JP2014170399A - Raidシステム、ハードディスクドライブ性能低下検出方法およびそのプログラム - Google Patents

Raidシステム、ハードディスクドライブ性能低下検出方法およびそのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014170399A
JP2014170399A JP2013042105A JP2013042105A JP2014170399A JP 2014170399 A JP2014170399 A JP 2014170399A JP 2013042105 A JP2013042105 A JP 2013042105A JP 2013042105 A JP2013042105 A JP 2013042105A JP 2014170399 A JP2014170399 A JP 2014170399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hard disk
disk drive
performance degradation
command
hdd
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013042105A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazo Nishida
嘉造 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2013042105A priority Critical patent/JP2014170399A/ja
Publication of JP2014170399A publication Critical patent/JP2014170399A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

【課題】ハードディスクドライブ(HDD)の性能低下を簡易に検出することが可能なRAIDシステムを提供する。
【解決手段】ディスク1、ディスク2、…、ディスクnの1ないし複数のハードディスクドライブ(HDD)を備えたRAIDシステムにおいて、通常の運用時における上位装置からのIO要求を受け取った際に、IO命令発出対象のハードディスクドライブ(HDD)に対してIO命令を発出してから当該ハードディスクドライブからのIOレスポンスが返送されてくるまでの経過時間を測定してタイマ記録領域22に保存し、タイマ記録領域22に保存した前記経過時間があらかじめ定めた時間閾値以上に達していた場合、当該ハードディスクドライブの性能低下が発生したことを示す性能低下情報をログデータとして性能低下情報登録テーブル23に登録して保存する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、RAIDシステム、ハードディスクドライブ性能低下検出方法およびハードディスクドライブ性能低下検出プログラムに関する。
近年、種々の分野において、サーバシステムが導入されるようになってきており、サーバシステムの信頼性(Reliability)向上対策や利便性(Availability)向上対策が、益々重要になってきている。このため、故障が発生した場合のみならず、性能の低下が発生した場合にも、例えば、特許文献1の特開2000−322334号公報「入出力自動監視システム」等にも記載されているように、早急に原因を特定し、復旧処理を行うことが必要になっている。
特開2000−322334号公報(第4−5頁)
しかしながら、サーバシステムの性能低下が発生したと想定される場合には、性能低下の発生ポイントを調査する必要があるが、性能低下の要因に種々の原因箇所が想定されるために、性能低下の原因を特定することができるまでに長期間を要する場合がある。特に、ユーザデータ領域が存在するハードディスクドライブ(HDD)での書き込み動作(Write動作)における性能低下が原因であった場合には、性能低下の原因を特定するために、再現テストを実施して書き込み動作(Write動作)の性能を測定するということはユーザデータへの影響が懸念される。このために、原因調査のための再現テストを実施することが困難であることから、切り分けのために、ハードディスクドライブ(HDD)を交換するなど性能測定以外の方法を採用した調査が必要となり、原因の究明までにかなり長時間を要することになるという問題がある。
また、前記特許文献1に記載のような従来技術においては、サーバシステムが複数のハードディスクドライブ(HDD)からなるRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)システムとして、複数のハードディスクドライブ(HDD)を1つの論理ドライブとしている場合には、論理ドライブの性能が低下していることを特定することができたとしても、複数のハードディスクドライブ(HDD)のうちどのハードディスクドライブ(HDD)において性能低下が発生しているかを特定することが困難であり、RAIDシステムを構成する全ハードディスクドライブ(HDD)を交換せざるを得ないのが現状である。
(本発明の目的)
