JP2014176833A - 静電噴霧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スプレー電極と基準電極との間の電場強度が高い静電噴霧装置を提供する。
【解決手段】静電噴霧装置100は、先端から物質を噴霧するスプレー電極4と、スプレー電極4との間で電圧が印加される基準電極5と、スプレー電極4および基準電極5に近接する誘電体10に設けられる導電体6と、を備え、導電体6は、スプレー電極4と基準電極5との間に位置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電噴霧装置に関する。
従来、容器内の液体をノズルから噴射する噴霧装置が幅広い分野に適用されている。この種の噴霧装置として、電気流体力学(EHD:Electro Hydrodynamics)により液体を霧化して噴霧する静電噴霧装置が知られている。この静電噴霧装置は、ノズルの先端近傍に電場を形成し、その電場を利用してノズルの先端の液体を霧化して噴射するものである。そのような静電噴霧装置を開示する文献として、特許文献1に係る技術が知られている。
特許文献1の静電噴霧装置では、当該装置の一面にスプレー電極および基準電極が配設されており、スプレー電極および基準電極は、それぞれ異なる開口内に配置されている。
国際公開公報2007/077424(2007年12月7日公開)
しかしながら、特許文献1の静電噴霧装置には次のような点で改善の余地がある。
つまり、特許文献1の静電噴霧装置には、スプレー電極と基準電極との間の電場強度をさらに高める余地が残されていることを本願発明者らは見出した。そのことを以下に説明する。
本発明者らは、特許文献1の静電噴霧装置における、スプレー電極から基準電極までの電圧プロファイルを解析した。図11の上側は、従来の静電噴霧装置200のスプレー電極および基準電極回りの要部を示す。図示するように、装置表面を形成する誘電体の表面201に開口202・203が形成され、開口202にスプレー電極204が、開口203に基準電極205が配置されている。
図11の下側は、静電噴霧装置200の電圧プロファイルを示す。この電圧プロファイルにおいて、横軸は、スプレー電極204から基準電極205に至るまでの位置を示し、縦軸は、横軸に示す位置における、基準電極205を基準とした電圧を示す。また、図11中の(1)は、開口202におけるスプレー電極204の周囲の電場強度を決定する電圧勾配であり、(2)は誘電体の誘電特性に依存する電圧勾配であり、(3)は、開口203における基準電極205の周囲の電場強度を決定する電圧勾配である。
図11に示すように、誘電体には、誘電体の誘電特性に依存する電圧勾配(2)が存在し、その電圧勾配によってスプレー電極204と基準電極205との間の電圧が低下する。そして、電圧勾配(2)によってスプレー電極204と基準電極205との間の電場強度が低下し、スプレー電極204からの液体の噴霧特性が影響を受ける。
さらに、電圧勾配(2)が存在することにより、スプレー電極204と基準電極205との間に印加される電圧が高くなり、このことが装置寿命を短くする要因になりうる。
上記問題に鑑み、本発明の目的は、スプレー電極と基準電極との間の電場強度が高い静電噴霧装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る静電噴霧装置は、上記の課題を解決するために、
電場を利用して物質を噴霧する静電噴霧装置であって、
先端から物質を噴霧する第1電極と、
上記第1電極との間で電圧が印加される第2電極と、
上記第1電極および上記第2電極に近接する誘電体に設けられる導電部と、を備え、
上記導電部は、上記第1電極と上記第2電極との間に位置することを特徴としている。
静電噴霧装置では、第1電極と第2電極との間に電圧が印加されることで、第1電極と第2電極との間に電場が形成される。このとき、第1電極は正に帯電し、第2電極は負に帯電する(その逆でもよい)。これにより、第1電極は正帯電した物質を噴霧する。また、第2電極は電極近傍の空気をイオン化して負帯電させる。負帯電した空気は、電極間に形成された電場と負帯電された空気粒子間の反発力とによって第2電極から遠ざかる動きをする。この動きが空気の流れ(以下、イオン流と称する場合もある)を生み、このイオン流によって正帯電した物質が静電噴霧装置から離れる方向へと噴霧される。
