JP2014175999A - 移動通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の測位システムを当該移動局に使用することなく、通常の無線通信サービスとの効率的な併用を行いながら、独立に測位システムを構築する。
【解決手段】移動局の位置を検出可能な移動通信システムにおいて、移動局が送信した送信タイミングと複数の固定局間が非同期の固定局から前記移動局への応答信号の受信タイミングとの時間差から、固定局応答処理遅延時間を差し引くことにより往復伝搬遅延時間を計算し、該往復伝搬遅延時間と電波伝搬速度に基づいて前記複数の固定局と移動局との距離を推定する移動局を備え、前記複数の固定局からの固定局応答処理遅延時間は固定局識別番号に対応して異なる固定局応答遅延時間を設定すると共に、前記複数の固定局は前記固定局識別番号に対応する固定局応答処理遅延時間を認識する手段を備えると共に、前記複数の固定局と前記移動局とは前記認識した固定局応答処理遅延時間を通知する手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動局の位置検出を行う無線通信システムに関するものである。
従来技術としては、GPS(Ground Positioning System)等で知られる位置検出システムがある。基本原理は、3点以上の異なる地理的位置が既知の基地局との距離を測定することにより、三辺測量または三角測量の原理に基づいて位置を検出するものである。
また特許文献1の特表平10−505723において、CDMAを用いたワイヤレス無線システムにおいて、CDMAにより各送信基地局からの送信信号が移動局受信端でコード多重化された受信信号の到来時間差を用いて各基地局からの伝搬遅延差を検出し距離を推定する方式が示されている。しかし、コード多重が行えるCDMAシステムが前提となり、無線LANやLTE等、時間分割多重や周波数分割多重のシステムでは実現できない。
また特許文献2の特開2000−244967では、前記特許技術の問題点である基地局間の時刻同期の必要性に言及し、送信時刻から、相手局応答信号受信までの時間差を用いて距離を推定する方式が示されている。また距離推定手段として受信電力から距離減衰量を推定することにより距離を求める方法の推定精度劣化についても言及している。
また特許文献3の特開2005−123844では、応答時間差測定における他の移動局との送信時刻衝突を回避する方法が示されている。しかし、本従来技術では、測位を行うため基地局移動局間の信号応答時間の測定のため1対1の送受信時には他局間の送受信を禁止する必要があり、測位にかかる時間占有率が問題となる。特に移動局数が多い場合には、他局の送信禁止時間制御を含め測位に占める時間率が増大し、システム全体でのサービスのためのスループット低下が問題となる。
また特許文献4の特開2011−109363では、親局A及び子局B〜Dの無線機が、予め複数の登録番号と遅延時間とを対応付けた遅延時間テーブルを記憶しておき、親局Aが、子局Dから識別番号を含む登録要求信号を受信した場合には、当該登録要求信号に含まれる識別番号に前記テーブルに記憶されている登録番号を1対1に対応付けて記憶し、当該子局Dを点検対象とすると共に、要求元の子局D宛に当該登録番号を含む応答信号を送信し、子局Dが、登録要求信号の送信後、親局Aから応答信号を受信すると、テーブルを参照して、当該応答信号に含まれる登録番号に対応する遅延時間DDを読み取って自己の応答遅延時間とし、点検信号qを受信した場合には当該応答遅延時間DD経過後に応答信号を送信する無線通信システムとしている。
特表平10−505723 特開2000−244967 特開2005−123844 特開2011−109363
本発明の目的は、通常の無線通信サービスと測位システムを併用するシステムであって、局間の時刻同期を必要とせずに、GPSのような既存の測位システムを当該システムに利用することなく、非同期で、運用可能なシステムを構築することにある。特に測位実施時間を短縮することにより、測位実施中に中断される無線通信サービスへの支障を軽減する測位システムを提供することである。
