JP2014171026A - 音声通話制御システム、制御装置及び制御方法 - Google Patents

音声通話制御システム、制御装置及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の領域内における音声通話の交換機からデータ通信を介して接続された通信端末への発呼を、通信端末の利用態様に制約を課すことなく行うこと。
【解決手段】構内回線C、VPN通信Bとクライアント端末4とを連携させる音声通話制御システムであって、VPN通信においてクライアント端末4を識別するための端末識別情報を含む音声通話要求を取得し、インターネット回線Aにおいてクライアント端末4を識別するためのIPアドレスが端末識別情報と関連付けて格納されている関連付けテーブルに基づき、音声通話要求に含まれる端末識別情報に関連付けられたIPアドレスに対して、VPN通信Bに接続することを命令するための信号を送信し、音声通話要求の要求元と、VPN通信Bに接続されたクライアント端末4とを、VPN通信Bを介して音声通話のために接続することを特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、音声通話制御システム、制御装置及び制御方法に関し、特に、所定の領域内での音声通話交換機能と移動体通信端末とを連携させる際の制御に関する。
携帯電話のような移動体通信端末に対して、オフィス内に設置された内線通話可能な端末から音声通話を要求する場合、一般回線を利用した外線着信による通話が一般的に用いられる。この場合、内線通話用の回線と移動体通信端末との間の一般回線を利用した音声通話には、その一般回線の通信料が必要となる。これに対して、近年の移動体通信端末の高機能化により、一般回線ではなくインターネット等のデータ通信用の回線を介した音声通話が可能となっている。
他方、内線通話用の回線と外部のデータ通信用の回線とをVPN(Virtual Private Network)を介して接続し、データ通信用の回線を介して接続された端末と内線通話用の回線に接続された端末との音声通話を可能とする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術においては、外部の回線に接続された端末(以降、「外部端末」とする)が通信開始の起点となっている。そのため、内線通話用の回線に接続された端末(以降、「内部端末」とする)から内線通話により外部端末に発呼を行う場合には用いることができず、従来のような一般回線を用いた外部発信が必要となる。
外部端末が既にVPNに接続された状態であれば、内線端末から外部端末へのデータ通信による発呼が可能である。しかしながら、常時VPN接続を維持する場合、外部端末における電力消費量が大きくなり、連続待ち受け可能時間が短くなるという問題がある。また、一般的な移動体通信端末においては、VPN接続された状態の場合、インターネット接続等の他のネットワーク接続が不可能になる場合が多く、その点からも常時VPN接続を維持することは好ましくない。このように、内部端末から外部端末への内線通話を実現する場合、外部端末の利用態様についてなんらかの制約が加わることとなる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、所定の領域内における音声通話の交換機からデータ通信を介して接続された通信端末への発呼を、通信端末の利用態様に制約を課すことなく行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、所定の領域内での通信回線と移動体通信端末とを連携させる音声通話制御システムであって、前記所定の領域内での通信回線において前記移動体通信端末を識別するための閉域内端末識別情報を含む音声通話要求を取得する音声通話要求取得部と、前記所定の領域よりも広域の通信回線において前記移動体通信端末を識別するための広域内端末識別情報が、前記閉域内端末識別情報と関連付けて格納されている関連付け情報に基づき、前記音声通話要求に含まれる閉域内端末識別情報に関連付けられた広域内端末識別情報を取得する接続先情報取得部と、取得された前記広域内端末識別情報によって識別される前記移動体通信端末に対して、前記所定の領域内での通信回線に接続することを命令するための閉域通信接続命令を、前記広域の通信回線を介して送信する接続命令送信部と、前記移動体通信端末において、前記閉域通信接続命令に応じて前記所定の領域内での通信回線に対する接続要求を行う閉域通信回線接続部と、前記音声通話要求の要求元と、前記閉域通信接続命令に応じて前記所定の領域内での通信回線に接続された前記移動体通信端末とを、前記所定の領域内での通信回線を介して音声通話のために接続する通話接続部とを含むことを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、所定の領域内での通信回線と移動体通信端末とを連携させる音声通話制御装置であって、前記所定の領域内での通信回線において前記移動体通信端末を識別するための閉域内端末識別情報を含む音声通話要求を取得する音声通話要求取得部と、前記所定の領域よりも広域の通信回線において前記移動体通信端末を識別するための広域内端末識別情報が、前記閉域内端末識別情報と関連付けて格納されている関連付け情報に基づき、前記音声通話要求に含まれる閉域内端末識別情報に関連付けられた広域内端末識別情報を取得する接続先情報取得部と、取得された前記広域内端末識別情報によって識別される前記移動体通信端末に対して、前記所定の領域内での通信回線に接続することを命令するための閉域通信接続命令を、前記広域の通信回線を介して送信する接続命令送信部と、前記音声通話要求の要求元と、前記閉域通信接続命令に応じて前記所定の領域内での通信回線に接続された前記移動体通信端末とを、前記所定の領域内での通信回線を介して音声通話のために接続する通話接続部とを含むことを特徴とする。
