JP2014175747A - 自立分散型ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】一の中継装置が通信不能となった場合に、一の中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードが速やかに他の中継装置と通信できるようにする。
【解決手段】通信不能となった第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn6が、第1中継装置4の第1中継装置ネットワーク11に所属するノードn3から異常情報を含む中継装置情報を受け取る。そして、ノードn6は、第1中継装置ネットワーク11に所属するノードに対して、自立して第1中継装置ネットワーク11への参入を要求し、第2中継装置ネットワーク12から、第1中継装置ネットワーク11に参入する。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、AMI(Advanced Metering Infrastructure)通信システムにおいて、中継装置が通信不能となった際、又は通信不能から復旧した際に、ノードがネットワークを自立して構築する自立分散型ネットワークシステムに関する。
従来、スマートグリッドを実現するため、AMI通信システムが検討されていた。AMI通信システムは、通信機能を付加した電子式電力メーターを低圧需要家の各戸に設置し、取得した電力量等のデータを、ネットワークを介して上位系通信システムへ収集し、監視制御を行う自動検針通信システムである。このようなAMI通信システムは、コントロールサーバ、中継装置、ノードによって構成される自立分散型ネットワークシステムである。ノードは、中継装置が管理する中継装置ネットワークに所属しており、各ノードは、自らの判断により、他のノードと経路を構築することができる。そして、コントロールサーバは、複数の中継装置の動作を制御している。このような自立分散型ネットワークシステムに用いられる技術として、以下に示す特許文献1及び2に開示された技術が知られていた。
特許文献1には、主系GW(Gate Way)1と待機系GW2が、IPアドレスのプレフィックスが異なるネットワークに到達可能なハートビートパケットを送受信し合い、必要に応じてIPsec情報の同期を行う技術が開示されている。
また、特許文献2には、コネクションや網に関する情報が各交換機に分散管理され、各交換機は他との間に設けた管理コネクションを用いて網資源の管理などを行うATM網について開示されている。このATM網では、交換機がコネクション障害を検出するステップと、故障箇所に対応して決められた障害時の救済手続きに従って障害を受けた管理コネクションの回復が自立分散的に行われている。
特開2011−166245号公報 特開平7−115420号公報
ところで、自立分散型ネットワークシステムに用いられる中継装置ネットワークや中継装置に異常が生じて、中継装置が他の中継装置等に対して通信不能となる場合がある。この場合には、各ノードが自立的に経路を変更した後、別の中継装置に経路を接続することでネットワークの再構築を行って、通信システム全体としての動作を継続させる運用が行われる。しかしながら、従来の自立経路構築機能では、中継装置が通信不能となったことを各ノードが知った後、各ノードが他のノードに対して、切り替え可能な経路を確認して、ネットワークの再構築を完了するまでに時間がかかっていた。
また、特許文献1に開示された技術では、主系と待機系のGWをネットワークに配置しなくてはならず、設置及び運用に要するコストが二重に掛かっていた。また、2つのGWに複雑な設定を施さなければならず、簡易な運用が難しかった。
さらに、特許文献2に開示された技術では、複数のノードを備えた中継装置が故障した場合に、この中継装置に接続されるノードは、他の中継装置に接続されるノードによって構成されるネットワークに参入することができなかった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、一の中継装置が通信不能となった場合に、一の中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードが速やかに他の中継装置の中継装置ネットワークに参入できるようにすることを目的とする。
本発明に係る自立分散型ネットワークシステムは、ネットワークを管理するコントロールサーバと、コントロールサーバに幹線ネットワークでそれぞれ接続され、コントロールサーバとの間で情報を通信する複数の中継装置と、ノードとを備える。
このノードは、複数の中継装置の配下に支線ネットワークで接続され、中継装置が管理する中継装置ネットワークを自立的に構築するものである。
一の中継装置が、コントロールサーバ又は他の中継装置と通信不能となった場合に、通信不能となった一の中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードは、以下の動作を行う。
このノードは、一の中継装置が通信不能であることを示す異常情報を含む、中継装置及びノードの間で伝搬する中継装置の状態を示す情報を含む中継装置情報を受け取る。
この中継装置情報を受け取ったノードは、他の中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードに対して、他の中継装置の中継装置ネットワークへの参入を要求する。
そして、一の中継装置の中継装置ネットワークから、他の中継装置の中継装置ネットワークに参入する
本発明によれば、通信不能となった中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードに速やかに異常情報を伝え、このノードが、他の中継装置ネットワークに参入することができる。このため、ノードは速やかに中継装置ネットワークを再構築し、自立分散型ネットワークシステム全体の動作継続を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態例に係る自立分散型ネットワークシステムのネットワーク構成図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るHelloパケットの構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るHelloパケットの空白フィールドに詰める故障中継装置情報の構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る第2中継装置が故障した場合における自立分散型ネットワークシステムのネットワーク構成図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る正常な中継装置の配下にある各ノードがHelloパケットを送信する例を示すネットワーク構成図である。 本発明の第1の実施の形態例における故障した中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードが他の中継装置ネットワークに参入要求を行う処理例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例におけるノードが図6に示した参入要求の処理を行った結果、新たに構築した第1中継装置ネットワークの例を示すネットワーク構成図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る自立分散型ネットワークシステムのネットワーク構成図である。 