JP2014170509A - データ処理装置、データ処理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】グラフィカルUIの操作性の低い領域に配置されているオブジェクトに対する操作に応じてデータ処理装置により提供される機能が、単に当該オブジェクトが操作性の低い領域に配置されているという理由で利用されない状況を回避する。
【解決手段】端末装置が備えるタッチディスプレイには、複数のオブジェクト(タップ等により特定のデータ処理を開始させるための画像や入力フォームなど)を含むグラフィカルUIが表示される。端末装置は、例えばグラフィカルUIの表示開始から所定時間が経過する等の所定の条件が満たされると、操作頻度の低いオブジェクトの案内表示を行う。端末装置は、ユーザにより高い頻度でタッチ操作の行われた領域Aを稼働領域として特定し、稼働領域外に配置されているオブジェクトを、稼働領域内に配置されているオブジェクトよりも優先的に案内対象のオブジェクトとして選択し、選択したオブジェクトに関する案内表示を行う。
【選択図】図3
【解決手段】端末装置が備えるタッチディスプレイには、複数のオブジェクト(タップ等により特定のデータ処理を開始させるための画像や入力フォームなど)を含むグラフィカルUIが表示される。端末装置は、例えばグラフィカルUIの表示開始から所定時間が経過する等の所定の条件が満たされると、操作頻度の低いオブジェクトの案内表示を行う。端末装置は、ユーザにより高い頻度でタッチ操作の行われた領域Aを稼働領域として特定し、稼働領域外に配置されているオブジェクトを、稼働領域内に配置されているオブジェクトよりも優先的に案内対象のオブジェクトとして選択し、選択したオブジェクトに関する案内表示を行う。
【選択図】図3
Description
本発明は、データ処理装置のユーザに対し、当該データ処理装置の操作の案内を通知する技術に関する。
データ処理装置に対しユーザが各種の操作を行うためのインタフェース(ユーザインタフェース)として現在広く普及しているものは、ユーザの操作対象であるオブジェクトを含む視覚コンテンツを、データ処理装置が内蔵するディスプレイやデータ処理装置に接続されたディスプレイに表示させ、ユーザが視覚コンテンツに含まれるオブジェクトに対し各種操作を行う、という形態のユーザインタフェースである。なお、オブジェクトとしては、クリック等の操作の対象となる画像(ボタン等)やテキスト、ユーザが入力するテキストを受け付けるテキストボックスや複数の選択肢の中からのユーザの選択を受け付けるメニューリスト等のフォーム類等、様々な種類のものがある。また、それらのオブジェクトの形や色、大きさ等の表示態様も様々であり、ユーザの操作に応じて適宜その表示態様が変化するものもある。
上記のようなユーザインタフェースを備えるデータ処理装置は、ユーザによるクリック等の操作に応じて、操作されたオブジェクトに対応するデータ処理を実行する。以下、オブジェクトを含む視覚コンテンツをディスプレイに表示させ、オブジェクトに対するユーザの操作に応じて当該オブジェクトに対応するデータ処理を実行する形態のユーザインタフェースを「グラフィカルUI」というものとする。
グラフィカルUIの使い勝手を向上するための様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、グラフィカルUIに含まれる複数のアイコン(オブジェクト)のいずれかに対しユーザによる選択(操作)が行われた場合に、選択されたアイコンを特定する処理に要する時間を短縮する技術として、選択頻度の高いアイコンが選択されたか否かの判定処理を、選択頻度の低いアイコンが選択されたか否かの判定処理よりも優先的に行う情報処理装置が提案されている。
また、特許文献2には、グラフィカルUIに含まれるアイコンに対するユーザの操作が行われる前に、当該アイコンが操作された際に実行される処理の項目を表示することにより、ユーザが当該アイコンの機能を容易に知ることを可能とする文書作成装置が提案されている。
近年、タッチディスプレイを備えたスレートデバイス(スマートフォンやタブレット型PC等)等のデータ処理装置が普及している。タッチディスプレイを備えたデータ処理装置は、タッチディスプレイにグラフィカルUIを表示させるとともに、そのグラフィカルUIに対するユーザのタッチ操作を受け付けることができる。
タッチディスプレイを備えたデータ処理装置においては、グラフィカルUIに配置されたオブジェクトの位置によって、ユーザがそのオブジェクトに対する操作を行う頻度(以下、「操作頻度」という)が異なる場合がある。
例えば、データ処理装置が小型軽量で、ユーザが片手でデータ処理装置を保持しつつ保持する手の親指(第1指)等でグラフィカルUIに対するタッチ操作を行える場合、グラフィカルUIにおいてデータ処理装置を保持するユーザの手の親指に近い位置に配置されたオブジェクトには容易に親指が届くため、そのオブジェクトの操作頻度は親指から遠い位置に配置されたオブジェクトの操作頻度よりも一般的に高くなる。また、ユーザがデータ処理装置を片方の手で保持しつつ、もう片方の手の人差指(第2指)等でグラフィカルUIに対するタッチ操作を行う場合、例えば、データ処理装置を保持している手のすぐ近くに配置されているオブジェクトは、保持している指に隠れやすいなどの理由により、データ処理装置を保持している手から離れた位置に配置されているオブジェクトと比べ、むしろ操作頻度が低くなるかも知れない。
上記のように、グラフィカルUIに含まれるオブジェクト間で、その配置される位置により操作頻度が異なるということは、ユーザに便利な機能をもたらすオブジェクトであっても、そのオブジェクトのグラフィカルUIにおける位置によってはあまり利用されない場合があるということである。この状況は、ユーザの利便性の観点から望ましくない。
本発明は上記の事情に鑑み、データ処理装置が提供可能な機能が、当該機能を呼び出すために操作されるべきオブジェクトのグラフィカルUIにおける位置によってあまり利用されない、という不都合を軽減するための手段を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、視覚コンテンツを表すコンテンツデータと、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツに含まれる複数のオブジェクトの各々に対応し一連のデータ処理を指示する指示データとを取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたコンテンツデータが表し視覚コンテンツの少なくとも一部を表示する表示手段と、前記表示手段の表示面に対しポインタが接触された場合、当該接触の位置を示す接触位置データを生成する生成手段と、前記表示手段が前記コンテンツデータに従い表示した前記視覚コンテンツに含まれる前記複数のオブジェクトのうちの任意の一のオブジェクトに対するユーザの操作を示す接触位置データを前記生成手段が生成した場合、当該一のオブジェクトに対応した前記指示データに従う一連のデータ処理を開始するデータ処理手段と、前記複数のオブジェクトの各々に関し前記生成手段が生成した接触位置データに従い操作された頻度の指標を特定し、前記複数のオブジェクトの各々に関し前記生成手段が生成した接触位置データが示す位置と当該オブジェクトとの距離の指標を特定し、前記特定した頻度の指標と前記特定した距離の指標とに基づき、前記複数のオブジェクトの中から案内対象のオブジェクトを選択する選択手段とを備え、前記表示手段は、前記選択手段により選択されたオブジェクトに対応する前記指示データが指示するデータ処理の案内を表示するデータ処理装置を提供する。
