JP2014168595A - 殺菌・脱臭装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】殺菌・脱臭装置において、処理室外の温度がオゾン濃度計の使用環境温度範囲を逸脱している場合においても、オゾン濃度計によって処理室内のオゾン濃度を測定することができる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】オゾンガスによって処理室2内の処理対象物を殺菌または脱臭する処理を行うように構成される、殺菌・脱臭装置1であって、処理室2内のオゾン濃度を測定するオゾン濃度計3を備え、オゾン濃度計3の使用環境温度をオゾン濃度計の使用環境温度範囲内にするように構成されるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、オゾンガスを用いて処理対象を殺菌または脱臭する処理を行う殺菌・脱臭装置の技術に関する。
従来、オゾンガスによって処理室内の処理対象物を殺菌または脱臭する処理を行うように構成される殺菌・脱臭装置の技術は公知となっている(特許文献1参照)。
前記殺菌・脱臭装置によって殺菌または脱臭する処理が行われる処理対象には、例えば、医療機器、電子部品、また、処理室内等がある。
また、前記殺菌・脱臭装置には、処理室内のオゾン濃度を測定するように構成されるオゾン濃度計(例えば、紫外線吸収式のオゾン濃度計)を備えるものがある。
前記殺菌・脱臭装置では、オゾン濃度計を備えて、オゾン濃度計によって測定された処理室内のオゾン濃度と処理対象の殺菌または脱臭する処理を行う処理時間とから、処理対象を殺菌または脱臭する処理効果を作業者が確認することが行われる。
特開2012−40143号公報
しかしながら、前記殺菌・脱臭装置のオゾン濃度計が使用されるオゾン濃度計の使用環境温度範囲は、例えば5℃以上40℃以下のように所定の温度の範囲内においてオゾン濃度計3を使用することが製造元によって定められている。
もっとも、冬季もしくは寒冷地、また、夏期もしくは熱帯地においては、前記殺菌・脱臭装置のオゾン濃度計の使用環境温度がオゾン濃度計の使用環境温度範囲を逸脱している場合(例えば、処理室外の温度が5℃以下または40℃以上の場合)がある。
そして、前記殺菌・脱臭装置において、このようにオゾン濃度計の使用環境温度の範囲を逸脱した状態でオゾン濃度計を使用すると、オゾン濃度計に動作不良が発生する場合、また、オゾン濃度計に不具合が発生する場合等がある。
このように、前記殺菌・脱臭装置では、オゾン濃度計の使用環境温度がオゾン濃度計の使用環境温度範囲を逸脱している場合には、オゾン濃度計を使用できず、オゾン濃度計によって処理室内のオゾン濃度を測定できないという問題があった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、処理室外の温度がオゾン濃度計の使用環境温度範囲を逸脱している場合においても、オゾン濃度計によって処理室内のオゾン濃度を測定することができる技術を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、オゾンガスによって処理室内の処理対象物を殺菌または脱臭する処理を行うように構成される、殺菌・脱臭装置であって、前記処理室内のオゾン濃度を測定するオゾン濃度計を備え、前記オゾン濃度計の使用環境温度を前記オゾン濃度計の使用環境温度範囲内にするように構成されるものである。
請求項2においては、前記オゾン濃度計は、前記処理室内に配置され、前記処理室内の温度を前記オゾン濃度計の使用環境温度範囲内にして処理対象を殺菌または脱臭する処理を行うように構成されるものである。
請求項3においては、前記オゾン濃度計の一部または全部がオゾンガスに曝されることを防止する防止部を備えるものである。
請求項4においては、前記防止部は、中空状に形成される容器で構成され、前記オゾン濃度計は、前記容器内に配置されるものである。
請求項5においては、前記容器内の温度が前記オゾン濃度計の使用環境温度範囲を越えないように前記容器内を冷却するように構成される冷却部を備えるものである。
請求項6においては、前記防止部は、前記オゾン濃度計外装の隙間を覆うように構成されるキャップ部材で構成されるものである。
請求項7においては、前記防止部は、前記オゾン濃度計の外面に配置される一部の部品を覆うように構成されるキャップ部材で構成されるものである。