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ハードディスクドライブ(HDD)の性能低下を簡易に検出することが可能なRAIDシステム、ハードディスクドライブ性能低下検出方法およびハードディスクドライブ性能低下検出プログラムを提供することを、その目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明によるRAIDシステム、ハードディスクドライブ性能低下検出方法およびハードディスクドライブ性能低下検出プログラムは、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明によるRAIDシステムは、1ないし複数の同一種別からなるハードディスクドライブを備えたRAIDシステムであって、通常の運用時において、前記ハードディスクドライブに対してIO命令を発出してから当該ハードディスクドライブからのIOレスポンスが返送されてくるまでの経過時間を測定し、測定した前記経過時間があらかじめ定めた時間閾値以上に達していた場合、当該ハードディスクドライブの性能低下が発生したことを示す性能低下情報をログデータとして性能低下情報登録テーブルに登録して保存することを特徴とする。
(2)本発明によるハードディスクドライブ性能低下検出方法は、1ないし複数の同一種別からなるハードディスクドライブを備えたRAIDシステムにおけるハードディスクドライブ性能低下検出方法であって、通常の運用時において、前記ハードディスクドライブに対してIO命令を発出してから当該ハードディスクドライブからのIOレスポンスが返送されてくるまでの経過時間を測定し、測定した前記経過時間があらかじめ定めた時間閾値以上に達していた場合、当該ハードディスクドライブの性能低下が発生したことを示す性能低下情報をログデータとして性能低下情報登録テーブルに登録して保存することを特徴とする。
(3)本発明によるハードディスクドライブ性能低下検出プログラムは、少なくとも前記(2)に記載のハードディスクドライブ性能低下検出方法を、コンピュータによって実行可能なプログラムとして実施することを特徴とする。
本発明の本発明によるRAIDシステム、ハードディスクドライブ性能低下検出方法およびハードディスクドライブ性能低下検出プログラムによれば、以下のような効果を奏することができる。
第1に、通常の運用時におけるIO命令の発出先のハードディスクドライブ(HDD)から返送されてくるIOレスポンスが、IO命令発出時点からあらかじめ定めた時間閾値以上経過していた場合には、当該ハードディスクドライブ(HDD)に性能低下が発生した旨を示す性能低下情報をログデータとして性能低下情報登録テーブルに登録して保存するので、当該ハードディスクドライブ(HDD)に関する性能測定等の調査を改めて行うことなく、性能低下情報登録テーブルを参照することによって、当該ハードディスクドライブ(HDD)に性能低下が発生したことを早期に検出することができる。
第2に、1ないし複数のハードディスクドライブ(HDD)によって構成されたRAIDシステムの論理ドライブとして扱う場合であっても、物理的な各ハードディスクドライブ(HDD)へのIO命令発出時からIOレスポンス受信までの経過時間があらかじめ定めた時間閾値以上になったハードディスクドライブ(HDD)が存在していた場合には、該当するハードディスクドライブ(HDD)を特定する情報(ハードディスクドライブ(HDD)番号やスロット位置情報)とともに、性能低下が発生した旨と、IO命令の発出からIOレスポンスの受信までに要した経過時間とを少なくとも含む情報を、性能低下情報に関するログデータとして、性能低下情報登録テーブルに登録して保存しているので、性能低下情報登録テーブルに登録されたログデータの確認を行うだけで、性能低下が発生しているハードディスクドライブ(HDD)を容易に特定することができる。
本発明によるRAIDシステムのシステム構成の一例を示すシステム構成図である。 図1のRAIDシステムにおける各ハードディスクドライブ(HDD)の性能低下を検出するための具体的な動作の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明によるRAIDシステム、ハードディスクドライブ性能低下検出方法およびハードディスクドライブ性能低下検出プログラムの好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明によるRAIDシステムおよびハードディスクドライブ性能低下検出方法について説明するが、かかるハードディスクドライブ性能低下検出方法をコンピュータにより実行可能なハードディスクドライブ性能低下検出プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、ハードディスクドライブ性能低下検出プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、RAIDシステムを構成するハードディスクドライブ(HDD)の通常運用時における読み出し/書き込み動作(Read/Write動作)に関して性能の低下が発生した場合に、性能低下が発生したハードディスクドライブ(HDD)を早期に特定することができることを主要な特徴としている。
より具体的には、本発明は、次のような性能低下検出方法を採用している。RAIDシステムにおいては、通常、同一種別(SAS(Serial Attached SCSI)/SATA(Serial ATA)種別、回転数、容量等が同一の仕様)の複数のハードディスクドライブ(HDD)を用いて論理ドライブを構築し、論理ドライブに対するIO要求が発生した場合、該IO要求を物理的な各ハードディスクドライブ(HDD)に対するIO命令に変換する際に、各ハードディスクドライブ(HDD)に対して、それぞれ、同一サイズのIO命令を発出するように変換するという仕組みを採用している。