本発明は上記課題を解決するため、移動局が送信した送信タイミングと複数の(固定局間が非同期の)固定局から前記移動局への応答信号の受信タイミングとの時間差から、応答処理遅延時間を差し引くことにより往復伝搬遅延時間を計算し、該往復伝搬遅延時間と電波伝搬速度に基づいて前記複数の(固定局間が非同期の)固定局と前記移動局との距離を推定する前記移動局を備え、前記複数の(固定局間が非同期の)固定局からの応答処理遅延時間は固定局識別番号に対応して異なる固定局応答遅延時間を設定すると共に、前記複数の(固定局間が非同期の)固定局は前記固定局識別番号に対応する固定局応答処理遅延時間を認識する手段を備えると共に、前記複数の(固定局間が非同期の)固定局と前記移動局とは前記認識した固定局応答処理遅延時間を通知する手段を備えること、を特徴とする移動通信システムである。
さらに、前記固定局識別番号に対応する固定局応答処理遅延時間は、該応答信号の時間長と想定される最大往復伝搬遅延時間の和に対し該移動局の通信可能範囲に属する固定局数の最大数を乗じた時間を超えるように設定することを特徴とする上記の移動通信システムである。
また、移動局が送信した送信タイミングと複数の位置が既知の(半固定局間が非同期の)の半固定局とから前記第1の移動局への応答信号の受信タイミングとの時間差から、半固定局応答処理遅延時間を差し引くことにより往復伝搬遅延時間を計算し、該往復伝搬遅延時間と電波伝搬速度に基づいて前記複数の位置が既知の(半固定局間が非同期の)の半固定局と前記移動局との距離を推定する前記移動局を備え、前記複数の位置が既知の(半固定局間が非同期の)の半固定局からの半固定局応答処理遅延時間は半固定局識別番号に対応して異なる半固定局応答遅延時間を設定すると共に、前記複数の位置が既知の(半固定局間が非同期の)の半固定局との前記半固定局識別番号に対応する半固定局応答処理遅延時間は、該応答信号の時間長と想定される最大往復伝搬遅延時間の和に対し前記移動局の通信可能範囲に属する位置が既知の(半固定局間が非同期の)の半固定局数の最大数を乗じた時間を超えるように設定し、前記複数の位置が既知の(半固定局間が非同期の)の半固定局は前記半固定局識別番号に対応する半固定局応答処理遅延時間を認識する手段を備えることと、前記移動局と前記複数の位置が既知の(半固定局間が非同期の)の半固定局は前記認識した半固定局応答処理遅延時間を通知する手段を備えること、を特徴とする移動通信システムである。
さらに、移動局の位置を検出可能な移動体通信システムにおいて、移動局が送信した送信タイミングと複数の固定局から前記移動局への応答信号の受信タイミングとの時間差から、応答処理遅延時間を差し引くことにより往復伝搬遅延時間を計算し、該往復伝搬遅延時間と電波伝搬速度に基づいて前記複数の固定局と移動局との距離を推定する移動局と、を備え、前記複数の固定局からの応答処理遅延時間は固定局識別番号に対応して異なる応答遅延時間を設定すると共に、移動局は前記固定局識別番号に対応する応答処理遅延時間を認識する遅延記録手段を備えるかあるいは各固定局より通知することを特徴とする移動体通信システムである。
本発明により、移動通信システムにおいて、局間の時刻同期を必要とせずに、GPSのような既存の測位システムを当該システムに利用することなく、非同期で、通常の無線通信サービスとの効率的な併用を行いながら、独立に測位システムの構築が可能となる。
本発明の1実施例の測位システムを実現する移動局と非同期の固定局との送受信機の構成を示すブロック図 本発明の1実施例の測位システムの測位応答要求信号送信の動作の模式図 本発明の1実施例の測位システムの測位応答信号送信の動作の模式図 本発明の1実施例の測位システムの固定局間が非同期の固定局応答の動作の模式図 本発明の1実施例の測位システムの固定局間が非同期の固定局遅延設定方法の動作の模式図 本発明の他の1実施例の測位システムを実現する移動局と複数の位置が既知の半固定局間が非同期の半固定局との送受信機の構成を示すブロック図 本発明の他の1実施例の測位システムの測位応答要求信号送信の動作の模式図 本発明の他の1実施例の測位システムの測位応答信号送信の動作の模式図 本発明の他の1実施例の測位システムの位置が既知の半固定局間が非同期の半固定局応答の動作の模式図 本発明の他の1実施例の測位システムの位置が既知の半固定局間が非同期の半固定局遅延設定方法の動作の模式図
本発明の測位方法について、本発明の1実施例の測位システムの動作の模式図の図2と本発明の1実施例の測位システムの他の動作の模式図の図3及び本発明の1実施例の測位システムの非同期の固定局応答の動作の模式図の図4を用いて説明する。図2は、地理的に配置した固定局1〜6と測位を行うターゲットとなる移動局である。測位の手順として、移動局が全方位の固定局を対象に測位応答要求信号を出力する。図2と図3において、固定局1,2,3,6は移動局との通信圏内にあり、固定局4,5は通信圏外にあるとする。
