JP2014168118A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力ノードに現れる信号の特性が、その論理レベルによって変わってしまうことを防止する。
【解決手段】半導体装置は、電源電位VPERIがソースに供給されるとともに、ドレインが出力ノードnに接続されるトランジスタP1と、電源電位VSSがソースに供給されるとともに、ドレインが出力ノードnに接続されるトランジスタN1と、トランジスタP2,N2と、一方の入力端に入力信号input_Aが、他方の入力端にイネーブル信号enable_Aがそれぞれ供給され、かつ、出力端がトランジスタP1,N2のゲートに共通に接続されるNAND回路NAと、一方の入力端に入力信号input_Aが、他方の入力端にイネーブル信号enable_Aの反転信号がそれぞれ供給され、かつ、出力端がトランジスタN1,P2のゲートに共通に接続されるNOR回路NOとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、複数の回路の出力信号をワイヤードオアすることにより1つの出力信号を生成する半導体装置に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体装置は、外部のコントローラからデータ信号(ライトデータ)を受け付けるための複数の入力端子と、入力端子ごとのレシーバ回路とを備えて構成される。レシーバ回路は、対応する入力端子に入力されたデータ信号を二値化し、デジタル信号として出力する機能を有する回路である。データ信号の二値化は、半導体装置の内部で生成されるリファレンス電圧と、データ信号とを比較することによって行われる。
特開昭61−25326号公報
上述したレシーバ回路のような回路では普通、最終段に信号をバッファリングするためのCMOS回路が設けられる。CMOS回路は、高位側電源配線と低位側電源配線との間にPチャンネル型MOSトランジスタ(以下、「第1のPチャンネル型MOSトランジスタ」という)とNチャンネル型MOSトランジスタ(以下、「第1のNチャンネル型MOSトランジスタ」という)とが直列に接続された構成を有して構成される。出力信号は、これら2つのMOSトランジスタの接続点(出力ノード)から取り出される。
CMOS回路には、単純なCMOS回路とトライステート型のバッファ回路とが考えられる。
単純なCMOS回路の出力信号は、常にハイかローいずれかの状態となる。この単純なCMOS回路では、第1のPチャンネル型MOSトランジスタ及び第1のNチャンネル型のMOSトランジスタの各ゲート端子は、共通接続される。この共通ゲートをハイかローのいずれかに制御することによって、ローかハイのいずれかが出力端から出力される。
他方、トライステート型のバッファ回路は、例えば、出力端をハイやロウ状態にすることに加えて、その出力端をハイインピーダンス状態にすることが可能である。トライステート型のバッファ回路には、特許文献1のように、LSIの内部バスで用いる例がある。特許文献1の第1図では、高位側電源配線と低位側電源配線との間に直列に接続された第1のPチャンネル型MOSトランジスタ及び第1のNチャンネル型のMOSトランジスタの構成し、NAND回路の出力は、第1のPチャンネル型MOSトランジスタのゲート端子に接続され、NOR回路の出力は、第1のNチャンネル型のMOSトランジスタのゲート端子に接続される。この構成により、出力端を、ハイ、ロー、及びハイインピーダンス状態のいずれかにすることを実現している。
ここで、上述した単純なCMOS回路では、その出力端をハイインピーダンス状態にすることは、次のようにして実現される。高位側電源配線と低位側電源配線との間に直列に接続された第1のPチャンネル型MOSトランジスタ及び第1のNチャンネル型のMOSトランジスタの構成に加えて、第1のPチャンネル型MOSトランジスタと高位側電源配線との間に第2のPチャンネル型MOSトランジスタを挿入し、第1のNチャンネル型MOSトランジスタと低位側電源配線との間に第2のNチャンネル型MOSトランジスタを挿入する(修正された単純なCMOS回路と呼ぶ)。この構成では、第2のPチャンネル型MOSトランジスタ及び第2のNチャンネル型MOSトランジスタの各ゲート端子は、いずれも、上記した共通ゲート端子には接続されない。第2のPチャンネル型MOSトランジスタ及び第2のNチャンネル型MOSトランジスタそれぞれのゲートに、出力をハイインピーダンス状態にするときとそれ以外のときとで異なる論理状態を取るイネーブル信号を供給する。これによれば、オンとなった第1のMOSトランジスタ側で、それに接続される第2MOSトランジスタをオフすることができ、結果として、イネーブル信号の制御により、CMOS回路の出力端をハイインピーダンス状態とすることが可能になる。
しかしながら、レシーバ回路において、複数の回路の出力信号がワイヤードオアされて1つの出力信号を生成する場合を考慮すると、各回路の最終段に、上記のような修正された単純なCMOS回路を設けることは、出力信号の波形が鈍ってしまう原因となる。つまり、上記一例によるCMOS回路では、出力端がハイインピーダンス状態となっている場合であっても、第1のPチャンネル型MOSトランジスタ及び第1のNチャンネル型MOSトランジスタのいずれか一方はオンの状態にある。したがって、活性状態にある回路から出力された出力信号が、このオン状態にあるMOSトランジスタをチャージするために消費されてしまい、その結果として出力信号の波形に鈍りが生ずることになる(問題点)。
なお、特許文献1では、複数の回路の出力信号がワイヤードオアされて1つの出力信号を生成する場合において考慮しておらず、具体的な構成について開示されていない。
本発明の一側面による半導体装置は、
第1の電源電位を供給する第1電源線と、
第2の電源電位を供給する第2電源線と、
出力ノードと
前記第1電源線及び前記出力ノードの間に接続される第1の第1導電型トランジスタと、
前記出力ノード及び前記第2電源線の間に接続される第1の第2導電型トランジスタと、
前記第2電源線に接続される一端と、前記第1の第2導電型トランジスタの制御端子に接続される制御端子を有する第2の第1導電型トランジスタと、
前記第1電源線に接続される一端と、前記第1の第1導電型トランジスタの制御端子に接続される制御端子とを有する第2の第2導電型トランジスタと、
入力信号が供給される第1入力端と、イネーブル信号が供給される第2入力端と、前記第1の第1導電型トランジスタの前記制御端子及び前記第2の第2導電型トランジスタの前記制御端子に共通に接続される第1出力端を有する第1の論理回路と、
前記入力信号が供給される第3入力端と、前記イネーブル信号の反転信号が供給される第4入力端と、前記第1の第2導電型トランジスタの前記制御端子及び前記第2の第1導電型トランジスタの前記制御端子に共通に接続される第2出力端を有する第2の論理回路とを備えることを特徴とする。
本発明の他の一側面による半導体装置は、
入力ノードと、
前記入力ノードに供給される信号を第1の基準電位を基準として、第1の入力信号を生成する第1のコンパレータと、
前記第1の入力信号を受け、第1のイネーブル信号が第1の論理レベルにある場合に前記第1の入力信号を出力し、前記第1のイネーブル信号が前記第1の論理レベルとは異なる第2の論理レベルにある場合に出力端をハイインピーダンスとする第1の信号選択回路と、
前記入力ノードに供給される信号を第2の基準電位を基準として、第2の入力信号を生成する第2のコンパレータと、
前記第2の入力信号を受け、第2のイネーブル信号が前記第1の論理レベルにある場合に前記第2の入力信号を出力し、前記第2のイネーブル信号が前記第2の論理レベルにある場合に出力端をハイインピーダンスとする第2の信号選択回路と、