また、本発明の更に他の態様は、所定の領域内での通信回線と移動体通信端末とを連携させる音声通話制御方法であって、前記所定の領域内での通信回線において前記移動体通信端末を識別するための閉域内端末識別情報を含む音声通話要求を取得し、前記所定の領域よりも広域の通信回線において前記移動体通信端末を識別するための広域内端末識別情報が、前記閉域内端末識別情報と関連付けて格納されている関連付け情報に基づき、前記音声通話要求に含まれる閉域内端末識別情報に関連付けられた広域内端末識別情報を取得し、取得された前記広域内端末識別情報によって識別される前記移動体通信端末に対して、前記所定の領域内での通信回線に接続することを命令するための閉域通信接続命令を、前記広域の通信回線を介して送信し、前記音声通話要求の要求元と、前記閉域通信接続命令に応じて前記所定の領域内での通信回線に接続された前記移動体通信端末とを、前記所定の領域内での通信回線を介して音声通話のために接続することを特徴とする。
本発明によれば、所定の領域内における音声通話の交換機からデータ通信を介して接続された通信端末への発呼を、通信端末の利用態様に制約を課すことなく行うことができる。
本発明の実施形態に係るシステムの運用形態を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るPBXサーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る関連付けサーバにおいて管理されている情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るゲートウェイサーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るクライアント端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るクライアント制御部のソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るVPNプロファイルの情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る発呼動作を示すシーケンス図である。 本発明の他の実施形態に係る発呼動作を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、PBX(Private Branch eXchange)と、通信事業者によって提供されるデータ通信回線とを連動させることにより、携帯電話によるデータ通信回線を介した音声通話を内線電話のように利用することが可能なシステムを例として説明する。
図1は、本実施の形態に係る音声通話制御システムの運用形態の例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るシステムは、PBXサーバ1、関連付けサーバ2、ゲートウェイサーバ3、クライアント端末4a、4b及び固定電話5を含む。PBXサーバ1及び関連付けサーバ2は、サービス提供者のネットワークFに接続されており、サービス提供者のネットワークFは、インターネット回線Aに接続されている。
また、サービス提供者のネットワークFは、サービス導入者の拠点に設置されたゲートウェイサーバ3と、インターネット回線Aを介して接続されている。更に、サービス提供者のネットワークFとゲートウェイサーバ3との間の通信は、共通の暗号化鍵によって暗号化されることによりVPN(Virtual Private Network)通信Bとして実現されている。VPN通信Bは、閉じられた領域内での通信回線として用いられ、インターネット回線Aは、それよりも広域の通信回線として用いられる。
ゲートウェイサーバ3は、サービス導入者の拠点内のネットワーク回線である構内回線Cと、複数の通信事業者によって夫々提供されている複数の電話回線Dと、インターネット回線Aとの間で、通信経路の制御を行うルータとして機能する。校内回線Cには、サービス導入者の拠点内の内線通話を行うための固定電話5が接続されている。
クライアント端末4a、4b(以降、総じてクライアント端末4とする)は、サービス導入者である会社の社員等、サービス導入者の組織に属するユーザが携帯している携帯電話等の移動体通信端末である。クライアント端末4は、夫々の端末が契約している通信事業者が提供している広域通信回線Eを介して無線通信を行い、インターネットに接続する場合にはインターネット回線Aを介して、電話による音声通話を行う場合には電話回線Dを介して夫々通信を行う。
次に、図2を参照して、本実施形態に係るPBXサーバ1、関連付けサーバ2、ゲートウェイサーバ3、クライアント端末4等、本実施形態に係るシステムに含まれる情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る情報処理装置は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等と同様の構成を含む。即ち、本実施形態に係る情報処理装置は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス80を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60及び操作部70が接続されている。
CPU10は演算手段であり、情報処理装置全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