本発明は、かくのごときRAIDシステムの仕組みを利用して、通常運用時における論理ドライブに対するIO要求を物理的な各ハードディスクドライブ(HDD)に対するIO命令に変換して、変換したIO命令を各ハードディスクドライブ(HDD)に対して発出した際に、該IO命令に対する各ハードディスクドライブ(HDD)からのIOレスポンス時間をチェックすることによって、各ハードディスクドライブ(HDD)の性能低下検出用としてあらかじめ定めた時間閾値よりもレスポンスが遅いハードディスクドライブ(HDD)を性能が低下したハードディスクドライブ(HDD)として特定し、而して、問題があるハードディスクドライブ(HDD)を早期に検出することを可能としている。
(実施形態の構成例)
次に、本発明のRAIDシステムの実施形態についてその一例を、図1を用いて説明する。図1は、本発明によるRAIDシステムのシステム構成の一例を示すシステム構成図であり、RAIDシステムを構成するハードディスクドライブ(HDD)の性能低下を検出するシーケンスの一例とともに示している。
図1に示すRAIDシステムは、ディスク1、ディスク2、…、ディスクnのn個のハードディスクドライブ(HDD)を備え、n個の各ハードディスクドライブ(HDD)を制御するためのRAIDコントローラ20を備えている。ここで、ディスク1、ディスク2、…、ディスクnの各ハードディスクドライブ(HDD)は、同一の種別(SAS(Serial Attached SCSI)/SATA(Serial ATA)種別、回転数、容量等が同一の仕様)で構成され、ユーザデータを格納する領域を有し、1つの論理ドライブを形成している。
また、RAIDコントローラ20は、ディスク1、ディスク2、…、ディスクnの各ハードディスクドライブ(HDD)に対する読み出し(Read)/書き込み(Write)動作を行うIO(Input & Output)命令を生成して発出するとともに、各ハードディスクドライブ(HDD)からのIOレスポンスを受け取るIO制御ファームウェア21、各ハードディスクドライブ(HDD)に対するIO命令の発出からIOレスポンスの受信までの時間を記録するタイマ記録領域22、IO命令の発出からIOレスポンスの受信までの経過時間が性能低下検出用としてあらかじめ定めた時間閾値T以上になった場合に性能低下の発生と見做した性能低下情報をログデータとして登録して保存する性能低下情報登録テーブル23を少なくとも備えている。なお、IO制御ファームウェア21は、CPU(Central Processing Unit)等の上位装置から論理ドライブに対するIO要求を受け取った際に、物理的な各ハードディスクドライブ(HDD)に対するIO命令に変換して生成する機能も備えている。
ここで、性能低下検出用としてあらかじめ定めた時間閾値Tの具体的な値を、例えば1秒としても良い。1秒は、IO命令の発出からIOレスポンスの受信までの時間としては、正常時における動作時間に比して十分に長い時間であり、効率的なIO命令処理のために、ハードディスクドライブ(HDD)内で処理順番が変更された場合であっても、性能低下の異常の発生を判断することが確実に可能な時間と見做すことができる。
ただし、性能低下検出用としてあらかじめ定めた時間閾値Tの値を、RAIDシステムの適用状態に応じて、ユーザが任意の値に設定することが可能であり、例えば、より高速の性能を重視するシステムに適用する場合には、時間閾値Tを1秒よりも短い時間例えば100msに設定して、より早い段階で性能低下に関する異常を検知するようにしても良い。
次に、図1のRAIDシステムに例示するハードディスクドライブ(HDD)の性能低下の検出動作について説明する。RAIDコントローラ20のIO制御ファームウェア21は、通常の運用時に、CPU(Central Processing Unit)等の上位装置からのIO要求に応じて、ディスク1、ディスク2、…、ディスクnの各ハードディスクドライブ(HDD)に対するIO命令を発出しようとする際に、IO命令の発出時点からIOレスポンスが返送されてくるまでの経過時間を測定するために、IO命令の発出前に、IO命令の発出先となる各ハードディスクドライブ(HDD)ごとのタイマ記録領域22を初期状態に設定した後、該タイマ記録領域22におけるそれぞれの経過時刻を計時するための動作を起動してから(シーケンスSeq1)、各ハードディスクドライブ(HDD)に対してIO命令を発出するようにしている(シーケンスSeq2)。
しかる後に、IO制御ファームウェア21は、IO命令の発出先の各ハードディスクドライブ(HDD)からIOレスポンスを受け取ると、IOレスポンスを返送してきたハードディスクドライブ(HDD)に該当するタイマ記録領域22の計時動作を停止させて(シーケンスSeq3)、IO命令発出からIOレスポンス受信までに計時した経過時間が、性能低下検出用としてあらかじめ定めた時間閾値T以上になっているか否かを確認する(シーケンスSeq4)。経過時間が時間閾値T以上になっていた場合には、該当するハードディスクドライブ(HDD)に性能低下が発生しているものと判定し、該ハードディスクドライブ(HDD)に関する性能低下情報をログデータとして作成して性能低下情報登録テーブル23に登録して保存する(シーケンスSeq5)。
したがって、性能低下情報登録テーブル23にログデータとして登録して保存されている性能低下情報を随時参照することにより、性能低下部位の調査用の再現テストを改めて実施しなくても、性能低下の異常が発生しているハードディスクドライブ(HDD)を簡単に特定することができる。
(実施形態の動作の説明)