このとき、本発明の一態様に係る静電噴霧装置は、上記導電部が、上記第1電極と上記第2電極との間に位置する。これにより、本発明の一態様に係る静電噴霧装置は、上記第1電極と上記第2電極との間の電場強度を高めることができ、従来の静電噴霧装置と比べて、第1電極から噴霧される物質の噴霧状態を良好に保つことができる。
さらに、本発明の一態様に係る静電噴霧装置は、上記構成を備えることにより、従来の静電噴霧装置と比べて、上記第1電極と上記第2電極との間に印加される電圧を低くすることができる。これにより、本発明の一態様に係る静電噴霧装置は、消費電力を抑えることができ、ユーザの利便性を高めることができる。
また、本発明の一態様に係る静電噴霧装置は、
上記第1電極および上記第2電極はそれぞれ、装置表面に形成された第1開口部および第2開口部の内部に配置されており、
上記導電部は、さらに、上記第1開口部および上記第2開口部の少なくとも一方の周囲にわたって設けられている構成であってもよい。
本発明の一態様に係る静電噴霧装置は、上記構成を備えることにより、さらに上記第1電極と上記第2電極との間の電場を強くすることができ、第1電極における物質の噴霧状態をさらに良好に保つことができる。
上記導電部は、上記静電噴霧装置の表面に露出している構成であってもよい。
本発明の一態様に係る静電噴霧装置は、上記構成を備えることにより、導電部が誘電体の内部に含まれている場合に比べて、上記第1電極と上記第2電極との間の電場をさらに強くすることができる。これにより、本発明の一態様に係る静電噴霧装置は、第1電極における物質の噴霧状態をさらに良好に保つことができる。
また、本発明の一態様に係る静電噴霧装置は、
上記第2電極における電流値を制御する電流制御手段と、
上記電流制御手段により制御された電流値に基づいて、上記第1電極と上記第2電極との間に電圧を印加する電圧印加手段と、を備える構成であってもよい。
本発明の一態様に係る静電噴霧装置は、電圧印加手段が、電流制御手段により制御された電流値に基づいて、上記第1電極と上記第2電極との間に電圧を印加する。つまり、本発明の一態様に係る静電噴霧装置は、第2電極における電流値が制御されることで、第1電極と第2電極との間に印加される電圧値を安定させ、その結果、第1電極と第2電極との間の電場強度を安定させることができる。それにより、第1電極における物質の噴霧状態をさらに良好に保つことができる。
上述のように、本発明の静電噴霧装置は、
先端から物質を噴霧する第1電極と、
上記第1電極との間で電圧が印加される第2電極と、
上記第1電極および上記第2電極に近接する誘電体に設けられる導電部と、を備え、
上記導電部は、上記第1電極と上記第2電極との間に位置する構成である。
それゆえ、本発明の静電噴霧装置は、第1電極と第2電極との間の電場強度を高くすることができる。
本発明に係る静電噴霧装置の外観図である。 本発明に係る静電噴霧装置の要部構成を示す断面図である。 本発明の変形例に係る静電噴霧装置を説明するための図である。 本発明に係る電源装置の構成図の一例を示す図である。 本発明に係る静電噴霧装置に係るスプレー電極と基準電極との間の電圧勾配を示すグラフを示す。 本発明の変形例に係る静電噴霧装置を示す側面図である。 本発明との比較用の静電噴霧装置を示す側面図である。 噴霧を行った期間と噴霧量との関係を示すグラフであり、(a)および(b)は本発明に係る静電噴霧装置の噴霧試験結果を示すグラフであり、(c)および(d)は本発明との比較用の静電噴霧装置の噴霧試験結果を示すグラフである。 (a)は本発明に係る静電噴霧装置におけるスプレー電極と基準電極との間の印加電圧を示し、(b)は本発明との比較用の静電噴霧装置におけるスプレー電極と基準電極との間の印加電圧を示す。 (a)および(b)は本発明に係る静電噴霧装置が液体を噴霧する状態を示す図であり、(c)および(d)は本発明と比較用の静電噴霧装置が液体を噴霧する状態を示す図である。 従来の静電噴霧装置の電圧プロファイルを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図10に基づいて説明すると以下の通りであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。各図面において、同一の部品には同一の符号を付し、それらの名称および機能も同じである。
〔静電噴霧装置100の要部構成について〕
本発明に係る静電噴霧装置100は、芳香油、農産物用化学物質、医薬品、農薬、殺虫剤、空気清浄化薬剤等の噴霧に用いられる装置である。