本発明の第2の実施の形態例に係るHelloパケットの空白フィールドに詰める復旧中継装置情報の構成例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例に係るHelloパケットを利用して各ノードに復旧中継装置情報を伝搬する例を示すネットワーク構成図である。 本発明の第2の実施の形態例に係るユニキャスト通信を利用して各ノードに復旧中継装置情報を伝搬する例を示すネットワーク構成図である。 本発明の第2の実施の形態例に係るマルチキャスト通信を利用して各ノードに復旧中継装置情報を伝搬する例を示すネットワーク構成図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る全体配信通信パケットを利用して各ノードに復旧中継装置情報を伝搬する例を示すネットワーク構成図である。 本発明の第2の実施の形態例におけるノードがネットワークの再構築を行う処理例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態例に係る自立分散型ネットワークシステム1のネットワーク構成図である。 本発明の第3の実施の形態例に係るHelloパケットの空白フィールドに詰める復旧中継装置情報の構成例を示す説明図である。
<1.第1の実施の形態例>
以下、本発明の第1の実施の形態例について、図1〜図7を参照して説明する。
本発明が適用される自立分散型ネットワークシステム1は、コンピュータがプログラムを実行することにより、後述する各ノード、中継装置が連携して行うネットワーク構築方法を実現する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態例に係る自立分散型ネットワークシステム1のネットワーク構成図である。
自立分散型ネットワークシステム1は、自立分散型ネットワークシステム1内で構築されるネットワークを管理するコントロールサーバ2を備える。また、コントロールサーバ2に幹線ネットワーク3でそれぞれ接続され、コントロールサーバ2との間で情報を通信する第1中継装置4〜第3中継装置6(中継装置を区別しない場合、「各中継装置」のように略記する)を備える。また、複数の中継装置の配下にそれぞれ支線ネットワーク7で接続され、各中継装置が管理する中継装置ネットワークを自立的に構築するノードn1〜n10を備える。
コントロールサーバ2は、第1中継装置4〜第3中継装置6の動作を制御すると共に、自立分散型ネットワークシステム1内に構築された第1中継装置ネットワーク11〜第3中継装置ネットワーク13の通信状況等を管理している。
第1中継装置4は、ノードn1〜n4が所属する第1中継装置ネットワーク11を管理する。第2中継装置5は、ノードn5〜n8が所属する第2中継装置ネットワーク12を管理する。第3中継装置6は、ノードn9,n10が所属する第3中継装置ネットワーク13を管理する。ノードn1〜n10(ノードを区別しない場合、「各ノード」のように略記する)は、各中継装置の配下に支線ネットワーク7で接続される。そして、各ノードは、第1中継装置4〜第3中継装置6がそれぞれ管理する第1中継装置ネットワーク11〜第3中継装置ネットワーク13を自立的に構築しており、中継装置ネットワーク内に所属する各ノードとの通信を実現している。
次に、第1中継装置4〜第3中継装置6のいずれかが故障した時に、故障した中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードが自立して他の中継装置との間でネットワークを再構築して、ネットワーク全体の通信を継続する処理について説明する。
上述したように各ノードは、中継装置の指示を受けることなく、他のノードとの間で自立的な経路構成ができるものとする。そして、各ノードは、ネットワーク内に配置されたいずれかの中継装置が故障して通信不能となると、一定の条件を満たした場合(例:2時間以上にわたって中継装置からノードがメッセージを受信できない場合)に、中継装置と通信経路に生じた異常を検知する。異常を検知した各ノードは、自ノードの周辺に配置されている他のノードが現在どのような通信状況であるかをスキャンする。
以下の説明では、第2中継装置5が故障して他の中継装置と通信不能になった場合を想定する。このとき、第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8は、故障した第2中継装置5とは異なる他の中継装置(第1中継装置4又は第3中継装置6)の中継装置ネットワークに所属するノードと通信可能である。そして、第2中継装置ネットワーク12とは異なる他の中継装置ネットワークに、第2中継装置ネットワーク12に所属していたノードが参入することで、自立分散型ネットワークシステム1全体の動作の継続を図っていた。
しかし、故障した中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードが、中継装置が故障したことを検出するまでに時間を要していた。このため、故障した中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードが、正常な中継装置の中継装置ネットワークに所属する他のノードや、正常な中継装置と通信できない時間が長くなり、自立分散型ネットワークシステム1全体の動作が遅延することがあった。
このため、以下に説明する方法を用いて、故障した中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードが、中継装置の異常を検出するまでにかかる時間を短縮するものとする。そして、故障した中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードが、正常な他の中継装置の中継装置ネットワークに速やかに参入することで自立分散型ネットワークシステム1の動作継続を図るようにする。
以下、第2中継装置5が故障して、第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8が第2中継装置5と通信できなくなった場合に、ノードn5〜n8がどのようにして第2中継装置5の異常を検知し、他の中継装置ネットワークに参入するかを説明する。
始めに、自立分散型ネットワークシステム1で用いられるHelloパケットについて説明する。
図2は、Helloパケットの構成例を示す説明図である。
中継装置が他の中継装置、コントロールサーバ2、ノード等に、各中継装置が他の中継装置に対して定期的に自装置の状態を通知する通信情報の一例として、Helloパケットがある。このHelloパケットは、自端末情報フィールドh1フィールド、中継装置情報フィールドh2、時刻情報フィールドh3、経路情報フィールドh4、通信設定情報フィールドh5、システム情報フィールドh6、及び空白フィールドh7を含んでいる。
自端末情報フィールドh1は、中継装置の装置ID、ノードのノードID、Helloパケットの送信元である中継装置又はノードのMACID等の固有の情報を含んでいる。
中継装置情報フィールドh2は、中継装置の装置ID、MACID、中継装置ネットワーク内に所属しているノードの数等の情報を含んでいる。
時刻情報フィールドh3は、Helloパケットの送信時点における時刻の情報を含んでいる。
経路情報フィールドh4は、経路バージョン、通信品質等の情報を含んでいる。
通信設定情報フィールドh5は、各中継装置ネットワークを識別するために一意に設定される通信チャネル等の情報を含んでいる。
システム情報フィールドh6は、ノードが所属していた中継装置ネットワークにおいて中継装置と通信するまでの最大ホップ数、再送回数等の情報を含んでいる。
空白フィールドh7には、後述する故障中継装置情報i1(図3を参照)等が詰め込まれている。