次に、図1のRAIDシステムにおける各ハードディスクドライブ(HDD)の性能低下を検出するためのさらに具体的な動作について、その一例を図2のフローチャートを用いて説明する。図2は、図1のRAIDシステムにおける各ハードディスクドライブ(HDD)の性能低下を検出するための具体的な動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図2のフローチャートに示すように、まず、システムとしての通常運用時において、CPU(Central Processing Unit)等の上位装置からRAIDコントローラ20のIO制御ファームウェア21に対して、RAIDシステムの論理ドライブに対する読み書きを要求するIO要求が送信されてくると(ステップS1)、上位装置からのIO要求を受け取ったIO制御ファームウェア21は、読み書き要求対象の論理ドライブに該当する物理的なディスク1、ディスク2、…、ディスクnの各ハードディスクドライブ(HDD)に対するIO命令に変換して生成する。しかる後、生成したIO命令の発出動作に先立って、次のようなタイマ設定に関する処理を行う。
すなわち、IO命令の発出時点からIOレスポンスが返送されてくるまでの経過時間を測定するために、IO命令発出対象の各ハードディスクドライブ(HDD)に関するタイマ記録領域22をRAIDコントローラ20内のメモリに確保して(ステップS2)、それぞれのタイマ記録領域22を初期状態に設定した後(ステップS3)、それぞれのタイマ記録領域22における計時動作を起動する(ステップS4)。
しかる後、IO制御ファームウェア21は、IO命令発出対象の各ハードディスクドライブ(HDD)に対してIO命令を発出し(ステップS5)、IO命令発出先の各ハードディスクドライブ(HDD)からのIOレスポンスを待ち合わせる状態に遷移する。IO制御ファームウェア21は、IO命令を受け取ったハードディスクドライブ(HDD)からのIOレスポンスが返送されてくると(ステップS6)、IOレスポンスを受け取ったハードディスクドライブ(HDD)に関するタイマ記録領域22の計時動作を停止させる(ステップS7)。
次に、IO制御ファームウェア21は、タイマ記録領域22の計時動作を停止させたハードディスクドライブ(HDD)に関して、該タイマ記録領域22を参照して、IO命令の発出からIOレスポンスの受信までに要した経過時間が、あらかじめ定めた時間閾値T例えば1秒以上になっているか否かを確認する(ステップS8)。
該経過時間が、あらかじめ定めた時間閾値T例えば1秒以上になっていなかった場合には(ステップS8のNo)、性能低下がない正常なハードディスクドライブ(HDD)であるので、ステップS10の動作へ移行する。
一方、該経過時間が、あらかじめ定めた時間閾値T例えば1秒以上になっていた場合には(ステップS8のYes)、性能低下が発生したハードディスクドライブ(HDD)であると判定して、ステップ9の動作に移行して、該当するハードディスクドライブ(HDD)を特定することが可能な情報(ハードディスクドライブ(HDD)番号やスロット位置情報)とともに、性能低下が発生した旨と、IO命令の発出からIOレスポンスの受信までに要した経過時間とを少なくとも含む情報を、性能低下情報に関するログデータとして、性能低下情報登録テーブル23に登録して保存した後(ステップS9)、ステップS10の動作へ移行する。
ステップS10に移行すると、IO制御ファームウェア21は、IO命令を発出したすべてのハードディスクドライブ(HDD)からIOレスポンスを受け取っているか否かを確認する(ステップS10)。IOレスポンスをまだ受け取っていないハードディスクドライブ(HDD)が残っている場合は(ステップS10のNo)、ステップS6に戻って、IOレスポンスの返送を待ち合わせる。一方、IO命令を発出したすべてのハードディスクドライブ(HDD)からIOレスポンスを受け取っていた場合には(ステップS10)、今回のIO命令発出動作における性能低下の検出動作を終了する。
以上の動作により、ログデータとして性能低下情報登録テーブル23に登録して保存されている性能低下情報を参照することによって、通常運用時において性能低下が発生しているか否かを確認することができ、また、性能低下が発生していた場合には、性能低下が発生したハードディスクドライブ(HDD)を特定することができる。なお、ステップS9において、かくのごとき性能低下情報を性能低下情報登録テーブル23に登録する際に、その旨をユーザに通知するためのアラーム情報を外部に出力するようにしても良い。
また、以上の説明においては、RAIDシステムを構成するハードディスクドライブ(HDD)の台数が、複数台からなっている場合について説明したが、本発明はかかる場合に限るものではなく、場合によっては、1台のみの場合であっても、全く同様に適用することができることは言うまでもない。
(実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、以下に記載するような効果を奏することができる。
第1に、通常の運用時におけるIO命令の発出先のハードディスクドライブ(HDD)から返送されてくるIOレスポンスが、IO命令発出時点からあらかじめ定めた時間閾値T例えば1秒以上経過していた場合には、当該ハードディスクドライブ(HDD)に性能低下が発生した旨を示す性能低下情報をログデータとして性能低下情報登録テーブル23に登録して保存するので、当該ハードディスクドライブ(HDD)に関する性能測定等の調査を改めて行うことなく、性能低下情報登録テーブル23を参照することによって、当該ハードディスクドライブ(HDD)に性能低下が発生したことを早期に検出することができる。
