JP2014179027A - システム、画像形成システム、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

システム、画像形成システム、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが使用可能な機器を場所毎に設定することができる。
【解決手段】一台以上の情報処理装置からなるシステムであって、ユーザに対して機器の使用が許可されている場所を記憶する使用場所情報記憶部と、ユーザが出力機器を利用して出力データの出力を行なうときに、ユーザが利用する出力機器の設置場所がユーザに使用が許可されている場所であるかを確認する場所認証を実行する場所認証部と、ユーザに対する場所認証の要否を記憶するユーザ情報記憶部と、場所認証の要否を判断する要否判断手段とを備え、場所認証部は、ユーザに対して場所認証を要する場合に、場所認証を実行するシステムを提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成をするシステム、画像形成システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
近年オフィスでは、認証サーバおよびプリントサーバを用いたロケーションフリー印刷と呼ばれる技術が利用されている。ロケーションフリー印刷は、パーソナルコンピュータ等から印刷データやPDFファイル、Wordファイル等のOffice文書ファイル等のアプリケーションデータをネットワークを介してプリントサーバに送信して、プリントサーバが受信したデータに基づいて印刷データをユーザID等のユーザ識別情報と対応付けてHDD等の所定の記憶部に蓄積させ、ネットワークに接続された複合機で認証されたユーザが印刷操作をすることにより、サーバに蓄積させた自身のユーザ識別情報と対応付く印刷データを印刷させる技術が一般的である。このようなロケーションフリー印刷によれば、ユーザはパーソナルコンピュータ等を利用してプリントサーバに投入した印刷データを、ネットワークに接続され、かつプリントサーバにアクセスできる何れの複合機からでも印刷させることができる。
しかしながら、この技術において、ユーザが、例えば会社内のどの複合機も制限なく使用できるとすると、セキュリティが問題になる。例えば、複合機の設置場所が社内のユーザに限らず来客者等も利用できるような場所にある場合、社内のユーザにはそのような場所にある複合機の利用を制限させたいという要求がある。従って、ユーザによっては、複合機を使用できる場所と使用できない場所とを設定する必要がある。
例えば、特許文献1には、機密文書の印刷用紙にICチップを搭載する技術が記載されている。この技術では、印刷した文書に対して管理情報を書き込み、セキュリティエリア外に印刷文書が持ち出される際に機密程度に応じて出口の開閉を制御し、用紙持ち出しを制御する。しかし、この技術は、セキュリティゲートが存在しないようなオフィスの場合には実現することができない。また、この技術では、複合機の使用を制限することもできない。なお、このような機器の利用制限については、複合機に限らず、セキュリティポリシーに応じて種々の機器に対し求められる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが使用可能な機器を場所毎に設定することができるシステム、画像形成システム、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るシステムは、一台以上の情報処理装置からなるシステムであって、ユーザに対して機器の使用が許可されている場所を記憶する使用場所情報記憶部と、前記ユーザが出力機器を利用して出力データの出力を行なうときに、ユーザが利用する前記出力機器の設置場所が前記ユーザに使用が許可されている場所であるかを確認する場所認証を実行する場所認証部と、を備える。
本発明によれば、ユーザが使用可能な機器を場所毎に設定することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る画像形成システムの構成を示す図である。 図2は、管理者端末、クライアント端末、認証サーバ、プリントサーバおよび画像形成装置のそれぞれの機能ブロックを示す図である。 図3は、設置場所情報の一例を示す図である。 図4は、所属情報および場所認証の要否情報を含むユーザ情報の一例を示す図である。 図5は、使用場所情報の一例を示す図である。 図6は、印刷リストの一例を示す図である。 図7は、プリントサーバに印刷データを送信するまでの処理のフローを示す図である。 図8は、対象ユーザが使用対象の画像形成装置で印刷をする場合の処理のフローを示す図である。 図9は、クラウドシステムの構成を示す図である。 図10は、プリントサービス提供装置の構成を示す図である。 図11は、組織管理情報のデータ構成例を示す図である。 図12は、使用場所情報のデータ構成例を示す図である。 図13は、ユーザ管理情報のデータ構成例を示す図である。 図14は、機器管理情報のデータ構成例を示す図である。 図15は、出力データ管理情報のデータ構成例を示す図である。 図16は、ログイン画面の一例を示す図である。 図17は、サービス提供システム300においてログイン認証から機器に送信する出力データリストを作成するまでの処理のフローを示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、実施形態に係る画像形成システム10の構成を示す図である。画像形成システム10は、管理者端末20と、複数のクライアント端末30と、認証サーバ40と、プリントサーバ50と、複数の画像形成装置60とを備える。管理者端末20、複数のクライアント端末30、認証サーバ40、プリントサーバ50および複数の画像形成装置60は、互いにネットワーク70を介して接続されている。
