JP2014176555A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない発光源で華美な光の演出を可能とする。
【解決手段】前面側に遊技領域が形成され、前方から視認可能な位置に電飾手段1000が配設される遊技機であって、電飾手段は、軸線を中心として回転又は回動可能に設けられる略円筒状の第一装飾手段1100と、第一装飾手段にその後方から発光源1301からの光が入射するように構成した照明手段1300と、第一装飾手段を回転又は回動させる駆動手段と、を備え、第一装飾手段は、透光性を有する略円筒状の第一透光部1101を有し、第一透光部は、少なくともその内壁面又は外壁面のどちらか一方に、第一装飾手段の軸線に垂直な面に対して交差する突条である第一突条1109が複数形成された第一凹凸面1107を有し、発光源からの光が第一凹凸面の各第一突条で屈折してから第一透光部の前面側に複数出射され、この出射される光が第一装飾手段の回転又は回動により変動するように構成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ、スロットマシンあるいはパロット等の遊技機に関する。
近年、遊技機には、凹凸模様が付された透光性のある装飾カバーによって覆われた発光源(例えば、LED電球やフィラメント電球等)が複数設けられている。このように、発光源による光を遊技者に視認可能となるように取り付けて、発光源を点灯、消灯させたり、その光の強さや色を変えることで、演出効果を高め、遊技の興趣向上を図っている。
例えば、特許文献1の特開2003−10408号「遊技機」においては、遊技盤の前面に固定される凹凸透光部を有する平板状の透光部材と、この前方に設けられる凹凸透光部を有する円板状の透光部材と、これらの透光部材に対し遊技盤の背面側から光を照射するLEDとを備え、円板状の透光部材が回動又は回転するように構成された特定遊技部材を有する遊技機が提案されている。
特開2003−10408号公報
特許文献1に記載の「遊技機」では、LEDから出射された光が、凹凸透光部が形成された2つの平板状部材を通過することにより、多様な光模様を映し出すことができるようになっている。しかしながら、このような薄い平板状部材による構成では、LEDの光により照らされる部分に、凹凸透光部による光の透過率の違いによる模様(影)が映し出されるだけであり、光を煌めかせるような演出効果を付与することはできなかった。
本発明は、上述した問題を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、1つの発光源による光を複数の光として煌くように映し出し、少ない発光源で華美な光の演出を可能として、遊技者の高揚感を高めることができる電飾手段を有する遊技機を提供することにある。
本発明は、前面側に遊技領域が形成され、前方から視認可能な位置に電飾手段が配設される遊技機であって、前記電飾手段は、軸線を中心として回転又は回動可能に設けられる略円筒状の第一装飾手段と、該第一装飾手段にその後方から発光源からの光が入射するように構成した照明手段と、該第一装飾手段を回転又は回動させる駆動手段と、を備え、前記第一装飾手段は、透光性を有する略円筒状の第一透光部を有し、該第一透光部は、少なくともその内壁面又は外壁面のどちらか一方に、第一装飾手段の軸線に垂直な面に対して交差する突条である第一突条が複数形成された第一凹凸面を有し、前記発光源からの光が前記第一凹凸面の各第一突条で屈折してから前記第一透光部の前面側に複数出射され、この出射される光が前記第一装飾手段の回転又は回動により変動するように構成された、ことを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、第一突条が複数設けられた凹凸面を有する略円筒状の第一透光部により後方から入射された1つの発光源の光を第一透光部の前面側に複数出射させ、さらに第一透光部を回転又は回動させることにより出射光を変動させ、立体的で華美な光の演出を可能とする。
第1実施形態におけるパチンコ機の正面図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 実施例1の電飾手段の構成を示す図である。 実施例1の電飾手段の第一透光部の前面から出射する光について説明する説明図である。 実施例1の電飾手段の照明手段の構成について説明する概略図である。 実施例1の電飾手段の照明手段の構成について説明する概略図である。 実施例2の電飾手段の構成を示す図である。 実施例2の電飾手段の第二透光部の変形例を説明する図である。 実施例3の電飾手段の構成を示す図である。 実施例4の電飾手段の構成を示す図である。 実施例5の電飾手段の構成を示す図である。 実施例5の電飾手段の第一透光部の前面から出射する光を示す説明図である。
まず、本発明を適用する一般的なパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10の一実施形態の全体構成を説明する。図1は、パチンコ機10の正面図であり、図2はパチンコ機10の遊技盤13の正面図であり、図3はパチンコ機10の背面図である。
パチンコ機10は、図1に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
内枠12には、多数の釘や入賞口63,64等を有する遊技盤13(図2参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット(図示せず)やその球発射ユニットから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。
内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。
前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット(図示せず)へと案内される。また、上皿17の上面には、枠ボタン22が設けられている。この枠ボタン22は、例えば、後述する第3図柄表示装置81(図2参照)で表示される演出のステージを変更する場合に、遊技者により操作される。ステージとは、第3図柄表示装置81に表示される各種演出に統一性を持たせた演出モードのことで、後述する第1入球口64への入球(始動入賞)に伴って行われる変動演出(第3図柄の変動表示(動的表示)を行う変出)やリーチ演出などの各種演出は、それぞれのステージに与えられたテーマに合わせて行われるように設計されている。
前面枠14には、その周囲(例えば、窓部14cの周縁)には、後述するLED等の発光源を内蔵した電飾部29〜33が設けられている。また、前面枠14の正面視(図1参照)左上部には、LED等の発光源が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。
右側の電飾部32下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29〜33の周りの領域にクロムメッキを施したABS樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。
窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)(図示せず)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット(図示せず)の駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回転操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51a及び打ち止めスイッチ51bがオフとなっている。
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。かかる球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「千両箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。