図1は、静電噴霧装置100の外観図である。図示するように、静電噴霧装置100は、直方形状である。その装置の一面に、スプレー電極(第1電極)4および基準電極(第2電極)5が配設されている。スプレー電極4は、基準電極5の近傍に位置する。また、スプレー電極4を取り囲むように環状の開口(第1開口部)2が、基準電極5を取り囲むように環状の開口(第2開口部)3が、それぞれ形成されている。スプレー電極4と基準電極5との間には電圧が印加され、それによりスプレー電極4と基準電極5との間に電場が形成される。スプレー電極4からは正帯電した液滴が噴霧される。基準電極5は、電極近傍の空気をイオン化して負帯電させる。そして、負帯電した空気は、電極間に形成された電場と負帯電された空気粒子間の反発力とによって基準電極5から遠ざかる動きをする。この動きが空気の流れ(以下、イオン流と称する場合もある)を生み、このイオン流によって正帯電した液滴が静電噴霧装置100から離れる方向へと噴霧される。
装置表面は、誘電体10により形成されるとともに、開口2と開口3との間に、スプレー電極4と基準電極5との間の電場強度を高める導電体(導電部)6を有する。図1では、導電体6は、開口2・3の外縁に接するように設けられている。
図2は、静電噴霧装置100の要部構成を示す断面図である。図2のように、静電噴霧装置100は、スプレー電極4と、基準電極5と、導電体6と、電源装置7と、誘電体10とを備えている。
静電噴霧装置100では、スプレー電極4は、誘電体10の内部のスプレー電極取付部8において支持され、基準電極5は誘電体10の内部の基準電極取付部9において支持されている。誘電体10を構成する材料は、誘電体であれば特に限定されないが、例えば、ナイロン6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン66、ポリプロピレン、またはポリアセチル−ポリテトラフルオロエチレン混合物などが挙げられる。
開口2は、スプレー電極4を収容するための空間であり、スプレー電極4が収容できればその大きさは特に限定されない。一例として、直径が2mm以上、12mm以下とすることができ、深さを3mm以上、20mm以下とすることができる。また、開口2は、装置表面における形状を円柱状、楕円状等とすることができる。
開口3は、基準電極5を収容するための空間であり、基準電極5が収容できればその大きさは特に限定されない。一例として、直径が2mm以上、12mm以下とすることができ、深さを3mm以上、20mm以下とすることができる。また、開口3は、装置表面における形状を円柱状、楕円状等とすることができる。
スプレー電極4は、金属性キャピラリー(例えば、304型ステンレス鋼など)等の導電性導管によって構成されている。スプレー電極4は、電源装置7を介して基準電極5と接続される。スプレー電極4の先端部からは噴霧物質が噴霧される。スプレー電極4は先端部に向かうほど先端が細く、尖った形状である。そして、その尖状形状により噴霧物質の噴霧方向が規定される。
基準電極5は、金属ピン(例えば、304型スチールピンなど)等の導電性ロッドからなる。スプレー電極4および基準電極5は、一定の間隔を空けて離間し、互いに平行に配置されている。また、スプレー電極4および基準電極5は、例えば、互いに8mmの間隔を空けて配置されている。
導電体6は、開口2と開口3との間、より具体的には、スプレー電極4と基準電極5との誘電体10に設けられている。なお、導電体6は、開口2および開口3の少なくとも一方の周囲にわたる装置表面上に設けられていてもよく、この構成については後述する。
導電体6は、その材料は特に限定されず、銅、アルミニウム、銀、金、導電性液体、樹脂、グラファイトなど抵抗率が10Ω/square以下のものであればよい。導電体6は、導電体の厚みは特に限定されないが、一例として、0.05μm以上、10μm以下とすることができる。導電体6を静電噴霧装置の装置表面に形成する方法としては、コーティング、プリント、蒸着、塗装などの手法を用いればよく、これにより装置表面に導電性表面を形成する。
なお、導電体6は、必ずしも装置表面に露出している必要はない。つまり、スプレー電極4と基準電極5との間の電場強度を高める機能を発揮するのであれば、誘電体6は、誘電体10の内部に含まれてもよい。例えば、静電噴霧装置100は、導電体6の上面に薄い誘電体のフィルムを張り、導電体6が外部に露出しない構成で実現されてもよい。あるいは別の構成として、導電体6は、スプレー電極4と基準電極5との間の誘電体10表面に形成された溝または穴の内部に設けられ、ユーザが導電体6に接触する機会が軽減されるように配置が工夫されていてもよい。