I/F50は、バス80と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、情報処理装置の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス、タッチパネル等、ユーザが情報処理装置に情報を入力するためのユーザインタフェースである。尚、図1において説明したように、本実施形態に係る情報処理装置のうちサーバとして運用される装置においては、LCD60及び操作部70等のユーザインタフェースは省略可能である。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10の制御に従って動作することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るPBXサーバ1、関連付けサーバ2、ゲートウェイサーバ3、クライアント端末4の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係るPBXサーバ1の構成について、図3を参照して説明する。図3に示すように、本実施形態に係るPBXサーバ1は、コントローラ100、ネットワークI/F110を含み、コントローラ100は、PBXアプリ101及び通信制御部102を含む。尚、本実施形態においては、PBXサーバ1を1台の装置として説明するが、複数の装置に分散されて実現されても良いし、1台の装置において仮想的に複数のPBXサーバ1の機能が実現されても良い。また、PBXサーバ1と関連付けサーバ2とが1台の装置によって実現されていても良い。
ネットワークI/F110は、PBXサーバ1がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)等のインタフェースが用いられる。ネットワークI/F110は、図2に示すI/F50によって実現される。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM30や不揮発性メモリ並びにHDD40や光学ディスク等の不揮発性記憶媒体に格納されたプログラムが、RAM20等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU10がそのプログラムに従って演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。コントローラ100は、PBXサーバ1全体を制御する制御部として機能する。
PBXアプリ101は、PBXサーバ1が担うべき機能を実現するソフトウェア・モジュールである。本実施形態に係るPBXアプリ101は、ゲートウェイサーバ3との間のVPN接続機能、固定電話5同士の音声通話を接続する交換機としての機能、広域通信回線Eを介したクライアント端末4との間のVPN接続機能を有する。通信制御部102は、ネットワークI/F110を介してネットワーク上に接続された他の機器から情報を受信すると共に、ネットワークI/F110を介して他の機器に情報を送信する。
次に、本実施形態に係る関連付けサーバ2において管理されている情報について、図4を参照して説明する。本実施形態に係る関連付けサーバ2は、本実施形態に係るシステムに属するクライアント端末4に関する情報を端末情報データベースによって蓄積して管理している。図4に示すように、本実施形態に係る端末情報データベースにおいては、“端末ID”、“内線番号”、“外線番号”、“IPアドレス”が関連付けられて管理されている。即ち、端末情報データベースが関連付け情報として用いられる。
“端末ID”は、本実施形態に係るシステムに属するクライアント端末4を一意に識別するための識別情報である。“内線番号”は、本実施形態に係るシステムに属するクライアント端末4が、同じくシステムに属する他のクライアント端末4に対して、内線扱いによる音声通話を要求するために用いる電話番号である。
“外線番号”は、本実施形態に係るシステムに属するクライアント端末4に対して通常の電話回線による音声通話を要求するために用いられる電話番号である。“IPアドレス”は、本実施形態に係るシステムに属するクライアント端末4夫々について、インターネット回線A及び広域通信回線Eを介して通信を行う際に必要なネットワーク上の識別子である。
図4の例においては、“端末ID”と“内線番号”とが異なる場合を例としているが、“内線番号”も“端末ID”と同様に、夫々のクライアント端末4毎にシステム上で一意である必要があるため、“内線番号”を“端末ID”として用いることも可能である。即ち、“端末ID”及び“内線番号”のいずれかが端末識別情報として用いられる。
そして、これらの“内線番号”及び“端末ID”は、VPN通信Bにおいてクライアント端末4を識別するための識別情報、即ち、閉域内端末識別情報として用いられる。また、“IPアドレス”は、VPN通信Bよりも広域の通信回線であるインターネット回線A上でクライアント端末4を識別するための広域内端末識別情報として用いられる。
図4に示すような情報が蓄積、管理されているため、関連付けサーバ2は、例えば“端末ID”が指定された発信要求があった際に、その“端末ID”に関連付けられた“内線番号”への発信制御を行うこと等が可能となる。即ち、本実施形態に係るシステムにおいては、PBXサーバ1と関連付けサーバ2とが連動することにより、音声通話制御装置として機能する。
また、本実施形態の要旨に係る機能として、関連付けサーバ2は、内線番号に対する発呼があった場合に、指定された内線番号に関連付けられている“IPアドレス”に対して、音声通話の発呼に先立ってVPN通信Bへの接続要求を行う機能を有する。この機能により、本実施形態に係るシステムにおいては、常時VPN通信Bに接続されているわけではないクライアント端末4に対して、VPN通信Bを介した内線通話の発呼を行うことが可能となる。
尚、図4に示すように、関連付けサーバ2において移動体通信端末であるクライアント端末4のIPアドレスが端末IDと関連付けて格納されるためには、クライアント端末4がデータ通信回線であるインターネット回線Aを介して、関連付けサーバ2にログイン処理を行う必要がある。このログイン処理に際して、クライアント端末4は、図4に示す“端末ID”や“内線番号”等の、端末識別情報を通知して関連付けサーバ2にアクセスする。関連付けサーバ2において、そのアクセスの際のアクセス元であるIPアドレスを、通知された端末識別情報と関連付けて図4に示すように格納する。これにより、クライアント端末4が関連付けサーバ2にログインし、本実施形態に係るシステムの機能を利用可能な移動体通信端末として機能することとなる。
