JP2014174510A - ヘッドマウントディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は使用者に対して現実画像と架空画像とを重ね合わせて表示するヘッドマウントディスプレイ装置において、低消費電力かつ高精度な拡張現実を実現することを目的とする。
【解決手段】この目的を達成するために、本発明のヘッドマウントディスプレイ装置10は、現実画像12を撮像する撮像部14と、使用者11の動きを検出するモーションセンサ15と、現実画像12及び使用者11の動きを用いて架空画像13を制御する制御部16と、架空画像13を出力する架空画像出力部17と、現実画像12を透過し、架空画像13を反射するハーフミラー18と、を備え、撮像部14は現実画像12を断続的に撮像し、制御部16は、現実画像12に応じて架空画像13の表示内容及び表示位置を定め、現実画像12が得られない間は、使用者11の動きを用いて架空画像13の表示内容又は表示位置を制御する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、使用者に対して現実画像と架空画像とを重ね合わせて表示するヘッドマウントディスプレイ装置に関する。
図5に示すように、従来のヘッドマウントディスプレイ装置1は、撮像する現実画像に重ね合わせて架空画像を出力する画像処理手段2と、現実視野を撮像し、その撮像によって得られた画像データを画像処理手段2に送出するCCDカメラ3と、使用者の眼球の視線方向を検出する視線検出手段4(例えば、赤外線を眼球に照射し、その反射光をCCD等の視線方向検出用のセンサで検出)と、画像処理手段2から出力された架空画像を出力する架空画像出力手段5と、使用者がカーソル操作等を行う操作入力手段6と、を備えていた。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2001−056446号公報
従来のヘッドマウントディスプレイ装置1において、架空画像を現実画像に適切に重ね合わせるために、現実視野を撮像するCCDカメラ3や、視線検出手段4(赤外線照射部やCCDセンサ等)を常に動作させていたため、消費電力が大きくなっていた。
そこで、本発明は、使用者に対して現実画像と架空画像とを重ね合わせて表示するヘッドマウントディスプレイ装置であって、前記現実画像を撮像する撮像部と、前記使用者の動きを検出するモーションセンサと、前記現実画像及び前記使用者の動きを用いて前記架空画像を制御する制御部と、前記架空画像を出力する架空画像出力部と、前記現実画像を透過し、前記架空画像を反射するハーフミラーと、を備え、前記撮像部は前記現実画像を断続的に撮像し、前記制御部は、前記現実画像に応じて前記架空画像の表示内容及び表示位置を定め、前記現実画像が得られない間は、前記使用者の動きを用いて前記架空画像の表示内容又は表示位置を制御する構成とする。
上記構成により、本発明のヘッドマウントディスプレイ装置は、撮像部を断続的に動作させるとともに、撮像部を動作させない間はモーションセンサを用いて架空画像を現実画像に重ね合わせるため、低消費電力かつ高精度な拡張現実を実現できる。
実施の形態1におけるヘッドマウントディスプレイ装置の概略ブロック図 実施の形態1におけるヘッドマウントディスプレイ装置の動作説明図 実施の形態1における撮像部の動作例を示す図 実施の形態1におけるヘッドマウントディスプレイ装置の実装例を示す図 従来のヘッドマウントディスプレイ装置の概略ブロック図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態におけるヘッドマウントディスプレイ装置の概略ブロック図である。
ヘッドマウントディスプレイ装置10は、使用者11に対して現実画像12と架空画像13とを重ね合わせて表示する装置であり、現実画像12を撮像する撮像部14と、使用者11の動きを検出するモーションセンサ15と、現実画像12及び使用者11の動きを用いて架空画像13を制御する制御部16と、架空画像13を出力する架空画像出力部17と、現実画像12を透過し、架空画像13を反射するハーフミラー18と、を備えている。
撮像部14は現実画像12を断続的に撮像する。制御部16は、現実画像12に応じて架空画像13の表示内容及び表示位置を定め、現実画像12が得られない間は、使用者11の動きを用いて架空画像13の表示内容又は表示位置を制御する。
この構成により、低消費電力かつ高精度な拡張現実を実現することができる。