管理者端末20は、管理者により使用されるコンピュータである。管理者端末20は、認証サーバ40、プリントサーバ50および画像形成装置60の管理をする。例えば、管理者端末20は、プログラムを実行して、認証サーバ40、プリントサーバ50および画像形成装置60に対してネットワーク70を介して指示を与える。
クライアント端末30は、ユーザにより使用されるコンピュータである。クライアント端末30は、例えばプリンタドライバ等のプログラムを実行して作成した印刷データを、ネットワーク70を介してプリントサーバ50へ送信する。
認証サーバ40は、ユーザが画像形成装置60を使用する場合に、ユーザ認証および場所認証の認証処理を行う。そして、認証サーバ40は、認証結果を画像形成装置60に返信し、認証が成功した場合にそのユーザによる画像形成装置60の使用を許可する。
プリントサーバ50は、クライアント端末30から送信された印刷データをユーザ名とともに受信して記憶する。また、プリントサーバ50は、画像形成装置60からの取得要求を受けて、認証がされたユーザの印刷データを返信する。
なお、認証サーバ40およびプリントサーバ50は、一台の情報処理装置により構成されてもよい。また、認証サーバ40およびプリントサーバ50は、それぞれが複数台の情報処理装置により分散処理を行うよう構成されてもよい。
画像形成装置60は、複合機またはプリンタ等である。それぞれの画像形成装置60は、例えばオフィス内の異なる場所に設置されている。
それぞれの画像形成装置60は、ユーザにより操作される。画像形成装置60は、ユーザ(対象ユーザ)が入力したユーザ情報および予め記憶している設置場所情報等を含めて認証要求を認証サーバ40に送信する。そして、それぞれの画像形成装置60は、認証結果が成功であると、プリントサーバ50からそのユーザの印刷データを取得して、印刷出力する。
図2は、管理者端末20、クライアント端末30、認証サーバ40、プリントサーバ50および画像形成装置60のそれぞれの機能ブロックを示す図である。
管理者端末20は、送信部21を有する。送信部21は、それぞれの画像形成装置60に対して、その画像形成装置60の設置場所を示す設置場所情報を送信する。
また、送信部21は、認証サーバ40に対して、複数のユーザのそれぞれについてのユーザ情報を送信する。送信部21から送信されるユーザ情報には、一例として、ユーザ名、パスワード、所属情報および場所認証の要否情報等が含まれる。
また、送信部21は、画像形成装置60の使用が許可されている場所を所属情報毎に示す使用場所情報を、認証サーバ40に送信する。
クライアント端末30は、送信部31を有する。送信部31は、印刷データ、および、この印刷データを作成したユーザのユーザIDやユーザ名等のユーザを識別する情報(ユーザ識別情報)をプリントサーバ50に送信する。
画像形成装置60は、受信部61と、設置場所情報記憶部62と、入力受付部63と、認証要求部64と、表示部65と、リスト要求部66と、印刷データ要求部67と、印刷出力部68とを有する。
受信部61は、管理者端末20から送信された、この画像形成装置60の設置場所を示す設置場所情報を受信する。設置場所情報記憶部62は、受信部61が受信した設置場所情報を記憶する。
入力受付部63は、ユーザによる操作を受け付ける。入力受付部63は、一例として、ユーザにより入力されたユーザ情報(ユーザ名およびパスワード)を受け付ける。また、入力受付部63は、ユーザからの印刷指示を受け付ける。
認証要求部64は、入力受付部63がユーザ情報(例えばユーザ名およびパスワード)を受け付けたことに応じて、認証サーバ40に対して認証要求を送信する。この場合、認証要求部64は、ユーザ情報並びに設置場所情報記憶部62に記憶されている設置場所情報を、認証要求とともに認証サーバ40に送信する。そして、認証要求部64は、認証サーバ40から返信されたユーザ認証の認証結果および場所認証の認証結果を取得する。
表示部65は、この画像形成装置60の機能を利用するための操作画面を表示する。また、表示部65は、認証要求部64が取得した認証結果を表示する。また、表示部65は、リスト要求部66が取得した印刷リスト等も表示する。
リスト要求部66は、ユーザ認証および場所認証の認証結果に応じて、認証されたユーザのユーザ名に対応付けられた印刷データのリスト(印刷リスト)の取得要求を、プリントサーバ50に送信する。そして、リスト要求部66は、プリントサーバ50から返信された印刷リストを取得して、表示部65に表示させる。
印刷データ要求部67は、印刷リストの中からユーザにより指定された印刷データの取得要求を、プリントサーバ50に送信する。そして、印刷データ要求部67は、プリントサーバ50から返信された印刷データを取得する。印刷出力部68は、印刷データ要求部67が取得した印刷データを用紙等に印刷出力する。
認証サーバ40は、送受信部41と、ユーザ情報記憶部42と、使用場所情報記憶部43と、ユーザ認証部44と、場所認証部45とを有する。
送受信部41は、複数のユーザのそれぞれについてのユーザ情報(ユーザ名、パスワード、所属情報および場所認証の要否情報等)を、管理者端末20から受信する。また、送受信部41は、所属情報毎の画像形成装置60の使用場所を示す使用場所情報を、管理者端末20から受信する。
また、送受信部41は、複数のユーザのうちの何れかのユーザ(対象ユーザ)が複数の画像形成装置60のうち何れかの画像形成装置60(使用対象の画像形成装置60)を使用する場合、その画像形成装置60から認証要求を受信する。この場合において、送受信部41は、認証要求とともに、対象ユーザのユーザ情報(例えばユーザ名およびパスワード)および使用対象の画像形成装置60の設置場所情報を、受信する。そして、送受信部41は、ユーザ認証および場所認証の認証結果を使用対象の画像形成装置60に送信する。
ユーザ情報記憶部42は、送受信部41が管理者端末20から受信したユーザ情報(ユーザ名、パスワード、所属情報および場所認証の要否情報)を記憶する。使用場所情報記憶部43は、送受信部41が管理者端末20から受信した、使用場所情報を記憶する。