次に、パチンコ機10の遊技盤13の構成について説明する。図2に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車及びレール61,62、一般入賞口63、第1入球口(始動口)64、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。一般入賞口63、第1入球口64、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、球の落下方向を適宜分散、調整等するために、多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。
遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図1参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。また、遊技盤13の下側における左右の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1,K2が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図1参照)を通じて視認することができる。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。遊技盤13(遊技領域)の前面下側にはアウト口66が設けられており、いずれの入賞口63,64,65aにも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。
2本のレール61,62は、球発射ユニット(図示せず)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図2の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される。また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視右側上部(図2の右側上部)には、発光源である複数の発光ダイオード(以下、「LED」と略す。)37aと7セグメント表示器37bとが設けられた第1図柄表示装置37が配設されている。第1図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図4参照)で行われる各制御に応じた表示がなされるものであり、主にパチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。複数のLED37aは、第1入球口64への入球(始動入賞)に伴って行われる変動中であるか否かを点灯状態により示すことによって変動表示を行ったり、変動終了後の停止図柄として、その始動入賞に対して行われる抽選の結果に応じた図柄を点灯状態により示したり、第1入球口64に入球された球のうち変動が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。7セグメント表示器37bは、大当たり中のラウンド数やエラー表示を行うものである。なお、LED37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるよう構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。また、遊技盤13には、後述するLED等の発光源を内蔵した電飾部71〜75、電飾ユニット1000が設けられている。
なお、本パチンコ機10では、第1入球口64への入球に対して行われる抽選において、大当たりか否かの当否判定を行うと共に、大当たりと判定した場合はその大当たり種別の判定も行う。ここで判定される大当たり種別としては、15R確変大当たり、2R確変大当たり、時短大当たりが用意されている。LED37aには、変動終了後の停止図柄として抽選の結果が大当たりであるか否かが示されるだけでなく、大当たりである場合はその大当たり種別に応じた図柄が示される。
遊技領域には、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1入球口64への入球(始動入賞)をトリガとして、第1図柄表示装置37における変動表示と同期させながら、第3図柄の変動表示を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す。)で構成された第3図柄表示装置81と、第2入球口67の球の通過をトリガとして第2図柄(普通図柄)を変動表示するLEDで構成される第2図柄表示装置83とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は8インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、後述する表示制御装置114(図4参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変表示されるようになっている。本実施形態の第3図柄表示装置81は、主制御装置110(図4参照)の制御に伴った遊技状態の表示が第1図柄表示装置37で行われるのに対して、その第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第2図柄表示装置83は、球が第2入球口67を通過する毎に表示図柄(第2図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる変動表示を行うものである。パチンコ機10は、第2図柄表示装置83における変動表示が所定図柄(本実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に第1入球口64が所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。球の第2入球口67の通過回数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第1図柄表示装置37により表示されると共に第2図柄保留ランプ84においても点灯表示される。第2図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。
なお、第2図柄の変動表示は、本実施形態のように、第2図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、第2図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、第2入球口67の通過は、第1入球口64と同様に、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、第1図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第2図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1入球口(始動入賞口)64が配設されている。この第1入球口64へ球が入球すると、遊技盤13の裏面側に設けられる第1入球口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1入球口スイッチのオンに起因して、主制御装置110(図4参照)で大当たりの抽選がなされ、また、第1図柄表示装置37や第3図柄表示装置81における変動表示が開始(始動)される。そして、所定の変動時間経過後に、変動表示が停止され、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37のLED37aで示されると共に、その抽選結果に応じた第3図柄が第3図柄表示装置81に停止表示される。また、第1入球口64は、球が入球すると5個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
第1入球口64の下方には可変入賞装置65が配設されており、その略中央部分に横長矩形状の特定入賞口(大開放口)65aが設けられている。パチンコ機10においては、主制御装置110(図4参照)での抽選が大当たりとなると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるよう第1図柄表示装置37のLED37aを点灯させると共に、その大当たりに対応した停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、球が入賞し易い特別遊技状態(大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが、所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。