具体的には、図1は、使用者11が英字新聞を読んでいる場面である。現実画像12は英字新聞であり、架空画像13はこの英字新聞の和訳文である。使用者がかけている眼鏡がヘッドマウントディスプレイ装置10に対応している。この眼鏡のフレーム部分に撮像部14やモーションセンサ15、制御部16、架空画像出力部17が実装されている。また、眼鏡のレンズ部分にハーフミラー18が実装されている。
英字新聞(現実画像12)は、ハーフミラー18を透過し、使用者11に視認される。同時に、撮像部14は英字新聞(現実画像12)を断続的に撮影し(すなわち、撮像と非撮像を不連続な間隔で繰り返し)、撮影した画像を制御部16に送る。制御部16は画像に含まれる英文字部分の画像と、前もって記録された英文字パターンとの照合により英文字を特定し、英文字データに変換する。さらに英文字データの集合からなる英文を和訳し、和訳文を得る。この和訳文を架空表示データとして架空画像出力部17に送出する。架空画像出力部17は、架空表示データを架空画像13に変換し、光学系を使ってハーフミラー18に向けて投射する。ハーフミラー18は、架空画像13を使用者11に向けて反射する。その結果、使用者11は英字新聞(現実画像12)に和訳文(架空画像13)を重ね合わせて見ることができる。
以下、各構成要素について詳述する。
撮像部14は、集光レンズの後段にカラーフィルタを備え、さらに後段に電荷結合素子(CCD)や相補性金属酸化膜半導体(CMOS)等の受光素子を備えた構成であり、現実画像12から照射される光を電気信号に変換する。この撮像部14は断続的に動作し、現実画像12は完結的に制御部16に送られる。したがって、撮像部14の消費電力は低減される。
モーションセンサ15は、例えば、角速度センサや加速度センサ、またはこれらの組み合わせからなる複合センサである。図1の例では、モーションセンサ15は使用者11がかけている眼鏡のフレーム部分に組み込まれ、使用者11の頭部の動きを検出することにより、使用者11が現実画像12のどの部分を見ているかを推定する。使用者11が英字新聞や雑誌等を読む際には、記事を読み進めるにしたがって頭部を回転させるため、この頭部の回転を検出することにより、読んでいる位置を推定することができる。
具体的には、英字新聞(現実画像12)の記事が横書きの場合、読み進めるにしたがって、頭部を左右に回転させる。したがって、頭頂部を通る体軸回り(図1のZ軸回り)の角速度を検出することにより、使用者11の着目箇所を推定できる。記事が縦書きの場合、読み進めるにしたがって、頭部を上下に回転させる。したがって、両耳を通る軸回り(図1のX軸回り)の角速度を検出することにより、使用者11の着目箇所を推定できる。さらに、Z軸回りとX軸回りの2軸の角速度を検出することにより、頭部の上下左右の2軸の回転を検出できるため、記事の上下左右の着目位置を推定できる。
また、モーションセンサとして加速度センサを用いてもよい。図1のZ軸方向の加速度を検出することにより、頭部の上下方向の変位を検出できる。また、X軸方向の加速度を検出することにより、頭部の左右方向の変位を検出できる。さらに、Z軸方向とX軸方向の2軸の加速度を検出することにより、頭部の上下左右の変位を検出できるため、記事の上下左右の着目位置を推定できる。加速度センサは一般に角速度センサよりも消費電力が小さいため、ヘッドマウントディスプレイ装置10がバッテリーで駆動される場合に、長時間の使用が可能となるため特に有用である。
また、角速度センサと加速度センサとの複合センサを用いることにより、使用者11の頭部の回転と変位を検出できるため、記事の着目位置を高精度に推定することができる。
制御部16は、撮像部14が撮像した現実画像12及びモーションセンサ15が検出した使用者11の動きを用いて架空画像13を制御する機能を有する。この制御部16は、信号処理回路やプロセッサーを用いたソフトウェア処理により実現される。制御部16は、撮像部14から断続的に現実画像12を取得し、この現実画像12に基づいて架空画像13の表示内容及び表示位置を定める。図1の例では、英字新聞(現実画像12)から和訳文(表示内容)を生成する。さらに、この和訳文が英字新聞(現実画像12)の英文字部分に重ねあわせて表示されるように、和訳文の表示位置を定める。また、制御部16は、撮像部14から現実画像12が得られない間は、モーションセンサ15が検出した使用者11の動きを用いて和訳文の内容又は表示位置を制御する(詳細は後述する)。