前記選択手段は、前記距離の指標が互いに同じである任意の2つのオブジェクトに関し、前記頻度の指標がより低い頻度を示すオブジェクトを、より早いタイミングで、又はより高い頻度で選択する、という構成が採用されてもよい。
上記のデータ処理装置において、前記選択手段は、前記生成手段が生成した接触位置データに基づき前記表示面内の1以上の領域をポインタの接触の頻度が高い領域である稼働領域として特定し、前記稼働領域と前記複数のオブジェクトの各々との位置関係に基づき前記距離の指標を特定する、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記選択手段は、前記頻度の指標が互いに同じである任意の2つのオブジェクトに関し、前記距離の指標がより遠い距離を示すオブジェクトを、より早いタイミングで、又はより高い頻度で、選択する、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記複数のオブジェクトの各々に対応する指示データのうちの1以上の指示データは、前記データ処理手段による当該指示データに従った一連のデータ処理の開始の後、当該一連のデータ処理の完了までに、前記表示面に対する前記ユーザの操作を1回以上、必要とし、前記1以上の指示データに関し、当該指示データに従った一連のデータ処理の完了までに必要とされる操作の回数に対する前記ユーザが実際に行った操作の回数の比率を完了率とするとき、前記選択手段は、前記頻度の指標が互いに同じであり、前記距離の指標が互いに同じであり、対応する指示データに従ったデータ処理の完了までに前記ユーザの操作を必要とする任意の2つのオブジェクトに関し、完了率がより低いオブジェクトを、より早いタイミングで、又はより高い頻度で、選択する、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記表示手段は、前記選択手段により選択されたオブジェクトに関し前記選択手段により特定された距離の指標に応じて異なる表示時間または表示態様で、前記案内の表示を行う、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記表示手段は、所定の条件が満たされた場合、前記案内の表示を行い、前記所定の条件は、所定のイベントの発生後に所定の時間が経過すること、前記生成手段が特定の種類の操作を表す一連の接触位置データを生成した時間である操作時間の累計が所定の時間に達すること、前記生成手段が特定の種類の操作を表す接触位置データを生成した回数が所定の回数に達すること、の少なくとも1つにより満たされる条件である、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記所定の条件は、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツが前記表示手段により表示された時間である滞在時間の累計に応じて変化する、という構成が採用されてもよい。
また、本発明は、データ処理装置が、視覚コンテンツを表すコンテンツデータと、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツに含まれる複数のオブジェクトの各々に対応し一連のデータ処理を指示する指示データとを取得する取得ステップと、前記データ処理装置が、前記取得ステップにおいて取得したコンテンツデータが表す視覚コンテンツの少なくとも一部を表示する表示ステップと、前記データ処理装置が、前記表示ステップにおいて表示した視覚コンテンツの表示面に対しポインタが接触された場合、当該接触の位置を示す接触位置データを生成する生成ステップと、前記データ処理装置が、前記表示ステップにおいて表示した視覚コンテンツに含まれる複数のオブジェクトのうちの任意の一のオブジェクトに対するユーザの操作を示す接触位置データを前記生成ステップにおいて生成した場合、当該一のオブジェクトに対応した前記指示データに従う一連のデータ処理を開始するデータ処理ステップと、前記データ処理装置が、前記複数のオブジェクトの各々に関し前記生成ステップにおいて生成した接触位置データに従い操作された頻度の指標を特定し、前記複数のオブジェクトの各々に関し前記生成ステップにおいて生成した接触位置データが示す位置と当該オブジェクトとの距離の指標を特定し、前記特定した頻度の指標と前記特定した距離の指標とに基づき、前記複数のオブジェクトの中から案内対象のオブジェクトを選択する選択ステップとを備え、前記データ処理装置は、前記表示ステップにおいて、前記選択ステップにおいて選択したオブジェクトに対応する前記指示データが指示するデータ処理の案内を表示するデータ処理方法を提供する。
また、本発明は、画像を表示する表示手段と、前記表示手段の画像の表示面に対しポインタが接触された場合に当該接触の位置を示す接触位置データを生成する生成手段とを備えるコンピュータに、視覚コンテンツを表すコンテンツデータと、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツに含まれる複数のオブジェクトの各々に対応し一連のデータ処理を指示する指示データとを取得する処理と、前記取得する処理において取得したコンテンツデータが表す視覚コンテンツを表示する処理と、前記表示する処理において表示した視覚コンテンツの表示面に対しポインタが接触された場合、当該接触の位置を示す接触位置データを生成する処理と、前記表示する処理において表示した視覚コンテンツに含まれる複数のオブジェクトのうちの任意の一のオブジェクトに対するユーザの操作を示す接触位置データを前記生成する処理において生成した場合、当該一のオブジェクトに対応した前記指示データに従う一連のデータ処理を開始する処理と、前記複数のオブジェクトの各々に関し前記生成する処理において生成した接触位置データに従い操作された頻度の指標を特定し、前記複数のオブジェクトの各々に関し前記生成する処理において生成した接触位置データが示す位置と当該オブジェクトとの距離の指標を特定し、前記特定した頻度の指標と前記特定した距離の指標とに基づき、前記複数のオブジェクトの中から案内対象のオブジェクトを選択する処理とを実行させ、前記表示する処理において、前記選択する処理において選択したオブジェクトに対応する前記指示データが指示するデータ処理の案内を表示させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、グラフィカルUIに含まれるオブジェクトが操作された場合にデータ処理装置により開始されるデータ処理の案内がユーザに対し表示される。その際、操作頻度の低い位置に配置されているオブジェクトに関する案内は、操作頻度の高い位置に配置されているオブジェクトに関する案内よりも優先的に表示される。その結果、グラフィカルUIにおけるオブジェクトの位置によって、当該オブジェクトに対応する機能があまり利用されない、という不都合が軽減される。
[1.実施形態]