図3は、Helloパケットの空白フィールドh7に詰め込まれる故障中継装置情報の構成例を示す説明図である。図3に示した表の上段にはメッセージの情報種別を示し、表の下段には各情報種別に格納されるパラメータの具体例を示している。
情報種別として、故障した中継装置の情報を含む故障中継装置情報i1、故障した中継装置の通信設定情報を含む故障中継装置通信情報i2、ノードへの指示パラメータを示す指示パラメータi3等の各種の情報がある。空白フィールドh7に詰め込まれるこれらの異常情報を、「故障中継装置情報」と総称する。
故障中継装置情報i1は、故障した第2中継装置5の装置ID、第2中継装置5の故障が発生し、第2中継装置5が通信不能となった時間の情報を含んでいる。
故障中継装置通信情報i2は、故障した第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12で使用される通信情報として、通信チャネルの情報を含んでいる。この通信チャネルは、中継装置ネットワーク毎に個別に割り振られる値である。
指示パラメータi3は、第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8が参入を要求する他の中継装置の中継装置ネットワークを選択するための第1及び第2優先条件を含んでいる。第1優先条件は、ネットワークの通信品質が良いことであり、第2優先条件は、中継装置ネットワークに所属するノードのノード数が最大ノード数以下であることである。
次に、故障した第2中継装置5に所属するノードn5〜n8が、正常に動作する第1中継装置4の第1中継装置ネットワーク11に参入する方法について、説明する。
図4は、第2中継装置5が故障した場合における自立分散型ネットワークシステム1のネットワーク構成図である。
全ての中継装置は互いに異常を監視し合い、第2中継装置5に異常が生じた場合に、他の中継装置が、第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8に対して、異常情報を含む故障中継装置情報を伝搬している。
また、全ての中継装置及びコントロールサーバ2は、互いに異常を監視し合っている。そして、第2中継装置5に異常が生じた場合に、コントロールサーバ2が、他の中継装置を介して、第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8に対して、異常情報を含む故障中継装置情報を伝搬している。
例えば、コントロールサーバ2と、各中継装置は、定期的(例えば、30分に1回ずつ)にHelloパケットを配下のノード、他の中継装置に定期的に送信し、各中継装置は、他の中継装置の異常監視を行っている。各中継装置は、他の中継装置、ノードに対して、例えば、30分に1回ずつHelloパケットを送信している。
ところで、第2中継装置5が故障すると、この第2中継装置5は、第2中継装置ネットワーク12にあるノードn5〜n8と、他の中継装置(第1中継装置4及び第3中継装置6)、コントロールサーバ2にHelloパケットを送信できなくなる。そして、コントロールサーバ2、第1中継装置4及び第3中継装置6は、第2中継装置5からHelloパケットを受け取れなくなると、第2中継装置5が故障して、第2中継装置5が他の中継装置又はコントロールサーバ2と通信不能であると検知する。
このとき、正常な第1中継装置4は、配下のノードn1〜n4に対して、空白フィールドh7に故障中継装置情報(図3を参照)を詰め込んだHelloパケットp1を送信する。同じく、正常な第3中継装置6は、配下のノードn9,n10に、空白フィールドh7に故障中継装置情報を詰め込んだHelloパケットp1を送信する。
上述したようにHelloパケットは、通常、中継装置の異常を互いに監視するために用いられるパケットである。このため、Helloパケットp1に故障中継装置情報を乗せたとしても、ネットワーク負荷を増加させずに、自立分散型ネットワークシステム1に所属する各ノードに、故障した第2中継装置5の情報を伝搬することができる。なお、第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8は、他の中継装置ネットワークと通信設定が異なるため、Helloパケットp1を受信することはできない。
図5は、正常な中継装置の配下にある各ノードがHelloパケットp2を送信する例を示すネットワーク構成図である。
第2中継装置5が、コントロールサーバ2又は他の中継装置と通信不能となった場合には、ノードn1〜n4は第1中継装置4から受信したHelloパケットp1から故障中継装置情報を読み出す。同様に、ノードn9,n10は第3中継装置6から受信したHelloパケットp1から故障中継装置情報を読み出す。そして、ノードn1〜n4,n9,n10は、故障中継装置通信情報i2に格納されている、第2中継装置5が使用している通信チャネルに通信設定を一時的に変更する。通信設定を変更するタイミングは、自立分散型ネットワークシステム1の通信に影響がなく、通常のHelloパケットp1を送信するタイミング(例えば、30分に1回)とは異なるタイミングとする。このタイミングの例として、例えば、14時から30分に1回ずつHelloパケットp1を送信している場合に、14時35分、15時5分のようにHelloパケットp1とは異なるタイミングで通信設定(例えば、通信チャネル)を変更するものとする。
その後、第1中継装置ネットワーク11に所属するノードn1〜n4と、第3中継装置ネットワーク13に所属するノードn9,n10は、第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8が受信可能なHelloパケットp2を送信する。このHelloパケットp2は、定期的に受け取るHelloパケットp1とは異なり、第2中継装置5が通信不能であることを示す異常情報を含むものである。Helloパケットp2の送信が完了したら、ノードn1〜n4,n9,n10は元の通信設定に戻す。
通信不能となった第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8は、ノードn1〜n4,n9,n10からHelloパケットp2を受け取る。そして、ノードn5〜n8は、受け取ったHelloパケットp2から中継装置及びノードの間で伝搬する中継装置の状態を示す情報を含む中継装置情報を読み出す。その後、ノードn5〜n8は、他の中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードに対して、自立して他の中継装置の中継装置ネットワークへの参入を要求する。そして、第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12から、他の中継装置の中継装置ネットワークに参入する。
以下、ノードn6を例にとって他の中継装置の中継装置ネットワークに参入する処理例を説明する。
ノードn6は、受信したHelloパケットp2から読み出したノードへの指示パラメータi3より、一番優先度の高いノードがノードn3であれば、ノードn3を介して、第1中継装置4の第1中継装置ネットワーク11に参入要求を行う。
ここで、ノードn6が第1中継装置ネットワーク11に参入要求を行う処理について説明する。
図6は、故障した第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn6が他の中継装置ネットワークに参入要求を行う処理例を示すフローチャートである。