この特定入賞口65aは、所定時間が経過すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その特定入賞口65aが所定時間開放される。この特定入賞口65aの開閉動作は、最高で例えば15回(15ラウンド)繰り返し可能にされている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態の一形態であり、遊技者には、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。
可変入賞装置65は、具体的には、特定入賞口65aを覆う横長矩形状の開閉板と、その開閉板の下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大開放口ソレノイド(図示せず)とを備えている。特定入賞口65aは、通常時は、球が入賞できないか又は入賞し難い閉状態になっている。大当たりの際には大開放口ソレノイドを駆動して開閉板を前面下側に傾倒し、球が特定入賞口65aに入賞しやすい開状態を一時的に形成し、その開状態と通常時の閉状態との状態を交互に繰り返すように作動する。
なお、上記した形態に特別遊技状態は限定されるものではない。特定入賞口65aとは別に開閉される大開放口を遊技領域に設け、第1図柄表示装置37において大当たりに対応したLED37aが点灯した場合に、特定入賞口65aが所定時間開放され、その特定入賞口65aの開放中に、球が特定入賞口65a内へ入賞することを契機として特定入賞口65aとは別に設けられた大開放口が所定時間、所定回数開放される遊技状態を特別遊技状態として形成するようにしても良い。
次に、パチンコ機10の背面側の構成について説明する。図3に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板(音声ランプ等制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と発射制御基板(発射制御装置112)と電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。
なお、主制御装置110、音声ランプ等制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100〜104に収納されている。基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ(図示せず)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ122が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ(図示せず)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
図4は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。ブロック図の詳細な説明は省略するが、主制御装置110、払出制御装置111、発射制御装置112、音声ランプ等制御装置113、表示制御装置114、電源装置115の各制御基板、カードユニット接続基板116には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。また、上述のように、主制御装置110によって、大当たり抽選や第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81における表示の設定、第2図柄表示装置83における表示結果の抽選といったパチンコ機10の様々な処理が実行される。
続いて、上述した前面枠14の電飾部29〜33(図1参照)、遊技盤13の電飾部71〜75、本発明の電飾手段1000(図2参照)等について説明する。
パチンコ機10では、遊技中のどきどきわくわく感を高めて興趣が尽きないように、変動表示や音響演出に合わせた様々な光の演出がなされる。例えば、電飾部29〜33,71〜75には、LED等の各種ランプ等の発光源(図示せず)が設けられており、その前面側に樹脂等からなる透光性を有する略板状の装飾カバー(図1,2参照)が配置されているものもある。大当たり時や所定のリーチ時等の遊技状態の変化に応じて、音声ランプ等制御装置113(図3,4参照)により発光態様が変更制御され、発光源が点灯又は点滅して遊技中の演出効果を高めるとともに、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前のリーチ中である旨等の状況変化を視覚的に報知する。
後述する本発明の電飾手段1000等は、遊技盤13の第3図柄表示装置81の左右の取付孔90に視認可能に配設され(図2参照)、遊技盤13の電飾部71〜75等と同様、音声ランプ等制御装置113(図3,4参照)により、発光態様や後述する駆動手段等が変動表示や音響演出と連動して変更制御され、遊技中の演出効果を高めたり、遊技状態の変化を報知するものである。以下、本発明の電飾手段1000等の構成について詳細に説明する。
<電飾手段−実施例1>
まず、本発明の第1の実施例の電飾手段について説明する。図5(a)は、実施例1の電飾手段1000の構成を示す斜視図であり、(b)は実施例1の電飾手段1000の第一透光部1101の横断面図である。図5に示すように、実施例1の電飾手段1000は、遊技盤13の前方から視認可能に取り付けられる第一装飾手段1100と、第一装飾手段1100にその後方から光が入射するように構成した照明手段1300と、第一装飾手段1100を回転又は回動可能に軸支する図示しない駆動手段とを備えている。
第一装飾手段1100は、透光性を有する略円筒状の第一透光部1101と、第一透光部1101をその中心軸を軸線として回転又は回動可能とするために取り付けられる伝動部材1103及び支持部材1105とを備えている。ここで、軸線とは、前述のような回転又は回動の中心となる軸(直線)に相当する。第一装飾手段1100の第一透光部1101は、遊技盤13の取付孔90に、前方から視認可能となるように配設される。第一透光部1101は、その外壁面に軸線方向と平行な突条αである第一突条1109が複数形成された第一凹凸面1107を有している。本実施例においては、第一突条1109(α)は、外方に突出した横断面が略かまぼこ状(半楕円形状)の直線状の突条であり、第一透光部1101の外壁面全面にわたって連なるように形成されている。第一凹凸面1107は、その横断面において、第一突条1109(α)の中央部分である外方に突出する頂部と、第一突条1109(α)の両端部分である谷部とからなる凹凸面である。
第一透光部1101の上端内側gには伝動部材1103が、第一透光部1101の下端内側hには支持部材1105が、それぞれ嵌め込むように取り付けられている。伝動部材1103は、略円形の薄い板状部材であり、その中心部には駆動手段の駆動軸(図示せず)が挿嵌される内歯車状の軸孔iが設けられている。支持部材1105は、略円形の薄い板状部材であり、その中央には軸状部材(図示せず)が挿入される円筒状の軸受部jが下方に突出するように設けられている。第一透光部1101は、支持部材1105の軸受部jに挿入される軸状部材(図示せず)によって回転又は回動可能に支持され、伝動部材1103の軸孔iに挿嵌される駆動軸(図示せず)によって回転又は回動される。
なお、本明細書において、回転とは、第一透光部1101を軸孔iの上方からみた際に、軸線を回転の中心として正転方向(時計回り)または逆転方向(反時計回り)のどちらか一方向に円運動する(円を描くように回る)ことである。また、回動とは、第一透光部1101を軸孔iの上方からみた際に、軸線を回動の中心として正転方向(時計回り)及び逆転方向(反時計回り)の両方向に円運動することである。回転及び回動の動作の途中に円運動を停止することがあってもよく、回転・回動の角度は遊技状態に応じて任意に設定することができる。
駆動手段は、第一装飾手段1100に駆動力を付与しえるいずれのものであってもよく、例えばソレノイドやモータである。また、主制御装置110(図4参照)等に電気的に制御されるものではなく、例えば遊技領域に発射された遊技球の落下により動作するように構成されたものでもよい。