前記第1の信号選択回路の前記出力端と前記第2の信号選択回路の前記出力端とに共通に接続される出力ノードと、
前記第1の論理レベルに対応する第1の電源電位を供給する第1電源線と、
前記第2の論理レベルに対応する第2の電源電位を供給する第2電源線と、
を備え、
前記第1の信号選択回路は、
前記第1電源線及び前記出力ノードの間に接続され、制御端子に前記第1の論理レベルが供給されている場合にオフ状態となるように構成された第1の第1導電型トランジスタと、
前記出力ノード及び前記第2電源線の間に接続され、制御端子に前記第2の論理レベルが供給されている場合にオフ状態となるように構成された第1の第2導電型トランジスタとを含み、
前記第2の信号選択回路は、
前記第1電源線及び前記出力ノードの間に接続され、制御端子に前記第1の論理レベルが供給されている場合にオフ状態となるように構成された第2の第1導電型トランジスタと、
前記出力ノード及び前記第2電源線の間に接続され、制御端子に前記第2の論理レベルが供給されている場合にオフ状態となるように構成された第2の第2導電型トランジスタとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、第1の第1導電型トランジスタ及び第1の第2導電型トランジスタを共にオフ状態する制御が可能であり、出力信号の波形に鈍りが生ずることを防止できる。第1の第1導電型トランジスタとともに第1の論理回路の出力を受ける第2の第2導電型トランジスタを設けるとともに、第1の第2導電型トランジスタとともに第2の論理回路の出力を受ける第2の第1導電型トランジスタを設けたので、第1の論理回路の出力端に接続されるゲートの容量と、第2の論理回路の出力端に接続されるゲートの容量とを等しくすることができる。したがって、出力ノードに現れる信号の特性が、その論理レベルによって変わってしまうことを防止できる。
本発明の好ましい第1の実施の形態による半導体装置1の全体構成を示すブロック図である。 (a)は、図1に示したデータ入出力端子14に設けられるレシーバ回路50の回路構成を示すブロック図であり、(b)は、(a)に示した信号選択回路52A,52Bの内部回路を示す図である。 本発明の好ましい第2の実施の形態による半導体装置1の全体構成を示すブロック図である。 図3に示したアドレス端子13に設けられるレシーバ回路50の回路構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい第1の実施の形態による半導体装置1の全体構成を示すブロック図である。半導体装置1はシンクロナスDRAMの半導体チップであり、同図に示すように、外部端子として、クロック端子10,11、コマンド端子12、アドレス端子13、データ入出力端子14、キャリブレーション端子15、電源端子16,17、及びボンディングオプション端子18を備えている。図示していないが、半導体装置1は、これらの端子それぞれに対応する端子を有するパッケージの内部に封入されており、半導体装置1の端子と、対応するパッケージの端子とは、パッケージ内に設けられた配線によって相互に接続される。
クロック端子10,11はそれぞれ外部クロック信号CK,/CKが供給される端子である。供給された外部クロック信号CK,/CKは、クロック入力回路21によって内部クロック信号ICLKに変換されたうえで、入出力回路41、RWAMP(リードライトアンプ)/FIFO(先入れ先出し)40、タイミングジェネレータ23などに供給される。なお、本明細書において信号名の先頭に「/」が付されている信号は、対応する信号の反転信号又はローアクティブな信号であることを意味する。したがって、クロック信号CK,/CKは互いに相補の信号である。タイミングジェネレータ23は、クロック入力回路21の出力に基づいて別の内部クロック信号を生成し、他の内部回路に供給する回路である。
コマンド端子12は、それぞれロウアドレスストローブ信号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE、オンダイターミネーション信号ODTなどが供給される複数の端子によって構成される。これらのコマンド信号は、コマンド入力回路24を介して、コマンドデコーダ25に供給される。
コマンドデコーダ25は、コマンド信号の保持、デコード及びカウントなどを行うことによって、各種内部コマンドを生成する回路である。コマンドデコーダ25で生成される内部コマンドには、オンダイターミネーションコマンドODT及びキャリブレーション制御コマンドZQ_comが含まれる。これらはそれぞれ、入出力回路41及びキャリブレーション回路44に供給される。
アドレス端子13は、複数ビットからなるアドレス信号ADDの各ビットがそれぞれ供給される複数の端子によって構成される。アドレス端子13に供給されたアドレス信号ADDは、アドレス入力回路26を介して、アドレスラッチ回路27に供給される。アドレスラッチ回路27は、アドレス信号ADDをラッチする回路である。
アドレス信号ADDは、通常、メモリセルアレイ34内の1又は複数のメモリセルを特定する信号である。図示していないが、メモリセルアレイ34においては、複数のワード線と複数のビット線が交差しており、その交点にはメモリセルが配置されている。アドレス信号ADDは、ワード線を特定するロウアドレスと、ビット線を特定するカラムアドレスとを含んで構成される。アドレスラッチ回路27にラッチされたアドレス信号ADDのうち、ロウアドレスについてはロウデコーダ33に供給され、カラムアドレスについてはカラムデコーダ32に供給される。
一方、モードレジスタセットモードにエントリーしている場合のアドレス信号ADDは、モードレジスタ30に供給される。モードレジスタ30に設定される情報には、図示しない外部のコントローラが半導体装置1に対して供給するライトデータDQ(外部入力信号)のリファレンス電圧を示すイネーブル情報が含まれる。
イネーブル情報は、リファレンス電圧ごとのサブ情報によって構成される。各サブ情報は、対応するリファレンス電圧のライトデータDQが供給されるか否かに応じて決まる二値のデータ(ハイレベル及びローレベル)である。本実施の形態では、後述する入出力回路41内のレシーバ回路50が2種類のリファレンス電圧Vref1,Vref2に対応していることから、イネーブル情報は、それぞれリファレンス電圧Vref1,Vref2に対応する2つのサブ情報によって構成される。これら2つのサブ情報は、それぞれイネーブル信号enable_A,enable_Bとして、各レシーバ回路50に供給される。
イネーブル信号enable_A,enable_Bはそれぞれ、対応するリファレンス電圧のライトデータDQが供給される場合にハイレベルとなり、供給されない場合にローレベルとなるよう構成される。なお、リファレンス電圧の異なる2つ以上のライトデータDQが同時に入力されることはないので、イネーブル信号enable_A,enable_Bが同時にハイレベルとなることはない。
モードレジスタ30に設定される情報には、イネーブル情報の他にも、例えばリードデータ出力時の出力回路41のインピーダンスを示す情報、オンダイターミネーション有効時の入出力回路41のインピーダンスを示す情報などが含まれる。
ロウデコーダ33は、メモリセルアレイ34に含まれる複数のワード線のうち、ロウアドレスに対応するワード線を選択する回路である。一方、カラムデコーダ32は、メモリセルアレイ34に含まれる複数のビット線のうち、カラムアドレスに対応するビット線を選択する回路である。カラムデコーダ32によって選択されたビット線は、図示しないセンスアンプを介してRWAMP/FIFO40に接続される。