上述したように第2中継装置5に異常が生じて、第2中継装置5がコントロールサーバ2又は他の中継装置と通信不能となった場合に、コントロールサーバ2又は他の中継装置と通信可能である他の中継装置が、Helloパケットp2を送信する。異常情報を含ませたHelloパケットp2の送信は、他の中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードを介して、Helloパケットp1を送信するタイミングとは異なるタイミングで行われる。そして、第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8にHelloパケットp2が伝搬される。
そして、第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn6は、第1中継装置ネットワーク11に所属するノードn3から受信したHelloパケットp2から故障中継装置情報を読み出す(ステップS1)。
次に、ノードn6は、読み出した故障中継装置情報が、現在所属している第2中継装置5の故障情報を含むか否かを判断する(ステップS2)。ノードn6は、現在所属している第2中継装置5の故障情報を含んでいないと判断すると、処理を終了する。一方、ノードn6は、現在所属している第2中継装置5の故障情報を含むと判断すると、Helloパケットp2から指示パラメータi3を読み出す。
そして、ノードn6は、指示パラメータi3の条件に従って、ノードn6が参入しようとする第1中継装置ネットワーク11のノードを選定する処理を行う。ここでは、ノードn3を選定したものとする。この処理に合わせて、ノードn6は、自身の通信設定を、ノードn3が使用している第1中継装置ネットワーク11の通信設定に変更する(ステップS3)。
次に、ノードn6は、自立して他の中継装置の中継装置ネットワークへの参入を要求するため、参入しようとする第1中継装置ネットワーク11に所属するノードn3に対して、第1中継装置ネットワーク11への参入要求メッセージを送信する(ステップS4)。参入要求メッセージは、ノードn3からノードn1を介して第1中継装置4に送られ、第1中継装置4がノードn6の参入可否を判断する。参入可否の判断後、第1中継装置4が参入応答メッセージを送信し、この参入応答メッセージが、ノードn1、ノードn3を介して、ノードn6に送られる。
そこで、ノードn6は、ノードn3から参入応答メッセージを受信したか否かを判断する(ステップS5)。ノードn6は、ノードn3から参入応答メッセージを受信した場合には、参入応答メッセージの内容が、第1中継装置ネットワーク11への参入を許可するものであるか否か判断する(ステップS6)。
ステップS6において、参入応答メッセージの内容が、ノードn6を第1中継装置ネットワーク11への参入を許可しないものである場合、ノードn6は、ステップS3に戻る。そして、指示パラメータi3の第2優先条件に従って、他のノードを選定して、他のノードを選定し、ステップS3〜S6の処理を繰り返して、参入可能な他の中継装置ネットワークへの参入要求を続ける。
一方、ステップS6において、参入応答メッセージの内容が、第1中継装置ネットワーク11への参入を許可するものである場合、第2中継装置ネットワーク12に所属するノードは、過去の中継装置ネットワークの所属情報を保存する(ステップS7)。この所属情報には、例えば、ノードが所属していた中継装置ネットワークの上位にある中継装置の中継装置情報、ノードが所属していた中継装置ネットワークにおいて中継装置と通信するまでのホップ数、及び中継装置ネットワークにおける通信品質を含む過去の中継装置情報がある。この所属情報は、第2中継装置5が故障から復旧した際に、ノードn6が元の第2中継装置ネットワーク12に経路を再構築するために用いられる。
そして、ノードn6は、自身の通信設定情報を、第1中継装置ネットワーク11が使用する通信設定に切替える(ステップS7)。これにより、ノードn6は、第1中継装置ネットワーク11への参入が完了するため、処理を終了する。
なお、ステップS5において、ノードn6は、ノードn3から参入応答メッセージを受信しない場合には、ノードn6がノードn3に参入要求メッセージを送信してから一定時間(例えば、2時間)経過したかどうか判断する(ステップS8)。一定時間が経過していなければ、ノードn6は、ステップS5に戻り、引き続き参入応答メッセージの受信を待つ。
ステップS8において、ノードn3に参入要求メッセージを送信して参入応答メッセージを受信しないまま、一定時間経過した場合、ノードn6は、さらに終了条件を満たすか判断する(ステップS9)。この終了条件としては、例えば、参入要求メッセージを送信してから参入応答メッセージを受信しないまま24時間経過したことである。
終了条件を満たした場合には、ノードn6は、処理を終了する。一方、終了条件を満たしていなければ、ステップS3に戻り、他のノードを選定して、他の中継装置ネットワークへの参入要求を続ける。
このようにノードn6は、第1中継装置ネットワーク11への参入要求が失敗した場合には、次に優先度の高いノード(例えば、ノードn1)に対して、ネットワークの参入要求を行い、参入できるまで優先度の高いノード順にこの処理を繰り返す。
図7は、ノードが、図6に示した参入要求の処理を行った結果、新たに構築した第1中継装置ネットワーク14の例を示すネットワーク構成図である。
ノードn5,n6は、第2中継装置ネットワーク12の所属から離れ、第1中継装置ネットワーク11へ参入する。この結果として、第1中継装置4は、ノードn1〜n6が所属する第1中継装置ネットワーク14を構成する。
また、ノードn7,n8は、第2中継装置ネットワーク12の所属から離れ、第3中継装置ネットワーク13へ参入する。この結果として、第3中継装置6は、ノードn7〜n10が所属する第3中継装置ネットワーク15を構成する。
このように第2中継装置ネットワーク12に所属していたノードn5〜n8は、第2中継装置5が故障して、コントロールサーバ2とデータを送受信できなくなったとしても、他の中継装置ネットワークに参入して、中継装置ネットワークを再構築できる。このため、ノード間でデータを送受信できない時間をできるだけ短くすることができる。
以上説明した第1の実施の形態例に係る自立分散型ネットワークシステム1によれば、故障した中継装置の配下にあるノードは、このノードの周辺にある正常な中継装置の配下にあるノードから受け取ったHelloパケットp2から、故障中継装置情報を読み出す。このHelloパケットp2は、通常、ネットワークを通信されているHelloパケットとは異なる送信タイミングで送信されるものであ。このため、Helloパケットp2は、通信帯域を圧迫しないばかりか、通常とは異なるタイミングで送信されるため、各ノードが中継装置に生じた異常を検出するまでにかかる時間を短縮することができる。
また、故障した第2中継装置5の配下にあるノードn5〜n8は、第2中継装置5が故障していると判断すると、正常な他の中継装置の配下にあるノードに対して、他の中継装置ネットワークに参入する処理を自立的に行う。このため、新たなネットワークを構築するための負荷が、各中継装置から各ノードに分散される。これにより、中継装置は自身の中継装置ネットワークを構成するための最低限の処理を行えばよく、ネットワーク構築のコストを抑えることができる。また、図1に示した第1中継装置ネットワーク11と第2中継装置ネットワーク12を、図7に示した第1中継装置ネットワーク14と第3中継装置ネットワーク15に構築し直すことで、自立分散型ネットワークシステム1の動作継続を実現することができる。
また、自立分散型ネットワークシステム1は、高価な中継装置を、主系、従系のように2系統用意しておき、主系に障害が生じたときに、従系に切替えて動作の継続を図るものではない。このため、主系と従系の両方の中継装置に細かな設定をし、切替え運用を行う必要がなく、自立分散型ネットワークシステム1の運用負荷が軽減される。