ここで、本実施形態の変形例に係る静電噴霧装置110を図3により説明する。図3は、静電噴霧装置110を説明するための概略図である。
静電噴霧装置100と静電噴霧装置110とを比較して説明すると、図2の静電噴霧装置100では、開口2・3の周囲において誘電体10の表面1の高さは略同一に揃えられている。そのうえで、導電体6が誘電体10の表面に設けられている。これにより、導電体6を設けた領域の装置高さは、導電体6を設けていない領域の表面高さよりも僅かに高くなる。
一方、図3の静電噴霧装置110では、導電体6aが設けられる誘電体10の表面は他の領域よりも装置の表面高さが低く設計されており、その領域に導電体6aを設けることで装置の表面高さを略同一に揃えている。
このように、誘電体10に導電体6を設ける構成、方法は様々に変更することができる。
〔電源装置7について〕
電源装置7は、スプレー電極4と基準電極5との間に高電圧を印加する。例えば、電源装置7は、スプレー電極4と基準電極5との間に1〜30kVの間の高電圧(例えば、3〜7kV)を印加する。高電圧が印加されると電極間に電場が形成され、誘電体10の内部に電気双極子が生じる。このとき、スプレー電極4は正に帯電し、基準電極5は負に帯電する(その逆でもよい)。そして、負の双極子が正のスプレー電極4に最も近い誘電体の表面1に生じ、正の双極子が負の基準電極5に最も近い誘電体の表面1に生じ、帯電したガスおよび物質種が、スプレー電極4および基準電極5によって放出される。ここで、上述したように、基準電極5において生成される電荷は、噴霧物質の極性とは逆の極性の電荷である。したがって、噴霧物質の電荷は、基準電極5において生成される電荷によって平衡化される。それゆえ、静電噴霧装置100は、電荷平衡の原理に基づき、電流のフィードバック制御によって、噴霧の安定性を図ることができる。その詳細については〔電源装置7について〕の項目にて後述する。
図4は、図2の電源装置7の構成図の一例を示している。電源装置7は、電源21と、高電圧発生装置(電圧印加手段)22と、好ましい形態として、スプレー電極4および基準電極5の電流における出力電圧を監視する監視回路23と、基準電極5の電流値を所定の値(または所定の範囲)に制御した状態で高電圧発生装置22の出力電圧が所望の値となるように高電圧発生装置22を制御する制御回路(電流制御手段)24とを備える。様々な用途に対応するために、制御回路24はマイクロプロセッサ241を備え、そのマイクロプロセッサ241は、他のフィードバック情報25に基づいて、出力電圧およびスプレー時間をさらに調整できるように設計されていてもよい。フィードバック情報25には、環境条件(気温、湿度、および/または、大気圧)、液体の内容物に関する情報、ユーザによる任意の設定などが含まれる。温度センサ251、湿度センサ252、圧力センサ253からの情報および液体の内容物に関する情報254はマイクロプロセッサ241に送信される。
電源21は周知の電源を用いることができ、主電源または1つ以上のバッテリーを含む。この電源21は、低電圧電源、直流(DC)電源が好ましく、例えば、1つ以上のボルタ電池を組み合わせて1つの電池を構成する。好適な電池には単3電池、単1電池が含まれる。電池の個数は、必要な電圧レベルと電源の消費電力とによって決まる。
高電圧発生装置22は、発振器221と、変圧器222と、コンバータ回路223とを備える。発振器221は直流を交流に変換し、変圧器222は交流で駆動する。この変圧器222にコンバータ回路223が接続される。通常、コンバータ回路223は、チャージポンプと整流回路とを備える。コンバータ回路223は、所望の電圧を生成し、交流を直流に変換する。典型的なコンバータ回路は、コックロフト・ウォルトン回路である。
監視回路23は、電流フィードバック回路231を備え、用途によっては、電圧フィードバック回路232を備えてもよい。電流フィードバック回路231は、基準電極5の電流値を測定する。静電噴霧装置100は電荷平衡されるため、基準電極5の電流値を測定し、参照することにより、スプレー電極4の先端部での電流を正確に監視することができる。この方法によれば、高価で、複雑で、混乱を生じさせる測定手段をスプレー電極4の先端部に設ける必要はなく、また、測定電流に対する放電(コロナ)電流の寄与を推定する必要もない。電流フィードバック回路231は、例えば変流器などの従来のいかなる電流測定装置を含んでもよい。