ユーザ認証部44は、送受信部41が認証要求を受信すると、ユーザ認証を行う。具体的には、ユーザ認証部44は、使用対象の画像形成装置60から認証要求とともに送信されたユーザ情報が、ユーザ情報記憶部42に記憶されているユーザ情報に存在するか否かを確認する。ユーザ認証部44は、存在する場合には、対象ユーザのユーザ認証は成功したと判断し、存在しない場合には対象ユーザのユーザ認証は成功しなかった(不成功である)と判断する。
ユーザ認証部44は、対象ユーザのユーザ認証が成功した場合、続いて、場所認証部45に場所認証を実行させる。この場合、ユーザ認証部44は、認証ができたユーザのユーザ情報の中から所属情報および場所認証の要否情報を取得して、場所認証部45に与える。
ユーザ認証部44は、対象ユーザのユーザ認証が不成功の場合には、場所認証部45に場所認証をさせずに、ユーザ認証が不成功であった旨の認証結果を、送受信部41を介して使用対象の画像形成装置60へと送信する。これにより、ユーザ認証部44は、対象ユーザによる使用対象の画像形成装置60の使用を不許可とすることができる。
場所認証部45は、ユーザ認証部44による対象ユーザのユーザ認証が成功した場合、場所認証の要否情報を確認する。
場所認証部45は、場所認証の要否情報に場所認証が必要と示されている場合には、場所認証を実行する。具体的には、場所認証部45は、ユーザ認証部44から受け渡された所属情報に対して画像形成装置60の使用が許可されている場所を、使用場所情報記憶部43に記憶されている使用場所情報の中から抽出する。
そして、場所認証部45は、使用対象の画像形成装置60から認証要求とともに送信された設置場所情報に示された設置場所が、使用場所情報記憶部43から抽出した画像形成装置60の使用が許可されている場所に含まれているか否かを判断する。すなわち、場所認証部45は、使用対象の画像形成装置60の設置場所が対象ユーザに使用が許可されている場所であるかを確認する。
場所認証部45は、使用対象の画像形成装置60の設置場所が対象ユーザに使用が許可されている場所である場合には、場所認証は成功したと判断する。また、場所認証部45は、使用対象の画像形成装置60の設置場所が対象ユーザに使用が許可されている場所ではない場合には、場所認証は成功しなかった(不成功である)と判断する。
場所認証が成功した場合、場所認証部45は、ユーザ認証および場所認証が成功であった旨の認証結果を、送受信部41を介して使用対象の画像形成装置60へと送信して、対象ユーザによる使用対象の画像形成装置60の使用を許可する。
場所認証が不成功である場合、場所認証部45は、場所認証が不成功であった旨の認証結果を、送受信部41を介して使用対象の画像形成装置60へと送信して、対象ユーザによる使用対象の画像形成装置60の使用を不許可とする。
また、場所認証部45は、場所認証の要否情報に場所認証が不要と示されている場合には、認証が成功した旨の認証結果を送受信部41を介して使用対象の画像形成装置60へと送信する。これにより、場所認証部45は、使用対象の画像形成装置60の設置場所に関わらず、対象ユーザによる使用対象の画像形成装置60の使用を許可することができる。
プリントサーバ50は、送受信部51と、印刷データ記憶部52と、リスト記憶部53と、リスト取得部54と、印刷データ取得部55とを有する。
送受信部51は、クライアント端末30から送信された、印刷データおよびユーザ名を受信する。また、送受信部51は、使用対象の画像形成装置60から印刷リストの取得要求および印刷データの取得要求を受信する。そして、送受信部51は、これらの取得要求に応じて印刷リストおよび印刷データを使用対象の画像形成装置60に送信する。
印刷データ記憶部52は、クライアント端末30から送信された印刷データを記憶する。リスト記憶部53は、印刷データ記憶部52に記憶されている印刷データのリストを表す印刷リストをユーザ名に対応させて記憶する。
リスト取得部54は、使用対象の画像形成装置60から印刷リストの取得要求を受信したことに応じて、リスト記憶部53を検索して、印刷リストの取得要求とともに受け取ったユーザ名に対応付けられた印刷リストを取得する。そして、リスト取得部54は、送受信部51を介して、取得した印刷リストを使用対象の画像形成装置60へと送信する。
印刷データ取得部55は、使用対象の画像形成装置60から印刷データの取得要求を受信したことに応じて、印刷データ記憶部52から取得要求を受けた印刷データを取得する。そして、印刷データ取得部55は、送受信部51を介して、取得した印刷データを使用対象の画像形成装置60へと送信する。
図3は、設置場所情報の一例を示す図である。認証サーバ40は、設置場所情報を記憶する記憶部をさらに有してもよい。この場合、認証サーバ40は、それぞれの設置場所情報をまとめて記憶する。
このような場合、認証サーバ40は、一例として、図3に示されるように、画像形成装置60のアドレス(例えば、IPアドレス)に対応させて、それぞれの画像形成装置60の設置場所を記憶する。設置場所の記述形式は、図3の例においては、「1階」、「2階」と記述しているが、管理者が統一した記述であれば、どのようなものであってもよい。
図4は、所属情報および場所認証の要否情報含むユーザ情報の一例を示す図である。認証サーバ40は、一例として、図4に示されるような、ユーザ名、パスワード、所属情報、場所認証の要否情報を含むユーザ情報を記憶する。ユーザ名および所属情報は、管理者が予め定めた統一の形式であれば、どのようなものであってもよい。
場所認証の要否は、例えば、印刷できる場所を限定しなければならない通常のユーザは、場所認証が必要と設定され、管理者等の印刷できる場所を限定する必要の無いユーザは、場所認証が不要と設定される。認証サーバ40に記憶されるユーザ情報は、管理者端末20によって変更することができる。
図5は、使用場所情報の一例を示す図である。認証サーバ40は、一例として、図5に示されるような、ユーザの属するグループを示す所属情報と、そのグループに属するユーザに対して画像形成装置60の使用が許可された場所(使用場所)とを対応付けた使用場所情報を記憶する。