データ入出力端子14は、それぞれ入出力回路41に接続された複数の端子を含んで構成され、これら複数の端子により、リードデータDQの出力及びライトデータDQの入力受付を行う。また、データ入出力端子14には、入出力のタイミングを規定するためのデータストローブ信号DQS,/DQSの入力を受け付けるデータストローブ端子も含まれる。入出力回路41は、RWAMP/FIFO40を介してメモリセルアレイ34に接続されており、メモリセルアレイ34から読み出されたリードデータDQをRWAMP/FIFO40を介して受け取り、データ入出力端子14から外部に出力する機能と、外部からデータ入出力端子14に供給されたライトデータDQを、RWAMP/FIFO40を介してメモリセルアレイ34に供給する機能とを有している。
ライトデータDQに関して、入出力回路41は、データ入出力端子14ごとのレシーバ回路50を有して構成される。各レシーバ回路50は、対応する端子に入力されたライトデータDQを所与のリファレンス電圧を基準として二値化し、デジタル信号として出力する機能を有する回路である。本実施の形態による各レシーバ回路50は、互いに異なる2種類のリファレンス電圧(後述するリファレンス電圧Vref1,Vref2)に対応している。なお、2種類のリファレンス電圧に対応としているのは例示に過ぎず、本発明は、リファレンス電圧が3種類以上の場合においても好適に適用可能である。レシーバ回路50の詳細については後述する。
キャリブレーション端子15は、キャリブレーション用の外部抵抗(不図示)が接続される端子であり、キャリブレーション回路44に接続されている。キャリブレーション回路44は、入出力回路41内の単位バッファと同じ回路構成を有するレプリカバッファを有している。単位バッファ1個当たりのインピーダンスは240Ωと決められているが、チップ温度や電源電圧の変化等により若干変動する場合がある。キャリブレーション回路44は、この変動をキャンセルするためのプルアップインピーダンス調整コードZQCODE_P及びプルダウンインピーダンス調整コードZQCODE_Nを生成し、入出力回路41に供給する機能を有する。入出力回路41は、こうして供給されるプルアップインピーダンス調整コードZQCODE_P及びプルダウンインピーダンス調整コードZQCODE_Nによって、自身のインピーダンスを調整可能に構成される。
キャリブレーション端子15に接続される図示しない外部抵抗は、入出力回路41内の単位バッファのインピーダンスの設計値(240Ω)と同じインピーダンスをもった抵抗である。キャリブレーション回路44は、キャリブレーション制御コマンドZQ_comが活性化されている場合に、この外部抵抗の抵抗値とレプリカバッファのインピーダンスとを一致させる動作(キャリブレーション動作)を行うことによって、プルアップインピーダンス調整コードZQCODE_P及びプルダウンインピーダンス調整コードZQCODE_Nを生成する。
電源端子16は、それぞれ外部電源電圧VDD及び外部電源電圧VSSが供給される2つの端子からなり、内部電源発生回路43に接続されている。内部電源発生回路43は、外部電源電圧VDD及び外部電源電圧VSSから、それぞれ外部電源電圧VDDとは電圧値の異なる内部電源電圧VPP,VOD,VARY,VPERIその他の各種内部電源電圧を生成する回路である。これらの内部電源電圧は、半導体装置1内の各回路へ供給され、動作電源として用いられる。特に内部電源電圧VPERIは、外部電源電圧VDDより低い電圧値を有し、図1に示すように、コマンド入力回路24、アドレス入力回路26、RWAMP/FIFO40、及び入出力回路41などに供給される。また、内部電源発生回路43は、外部電源電圧VDD,VSSからキャリブレーション用の基準電圧ZQVREFを生成する機能も有している。基準電圧ZQVREFは、キャリブレーション回路44に供給され、キャリブレーション動作の際の電圧比較用に用いられる。
電源端子17は、それぞれ外部電源電圧VDDQ及び外部電源電圧VSSQが供給される2つの端子からなり、入出力回路41及び図示しない入力回路に接続されている。外部電源電圧VDDQ及び外部電源電圧VSSQの各電位は、それぞれ外部電源電圧VDD及び外部電源電圧VSSの各電位と等しい。外部電源電圧VDD及び外部電源電圧VSSとは別に外部電源電圧VDDQ及び外部電源電圧VSSQを供給しているのは、入出力回路41等の動作によって生じた電源ノイズが他の回路に伝搬するのを防止するためである。
ボンディングオプション端子18は、それぞれボンディングオプション回路45に接続された複数の端子を含んで構成される。各端子はそれぞれ、リードフレームに設けられる接地電位用リード及び電源電位用リードのうちの一方に接続されるか、或いは未接続のままとされる。ボンディングオプション回路45は、ボンディングオプション端子18ごとに出力端子を有する回路であり、各ボンディングオプション端子18の状態に応じて、対応する出力端子の電位を制御する機能を有している。
次に、入出力回路41に含まれるレシーバ回路50の構成について詳しく説明する。
図2(a)は、データ入出力端子14に設けられるレシーバ回路50の回路構成を示すブロック図である。同図には、複数のデータ入出力端子14のうちの1つに対応するレシーバ回路50のみを示しているが、他のデータ入出力端子14に設けられるレシーバ回路50も同様の構成を有している。
図2(a)に示すように、レシーバ回路50は、コンパレータ51A,51B(第1及び第2のコンパレータ)、信号選択回路52A,52B(第1及び第2の信号選択回路)、NOR回路53、及びNチャンネル型MOSトランジスタ54を有して構成される。
コンパレータ51Aは、対応するデータ入出力端子14を通じて外部から供給されるライトデータDQを、図示しない基準電圧生成回路より供給されるリファレンス電圧Vref1(第1の基準電位)を基準として二値化することにより、入力信号input_A(第1の入力信号)を生成する回路である。同様に、コンパレータ51Bは、上記ライトデータDQを、図示しない基準電圧生成回路より供給されるリファレンス電圧Vref2(第2の基準電位)を基準として二値化することにより、入力信号input_B(第2の入力信号)を生成する回路である。
コンパレータ51A,51Bはそれぞれ、ライトデータDQと対応するリファレンス電圧とを比較する機能を有する比較回路である。入力信号input_A,input_Bはそれぞれ、ライトデータDQが対応するリファレンス電圧を上回っている場合にハイレベル、下回っている場合にローレベルとなる二値のデジタル信号となる。
コンパレータ51A,51Bには、それぞれ図1に示したモードレジスタ30からイネーブル信号enable_A,enable_Bが供給される。コンパレータ51A,51Bはそれぞれ、対応するイネーブル信号がハイレベルである場合に入力信号input_Aを出力し、ローレベルである場合に出力をハイレベル又はローレベルに固定するよう構成される。
信号選択回路52Aは、コンパレータ51Aから入力信号input_Aの供給を受け、イネーブル信号enable_Aがハイレベルにある場合に入力信号input_Aを出力し、イネーブル信号enable_Aがローレベルにある場合に出力端をハイインピーダンスとする回路である。同様に、信号選択回路52Bは、コンパレータ51Bから入力信号input_Bの供給を受け、イネーブル信号enable_Bがハイレベルにある場合に入力信号input_Bを出力し、イネーブル信号enable_Bがローレベルにある場合に出力端をハイインピーダンスとする回路である。
データ信号のリファレンス電圧(直流成分)は1つに限定されるものではなく、コントローラの種類によって異なって良い。レシーバ回路50内には、互いに異なる複数のリファレンス電圧にそれぞれ対応する複数のコンパレータが設けられて良い。各コンパレータの出力信号は、ワイヤードオアされて、レシーバ回路の出力ノードから出力される。
