この場合に、通信状態特定部61は、無線通信装置1から送信される情報を受信装置2が受信できたか否かを判定する際に、受信できた情報に含まれる当該識別情報を参照することで、所定の利用者に所持される無線通信装置1の通信状態を特定してもよい。そして、動作制御部62は、当該所定の利用者に所持される無線通信装置1について特定した通信状態に応じて、対象装置の動作状態を制御してもよい。
また、無線通信装置1から送信される情報に識別情報が含まれる場合に、本実施形態に係る情報処理装置3は、操作受付部63及び履歴記録部64の少なくともいずれかを更に備えるコンピュータとして機能してもよい。このとき、通信状態特定部61は、無線通信装置1から送信される情報を受信装置2が受信できたか否かを判定する際に、受信できた情報に含まれる当該識別情報を参照することで、無線通信装置1の利用者を識別し、所定の利用者に所持される無線通信装置1の通信状態を特定する。
そして、操作受付部63は、当該所定の利用者に所持される無線通信装置1について特定した通信状態に応じて、情報処理装置3に対する操作を受け付けるか否かを決定する。また、履歴記録部64は、識別した利用者に所持される無線通信装置1について特定した通信状態に関する履歴を記録する。
また、無線通信装置1と受信装置2とが通信可能な領域(通信可能エリア)は、利用者が作業を行う作業領域を含むように設定されてよい。そして、情報処理装置3の動作制御部62は、利用者が作業領域に存在する間、当該利用者の所持する無線通信装置1が受信装置2と通信可能な状態であることに応じて、対象装置の動作状態を第1の動作状態で維持してもよい。また、情報処理装置3の動作制御部62は、作業領域から利用者が離れ、当該利用者の所持する無線通信装置1が受信装置2と通信不可能な状態になったことに応じて、対象装置の動作状態を第2の動作状態にしてもよい。
§3 動作例
図4は、本実施形態に係る情報処理装置3の動作例を示す。なお、以下で説明する動作例の処理手順は一例にすぎず、各処理は、当該各処理の前に実行された処理の結果を用いる等の従属関係がない限り、可能な限り入れ替えられてよい。また、以下で説明する動作例の処理手順について、実施形態に応じて、適宜、処理の省略、置換、及び、追加が可能である。
ステップS101では、制御部31は、通信状態特定部61として機能し、無線通信装置1から送信される情報を受信装置2によって受信できたか否かを判定することで、当該無線通信装置1の通信状態を特定する。
本実施形態では、制御部31は、外部インタフェース35を介して接続されている受信装置2において、無線通信装置1から送信される情報を受信できたか否かを判定する。なお、無線通信装置1から送信される情報の内容は、実施形態に応じて、適宜、設定されてよい。
ステップS102及びS103は、動作制御部62の処理に関する。なお、本実施形態において、図4で例示される動作状態の制御に関する処理(ステップS101〜S103までの処理)は、定期的に繰り返されている。
そこで、ステップS102では、制御部31は、動作制御部62として機能し、ステップS101において定期的に特定される無線通信装置1の通信状態に変更があるか否かを判定する。そして、通信状態に変更がある場合、制御部31は、次のステップS103に処理を進める。他方、通信状態に変更がない場合、制御部31は、当該動作状態の制御に関する処理を終了する。
また、ステップS103では、制御部31は、動作制御部62として機能し、対象装置の動作状態を変更する。本実施形態では、制御部31は、制御対象機能70が起動している場合は、当該起動している制御対象機能70の動作を停止させる。他方、制御部31は、制御対象機能70が停止している場合は、当該停止している制御対象機能70を起動させる。具体的には、制御部31は、以下のとおりに動作する。
(a)通信可能エリア内(図1A)
通信可能エリア外に存在した利用者が、通信可能エリア内に侵入すると仮定する。この場合、無線通信装置1は、通信可能エリア外に利用者が存在した際には通信できなかった受信装置2と通信可能な状態になるため、ステップS101で特定される通信状態は、通信不可能状態から通信可能状態に切り替わる。
このとき、制御部31は、ステップS102において、通信状態に変更があったと判定する。そして、制御部31は、ステップS103において、起動していた制御対象機能70の動作を停止させる。
なお、利用者が通信可能エリア内に存在し続け、ステップS101で特定される通信状態が通信可能状態で維持されている間、制御部31は、ステップS102の処理により、ステップS103の処理をスキップし続ける。すなわち、制御部31は、この間、制御対象機能70の動作状態を変更せず、制御対象機能70が停止した状態を維持し続ける。
(b)通信可能エリア外(図1B)
