JP2014170474A - 仮想マシン管理システム - Google Patents

Abstract

【課題】仮想マシンの稼働状態を監視し、当該状態から稼働（利用）していない仮想マシンと判断した場合には、当該判断した非稼働仮想マシンをシャットダウンし、または仮想マシンを保存して、当該リソースを開放し、リソースの有効活用を可能とする仮想マシン管理システムを提供すること。
【解決手段】仮想環境における仮想マシンを管理するシステムにおいて、条件設定値取得手段による設定値と仮想マシンの変動値手段による変動値を比較し、当該設定値の条件をすべて満たしているか否かを判定する手段、当該設定値の条件をすべて満たしていると判定した場合、前記設定値に含まれる動作内容に応じて、前記仮想マシンをシャットダウンするか、仮想マシンを保存して終了するかを判定する手段、を有する。
【選択図】図１

Description

本発明は、仮想環境における仮想マシン、例えば仮想サーバー管理システムに関する。

本技術分野の背景技術として、特開２００７−１７２１３３号公報（引用文献１）がある。この公報には、課題として、「資源利用の管理者の収入を一定に保つことができると共に、少ない記憶領域で資源使用に対する課金増減額算出の手法を提供する」ことを挙げ、その解決手段として、「ＣＰＵなどの資源の使用に対する課金の増減額を算出する手法であって、単位時間毎の資源使用量を取得し、取得した単位時間毎の資源使用量と基準値との差分を算出し、この差分を表す値を関数に与えてその結果を課金増減額として算出する」資源使用に対する課金増減の算出システム、方法、コンピュータプログラムが記載されている（要約書参照）。

特開２００７−１７２１３３号公報

前記特許文献１には、資源使用に対する課金増減の算出システムの仕組みが記載されている。
しかし、仮想環境において、複数の仮想マシン（リソース）を作成する場合、常に稼働している仮想マシンばかりではない。例えば、時間帯、曜日などにより、常に仮想マシンを利用（稼働）しているとは限らない。このような場合、仮想マシンを利用しているか否かを目視で確認し、未稼働仮想マシンは、手動で停止（シャットダウンなど）を行わないと、そのリソースを使い続けることになり、リソースの無駄になる。

そこで、本発明は、仮想マシンの稼働状態を監視し、当該状態から稼働（利用）していない仮想マシンと判断した場合には、当該判断した非稼働仮想マシンをシャットダウンし、または仮想マシンを保存して、当該リソースを開放し、リソースの有効活用を可能とする仮想マシン管理システムを提供する。

上記課題を解決するために、本発明の仮想マシン管理システムは、
予め設定した条件の設定値を取得する設定値取得手段、
仮想マシンを監視し、当該仮想マシンの状態を示す取得する仮想マシン状態取得手段、
前記仮想マシンの変動値を算出する変動値算出手段、
前記条件設定値取得手段による設定値と前記変動値手段による変動値を比較し、当該設定値の条件をすべて満たしているか否かを判定する手段、
前記判定手段により、当該設定値の条件をすべて満たしていると判定した場合、前記設定値に含まれる動作内容に応じて、前記仮想マシンをシャットダウンするか、仮想マシンを保存して終了するかを判定する手段、
を有することを特徴とする。

前記設定値は、自動シャットダウン機能を利用する時間、仮想マシン利用判断閾値、動作内容を含む。

本発明によれば、仮想マシンを利用していない時に停止させることによって、リソースを開放するので稼働中の仮想マシンにリソースの有効利用が可能になる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。

本発明の仮想マシンシステムの構成を示す図である。 条件設定値ＤＢのテーブルを示す図である。 仮想マシン制御部の処理を説明するフローチャートである。

以下、実施例を、図面を用いて説明する。本実施形態では、仮想環境に適用される仮想マシンとして、仮想サーバーを例として説明する。

図１は、本実施例の仮想マシンシステムの構成を示す図である。
同図において、仮想マシンシステム１００は、仮想環境１１０に配置され、監視対象である複数の仮想サーバー１１０１、１１０２、１１０３、非監視対象の仮想マシン１１０４、ハイパーバイザー１１０５、サーバー１１０６、仮想マシン管理装置１２０、を有する。