照明手段1300は、発光源1301であるLED1301a4つと、各LED1301aが突出するように取り付けられる取付台1303とを有している。各LED1301aは、その光が、第一透光部1101の後方からその軸線に対して略垂直に入射するように一列に配置され、遊技者が第一透光部1101を透過してくる光が視認できるように構成されている。
次に、1つのLED1301aの光が第一透光部1101を透過した際に、第一透光部1101の前面側に映し出される光の様子、即ち第一透光部1101の前面側に透過してくる(以下、「前面から出射する」と表現する)光の様子について説明する。図6は、LED1301a(図示せず)の光が第一透光部1101の前面から出射する様子について説明する説明図であって、(a)、(b)は第一透光部1101がそれぞれ異なる位置で停止した状態、(c)は第一透光部1101を回転又は回動させた状態、(d)は参考としてLED1301aの光を平板状の透明部材Pに映し出した状態を示す。LED1301aは、一般的に直進性が強く点光りする特性を有する。よって、LED1301aの光を平板状の透明部材Pに映し出すと、図6(d)に示すように、その照度分布は円形Lとなり、中央の円形部分xは照度が高く、その周りを囲う円環部分yは照度が低くなる。
LED1301aからの光を第一透光部1101に透すと、図6(a)、(b)に示すように、光の屈折により第一透光部1101の前面側には、実際にLED1301aのある位置とは異なる位置に光が映し出されたり、LED1301aが1つであるにも関わらず、その後方に複数のLED1301aがあるように映し出される。そして、図6(c)に示すように、軸線を中心として第一透光部1101を回転又は回動させることによって、たくさんのLED1301aの光が移動(変動)するように映し出され、光が煌めくような演出効果が可能となる。また、図6(d)に示した照度分布と比較すると、図6(c)に示すように、第一透光部1101を回転又は回動させることによって、照度が高い部分(x)も照度の低い部分(y)もその面積を拡げることができ、少ないLED1301aで華美な光の演出ができる。
さらに、第一透光部1101の回転又は回動の速さを変化させれば、光の移動や映し出され方に変化を持たせることができる。具体的には、上述したように早く回転等させることにより、より多くの光が水平方向(図6(c)における左右方向)に移動しているように映し出すことができる。また、回転等の速度をより速めることにより、一列に近接して並べられたLED1301aが第一透光部1101の後方に実際に存在し、煌めいているように映し出すことができる。このように、回転又は回動可能に配設される第一装飾手段1100(第一透光部1101)によって、様々な光の演出が可能となる。
次に照明手段1300の変形例について説明する。図7は右側方から電飾手段1000を視認した際の照明手段1300(1301a,1301b)の構成について説明する概略図であり、(a)は本実施例1の構成、(b)〜(d)は変形例の構成を示すものである。図7(a)に示すように、実施例1においては第一透光部1101の軸線に対向するように、各LED1301aが配設されている。しかし、LED1301aによる光が第一透光部1101の軸線に対して略垂直に入射できるような構成であればこれに限らない。例えば、図7(b)〜(d)に示すように、遊技機10内のスペースを有効に使えるよう、反射板Rを用いてLED1301aの光を入射してもよい。また、図7(c)に示すように、LED1301aに限らず、LED1301aに比べ照射角度が大きいフィラメント電球1301b等の他の発光源1301を用いてもよい。図7(c),(d)に示すように、反射板Rを用いて、1つの発光源1301(1301a,1301b)が2つ以上の発光源1301の役割を担うように構成することもできる。
図8は上方から電飾手段1000を視認した際の照明手段1300(1301a)の構成について説明する概略図であり、(a)は本実施例1の構成、(b),(c)は変形例の構成を示すものである。図8(a)に示すように、実施例1においては、第一透光部1101の軸線に対して光が垂直に入射するように各LED1301aを設けているが、図8(b),(c)に示すように、第一透光部1101の軸線に対して略垂直な方向から2つ以上の光が入射するようにLED1301aを設ける構成としてもよい。例えば、図8(b)のように、第一透光部1101の軸線に対して略垂直な位置に2つのLED1301aを配置して2つの光を入射させてもよい。また、図8(c)のように、LED1301aにその後方を包囲する球帯状の反射材1305を取り付けて、LED1301aによる光だけでなく、反射材1305による光も入射させてもよい。このように構成することによって、第一透光部1101の前面からより多くの光を出射させることができ、より華美な演出をすることが可能となる。
本発明の電飾手段1000によれば、1つの発光源1301の光を複数の光として出射させることができ、華美な演出を行うことにより遊技者の高揚感を高めることができる。また、上述したように略円筒状の第一透光部1101を回転又は回動(以下、適宜「回転等」という)させることにより、従来のように発光源1301自体を動かしたり、一列に配設された発光源1301を順次点滅させたりすることなく、発光源1301の光が変動するような演出を行うことができる。発光源1301の発光の強さや色の変化、点灯、点滅させる発光源1301の選択以外に、遊技状態等に応じて、第一透光部1101の回転等の速度、方向、回転等と停止の間隔(以下、速度等という)を変更制御することにより、様々な態様の演出を行うことができる。
なお、電飾手段1000の各部材の形状、大きさ、構成等は、上述した実施例に限られず、本実施例の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる。例えば、第一装飾手段1100は上述の構成に限らず、その一部又は全部を、別体成形としてもよいし一体成形としてもよい。また、伝動部材1103や支持部材1105は、上述した実施例に限られず、第一透光部1101を回転又は回動可能に軸支等する構成であればよい。
本実施例においては、第一透光部1101の中心軸を軸線として、回転又は回動する構成としたが、1つの発光源1301の光を複数の光として出射させることができれば、第一透光部1101の形状も、軸線もこれに限らない。例えば、第一透光部1101は、中空の円錐台形であったり、横断面が楕円形の円筒形であってもよい。また、軸線は、第一透光部1101の中空部内を通るものであれば、中心軸方向に平行な、中心軸とは異なる直線であってもよいし、中心軸方向に対して若干傾いた直線であってもよい。
また、第一透光部1101の第一凹凸面1107の第一突条1109(α)は、第一透光部1101の軸線に平行になるように形成したが、第一突条1109(α)が第一透光部1101の一端側から他端側に抜けるような構成、つまり、第一透光部1101の軸線に対し垂直な面に、交差するような構成であればよい。また、第一突条1109(α)の形状も、上述した形状に限らず、発光源1301による光を第一透光部1101の前面に複数映し出せる構成であればよい。なお、第一突条1109は、連なるように突出するように形成した条だけでなく、所定の間隔をおいて突出するように形成した条でもよく、2つの溝を略平行に形成することによってその間にできた条等も含む。第一突条1109を内壁面に設けたり、外壁面と内壁面の両方に設け、例えば外壁面と内壁面の両面に交互に条を形成したり、外壁面と内壁面の両面に対向するように条を形成する等種々変更することができる。また、第一突条1109の形状は直線に限らず、その一部又は全部が曲線であってもよく、その幅も一定である場合に限らない。
本実施例においては、第一凹凸面1107を、第一透光部1101の外壁全面に設けているが、必ずしも全面である必要はない。外壁全面に一様に同じ第一突条1109(α)を形成したが、例えば、断面の形状や幅が異なる第一突条1109を混在させることもできる。また、電飾手段1000には、発光源1301を有する照明手段1300を設けたが、電飾手段1000固有の発光源1301を設けず、他の電飾手段(図示せず)の発光源1301の光を、反射板R等を用いて操ることも可能である。なお、電飾手段1000は、前面枠14等、遊技盤13以外の場所に配設してもよい。
<電飾手段−実施例2>