次に、本実施形態に係るゲートウェイサーバ3の構成について、図5を参照して説明する。図5に示すように、本実施形態に係るゲートウェイサーバ3は、コントローラ300、ネットワークI/F310、電話回線I/F320、構内回線I/F330を含み、コントローラ300は、ルーティングアプリ301及び通信制御部302を含む。
ネットワークI/F310は、ゲートウェイサーバ3がインターネット回線Aを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)等のインタフェースが用いられる。電話回線I/F320は、ゲートウェイサーバ3が電話回線Dを介して他の機器と通信するためのインタフェースである。構内回線I/F330は、ゲートウェイサーバ3が構内回線Cを介して他の機器と通信するためのインタフェースである。電話回線I/F320、構内回線I/F330には、夫々電話回線D、構内回線Cに応じたインタフェースが用いられる。
コントローラ100は、PBXサーバ1のコントローラ100と同様に、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。コントローラ300は、ゲートウェイサーバ3全体を制御する制御部として機能する。ルーティングアプリ301は、ゲートウェイサーバ3が担うべき機能を実現するソフトウェア・モジュールである。ゲートウェイサーバ3は、インターネット回線A、VPN通信B、構内回線C、電話回線Dの間で通信経路の制御を行う機能を担い、ルーティングアプリ301は、ゲートウェイサーバ3が受信した通信命令の内容に応じて、プロトコルの変換を行い、通信制御部302を介してネットワークI/F310、電話回線I/F320、構内回線I/F330に命令の転送を行う。
通信制御部302は、ルーティングアプリ301の制御に従い、ネットワークI/F310、電話回線I/F320、構内回線I/F330の夫々の通信インタフェースを介してネットワーク上に接続された他の機器から情報を受信すると共に、夫々の通信インタフェースを介して他の機器に情報を送信する。また、通信制御部302は、サービス提供者のネットワークFとの間でのVPN通信Bを実現するための機能を有する。尚、本実施形態においては、上述したように、PBXサーバ1がVPN接続機能を担っているため、通信制御部302は、PBXサーバ1との間でVPN通信Bを実現する。
次に、本実施形態に係るクライアント端末4の構成について、図6を参照して説明する。図6に示すように、本実施形態に係るクライアント端末4は、図2において説明したLCD60、操作部70に加えて、コントローラ400、ネットワークI/F410及び広域通信I/F420を含む。また、コントローラ400は、ネットワーク制御部401、操作制御部402、表示制御部403、広域通信制御部404及びクライアント制御部405を含む。
ネットワークI/F410は、クライアント端末4がインターネット回線Aを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)等のインタフェースが用いられる。尚、図1において、クライアント端末4はインターネット回線Aに直接接続されておらず、広域通信回線Eを介して接続されている。広域通信I/F420は、クライアント端末4が広域通信回線Eを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、無線通信の為の発信器やアンテナ等によって構成される。
コントローラ400は、PBXサーバ1のコントローラ100と同様に、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。コントローラ400は、クライアント端末4全体を制御する制御部である。ネットワーク制御部401は、ネットワークI/F410を介して入力される情報を取得すると共に、ネットワークI/F410を介して他の機器に情報を送信する。
また、ネットワーク制御部401は、広域通信回線Eを介してインターネット回線Aによる情報送信を行う場合、送信するべき情報を広域通信制御部404に受け渡す。同様に、広域通信回線Eを介してインターネット回線Aから情報を受信する場合、ネットワーク制御部410は、広域通信I/F420を介して受信された情報を広域通信制御部404から取得する。広域通信制御部404は、広域通信I/F420を介して入力される情報を取得すると共に、広域通信I/F420を介して他の機器に情報を送信する。
操作制御部402は、操作部70に対するユーザによる操作内容の信号を取得し、クライアント制御部405等のクライアント端末4において動作するモジュールに入力する。表示制御部403は、クライアント制御部405を構成するソフトウェア・プログラムのGUI(Graphical User Interface)等、クライアント端末4の状態をLCD60に表示させる。
クライアント制御部405は、本実施形態に係るシステムの機能をクライアント端末4において利用するために、クライアント端末4にインストールされて動作するソフトウェア・プログラムによって構成される。クライアント制御部405は、インターネット回線Aを介した音声通話の発信要求や、電話回線D、広域通信回線Eを介した音声通話の着信処理等を行う機能を有する。
また、クライアント制御部405は、クライアント端末4がインターネット回線Aを介してサービス提供者のネットワークFとの間で通信を行う場合に、VPN通信Bを介した暗号化通信を実現するための機能を含む。