第2に、1ないし複数のハードディスクドライブ(HDD)によって構成されたRAIDシステムの論理ドライブとして扱う場合であっても、物理的な各ハードディスクドライブ(HDD)へのIO命令発出時からIOレスポンス受信までの経過時間があらかじめ定めた時間閾値T例えば1秒以上になったハードディスクドライブ(HDD)が存在していた場合には、該当するハードディスクドライブ(HDD)を特定する情報(ハードディスクドライブ(HDD)番号やスロット位置情報)とともに、性能低下が発生した旨と、IO命令の発出からIOレスポンスの受信までに要した経過時間と、を少なくとも含む情報を、性能低下情報に関するログデータとして、性能低下情報登録テーブル23に登録して保存しているので、性能低下情報登録テーブル23に登録されたログデータの確認を行うだけで、性能低下が発生しているハードディスクドライブ(HDD)を容易に特定することができる。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
20 RAIDコントローラ
1,2,・・・・,n ハードディスクドライブ(HDD)
21 IO制御ファームウェア
22 タイマ記録領域
23 性能低下情報登録テーブル

Claims (9)

  1. 1ないし複数の同一種別からなるハードディスクドライブを備えたRAIDシステムであって、通常の運用時において、前記ハードディスクドライブに対してIO命令を発出してから当該ハードディスクドライブからのIOレスポンスが返送されてくるまでの経過時間を測定し、測定した前記経過時間があらかじめ定めた時間閾値以上に達していた場合、当該ハードディスクドライブの性能低下が発生したことを示す性能低下情報をログデータとして性能低下情報登録テーブルに登録して保存することを特徴とするRAIDシステム。
  2. 上位装置から論理ドライブに対するIO要求を受け取った場合、該論理ドライブに該当する物理的なハードディスクドライブに対するIO命令に変換して、変換した前記IO命令を該当する前記ハードディスクドライブに対して発出することを特徴とする請求項1に記載のRAIDシステム。
  3. 前記性能低下情報登録テーブルに登録する前記性能低下情報として、性能低下が発生した旨とIO命令の発出からIOレスポンスの受信までに要した経過時間と該当する前記ハードディスクドライブを特定するための情報とを少なくとも含むことを特徴とする請求項1または2に記載のRAIDシステム。
  4. 前記時間閾値の値は、ユーザが任意の値に設定することが可能であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のRAIDシステム。
  5. 1ないし複数の同一種別からなるハードディスクドライブを備えたRAIDシステムにおけるハードディスクドライブ性能低下検出方法であって、通常の運用時において、前記ハードディスクドライブに対してIO命令を発出してから当該ハードディスクドライブからのIOレスポンスが返送されてくるまでの経過時間を測定し、測定した前記経過時間があらかじめ定めた時間閾値以上に達していた場合、当該ハードディスクドライブの性能低下が発生したことを示す性能低下情報をログデータとして性能低下情報登録テーブルに登録して保存することを特徴とするハードディスクドライブ性能低下検出方法。
  6. 上位装置から論理ドライブに対するIO要求を受け取った場合、該論理ドライブに該当する物理的なハードディスクドライブに対するIO命令に変換して、変換した前記IO命令を該当する前記ハードディスクドライブに対して発出することを特徴とする請求項5に記載のハードディスクドライブ性能低下検出方法。
  7. 前記性能低下情報登録テーブルに登録する前記性能低下情報として、性能低下が発生した旨とIO命令の発出からIOレスポンスの受信までに要した経過時間と該当する前記ハードディスクドライブを特定するための情報とを少なくとも含むことを特徴とする請求項5または6に記載のハードディスクドライブ性能低下検出方法。
  8. 前記時間閾値の値は、ユーザが任意の値に設定することが可能であることを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載のハードディスクドライブ性能低下検出方法。
  9. 請求項5ないし8のいずれかに記載のハードディスクドライブ性能低下検出方法を、コンピュータによって実行可能なプログラムとして実施することを特徴とするハードディスクドライブ性能低下検出プログラム。
JP2013042105A 2013-03-04 2013-03-04 Raidシステム、ハードディスクドライブ性能低下検出方法およびそのプログラム Pending JP2014170399A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013042105A JP2014170399A (ja) 2013-03-04 2013-03-04 Raidシステム、ハードディスクドライブ性能低下検出方法およびそのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013042105A JP2014170399A (ja) 2013-03-04 2013-03-04 Raidシステム、ハードディスクドライブ性能低下検出方法およびそのプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014170399A true JP2014170399A (ja) 2014-09-18

Family