<2.第2の実施の形態例>
次に、図7に示したようにノードn5〜n8が自立的に他の中継装置ネットワークに参入した後、第2中継装置5が故障から復旧した場合に、変更していたネットワーク構成を元のネットワーク構成に再構築する方法について説明する。
上述したように中継装置に異常が生じて、ネットワークの再構築が行われた場合を想定する。この後、故障した中継装置が復旧しても、既にネットワークが再構築されているため、中継装置に異常が生じる前のネットワーク構成には自立的に戻らない。このため、再構築したネットワークが最適でない通信経路で通信を継続することがある。この場合、故障から復旧した中継装置を使わないままとなり、特定の中継装置に集中する負荷を解消できないことがある。
以下に説明する第2の実施の形態例に係る自立分散型ネットワークシステム1は、第2中継装置5が復旧した後に、元のネットワーク構成に戻すものである。すなわち、異常が生じた第2中継装置5が復旧した場合に、復旧した第2中継装置5が、中継装置情報に、第2中継装置5が復旧したことを示す復旧情報を含ませて、他の中継装置及びノードに伝搬する。その後、他の中継装置の中継装置ネットワークに参入したノードが、復旧中継装置情報を受け取った場合に、復旧した第2中継装置5の中継装置ネットワークへの参入を自立して要求する。そして、参入を要求したノードが、他の中継装置の中継装置ネットワークから、復旧した第2中継装置5の中継装置ネットワークに参入するものである。
このとき、ノードn5〜n8は、復旧した第2中継装置5の情報、及びネットワーク再構築を行うかを判定するために、指示パラメータi5(後述する図8を参照)を包含するメッセージを受信する。ノードn5〜n8は、それぞれメッセージに設定された指示パラメータi5と、予め保存していた異常が生じる前における第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12に所属していたことを示す情報を比較する。そして、ノードn5〜n8は、比較した情報に基づいて有利な条件でネットワークの再構築を行う。
図8は、本発明の第2の実施の形態例に係る自立分散型ネットワークシステム1のネットワーク構成図である。
故障から復旧した第2中継装置5が他の中継装置やコントロールサーバ2と通信を再開しても、過去に第2中継装置5に所属していたノードn5〜n8は、ノードn1〜n4と共に既に第1中継装置ネットワーク14を構築している。このため、第2中継装置ネットワーク16にノードが所属しておらず、第2中継装置5とノードn5〜n8は互いに通信することができない。
従って、図7に示した状態が継続すると、3台の中継装置(第1中継装置4〜第3中継装置6)を用意してあるにもかかわらず、2台の中継装置(第1中継装置4と第3中継装置6)で運用しているのと同じこととなる。このため、2台の中継装置に負荷が集中し、データ処理や通信遅延等が発生しかねない。ここで、自立分散型ネットワークシステム1は、Helloパケットの空白フィールドh7に、図9に示すような復旧中継装置情報を詰めて、中継装置ネットワークの再構築を行う処理を行う。
図9は、Helloパケットの空白フィールドh7に詰める復旧中継装置情報の構成例を示す説明図である。図9に示した表の上段にはメッセージの情報種別を示し、表の下段には各情報種別に格納されるパラメータの具体例を示している。
情報種別として、図3に示した故障中継装置情報i1の他に、故障から復旧した中継装置の復旧情報を含む復旧中継装置情報i4、ノードへの指示パラメータを示す指示パラメータi5等の各種の情報があり、これらの情報を、「復旧中継装置情報」と総称する。復旧中継装置情報には、第2中継装置5を交換したことを示す情報を含ませてもよい。
復旧中継装置情報i4は、故障から復旧した第2中継装置5の装置IDと、第2中継装置5に異常が生じた時間、第2中継装置5が復旧した時間の情報を含んでいる。
指示パラメータi5は、異常が生じた第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12から他の中継装置の中継装置ネットワークに参入したノードが、復旧した第2中継装置5の中継装置ネットワークを選択するための第1及び第2の見直し条件と、見直し時間を含む。第1の見直し条件は、復旧した中継装置の中継装置ネットワークにノードが過去に所属していたことであり、第2の見直し条件は、通信品質が良いことである。そして、見直し時間は、中継装置が故障から復旧して所定時間(例えば、3時間)を経過したことである。
そして、以下の図10〜図13に示す4つの方法のいずれかを用いて、復旧した中継装置の中継装置ネットワークに過去に所属していたノードに対して、図9に示す故障中継装置情報を伝搬するようにしている。
[(1)Helloパケットを利用した方法]
図10は、Helloパケットp3を利用して各ノードに復旧中継装置情報を伝搬する例を示すネットワーク構成図である。
第1中継装置4と第3中継装置6は、Helloパケットp3の空白フィールドh7に復旧中継装置情報を含める。そして、定期的に通信情報を送信するタイミングで、第1中継装置ネットワーク14と第3中継装置ネットワーク15に所属する各ノードに送信する。Helloパケットp3は、上述した図2に示したHelloパケットと同じフィールド構成としてあり、Helloパケットp3の空白フィールドh7に復旧中継装置情報を付加している。これにより、ネットワークの帯域負荷を増加させることなく、全てのノードに対してネットワーク再構築要求を行うことができる。
なお、図10に示した例では、全てのノードn1〜n10がネットワークの再構築を行う対象となる。
[(2)ユニキャスト通信を利用した方法]
図11は、ユニキャスト通信パケットp4を利用して特定のノードに復旧中継装置情報を伝搬する例を示すネットワーク構成図である。
コントロールサーバ2は、ユニキャスト通信を用いて、復旧中継装置情報を、他の中継装置の中継装置ネットワークに所属する特定のノードに送信する。例えば、コントロールサーバ2は、第1中継装置4を介して、ノードn5だけにユニキャスト通信パケットp4を送信して、復旧中継装置情報を伝搬する。このようにユニキャスト通信を用いるのは、特定のノード(今回は、ノードn5)のネットワーク構成を変更する場合に有用である。
なお、図11に示した例では、ノードn5だけがネットワークの再構築を行う対象となる。
[(3)マルチキャスト通信を利用した方法]
図12は、マルチキャスト通信パケットp5を利用して特定のノード群に復旧中継装置情報を伝搬する例を示すネットワーク構成図である。
コントロールサーバ2は、マルチキャスト通信を用いて、復旧中継装置情報を、他の中継装置の特定の中継装置ネットワークに所属するノード群に送信する。例えば、コントロールサーバ2は、第3中継装置6を介して、第3中継装置ネットワーク15に所属するノード群にマルチキャスト通信パケットp5を送信して、復旧中継装置情報を伝搬する。このようにマルチキャスト通信を用いるのは、特定のノード群(今回は、ノードn7〜n10)のネットワーク構成を変更する場合に有用である。
なお、図12に示した例では、ノードn7〜n10がネットワークの再構築を行う対象となる。
[(4)全体配信通信を利用した方法]
図13は、全体配信通信パケットp6を利用して全てのノードに復旧中継装置情報を伝搬する例を示すネットワーク構成図である。