次に実施例2の電飾手段について説明する。図9(a)は、実施例2の電飾手段2000の構成を示す斜視図であり、(b)は実施例2の電飾手段2000の第二透光部2201のA−A線の断面図の一部である。図9に示すように、実施例2の電飾手段2000は、実施例1の電飾手段1000の前方に第二装飾手段2200とこれを移動可能に保持する可動手段を追加して構成されている。以下、実施例1の電飾手段1000と同様の構成については、同様の符号、名称を付す等して重複する説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
実施例2の電飾手段2000は、遊技盤13にその前方から視認可能な位置に移動可能に取り付けられる第二装飾手段2200と、第二装飾手段2200の後方に配置される第一装飾手段1100と、第二装飾手段2200及び第一装飾手段1100に対しその後方から光を入射させる照明手段1300と、第一装飾手段1100を回転又は回動可能に軸支する図示しない駆動手段と、第二装飾手段2200を移動可能に保持する図示しない可動手段を備えている。
第二装飾手段2200は、略平板状の部材であり、中央部には透光性を有する第二透光部2201を、上端側及び下端側には第二装飾手段2200を可動手段(図示せず)に取り付けるための取付部2203を有する。第二装飾手段2200の第二透光部2201の裏面には、斜め方向に延びる突条βである第二突条2209が平行に複数形成された第二凹凸面2207が設けられている。この第二突条2209(β)の横断面は、略三角形状(波状)であり、三角形の突出している対向する2辺は内側に湾曲したような形状となっている(第二凹凸面2207には、横断面が半楕円形状の溝が複数平行に形成されているとも捉えられる)。第二突条2209(β)の幅(間隔)は、LED1301aにより第一透光部1101の前面に映し出される光の照度が高い部分(x)の大きさ(図6参照)より細かく、第一凹凸面1107の第一突条1109(α)に対し、前方から視認した際に交差する(ねじれの位置関係となる)ように形成されている。
取付部2203には、遊技状態に応じて動作又は停止する可動手段(図示せず)を取り付けるための取付溝Gが設けられている。第二装飾手段2200は可動手段(図示せず)により移動可能に支持され、遊技盤の前方から視認した際に、第二凹凸面2207と第一凹凸面1107とが重なるような位置に移動させることができる。また、第二装飾手段2200は、第二凹凸面2207の第一凹凸面1107に相対する位置が変化するように、左右、上下、斜め方向にスライドするように動かしたり、第二凹凸面2207の第一凹凸面1107に対峙する部位が変化するように、その厚さ方向を軸線として回転又は回動させる等、その第二透光部2201を含む平面に沿うように動かすことができる。また、その第二透光部2201の平面(第二凹凸面2207)上の直線を軸線として回動するように傾けて動かす等、様々な方向に動かせるように構成することが望ましい。さらに、これらの動作を順に組み合わせてもよいし、これらの動作を複合させた動きとしてもよい。なお、第二装飾手段2200の厚さ方向を軸線として回転等させる際に、第二突条2209(β)が第一突条1109(α)と同一平面上に位置する(前方から視認した際に平行になったり重なったりする)場合があるが、一時的なものである。
可動手段は、第二装飾手段2200を上述のように動作させることができればいずれのものであってもよく、例えばソレノイドやモータである。また、主制御装置110(図4参照)等に電気的に制御されるものではなく、例えば遊技領域に発射された遊技球の落下により動作するように構成されたものでもよい。
図10は、第二装飾手段2200の第二透光部2201の変形例を説明するために、第二透光部2201をその表面の長手方向の中央部分において、短手方向に平行な面で切断した下側の部分を示す斜視図であり、(a)は、第二透光部2201の表面に複数の凹部2204が形成された第二凹凸面2207vを有する場合、(b)は、第二透光部2201の表面に複数の凸部2205が形成された第二凹凸面2207wを有する場合を示す。
第二凹凸面2207vは、第二透光部2201の表面にその厚さ方向に凹むように設けられた、複数の異なる形状の凹部2204と、これらの凹部2204間に形成された凸部とからなる凹凸面である。凹部2204は、厚さ方向の断面が多角形(η)や滴形(θ)や円形(λ)であり、少なくともその外縁vの一部と第一凹凸面1107の第一突条1109(α)とは、前方から視認した際に交差する位置(ねじれの位置)関係にある。また、第二凹凸面2207wは、第二透光部2201の表面から外方に突出するように設けられた、複数の異なる形状の凸部2205と、これらの凸部2205間に形成された凹部とからなる凹凸面である。凸部2205は、厚さ方向の断面が多角形(η)や滴形(θ)や円形(λ)であり、少なくともその外縁wの一部と第一凹凸面1107の第一突条1109(α)とは、前方から視認した際に交差する位置(ねじれの位置)関係にある。
実施例2の電飾手段2000によれば、第一透光部1101の回転又は回動によりLED1301aによる光が複数第二透光部2201に入射する。可動手段(図示せず)を停止させた状態(第二装飾手段2200を動かさない状態)であっても、第二透光部2201(第二装飾手段2200)を透過させることにより、第二突条2209(β)によって細かく区切られたくさんの光が移動するように演出することができる。ここで、第二突条2209(β)を第一突条1109(α)に対して平行になるように形成した場合には、異なる演出となるが、上述のように、第二突条2209(β)と第一突条1109(α)とが前方から視認した際に交差するように(ねじれの位置関係となるように)構成することにより、細かく区切られたたくさんの光それぞれが移動し、煌めくような演出をすることができる。さらに、第二装飾手段2200は可動可能に設けられているので、移動させる際の速度等を変更制御することにより、様々な態様の光の演出を行うことができる。なお、第二装飾手段2200を動かすのは、第二突条2209(β)が形成されている方向と異なる方が光の反射等が複雑になり綺麗である。
また、第二透光部2201の変形例のように、前方から視認した際に第一突条1109(α)と交差する、外縁vを有する凹部2204や外縁wを有する凸部2205を形成したものとすることによって、可動手段(図示せず)を停止させた状態(第二装飾手段2200を動かさない状態)であっても、各凹部2204や各凸部2205の形状(η,θ,λ)により第二透光部2201から入射してきた光を複雑に屈折させることができ、異なる光の演出を行うことができる。
さらに、第二装飾手段2200を上述(段落0063参照)のように動かすことによって、第一突条1109(α)と各凹部2204や各凸部2205との位置関係、第一透光部1101から各凹部2204や各凸部2205へ入射してくる光の角度が変化するので、より多様な光の演出が可能となる。
なお、電飾手段2000の各部材の形状、大きさ、構成等は、上述した実施例に限られないのは、実施例1と同様である。例えば、本実施例においては、第二装飾手段2200の第二透光部2201の裏面に第二突条2209(β)を形成したが、第二突条2209(β)も第一突条1109と同様、形状、幅、傾き等も上述した構成に限らず、表面や両面に形成してもよく、また、一方向だけでなく多方向に突条を形成してもよい。また、第二透光部2201の変形例において、凹部2204(第二凹凸面2207v)、凸部2205(第二凹凸面2207w)は、表面のみに形成したが、形状や位置等は上述した構成に限らず、また、裏面や両面に形成してもよい。さらに、第二透光部2201の表面や裏面に、突条、凸部、凹部が混在するように形成してもよい。
なお、本実施例においては、第二装飾手段2200を移動可能に保持する可動手段(図示せず)を備えた構成としたが、可動手段を設けず、第二装飾手段2200を固設し動かない構成としてもよい。このような構成とした場合には、可動手段を停止させた状態(段落0066,0067参照)と同じ効果を得ることができる。また、これは、後述する第二装飾手段2200a,2200bについても同様である。
<電飾手段−実施例3>
