JP2014175842A - テスト装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 制御部2は、対象機器A〜Cに対して要求メッセージを送信する機能と、対一組にした単位シーケンスs1〜s3を、要求メッセージ及び応答メッセージの内容とともに上記表示部のシーケンス表示エリア12に表示させる機能と、上記応答メッセージを受信したとき、その受信した応答メッセージの正誤を判定する機能と、上記正誤の判定結果を示す正誤判定信号を、シーケンス表示エリア12に表示された各単位シーケンスに対応付けて表示する機能とを備えている。
【選択図】 図5
Description
上記HEMS対応機器は、ネットワーク接続され、ホームコントローラによって制御されるが、これらの機器がホームコントローラによって正常に制御されて所期の機能を発揮するか否かをテストするための装置が求められている。
このテスト装置は、検査対象の通信端末と、この検査対象の通信端末と通信させるための疑似端末とを、テスト装置内に構成した疑似基地局を介して接続し、検査対象端末の通信機能をテストするものである。
そして、このテスト装置の画面には、上記検査対象端末と上記疑似基地局との間の通信におけるフローチャートを表示した画面と、検査対象端末と接続先との接続状態を表示した画面とが同時に表示されるようにしている。
そして、テストの実行中に、異常が発生したときには、その異常が発生したフローチャート上のポジションと、検査対象である当該通信端末の接続先とが示されるようにしている。
特に、HEMSなどのネットワーク接続機器は、ホームコントローラからの指令よってさまざまな機能を発揮するので、検査対象となる機器の機能に応じた異常状態が具体的に把握できないと、テストの目的を達成できない。したがって、上記従来のテスト装置を、HEMSなどのネットワーク接続機器のテスト装置に単純におきかえることができない。
このように、異常の具体的内容を個別にチェックできない従来のテスト装置では、HEMSなどに用いられる機器の異常を迅速に把握できないという問題があった。
さらに、上記正誤判定信号は、例えば、誤判定信号のみを表示して、正判定信号は無表示にしてもよいし、その反対に、正判定信号のみを表示して、誤判定信号を無表示にしてもよい。あるいは正誤の両方の信号を単位シーケンスごとに同時に表示してもよい。
また、上記応答メッセージの正誤の判定には、応答メッセージを受信しないとき正判定とし、応答メッセージを受信したとき誤判定とする判定形態も含まれる。
このように単位シーケンスごとにテスト結果が表示されるので、テストを実行する者は、上記シーケンス表示エリアに表示された単位シーケンスのみをチェックすれば足り、従来のように2画面を比較対照する必要がなくなる。
しかも、上記単位シーケンスには、制御部が判定した正誤判定信号とメッセージ内容とが対応付けられているので、テストを実行している者は、当該対象機器の異常を具体的に把握することができ、この異常を迅速に修正することができる。
また、上記のようにテストを先行させたとしても、テスト実行項目表示エリアから、誤判定信号を含んだ特定の対象機器やテストシナリオを確認できる。したがって、誤判定信号が対応付けられた対象機器やテストシナリオを見逃すようなことがなくなる。
また、テストを実行する者と対象機器の異常を修正する者とが役割を分担しても、誤判定信号が対応付けられた単位シーケンスをリストアップできるので、対象機器の異常を修正する者は、テスト終了後にいつでも修正作業をすることができる。
このテスト装置は装置本体1からなり、その内部には種々の処理を実行する制御部2と、この制御部2に接続された通信部3と、ディスプレイからなる表示部4と、テスト実行者であるユーザーが上記制御部2へ信号を入力するための入力部5と、データ記憶部6とが設けられている。そして、上記制御部2が、例えばHEMSのホームコントローラの機能を疑似的に発揮するものである。
一方、テストの対象機器であるエアコンA,B及びテレビCが上記装置本体1の通信部3とネットワーク7を介して通信可能に設けられている。なお、上記ネットワーク7は有線または無線で構成することができ、図示しない対象機器をさらに設けることができる。
また、上記制御部2へユーザーが入力する信号とは、テストをスタートさせたり、対象機器を特定したりするための信号のことである。
そして、この第1実施形態では、表示部4に表示された画面に入力ボタンを表示し、この入力ボタンを選択することによって上記信号が入力されるようにしている。但し、上記のように表示部4に表示された画面に入力ボタンを表示することなく、機械的な信号入力ボタンを別に設けてもよい。