図3は、測位応答要求信号に対して通信圏内の固定局から測位応答信号が出力される。通信圏外にある固定局4及び5は測位応答信号を出力できない。通信圏内の固定局1,2、3,6は、測位応答要求信号の受信タイミングから異なるdelay(固定局1はdelay=T1、固定局2はdelay=T2等)を持って測位応答信号を送信する。移動局では各固定局からの受信タイミングから各固定局との伝搬距離を測定する。
図4にその信号送受信時間を時間軸で示し、伝搬距離測定方法の説明を行う。初めに移動局が各固定局に対して測位応答要求信号を出力する。各固定局では距離により異なる伝搬遅延差を持って受信される。各固定局は受信時刻から、受信処理で発生する固定的な処理遅延と、あらかじめ各固定局で定められたdelay値(図4においてはT1〜T6)を受信時刻に加えて測位応答信号を出力する。ここでdelay値は各固定局から移動局に到達する時点で信号が重ならないような値を設定する。
一例として、通信圏内で最大となる伝搬遅延時間差(往復時間)をMax_delay、測位応答信号長をSとすると式1となる。
delay=(Max_delay+S)×k =Tu×k ……式1
ここで、kは固定局に固有の整数、Tuは最小遅延単位とする。
式1は一例であって、移動局での受信が重ならない条件を満たしていれば別の定義で運用することが可能である。
移動局では、各固定局からの受信タイミングを計測し伝達距離を測定する。伝達距離は式2となる。
固定局nとの距離=(固定局n測位応答信号受信時刻−測位応答要求送信時刻−処理遅延−delayTn)×電波伝搬速度/2……式2
ここで、delayTnは固定局nに設定されているDelay値である。電波伝搬速度は299,792,458m/sである。
処理遅延は全固定局共通の遅延である。delayTnは固定局の位置情報と共に固定局からの測位応答信号に含めて送信する等により容易に共有化できる。
delayTnは各固定局に全て異なる値k(式1)を設定することにより実現することもできる。しかし、広域をカバーするためには固定局数が膨大となり、それに応じて、測位に占める時間率が増えるため、無線通信サービスの伝送効率低下する問題が発生する。これを回避するにはkの最大値を制限する必要がある。それを改善する方法を本発明の1実施例の測位システムの非同期の固定局遅延設定方法の動作の模式図の図5を用いて示す。
図5は、DelayTn(=kTu)設定方法の説明例図である。図5では説明を容易とするため固定局を直線状に配置した例を示している。通達可能最大距離をMとし、最大時間差Tmaxは式3となる。
Tmax=2M/電波速度[sec] ……式3
つまり、固定局間の距離が2Mを超えた距離に配置された固定局は、一方は必ず通信圏外となるため、同時に応答することがない。従って半径Mの中に配置できる固定局数Lは式4を満たすように設定する必要がある。
L<Tmax/Tu ……式4
半径Mの中に配置する固定局毎にk=0〜L−1の範囲で設定すれば良い。これにより測位に占める時間率の低減が可能となり、無線通信サービスの伝送効率の低下を軽減できる利点がある。
図1に本発明の1実施例の測位システムを実現する送受信機の構成を示すブロック図を示す。図1において、移動局送受信機1、時間計測用クロックカウンタ2、測位応答要求信号発生部17、測位応答要求信号送信部4、アナログ送受信部5、アンテナ6、測位応答信号検出部7、受信タイミング検出部8、測位応答信号復調部9、伝搬遅延差計算部10、測位演算処理部11、固定局送受信機21、アナログ送受信部22、測位応答要求信号検出部23、受信タイミング検出部24、時間計測用クロックカウンタ25、送信タイミング設定部26、固定局No識別部27、測位応答信号発生部28、測位応答信号送信部29、アンテナ30となる。以下、詳細に説明する。
測位応答要求信号送信部4は、測位応答要求信号発生部17で生成した測位応答要求信号をアナログ送受信部5、アンテナ6を介して周囲に配置されている全固定局に向けて送信する。その際、送信時の時間計測用クロックカウンタ2のカウンタ値(送信時刻相当値)を記録し、伝搬遅延差計算部に出力する。
測位応答要求信号は固定局21のアンテナ30、アナログ送受信部22を介して測位応答要求信号検出部23で信号の解析を行い、測位応答要求信号であることを確認する。受信タイミング検出部24は、測位応答要求信号検出部23が測位応答要求信号を確認した時点で時間計測用クロックカウンタ25のカウンタ値(受信時刻相当値)を記録する。送信タイミング設定部26は、固定局No識別機27から該固定局個別のDelay値と、各種信号処理遅延に相当する処理遅延量を該受信時刻相当値に加算することにより送信タイミングを計算し測位応答信号送信部に出力する。また、固定局No識別機27は、固定局の識別Noを測位応答信号発生部28に出力し、測位応答信号発生部28は固定局の識別Noを測位応答信号に含めた測位応答信号を生成し、測位応答信号送信部29に出力する。
