JP2014167437A - 充放電検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】プローブユニットと二次電池との間の接触抵抗を低減しうる充放電検査システムを提供する。
【解決手段】充放電検査システム2は、検査のために二次電池1を充放電する。充放電検査システム2は、電源装置3と電池検査ユニット4とを備える。電源装置3は、制御部25と算出部26とを含み、充放電検査システム2を制御するマスターコントローラ8と、電源7と、を備える。電池検査ユニット4は、電源7からの電力を二次電池1に供給するためのプローブ11と、二次電池1とプローブ11との電気的接続を確立または遮断させる接続手段と、を備える。算出部26は二次電池1の電極とプローブ11との間の接触抵抗を算出する。接触抵抗が所定のしきい値より大きい場合、制御部25は、二次電池1に電力が供給されている状態で、二次電池1とプローブ11との電気的接続を遮断させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池を検査するための充放電検査システムに関する。
リチウムイオン電池、ニッケル水素電池をはじめとする繰り返し充電可能な二次電池が広く利用されている。二次電池はその出荷前に、充放電検査装置を用いて正常に機能するかが検査される。例えば特許文献1には、電源と、複数の二次電池を収容可能な電池検査ユニットと、電池検査ユニットに設けられており電源から各二次電池に給電するための複数のプローブと、を備える充放電検査装置が提案されている。
特開2012−83263号公報
上述のプローブや二次電池の電極には酸化皮膜が付着している場合がある。酸化皮膜が付着していると、それらの間の接触抵抗が増大し、正確な計測結果が得られないことがある。また接触抵抗が増大すると、接触部分の温度が上昇する。二次電池の検査では、マイクロショートと呼ばれる内部短絡を発見するために二次電池の温度を監視しているところ、接触抵抗の増大による温度上昇をマイクロショートによる温度上昇と誤検知してしまう場合がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、プローブユニットと二次電池との間の接触抵抗を低減しうる充放電検査システムの提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の充放電検査システムは、検査のために二次電池を充放電するための充放電検査システムであって、電源からの電力を二次電池に供給するための接触子と、二次電池と接触子との電気的接続を確立または遮断させる接続手段と、を備える。接続手段は、二次電池に電力が供給されている状態で、二次電池と接触子との電気的接続を遮断させる。
この態様によると、二次電池と接触子との間にアーク放電が発生する。
本発明によれば、プローブユニットと二次電池との間の接触抵抗を低減しうる充放電検査システムを提供できる。
本実施の形態に係る充放電検査システムの構成を示すブロック図である。 検査モードとアーク放電モードの条件についてまとめた表を示す図である。 図1の電池検査ユニットを模式的に示す図である。 図1の電池検査ユニットを模式的に示す図である。 本実施の形態に係る充放電検査システムの動作を示すフローチャートである。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
本実施の形態に係る充放電検査システムの概要は以下の通りである。
充放電検査システムは、検査対象の二次電池を収容する電池検査ユニットと、電池検査ユニットに電力を供給するための電源装置とを含む。電池検査ユニットは、二次電池の計測または給電をするためのプローブと、このプローブと二次電池との電気的接続を確立または遮断させる接続手段とを有する。接続手段は、二次電池に電力が供給されている状態で、プローブと二次電池との電気的接続を遮断させる機能をもつ。これにより、プローブと二次電池との間にアーク放電が発生し、プローブおよび二次電池の電極に付着した酸化皮膜の少なくとも一部が引き剥がれる。その結果、プローブと二次電池との間の接触抵抗が低減される。