好ましい実施形態において、基準電極5における電流は、基準電極5と直列に接続されたセットレジスタ(フィードバック抵抗器)における電圧を測定することにより測定される。ある実施形態において、セットレジスタにおける測定電圧は、アナログ・デジタル(A/D)変換器を用いて読み取られる。なお、一般的に、アナログ・デジタル変換器は、マイクロプロセッサの一部である。アナログ・デジタル変換器を備えた好適なマイクロプロセッサは、Microchip社製のPIC16F18**ファミリー製品のマイクロプロセッサである。デジタル情報は、制御回路24に出力を供給するためにマイクロプロセッサにより処理される。
好ましい実施形態において、セットレジスタで測定された電圧は、比較器を用いて、所定の一定基準の電圧値と比較される。比較器は、極めて低い電流(一般に、ナノアンペアかそれ以下)しか必要とせず、かつ、応答速度が速い。多くの場合、マイクロプロセッサ241には、その目的のために比較器が組み込まれている。例えば、上述したマイクロチップファミリーのPIC16F1824は、入力電流値が極めて低く、かつ一定の基準電圧を有する好適な比較器を提供する。比較器に入力される基準電圧値は、このマイクロプロセッサ241に含まれるD/A変換器を用いて設定され、選択可能な基準電圧値が用意されている。通常動作では、この回路は、基準電圧の大きさおよびフィードバック抵抗器によって決定される要求値よりも測定電流が高いか低いかを検出することができ、その情報を制御回路24に供給する。
正確な電圧値が要求される用途において、監視回路23はまた、電圧フィードバック回路232を備え、スプレー電極4に印加される電圧を測定する。一般に、印加電圧は、2つの電極を接続する分圧器を形成する2つの抵抗器の接合部における電圧を測定することによって直接監視される。あるいは、印加電圧は、同様の分圧器の原理を用いて、コックロフト・ウォルトン回路内のノードで生成される電圧を測定することによって監視される。同様に、電流フィードバックに関して、フィードバック情報は、A/D交換器を介して、あるいは、比較器を用いてフィードバック信号を基準電圧値と比較することによって、処理される。
制御回路24は、監視回路23から基準電極5の電流値を示す情報を取得し、基準電極5の電流値と所定の電流値(例えば、0.867μA)とを比較する。そして、制御回路24は、基準電極5の電流値が所定の電流値でなければ、所定の電流値となるように基準電極5の電流値を制御する。そして、制御回路24は、基準電極5の電流値を所定の電流値に制御したうえで、発振器221の振幅の大きさ、周波数、またはデューティーサイクル、電圧のオンーオフ時間(あるいは、これらの組み合わせ)を制御することによって、高電圧発生装置22の出力電圧を制御する。なお、電源装置7のユニットごとの製造誤差、もしくは電流値の測定誤差などを考慮して、制御回路24は、基準電極5の電流値を、「所定の電流値」ではなく、一定の幅を有する「所定の範囲」に収まるように制御してもよい。このように、電流を制御することにより、電場を安定化することができるという効果が得られる。上記「所定の範囲」としては、0.8〜1.0μAの範囲が挙げられる。
大気温度、湿度、大気圧、噴霧物質の液体量などに基づいて電圧またはデューティーサイクル/スプレー間隔を補償する必要から、マイクロプロセッサ241に他の入力(フィードバック情報25)が入力されてもよい。その情報は、アナログ情報またはデジタル情報として与えられ、マイクロプロセッサ241により処理される。マイクロプロセッサ241は、入力情報に基づいて、スプレー間隔、スプレーをオンにする時間、または印加電圧の何れかを変更することよってスプレーの品質および安定性を高めるための補償を行うことができる。
一例として、電源装置7は、温度補償のために使用されるサーミスタなどの温度検知素子を備える。ある実施形態において、電源装置7は、温度検知素子により検知された温度の変化に従ってスプレー間隔を変化させる。スプレー間隔は、電源のオン、オフ時間の総計である。例えば、電源がスプレーを35秒間オンとし(その間、電源はスプレー電極4と基準電極5との間に高電圧を印加する)、145秒間オフとする(その間、電源はスプレー電極4と基準電極5との間に高電圧を印加しない)周期的なスプレー間隔の場合、そのスプレー間隔は35+145=180秒である。スプレー間隔は、電源のマイクロプロセッサ241に内蔵されたソフトウエアにより変更することができ、温度が上昇すると設定点から増加し、温度が低下すると設定点から減少する。スプレー間隔の増加および短縮は、噴霧される物質の特性によって定まる所定の指標に従うことが好ましい。便宜上、スプレー間隔の補償変化量は、スプレー間隔が0〜60℃(例えば、10〜45℃)の間でのみ変化するよう制限されていてもよい。そのため、温度検知素子によって記録された極端な温度は誤りとみなされ、考慮されず、高温および低温に対しては、最適ではないものの容認し得るスプレー間隔が設定される。あるいは、スプレー間隔のオン、オフ間隔は、スプレー間隔を一定にするように調整され、気温が上下したときにスプレー間隔内でスプレー時間を増減させてもよい。