図7は、本実施形態に係るクライアント制御部405のソフトウェア構成を示す図である。図7に示すように、本実施形態に係るクライアント制御部405は、OS451、VPN接続アプリ452、VPN通知アプリ453、内線通話アプリ454及び外線通話アプリ455を含む。
OS451は、クライアント端末4全体を制御すための基本ソフトウェアであり、区アリアンと端末4に搭載されているハードウェアの制御及びソフトウェア処理の仲介を行う。VPN接続アプリ452は、広域通信回線E及びインターネット回線Aを介して、VPN通信Bに接続するための機能を提供する。
VPN通知アプリ453は、本実施形態の要旨に係る機能であり、インターネット回線A及び広域通信回線Eを介して、VPN通信Bへの接続を指示する通知を受け付ける機能を提供する。内線通話アプリ454は、クライアント端末4がVPN通信Bに接続された状態において、固定電話5と同様に内線通話の発呼及び着信を行う機能を提供する。また、内線通話アプリ454は、上述した、クライアント端末4の関連付けサーバ2へのログイン処理を行う機能を提供する。外線通話アプリ455は、クライアント端末4が広域通信回線E及び電話回線Dを介して携帯電話として動作するための機能を提供する。
次に、VPN接続アプリ452によるVPN通信Bへの接続のために用いられる情報について図8を参照して説明する。図8は、VPN接続アプリ452がVPN通信Bに接続するために予め設定されている情報であるVPNプロファイルの例を示す図である。図8に示すように、本実施形態に係るVPNプロファイルには、“ホストIPアドレス”、“VPNパスワード”、“暗号化方式”等の情報が含まれる。
“ホストIPアドレス”は、クライアント端末4がVPN通信Bへの接続に際して、実際に接続を求める対象のネットワーク上のアドレスを示す情報である。本実施形態において、クライアント端末4は、PBXサーバ1のPBXアプリ101によって提供されるVPN通信機能に接続することにより、VPN通信Bに接続する。従って、図8の“ホストIPアドレス”としては、PBXサーバ1のIPアドレスが指定される。この他、VPN通信Bが、ネットワークFをインターネット回線Aに接続するためのルータによって提供される場合、図8の“ホストIPアドレス”としては、ネットワークFをインターネット回線Aに接続するためのルータのIPアドレスが指定される。
“VPNパスワード”は、VPN通信Bにおいてやり取りされる情報を暗号化する際に用いられるパスワードである。また、“暗号化方式”は、VPN通信Bにおいてやり取りされる情報を暗号化する際に用いられる暗号化処理の方式である。これらの情報により、クライアント端末4においては、VPN接続アプリ452の機能によって“ホストIPアドレス”において指定されている対象との間にVPNトンネルが構成され、クライアント端末4は、固定電話5と同様に内線通話を行うことが可能となる。
このような構成において、本実施形態に係る要旨は、固定電話5からクライアント端末4への内線通話の発呼に関する。クライアント端末4から固定電話5に対して内線通話を発呼する場合、クライアント端末4は、ユーザの内線通話の操作に応じて、VPN接続アプリ452の機能によってVPN通信Bに接続した上で、内線通話アプリ454の機能によって内線通話を行うことが可能である。
これに対して、クライアント端末4がVPN通信Bに接続されていない状態の場合、固定電話5からは内線通話用の回線、即ち、VPN通信Bを介して対象のクライアント端末4を識別することが不可能であり、内線通話を発呼することができない。クライアント端末4を常時VPN通信Bに接続しておけば、固定電話5からの任意のタイミングにおける内線通話の発呼が可能であるが、VPN通信Bの接続状態の維持には、通常の待ち受け状態よりも高い電力消費を要するため、クライアント端末4の待ち受け可能時間が短くなってしまう。
また、一般的なクライアント端末4の機能として、VPN接続アプリ452によるVPN通信Bとの接続状態においては、広域通信回線E及びインターネット回線Aを介したデータ通信が不可能となってしまう。従って、クライアント端末4を常時VPN通信Bに接続しておく態様は、あらゆる面でクライアント端末4の利用に対する制約が大きく、実質的に用いることが不可能である。
これに対して、本実施形態に係るシステムにおいては、PBXサーバ1のPBXアプリ101の機能、関連付けサーバ2のVPN通知の機能及びクライアント端末4のVPN通知アプリ453の機能により、クライアント端末4を常時VPN通信Bに接続しておくことなく、固定電話5からクライアント端末4への内線通話による発呼を可能とする。以下、本実施形態に係るシステムの動作について説明する。
図9は、本実施形態に係るシステムにおいて固定電話5からクライアント端末4に対して内線通話の発呼を行う場合の動作を示すシーケンス図である。図9に示すように、まずは、固定電話5が、ユーザによる操作に応じて内線の発呼を行う(S901)。固定電話5による内線の発呼は、対象のクライアント端末4の内線番号を指定して行われる。
固定電話5による内線発呼は、構内回線Cを介してゲートウェイサーバ3に通知される。ゲートウェイサーバ3は、固定電話5からの内線発呼を受け付けると、指定された発呼先に基づいて内線発呼であることを認識し、VPN通信Bを介してPBXサーバ1に発呼を転送する(S902)。PBXサーバ1に転送された内線発呼は、PBXアプリ101が受信する。即ち、S902においては、PBXアプリ101が音声通話要求取得部として機能する。
ゲートウェイサーバ3から内線発呼の転送を受けたPBXサーバ1は、関連付けサーバ2に対して、指定された内線番号を指定して内線発呼の通知を行う(S903)。内線通知を受けた関連付けサーバ2は、図4において説明したデータベースに基づき、指定された内線番号に関連付けられているIPアドレスを取得し、取得したIPアドレスに対してVPN通信Bへの接続要求を通知する(S904)。即ち、関連付けサーバ2が、内線発呼において指定された内線番号に基づいてIPアドレスを取得する接続先情報取得部として機能すると共に、そのIPアドレスに対してVPN通信Bへの接続命令である閉域通信接続命令を送信する接続命令送信部として機能する。このS904の通知は、インターネット回線A及び広域通信回線Eを介して行われる。