次に実施例3の電飾手段について説明する。図11(a)は、実施例3の電飾手段3000の構成を示す斜視図であり、(b)は実施例3の電飾手段3000の第二装飾手段2200aのB−B線の断面図の一部である。図11に示すように、実施例3の電飾手段3000は、実施例2の電飾手段2000と、第二装飾手段2200の形状及び照明手段1300の構成が異なるものである。以下、実施例1,2の電飾手段1000,2000と同様の形状、構成については、同様の符号、名称を付す等して重複する説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
実施例3の電飾手段3000は、遊技盤13にその前方から視認可能な位置に取り付けられる第二装飾手段2200aと、第二装飾手段2200aの後方に配置される第一装飾手段1100と、第二装飾手段2200a及び第一装飾手段1100に対しその後方から光を入射させる照明手段1300aと、第一装飾手段1100を回転又は回動可能に軸支する図示しない駆動手段と、第二装飾手段2200aを移動可能に保持する図示しない可動手段を備えている。
照明手段1300aの各LED1301aは、前述した球帯状の反射材1305(段落0054参照)と組み合わせられ、反射材1305がLED1301aの後方からその周りを囲むように、取付台1303に取り付けられている。LED1301aによる光は、反射材1305によって、その光が拡がるように、また光の強度が強くなるように前方に反射される。そのため、各LED1301aによる光の端部(図6(a),(b)のx,yの上部や下部)が互いに重なり、第一透光部1101の軸線方向に平行な一列の帯状の光が第一透光部1101の前面に映し出される。そして、第一透光部1101(第一装飾手段1100)を回転又は回動させることによって、第一透光部1101の前面に、第一透光部1101の軸線方向に平行な複数列の帯状の光を映し出すことができる。
電飾手段3000の第二装飾手段2200aは、左右両端側が後方へ反り返るように湾曲した、横断面が略円弧状の板状部材である。また、第二装飾手段2200aは、中央部に設けられた透光性を有する第二透光部2201aと、上端側及び下端側に設けられた第二装飾手段2200aを可動手段(図示せず)に取り付けるための取付部2203aとを有している。第二装飾手段2200aの第二透光部2201aの表面及び裏面には、断面が略くの字状の突条γである第二突条2209aが形成された第二凹凸面2207aが設けられている。表面側の第二突条2209a(γ)と裏面側の第二突条2209a(γ)は曲線状の突条であり、前方から視認した際に第一凹凸面1107の第一突条1109(α)と交差するように、斜めに流れるように交互に複数形成されている。また、第二突条2209a(γ)の間隔は、第二突条2209(β)よりも大きく、その間隔は場所によって異なり、第二透光部2201aの縦断面は、図11(b)に示すようにジグザグと屈曲した形状となっている。また、取付部2203aには、遊技状態に応じて動作又は停止する可動手段(図示せず)を取り付けるための取付溝Ga(下端側省略)が設けられている。第二凹凸面2207aは、遊技盤の前方から視認した際に、第一凹凸面1107と重なる位置に設けられ、可動手段(図示せず)により、第一透光部1101の軸線と略平行な回動軸Xを中心として動かしたり、回動軸X方向に上下動させたり、これらの動作を順に組み合わせたり、これらの動作を複合させて動かすことができる。
実施例3の電飾手段3000によれば、第二装飾手段2200aを動かさず、第一装飾手段1100のみを動かすと、前方から視認した際に第一突条1109(α)と交差するように形成された第二凹凸面2207aの第二突条2209a(γ)により、上述した複数列の帯状の光が大きく区切られ、これらの光が第二突条2209a(γ)に沿って一斉に流れるように移動するので、少ない発光源1301でより華美な演出をすることができる。光が流れるような演出は、第一突条1109(α)と第二突条2209a(γ)とを前方から視認した際に平行となるように形成するのではなく、交差するように形成することによるものである。また、第二突条2209a(γ)の幅の違いにより、その光の大きさを変化させることができ、第二透光部2201aの湾曲により、より立体的な光の動きを演出することができる。さらに、第二装飾手段2200aを可動手段(図示せず)により上述のように動かすことにより、その動作による様々な態様の光の演出が可能となる。
なお、電飾手段3000の各部材の形状、大きさ、構成等は、上述した実施例に限られないのは、実施例2と同様である。例えば、可動手段を設けず、第二装飾手段2200aを固設し動かない構成としてもよいし、第二透光部2201a(第二装飾手段2200a)を実施例2と同様、第一装飾手段1100に対して移動等可能な構成とし、第二凹凸面2207aと第一凹凸面1107との相対する位置や対峙する部位が変化させて、様々な光の演出をすることも可能である。また、第二装飾手段2200aは湾曲した板状部材からなるが、これを大きな円筒状の部材の一部として構成することもできる。つまり、第二装飾手段2200aを第一装飾手段1100よりも曲率の小さい円筒状の部材として、その内側の空間に第一装飾手段1100と照明手段1300aを配置し、第二装飾手段2200aを回転又は回動させたり、軸線方向に上下動させたり、回転又は回動させながらその軸線方向に上下動させる等が可能な構成とし、速度等を変更制御してもよい。
<電飾手段−実施例4>
次に実施例4の電飾手段について説明する。図12(a)は実施例4の電飾手段4000の構成を示す斜視図であり、(b)は実施例4の電飾手段4000の第二装飾手段2200bのC−C線の断面図である。図12に示すように、実施例4の電飾手段4000は、実施例3の電飾手段3000と第二装飾手段2200aの構成が異なるものである。以下、実施例3の電飾手段3000と同様の形状、構成については、同様の符号、名称を付す等して重複する説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
実施例4の電飾手段4000は、遊技盤13にその前方から視認可能な位置に取り付けられる第二装飾手段2200bと、第二装飾手段2200bの後方に配置される第一装飾手段1100と、第二装飾手段2200b及び第一装飾手段1100に対しその後方から光を入射させる照明手段1300aと、第一装飾手段1100を回転又は回動可能に軸支する図示しない駆動手段と、第二装飾手段2200bを回転又は回動可能に軸支する図示しない可動手段を備えている。
実施例4の電飾手段4000の第二装飾手段2200bは、第一装飾手段1100と略同様の構成であり、透光性を有する略円筒状の第二透光部2201bと、第二透光部2201bをその中心軸を軸線として回転又は回動可能とする伝動部材1103及び支持部材1105とを備えている。第二透光部2201bは、その表面に第二凹凸面2207bを有し、その上端側及び下端側には断面が略円弧状の突条δである第二突条2209bが螺旋状に複数形成されている。この第二突条2209b(δ)は、前方から視認した際に第一凹凸面1107の第一突条1109(α)と交差している。また、第二凹凸面2207bの中央部分には、さらに第二突条2209b(δ)と巻き方向が逆である第二突条2209b(ε)が複数形成されている。この第二突条2209b(ε)も、前方から視認した際に第一凹凸面1107の第一突条1109(α)と交差している。第二装飾手段2200bは、第一装飾手段1100と同様、遊技状況に応じて、可動手段によって第二透光部2201bの軸線を中心として回転又は回動させたり、その軸線方向に移動させたり、これらの動作を順に組み合わせたり、これらの動作を複合させて動かしたり、停止させたりことができる。
実施例4の電飾手段4000によれば、2つの円筒状の部材(第一透光部1101及び第二透光部2201b)に光を透過させることによって、第二装飾手段2200bを動かさなくても複雑に光が反射、屈折等する。また、第二装飾手段2200bも上述のように回転又は回動等させることによって、光が宝石のように煌めくような演出をすることができる。第二凹凸面2207bの上端部及び下端部と、中央部とが異なる態様であるため部分的に異なった光の演出が可能である。また、第二装飾手段2200bの回転の速度等の変更制御により、様々な光の演出を行うことができる。