なお、電源装置7は、噴霧される物質の特性を検出し、当該物質の特性を示す特性情報を生成する検査回路をさらに備えてもよい。検査回路が生成した特性情報は、制御回路24に供給される。制御回路24は、この特性情報を用いて、少なくとも1つの電圧制御信号を補償する。上記電圧制御信号とは、周囲の環境条件(例えば、温度、湿度および/または大気圧、および/または噴霧量)の検出結果に基づいて生成された信号であり、出力電圧またはスプレー時間を調整するための信号である。
以上、電流フィードバック制御を行う電源装置7の内部構成について説明した。しかしながら、上記説明は電源装置7の一例であって、電源装置7は、上記の機能を有するのであれば、他の構成により実現されてもよい。なお、本発明に係る静電噴霧装置では、電流フィードバック制御を行わない電源装置を用いてもよい。
〔導電体6について〕
静電噴霧装置100は、スプレー電極4と基準電極5との間に導電体6を有する。図1では、導電体6は、開口2および開口3の縁に接しているが、必ずしも開口2および開口3の縁に接している必要はなく、開口2および開口3の縁から離間して設けられていてもよい。
図1の横方向における導電体6の幅、すなわち、スプレー電極4と基準電極5とを結ぶ方向における導電体6の幅は、一例として、0.5mm以上、2.5mm以下とすることができる。また、図1の縦方向(上記横方向に垂直な方向)における導電体6長さは、一例として、2mm以上、8mm以下とすることができる。
静電噴霧装置100に係る電圧プロファイルを図5に示す。図5は、静電噴霧装置100に係るスプレー電極4と基準電極5との間の電圧勾配を示すグラフを示す。開口2と開口3との間には導電体6が設けられ、このとき、(2)で示す導電体6での電圧勾配はゼロとなり、スプレー電極4と基準電極5との間の電場強度を高めることができる。さらに、図11の従来の静電噴霧装置における電圧プロファイルと比較しても分かるように、静電噴霧装置100では、導電体6を設けることにより、スプレー電極4と基準電極5との間の電圧(電位差)は小さくなる。つまり、静電噴霧装置100は、従来の静電噴霧装置と比較して、スプレー電極4と基準電極5との間の電圧を低くし、同時に、スプレー電極4と基準電極5との間の電場強度を高めている。これにより、静電噴霧装置100は、従来の静電噴霧装置よりも好適な噴霧状態を実現することができる。しかも、スプレー電極4と基準電極5との間の電圧が低くなることから、静電噴霧装置100は、装置寿命を延ばすことができる。
導電体6は、スプレー電極4と基準電極5の間に設けられていることが好ましい。ただし、導電体6が、スプレー電極4と基準電極5とを結ぶ軸線を基準として所定の範囲内に設けられる場合も本実施の形態に含まれる。ここで、「所定の範囲」とは、本実施の形態に含まれる種々の静電噴霧装置に対して共通に定まるものではなく、スプレー電極4と基準電極5との間の距離、スプレー電極4と基準電極5との間に印加される電圧等に応じて定まるものであり、静電噴霧装置ごとに変化する範囲と言える。したがって、「所定の範囲」は、本実施の形態に係る静電噴霧装置ごとに規定される。なお、導電体6が存在しない場合と比べてスプレー電極4と基準電極5との間の電場強度が強くなる導電体6の位置を、所定の範囲と規定することもできる。
次に、導電体6の他の構成について図6を用いて説明する。
図6は、本実施の形態の変形例である静電噴霧装置120を示す側面図である。静電噴霧装置120では、開口2および開口3の周囲にわたり装置表面全体に導電体6bが設けられている。これにより、静電噴霧装置120は、静電噴霧装置100と比べて、スプレー電極4と基準電極5との間の電場をさらに強くすることができ、より好ましい噴霧状態を実現することができる。さらに、静電噴霧装置120では、開口2および開口3の周囲にわたり装置表面全体に導電体6bを設けることにより消費電力が低減される。