第1中継装置4と第3中継装置6は、全体配信通信を用いて、定期的に通信情報を送信するタイミングとは異なるタイミングで、復旧中継装置情報を、他の中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードに送信する。例えば、第1中継装置4は、第1中継装置ネットワーク14に所属するノード群であるノードn1〜n6に全体配信通信パケットp6を送信する。第3中継装置6は、第3中継装置ネットワーク15に所属するノード群であるノードn7〜n10に全体配信通信パケットp6を送信する。そして、ノードn1〜n10に復旧中継装置情報を伝搬する。全体配信通信パケットp6を送信する方法では、(1)Helloパケットを利用した方法と同様に、中継装置ネットワーク内の全てのノードに対して復旧中継装置情報を伝搬し、ネットワークの再構築を要求することができる。
全体配信通信を利用すると、(1)Helloパケットを利用した方法と比べて、ネットワーク内のパケットが増えてしまうが、復旧中継装置情報の伝搬は早くできる。このため、全てのノードn1〜n10について、即座に全体のネットワーク構成を見直したい場合に有効である。なお、図9の例では、全てのノードn1〜n10について、ネットワークを再構築する対象としているが、特定の中継装置の配下にあるノードに対して全体配信通信を行うことも可能である。
このように(1)〜(4)に示したいずれかの方法を用いて送信された復旧中継装置情報を受信したノードは、ネットワークの再構築を行う。
図14は、ノードがネットワークの再構築を行う処理例を示すフローチャートである。ここでは、(1)Helloパケットを利用した方法を用いて、ノードn6がネットワークの再構築を行う処理例について説明する。
始めに、ノードn6は、ノードn3から受信したHelloパケットp3から復旧中継装置情報を読み出す(ステップS11)。そして、ノードn6は、現在所属している中継装置ネットワークのノードを配下に持つ第1中継装置4が復旧したことを示す復旧中継装置情報であるか判断する(ステップS12)。第1中継装置4の復旧中継装置情報であれば、処理を終了する。
第1中継装置4の復旧中継装置情報でなければ、ノードn6は、図9に示した指示パラメータi5の第1見直し条件が真、すなわち、ノードn6が過去に第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12に所属していたかを判断する(ステップS13)。第1見直し条件が偽、すなわちノードn6が過去に第2中継装置ネットワーク12に所属していなければ処理を終了する。
第1見直し条件が真であれば、ノードn6は、故障から復旧した第2中継装置5の通信設定に変更する(ステップS14)。そして、ノードn6は、一定時間(例えば、30分間)経過後に、ノードn6の周辺にあるノード(今回は、ノードn3)からHelloパケットp3を受信したか否かを判断する(ステップS15)。
ステップS15において、ノードn6が、一定時間の経過後にノードn3からHelloパケットp3を受信したとする。このとき、ノードn6は、復旧した第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク16の方が、現在のノードn6が所属している第1中継装置ネットワーク14よりも、指示パラメータi5の第2見直し条件に合致するか判断する(ステップS16)。すなわち、ノードn6は、第2中継装置ネットワーク16の方が、第1中継装置ネットワーク14に所属するよりも通信品質が良いか判断する。
ステップS16において、第2中継装置ネットワーク16が第2見直し条件に合致する場合には、ノードn6は、復旧した第2中継装置5の配下にある第2中継装置ネットワーク16に参入する処理を行う(ステップS17)。そして、ノードn6は、第2中継装置ネットワーク16への参入が成功したか判断する(ステップS18)。第2中継装置ネットワーク16への参入が成功していれば、処理を終了する。
しかし、ステップS15において、ノードn6がHelloパケットp3を受信しなかった場合、ステップS16において、第2中継装置ネットワーク16が第2見直し条件に合致しなかった場合がある。また、ステップS18において、第2中継装置ネットワーク16への参入が成功しなかった場合もある。これらの場合に、ノードn6は、指示パラメータi5に規定する見直し時間が経過したか否かを判断する(ステップS19)。
見直し時間が経過していなければ、ステップS15に戻り、ノードn6は、ノードn3以外の他のノードからのHelloパケットp3の受信を待ち続ける。一方、見直し時間が経過していれば、ノードn6は、変更した通信設定を元に戻し(ステップS20)、第1中継装置ネットワーク14に所属し続ける。
以上説明した第2の実施の形態例に係る自立分散型ネットワークシステム1によれば、故障した中継装置の配下にあったノードが別の中継装置の配下にある中継装置ネットワークに参入しても、故障した中継装置が復旧した後、ノードにネットワークの再構築を促す。これにより、故障した中継装置の中継装置ネットワークに過去に所属していたノードは、自立的に元の中継装置ネットワークに戻ることができる。このため、故障した中継装置を復旧させた後、ノードが設定された場所に技術者が赴いて、復旧した中継装置の中継装置ネットワークにノードを参入させるための通信設定の変更を行う必要がなく、ネットワークの運用負荷が軽減される。また、ネットワークを再構築したノードが他のノードと通信できなくなる通信不能時間を短縮し、自立分散型ネットワークシステム1の動作の継続を図ることができる。
また、中継装置の復旧に伴い、ネットワークを再構築するため、中継装置が故障している間、負荷がかかっていた他の中継装置の負荷を減らすことができる。このため、自立分散型ネットワークシステム1全体として、通信負荷を最適化することができる。
なお、指示パラメータi5の設定によっては、「故障中継装置に過去所属していないノードも含む」、「故障した中継装置に所属していた全てノード」といった条件でネットワークの構成を制御することができる。また、故障した第2中継装置5とは異なる中継装置に交換した場合であっても、復旧中継装置情報に、交換した中継装置の情報を含めることで、故障した中継装置が復旧した場合と同様なネットワーク構成に再構築する制御を実現することができる。
<3.第3の実施の形態例>
次に、各中継装置とコントロールサーバ2の間に設けられた幹線ネットワーク3に故障が発生した場合に、ネットワークを再構築する方法について、図15と図16を参照して説明する。
図15は、本発明の第3の実施の形態例に係る自立分散型ネットワークシステム1のネットワーク構成図である。
図15に示すコントロールサーバ2と第2中継装置5には異常がないものとする。しかし、コントロールサーバ2と第2中継装置5とが接続される幹線ネットワーク3に異常が生じて、第2中継装置5がコントロールサーバ2又は他の中継装置と通信不能となった場合を想定する。
このとき、第2中継装置5は、正常に動作することが可能であり、第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8と通信が可能である。このため、第2中継装置5が、第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8に対して、定期的に通信情報を送信するタイミングとは異なるタイミングで、異常情報を含ませた中継装置情報を伝搬する。これにより、ノードn5〜n8は、第2中継装置5が通信不能であることを各ノードが検出する時間を短縮し、第1の実施の形態例よりも効率よく自立分散型ネットワークシステム1の動作継続を図ることができる。
図16は、Helloパケットの空白フィールドh7に詰める復旧中継装置情報の構成例を示す説明図である。図9に示した表の上段にはメッセージの情報種別を示し、表の下段には各情報種別に格納されるパラメータの具体例を示している。