半導体装置1には、コントローラからの制御に応じて、レシーバ回路50内の複数のコンパレータのうちのひとつのみを活性化し、他を非活性とする機能が設けられて良い。これにより、接続中のコントローラに対応するコンパレータによってデータ信号が正しく二値化され、デジタル信号として半導体装置1の内部回路に供給されることになる。
また、1つの例として、図2(a)で示す信号選択回路52A及び52Bのそれぞれには、高位側電源配線と低位側電源配線との間に直列に接続された第1のPチャンネル型MOSトランジスタ及び第1のNチャンネル型のMOSトランジスタを有するトライステート型のバッファ回路を適用しても良い。第1のPチャンネル型MOSトランジスタのゲート端子は、NAND回路の出力が供給され、第1のNチャンネル型のMOSトランジスタのゲート端子に、NOR回路の出力が供給されて良い。第1のPチャンネル型MOSトランジスタ及び第1のNチャンネル型のMOSトランジスタを共にオフする制御が可能となり、結果として、出力信号の波形に鈍りが生ずることを防止できる。
さらに、Pチャンネル型MOSトランジスタとNチャンネル型MOSトランジスタとではゲート容量が異なることを考慮すると、例えば、NAND回路を経由してデータ信号が出力される場合と、NOR回路を経由してデータ信号が出力される場合とで、データ信号の特性(特にスルーレート)が変わってしまう点が懸念されるが、以下の図2(b)で説明するように回路を構成すると、出力信号の波形に鈍りが生ずることを防止すると共に、データ信号の特性が変わってしまうことを防止できる。
図2(b)は、信号選択回路52Aの内部回路を示す図である。図示していないが、信号選択回路52Bも同様の内部回路を有している。
図2(b)に示すように、信号選択回路52Aは、Pチャンネル型MOSトランジスタP1〜P8(第1乃至第8の第1導電型トランジスタ)と、Nチャンネル型MOSトランジスタN1〜N8(第1乃至第8の第2導電型トランジスタ)とを備えて構成される。Pチャンネル型であるトランジスタP1〜P8は、それぞれの制御端子にハイレベルが供給された場合にオフ状態となるように構成される。一方、Nチャンネル型であるトランジスタN1〜N8は、それぞれの制御端子にローレベルが供給された場合にオフ状態となるように構成される。
図2(b)において、ソースとドレインの間に丸印を有する回路記号(トランジスタP1,N1など)は、スレッショルド電圧が相対的に小さいトランジスタを表している。一方、この丸印を有しない回路記号(トランジスタP3,N3など)は、スレッショルド電圧が相対的に大きいトランジスタを表している。この点については、後にまとめて詳しく説明する。
トランジスタP3,P1,N1,N3は、内部電源電圧VPERI(第1の電源電位)が供給される電源配線と、外部電源電圧VSS(第2の電源電位)が供給される電源配線との間に、この順で直列に接続される。これにより、トランジスタP3のソース(一端)に内部電源電圧VPERIが、トランジスタN3のソースに外部電源電圧VSSが、それぞれ供給されることになる。また、トランジスタP3のドレイン(他端)はトランジスタP1のソースに接続され、したがって、トランジスタP1のソースにも内部電源電圧VPERIが供給されることになる。同様に、トランジスタN3のドレインはトランジスタN1のソースに接続され、したがって、トランジスタN1のソースにも外部電源電圧VSSが供給されることになる。トランジスタP1のドレインとトランジスタN1のドレインとは互いに接続され、その接続点はレシーバ50の出力ノードnに接続される。
トランジスタP2は、ソースに内部電源電圧VPERIが供給される一方、ドレインが非接続(フローティング)とされるよう構成される。ただし、トランジスタP2のドレインに、ソースと同じ内部電源電圧VPERIを供給することとしてもよい。また、トランジスタN2は、ソースに外部電源電圧VSSが供給される一方、ドレインが非接続(フローティング)とされるよう構成される。ただし、トランジスタN2のドレインに、ソースと同じ外部電源電圧VSSを供給することとしてもよい。トランジスタP2,N2はそれぞれ、トランジスタP1,N2のトランジスタサイズに等しいトランジスタサイズ(特にゲート幅)を有するように形成される。
図2(b)には、各トランジスタのゲート幅についても図示している。同図に示すように、トランジスタP1,P2のゲート幅wP1,wP2はともにw2であり、トランジスタN1,N2のゲート幅wN1,wN2はともにw1(w1<w2)である。また、トランジスタP3のゲート幅wP3はw2より大きい値に設定され、トランジスタN3のゲート幅wN3はw1より大きい値に設定される。
トランジスタP1,N2それぞれのゲート幅wP1,wN2の合計値と、トランジスタN1,P2それぞれのゲート幅wN1,wP2の合計値とはともにw1+w2であり、互いに等しくなっている。つまり、NAND回路NAの出力端とNOR回路NOの出力端とで接続される負荷(容量)が一致していることから、レシーバ回路50では、NAND回路NAを経由して入力信号が出力される場合(入力信号がハイレベルである場合)と、NOR回路NOを経由して入力信号が出力される場合(入力信号がローレベルである場合)とで、信号の特性を揃えることが可能になっている。このことは、信号の出力タイミングを一定にすること、また、波形の鈍りを改善することに寄与する。
なお、トランジスタP2,N2のドレインを非接続(フローティング)とするのは、トランジスタP2,N2にオン電流が流れないようにするためである。すなわち、後述するようにトランジスタP2,N2はゲート容量を揃える目的で設置されているものであるため、オン電流を流す必要がない。トランジスタP2,N2にオン電流が流れることは無駄に電力が消費されることを意味するので、上記のように構成することで、トランジスタP2,N2にオン電流が流れないようにしている。
トランジスタP1,N2のゲート(制御端子)は、後述するNAND回路NAの出力端に共通に接続される。一方、トランジスタP2,N1のゲートは、後述するNOR回路NOの出力端に共通に接続される。また、トランジスタP3のゲートには、イネーブル信号enable_Aの反転信号が供給される。一方、トランジスタN3のゲートには、イネーブル信号enable_Aが供給される。
トランジスタP8,P4,N4,N5は、内部電源電圧VPERIが供給される電源配線と、外部電源電圧VSSが供給される電源配線との間に、この順で直列に接続される。この接続は、トランジスタP3,P1,N1,N3の接続と同じものである。また、トランジスタP5は、内部電源電圧VPERIが供給される電源配線と、トランジスタP4,N4の接続点との間に接続される。
トランジスタP4,P5,N4,N5は、二入力の否定論理積演算を実現するNAND回路NA(第1の論理回路)を構成する。このNAND回路NAの一方の入力端、他方の入力端、及び出力端はそれぞれ、トランジスタP4,N4のゲート、トランジスタN5のゲート、及びトランジスタP4,P5,N4の接続点(トランジスタP4,P5,N4それぞれのドレイン)によって構成される。NAND回路NAの一方の入力端及び他方の入力端にはそれぞれ、入力信号input_A及びイネーブル信号enable_Aが供給される。一方、NAND回路NAの出力端は、トランジスタP1,N2のゲートに共通に接続される。
トランジスタP8のゲートには、イネーブル信号enable_Aの反転信号が供給される。
トランジスタP4のゲート幅wP4は、トランジスタP1のゲート幅wP1と同じ値(w2)とすることが好ましい。また、トランジスタN4のゲート幅wN4は、トランジスタN1のゲート幅wN1と同じ値(w1)とすることが好ましい。一方、トランジスタP8のゲート幅wP8はw2より大きい値に設定し、トランジスタN5のゲート幅wN5はw1より大きい値に設定することが好ましい。トランジスタP5のゲート幅wP5については、設計上許容される最小のサイズとすることが好ましいが、w1としてもよい。