図1は、本実施の形態に係る充放電検査システム2の構成を示すブロック図である。充放電検査システム2は、検査対象の二次電池1を充電し、あるいは放電することにより、二次電池1の電気的特性が仕様を満たしているかを検査する。二次電池1は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池などが例示されるが、特に限定されない。
充放電検査システム2は、電源装置3と、電池検査ユニット4と、を含む。ここでは電源装置3と電池検査ユニット4とはそれぞれ別個の装置として構成され、接続ケーブルで接続されている。電源装置3と電池検査ユニット4は隣接または近接して設置されても離れて設置されてもよい。接続ケーブルには電力線5と制御線6とが含まれる。制御線6は、電源装置3と電池検査ユニット4とのデジタル通信のために設けられている。なお電源装置3と電池検査ユニット4とのデジタル通信は有線に限られず無線であってもよい。
電池検査ユニット4は、プローブユニット9とテーブル10とを備える。プローブユニット9は、二次電池1を検査するための接触子としてのプローブ11を備える。プローブ11には、二次電池1が着脱可能に接続される。プローブ11は二次電池1に接続するための電極である。ここでは、プローブ11には金メッキ処理が施されている。後述のプローブ12についても同様である。
テーブル10は、検査される二次電池1を保持するために設けられている。テーブル10は、検査対象である多数の二次電池1を例えばマトリックス状に並べて配置するよう構成されている。プローブユニット9は、テーブル10のマトリックス配列に対応する配列で設けられている多数のプローブ11を備える。
プローブユニット9および電源装置3の電源7(後述)のそれぞれの接続端子を電力線5で接続することにより、二次電池1のための充放電経路18が形成される。電源7は多数のチャンネルを有しており、多数の二次電池1に同時に給電することができる。充放電経路18は図1に破線の矢印で示す。充放電経路18は、電源7から与えられる入力を検査仕様に適合する電圧および電流に調整するための昇降圧コンバータ(不図示)を含んでもよい。昇降圧コンバータはプローブユニット9に搭載されていてもよい。
プローブ11は充放電経路18の末端に設けられている。1つの二次電池1の正極及び負極に対応して一組のプローブ11が設けられており、これら一組のプローブ11が二次電池1の両極それぞれに接触することで二次電池1が充放電経路18に接続される。
また、プローブユニット9は、給電用のプローブ11に加えて、二次電池1の両極間電圧を測定するためのプローブ12を備える。
プローブユニット9は、検出抵抗R1、A/Dコンバータ14、計測回路16、コントローラ20、不揮発性メモリ22をさらに備える。プローブユニット9は、充放電電流または両極間電圧の計測値を表すアナログ信号からその計測値を表すデジタルの計測信号を生成するための信号処理部を搭載する。よって、信号処理部はプローブユニット9とともに電池検査ユニット4に着脱可能である。信号処理部は、A/Dコンバータ14、コントローラ20、および不揮発性メモリ22を含む。不揮発性メモリ22は、プローブユニット9に搭載されかつ信号処理部の外部にあるとみなされてもよい。コントローラ20は例えば、CPUまたはFPGAを含んで構成されている。
二次電池1の充放電電流を検出するための検出素子の一例である検出抵抗R1またはいわゆるシャント抵抗は、二次電池1の充放電経路18上に設けられる。検出抵抗R1は、一組のプローブ11の一方と、プローブユニット9を電力線5に接続するための端子との間に設けられている。検出抵抗R1は、複数組のプローブ11のそれぞれに対応して設けられている。各検出抵抗R1には、二次電池1の充放電電流に比例した電圧降下が発生する。なお図示されるように、充放電経路18において、一組のプローブ11の他方と、プローブユニット9を電力線5に接続するための端子との間には、ヒューズ19が設けられていてもよい。
A/Dコンバータ14は、充放電電流、両極間電圧、または電池温度等の計測値を表すアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/Dコンバータ14は例えば、検出抵抗R1に生ずる電圧降下VR1をアナログ/デジタル変換し、検出抵抗R1に流れる電流を示すデジタルの電流検出値を生成する。