請求項8においては、内部の温度が前記オゾン濃度計の使用環境温度範囲内に温調されるように構成される温調室を前記処理室外に備え、前記オゾン濃度計は、前記温調室内に配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、処理室外の温度がオゾン濃度計の使用環境温度範囲を逸脱している場合においても、オゾン濃度計によって処理室内のオゾン濃度を測定することができる。
本発明の第一実施形態に係る殺菌・脱臭装置を示した模式図。 本発明の第二実施形態に係る殺菌・脱臭装置を示した模式図。 同じく殺菌・脱臭装置のオゾン濃度計及び防止部を示した模式図。 同じく殺菌・脱臭装置のオゾン濃度計及び防止部を示した模式図。 同じく殺菌・脱臭装置のオゾン濃度計及び防止部を示した斜視図。 本発明の第三実施形態に係る殺菌・脱臭装置の処理室を示した模式図。 同じく殺菌・脱臭装置のオゾン濃度計及び防止部を示した斜視図。 同じく殺菌・脱臭装置のオゾン濃度計及び防止部を示した平面図。
次に、本発明の第一実施形態に係る殺菌・脱臭装置1について図1を用いて説明する。
殺菌・脱臭装置1は、オゾン(O3)ガスによって処理室2内の処理対象を殺菌または脱臭する処理を行うように構成される。
殺菌・脱臭装置1によって殺菌または脱臭する処理が行われる処理対象には、例えば、医療機器、電子部品、また、処理室2内等がある。
殺菌・脱臭装置1は、図1に示すように、処理室2と、オゾン発生装置(不図示)と、オゾン濃度計3と、を備える。
殺菌・脱臭装置1の処理室2は、中空状に構成され、その内部に処理対象が配置されるように構成される。
処理室2は、内部に配置された処理対象がオゾン(O3)ガスによって殺菌または脱臭する処理が行われるように構成される。
殺菌・脱臭装置1のオゾンガス発生装置は、空気または濃縮酸素を原料としてオゾンガスを発生するように構成される。オゾンガス発生装置は、これにおいて発生させたオゾンガスを処理室2に供給するように構成される。
殺菌・脱臭装置1のオゾン濃度計3(紫外線吸収式のオゾン濃度計3)は、処理室2内のオゾン濃度を測定するように構成される。
オゾン濃度計3は、流入部31と、流出部32と、を有し、流入部31から内部に流入したオゾンガスの濃度を測定して、前記内部に流入したオゾンガスを流出部32から外部に流出するように構成される。
殺菌・脱臭装置1は、オゾン濃度計3を備えることによって、オゾン濃度計3によって測定された処理室2内のオゾン濃度と処理対象の殺菌または脱臭する処理を行う処理時間とから、処理対象を殺菌または脱臭する処理効果を作業者が確認することができるように構成される。
殺菌・脱臭装置1は、オゾン濃度計3の使用環境温度をオゾン濃度計3の使用環境温度範囲内にするように構成される。
オゾン濃度計3の使用環境温度とは、オゾン濃度計3を使用するときの当該オゾン濃度計3の周囲の温度を示す。
オゾン濃度計3の使用環境温度範囲とは、例えば、5℃以上40℃以下のように所定の温度の範囲内においてオゾン濃度計3を使用することがオゾン濃度計3の製造元によって定められているものである。使用環境温度の範囲を逸脱してオゾン濃度計3を使用すると、このことが原因で、オゾン濃度計3の動作不良が発生する場合、また、オゾン濃度計3に不具合が発生する場合等がある。
以上のように、処理室2内のオゾン濃度を測定するオゾン濃度計3を備え、オゾン濃度計3の使用環境温度をオゾン濃度計3の使用環境温度範囲内にするように構成される、殺菌・脱臭装置1では、オゾン濃度計3の使用環境温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲内とされるため、処理室2外の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を逸脱している場合においても、オゾン濃度計3によって処理室2内のオゾン濃度を測定することができる。
殺菌・脱臭装置1は、温調室4を備える。
温調室4は、処理室2外に配置される。
温調室4は、その内部の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲内に温調されるように構成される。
温調室4は、流入口41と、流出口42と、を有し、温調室4の内部の温度をオゾン濃度計3の使用環境温度範囲内にするような流体(例えば、冷却ガス)が流入口41から流入し、調温室内の気体が流出口42から流出するように構成される。
温調室4はその内部にオゾン濃度計3が配置されるように構成される。
オゾン濃度計3は、温調室4内に配置される。