所属情報は、図4のユーザ情報に含まれる所属情報と対応する方式で記述される。使用場所は、図3に示す設置場所と対応する方式で記述される。
また、使用場所情報には、1つの所属情報に対して複数の使用場所が記述されていてもよい。また、所属情報に代えて、ユーザ名と使用場所とが直接対応付けられていてもよい。認証サーバ40に記憶される使用場所情報は、管理者端末20によって変更することができる。
図6は、印刷リストの一例を示す図である。プリントサーバ50は、一例として、図6に示されるような、ジョブID、ユーザ名および印刷データのファイル名を対応付けた情報をリスト形式(印刷リスト)で記憶する。
ジョブIDは、それぞれのジョブ(印刷データ及び印刷データを用いて実行する処理に関する条件設定を含むデータ)を一意に識別するための番号である。ユーザ名は、対応する印刷データを作成したユーザを特定するための情報である。印刷データのファイル名は、印刷データの実体の格納場所を表す情報である。
プリントサーバ50は、クライアント端末30から印刷データを受信する毎に、印刷リストに新たなジョブを追加する。そして、プリントサーバ50は、画像形成装置60から印刷リストの取得要求を受けた場合には、対象ユーザのジョブのみを抽出した印刷リストを生成する。
図7は、プリントサーバ50に印刷データを送信するまでの処理のフローを示す図である。
まず、ステップS11において、管理者端末20の送信部21は、画像形成装置60の受信部61に対して、設置場所情報を送信する。続いて、ステップS12において、画像形成装置60の設置場所情報記憶部62は、受信した設置場所情報を記憶する。
続いて、ステップS13において、管理者端末20の送信部21は、認証サーバ40の送受信部41に対して、複数の所属情報のそれぞれについての使用場所情報(所属情報および使用場所)を送信する。続いて、ステップS14において、認証サーバ40の使用場所情報記憶部43は、受信した使用場所情報を記憶する。
続いて、ステップS15において、管理者端末20の送信部21は、認証サーバ40の送受信部41に対して、複数のユーザのそれぞれについてのユーザ情報(ユーザ名、パスワード、所属情報および場所認証の要否情報)を送信する。続いて、ステップS16において、認証サーバ40のユーザ情報記憶部42は、受信したユーザ情報を記憶する。
そして、以後、クライアント端末30においてユーザにより印刷データの送信操作がされると、ステップS17において、クライアント端末30の送信部31は、印刷データおよびユーザ名を、プリントサーバ50の送受信部51に送信する。
続いて、ステップS18において、プリントサーバ50の印刷データ記憶部52は、受信した印刷データを記憶する。これとともに、プリントサーバ50のリスト記憶部53は、受信した印刷データのユーザ名および印刷データのファイル名等を印刷リストに追加する。
図8は、対象ユーザが使用対象の画像形成装置60で印刷をする場合の処理のフローを示す図である。
まず、ステップS21において、使用対象の画像形成装置60の入力受付部63は、対象ユーザにより入力されたユーザ名およびパスワードを受け付ける。続いて、ステップS22において、使用対象の画像形成装置60の認証要求部64は、認証サーバ40に対してユーザ認証および場所認証を要求する。具体的には、認証要求部64は、認証要求とともに、ユーザ名およびパスワード並びに設置場所情報記憶部62に記憶されている設置場所情報を、認証サーバ40の送受信部41に送信する。
続いて、ステップS23において、認証サーバ40のユーザ認証部44は、ユーザ認証を実行する。具体的には、ユーザ認証部44は、使用対象の画像形成装置60から送信されたユーザ情報(例えば、ユーザ名及びパスワードの他にも、ユーザの生体情報、ユーザが携帯所持するICカードのカードID等であってもよい。)に基づいて、ユーザ情報記憶部42に記憶されているユーザ情報(例えば、ユーザ名及びパスワードに加えて、生体情報、カードID等をユーザ毎に関連付けた情報であってもよい。)に受信したユーザ情報が存在するか否かを確認する。
存在しない場合、ユーザ認証部44は、ユーザ認証は不成功であると判断して、認証結果を使用対象の画像形成装置60に送信する。そして、画像形成装置60の表示部65は、ユーザ認証が不成功だった旨を伝える画面を表示し、本フローの処理を終了する。
存在する場合、ユーザ認証部44は、ユーザ認証は成功と判断する。そして、ユーザ認証部44は、ユーザ情報記憶部42に記憶されているユーザ情報の中から、認証ができた対象ユーザの所属情報および場所認証の要否情報を抽出して、処理をステップS24に進める。
ステップS24において、認証サーバ40の場所認証部45は、ステップS23で抽出した場所認証の要否の情報から、場所認証が必要か否かを判断する(要否判断手段)。
場所認証が必要の場合(ステップS24のYes)、ステップS25において、場所認証部45は、場所認証を実行する。具体的には、場所認証部45は、認証ができた対象ユーザの所属情報に対して画像形成装置60の使用が許可されている場所を、使用場所情報記憶部43に記憶されている使用場所情報の中から抽出する。そして、場所認証部45は、使用対象の画像形成装置60から認証要求とともに送信された設置場所情報に示された設置場所が、抽出した画像形成装置60の使用が許可されている場所に含まれているか否かを判断する。
場所認証部45は、使用対象の画像形成装置60の設置場所が、対象ユーザが所属するグループに使用が許可されている場所である場合には、場所認証は成功と判断する。また、場所認証部45は、使用対象の画像形成装置60の設置場所が、対象ユーザが所属するグループに使用が許可されている場所ではない場合には、場所認証は不成功と判断する。
ステップS25の場所認証が成功した場合、および、場所認証が不要であると判断された場合(ステップS24のNo)、場所認証部45は、処理をステップS26に進める。また、場所認証が不成功である場合、場所認証部45は、処理をステップS41に進める。