一方、通信可能エリア内に存在した利用者が、通信可能エリアから離れ、通信可能エリア外に出たと仮定する。この場合、無線通信装置1は、通信可能エリア内に利用者が存在した際には通信できた受信装置2と通信不可能な状態になるため、ステップS101で特定される通信状態は、通信可能状態から通信不可能状態に切り替わる。
このとき、制御部31は、ステップS102において、通信状態に変更があったと判定する。そして、制御部31は、ステップS103において、停止していた制御対象機能70を起動する。
なお、上述と同様に、利用者が通信可能エリア外に存在し続け、ステップS101で特定される通信状態が通信不可能状態で維持されている間、制御部31は、制御対象機能70の動作状態を変更せず、制御対象機能70が起動した状態を維持し続ける。
本実施形態に係る動作制御システム9によれば、利用者に所持される無線通信装置1と受信装置2との間で行われる通信の状態に応じて、対象装置の動作状態(本実施形態では、情報処理装置3で実行される機能の起動及び停止)が制御される。そのため、本実施形態に係る動作制御システム9によれば、利用者の手を煩わせることなく対象装置の動作状態を容易に制御することが可能になる。
§4 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
(動作状態を操作するユーザを制限)
例えば、無線通信装置1から送信される情報には、利用者を識別するための識別情報が含まれてもよい。この場合、制御部31は、ステップS101において、無線通信装置1から送信される情報を受信装置2が受信できたか否かを判定する際に、受信できた情報に含まれる当該識別情報を参照することで利用者を識別して、無線通信装置1の通信状態を特定してもよい。
そして、制御部31は、ステップS102及びS103において、複数の利用者のうち所定の利用者に所持される無線通信装置1の通信状態に応じて、対象装置の動作状態を制御してよい。本実施形態の場合、制御部31は、ステップS102において、所定の利用者に所持される無線通信装置1の通信状態に変更があるか否かを判定する。そして、通信状態に変更がある場合に、制御部31は、ステップS103において、制御対象機能70の動作状態を変更する。
このように動作することで、利用者を識別して、対象装置の動作状態を制御することが可能になる。つまり、複数の利用者が存在する場合に、対象装置の動作状態を変更する利用者を一部の利用者に制限することが可能になる。すなわち、複数の利用者それぞれが所持する無線通信装置1のうち特定の利用者が所持する無線通信装置1に対して、動作状態の制御に関する処理を動作させることが可能になる。
(操作を受け付けるユーザを制限)
また、例えば、制御部31は、ステップS101において利用者を識別して、無線通信装置1の通信状態を特定した後、制御部31は、操作受付部63として機能してもよい。すなわち、制御部31は、複数の利用者のうち所定の利用者に所持される無線通信装置1の通信状態に応じて、情報処理装置3に対する操作を受け付けるか否かを決定してもよい。なお、制御部31が当該処理を実行するタイミングは、特に限定されない。例えば、当該処理は、ステップS102及びS103と並列に処理されてよいし、ステップS102の前後又はステップS103の前後で処理されてもよい。
この場合、例えば、制御部31は、所定の利用者が所持する無線通信装置1の通信状態が通信可能状態であるときに、情報処理装置3に接続されるマウス、キーボード等の入力装置からの入力を受け付けないことを決定してもよい。これにより、所定の利用者による情報処理装置3の操作を防止することが可能になる。すなわち、所定の利用者に対して情報処理装置3の操作を一時的にロックすることが可能になる。ただし、このとき、情報処理装置3を操作する際に当該所定の利用者が存在し得る範囲を通信可能エリアとしてカバーするように受信装置2は配置される。
(履歴を記録)
また、例えば、制御部31は、ステップS101において利用者を識別して、無線通信装置1の通信状態を特定した後、制御部31は、履歴記録部64として機能してもよい。すなわち、制御部31は、識別した利用者に所持される無線通信装置1について特定した通信状態に関する履歴を記憶部32に記録してもよい。すなわち、制御部31は、無線通信装置1の通信状態に関する履歴を利用者毎に記録してもよい。なお、制御部31が当該処理を実行するタイミングは、特に限定されない。例えば、当該処理は、ステップS102及びS103と並列に処理されてよいし、ステップS102の前後又はステップS103の前後で処理されてもよい。
本実施形態では、図1A及び1Bで示されるように、通信可能エリア内に存在する利用者が所持する無線通信装置1の通信状態は通信可能状態になり、通信可能エリア外に存在する利用者が所持する無線通信装置1の通信状態は通信不可能状態になると想定されている。そのため、情報処理装置3(制御部31)は、ステップS101において特定した通信状態から、利用者が通信可能エリア内に存在するか通信可能エリア外に存在するかを判定(推定)することが可能である。従って、本実施形態によれば、無線通信装置1の通信状態に関する履歴を利用者毎に記録することで、通信状態に基づいた動作制御に関する履歴を記録すると共に、通信可能エリアに存在するか否かに関する履歴を利用者毎に記録することが可能である。つまり、所定の部屋の中が通信可能エリアになるように、当該通信可能エリアの範囲を調節することで、当該所定の部屋への入退室管理を、情報処理装置3により行うことが可能になる。