トランジスタP7,P6,N6,N8は、内部電源電圧VPERIが供給される電源配線と、外部電源電圧VSSが供給される電源配線との間に、この順で直列に接続される。この接続も、トランジスタP3,P1,N1,N3の接続と同じものである。また、トランジスタN7は、トランジスタP6,N6の接続点と、外部電源電圧VSSが供給される電源配線との間に接続される。
トランジスタP4,P5,N4,N5は、二入力の否定論理和演算を実現するNOR回路NO(第2の論理回路)を構成する。このNOR回路NOの一方の入力端、他方の入力端、及び出力端はそれぞれ、トランジスタP6,N6のゲート、トランジスタN7のゲート、及びトランジスタP6,N6,N7の接続点(トランジスタP6,N6,N7それぞれのドレイン)によって構成される。NAND回路NAの一方の入力端及び他方の入力端にはそれぞれ、入力信号input_A及びイネーブル信号enable_Aが供給される。一方、NAND回路NAの出力端は、トランジスタN1,P2のゲートに共通に接続される。
トランジスタN8のゲートには、イネーブル信号enable_Aが供給される。
トランジスタP6のゲート幅wP6は、トランジスタP1のゲート幅wP1と同じ値(w2)とすることが好ましい。また、トランジスタN6のゲート幅wN6は、トランジスタN1のゲート幅wN1と同じ値(w1)とすることが好ましい。一方、トランジスタP7のゲート幅wP7はw2より大きい値に設定し、トランジスタN8のゲート幅wN8はw1より大きい値に設定することが好ましい。トランジスタN7のゲート幅wN7については、設計上許容される最小のサイズとすることが好ましいが、w1としてもよい。
以上の構成を有する信号選択回路52Aの動作について説明する。まず、イネーブル信号enable_Aがローレベル(第2の論理状態)である場合、トランジスタP8,N5がオフとなり、トランジスタP5がオンとなることから、NAND回路NAの出力信号NAOは、入力信号input_Aの電位によらずハイレベル(第1の論理レベル)に固定される。また、この場合、トランジスタP7,N8がオフとなり、トランジスタN7がオンとなることから、NOR回路NOの出力信号NOOは、入力信号input_Aの電位によらずローレベル(第2の論理レベル)に固定される。したがって、トランジスタP1,N1がともにオフに固定されることになるので、出力ノードnはハイインピーダンスの状態となる。なお、この場合には、トランジスタN2,P2がオンに、トランジスタP3,N3がオフに、それぞれ固定される。
次に、イネーブル信号enable_Aがハイレベル(第1の論理状態)である場合には、トランジスタP8,N5がオンとなり、トランジスタP5がオフとなることから、NAND回路NAの出力信号NAOは、入力信号input_Aの反転信号に等しい電位を有する信号となる。同様に、この場合、トランジスタP7,N8がオンとなり、トランジスタN7がオフとなることから、NOR回路NOの出力信号NOOも、入力信号input_Aの反転信号に等しい電位を有する信号となる。さらに、トランジスタP3,N3がそれぞれオンとなるので、出力ノードnからは入力信号input_Aが出力されることになる。
図2(a)に戻る。信号選択回路52A,52Bそれぞれの出力端は、レシーバ50の出力ノードnに共通に接続される。出力ノードnでは、信号選択回路52A,52Bそれぞれの出力信号OA,OBがワイヤードオアされ、1つの出力信号outputとして後段の回路に供給される。また、トランジスタ54は、出力ノードnと、外部電源電圧VSSが供給される電源配線との間に接続される。トランジスタ54のゲートにはNOR回路53の出力端が接続され、NOR回路53の2つの入力には、それぞれイネーブル信号enable_A,enable_Bが供給される。
表1は、イネーブル信号enable_A,enable_Bそれぞれの電位、信号選択回路52A,52Bそれぞれに含まれるトランジスタP1,N1の状態、出力信号OA,OBそれぞれの電位、トランジスタ54の状態、及び、出力信号outputの電位の関係をまとめたものである。
Figure 2014168118
表1に示すように、まずイネーブル信号enable_A,enable_Bがともにローレベルである場合には、トランジスタ54がオンとなるので、出力ノードnにトランジスタ54を介して外部電源電圧VSSが供給され、出力信号outputはローレベルとなる。この場合、信号選択回路52A,52Bの出力端はともにハイインピーダンス状態(Hi−z)となる。
イネーブル信号enable_Aがハイレベルであり,enable_Bがローレベルである場合には、出力信号OAが入力信号input_Aに等しくなる一方、信号選択回路52Bの出力端はハイインピーダンス状態となり、また、トランジスタ54はオフとなる。したがって、出力信号outputは入力信号input_Aに等しい信号となる。
イネーブル信号enable_Aがローレベルであり,enable_Bがハイレベルである場合には、出力信号OBが入力信号input_Bに等しくなる一方、信号選択回路52Aの出力端はハイインピーダンス状態となり、また、トランジスタ54はオフとなる。したがって、出力信号outputは入力信号input_Bに等しい信号となる。
表1から理解されるように、レシーバ回路50では、出力端がハイインピーダンス状態となっている信号選択回路のトランジスタP1,N1は、いずれもオフの状態にある。つまり、例えばイネーブル信号enable_Aがハイレベルである場合、信号選択回路52Bの出力端がハイインピーダンス状態となり、かつ、信号選択回路52BのトランジスタP1,N1がともにオフとなっている。したがって、出力信号OAによって信号選択回路52BのトランジスタP1,N1をチャージする必要がないので、半導体装置1によれば、上述した背景技術に比べ、出力信号outputの波形に鈍りが生ずることを防止できる。
以上説明したように、本実施の形態による半導体装置1によれば、イネーブル信号enable_Aをローレベルにすることで、信号選択回路52Aの出力端に接続されているトランジスタP1,N1の両方を同時にオフすることができる。また、イネーブル信号enable_Bをローレベルにすることで、信号選択回路52Bの出力端に接続されているトランジスタP1,N1の両方を同時にオフすることができる。したがって、出力信号OA,OBのワイヤードオアによって生成される出力信号outputについて、波形が鈍ってしまうことを防止できる。
そして、本実施の形態による半導体装置1では、トランジスタP1とともにNAND回路NAの出力信号OAを受けるトランジスタN2を設けるとともに、トランジスタN1とともにNOR回路NOの出力信号OBを受けるトランジスタP2を設けているので、NAND回路NAの出力端に接続されるゲートの容量と、NOR回路NOの出力端に接続されるゲートの容量とを互いに等しくすることができる。具体的には、上述したように、トランジスタP1,N2それぞれのゲート幅wP1,wN2の合計値と、トランジスタN1,P2それぞれのゲート幅wN1,wP2の合計値とが互いに等しくなるように、各トランジスタのゲート幅を設定すればよい。したがって、本実施の形態による半導体装置1によれば、NAND回路NAを経由して出力される信号(入力信号がハイレベルである場合)と、NOR回路NOを経由して出力される信号(入力信号がローレベルである場合)との間で特性(特にスルーレート)を揃えることができるので、各レシーバ回路50の出力ノードnに現れる出力信号outputの特性が、その論理レベルによって変わってしまうことを防止できる。
また、本実施の形態による半導体装置1では、トランジスタP1,P2,N2,N1以外のトランジスタのゲート幅についても、トランジスタP1,P2,N2,N1のゲート幅を基準として上記のように設定したので、NAND回路NAの出力端に接続される負荷(容量)と、NOR回路NOの出力端に接続される負荷(容量)とを、よりよく一致させることが可能になっている。したがって、信号の出力タイミングがより一定になり、また、波形の鈍りが改善されている。