測位応答信号には該固定局の位置情報を含める場合もある。該位置情報は移動局に固定局Noと関連付けてテーブル化することで対応することも可能である。
測位応答信号送信部29は、時間計測用クロックカウンタ25と送信タイミング設定部26より指定された送信タイミングが一致する時刻において送信を開始し、アナログ送受信部22、アンテナ30を介して送信出力する。固定局21より出力した信号は移動局1のアンテナ6、アナログ送受信部5を介して測位応答信号検出部7、測位応答信号復調部9に入力される。測位応答信号検出部7及び受信タイミング8は、固定局21の測位応答要求信号検出部23及び受信タイミング24と同様の処理により測位応答信号を受信し、測位応答信号を確認した時点で時間計測用クロックカウンタ2のカウンタ値(受信時刻相当値)を記録し、伝搬遅延差計算部10に出力する。さらに測位応答信号復調部9では、受信信号に含まれる固定局識別Noを復調し(該位置情報を含む場合は該位置情報も復調)、伝搬遅延差計算部10に出力する。伝搬遅延差計算部10では固定局識別Noより得られるDelay値、送信時刻相当値、及び受信時刻相当値から移動局固定局間の正味の伝搬遅延差を計算する。
また、移動局1では周囲に配置されている他の応答可能な固定局からの信号を合わせて受信し、同様に伝搬遅延差計算部10に情報を集約し、少なくとも3つの固定局との伝搬遅延差を得て、測位演算部11に出力する。
測位演算部11は、固定局間が非同期であっても、の固定局の位置情報と伝搬遅延差を用いて、三辺測量等の原理により測位を行うものである。
本発明により、既存の測位システムを補助的に使用することなく、固定局間が非同期であっても、通常の無線通信サービスとの効率的な併用を行いながら、独立に測位システムの構築が可能となる。
本発明の他の測位方法について、実施例1との相違点のみ、本発明の他の1実施例の測位システムを実現する送受信機の構成を示すブロック図の図6と、本発明の他の1実施例の測位システムの動作の模式図の図7と本発明の他の1実施例の測位システムの動作の模式図の図8及び本発明の他の1実施例の測位システムの位置が既知の半固定局間が非同期の半固定局応答の動作の模式図の図9と、本発明の他の1実施例の測位システムの位置が既知の半固定局間が非同期の半固定局遅延設定方法の動作の模式図の図10とを用いて説明する。
実施例1の図1−図5と実施例2の図6−図10との相違は、実施例1の固定局間が非同期の固定局の代わりに、実施例2では位置登録により位置が既知の半固定局間が非同期の半固定局があることである。
図6において、12は移動局送受信機、14は位置登録部、15は半固定局間が非同期の半固定局送受信機、16は半固定局No識別部、17は測位応答要求信号発生部である。実施例1の図1と同様に、送信タイミング設定部26は、半固定局No識別機16から該固定局個別のDelay値と、各種信号処理遅延に相当する処理遅延量を該受信時刻相当値に加算することにより送信タイミングを計算し測位応答信号送信部に出力する。また、半固定局No識別機16は、半固定局の識別Noを測位応答信号発生部28に出力し、測位応答信号発生部28は半固定局の識別Noと半固定局応答処理遅延時間とを測位応答信号に含めた測位応答信号を生成し、測位応答信号送信部29に出力する。そこで、実施例1の図1の固定局応答処理遅延時間と伝搬遅延差計算部10の応答処理遅延時間の計算を省略した伝搬遅延差計算部17が図6にはある。
また、図6において、半固定局を設置する際に、図示しないGPS受信機や準天頂衛星の位置信号の受信機などにより、半固定局を設置する場所を測定し、位置登録部14に半固定局を設置する場所を登録することより半固定局の位置を特定する。半固定局間は非同期とする。
実施例1の図1でも、実施例2の図6でも、移動局が測位応答要求信号を送信し、位置が既知の局(実施例1では固定局で、実施例2では位置が既知の半固定局間が非同期の半固定局)が受信し、位置が既知の局(実施例1では固定局で、実施例2では位置が既知の半固定局間が非同期の半固定局)が測位応答信号を送信し、移動局が受信する。その結果、半固定局間が非同期であっても、移動局が往復伝搬遅延時間(半固定局n測位応答信号受信時刻−測位応答要求送信時刻)と半固定局応答処理遅延時間(処理遅延+半固定局nに設定されているDelay値のdelayTn)と電波伝搬速度299,792,458m/sに基づいて、実施例1の式2と同様の式5のより、半固定局nとの距離を推定している。