ステップS26において、場所認証部45は、認証が成功であった旨の認証結果を、送受信部41を介して使用対象の画像形成装置60へと送信する。そして、使用対象の画像形成装置60は、表示部65に機能を利用するための操作画面を表示する。
続いて、ステップS27において、使用対象の画像形成装置60のリスト要求部66は、認証されたユーザのユーザ名に対応付けられた印刷リストの取得要求を、プリントサーバ50に送信する。
続いて、ステップS28において、プリントサーバ50のリスト取得部54は、リスト記憶部53を検索して、印刷リストの取得要求とともに受け取ったユーザ名に対応付けられた印刷リストを取得する。続いて、ステップS29において、プリントサーバ50のリスト取得部54は、取得した印刷リストを使用対象の画像形成装置60へと送信する。
続いて、ステップS30において、使用対象の画像形成装置60のリスト要求部66は、印刷リストの取得要求に応じてプリントサーバ50から送信された印刷リストを取得して、表示部65に表示させる。そして、使用対象の画像形成装置60の入力受付部63は、印刷リストの中からユーザにより指定された印刷データの印刷実行操作を受け付ける。
続いて、ステップS31において、使用対象の画像形成装置60の印刷データ要求部67は、印刷データの取得要求をプリントサーバ50に送信する。続いて、ステップS32において、プリントサーバ50の印刷データ取得部55は、取得要求を受けた印刷データを印刷データ記憶部52から取得する。続いて、ステップS33において、プリントサーバ50の印刷データ取得部55は、取得した印刷データを使用対象の画像形成装置60へと送信する。
続いて、ステップS34において、印刷データ要求部67は、印刷データの取得要求に応じてプリントサーバ50から送信された印刷データを取得する。そして、印刷出力部68は、印刷データ要求部67が取得した印刷データを用紙等に印刷出力して、本フローの処理を終了する。
一方、ステップS25の場所認証が不成功であった場合、ステップS41において、場所認証部45は、場所認証が不成功であった旨の認証結果を、送受信部41を介して使用対象の画像形成装置60に送信する。そして、ステップS42において、画像形成装置60の表示部65は、別の場所の決められている画像形成装置60で認証して印刷すべき旨を伝える画面を表示し、本フローの処理を終了する。
以上のように本実施形態に係る画像形成システム10では、使用対象の画像形成装置60の設置場所が対象ユーザに使用が許可されている場所であるかを確認している。これにより、画像形成システム10では、ユーザ認証が成功しても、場所認証が不成功である場合には、印刷不可とすることができる。このように画像形成システム10によれば、ユーザが使用可能な機器を場所毎に設定することができる。
なお、本実施形態においては、画像形成装置60による印刷を制限する例を示したが、本発明はこのようなものに限らず適用できる。例えば、本発明は、スキャナ装置またはファクシミリ装置等にも適用できる。すなわち、本発明は、設置場所に設置され、ネットワーク70に接続されている機器を備えるシステムであれば、ユーザの使用が許可されている場所を示す情報およびそれぞれの機器の設置場所を示す情報に基づき、ユーザによる機器の利用を制限することができる。
(第2の実施形態)
図9は、本実施形態に係る画像形成システム10が適用されたクラウドシステム100の構成を示す図である。図1〜図8を参照して説明した画像形成システム10は、例えば図9に示されるようなクラウドシステム100に適用することができる。
クラウドシステム100は、複数のローカルシステム110、120、130のそれぞれが、インターネットを介してサービス提供システム300に接続された構成となっている。
それぞれのローカルシステム110、120、130は、それぞれが、例えば企業内等で閉じているネットワークシステムである。また、ローカルシステム110、120、130は、コンビニエンスストアチェーン等の契約が結ばれ他複数の店舗に設けられた機器をネットワーク70により接続するシステムであってもよい。
ローカルシステム110、120、130では、例えば、クライアント端末30、画像形成装置60および携帯端末210等が、例えば有線または無線等のネットワーク70を介して接続されている。
また、それぞれのローカルシステム110、120、130は、ファイアウォール220を介してインターネットに接続される。従って、それぞれのローカルシステム110、120、130は、内部の機器からは外部のサーバ等へアクセスできるが、外部の機器からは内部の機器へアクセスできない構成となっている。
サービス提供システム300は、プリントサービス提供装置310と、他サービス提供装置320と、認証装置330とを備える。サービス提供システム300内の各装置は、複数台の情報処理装置により構成されていてもよいし、複数の装置が1台の情報処理装置により構成されていてもよい。
プリントサービス提供装置310は、図1〜図8を参照して説明した画像形成システム10における認証サーバ40およびプリントサーバ50の機能を、ローカルシステム110、120、130内の機器に提供する。他サービス提供装置320は、プリントサービス以外のサービスを、ローカルシステム110、120、130内の機器に提供する。
認証装置330は、ローカルシステム110、120、130内の各機器が、サービス提供システム300にアクセスするための認証を行う。ローカルシステム110、120、130内の各機器は、認証装置330による認証が成功すると、プリントサービス提供装置310および他サービス提供装置320にアクセスすることができる。
なお、サービス提供システム300の一部の機能が、ローカルシステム110、120、130の内部に設けられていてもよい。また、ローカルシステム110の一部の機能が外部のネットワーク上に設けられていてもよい。
図10は、上述した1台以上の装置によって構成されるサービス提供システム300の機能構成を示す図である。サービス提供システム300は、サービスアプリ部410と、プラットフォーム420と、管理データ部430とを有する。