クライアント端末4においては、VPN通知アプリ453が、関連付けサーバ2からのVPN通信Bへの接続要求の通知を受信する。このVPN通知アプリ453による通知の受信に応じて、VPN接続アプリ452が、図8において説明したVPNプロファイルを用いてVPN通信Bへの接続を行う(S905)。これにより、クライアント端末4がVPN通信Bに接続される。即ち、VPN接続アプリ452が、VPN通信Bへの接続要求を行う閉域通信回線接続部として機能する。
VPN通知アプリ453は、VPN接続アプリ452によってクライアント端末4がVPN通信Bに接続されると、関連付けサーバ2に対してVPN接続が完了したことを通知する(S906)。尚、S906のタイミングにおいては、既にVPN接続が確立しており、クライアント端末4はインターネット回線Aを介した通信が不可能な状態となっている。そのため、S906の通知はVPN通信Bを介して実行される。
クライアント端末4からの接続通知を受けた関連付けサーバ2は、S903において指定された内線通話の発呼対象のクライアント端末4のVPN接続が完了したことをPBXサーバ1に通知する(S907)。関連付けサーバ2からS907の通知を受けたPBXサーバ1においては、PBXアプリ101が、VPN通信Bを介して、S902において転送された内線発呼を、発呼先であるクライアント端末4へ転送する(S908)ことにより、内線通話の発呼元である固定電話5と発呼先であるクライアント端末4とをVPN通信Bを介して接続する。即ち、PBXアプリ101が、通話接続部として機能する。
S908における内線発呼の転送は、VPN通信Bにおいてクライアント端末4を識別するためのネットワークアドレスに基づいて実行される。具体的には、S905におけるVPN通信Bへの接続に際して、クライアント端末4にはVPN通信B内でのネットワークアドレスが割り当てられる。PBXサーバ1は、S906及びS907の通知により、クライアント端末4のVPN通信Bでのネットワークアドレスを取得するため、そのアドレスを指定することによりVPN通信Bを介した内線発呼が可能である。
クライアント端末4においては、VPN通信Bに接続された状態において、内線通話アプリ454がPBXサーバ1からの内線発呼の転送を受け付ける。これにより、内線通話アプリ454は、クライアント端末4において、LCD60やスピーカー等のユーザインタフェースを介して、ユーザに対する着信通知を行う(S909)。この着信通知に対してクライアント端末4のユーザが応答操作を行うことにより、固定電話5とクライアント端末4とのVPN通信Bを介した内線通話が実現される。このような処理により、本実施形態に係るシステムにおける固定電話5からクライアント端末4に対する内線通話の発呼が完了する。
このように、本実施形態に係るシステムにおいては、構内回線Cに接続されている固定電話5から移動体通信端末であるクライアント端末4への内線通話の発呼に際して、まず広域通信回線Eを介してクライアント端末4にVPN通信Bに接続させた上で、VPN通信Bを介した内線発呼を行う。従って、クライアント端末4は、常時VPN通信Bに接続した状態でなくとも、VPN通信Bを介した内線発呼を受け付けることが可能である。即ち、本実施形態に係るシステムによれば、所定の領域内における音声通話の交換機からデータ通信を介して接続された通信端末への発呼を、通信端末の利用態様に制約を課すことなく行うことができる。
尚、上記実施形態においては、図9のS904における通知を、図4において説明した“IPアドレス”に基づいて行う場合を例として説明した。これは一例であり、少なくとも、クライアント端末4がVPN通信Bに接続されていない状態において、関連付けサーバ2側からクライアント端末4に対する通信が可能な態様であれば良い。
例えば、図4の“IPアドレス”に替えて、各クライアント端末4のMAC(Media Access Control)アドレスが関連付けられている態様もあり得る。この場合、関連付けサーバ2は、図9のS904において、対象の内線発呼先であるクライアント端末4のMACアドレスを含んだマジックパケット信号を発信する。これにより、対象のMACアドレスによって識別されるクライアント端末4が、インターネット回線A及び広域通信回線Eを介してマジックパケット信号を受信するため、VPN通知アプリ453は、そのマジックパケット信号に応じてVPN通信Bへの接続要求を認識することができる。
また、図4に示す“外線番号”を用いることも可能である。この場合、関連付けサーバ2は、図9のS904において、対象の内線発呼先であるクライアント端末4の“外線番号”に対して外線発信を行う。これにより、ゲートウェイサーバ3によってルーティングされた外線発信が電話回線D及び広域通信回線Eを介してクライアント端末4に通知される。
クライアント端末4においては、外線通話アプリ455が外線着信を受け付けるが、予め定められた外線番号からの着信である場合、外線通話アプリ455がVPN通知アプリ453に通知信号を出力する。これにより、VPN通知アプリ453は、外線通話アプリ455からの通知信号に応じてVPN通信Bへの接続要求を認識することができる。
また、上記実施形態においては、図9のS905においてVPN通信Bへの接続を完了したクライアント端末4が、S906において関連付けサーバ2に対して接続通知を行う場合を例として説明した。しかしながら、S906の通知は、S907の通知をPBXサーバ1に対して行うためのものである。従って、S906において、クライアント端末4がPBXサーバ1に対して直接通知を行っても良い。いずれの場合においても、クライアント端末4は、予め定められたVPN通信B内でのネットワークアドレスに対してVPN通信Bへの接続通知を行う。