仮想マシン管理装置１２０は、仮想環境の仮想マシン１１０１〜１１０３、を監視し、当該仮想マシンの状態に応じてシャットダウン、または保存する機能を有する。そして、設定値取得手段１２０１、仮想マシン状態取得手段１２０２、変動値算出手段１２０３、条件判定手段１２０４、条件設定値ＤＢ１２０５を有する。

設定値取得手段１２０１は、条件設定値ＤＢ１２０５に予め設定した条件の設定値を取得する。

仮想マシン状態取得手段１２０２は、仮想マシン１１０１〜１１０３を監視し、当該仮想マシンの状態（値）を取得する。

変動値算出手段１２０３は、前記仮想マシンの変動値を算出する。

条件判定手段１２０４は、前記条件設定値取得手段１２０１による取得した設定値と前記変動値手段による変動値が、前記設定値の条件をすべて満たしているか否かを判定する。また当該設定値の条件をすべて満たしていると判定した場合、前記設定値に含まれる動作内容に応じて、前記仮想マシンをシャットダウンするか、仮想マシンを保存して終了するかを判定する。条件設定値ＤＢ１２０５は、例えば、図２に示すような条件（設定内容）を有する。

図２は、条件設定値ＤＢ１２０５のテーブルを示す図である。同図において、条件設定値テーブルＴは、自動シャットダウン機能を利用する時間、仮想マシン利用判断閾値、動作内容を有する。自動シャットダウン機能を利用する時間は、開始・終了、曜日を含む。仮想マシン利用判断閾値は、保存ＣＰＵ変動値、メモリ利用変動値（一定期間内の変動値）などを含む。動作内容は、シャットダウン、保存（ＯＳの状態を保存）、を含む。

図３は、仮想マシン制御部２００の処理を説明するフローチャートである。監視ロジックは、設定された仮想マシン１１０１〜１１０３の状態を取得し、上述した設定された内容と、仮想マシンの状態を比較し、条件判定結果、条件に一致すれば、シャットダウン、または保存を行い、リソースを開放する。

以下、同図において、その詳細を説明する。
まず、ステップＳ３０１において、条件設定値ＤＢに予め登録した仮想マシンを監視するための条件の設定値を取得する。当該取得した設定値に基づきステップＳ３０２において、監視対象の仮想マシン１１０１〜１１０３の状態を取得し、ステップＳ３０３において、仮想マシンの変動値を算出する。

次に、ステップＳ３０４において、前記設定値の条件にすべて満たしているか否かの条件判定を行う。

当該条件判定ステップにおいて、条件をすべて満たしていない場合には、ステップＳ３０５にて監視を継続するか、終了するかを判定する。

条件をすべて満たしている場合には、ステップＳ３０６において、シャットダウンするか、保存するかの判定を行う。保存する場合には、ステップＳ３０７において、仮想マシンを保存して終了する。

シャットダウンする場合には、ステップＳ３０８において、仮想マシンをシャットダウンし、ステップＳ３０９において、終了する。

なお、本発明は上記した実施例限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。

また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。

１００ 仮想マシンシステム
１１０ 仮想環境
１１０１、１１０２、１１０３、１１０４ 仮想サーバー
１１０４ 仮想マシン
１１０５ ハイパーバイザー
１１０６ サーバー
１２０ 仮想マシン管理装置
１２０１ 設定値取得手段
１２０２ 仮想マシン状態取得手段
１２０３ 変動値算出手段
１２０４ 条件判定手段
１２０５ 条件設定値ＤＢ

Claims (2)

1. 仮想環境における仮想マシンを管理するシステムにおいて、
   予め設定した条件の設定値を取得する設定値取得手段、
   仮想マシンを監視し、当該仮想マシンの状態を示す取得する仮想マシン状態取得手段、
   前記仮想マシンの変動値を算出する変動値算出手段、
   前記条件設定値取得手段による設定値と前記変動値手段による変動値を比較し、当該設定値の条件をすべて満たしているか否かを判定する手段、
   前記判定手段により、当該設定値の条件をすべて満たしていると判定した場合、前記設定値に含まれる動作内容に応じて、前記仮想マシンをシャットダウンするか、仮想マシンを保存して終了するかを判定する手段、
   を有することを特徴とする仮想マシン管理システム。
2. 請求項１に記載の仮想マシン管理システムにおいて、前記設定値は、自動シャットダウン機能を利用する時間、仮想マシン利用判断閾値、動作内容を含む、ことを特徴とする仮想マシン管理システム。

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