サービスアプリ部410は、複数のサービスアプリを提供する。サービスアプリ部410は、例えば、プリントサービスアプリ411またはスキャンサービスアプリ等を提供し、プリントサービス提供装置310または他サービス提供装置320において実装される機能である。
複数のサービスアプリのうちの一つであるプリントサービスアプリ411は、プリントサーバ50における、リスト記憶部53、リスト取得部54および印刷データ取得部55の機能を提供する。それぞれのサービスアプリは、プラットフォームAPI(Application Programming Interface)を介して、公開されている範囲で互いの機能を利用することができる。
プラットフォーム420は、複数のサービスアプリに共通する機能、および、複数のサービスアプリから利用される基本機能を含む。プラットフォーム420は、例えば、機器通信部421、認証処理部422、データ変換部423および場所認証処理部424等を含み、認証装置330において実装される機能である。
機器通信部421は、インターネットを介して各ローカルシステム110、120、130内の各機器とデータの送受信をする。機器通信部421は、認証サーバ40の送受信部41の機能およびプリントサーバ50の送受信部51の機能を含む。
認証処理部422は、ユーザ認証の処理を行う。認証処理部422は、認証サーバ40のユーザ認証部44の機能を含む。
データ変換部423は、クライアント端末30から受け取ったデータのデータ形式を、画像形成装置60で印刷可能なデータ形式に変換する。
場所認証処理部424は、場所認証の処理を行う。場所認証処理部424は、認証サーバ40の場所認証部45の機能を含む。
管理データ部430は、例えば、組織管理情報記憶部431と、ユーザ管理情報記憶部432と、機器管理情報記憶部433と、印刷データ記憶部52とを含む。
組織管理情報記憶部431は、組織管理情報を記憶する。組織管理情報は、ローカルシステム110、120、130等を利用する企業等を管理するための情報である。また、組織管理情報記憶部431は、認証サーバ40の使用場所情報記憶部43の機能も含む。
ユーザ管理情報記憶部432は、ユーザ管理情報を記憶する。ユーザ管理情報は、ユーザを管理するための情報である。ユーザ管理情報記憶部432は、認証サーバ40のユーザ情報記憶部42の機能を含む。
機器管理情報記憶部433は、機器管理情報を記憶する。機器管理情報は、ローカルシステム110、120、130内に接続された機器(例えば画像形成装置60)のそれぞれと、その機器の設置場所とを対応付けた情報である。機器管理情報記憶部433は、画像形成装置60内の設置場所情報記憶部62に記憶されている情報をまとめて記憶する機能を提供する。
印刷データ記憶部52は、プリントサーバ50に備えられた機能と同様の機能を提供する。
図11は、組織管理情報のデータ構成例を示す図である。組織管理情報は、ローカルシステム110、120、130毎に、組織コード、企業名および利用モード等を管理する。
組織コードは、企業、組織等のグループを特定する。また、組織コードは、1以上のユーザまたは機器の集合を特定することができる。組織コードは、例えば、契約により結ばれた複数のユーザを特定してもよい。
また、利用モードには、例えば、組織利用(モード1)、場所利用(モード2)、および、公共利用(モード3)等が含まれる。組織利用は、同じ組織コードで管理される機器およびユーザであれば、プリントサービス提供装置310により提供されるサービスを利用することができるモードである。
場所利用は、同じ組織コード且つ同じ場所で管理される機器およびユーザであれば、プリントサービス提供装置310により提供されるサービスを利用することができるモードである。従って、図1〜図8で説明した画像形成システム10と同様のサービスを提供する場合には、場所利用モードに設定がされる。
公共利用は、異なる組織コードでも、機器の認証およびユーザ認証がそれぞれ成功すれば、プリントサービス提供装置310により提供されるサービスを利用することができるモードである。従って、公共利用では、組織コードが異なる場合であっても、図1〜図8で説明した画像形成システム10と同様のサービスを提供することができる。
図12は、使用場所情報のデータ構成例を示す図である。組織管理情報記憶部431に記憶される使用場所情報には、組織コード、所属情報および使用場所(機器の使用が許可された場所)が対応付けられている。使用場所には、例えば、事業所または建物名等のより大きな枠組みでの場所を表す情報が加わっていてもよい。
図13は、ユーザ管理情報のデータ構成例を示す図である。ユーザ管理情報には、組織コード、ユーザ名、パスワード、所属情報、アドレス情報、画像形成装置60を使用する場合の出力設定等が対応付けられている。
ユーザ名およびパスワードは、ユーザを特定する情報である。従って、ユーザ名は、IDであってもよく、パスワードは必須ではない。さらに、ユーザ名は、ユーザが所有する電子媒体、例えばICカード、携帯電話、タブレット端末、電子書籍端末等を識別する情報(カードID、機器のシリアルID、携帯電話の電話番号、端末のプロフィール情報等)であってもよい。また、これらを組み合わせた情報であってもよい。
図14は、機器管理情報のデータ構成例を示す図である。機器管理情報には、機器毎(例えば画像形成装置60毎)に、組織コード、機器認証情報および設置場所が対応付けられている。機器認証情報は、例えば、ローカルシステム110、120、130内において一意に決まる番号等である。設置場所は、図12の使用場所に対応した記述がされる。
図15は、出力データ管理情報のデータ構成例を示す図である。リスト記憶部53は、図15に示すような出力データ管理情報を記憶する。出力データ管理情報には、出力データID、組織コード、ユーザ特定情報および書誌情報等が対応付けられている。