また、上記実施形態において、PBXサーバ1は、関連付けサーバ2によるS907の通知を待って内線発呼の転送を行う場合を例として説明した。しかしながら、本実施形態に係るシステムにおいては、PBXサーバ1の機能により、クライアント端末4がVPN通信Bに接続するための機能が提供されるため、PBXサーバ1は、クライアント端末4がVPN通信Bに接続したことを直接検知することが可能である。このような場合、PBXサーバ1はクライアント端末4がVPN通信Bに接続したことを検知した場合に、S908の処理を実行すれば良いため、S906、S907の処理を省略することが可能である。
このような処理は、未だクライアント端末4がVPN通信Bに接続されていないにも関わらず内線発呼の転送処理が実行されてしまい、発呼先が不明なために発呼が中断されてしまうような事態を回避するための処理である。発呼が中断されてしまうことを回避するための処理としては、このような処理の他、S903の処理の後、所定期間の待機の後にS908の処理を実行する態様や、発呼のリトライを行う態様が考えられる。
S903の処理の後、所定期間の待機の後にS908の処理を実行する態様の場合、PBXアプリ101は、図9のS903において関連付けサーバ2に内線通知を行った後、予め定められた所定期間のカウントを開始する。そして、その所定期間をカウントアップしたタイミングで、即ち所定期間の経過後にS908の処理を実行する。この所定期間を、クライアント端末4がS905においてVPN通信Bに接続するまでに要する期間として十分な期間に設定しておくことにより、未だクライアント端末4がVPN通信Bに接続されていないにも関わらず内線発呼の転送処理が実行されてしまうことを防ぐことができる。
発呼のリトライを行う態様の場合、PBXアプリ101は、S903の処理の後、S908の処理を実行し、発呼先が不明なために発呼が不可能であった場合には、発呼のリトライを行う。これにより、クライアント端末4がVPN通信Bに接続された後のタイミングにて、PBXサーバ1による発呼がクライアント端末4に到達することとなる。
また、図9の例においては、クライアント端末4をVPN通信Bに接続させた上で、PBXサーバ1側からクライアント端末4に対して発呼を行う場合を例として説明した。この他、PBXサーバ1が、固定電話5から受け付けた発呼とクライアント端末4から受け付けた発呼とを接続して、固定電話5とクライアント端末4との内線通話を接続する態様も可能である。そのような場合の動作について、図10を参照して説明する。
図10に示すように、PBXサーバ1が、固定電話5から受け付けた発呼とクライアント端末4から受け付けた発呼とを接続する場合も、クライアント端末4に対するVPN通知までは、図9と同様に処理が実行される(S1001〜S1004)。図10に示すように、クライアント端末4においては、VPN通知アプリ453が、関連付けサーバ2からのVPN通知に応じて内線通話アプリ454に通知信号を出力する。これにより、クライアント端末4において、内線通話アプリ454が、LCD60やスピーカー等のユーザインタフェースを介して、ユーザに対する着信通知を行う(S1005)。
内線通話アプリ454による着信通知に対してユーザが応答操作、即ち、通話に応じる操作を行うと、その操作に応じて内線通話アプリ454がVPN接続アプリ452に対して通知信号を出力し、VPN接続アプリ452が、図8において説明したVPNプロファイルを用いてVPN通信Bへの接続を行う(S1006)。これにより、クライアント端末4がVPN通信Bに接続される。
VPN接続アプリ452によってクライアント端末4がVPN通信Bに接続されると、続いて内線通話アプリ454がVPN通信Bを介してPBXサーバ1に対して内線発呼を行う(S1007)。即ち、S1007において内線通話アプリ454が音声通話要求部として機能する。S1007において、内線通話アプリ454は、図8において説明したVPNプロファイルにおいて予め定められたVPN通信B内のネットワークアドレスや、S1006におけるVPN通信Bへの接続に際して通知されたPBXサーバ1のネットワークアドレスに対して内線通話の発呼を行う。
クライアント端末4からのVPN通信Bを介した内線発呼を受けたPBXサーバ1においては、S1002において受け付けた固定電話5からの発呼と、S1007において受け付けたクライアント端末4からの発呼とを接続する(S1008)。これにより、固定電話5とクライアント端末4とのVPN通信Bを介した内線通話が実現される。このような態様によっても、上記と同様に、所定の領域内における音声通話の交換機からデータ通信を介して接続された通信端末への発呼を、通信端末の利用態様に制約を課すことなく行うことができる。
1 PBXサーバ
2 関連付けサーバ
3 ゲートウェイサーバ
4、4a、4b クライアント端末
5 固定電話
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD
70 操作部
80 バス
100 コントローラ
101 PBXアプリ
102 通信制御部
110 ネットワークI/F
300 コントローラ
301 ルーティングアプリ
302 通信制御部
310 ネットワークI/F
320 電話回線I/F
330 構内回線I/F
400 コントローラ
401 ネットワーク制御部
402 操作制御部
403 表示制御部
404 広域通信制御部
405 クライアント制御部
410 ネットワークI/F
420 広域通信I/F
451 OS
452 VPN接続アプリ
453 VPN通知アプリ
454 内線通話アプリ
455 外線通話アプリ
特開2011−234062号公報

Claims (8)

  1. 所定の領域内での通信回線と移動体通信端末とを連携させる音声通話制御システムであって、