次に、図2(b)に示した各トランジスタのスレッショルド電圧について説明する。図2(b)に示すように、信号選択回路52Aに含まれるPチャンネル型MOSトランジスタのうちトランジスタP1,P2,P4,P6のスレッショルド電圧は、他のトランジスタP3,P5,P7,P8のスレッショルド電圧に比べて小さくなっている。また、信号選択回路52Aに含まれるNチャンネル型MOSトランジスタのうちトランジスタN1,N2,N4,N6のスレッショルド電圧は、他のトランジスタN3,N5,N7,N8のスレッショルド電圧に比べて小さくなっている。
トランジスタP1,P4,P6,N1,N4,N6としてスレッショルド電圧が相対的に小さいトランジスタを用いているのは、レシーバ回路50の高周波特性を向上させるためである。すなわち、近年、半導体装置1に要求される動作速度の高速化に伴い、外部から半導体装置1に供給される信号の高周波化及びショートパルス化が進んでいる。したがって、レシーバ回路50の高周波特性を向上させる必要があり、そのために、信号選択回路52A,52B内のトランジスタP1,P4,P6,N1,N4,N6のスレッショルド電圧を小さくしてトランジスタ個々の動作速度を高めている。
しかしながら一方で、トランジスタのスレッショルド電圧を小さくすると、オフ時のリーク電流が大きくなってしまうという問題がある。そこで、トランジスタP1,P4,P6,N1,N4,N6のそれぞれと、対応する電源配線との間に相対的にスレッショルド電圧の大きいトランジスタP3,P8,P7,N3,N5,N8をそれぞれ設け、イネーブル信号enable_Aがローレベルのときにこれらがオフになるようにすることで、リーク電流が大きくなってしまうことを防止している。
なお、トランジスタN2,P2のスレッショルド電圧を相対的に小さくしているのは、それぞれトランジスタN1,P1と特性を合わせるためである。また、トランジスタP5,N7のスレッショルド電圧を相対的に大きくしているのは、これらがオンになる場合に入力信号input_Aが信号選択回路52Aを通過することはないからである。すなわち、トランジスタP5,N7がオンになるのは、イネーブル信号enable_Aがローレベルの場合であり、そのような場合には、上述したように信号選択回路52Aの出力端はハイインピーダンス状態となる。したがって、トランジスタP5,N7の動作速度が多少遅くても、信号選択回路52Aの高周波特性には影響しないので、トランジスタの数を低減するため、トランジスタP5,N7にはスレッショルド電圧が相対的に大きいものを用いている。
以上説明したように、本実施の形態による半導体装置1によれば、トランジスタP1,P4,P6,N1,N4,N6として相対的にスレッショルド電圧の小さいものを用いる一方、相対的にスレッショルド電圧の大きいトランジスタP3,P8,P7,N3,N5,N8をトランジスタP1,P4,P6,N1,N4,N6のそれぞれと、対応する電源配線との間に設けているので、レシーバ回路50の高周波特性の向上と、オフ時のリーク電流の低減とを両立させることが可能になっている。
図3は、本発明の好ましい第2の実施の形態による半導体装置1の全体構成を示すブロック図である。また、図4は、図3に示したアドレス端子13に設けられるレシーバ回路50の回路構成を示すブロック図である。図示していないが、コマンド端子12に設けられるレシーバ回路50も同様の構成を有している。本実施の形態による半導体装置1は、入出力回路41に含まれるレシーバ回路50ではなく、コマンド入力回路24及びアドレス入力回路26のそれぞれに含まれるレシーバ回路50に本発明を適用した点で、第1の実施の形態による半導体装置1と相違する。その他の点では第1の実施の形態による半導体装置1と同様であるので、以下では相違点に着目して説明する。
図3に示すように、コマンド入力回路24は、コマンド端子12ごとのレシーバ回路50を有して構成される。同様に、アドレス入力回路26は、アドレス端子13ごとのレシーバ回路50を有して構成される。図4と図2を比較すると理解されるように、コマンド入力回路24及びアドレス入力回路26のそれぞれに含まれるレシーバ回路50の構成及び機能は、モードレジスタ30ではなくボンディングオプション回路45からイネーブル信号enable_A,enable_Bが供給される点の他は、第1の実施の形態で説明したレシーバ回路50(入出力回路41に含まれるもの)の構成及び機能と同様である。信号選択回路52A,52B内の詳細な回路構成についても、図2(b)に示したものと同様である。
本実施の形態におけるボンディングオプション端子18には、それぞれイネーブル信号enable_A,enable_Bに対応する2つの端子が含まれる。イネーブル信号enable_A,enable_Bの内容(論理レベル)は、それぞれに対応するボンディングオプション端子18の接続先に応じて決定されることになる。
以上説明したように、本実施の形態による半導体装置1によれば、コマンド入力回路24及びアドレス入力回路26のそれぞれに含まれるレシーバ回路50にも、本発明を適用できる。したがって、コマンド入力回路24及びアドレス入力回路26のそれぞれに含まれるレシーバ回路50内の信号選択回路52A,52Bに関して、NAND回路NAを経由して出力される信号(入力信号がハイレベルである場合)と、NOR回路NOを経由して出力される信号(入力信号がローレベルである場合)との間で特性(特にスルーレート)を揃えることができるので、各レシーバ回路50の出力ノードnに現れる出力信号outputの特性が、その論理レベルによって変わってしまうことを防止できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、図2(b)に示したトランジスタのうち、ゲートにイネーブル信号enable_A又はその反転信号が供給されるトランジスタP3,P5,P8,P7,N3,N5,N7,N8については、それぞれイネーブル信号enable_Aの供給を受けて動作する複数の信号選択回路の間で共有することも可能である。こうすることで、アドレス入力回路26及びコマンド入力回路24に含まれる複数のレシーバ回路50の占有面積を、低減することが可能になる。
また、図2(b)では、NAND回路NAを経由して入力信号が出力される場合と、NOR回路NOを経由して入力信号が出力される場合とで信号の特性を揃えるためにトランジスタN2,P2を設けたが、ゲート容量差による影響が特に問題とならない場合には、必ずしもトランジスタN2,P2を設ける必要はない。
また、レシーバ回路50の高周波特性を向上させる必要がない場合(高周波化及びショートパルス化の進んだ信号が入力されない場合)には、トランジスタP1,P4,P6,N1,N4,N6として相対的にスレッショルド電圧の大きいものを用いてもよく、その場合には、トランジスタP3,P8,P7,N3,N5,N8のうち、論理演算に影響しないトランジスタP3,P8,N3,N8を省略することも可能である。
また、図2(a)の例では、トランジスタ54及びNOR回路53を設け、イネーブル信号enable_A,enable_Bがともにローレベルである場合に出力信号outputがローレベルとなるように構成したが、後段の回路構成が許す場合には、トランジスタ54及びNOR回路53を設けず、イネーブル信号enable_A,enable_Bがともにローレベルである場合に出力ノードnがハイインピーダンス状態となるように構成してもよい。