なお、開口2および開口3の周囲にわたり装置表面全体に導電体6bを設ける構成以外にも、例えば、開口2および開口3の少なくとも一方の周囲にわたり装置表面全体に導電体6bを設ける構成であってもよい。この場合にも、従来の静電噴霧装置と比べて、スプレー電極4と基準電極5との間の電場を強くすることができ、かつ、消費電力を抑えることができる。
図7は、本発明との比較用の静電噴霧装置210を示す側面図である。静電噴霧装置210は、装置表面に2つの導電体206が設けられている。しかしながら、当該2つの導電体206は、スプレー電極4と基準電極5とを結ぶ線分から離れた位置に位置する。言い換えると、2つの導電体206は、スプレー電極4と基準電極5とを結ぶ軸線を基準として所定の範囲外に設けられている。
確認の結果、静電噴霧装置120においては、スプレー電極4と基準電極5との間の電場強度は従来の静電噴霧装置と比べてさほど高くはならず、静電噴霧装置100と同様の効果は得られなかった。
このことから、導電体6は、スプレー電極4と基準電極5とを結ぶ線分を基準として所定の範囲内に設けられている必要があり、それにより、スプレー電極4と基準電極5との間の電場強度を高めることができる。
〔運転開始後の噴霧安定性について〕
静電噴霧装置100では、運転が開始すると、スプレー電極4と基準電極5との間に電圧が印加され、スプレー電極4の先端部に電場が形成される。電場が形成され、静電気力がある一定の強さを超えると、スプレー電極4の先端部から液滴が噴霧される。良好な噴霧状態では、スプレー電極4の先端部から噴霧される液体は円錐状であるテイラーコーンとなる。スプレー電極4の先端部に形成される円錐形の液体は一般的にテイラーコーンと呼ばれ、スプレー電極4の先端部側への液体の表面張力と電場による静電気力とが釣り合うことにより形成される。スプレー電極4から噴霧される液体がテイラーコーン状のときは、噴霧が安定していると言える。つまり、噴霧の安定性を実現するには、ある程度の電場強度が必要となる。
ここで、スプレー電極4と基準電極5との間に形成される電場の強度に影響を与える要因として、誘電体10が考えられる。誘電体10は、スプレー電極4と基準電極5との間に電圧が印加されると、スプレー電極4および基準電極5において生成される正負の電荷によりチャージされる。この誘電体10にチャージされた電荷がスプレー電極4と基準電極5との間に形成される電場に影響を与え、静電噴霧装置100の噴霧安定性に影響を及ぼしうることを本願発明者らは見出した。従来の静電噴霧装置においては、特に運転開始直後の期間に所望の噴霧量が得られない場合が考えられ、噴霧安定性に改善の余地があるとも言える。
この点、本発明者らは、本実施の形態に係る静電噴霧装置は運転開始直後の噴霧安定性にも優れていることを見出した。このことを、以下に説明する。
本発明に係る静電噴霧装置100(図1)・120(図6)、比較用の静電噴霧装置210(図7)・200(図11)に対し、20日以上にわたる噴霧試験を行った。噴霧試験では導電率が280μS/mの液体が用いられ、噴霧試験は、温度が25〜27℃、相対湿度が70〜80%の条件下にて行った。なお、以下の説明では、0.4g/日を上回る噴霧量を実現するまでの期間をスタートアップ期間と称している。
図8は、噴霧を行った期間と噴霧量との関係を示すグラフであり、図8(a)〜(d)はそれぞれ静電噴霧装置100、120、210、200の結果を示す。各グラフでは、左側の縦軸が平均の噴霧量(g/日)、右側の縦軸が標準偏差の2倍に係る結果(2σ(%))、横軸が経過日数を示す。
まず、図8(a)に示すように、静電噴霧装置100は、試験開始から0.5g/日以上の噴霧量を実現しており、噴霧安定性の基準とする0.4g/日を上回っている。つまり、静電噴霧装置100にはスタートアップ期間が認められなかった。
次に、図8(b)に示すように、静電噴霧装置120は、試験開始から0.6g/日以上の噴霧量を実現しており、静電噴霧装置100と同様にスタートアップ期間が認められなかった。さらに、静電噴霧装置120は、静電噴霧装置100と比べると、運転開始直後の噴霧量が約0.7g/日であり、運転開始直後からスプレー電極4と基準電極5との間に形成される電場の強度が高い状態にあると考えられる。
次に、図8(c)に示すように、静電噴霧装置210は、17.5日運転後においても平均の噴霧量は約0.3g/日であり、噴霧安定性の基準とする0.4g/日を上回ることができなかった。つまり、静電噴霧装置210を用いた場合にはスタートアップ期間は長期に及ぶ。このことから、導電体6は、スプレー電極4と基準電極5とを結ぶ線分を基準として所定の範囲内に設けられていることが好ましいことが示される。