以下に、本発明の一実施形態にかかる端末装置1を説明する。端末装置1は、グラフィカルUIを表示するタッチディスプレイを備え、ユーザが片手で保持しつつ、その保持する手またはもう一方の手の指でグラフィカルUIを操作可能なデータ処理装置である。端末装置1は、グラフィカルUIに含まれるボタン等のオブジェクトのうち、操作頻度が低いオブジェクトの機能を説明する案内を表示する案内機能を備えている。そして、端末装置1が備えるこの案内機能においては、既存の端末装置が備える案内機能と異なり、仮に同じ頻度で使用されているオブジェクトが2つある場合、これら2つのオブジェクトのうち、ユーザによる操作頻度の低い位置に配置されているオブジェクトに関する案内が、操作頻度の高い位置に配置されているオブジェクトに関する案内よりも、より早いタイミングで表示される。
以下に、本発明の一実施形態にかかる端末装置1を説明する。端末装置1は、グラフィカルUIを表示するタッチディスプレイを備え、ユーザが片手で保持しつつ、その保持する手またはもう一方の手の指でグラフィカルUIを操作可能なデータ処理装置である。端末装置1は、グラフィカルUIに含まれるボタン等のオブジェクトのうち、操作頻度が低いオブジェクトの機能を説明する案内を表示する案内機能を備えている。そして、端末装置1が備えるこの案内機能においては、既存の端末装置が備える案内機能と異なり、仮に同じ頻度で使用されているオブジェクトが2つある場合、これら2つのオブジェクトのうち、ユーザによる操作頻度の低い位置に配置されているオブジェクトに関する案内が、操作頻度の高い位置に配置されているオブジェクトに関する案内よりも、より早いタイミングで表示される。
[1.1.構成]
以下に、端末装置1の構成を説明する。本実施形態において、端末装置1はタッチディスプレイを内蔵したスレートデバイスやスマートフォン等の一般的なコンピュータに、本実施形態にかかるプログラムに従った処理を実行させることにより実現される。従って、端末装置1のハードウェア構成はタッチディスプレイを内蔵した一般的なコンピュータの構成である。
以下に、端末装置1の構成を説明する。本実施形態において、端末装置1はタッチディスプレイを内蔵したスレートデバイスやスマートフォン等の一般的なコンピュータに、本実施形態にかかるプログラムに従った処理を実行させることにより実現される。従って、端末装置1のハードウェア構成はタッチディスプレイを内蔵した一般的なコンピュータの構成である。
すなわち、端末装置1はハードウェア構成として、図1に示すように、各種データを記憶するメモリ101と、メモリ101に記憶されたプログラムに従うデータ処理を行うことにより端末装置1の他の構成部を制御するCPU102と、CPU102の制御下で画像を表示するディスプレイ103と、ユーザの指等のポインタの接触を検出し当該検出の位置を示す信号を生成するタッチパネル104と、他の装置との間で各種データの送受信を行うインタフェースである通信IF105とを備えている。ディスプレイ103とタッチパネル104はタッチディスプレイを構成するように積層配置されている。なお、これらの構成部はバス109を介して互いに接続されている。
図2は、端末装置1の機能構成を示した図である。すなわち、図1に示したハードウェア構成を備えるコンピュータは、CPU102がメモリ101に記憶されている本実施形態にかかるプログラムに従った処理を実行することにより、図2に示した機能構成部を備える装置として機能する。
端末装置1は、その機能構成部として、まず、操作子として機能する複数のオブジェクトを含むグラフィカルUI(視覚コンテンツ)を表すコンテンツデータと、グラフィカルUIに含まれるそれらの複数のオブジェクトの各々に対応する指示データとを取得する取得手段11を備えている。指示データは、対応するオブジェクトに対しユーザによる所定の操作(タップ等)が行われた場合に、端末装置1により開始されるデータ処理を指示するデータである。
また、端末装置1は、取得手段11が取得したコンテンツデータに従いグラフィカルUIを表示する表示手段12と、表示手段12により表示されたグラフィカルUIに対しユーザによりタッチ操作が行われた際にユーザの指が接触したグラフィカルUI上の位置を示す接触位置データを順次生成する生成手段13を備えている。また、端末装置1は、取得手段11が取得するコンテンツデータ及び指示データと、生成手段13がユーザによるタッチ操作に応じて生成する接触位置データと、端末装置1が過去に行った案内の対象のオブジェクトとその時刻を記録した案内ログデータとを記憶する記憶手段14を備えている。
記憶手段14は、生成手段13が生成した接触位置データを記憶する際、生成された時刻を示す生成時刻データを対応付けて記憶する。以下、接触位置データとそれに対応する生成時刻データを「タッチログデータ」という。記憶手段14は、生成手段13により順次生成されるタッチログデータを記憶するが、それらのデータの総データ量が所定のデータ量を超えないように、生成時刻データが示す時刻が古いものから順にタッチログデータを削除するように構成されてもよい。
また、端末装置1は、生成手段13がユーザによるタッチ操作に応じて生成する接触位置データが記憶手段14に記憶されているコンテンツデータが表すグラフィカルUIに含まれる複数のオブジェクトのうちのいずれかに対する所定の操作(タップ等)を示す場合、記憶手段14に記憶されている指示データのうち操作されたオブジェクトに対応する指示データに従いデータ処理を開始するデータ処理手段15を備えている。
さらに、端末装置1は、記憶手段14に記憶されているコンテンツデータが表すグラフィカルUIに含まれる複数のオブジェクトのうちから案内対象のオブジェクトを選択する選択手段16を備えている。選択手段16は、グラフィカルUIに含まれる複数のオブジェクトの各々に関し、ユーザによる処理の実行を指示する所定の操作(タップ等)が行われた頻度(操作頻度)の指標をタッチログデータに基づき特定する。また、選択手段16は、グラフィカルUIに含まれる複数のオブジェクトの各々に関し、記憶手段14に記憶されている複数のタッチログデータの各々が示す接触位置と、オブジェクトとの距離の指標を特定する。そして、選択手段16は、複数のオブジェクトの各々に関し特定した頻度の指標と距離の指標とに基づき、複数のオブジェクトの中から案内対象のオブジェクトを選択する。なお、選択手段16による頻度の指標と距離の指標の特定方法、及びそれらの指標に基づいて案内対象のオブジェクトを選択する方法の具体例については、動作の説明において後述する。
[1.2.動作]
続いて、端末装置1の動作を説明する。図3は、端末装置1がグラフィカルUIに含まれるオブジェクトの中から案内対象として選択したオブジェクトに関する案内を表示する様子の一例を示した図である。
続いて、端末装置1の動作を説明する。図3は、端末装置1がグラフィカルUIに含まれるオブジェクトの中から案内対象として選択したオブジェクトに関する案内を表示する様子の一例を示した図である。
図3(a)に示される領域Aは、ユーザにより高い頻度でタッチ操作が行われた領域を示している。以下、この領域Aを「稼働領域」と呼び、グラフィカルUIのうち稼働領域以外の領域を「非稼働領域」と呼ぶ。図3に示されるグラフィカルUIは、5つのオブジェクト、すなわちオブジェクトO1〜O5を含んでいる。これらのオブジェクトのうち、オブジェクトO1〜O2は非稼働領域に配置され、オブジェクトO3〜O5は稼働領域に配置されている。