架空画像出力部17は、架空画像13をハーフミラー18に投射する機能を有し、光源から出射した光を赤/緑/青の三原色のLCD(Liquid Crystal Display)を通して作られた画像を合成し投映するLCD方式や、ミラー素子にランプ光をあて、反射光をレンズを通して投影する方式、反射型の液晶表示パネルを用いた方式などを採用できる。
ハーフミラー18は、現実画像12を透過し、架空画像13を反射する機能を有し、プリズム型、平面型、ウェッジ基板型などを採用できる。
図2は、本実施の形態におけるヘッドマウントディスプレイ装置10の動作説明図である。
図2(a−1)〜(a−3)は、架空画像13(吹き出し)の表示位置を制御する動作例である。図2(a)は、使用者11が紙面の左側から右側へ視線移動した場合である。(a−1)は、使用者11が紙面の左上部分を見ている初期状態である。英字新聞(現実画像12)の英文を和訳した和文訳(「本日のトップニュースは・・・」)を架空画像13として吹き出し表示している。(a−2)は、従来技術において、使用者11が紙面の右上部分に視線移動した場合である。撮像部14が断続的に動作しているため、撮像部14から現実画像12を得られない間は、制御部16は架空画像13の表示位置を制御できない。そのため、使用者11の頭部の右回りの回転(図1のZ軸の正方向から見て時計回り)にともなって吹き出しも右上部分に移動する。その結果、実際には英文がない箇所(紙面の右上部分)に吹き出しが表示される。(a−3)は、本実施の形態におけるヘッドマウントディスプレイ装置10において、使用者11が紙面の右上部分に視線移動した場合である。制御部16は現実画像12が得られない間は、モーションセンサ15が検出した使用者11の頭部の動きに基づいて、吹き出しの表示位置を変更している。すなわち、モーションセンサ15は使用者11の頭部の右回り(図1のZ軸の正方向から見て時計回り)の回転を検出し、制御部16は吹き出しを逆方向(図1のZ軸の正方向から見て反時計回り)に同じ回転量だけ移動させている。その結果、本来の英文位置に吹き出しが表示される。このように、撮像部14を動作させていない間であっても、モーションセンサ15を用いることにより、使用者11に対し、適切な箇所に吹き出し(架空画像13)を表示することができる。
図2(b−1)〜(b−3)は、架空画像13(吹き出し)の表示内容を制御する動作例である。図2(b)は、使用者11が紙面の上側から下側へ視線移動した場合である。(b−1)は、使用者11が紙面の左上部分を見ている初期状態である。英字新聞(現実画像12)の英文を和訳した和訳文(「本日のトップニュースは・・・」)を架空画像13として吹き出し表示している。(b−2)は、従来技術において、使用者11が紙面の左下部分に視線移動した場合である。撮像部14が断続的に動作しているため、撮像部14から現実画像12を得られない間は、制御部16は架空画像13の表示位置を制御できない。そのため、使用者11の頭部の下回りの回転(図1のX軸の正方向から見て反時計回り)に伴って吹き出しも左下部分に移動する。その結果、左下部分の英文に対し、誤った和文訳(「本日のトップニュースは・・・」)が吹き出しとして表示される。(b−3)は、本実施の形態におけるヘッドマウントディスプレイ装置10において、使用者11が紙面の左下部分に視線移動した場合である。制御部16は現実画像12が得られない間は、モーションセンサ15が検出した使用者11の頭部の動きに基づいて、該当の英文に対応する和訳文(「次のトップニュースは・・・」)に吹き出しの表示内容を変更している。すなわち、モーションセンサ15は使用者11の頭部の下回りの回転(図1のX軸の正方向から見て反時計回り)を検出し、制御部16はメモリ(図示せず)に記録した現実画像12を参照して左下部分の英文を抽出する。そして、この左下部分の英文に対応した和文訳を吹き出し(「次のトップニュースは・・・」)として表示する。このように、撮像部14を動作させていない間であっても、モーションセンサ15を用いることにより、使用者11に対し、読んでいる英文箇所の適切な和文訳を表示することができる。