最後に、図8(d)に示すように、静電噴霧装置200では、噴霧安定性の基準とする0.4g/日を上回るまでに33日要しており、スタートアップ期間が長期に及んでいることが分かる。
以上の結果から、本実施の形態に係る静電噴霧装置100、120は、運転開始直後から噴霧の安定性を高めることも可能であり、そのことを図8の結果から示される。
次に、図8の噴霧試験に用いた静電噴霧装置100および静電噴霧装置200における、スプレー電極と基準電極との間に印加された電圧を図9に示す。図9(a)は、静電噴霧装置100におけるスプレー電極と基準電極との間の印加電圧を示し、図9(b)は、静電噴霧装置200におけるスプレー電極と基準電極との間の印加電圧を示す。それぞれの図において、縦軸は出力電圧(kV)を、横軸は経過日数(日)を示す。
上述するように、静電噴霧装置100では、スプレー電極4と基準電極5との間の電場強度が高くなり、それにより、スプレー電極4と基準電極5との間に印加される電圧は静電噴霧装置200と比べて低い。具体的には、静電噴霧装置100の14日間の噴霧における印加電圧の平均値は4.6kVであり、静電噴霧装置200の14日間の噴霧における印加電圧の平均値は5.3kVであった。
つまり、静電噴霧装置100を用いることで、スプレー電極4と基準電極5との間に印加される電圧を低くすることができる。これにより、バッテリーの長寿命化を図り、高電圧印加による電極の摩耗を抑制することができるため、利便性の高い装置をユーザへ提供することができる。
図10はスプレー電極4の先端に形成されるテイラーコーン、および、液体が噴霧される様子を示す図であり、図10(a)〜(d)は、静電噴霧装置100・120・210・200にそれぞれ対応している(部材番号61・261はスプレー電極4の先端部を、部材番号62・262は噴霧状態の液体を示す)。
静電噴霧装置100、120では、導電体6が上記所定の範囲内に設けられることから、スプレー電極4と基準電極5との間の電場強度が高くなる。これにより、静電噴霧装置100、120は、液体62を強い勢いで噴霧でき、そのことが噴霧安定性を高めることにつながる。
一方、静電噴霧装置210、200は、静電噴霧装置100、120ほどに液体を強い勢いで噴霧していない。この目視確認からも、静電噴霧装置100、120によって噴霧の安定性が高まることが示される。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、芳香油、農産物用化学物質、医薬品、農薬、殺虫剤、空気清浄化薬剤等の噴霧する静電噴霧装置に利用することができる。
1 誘電体の表面
2 開口(第1開口部)
3 開口(第2開口部)
4 スプレー電極(第1電極)
5 基準電極(第2電極)
6・6a・6b 導電体(導電部)
7 電源装置
8 スプレー電極取付部
9 基準電極取付部
10 誘電体
21 電源
22 高電圧発生装置(電圧印加手段)
23 監視回路
24 制御回路(電流制御手段)
25 フィードバック情報
100・120 静電噴霧装置

Claims (4)

  1. 電場を利用して物質を噴霧する静電噴霧装置であって、
    先端から物質を噴霧する第1電極と、
    上記第1電極との間で電圧が印加される第2電極と、
    上記第1電極および上記第2電極に近接する誘電体に設けられる導電部と、を備え、
    上記導電部は、上記第1電極と上記第2電極との間に位置することを特徴とする静電噴霧装置。
  2. 上記第1電極および上記第2電極はそれぞれ、装置表面に形成された第1開口部および第2開口部の内部に配置されており、
    上記導電部は、さらに、上記第1開口部および上記第2開口部の少なくとも一方の周囲にわたって設けられていることを特徴とする請求項1に記載の静電噴霧装置。
  3. 上記導電部は、上記静電噴霧装置の表面に露出していることを特徴とする請求項1または2に記載の静電噴霧装置。
  4. 上記第2電極における電流値を制御する電流制御手段と、
    上記電流制御手段により制御された電流値に基づいて、上記第1電極と上記第2電極との間に電圧を印加する電圧印加手段と、を備えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の静電噴霧装置。
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