ここで、例として、オブジェクトO1〜O5のうち、オブジェクトO2とオブジェクトO5の操作頻度が同程度であり、これらのオブジェクトの操作頻度が他のオブジェクト(オブジェクトO1、オブジェクトO3、オブジェクトO4)の操作頻度よりも低いものとする。その場合、オブジェクトO1、オブジェクトO3及びオブジェクトO4よりも、操作頻度が低いオブジェクトO2及びオブジェクトO5に関する案内が早く表示される。そして、稼働領域に配置されているオブジェクトO2よりも、非稼働領域に配置されているオブジェクトO5に関する案内が早く表示される(図3(b))。
図4Aおよび図4B(以下、これらを総称して図4という)は、図3に例示の案内機能の提供のために端末装置1が行う処理フローを例示した図である。以下に図4を参照しつつ、端末装置1の動作を説明する。なお、図4の説明において、グラフィカルUIにはオブジェクトO1〜On(ただし、nは任意の自然数)が含まれるものとする。
所定のイベント(例えば、端末装置1の起動、本実施形態にかかるプログラムの起動、視覚コンテンツの表示開始、それらのイベントからの所定時間の経過など)をトリガとし、まず、選択手段16は、記憶手段14に記憶されている接触位置データが示す位置の密度が所定の値または任意の関数値として与えられる閾値以上である領域を稼働領域として特定する(ステップS001)。続いて、選択手段16はステップS001において特定した稼働領域の重心G0を算出する(ステップS002)。また、選択手段16は記憶手段14に記憶されているコンテンツデータに基づき、グラフィカルUIに含まれる複数のオブジェクト、すなわちオブジェクトO1〜Onの各々に関し、オブジェクトの重心G1〜Gnを算出する(ステップS003)。
続いて、選択手段16は、稼働領域の重心G0と、オブジェクトO1〜Onの重心G1〜Gnの各々との間の距離L1〜Ln(距離の指標の一例)を算出する(ステップS004)。図5は、図3に例示のグラフィカルUIに含まれるオブジェクトO1〜O5に関し算出される距離L1〜L5を示した図である。
また、選択手段16は、記憶手段14に記憶されているタッチログデータとコンテンツデータに基づき、コンテンツデータが示すグラフィカルUIに含まれるオブジェクトO1〜Onの各々に関し、オブジェクトに対しユーザがデータ処理の開始を指示する操作(タップ等)を行った回数を、使用回数F1〜Fn(頻度の指標の一例)として特定する(ステップS005)。
また、選択手段16は、記憶手段14に記憶されているタッチログデータ、コンテンツデータ、及び指示データに基づき、オブジェクトO1〜Onの各々に関し、完了率R1〜Rnを算出する(ステップS006)。本実施形態において、完了率とは、オブジェクトO1〜Onに対応する指示データに従いデータ処理手段15が開始する一連の処理の完了までに、ユーザがグラフィカルUIに対し行うべき操作の個数をm個(ただし、mは任意の自然数。また、mはオブジェクトに対しデータ処理の実行を指示するための最初の操作(タップ等)を1個としてカウントした個数)とし、ユーザによるタップ等の操作により開始されたデータ処理の各々に関し、ユーザにより実際に行われた操作の個数をp個とする場合の、p/mの最大値である。
例えば、オブジェクトO1に関し、以下の状態であるとする。
オブジェクトO1に対し、ユーザによりデータ処理の開始のための所定の操作(タップ等)が行われると、データ処理手段15はオブジェクトO1に対応する指示データに従い一連のデータ処理を開始するが、一連のデータ処理の完了までに、ユーザに対し10個の操作(処理開始のための操作を含む)が要求される。すなわち、m=10。
オブジェクトO1に対し、ユーザによりデータ処理の開始を指示する操作が過去に合計5回行われている。
当該合計5回の各々に関し、ユーザの操作によって開始された一連のデータ処理において、ユーザにより実際に行われた操作の個数は、それぞれ1回、3回、2回、7回、4回であった。(この場合、いずれもユーザは途中で操作をやめており、一連のデータ処理は完了に至っていない。)
オブジェクトO1に対し、ユーザによりデータ処理の開始のための所定の操作(タップ等)が行われると、データ処理手段15はオブジェクトO1に対応する指示データに従い一連のデータ処理を開始するが、一連のデータ処理の完了までに、ユーザに対し10個の操作(処理開始のための操作を含む)が要求される。すなわち、m=10。
オブジェクトO1に対し、ユーザによりデータ処理の開始を指示する操作が過去に合計5回行われている。
当該合計5回の各々に関し、ユーザの操作によって開始された一連のデータ処理において、ユーザにより実際に行われた操作の個数は、それぞれ1回、3回、2回、7回、4回であった。(この場合、いずれもユーザは途中で操作をやめており、一連のデータ処理は完了に至っていない。)
上記の例の場合、オブジェクトO1に関する完了率R1は、1/10、3/10、2/10、7/10、4/10、の最大値である7/10=0.7と算出される。
上記のステップS004〜S006において、オブジェクトO1〜Onの各々に関し距離L1〜Ln、使用回数F1〜Fn、及び完了率R1〜Rnを算出すると、続いて、選択手段16は、例えば以下の式(1)に従い、オブジェクトO1〜Onの各々に関する優先度P1〜Pnを算出する(ステップS007)。
(ただし、iは1≦i≦nである任意の自然数)
式(1)に従い算出される優先度Piは、以下の性質を備える。
オブジェクトO1〜Onを対象として比較した場合、使用回数Fiと完了率Riが同じオブジェクト同士であれば、距離Liが長いオブジェクト程、優先度Piは高くなる。 また、距離Liと完了率Riが同じオブジェクト同士であれば、使用回数Fiが少ないオブジェクト程、優先度Piは高くなる。
また、使用回数Fiと距離Liが同じオブジェクト同士であれば、完了率Riが小さいオブジェクト程、優先度Piは高くなる。
オブジェクトO1〜Onを対象として比較した場合、使用回数Fiと完了率Riが同じオブジェクト同士であれば、距離Liが長いオブジェクト程、優先度Piは高くなる。 また、距離Liと完了率Riが同じオブジェクト同士であれば、使用回数Fiが少ないオブジェクト程、優先度Piは高くなる。
また、使用回数Fiと距離Liが同じオブジェクト同士であれば、完了率Riが小さいオブジェクト程、優先度Piは高くなる。
なお、式(1)に変えて、上記の性質を備える他の様々な式が本実施形態において採用可能である。
ステップS007においてオブジェクトO1〜Onの各々に関する優先度P1〜Pnを算出すると、続いて、選択手段16は、優先度P1〜Pnのうち任意の関数または所定の値として与えられる閾値X以上のものを抽出し、抽出したそれらの優先度を降順でソートして、オブジェクトO1〜Onの各々に関する順位S1〜Snを決定する(ステップS008)。
例えば、グラフィカルUIにオブジェクトO1〜O5が含まれており、それらのオブジェクトに関する優先度P1〜P5が以下のとおりであり、閾値Xが0.30と設定されている場合を想定する。
P1=0.43
P2=0.85
P3=0.12
P4=0.28
P5=0.51
P1=0.43
P2=0.85
P3=0.12
P4=0.28
P5=0.51
この場合、閾値X以上の優先度を示すP1、P2、P5が抽出され、それらの優先度がP2、P5、P1の順に降順でソートされる。その結果、順位S1〜S5は以下のようになる。ただし、「Null」は優先度が閾値X未満であり、順位が付けられなかったことを示す。
S1=3
S2=1
S3=Null
S4=Null
S5=2
S1=3
S2=1
S3=Null
S4=Null
S5=2