なお、以上においては、現実画像12として英字新聞とし、架空画像13として和文訳を表示する例を説明したが、他の例にも適用可能である。具体的には、現実画像12をビルや商店等の建造物とし、架空画像13を建造物の説明や広告としてもよい。建造物の説明や広告をネットワーク経由で取得することにより、使用者11はビルや商店の詳細情報を実際の位置に重ね合わせて見ることができる。さらに本発明を適用することにより、使用者11が歩行や視線移動により現実画像12と架空画像13がずれた場合であっても、モーションセンサ15を用いて架空画像13の位置補正或いは表示内容の変更ができる。また、現実画像12として人物とし、架空画像13としてその人物の名前や付加情報としてもよい。事前に人物の写真(又は顔の特徴など)と関連付けて名前や付加情報を記録しておき、この名前や付加情報を人物に重ね合わせて表示する。これにより、使用者11が対面した人物の名前などを失念した場合であっても、人物関連情報を架空画像13として見ることができる。さらに本発明を適用することにより、使用者11が歩行や視線移動により現実画像12と架空画像13がずれた場合であっても、モーションセンサ15を用いて架空画像13の位置補正或いは表示内容の変更ができる。
図3は、本実施の形態における撮像部14の動作例を示す図である。
図3の(a−1)および(a−2)は、撮像部14を間欠的に動作させた場合(すなわち、周期的に起動と停止を繰り返した場合)の撮像部14の動作状態およびモーションセンサ15の検出値である。(a−1)は、横軸は時間であり、縦軸は撮像部14の動作状態である。区間T1(t0−t1、t5−t6、t10−t11)は撮像部14が現実画像12を撮像しており、区間T2(t1−t5、t6−t10)は撮像していない。(a−2)は、横軸は時間であり、縦軸はモーションセンサ15の検出値としてZ軸回りの角速度を示している。使用者11の頭部の右回りの回転(図1のZ軸の正方向から見て時計回り)を正とし、左回りの回転(図1のZ軸の正方向から見て反時計回り)を負としている。この図を見ると、時間t3−t5では正の角速度を検知しているため、使用者11が頭部を右回りに回転させたことが分かる。この右回りの回転量から使用者11の右方向への視線移動量を算出し、架空画像13を逆方向(左方向)に視線移動量と同じ移動量だけ移動させる。このようにして、撮像部14が撮像していない区間T2(t1−t5、t6−t10)においても、制御部16はモーションセンサ15の検出値を用いて架空画像13の表示位置を制御することができる。なお、時間t5−t6は撮像部14から現実画像12が得られるため、現実画像12に対して、架空画像13の位置を正確に合わせることができる。ここで、撮像部14の撮像時間(T1)と非撮像時間(T2)の時間比率は1:4であるため、常に撮像している場合と比べて、撮像部14の消費電力は約1/5となり、大幅な低消費電力化を実現できる。
図3の(b−1)および(b−2)は、モーションセンサ15の検出値に応じて撮像部14の動作周期を変えた場合の動作例である。モーションセンサ15の検出値であるZ軸回りの角速度に対し、正側閾値Th1と負側閾値Th2を設ける。Z軸回りの角速度が正側閾値Th1と負側閾値Th2の間にある場合は、撮像部14の動作周期を長くする。(b−2)において、時間t6−t10の間、Z軸回りの角速度が正側閾値Th1と負側閾値Th2の間にある。したがって、時間t10−t11に撮像部14を動作させず、t11−t12に動作させている。この例では1単位時間のみ遅らせたが、1周期(5単位時間)を遅らせてもよい。このように、モーションセンサ15の検出値に応じて撮像部14の動作周期を変えることにより、撮像部14の消費電力をさらに低減できる。
図3の(c−1)および(c−2)は、モーションセンサ15の検出値に応じて撮像部14を動作させた例である。モーションセンサ15の検出値であるZ軸回りの角速度に対し、正側閾値Th1と負側閾値Th2を設ける。このZ軸回りの角速度が正側閾値Th1以上となった場合、又は、負側閾値Th2以下となった場合に、使用者11が所定以上の動きを行ったと判断し、撮像部14を動作させている。撮像部14は、最初に現実画像12を取得するために時間t0−t1に動作する。その後、Z軸回りの角速度が正側閾値Th1以上となる時間t3−t6だけ動作している。その他の時間(t1−t3、t6−t12)は、Z軸回りの角速度が正側閾値Th1と負側閾値Th2の間にあるため、動作していない。このように、使用者11が所定以上の動きを行った場合にのみ撮像部14を動作させることにより、撮像部14の動作を大幅に低減できる。
なお、図3の説明においてはZ軸回りの角速度を例として説明したが、X軸回りの角速度やY軸回りの角速度に対しても適用できる。またX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の加速度に対しても適用できる。