また、A/Dコンバータ14は、充放電経路18のプローブ11間の電圧をアナログ/デジタル変換してデジタルの電圧検出値を生成する。また、A/Dコンバータ14は、プローブ12間の電圧をアナログ/デジタル変換してデジタルの電圧検出値を生成する。
A/Dコンバータ14の前段には、検出抵抗R1の電圧降下VR1を増幅するアンプ、プローブ11間またはプローブ12間の電圧を増幅するアンプを含む計測回路16が設けられる。高精度の計測を行うためには、プローブ11、12または検出抵抗R1と計測回路16とを結び微弱信号を伝える結線24はなるべく短くすることが好ましい。本実施の形態ではプローブ11、12または検出抵抗R1と計測回路16とがともにプローブユニット9に搭載されているため、そうした結線24の短縮化が可能である。なお計測回路16は省略され、A/Dコンバータ14がアナログ計測信号を直接受けるようにしてもよい。
コントローラ20は、プローブユニット9から電源装置3のマスターコントローラ8(後述)に送信するためのデジタル計測信号を生成する信号送信部を含む。コントローラ20は、A/Dコンバータ14の出力信号から、二次電池1の充放電電流等の二次電池1に関連する計測値を表す計測データを生成する。この計測データは、マスターコントローラ8とのデジタル通信に適合する形式で生成される。こうしたデータ変換は公知の手法を用いてもよい。コントローラ20は、そのように生成した計測データを送信するための例えばリモートI/O等の公知の通信ユニットを含んでもよい。
コントローラ20は、マスターコントローラ8に送信するためのデジタル信号にアナログの計測信号を変換するためのデータ変換部であるとみなすこともできる。データ変換部は、予め保存されているプローブユニット9に固有の情報を参照して入力データを出力データに変換する。データ変換部は、プローブユニットに固有の情報を使用して、二次電池1の充放電電流等の二次電池1に関連するアナログの計測結果を外部の制御装置に送信するための計測データに変換する。
不揮発性メモリ22は、コントローラ20からアクセス可能にコントローラ20に付随してプローブユニット9に設けられており、少なくともプローブユニット9に固有の情報を保存するために設けられている。
電源装置3は、電源7と、マスターコントローラ8と、を含む。電源7は、外部の商用電源から電源回生コンバータ(不図示)を介して電力の供給を受ける。電源回生コンバータにより、二次電池1の放電をするときには外部電源に電力を戻すことができる。電源7は、例えばDC−DCコンバータであり、好ましくは絶縁双方向DC−DCコンバータである。
マスターコントローラ8は、制御部25と、算出部26と、を含む。制御部25は、充放電検査システム2を制御する。すなわち制御部25は、電源装置3と電池検査ユニット4とを制御して二次電池1の検査プロセスを実行するよう構成されている。なおこうした検査プロセスを制御するための制御部25は、電池検査ユニット4に設けられていてもよいし、電源装置3および電池検査ユニット4とは別体に設けられていてもよい。
制御部25による制御のために必要な情報を保存するために、電源装置3にはマスターコントローラ8に付随してメモリ23例えば不揮発性メモリ23が設けられていてもよい。メモリ23は、制御部25からアクセス可能に設けられている。
制御部25は、所定の検査プロセスにおいて、その電流設定値に電流検出値が近づくように電源7のフィードバック制御を行う。あるいは、マスターコントローラ8は、電流設定値に電流検出値が近づくよう上述の昇降圧コンバータのフィードバック制御を行う。このようにして、例えば二次電池1の定電流で充放電が行われる。定電圧での充放電についても同様である。なお、制御部25に代えてコントローラ20がこうしたフィードバック制御を担ってもよい。電流設定値は例えば、検査プロセスに関連付けられて不揮発性メモリ23に保存されており、制御部25によって必要に応じて読み出される。
また、制御部25は、二次電池1の検査のための充放電をする前に、二次電池1とプローブ11との間の接触抵抗を算出するための定電流での充電を実行する。具体的には、制御部25は、電源装置3と電池検査ユニット4とを制御して、二次電池1の検査時とは異なる電流および電圧で充電させる。二次電池1に供給される電流やプローブ12間の電圧等の計測データは、前述のごとくコントローラ20によって生成され、マスターコントローラ8に送信される。