選択手段16は、上記のように順位S1〜Snを決定すると、続いて、カウンタkを「1」で初期化した後(ステップS009)、所定の条件が満たされたか否かを判定する(ステップS010)。ステップS010の判定は、所定の条件が満たされるまでの間(ステップS010:「No」)、所定の時間間隔で繰り返される。なお、カウンタkは、「1」を初期値とする任意の自然数(関数値等)にて初期化されてもよい。
ステップS010において判定に用いられる条件としては、様々なものが採用可能である。例えば、表示手段12によるグラフィカルUIの表示の開始等の所定のイベントが発生した時刻から所定の時間が経過した場合に満たされ、その後は所定の時間の経過毎に満たされる、という条件が考えられる。この場合、所定の時間の経過毎に、ステップS010の判定結果が「Yes」となる。
また、ステップS010において判定に用いられる条件の他の例としては、グラフィカルUIに対しユーザが行う操作に応じて、生成手段13が特定の種類の操作を表す一連の接触位置データを生成した時間である操作時間の累計が所定の時間に達する毎に満たされる、という条件が考えられる。この場合、例えばユーザが縦方向のスワイプ等の所定の種類の操作を繰り返し行い、それらの操作に要した操作時間の累計が所定の時間に達する毎に、ステップS010の判定結果が「Yes」となる。
また、ステップS010において判定に用いられる条件のさらに他の例としては、グラフィカルUIに対しユーザが行う操作に応じて、生成手段13が特定の種類の操作を表す一連の接触位置データを生成した回数が所定の回数に達する毎に満たされる、という条件が考えられる。この場合、例えばユーザが縦方向のスワイプ等の所定の種類の操作を繰り返し行い、それらの操作の回数が所定の回数に達する毎に、ステップS010の判定結果が「Yes」となる。
さらに、ステップS010において判定に用いられる条件が、グラフィカルUIが表示手段12により表示された時間である滞在時間の累計に応じて変化する、という構成が採用されてもよい。例えば、同じグラフィカルUIののべ表示時間が長時間となる程、ユーザはそのグラフィカルUIに配置されているオブジェクトの機能に詳しくなっている可能性が高くなり、また、操作頻度の低いオブジェクトに関する案内表示が既に何度か行われている可能性も高くなるため、案内表示が行われる頻度を低くした方が煩わしさが低減すると考えられる。従って、グラフィカルUIの滞在時間の累計が長くなる程、ステップS010の判定結果が「Yes」になるために要する経過時間を長くしたり、ステップS010の判定結果が「Yes」になるために要する操作時間の累計を長くしたり、ステップS010の判定結果が「Yes」になるために要する操作の回数を多くしたりすることが考えられる。
ステップS010の判定結果が「Yes」となった場合、選択手段16はステップS008において決定した順位SiがkとなるオブジェクトOiを案内対象のオブジェクトの候補として選択する(ステップS011)。
続いて、選択手段16はステップS011において選択したオブジェクトOiに関し、案内ログデータ(記憶手段14に記憶)に示される過去に案内された時刻が、現在時刻から所定期間内であるか否かを判定する(ステップS012)。なお、案内ログデータは、既述のように、過去に案内が行われたオブジェクトとその案内が行われた時刻を示すデータであり、後述のステップS016において案内が行われる毎に記憶される。
ステップS012の判定において、選択手段16はステップS011において選択したオブジェクトOiに関し過去の所定期間内に案内が行われている、と判定した場合(ステップS012:「Yes」)、選択手段16はそのオブジェクトOiを案内対象のオブジェクトとしては選択せず、次のオブジェクトを案内対象のオブジェクトの候補として選択するために、まず、カウンタkと、ステップS008において優先度P1〜Pnから抽出した閾値X以上のものの数とが一致するか否かを判定する(ステップS013)。
カウンタkが、ステップS008において抽出された優先度の数と一致した場合(ステップS013:「Yes」)、選択手段16はカウンタkを「1」で初期化した後(ステップS014)、処理をステップS011に戻す。なお、カウンタkは、「1」を初期値とする任意の自然数(関数値等)にて初期化されてもよい。一方、カウンタkが、ステップS008において抽出された優先度の数と一致しない場合(ステップS013:「No」)、選択手段16はカウンタkに「1」を加算した後(ステップS015)、処理をステップS011に戻す。
一方、ステップS012の判定において、選択手段16はステップS011において選択したオブジェクトOiに関し過去の所定期間内に案内が行われていない、と判定した場合(ステップS012:「No」)、選択手段16はそのオブジェクトOiを案内対象のオブジェクトとして選択する。続いて、選択手段16は、当該オブジェクトOiに関する案内ログデータを生成し、記憶手段14に記憶させるとともに(ステップS016)、当該オブジェクトOiに対応する指示データに基づき、当該指示データが指示するデータ処理の案内の表示を開始する(ステップS017)。
表示手段12は、ステップS017において案内表示を開始した後、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS018)。ステップS018の判定は、所定時間が経過して判定結果が「Yes」となるまでの間(ステップS018:「No」)、所定の時間間隔で繰り返される。
また、表示手段12は、ステップS017において案内表示を開始した後、案内対象のオブジェクトOiに対しユーザによりデータ処理の実行を指示する操作(タップ等)が行われたか否かを判定する(ステップS019)。ステップS019の判定もまた、所定時間が経過して判定結果が「Yes」となるまでの間(ステップS019:「No」)、所定の時間間隔で繰り返される。
また、表示手段12は、ステップS017において案内表示を開始した後、案内表示に含まれる「閉じる」ボタンに対しユーザにより実行を指示する操作(タップ等)が行われたか否かを判定する(ステップS020)。ステップS020の判定もまた、所定時間が経過して判定結果が「Yes」となるまでの間(ステップS020:「No」)、所定の時間間隔で繰り返される。
ステップS018〜S020の判定のいずれかにおいて判定結果が「Yes」となった場合、表示手段12はステップS017において開始した案内表示を終了する(ステップS021)。
表示手段12による案内表示が終了すると、選択手段16は、カウンタkと、ステップS008において優先度P1〜Pnから抽出した閾値X以上のものの数とが一致するか否かを判定する(ステップS022)。カウンタkが、ステップS008において抽出された優先度の数と一致した場合(ステップS022:「Yes」)、選択手段16はカウンタkを「1」で初期化する(ステップS023)。なお、カウンタkは、「1」を初期値とする任意の自然数(関数値等)にて初期化されてもよい。一方、カウンタkが、ステップS008において抽出された優先度の数と一致しない場合(ステップS022:「No」)、選択手段16はカウンタkに「1」を加算する(ステップS024)。
ステップS023またはS024の処理の後、端末装置1は上述したステップS010以降の処理を繰り返す。これにより、ステップS010における判定結果が「Yes」となる毎に、ステップS008において決定された順位に従い、閾値X以上の優先度を与えられたオブジェクトに関し、優先度の高い順に順次、案内表示が行われることになる。ただし、過去の所定期間内に案内が行われたオブジェクトに関しては、繰り返し案内が行われることはない。