殺菌・脱臭装置1は、流入管5と、流出管6と、を備える。
殺菌・脱臭装置1は、流入管5の一端がオゾン濃度計3の流入部31に接続されて、処理室2内のオゾンガスが流入管5を介してオゾン濃度計3の流入部31からオゾン濃度計3内に流入するように構成される。
殺菌・脱臭装置1は、流出管6の一端がオゾン濃度計3の流出部32に接続されて、前記オゾン濃度計3内に流入したオゾンガスがオゾン濃度計3の流出部32から流出管6を介して処理室2内に流出するように構成される。
以上のように、内部の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲内に温調されるように構成される温調室4を処理室2外に備え、オゾン濃度計3は温調室4内に配置される、殺菌・脱臭装置1では、オゾン濃度計3が配置される温調室4内(処理室2外)においてオゾン濃度計3の使用環境温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲内とされる。
したがって、殺菌・脱臭装置1によれば、オゾン濃度計3が処理室2内のオゾンガスに曝されることなく、処理室2外の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を逸脱している場合においてもオゾン濃度計3によって処理室2内のオゾン濃度を測定することができる。
殺菌・脱臭装置1は、除湿機(不図示)を備える。
除湿機は、流入管5またはオゾン濃度計3に設けられる。
除湿機は、オゾン濃度計3内または流入管5内を除湿してオゾン濃度計3内または流入管5内で結露が生じることを防止するように構成される。
ここで、殺菌・脱臭装置1では、処理室2内の温度に比べてオゾン濃度計3内または流入管5内の温度が低い場合には、オゾン濃度計3内または流入管5内において結露が生じる場合があり、このようにオゾン濃度計3内または流入管5内で結露が生じた場合にはオゾン濃度計3でオゾンガス濃度を測定するこがとが困難になる。
以上のように、オゾン濃度計3内または流入管5内を除湿してオゾン濃度計3内または流入管5内で結露が生じることを防止するように構成される除湿機を備える、殺菌・脱臭装置1によれば、処理室2内の温度に比べてオゾン濃度計3内または流入管5内の温度が低い場合においても、オゾン濃度計3によって処理室2内のオゾン濃度を測定することができる。
次に、本発明の第二実施形態に係る殺菌・脱臭装置1について図2から図5を用いて説明する。
なお、第二実施形態に係る殺菌・脱臭装置1の説明では、第一実施形態に係る殺菌・脱臭装置1と同様の構成の部分については適宜省略し、第一実施形態に係る殺菌・脱臭装置1の構成と異なる部分を中心に説明する。
殺菌・脱臭装置1は、図2乃至図5に示すように、処理室2と、オゾン発生装置(不図示)と、オゾン濃度計3と、を備える。
殺菌・脱臭装置1の処理室2は、その内部にオゾン濃度計3が配置されるように構成される。
殺菌・脱臭装置1のオゾン濃度計3は、処理室2内に配置される。
殺菌・脱臭装置1は、温調装置(不図示)を備え、温調装置によって処理室2内の温度をオゾン濃度計3の使用環境温度範囲内に温度調節可能に構成される。
殺菌・脱臭装置1は、温調装置によって処理室2内の温度をオゾン濃度計3の使用環境温度範囲内にした状態で、処理室2内にオゾンガスを供給して、処理室2内の処理対象を殺菌または脱臭する処理を行うように構成される。
以上のように、オゾン濃度計3は処理室2内に配置され、処理室2内の温度をオゾン濃度計3の使用環境温度範囲内にして処理対象を殺菌または脱臭する処理を行うように構成される、殺菌・脱臭装置1では、オゾン濃度計3が配置される処理室2内においてオゾン濃度計3の使用環境温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲内とされる。
このため、殺菌・脱臭装置1では、処理室2内のオゾンガスが処理室2外のオゾン濃度計3内に流入する流路、および、処理室2外のオゾン濃度計3内のオゾンガスが処理室2に流出する流路を要さずに、処理室2外の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を逸脱している場合においてもオゾン濃度計3によって処理室2内のオゾン濃度を測定することができる。