ID=51692746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013042105A Pending JP2014170399A (ja) 2013-03-04 2013-03-04 Raidシステム、ハードディスクドライブ性能低下検出方法およびそのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014170399A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114415973A (zh) * 2022-03-28 2022-04-29 阿里云计算有限公司 慢盘检测方法、装置、电子设备及存储介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004118397A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Nec Soft Ltd 磁気ディスク装置の障害発生予測システム
JP2008250961A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nec Corp 記憶媒体の制御装置、データ記憶装置、データ記憶システム、方法、及び制御プログラム
JP2009223442A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Hitachi Ltd ストレージシステム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004118397A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Nec Soft Ltd 磁気ディスク装置の障害発生予測システム
JP2008250961A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nec Corp 記憶媒体の制御装置、データ記憶装置、データ記憶システム、方法、及び制御プログラム
JP2009223442A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Hitachi Ltd ストレージシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114415973A (zh) * 2022-03-28 2022-04-29 阿里云计算有限公司 慢盘检测方法、装置、电子设备及存储介质
CN114415973B (zh) * 2022-03-28 2022-08-30 阿里云计算有限公司 慢盘检测方法、装置、电子设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101574844B1 (ko) Smr raid용의 대블록 무작위 쓰기 핫 스페어 ssd 구현
CN105468484B (zh) 用于在存储系统中确定故障位置的方法和装置
TWI479309B (zh) 控制固態硬碟的裝置及方法
JP2013117965A5 (ja)
US7206151B2 (en) System, method and computer program product for tape failure detection
JP2007213721A (ja) ストレージシステム及びその制御方法
JP6965626B2 (ja) ストレージ制御装置、および制御プログラム
JP5488709B2 (ja) ストレージ制御装置における基準時間設定方法
JP5521926B2 (ja) 記憶システム、制御装置、および記憶装置
US11237893B2 (en) Use of error correction-based metric for identifying poorly performing data storage devices
US8843781B1 (en) Managing drive error information in data storage systems
JP4775843B2 (ja) ストレージシステム及び記憶制御方法
JP6088837B2 (ja) ストレージ制御装置、ストレージ制御方法、ストレージシステムおよびプログラム
CN108170375B (zh) 一种分布式存储系统中的超限保护方法和装置
US20060248236A1 (en) Method and apparatus for time correlating defects found on hard disks
US20170090778A1 (en) Storage apparatus and control device
JP2014170399A (ja) Raidシステム、ハードディスクドライブ性能低下検出方法およびそのプログラム
JP2880701B2 (ja) ディスクサブシステム
JP5273185B2 (ja) 記録媒体制御システム、記録媒体制御方法、記録媒体制御プログラム
US10832728B2 (en) Location selection based on adjacent location errors
US20140365727A1 (en) Storage control device and access control method
TW201301020A (zh) 磁碟陣列之偵測及資料轉移方法及其系統
JP4131888B2 (ja) ディスクアレイ装置
JP2007304918A (ja) ディスクドライブ、ディスクドライブ用ケーブル、ディスクドライブ用エラー検出器及びエラー検出方法
US9030781B1 (en) Detecting stray magnetic fields in a storage device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170718