なお、電飾手段4000の各部材の形状、大きさ、構成等は、上述した実施例に限られないのは、実施例3と同様である。例えば、可動手段を設けず、第二装飾手段2200bを固設し動かない構成としてもよい。また、本実施例においては、異なる2つの円筒状の部材(第一透光部1101及び第二透光部2201b)をこれらの中心軸が平行になるように配置したが、これに限らず、2つの円筒状の部材に設けられた第一突条1109と第二突条2209bとが遊技者が視認した際に交差するような構成であればよい。例えば、第二装飾手段2200bを、第一装飾手段1100と同じ構成(同一形状)のものとし、これらの中心軸がねじれの位置関係となるように配置して、第一透光部1101の第一突条1109(α)と第二透光部2201bの第二突条1109(α)を交差させてもよい。また、第二装飾手段2200bの第二凹凸面2207bは、第二突条2209b(δ)及び第二突条2209b(ε)を形成したものとしたが、上述した凹部2204や凸部2205(図10参照)を形成したもの等でもよい。
<電飾手段−実施例5>
次に実施例5の電飾手段について説明する。図13は実施例5の電飾手段5000を説明する概略図であり、(a)は電飾手段5000の構成を示す斜視図、(b)は電飾手段5000の第一装飾手段1100aの縦断面図である。図13に示すように、実施例3の電飾手段3000と、第一装飾手段1100の形状が異なるものである。以下、実施例3の電飾手段3000と同様の形状、構成については、同様の符号、名称を付す等して重複する説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
実施例5の電飾手段5000は、遊技盤13にその前方から視認可能な位置に取り付けられる第二装飾手段2200aと、第二装飾手段2200aの後方に配置される第一装飾手段1100aと、第二装飾手段2200a及び第一装飾手段1100aに対しその後方から光を入射させる照明手段1300aと、第一装飾手段1100aを回転又は回動可能に保持する図示しない駆動手段と、第二装飾手段2200aを移動可能に保持する図示しない可動手段を備えている。
電飾手段5000の第一装飾手段1100aは、透光性を有する略円筒状の第一透光部1101aと、第一透光部1101aをその軸線を中心として回転又は回動可能とする伝動部材1103及び支持部材1105とを備えている。第一装飾手段1100aの第一透光部1101aは、その内壁面に内方に突出する螺旋状の螺旋突条μである第一突条1109aが複数形成された第一凹凸面1107aを有し(図13(b)参照)、その外観はS巻き模様のサインポールのようである。(図13(a)参照)。第一突条1109a(μ)の断面は略三角形状であり、第一突条1109a(μ)の間隔は、第一装飾手段1100aの中心軸方向においてLED1301aの間隔と略同じである。
次に、照明手段1300aの4つのLED1301aの光が第一透光部1101aを透過した際に、第一透光部1101aの前面側に映し出される光の様子について説明する。図14は実施例5の電飾手段5000の第一透光部1101aの前面から出射する光を示す説明図である。図14に示すように、反射部1305によって反射されたLED1301aの光(図13(a)参照)は、第一透光部1101aの後側に位置する第一突条1109a(μ)による反射等により第一透光部1101aの前面側の第一突条1109a(μ)と第一突条1109a(μ)との間(第一突条1109a(μ)のS巻き模様以外の部分)に映し出される。映し出された光は、左側が上方となるように略楕円形の光(m)が斜めに傾いたような形状で一列となって斜めに映し出され、第一透光部1101aの中央部分では、略楕円形の光(m)の端部が重なり合ってさやえんどうのような形状の帯状の光(n)となる。つまり、実施例1〜4の第一装飾手段1100(図5等参照)と異なり、第一装飾手段1100aを停止させた状態で、4つのLED1301aの光を複数列の傾斜した帯状の光(m,n)として映し出すことができる。
実施例5の電飾手段5000によれば、照明手段1300a及び第一装飾手段1100aにより、第一装飾手段1100aを回転等させずに、少ない発光源1301で第一透光部1101aの前面側にたくさんの光(m,n)を映し出すことができる。そのため、第一装飾手段1100aを回転等させずにLED1301aを点滅等させるだけでも、華美な演出をすることができる。また、第一装飾手段1100aを回転又は回動させることにより、光(m,n)が略鉛直方向に流れるように移動し、煌びやかな光の演出が可能である。
また、電飾手段5000は、第二装飾手段2200aを備えているので、第一装飾手段1100aを回転等させずに、前述した実施例2の第二装飾手段2200のように第二装飾手段2200aを様々な方向に移動させて、多様な光の演出を行うことも可能である。さらに、第二装飾手段2200aを第一装飾手段1100aの前方に停止させた状態にすると、上述した複数列の帯状の光(m,n)が、前方から視認した際に第一突条1109a(μ)と交差するように形成された第二突条2209a(γ)により区切られ、第二装飾手段2200aの後方にたくさんの発光源1301があるような演出をすることができる。ここで第一装飾手段1100aを回転又は回動させると、たくさんの光が第二突条2209a(γ)に沿って一斉に流れ、発光源1301を動かすことなく、とても煌びやかな演出をすることができ、遊技者の興趣向上効果を得ることができる。さらに第二装飾手段2200aを移動させることにより、多様な異なる光の演出が可能となる。
なお、電飾手段5000の各部材の形状、大きさ、構成等は、上述した実施例に限られないのは、実施例4と同様である。例えば、第一装飾手段1100aによれば、第一装飾手段1100aを回転等させず第一透光部1101aの前面側にたくさんの光(m)を映し出すことができるので、駆動手段を設けず、第一装飾手段1100aを固設し動かない構成としたり、第二装飾手段2200aを備えない構成としても少ない発光源1301で煌びやかな演出をすることができる。また、可動手段を設けず、第二装飾手段2200aを固設し動かない構成としてもよい。
電飾手段5000は、第二装飾手段2200aを備えた構成としたが、これに代えて他の第二装飾手段2200,2200b等を備えた構成とすることもできる。また、第一透光部1101aの第一突条1109a(μ)の形状等は、上述したものに限らず、停止させた状態でLED1301aの光を第一透光部1101aの前面に多数映し出すものであればよい。
最後に確認事項として上述した実施の形態から抽出される特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。
[遊技機1]
前面側に遊技領域が形成され、前方から視認可能な位置に電飾手段が配設される遊技機であって、前記電飾手段は、軸線を中心として回転又は回動可能に設けられる略円筒状の第一装飾手段と、該第一装飾手段にその後方から発光源からの光が入射するように構成した照明手段と、該第一装飾手段を回転又は回動させる駆動手段と、を備え、前記第一装飾手段は、透光性を有する略円筒状の第一透光部を有し、該第一透光部は、少なくともその内壁面又は外壁面のどちらか一方に、第一装飾手段の軸線に垂直な面に対して交差する突条である第一突条が複数形成された第一凹凸面を有し、前記発光源からの光が前記第一凹凸面の各第一突条で屈折してから前記第一透光部の前面側に複数出射され、この出射される光が前記第一装飾手段の回転又は回動により変動するように構成された、ことを特徴とする遊技機。
1つの発光源の光を複数の光として出射させることができ、第一装飾手段を回転等させることにより、これらの光が変動し華美な演出を行うことができる。
[遊技機2]
上記遊技機1において、前記電飾手段は、透光性を有する略板状又は略円筒状の第二透光部を有する第二装飾手段をさらに備え、前記第二装飾手段の第二透光部は、少なくとも表面又は裏面のどちらか一方に凹凸による模様が形成された第二凹凸面を有し、該第二凹凸面が、前方から視認した際に、前記第一凹凸面の前方に少なくともその一部が重なるように設けられている、ことを特徴とする遊技機。
第一透光部を透過した変動する光を第二凹凸面により複雑に屈折させて、煌めくような演出を行うことができる。
[遊技機3]
上記遊技機2において、前記凹凸による模様は、突出する条である突条であり、前方から視認した際に少なくともその一部が前記第一凹凸面の第一突条と交差するように形成されている、ことを特徴とする遊技機。
第一透光部を透過した変動する光が突条に区切られ、より多くの発光源があるように演出すると共に、交差する突条に沿って光が移動するように演出することができる。
[遊技機4]