なお、本実施の形態では、制御部16は眼鏡のフレーム部分に実装された構成としたが、外部の携帯端末に実装してもよい。この場合、眼鏡のフレーム部分に無線部を設け、外部の携帯端末に現実画像12やモーションセンサ15の出力を送信する。携帯端末内の制御部16は受信した現実画像12やモーションセンサ15の出力から架空画像13を生成し、眼鏡のフレーム部分に設けられた架空画像出力部17に送信する。これにより、携帯端末内の高性能なプロセッサーを用いて和文翻訳等の架空画像生成処理を高速に行うことができる。
図4は、ヘッドマウントディスプレイ装置10の実装例である。眼鏡19のフレーム20に撮像部14、モーションセンサ15、架空画像出力部17および無線部22が実装されている。また眼鏡19のレンズ21にハーフミラー18が実装されている。携帯端末23に制御部16と無線部24が実装されている。このように、無線部22、24を介在させることにより、携帯端末23が有する高性能プロセッサーを用いて制御部16を実現できる。
モーションセンサ15は、ヘッドマウントディスプレイ装置10が使用者の耳に支持される支持部分20aよりもハーフミラー18寄りの箇所20bに設けるのが好ましい。使用者11が歩行等により動いた場合に、眼鏡19は支持部分20aを支持点として位置ずれする可能性がある。この場合、架空画像13の投影先であるハーフミラー18とモーションセンサ15が支持部分20aに対して同じ側にあることにより、ハーフミラー18(或いはレンズ21)の動きを高精度に検出できるため、現実画像12に対して架空画像13を高精度に重ね合わせることができる。また、モーションセンサ15として加速度センサを用いた場合、使用者11の顔の上下左右の動きに対して、フレーム20の支持部分20aの変位量よりもレンズ21寄りの箇所20bの変位量の方が大きいため、使用者11の動きを高精度に検出できる。
さらに好ましくは、モーションセンサ15の実装位置とハーフミラー18の実装位置との距離を、架空画像出力部17の実装位置とハーフミラー18の実装位置との距離よりも短くする。これにより、架空画像出力部17とハーフミラー18との間の光路長を長くできるとともに、モーションセンサ15とハーフミラー18とを近接させ、使用者11の動きを高精度に検出できる。
本発明は、低消費電力かつ高精度な拡張現実を実現できるので、使用者に対して現実画像と架空画像とを重ね合わせて表示するヘッドマウントディスプレイ装置として有用である。
1 ヘッドマウントディスプレイ装置
2 画像処理手段
3 CCDカメラ
4 視線検出手段
5 架空画像出力手段
6 操作入力手段
10 ヘッドマウントディスプレイ装置
11 使用者
12 現実画像
13 架空画像
14 撮像部
15 モーションセンサ
16 制御部
17 架空画像出力部
18 ハーフミラー
19 眼鏡
20 フレーム
21 レンズ
22、24 無線部
23 携帯端末

Claims (4)

  1. 使用者に対して現実画像と架空画像とを重ね合わせて表示するヘッドマウントディスプレイ装置であって、
    前記現実画像を撮像する撮像部と、
    前記使用者の動きを検出するモーションセンサと、
    前記現実画像及び前記使用者の動きを用いて前記架空画像を制御する制御部と、
    前記架空画像を出力する架空画像出力部と、
    前記現実画像を透過し、前記架空画像を反射するハーフミラーと、を備え、
    前記撮像部は前記現実画像を断続的に撮像し、
    前記制御部は、前記現実画像に応じて前記架空画像の表示内容及び表示位置を定め、前記現実画像が得られない間は、前記使用者の動きを用いて前記架空画像の表示内容又は表示位置を制御するヘッドマウントディスプレイ装置。
  2. 前記撮像部は、前記モーションセンサの検出値に応じて動作周期を変える請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  3. 前記撮像部は、前記モーションセンサの検出値が所定範囲外となった場合に前記現実画像を撮像する請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  4. 前記モーションセンサは、前記ヘッドマウントディスプレイ装置が前記使用者に支持される支持部分よりも前記ハーフミラー寄りに設けられた請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
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