(作業領域について)
ステップS101において制御部31(通信状態特定部61)が通信状態を特定する無線通信装置1と受信装置2との通信可能な領域(通信可能エリア)は、利用者が作業を行う作業領域を含むように設定されてよい。通信可能エリアは、無線通信装置1の電波強度、受信装置2の設置位置等を適宜設定することで、調節することが可能である。また、上述のとおり、金属材料を無線通信装置1にシールすることで、無線通信装置1と受信装置2との通信可能な距離を適宜調節することも可能である。
そして、情報処理装置3の制御部31は、ステップS102において、動作制御部62として機能し、利用者が作業領域に存在する間、当該利用者の所持する無線通信装置1が受信装置2と通信可能な状態であることに応じて、対象装置の動作状態を第1の動作状態で維持してもよい。また、情報処理装置3の制御部31は、ステップS102において、動作制御部62として機能し、作業領域から利用者が離れ、当該利用者の所持する無線通信装置1が受信装置2と通信不可能な状態になったことに応じて、対象装置の動作状態を第2の動作状態にしてもよい。
第1の動作状態及び第2の動作状態は、それぞれ、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。例えば、制御対象機能70の停止した状態が第1の動作状態に選択され、制御対象機能70の起動した状態が第2の動作状態に選択されてよい。この場合、制御部31は、利用者が作業領域に存在する間、制御対象機能70の停止した状態を維持する。そして、制御部31は、作業領域から利用者が離れ、当該利用者の所持する無線通信装置1が受信装置2と通信不可能な状態になったことに応じて、制御対象機能70を起動させる。
ここで、制御対象機能70として上述の見守りシステムとしての機能を有する情報処理装置3が、医療施設の病室又は介護施設の部屋に設置されていると仮定する。この場合に、当該病室又は部屋内が通信可能エリアになるように、当該通信可能エリアが設定されてよい。これにより、看護師、介護士等は、当該病室又は部屋内で作業する際に、無線通信装置1を所持すれば、情報処理装置3を手動で操作することなく、見守りシステムの機能の起動と停止とを制御することが可能になる。
図5は、このような場合における通信可能エリアと作業領域との関係を例示する。一例として、情報処理装置3は、看護師、介護士等が当該病室又は部屋内で作業する際に当該見守りシステムが誤動作しないように、無線通信装置1と受信装置2とが通信可能状態であることに応じて、見守りシステムの機能を停止させて良い。そして、情報処理装置3は、看護師、介護士などが病室又は部屋内で作業を終えて立ち去ることで、無線通信装置1と受信装置2とが通信不可能状態になったことに応じて、見守りシステムの機能を起動させてよい。
なお、図5では、作業領域に略一致するように通信可能エリアの範囲が設定されている。作業領域は、利用者が作業を行う領域であり、具体的に特定されなくてもよい。例えば、作業領域は、通信可能エリアの範囲から、適宜、決定されてよい。
このように情報処理装置3が動作することで、看護師、介護士等の手を煩わせることなく、見守りシステムの機能を起動及び停止させることが可能になるため、起動忘れ等の人的なミスを防ぐことが可能になる。なお、この例では、停止状態が第1の動作状態に相当し、起動状態が第2の動作状態に相当する。
(電源状態の制御について)
また、情報処理装置3は、動作状態の制御として、対象装置の電源状態を制御してもよい。電源状態の一例として、電源オン状態、電源オフ状態、及び、スリープ状態を挙げることができる。電源オン状態は、対象装置が通常に動作する時の電源状態である。電源オフ状態は、対象装置が動作を停止させている時の電源状態である。スリープ状態は、対象装置の動作を一時的に停止させて、節電状態で待機させた時の電源状態である。例えば、情報処理装置3は、外部インタフェース35を介して、電源状態の制御が可能に対象装置と接続している。そして、情報処理装置3(制御部31)は、無線通信装置1と受信装置2との間の通信状態の変化に応じて、電源オン状態、電源オフ状態、及び、スリープ状態のいずれかに対象装置の電源状態を遷移させることで、対象装置の電源状態を制御してもよい。
§5 補足
なお、本実施形態に係る動作制御システム9は様々な場面で利用可能である。例えば、コンピュータで実行されるアプリケーションの起動及び停止に本実施形態に係る動作制御システム9を利用することができる。また、照明器具、テレビ等の電気製品の起動及び停止に本実施形態に係る動作制御システム9を利用することができる。