上記遊技機2又は3において、前記第二装飾手段は、前記第二凹凸面の前記第一凹凸面に相対する位置又は対峙する部位が変化するように構成した、ことを特徴とする遊技機。
相対する位置や対峙する部位を変化するように構成とすることで、より多くの演出態様が可能となる。
[遊技機5]
上記遊技機2乃至4において、前記照明手段は、前記発光源による光を前方に拡がるように反射させる反射部を有する、ことを特徴とする遊技機。
発光源による光の強度を強くし前方に拡げることにより、より華美な演出を行うことができる。
[遊技機6]
上記遊技機2乃至5において、前記第一透光部の第一凹凸面の第一突条は、該第一透光部の外壁面に形成された外方に突出する直線状の直線突条である、ことを特徴とする遊技機。
[遊技機7]
上記遊技機6において、前記照明手段は、前記発光源を複数有すること、を特徴とする遊技機。
遊技機6又は7によれば、第一透光部を透過した変動する光が突条に区切られ、第一透光部前面全体にたくさんの発光源があるように演出すると共に、交差する突条に沿ってこれらの光が流れるような演出を行うことができる。
[遊技機8]
上記遊技機4において、前記第一装飾手段の第一透光部には、その内壁面に内方に突出する螺旋状の螺旋突条である前記第一突条が等間隔に設けられた前記第一凹凸面が形成され、前記照明手段は、前記発光源と前記反射部を複数組有し、該発光源は前記第一透光部と平行に等間隔に設けられ、前記第一突条の断面は略三角形状であり、前記第一透光部の中心軸方向の該第一突条の間隔は、前記発光源の間隔と略同じであり、前記反射部によって反射された該発光源による光は、前記第一透光部により該第一透光部の後側に位置する前記各螺旋突条によって、該第一透光部の前面側の該螺旋突条の間から出射されるように構成した、ことを特徴とする遊技機。
第一装飾手段を停止させた状態で、複数の帯状の光を出射させることができるので、多種多様な光の演出を行うことができる。
以上のようにこれらの遊技機1〜8では、従来技術の特許文献の例で説明した遊技機等にはない新たな演出効果を付与して遊技の興趣をより一層高めることができるだけでなく、少ない発光源で様々な演出効果を与えることができるので経済的である。
また、上記形態とは異なるタイプの遊技機、具体的には遊技媒体として遊技球を用いる弾球式の遊技機いわゆるパチンコ機等に本発明を適応してもよい。例えば特別装置の特定領域に遊技球が入ると電動役物が所定回数開放するパチンコ機や、特別装置の特定領域に遊技球が入ると権利が発生して大当たりとなるパチンコ機、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機として本発明を実施するようにしても良い。
さらに、弾球式でない遊技機、例えば、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部及び取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機として本発明を実施するようにしても良い。具体的には以下の通りである。
本発明は遊技機1〜8のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機である。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
本発明は上記遊技機1〜8のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機である。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードヘ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
本発明は遊技機1〜8のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機である。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手投(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
本発明の遊技機は、主にスロットマシン、パチンコ機、パロット機の遊技機に利用することができるが、電飾手段を取り付けるスペースが確保できるものであれば、これ以外の様々な機器にも応用して利用することができる。
10 遊技機としてのパチンコ機
13 遊技盤
1000 実施例1の電飾手段
2000 実施例2の電飾手段
3000 実施例3の電飾手段
4000 実施例4の電飾手段
5000 実施例5の電飾手段
1100 第一装飾手段
1101 第一透光部
1107 第一凹凸面
1109 第一突条
2200 第二装飾手段
2201 第二透光部
2207 第二凹凸面
2209 第二突条
1300 照明手段
1301 発光源
1303 取付台
1305 反射材

Claims (8)

  1. 前面側に遊技領域が形成され、前方から視認可能な位置に電飾手段が配設される遊技機であって、
    前記電飾手段は、軸線を中心として回転又は回動可能に設けられる略円筒状の第一装飾手段と、該第一装飾手段にその後方から発光源からの光が入射するように構成した照明手段と、該第一装飾手段を回転又は回動させる駆動手段と、を備え、
    前記第一装飾手段は、透光性を有する略円筒状の第一透光部を有し、該第一透光部は、少なくともその内壁面又は外壁面のどちらか一方に、第一装飾手段の軸線に垂直な面に対して交差する突条である第一突条が複数形成された第一凹凸面を有し、
    前記発光源からの光が前記第一凹凸面の各第一突条で屈折してから前記第一透光部の前面側に複数出射され、この出射される光が前記第一装飾手段の回転又は回動により変動するように構成された、ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記電飾手段は、透光性を有する略板状又は略円筒状の第二透光部を有する第二装飾手段をさらに備え、
    前記第二装飾手段の第二透光部は、少なくとも表面又は裏面のどちらか一方に凹凸による模様が形成された第二凹凸面を有し、該第二凹凸面が、前方から視認した際に、前記第一凹凸面の前方に少なくともその一部が重なるように設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記凹凸による模様は、突出する条である突条であり、前方から視認した際に少なくともその一部が前記第一凹凸面の第一突条と交差するように形成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記第二装飾手段は、前記第二凹凸面の前記第一凹凸面に相対する位置又は対峙する部位が変化するように構成した、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記照明手段は、前記発光源による光を前方に拡がるように反射させる反射部を有する、ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一つに記載の遊技機。
  6. 前記第一透光部の第一凹凸面の第一突条は、該第一透光部の外壁面に形成された外方に突出する直線状の直線突条である、ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一つに記載の遊技機。
  7. 前記照明手段は、前記発光源を複数有すること、を特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記第一装飾手段の第一透光部には、その内壁面に内方に突出する螺旋状の螺旋突条である前記第一突条が等間隔に設けられた前記第一凹凸面が形成され、
    前記照明手段は、前記発光源と前記反射部を複数組有し、該発光源は前記第一透光部と平行に等間隔に設けられ、
    前記第一突条の断面は略三角形状であり、前記第一透光部の中心軸方向の該第一突条の間隔は、前記発光源の間隔と略同じであり、
    前記反射部によって反射された該発光源による光は、前記第一透光部により該第一透光部の後側に位置する前記各螺旋突条によって、該第一透光部の前面側の該螺旋突条の間から出射されるように構成した、ことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
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