出力データIDは、それぞれのジョブを一意に識別するための番号である。ユーザ特定情報は、例えばユーザ名である。リスト取得部54は、このような出力データ管理情報に基づき、印刷リストを取得することができる。
図16は、ログイン画面の一例を示す図である。ローカルシステム110、120、130内の機器(例えば画像形成装置60)をユーザが使用する場合、例えば、図16に示されるようなログイン画面が表示される。
ユーザは、このようなログイン画面に、組織コード、ユーザ名およびパスワードを入力して、ログインボタンを押下することにより、プリントサービス提供装置310との間で認証がされ、機器を使用することができる。
なお、例えばオフィス内に設置された機器は、機器内に組み込まれたプログラムが、事前に設定された組織コードおよび機器認証情報と、入力されたユーザ名およびパスワードとを組み合わせて、サービス提供システム300へと送信する。従って、オフィス内に設置された機器を使用する場合、ユーザは組織コードを入力しなくてもよく、ログイン画面に組織コードの入力欄は表示されなくてよい。一方で、コンビニエンスストア等の公共施設に設置される機器は、ユーザ認証用の情報として入力された組織コード、ユーザ名およびパスワードをサービス提供システム300に、さらに機器認証用の情報として機器内に事前に設定された組織コードおよび機器認証情報をサービス提供システム300に送信する。このような認証方法の違いは、それぞれの認証方法に応じたアプリケーションプログラムを機器にインストールすることで実現できる。また、認証処理部422がそれぞれの認証方法に応じたAPIを提供し、アプリケーションプログラムがそれぞれの認証方法に応じたAPIを指定してログインを要求すればよい。
また、事前に設定された組織コードおよび機器認証情報をプリントサービス提供装置310へと送信して認証がされてから、ログイン画面を表示してユーザ名およびパスワードを入力させてもよい。
図17は、サービス提供システム300においてログイン認証から機器に送信する出力データリストを作成するまでの処理のフローを示す図である。
まず、ステップS51において、サービス提供システム300は機器から認証情報と共にログイン要求を受信する。機器から送信される認証情報については上述した通りである。
続いて、ステップS52において、サービス提供システム300の認証処理部422は、機器管理情報記憶部433が記憶する機器管理情報の中に、機器から受信した組織コード及び機器認証情報の組合せと一致する組合せ(関連付く組織コードと機器認証情報の組合せ)が存在するか否かに基づいて機器認証を行う。機器認証が認証されなかった場合(一致する組合せが存在しなかった場合)、機器に認証結果(エラー)を送信し、ユーザにエラーを通知して処理は終了する。
機器認証が認証された場合、ステップS53において、認証処理部422は、ユーザ管理情報記憶部432が記憶するユーザ管理情報の中に、機器から受信した組織コード、ユーザ名及びパスワードの組合せと一致する組合せが存在するか否かに基づいてユーザ認証を行う。ユーザ認証が認証されなかった場合、機器に認証結果(エラー)を送信し、ユーザにエラーを通知して処理は終了する。
機器認証及びユーザ認証が認証されると、ステップS54において、プリントサービスアプリ411のリスト取得部54は、機器管理情報記憶部433が記憶する機器管理情報の中から、受信した機器認証情報に関連付く組織コードを特定し、さらに、特定した組織コードに関連付く利用モードを組織管理情報記憶部431が記憶する組織管理情報から特定する。
利用モードが組織利用(モード1)の場合、ステップS55において、プリントサービスアプリ411は、認証処理部422に組織コードの照合を要求し、要求を受信した認証処理部422は、機器に関連付く組織コードと、ユーザに関連付く組織コードが一致しているか否かを照合する。一致していた場合に、ステップS57において、プリントサービスアプリ411のリスト取得部54は、ユーザに関連付く(認証されたユーザの組織コード及びユーザ名と関連付く)出力データのリストを作成する。一方、一致していない場合、機器に照合結果(エラー)を送信し、ユーザにエラーを通知して処理は終了する。
利用モードが場所利用(モード2)の場合、ステップS56において、プリントサービスアプリ411は、場所認証処理部424に場所認証を要求する。要求を受信した場所認証処理部424は場所認証を行う。場所認証が認証された場合、ステップS57において、プリントサービスアプリ411のリスト取得部54は、ユーザに関連付く出力データのリストを作成する。一方、場所認証が認証されない場合、機器に照合結果(エラー)を送信し、ユーザにエラーを通知して処理は終了する。
利用モードが公共利用(モード3)の場合、プリントサービスアプリ411のリスト取得部54は、ユーザに関連付く出力データのリストを作成する。
そして、以上のフローにより作成した出力データリストが、機器に送信されることで、ユーザはリストから出力データを選択し、サービス提供システム300から出力データを取得して出力を実行することができる。
このようにクラウドシステム100において、機器(画像形成装置60)をユーザが使用する場合には、組織コードおよび機器認証情報により機器の認証がされ、さらに、入力されたまたは保持されている組織コードおよび入力されたユーザ名およびパスワードによりユーザの認証がされる。
本実施の形態の認証サーバ40は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施形態の認証サーバ40で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の認証サーバ40で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の認証サーバ40で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、本実施形態のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態の認証サーバ40で実行されるプログラムは、上述した各部(送受信部41、ユーザ認証部44および場所認証部45)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、送受信部41、ユーザ認証部44、場所認証部45が主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、本実施の形態の認証サーバ40に備えられる各部(送受信部41、ユーザ認証部44および場所認証部45)は、一部がハードウェアにより構成されていてもよい。