したがって、殺菌・脱臭装置1によれば、オゾン濃度計3が処理室2外に配置され、処理室2内のオゾンガスが処理室2外のオゾン濃度計3内に流入する流路、および、処理室2外のオゾン濃度計3内のオゾンガスが処理室2に流出する流路を有するものに比べて、コンパクトに構成することができ、また、このため搬送を容易に行うことができる。
また、殺菌・脱臭装置1では、オゾン濃度計3、流入管5、および、流出管6が処理室2内に配置されることから、処理室2内の温度と、オゾン濃度計3内、流入管5内、および、流出管6内の温度と、を同様に(処理室2内の温度に比べてオゾン濃度計3内の温度が低くならないように)することができる。
したがって、殺菌・脱臭装置1によれば、オゾン濃度計3内、流入管5内、および、流出管6内に結露が生じることを防止して、確実にオゾン濃度計3によって処理室2内のオゾン濃度を測定することができる。
殺菌・脱臭装置1は、温調装置によって処理室2内の温度を20℃以上40℃以下に温度調節可能に構成される。
殺菌・脱臭装置1は、温調装置によって処理室2内の温度を20℃以上40℃以下にした状態で、処理室2内にオゾンガスを供給して、処理室2内の処理対象を殺菌または脱臭する処理を行うように構成される。
以上のように、処理室2内の温度を20℃以上40℃以下にして処理対象を殺菌または脱臭する処理を行うように構成される、殺菌・脱臭装置1では、オゾンガスによる処理対象の殺菌・脱臭処理効果を確保しつつ、処理室2外の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を逸脱している場合においてもオゾン濃度計3によって処理室2内のオゾン濃度を測定することができる。
殺菌・脱臭装置1は、防止部7を備える。
防止部7は、オゾン濃度計3の一部または全部がオゾンガスに曝される(接触する)ことを防止するように構成される。
このように、オゾン濃度計3の一部または全部がオゾンガスに曝されることを防止するように構成される防止部7を備える、殺菌・脱臭装置1によれば、オゾン濃度計3(オゾン濃度計3の一部または全部)がオゾンガスに曝されることによってオゾン濃度計3を構成する部品(一部の部品)が腐蝕することを防止することができる。
殺菌・脱臭装置1は、容器71を備える。容器71は、防止部7として構成される。
容器71は、中空状に形成されて、その内部にオゾン濃度計3が配置されるように構成される。
容器71は、その内部にオゾン濃度計3が配置されることにより、オゾン濃度計3の周囲全体を囲むように構成される。
容器71は、処理室2内に配置される。
処理室2は、容器71が配置されるように構成される。
オゾン濃度計3は、容器71内に配置される。
オゾン濃度計3は、処理室2内に配置される容器71内に配置されて、処理室2内に配置される。
以上のように、防止部7は中空状に形成される容器71で構成され、オゾン濃度計3は容器71内に配置される、殺菌・脱臭装置1では、容器71によってその周囲が囲まれるようにしてオゾン濃度計3がオゾンガスに曝されることが防止される。
したがって、殺菌・脱臭装置1によれば、オゾン濃度計3がオゾンガスに曝されることによってオゾン濃度計3を構成する部品が腐蝕することを確実に防止することができる。
殺菌・脱臭装置1は、冷却部8を備える。
冷却部8は、容器71に設けられて、容器71内の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を越えないように(容器71内の温度が、例えば40度以上とならないように)容器71内を冷却するように構成される。
このとき、冷却部8は、処理室2内の温度に比べてオゾン濃度計3内の温度が低くならないように容器71内を冷却して、容器71内(容器71内のオゾン濃度計3内)に結露が生じることを防止するように構成される。
以上のように、容器71内の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を越えないように容器71内を冷却するように構成される冷却部8を備える、殺菌・脱臭装置1では、容器71内においてオゾン濃度計3が動作したときに生じる熱によって、容器71内の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を越えることが防止される。
したがて、殺菌・脱臭装置1によれば、容器71内にオゾン濃度計3が配置されるものであっても、容器71内の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を越えてオゾン濃度計3を使用することができなくなることを防止することができる。