また、第2の実施の形態では、ボンディングオプション回路45からイネーブル信号enable_A,enable_Bを供給することとしたが、ヒューズ回路から供給することとしてもよい。この場合、ヒューズ回路にはそれぞれイネーブル信号enable_A,enable_Bに対応する2つのヒューズが含まれ、イネーブル信号enable_A,enable_Bの内容(論理レベル)は、それぞれに対応するヒューズの切断状態に応じて決定されることになる。
1 半導体装置
10,11 クロック端子
12 コマンド端子
13 アドレス端子
14 データ入出力端子
15 キャリブレーション端子
16,17 電源端子
18 ボンディングオプション端子
21 クロック入力回路
23 タイミングジェネレータ
24 コマンド入力回路
25 コマンドデコーダ
26 アドレス入力回路
27 アドレスラッチ回路
30 モードレジスタ
32 カラムデコーダ
33 ロウデコーダ
34 メモリセルアレイ
41 入出力回路
43 内部電源発生回路
44 キャリブレーション回路
45 ボンディングオプション回路
50 レシーバ回路
51A,51B コンパレータ
52A,52B 信号選択回路
53,NO NOR回路
54,N1〜N8 Nチャンネル型トランジスタ
NA NAND回路
P1〜P8 Pチャンネル型トランジスタ

Claims (17)

  1. 第1の電源電位を供給する第1電源線と、
    第2の電源電位を供給する第2電源線と、
    出力ノードと
    前記第1電源線及び前記出力ノードの間に接続される第1の第1導電型トランジスタと、
    前記出力ノード及び前記第2電源線の間に接続される第1の第2導電型トランジスタと、
    前記第2電源線に接続される一端と、前記第1の第2導電型トランジスタの制御端子に接続される制御端子を有する第2の第1導電型トランジスタと、
    前記第1電源線に接続される一端と、前記第1の第1導電型トランジスタの制御端子に接続される制御端子とを有する第2の第2導電型トランジスタと、
    入力信号が供給される第1入力端と、イネーブル信号が供給される第2入力端と、前記第1の第1導電型トランジスタの前記制御端子及び前記第2の第2導電型トランジスタの前記制御端子に共通に接続される第1出力端を有する第1の論理回路と、
    前記入力信号が供給される第3入力端と、前記イネーブル信号の反転信号が供給される第4入力端と、前記第1の第2導電型トランジスタの前記制御端子及び前記第2の第1導電型トランジスタの前記制御端子に共通に接続される第2出力端を有する第2の論理回路とを備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の論理回路は、前記イネーブル信号が第1の論理状態にある場合に前記入力信号の反転信号を出力するよう構成されるとともに、前記イネーブル信号が前記第1の論理状態とは異なる第2の論理状態にある場合に前記入力信号の論理レベルによらず第1の論理レベルを出力するよう構成され、
    前記第2の論理回路は、前記イネーブル信号が前記第1の論理状態にある場合に前記入力信号の反転信号を出力するよう構成されるとともに、前記イネーブル信号が前記第2の論理状態にある場合に前記入力信号の論理レベルによらず第2の論理レベルを出力するよう構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の第1導電型トランジスタ及び前記第2の第2導電型トランジスタそれぞれのゲート幅の合計値と、前記第1の第2導電型トランジスタ及び前記第2の第1導電型トランジスタそれぞれのゲート幅の合計値とは、互いに等しい
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2の第1導電型トランジスタ及び前記第2の第2導電型トランジスタそれぞれの他端はフローティングとされる
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記第1電源線及び前記第1の第1導電型トランジスタの間に挿入され、前記イネーブル信号の反転信号が供給される制御端子を有する第3の第1導電型トランジスタと、
    前記第2電源線及び前記第1の第2導電型トランジスタの間に挿入され、前記イネーブル信号が供給される制御端子を有する第3の第2導電型トランジスタとをさらに備え、
    前記イネーブル信号がハイ状態の場合に、前記第1の第1導電型トランジスタには、前記第3の第1導電型トランジスタを介して前記第1の電源電位が供給され、かつ、前記第1の第2導電型トランジスタには、前記第3の第2導電型トランジスタを介して前記第2の電源電位が供給されず、
    前記イネーブル信号がロウ状態の場合に、前記第1の第1導電型トランジスタには、前記第3の第1導電型トランジスタを介して前記第1の電源電位が供給されず、かつ、前記第1の第2導電型トランジスタには、前記第3の第2導電型トランジスタを介して前記第2の電源電位が供給される
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1の第1導電型トランジスタのスレッショルド電圧は、前記第3の第1導電型トランジスタのスレッショルド電圧に比べて小さく、
    前記第1の第2導電型トランジスタのスレッショルド電圧は、前記第3の第2導電型トランジスタのスレッショルド電圧に比べて小さい
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第1の論理回路は、
    一端に前記第1の電源電位が供給されるとともに、他端が前記第1の論理回路の前記出力端に接続され、かつ、制御端子に前記入力信号が供給される第4の第1導電型トランジスタと、
    他端が前記第1の論理回路の前記出力端に接続され、かつ、制御端子に前記入力信号が供給される第4の第2導電型トランジスタと、
    一端に前記第2の電源電位が供給されるとともに、他端が前記第4の第2導電型トランジスタの一端に接続され、かつ、制御端子に前記イネーブル信号が供給される第5の第2導電型トランジスタと、
    一端に前記第1の電源電位が供給されるとともに、他端が前記第1の論理回路の前記出力端に接続され、かつ、制御端子に前記イネーブル信号が供給される第5の第1導電型トランジスタとを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記第2の論理回路は、
    一端に前記第2の電源電位が供給されるとともに、他端が前記第2の論理回路の前記出力端に接続され、かつ、制御端子に前記入力信号が供給される第6の第2導電型トランジスタと、
    他端が前記第2の論理回路の前記出力端に接続され、かつ、制御端子に前記入力信号が供給される第6の第1導電型トランジスタと、
    一端に前記第1の電源電位が供給されるとともに、他端が前記第6の第1導電型トランジスタの一端に接続され、かつ、制御端子に前記イネーブル信号の反転信号が供給される第7の第1導電型トランジスタと、
    一端に前記第2の電源電位が供給されるとともに、他端が前記第2の論理回路の前記出力端に接続され、かつ、制御端子に前記イネーブル信号の反転信号が供給される第7の第2導電型トランジスタとを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 一端に前記第1の電源電位が供給されるとともに、他端が前記第4の第1導電型トランジスタの前記一端に接続され、かつ、制御端子に前記イネーブル信号の反転信号が供給される第8の第1導電型トランジスタをさらに備え、
    前記第4の第1導電型トランジスタの前記一端には、前記第8の第1導電型トランジスタを介して前記第1の電源電位が供給される
    ことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  10. 前記第4の第1導電型トランジスタのスレッショルド電圧は、前記第5の第1導電型トランジスタのスレッショルド電圧及び前記第8の第1導電型トランジスタのスレッショルド電圧に比べて小さく、