そして、通信部3を介して対象機器A〜Cが接続されていることを制御部2が認識すると、当該対象機器A〜Cに対応するアイコンa〜cを上記データ記憶部6から抽出してテスト実行項目表示エリア11に表示させるようにしている。
また、上記テスト実行項目表示エリア11には、更新ボタン14が表示されているが、この更新ボタン14は、上記のように制御部2が対象機器A〜Cを認識した後、ユーザーがさらに対象機器A〜Cが接続されているか否かを確認したい場合に選択される。また、事後的に別の対象機器が接続されたかどうかを確認したい場合にも選択される。このようにして更新ボタン14が選択されると、制御部2は対象機器のアイコンを更新する。
上記「取得」とは、制御部2が対象機器Aに対して、対象機器Aであるエアコンの現状態例えば現状の設定温度に対する問い合わせをすることである。また、「設定」とは、制御部2が対象機器Aであるエアコンに対して、例えば特定のモード設定や温度設定を要求することである。
上記「設定」についてはそれにつながる第2階層があり、この第2階層として、上記取得の場合と同様に「モード」「温度」「風量」「消費電力」の4つの項目が設定されている。ただし、「設定」の場合には上記第2階層の下位の第3階層がさらに設定されている。この第3階層には、上記第2階層の「モード」「温度」「風量」「消費電力」のそれぞれについての具体的な数値などの内容が設定されている。
上記のようなテスト項目を表示する選択ウインドウ15は、例えば第1階層の項目が選択されたとき、第2階層の項目が自動的に表示されるというように、上位の階層が選択されたとき、それに対応する下位の階層の項目が順次表示されるようにしている。
したがって、制御部2は上記テスト項目が特定されたとき、そのテスト項目に対応付けられた単位シーケンスs1をデータ記憶部6から抽出してシーケンス表示エリア12に表示することができる。
なお、上記単位シーケンスs1は、例えば応答を必要としない要求メッセージm1のみで構成することもできるし、対象機器が一方的に現状態などをコントローラに通知するためなどに発信する応答メッセージm2のみで構成することもできる。
なお、各メッセージの内容は、上記シーケンス表示エリア12内にも表示されるようにしているが、単位シーケンスs1の矢印に沿った表示スペースが小さいと、表示したメッセージ内容が見えにくくなってしまうことがある。この場合には、詳細表示エリア13に上記内容を大きく表示することができる。
また、上記のように表示スペースが小さい場合には、単位シーケンスs1に沿って表示させるメッセージ内容は要約だけにし、メッセージ内容の詳細をこの詳細表示エリア13のみに表示させるようにしてもよい。
まず、ユーザーがステップS1でテスト処理を開始すると、ステップS2で制御部2は、通信部3を介してテスト装置に接続されている機器の確認を行ない、接続されている機器A〜Cのアイコンa〜cをテスト実行項目表示エリア11に一覧表示させる。
例えば、ユーザーがアイコンaを選択すると、制御部2はステップS3で対象機器Aが選択されたことを認識し、ステップS4でデータ記憶部6から対象機器Aについてこのテスト装置でテストできるテスト項目を抽出して選択ウインドウ15に表示させる。
なお、図4では、上記選択ウインドウ15に表示されたテスト項目の第1階層から「設定」を選択し、第2階層から「温度」、第3階層から「22℃」のそれぞれが選択された状態を示している。
上記のようにしてユーザーがテスト項目を選択すると、ステップS6で、制御部2は上記テスト項目に応じた単位シーケンスs1をデータ記憶部6から抽出してそれをシーケンス表示エリア12に表示する。
このように送受信が行われていない段階でも、上記要求メッセージm1には「設定(応答要):温度=22℃」というメッセージ内容が表示される。ただし、応答メッセージm2には「設定応答:温度」のみが表示され、応答内容である設定温度の具体的数値は表示されていない。
なお、メッセージの送受信が行われていない段階では、上記シーケンス表示エリア12には上記要求メッセージm1のみを表示し、応答メッセージm2についてはメッセージ内容だけでなく矢印も表示しない構成にすることもできる。
上記ステップS9で上記応答メッセージが正しいと判定した場合には、制御部2はステップS10に進んで、対象機器Aからの応答メッセージの内容である「温度=22℃」と、正判定信号を示す「OK」マークとを対応付けた表示データを作成する。この作成した表示データを、ステップS12で、当該単位シーケンスs1に対応付けて表示するとともに、上記判定結果を上記データ記憶部6に記憶する。
また、正誤判定信号のいずれか一方のみを表示して、いずれか他方は表示しないようにしても、正誤を区別できれば、どのような信号の表示形態でもかまわない。
要するに全体として正誤の判定信号を認識できればよい。