以上のように、端末装置1によれば、グラフィカルUIに含まれるオブジェクトのうち操作頻度が低いオブジェクトの案内表示が行われる。その際、ユーザによる操作性の高い領域である稼働領域に配置されているオブジェクトよりも、ユーザによる操作性の低い領域である非稼働領域に配置されているオブジェクトに関する案内表示が早いタイミングで行われる。その結果、操作性の高い領域に配置されているオブジェクトの機能よりも操作性の低い領域に配置されているオブジェクトの機能が優先的にユーザに案内され、操作性の低い領域に配置されているためにオブジェクトの機能がユーザに知られずに利用されない、という状況が解消される。
[2.変形例]
上述した実施形態は本発明の一実施形態であり、様々に変形可能である。以下にそれらの変形例を示す。
上述した実施形態は本発明の一実施形態であり、様々に変形可能である。以下にそれらの変形例を示す。
[2.1.第1変形例]
上述した実施形態において、端末装置1はオブジェクトO1〜Onの各々に関し特定した距離(距離の指標)や使用回数(頻度の指標)等に基づき算出した優先度P1〜Pnにより決定した順位S1〜Snに従い、優先度の高いオブジェクト程、早いタイミングで案内表示を行う構成が採用されている。これに代えて、端末装置1が、オブジェクトO1〜Onの各々に関し特定した距離(距離の指標)や使用回数(頻度の指標)等に基づき、オブジェクトO1〜Onの中から案内対象のオブジェクトを選択する際の確率を決定し、当該決定した確率に従い案内対象のオブジェクトを選択する構成が採用されてもよい。
上述した実施形態において、端末装置1はオブジェクトO1〜Onの各々に関し特定した距離(距離の指標)や使用回数(頻度の指標)等に基づき算出した優先度P1〜Pnにより決定した順位S1〜Snに従い、優先度の高いオブジェクト程、早いタイミングで案内表示を行う構成が採用されている。これに代えて、端末装置1が、オブジェクトO1〜Onの各々に関し特定した距離(距離の指標)や使用回数(頻度の指標)等に基づき、オブジェクトO1〜Onの中から案内対象のオブジェクトを選択する際の確率を決定し、当該決定した確率に従い案内対象のオブジェクトを選択する構成が採用されてもよい。
図6Aおよび図6B(以下、これらを総称して図6という)は、本変形例にかかる端末装置1が行う処理フローを例示した図である。本変形例において端末装置1が行う処理の多くは上述した実施形態において端末装置1が行う処理と同じであるため、図6においては、本変形例において行われる処理のうち上述した実施形態において行われる処理と同じものには同じ符号を付している。以下に、本変形例において行われる処理のうち上述した実施形態において行われる処理と異なる処理を中心に説明する。
本変形例においては、上述した実施形態における順位S1〜Snの決定(ステップS008)に代えて、選択確率Q1〜Qnの決定が行われる(ステップS108)。選択手段16は、例えば以下の式(2)に従い、オブジェクトO1〜Onの各々に関する選択確率Q1〜Qnを算出する。
なお、式(2)に変えて、優先度が高い程、高い値を導く他の様々な式が本変形例において採用可能である。
選択手段16は、上述した実施形態における順位S1〜Snに従った案内対象のオブジェクトの選択(ステップS011)に代えて、ステップS108において算出した選択確率Q1〜Qnに従い、案内対象のオブジェクトを選択する(ステップS111)。
なお、本変形例においては、カウンタkの使用は必要でないため、上述した実施形態におけるステップS009、S017〜S019の処理は不要である。
本変形例の端末装置1によれば、グラフィカルUIに含まれるオブジェクトのうち操作頻度が低いオブジェクト程、また、ユーザによる操作性の低い位置に配置されているオブジェクト程、高い確率で案内対象として選択され、案内表示が行われる。その結果、操作性の高い領域に配置されているオブジェクトの機能よりも操作性の低い領域に配置されているオブジェクトの機能が高い頻度でユーザに案内され、操作性の低い領域に配置されているためにオブジェクトの機能がユーザに知られずに利用されない、という状況が解消される。
[2.2.その他の変形例]
(1)上記の実施形態においては、図5に例示したように、稼働領域の重心と、各オブジェクトの重心との間の距離が、距離の指標として特定される構成が採用されている。この距離の指標は一例であって、稼働領域と各オブジェクトの位置関係に基づき、他の規則に従い距離の指標が特定される構成が採用されてもよい。例えば、稼働領域の外縁と、各オブジェクトの外縁との間の最短距離を距離の指標として採用することが一例として考えられる。
(1)上記の実施形態においては、図5に例示したように、稼働領域の重心と、各オブジェクトの重心との間の距離が、距離の指標として特定される構成が採用されている。この距離の指標は一例であって、稼働領域と各オブジェクトの位置関係に基づき、他の規則に従い距離の指標が特定される構成が採用されてもよい。例えば、稼働領域の外縁と、各オブジェクトの外縁との間の最短距離を距離の指標として採用することが一例として考えられる。
また、上記の実施形態においては、距離の指標として連続的な数値が特定されるが、距離の指標として離散的な数値が特定される構成としてもよい。また、距離の指標の表現形態は数値に限られず、文字列等であってもよい。例えば、稼働領域内に重心が入るオブジェクトには「稼働領域内」という距離の指標を与え、処理においては「1」という値で処理を行い、稼働領域外に重心が入るオブジェクトには「稼働領域外」という距離の指標を与え、処理においては「2」という値で処理を行うことが一例として考えられる。
また、上記の実施形態においては、距離の指標の特定において、稼働領域と各オブジェクトの方向については考慮しない構成としているが、稼働領域と各オブジェクトの方向を考慮した距離の指標が採用されてもよい。例えば、稼働領域の重心と各オブジェクトの重心との距離が同じであっても、左側の方が右側よりも操作性が低い、といった状況がある場合、稼働領域の重心を中心に各オブジェクトの重心が左側になる程、大きな値の係数を距離に乗じることにより、距離の指標を算出することが一例として考えられる。この場合、距離の指標が操作性の高低をより正確に示すことになるため、ユーザの利便性が高まることが期待される。
(2)上記の実施形態においては、選択手段16はまず稼働領域を特定し、稼働領域と各オブジェクトとの間の距離の指標を特定する構成が採用されている。これに代えて、記憶手段14に記憶されている接触位置データの各々が示す位置とオブジェクトの位置との関係に基づき、稼働領域の特定を行うことなく、距離の指標を特定する構成が採用されてもよい。
例えば、記憶手段14に記憶されている接触位置データの各々が示す位置のX座標の平均値およびY座標の平均値を各々、X座標およびY座標とする点を過去の接触位置の代表点として特定し、当該代表点と各オブジェクトの重心との間の距離を、距離の指標として特定することが一例として考えられる。
(3)上記の実施形態においては、選択手段16が距離の指標の特定を行う際、記憶手段14に記憶されている接触位置データの新旧は考慮しない構成としている。これに代えて、選択手段16が距離の指標の特定を行う際、記憶手段14に記憶されている接触位置データの新旧を考慮する構成としてもよい。