算出部26は、コントローラ20から送信された計測データに基づいて、二次電池1とプローブ11との間の接触抵抗を算出する。接触抵抗は次式で算出される。
(式1)
接触抵抗=((二次電池1の両極間電圧)−(プローブ12間の電圧))/(二次電池1に供給される電流)
接触抵抗が所定のしきい値以下の場合、制御部25は、電源装置3と電池検査ユニット4とを制御して、上述した二次電池1の検査プロセスを実行する。一方、接触抵抗が所定のしきい値より高い場合、制御部25は、二次電池1に電力が供給されている状態で、電源の設定電圧および設定電流をアーク放電が発生する条件に変更し、その直後に二次電池1とプローブ11との電気的接触を遮断させる。これにより、両者の間にアーク放電が発生し、二次電池1およびプローブ11に付着した酸化皮膜が引き剥がされる。その結果、二次電池1とプローブ11との間の接触抵抗が低減される。本実施の形態では、後述するように、移動機構によって二次電池1を移動させることにより、二次電池1とプローブ11とを離間させ、両者の電気的接続を遮断する。なお、接触抵抗のしきい値は、検査対象の二次電池1によって異なる。
アーク放電を発生させる条件には、プローブの材質、電極の材質、電流、電圧、距離(引き離し速度)がある。ここで、「引き離し速度」は、プローブ11を、二次電池1に接触している状態から引き離すときの速度を意味する。二次電池1からプローブ11を引き離す速度が速すぎるとアーク放電が発生しない場合があるため、これも条件の一つとなる。
プローブの材質と電極の材質は予め把握でき、その他の条件(パラメータ)は自由に設定することができる。実質的には、アーク放電が発生する条件をある程度予測した上で実験等を行いアーク放電が発生するパラメータを把握しておく。そして、そのパラメータを選択可能に設定する。また、それらのパラメータについて各々適当な数値範囲を設定しておいて、パラメータを変更しながら複数回アーク放電動作を行わせてもよい。湿度や温度等の条件によってアーク放電の発生条件が変動することを考慮するためである。その動作回数も条件の一つと考えてもよい。
通常の電池検査では、検査のために決められた電流、電圧値が条件として設定される。いわば検査モードである。これと同様に、本方式のアーク放電の動作について予め条件を設定してアーク放電モードとして設定されてもよい。これにより、容易に切替を行うことができる。図2は、検査モードとアーク放電モードの条件についてまとめた表を示す。ユーザは、電圧x[V]、電流x[mA]、引き離し速度a〜b[mm/s]を上述したように実験等によって定めればよい。また、アーク放電動作を行わせる回数も上述したように条件の一つとして定めればよい。ここでは、動作回数を0〜3回としている。図1に戻る。
マスターコントローラ8は、上位の制御装置または管理サーバ等によって管理されてもよい。また例えば、この管理サーバによって、後述の搬送装置が管理されていてもよい。また、マスターコントローラ8には、データ処理ユニットが接続されていてもよい。データ処理ユニットは例えば公知のパソコンであり、電池検査ユニット4で得られた電池の電圧、電流、温度等の測定データをマスターコントローラ8を介して収集して記憶し、必要に応じて測定データを処理する。
図3および図4は、電池検査ユニット4の構成を概略的に示す図である。図3および図4は検査のために二次電池1が電池検査ユニット4に収容された状態を示す。図3は二次電池1の電極とプローブ11とが当接し両者の電気的接続が確立されている状態を示し、図4は二次電池1の電極とプローブ11とが離間し両者の電気的接続が遮断されている状態を示す。説明の便宜上、図示のように、二次電池1の配列方向をX方向、鉛直方向をY方向、両者に直交する方向をZ方向とするXYZ直交座標系を定める。
電池検査ユニット4は上述のように、プローブユニット9と、テーブル10と、を含んで構成されている。テーブル10は、二次電池1を支持するための支持台である。テーブル10は、二次電池1を直に支持するよう構成されていてもよいし、二次電池1を支持するための電池フォルダ40またはパレットを支持するよう構成されていてもよい。