なお、制御部2は、上記ステップS7で要求メッセージを送信したり、ステップS8で応答メッセージを受信したりした時に、シーケンス表示エリア12において現在のシーケンスを識別できるように表示してもよい。
上記ステップS12で、テスト項目ごとのテスト結果が表示され、かつ記憶されたら、ステップS13に進む。
ステップS13では、ユーザーからの指令に基づいてステップS3、S5あるいはS14へ進む。具体的には、別機器、すなわち対象機器A以外の対象機器についてのテストを続ける場合には、ステップS3へ戻り、対象機器Aについて別のテスト項目のテストを実行する場合にはステップS5へ戻る。また、この時点でテストを終了する場合には、ユーザーが図示しない終了ボタンを選択してステップS14へ進み、テストを終了する。
なお、別のテスト項目を連続的に実行した場合には、上記単位シーケンスs1の下方に別のテスト項目に対応した単位シーケンスが連続して表示される。これら複数のテスト項目に対する判定結果は、複数の単位シーケンスとして連続的に表示される。複数の単位シーケンスを連続的に表示したときには、画面をスクロールすることによって、前後の任意のテスト結果を表示させることができる。
上記のように複数の対象機器の場合にもそれらを繰り返し選択して、テストを継続することができる。
以上のように、テストの実行方法として、特定の対象機器に対して1つずつのテスト項目を実行する場合と、特定の対象機器に対して複数のテスト項目を連続して実行する場合と、特定のテスト項目について複数の対象機器のテストを連続的に実行する場合のいずれにおいても、実行したテストの結果が正誤判定信号を対応づけた単位シーケンスとして表示されるので、各テスト項目の正誤判定がわかりやすくなる。特に誤判定信号とともにメッセージ内容が表示されるので、そのメッセージ内容から誤判定の理由を容易に把握することもできる。
このとき、特定の対象機器のアイコンを特定すれば、そのアイコンに対応する単位シーケンスが正誤判定信号とともに表示される。したがって、テストを先行させてから必要な修正や再テストを行なうことができる。
もし、上記テスト実行項目表示エリア11において、テストが終了した全ての対象機器のアイコンに正誤判定信号を対応づけて表示するようにすれば、正誤判定信号の表示の有無によってテストが未実施の機器がどれなのかもすぐに判別できる。
したがって、テストを実行する者と対象機器の異常を修正する者とが役割を分担しても、誤判定信号が対応付けられた単位シーケンスをリストアップできるので、対象機器の異常を修正する者は、テスト終了後にいつでも修正作業をすることができる。
また、上記のように誤判定信号が対応づけられた単位シーケンスのみのリストが画面表示されるので、テストを先行させたとしても、事後的に対象機器の異常を簡単に特定することができる。
そして、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
この第2実施形態のテスト装置では、テスト項目をユーザーが一つずつ特定するのではなく、複数のテスト項目と、そのテスト実行順序とを予め決めたテストシナリオにしたがってテストを実行するようにしている。
そして、シーケンス表示エリア12には、実行するテストシナリオ特定手段に対応した一連の単位シーケンスを表示し、詳細表示エリア13には上記単位シーケンスを構成するメッセージ内容の詳細を表示させる点は、上記第1実施形態と同じである。
ユーザーが図7のステップS101でこのテストを開始し、ステップS102で制御部2はデータ記憶部6が記憶している対象機器の種類ごとのテストグループを読み込んで、それらテストグループのリストを表示部4に一覧表示する。ただし、この一覧表示形態は図示していない。そして、ステップS103で、上記一覧表示されたテストグループの中からユーザーがテストしたい対象機器の種類に対応したテストグループを選択する。なお、第2実施形態では、エアコンに関するテストグループが選択されている。
また、上記のようにしてテスト対象機器の種類がエアコンと特定されたとしても、これらエアコンが複数あるときには、制御部2はステップS105で図示していない画面にその時点で接続されているエアコンを表示し、そこから特定のエアコンをユーザーが選択できるようにしている。
さらに、ユーザーが、ステップS106で上記テスト実行項目表示エリア11に上記テストグループに対応づけられたテストシナリオ特定手段であるテスト1,2,3のいずれかを選択する。なお、上記テストシナリオの選択は、図8,9に示したチェックボックス16にチェックを入力することによって行われる。