    前記所定の領域内での通信回線において前記移動体通信端末を識別するための閉域内端末識別情報を含む音声通話要求を取得する音声通話要求取得部と、
    前記所定の領域よりも広域の通信回線において前記移動体通信端末を識別するための広域内端末識別情報が、前記閉域内端末識別情報と関連付けて格納されている関連付け情報に基づき、前記音声通話要求に含まれる閉域内端末識別情報に関連付けられた広域内端末識別情報を取得する接続先情報取得部と、
    取得された前記広域内端末識別情報によって識別される前記移動体通信端末に対して、前記所定の領域内での通信回線に接続することを命令するための閉域通信接続命令を、前記広域の通信回線を介して送信する接続命令送信部と、
    前記移動体通信端末において、前記閉域通信接続命令に応じて前記所定の領域内での通信回線に対する接続要求を行う閉域通信回線接続部と、
    前記音声通話要求の要求元と、前記閉域通信接続命令に応じて前記所定の領域内での通信回線に接続された前記移動体通信端末とを、前記所定の領域内での通信回線を介して音声通話のために接続する通話接続部とを含むことを特徴とする音声通話制御システム。
  2. 前記通話接続部は、前記閉域通信接続命令に応じて前記移動体通信端末が前記所定の領域内での通信回線に接続されたことを検知した後に、前記音声通話のための接続を行うことを特徴とする請求項1に記載の音声通話制御システム。
  3. 前記閉域通信回線接続部は、前記所定の領域内での通信回線への接続に応じて、接続通知を出力し、
    前記通話接続部は、前記接続通知に基づいて前記移動体通信端末が前記所定の領域内での通信回線に接続されたことを検知することを特徴とする請求項2に記載の音声通話制御システム。
  4. 前記通話接続部は、前記閉域通信接続命令が送信された後、所定期間の経過後に前記音声通話のための接続を行うことを特徴とする請求項1に記載の音声通話制御システム。
  5. 前記通話接続部は、前記閉域内端末識別情報によって識別される移動体通信端末に対して、前記音声通話要求を転送することにより、前記音声通話のための接続を行うことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の音声通話制御システム。
  6. 前記移動体通信端末において、前記所定の領域内での通信回線の接続が完了した後、前記所定の領域内での通信回線を介して音声通話要求を発信する音声通話要求部を含み、
    前記通話接続部は、前記閉域通信接続命令に応じて前記移動体通信端末が前記所定の領域内での通信回線に接続され、前記所定の領域内での通信回線を介して前記移動体通信端末からの音声通話要求を受けた場合に、前記音声通話要求の要求元と前記移動体通信端末とを音声通話のために接続することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の音声通話制御システム。
  7. 所定の領域内での通信回線と移動体通信端末とを連携させる音声通話制御装置であって、
    前記所定の領域内での通信回線において前記移動体通信端末を識別するための閉域内端末識別情報を含む音声通話要求を取得する音声通話要求取得部と、
    前記所定の領域よりも広域の通信回線において前記移動体通信端末を識別するための広域内端末識別情報が、前記閉域内端末識別情報と関連付けて格納されている関連付け情報に基づき、前記音声通話要求に含まれる閉域内端末識別情報に関連付けられた広域内端末識別情報を取得する接続先情報取得部と、
    取得された前記広域内端末識別情報によって識別される前記移動体通信端末に対して、前記所定の領域内での通信回線に接続することを命令するための閉域通信接続命令を、前記広域の通信回線を介して送信する接続命令送信部と、
    前記音声通話要求の要求元と、前記閉域通信接続命令に応じて前記所定の領域内での通信回線に接続された前記移動体通信端末とを、前記所定の領域内での通信回線を介して音声通話のために接続する通話接続部とを含むことを特徴とする音声通話制御装置。
  8. 所定の領域内での通信回線と移動体通信端末とを連携させる音声通話制御方法であって、
    前記所定の領域内での通信回線において前記移動体通信端末を識別するための閉域内端末識別情報を含む音声通話要求を取得し、
    前記所定の領域よりも広域の通信回線において前記移動体通信端末を識別するための広域内端末識別情報が、前記閉域内端末識別情報と関連付けて格納されている関連付け情報に基づき、前記音声通話要求に含まれる閉域内端末識別情報に関連付けられた広域内端末識別情報を取得し、
    取得された前記広域内端末識別情報によって識別される前記移動体通信端末に対して、前記所定の領域内での通信回線に接続することを命令するための閉域通信接続命令を、前記広域の通信回線を介して送信し、
    前記音声通話要求の要求元と、前記閉域通信接続命令に応じて前記所定の領域内での通信回線に接続された前記移動体通信端末とを、前記所定の領域内での通信回線を介して音声通話のために接続することを特徴とする音声通話制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016219947A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 日本電気株式会社 通信処理システム、通信処理方法、通信処理プログラム、携帯端末装置およびその制御方法と制御プログラム
JP2020188443A (ja) * 2019-05-07 2020-11-19 野田 真一 クラウドpbxシステム
JP2021068979A (ja) * 2019-10-21 2021-04-30 アイホン株式会社 ナースコールシステム

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