また、冷却部8は、例えば、図3に示すように、ペルチェ素子81と冷却ファン82とを有し、ペルチェ素子81と冷却ファン82とを動作させることによって、容器71内の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を越えないように容器71内を冷却するように構成される。
このように冷却部8が構成されることにより、殺菌・脱臭装置1では、容器71内の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を越えてオゾン濃度計3を使用することができなくなることを防止することができるものを、コンパクトに構成することができる。
殺菌・脱臭装置1の冷却部8は、例えば、図4に示すように、オゾン分解触媒83と排気ファン84とを有し、排気ファン84を動作させることによって容器71内を負圧にして、オゾンガスを含む容器71外の気体を吸引してオゾン分解触媒83で酸素に分解して容器71内に流入させるとともに容器71内の気体を排気ファン84を介して排気して、容器71内の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を越えないように容器71内を冷却するように構成される。
このように冷却部8が構成されることにより、殺菌・脱臭装置1では、容器71内の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を越えてオゾン濃度計3を使用することができなくなることを確実に防止することができる。
また、冷却部8は、例えば、図5に示すように、オゾン分解触媒83と吸気ファン85と排気孔72とを有し、吸気ファン85を動作させることによって容器71内を陽圧にして、オゾンガスを含む容器71外の気体を吸引してオゾン分解触媒83で酸素に分解して吸気ファン85を介して容器71内に流入させるとともに容器71内の気体を排気孔72から排気して、容器71内の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を越えないように容器71内を冷却するように構成される。
容器71は、その外面に複数個の排気孔72が形成されて構成される。排気孔72は、容器71内から容器71外に貫通するように構成される。
このように冷却部8が構成されることにより、殺菌・脱臭装置1では、容器71内の温度がオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を越えてオゾン濃度計3を使用することができなくなることを防止することができるものを、簡易な構造で実現することができる。
次に、本発明の第三実施形態に係る殺菌・脱臭装置1について図6から図8を用いて説明する。
なお、第三実施形態に係る殺菌・脱臭装置1の説明では、第一実施形態または第二実施形態に係る殺菌・脱臭装置1と同様の構成の部分については適宜省略し、第一実施形態または第二実施形態に係る殺菌・脱臭装置1の構成と異なる部分を中心に説明する。
殺菌・脱臭装置1は、図6乃至図8に示すように、処理室2と、オゾン発生装置(不図示)と、オゾン濃度計3と、防止部7と、を備える。
殺菌・脱臭装置1は、第一キャップ部材73と第二キャップ部材74とを備える。第一キャップ部材73と第二キャップ部材74とは、防止部7としてそれぞれ構成される。
殺菌・脱臭装置1の第一キャップ部材73は、オゾン濃度計3の外装に固定されて配置される。
第一キャップ部材73は、オゾン濃度計3の外装の一部を覆うように構成される。第一キャップ部材73は、オゾン濃度計3の外装の隙間を覆うように構成される。第一キャップ部材73は、オゾン濃度計3のコントロールパネルを覆うように構成される。第一キャップ部材73は、オゾン濃度計3の外装の前面33を覆うように配置される。
ここで、オゾン濃度計3は、操作スイッチや計器類等で構成されるコントロールパネルが外装の前面33に配置されて構成される。オゾン濃度計3は、外装の前面33にコントロールパネルが配置されることから、外装の前面33においてスイッチや計器類を構成する部材と外装部材との間に隙間が形成されるように構成される。
以上のように、防止部7がオゾン濃度計3の外装の隙間を覆うように構成される第一キャップ部材73(キャップ部材)で構成される、殺菌・脱臭装置1では、オゾン濃度計3の外装の隙間が第一キャップ部材73(キャップ部材)で覆われて当該外装の隙間から内部にオゾンガスが侵入することを防止することができる。