半固定局nとの距離=(半固定局n測位応答信号受信時刻−測位応答要求送信時刻−半固定局応答処理遅延時間)×電波伝搬速度/2……式5
つまり、GPS受信による測位システムを有しない移動局と位置が既知の半固定局同士のアドホック中継時において、半固定局間が非同期であっても、通常の無線通信サービスとの効率的な併用を行いながら、独立に測位システムの構築が可能となる。
1,12:移動局送受信機、2,25:時間計測用クロックカウンタ、
4:測位応答要求信号送信部、
5,22:アナログ送受信部、6,30:アンテナ、
7:測位応答信号検出部、8,24:受信タイミング検出部、9:測位応答信号復調部、
10:伝搬遅延差計算部、11:測位演算処理部、
14:位置登録部、15:半固定局間が非同期の半固定局送受信機、
16:半固定局No識別部、17:測位応答要求信号発生部、
21:固定局間が非同期の固定局送受信機、23:測位応答要求信号検出部、26:送信タイミング設定部、
27:固定局No識別部、28:測位応答信号発生部、29:測位応答信号送信部、

Claims (4)

  1. 移動局が送信した送信タイミングと複数の固定局から前記移動局への応答信号の受信タイミングとの時間差から、固定局応答処理遅延時間を差し引くことにより往復伝搬遅延時間を計算し、該往復伝搬遅延時間と電波伝搬速度に基づいて前記複数の固定局と前記移動局との距離を推定する前記移動局を備え、前記複数の固定局からの固定局応答処理遅延時間は固定局識別番号に対応して異なる固定局応答遅延時間を設定すると共に、前記複数の固定局は前記固定局識別番号に対応する固定局応答処理遅延時間を認識する手段を備えると共に、前記複数の固定局と前記移動局とは前記認識した固定局応答処理遅延時間を通知する手段を備えること、を特徴とする移動通信システム。
  2. 前記固定局識別番号に対応する固定局応答処理遅延時間は、該応答信号の時間長と想定される最大往復伝搬遅延時間の和に対し該移動局の通信可能範囲に属する固定局数の最大数を乗じた時間を超えるように設定することを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 移動局が送信した送信タイミングと複数の位置が既知の半固定局とから前記第1の移動局への応答信号の受信タイミングとの時間差から、半固定局応答処理遅延時間を差し引くことにより往復伝搬遅延時間を計算し、該往復伝搬遅延時間と電波伝搬速度に基づいて前記複数の位置が既知の半固定局と前記移動局との距離を推定する前記移動局を備え、前記複数の位置が既知の半固定局からの半固定局応答処理遅延時間は半固定局識別番号に対応して異なる半固定局応答遅延時間を設定すると共に、前記複数の位置が既知の半固定局との前記半固定局識別番号に対応する半固定局応答処理遅延時間は、該応答信号の時間長と想定される最大往復伝搬遅延時間の和に対し前記移動局の通信可能範囲に属する位置が既知の半固定局数の最大数を乗じた時間を超えるように設定し、前記複数の位置が既知の半固定局は前記半固定局識別番号に対応する半固定局応答処理遅延時間を認識する手段を備えることと、前記移動局と前記複数の位置が既知の半固定局は前記認識した半固定局応答処理遅延時間を通知する手段を備えること、を特徴とする移動通信システム。
  4. 移動局の位置を検出可能な移動体通信システムにおいて、移動局が送信した送信タイミングと複数の固定局から前記移動局への応答信号の受信タイミングとの時間差から、応答処理遅延時間を差し引くことにより往復伝搬遅延時間を計算し、該往復伝搬遅延時間と電波伝搬速度に基づいて前記複数の固定局と移動局との距離を推定する移動局と、を備え、前記複数の固定局からの応答処理遅延時間は固定局識別番号に対応して異なる応答遅延時間を設定すると共に、移動局は前記固定局識別番号に対応する応答処理遅延時間を認識する遅延記録手段を備えるかあるいは各固定局より通知することを特徴とする移動体通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022019352A1 (ko) * 2020-07-22 2022-01-27 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 단말 및 기지국의 신호 송수신 방법 및 장치

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