つまり、上記ステップS7からS12の実行過程では、テストシナリオにしたがって、個々のテスト項目に応じた要求メッセージを送信するとともに、受信した応答メッセージの正誤判定を実行する。その判定結果に基づいて、正誤判定信号を各単位シーケンスs1〜s3に対応づけるとともに、それら各単位シーケンスs1〜s3をシーケンス表示エリア12に表示する(図9参照)。
そして、ステップS112で全テストシナリオが終了したと判断したらステップS113でテストを終了する。
このとき、特定のテストシナリオ特定手段を選択すれば、そのストシナリオ特定手段に対応する単位シーケンスが正誤判定信号とともに表示される。したがって、テストを先行させてから必要な対象機器の異常の修正や再テストを行なうことができる。
もし、上記テスト実行項目表示エリア11において、テストが終了した全てのテストシナリオ特定手段に正誤判定信号を対応づけて表示すれば、正誤判定信号の表示の有無によってテストが未実施のテストシナリオがどれなのかもすぐに判別できる。
したがって、テストを実行する者と対象機器の異常を修正する者とが役割を分担しても、誤判定信号が対応付けられた単位シーケンスをリストアップできるので、対象機器の異常を修正する者は、テスト終了後にいつでも修正作業をすることができる。
また、上記のように誤判定信号が対応づけられた単位シーケンスのみのリストが画面表示されるので、テストを先行させたとしても、事後的に対象機器の異常を簡単に特定することができる。
また、上記第1、第2実施形態のテストを別々のテスト装置に設定してもよいし、1台のテスト装置に両方の機能を設定して、ユーザーがそれらのいずれかを選択できるようにしてもよい。
また、対象機器としては家電機器そのものではなく、家電機器の機能を有する制御基板や、その機能を搭載したパソコンなどでもよい。あるいは、対象機器の機能を実現するアプリケーションソフトウェアを実行する実行部を、テスターを上記制御部と、対象機器の機能を実現する疑似的な対象機器の制御部とを1つのテスト装置に組み込むようにしてもよい。
4 表示部
6 データ記憶部
11 テスト実行項目表示エリア
12 シーケンス表示エリア
m1〜m6 メッセージ
s1〜s3 単位シーケンス
A〜C 対象機器
Claims (3)
- テストを実行する家電機器などの対象機器に接続可能にし、上記対象機器の機能確認のためのテストを、上記対象機器ごとにあらかじめ設定されたシーケンスに沿って実行する制御部と、
この制御部に接続するとともに上記シーケンスを表示するシーケンス表示エリアを設けた表示部とを備え、
上記制御部は、
対象機器に対して要求メッセージを送信する機能と、
対象機器からの応答メッセージを受信する機能と、
一つの上記要求メッセージ又は一つの応答メッセージのうちいずれか一方もしくは双方からなる単位シーケンスを、上記要求メッセージ又は上記応答メッセージのうちいずれか一方もしくは双方の内容とともに上記表示部のシーケンス表示エリアに表示させる機能と、
上記対象機器からの応答メッセージの正誤を判定する機能と、
上記応答メッセージの正誤の判定結果を示す正誤判定信号を、上記シーケンス表示エリアに表示された各単位シーケンスに対応付けて表示する機能と
を備えたことを特徴とするテスト装置。 - 上記応答メッセージの判定結果を記憶するデータ記憶部を備えるとともに、
上記表示部には、上記制御部がテストを実行する対象機器を示す機器特定手段あるいは対象機器のテストシナリオのシナリオ特定手段を表示するためのテスト実行項目表示エリアを、上記シーケンス表示エリアと区画して表示させ、
上記制御部は、
上記応答メッセージの正誤の判定結果を示す正誤判定信号を上記単位シーケンスに対応付けて上記データ記憶部に記憶させる機能と、
上記テスト実行項目表示エリアにあらかじめ設定された上記機器特定手段あるいはシナリオ特定手段を表示する機能と、
上記単位シーケンスに上記正誤判定信号が対応付けられたとき、当該単位シーケンスに対応する上記機器特定手段あるいはシナリオ特定手段に、上記正誤判定信号を対応付けて表示する機能と、
上記正誤判定信号が対応付けられた上記機器特定手段あるいはシナリオ特定手段が選択されたとき、これら機器特定手段あるいはシナリオ特定手段に対応する単位シーケンスを、上記データ記憶部から抽出して上記シーケンス表示エリアに表示する機能と
を備えた請求項1に記載のテスト装置。 - 上記制御部は、
上記テスト実行項目表示エリアに誤判定信号を対応付けて表示された上記機器特定手段あるいはシナリオ特定手段が特定されたとき、当該機器特定手段あるいはシナリオ特定手段における誤判定信号が対応付けられた全ての単位シーケンスを上記データ記憶部から抽出する機能と、
上記抽出された単位シーケンスのリストを、シーケンス表示エリアに表示させる機能と
を備えたことを特徴とする請求項2に記載のテスト装置。
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