    前記第4の第2導電型トランジスタのスレッショルド電圧は、前記第5の第2導電型トランジスタのスレッショルド電圧に比べて小さい
    ことを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 一端に前記第2の電源電位が供給されるとともに、他端が前記第6の第2導電型トランジスタの前記一端に接続され、かつ、制御端子に前記イネーブル信号が供給される第8の第2導電型トランジスタをさらに備え、
    前記第6の第2導電型トランジスタの前記一端には、前記第8の第2導電型トランジスタを介して前記第2の電源電位が供給される
    ことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  12. 前記第6の第2導電型トランジスタのスレッショルド電圧は、前記第7の第2導電型トランジスタのスレッショルド電圧及び前記第8の第2導電型トランジスタのスレッショルド電圧に比べて小さく、
    前記第6の第1導電型トランジスタのスレッショルド電圧は、前記第7の第1導電型トランジスタのスレッショルド電圧に比べて小さい
    ことを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記第1の電源電位は、第1の論理レベルに対応し、
    前記第2の電源電位は、第1の論理レベルとは異なる第2の論理レベルに対応し、
    前記第1導電型トランジスタは、その制御端子に前記第1の論理レベルが供給されている場合にオフ状態となり、
    前記第2導電型トランジスタは、その制御端子に前記第1の論理レベルとは異なる前記第2の論理レベルが供給されている場合にオフ状態となる請求項1ないし12に記載の半導体装置。
  14. 入力ノードと、
    前記入力ノードに供給される信号を第1の基準電位を基準として、第1の入力信号を生成する第1のコンパレータと、
    前記第1の入力信号を受け、第1のイネーブル信号が第1の論理レベルにある場合に前記第1の入力信号を出力し、前記第1のイネーブル信号が前記第1の論理レベルとは異なる第2の論理レベルにある場合に出力端をハイインピーダンスとする第1の信号選択回路と、
    前記入力ノードに供給される信号を第2の基準電位を基準として、第2の入力信号を生成する第2のコンパレータと、
    前記第2の入力信号を受け、第2のイネーブル信号が前記第1の論理レベルにある場合に前記第2の入力信号を出力し、前記第2のイネーブル信号が前記第2の論理レベルにある場合に出力端をハイインピーダンスとする第2の信号選択回路と、
    前記第1の信号選択回路の前記出力端と前記第2の信号選択回路の前記出力端とに共通に接続される出力ノードと、
    前記第1の論理レベルに対応する第1の電源電位を供給する第1電源線と、
    前記第2の論理レベルに対応する第2の電源電位を供給する第2電源線と、
    を備え、
    前記第1の信号選択回路は、
    前記第1電源線及び前記出力ノードの間に接続され、制御端子に前記第1の論理レベルが供給されている場合にオフ状態となるように構成された第1の第1導電型トランジスタと、
    前記出力ノード及び前記第2電源線の間に接続され、制御端子に前記第2の論理レベルが供給されている場合にオフ状態となるように構成された第1の第2導電型トランジスタとを含み、
    前記第2の信号選択回路は、
    前記第1電源線及び前記出力ノードの間に接続され、制御端子に前記第1の論理レベルが供給されている場合にオフ状態となるように構成された第2の第1導電型トランジスタと、
    前記出力ノード及び前記第2電源線の間に接続され、制御端子に前記第2の論理レベルが供給されている場合にオフ状態となるように構成された第2の第2導電型トランジスタとを含むことを特徴とする半導体装置。
  15. 前記第1の信号選択回路は、さらに
    前記第1の第2導電型トランジスタの前記制御端子に接続される制御端子を有する第3の第1導電型トランジスタと、
    前記第1の第1導電型トランジスタの前記制御端子に接続される制御端子を有する第3の第2導電型トランジスタと、を含み
    前記第2の信号選択回路は、さらに
    前記第2の第2導電型トランジスタの前記制御端子に接続される制御端子を有する第4の第1導電型トランジスタと、
    前記第2の第1導電型トランジスタの前記制御端子に接続される制御端子を有する第4の第2導電型トランジスタと、を含むことを特徴とする請求項14記載の半導体装置。
  16. 前記第1の信号選択回路は、さらに
    一方の入力端に前記第1の入力信号が、他方の入力端に前記第1のイネーブル信号がそれぞれ供給され、かつ、出力端が前記第1の第1導電型トランジスタの前記制御端子及び前記第3の第2導電型トランジスタの前記制御端子に共通に接続される第1の論理回路と、
    一方の入力端に前記第1の入力信号が、他方の入力端に前記第1のイネーブル信号の反転信号がそれぞれ供給され、かつ、出力端が前記第1の第2導電型トランジスタの前記制御端子及び前記第3の第1導電型トランジスタの前記制御端子に共通に接続される第2の論理回路とを備え、
    前記第1の論理回路は、前記第1のイネーブル信号が所定の第1の論理状態にある場合に前記第1の入力信号の反転信号を出力するよう構成されるとともに、前記第1のイネーブル信号が前記第1の論理状態とは異なる所定の第2の論理状態にある場合に前記第1の入力信号の論理レベルによらず前記第1の論理レベルを出力するよう構成され、
    前記第2の論理回路は、前記第1のイネーブル信号が前記第1の論理状態にある場合に前記第1の入力信号の反転信号を出力するよう構成されるとともに、前記第1のイネーブル信号が前記第2の論理状態にある場合に前記第1の入力信号の論理レベルによらず前記第2の論理レベルを出力するよう構成され、
    前記第2の信号選択回路は、
    前記第1の電源電位が一端に供給されるとともに、他端が出力ノードに接続され、かつ、制御端子に前記第1の論理レベルが供給されている場合にオフ状態となるように構成された
    ことを特徴とする請求項14又は15のいずれかに記載の半導体装置。
  17. 前記第1の信号選択回路は、さらに
    一方の入力端に前記第1の入力信号が、他方の入力端に前記第1のイネーブル信号がそれぞれ供給され、かつ、出力端が前記第1の第1導電型トランジスタの前記制御端子及び前記第3の第2導電型トランジスタの前記制御端子に共通に接続されるNANDロジック回路と
    一方の入力端に前記第1の入力信号が、他方の入力端に前記第1のイネーブル信号の反転信号がそれぞれ供給され、かつ、出力端が前記第1の第2導電型トランジスタの前記制御端子及び前記第3の第1導電型トランジスタの前記制御端子に共通に接続されるNORロジック回路と、を含み、
    前記第2の信号選択回路は、さらに
    一方の入力端に前記第1の入力信号が、他方の入力端に前記第2のイネーブル信号がそれぞれ供給され、かつ、出力端が前記第2の第1導電型トランジスタの前記制御端子及び前記第4の第2導電型トランジスタの前記制御端子に共通に接続されるNANDロジック回路と
    一方の入力端に前記第1の入力信号が、他方の入力端に前記第2のイネーブル信号の反転信号がそれぞれ供給され、かつ、出力端が前記第2の第2導電型トランジスタの前記制御端子及び前記第4の第1導電型トランジスタの前記制御端子に共通に接続されるNORロジック回路と、を含むことを特徴とする請求項14又は15のいずれかに記載の半導体装置。
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