情報種別として、図3に示した故障中継装置情報i1の他に、ノードへの指示パラメータを示す指示パラメータi6等の各種の情報がある。
指示パラメータi6は、幹線ネットワーク3に故障が発生した場合に、他の中継装置を選択して中継装置ネットワークに参入するための第1優先条件を含む。また、指示パラメータi6は、中継装置ネットワークに参入可能なノードがない場合に、他の中継装置ネットワークに参入するための通信設定を含む。
第1優先条件は、ノードが参入しようとする他の中継装置ネットワークの通信品質が良いことである。そして、他の中継装置ネットワークに参入するための通信設定は、例えば、第3中継装置ネットワーク13の通信チャネル等を含む通信設定が含まれている。
次に、図15に戻って、第2中継装置5の動作を説明する。
第2中継装置5は、コントロールサーバ2、第1中継装置4及び第3中継装置6に対して異常監視を行っている。そして、異常監視が途絶したときに、コントロールサーバ2、第1中継装置4又は第3中継装置6のいずれかに異常が生じたことを検知する。
幹線ネットワーク3に異常が生じた場合、コントロールサーバ2と第2中継装置5とは互いに通信できない。このため、第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8は、コントロールサーバ2との通信ができなくなってしまう。すなわち、自立分散型ネットワークシステム1として正常な運用が出来なくなってしまう。
このため、第2中継装置5は、全体配信通信を用いて、定期的に中継装置情報を送信するタイミングとは異なるタイミングで、異常情報を含む中継装置情報を、第2中継装置5の第2中継装置ネットワーク12に所属するノードに送信する。例えば、第2中継装置5は、図16に示した故障中継装置情報を含む全体配信通信パケットp6を、第2中継装置ネットワーク12に所属するノードn5〜n8に送信する。これにより、ノードn5〜n8は、幹線ネットワーク3に異常が発生したことを認識することができる。
故障中継装置情報を受け取って、第2中継装置5の通信不能であることを認識したノードn5〜n8は、指示パラメータi6に含まれる第1優先条件に従って、優先度の高いノードを介して、他の中継装置ネットワークへの参入要求を自立して行う。そして、参入が許可された場合に、ノードn5〜n8は、第2中継装置ネットワーク12に所属していたことを保存し、他の中継装置の中継装置ネットワークへの通信設定に切替えて、他の中継装置の中継装置ネットワークに参入する。このようにして、第1中継装置ネットワーク11と第3中継装置ネットワーク13の再構築を行う。
なお、通信品質が良い中継装置ネットワークのノードに参入要求できない場合には、他の中継装置ネットワークの通信をスキャンする動作を行う。しかし、指示パラメータi3に他の中継装置ネットワーク(ここでは、第3中継装置ネットワーク13)の情報を付加することでスキャン対象を限定し、速やかに参入可能な中継装置ネットワークを見つけ出すこともできる。これにより、第1の実施の形態例に係る自立分散型ネットワークシステム1よりも早く異常を検知したノードが中継装置ネットワークに参入要求を行って、自立分散型ネットワークシステム1の動作継続を図ることができる。
以上説明した第3の実施の形態例に係る自立分散型ネットワークシステム1では、幹線ネットワーク3に異常が生じた場合に第2中継装置5は、第2中継装置ネットワーク12に所属する各ノードに速やかに故障中継装置情報を伝搬する。この故障中継装置情報を受け取った各ノードは、他の中継装置ネットワークに参入して、中継装置ネットワークを再構築することで、自立分散型ネットワークシステム1全体の動作を継続することができる。
また、事前に通信パラメータを設定したり、通信システムの初期設定を行ったりする作業は不要である。また、中継装置の追加、除去を行ったとしても、中継装置ネットワークに所属するノードに対して特に作業を必要としない。
なお、この自立分散型ネットワークシステム1では、復旧中継装置情報を含む全体配信通信パケットp6をノードに送信するようにしたが、第2の実施の形態例に示したように、ユニキャスト通信等の他の通信方法を利用してもよい。
また、上述した実施の形態例における各構成、機能、処理部、処理手段は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、又は各種の機能を実行するためのプログラムをインストールしたコンピュータにより、実行可能である。例えば汎用のパーソナルコンピュータ等に所望のソフトウェアを構成するプログラムをインストールして実行させればよい。
また、上述した実施の形態例の機能を実現するソフトウェアのプログラム、テーブル、ファイル等の情報を記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給してもよい。また、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPU等の制御装置)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、機能が実現されることは言うまでもない。
この場合のプログラムコードを供給するための記録媒体として以下のものが挙げられる。例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、SSD(Solid State Drive)、光磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態例の機能が実現される。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施の形態例の機能が実現される場合も含まれる。
また、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上記した実施の形態例は本開示をわかりやすく説明するために詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…自立分散型ネットワークシステム、2…コントロールサーバ、3…幹線ネットワーク、4〜6…第1中継装置〜第3中継装置、7…支線ネットワーク、8…幹線ネットワーク、11〜13…第1中継装置ネットワーク〜第3中継装置ネットワーク、n1〜n10…ノード

Claims (15)

  1. ネットワークを管理するコントロールサーバと、
    前記コントロールサーバに幹線ネットワークでそれぞれ接続され、前記コントロールサーバとの間で情報を通信する複数の中継装置と、
    前記複数の中継装置の配下に支線ネットワークで接続され、前記中継装置が管理する中継装置ネットワークを自立的に構築するノードと、を備え、
    一の前記中継装置が、前記コントロールサーバ又は他の前記中継装置と通信不能となった場合に、通信不能となった一の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属する前記ノードが、定期的に受け取る通信情報とは異なり、一の前記中継装置が通信不能であることを示す異常情報を含み、前記中継装置及び前記ノードの間で伝搬する前記中継装置の状態を示す情報を含む中継装置情報を受け取り、他の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属する前記ノードに対して、他の前記中継装置の中継装置ネットワークへの参入を要求し、
    他の前記中継装置の中継装置ネットワークへの参入を要求した前記ノードが、一の前記中継装置の中継装置ネットワークから、他の前記中継装置の中継装置ネットワークに参入する