1…無線通信装置、2…受信装置、3…情報処理装置、
5…プログラム、6…記憶媒体、9…動作制御システム
61…通信状態特定部、62…動作制御部、63…操作受付部、64…履歴記録部

Claims (9)

  1. 利用者に所持される無線通信装置と、
    前記無線通信装置から送信される情報を受信する受信装置と、
    制御対象となる対象装置を制御する情報処理装置であって、前記無線通信装置から送信される情報を前記受信装置が受信できたか否かを判定することで、前記無線通信装置の通信状態を特定し、特定した当該通信状態に応じて、当該対象装置の動作状態を制御する情報処理装置と、
    を備える、
    動作制御システム。
  2. 前記情報処理装置は、前記動作状態の制御として、当該情報処理装置において実行される機能の起動及び停止を制御する、
    請求項1に記載の動作制御システム。
  3. 前記無線通信装置から送信される情報には、前記利用者を識別するための識別情報が含まれ、
    前記情報処理装置は、前記無線通信装置から送信される情報を前記受信装置が受信できたか否かを判定する際に、受信できた情報に含まれる前記識別情報を参照することで、所定の利用者に所持される前記無線通信装置の前記通信状態を特定し、当該所定の利用者に所持される前記無線通信装置について特定した前記通信状態に応じて、前記対象装置の動作状態を制御する、
    請求項1又は2に記載の動作制御システム。
  4. 前記無線通信装置から送信される情報には、前記利用者を識別するための識別情報が含まれ、
    前記情報処理装置は、前記無線通信装置から送信される情報を前記受信装置が受信できたか否かを判定する際に、受信できた情報に含まれる前記識別情報を参照することで、所定の利用者に所持される前記無線通信装置の前記通信状態を特定し、当該所定の利用者に所持される前記無線通信装置について特定した前記通信状態に応じて、当該情報処理装置に対する操作を受け付けるか否かを決定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の動作制御システム。
  5. 前記無線通信装置から送信される情報には、前記利用者を識別するための識別情報が含まれ、
    前記情報処理装置は、前記無線通信装置から送信される情報を前記受信装置が受信できたか否かを判定する際に、受信できた情報に含まれる前記識別情報を参照することで、前記無線通信装置の利用者を識別し、識別した当該利用者に所持される前記無線通信装置について特定した前記通信状態に関する履歴を記録する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の動作制御システム。
  6. 前記無線通信装置と前記受信装置とが通信可能な領域は前記利用者が作業を行う作業領域を含むように設定され、
    前記情報処理装置は、
    前記利用者が前記作業領域に存在する間、前記利用者の所持する無線通信装置が前記受信装置と通信可能な状態であることに応じて、前記対象装置の動作状態を第1の動作状態で維持し、
    前記利用者が前記作業領域から離れ、前記利用者の所持する無線通信装置が前記受信装置と通信不可能な状態になったことに応じて、前記対象装置の動作状態を第2の動作状態にする、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の動作制御システム。
  7. 利用者に所持される無線通信装置から送信される情報を受信装置によって受信できたか否かを判定することで、前記無線通信装置の通信状態を特定する通信状態特定部と、
    前記無線通信装置について特定した前記通信状態に応じて、制御対象となる対象装置の動作状態を制御する動作制御部と、
    を備える情報処理装置。
  8. コンピュータが、
    利用者に所持される無線通信装置から送信される情報を受信装置によって受信できたか否かを判定することで、前記無線通信装置の通信状態を特定するステップと、
    前記無線通信装置について特定した前記通信状態に応じて、制御対象となる対象装置の動作状態を制御するステップと、
    を実行する情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    利用者に所持される無線通信装置から送信される情報を受信装置によって受信できたか否かを判定することで、前記無線通信装置の通信状態を特定するステップと、
    前記無線通信装置について特定した前記通信状態に応じて、制御対象となる対象装置の動作状態を制御するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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