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明したが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であれば何れにも適用することができる。
10 画像形成システム
20 管理者端末
21 送信部
30 クライアント端末
31 送信部
40 認証サーバ
41 送受信部
42 ユーザ情報記憶部
43 使用場所情報記憶部
44 ユーザ認証部
45 場所認証部
50 プリントサーバ
51 送受信部
52 印刷データ記憶部
53 リスト記憶部
54 リスト取得部
55 印刷データ取得部
60 画像形成装置
61 受信部
62 設置場所情報記憶部
63 入力受付部
64 認証要求部
65 表示部
66 リスト要求部
67 印刷データ要求部
68 印刷出力部
70 ネットワーク
100 クラウドシステム
110 ローカルシステム
120 ローカルシステム
130 ローカルシステム
210 携帯端末
220 ファイアウォール
300 サービス提供システム
310 プリントサービス提供装置
320 他サービス提供装置
330 認証装置
410 サービスアプリ部
420 プラットフォーム
430 管理データ部
特開2007−322947号公報

Claims (9)

  1. 一台以上の情報処理装置からなるシステムであって、
    ユーザに対して機器の使用が許可されている場所を記憶する使用場所情報記憶部と、
    前記ユーザが出力機器を利用して出力データの出力を行なうときに、ユーザが利用する前記出力機器の設置場所が前記ユーザに使用が許可されている場所であるかを確認する場所認証を実行する場所認証部と、
    を備えるシステム。
  2. 前記ユーザに対する前記場所認証の要否を記憶するユーザ情報記憶部と、
    前記場所認証の要否を判断する要否判断手段とを備え、
    前記場所認証部は、前記ユーザに対して前記場所認証を要する場合に、場所認証を実行する
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記場所認証部は、前記使用対象の機器から設置場所の情報を取得する
    請求項1または2に記載のシステム。
  4. クライアント端末からネットワークを介して印刷データを受信する受信部と、
    受信した前記印刷データを、前記印刷データを生成したユーザに対応させて記憶する印刷データ記憶部と、
    前記印刷データ記憶部に記憶された前記印刷データをネットワークを介して前記使用対象の機器に送信する送信部と、
    前記対象ユーザが前記使用対象の機器を用いて前記印刷データ記憶部に記憶された前記印刷データを印刷する場合、前記対象ユーザを確認するユーザ認証をするユーザ認証部と、
    をさらに備え、
    前記場所認証部は、前記ユーザ認証および前記場所認証が成功した場合に、前記対象ユーザによる前記使用対象の機器による前記印刷データの印刷を許可する
    請求項1から3の何れか1項に記載のシステム。
  5. 前記印刷データ記憶部は、前記印刷データをユーザおよび前記ユーザが属する組織に対応させて記憶し、
    前記ユーザ認証部は、さらに前記対象ユーザが属する組織を確認する組織の認証を実行し、
    前記場所認証部は、前記ユーザ認証、前記組織の認証および前記場所認証が成功した場合に、前記対象ユーザによる前記使用対象の機器の使用を許可する
    請求項4に記載のシステム。
  6. 前記場所認証部は、前記複数の機器のうち予め指定された機器に対して前記対象ユーザが印刷をする場合、前記組織の認証の認証結果に関わらず、前記ユーザ認証および前記場所認証が成功した場合に前記対象ユーザによる前記使用対象の機器の使用を許可する
    請求項5に記載のシステム。
  7. 一台以上の情報処理装置からなるシステムと、
    前記システムとネットワークを介して接続された複数の画像形成装置と、
    を備える画像形成システムであって、
    前記システムは、
    ユーザに対して機器の使用が許可されている場所を記憶する使用場所情報記憶部と、
    前記ユーザが出力機器を利用して出力データの出力を行なうときに、ユーザが利用する前記出力機器の設置場所が前記ユーザに使用が許可されている場所であるかを確認する場所認証を実行する場所認証部と、
    を備える画像形成システム。
  8. 一台以上の情報処理装置からなるシステムで実行される情報処理方法であって、
    ユーザに対して機器の使用が許可されている場所を記憶するステップと、
    前記ユーザが出力機器を利用して出力データの出力を行なうときに、ユーザが利用する前記出力機器の設置場所が前記ユーザに使用が許可されている場所であるかを確認する場所認証を実行するステップと、
    を含む情報処理方法。
  9. 一台以上の情報処理装置からなるシステムで実行されるプログラムであって、
    ユーザに対して機器の使用が許可されている場所を記憶するステップと、
    前記ユーザが出力機器を利用して出力データの出力を行なうときに、ユーザが利用する前記出力機器の設置場所が前記ユーザに使用が許可されている場所であるかを確認する場所認証を実行するステップと、
    を実行させるプログラム。
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