電池検査ユニット4は、天板32、底板34、及び支柱36を含む支持構造を備える。支柱36の一端に天板32が固定され、他端に底板34が固定されている。天板32及び底板34は概ね同一形状(例えば矩形)の平板部材であり、その複数の角部にそれぞれ支柱36が取り付けられている。支柱36は、テーブル10を案内するためのガイドとしても設けられている。底板34により移動機構30が支持されている。移動機構30を作動させることによりテーブル10は支柱36に沿って上下に移動することができる。
図示の実施例においては、テーブル10とプローブユニット9とは対向し、両者の間に電池収容空間38が形成される。テーブル10は、プローブユニット9の鉛直方向下方に配置されている。テーブル10の下側には、二次電池1の温度調整または冷却をするためのファン等の送風機が取り付けられていてもよい。
二次電池1は、図示の例では直方体形状を有し、側面を互いに対向させ隣りの二次電池1と間隔をあけて水平方向(X方向)に並べられている。二次電池1の側面は鉛直方向(Y方向)に平行な平面である。本実施例では二次電池1は、電池フォルダ40に保持された状態で図示しない搬送装置により例えばX方向に電池検査ユニット4に搬入され検査され搬出される。電池フォルダ40により二次電池1の下部が支持されている。二次電池1は、その上面に1つまたは複数の(例えば2つの)電極を有する。なお二次電池1の形状及び配列はこれに限られず、任意の形状を有してもよいし、任意の配列で並べられてもよい。また、電極の配置及び数も図示の形態に限られない。
プローブユニット9は、プローブ配列が二次電池1の配列に一致するよう構成されている。図示しない搬送装置は各二次電池1が対応するプローブ11の直下に位置するよう電池フォルダ40をテーブル10に載置する。
プローブユニット9は位置が固定されている。上位の制御装置または管理サーバ等のもとで、移動機構30によってテーブル10が支柱36に沿って上下方向(Y方向)に移動される。テーブル10の移動によって電池フォルダ40とともに二次電池1が移動され、二次電池1の電極とプローブ11とが当接または離間され、それらの電気的接続が確立または遮断される。このように、移動機構30およびテーブル10は、二次電池1とプローブ11との電気的接続を確立または遮断させる接続手段として機能する。なお、テーブル10とともに、またはテーブル10に代えて、プローブユニット9が移動可能とされてもよい。
また、プローブユニット9は、プローブ11を支持するためのプローブ支持プレート46を備える。プローブユニット9は、電装品収容部48を備える。電装品収容部48は例えば、プローブ支持プレート46とプローブユニット支持部49との間に形成されている。電装品収容部48には、図1に示す検出抵抗R1、A/Dコンバータ15、計測回路16、コントローラ20、及び不揮発性メモリ22が収容される。
以上の構成による動作を説明する。図5は、充放電検査システム2の動作を示すフローチャートである。
まず二次電池1が電池フォルダ40に配列された状態で、電池検査ユニット4に搬入される(S10)。プローブユニット9の各プローブ11の直下に各二次電池1の電極が位置するよう電池フォルダ40はテーブル10に位置決めされる。移動機構30によって電池フォルダ40及び各二次電池1は鉛直方向上方に移動され(S11)、図3に示されるように二次電池1の電極とプローブ11とが当接し、二次電池1とプローブ11との電気的接続が確立される。
制御部25の制御のもとで二次電池1とプローブ11との間の接触抵抗を算出するための定電流での充電が実行され(S12)、接触抵抗の算出に必要な計測値が取得される。コントローラ20はアナログ/デジタル変換された計測値をマスターコントローラ8に送信する。算出部26は計測値に基づいて接触抵抗を算出する(S13)。
接触抵抗がしきい値以下の場合は(S14のY)、制御部25の制御のもとで二次電池1の検査が実行される(S15)。検査項目ごとに電圧プロファイルまたは電流プロファイルが予め定められており、こうしたプロファイルに従って制御部25は各二次電池1の充放電を制御する。それとともに、必要な計測項目についての計測値が取得される。コントローラ20はアナログ/デジタル変換された計測値をマスターコントローラ8に送信する。計測値に基づいて検査が実行され、各二次電池1の良否が判定される。