例えば、稼働領域の特定の方法として、グラフィカルUIの全領域を例えば10ピクセル×10ピクセルの単位領域に分割し、接触位置データが示す位置がそれらの単位領域に含まれる数をカウントして、その数が所定の閾値以上であればその単位領域を稼働領域に含める、といった方法が一例として考えられる。その場合、例えば、接触位置データに対応して記憶されている生成時刻データが示す時刻に応じて、古い時刻ほど小さい値の係数をカウント時に乗じることが一例として考えられる。例えば、1ヶ月前〜2ヶ月前の期間内に生成された接触位置データが示す位置をカウントする際には係数0.9を乗じて0.9回としてカウントし、2ヶ月前〜3ヶ月前の期間内に生成された接触位置データが示す位置をカウントする際には係数0.8を乗じて0.8回としてカウントする、といった具合である。このようにして特定される稼働領域は、ユーザにより過去に行われたタッチ操作の位置よりも最近に行われたタッチ操作の位置をより強く反映した稼働領域となる。従って、そのような稼働領域に基づき特定される距離の指標は、現在のユーザの操作性の高低をより正しく反映したものとなり得る。
稼働領域の特定を行うことなく、接触位置データが示す位置とオブジェクトとの位置関係に基づき距離の指標を特定する場合も、新しい接触位置データほど距離の指標に強く反映されるようにしてもよい。また、選択手段16は距離の指標の特定において、記憶手段14に記憶されている全ての接触位置データを用いる必要はなく、例えば、過去の所定期間のタッチログデータに含まれる接触位置データに限定して使用してもよい。
また、上記の実施形態およびその変形例においては、図4または図6に示した処理フローに従い、所定のイベントをトリガとして、稼働領域の特定の処理や稼働領域および各オブジェクトの重心の算出、それらの重心間の距離の算出(ステップS001〜S004)が毎回繰り返される構成が採用されている。これに代えて、端末装置1は、ステップS001〜S004(またはこれらの一部)を行った際に特定した稼働領域等を示すデータを記憶装置14に記録しておき、再度、所定のイベントにより図4または図6の処理フローが実行される際、ステップS001〜S004(またはこれらの一部)に代えて、記憶装置14に記憶しておいた稼働領域等を示すデータを読み出して用いる構成としてもよい。
(4)表示手段12が案内表示を行う際、案内対象のオブジェクトに関し選択手段16により特定された距離の指標に応じて、異なる表示時間または表示態様で案内の表示を行う構成としてもよい。例えば、距離の指標がより遠い距離を示す程、そのオブジェクトは操作性の低い位置に配置されており、ユーザにその存在やその機能が知られていない可能性が高い。従って、表示手段12が、距離の指標が遠い距離を示すオブジェクトの案内表示は、距離の指標が近い距離を示すオブジェクトの案内表示よりも、長い時間表示したり、目立つ態様で表示したりするように構成すれば、ユーザにそのオブジェクトの存在やその機能をより効果的に印象付けることができ、ユーザの利便性向上につながる。なお、表示手段12が案内表示において距離の指標に応じて異ならせる表示態様としては、例えば、文字等の大きさ、文字等の太さ、色、アニメーション表示の有無等、様々なものが考えられる。
(5)上記の実施形態においては、端末装置1は、タッチディスプレイを内蔵した一般的なコンピュータに、当該実施形態にかかるプログラムに従った処理を実行させることにより実現される構成とした。これに代えて、端末装置1が、例えば図2に示す機能構成部の各々を実現するハードウェアを組み合わせて構成されたいわゆる専用機として実現される構成が採用されてもよい。
(6)上記の実施形態およびその変形例において、端末装置1は、稼働領域(または過去に高い頻度でタッチ操作が行われた位置)から遠い位置に配置されているオブジェクトに関し、優先的に案内表示を行う。これに代えて、端末装置1は、稼働領域(または過去に高い頻度でタッチ操作が行われた位置)から近い位置に配置されているオブジェクトに関し、優先的に案内表示を行う構成が採用されてもよい。
(7)上記の実施形態およびその変形例において、端末装置1はディスプレイとタッチパネル(表示手段と生成手段)を内蔵した装置として構成される。これに代えて、端末装置1がディスプレイとタッチパネル(表示手段と生成手段)の少なくとも一方を備えず、端末装置1と、端末装置1に接続された外付けのディスプレイ(表示装置)および外付けのタッチパネル(生成装置)の少なくとも一方により構成されるデータ処理システムとして構成されてもよい。また、外付けのディスプレイ(表示装置)とタッチパネル(生成装置)が端末装置1に接続される場合、ディスプレイ(表示装置)とタッチパネル(生成装置)がタッチパネルとして一体に構成されてもよい。
(8)上記の実施形態およびその変形例において、完了率RnはオブジェクトOnに対し一連のデータ処理の開始を指示する操作が行われた後、当該一連のデータ処理においてユーザに対し要求される操作の回数(m)に対する実際にユーザにより実際に行われた操作の回数(p)比率(p/m)の最大値が採用されている。完了率Rnの算出方法はこれに限られない。他の算出方法としては、例えば、一連のデータ処理においてユーザに対し要求される操作の回数(m)に対する実際にユーザにより実際に行われた操作の回数(p)の比率(p/m)の和や積、平均値(過去のもの程、小さいウェイトを乗じる加重平均等を含む)などが考えられる。
なお、本発明は、上述したデータ処理装置、上述したデータ処理装置が行なう処理の方法、コンピュータを上述したデータ処理装置として機能させるためのプログラム、そのプログラムをコンピュータ読取可能に記録した不揮発性の記録媒体、といった形態で把握される。なお、本発明にかかるプログラムは、記録媒体を介する他、インターネットなどのネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。
1…端末装置、11…取得手段、12…表示手段、13…生成手段、14…記憶手段、15…データ処理手段、16…選択手段、101…メモリ、102…CPU、103…ディスプレイ、104…タッチパネル、105…通信IF、109…バス
Claims (10)
- 視覚コンテンツを表すコンテンツデータと、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツに含まれる複数のオブジェクトの各々に対応し一連のデータ処理を指示する指示データとを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得されたコンテンツデータが表す視覚コンテンツの少なくとも一部を表示する表示手段と、
前記表示手段の表示面に対しポインタが接触された場合、当該接触の位置を示す接触位置データを生成する生成手段と、
前記表示手段が前記コンテンツデータに従い表示した前記視覚コンテンツに含まれる前記複数のオブジェクトのうちの任意の一のオブジェクトに対するユーザの操作を示す接触位置データを前記生成手段が生成した場合、当該一のオブジェクトに対応した前記指示データに従う一連のデータ処理を開始するデータ処理手段と、
前記複数のオブジェクトの各々に関し前記生成手段が生成した接触位置データに従い操作された頻度の指標を特定し、前記複数のオブジェクトの各々に関し前記生成手段が生成した接触位置データが示す位置と当該オブジェクトとの距離の指標を特定し、前記特定した頻度の指標と前記特定した距離の指標とに基づき、前記複数のオブジェクトの中から案内対象のオブジェクトを選択する選択手段と