    自立分散型ネットワークシステム。
  2. 前記中継装置に異常が生じて、前記中継装置が前記コントロールサーバ又は他の中継装置と通信不能となった場合に、前記コントロールサーバ又は他の中継装置と通信可能である他の前記中継装置が、前記異常情報を含ませた前記中継装置情報を、他の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードを介して、前記通信情報を送信するタイミングとは異なるタイミングで、一の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属する前記ノードに伝搬し、
    一の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属する前記ノードが、他の前記中継装置の中継装置ネットワークへの参入を要求し、参入が許可された場合に、
    一の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属する前記ノードは、一の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属していたことを保存し、他の前記中継装置の中継装置ネットワークへの通信設定に切替えて、他の前記中継装置の中継装置ネットワークに参入する
    請求項1記載の自立分散型ネットワークシステム。
  3. 前記異常情報には、一の前記中継装置が通信不能となった時間の情報、一の前記中継装置の中継装置ネットワークで使用される通信情報、前記一の中継装置の中継装置ネットワークに所属する前記ノードが参入を要求する他の前記中継装置の中継装置ネットワークを選択するための優先条件が含まれる
    請求項2記載の自立分散型ネットワークシステム。
  4. 全ての前記中継装置は互いに異常を監視し合い、一の前記中継装置に異常が生じた場合に、他の前記中継装置が、一の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属する前記ノードに対して、前記異常情報を含む前記中継装置情報を伝搬する
    請求項3記載の自立分散型ネットワークシステム。
  5. 全ての前記中継装置及び前記コントロールサーバは、互いに異常を監視し合い、一の前記中継装置に異常が生じた場合に、前記コントロールサーバが、一の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属する前記ノードに対して、他の前記中継装置を介して前記異常情報を含む前記中継装置情報を伝搬する
    請求項3記載の自立分散型ネットワークシステム。
  6. 異常が生じた前記中継装置が復旧した場合に、復旧した前記中継装置が、前記中継装置が復旧したことを示す復旧情報を含ませた復旧中継装置情報を、他の前記中継装置及び前記ノードに伝搬し、
    異常が生じた前記中継装置の中継装置ネットワークから他の前記中継装置の中継装置ネットワークに参入したノードが、前記復旧中継装置情報を受け取った場合に、復旧した前記中継装置の中継装置ネットワークへの参入を要求し、他の前記中継装置の中継装置ネットワークから、復旧した前記中継装置の中継装置ネットワークに参入する
    請求項2記載の自立分散型ネットワークシステム。
  7. 前記ノードは、前記ノードが所属していた前記中継装置ネットワークの上位にある前記中継装置の前記中継装置情報、前記ノードが所属していた前記中継装置ネットワークにおいて前記中継装置と通信するまでのホップ数、及び前記中継装置ネットワークにおける通信品質を含む過去の中継装置情報を保存し、
    一の前記中継装置が復旧した場合に、前記ノードが、復旧した一の前記中継装置の情報、及びネットワーク再構築を行うかを判定するパラメータを包含するメッセージを受信すると、前記メッセージに設定されたパラメータと、予め保存していた異常が生じる前における一の前記中継装置の情報を比較し、比較した前記情報に基づいてネットワークの再構築を行う
    請求項6記載の自立分散型ネットワークシステム。
  8. 前記復旧中継装置情報には、前記中継装置に異常が生じた時間、前記中継装置が復旧した時間、異常が生じた前記中継装置の中継装置ネットワークから他の前記中継装置の中継装置ネットワークに参入したノードが、復旧した前記中継装置の中継装置ネットワークを選択するための見直し条件が含まれる
    請求項7記載の自立分散型ネットワークシステム。
  9. 他の前記中継装置は、定期的に前記中継装置情報を送信するタイミングで、前記復旧中継装置情報を、Helloパケットの空白フィールドに含めて、他の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードに送信する
    請求項8記載の自立分散型ネットワークシステム。
  10. 前記コントロールサーバは、前記復旧中継装置情報を、他の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属する特定のノードに対して、ユニキャスト通信を用いて送信する
    請求項8記載の自立分散型ネットワークシステム。
  11. 前記コントロールサーバは、前記復旧中継装置情報を、他の前記中継装置の特定の中継装置ネットワークに所属するノードに対して、マルチキャスト通信を用いて送信する
    請求項8記載の自立分散型ネットワークシステム。
  12. 他の前記中継装置は、前記復旧中継装置情報を、全体配信通信を用いて、定期的に前記中継装置情報を送信するタイミングとは異なるタイミングで、他の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードに送信する
    請求項8記載の自立分散型ネットワークシステム。
  13. 前記復旧中継装置情報は、一の前記中継装置を交換したことを示す情報を含む
    請求項9〜12のいずれか1項に記載の自立分散型ネットワークシステム。
  14. 前記コントロールサーバと一の前記中継装置とが接続される前記幹線ネットワークに異常が生じて、一の前記中継装置が前記コントロールサーバ又は他の中継装置と通信不能となった場合に、一の前記中継装置が、一の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属する前記ノードに対して、定期的に前記中継装置情報を送信するタイミングとは異なるタイミングで、前記異常情報を含ませた前記中継装置情報を伝搬し、
    一の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属する前記ノードが、他の前記中継装置の中継装置ネットワークへの参入を要求し、参入が許可された場合に、
    一の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属する前記ノードは、一の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属していたことを保存し、他の前記中継装置の中継装置ネットワークへの通信設定に切替えて、他の前記中継装置の中継装置ネットワークに参入する
    請求項1記載の自立分散型ネットワークシステム。
  15. 一の前記中継装置は、全体配信通信を用いて、定期的に前記中継装置情報を送信するタイミングとは異なるタイミングで、前記異常情報を含む前記中継装置情報を、一の前記中継装置の中継装置ネットワークに所属するノードに送信する
    請求項14記載の自立分散型ネットワークシステム。
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