したがって、殺菌・脱臭装置1によれば、オゾン濃度計3がオゾンガスに曝されることによってオゾン濃度計3の内部にオゾンガスが侵入してオゾン濃度計3を構成する内部の部品が腐蝕することを防止することができる。
殺菌・脱臭装置1の第二キャップ部材74は、オゾン濃度計3の外装に固定されて配置される。
第二キャップ部材74は、オゾン濃度計3の外装の一部を覆うように構成される。第二キャップ部材74は、オゾン濃度計3の外面に配置される一部の部品を覆うように構成される。第二キャップ部材74は、オゾン濃度計3の外面に配置される複数個の端子部品、および、流入部31と流出部32(流入管5または流出管6との接続部分)を覆うように構成される。第二キャップ部材74は、オゾン濃度計3の外装の後面34を覆うように配置される。
ここで、オゾン濃度計3は、複数個の端子部品、および、流入部31と流出部32(流入管5または流出管6との接続部分)が外装の後面34に配置されて構成される。
以上のように、防止部7がオゾン濃度計3の外面に配置される一部の部品を覆うように構成される第二キャップ部材74(キャップ部材)で構成される、殺菌・脱臭装置1では、オゾン濃度計3の外面に配置される一部の部品(複数個の端子部品)が第二キャップ部材74(キャップ部材)で覆われて当該オゾン濃度計3の外面に配置される一部の部品(複数個の端子部品)がオゾンガスに曝されることが防止される。
したがって、殺菌・脱臭装置1によれば、オゾン濃度計3がオゾンガスに曝されることによってオゾン濃度計3を構成するオゾン濃度計3の外面に配置される一部の部品(複数個の端子部品)が腐蝕することを防止することができる。
また、殺菌・脱臭装置1では、第一キャップ部材73または第二キャップ部材74が、オゾン濃度計3の周囲全体を囲むものではなく、オゾン濃度計3の外装の一部を覆うように構成されることから、オゾン濃度計3の放熱を容易に行うことができ、オゾン濃度計3が動作したときに生じる熱によってオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を越えることが防止される。
したがって、殺菌・脱臭装置1によれば、オゾン濃度計3がオゾンガスに曝されることによってオゾン濃度計3を構成する部品が腐蝕することを防止しつつ、冷却部8を要さずにオゾン濃度計3が動作したときに生じる熱によってオゾン濃度計3の使用環境温度範囲を越えること防止することができる。
1 殺菌・脱臭装置
2 処理室
3 オゾン濃度計
4 温調室
7 防止部
8 冷却部
31 流入部
32 流出部
41 流入口
42 流出口
71 容器
73 第一キャップ部材
74 第二キャップ部材

Claims (8)

  1. オゾンガスによって処理室内の処理対象物を殺菌または脱臭する処理を行うように構成される、殺菌・脱臭装置であって、
    前記処理室内のオゾン濃度を測定するオゾン濃度計を備え、
    前記オゾン濃度計の使用環境温度を前記オゾン濃度計の使用環境温度範囲内にするように構成される、殺菌・脱臭装置。
  2. 前記オゾン濃度計は、前記処理室内に配置され、
    前記処理室内の温度を前記オゾン濃度計の使用環境温度範囲内にして処理対象を殺菌または脱臭する処理を行うように構成される、
    請求項1に記載の殺菌・脱臭装置。
  3. 前記オゾン濃度計の一部または全部がオゾンガスに曝されることを防止する防止部を備える、
    請求項2に記載の殺菌・脱臭装置。
  4. 前記防止部は、中空状に形成される容器で構成され、
    前記オゾン濃度計は、前記容器内に配置される、
    請求項3に記載の殺菌・脱臭装置。
  5. 前記容器内の温度が前記オゾン濃度計の使用環境温度範囲を越えないように前記容器内を冷却するように構成される冷却部を備える、
    請求項4に記載の殺菌・脱臭装置。
  6. 前記防止部は、前記オゾン濃度計外装の隙間を覆うように構成されるキャップ部材で構成される、
    請求項3に記載の殺菌・脱臭装置。
  7. 前記防止部は、前記オゾン濃度計の外面に配置される一部の部品を覆うように構成されるキャップ部材で構成される、
    請求項3に記載の殺菌・脱臭装置。
  8. 内部の温度が前記オゾン濃度計の使用環境温度範囲内に温調されるように構成される温調室を前記処理室外に備え、
    前記オゾン濃度計は、前記温調室内に配置される、
    請求項1に記載の殺菌・脱臭装置。
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