を備え、
前記表示手段は、前記選択手段により選択されたオブジェクトに対応する前記指示データが指示するデータ処理の案内を表示する
データ処理装置。 - 前記選択手段は、前記距離の指標が互いに同じである任意の2つのオブジェクトに関し、前記頻度の指標がより低い頻度を示すオブジェクトを、より早いタイミングで、又はより高い頻度で、選択する
請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記選択手段は、前記生成手段が生成した接触位置データに基づき前記表示面内の1以上の領域をポインタの接触の頻度が高い領域である稼働領域として特定し、前記稼働領域と前記複数のオブジェクトの各々との位置関係に基づき前記距離の指標を特定する
請求項1または2に記載のデータ処理装置。 - 前記選択手段は、前記頻度の指標が互いに同じである任意の2つのオブジェクトに関し、前記距離の指標がより遠い距離を示すオブジェクトを、より早いタイミングで、又はより高い頻度で、選択する
請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記複数のオブジェクトの各々に対応する指示データのうちの1以上の指示データは、前記データ処理手段による当該指示データに従った一連のデータ処理の開始の後、当該一連のデータ処理の完了までに、前記表示面に対する前記ユーザの操作を1回以上、必要とし、
前記1以上の指示データに関し、当該指示データに従った一連のデータ処理の完了までに必要とされる操作の回数に対する前記ユーザが実際に行った操作の回数の比率を完了率とするとき、
前記選択手段は、前記頻度の指標が互いに同じであり、前記距離の指標が互いに同じであり、対応する指示データに従った一連のデータ処理の完了までに前記ユーザの操作を必要とする任意の2つのオブジェクトに関し、完了率がより低いオブジェクトを、より早いタイミングで、又はより高い頻度で、選択する
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記表示手段は、前記選択手段により選択されたオブジェクトに関し前記選択手段により特定された距離の指標に応じて異なる表示時間または表示態様で、前記案内の表示を行う
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記表示手段は、所定の条件が満たされた場合、前記案内の表示を行い、
前記所定の条件は、所定のイベントの発生後に所定の時間が経過すること、前記生成手段が特定の種類の操作を表す一連の接触位置データを生成した時間である操作時間の累計が所定の時間に達すること、前記生成手段が特定の種類の操作を表す接触位置データを生成した回数が所定の回数に達すること、の少なくとも1つにより満たされる条件である
請求項1乃至6のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記所定の条件は、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツが前記表示手段により表示された時間である滞在時間の累計に応じて変化する
請求項7に記載のデータ処理装置。 - データ処理装置が、視覚コンテンツを表すコンテンツデータと、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツに含まれる複数のオブジェクトの各々に対応し一連のデータ処理を指示する指示データとを取得する取得ステップと、
前記データ処理装置が、前記取得ステップにおいて取得したコンテンツデータが表す視覚コンテンツの少なくとも一部を表示する表示ステップと、
前記データ処理装置が、前記表示ステップにおいて表示した視覚コンテンツの表示面に対しポインタが接触された場合、当該接触の位置を示す接触位置データを生成する生成ステップと、
前記データ処理装置が、前記表示ステップにおいて表示した視覚コンテンツに含まれる複数のオブジェクトのうちの任意の一のオブジェクトに対するユーザの操作を示す接触位置データを前記生成ステップにおいて生成した場合、当該一のオブジェクトに対応した前記指示データに従う一連のデータ処理を開始するデータ処理ステップと、
前記データ処理装置が、前記複数のオブジェクトの各々に関し前記生成ステップにおいて生成した接触位置データに従い操作された頻度の指標を特定し、前記複数のオブジェクトの各々に関し前記生成ステップにおいて生成した接触位置データが示す位置と当該オブジェクトとの距離の指標を特定し、前記特定した頻度の指標と前記特定した距離の指標とに基づき、前記複数のオブジェクトの中から案内対象のオブジェクトを選択する選択ステップと
を備え、
前記データ処理装置は、前記表示ステップにおいて、前記選択ステップにおいて選択したオブジェクトに対応する前記指示データが指示するデータ処理の案内を表示する
データ処理方法。 - 画像を表示する表示手段と、前記表示手段の画像の表示面に対しポインタが接触された場合に当該接触の位置を示す接触位置データを生成する生成手段とを備えるコンピュータに、
視覚コンテンツを表すコンテンツデータと、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツに含まれる複数のオブジェクトの各々に対応し一連のデータ処理を指示する指示データとを取得する処理と、
前記取得する処理において取得したコンテンツデータが表す視覚コンテンツを表示する処理と、
前記表示する処理において表示した視覚コンテンツの表示面に対しポインタが接触された場合、当該接触の位置を示す接触位置データを生成する処理と、
前記表示する処理において表示した視覚コンテンツに含まれる複数のオブジェクトのうちの任意の一のオブジェクトに対するユーザの操作を示す接触位置データを前記生成する処理において生成した場合、当該一のオブジェクトに対応した前記指示データに従う一連のデータ処理を開始する処理と、
前記複数のオブジェクトの各々に関し前記生成する処理において生成した接触位置データに従い操作された頻度の指標を特定し、前記複数のオブジェクトの各々に関し前記生成する処理において生成した接触位置データが示す位置と当該オブジェクトとの距離の指標を特定し、前記特定した頻度の指標と前記特定した距離の指標とに基づき、前記複数のオブジェクトの中から案内対象のオブジェクトを選択する処理と
を実行させ、
前記表示する処理において、前記選択する処理において選択したオブジェクトに対応する前記指示データが指示するデータ処理の案内を表示させる
ためのプログラム。
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Cited By (1)
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JPWO2016056296A1 (ja) * | 2014-10-10 | 2017-04-27 | Necソリューションイノベータ株式会社 | 情報処理装置及び操作支援方法 |
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2013
- 2013-03-05 JP JP2013043321A patent/JP2014170509A/ja active Pending
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