検査が完了すると、搬入とは逆の流れで電池検査ユニット4から電池フォルダ40及び二次電池1が搬出される(S16)。続いて、次に検査される二次電池1が電池フォルダ40に搭載されて電池検査ユニット4に搬入され、同様にして検査が実行される。
接触抵抗がしきい値より大きい場合は(S14のN)、制御部25の制御のもとで、移動機構30は、二次電池1に電力が供給されている状態のまま、すなわち通電中のまま二次電池1を所定の速度以下で鉛直下方に移動させ(S17)、図4に示されるように二次電池1の電極とプローブ11とを離間させる。このとき、二次電池1とプローブ11との間にアーク放電が発生する。続いて充電を停止し(S18)、ステップS11に戻り、ステップS11からS13を繰り返す。
本実施の形態に係る充放電検査システム2によると、二次電池1とプローブ11との間にアーク放電が発生する。これにより、二次電池1およびプローブ11に付着した酸化皮膜の少なくとも一部が引き剥がされる。そのため、プローブ11や二次電池1に付着した酸化皮膜を低減させるための定期的なクリーニングが不要になり、作業者の負担が軽減される。また、二次電池1の電極とプローブ11とを強く押し付けて酸化皮膜を破り接触抵抗を改善する、といった作業が不要となる。両者を強く押し付けると二次電池1の電極に圧痕が残る場合があるところ、本実施の形態に係る充放電検査システム2によれば両者を強く押し付ける必要がないため、この圧痕を軽減できる。また、強く押し付け合うとプローブ11の寿命に影響があるところ、これを軽減できる。また、酸化皮膜が低減されるため、二次電池1とプローブ11との間の接触抵抗が下がる。そのため、接触抵抗による温度の上昇を低減できる。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
1 二次電池、 2 充放電検査システム、 3 電源装置、 4 電池検査ユニット、 7 電源、 8 マスターコントローラ、 9 プローブユニット、 11 プローブ、 14 A/Dコンバータ、 16 計測回路、 18 充放電経路、 20 コントローラ、 25 制御部、 26 算出部。

Claims (6)

  1. 検査のために二次電池を充放電するための充放電検査システムであって、
    電源からの電力を二次電池に供給するための接触子と、
    前記二次電池と前記接触子との電気的接続を確立または遮断させる接続手段と、を備え、
    前記接続手段は、前記二次電池に電力が供給されている状態で、前記二次電池と前記接触子との電気的接続を遮断させることを特徴とする充放電検査システム。
  2. 前記二次電池と前記接触子との間の接触抵抗を算出する算出部をさらに備え、
    前記接続手段は、接触抵抗が所定のしきい値より高い場合に、前記二次電池に電力が供給されている状態で、前記二次電池と前記接触子との電気的接続を遮断させることを特徴とする請求項1に記載の充放電検査システム。
  3. 前記接続手段は、前記二次電池の検査のために充電するときとは異なる量の電流が前記二次電池に供給されている状態で、電気的接続を遮断させることを特徴とする請求項1または2に記載の充放電検査システム。
  4. 前記接続手段は、前記二次電池の検査のために充電するときとは異なる量の電圧が前記二次電池に供給されている状態で、電気的接続を遮断させることを特徴とする請求項1または2に記載の充放電検査システム。
  5. 前記接続手段は、前記二次電池と前記接触子とを相対的に前進または後退させることにより前記二次電池と前記接触子とを当接または離間させる移動機構を含み、
    前記二次電池と前記接触子とが当接または離間することにより、それらの電気的接続が確立または遮断されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の充放電検査システム。
  6. 前記移動機構は、所定の速度以下の速さで前記二次電池と前記接触子とを離間させることを特徴とする請求項5に記載の充放電検査システム。
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